JP2011160587A - ステータコアへの絶縁シート挿入方法及び挿入装置 - Google Patents

ステータコアへの絶縁シート挿入方法及び挿入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状の絶縁シート11をステータコア81の厚さに応じた長さに切断し、ステータコアのスロット81dの内周に適合させ、内歯81bのT字状の両側突出部81cの内面をも覆うように折曲させて挿入できる絶縁シート挿入方法及び挿入装置を提供する。
【解決手段】絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、次いでスロットの内周形状に適合するように折曲させてスロットに挿入する際、絶縁シートを受け型71と外型72との間に挿入した状態で、外型を受け型に向けて押圧して絶縁シートの幅方向中央部をスロットの内底部に適合する形状に湾曲させ、次いで一対の横型74を受け型に向けて押圧して絶縁シートの両側部を折曲させ、次いで内型76を受け型に向けて押圧して、絶縁シートの端部よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させる。
【選択図】図14

Description

本発明は、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、スロット形状に適合するように折曲させて、ステータコアの一方の端面側からスロットに挿入する、ステータコアへの絶縁シート挿入方法及び挿入装置に関する。
モータ等の回転電機に用いられるステータコアは、環状をなす本体部(継鉄部)の内周に、端面から見てT字状をなす内歯が、周方向に沿って所定間隔で複数形成されている。そして、内歯と内歯との間に、コイルが挿入されるスロットが形成されている。ステータコアのスロット内周と端面は、絶縁材で被覆する必要がある。
このようなスロット絶縁手段として、下記特許文献1には、ステータコアの端面に当接する環状部分と、この環状部分からステータコアのスロット内壁に適合する形状で延出された筒状部分とを有し、前記筒状部分は、前記スロット開口に該当する部分がスリット状に切離された形状をなすインシュレータ(絶縁材)を、ステータコアの両端面からそれぞれ挿入して組み付ける方法及び装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、ステータコアの内周の複数のスロット内に、予めU字状に成形したポリイミドフィルムやポリエステルフィルム等の絶縁紙をそれぞれ挿入し、これらの絶縁紙をステータコアの端面から所定量突出させた状態で、各突出部をプレスによりステータコアの端面に熱圧着させることが記載されている。
特開2002−142418号公報 特開平7−75273号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような、ステータコアの端面に当接する環状部分と、この環状部分からステータコアのスロット内壁に適合する形状で延出された筒状部分とを有するインシュレータ(絶縁材)を用いる方法は、ステータコアの厚さが変更されると、その都度それに合った成形品を作る必要があり、製造コストが高くなるという問題があった。
また、上記特許文献2に記載されたような、予めU字状に成形した絶縁シートを挿入する方法は、単純なU字状をなすため、ステータコアのスロット内周に密着しにくく、ずれやすいという問題があった。また、スロット内周形状に適合するように成形したものを用いる場合には、前記と同様に、ステータコアの厚さが変更されると、その都度それに合った成形品を作らなければならなかった。
特に、ステータコアのスロット数が比較的少なく、端面から見てT字状をなす内歯の両側突出部が長いものに関しては、単純にU字状に屈曲させた絶縁シートでは、T字状の両側突出部の内面を覆うことができず、絶縁不良となる可能性があった。
したがって、本発明の目的は、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、ステータコアのスロットの内周に適合させ、内歯のT字状の両側突出部の内面をも覆うように折曲させて挿入できるようにしたステータコアへの絶縁シート挿入方法及び挿入装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のステータコアへの絶縁シート挿入方法は、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、スロット形状に適合するように折曲させて、ステータコアの一方の端面側からスロットに挿入するステータコアへの絶縁シート挿入方法において、
絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断する切断工程と、
絶縁シートをスロットの内周形状に適合するように折曲させる主折曲工程と、
折曲された絶縁シートをステータコアのスロットに挿入する挿入工程とを含み、
前記主折曲工程は、ステータコアのスロットの内周形状に適合する外形をなす受け型と、スロットの内底部の形状に適合する押圧面を有する外型と、スロットの内側壁に適合する押圧面を有する一対の横型と、スロットのスリット状開口部に適合する突部及びその両側の肩部を有する内型とを用い、
絶縁シートを受け型と外型との間に挿入した状態で、外型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの幅方向中央部をスロットの内底部に適合する形状に湾曲させ、
次いで一対の横型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの両側部を折曲させて、スロットの内側壁に適合する形状とし、
次いで内型を受け型に向けて押圧することにより、内型の突部及びその両側の肩部によって、絶縁シートの端部よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させる工程からなることを特徴とする。
本発明のステータコアへの絶縁シート挿入方法によれば、主折曲工程において、絶縁シートを受け型と外型との間に挿入した状態で、外型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの幅方向中央部をスロットの内底部に適合する形状に湾曲させ、次いで一対の横型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの両側部を折曲させて、スロットの内側壁に適合する形状とし、次いで内型を受け型に向けて押圧することにより、内型の突部及びその両側の肩部によって、絶縁シートの端部よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させるようにしたので、絶縁シートを、内歯のT字状の両側突出部の内面をも覆うように、スロットの内周形状により適合した形状に折曲させることができ、この絶縁シートをスロットに挿入することにより、絶縁シートをスロット内周に密接した状態で配置することができ、スロット内で絶縁シートがずれにくくすることができると共に、内歯のT字状の両側突出部が露出して絶縁不良となる可能性をより低減させることができる。
また、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断して用いるので、ステータコアの厚さが変化しても、帯状の絶縁シートの切断長さを変えるだけで対応することができ、製造コストを低減することができる。
本発明のステータコアへの絶縁シート挿入方法においては、前記切断工程の前に、絶縁シートの両側を同方向にL字状に折曲させる予備折曲工程を行い、前記主折曲工程で前記内型を受け型に向けて押圧する際、前記予備折曲工程でL字状に折曲された部分よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させることが好ましい。これによれば、予備折曲工程でL字状に折曲された部分よりも内側部分がT字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させられ、L字状に折曲された部分がT字状をなす内歯の両側端部からスロット内方に延出された状態となるので、内歯に巻線されたコイルが上記L字状に折曲されてスロット内方に延出した部分によって包まれるようにカバーされ、T字状をなす内歯の両側端部に対する絶縁効果を高めることができる。また、内歯に巻線されたコイルがスロットのスリット状開口部から露出するのが防止される。
本発明のステータコアへの絶縁シート挿入方法においては、前記予備折曲工程の前に、絶縁シートを加熱して軟化させるシート軟化工程と、前記主折曲工程で折曲される部分となる位置に、幅方向断面が波形となるような筋目を付ける筋目付け工程とを行うことが好ましい。これによれば、シートが軟化して後の加工がしやすくなると共に、筋目を付けることにより、後の主折曲工程で、絶縁シートを所定の形状に折曲させやすくすることができる。
また、前記予備折曲工程は、絶縁シートの両側を鈍角に折り曲げる第1折曲工程と、同折曲部をほぼ直角に折り曲げる第2折曲工程と、同折曲部を鋭角に折り曲げる第3折曲工程とからなることが好ましい。これによれば、第1折曲工程で絶縁シートの両側が鈍角に折り曲げられ、第2折曲工程でほぼ直角に折り曲げられ、第3折曲工程で更に鋭角に折り曲げられるので、折り曲げ工程を無理なく行うことができると共に、スプリングバックによって折り曲げが戻っても、絶縁シートの両側をほぼL字状に折曲された状態に維持することができる。
更に、前記予備折曲工程と前記切断工程との間で、絶縁シートの両側のL字状の折曲部に、適用するステータコアの厚さに応じた間隔で、V字状の切欠きを形成する切欠き形成工程を行い、前記切断工程は、前記V字状の切欠きの底部を通る位置で前記絶縁シートを切断することが好ましい。これによれば、折曲した絶縁シートをステータコアのスロットに挿入したとき、L字状に折曲された部分がT字状をなす内歯の両側端部からスロット内方に延出された状態となるが、その端部がテーパ状にカットされているため、巻線時にニードルが引っ掛かることを防止できる。
更に、前記挿入工程は、前記受け型、前記外型、前記横型及び前記内型で絶縁シートを折曲させた形状に保持し、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させ、絶縁シートの後端部をプッシャで押して絶縁シートを前記スロットに挿入する工程からなることが好ましい。これによれば、折曲された絶縁シートを各型で保持してスプリングバックを抑制した状態で、ステータコアのスロットに挿入できるので、絶縁シートの挿入をスムーズに行うことができる。
更に、前記挿入工程は、ステータコアのスロット内に、該スロット内周との間に所定の隙間を設けて配置されるガイドロッドを配置し、前記スロット内周と前記ガイドロッドとの隙間を通して、絶縁シートを挿入することが好ましい。これによれば、主折曲工程で折曲された絶縁シートを、ステータコアのスロット内周とガイドロッドとの隙間に挿入するので、絶縁シートの折曲形状を崩すことなく、スロット内周に適合した形状で挿入することができる。
一方、本発明のステータコアへの絶縁シート挿入装置は、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、スロット形状に適合するように折曲させて、ステータコアの一方の端面側からスロットに挿入するステータコアへの絶縁シート挿入装置において、
絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断する切断手段と、
絶縁シートをスロットの内周形状に適合するように折曲させる主折曲手段と、
折曲された絶縁シートをステータコアのスロットに挿入する挿入手段と、
帯状の絶縁シートを前記各手段に順次通過させる移動手段とを備え、
前記主折曲手段は、ステータコアのスロットの内周形状に適合する外形をなす受け型と、スロットの内底部の形状に適合する押圧面を有する外型と、スロットの内側壁に適合する押圧面を有する一対の横型と、スロットのスリット状開口部に適合する突部及びその両側の肩部を有する内型と、外型、横型及び内型をそれぞれ受け型に向けて押圧させる駆動手段とを有することを特徴とする。
本発明のステータコアへの絶縁シート挿入装置によれば、移動手段によって帯状の絶縁シートを移動させながら、切断手段により、絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、主折曲手段により、絶縁シートをスロットの内周形状に適合するように折曲させ、挿入手段により、折曲された絶縁シートをステータコアのスロットに挿入することができる。
そして、挿入手段においては、絶縁シートを受け型と外型との間に挿入した状態で、外型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの幅方向中央部をスロットの内底部に適合する形状に湾曲させ、次いで一対の横型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの両側部を折曲させて、スロットの内側壁に適合する形状とし、次いで内型を受け型に向けて押圧することにより、内型の突部及びその両側の肩部によって、絶縁シートの端部よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させることができるので、絶縁シートを、内歯のT字状の両側突出部の内面をも覆うように、スロットの内周形状により適合した形状に折曲させることができ、この絶縁シートをスロットに挿入することにより、絶縁シートをスロット内周に密接した状態で配置することができ、スロット内で絶縁シートがずれにくくすることができると共に、内歯のT字状の両側突出部が露出して、絶縁不良となる可能性をより低減させることができる。そして、その他にも、前記方法の発明と同様な作用効果を得ることができる。
本発明のステータコアへの絶縁シート挿入装置においては、前記移動手段による移動経路における前記切断手段の前に、絶縁シートの両側を同方向にL字状に折曲させる予備折曲手段を有することが好ましい。これによれば、予備折曲手段でL字状に折曲された部分の内側を、主折曲手段によって、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させることにより、L字状に折曲された部分がT字状をなす内歯の両側端部からスロット内方に延出された状態となるので、前述したように、内歯に巻線されたコイルを上記L字状に折曲されてスロット内方に延出した部分によって包むようにカバーし、T字状をなす内歯の両側端部に対する絶縁効果を高めると共に、内歯に巻線されたコイルがスリット状開口部から露出するのを防止できる。
また、絶縁シートの移動経路における前記予備折曲手段の前に、絶縁シートを加熱して軟化させるシート軟化手段と、前記主折曲手段で折曲される部分となる位置に、幅方向断面が波形となるような筋目を付ける筋目付け手段とが設けられていることが好ましい。これにより、前述したように、シートを軟化させて後の加工がしやすくし、筋目を付けることにより、後の主折曲工程で、絶縁シートを所定の形状に折曲させやすくすることができる。
また、前記予備折曲手段は、絶縁シートの折曲させるべき位置に対応して形成されたテーパ状に拡径する段部を両側部に有する第1ローラと、前記第1ローラの段部の間に絶縁シートを介して当接する第2ローラとで構成される第1折曲手段と、
絶縁シートの折曲させるべき位置に対応して形成された直角に拡径する段部を両側部に有する第3ローラと、前記第3ローラの段部の間に絶縁シートを介して当接する第4ローラとで構成される第2折曲手段と、
絶縁シートの両側のL字状の折曲部の間隔に相当する幅を有し、両側角部が鋭角状をなすように下面をテーパ状に面取りされたガイドブロックと、絶縁シートの幅方向中央部を前記ガイドブロックの上面に進退可能に押圧する上面押圧ブロックと、絶縁シートのL字状折曲部を前記ガイドブロックの両側のテーパ面に進退可能に押圧する両側押圧ブロックとで構成される第3折曲手段とを備えていることが好ましい。
これにより、第1折曲手段で、絶縁シートが第1ローラと第2ローラとに挟まれてその両側を鈍角に折り曲げられ、第2折曲手段で、第3ローラと第4ローラとに挟まれて上記両側がほぼ直角に折り曲げられ、第3折曲手段で、幅方向中央部を上面押圧ブロックとガイドブロックとの間で抑えられた状態で、上記両側を更にガイドブロックの両側のテーパ面と両側押圧ブロックとで挟まれて鋭角に折り曲げられるので、折り曲げ工程を無理なく行うことができると共に、スプリングバックによって折り曲げが戻っても、絶縁シートの両側をほぼL字状に折曲された状態に維持することができる。
更に、絶縁シートの移動経路における前記予備折曲手段と前記切断手段との間に、絶縁シートの両側のL字状の折曲部に、適用するステータコアの厚さに応じた間隔で、V字状の切欠きを形成する切欠き形成手段が設けられ、前記切断手段は、前記V字状の切欠きの底部を通る位置で絶縁シートを切断するように構成されていることが好ましい。これによれば、前述したように、折曲した絶縁シートをステータコアのスロットに挿入したとき、L字状に折曲された部分がT字状をなす内歯の両側端部からスロット内方に延出された状態となるが、その端部がテーパ状にカットされているため、巻線時に導線が引っ掛かることを防止できる。
更に、前記挿入手段は、前記受け型、前記外型、前記横型及び前記内型で絶縁シートを折曲させた形状に保持した状態で、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させるコア位置決め手段と、絶縁シートの後端部を押して絶縁シートを前記スロットに挿入するプッシャとを有していることが好ましい。これによれば、折曲された絶縁シートを各型で保持してスプリングバックを抑制した状態で、プッシャによりステータコアのスロットに挿入できるので、絶縁シートの挿入をスムーズに行うことができる。
更に、前記コア位置決め手段は、ステータコアを保持して駆動手段により回転し、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させる回転体と、該回転体の中心に突設され、ステータコアの中心孔に挿入されるセンターポストと、ステータコアの内周に所定の隙間を介して適合する形状をなし、ステータコアのスリット状開口を通して挿入される薄壁部を介して、前記センターポストの外周に取付けられたガイドロッドとを有していることが好ましい。これによれば、回転体の回転によって、ステータコアの各スロットを順次主折曲手段で折曲された絶縁シートの端面に位置させて挿入作業を連続して行うことができると共に、主折曲手段で折曲された絶縁シートを、ステータコアのスロット内周とガイドロッドとの隙間に挿入することにより、絶縁シートの折曲形状を崩すことなく、スロット内周に適合した形状で挿入することができる。
本発明によれば、絶縁シートを、内歯のT字状の両側突出部の内面をも覆うように、スロットの内周形状により適合した形状に折曲させることができ、この絶縁シートをスロットに挿入することにより、絶縁シートをスロット内周に密接した状態で配置することができ、スロット内で絶縁シートがずれにくくすることができると共に、内歯のT字状の両側突出部が露出して絶縁不良となる可能性をより低減させることができる。
また、帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断して用いるので、ステータコアの厚さが変化しても、帯状の絶縁シートの切断長さを変えるだけで対応することができ、製造コストを低減することができる。
本発明におけるステータコアへの絶縁シート挿入装置の一実施形態を示す、移動経路前半部分の側面図である。 同絶縁シート挿入装置の移動経路前半部分の平面図である。 同絶縁シート挿入装置における筋目付け手段を示す断面図である。 同絶縁シート挿入装置における第1折曲手段を示す断面図である。 同絶縁シート挿入装置における第2折曲手段を示す断面図である。 同絶縁シート挿入装置における第3折曲手段を示す正面図である。 同絶縁シート挿入装置におけるプッシャ及び切断手段を示す側面図である。 同絶縁シート挿入装置におけるプッシャ及び切欠き形成手段を示す平面図である。 同絶縁シート挿入装置における切欠き形成手段を示す正面図である。 同絶縁シート挿入装置における切欠き形成手段の切断刃を示す説明図である。 同絶縁シート挿入装置における切断手段を示す正面図である。 同絶縁シート挿入装置における切断手段及び主折曲手段を示す側面図である。 同絶縁シート挿入装置における主折曲手段を示す正面図である。 同絶縁シート挿入装置において、外型と受け型との間に絶縁シートを挿入した状態を示す説明図である。 同絶縁シート挿入装置において、外型を受け型に押圧させて絶縁シートの幅方向中央部を湾曲させた状態を示す説明図である。 同絶縁シート挿入装置において、横型を受け型に押圧させて絶縁シートの両側部を折曲させた状態を示す説明図である。 同絶縁シート挿入装置において、内型を受け型に押圧させて絶縁シートのL字状に折曲された部分よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させた状態を示す説明図である。 折曲工程が終了した状態の絶縁シートを示す斜視図である。 同絶縁シート挿入装置における主折曲手段及びコア位置決め手段を示す側面図である。 同コア位置決め手段の正面図である。 絶縁シートを挿入したステータコアを示す斜視図である。 ステータコアの厚さを測定する装置を示す側面図である。
以下、本発明によるステータコアへの絶縁シート挿入装置の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1、図2には、同絶縁シート挿入装置における絶縁シート11の移動経路の前半部分の構造が示されている。
絶縁シート11は、図示しないリールから繰り出されて、絶縁シート挿入装置10の始端部に配置されたガイドローラ12を介して、装置内に導入されるようになっている。
絶縁シート11の移動経路の最初の部分には、シート軟化手段13が配置されている。シート軟化手段13は、下方に配置された加熱プレート13aと、上方に配置されたカバープレート13bとを有しており、絶縁シート11は、両プレート13a,13bの間を通して移動するようになっている。そして、加熱プレート13aにより後述する加工がしやすくなる程度に加熱軟化されるようになっている。なお、絶縁シート11としては、例えば、ポリイミドフィルムや、ポリエステルフィルム等の合成樹脂シートが好ましく用いられる。
絶縁シート11の移動経路に沿ってシート軟化手段13の前方には、筋目付け手段14が配置されている。図3を併せて参照すると、筋目付け手段14は、上ローラ15と下ローラ16とを有しており、それぞれのローラ15,16には幅方向の所定位置に、それぞれ凹リング15a,凸リング16aが取付けられていて、これらの凹リング15a,凸リング16aが互いに噛み合うように配置され、その部分で絶縁シート11が幅方向断面で見たとき、波形に屈曲されるようになっている。
筋目付け手段14の更に先には、予備折曲手段20が配置されている。予備折曲手段20は、移動経路に沿って順次配設された第1折曲手段21と、第2折曲手段22と、第3折曲手段23とで構成されている。
図4を併せて参照すると、第1折曲手段21は、上方に配置された第1ローラ24と、下方に配置された第2ローラ25とを有しており、第1ローラ24の両側部にはテーパ状段部24aが設けられ、第2ローラ25は、上記テーパ状段部24aの間の部分に絶縁シート11を介して当接するように配置されている。したがって、絶縁シート11は、第1ローラ24と第2ローラ25とに挟まれ、第1ローラ24のテーパ状段部24aにより、その両側を鈍角状に折り曲げられるようになっている。以下、この両側の折り曲げられる部分を、「L字状折曲部11a」と称することにする。
図5を併せて参照すると、第2折曲手段22は、上方に配置された第3ローラ27と、下方に配置された第4ローラ28とを有している。第3ローラ27は、その両側に直角段部27aを有し、第4ローラ28は、この直角段部27aの間の部分に絶縁シート11を介して当接するように配置されている。したがって、絶縁シート11は、第3ローラ27と第4ローラ28とに挟まれて、L字状折曲部11aをほぼ直角に折り曲げられるようになっている。
図6を併せて参照すると、第3折曲手段23は、絶縁シート11の両側部を下方に折り曲げた状態で支持するガイドブロック31を有している。ガイドブロック31の両側には、上方に向けて拡径するテーパ面31aが形成されている。また、ガイドブロック31の上方には、上面押圧ブロック32がエアシリンダ33により昇降可能に配置されている。更に、ガイドブロック31の両側には、両側押圧ブロック34が、エアシリンダ35によりガイドブロック31の対応する側方に向けて進退可能に配置されている。
両側押圧ブロック34は、ガイドブロック31のテーパ面31aに当接する押圧面34aを有している。したがって、絶縁シート11の両側のL字状折曲部11aは、ガイドブロック31のテーパ面31aと、両側押圧ブロック34の押圧面34aとで挟まれて、鋭角状に折曲されるようになっている。
図1に示すように、第3折曲手段23の更に先には移動手段38が配置されている。移動手段38は、下方に配置された駆動ローラ43と、上方に配置された押えローラ44とを有し、両ローラ43,44の間に絶縁シート11を挟んで送り出す構成となっている。
移動手段38の下方にはモータ39が配置され、その駆動プーリ40と、従動プーリ41とがベルト42によって張設されている。前記駆動プーリ41に駆動ローラ43が連結されており、モータ39により駆動プーリ40が回転すると、ベルト42を介して従動プーリ41及び駆動ローラ43が回転するようになっている。
図7に示すように、移動手段38を通過した絶縁シート11は、上プレート47及び下プレート48に挟まれて移動するようになっている。そして、この上プレート47及び下プレート48の出口部分には、下方に配置された受け板45と、上方に配置されたカバー板46とが設けられており、絶縁シート11は、両者の間を通って移動するようになっている。この場合、下方に配置された受け板45は、絶縁シート11のL字状折曲部11aの間に適合する幅を有し、上方に配置されたカバー板46は、受け板45の上面及び両側面を覆うように正面から見てコ字状をなし、受け板45との間に、絶縁シート11が通過するスリット状の通路を形成している。そして、絶縁シート11は、その両側をL字状に折曲された状態で、受け板45とカバー板46との間の上記通路を通って移動する。
受け板45の下方には複数本、この実施形態の場合、4本のプッシャ50がほぼ平行に所定の配置で配設されている。これらのプッシャ50は、その基端部を図示しないシリンダの駆動部51に連結されたブラケット52に支持されている。プッシャ50及びブラケット52は、同シリンダの作動によって、図7中の想像線で示すように、前方に向けて出没可能に突出するようになっている。
受け板45及びカバー板46で構成される移動経路の途中には、図8、図9及び図10に示す切欠き形成手段55が配置されている。切欠き形成手段55は、絶縁シート11のL字状折曲部11aに所定間隔でV字状の切欠きを形成するものである。その間隔は、適用されるステータコアの厚さに応じた長さとされる。特に図10に示すように、切欠き形成手段55は、固定刃56と可動刃57とを有しており、固定刃56は絶縁シート11のL字状折曲部11aの外側に配置され、下縁部にV字溝56aを有している。
また、可動刃57は、絶縁シート11のL字状折曲部11aの内側に配置され、固定刃56のV字溝56aに整合するV字状凸刃57aを有している。可動刃57は、図9に示すエアシリンダ58により、図10(a)の矢印イで示すように、側方に向けて進退動作し、固定刃56と摺接してL字状折曲部11aにV字状の切欠きを形成するようになっている。
切欠き形成手段55の更に先には、切断手段60が配置されている。図11、図12に示すように、この切断手段60は、下方に固定配置された受け刃61と、上方に配置された切断刃62とを有している。切断刃62は、エアシリンダ63により上下動して受け刃61と摺接するようになっている。なお、受け刃61の刃先61aは、正面から見て、中央部が水平形状をなし、切断刃62の刃先62aは、中央部がV字状に突出した形状をなしている。これによって絶縁シート11がスムーズに切断されるようになっている。
切断手段60に隣接して、その前方には主折曲手段70が配置されている。図12、図13及び図14に示すように、主折曲手段70は、受け型71と、その上方に配置された外型72と、受け型71の両側に配置された横型74と、受け型71の下方に配置された内型76とを有している。特に図14に示すように、受け型71は適応するステータコアのスロットの内周形状に適合する外形をなしている。すなわち、受け型71は、スロットの内底部の形状に適合する上面71aと、スロットの内側壁に適合する両側面71bと、スロットの内歯の両側突出部内周に適合する下端面71cと、下端面71cの間に形成された凹部71dとを有している。更に外周の所定箇所に、プッシャ挿通路71eが形成されている。
受け型71は、その基端部を装置フレームに固定支持されて、先端部を前方に向けて突出させるように配置されている。外型72は、エアシリンダ73により昇降可能に配置されている。外型72の下面には、スロットの内底部の形状に適合する押圧面72aが形成されている。また、この押圧面72aの所定箇所には、プッシャ挿通路72bが形成されている。
横型74は、エアシリンダ75により受け型71の側方に向けて進退可能に配置されている。横型74の先端面には、スロットの内側壁に適合する押圧面74aが形成され、この押圧面74aの所定箇所にプッシャ挿通路74bが設けられている。
内型76は、エアシリンダ77により受け型71に向けて昇降可能に配置されている。内型76は、受け型71の下端面71cに当接する左右の肩部76aと、この肩部76aの間から突出する突部76bとを有している。そして、エアシリンダ77の作動により、内型76が上昇すると、肩部76aが受け型71の下端面71cに当接し、突部76bが受け型71の凹部71dに侵入するようになっている。
図14、図15、図16、図17には、主折曲手段70の動作が示されているが、これについては後に詳しく説明することにする。図18には、こうして切断され折曲された絶縁シート11が示されている。これについても後に詳しく説明することにする。
図19に示すように、主折曲手段70に隣接してその前方には、コア位置決め手段80が配置されている。図20を併せて参照すると、コア位置決め手段80は、ステータコア81を保持する回転体82を有している。回転体82は、その外周にフランジ部83を有し、このフランジ部83が装置フレームに取付けられて、回転体82の外周3箇所に配置されたガイドローラ84によって支持され、回転可能に保持されている。また、回転体82の外周にはギヤ85(図19参照)が設けられており、これに関連して装置フレームには、モータ86と、その駆動ギヤ87と、駆動ギヤ87及び前記回転体82のギヤ85に歯合するアイドルギヤ88とが設けられている。したがって、モータ86の作動により、駆動ギヤ87が回転すると、アイドルギヤ88を介してギヤ85が回転し、それと一体に回転体82が回転するようになっている。
回転体82には、ステータコア81を収容する収容凹部89が設けられ、その中心にはセンターポスト90が突設されている。
なお、図21に示すように、ステータコア81は環状の本体部(継鉄部)81aと、この本体部81aの内周から周方向に所定間隔で突設された複数の内歯81bと、各内歯81bの間に形成されたスロット81dとを有している。内歯81bは、端面側から見てほぼT字状をなし、両側に両側突出部81cを有している。また、隣接する内歯81bの両側突出部81cどうしの間には、スリット状開口81eが形成されている。
また、センターポスト90の外周には、ステータコア81のスロット81dに適合する複数本のガイドロッド95が所定間隔で取付けられている。ガイドロッド95は、ステータコア81のスリット状開口81eを通る、図示しない薄壁部を介して、センターポスト90の外周に取付けられている。
図20に示すように、ステータコア81の中心孔にセンターポスト90を挿入すると共に、スロット81dにガイドロッド95を挿入して、ステータコア81をセンターポストの外周に装着し、コア押えブロック91で固定できるようになっている。その状態で、ステータコア81のスロット81d内周と、ガイドロッド95外周との間には、主折曲手段70で折曲された絶縁シート11が挿通されるスリット状の通路が形成されるようになっている。
また、ステータコア81の周方向の対向する位置に、一対のコア取出しレバー92が設けられている。コア取出しレバー92は、先端に爪92aを有し、支軸93によって回動可能に保持されており、スプリング94によって爪92aを引き込ませる方向に付勢されている。したがって、ステータコア81をセンターポスト90の外周に挿入する際には、コア取出しレバー92が干渉することはなく、スムーズに挿入することができる。そして、ステータコア81を取外すときに、コア取出しレバー92を外側に向けて回動させると、爪92aがステータコア81の下端面を押し上げて、センターポスト90から取出しやすくするようになっている。
次に、この絶縁シート挿入装置10を用いた、本発明による絶縁シート挿入方法の一実施形態を説明する。
図示しないリールから、帯状の絶縁シート11を繰り出し、ガイドローラ12を介して絶縁シート挿入装置10に導入する。絶縁シート11は、シート軟化手段13の加熱プレート13aとカバープレート13bとの間を通り、そこで所定温度に加熱されて軟化した後、筋目付け手段14に送られる。図3に示すように、筋目付け手段14では、上ローラ15の凸リング15aと、下ローラ16の凸リング16aとの噛み合いによって、絶縁シート11の幅方向所定箇所に、幅方向断面が波形をなす筋目を形成する。この筋目は、主折曲手段70によって折り曲げられる位置に設けられており、主折曲手段70での折曲作業を効率よく行うようにする役割をなす。
筋目付け手段14を経た絶縁シート11は、予備折曲手段20の第1折曲手段21に送られる。図4に示すように、第1折曲手段21では、第1ローラ24と第2ローラ25との間で絶縁シート11を挟み込み、第1ローラ24のテーパ状段部24aにより絶縁シート11の両側を鈍角状に折り曲げ、L字状折曲部11aを形成する。
次いで絶縁シート11は、第2折曲手段22に送られる。図5に示すように、第2折曲手段22では、第3ローラ27と第4ローラ28との間で絶縁シート11を挟み込み、第3ローラ27の直角段部27aにより、L字状折曲部11aをほぼ直角に折り曲げる。
次いで、絶縁シート11は第3折曲手段23に送られる。図6に示すように、第3折曲手段23では、ガイドブロック31に載って搬送される絶縁シート11の上面を、エアシリンダ33の作動により下降する上面押圧ブロック32で押さえ付ける。それと同時に、エアシリンダ35の作動により、両側押圧ブロック34がガイドブロック31の側方に向けて押し出され、押圧面34aをガイドブロック31のテーパ面31aに、L字状折曲部11aを介して当接させ、L字状折曲部11aを鋭角状に折り曲げる。その結果、絶縁シート11が第3折曲手段23を通過した後、スプリングバックによってL字状折曲部11aが開く傾向にあっても、ほぼL字状に曲がった状態に維持させることができる。
こうして予備折曲手段20を通過した絶縁シート11は、移動手段38に送られ、モータ39によって回転する駆動ローラ43と押えローラ44との間に挟まれて、前方に送り出される。なお、移動手段38は、図示しないリールから帯状の絶縁シート11を引張り出す役割もなしている。
移動手段38を通過した絶縁シート11は、受け板45及びカバー板46に挟まれて、更に前方に移動し、切欠き形成手段55に送られる。図9、10に示すように、切欠き形成手段55では固定刃56と可動刃57とが摺接し、固定刃56のV字溝56aに、可動刃57のV字状凸刃57aが入り込んで、絶縁シート11のL字状折曲部11aに所定間隔でV字状の切欠きを形成する。この間隔は、前述したように、ステータコア81の厚さに応じた長さとされる。こうしてV字状の切欠きが形成された絶縁シート11は、切断手段60に送られる。
図11、図12に示すように、切断手段60は、絶縁シート11を前記V字状の切欠きの底部となる位置で、受け刃61と切断刃62との摺接により切断する。こうして切断された絶縁シート11は、図7、図8に示すプッシャ50により更に前方に押し出され、主折曲手段70に送られる。
主折曲手段70では、まず図14に示すように、受け型71と外型72との間に、絶縁シート11が挿入される。次いで図15に示すように、外型72が下降し、その押圧面72aを受け型71の上面71aに、絶縁シート11を介して押圧させる。その結果、絶縁シート11は受け型71の上面71aの湾曲に沿って湾曲し、その両側部11cがやや下方に折れ曲がる。
次いで、図16に示すように、横型74が押し出され、その押圧面74aが受け型71の両側面71bに、絶縁シート11の両側部11cを介して押圧される。その結果、絶縁シート11の両側部11cが、更に強く折り曲げられ、受け型71の両側面71bに沿った形状となる。
更に、図17に示すように、内型76が上昇し、左右の肩部76aを受け型71の下端面71cに、絶縁シート11を介して押圧させ、それと共に突部76bが受け型71の凹部71dに挿入される。その結果、図17の拡大図に示すように、絶縁シート11のL字状折曲部11aの内側部分が、受け型71の下端面71cと内型76の肩部76aとに挟まれて、端面側から見てコ字状に折り曲げられ、樋状折曲部11dが形成される。
図18には、こうして切断され折曲された絶縁シート11の形状が示されている。すなわち、絶縁シート11は、幅方向中央部11bと、それに対してほぼ鋭角状に折り曲げられた両側部11cと、両側部11cの先端からほぼ直角に折り曲げられた樋状折曲部11dと、樋状折曲部11dの先端から更に内方に延出されるL字状折曲部11aとで構成されている。そして、L字状折曲部11aの両端部には、前述したV字状の切欠きによって形成されたテーパ部11eが設けられている。こうして折曲され図17に示すように、受け型71と、外型72と、横型74と、内型76とに保持された絶縁シート11は、それぞれのプッシャ挿通路を通して挿通される前記プッシャ50によって、コア位置決め手段80側に押し出される。
一方、コア位置決め手段80においては、図19、図20に示すように、センターポスト90の外周にステータコア81が挿入されて、コア押えブロック91によって固定保持されており、モータ86により回転体82を所定角度回転させ停止させることによって、絶縁シート11を挿入すべきスロット81dが、主折曲手段70の受け型71に整合するように、配置されている。その結果、プッシャ50で押し出された絶縁シート11は、ステータコア81の、整合して配置されたスロット81dにスムーズに挿入される。
このとき、ステータコア81のスロット81dには、ガイドロッド95が挿入されており、絶縁シート11は、スロット81d内周とガイドロッド95外周との隙間を通して挿入されるので、絶縁シート11が内側に撓んでしまうことなく、スロット81dの内周形状に適合する状態でスムーズに挿入することができる。
一つのスロット81dに対する絶縁シート11の挿入作業が終了すると、モータ86の作動により回転体82が所定角度回転し、隣接する次のスロット81dが受け型71に整合する位置に配置される。そして、前記工程を繰り返すことにより、切断され折曲された次の絶縁シート11が、新たに配置されたスロット81dに挿入され、このような作業を順次繰り返すことにより、ステータコア81の全部のスロット81dに絶縁シート11を挿入することができる。
図21には、こうして絶縁シート11を挿入されたステータコア81が示されている。絶縁シート11は、ステータコア81のスロット81dの内周に密接するように挿入されており、内歯81bの両側突出部81cのスロット内側角部も、絶縁シート11の樋状折曲部11dによって覆われている。更に、樋状折曲部11dの端部からは、L字状折曲部11aがスロット81dの内方に向かって延出されている。
L字状折曲部11aの両端面にはテーパ部11eが形成されており、巻線作業の際に、コイルがL字状折曲部11aの端部に引っ掛かるのを防止できるようになっている。なお、図示を省略したが、ステータコア81の両端面には図示しない樹脂製のカバー板が嵌め込まれ、絶縁シート11と協働して、ステータコア81のスロット81d内周及び両端面を絶縁被覆するようになっている。
こうして形成されたステータコア81に巻線作業を施すと、内歯81bの回りに巻き付けられスロット81dに収容されたコイルは、絶縁シート11の樋状折曲部11d及びL字状折曲部11aにより、内歯81bの両側突出部81cに接触するのをより確実に防止される。また、コイルの導線が、スリット状開口81eから内径側に流出しようとしたときには、内方に延出されたL字状折曲部11aがそれを防止し、コイルをスロット81d内にしっかりと保持させることができる。
図22には、本発明の絶縁シート挿入装置10に付設することができるステータ厚測定装置100が示されている。このステータ厚測定装置100は、フレーム101を有し、その底壁から立設された支柱102にエアシリンダ103が取付けられている。このエアシリンダ103は、押圧プレート104を下方に向けて押し出し可能に支持しており、その押し出し量からステータコア81の厚さを図示しない測定器で検出することができるようになっている。
すなわち、ステータコア81をフレーム101の内部に挿入し、押圧プレート104の下方に配置する。その状態で、エアシリンダ103を作動させて、押圧プレート104を下方に押し出し、ステータコア81の上端面に圧接させる。このときの移動量からステータコア81の厚さが図示しない測定器により検出され、その信号が絶縁シート挿入装置10に送られる。
絶縁シート挿入装置10では、上記ステータコア81の厚さに応じて、切欠き形成手段55による切欠きの形成間隔、及び、切断手段60による絶縁シート11の切断間隔を調整し、適用すべきステータコア81の厚さの変化に迅速に対応できるようになっている。このように本発明によれば、ステータコア81の厚さが変化しても、帯状の絶縁シート11の切断長さを変えるだけで対応することができ、製造コストを低減することができる。
10 絶縁シート挿入装置
11 絶縁シート
11a L字状折曲部
11b 幅方向中央部
11c 両側部
11d 樋状折曲部
11e テーパ部
12 ガイドローラ
13 シート軟化手段
13a 加熱プレート
13b カバープレート
14 筋目付け手段
15 上ローラ
15a 凹リング
16 下ローラ
16a 凸リング
20 予備折曲手段
21 第1折曲手段
22 第2折曲手段
23 第3折曲手段
24 第1ローラ
24a テーパ状段部
25 第2ローラ
27 第3ローラ
27a 直角段部
28 第4ローラ
31 ガイドブロック
31a テーパ面
32 上面押圧ブロック
33 エアシリンダ
34 両側押圧ブロック
34a 押圧面
35 エアシリンダ
38 移動手段
39 モータ
40 駆動プーリ
41 従動プーリ
42 ベルト
43 駆動ローラ
44 押えローラ
45 受け板
46 カバー板
50 プッシャ
51 シリンダの駆動部
52 ブラケット
55 切欠き形成手段
56 固定刃
56a V字溝
57 可動刃
57a V字状凸刃
58 エアシリンダ
60 切断手段
61 受け刃
62 切断刃
63 エアシリンダ
70 主折曲手段
71 受け型
71a 上面
71b 両側面
71c 下端面
71d 凹部
71e プッシャ挿通路
72 外型
72a 押圧面
72b プッシャ挿通路
73 エアシリンダ
74 横型
74a 押圧面
74b プッシャ挿通路
75 エアシリンダ
76 内型
76a 肩部
76b 突部
77 エアシリンダ
(エアシリンダ73、75、77が、本発明の駆動手段をなす)
80 コア位置決め手段
81 ステータコア
81a 本体部(継鉄部)
81b 内歯
81c 両側突出部
81d スロット
81e スリット状開口
82 回転体
83 フランジ部
84 ガイドローラ
85 ギヤ
86 モータ
87 駆動ギヤ
88 アイドルギヤ
89 収容凹部
90 センターポスト
91 コア押えブロック
92 コア取出しレバー
92a 爪
93 支軸
94 スプリング
95 ガイドロッド
100 ステータ厚測定装置
101 フレーム
102 支柱
103 エアシリンダ
104 押圧プレート

Claims (14)

  1. 帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、スロット形状に適合するように折曲させて、ステータコアの一方の端面側からスロットに挿入するステータコアへの絶縁シート挿入方法において、
    絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断する切断工程と、
    絶縁シートをスロットの内周形状に適合するように折曲させる主折曲工程と、
    折曲された絶縁シートをステータコアのスロットに挿入する挿入工程とを含み、
    前記主折曲工程は、ステータコアのスロットの内周形状に適合する外形をなす受け型と、スロットの内底部の形状に適合する押圧面を有する外型と、スロットの内側壁に適合する押圧面を有する一対の横型と、スロットのスリット状開口部に適合する突部及びその両側の肩部を有する内型とを用い、
    絶縁シートを受け型と外型との間に挿入した状態で、外型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの幅方向中央部をスロットの内底部に適合する形状に湾曲させ、
    次いで一対の横型を受け型に向けて押圧することにより、絶縁シートの両側部を折曲させて、スロットの内側壁に適合する形状とし、
    次いで内型を受け型に向けて押圧することにより、内型の突部及びその両側の肩部によって、絶縁シートの端部よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させる工程からなることを特徴とするステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  2. 前記切断工程の前に、絶縁シートの両側を同方向にL字状に折曲させる予備折曲工程を行い、前記主折曲工程で前記内型を受け型に向けて押圧する際、前記予備折曲工程でL字状に折曲された部分よりも内側部分を、T字状をなす内歯の両側突出部の内周角部に適合するように折曲させる請求項1記載のステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  3. 前記予備折曲工程の前に、絶縁シートを加熱して軟化させるシート軟化工程と、前記主折曲工程で折曲される部分となる位置に、幅方向断面が波形となるような筋目を付ける筋目付け工程とを行う請求項2記載のステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  4. 前記予備折曲工程は、絶縁シートの両側を鈍角に折り曲げる第1折曲工程と、同折曲部をほぼ直角に折り曲げる第2折曲工程と、同折曲部を鋭角に折り曲げる第3折曲工程とからなる請求項2又は3記載のステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  5. 前記予備折曲工程と前記切断工程との間で、絶縁シートの両側のL字状の折曲部に、適用するステータコアの厚さに応じた間隔で、V字状の切欠きを形成する切欠き形成工程を行い、
    前記切断工程は、前記V字状の切欠きの底部を通る位置で前記絶縁シートを切断する請求項2〜4のいずれか1つに記載のステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  6. 前記挿入工程は、前記受け型、前記外型、前記横型及び前記内型で絶縁シートを折曲させた形状に保持し、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させ、絶縁シートの後端部をプッシャで押して絶縁シートを前記スロットに挿入する工程からなる請求項1〜5のいずれか1つに記載のステータコアへの絶縁シート挿入方法。
  7. 前記挿入工程は、ステータコアのスロット内に、該スロット内周との間に所定の隙間を設けて配置されるガイドロッドを配置し、前記スロット内周と前記ガイドロッドとの隙間を通して、絶縁シートを挿入する請求項6記載の絶縁シート挿入方法。
  8. 帯状の絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断し、スロット形状に適合するように折曲させて、ステータコアの一方の端面側からスロットに挿入するステータコアへの絶縁シート挿入装置において、
    絶縁シートをステータコアの厚さに応じた長さに切断する切断手段と、
    絶縁シートをスロットの内周形状に適合するように折曲させる主折曲手段と、
    折曲された絶縁シートをステータコアのスロットに挿入する挿入手段と、
    帯状の絶縁シートを前記各手段に順次通過させる移動手段とを備え、
    前記主折曲手段は、ステータコアのスロットの内周形状に適合する外形をなす受け型と、スロットの内底部の形状に適合する押圧面を有する外型と、スロットの内側壁に適合する押圧面を有する一対の横型と、スロットのスリット状開口部に適合する突部及びその両側の肩部を有する内型と、外型、横型及び内型をそれぞれ受け型に向けて押圧させる駆動手段とを有することを特徴とするステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  9. 前記移動手段による移動経路における前記切断手段の前に、絶縁シートの両側を同方向にL字状に折曲させる予備折曲手段を有する請求項8記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  10. 絶縁シートの移動経路における前記予備折曲手段の前に、絶縁シートを加熱して軟化させるシート軟化手段と、前記主折曲手段で折曲される部分となる位置に、幅方向断面が波形となるような筋目を付ける筋目付け手段とが設けられている請求項9記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  11. 前記予備折曲手段は、絶縁シートの折曲させるべき位置に対応して形成されたテーパ状に拡径する段部を両側部に有する第1ローラと、前記第1ローラの段部の間に絶縁シートを介して当接する第2ローラとで構成される第1折曲手段と、
    絶縁シートの折曲させるべき位置に対応して形成された直角に拡径する段部を両側部に有する第3ローラと、前記第3ローラの段部の間に絶縁シートを介して当接する第4ローラとで構成される第2折曲手段と、
    絶縁シートの両側のL字状の折曲部の間隔に相当する幅を有し、両側角部が鋭角状をなすように下面をテーパ状に面取りされたガイドブロックと、絶縁シートの幅方向中央部を前記ガイドブロックの上面に進退可能に押圧する上面押圧ブロックと、絶縁シートのL字状折曲部を前記ガイドブロックの両側のテーパ面に進退可能に押圧する両側押圧ブロックとで構成される第3折曲手段とを備えている請求項9又は10記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  12. 絶縁シートの移動経路における前記予備折曲手段と前記切断手段との間に、絶縁シートの両側のL字状の折曲部に、適用するステータコアの厚さに応じた間隔で、V字状の切欠きを形成する切欠き形成手段が設けられ、前記切断手段は、前記V字状の切欠きの底部を通る位置で絶縁シートを切断するように構成されている請求項9〜11のいずれか1つに記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  13. 前記挿入手段は、前記受け型、前記外型、前記横型及び前記内型で絶縁シートを折曲させた形状に保持した状態で、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させるコア位置決め手段と、絶縁シートの後端部を押して絶縁シートを前記スロットに挿入するプッシャとを有している請求項8〜12のいずれか1つに記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
  14. 前記コア位置決め手段は、ステータコアを保持して駆動手段により回転し、ステータコアの所定のスロットを前記絶縁シートの端面に整合させる回転体と、該回転体の中心に突設され、ステータコアの中心孔に挿入されるセンターポストと、ステータコアの内周に所定の隙間を介して適合する形状をなし、ステータコアのスリット状開口を通して挿入される薄壁部を介して、前記センターポストの外周に取付けられたガイドロッドとを有している請求項13記載のステータコアへの絶縁シート挿入装置。
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