JP2011161877A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドの水平方向の大型化及びフィルタの広範囲における異物による目詰まりを共に抑制する。
【解決手段】ヘッド1は、メインタンク等と接続され且つ内部の流路空間にフィルタ2fが設けられたフィルタユニット2、インクを貯留するリザーバ33xを有するリザーバユニット3、及び、リザーバユニット3からインクを供給され且つ下面に吐出口が多数形成された流路ユニット4を含む。フィルタユニット2内の流路空間は、鉛直方向に立設された区画板23を挟んで水平方向に並設されるように形成された、第1及び第2室21,22を有する。フィルタ2fは、区画板23の板面に沿って鉛直方向に立設されるよう区画板23に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、インク滴等の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドに関する。
液滴吐出ヘッドの一例であるインクジェットヘッドにおいて、例えば特許文献1のように、インクタンクから各吐出口へと供給されるインクを一時的に貯留するリザーバユニットを含むものが知られている。当該特許文献1に記載のリザーバユニットには、ジョイントから流入したインクが、フィルムに沿って水平に流れ、フィルムと平行に水平に配置されたフィルタを通って上昇し、中央の連通口から下方にある水平方向に比較的広い面積を有するリザーバ流路内に流れ込むインク流路が形成されている。
特開2007−268829号公報
特許文献1のように、フィルタが水平方向に配置された構成の場合、インク中の気泡等の異物捕捉効果を高めるためにフィルタの面積を大きくしようとすると、フィルタが水平方向に大きくなり、リザーバユニットを含むヘッド全体が水平方向に大型化してしまう。
さらに上記構成の場合、インク中の異物がフィルタの面方向(水平方向)に拡散し、フィルタ全体における広範囲において、異物が捕捉され、異物による目詰まりが生じる。この場合、フィルタの有効面積(即ち、異物を捕捉可能な面積)が減少し、また、インク流路の流路抵抗が大きくなることで、各吐出口へのインク供給速度が遅くなり、ひいては吐出不良をも生じ得る。フィルタの目詰まり解消のため、フィルタに沿ってインクを循環させる循環パージを行うことも考えられるが、上記構成ではフィルタが広範囲において目詰まりし易いため循環パージを頻繁に行う必要があり、本来の記録動作に支障が生じ得る。
本発明の目的は、水平方向の大型化及びフィルタの広範囲における異物による目詰まりを共に抑制可能な液滴吐出ヘッドを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の観点によると、液体供給源から複数の液滴吐出口に向かう液体が流れる流路空間と、水平方向と交差する方向に立設され、前記流路空間の一部を区画する板状の区画部と、前記区画部の区画によって前記区画部を挟んで水平方向に並設されるよう形成され、鉛直方向及び前記並設方向に平行な面に沿った断面が水平方向より鉛直方向に長く、連通流路を介して互いに連通した第1及び第2室と、前記区画部の板面に沿って水平方向と交差する方向に立設されるよう前記区画部に固定され、前記第1及び第2室の少なくとも一方の室における液体中の異物を捕捉する板状のフィルタとを備えたことを特徴とする液滴吐出ヘッドが提供される。
上記構成によると、フィルタが水平方向と交差する方向に立設されているため、異物捕捉効果を高めるためにフィルタの面積を大きくした場合でも、ヘッドの水平方向の大型化を抑制することができる。また、液体中の異物が浮力により上方に移動するため、フィルタが水平方向に配置された構成に比べ、フィルタの広範囲における異物による目詰まりが生じ難い。
前記フィルタは、前記一方の室の上壁との間に空間を形成するよう、前記上壁よりも下方に配置されてよい。この場合、フィルタ上方の空間に異物を集めることができるため、異物がフィルタにかかり難い。したがって、フィルタの広範囲における異物による目詰まりがより一層生じ難くなる。
前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記連通流路の開口が鉛直方向中央よりも上方に配置されてよい。この場合、第1及び第2室間を流れる液体中の異物が浮力により上方に移動し、連通流路を通り易い。したがって、循環パージにより、連通流路を通して異物を効率よく排出することができる。
前記一方の室において、前記連通流路の開口が、鉛直方向に関して前記フィルタと前記上壁との間に位置してよい。この場合、フィルタ上方の空間に集められた異物を循環パージにより効率よく排出することができる。
前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記フィルタの表面に沿って液体を循環させて前記一方の室から排出する循環パージ時における当該室内への液体導入口及び当該室外への液体導出口が鉛直方向中央よりも上方に配置されてよい。この場合、各室において、液体の導入及び導出が共に鉛直方向上方で行なわれるため、浮力により上方空間に集まった異物を循環パージにより効果的に排出することができる。
前記一方の室の上壁に、前記液滴吐出口からの液滴吐出時における当該室内への液体導入口、及び、前記液体導入口から前記フィルタに向かう液体の流動方向下流側に沿って延在した凹部が形成されてよい。この場合、液滴吐出時に液体導入口から導入された液体中の異物が、凹部に集められ、フィルタにまで至り難い。また、液滴吐出時に室内の上方空間に異物が存在している場合、液体を当該室内に導入しフィルタへと流動させる際、液体中に当該異物が巻き込まれ、異物混じりの液体がフィルタに到達して、フィルタが目詰まりするという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、室内の異物が凹部に集まり易いため、上記のような液体への異物の巻き込みを防止し、フィルタの目詰まりを抑制することができる。
前記第1及び第2室の少なくとも一方において、前記並設方向に沿った方向から見て、当該室内への液体導入流路及び当該室外への液体導出流路の少なくとも一方が、下壁及び前記下壁に対して鈍角をなす側壁により形成されてよい。例えば液体導入流路又は液体導出流路を形成する側壁が下壁と90度をなす場合、特に液体の流速が大きくなると、液体の下壁と衝突等により、二次流(液体導入流路から液体導出口へと向かう液体の流動方向とは異なる方向の流れ)が生じ得る。二次流は、液体への異物の巻き込み、圧力損失等の要因となる。一旦二次流に伴い液体中に巻き込まれた異物は、二次流の存在により液体中から脱し難い。液体への異物の巻き込みや圧力損失によって、吐出不良やパージ不良(パージによる異物排出を十分に行えない問題)をも生じ得る。これに対し、上記構成によれば、液体導入流路又は液体導出流路を形成する側壁が下壁と鈍角をなすことで、二次流を防止し、上述のような二次流による種々の問題を軽減することができる。
前記一方の室における上壁と前記上壁に平行な下壁とを接続する側壁が、前記並設方向に沿った方向から見て、前記下壁に対して鈍角をなし、前記フィルタの形状は、前記並設方向に沿った方向から見て、前記上壁、前記下壁、及び前記側壁により形成された領域に対応する平行四辺形であってよい。フィルタの形状が、例えば円形や矩形等、表裏から見て同一形状の場合、フィルタの表裏を誤って組み付けてしまうことがある。これに対し、上記構成によれば、フィルタの形状が平行四辺形であり、表裏から見て同一形状でないため、上記のようなフィルタの組み付け不備を防止することができる。
前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記並設方向に関して前記区画部と対向する側壁が、水平方向と交差する方向に立設された可撓性膜を含んでよい。この場合、各室内の液体に付加される圧力の変動を可撓性膜によって抑制すること、即ち各室について可撓性膜によるダンパー効果を期待することができる。また、可撓性膜が水平方向と交差する方向に立設されているため、ヘッドの水平方向の大型化を抑制しつつ、ダンパー効果を向上させるために可撓性膜の面積を大きくすることができる。
前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記並設方向に関して前記可撓性膜を挟んで前記区画部と対向するように剛部材が配置されてよい。この場合、剛部材によって可撓性膜の損傷が防止される。
前記区画部、前記第1室、及び前記第2室が、前記並設方向に沿った方向から見て、鉛直方向より水平方向に長く、前記第1及び第2室内における液体の流動方向が、前記並設方向に沿った方向から見たときの前記各室の長尺方向と同じであってよい。この場合、水平方向に長い室内に液体を流すことで、異物が液滴吐出口に到達する前に、各室において異物を捕捉し、循環パージにより異物を排出する等の措置を取ることができる。
本発明によると、フィルタが水平方向と交差する方向に立設されているため、ヘッドの水平方向の大型化及びフィルタの広範囲における異物による目詰まりを共に抑制可能である。
本発明に係る液滴吐出ヘッドの一実施形態としてのインクジェットヘッドを含むインクジェット式プリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1のインクジェットヘッドを示す側面図である。 (a)は、図1のインクジェットヘッドの分解斜視図である。(b)は、図3(a)のB−B線に沿った断面図である。 図1のインクジェットヘッドに含まれる流路ユニットを示す平面図である。 図1のインクジェットヘッドにおける記録時のインクの流れを示す図であり、(a)はフィルタユニットの第1室を示す部分断面図、(b)はフィルタユニットの第2室を示す部分断面図、(c)はフィルタユニット及びリザーバユニットを示す部分分解斜視図である。 図1のインクジェットヘッドにおけるノズルパージ時のインクの流れを示す図であり、(a)はフィルタユニットの第2室を示す部分断面図、(b)はフィルタユニットの第1室を示す部分断面図、(c)はフィルタユニット及びリザーバユニットを示す部分分解斜視図である。 図1のインクジェットヘッドにおける循環パージ時のインクの流れを示す図であり、(a)はフィルタユニットの第2室を示す部分断面図、(b)はフィルタユニットの第1室を示す部分断面図である。 図1のインクジェットヘッドにおけるフィルタ間パージ時のインクの流れを示す図であり、(a)はフィルタユニットの第2室を示す部分断面図、(b)はフィルタユニットの第1室を示す部分断面図、(c)はフィルタユニット及びリザーバユニットを示す部分分解斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明に係る液滴吐出ヘッドの一実施形態としてのインクジェットヘッド1が適用されるインクジェット式プリンタの全体構成について説明する。ヘッド1は、図1に示すように、一方向(図1の紙面に直交する方向)に沿って長尺なラインヘッドであり、その長手方向を主走査方向として、インクジェット式プリンタ500に組み込まれている。プリンタ500は、ライン式のカラーインクジェットプリンタである。
プリンタ500は、直方体形状の筐体501aを有する。筐体501aの天板上部には、排紙部531が設けられている。筐体1aの内部空間は、上から順に空間A,B,Cに区分できる。空間A,Bは、排紙部531に連なる用紙搬送経路が形成された空間である。空間Aでは、用紙Pの搬送と用紙Pへの画像形成が行われる。空間Bでは、給紙に係る動作が行われる。空間Cには、インク供給源としてのインクカートリッジ50が収容されている。
空間Aには、4つのヘッド1、用紙Pを搬送する搬送ユニット521、用紙Pをガイドするガイド部等が配置されている。空間Aの上部には、プリンタ500各部の動作を制御してプリンタ500全体の動作を司るコントローラ501が配置されている。
各ヘッド1は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有する。4つのヘッド1は、副走査方向に所定ピッチで並び、ヘッドフレーム503を介して筐体501aに支持されている。4つのヘッド1の下面(吐出面)4aからそれぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインク滴が搬送される用紙P上に吐出される。ヘッド1のより具体的な構成については後に詳述する。
搬送ユニット521は、2つのベルトローラ506,507、両ローラ506,507間に巻回されたエンドレスの搬送ベルト508、搬送ベルト508の外側に配置されたニップローラ504及び剥離プレート505、搬送ベルト508の内側に配置されたプラテン519等を有する。ベルトローラ507は、駆動ローラであって、コントローラ501による制御の下、搬送モータ(図示せず)の駆動により回転し、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ507の回転に伴い、搬送ベルト508が図1中の矢印方向に走行する。ベルトローラ506は、従動ローラであって、搬送ベルト508が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。ニップローラ504は、ベルトローラ506に対向配置され、上流側ガイド部(後述)から供給された用紙Pを搬送ベルト508の外周面508aに押さえつける。外周面508aには弱粘着性のシリコン層が形成されている。剥離プレート505は、ベルトローラ507に対向配置され、用紙Pを外周面508aから剥離して下流側ガイド部(後述)へと導く。プラテン519は、4つのヘッド1に対向配置され、搬送ベルト508の上側ループをベルト内周面側から支持する。これにより、外周面508aとヘッド1の吐出面4aとの間に、画像形成に適した所定の間隙が形成される。
ガイド部は、搬送ユニット521を挟んで両側に配置されている。上流側ガイド部は、2つのガイド527a,527b及び一対の送りローラ526を有する。当該ガイド部は、給紙ユニット501b(後述)と搬送ユニット521とを繋ぐ。下流側ガイド部は、2つのガイド529a,529b及び二対の送りローラ528を有する。当該ガイド部は、搬送ユニット521と排紙部531とを繋ぐ。なお、各送りローラ526,528の一方のローラは、コントローラ501による制御の下、送りモータ(図示せず)の駆動により回転する。上流及び下流の各ガイド部における用紙Pの搬送は、ガイド527a,527b及びガイド529a,529bに沿って行われる。
空間Bには、給紙ユニット501bが筐体501aに対して着脱可能に配置されている。給紙ユニット501bは、給紙トレイ523及び給紙ローラ525を有する。給紙トレイ523は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収納可能である。給紙ローラ525は、コントローラ501による制御の下、給紙モータ(図示せず)の駆動により回転し、給紙トレイ523の最も上方にある用紙Pを送り出し、上流側ガイド部に供給する。
空間A,Bには、上述のように、給紙ユニット501bから搬送ユニット521を介して排紙部531に至る、用紙搬送経路が形成されている。記録指令に基づいて、コントローラ501は、給紙モータ、搬送モータ、送りモータ等を駆動する。これにより、給紙トレイ523内の用紙Pは、給紙ローラ525によって送り出され、さらに送りローラ526によって搬送ユニット521に送られる。用紙Pが各ヘッド1の吐出面4aの真下を副走査方向に通過する際、ヘッド1から順にインク滴が吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。その後用紙Pは、剥離プレート505により外周面508aから剥離され、二対の送りローラ528によりガイド529a,529bに沿って上方に送られる。さらに用紙Pは、排紙部531に排紙される。
ここで、副走査方向とは、搬送ユニット521による用紙Pの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは、副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
空間Cには、インクユニット501cが筐体501aに対して着脱可能に配置されている。インクユニット501cは、トレイ535及び4つのメインタンク50を有する。4つのメインタンク50は、4つのヘッド1のそれぞれに対応するものであり、トレイ535内において副走査方向に並設されている。各メインタンク50内のインクは、チューブ(図示せず)を介して、対応するヘッド1に供給される。
次に、図2、図3、及び図4を参照し、ヘッド1の構成について説明する。ヘッド1は、図2に示すように、上から順に、フィルタユニット2、リザーバユニット3、及び流路ユニット4を含む。
フィルタユニット2は、例えば樹脂を材料とした一体成形により形成される。フィルタユニット2は、その長手方向一端に3つのジョイント2a,2b,2c、その長手方向他端にフィルタ2f(図3(a)参照)を含む基部20を有する。ジョイント2a〜2cはそれぞれ、円筒形状を有しつつ下方に延出し、弾性チューブ51,61,62が装着されている。フィルタユニット2は、ジョイント2a〜2c及びチューブ51,61,62を介してメインタンク50及びサブタンク60と接続されている。
メインタンク50及びサブタンク60は、内部にインクを貯留し、互いに弾性チューブ52を介して連通している。メインタンク50は、上述のように、プリンタ500の筐体501a(図1参照)に対して着脱可能であり、サブタンク60に適宜インクを補給する。サブタンク60は、大気開放孔を介してインク中の気泡を開放する機能等を有し、筐体501a内の適宜の位置に配置されている。後に詳述するように、記録時や各パージ時に、適宜、チューブ51,52,61,62に設けられた弁やポンプ等をコントローラ501(図1参照)により制御することによって、タンク50,60からジョイント2a〜2cを介してフィルタユニット2にインクが供給され、また、フィルタユニット2からジョイント2a〜2cを介してタンク50,60へと気泡や粉塵等の異物混じりのインクが排出される。
フィルタユニット2のより具体的な構成、並びに、ヘッド1における記録時及び各パージ時のインクの流れについては、後に詳述する。
リザーバユニット3は、平面視で略同一サイズの矩形状の4枚の金属プレート31,32,33,34を積層し互いに接着することにより形成されたものである。リザーバユニット3は、図3(a)に示すように、ゴム等の弾性材料からなる2つのOリング30及び適宜の固定部材を介してフィルタユニット2と水密に固定されている。
リザーバユニット3の各プレート31〜34には、インク流路を構成する貫通孔や凹部が形成されている。具体的には、最上層のプレート31は2つの貫通孔31a,31bを有する。上から2番目のプレート32は、貫通孔31aに対応する貫通孔32a、貫通孔31bに対応する凹部32x、凹部32xの分岐流路の各先端に形成された貫通孔32bを有する。貫通孔32aは、後述のリザーバ33xに接続している。凹部32xは、プレート32の上面において、ヘッド長手方向に沿って延在し、後述のフィルタ間パージ時(図8参照)に異物混じりのインクが流れる空間である。貫通孔32bはそれぞれ、後述のリザーバ33xの分岐流路の先端に対応する。上から3番目のプレート33は、インクを一時的に貯留するリザーバ33xを有する。リザーバ33xは、プレート33の厚み方向に貫通し、且つ、ヘッド長手方向に延在している。リザーバ33xの分岐流路の各先端は、プレート33の厚み方向に関して、上方において凹部32の分岐流路の各先端と、下方において流路ユニット4の各開口4x(図4参照)と、それぞれ対向している。なお、リザーバ33xは、分岐流路先端を除いて、上側の開口をプレート32の下面によって覆われ、下側の開口をプレート34の上面によって覆われている。最下層のプレート34は各開口4xに対応する貫通孔34xを有する。貫通孔34xは、リザーバ33xの分岐流路先端にも対応する。
このように、リザーバユニット3には、記録時(図5参照)及びノズルパージ時(図6参照)において、フィルタユニット2から貫通孔31a,32aを介してリザーバ33xにインクが流入し、リザーバ33xにおいて分岐された後各貫通孔34xを介して流路ユニット4の開口4xへと至る、インク流路が形成されている。また、フィルタ間パージ時(図8参照)においては、貫通孔32aを介してリザーバ33xに流入したインクが、リザーバ33xの分岐流路先端から貫通孔32bを介して凹部32x、さらに貫通孔31bを通ってフィルタユニット2へと至る。
流路ユニット4は、図4に示すように、上面4bに、台形形状の8つのアクチュエータユニット5が2列の千鳥状に配置されており、且つ、これらアクチュエータユニット5の配置領域を避けるように開口4xが形成されている。流路ユニット4の下面4a(図2参照)における各アクチュエータユニット5に対応する領域は、インク滴を吐出する吐出口(図示せず)が多数開口した吐出領域となっている。流路ユニット4の内部には、各吐出口に共通のマニホールド流路41及び副マニホールド流路41a、副マニホールド流路41aの出口から吐出口に至る個別インク流路が形成されている。副マニホールド流路41aは、図4に示すように、マニホールド流路41から分岐してヘッド長手方向に延在している。
なお、リザーバユニット3の最下層のプレート34の下面は、アクチュエータユニット5(図4に示す開口4xを含む二点鎖線で囲まれた領域)を避けるようにして、流路ユニット4の上面4bに接着されている。即ち、プレート34の下面には、貫通孔34xを含む領域(図4に示す二点鎖線で囲まれた領域に対向する部分)が凸部、その他の領域が凹部となるような凹凸が形成されている。このうち、凸部の先端が流路ユニット4の上面4bに当接している。プレート34の下面における凹部が形成された領域は、流路ユニット4の上面4b、当該上面4bに接着されたアクチュエータユニット5の表面、及び各アクチュエータユニット5の表面に接着されたフレキシブルプリント基板(図示せず)の表面と、若干の隙間を介して対向している。
次に、図3及び図5を参照し、フィルタユニット2のより具体的な構成について説明する。
フィルタユニット2は、図3(a)に示すように、ジョイント2a〜2cと基部20との間に、各ジョイント2a〜2cと基部20とを接続する接続部を有する。接続部には、3つの接続流路7a,7b,7cが形成されている。このうち、接続流路7cはジョイント2cと基部20の第1室21とを接続し、接続流路7a,7bはそれぞれジョイント2a,2bと基部20の第2室22とを接続する。図示は省略するが、これら接続流路7a〜7cを画定する上壁は後述する可撓性膜27と金属板28との積層体(図3(b)参照)と同様の構成である。即ち、接続流路7a〜7cは、上面を可撓性膜により封止されている。当該可撓性膜には、金属板が積層されている。金属板の積層により、可撓性膜の外側に向かう過度な撓みが抑制される。
流路ユニット4の下面4aが水平になるようにヘッド1を配置したとき、鉛直方向に立設された区画板23が、基部20内の空間を左右に分割(2分割)している。図3(b)に示すように、第1及び第2室21,22は、区画板23を挟んで水平方向に並設されている。第1及び第2室21,22は、鉛直方向及びこれら室21,22の並設方向(以下、単に「並設方向」と称す。)に平行な面に沿った断面が水平方向より鉛直方向に長い。また、一方の側壁が区画板23、他方の側壁が可撓性膜27と金属板28との積層体により構成されている。金属板28の積層により、可撓性膜27の外側に向かう過度な撓みが抑制されると共に、可撓性膜27に対する外力の直接的付加が防止される。なお、図3(a)では、これら可撓性膜27と金属板28との積層体の図示を省略している。
第1及び第2室21,22は、図3(a)に示すように、区画板23に形成された略楕円形の貫通孔により構成される連通流路23xを介して、互いに連通している。連通流路23xは、各室21,22におけるジョイント2a〜2cとは反対側の端部、即ち各室21,22の長手方向一端の上方に配置されている。
第1室21は、図5(a)に示すように、共に水平方向に延在する上壁21a及び下壁21b、並びに、共に鉛直方向に対して斜めに配置された側壁21c,21dにより囲まれている。並設方向に沿った方向から見て、第1室21は、逆台形形状の空間である。第1室21における連通流路23xの開口近傍には、当該開口を取り囲むように、排気流路26aが形成されている。第1室21と排気流路26aとは隔壁により隔絶されている。可撓性膜27と金属板28との積層体(図3(b)参照)は、並設方向に関して区画板23と対向して配置されている。このうち、可撓性膜27は、第1室21及び排気流路26aを覆うよう、壁21a〜21dの先端及び排気流路26aを画定する側壁の先端に取り付けられている。
ここで、排気流路26aは、一端において後述のフィルタ室29の上端と貫通孔23fを介して連通し、他端において後述の排気流路26bと貫通孔23gを介して連通している。排気流路26aは、フィルタ室29の上部に蓄積した気泡を排出する。
第2室22は、図5(b)に示すように、共に水平方向に延在する上壁22a及び下壁22b、並びに、共に鉛直方向に対して斜めに配置された側壁22c,22dにより囲まれている。並設方向に沿った方向から見て、第2室22は、逆台形形状の主空間と、これに接続する流路22eとを含む。流路22eは、細長く、側壁22dの上方から基部20の長手方向に沿って延在している。流路22eは、鉛直方向に関して第2室22の主空間よりも高い位置にある。流路22eの下方には、隔壁を隔てて、フィルタ室29が形成されている。第2室22及びフィルタ室29を取り囲むように、排気流路26bが形成されている。可撓性膜27と金属板28との積層体(図3(b)参照)は、並設方向に関して区画板23と対向して配置されている。このうち、可撓性膜27は、第2室22、フィルタ室29、及び排気流路26bを覆うよう、壁22a〜22dの先端、並びに、流路22e、フィルタ室29、及び排気流路26bを画定する側壁の先端に取り付けられている。ここで、排気流路26bは、リザーバ33x及び排出流路26aから排出されたインクを集めてヘッド1外部へと導く流路である。
図5(a)に示すように、第1室21において、側壁21c,21dの下壁21bに対する角度θ1,θ2は共に鈍角(例えば140度)であり、側壁21c,21dの上壁21aに対する角度θ2,θ4は共に略40度である。また、図5(b)に示すように、第2室22において、側壁22c,22dの下壁22bに対する角度θ5,θ6は共に鈍角(例えば140度)であり、側壁22c,22dの上壁22aに対する角度θ7,θ8は共に略40度である。
このように、各室21,22における下方の角部が鈍角であるため、各室21,22内をその長手方向に沿って流れるインクは、当該下方の角部で滞留することなく、滑らかに略水平に流れる。各室21,22に流入した気泡もまた、インクと共に滑らかに略水平に流れ、室21,22内に残留することがない。
第1室21は、ジョイント2a〜2cに近接した端部、即ち長手方向他端の上方において、開口21xを介して、接続流路7c(図3(a)参照)と連通している。上壁21aにおける開口21x近傍の領域には、図5(a)に示すような凹部21yが形成されている。凹部21yは、インクの流動方向に沿って下流側に延びている。凹部21yは、第1室21に流入したインク中の気泡を一時的に捕獲し、当該気泡がフィルタ2fへと移動するのを防止する。
第2室22の主空間は、ジョイント2a〜2cに近接した端部、即ち長手方向他端の上方において、開口22xを介して、接続流路7a(図3(a)参照)と連通している。また、図5(b)に示すように、第2室22の主空間は、開口22xとは反対側の端部の上方において、流路22eと連通している。流路22eは、その先端に連通流路23xの貫通孔が開口している。フィルタ室29は、並設方向に沿った方向から見て、第2室22における流路22eの下壁及び主空間の側壁22d等によって囲まれた、平行四辺形形状を有する。さらに、フィルタ室29は、フィルタ2fと略同じ形状で且つこれよりも一回り大きなサイズを有する。
区画板23におけるフィルタ2fの配置領域は開口しており、当該開口にフィルタ2fが装着されている。フィルタ2fは、インク中の異物を捕捉するメッシュ状の板状部材であり、区画板23の板面に沿って鉛直方向に立設されている。したがって、フィルタ2fを介して、第1室21及びフィルタ室29が連通している。フィルタ室29はまた、下方の隔壁に形成された貫通孔24を介して、リザーバユニット3の貫通孔31aと連通している。
フィルタ2fの形状は、図5(a)に示すように、並設方向に沿った方向から見て、フィルタ室29と略相似の平行四辺形である。フィルタ2fは、フィルタ室29内において、上壁21aよりも下壁21bに近い位置に配置されている。フィルタ2fと上壁21aとの間には、フィルタ2fと下壁21bとの間よりも大きな隙間が形成されている。当該大きな隙間は、第1室21に流入した気泡を捕獲し、気泡がフィルタ2fに到達するのを防止する。連通流路23xは、第1室21において、フィルタ2fの斜め上方にあり、鉛直方向に関してフィルタ2fと上壁21aとの間に位置している。
排気流路26bは、ジョイント2a〜2cに近接した端部において、開口26xを介して、接続流路7b(図3(a)参照)と連通している。また、排気流路26bは、下方の貫通孔25を介して、リザーバユニット3の貫通孔31bと連通している。
区画板23は、フィルタ2fの外周縁が固定される開口及び連通流路23xを構成する貫通孔の他、図5(b)に示すように、フィルタ室29の上隅に位置する貫通孔23f、及び、排気流路26bの途中部にある貫通孔23gを有する。貫通孔23fを介してフィルタ室29と排気流路26aとが連通し、貫通孔23gを介して排気流路26aと排気流路26bとが連通している。
次に、図5を参照し、インクジェットヘッド1における記録時のインクの流れについて説明する。
記録時には、図5(a)に太矢印で示すように、ジョイント2cを介してサブタンク60(図2参照)内のインクがフィルタユニット2に供給される。ジョイント2cから流入したインクは、接続流路7c(図3(a)参照)を通り、図5(a)に示すように、開口21xを介して第1室21に導入され、当該室21内においてフィルタ2fへと向かう。そしてインクは、図5(b)に示すように、第1室21からフィルタ2fを通ってフィルタ室29に至り、さらに図5(c)に示すように、貫通孔24を通ってリザーバユニット3内に流入する。貫通孔31aからリザーバユニット3内に流入したインクは、貫通孔32aを通ってリザーバ33xに流入し、リザーバ33xにおいて分岐した後、各貫通孔34xを介して流路ユニット4内に供給される。開口4x(図4参照)を介してリザーバユニット3から流路ユニット4に供給されたインクは、マニホールド流路41及び副マニホールド流路41aを通って各個別インク流路に分配され、アクチュエータユニット5の駆動に伴い、吐出口から吐出される。このようなインクの流れは、画像形成時のインクの消費に伴って自発的に生ずる。ここで、本実施形態では、流路ユニット4上に、開口4xを塞ぐフィルタ(図示せず)が設けられている。貫通孔34xと開口4xとは、フィルタを介して接続されており、インクは当該フィルタを通過して流路ユニット4内に流入する。
次に、図6を参照し、インクジェットヘッド1におけるノズルパージ時のインクの流れについて説明する。ノズルパージとは、流路ユニット4の吐出口の詰まり解消又は防止のため、強制的にインクを流路ユニット4に導入して吐出口からインクを吐出させることをいう。ノズルパージによって、吐出口内の増粘したインクが排出され、インクの吐出性能が回復する。
ノズルパージ時には、図6(a)に太矢印で示すように、ジョイント2aを介してメインタンク50(図2参照)内のインクがフィルタユニット2に供給される。ジョイント2aから流入したインクは、接続流路7a(図3(a)参照)を通り、図6(a)に示すように、開口22xを介して第2室22の主空間に導入され、当該主空間内において流路22eへと向かい、流路22e端部にある連通流路23xの貫通孔に至る。そして図6(b)に示すように、連通流路23xから第1室21内に流入したインクは、フィルタ2fを通り、図6(c)に示すように、フィルタ室29に至った後、貫通孔24を通ってリザーバユニット3内に流入する。貫通孔31aからリザーバユニット3内に流入した後のインクの流れは記録時と同様である。
次に、図7を参照し、インクジェットヘッド1における循環パージ時のインクの流れについて説明する。循環パージとは、フィルタ2fの目詰まり解消又は防止のため、強制的にインクをフィルタユニット2に導入してフィルタ2f上の異物をインクと共に排出することをいう。循環パージによって、記録中にフィルタ2fよりも上流側に蓄積した気泡等の異物を、効果的にヘッド1外部に排出することができる。
循環パージ時には、図7(a)に太矢印で示すように、ノズルパージ時の図6(a)と同様、ジョイント2aを介してメインタンク50(図2参照)内のインクがフィルタユニット2に供給される。ジョイント2aから流入したインクは、図7(a)に示すように、ノズルパージ時と同様の経路を通って、連通流路23xに至る。その後図7(b)に示すように、連通流路23xから第1室21内に流入したインクは、第1室21内のフィルタ2f表面に沿って開口21xへと向かい、開口21xから接続流路7c(図3(a)参照)を通り、ジョイント2cからサブタンク60に排出される。
次に、図8を参照し、インクジェットヘッド1におけるフィルタ間パージ時のインクの流れについて説明する。フィルタ間パージとは、フィルタユニット2のフィルタ2f及び流路ユニット上面4b(図4参照)の各開口4xに配置されたフィルタ(図示せず)間の流路内の異物を除去するため、強制的にインクをフィルタユニット2及びリザーバユニット3に導入して上記流路内の異物をインクと共に排出することをいう。
フィルタ間パージ時には、図8(a)に黒塗りの太矢印で示すように、ノズルパージ時の図6(a)と同様、ジョイント2aを介してメインタンク50(図2参照)内のインクがフィルタユニット2に供給される。ジョイント2aから流入したインクは、図8(a)に黒塗りの太矢印で示すように、ノズルパージ時と同様の経路を通って、連通流路23xに至る。その後図8(b)に黒塗りの太矢印で示すように、連通流路23xから第1室21内に流入したインクは、さらにノズルパージ時の図6(b)と同様、フィルタ2fを通り、図8(c)に黒塗りの太矢印で示すように、フィルタ室29に至った後、貫通孔24を通ってリザーバユニット3内に流入する。貫通孔31aからリザーバユニット3内に流入したインクは、貫通孔32aを通ってリザーバ33xに流入し、リザーバ33xにおいて分岐した後、流路ユニット上面4bのフィルタ(図示せず)の真上に至る。
そしてインクは、貫通孔34xに関して流路ユニット上面4bのフィルタ(図示せず)と反対側の上方に移動し、図8(c)に白抜き矢印で示すように、リザーバ33xの分岐流路先端から貫通孔32bを介して凹部32x、そして貫通孔31bを通って、貫通孔25から排気流路26bに至る。そして排気流路26bに至ったインクは、図8(a)に白抜き矢印で示すように、開口26xから接続流路7b(図3(a)参照)に流入し、ジョイント2bからサブタンク60(図2参照)に排出される。
また、フィルタ室29内に存在していた気泡は、浮力によりフィルタ室29の上方に集まり、図8(a)及び図8(b)に白抜き矢印で示すように、インクと共にフィルタ室29上隅の貫通孔23fから排気流路26aに至り、貫通孔23gを通って排気流路26bの途中部に流入する。そして排気流路26bに流入したインクは、上記と同様、気泡と共に開口26xから接続流路7b(図3(a)参照)に流入し、ジョイント2bからサブタンク60(図2参照)に排出される。
なお、上述した記録時、ノズルパージ時、循環パージ時、及びフィルタ間パージ時におけるヘッド1各部の動作は、プリンタ500のコントローラ501(図1参照)によって制御される。また、各パージは、プリンタ500において定期的又はユーザの手動により実行される。
以上に述べたように、本実施形態に係るヘッド1によると、プリンタ500内でフィルタ2fが鉛直方向に立設されているため、異物捕捉効果を高めるためにフィルタ2fの面積を大きくした場合でも、ヘッド1の水平方向の大型化を抑制することができる。また、インク中の異物が浮力により上方に移動するため、フィルタ2fが水平方向に配置された構成に比べ、フィルタ2fの広範囲における異物による目詰まりが生じ難い。
フィルタ2fは、図5(a)に示すように、第1室21の上壁21aとの間に空間を形成するよう、上壁21aよりも下方に配置されている。これにより、フィルタ2f上方の空間に異物を集めることができるため、異物がフィルタ2fにかかり難い。したがって、フィルタ2fの広範囲における異物による目詰まりがより一層生じ難くなる。
第1及び第2室21,22それぞれにおいて、連通流路23xの開口が鉛直方向中央よりも上方に配置されている。これにより、第1及び第2室21,22間を流れるインク中の異物が浮力により上方に移動し、連通流路23xを通り易い。したがって、循環パージ(図7参照)により、連通流路23xを通して異物を効率よく排出することができる。
第1室21において、連通流路23xの開口が、鉛直方向に関してフィルタ2fと上壁2aとの間に位置している。これにより、フィルタ2f上方の空間に集められた異物を循環パージ(図7参照)により効率よく排出することができる。
第1及び第2室21,22それぞれにおいて、循環パージ時における当該室21,22内へのインク導入口及び当該室21,22外へのインク導出口が鉛直方向中央よりも上方に配置されている。詳細には、第1室21における循環パージ時のインク導入口及び導出口はそれぞれ連通流路23xの開口及び開口21xであり、第2室22における循環パージ時のインク導入口及び導出口はそれぞれ開口22x及び連通流路23xの開口である。これら開口がそれぞれ鉛直方向中央よりも上方に配置されていることから、各室21,22において、インクの導入及び導出が共に鉛直方向上方で行なわれる。そのため、浮力により上方空間に集まった異物を循環パージにより効果的に排出することができる。
第1室21の上壁21aに、記録時(図5参照)における当該室21内へのインク導入口となる開口21x、及び、開口21xからフィルタ2fに向かうインクの流動方向下流側に沿って延在した凹部21yが形成されている。これにより、記録時に開口21xから導入されたインク中の異物が、凹部21yに集められ、フィルタ2fにまで至り難い。また、記録時に第1室21内の上方空間に異物が存在している場合、インクを第1室21内に導入しフィルタ2fへと流動させる際、インク中に当該異物が巻き込まれ、異物混じりのインクがフィルタ2fに到達して、フィルタ2fが目詰まりするという問題が生じ得る。これに対し、本実施形態によれば、第1室21内の異物が凹部21yに集まり易いため、上記のようなインクへの異物の巻き込みを防止し、フィルタ2fの目詰まりを抑制することができる。
第1及び第2室21,22において、並設方向に沿った方向から見て、当該室21,22内へのインク導入流路及び当該室21,22外へのインク導出流路の少なくとも一方(即ち、第1室21における開口21x及び連通流路23xの開口近傍の流路、第2室22の主空間における開口22x及び流路22eとの接続部近傍の流路)が、下壁21b,22b及び下壁21b,22bに対して鈍角θ1,θ2,θ5,θ6をなす側壁21c,21d,22c,22dにより形成されている。例えばインク導入流路又はインク導出流路を形成する側壁21c,21d,22c,22dが下壁21b,22bと90度をなす場合、特にインクの流速が大きくなると、インクの下壁21b,22bと衝突等により、二次流(インク導入流路からインク導出口へと向かうインクの流動方向とは異なる方向の流れ)が生じ得る。二次流は、インクへの異物の巻き込み、圧力損失等の要因となる。一旦二次流に伴いインク中に巻き込まれた異物は、二次流の存在によりインク中から脱し難い。インクへの異物の巻き込みや圧力損失によって、吐出不良やパージ不良(パージによる異物排出を十分に行えない問題)をも生じ得る。これに対し、本実施形態によれば、インク導入流路又はインク導出流路を形成する側壁21c,21d,22c,22dが下壁21b,22bと鈍角をなすことで、二次流を防止し、上述のような二次流による種々の問題を軽減することができる。
また、第1及び第2室21,22において、並設方向に沿った方向から見て、当該室21,22内へのインク導入流路(即ち、第1室21において、記録時には開口21x近傍の流路、ノズルパージ時、循環パージ時、及びフィルタ間パージ時には連通流路23xの開口近傍の流路、第2室22においては開口22x近傍の流路)が、上壁21ab,22a及び上壁21a,22aに対して40度の角度θ3,θ4,θ7をなす側壁21c,21d,22cにより形成されている。この構成によっても、二次流を防止し、上述のような二次流による種々の問題を軽減するという効果が得られる。
第1室21における上壁21aと下壁21bとを接続する側壁21dが、並設方向に沿った方向から見て、下壁21bに対して鈍角θ2をなし、フィルタ2fの形状は、並設方向に沿った方向から見て、第1室21の上壁21a、下壁21b、及び側壁21dにより形成された領域に対応する平行四辺形である。フィルタ2fの形状が、例えば円形や矩形等、表裏から見て同一形状の場合、フィルタ2fの表裏を誤って組み付けてしまうことがある。これに対し、本実施形態によれば、フィルタ2fの形状が平行四辺形であり、表裏から見て同一形状でないため、上記のようなフィルタ2fの組み付け不備を防止することができる。
第1及び第2室21,22それぞれにおいて、並設方向に関して区画板23と対向する側壁が、鉛直方向に立設された可撓性膜27を含む(図3(b)参照)。これにより、各室21,22内のインクに付加される圧力の変動を可撓性膜27によって抑制すること、即ち各室21,22について可撓性膜27によるダンパー効果を期待することができる。また、可撓性膜27が鉛直方向に立設されているため、ヘッド1の水平方向の大型化を抑制しつつ、ダンパー効果を向上させるために可撓性膜27の面積を大きくすることができる。
第1及び第2室21,22それぞれにおいて、並設方向に関して可撓性膜27を挟んで区画板23と対向するように金属板28が配置されている(図3(b)参照)。これにより、金属板28によって可撓性膜27の損傷が防止される。
区画板23、第1室21、及び第2室22が、並設方向に沿った方向から見て、鉛直方向より水平方向に長く、例えば循環パージ時(図7参照)において、第1及び第2室21,22内におけるインクの流動方向が、並設方向に沿った方向から見たときの各室21,22の長尺方向と同じである。このように、水平方向に長い室21,22内にインクを流すことで、異物が吐出口に到達する前に、各室21,22において異物を捕捉し、循環パージにより異物を排出する等の措置を取ることができる。
さらに、フィルタユニット2は、鉛直方向に扁平であり、副走査方向に短い形状を有する。これにより、4つのヘッド1を副走査方向に密に配置すること、即ちヘッド1間の副走査方向のピッチを小さくすることができ(図1参照)、プリンタ500の小型化を実現することができる。またさらに、ヘッド1の高密配置によって、画像形成開始から完了までの用紙Pの搬送距離が短くなることから、高速記録が実現されると共に、異なる色間でのインク滴の着弾位置ずれが生じ難くなり、記録品質の向上も実現される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、区画部により区画される流路空間は、上述の実施形態ではリザーバユニット3の上方のフィルタユニット2内の流路空間であるが、これに限定されず、ヘッド内の液体流路全体における任意の空間であってよい。
区画部及びフィルタの立設方向は、鉛直方向に限定されず、水平方向と交差する方向であればよく、鉛直方向に対して傾斜してもよい。
区画部、第1室、及び第2室は、並設方向から見て、上述の実施形態のように水平方向に長いことに限定されず、鉛直方向に長くてもよい。この場合でも、フィルタを水平方向と交差する方向に立設することで、ヘッドの水平方向の大型化及びフィルタの広範囲における異物による目詰まりを共に抑制可能である。
第1及び第2室内における記録時や各パージ時の液体流動方向、各室の液体導入口や液体導出口の位置(各室における連通流路の開口の位置を含む。)、各室の液体導入流路や液体導出流路の形状等は、上述の実施形態で説明したものに限定されず、様々に変更可能である。例えば、上述の実施形態では、第1及び第2室21,22が並設方向から見て水平方向に長く、各室の長手方向一端及び他端にそれぞれインク導入口及び導出口が設けられていることから、各室の長手方向(水平方向)に沿ってインクが流動するが、鉛直方向に沿ってインクが流動してもよい。
各室内における液体の流動方向は、並設方向に沿った方向から見たときの各室の長尺方向と異なってもよく、例えば各室の幅方向と同じであってもよい。第1室21の上壁21aに形成された凹部21yは省略可能である。また、第1及び第2室を互いに連通する連通流路の開口は、鉛直方向に関してフィルタと第1室の上壁との間に位置することに限定されず、鉛直方向に関してフィルタと重複する位置やフィルタよりも下方に配置されてもよい。
並設方向に沿った方向から見た第1及び第2室の形状は、逆台形形状に限定されず、様々であってよい。また、第1及び第2室の上壁又は下壁と側壁とのなす角度も様々に変更可能である。
並設方向に沿った方向から見たフィルタの形状は、平行四辺形に限定されず、矩形状、円形等様々であってよい。また、フィルタの位置は、フィルタが異物を捕捉する室の上壁よりも下方であることに限定されず、上壁に接触する位置であってもよい。
第1及び第2室のいずれにフィルタが設けられるかは特に限定されない。例えば、第2室にフィルタが設けられてもよい。
第1及び第2室において並設方向に関して区画部と対向する側壁は、可撓性膜と金属板との積層体により構成されることに限定されず、例えば、可撓性膜のみ、或いは、その他の部材等によって構成されてもよい。なお、金属板は、剛部材の一例であり、剛であれば金属以外の他の材料からなる部材を採用してよい。
本発明に係る液滴吐出ヘッドは、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。さらに、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、インク滴以外の液滴を吐出してもよい。
本発明に係る液滴吐出ヘッドにおいて、吐出口から液滴を吐出させるエネルギーを付与するアクチュエータは、上述の実施形態のような圧電式に限定されず、静電方式、抵抗加熱方式等であってもよい。
1 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
2 フィルタユニット
2f フィルタ
3 リザーバユニット
4 流路ユニット
21 第1室
22 第2室
23 区画板(区画部)
23x 連通流路
25x 凹部
27 可撓性膜
28 金属板(剛部材)
50 メインタンク(液体供給源)
60 サブタンク(液体供給源)

Claims (11)

  1. 液体供給源から複数の液滴吐出口に向かう液体が流れる流路空間と、
    水平方向と交差する方向に立設され、前記流路空間の一部を区画する板状の区画部と、
    前記区画部の区画によって前記区画部を挟んで水平方向に並設されるよう形成され、鉛直方向及び前記並設方向に平行な面に沿った断面が水平方向より鉛直方向に長く、連通流路を介して互いに連通した第1及び第2室と、
    前記区画部の板面に沿って水平方向と交差する方向に立設されるよう前記区画部に固定され、前記第1及び第2室の少なくとも一方の室における液体中の異物を捕捉する板状のフィルタと
    を備えたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記フィルタは、前記一方の室の上壁との間に空間を形成するよう、前記上壁よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記連通流路の開口が鉛直方向中央よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記一方の室において、前記連通流路の開口が、鉛直方向に関して前記フィルタと前記上壁との間に位置していることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記フィルタの表面に沿って液体を循環させて前記一方の室から排出する循環パージ時における当該室内への液体導入口及び当該室外への液体導出口が鉛直方向中央よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記一方の室の上壁に、前記液滴吐出口からの液滴吐出時における当該室内への液体導入口、及び、前記液体導入口から前記フィルタに向かう液体の流動方向下流側に沿って延在した凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記第1及び第2室の少なくとも一方において、前記並設方向に沿った方向から見て、当該室内への液体導入流路及び当該室外への液体導出流路の少なくとも一方が、下壁及び前記下壁に対して鈍角をなす側壁により形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 前記一方の室における上壁と前記上壁に平行な下壁とを接続する側壁が、前記並設方向に沿った方向から見て、前記下壁に対して鈍角をなし、
    前記フィルタの形状は、前記並設方向に沿った方向から見て、前記上壁、前記下壁、及び前記側壁により形成された領域に対応する平行四辺形であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  9. 前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記並設方向に関して前記区画部と対向する側壁が、水平方向と交差する方向に立設された可撓性膜を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  10. 前記第1及び第2室それぞれにおいて、前記並設方向に関して前記可撓性膜を挟んで前記区画部と対向するように剛部材が配置されていることを特徴とする請求項9に記載の液滴吐出ヘッド。
  11. 前記区画部、前記第1室、及び前記第2室が、前記並設方向に沿った方向から見て、鉛直方向より水平方向に長く、
    前記第1及び第2室内における液体の流動方向が、前記並設方向に沿った方向から見たときの前記各室の長尺方向と同じであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
JP2010029799A 2010-02-15 2010-02-15 液滴吐出ヘッド Active JP5045768B2 (ja)

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