JP2011162045A - ゴムクローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行時の騒音や振動を低減することが可能なゴムクローラを得る。
【解決手段】ゴムクローラ14は、ゴムクローラ用芯金18より外周側にホース36が埋設されている。ホース36内に、気体、液体等の流体低弾性物質等のホース封入物を封入することができる。ゴム体16内に、気体、液体あるいは低弾性物質を保持することができるので、ゴムクローラ14の振動や騒音を効果的に抑制することが可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴムクローラ用芯金と、このゴムクローラ用芯金を備えたゴムクローラ、及び、このゴムクローラを備えたゴムクローラ組込体に関する。
ゴムクローラでは、車両走行時の騒音や振動を低減することが望まれる。たとえば特許文献1には、弾性履帯本体に空洞部を設けた履帯構造が記載されている。
実開平2−18783号公報
しかし、実際のゴムクローラの製造にあたっては、未加硫ゴムの加硫時に気泡の発生を抑制するためにゴムを加圧するため、特許文献1に記載のような空洞部が押し潰されてしまう。すなわち、このような空洞部を設けたゴムクローラを実現することは困難であり、依然として、車両走行時の騒音や振動を低減することが可能なゴムクローラを提供することが望まれる。
本発明は、上記事実を考慮し、車両走行時の騒音や振動を低減することが可能なゴムクローラを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明では、ゴムによって無端状に形成されたゴム体と、前記ゴム体の内部に埋設され、流体を密閉状態で保持する流体保持部材と、を有する。
このゴムクローラでは、無端状のゴム体の内部に、流体を密閉状態で保持する流体保持部材が埋設されている。このように、流体を流体保持部材で保持しているので、ゴム体の加硫時に高圧を作用させても、流体保持部材の内部の空間が維持される。そして、流体保持部材に密閉状態で保持された流体により、車両走行時の騒音や振動を抑制することができる。
なお、ここでいう流体には、気体及び液体の他、実質的に流体と同様とみなせる低弾性物質も含む。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記流体保持部材が、前記ゴム体の周方向に延在するホースである。
ホースは、ゴム体の周方向に延在しているので、ホースが存在している部分ではゴム体の周方向で一様な特性を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記ホースが、前記ゴム体の周方向で連続している。
これにより、ゴム体の全周にわたって、車両走行時の騒音や振動を抑制する効果のあるゴムクローラとなる。
請求項4に記載の発明では、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記ホースが、前記ゴム体の幅方向で複数列配置されている。
すなわち、ゴム体の幅方向において、1列(1本)のみホースが配置された構造と比較して、ゴム体の幅方向のより広い範囲で、車両走行時の騒音や振動を抑制する効果のあるゴムクローラとなる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記ホースが、前記ゴム体の周方向に複数回巻回されている。
これにより、ホースが、ゴム体の幅方向の断面にて複数本現れる構成を、より少ない本数のホースで実現でき、ゴムクローラの製造が容易になる。
請求項6の記載の発明では、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記ホースが、長手方向と直交する断面で円形とされている。
このようにホースの断面形状を円形とすることで、ホース自体の成形が容易になると共に、ホースの周方向で均等な特性が得られるため、たとえばゴム体の加硫時における高圧への耐性が高くなる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記ゴム体の内部において、前記流体保持部材よりも内周側に埋設されるスチールコードを有する。
流体保持部材よりも内周側にスチールコードが埋設されているので、車両走行時の騒音や振動を低減する効果がより高くなると共に、スチールコードの損傷を抑制可能となる。
本発明は上記構成としたので、車両走行時の騒音や振動を低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態のゴムクローラ組込体を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のゴムクローラを示す図1のII−II線断面図である。 本発明のゴムクローラに用いられるホースを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のゴムクローラを図2と同様の断面で示す断面図である。 本発明の第3実施形態のゴムクローラを図2と同様の断面で示す断面図である。 本発明の第4実施形態のゴムクローラを図2と同様の断面で示す断面図である。
図1には、本発明の第1実施形態のゴムクローラ14を備えたゴムクローラ組込体12が示されている。また、図2には、このゴムクローラ14が、図1のII−II線断面図にて示されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態のゴムクローラ14は、ゴムによって無端の帯状に形成されたゴム体16と、ゴム体16の周方向に沿って一定間隔で埋設されたゴムクローラ用芯金18とで構成されており、いわゆる芯金ありのタイプのゴムクローラとなっている。以下、ゴムクローラ14の周方向とは、無端状のゴム体16の長手方向に沿った方向をいうものとする。また、単に「幅方向」というときは、ゴムクローラ14(ゴム体16)の幅方向をいうものとする。なお、本発明のゴムクローラとしては、ゴム体16が無端状に成形されたものの他に、たとえば、帯状に形成されると共に少なくとも一対の連結部が設けられ、使用時に連結部を連結することで無端状とされるゴムクローラ(いわゆる「端部ジョイント式」)であってもよい。
図1から分かるように、ゴムクローラ14の内周側には、スプロケット20及びアイドラー26が配置されている。スプロケット20には、その周方向に沿って一定間隔で係合部22が突設されている。一方、ゴムクローラ14には、ゴム体16の幅方向中央部分で、且つゴムクローラ用芯金18の間の部分に、周方向に沿って一定間隔で係合孔24が形成されている。係合孔24は、ゴム体16を厚み方向に貫通しており、係合孔24にスプロケット20の係合部22が係合し、この状態でスプロケット20が回転することで、ゴムクローラ14に駆動力が付与される。
これに対し、アイドラー26は、その周方向に沿って連続する突条28が幅方向中央に形成されており、この突条28が、ゴムクローラ用芯金18の一対の突出部34の間に収容されることで、ゴムクローラ14を案内している。また、アイドラー26には、図示しない油圧等の加圧機構によって、スプロケット20から離間する方向へ所定の力が作用しており、ゴムクローラ14に所定の張力が付与されている。
図2に示すように、本実施形態のゴムクローラ14では、ゴムクローラ用芯金18よりも外周側に、スチールコード30が埋設されている。スチールコード30は、ゴム体16の幅方向中央の係合孔24を避けた位置において、幅方向には複数本現れるように配置されており、ゴムクローラ14が補強されている。そして、スチールコード30よりも外周側のゴムがラグ側ゴム16Sとされ、その外周面にラグパターン等の所定のパターンが形成されている。
スチールコード30のさらの外周側(接地面に近い側)には、ホース36が埋設されている。ホース36は、所定の弾性を有すると共に、後述するように、必要な耐熱性及び耐圧性を有する材料によって断面(ホース36の長手方向と直交する断面)が略円形に形成されている。そして、図3にも示すように、ホース36は全体として螺旋状に巻き回されており、ゴムクローラ14の周方向に沿ってホース36が連続するように、スチールコード30の外周側に巻きかけられている。したがって、ホース36は、ゴム体16の周方向に沿って延在すると共に、ゴム体16の周方向と直交する方向(ゴム体16の幅方向)では、複数列配置されている。図3に示す断面では、ゴムクローラ14の幅方向に一定間隔をあけて、ホース36の複数の断面が現れている。
図3に示すように、ホース36の両端にはそれぞれ、バルブ38が設けられている。バルブ38の少なくとも1つを開閉することで、ホース36内に、気体(空気あるいは窒素ガス)、液体(水あるいはオイル)等の流体や、あるいは低弾性物質(ゴム、ゼラチン、ゲル、プラスチックなど)等(以下、これらをまとめて、ホース封入物という)を封入及び排出することができる。さらに、気体を封入した場合には、ホース36内を高圧状態に維持することもできる。なお、バルブ38は、ホース36がゴム体16内に埋設された状態においてもゴム体16の外部に露出するようにしておけば、ゴムクローラ14の使用途中において、ホース36へホース封入物を追加して封入することや、製造後に異なる種類のホース封入物へ交換すること等が可能である。このように、ホース36にはバルブ38を設けることが好ましいが、必ずしも必要ではなく、バルブ38のないホース36であってもよい。
第1実施形態のゴムクローラ14はこのような構成とされているが、このゴムクローラ14を製造する場合は、まず、上記したように、ホース36内にホース封入物を封入する。そして、このホース36を、成形型内で、所定形状(環状)とされた複数のスチールコード30の外周側に配置する。このとき、スチールコード30を、ホース36の位置あわせの基準として用いることができる。さらに成形型内でゴムを加硫して、ゴム体16を得る。この状態では、ゴム体16内にスチールコード30及びホース36がゴム体16内に埋設されており、本実施形態のゴムクローラ14が成形されている。
以上の製造工程では、ゴム体16の加硫時に、ホース36に高圧及び高温が作用する。したがって、ホース36内に気体(圧縮性の流体)を封入して密封した場合には、加硫時の高圧に耐えられる程度に、ホース36に耐圧性が求められる。これを考慮し、本実施形態では、ホース36として、たとえば、5MPa〜20MPa程度の耐圧性を有する構造及び材料としている。また、ホース36は、加硫時の温度にも耐えられる程度の耐熱性を有している必要がある。加硫温度は、たとえば120℃〜180℃程度とされることが多いので、本実施形態のホース36は、180℃の温度に耐えられる材料を用いている。なお、このような耐圧性及び耐熱性を備えた材料としては、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー(TPE)、ブチルゴム、フッ素樹脂(PTFE)、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができ、これら材料に特定の処理を施して、より耐圧性や耐熱性を高めたものを用いてもよい。
このような構成とされた本実施形態のゴムクローラ14では、スチールコード30よりもさらに外周側にホース36が存在しており、ホース36内には、気体、液体あるいは低弾性物質が封入されている。換言すれば、本実施形態では、ホース36を設けたことで、ゴム体16内に、気体、液体あるいは低弾性物質を存在させて保持することができる。すなわち、本実施形態のようなホース36をゴム体16内に埋設することなく、ゴム体16自体に空洞を設けようとする構成では、たとえばゴム体の加硫時等に作用する高圧などで空洞が潰されてしまい、ゴム体内に気体、液体あるいは低弾性物質を保持できないおそれがある。本実施形態では、ホース36により、ゴム体16内に気体、液体あるいは低弾性物質を確実に保持することができる。
そして、ゴムクローラ14は、気体、液体あるいは低弾性物質が内部に保持されているので、車両走行時におけるゴムクローラ14の振動や騒音を効果的に抑制することが可能になる。また、ゴムクローラ14に作用する荷重や衝撃を、気体、液体あるいは低弾性物質の流動や変形で吸収できるので、ゴムクローラ14の耐久性が向上する。
特に本実施形態では、ゴム体16の幅方向では、ホース36が複数列配置されており、ゴムクローラ14の幅方向の断面において、ホース36がゴムクローラ14の幅方向で一定間隔をあけて複数現れている。したがって、ホース36がゴム体16の幅方向で1列のみ配置される(ゴム体16の幅方向の断面においてホース36が1本のみ現れる)構成と比較して、幅方向の広い範囲で、ゴムクローラ14の振動や騒音を抑制する効果を達成できる。しかも、このように幅方向の広い範囲で振動や騒音を抑制するために、ホース36の断面形状を扁平(幅広)にする必要がなくなる。
また、本実施形態では、ホース36がゴムクローラ14の全周に亘って周方向に連続するように延在されている。したがって、ゴムクローラ14の全周で、ゴムクローラ14の振動や騒音を抑制する効果を、略一様に得ることができる。
しかも、ホース36内に封入されるホース封入物として、ゴム体16よりも低密度のものを用いれば、ゴムクローラ14の軽量化を図ることも可能である。ホース封入物として気体を用いれば、軽量化の効果が大きい。
加えて、ホース36は、スチールコード30よりも外周側に位置している。したがって、ラグ面から作用する外力をホース36(及びホース封入物)で吸収して、スチールコード30の損傷を抑制できる。本実施形態のようなホース36を備えていないゴムクローラにおいて、スチールコードの損傷を抑制するために、たとえば、スチールコードよりも外周側のゴムをより厚くすることも考えられるが、これにより、ゴムクローラの重量増を招き、車体の駆動力としても大きなものが必要になる。また、ゴムクローラの走行時における発熱量が多くなり、ゴム体の耐久性を低下させたりする。本実施形態では、ゴムクローラ14の重量増を招くことなく(むしろ、上記したように軽量化を図りつつ)、しかもゴム体16の耐久性も低下させることなく、スチールコード30を保護できる。
図4には、本発明の第2実施形態のゴムクローラ54が、図2と同様の断面で示されている。以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2実施形態のゴムクローラ54では、ゴム体16内に第1実施形態に係るスチールコード30(図2参照)は埋設されておらず、ゴムクローラ用芯金18の外周側には、ホース56のみが埋設されている。第2実施形態のホース56にも、第1実施形態のホース36と同様に、ホース封入物が封入されている。また、第2実施形態のホース56は、実質的に第1実施形態のスチールコード30を兼ねており、スチールコード30と同程度の強度を有している。
このような構成の第2実施形態のゴムクローラ54においても、ホース56によって、ゴム体16内に、気体、液体あるいは低弾性物質を確実に保持できるので、車両走行時におけるゴムクローラ14の振動や騒音を効果的に抑制することができる。
しかも、第1実施形態のゴムクローラ14と比較して、スチールコード30を用いる必要がないので、部品点数を削減して、低コストで製造可能となる。また、ゴムクローラ54のより一層の軽量化を図ることも可能になる。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、ゴムクローラ用芯金18を備えたゴムクローラ14、54を挙げたが、ゴムクローラ用芯金18を備えない、いわゆる芯金レスのタイプのゴムクローラに本発明を適用することも可能である。
たとえば、図5に示す第3実施形態のゴムクローラ64では、ゴム体66の幅方向中央に、内周側に向かう凸部66Tが形成されている。凸部66Tには、周方向に沿って一定間隔で係合凹部が形成されており、この係合凹部に、スプロケット20の係合部22が係合して、駆動力が付与されるようになっている。また、第1実施形態のゴムクローラ14と異なり、ゴム体16を厚み方向に貫通する係合孔24(図2参照)は形成されていない。そして、第3実施形態のゴムクローラ64においても第1実施形態のゴムクローラ14と同様に、ゴム体66内にスチールコード30及びホース36が埋設されている。
図6に示す第4実施形態のゴムクローラ74では、第3実施形態のゴムクローラ64と同様のゴム体66を備えているが、第2実施形態のゴムクローラ54と同様に、スチールコード30(図2及び図5参照)は埋設されておらず、ホース56のみが埋設されている。
そして、第3実施形態のゴムクローラ64及び第4実施形態のゴムクローラ74の双方において、ゴム体66には、第1実施形態に係る係合孔24が形成されていないので、ホース36が、ゴムクローラ64、74の幅方向の中央部分にも埋設されている。このように、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラ64、74では、幅方向中央においても、ホース36を埋設させて、振動や騒音を抑制することができる。
なお、ゴムクローラの形状によっては、芯金を備えたタイプであっても、スプロケットの形状などによっては、係合孔が形成されていないものも考えられる。このように、係合孔が形成されていないゴムクローラであれば、第3実施形態のゴムクローラ64や第4実施形態のゴムクローラ74のように、ホース36をゴムクローラの幅方向の中央部分に容易に埋設することができる。
また、ゴム体16の成形後に、バルブ38を用いて、ホース封入物を異なる種類のものに交換してもよい。たとえば、ゴム体16の加硫成形時にはホース封入物として液体を用いることでホース36への圧力負荷を低減し、ゴム体16を成形した後は、ホース封入物を気体に置き換えることで、ゴムクローラを軽量にしてもよい。
上記各実施形態では、ホース36として、断面が円形のものを挙げているが、内部にホース封入物を封入することが可能であれば、断面形状は円形には限定されず、たとえば、楕円形や多角形(三角形、四角形など)であってもよい。ただし、断面を円形にすると、耐圧性において方向性が無くなり、しかも、ゴム体16内に埋設する場合にも、方向性を考慮する必要がなくなるので、製造も容易になる。
また、上記各実施形態において、ホース36は、ゴムクローラの周方向に複数枚巻き回わされた例を挙げたが、たとえば、環状に形成された複数本のホースを用意し、これらのホースを、ゴムクローラ(ゴム体)の幅方向に一定間隔をあけて同心で並べるようにしてもよい。1本のホース36をゴムクローラの周方向に複数回巻き回した構成では、複数本のホースを並べる構成と比較して、部品点数が少なくなり製造が容易になる。
さらに、上記第1実施形態及び第3実施形態では、スチールコード30よりも外周側にホース36が埋設されている例を挙げたが、スチールコード30よりも内周側にホース36が埋設されていてもよい。ただし、スチールコード30よりも外周側にホース36を埋設すると、ゴムクローラ14、64のラグ面から作用する外力に対し、ホース36(及びホース封入物)が緩衝作用を発揮し、スチールコード30を外力から保護できる。また、スチールコード30の内周側にホース36が埋設されたものと比較して、スチールコード30の外周側にホース36があると、相対的にラグ面に近い位置にホース36が存在していることになるので、振動や騒音を抑制する効果がより高くなる。
また、上記各実施形態では、ゴム体16内にバイアスコードが埋設されていないものを挙げているが、バイアスコードを埋設しても、振動や騒音をホース36及びホース封入物で抑制する効果は得られる。ただし、バイアスコードを用いると、ゴムクローラの重量増を招く。また、バイアスコードによって、ゴムクローラのバネ特性が硬化することがある。本発明では、バイアスコードを用いることなく、振動や騒音を効果的に抑制できるという顕著な効果がある。
12 ゴムクローラ組込体
14 ゴムクローラ
16 ゴム体
16S ラグ側ゴム
18 ゴムクローラ用芯金
20 スプロケット
22 係合部
24 係合孔
26 アイドラー
28 突条
30 スチールコード
34 突出部
36 ホース
38 バルブ
54 ゴムクローラ
56 ホース
64 ゴムクローラ
66 ゴム体
66T 凸部
74 ゴムクローラ

Claims (7)

  1. ゴムによって無端状に形成されたゴム体と、
    前記ゴム体の内部に埋設され、流体を密閉状態で保持する流体保持部材と、
    を有するゴムクローラ。
  2. 前記流体保持部材が、前記ゴム体の周方向に延在するホースである請求項1に記載のゴムクローラ。
  3. 前記ホースが、前記ゴム体の周方向で連続している請求項2に記載のゴムクローラ。
  4. 前記ホースが、前記ゴム体の幅方向で複数列配置されている請求項2又は請求項3に記載のゴムクローラ。
  5. 前記ホースが、前記ゴム体の周方向に複数回巻回されている請求項4に記載のゴムクローラ。
  6. 前記ホースが、長手方向と直交する断面で円形とされている請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載のゴムクローラ。
  7. 前記ゴム体の内部において、前記流体保持部材よりも内周側に埋設されるスチールコードを有する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のゴムクローラ。
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