JP2011159699A - 異常検出装置を備えた部品実装装置 - Google Patents

異常検出装置を備えた部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品実装装置の異常発生時に、異常の原因を提示する技術を提供すること。
【解決手段】演算装置150は、少なくとも異常発生時点における部品実装装置の部品の実装に失敗した回数を特定する装置情報と、異常の原因を特定する原因情報と、を用いて、前記装置情報を入力として異常の各原因候補について実数値を出力する関数を作成する。新規異常の発生時には、演算装置150は、前記新規異常の発生時点における前記部品実装装置の部品の実装に失敗した回数と、前記関数と、を用いて、異常の各原因候補について実数値を出力し、実数値の最も大きい原因候補を異常の原因として提示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、チップマウンタなどの部品を基板に実装する部品実装装置に関し、特に部品を基板に実装する際に発生した異常を検出しその原因を提示する異常検出装置を備えた部品実装装置に関する。
電子部品を回路基板に装着する部品実装装置では、部品供給装置のフィーダに保持されている部品を、装着ヘッドの吸着ノズルで吸着して、回路基板の所定の位置に搬送して装着する。
このような部品実装装置では、フィーダに保持されている部品の保持位置のずれや吸着ノズルの詰りなどにより、吸着ノズルがフィーダから部品を吸着できないといった異常が生じることがある。
このような異常が生じると、異常の原因を特定し、特定した異常の原因を取り除くまで部品実装装置の稼働を止めなければならず、部品実装装置の生産能力が低下する。従って、このような異常の原因を素早く特定し対策を行うことが必要となる。
特許文献1には、実施したメンテナンスの内容を示す情報と、部品実装装置で発生したトラブルの内容を示す情報と、部品実装装置を復旧させるために講じた対策の内容を示す情報と、から、回路基板に異常が発生した場合に、異常が発生した要因を抽出し、要因を解消するための対策を決定するための技術が記載されている。
特願2004-144775号公報
特許文献1に記載の技術では、装置に記録されたデータと異常の原因との対応関係を事前に定義しておき、異常発生時に前記対応関係を用いて装置に記録されたデータから異常の原因を推定する。
装置に発生する異常の原因は、装置の設置されている環境によって変化する。例えば、埃の多い環境では吸着ノズルの詰まりが多く発生する。
特許文献1に記載の技術では、装置の設置されている環境に合わせて、前記対応関係を修正することができない。そのため、例えば吸着ノズルの詰まりが多く発生する環境であっても他の異常を原因として推定してしまう場合があり、そのような場合には、異常の原因の分析に多くの時間がかかってしまうことになる。そして、異常の原因を分析している間は部品実装装置が停止しているため、この場合、部品実装装置の生産能力は低下することになる。
そこで、本発明の目的は、装置に記録されたデータと異常の原因との対応関係を装置の設置されている環境に合わせて修正し、修正した対応関係を利用して異常の原因を推定することが可能な異常検出装置を備えた部品実装装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、本発明は、異常発生時の装置の状態を示すデータと異常の原因を示すデータとを用いて、異常発生時の装置の状態を示すデータと異常の原因との間の対応関係を表す数式を修正することにより、異常発生時に推定される異常の原因を装置の設定されている環境に合わせて修正する。
例えば、本発明は、吸着ノズルの異常発生時点での異常回数比率をフィーダの異常発生時点での異常回数比率で除した値を特定する装置情報と、異常の原因を特定する原因情報と、前記装置情報の値を入力として異常の各原因候補について数値を出力する数式の係数を特定する係数情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記係数情報の更新を指示された場合に、前記原因情報を実数に変換する処理と、前記実数と前記装置情報の値を前記数式に入力することにより出力される値との差分が最も小さくなるように前記数式の係数を決定し前記係数情報に格納する処理と、を行うことと、異常が発生した際に、前記係数情報に格納された値を係数とし、吸着ノズルの異常発生時点での異常回数比率をフィーダの異常発生時点での異常回数比率で除した値を入力として、前記数式を用いて異常の各原因候補について数値を出力する処理と、前記原因候補について数値の最も大きいものを異常の原因として出力する処理と、を行うことを特徴とする。
本発明によれば、異常発生時に推定される異常の原因を、装置の設定された環境に応じて修正することができる。
本発明の部品実装装置の構成図。 フィーダベース、ヘッド、ビームおよび基板の上面図。 ヘッドの下面図。 装着情報テーブルの一例を示す概略図。 装置情報テーブルの一例を示す概略図。 演算装置の構成図。 異常履歴情報テーブルの一例を示す概略図。 装置動作情報テーブルの一例を示す概略図。 異常回数情報テーブルの一例を示す概略図。 異常回数比率情報テーブルの一例を示す概略図。 フィーダ異常回数情報テーブルの一例を示す概略図。 推定結果情報テーブルの一例を示す概略図。 係数情報テーブルの一例を示す概略図。 学習情報テーブルの一例を示す概略図。 異常発生時に演算装置が実行する処理を示すフローチャート。 異常の原因推定を指示された時に、演算装置が実行する処理を示すフローチャート。 異常の原因の推定後に表示される画像の例を示す図。 学習処理を指示された時に、演算装置が実施する処理を示すフローチャート。 学習指示の入力時に表示される画像の例を示す図。 学習処理の結果を示すグラフ。 本実施例に係る演算装置を構成するコンピュータの一例を示す図。
以下に、図面を用いて実施例を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態である部品実装装置100の概略図である。図示するように、部品実装装置100は、供給装置110と、装着装置120と、異常検出装置130と、全体制御装置140と、演算装置150と、入力部170と、出力部171と、通信IF部172と、を備え、これらはバス173を介して相互に接続されている。
また部品実装装置100は、バス173を介して部品実装装置100と同様に供給装置、装着装置、異常検出装置、全体制御装置、演算装置、入力部、出力部、通信IF部及びバスを有する他の部品実装装置200と相互に接続されている。
なお、図1では、演算装置150は、部品実装装置100や200などの装置内に設けられているが、本部品実装装置の外部にLANなどの通信回線を介して設けられたパソコン内に設けることもできる。その際に、演算装置150のすべてを本部品実装装置の外部に設けても良いし、その一部を本部品実装装置の外部に設けても良い。
以下に、上述した供給装置、装着装置、異常検出装置、全体制御装置、演算装置、入力部、出力部、および通信IF部のそれぞれに関して詳述する。
《供給装置について》
供給装置110は、フィーダベース111と、IF部112と、を備える。
図2には、フィーダベース111、ヘッド121及びビーム122の概略図が示されている。フィーダベース111には、複数のフィーダ111aが配置される。ここで、フィーダ111aは、後述する全体制御装置140の指示に応じて、フィーダ111aの保持している部品が、後述する吸着ノズル123に吸着された場合に、保持している残りの部品を吸着ノズル123の吸着可能な位置にまで搬送する。
また、IF部112は、バス173を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。
《装着装置について》
装着装置120は、ヘッド121と、ビーム122と、吸着ノズル123と、駆動制御部124と、IF部125と、を備える。
ヘッド121は、図2に示されているように、ビーム122に沿って、一つの座標軸方向(図2では、X方向)に移動させることができるようにされている。
ビーム122は、図2に示されているように、ガイド122aに沿って、ヘッド121が移動する座標軸方向と交差する他の座標軸方向(図2では、Y方向)に移動することができるようにされている。
そして、ヘッド121及びビーム122をX方向及びY方向に移動させることにより、予め定められた吸着ノズル123で、フィーダベース111に搭載されているフィーダ111aより部品を吸着し、基板180の予め定められた位置に部品を装着できるようにされている。
駆動制御部124は、後述する全体制御装置140からの指示に応じて、後述する装着情報テーブル142aで特定される装着順序及び装着位置に部品を装着するよう、ヘッド121、ビーム122及び吸着ノズル123を制御する。また、駆動制御部124は、吸着ノズル123で部品を吸着するよう制御した際に、部品を吸着したことを示す吸着情報を、IF部125を介して、全体制御装置140に送信する処理を行う。
IF部125は、バス173を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。
《異常検出装置について》
異常検出装置130は、異常検出部131と、IF部132と、を備える。
異常検出部131は、全体制御装置140から異常の判定を指示されると、吸着ノズル123による部品の吸着異常を判定する。例えば、吸着ノズル123に吸着された部品の位置、形状、姿勢等を撮像して、パターンマッチング等により、これらに異常がないか判定する。
そして、異常検出部131は、部品の吸着異常と判定すると、全体制御装置140に、異常の発生を特定する異常発生情報を出力する。
IF部132は、バス173を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。
《全体制御装置について》
全体制御装置140は、記憶部141と、全体制御部144と、IF部145と、を備える。
記憶部141は、装着情報記憶領域142と装置情報記憶領域143とを備える。
まず、装着情報記憶領域142には、部品の装着順序及び吸着順序と、部品を基板に装着する位置と、部品を吸着する吸着ノズル123の位置と、部品を供給するフィーダ111aの位置と、を特定する装着情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図4に示されるような装着情報テーブル142aが記憶されている。
図示するように、装着情報テーブル142aは、順序フィールド142bと、部品装着座標フィールド142cと、吸着ノズル番号フィールド142dと、フィーダ番号フィールド142eと、を有する。
順序フィールド142bには、部品の装着順序と、部品の吸着順序と、を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品の装着順序及び吸着順序が同じになるようにしているが、これらが別々の順番になるようにしてもよい。
部品装着座標フィールド142cには、フィーダ番号フィールド142eで特定されるフィーダ111aのフィーダベース111における搭載位置から吸着される種類の部品を、基板180に装着する位置を特定する情報が格納される。
吸着ノズル番号フィールド142dには、フィーダ番号フィールド142eで特定され
るフィーダ111aのフィーダベース111における搭載位置に配置される種類の部品を吸着する吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報が格納される。ここで、位置を特定する情報として、ヘッド121において吸着ノズル123を搭載する位置に対して一意となるように割り振られた吸着ノズル番号が格納される。
フィーダ番号フィールド142eには、順序フィールド142bで特定される順序において、部品装着座標フィールド142cで特定される座標に装着される部品を保持するフィーダ111aのフィーダベース111における搭載位置を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、フィーダベース111における搭載位置を特定する情報として、フィーダベース111における搭載位置を一意に識別するための識別情報であるフィーダ番号が格納される。
次に、装置情報記憶領域143には、部品実装装置100の個体と、部品実装装置100の機種と、を特定する装置情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図5に示されるような装置情報テーブル143aが記憶されている。
図示するように、装置情報テーブル143aは、装置IDフィールド142bと、装置機種フィールド142cと、を有する。
装置IDフィールド143bには、部品実装装置100の個体を特定する情報が格納される。
装置機種フィールド142cには、部品実装装置100の機種を特定する情報が格納される。ここで、部品実装装置100の装置機種フィールド142cに格納された情報が、部品実装装置200の装置機種フィールドに格納された情報と一致している場合、部品実装装置100と部品実装装置200は類似の構成の装置であることを示している。
全体制御部144は、供給装置110、装着装置120、異常検出装置130、演算装置150、入力部170、出力部171及び通信IF部172で行う処理を制御する。
例えば、全体制御部144は、供給装置110及び装着装置120に対して、図4で示す装着情報テーブル142aで特定される順序、図1で示す吸着ノズル123及び装着座標に部品が装着されるように必要な指示を出力する。
また、全体制御部144は、必要なタイミングで部品及び当該部品の吸着姿勢の異常を検出するように、異常検出装置130に必要な指示を出力する。
そして、全体制御部144は、異常検出装置130が異常を検出すると、演算装置150に、異常の発生を示す情報と、異常の発生した時刻を示す情報と、異常の発生した時に部品の吸着動作を行った吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報と、異常の発生した時に部品の吸着動作を吸着ノズル123により行われたフィーダ111a(図2参照)のフィーダベース111における位置を特定する情報と、を送信する。送信後に、全体制御部144は、異常の発生した吸着動作を再度実行する。
さらに、全体制御部144は、異常検出装置130が特定の条件を満たす回数の異常を検出した場合に、部品の装着を停止し、異常検出装置130に装置停止を示す情報を送信する。ここで特定の条件とは、例えば、1分間以内に10回の異常が異常検出装置130に検出されることである。
IF部145は、バス173を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。
《演算装置について》
図6は、演算装置150の概略図である。図示するように、演算装置150は、記憶部151と、制御部160と、入力部164と、出力部165と、IF部166と、を備える。
1)記憶部について
記憶部151は、異常履歴情報記憶領域152と、装置動作情報記憶領域153と、異常回数情報記憶領域154と、異常回数比率情報記憶領域155と、フィーダ異常回数情報記憶領域156と、係数情報記憶領域158と、推定結果情報記憶領域158と、学習情報記憶領域159と、を備える。
まず、異常履歴情報記憶領域152には、異常の発生した順番を特定する情報と、異常の発生時刻と、異常の発生した吸着ノズルの位置と、異常の発生したフィーダの位置と、異常の原因推定に用いる値と、異常の原因と、を特定する異常履歴情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図7に示されるような異常履歴情報テーブル152aが記憶されている。
図示するように、異常履歴情報テーブル152aは、IDフィールド152bと、時刻フィールド152cと、吸着ノズル番号フィールド152dと、フィーダ番号フィールド152eと、変数1フィールド152fと、変数2フィールド152gと、原因フィールド152hと、を有する。
IDフィールド152bの各行には、部品実装装置100に発生した異常の順番を特定する情報が各々格納される。IDフィールド152bに記憶される値が小さい異常ほど、早くに発生した異常となる。
時刻フィールド152cの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の発生した時刻を特定する情報が各々格納される。
吸着ノズル番号フィールド152dの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の発生した、吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報が各々格納される。
フィーダ番号フィールド152eの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の発生した、フィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報が各々格納される。
変数1フィールド152fの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の発生時に、後述する原因推定部162の演算に用いられた値を特定する情報が各々格納される。ここで、異常の発生時に原因推定部162による演算が行われなかった場合には、値が格納されずに空欄となる。
変数2フィールド152gの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の発生時に、後述する原因推定部162の演算に用いられた値を特定する情報が各々格納される。ここで、異常の発生時に原因推定部162による演算が行われなかった場合には、値が格納されずに空欄となる。
原因フィールド152hの各行には、IDフィールド152bに格納される値にて特定される異常の原因を特定する情報が各々格納される。ここで、異常の発生時に原因が入力されなかった場合には、値が格納されずに空欄となる。
次に、装置動作情報記憶領域153には、部品実装装置100の特定の部品又は部位の動作回数を特定する装置動作情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図8に示すような装置動作情報テーブル153aが記憶される。
図示するように、装置動作情報テーブル153aは、吸着ノズル番号フィールド153bと、フィーダ番号フィールド153cと、吸着回数フィールド153dと、を有する。
吸着ノズル番号フィールド153bの各々の行には、吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報が各々格納される。
フィーダ番号フィールド153cの各々の列には、フィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報が各々格納される。
そして、吸着回数フィールド153dには、吸着ノズル番号フィールド153bの各々の行で特定される位置に配置されている吸着ノズル123で、フィーダ番号フィールド153cの各々の列で特定される位置に搭載されているフィーダ111aより部品を吸着した回数を特定する情報が格納される。なお、吸着回数フィールド153dには、初期値として「0」の値が格納される。
ここで、本実施形態においては、装置動作情報記憶領域153に、吸着ノズル123とフィーダ111aとの組合せによる吸着回数を格納するようにしているが、このような態様に限定されるものではなく、部品実装装置100の特定の部品又は部位の動作回数を特定する他の指標を格納することも可能である。
次に、異常回数情報記憶領域154には、部品実装装置100の特定の部品又は部位において異常が発生した回数を特定する情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図9に示すような異常回数情報テーブル154aが記憶される。
図示するように、異常回数情報テーブル154aは、吸着ノズル番号フィールド154bと、フィーダ番号フィールド154cと、異常回数フィールド154dと、を有する。
吸着ノズル番号フィールド154bの各々の行には、吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報が各々格納される。
フィーダ番号フィールド154cの各々の列には、フィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報が各々格納される。
そして、異常回数フィールド154dには、吸着ノズル番号フィールド154bの各々の行で特定される位置に配置されている吸着ノズル123で、フィーダ番号フィールド154cの各々の列で特定される位置に搭載されているフィーダ111aより部品を吸着した際に異常が計測された回数を特定する情報が格納される。なお、異常回数フィールド154dには、初期値として「0」の値が格納される。
次に、異常回数比率情報記憶領域155には、部品実装装置100の特定の部品又は部位において異常が発生した比率を特定する異常回数比率集計情報が記憶される。例えば、本実施形態においては、図10に示すような異常回数比率情報テーブル155aが記憶される。
図示するように、異常回数比率情報テーブル155aは、吸着ノズル番号フィールド155bと、フィーダ番号フィールド155cと、異常回数比率フィールド155dと、を有する。
吸着ノズル番号フィールド155bの各々の行には、吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報が各々格納される。
フィーダ番号フィールド155cの各々の列には、フィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報が各々格納される。
そして、異常回数比率フィールド155dには、吸着ノズル番号フィールド155bの各々の行で特定される位置に配置されている吸着ノズル123で、フィーダ番号フィールド155cの各々の列で特定される位置に搭載されているフィーダ111aより部品を吸着した際に異常が計測された回数と、吸着ノズル番号フィールド155bの各々の行で特定される位置に配置されている吸着ノズル123で、フィーダ番号フィールド155cの各々の列で特定される位置に搭載されているフィーダ111aより部品を吸着した回数との、比を特定する情報が格納される。なお、異常回数比率フィールド155dには、初期値としてデータがないことを示す「−」の値が格納される。
次に、フィーダ異常回数情報記憶領域156には、フィーダベース111に搭載されたフィーダ111aから部品を吸着した際に発生した異常の回数を特定する情報が記憶される。例えば、本実施形態においては図11に示すようなフィーダ異常回数情報テーブル156aが記憶される。
図示するように、フィーダ異常回数情報テーブル156aは、フィーダ番号フィールド156bと、異常回数フィールド156cと、を有する。
フィーダ番号フィールド156bには、フィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報が格納される。
異常回数フィールド156cには、フィーダ番号フィールド156bで特定される位置に搭載されたフィーダ111aから部品を吸着する際に、異常が発生した回数を特定する情報が格納される。
次に、係数情報記憶領域157には、後述する原因推定部162の演算実行時に、数式に入力される値を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、図12に示すような係数情報テーブル157aが記憶される。
図示するように、係数情報テーブル157aは、数式IDテーブル157bと、係数aテーブル157cと、係数bテーブル157dと、を有する。
数式IDテーブル157bには、原因推定部162が演算実行時に用いる数式を特定する情報が格納される。
係数aテーブルには、原因推定部162の演算実行時に、数式IDテーブル157bにて特定される数式の係数aに入力される値を特定する情報が格納される。
係数bテーブルには、原因推定部162の演算実行時に、数式IDテーブル157bにて特定される数式の係数bに入力される値を特定する情報が格納される。
次に、推定結果情報記憶領域158には、部品実装装置100において発生した異常の原因を特定する推定結果情報が格納される。例えば、本実施形態においては、図13に示すような推定結果情報テーブル158aが記憶される。
図示するように、推定結果情報テーブル158aは、原因候補グループ名称フィールド158bと、原因候補グループ推定結果フィールド158cと、原因候補名称フィールド158dと、原因候補推定結果フィールド158eと、を有する。
原因候補グループ158bには、部品実装装置100において発生する異常に対する原因のグループを特定する情報が格納される。本実施形態においては、異常の原因のグループとして異常が発生する部位の名称(ここでは、「吸着ノズル」または「フィーダ」)を特定する情報が格納される。後述する原因候補名称フィールド158dに格納される情報にて特定される原因候補は、原因候補グループ158bに格納される情報のうち同一行に格納される情報にて特定される原因候補グループに属すると定義される。本実施形態では、「吸着ノズル汚れ」及び「吸着ノズル摩耗」は「吸着ノズル」の原因候補グループに属すると定義されている。
原因候補グループ推定結果フィールド158cには、部品実装装置100で発生した異常に対して、原因候補グループフィールド158bにて特定されるグループに属する原因候補が寄与している可能性の高低を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、本フィールドに「1」が格納されている場合には、部品実装装置100で発生した異常に対して、原因候補グループフィールド158bで特定されるグループに属する原因候補が寄与している可能性が高いことを示し、一方、「0」が格納されている場合には可能性が低いことを示す。
原因候補名称フィールド158dには、原因候補名称グループフィールド158bで特定される原因候補のグループに属する原因候補を特定する情報が格納される。本実施形態においては、本フィールドには、原因候補グループフィールド158bで特定される名称の部位に発生する可能性のある異常の原因を特定する情報(ここでは、吸着ノズル123の汚れや吸着ノズル123の摩耗、フィーダ111aに搭載される部品の吸着位置のズレや、フィーダ111aに搭載される部品形状の不良)が格納される。
原因候補推定結果フィールド158eには、部品実装装置100で発生した異常に対して、原因候補フィールド158dで特定される原因が寄与している可能性の高低を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、本フィールドに「1」が格納されている場合には、部品実装装置100で発生した異常に対して、原因候補フィールド158dで特定される原因候補が寄与している可能性が高いことを示し、一方、「0」が格納されている場合には可能性が低いことを示す。
次に、学習情報記憶領域159には、後述する学習処理部163の演算に用いられる値を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、図14に示すような学習情報テーブル159aが記憶される。
図示するように、学習情報テーブル159aは、変数テーブル159bと、原因テーブル159cと、を有する。
変数テーブル159bには、後述する原因推定部162の演算に用いられた値を特定する情報が格納される。
原因テーブル159cには、部品実装装置100に発生した異常の原因を特定する情報が格納される。本実施形態においては、原因候補グループ及び原因候補に数値を割り当て、異常の原因が該当する原因候補グループ及び原因候補に割り当てられた数値を特定する情報が格納される(例えば、「吸着ノズル」に「1」を「フィーダ」に「0」を割り当てておき、「吸着ノズル汚れ」が異常の原因であった場合には、「吸着ノズル汚れ」が属する原因候補グループである「吸着ノズル」に割り当てられた値である1が格納される)。
2)制御部について
制御部160は、演算制御部161と、原因推定部162と、学習処理部163と、を備える。
演算制御部161は、演算装置150での処理の全体を制御する。
まず、演算制御部161は、異常検出装置130及び全体制御装置140より必要な情報を取得して、異常履歴情報記憶領域152に記憶し、更新する処理を行う。
次に、原因推定部162は、演算装置150のオペレータからの指示に応じて、装置動作情報テーブル153a及び異常履歴情報テーブル154aに格納されている情報より、吸着ノズル123及びフィーダ111aの組合せ毎の異常回数比率を算出して、異常回数比率情報テーブル155aに格納する処理と、異常履歴情報テーブル154aに格納されている情報より、フィーダ111aの異常回数を算出して、フィーダ異常回数情報テーブル157aに格納する処理とを行う。
また、原因推定部162は、異常の発生した吸着ノズル123とフィーダ111aとについて、各々の異常回数比率の分散を算出して比較することにより、吸着ノズル123及びフィーダ111aの何れに異常が発生している可能性が高いかを特定(推定)し、推定に用いた変数を異常履歴情報テーブル154aに格納する。
また、原因推定部162は、異常の発生したフィーダ111aについて、フィーダ異常回数を用いて、部品の位置のズレと部品形状の不良のどちらが異常の原因である可能性が高いかを特定(推定)し、推定に用いた変数を異常履歴情報テーブル154aに格納する。
さらに、原因推定部162は、異常の原因となっている可能性の高い原因候補を特定する情報を、あらかじめ定められた形式に加工して、出力部165に出力する処理を行い、オペレータの入力した異常の原因を特定する情報を異常履歴情報テーブル154aに格納する。
次に、学習処理部163は、演算装置150のオペレータからの指示に応じて、演算履歴情報テーブル154aまたは部品実装装置100以外の部品実装装置である後述する部品実装装置200の演算履歴情報テーブルに格納されている情報より、学習を指示された数式に入力された変数を特定する情報を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する処理と、演算履歴情報テーブル154aまたは部品実装装置100以外の部品実装装置である部品実装装置200の演算履歴情報テーブルに格納されている情報より、異常の原因を特定する情報を読み込み、数値に変換して、学習情報テーブル159aに格納する処理と、を行う。
また学習処理部163は、学習情報テーブル159aに格納されている情報より、原因推定に用いる数式の出力値と、異常の原因を特定する情報を数値に変換した値との差分が最小となるように、数式の係数を決定し、係数情報テーブル157aに格納する処理を行う。
《入出力部、IF部》
入力部164は、情報の入力を受け付ける。
出力部165は、情報を出力する。
IF部166は、バス173を介して情報の送受信を行うためのインタフェースである。
以上に記載した演算装置150は、例えば、図21(コンピュータ900の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)901と、メモリ902と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置903と、CD(Compact DiSk)やDVD(Digital Versatile DiSk)等の可搬性を有する記憶媒体904に対して情報を読み書きする読書装置905と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、ディスプレイなどの出力装置907と、バス173に接続するためのI/F(InterFace)908と、を備えた一般的なコンピュータ900で実現できる。
記憶部151は、例えば、CPU901がメモリ902又は外部記憶装置903を利用することにより実現可能であり、制御部160は、外部記憶装置903に記憶されている所定のプログラムをメモリ902にロードしてCPU901で実行することで実現可能であり、入力部164は、CPU901が入力装置906を利用することで実現可能であり、出力部165は、CPU901が出力装置907を利用することで実現可能であり、IF部166は、CPU901がI/F908を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、図示されていない通信装置を介してネットワークから、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読書装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、図示されていない通信装置を介してネットワークから、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。
図1に戻り、入力部170は、情報の入力を受け付けるための入力装置であって、例えば、マウスやキーボードなどによって構成することができる。
出力部171は、情報を出力する出力装置であって、例えば、ディスプレイなどによって構成することができる。
通信IF部172は、ネットワークを介して、他の装置と情報の送受信を行うためのインタフェースである。
バス173は、供給装置110、装着装置120、異常検出装置130、全体制御装置140、演算装置150、入力部170、出力部171、通信IF部172及び部品実装装置200を連結する通信路である。
《別の部品実装装置について》
部品実装装置200は、部品実装装置100と同様に、供給装置110と同様の構成である供給装置、装着装置120と同様の構成である装着装置、異常検出装置130と同様の構成である異常検出装置、全体制御装置140と同様の構成である全体制御装置、演算装置150と同様の構成である演算装置、入力部170と同様の構成である入力部、出力部171と同様の構成である出力部、通信IF部172と同様の構成である通信IF部及びバス173と同様の構成であるバスを有する、部品実装装置である。
以下に、演算装置150において実行される各種の処理フロー(異常履歴情報の更新処理、異常原因を特定する処理、原因推定に用いる関数の学習処理)に関して詳述する。
《異常履歴情報の更新処理》
図15は、演算装置150において、異常履歴情報を更新する処理を示すフローチャートである。
まず、演算装置150の演算制御部161は、IF部166を介して、全体制御装置140より装着装置120の部品吸着に異常が発生したことを示す情報と、異常の発生した時刻を特定する情報と、異常の発生した吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報と、異常の発生したフィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報と、を受信すると、処理を開始する。
ステップS11では、演算制御部161は、異常履歴情報テーブル152aにおいて、異常を特定する情報を格納する。
演算制御部161は、例えば、ステップS11で、IDフィールド152bに格納された情報のうち最も大きな値を検索し、最も大きな値に1を足した値を、IDフィールド152bの最も大きな値が格納された行の次の行に格納する。ここで、IDフィールド152bに格納された情報が存在しない場合は、「1」をIDフィールド152bの第1行に格納する。ここで、IDフィールド152bに値を格納した行をr11と呼ぶ。
ステップS12では、演算制御部161は、異常履歴情報テーブル152aにおいて、異常の発生した時刻を特定する情報を格納する。
演算装置161は、例えば、ステップS12で、時刻情報フィールド152cのr11行に、全体制御装置140より送信された異常の発生した時刻を示す情報を格納する。
ステップS13では、演算制御部161は、異常履歴情報テーブル152aにおいて、異常の発生した吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報を格納する。
演算制御部161は、例えば、ステップS13で、吸着ノズル番号フィールド152dのr11行に、全体制御装置140より送信された、異常の発生した吸着ノズル123のヘッド121における位置を特定する情報を格納する。
ステップS14では、演算制御部161は、異常履歴情報テーブル152aにおいて、異常の発生したフィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報を格納する。
演算制御部161は、例えば、ステップS14で、フィーダ番号フィールド152eのr11行に、全体制御装置140より送信された、異常の発生したフィーダ111aのフィーダベース111における位置を特定する情報を格納する。
《異常原因を特定する処理》
図16は、図6で示す演算装置150において、異常の原因を特定する処理を示すフローチャートである。
演算装置150の原因推定部162は、IF部166を介して全体制御部140より異常による装置停止を示す情報を送信されると処理を開始する。
ステップS21では、原因推定部162は、吸着ノズル番号及びフィーダ番号の全ての組合せについて、吸着回数を算出し、装置動作情報テーブル153aを生成して、装置動作情報記憶領域153に記憶する。
原因推定部162は、例えば、図4に示す吸着ノズル番号フィールド142dの第1行に格納された情報にて特定される吸着ノズル番号、及びフィーダ番号フィールド142eの第1行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号が、図8で示す吸着ノズル番号フィールド153bの行およびフィーダ番号フィールド153cの列にそれぞれ一致する吸着回数フィールド153dに格納される値に1を追加して、値を更新する。そして、原因推定部162は、吸着ノズル番号フィールド142dの第2行及びフィーダ番号フィールド142dの第2行から吸着ノズル番号フィールド142dの最終行及びフィーダ番号フィールド142eの最終行まで、吸着ノズル番号フィールド142dの第1行及びフィーダ番号フィールド142eの第1行に対して行った処理を実行する。
ステップS22では、原因推定部162は、吸着ノズル番号及びフィーダ番号の全ての組合せについて、異常回数を算出し、異常回数情報テーブル154aを生成して、異常回数情報記憶領域154に記憶する。
原因推定部162は、例えば、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報を読み込み、全ての行について、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報にて特定される時刻から事前に定められた時間(例えば10分)を引いた時刻と、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cに格納された情報にて特定される時刻を比較する。各々の行について、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報にて特定される時刻から事前に定められた時間(例えば10分)を引いた時刻よりも異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの全ての行に格納された情報にて特定される時刻が後ろであれば、原因推定部162は、吸着ノズル番号フィールド152dとフィーダ番号フィールド152eの同一行に格納された情報をそれぞれ読み込み、吸着ノズル番号フィールド152dの同一行に格納された情報にて特定される吸着ノズル番号及びフィーダ番号フィールド152eの同一行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号が、吸着ノズル番号フィールド154bの行およびフィーダ番号フィールド154cの列にそれぞれ一致する異常回数フィールド154dに格納される値に1を追加して、値を更新する。
ステップS23では、原因推定部162は、吸着ノズル番号及びフィーダ番号の全ての組合せにつき、これらの組合せにおける異常回数比率を算出し、異常回数比率情報テーブル155aを生成して、異常回数比率情報記憶領域155に記憶する。
原因推定部162は、例えば、吸着ノズル番号及びフィーダ番号の全ての組合せから、任意の組合せを一つずつ特定して、以下のような処理を行う。
まず、原因推定部162は、装置動作情報テーブル153aにおいて、特定された組合せに含まれる吸着ノズル番号及びフィーダ番号が、吸着ノズル番号フィールド153bの行及びフィーダ番号フィールド153cの列にそれぞれ一致する吸着回数フィールド153dの欄から吸着回数を読み込む。
さらに、原因推定部162は、読み込んだ吸着回数が「1」以上である場合には(読み込んだ吸着回数が「1」以上ではない場合には、他の組合せに進む)、異常履歴情報テーブル154aにおいて、特定された組合せに含まれる吸着ノズル番号及びフィーダ番号が、吸着ノズル番号フィールド154bの行及びフィーダ番号フィールド154cの列にそれぞれ一致する異常回数フィールド154dの欄から異常回数を読み込む。
そして、原因推定部162は、読み込んだ吸着回数及び異常回数を用いて、下記の(1)式により、吸着ノズル番号及びフィーダ番号の組合せ毎の異常回数比率を算出して、異常回数比率集計情報テーブル155aにおいて、特定された組合せに含まれる吸着ノズル番号及びフィーダ番号が、吸着ノズル番号フィールド155bの行及びフィーダ番号フィールド155cの列にそれぞれ一致する異常回数比率フィールド155dの欄に算出した異常回数比率を格納する。
Figure 2011159699
ステップS24では、原因推定部162は、異常履歴情報テーブル152aの吸着ノズル番号フィールド152dの最終行に格納された情報にて特定される吸着ノズル番号について、分散の値を算出する。ここで、異常履歴情報テーブル152aの吸着ノズル番号フィールド152dの最終行に格納された情報にて特定される吸着ノズル番号は、装置停止の直前に生じた異常の発生した吸着ノズル番号を示している。
原因推定部162は、例えば、異常履歴情報テーブル152aの吸着ノズル番号フィールド152dの最終行に格納された情報にて特定される吸着ノズル番号に一致する情報が、吸着ノズル番号フィールド155bの行に格納された異常回数比率フィールド155dの全ての列に格納されている値のうち「−」の値ではないものを全て読み込む。
そして、読み込んだ値に「1」から順に自然数によるインデックスi及びjを割り振り、下記の(2)式にて、吸着ノズルにおける分散の値を算出する。
Figure 2011159699
ここで、Diはインデックスiが割り振られた異常回数比率の値であり、Djはインデックスjが割り振られた異常回数比率の値であり、nは読み込まれた異常回数比率の値の総数である。
ステップS24では、原因推定部162は、異常履歴情報テーブル152aのフィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号について、分散の値を算出する。ここで、異常履歴情報テーブル152aのフィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号は、装置停止の直前に生じた異常の発生したフィーダ番号を示している。
原因推定部162は、例えば、異常履歴情報テーブル152aのフィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号と一致する情報が、フィーダ番号フィールド155cの列に格納された異常回数比率フィールド155dの全ての行に格納されている値のうち「−」の値ではないものを全て読み込む。
そして、読み込んだ値に「1」から順に自然数によるインデックスi及びjを割り振り、上記の(2)式にて、フィーダにおける分散の値を算出する。
ステップS25では、原因推定部162は、係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第1行に格納された値と、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第1行に格納された値とを読み込み、ステップS23で算出した吸着ノズル123の分散の値と、ステップS24で算出したフィーダ111aの分散の値と、係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第1行に格納された値と、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第1行に格納された値とを、下記の(3)式に入力し、吸着ノズルの原因候補グループに異常の原因となる原因候補が属する可能性の高さ(Pn)を示す値を算出する。
Figure 2011159699
ここで、VnはステップS23で算出した吸着ノズル123の分散の値であり、VfはステップS24で算出したフィーダ111aの分散の値であり、a1は係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第1行に格納された値であり、b1は係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第1行に格納された値である。
そして、原因推定部162は算出した値を、推定結果情報テーブル158aの原因候補グループ推定結果フィールド158cの第1行に格納し、1から算出した値を引いた値を推定結果情報テーブル158aの原因候補グループ推定結果フィールド158cの第2行に格納する。
更に、原因推定部162は、(3)式にて用いた値である下記の(4)式にて算出される変数1を、異常履歴情報テーブル152aの変数1フィールド152fの最終行に格納する。
Figure 2011159699
ステップS26では、原因推定部162は、異常履歴情報テーブル152aのフィーダ番号フィールド152eの最終行に格納される情報にて特定されるフィーダ番号について、異常回数を算出する。
原因推定部162は、例えば、異常履歴情報テーブル152aのフィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報を読み込み、フィーダ異常回数情報テーブル156aのフィーダ番号フィールド156bに読み込んだ値を格納し、異常回数フィールド156cに初期値として「0」を格納する。そして、原因推定部162は、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報を読み込み、全ての行について、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報にて特定される時刻から事前に定められた時間(例えば10分)を引いた時刻と、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cに格納された情報にて特定される時刻と、フィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号と、フィーダ番号フィールド152eに格納された情報にて特定されるフィーダ番号と、を比較する。各々の行について、異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの最終行に格納された情報にて特定される時刻から事前に定められた時間(例えば10分)を引いた時刻よりも異常履歴情報テーブル152aの時刻フィールド152cの全ての行に格納された情報にて特定される時刻が後ろであり、かつ、フィーダ番号フィールド152eの最終行に格納された情報にて特定されるフィーダ番号と、フィーダ番号フィールド152eに格納された情報にて特定されるフィーダ番号とが一致した場合、原因推定部162は、フィーダ異常回数情報テーブル156aの異常回数フィールド156cに格納される値に1を追加して、値を更新する。
ステップS27では、原因推定部162は、係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第2行に格納された値と、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第2行に格納された値と、フィーダ異常回数情報テーブル156aのフィーダ番号フィールド156bに格納された値とを読み込み、係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第1行に格納された値と、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第1行に格納された値と、フィーダ異常回数情報テーブル156aの異常回数フィールド156cに格納された値とを、下記の(5)式に入力し、部品位置ズレの原因候補が原因となる可能性の高さ(Pf)を示す値を算出する。
Figure 2011159699
ここで、cはフィーダ異常回数情報テーブル156aの異常回数フィールド156cに格納された値であり、a2は係数情報テーブル157aの係数aフィールド157cの第2行に格納された値であり、b2は係数情報テーブル157aの係数bフィールド157dの第2行に格納された値である。
そして、原因推定部162は算出した値を、推定結果情報テーブル158aの原因候補推定結果フィールド158eの第3行に格納し、1から算出した値を引いた値を推定結果情報テーブル158aの原因候補推定結果フィールド158eの第4行に格納する。
更に、原因推定部162は、(5)式にて用いたフィーダ異常回数情報テーブル156aの異常回数フィールド156cに格納された値を、異常履歴情報テーブル152aの変数2フィールド152gの最終行に格納する。
ステップS28では、原因推定部162は、推定結果情報テーブル158aに格納されている情報を予め定められた表示画面に加工して、出力部165、または、IF部166を介して他の装置に出力する。
原因推定部162は、例えば、図17(出力部171における表示画面の概略図)に示すように、推定結果情報テーブル158aの原因候補名称グループフィールド158bに格納された情報を親要素、原因候補名称フィールド158dに格納された情報を子要素、とするツリー構造を生成し、原因候補グループ推定結果フィールド158c及び原因候補推定結果フィールド158eに0.5以上の値が格納されたレコードの原因候補グループ名称フィールド158b及び原因候補グループ名称フィールド158dに格納された情報に対応する要素を、他の要素と識別可能に表示する。
本実施形態では、例えば、当該対応する要素を他の要素とは異なる色彩を付すことで識別可能としているが、このような態様に限定されるものではない。
また、本実施形態では、当該対応する要素に1種類の色彩を付すことで識別可能としているが、原因候補グループ推定結果フィールド158c及び原因候補推定結果フィールド158eに格納された値の大きさに比例して色彩を濃くする等、複数の色彩を用いて当該対応する要素を区別することも可能である。
ステップS28では、原因推定部162は、オペレータの対策した異常の原因を記憶し、全体制御装置140に部品吸着の再開を指示する情報を送信する。
原因推定部162は、例えば、図17(出力部171における表示画面の概略図)に示すように、オペレータが実際の異常の原因として対策した原因候補にチェックを入れ、生産再開ボタンをクリックすると、チェックのついた原因候補の名称を異常履歴情報テーブル152aの原因フィールド152hの最終行に格納し、全体制御装置140に部品吸着の再開を指示する情報を送信する。
《原因推定に用いる関数の学習処理》
図18は、図6で示す演算装置150において、原因推定に用いる関数を学習する処理を示すフローチャートである。
演算装置150の学習処理部163は、IF部166を介して図1に示す入力部170または通信IF部172より学習の実行を指示する情報を送信されると処理を開始する。
例えば、学習処理部163は図19(出力部171における表示画面の概略図)に示すように、オペレータが学習範囲のいずれかにチェックを入れ、学習実行のスタートボタンのいずれかをクリックすると、処理を開始する。
学習処理部163は、「吸着ノズル・フィーダ」の行に位置するスタートボタンがクリックされた場合は、ステップS32の処理を行い、「部品位置・部品形状」のスタートボタンがクリックされた場合は、ステップS39の処理を行う(S31)。
学習処理部163は、「吸着ノズル・フィーダ」の行の学習範囲を確認し、「当該装置のみ」にチェックが入っていればステップS33を、「同一機種のみ」にチェックが入っていればステップS35を、「全装置」にチェックが入っていればステップS37を実行する(S32)。
ステップS33では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aの全ての行について、各々の行の原因フィールド152hに情報が格納されているか否かを確認し、情報が格納されている行については、変数1フィールド152fに格納された情報と原因フィールド152hに格納された情報とを読み込み、変数1フィールド152fに格納された情報を学習情報テーブル159aの変数フィールド159bの最終行に格納し、原因フィールド152hに格納された情報が「吸着ノズル汚れ」「吸着ノズル摩耗」であった場合は学習情報テーブル159aの原因フィールド159bの最終行に「1」を、原因フィールド152hに格納された情報が「部品位置ズレ」「部品形状不良」であった場合は学習情報テーブル159aの原因フィールド159bの最終行に「0」を、格納する。
ステップS34では、学習処理部163は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報を更新する。
学習処理部163は、例えば、学習情報テーブル159aの変数フィールド159b及び原因フィールド152cに格納されている値を読み込み、下記の(6)式にて係数の値を算出する。
Figure 2011159699
ここで、diは学習情報テーブル159aの変数フィールド159bの第i行に格納されている値であり、eiは学習情報テーブル159aの原因フィールド159cの第i行に格納されている値である。
(6)式の右辺第1項は、原因フィールド159cに「1」が格納されている行に格納されている変数フィールド159に格納されている値の平均値を表しており、右辺第2項は、原因フィールド159cに「1」が格納されている行に格納されている変数フィールド159に格納されている値の平均値を表している。
さらに、学習処理部163は(6)式にて算出した係数の値を、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157cの第1行に格納する。これにより、次に原因推定部162にて図16に示すフローチャートのステップS25の処理が実行された時には、「吸着ノズル」の原因候補グループに原因となる原因候補が属する可能性の高さを表す値として、図20の曲線で示される値が算出される。なお、図20の縦軸は、「吸着ノズル」の原因候補グループに原因候補が属する可能性の高さを表し、横軸は、(6)式にて算出した係数の値を示す。図中の曲線Aは、学習後の(1)式の軌跡を表し、Bで示すデータのプロット群は、学習情報テーブルの各行のデータを示している。ここで、縦軸は、(1)式にて算出される値、または、原因フィールド159cに格納される値であり、横軸は、(1)式において変数1フィールド152fに格納される値、または変数フィールド159bに格納された値である。つまり、原因となる原因候補が「吸着ノズル」の原因候補グループに属していたデータが多い領域(図20のグラフ右側)では0.5よりも大きな値が算出され、原因となる原因候補が「フィーダ」の原因候補グループに属していたデータが多い領域(図20のグラフ左側)では、0.5よりも小さな値が算出される。
ステップS35では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報と、部品実装装置100と同一の装置機種である部品実装装置の異常情報履歴を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aについて、ステップS33と同様の処理を行い、装置情報テーブル142aの装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報を読み込み、装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報と同一の装置機種情報を装置情報テーブルに格納した部品実装装置について通信IF部172を介して異常履歴情報を読み込み、ステップS33と同様の処理を行う。
ステップS36では、学習処理部は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報と、部品実装装置100と同一の装置機種である部品実装装置の係数情報とを更新する。
学習処理部163は、例えば、学習情報テーブル159a及び係数情報テーブル157aについてステップS34と同様の処理を行い、装置情報テーブル142aの装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報を読み込み、装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報と同一の装置機種情報を装置情報テーブルに格納した部品実装装置の係数情報テーブルに、算出した係数の値を格納する。
ステップS37では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報と、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の異常情報履歴を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aについて、ステップS33と同様の処理を行い、通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置について、通信IF部172を介して異常履歴情報を読み込み、ステップS33と同様の処理を行う。
ステップS38では、学習処理部は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報と、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の係数情報とを更新する。
学習処理部163は、例えば、学習情報テーブル159a及び係数情報テーブル157aについてステップS34と同様の処理を行い、算出した係数の値を、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の係数情報テーブルに格納する。
学習処理部163は、「部品位置ズレ・部品形状不良」の行の学習範囲を確認し、「当該装置のみ」にチェックが入っていればステップS310を、「同一機種のみ」にチェックが入っていればステップS312を、「全装置」にチェックが入っていればステップS314を実行する(S39)。
ステップS310では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aの全ての行について、各々の行の原因フィールド152hに「部品位置ズレ」または「部品形状不良」の情報が格納されているか否かを確認し、情報が格納されている行については、変数2フィールド152gに格納された情報と原因フィールド152hに格納された情報とを読み込み、変数2フィールド152gに格納された情報を学習情報テーブル159aの変数フィールド159bの最終行に格納し、原因フィールド152hに格納された情報が「部品位置ズレ」であった場合は学習情報テーブル159aの原因フィールド159bの最終行に「1」を、原因フィールド152hに格納された情報が「部品形状不良」であった場合は学習情報テーブル159aの原因フィールド159bの最終行に「0」を、格納する。
ステップS311では、学習処理部163は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報を更新する。
例えば、学習処理部163は、学習情報テーブル159aの変数フィールド159b及び原因フィールド152cに格納されている値を読み込み、前述の(6)式にて係数の値を算出する。
さらに、学習処理部163は(6)式にて算出した係数の値を、係数情報テーブル157aの係数bフィールド157cの第2行に格納する。
ステップS312では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報と、部品実装装置100と同一の装置機種である部品実装装置の異常情報履歴を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aについて、ステップS310と同様の処理を行い、装置情報テーブル142aの装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報を読み込み、装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報と同一の装置機種情報を装置情報テーブルに格納した部品実装装置について通信IF部172を介して異常履歴情報を読み込み、ステップS310と同様の処理を行う。
ステップS313では、学習処理部は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報と、部品実装装置100と同一の装置機種である部品実装装置の係数情報とを更新する。
学習処理部163は、例えば、学習情報テーブル159a及び係数情報テーブル157aについてステップS311と同様の処理を行い、装置情報テーブル142aの装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報を読み込み、装置機種フィールド142cに格納された装置機種情報と同一の装置機種情報を装置情報テーブルに格納した部品実装装置の係数情報テーブルに、算出した係数の値を格納する。
ステップS314では、学習処理部163は、異常履歴情報テーブル152aの情報と、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の異常情報履歴を読み込み、学習情報テーブル159aに格納する。
学習処理部163は、例えば、異常履歴情報テーブル152aについて、ステップS310と同様の処理を行い、通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置について、通信IF部172を介して異常履歴情報を読み込み、ステップS310と同様の処理を行う。
ステップS315では、学習処理部163は、学習情報テーブル159aの情報を読み込み、係数情報テーブル157aの情報と、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の係数情報とを更新する。
学習処理部163は、例えば、学習情報テーブル159a及び係数情報テーブル157aについてステップS311と同様の処理を行い、算出した係数の値を、部品実装装置100と通信IF部172で通信可能である全ての部品実装装置の係数情報テーブルに格納する。
以上のように、本実施形態によれば、異常の原因を推定する関数を更新し、異常発生時に、複数の原因候補の中から原因となる原因候補を精度よく特定(推定)することができる。
100:部品実装装置、
110:供給装置、
111:フィーダベース、
112,125,132,145,166:IF部、
120:装着装置、
121:ヘッド、
122:ビーム、
123:吸着ノズル、
124:駆動制御部、
130:異常検出装置、
131:異常検出部、
140:全体制御装置、
141:記憶部、
142:装着情報記憶領域、
143:装置情報記憶領域、
144:全体制御部、
150:演算装置、
151:記憶部、
152:異常履歴情報記憶領域、
153:装置動作情報記憶領域、
154:異常回数情報記憶領域、
155:異常回数比率集計情報記憶領域、
156:フィーダ異常回数比率情報記憶領域、
157:係数情報記憶領域、
158:推定結果情報記憶領域、
159:学習情報記憶領域、
160:制御部、
161:演算制御部、
162:原因推定部、
163:学習処理部、
164,170:入力部、
165,171:出力部、
172:通信IF部、
180:基板。

Claims (8)

  1. 部品を基板に実装する際に発生した異常を検出しその原因を提示する異常検出装置を具備してなる部品実装装置であって、
    前記部品を基板上に搬送供給する供給装置と、
    供給された前記部品を前記基板に装着する装着装置と、
    前記供給装置または前記装着装置において発生した異常を検出する異常検出装置と、
    前記異常の原因推定に要する処理を行う演算装置と、
    前記各装置を制御する全体制御装置と、を有し、
    前記演算装置は、前記基板への部品の実装に失敗した回数を特定する装置情報と、部品実装装置に発生した異常の原因を特定する原因情報との少なくとも2種類の情報を記憶する記憶部と、
    前記装置情報と前記原因情報とを用いて、複数の異常の原因候補の中から異常の原因となったものを判定する関数を作成する処理と、新規異常が発生した際に、前記関数と該新規異常の発生時点での前記基板への部品の実装に失敗した回数とを用いて前記新規異常の原因を提示する処理と、を行う制御部と、
    を有することを特徴とする部品実装装置。
  2. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記制御部は、前記装置情報を入力としたときの前記関数の出力値と、前記原因情報を基に算出した値との差分が小さくなるように前記関数を作成する処理を行うことを特徴とする部品実装装置。
  3. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記部品実装装置の複数がバスを介して接続される場合にあって、
    前記制御部は、前記複数の部品実装装置のそれぞれが有する前記装置情報と、前記複数の部品実装装置のそれぞれが有する前記原因情報とを用いて、前記関数を作成する処理または、前記関数ごとに異なる前記装置情報または異なる前記原因情報を用いて複数の前記関数を作成する処理を行うことを特徴とする部品実装装置。
  4. 請求項3に記載の部品実装装置であって、
    前記装置情報を取得する対象範囲を、前記複数の部品実装装置のいずれにするかは前記部品実装装置が有する入力部を介して入力される指示により決定されることを特徴とする部品実装装置。
  5. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記制御部は、前記原因候補を複数のグループに分類し、分類された前記複数のグループの中から異常の原因を含むグループを判定する関数を作成する処理と、
    前記関数を用いて異常の原因を含むグループを判定し、判定された該グループを提示する処理とを行うことを特徴とする部品実装装置。
  6. 請求項5に記載の部品実装装置であって、
    前記制御部は、前記分類された複数のグループとして、前記部品実装装置が装着する部品の形状に起因する異常の原因候補と、前記部品を吸着する吸着ノズルが該部品を吸着する位置に起因する異常の原因候補と、を含むフィーダグループを有し、
    前記関数を用いて前記フィーダグループに異常の原因が含まれるか否かを提示する処理を行うことを特徴とする部品実装装置。
  7. 請求項5に記載の部品実装装置であって、
    前記制御部は、前記分類された複数のグループとして、前記部品を吸着する吸着ノズルに起因する複数の原因候補を含む吸着ノズルグループを有し、
    前記関数を用いて前記吸着ノズルグループに異常の原因が含まれるか否かを提示する処理を行うことを特徴とする部品実装装置。
  8. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記演算装置の少なくとも一つが、前記部品実装装置の外部に設けられネットワークを介して前記部品実装装置と接続されることを特徴とする部品実装装置。
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