JP2007270532A - 外壁外装部材の取付構造 - Google Patents

外壁外装部材の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】外壁に設けた防水層の止水機能を損なうことなく、外装部材を取付けるために固定ボルトを防水層を貫通させつつ着脱可能に締着させる外壁外装部材の取付構造を提供する。
【解決手段】外壁11に先付けボルト19と、挟込みナット21と、固定ボルト15からなる取付金具20を用いて外装部材13を取付けるための取付構造であって、先付けボルト19は、一端面19aに開口する雌ねじ孔22と、環状ツバ片23と、環状ツバ片23を挟んだ一端面19a側の外周面に形成された雄ねじ部24とを備える。先付けボルト19を、環状ツバ片23が防水層18に密着するまで外壁11の骨組み部材12に埋込み、環状ツバ片23との間に防水マット25を挟込みつつ、挟込みナット21を先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定する。外装部材13の取付け時に、固定ボルト15を先付けボルト19の雌ねじ孔22に締着して外装部材13を外壁11に固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、防水層を有する外壁の骨組み部材に支持させて、バルコニー、テラス、パーゴラ、スクリーン、モニュメント等の外装部材を取り付けるための、外壁外装部材の取付構造、取付金具、及び取付方法に関する。
例えば、木造住宅建築物等においては、外壁を仕上げた後に、外壁を構成する骨組み部材に支持させて、外装部材が取り付けられる場合がある。外装部材は、重量物として例えばバルコニ−、テラス、パーゴラ、屋外階段、フラワーボックス等が一般的に知られており、軽量物として例えば格子、スクリーン、モニュメント等が一般的に知られている。
外壁に例えば重量の重い外装部材を取り付ける場合、柱や梁等の骨組み部材に、貫通ボルトやコーチボルト等の外装部材を固定するための固定ボルトを予め設置しておくと共に、固定ボルトそのものを外壁の表面に突出させたり、固定ボルトを介して取り付けた固定金物を外壁の表面に突出させておき、これらの固定ボルトや固定金物に支持させて、外装部材を外壁に固定する方法が採用される(例えば、特許文献1参照)。また例えば軽量の外装部材を取り付ける場合、外壁の表面から骨組み部材や外壁下地材に向けてビス等を直接ねじ込んで外装部材を止め付ける方法が採用される。
特開2005−188095号公報
上述のようにして外壁の表面に外装部材を取り付ける場合、固定ボルトやビス等は、外壁の内部に設けられた止水シート等による防水層を貫通することになるため、貫通部分の止水性が損なわれることになる。またこのような貫通部分では、固定ボルトやビス等の周囲を伝って水が侵入しやすくなることから、より一層の止水性が要求される。
これに対し、固定ボルトを介して取り付けられる固定金物については、その形状等に応じて止水性を確保できるようにする工夫が個々になされているが、固定ボルトの貫通部分に対して直接に止水性を付与するものではなく、また外装部材の交換等のために固定ボルトや固定金物を着脱する必要がある場合には、その都度、止水性を確保するための手間のかかる作業が必要になる。
特に、外装部材は、風雨に晒されるものであり、老朽化や損傷のため、あるいは新しいデザインのものと交換するために、設置し直される場合があるが、このような再設置の際に、その都度、ボルト部材の貫通部分に対して手間のかかる止水作業を行うのは不経済である。また、建築物を構築した当初は外壁に外装部材を取り付ける必要がなくても、ライフスタイルの変化や建築物の改修の要望等に応じて、例えば数年後に、後付け部材として外装部材を取り付けることがあるが、外装部材を後付けする際に、例えば固定ボルトの貫通部分の防水層に新たに止水性を付与するには大掛かりな作業を要することになる。さらに、外装部材を後付け部材として取り付けることに備えて、建築物の構築当初から、外装部材を固定するための固定ボルトや固定金物を外壁の表面から突出させた状態で取り付けておくと、美観を損なうばかりか、雨水等の導水浸透が生じやすくなって、却って止水性を損なうことになる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、外壁に設けられた防水層による止水機能を損なうことなく、外装部材を取り付けるための固定ボルトを防水層を貫通させつつ着脱可能に締着させて、外壁を仕上げた後に、骨組み部材に支持させて外装部材を固定する作業を容易に行えるようにすることができると共に、外装部材の交換や後付けを容易に行えるようにすることのできる外壁外装部材の取付構造、取付金具、及び取付方法を提供することを目的とする。
本発明は、防水層を有する外壁の骨組み部材に支持させて、該外壁の外側に取付金具を用いて外装部材を取り付けるための外壁外装部材の取付構造であって、前記取付金具は、先付けボルトと、挟込みナットと、固定ボルトとを含み、前記先付けボルトは、軸方向に延設して一端面に開口する雌ねじ孔と、一端部の外周面から外側に張出す環状ツバ片と、該環状ツバ片を挟んだ前記一端面側の外周面に形成された雄ねじ部とを備えており、外壁下地材及び前記防水層を貫通させて、前記先付けボルトを、前記環状ツバ片が前記外壁下地材又は前記防水層に密着するまで前記外壁の骨組み部材に埋め込むと共に、前記環状ツバ片との間に防水マットを挟み込みつつ、前記挟込みナットを前記先付けボルトの前記雄ねじ部に締着固定しておき、前記外装部材の取り付け時に、前記固定ボルトを前記先付けボルトの前記雌ねじ孔に締着して前記外装部材を前記外壁に固定する外壁外装部材の取付構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の外壁外装部材の取付構造によれば、前記骨組み部材に形成された埋め込み孔に前記先付けボルトをネジ込むことにより、前記先付けボルトを前記骨組み部材に埋め込むことが好ましい。
本発明の外壁外装部材の取付構造によれば、前記防水マットの前記環状ツバ片側及び/又は前記挟込みナット側に、防水パッキンをさらに挟みんで前記挟込みナットを前記先付けボルトの前記雄ねじ部に締着固定することが好ましい。
本発明の外壁外装部材の取付構造によれば、前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材が設けられ、前記挟込みナットは、その外側端面が前記外壁仕上げ材の仕上げ面と略合致するように前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定されることが好ましい。
本発明の外壁外装部材の取付構造によれば、前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材が設けられ、前記挟込みナットは、その外側端面が前記外壁仕上げ材の裏面と合致するように前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定され、前記外壁仕上げ材は、前記挟込みナットの周囲において前記外壁下地材との間に補助胴縁を介在させて取り付けられることが好ましい。
また、本発明は、上記外壁外装部材の取付構造において使用する取付金具であって、先付けボルトと、挟込みナットと、固定ボルトとを含み、前記先付けボルトは、軸方向に延設して一端面に開口する雌ねじ孔と、一端部の外周面から外側に張出す環状ツバ片と、該環状ツバ片を挟んだ前記一端面側の外周面に形成された雄ねじ部とを備えており、前記挟込みナットは前記先付けボルトの前記雄ねじ部に螺着され、前記固定ボルトは前記先付けボルトの前記雌ねじ孔に螺着される外壁外装部材の取付金具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の外壁外装部材の取付金具によれば、前記先付けボルトは、前記一端部の前記環状ツバ片の張出し位置から他端部側に向けて先細りとなった形状を備えていることが好ましい。
本発明の外壁外装部材の取付金具によれば、前記先付けボルトは、前記環状ツバ片を挟んだ前記一端面側に、当該先付けボルトを前記骨組み部材にネジ込む際に締着治具を係合させる係合頭部が設けられていることが好ましい。
本発明の外壁外装部材の取付金具によれば、前記環状ツバ片に、釘又はビスを打ち込むための釘孔が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明は、上記取付金具を用いた外壁外装部材の取付方法であって、防水層を有する外壁の骨組み部材に形成された埋め込み孔に先付けボルトを打ち込むか、又はネジ込むことにより、外壁下地材及び前記防水層を貫通させて、前記先付けボルトを、環状ツバ片が前記外壁下地材又は前記防水層に密着するまで前記外壁の骨組み部材に埋め込み、前記環状ツバ片との間に防水マットを挟み込みつつ、前記挟込みナットを前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定した後に、前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材を設けておき、前記外装部材を外壁に取り付ける際に、固定ボルトを前記先付けボルトの雌ねじ孔に締着して前記外装部材を前記外壁に固定する外壁外装部材の取付方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の外壁外装部材の取付構造、取付金具、又は取付方法によれば、外壁に設けられた防水層による止水機能を損なうことなく、外装部材を取り付けるための固定ボルトを防水層を貫通させつつ着脱可能に締着させて、外壁を仕上げた後に、骨組み部材に支持させて外装部材を固定する作業を容易に行えるようにすることができると共に、外装部材の交換や後付けを容易に行えるようにすることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造10は、例えば図1〜図3に示すように、木造住宅建築物の外壁11を仕上げた後に、外壁11を構成する骨組み部材12である柱や梁に支持させて、外装部材13として例えば重量物であるパーゴラを取り付ける際に採用されたものである。ここで、パーゴラ13は、その梁部13aの基端部分が、梁受け金物14(図3参照)を介して外壁11に支持固定されるものであり、また梁受け金物14は、外壁11の外壁仕上げ材16及び外壁下地材17を貫通させて、固定ボルト15を骨組み部材12に所定の締着長さでねじ込むことにより、外壁11に強固に固定されることになる。
一方、外壁11には、強固な防水機能が得られるように、外壁下地材17の表面及び/又は裏面を覆って防水シート等による防水層18が設けられているのが一般的であり、固定ボルト15を骨組み部材12に向けてねじ込む際に、固定ボルト15が防水層18を貫通することになって、貫通部分で止水機能が損なわれるおそれがある。本実施形態では、後述する外壁外装部材の取付構造10を採用したことにより、外壁11に設けられた防水層18の貫通部分での止水機能を強固に保持したまま、外装部材13を取り付けるための固定ボルト15を着脱可能に締着できるようにして、外装部材13を骨組み部材12に支持させつつ外壁11に固定する作業を容易に行えるようにする。
そして、本実施形態の外壁外装部材の取付構造10は、防水層18を有する外壁11の骨組み部材12に支持させて、外壁11の外側に取付金具20を用いてパーゴラ13を取り付けるための取付構造であって、取付金具20は、図3及び図4に示すように、先付けボルト19と、挟込みナット21と、固定ボルト15とを含み、先付けボルト19は、図5にも示すように、軸方向Xに延設して一端面19aに開口する雌ねじ孔22と、一端部19bの外周面から外側に張出す環状ツバ片23と、環状ツバ片23を挟んだ一端面19a側の外周面に形成された雄ねじ部24とを備えており、外壁下地材17及び防水層18を貫通させて、先付けボルト19を、環状ツバ片23が外壁下地材17の表面に敷設した防水層18に密着するまで外壁11の骨組み部材12に埋め込むと共に、環状ツバ片23との間に防水マット25を挟み込みつつ、挟込みナット21を先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定した状態としておき、パーゴラ13の取り付け時に、固定ボルト15を先付けボルト19の雌ねじ孔22に締着してパーゴラ13を外壁11に固定することによって構成される。
本実施形態では、防水層18を有する外壁11は、例えば木造住宅建築物の外壁11であり、柱や梁によって構成される骨組み部材12の外側には、例えば特開2000−160732号公報に開示されるような、接合一体化される表側下地板と裏側下地板とからなり、これらの表側下地板及び裏側下地板は、各々、帯状小巾板を所定の隙間をおいて傾斜する方向に多数平行に配設することにより構成され、かつ表側下地板を構成する帯状小巾板と裏側下地板を構成する帯状小巾板とを、互いに交差するように相反する方向に傾斜させるとともに、交差部において表側下地板と裏側下地板とを接合することによって形成された、いわゆるクロスパネル(商品名、住友林業(株)製)下地が、外壁下地材17として取り付けられている。
また、外壁下地材17の外側を覆って、防水シートによる防水層18が設けられると共に、外壁下地材17の内側を覆って、防風シート27が取り付けられている。なお、本実施形態では、骨組み部材12の内側には、内装下地材28が取り取り付けられ、内装下地材28の内側には、さらに内装仕上げ材が施されると共に、外壁下地材17と内装下地材28との間の間隔部分には、例えば断熱材等が適宜充填収容されている。
そして、本実施形態では、骨組み部材12に、パーゴラ13の梁部13aの基端部分の取り付け位置に対応させて、取付金具20の先付けボルト19を埋め込むための埋め込み孔29を、当該骨組み部材12の組立て前、又は組み立て後に開口形成しておき、これらの埋め込み孔29にネジ込むことによって、先付けボルト19を骨組み部材12に固定する。
取付金具20を構成する先付けボルト19は、外周面に溝切りネジ30が螺旋状に形成された、外径が例えば14〜30mm程度の大きさの、好ましくはステンレス製のボルト部材であり、例えば65〜130mm程度の長さを有している。また先付けボルト19は、軸方向に延設して一端面19aに開口する、ネジ径が例えばM8、M10、M12程度の雌ねじ孔22と、一端部19bの外周面から外側に張出す、外径が例えば36〜70mm程度の環状ツバ片23と、環状ツバ片23を挟んだ一端面19a側の外周面に形成された、ネジ径が例えばM24程度の雄ねじ部24とを備えている。さらに、先付けボルト19は、その埋め込み部分となる、環状ツバ片23よりも他端部19c側の首下部分19dの長さが例えば50〜100mm程度となっており、この首下部分19dの好ましくは両端部を除く部分の溝切りネジ30が形成されている。
ここで、首下部分19dの環状ツバ片23側の端部に溝切りネジ30が形成されていないクリアランス部が設けられていることにより、骨組み部材12と外壁下地材17との間に隙間が生じている場合に、先付けボルト19をねじ込むことよってこれらを密着させ、隙間が埋まらないまま残置されたり、隙間が広がるのを防止することが可能になる。すなわち、溝切りネジ30がクリアランス部を設けることなく環状ツバ片23まで形成されている場合には、環状ツバ片23が外壁下地材17に当接した後は先付けボルト19がそれ以上回らなくなって、骨組み部材12と外壁下地材17との間の隙間を埋めることが困難になるが、環状ツバ片23側の端部にクリアランス部を設けることにより、このような不具合を解消することが可能になる。一方、首下部分19dの他端部19c側の端部に溝切りネジ30が形成されていないクリアランス部が設けられていることにより、先付けボルト19を他端部19c側から埋め込み孔29に挿入しやすくなる。
さらにまた、本実施形態では、先付けボルト19の首下部分19dは、環状ツバ片23との接合部分における外径の方が、他端部19c側の先端の外径よりも例えば0.6〜1.0mm程度太くなっており、これによって先付けボルト19は、一端部19bの環状ツバ片23の張出し位置から他端部19c側に向けて、先細りとなった形状を備えている。先付けボルト19の首下部分19dが先細りの形状を備えていることにより、先付けボルト19の先端部(他端部19c)を埋め込み孔29に挿入し易くなると共に、取り付け位置の精度と容易な施工性を確保することが可能になる。また埋め込み孔29は、その内径が、首下部分19dの外径よりよりも大きく、且つ溝切りネジ30の外側先端部の周径よりも小さくなるように形成されており、これによって、埋め込み孔29に先付けボルト19をねじ込む際に先付けボルト19が傾くのを効果的に抑制できると共に、ねじ込み時の摩擦力と先付けボルト19の剪断耐力によって、パーゴラ13を固定するのに必要な支持力を効率良く得ることが可能になる。
一方、本実施形態では、先付けボルト19の環状ツバ片23を挟んだ一端面19a側には、環状ツバ片23と近接する部分の外周面に上述のような雄ねじ部24が形成されると共に、雄ねじ部24のさらに一端面19a側には、先付けボルト19を骨組み部材12にねじ込む際にトルクレンチ等の締着治具を係合させる係合頭部31が設けられている。係合頭部31は、雄ねじ部24に連続して一体接合された例えば外径が15〜36mm程度の六角ナットからなり、内側の雌ねじが雌ねじ孔22の先端部分を構成すると共に、外側端面が先付けボルト19の一端面19aとなって雌ねじ孔22を開口させている。
また、本実施形態では、環状ツバ片23は、先付けボルト19の一端部19bの外周面に一体接合されて外側に張出す、例えば厚さが2.3〜4.5mm程度の円環状のプレート部分であり、この環状ツバ片23には、釘又はビス33を打ち込むための釘孔32が設けられている。先付けボルト19を環状ツバ片23が防水層18に密着するまで骨組み部材12にねじ込んだ後に、釘孔32を介して例えばビス33を打ち込んでおくことにより、固定ボルト15を先付けボルト19に締着してパーゴラ13を取り付ける際に、先付けボルト19が共回りするのを防止できると共に、ビス33のねじが外壁下地材17や骨組み部材12にねじ込まれることにより、先付けボルト19の剪断耐力と引き抜き抵抗力を強化することが可能になる。なお、釘孔32は、釘又はビス33を打ち込んだ際に、これらの頭部を環状ツバ片23の表面から突出させない形状で形成しておくことが好ましい。
本実施形態では、取付金具20を構成する、先付けボルト19の雄ねじ部24に螺着される挟込みナット21は、例えばM24程度の、一般に使用される好ましくはステンレス製のナット部材を用いることができ、取付金具20を構成する、先付けボルト19の雌ねじ孔22に螺着される固定ボルト15は、例えばM8、M10、M12程度の、一般に使用される好ましくはステンレス製の全ねじボルトを用いることができる。
そして、本実施形態の外壁外装部材の取付構造10では、骨組み部材12の外側に、外壁下地材17を防水シートによる防水層18や防風シート27と共に取り付け、骨組み部材12に形成した埋め込み孔29と対応する位置に差し込み孔34(図5参照)を形成した後に、先付けボルト19の先端部(他端部19d)を挿入して、先付けボルト19を、外壁下地材17及び防水層18並びに防風シート27を貫通させつつ、環状ツバ片23が防水層18に密着するまで外壁11の骨組み部材12にねじ込んでゆく。このようなねじ込み作業は、先付けボルト19の係合頭部31に締着治具を係合し、溝切りネジ30によって雌ねじ孔22の内周面を溝切りしつつ容易に行うことができる。これによって、先付けボルト19は、首下部分19dの略全長が骨組み部材12に埋め込まれて、所定の締着長さで強固に固定される。また環状ツバ片23を防水層18に密着させることにより、締着長さを一定にするだけでなく、外装部材13からの鉛直荷重によるモーメント力も効果的に支持することが可能になる。
なお、本実施形態では、外壁下地材17として上述のクロスパネルが用いられており、外壁下地材17の表面が、帯状小巾板の隙間部分によって凹凸面となっているが、先付けボルト19の取り付け位置が凹部と重なる場合には、帯状小巾板の隙間部分に、例えば帯状小巾板の端材による埋め木をあてがい、凹部を埋めることによって平坦な状態とすることにより、環状ツバ片23を防水層18に安定した状態で密着させることが可能になる。
先付けボルト19を所定の締着長さで骨組み部材12に固定して、釘孔32を介して例えばビス33を打ち込んだら、防水層18と密着する環状ツバ片23との間に防水マット25を挟み込みつつ、挟込みナット21を先付けボルト19の雄ねじ部24に、例えば手締めによって締着固定する。防水マット25は、例えばポリプロピレン等からなる防止シートの一方の面にブチル系の粘着剤を塗布して形成された複合素材からなる防水粘着パットであり、粘着剤を塗布した面を環状ツバ片23側に配設して、環状ツバ片23と挟込みナット21との間に挟み込まれる。防水マット25は、環状ツバ片23及びこれの周囲の防水層18を覆って粘着し、且つ締着される挟込みナット21による押圧力によって環状ツバ片23に強固に密着して、釘孔32や、打ち込まれたビス33等による防水層18の貫通穴を介した水に侵入を確実に遮断する。
なお、本実施形態では、手締めによって締着固定することを考慮した場合、挟込みナット21として、トルクレンチ等の締着治具を係合させるのに便利な六角ナットよりも、一般の工具を係合させにくく、かつ手締めを行いやすい形状のナット部材を用いることが好ましい。このような形状のナット部材としては、外周面に滑り止め用の凹凸が形成された円形断面のナット部材や、略楕円断面や略長円形断面のナット部材、変形多角形断面のナット部材等を用いることができる。
また、本実施形態では、防水マット25の環状ツバ片23側及び挟込みナット21側の双方に、防水パッキン26a,26bをさらに挟みんで、挟込みナット21を先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定するようになっている。環状ツバ片23側に挟み込まれる内側防水パッキン26aは、例えば軟質の塩化ビニル発泡材料からなり、挟込みナット21側に挟み込まれる外側防水パッキン26bは、例えば硬質のポリエチレン発泡材料からなる。すなわち、外側防水パッキン26bは、挟込みナット21の締め込み時にこれの回転に負けないように硬めに形成され、内側防水パッキン26aは、挟込みナット21の締め込みにより容易に潰れて防水マット25や環状ツバ片23と馴染み易いように柔らかめに形成されることになる。内側防水パッキン26aが潰れて防水マット25や環状ツバ片23と強固に密着することにより、防水マット25の周囲へ雄ねじ部24から水が侵入するのを効果的に防止することが可能になる。
ここで、防水マット25は、粘着剤を塗布した面25aを覆って取り付けられる剥離紙35のうち、中央の挿通穴25bの周囲の部分のみを剥がして(図4参照)、内側防水パッキン26aに重ねて装着し、さらにこれの外側に外側防水パッキン26bを重ねて装着して、挟込みナット21を手締めした後に、残りの剥離紙35を剥がして取り除くようにすることが好ましい。全面の剥離紙35を剥がして防水マット25を貼り付けた後にナット21を締め付けると、防水マット25のシートがよれてシワになるおそれがあるが、このようにすることによって、防水マット25にシワが発生するのを効果的に回避することが可能になる。また、挟込みナット21は、手締めすることによって、締め過ぎによる漏水リスクを効果的に回避することが可能になると共に、防水パッキン26a,26bが切れたり、防水マット25がよじれたりしないように確認しながら挟込みナット21の締め付け作業を行うことが可能になる。
挟込みナット21を手締めして、環状ツバ片23及びこれの周囲の防水層18を覆って防水マット25を取り付けたら、外壁下地材17及び防水層18の外側に外壁仕上げ材16を施工する。本実施形態では、外壁仕上げ材16は、例えば吹き付け又は塗布されたモルタルからなるものであり、仕上げ面が、挟込みナット21の外側端面と略合致するように外壁下地材17を覆って設けられることが好ましい。すなわち、挟込みナット21は、その外側端面が外壁仕上げ材16の仕上げ面と略合致するように先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定されることが好ましい。
挟込みナット21の外側端面を外壁仕上げ材16の仕上げ面と合致又は略合致させることにより、外装部材13としてのパーゴラの取り付け前においては、取付金具20の先付けボルト19や挟込みナット21を外壁11の表面から突出させることがなく、外壁11の美観が損なわれるの回避することが可能になる。なお、挟込みナット21を手締めして、先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定したら、先付けボルト19の係合頭部31による一端面19aに開口する雌ねじ孔22を、例えばキャップや蓋ねじを装着して閉塞した後に、モルタルによる外壁仕上げ材16を施工することが好ましい。また、挟込みナット21として所望の高さのものを使用することにより、モルタルからなる外壁仕上げ材16の厚さを適宜調整することが可能になる。さらに、挟込みナット21は、先付けボルト19の環状ツバ片23よりも一端面19a側に設けられた、雄ねじ部24と係合頭部31とを加えた高さよりも、高さの高いものを使用することが好ましい。
本実施形態では、さらに、外装部材としてのパーゴラ13を外壁11に取り付ける際に、パーゴラ13の梁部13aの基端部分が連結接合される梁受け金物14を、外壁11に固定する。すなわち、梁受け金物14は、図3に示すように、例えば外壁11との間に緩衝マット36を介在させつつ、骨組み部材12に支持固定された先付けボルト19の雌ねじ孔22に固定ボルト15を螺合して締着することにより、外壁11の表面に強固に取り付けられる。また、パーゴラ13の梁部13aの基端部分を梁受け金物14に接合することにより、パーゴラ13が、安定した状態で外壁11に支持固定されて設置されることになる(図1参照)。
そして、本実施形態によれば、外壁11に設けられた防水層18による止水機能を損なうことなく、パーゴラ13を取り付けるための固定ボルト15を防水層18を貫通させつつ着脱可能に締着させて、外壁11を仕上げた後に、骨組み部材12に支持させてパーゴラ13等の外装部材を固定する作業を容易に行うことができると共に、パーゴラ13等の外装部材の交換や後付けを容易に行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、先付けボルト19と、挟込みナット21と、固定ボルト15とを含む取付金具20を使用し、先付けボルト19は、一端面19aに開口する雌ねじ孔22と、環状ツバ片23と、環状ツバ片23を挟んだ一端面19a側に形成された雄ねじ部24とを備えており、外壁下地材17及び防水層18を貫通させて、先付けボルト19を、外壁11の骨組み部材12に支持力を確保するのに十分な締着長さで埋め込むと共に、環状ツバ片23との間に防水マット25を挟み込みつつ、雄ねじ部22に挟込みナット21を締着固定することによって、防水層18を貫通する先付けボルト19の周囲に強固な止水生を確保している。したがって、本実施形態によれば、パーゴラ13等の外装部材の取り付け時に、先付けボルト19の周囲に形成された強固な止水構造に何等影響を及ぼすことなく、先付けボルト19の雌ねじ孔22に、防水層18を貫通させながら固定ボルト15を螺合して着脱可能に締着することにより、固定ボルト15の貫通部分の止水作業を要することなく、骨組み部材12に支持させてパーゴラ13等の外装部材を固定する作業を容易に行うことが可能になると共に、パーゴラ13等の外装部材の交換や後付けを容易に行うことが可能になる。
また、柱や梁等の骨組み部材12を貫通させることなく先付けボルト19を設けることができるので、熱橋となるのを防止し、十分な支持力を確保して安定した構造耐力が保持されるようにすることが可能になると共に、取付金具20の周囲の安定した止水性能を容易に確保して、外壁11を含む躯体の劣化を効果的に抑制することが可能になる。さらに、外装部材13の着脱時における外壁仕上げ材16への影響を抑えて、外装部材13の交換や着脱を容易にし、外装部材13のロングライフ化を図ることが可能になると共に、外装部材13を取り付けない状態でも美観に影響を与えることなく外壁の仕上げを完了することができ、ライフスタイルに変化が生じて外装部材13を後付けする場合にも、予め設置された先付けボルト19を用いて容易に対応することが可能になる。さらにまた、取付金具20の規格を統一化して、様々な部材に適用できる汎用性を備えるようにすることも可能になる。
図6及び図7は、本実施形態の外壁外装部材の取付構造10を、他の構造を備える外壁11’に適用した例を示すものである。すなわち、図6及び図7によれば、外壁下地材17’として、合板等の一般に用いられる耐力面材が用いられると共に、外壁仕上げ材16’としてサイディング板が用いられている。また、挟込みナット21は、その外側端面がサイディング板による外壁仕上げ材16’の裏面と合致するように先付けボルト19の雄ねじ部24に締着固定されている。さらに、外壁仕上げ材16’は、挟込みナット21の周囲における外壁下地材17’との間に、例えば矩形枠状に形成した補助胴縁37を介在させて取り付けられている。
図6及び図7に示す構造の外壁11’に本実施形態を適用した場合も、上述と同様の作用効果が得られることになる。また、図6及び図7に示す構造の外壁11’では、外装部材としてのパーゴラ13を取り付ける際に、外壁仕上げ材16’における先付けボルト19の取付け箇所にボルト孔38を形成してから、固定ボルト15を先付けボルト19の雌ねじ孔22に締着して、パーゴラ13の梁受け金物14を固定することになる。さらに、図6及び図7に示す構造の外壁11’では、外壁下地材17’とサイディング板による外壁仕上げ材16’との間に相当の幅の隙間39が保持されており、サイディング板の裏側に配置された先付けボルト19に固定ボルト15を締着する際に、サイディング板にひび割れ等が発生して損傷しやすい状態となっているが、挟込みナット21の周囲における外壁下地材17’との間に補助胴縁37が介在して設けられているので、締着時の圧力をこの補助胴縁37によっても支持して、サイディング板が損傷するのを効果的に回避することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、先付けボルトは、骨組み部材に形成された埋め込み孔にねじ込む方法の他、打ち込む方法によっても骨組み部材に首下部分を埋め込むことができ、それ以外の方法によって首下部分を埋め込むこともできる。また、環状ツバ片や挟込みナットと、防水マットとの間に防水パッキンを挟み込む必要は必ずしもなく、先付けボルトは、先端に向けて先細りとなった形状を備えている必要は必ずしもない。さらに、本発明は、パーゴラ以外の、バルコニ−、テラス、屋外階段、フラワーボックス等のその他の重量の重い外装部材を外壁に取り付ける際にも適用することができ、また軽量物である例えば格子、スクリーン、モニュメント等を外装部材として外壁に取り付ける際にも採用することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造が適用される外装部材として、パーゴラを例示する略示斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造を用いてパーゴラを外壁に取り付ける状態を説明する断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造を用いてパーゴラの梁受け金物を固定する状態を説明する、図2のA部拡大図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造の構成を説明する、図3を上方から見た分解平面図である。 骨組み部材に支持させて、先付けボルト及び挟込みナットを取り付ける状態を説明する分解斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造を他の構造の外壁に適用した状態を説明する要部断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る外壁外装部材の取付構造を他の構造の外壁に適用した状態を説明する、図6を上方から見た分解平面図である。
符号の説明
10 外壁外装部材の取付構造
11 外壁
12 骨組み部材
13 外装部材(パーゴラ)
14 梁受け金物
15 固定ボルト
16,16’ 外壁仕上げ材
17,17’ 外壁下地材
18 防水層(防水シート)
19 先付けボルト
19a 先付けボルトの一端面
19b 先付けボルトの一端部
19c 先付けボルトの他端部
19d 先付けボルトの首下部分
20 取付金具
21 挟込みナット
22 雌ねじ孔
23 環状ツバ片
24 雄ねじ部
25 防水マット
26a 内側防水パッキン
26b 外側防水パッキン
27 防風シート
29 埋め込み孔
30 溝切りネジ
31 係合頭部
32 釘孔
33 釘又はビス
37 補助胴縁
X 先付けボルトの軸方向

Claims (10)

  1. 防水層を有する外壁の骨組み部材に支持させて、該外壁の外側に取付金具を用いて外装部材を取り付けるための外壁外装部材の取付構造であって、
    前記取付金具は、先付けボルトと、挟込みナットと、固定ボルトとを含み、
    前記先付けボルトは、軸方向に延設して一端面に開口する雌ねじ孔と、一端部の外周面から外側に張出す環状ツバ片と、該環状ツバ片を挟んだ前記一端面側の外周面に形成された雄ねじ部とを備えており、
    外壁下地材及び前記防水層を貫通させて、前記先付けボルトを、前記環状ツバ片が前記外壁下地材又は前記防水層に密着するまで前記外壁の骨組み部材に埋め込むと共に、前記環状ツバ片との間に防水マットを挟み込みつつ、前記挟込みナットを前記先付けボルトの前記雄ねじ部に締着固定しておき、
    前記外装部材の取り付け時に、前記固定ボルトを前記先付けボルトの前記雌ねじ孔に締着して前記外装部材を前記外壁に固定する外壁外装部材の取付構造。
  2. 前記骨組み部材に形成された埋め込み孔に前記先付けボルトをネジ込むことにより、前記先付けボルトを前記骨組み部材に埋め込む請求項1に記載の外壁外装部材の取付構造。
  3. 前記防水マットの前記環状ツバ片側及び/又は前記挟込みナット側に、防水パッキンをさらに挟みんで前記挟込みナットを前記先付けボルトの前記雄ねじ部に締着固定する請求項1又は2に記載の外壁外装部材の取付構造。
  4. 前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材が設けられ、前記挟込みナットは、外側端面が前記外壁仕上げ材の仕上げ面と略合致するように前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定される請求項1〜3のいずれかに記載の外壁外装部材の取付構造。
  5. 前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材が設けられ、前記挟込みナットは、外側端面が前記外壁仕上げ材の裏面と合致するように前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定され、前記外壁仕上げ材は、前記挟込みナットの周囲において前記外壁下地材との間に補助胴縁を介在させて取り付けられる請求項1〜3のいずれかに記載の外壁外装部材の取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の外壁外装部材の取付構造において使用する取付金具であって、
    先付けボルトと、挟込みナットと、固定ボルトとを含み、
    前記先付けボルトは、軸方向に延設して一端面に開口する雌ねじ孔と、一端部の外周面から外側に張出す環状ツバ片と、該環状ツバ片を挟んだ前記一端面側の外周面に形成された雄ねじ部とを備えており、
    前記挟込みナットは前記先付けボルトの前記雄ねじ部に螺着され、前記固定ボルトは前記先付けボルトの前記雌ねじ孔に螺着される外壁外装部材の取付金具。
  7. 前記先付けボルトは、前記一端部の前記環状ツバ片の張出し位置から他端部側に向けて先細りとなった形状を備えている請求項6に記載の外壁外装部材の取付金具。
  8. 前記先付けボルトは、前記環状ツバ片を挟んだ前記一端面側に、当該先付けボルトを前記骨組み部材にネジ込む際に締着治具を係合させる係合頭部が設けられている請求項6又は7に記載の外壁外装部材の取付金具。
  9. 前記環状ツバ片に、釘又はビスを打ち込むための釘孔が設けられている請求項6〜8のいずれかに記載の外壁外装部材の取付金具。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載の取付金具を用いた外壁外装部材の取付方法であって、
    防水層を有する外壁の骨組み部材に形成された埋め込み孔に先付けボルトを打ち込むか、又はネジ込むことにより、外壁下地材及び前記防水層を貫通させて、前記先付けボルトを、環状ツバ片が前記外壁下地材又は前記防水層に密着するまで前記外壁の骨組み部材に埋め込み、
    前記環状ツバ片との間に防水マットを挟み込みつつ、前記挟込みナットを前記先付けボルトの雄ねじ部に締着固定した後に、前記外壁下地材を覆って外壁仕上げ材を設けておき、
    前記外装部材を外壁に取り付ける際に、固定ボルトを前記先付けボルトの雌ねじ孔に締着して前記外装部材を前記外壁に固定する外壁外装部材の取付方法。
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