JP2011160955A5 - - Google Patents
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本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関し、特に識別情報の変動表示が開始されるときに、当該時点で保留記憶手段に特定の保留記憶が記憶されているか否かを判定し、該判定結果に応じて先読み予告を実行するか否かを決定する遊技機に関する。
上記目的を達成するため、本発明にかかる遊技機は、
所定の始動条件の成立に応じて複数種類の識別情報を変動表示させ、導出された表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(第1大当たり遊技状態)に制御する遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記始動条件が成立したときに、該成立した始動条件に基づいて変動表示を行うためのデータを、保留記憶として所定数まで記憶する保留記憶手段(RAM55の保留記憶バッファ)と、
前記保留記憶手段に記憶された保留記憶により行う変動表示において前記特定表示結果を導出させるか否かを、該保留記憶による変動表示の表示結果を導出するよりも前に決定する特定決定手段(CPU56:大当たり抽選、大当たり種別抽選)と、
識別情報の変動表示が開始されるときに、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶(スーパーリーチが選択される変動表示、大当たりとなる変動表示)が含まれているか否かを判定する特定保留記憶判定手段と、
前記特定保留記憶判定手段の判定結果に応じて、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれている旨の先読み予告を実行するか否かを決定する先読み予告決定手段(表示制御基板80の表示制御用CPU:停止図柄の選択及び変動時先読み予告の実行の決定(図8)、特別図柄保留記憶表示部11のアイコンの表示色の決定(図9))と、
前記先読み予告決定手段の決定結果に従って、前記先読み予告を実行する先読み予告実行手段(表示制御基板80の表示制御用CPU:リンゴを含むハズレ図柄を導出して「リンゴ」をキャラクタ図柄に変更して表示、特別図柄保留記憶表示部11のアイコンの表示色の変更)とを備え、
前記先読み予告決定手段は、当該開始される変動表示が予め定められた特別の変動表示(非リーチハズレが選択された変動表示、第1大当たり遊技状態の終了後の最初の変動表示)であることを条件として、前記先読み予告を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする。
所定の始動条件の成立に応じて複数種類の識別情報を変動表示させ、導出された表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(第1大当たり遊技状態)に制御する遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記始動条件が成立したときに、該成立した始動条件に基づいて変動表示を行うためのデータを、保留記憶として所定数まで記憶する保留記憶手段(RAM55の保留記憶バッファ)と、
前記保留記憶手段に記憶された保留記憶により行う変動表示において前記特定表示結果を導出させるか否かを、該保留記憶による変動表示の表示結果を導出するよりも前に決定する特定決定手段(CPU56:大当たり抽選、大当たり種別抽選)と、
識別情報の変動表示が開始されるときに、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶(スーパーリーチが選択される変動表示、大当たりとなる変動表示)が含まれているか否かを判定する特定保留記憶判定手段と、
前記特定保留記憶判定手段の判定結果に応じて、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれている旨の先読み予告を実行するか否かを決定する先読み予告決定手段(表示制御基板80の表示制御用CPU:停止図柄の選択及び変動時先読み予告の実行の決定(図8)、特別図柄保留記憶表示部11のアイコンの表示色の決定(図9))と、
前記先読み予告決定手段の決定結果に従って、前記先読み予告を実行する先読み予告実行手段(表示制御基板80の表示制御用CPU:リンゴを含むハズレ図柄を導出して「リンゴ」をキャラクタ図柄に変更して表示、特別図柄保留記憶表示部11のアイコンの表示色の変更)とを備え、
前記先読み予告決定手段は、当該開始される変動表示が予め定められた特別の変動表示(非リーチハズレが選択された変動表示、第1大当たり遊技状態の終了後の最初の変動表示)であることを条件として、前記先読み予告を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする。
なお、前記特別の変動表示は、例えば、特定遊技状態が終了した後に最初に開始される変動表示とすることができる。また、上記遊技機が、前記識別情報の変動表示が開始されるときに、前記先読み予告決定手段の決定に先立って、前記識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特別変動パターンを含む複数種類の変動パターンのうちから選択する変動パターン選択手段をさらに備える場合には、該特別変動パターンが選択された変動表示とすることもできる。
上記遊技機では、保留記憶手段に記憶された保留記憶により行う変動表示において特定表示結果を導出させる旨が特定決定手段により決定され、この決定に基づいて変動表示の表示結果として特定表示結果が導出されると、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御されるものとなる。また、所定の始動条件が成立することによって、変動表示を行うための保留記憶が所定数まで保留記憶手段に記憶されるが、保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かが先読み予告されるものとなっている。
上記遊技機は、
識別情報の変動表示が開始されるときに、前記特定決定手段の決定結果と、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数とに基づいて、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特別変動パターン(非リーチハズレ)を含む複数種類の変動パターン(変動パターン)のうちから選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択−ハズレ変動パターンを選択する乱数の範囲は、変動表示の開始時の保留記憶数が2以下か3以上かで異なる(図4、図5))をさらに備え、
前記先読み予告決定手段は、少なくとも当該開始される変動表示に対して前記特別変動パターンが選択されたときに、前記先読み予告を実行するか否かを決定するものとすることができる(変動時先読み予告の実行の確定または対象となるのは、非リーチハズレが選択された変動表示であることが条件となる(図8))。この場合において、
前記変動パターン選択手段は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数が予め定められた特別数以上であるときに、該特別数より少ないときよりも高い割合で、前記特別変動パターンを選択するものとすることができる(非リーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が3以上のときの方が大きい(図4、図5))。
識別情報の変動表示が開始されるときに、前記特定決定手段の決定結果と、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数とに基づいて、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特別変動パターン(非リーチハズレ)を含む複数種類の変動パターン(変動パターン)のうちから選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択−ハズレ変動パターンを選択する乱数の範囲は、変動表示の開始時の保留記憶数が2以下か3以上かで異なる(図4、図5))をさらに備え、
前記先読み予告決定手段は、少なくとも当該開始される変動表示に対して前記特別変動パターンが選択されたときに、前記先読み予告を実行するか否かを決定するものとすることができる(変動時先読み予告の実行の確定または対象となるのは、非リーチハズレが選択された変動表示であることが条件となる(図8))。この場合において、
前記変動パターン選択手段は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数が予め定められた特別数以上であるときに、該特別数より少ないときよりも高い割合で、前記特別変動パターンを選択するものとすることができる(非リーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が3以上のときの方が大きい(図4、図5))。
先読み予告は、保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かを予告するものであるが、保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに少なくとも1つは特定の保留記憶が含まれているようになる可能性は、該保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数が多くなるほど高まることとなる。ここでは、保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数が特別数以上であるときには、該特別数より少ないときよりも高い割合で特別変動パターンが選択されるので、先読み予告が実行される頻度も高くなる。これにより、保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれていることに対する遊技者の期待感を、高い頻度で実行される先読み予告にて効果的に高めさせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記遊技機において、
前記始動条件は、第1始動条件(始動入賞口14aへの遊技球の入賞)と、該第1始動条件とは異なる第2始動条件(始動入賞口14bへの遊技球の入賞)とを含み、
前記保留記憶手段は、前記第1始動条件の成立に基づいて変動表示を行うためのデータを保留記憶として記憶する第1保留記憶手段(始動入賞口14aに対応した保留記憶バッファ)と、前記第2始動条件の成立に基づいて変動表示を行うためのデータを保留記憶として記憶する第2保留記憶手段(始動入賞口14bに対応した保留記憶バッファ)とを備えるものとしてもよい。この場合において、上記遊技機は、
識別情報の変動表示が開始されるときに、前記特定決定手段の決定結果と、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数とに基づいて、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特別変動パターン(非リーチハズレ)を含む複数種類の変動パターン(変動パターン)のうちから選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択−ハズレ変動パターンを選択する乱数の範囲は、変動表示の開始時の保留記憶数が2以下か3以上かで異なる(図4、図5))と、
所定の有利条件が成立したときに、前記第2始動条件の成立頻度が高まる有利遊技状態(時短状態)に遊技状態を制御する有利遊技状態制御手段(CPU56)と、
前記第1保留記憶手段と前記第2保留記憶手段の双方に前記保留記憶が記憶されているときに、前記第1保留記憶手段に記憶されている保留記憶に優先して前記第2保留記憶手段に記憶されている保留記憶に基づく変動表示を実行させる変動実行制御手段(電チューサポートありの始動入賞口14bの入賞を優先して特別図柄の変動表示を実行)とをさらに備え、
前記先読み予告決定手段は、少なくとも当該開始される変動表示に対して前記特別変動パターンが選択されたときに、前記先読み予告を実行するか否かを決定するものとすることができる(変動時先読み予告の実行の確定または対象となるのは、非リーチハズレが選択された変動表示であることが条件となる(図8))。この場合において、
前記変動パターン選択手段は、前記第2始動条件の成立に基づいて行われる変動表示が開始されるときには、前記第1始動条件の成立に基づいて行われる変動表示が開始されるときよりも高い割合で、前記特別変動パターンを選択するものとすることができる(始動入賞口14aの始動入賞に対して非リーチハズレが選択される乱数の範囲は0〜99(図4)、始動入賞口14bの始動入賞に対して非リーチハズレが選択される乱数の範囲は0〜139(図5))。
前記始動条件は、第1始動条件(始動入賞口14aへの遊技球の入賞)と、該第1始動条件とは異なる第2始動条件(始動入賞口14bへの遊技球の入賞)とを含み、
前記保留記憶手段は、前記第1始動条件の成立に基づいて変動表示を行うためのデータを保留記憶として記憶する第1保留記憶手段(始動入賞口14aに対応した保留記憶バッファ)と、前記第2始動条件の成立に基づいて変動表示を行うためのデータを保留記憶として記憶する第2保留記憶手段(始動入賞口14bに対応した保留記憶バッファ)とを備えるものとしてもよい。この場合において、上記遊技機は、
識別情報の変動表示が開始されるときに、前記特定決定手段の決定結果と、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数とに基づいて、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特別変動パターン(非リーチハズレ)を含む複数種類の変動パターン(変動パターン)のうちから選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択−ハズレ変動パターンを選択する乱数の範囲は、変動表示の開始時の保留記憶数が2以下か3以上かで異なる(図4、図5))と、
所定の有利条件が成立したときに、前記第2始動条件の成立頻度が高まる有利遊技状態(時短状態)に遊技状態を制御する有利遊技状態制御手段(CPU56)と、
前記第1保留記憶手段と前記第2保留記憶手段の双方に前記保留記憶が記憶されているときに、前記第1保留記憶手段に記憶されている保留記憶に優先して前記第2保留記憶手段に記憶されている保留記憶に基づく変動表示を実行させる変動実行制御手段(電チューサポートありの始動入賞口14bの入賞を優先して特別図柄の変動表示を実行)とをさらに備え、
前記先読み予告決定手段は、少なくとも当該開始される変動表示に対して前記特別変動パターンが選択されたときに、前記先読み予告を実行するか否かを決定するものとすることができる(変動時先読み予告の実行の確定または対象となるのは、非リーチハズレが選択された変動表示であることが条件となる(図8))。この場合において、
前記変動パターン選択手段は、前記第2始動条件の成立に基づいて行われる変動表示が開始されるときには、前記第1始動条件の成立に基づいて行われる変動表示が開始されるときよりも高い割合で、前記特別変動パターンを選択するものとすることができる(始動入賞口14aの始動入賞に対して非リーチハズレが選択される乱数の範囲は0〜99(図4)、始動入賞口14bの始動入賞に対して非リーチハズレが選択される乱数の範囲は0〜139(図5))。
この場合、有利遊技状態において第1保留記憶手段と第2保留記憶手段の双方に保留記憶が記憶されているときには、第2保留記憶手段に記憶されたている保留記憶に基づく変動表示が優先して実行される。しかも、有利遊技状態に制御されているときは、第2始動条件の成立頻度が高まるために第2保留記憶手段に変動表示を行うためのデータが保留記憶として次々と記憶されていくので、多くの変動表示が第2始動条件の成立にも基づいて開始される変動表示となる。そして、第2始動条件の成立に基づいて開始される変動表示に対しては、第1始動条件の成立に基づいて開始される変動表示に対してよりも高い割合で特別変動パターンが選択されるものとなっている。
なお、前記特別変動パターンは、変動表示の開始から終了までに一定の時間を要する変動パターンであってもよい。このように特別変動パターンが一定の時間を要する変動パターンであると、これが選択されることによって、却って保留記憶手段に記憶されている保留記憶が消化されにくくなってしまう。有利遊技状態に制御されていないときには、第2始動条件の成立頻度が低くなっているので、第2始動条件が成立して、これに基づく変動表示が実行されることは少ない。
逆に言えば、有利遊技状態に制御されていないときには、多くの変動表示が第1始動条件の成立に基づいて開始される変動表示となるが、この第1始動条件の成立に基づく変動表示に対しては、変動表示の開始から終了までに一定の時間を要する特別変動パターンが高い頻度で選択されることはない。このため、保留記憶手段に記憶されている保留記憶が消化されにくくなるのを防ぐことができる。その一方で、第2始動条件の成立に基づく変動表示では高い割合で特別変動パターンを選択して先読み予告が実行されるようにするため、発生頻度の少ない第2始動条件の成立に基づく変動表示に対する興趣を高めさせることができるものとなる。
上記遊技機は、
遊技の進行を制御するとともに、該遊技の進行に応じたコマンドを送信する手段であって、前記保留記憶手段と前記特定決定手段とを備える遊技制御手段(CPU56)と、
前記遊技制御手段から送信されたコマンドを受信し、該受信したコマンドに基づいて演出の実行を制御する手段であって、前記先読み予告決定手段と前記先読み予告実行手段とを備える演出制御手段(表示制御基板80の表示制御用CPU)とを備え、
前記遊技制御手段は、
前記始動条件が成立したときに、前記保留記憶手段に記憶された保留記憶に基づいて実行される変動表示に対して前記先読み予告を実行するのに必要な所定の先読み情報(大当たり情報及び変動パターン情報)を含む開始前コマンド(始動入賞コマンド)を送信する開始前コマンド送信手段(CPU56:始動入賞時における始動入賞コマンドの送信)と、
識別情報の変動表示が開始されるときに、該開始される変動表示を示す開始時コマンド(開始時コマンド)を送信する開始時コマンド送信手段(CPU56:変動表示の開始時における開始時コマンドの送信)とをさらに備え、
前記演出制御手段は、前記開始前コマンドを受信したときに、該開始前コマンドが含む先読み情報を記憶する先読み情報記憶手段(始動入賞コマンドの保存領域80a、80b)をさらに備えるものであってもよい。この場合において、
前記特定保留記憶判定手段は、前記特別の変動表示である旨を示す開始時コマンドを受信したときに、前記先読み情報記憶手段に記憶された先読み情報を参照して、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かを判定するものとすることができる(表示制御基板80の表示制御用CPU:開始時コマンドを受信したときに、該開始時コマンドが非リーチハズレを示すことを条件として、始動入賞コマンドの保存領域80a、80bを参照して、停止図柄を選択して先読み予告を決定)。
遊技の進行を制御するとともに、該遊技の進行に応じたコマンドを送信する手段であって、前記保留記憶手段と前記特定決定手段とを備える遊技制御手段(CPU56)と、
前記遊技制御手段から送信されたコマンドを受信し、該受信したコマンドに基づいて演出の実行を制御する手段であって、前記先読み予告決定手段と前記先読み予告実行手段とを備える演出制御手段(表示制御基板80の表示制御用CPU)とを備え、
前記遊技制御手段は、
前記始動条件が成立したときに、前記保留記憶手段に記憶された保留記憶に基づいて実行される変動表示に対して前記先読み予告を実行するのに必要な所定の先読み情報(大当たり情報及び変動パターン情報)を含む開始前コマンド(始動入賞コマンド)を送信する開始前コマンド送信手段(CPU56:始動入賞時における始動入賞コマンドの送信)と、
識別情報の変動表示が開始されるときに、該開始される変動表示を示す開始時コマンド(開始時コマンド)を送信する開始時コマンド送信手段(CPU56:変動表示の開始時における開始時コマンドの送信)とをさらに備え、
前記演出制御手段は、前記開始前コマンドを受信したときに、該開始前コマンドが含む先読み情報を記憶する先読み情報記憶手段(始動入賞コマンドの保存領域80a、80b)をさらに備えるものであってもよい。この場合において、
前記特定保留記憶判定手段は、前記特別の変動表示である旨を示す開始時コマンドを受信したときに、前記先読み情報記憶手段に記憶された先読み情報を参照して、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かを判定するものとすることができる(表示制御基板80の表示制御用CPU:開始時コマンドを受信したときに、該開始時コマンドが非リーチハズレを示すことを条件として、始動入賞コマンドの保存領域80a、80bを参照して、停止図柄を選択して先読み予告を決定)。
そして、演出制御手段に含まれる先読み予告決定手段に含まれる特定保留記憶判定手段は、先読み情報記憶手段に記憶された先読み情報を参照することで、保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かを判定することができるものとなっている。このため、遊技の進行を制御する遊技制御手段と演出の実行を制御する演出制御手段とに分かれて制御手段が構成し、先読み予告を実行するか否かの決定及び先読み予告の実行の制御を演出制御手段の側で行うものとしても、制御を複雑化させることがない。
上記遊技機は、
前記始動条件が成立したときに、前記特定決定手段が前記特定表示結果を導出させるか否かを決定するための特定決定用数値データ(大当たり判定用乱数、大当たり種別判定用乱数)と、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特定変動パターンを含む複数種類の変動パターンのうちから選択するための変動パターン選択用数値データ(変動パターン判定用乱数)とを含む数値データを抽出する数値データ抽出手段(CPU56)と、
前記特定決定手段の決定結果と、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数と、前記数値データ抽出手段により抽出された前記変動パターン選択用数値データの値と、複数種類の変動パターンの各々に対応した判定値とに基づいて、当該変動表示における識別情報の変動パターンを選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択)とをさらに備え、
前記保留記憶手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを、前記保留記憶として記憶し(RAM55の保留記憶バッファには、始動入賞時に抽出した各種乱数を格納)、
前記特定変動パターンに対応した判定値は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に関わらずに、共通の判定値が設定され(スーパーリーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が2以下のときも3以上のときも同じ(図4、図5))、
前記特定変動パターンと異なる非特定変動パターンに対応した判定値は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に応じて異なる判定値が設定されたものとすることができる(非リーチハズレ、ノーマルリーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が2以下のときと3以上のときとで異なる(図4、図5))。この場合において、
前記特定保留記憶判定手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された前記変動パターン選択用数値データの値が前記特定変動パターンに対応した共通の判定値と合致するか否かを判定することで、前記特定の保留記憶が含まれているか否かを判定するものとすることができる(変動開始時の保留記憶数に関わらずに始動入賞時で変動パターンが確定するノーマルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、スーパーリーチハズレを先読み予告する)。
前記始動条件が成立したときに、前記特定決定手段が前記特定表示結果を導出させるか否かを決定するための特定決定用数値データ(大当たり判定用乱数、大当たり種別判定用乱数)と、識別情報の変動表示の表示結果が導出されるまでに行われる識別情報の変動パターンを特定変動パターンを含む複数種類の変動パターンのうちから選択するための変動パターン選択用数値データ(変動パターン判定用乱数)とを含む数値データを抽出する数値データ抽出手段(CPU56)と、
前記特定決定手段の決定結果と、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数と、前記数値データ抽出手段により抽出された前記変動パターン選択用数値データの値と、複数種類の変動パターンの各々に対応した判定値とに基づいて、当該変動表示における識別情報の変動パターンを選択する変動パターン選択手段(CPU56:変動パターンの選択)とをさらに備え、
前記保留記憶手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを、前記保留記憶として記憶し(RAM55の保留記憶バッファには、始動入賞時に抽出した各種乱数を格納)、
前記特定変動パターンに対応した判定値は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に関わらずに、共通の判定値が設定され(スーパーリーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が2以下のときも3以上のときも同じ(図4、図5))、
前記特定変動パターンと異なる非特定変動パターンに対応した判定値は、識別情報の変動表示が開始されるときに前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に応じて異なる判定値が設定されたものとすることができる(非リーチハズレ、ノーマルリーチハズレの変動パターンを選択する乱数の範囲は、保留記憶数が2以下のときと3以上のときとで異なる(図4、図5))。この場合において、
前記特定保留記憶判定手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された前記変動パターン選択用数値データの値が前記特定変動パターンに対応した共通の判定値と合致するか否かを判定することで、前記特定の保留記憶が含まれているか否かを判定するものとすることができる(変動開始時の保留記憶数に関わらずに始動入賞時で変動パターンが確定するノーマルリーチ当たり、スーパーリーチ当たり、スーパーリーチハズレを先読み予告する)。
なお、前記特定変動パターンは、前記特定表示結果を導出させる旨が決定されているときには、該特定表示結果を導出させる旨が決定されていないときよりも高い確率で選択されるものとすることができる。
ここでは、特定変動パターンを含む複数種類の変動パターンの何れで変動表示が実行されるかは、始動条件の成立時に抽出した特定決定用数値データに基づいて決定された特定決定手段の決定結果と、始動条件の成立時に抽出した変動パターン選択用数値データと、複数種類の変動パターンの各々に対応した判定値と、変動表示が開始されるときにおいて他に保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数とに基づいて決定される。ここで、先読み予告の決定は、識別情報の変動表示が開始される度に、対象となる保留記憶に対応した変動表示が開始されるよりも前に行われるが、この決定を行う時点において保留記憶手段に記憶されている保留記憶に基づく特定決定手段の決定結果と変動パターン選択用数値データとは特定できるものの、各に基づく変動表示が開始される時点で他に保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数は未だ特定できない。従って、各保留記憶について選択される変動パターンが如何なる種類の変動パターンとなるかは特定できない。
もっとも、特定表示結果を導出させる旨が決定される保留記憶であるか否かは、変動表示が開始されるときに他に保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数が幾つになっていても、始動条件が成立したときの特定決定用数値データの値に基づいて特定することができる。また、特定変動パターンに対応した判定値には、変動表示が開始されるときに保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に関わらずに共通の判定値が設定されている。従って、先読み予告の決定を行う時点では、保留記憶手段に記憶されている保留記憶について選択される変動パターンが如何なる種類の変動パターンとなるかを未だ完全に特定することはできないものの、少なくとも特定変動パターンとなることだけは特定できる。そして、特定変動パターンが選択される保留記憶が含まれているか否かを先読み予告している。
これにより、始動条件の成立に基づいて保留記憶手段に記憶された保留記憶についての変動パターンが、当該保留記憶の変動表示が開始される時点において他に保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に応じて選択されるものとなったとしても、当該保留記憶の変動パターン(ここでは、特定変動パターンとなること)を先読み予告することができるものとなる。裏を返せば、特定表示結果が導出されるか否かではなく、変動パターン(ここでは、特定変動パターンとなること)を先読み予告するものとしても、保留記憶手段に記憶された保留記憶に基づく変動表示が開始される時点で他に保留記憶手段に記憶されている保留記憶の数に応じて適切な変動パターンの選択ができるようになり、保留記憶手段に記憶されている保留記憶を適度に消化していくようにすることができる。
Claims (1)
- 所定の始動条件の成立に応じて複数種類の識別情報を変動表示させ、導出された表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であって、
前記始動条件が成立したときに、該成立した始動条件に基づいて変動表示を行うためのデータを、保留記憶として所定数まで記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶された保留記憶により行う変動表示において前記特定表示結果を導出させるか否かを、該保留記憶による変動表示の表示結果を導出するよりも前に決定する特定決定手段と、
識別情報の変動表示が開始されるときに、当該時点で前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれているか否かを判定する特定保留記憶判定手段と、
前記特定保留記憶判定手段の判定結果に応じて、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶のうちに特定の保留記憶が含まれている旨の先読み予告を実行するか否かを決定する先読み予告決定手段と、
前記先読み予告決定手段の決定結果に従って、前記先読み予告を実行する先読み予告実行手段とを備え、
前記先読み予告決定手段は、当該開始される変動表示が予め定められた特別の変動表示であることを条件として、前記先読み予告を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする遊技機。
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