JP2011159505A - 電気的接続ファスナ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数を削減するとともに、組立や取付工数の削減を可能とする。
【解決手段】導電性を有する部材からなり、非導電塗装が施されたパネル2の取付用開口2aに係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナであり、前記開口の縁部に当接するフランジ部30及び該フランジ部の内側に保持される電気的接続部材4を有している取付ベース3と、取付ベース3の一方側に形成されて開口2aの対応部に弾発係合する脚部31と、取付ベース3の他方側に形成されてパネルへ取り付けるときに、開口2aを通じて該パネル裏面に配置される掛止片32及びその掛止片の先端側に設けられてパネル裏面に鋭角に接触することにより前記非導電塗装を剥がす爪部32aとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電性を有する部材からなり、非導電塗装が施されたパネルの取付用開口に係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナに関し、例えば車体パネルなどに取り付けられてパネルの金属面をアースとして電気接続を行う場合に好適な電気的接続ファスナに関する。
例えば、車両用のカーテシーランプの点灯及び消灯を行うための機構として、車体パネルをアースとする電気的接続機構がある。この電気的接続機構では、ドア閉じ状態で接点が離れ、ドア開放時に接点が接触することにより、ドア側に設けたカーテシーランプをドアの開閉と連動させて自動的に点灯したり消灯させる。これは、ドア開に伴いランプが自動点灯することにより後続車両に対するドア開放表示を行うとともに、乗員の乗降時に足元を照射し、夜間などの暗がりでのドア開放時の安全性を保つようにする。
ところで、支持体などのパネルにアースを取るための電気的接続機構として、従来は特許文献1に記載の構造がある。この電子装置用の接続部材は、絶縁材ケーシング、該ケーシングを導電性の部分としての支持体に固定する1以上の固定部材、1以上の導電性の接触部材、該接触部材と電気的に接続されるフック状舌片などを有している。そして、この接続部材は、ワニス層(絶縁層)を形成している支持体に対し、支持体に設けられた開口に挿通されるフック状の舌片によりワニス層を削り、支持体に導通させてアースする構造となっている。
特許第3935990号公報
上記電気的接続機構は、支持体などのパネルへの取付時において、ワンタッチで取付けできると同時に金属製のフック状舌片がパネル表面に施された塗料層(絶縁層)を剥がすことによって電気的な導通を得られるようにしたものである。しかし、このような従来構造では、ケーシング、固定部材、接触部材、フック状の舌片などを別々に作成しなければならないため取付前の組立工数が増えるとともに、例えばスイッチやセンサ機構などとして展開し難い。なお、電気的接続機構として、例えばカーテシーランプのスイッチ機構では、アースボルトを車体パネルに予め溶着したウエルドナットに取り付けることで車体パネルにアースを取るようにしているためドライバ等の専用工具を必要とし、取付作業が面倒であった。
本発明の目的は、非導電塗装が施されたパネルの取付用開口に係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナとして、部品数を削減するとともに、ワンタッチ取付により、組立や取付工数の削減を可能とした電気的接続ファスナを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、電気的接続を可能とする導電性を有する部材からなり、非導電塗装(絶縁被膜を意味する)が施されたパネルの取付用開口に係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナであって、前記開口の縁部に当接するフランジ部及び前記フランジ部の内側に保持される電気的接続部材を有している取付ベースと、前記取付ベースの一方側に形成されて前記開口の対応部に弾発係合する脚部と、前記取付ベースの他方側に形成されて前記パネルへ取り付けるときに、前記開口を通じて該パネル裏面に配置される掛止片及びその掛止片の先端に設けられてパネル裏面に鋭角に接触することにより前記非導電塗装を剥がす爪部とを備えていることを特徴としている。
以上の本発明は、請求項2〜6のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、
(1)前記取付ベースは、前記電気的接続部材に設けられた相手側端子と接・断状態に切り換える接点部を有している構成である(請求項2)。
(2)前記取付ベースは、複数の係合部を形成しており、前記電気的接続部材を前記係合部を介して係合保持している構成である(請求項3)。
(3)前記電気的接続部材は、前記取付ベースより出没するアクチュエータを有し、前記アクチュエータの出没に応じて、前記相手側端子と前記接点部とを接・断状態に切り換える構成である(請求項4)。
(4)前記電気的接続部材は前記アクチュエータを前記取付ベースより突出する方向へ付勢する付勢部材を有しているとともに、前記アクチュエータは前記付勢部材の付勢力に抗して没状態に切り換えられたとき前記接点部と前記相手側端子とを離間させる絶縁板部を有している構成である(請求項5)。
(5)前記電気的接続部材側の相手側端子及び/又は前記取付ベース側の接点部は、自然現象により表面に形成される酸化皮膜を互いに摺動接触する過程で削って除去可能にするエッジ部を有している構成である(請求項6)。このエッジ部は、図7の例だと接点部35bや拡大端子部7eの縁部や角部、接点部35bや拡大端子部7eに設けられる不図示の穴や凸などである。
請求項1の発明では、例えば、非導電塗装が施されたパネルの取付用開口に係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナとして、取付ベースがフランジ部、脚部、爪部付きの掛止片を形成しているとともに、電気的接続部材をフランジ部の内側に設けた構造であるため、パネルへのワンタッチ取り付けを実現しながら部品点数を削減でき、それにより例えば車体パネルなどに取り付けられてパネルの金属面をアースとして電気接続を行う場合に有用なものとして提供できる。
請求項2の発明では、取付ベースが電気的接続部材に設けられた相手側端子と接・断状態に切り換える接点部を有しているため、例えばセンサやスイッチ機構として展開し易くなる。これに対し、請求項3の発明では、取付ベースが複数の係合部を介して電気的接続部材を保持しているため、パネルへの取付前における組立も簡易化できる。
請求項4の発明では、電気的接続部材が取付ベースより出没するアクチュエータを有し、アクチュエータの出没に応じて、相手側端子と接点部とを接・断状態に切り換えることから、例えば、センサやスイッチ機構として好適なものとなる。
請求項5の発明では、電気的接続部材がアクチュエータを取付ベースより突出する方向へ付勢する付勢部材を有していると同時に、アクチュエータがその付勢部材の付勢力に抗して没状態に切り換えられたとき上記接点部と相手側端子とを接状態から離間させる絶縁板部を有していることから、請求項4を利用したセンサやスイッチ機構として、例えば車両のドアのカーテシーランプを点灯したり消灯するタイプに有用となる。
請求項6の発明では、相手側端子及び/又は接点部が互いに摺接するときにエッジ部を介したワイピング効果により端子や接点部の表面に自然にできる酸化皮膜を削りとって良好な電気的接続を確実に維持可能にする。
本発明の第1形態に係る電気的接続ファスナを相手側パネルと共に示す概略斜視図である。 上記電気的接続ファスナを構成している取付ベースと電気的接続部材(スイッチ機構)との関係を示す分解斜視図である。 上記電気的接続部材をパネルに取り付けた状態で回路を付加した態様で示す模式断面図である。 (a),(b)は電気的接続ファスナのパネルに対する取付手順を示す側面図である。 (a),(b)はパネルに取り付けられた上記電気的接続部材(スイッチ機構)に対するドア(ドアパネル)の離接状態を示す断面図である。 本発明の第2形態に係る電気的接続ファスナを相手側パネルと共に示す概略斜視図である。 図6の電気的接続ファスナを構成している取付ベースと電気的接続部材(スイッチ機構)との関係を示す分解斜視図である。 (a),(b)は上記電気的接続ファスナをパネルに取り付ける際と取付後の状態を示す側面図である。 (a),(b)はパネルに取り付けられた上記電気的接続部材(スイッチ機構)に対するドア(ドアパネル)の離接状態を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。この説明では、各形態の基本構造、図1〜図5に示した第1形態及びその作動特徴、図6〜図9に示した第2形態及びその作動特徴の順で詳述する。
(基本構造)各形態の電気的接続ファスナ1又1Aは、電気的接続を可能とする金属などの導電性を有する部材からなり、取付相手であるパネル2に施された非導電性塗装の一部を剥がしてアースするような場合に用いられて、パネル2に設けられた取付用の開口2aに係合構造により取り付けられる。ここで、パネル2は金属ないしは導電性の材料からなる。パネル2の表面には、防錆及び/又は装飾用の非導電性塗装ないしは該塗装に類似の表面処理が施されている。なお、各形態では、パネル2として車体パネルを想定しているが、車体パネル以外の各種機器類などのパネルでも差し支えない。
また、電気的接続ファスナ1又1Aは、要部として、パネルの開口2aの縁部2bに当接するフランジ部30及びフランジ部30の内側に保持される電気的接続部材4又は4Aを有している取付ベース3又は3Aと、取付ベース3又は3Aの一方側に屈曲形成されて開口2aの対応部2cに弾発係合する脚部31と、取付ベース3又は3Aの他方側に屈曲形成されてパネル2への取付時に、開口2aの対応部2dを通じて該パネル裏面に配置される掛止片32及びその掛止片の先端に設けられてパネル裏面に鋭角に接触することにより前記非導電塗装を剥がす爪部32aとを備えている。なお、各形態では、電気的接続部材4又は4Aとしてセンサやスイッチ機構を想定した例であるが、それ以外でも差し支えない。
(第1形態)この電気的接続ファスナ1において、取付ベース3は、リン青銅板などのバネ弾性を有する概略矩形板状のプレス成形体からなる。取付ベース3には、矩形板状の長くなった両側部分を形成しているフランジ部30と、両フランジ部30の間にあって長手方向と交差する両端側のうち、一方側から下向きに折り曲げられている脚部31、及び他方側から斜め下向きに折り曲げられている掛止片32と、両フランジ部30の間にあって一方側(脚部31の)手前及び他方側(掛止部32の)手前に突出された複数箇所の係合部33と34と、両フランジ部30の間にあってほぼ中央の下側に向けて傾斜している一対のばね片35とが一体に形成されている。
両側のフランジ部30は、鍔状に設けられて、パネルの開口2aの対応縁部2bに当接ないしは着座する部分である。脚部31は、両フランジ部30の間の部分を下向きに垂直に折り曲げるとともに、下端から外側斜め上向きに略V形に折り曲げられている。この先端31aは、開口2aの対応部2cを区画している縁部に脚部31の弾性力を介して弾発係合する部分である。掛止片32は、両フランジ部30の間の部分を外側斜め下向きに延び、かつ途中から斜め上向きに鋭角に折り曲げられている。この先端は、凹凸ないしは鋸歯状の爪部32aに形成され、パネル2に対する取付時に凹凸ないしは鋸歯状のエッジで非導電性塗装を削り込んで電気的接続を確実に行えるようにする。
係合部33は脚部31の基部両側付近に略L形に設けられ、係合部34は掛止片32の基部両側付近に略L形に設けられている。係合部33,34は、電気的接続部材4を構成しているケース40を弾性係合して保持する手段であり、ケース40の対応フランジ部40a,43aを取付ベース1の対応板部との間に係合保持する。各ばね片35は、取付ベース1の中央部分に略コ形スリット36を設けた状態で3辺をベース板部から分離され、また中心部の貫通穴37及び貫通穴37に通じるスリット37aを介して並設されている。そして、各ばね片35は、先端部に設けられて電気的接続部材4に設けられた相手側端子(以下、固定側コネクタ端子又はコネクタ端子という)7と選択的、かつ電気的に接触可能な可動側接点部35aを有している。各接点部35aは、弧状に形成されており対応する固定側コネクタ端子7に弾性的に当接される。
電気的接続部材4は、取付ベース側係合部33,34に係合保持されるケース40と、ケース40に出没ないしは昇降可能に配置されるアクチュエータとしてのスライダ5と、ケース40とスライダ5と間に介在されてスライダ5を突出方向に付勢する圧縮コイルばねなどの付勢部材6と、ケース40に固定配置される一対の固定側コネクタ端子7とを備えている。なお、固定側コネクタ端子7は、導電性金属板のプレス品であり、収容部41の対応内面に沿って配置される上下に長い片部7aと、片部7aの上端から略水平に折り曲げられた水平部7bと、水平部7bから下向きに折り曲げられたリード線用の接続部7cとからなる。片部7aの下側には係合穴7dが設けられている。接続部7cは相対的に細く形成されている。
ここで、ケース40は、絶縁性の樹脂成形品であり、図1及び図3に示されるごとく、スライダ5を出没可能に収容する上開口した有底の収容部41を形成しているとともに、長手方向一側部に設けられてコネクタ端子7の上端側を固定する下部開口した端子固定部43を一体化している。ケース40には、収容部41の上外側に張り出して前記係合部34に係止されるフランジ部40aと、端子固定部43の上外側に張り出して前記係合部33に係止されるフランジ部43aとが設けられている。収容部41には、スライダ5を案内する両内側のガイド溝41aと、端子固定部43側に設けられているガイド片41bと、係合穴7dと係合する係止爪41cなどが設けられている。端子固定部43には、コネクタ端子7の水平部7bを拘束する爪部43bと、接続部7cを下向きに挿通して外へ逃がす挿通孔43cとが設けられている。そして、コネクタ端子7は、片部7aが収容部41内で係止爪41b及び係合穴7dの係合により位置決め固定され、接続部7cが挿通孔43cから外へ導出される。
スライダ5は、絶縁性の樹脂成形品であり、全体形状が概略万年筆のキャップ形をなし、下面から上下途中までが空洞50となっている。スライダ5には、両側の下側に突出されてケース側ガイド溝41aに嵌合する突起51と、両側と交差する一側に突出された中央の薄い仕切板部52及び仕切板部52を外から覆うよう上端側より下向きに延びた絶縁板部53と、上端の凸形当接部54とが一体に設けられている。そして、このスライダ5は、ケース4の収容部41に対し、空洞50に付勢部材6を入れた状態で、各突起51を対応するガイド溝41aに嵌合することにより摺動可能に組み付けられる。その際はコネクタ端子7が収容部51及び端子固定部43に予め配設される。この電気的接続部材4は、以上の組立状態において、スライダ5が付勢部材6の付勢力により、各突起51がガイド溝41aに沿って上昇移動した図1や図5(b)の突出状態と、付勢部材6の付勢力に抗して下向きに押されて突起51がガイド溝41aに沿って下降された図5(a)の没状態とに切換可能となる。
以上の電気的接続部材4は、例えばスライダ5の突出状態から、取付ベース3に対し、収容部41側のフランジ部40aが上記した各係合部34に係合し、かつ、ケース側端子固定部43のフランジ部43aが上記した各係合部33に係合することで簡単に位置決め保持される。そして、電気的接続部材4は、スライダ5が図5(b)のごとく突出状態において、各ばね片35が絶縁板部53の負荷を受けず、その先端の接点部35aが対応するコネクタ端子7に接触している(スイッチのオン状態)。スライダ5が図5(a)のごとく没状態において、絶縁板部53が接点部35aとコネクタ端子7との間に差し込まれることで接点部35aとコネクタ端子7とを非接触となるよう離間している(スイッチのオフ状態)。すなわち、この没状態はコネクタ端子7に対し接点部35aを絶縁板部53を介して離れる方向へ押し、後述のごとく回路的に電源断とする。
(作動特徴)以上の電気的接続ファスナ1は次に述べるような作動特徴を有している。
(1)以上の電気的接続ファスナ1は、パネル2に対して図4(a)のごとく掛止片32を開口2aにあって、長手方向一端側である対応部2dを通じて該パネル裏面に配置し、その状態から、長手方向他端側である脚部31側を下向きに押圧操作することで、図4(b)のごとく脚部先端31aがパネル裏面に当接している掛止片32を支点として下移動されながら開口2aの対応部2cの縁部を弾性変位を伴って通過し、通過と同時に復元して対応縁部に弾発係合し、それによりワンタッチで固定される。
(2)この構造では、その取付過程において、支点となる掛止片32がパネル2の裏面を移動しつつ、その先端爪部32aの鋭いエッジによってパネル面を削り込むことにより、パネル表面に形成されている非導電性塗料の膜を引き剥がし、取付ベース3をパネル2に電気的に導通し、車体側にアースを取ることになる。
(3)以上の構造を利用した回路構成例として、コネクタ端子7の接続部7cには図3に模式的に示したごとく電源8の(+)側リード線8aに接続され、パネル2には電源8の(−)側リード線8bに接続される。これにより、回路構成としては、取付ベース3及び電気的接続部材4を通じてパネル2側にアースが取られ、当該電源回路内に設けられるカーテシーランプなどの電球Rをアクチュエータとしてのスライダ5の出没動作に応じて点灯及び消灯する。なお、電球Rは、LEDなどが用いられ、通常、パネル2に離接可能に接触する被検出体であるドアパネル側に設けられる。
(4)そして、この例では、図5(a)の矢印に示すごとく、ドアつまりドアパネル9が車体側パネル2に最大まで接近している状態(ドア閉状態)において、スライダ5がケース40内に没入する結果、上記したように絶縁板部53を介して接点部35aとコネクタ端子7とを非接触つまりスイッチのオフ状態となって回路を電源断にし、電球Rの消灯状態を保つ。また、図5(b)の矢印に示すごとく、ドアパネル9つまりドアがドア開状態になってパネル2から離間すると、スライダ5がケース40内から付勢部材6の付勢力により突出される結果、上記したように各ばね片35が絶縁板部53の負荷を受けなくなってその先端の接点部35aをコネクタ端子7に接触つまりスイッチのオン状態となって電球Rを点灯する。
(第2形態)図6〜図9に示した第2形態において、第1形態と同一又は類似する箇所には極力同じ符号を付して説明する。
第2形態の電気的接続ファスナ1Aにおいて、取付ベース3Aは、リン青銅板などのバネ弾性を有する概略矩形板状のプレス成形体からなる。取付ベース3Aには、矩形板状の長くなった両側部分を形成しているフランジ部30と、両フランジ部30の間にあって長手方向と交差する両端側のうち、一方側から下向きに折り曲げられている脚部31、及び他方側から斜め下向きに折り曲げられている掛止片32と、両フランジ部30の間にあって一方側(脚部31の)手前の両側に突出された複数の係合部33aと、両フランジ部30の間にあってほぼ中央の下側に向けて傾斜している一対のばね片35とが一体に形成されている。
両側のフランジ部30は、鍔状に設けられて、パネルの開口2aの対応縁部2bに当接ないしは着座する部分である。脚部31は、両フランジ部30の間の部分を下向きに垂直に折り曲げるとともに、下端から外側斜め上向きに略V形に折り曲げられている。この先端31aは、開口2aの対応部2cを区画している縁部に脚部31の弾性力を介して弾発係合する部分である。掛止片32は、両フランジ部30の間の部分を外側斜め下向きに延び、かつ途中から斜め上向きに鋭角に折り曲げられている。この先端は、凹凸ないしは鋸歯状の爪部32aに形成され、パネル2に対する取付時に該凹凸ないしは鋸歯状エッジで非導電性塗装を削り込んで電気的接続を確実に行えるようになっている。これらは第1形態とほぼ同じである。
加えて、第2形態のように、脚部31の垂直部分は、図7に示されるごとく両縁に沿って設けられた凹凸ないしは鋸歯状の爪部31cと、爪部31cに対応して設けられて爪部31cを形成している箇所を脚部31の板幅方向に弾性変位し易くするスリット31bとを有していてもよい。すなわち、この構造では、爪部31cが爪部32aに代え、あるいは爪部32aとともに相手側パネル2の形状に応じてパネルへの取付時に該凹凸ないしは鋸歯状エッジで非導電性塗装を削り込んで電気的接続を行えるようにしている。この場合、スリット31bは、爪部31cがそのようにして非導電性塗装を削り込むときに脚部31のパネル開口側への挿入力が過大にならないようにするため有効となる。
係合部33aは、脚部31の基部両側付近に略L形に折り曲げられており、電気的接続部材4Aを構成しているケース40Aを弾性係合して保持する手段である。例えば、各係合部33aは、後述するケース40Aの対応部に突設けられた係止部44,44を外側から挟持ないしは係合する。掛止片32の基部は、ケース40Aの対応部に突設された係止部42,42の内側に挟持ないしは係合される。一方、各ばね片35は、取付ベース1の中央部分に略コ形スリット36を設けた状態で3辺をベース板部から分離され、また中心部の貫通穴37及び貫通穴37に通じるスリット37aを介して並設されている。そして、各ばね片35は、図6の一部拡大図に示したごとく先端部35a側に設けられて電気的接続部材4Aに設けられた相手側端子(以下、固定側コネクタ端子又はコネクタ端子という)7Aの拡大端子部7e,7eと選択的、かつ電気的に接触可能な可動側接点部35bを有している。各接点部35bは、拡大端子部7e同士の間に位置すべくタブ状に折曲げられている。
電気的接続部材4Aは、取付ベース側係合部33a及び掛止片32の基部を介して係合保持されるケース本体40Aと、ケース本位40A内に係合固定される有底のスライダ用支持部材46と、支持部材46を介在してケース本体40A内に出没ないしは昇降可能に配置されるアクチュエータとしてのスライダ5と、支持部材46とスライダ5との間に介在されてスライダ5を突出方向に付勢する圧縮コイルばねなどの付勢部材6と、ケース本体40A及び支持部材46との間に固定配置される固定側コネクタ端子7Aとを備えている。なお、固定側コネクタ端子7Aは、導電性金属板のプレス品であり、収容部41と支持部材46の配置部49との間に配置される上下に長い片部7aと、片部7aの上端から略水平に折り曲げられた水平部7bと、水平部7bから下向きに折り曲げられたリード線用の接続部7cと、片部7aの上両側から水平部7bと反対側に突出されている拡大端子部7eとからなる。
ここで、ケース40Aは、絶縁性の樹脂成形品であり、図7及び図9に示されるごとく、支持部材46を収容する筒形の収容部41を形成しているとともに、長手方向一側部に設けられてコネクタ端子7の上端側を固定する下部開口した端子固定部43を一体化している。ケース40Aには、端子固定部43と対向する側の外側面にあって、上両側に突設された係合保持用の係止部42と、各係止部42の内側に一段低く突設されて掛止片32の基端内面を受け止めるリブ42aとが設けられている。端子固定部43や係止部42が設けられている面と交差する両側面には、支持部材用の係合穴42bが対向して設けられている。端子固定部43には、コネクタ端子側水平部7bを位置規制する爪部43bと、接続部7cを下向きに挿通して外へ逃がす挿通孔43cと、外側面に突出された上両側の係止部44、及び両係止部44の間に突出されて脚部31の背面側を受け止める支持部45とが設けられている。
支持部材46は、全体が収容部41に嵌合されると共に、中央部が付勢部材6を内側に配置したスライダ5を収容可能な凹状に形状されており、凹状の対向した内側面に設けられてスライダ5を案内するガイド溝46aと、凹状底面中央に立設されて付勢部材6を支持する軸部47と、両外側面に設けられてケース側の係合穴42bに係止される係止爪48と、端子固定部43と対向する側面に設けられた段差状の配置部49とを有している。そして、以上の支持部材46は、ケース40の収容部41内に係合穴42b及び係止爪48の係合を介して装着される。その際、固定側コネクタ端子7Aは、図9のごとく片部7aが端子固定部43の内面と配置部49との間に挟持されるとともに、接続部7cが挿入孔槽43cから下向きに差し込まれて外へ突出配置される。
スライダ5は、絶縁性の樹脂成形品であり、全体形状が概略万年筆のキャップ形をなし、下面から上下途中までが空洞50となっている。スライダ5には、両側の下側に突出されて支持部材46のガイド溝46aに嵌合する突起51と、両側と交差する一側に突出された中央の薄い仕切板部52及び仕切板部52を外から覆うよう上端側より下向きに延びた絶縁板部53と、上端の凸形の当接部54とが一体に設けられている。そして、スライダ5は、支持部材46の凹状に対し、空洞50に付勢部材6を入れた状態で、各突起51を対応するガイド溝46aに嵌合することにより摺動可能に組み付けられる。
以上の電気的接続部材4Aは、組立状態において、スライダ5が付勢部材6の付勢力により、各突起51がガイド溝46aに沿って上昇移動した図6や図9(b)の突出状態と、付勢部材6の付勢力に抗して下向きに押されて突起51がガイド溝46aに沿って下降された図9(a)の没状態とに切換可能となる。また、電気的接続部材4Aは、取付ベース3Aに対し、上記したごとく各係合部33aと係止部44との係合と、掛止片32の基部と係止部42との係合により簡単に係合保持される。そして、電気的接続部材4Aは、スライダ5が図9(b)のごとく突出状態において、各ばね片35が絶縁板部53の負荷を受けず、その先端側のタブ状の各接点部35bが対応する拡大端子部7eに接触している(スイッチのオン状態)。スライダ5が図9(a)のごとく没状態において、絶縁板部53が先端部35aとコネクタ端子7Aの片部7aとの間に差し込まれることで接点部35bとコネクタ端子7Aとを非接触となるよう離間する(スイッチのオフ状態)。すなわち、この没状態は、コネクタ端子7Aに対し接点部35bを絶縁板部53を介して離れる方向へ押し、後述のごとく回路的に電源断とする。
(作動特徴)電気的接続ファスナ1Aは第1形態と同様な次の作動特徴を有している。
(1)以上の電気的接続ファスナ1Aは、パネル2に対して図8(a)のごとく掛止片32を開口2aにあって、長手方向一端側である対応部2dを通じて該パネル裏面に配置し、その状態から、長手方向他端側である脚部31側を下向きに押圧操作することで、図8(b)のごとく脚部先端31aがパネル裏面に当接している掛止片32を支点として下移動されながら開口2aの対応部2cの縁部を弾性変位を伴って通過し、通過と同時に復元して対応縁部に弾発係合し、それによりワンタッチで固定される。
(2)この構造では、その取付過程において、支点となる掛止片32がパネル2の裏面を移動しつつ、その先端爪部32aの鋭いエッジによってパネル面を削り込むことにより、パネル表面に形成されている非導電性塗料の膜を引き剥がし、取付ベース3Aをパネル2に電気的に導通し、パネル側にアースを取ることになる。
(3)従って、以上の構造を利用した回路構成例としては、図3と同様な用途を可能にする。すなわち、回路構成としては、取付ベース3A及び電気的接続部材4Aを通じてパネル2側にアースが取られ、当該電源回路内に設けられるカーテシーランプなどの電球をアクチュエータとしてのスライダ5の出没動作に応じて点灯及び消灯する。
(4)具体的には、図9(a)の矢印に示すごとく、ドアつまりドアパネル9が車体側パネル2に最大まで接近している状態(ドア閉状態)において、スライダ5がケース40A内に没入する結果、上記したように絶縁板部53を介して接点部35bとコネクタ端子7Aの拡大端子部7eとを非接触つまりスイッチのオフ状態となって回路を電源断にし、電球の消灯状態を保つ。また、図9(b)の矢印に示すごとく、ドアパネル9つまりドアがドア開状態になってパネル2から離間すると、スライダ5がケース40A内から付勢部材6の付勢力により突出される結果、上記したように各ばね片35が絶縁板部53の負荷を受けなくなってその先端の接点部35bをコネクタ端子7Aの拡大端子部7eに接触つまりスイッチのオン状態となって電球を点灯することになる。
(5)以上の接点部35bと拡大端子部7eは、第1形態の接点部35aや接点部35aのように絶縁板部53が直に当接しないため電気的に安定した接離状態を長期に維持可能にする。加えて、接点部35bと拡大端子部7eは、スライダ5の出没ないしは往復作動時に互いに摺接するが、その際、接点部や拡大端子部表面に形成された酸化皮膜を接点部35bや拡大端子部7eの縁部や角部(更に図面では図示していないが、必要に応じて設けられる穴や凸を有している場合はその穴や凸)のエッジ部により削って除去し易く、それによって良好な通電状態を得ることができる。また、この例では、接点部35bと拡大端子部7eとの摺接状態を良好にするため、スリット37aを設けているが、拡大端子部7eの基端側にスリット7fを設けるなどして撓み易くなるようにしてもよい。
なお、本発明は、以上の各形態に制約されるものではなく、請求項で特定される技術要素を備えておればよく、細部についてはこれをベースにして展開可能なものである。その一例は、電気的接続部材ないしは回路構成として、各形態とは逆に設定し、取付ベース側の接点部が相手側端子に接触した状態で回路が電源断となり、取付ベース側の接点部が相手側端子に離間した状態で回路が電源接状態となるようにすることである。
1,1A…電気的接続ファスナ
2…パネル(2aは取付用開口、2bは縁部)
3,3A…取付ベース(30はフランジ部、36はスリット、37は貫通穴)
4,4A…電気的接続部材
5…スライダ(アクチュエータであり、53は絶縁板部、54は当接部)
6…付勢部材
7,7A…コネクタ端子(端子であり、7aは片部、7eは拡大端子部)
8…電源(8a,8bはリード線、Rは電球)
9…ドアパネル(パネル)
31…脚部(31aは先端)
32…掛止片(32aは先端の爪部)
33,33a,34…係合部
35…ばね片(35a,35bは接点部)
40…ケース(40a,43aはフランジ部、41は収容部、41aはガイド溝)
40A…ケース(41は収容部、42,44は係止部、45は支持部)
46…支持部材(46aはガイド溝)

Claims (6)

  1. 電気的接続を可能とする導電性を有する部材からなり、非導電塗装が施されたパネルの取付用開口に係合構造により取り付けられる電気的接続ファスナであって、
    前記開口の縁部に当接するフランジ部及び前記フランジ部の内側に保持される電気的接続部材を有している取付ベースと、
    前記取付ベースの一方側に形成されて前記開口の対応部に弾発係合する脚部と、
    前記取付ベースの他方側に形成されて前記パネルへ取り付けるときに、前記開口を通じて該パネル裏面に配置される掛止片及びその掛止片の先端側に設けられてパネル裏面に鋭角に接触することにより前記非導電塗装を剥がす爪部
    とを備えていることを特徴とする電気的接続ファスナ。
  2. 前記取付ベースは、前記電気的接続部材に設けられた相手側端子と接・断状態に切り換える接点部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続ファスナ。
  3. 前記取付ベースは、複数の係合部を形成しており、前記電気的接続部材を前記係合部を介し係合保持していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接続ファスナ。
  4. 前記電気的接続部材は、前記取付ベースより出没するアクチュエータを有し、前記アクチュエータの出没に応じて、前記相手側端子と前記接点部とを接・断状態に切り換えることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気的接続ファスナ。
  5. 前記電気的接続部材は前記アクチュエータを前記取付ベースより突出する方向へ付勢する付勢部材を有しているとともに、前記アクチュエータは前記付勢部材の付勢力に抗して没状態に切り換えられたとき前記接点部と前記相手側端子とを離間させる絶縁板部を有していることを特徴とする請求項4に記載の電気的接続ファスナ。
  6. 前記電気的接続部材側の相手側端子及び/又は前記取付ベース側の接点部は、自然現象により表面に形成される酸化皮膜を互いに摺動接触する過程で削って除去可能にするエッジ部を有している請求項2から5の何れかに記載の電気的接続ファスナ。
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