JP2011158079A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの動力を自動変速機を介して車輪側に伝達する車両の燃費を効果的に向上させる。
【解決手段】車両の走行中にアクセルオフ(アクセルペダルの踏込量が0)の期間が所定期間以上継続したときに、自動変速機42をニュートラル状態(動力伝達しない状態)にするニュートラル走行を許可する。これにより、車両の減速走行中(アクセルオフでの走行中)にニュートラル走行を実行してエンジン11の負荷を軽減する。但し、ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立した場合には、ニュートラル走行への移行を禁止して、自動変速機42を非ニュートラル状態(動力伝達可能な状態)に維持する。一方、ニュートラル走行の実行中に所定の実行停止条件が成立した場合には、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して、ニュートラル走行を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】車両の走行中にアクセルオフ(アクセルペダルの踏込量が0)の期間が所定期間以上継続したときに、自動変速機42をニュートラル状態(動力伝達しない状態)にするニュートラル走行を許可する。これにより、車両の減速走行中(アクセルオフでの走行中)にニュートラル走行を実行してエンジン11の負荷を軽減する。但し、ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立した場合には、ニュートラル走行への移行を禁止して、自動変速機42を非ニュートラル状態(動力伝達可能な状態)に維持する。一方、ニュートラル走行の実行中に所定の実行停止条件が成立した場合には、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して、ニュートラル走行を停止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の動力を変速機を介して車輪側に伝達する車両の制御装置に関する発明である。
例えば、特許文献1(特開昭63−111348号公報)に記載されているように、湿式クラッチを備えた自動変速機を搭載した車両において、内燃機関(エンジン)の運転中に車両が停止状態でブレーキペダルが踏み込まれているときに、変速機をニュートラル状態にすることで、車両の振動を防止するようにしたものがある。
上記特許文献1の技術では、内燃機関の運転中に車両が停止状態でブレーキペダルが踏み込まれているときに、変速機をニュートラル状態にするため、車両の停止中に内燃機関の負荷を軽減して燃費を向上させることができる。しかし、内燃機関の運転中で且つ車両の停止中にしか燃費を向上させることができないため、燃費向上効果が少ないという欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、内燃機関の動力を変速機を介して車輪側に伝達する車両の燃費を効果的に向上させることができる車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の動力を変速機を介して車輪側に伝達する車両の制御装置において、車両の走行中にアクセルオフ又はスロットルオフの期間が所定期間以上継続したときに変速機をニュートラル状態にするニュートラル走行を許可するニュートラル走行制御手段を備えた構成としたものである。
この構成では、車両の走行中にアクセルオフ(アクセルペダルの踏込量が0)又はスロットルオフ(スロットルバルブの開度が全閉位置)の期間が所定期間以上継続したときに、変速機をニュートラル状態(動力伝達しない状態)にするニュートラル走行を許可するため、車両の減速走行中(アクセルオフ又はスロットルオフでの走行中)にニュートラル走行を実行して内燃機関の負荷を軽減することができ、燃費を効果的に向上させることができる。しかも、アクセルオフ又はスロットルオフの期間が所定期間以上継続するまでは、変速機を非ニュートラル状態(動力伝達可能な状態)に維持してエンジンブレーキを効かすことができるため、車速を適度に減速してから、ニュートラル走行に移行することができ、運転者にあまり違和感を与えないようにできる。
この場合、所定期間(アクセルオフ又はスロットルオフからニュートラル走行を許可するまでの期間)を一定値としても良いが、請求項2のように、車速に応じて所定期間(アクセルオフ又はスロットルオフからニュートラル走行を許可するまでの期間)を変更するようにしても良い。このようにすれば、アクセルオフ又はスロットルオフからニュートラル走行を許可するまでの期間(つまりエンジンブレーキを効かせる期間)を車速に応じた適正な長さに設定することができる。
また、請求項3のように、ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立した場合にニュートラル走行への移行を禁止する移行禁止手段を備えた構成としても良い。このようにすれば、ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立した場合には、アクセルオフ又はスロットルオフの期間が所定期間以上継続していても、ニュートラル走行への移行を禁止して、変速機を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に維持することができる。
具体的には、請求項4のように、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、変速機を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
また、請求項5のように、内燃機関の燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間の場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、燃料カットは、ニュートラル走行よりも高い燃費向上効果を得られるため、燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間の場合には、ニュートラル走行へ移行しない方が高い燃費向上効果を得られると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。この場合、所定期間は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
更に、請求項6のように、ブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、ブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏込量)が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、変速機を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
また、請求項7のように、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、ステアリング操作量(ステアリングホイールの操作量)が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、変速機を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
更に、請求項8のように、方向指示器が作動した場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、方向指示器が作動した場合(例えばターンシグナルスイッチがオンされた場合)には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、変速機を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。
また、請求項9のように、ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる場合には、実行中の異常診断が途中で停止されたり、実行前の異常診断を開始できなくなるため、ニュートラル走行へ移行しない方が良いと判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。
更に、請求項10のように、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合に移行禁止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、変速機を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止する。
また、本発明は、請求項11のように、車両の走行中に変速機をニュートラル状態にするニュートラル走行の実行中に所定の実行停止条件が成立した場合に変速機を非ニュートラル状態に戻してニュートラル走行を停止するニュートラル走行停止制御手段を備えた構成としても良い。このようにすれば、ニュートラル走行の実行中でも、所定の実行停止条件が成立した場合には、変速機を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に戻してニュートラル走行を停止することができる。
具体的には、請求項12のように、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、変速機を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
また、請求項13のように、アクセルオンされた場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、アクセルオンされた場合(アクセルペダルが踏み込まれた場合)には、運転者が加速を要求しているため、変速機を非ニュートラル状態に戻して内燃機関の動力を車輪側に伝達可能な状態にする必要があると判断して、ニュートラル走行を停止する。
更に、請求項14のように、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、ステアリング操作量(ステアリングホイールの操作量)が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、変速機を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
また、請求項15のように、車速が所定速度以上でブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、車速が所定速度以上でブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏込量)が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、変速機を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
更に、請求項16のように、ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上の場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上の場合には、アクセルオフ又はスロットルオフであるにも拘らず加速しているため、変速機を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
また、請求項17のように、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、変速機を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。
更に、請求項18のように、方向指示器が作動した場合に実行停止条件が成立したと判定するようにしても良い。つまり、方向指示器が作動した場合(例えばターンシグナルスイッチがオンされた場合)には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、変速機を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止する。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて車両の駆動システムの概略構成を説明する。
まず、図1に基づいて車両の駆動システムの概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の出力軸の動力が自動変速機42に伝達され、この自動変速機42の出力軸の動力がデファレンシャルギヤ機構43や車軸44等を介して車輪45に伝達される。自動変速機42は、例えば、トルクコンバータと変速機構を備え、変速機構は、複数の変速段の中から変速段を段階的に切り換える有段変速機構であっても良いし、無段階に変速するCVT(無段変速機)であっても良い。また、自動変速機42は、例えば、クラッチと変速機構を備えた構成(いわゆる自動制御式マニュアルトランスミッション)としても良い等、適宜変更しても良い。
次に、図2に基づいてエンジン制御システムの概略構成を説明する。
エンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14と、吸気温を検出する吸気温センサ15とが設けられている。この吸気温センサ15は、エアフローメータ14と一体化したタイプのものを用いても良いし、エアフローメータ14とは別体で設けたタイプのものを用いても良い。エアフローメータ14の下流側には、モータ等によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
エンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14と、吸気温を検出する吸気温センサ15とが設けられている。この吸気温センサ15は、エアフローメータ14と一体化したタイプのものを用いても良いし、エアフローメータ14とは別体で設けたタイプのものを用いても良い。エアフローメータ14の下流側には、モータ等によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。エンジン運転中は、燃料タンク22内の燃料が燃料ポンプ23によりデリバリパイプ24に送られ、各気筒の噴射タイミング毎に各気筒の燃料噴射弁21から燃料が噴射される。デリバリパイプ24には、燃料温度(燃温)を検出する燃温センサ25が取り付けられている。
また、エンジン11には、吸気バルブ26と排気バルブ27の開閉タイミングをそれぞれ可変する可変バルブタイミング機構28,29が設けられている。更に、エンジン11には、吸気カム軸30と排気カム軸31の回転に同期してカム角信号を出力する吸気カム角センサ32と排気カム角センサ33が設けられていると共に、エンジン11のクランク軸の回転に同期して所定クランク角毎(例えば30℃A毎)にクランク角信号のパルスを出力するクランク角センサ34が設けられている。
一方、エンジン11の各気筒の排気マニホールド35が合流する排気合流部36には、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ37が設置され、この空燃比センサ37の下流側に排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒38が設けられている。更に、この触媒38の下流側に、触媒38を通過した排出ガスのリッチ/リーンを検出する酸素センサ39が設置されている。また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する水温センサ40が取り付けられ、車両の所定箇所には、外気温を検出する外気温センサ41が設けられている。
また、図1に示すように、アクセルセンサ46によってアクセルペダルの踏込量(アクセル操作量)が検出され、ブレーキセンサ47によってブレーキペダルの踏込量(ブレーキ操作量)が検出される。更に、車速センサ48によって車速が検出され、シフトスイッチ49によりシフトレバーの操作位置が検出される。
上述した各種のセンサやスイッチの出力は、制御回路(以下「ECU」と表記する)50に入力される。このECU50は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種の制御プログラムを実行することで、エンジン11や自動変速機42を制御する。尚、エンジン11や自動変速機42を別々の制御回路で制御する構成(例えば、エンジン11をエンジンECUで制御して、自動変速機42をAT−ECUで制御する構成)としても良い。
また、ECU50(又はエンジンECUとAT−ECUの少なくとも一方)は、後述する図3のニュートラル走行制御ルーチンを実行することで、車両の走行中にアクセルオフ(アクセルペダルの踏込量が0)の期間が所定期間以上継続したときに、自動変速機42をニュートラル状態(動力伝達しない状態)にするニュートラル走行を許可する。その際、ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立したか否かを判定し、移行禁止条件が成立したと判定した場合には、アクセルオフの期間が所定期間以上継続していても、ニュートラル走行への移行を禁止して、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に維持する。
更に、ECU50(又はエンジンECUとAT−ECUの少なくとも一方)は、後述する図4のニュートラル走行停止制御ルーチンを実行することで、ニュートラル走行の実行中に所定の実行停止条件が成立してたか否かを判定し、該実行停止条件が成立したと判定した場合には、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に戻して、ニュートラル走行を停止する。
以下、ECU50(又はエンジンECUとAT−ECUの少なくとも一方)が実行する図3及び図4の各ルーチンの処理内容を説明する。
[ニュートラル走行制御ルーチン]
図3に示すニュートラル走行制御ルーチンは、ECU50の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうニュートラル走行制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、アクセルOFF(アクセルオフ)であるか否かを判定する。
図3に示すニュートラル走行制御ルーチンは、ECU50の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうニュートラル走行制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、アクセルOFF(アクセルオフ)であるか否かを判定する。
このステップ101で、アクセルOFFであると判定された場合には、ステップ102に進み、アクセルOFFカウンタのカウント値をカウントアップするが、上記ステップ101で、アクセルOFFではない(つまりアクセルON)と判定された場合には、ステップ103に進み、アクセルOFFカウンタのカウント値を「0」にリセットする。
この後、ステップ104に進み、アクセルOFFカウンタのカウント値が所定値T以上であるか否かによって、アクセルOFFの期間が所定期間T以上継続したか否かを判定する。この場合、所定期間T(アクセルOFFからニュートラル走行を許可するまでの期間)を一定値としても良いが、車速に応じて所定期間T(アクセルOFFからニュートラル走行を許可するまでの期間)を変更するようにしても良い。このようにすれば、アクセルOFFからニュートラル走行を許可するまでの期間(つまりエンジンブレーキを効かせる期間)を車速に応じた適正な長さに設定することができる。本実施例では、例えば、車速が高くなるほど所定期間Tを長くする。
このステップ104で、アクセルOFFカウンタのカウント値が所定値Tよりも小さいと判定された場合には、アクセルOFFの期間が所定期間T以上継続していないと判断して、ステップ107に進み、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に維持して、ニュートラル走行を実行しない。
一方、上記ステップ104で、アクセルOFFカウンタのカウント値が所定値T以上であると判定された場合には、アクセルOFFの期間が所定期間T以上継続したと判断して、ステップ105に進み、所定の移行禁止条件が成立しているか否かを判定する。ここで、移行禁止条件は、例えば、次の(1) 〜(7) の条件のうちのいずれか1つを満たすことである。
(1) 自車両と先行車両との車間距離が所定値以下である。
この条件は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
この条件は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
(2) エンジン11の燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間である。
この条件は、燃料カットは、ニュートラル走行よりも高い燃費向上効果を得られるため、燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間の場合には、ニュートラル走行へ移行しない方が高い燃費向上効果を得られると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定期間は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、燃料カットは、ニュートラル走行よりも高い燃費向上効果を得られるため、燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間の場合には、ニュートラル走行へ移行しない方が高い燃費向上効果を得られると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定期間は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(3) ブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏込量)が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上である。
この条件は、ブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、ブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(4) ステアリング操作量(ステアリングホイールの操作量)が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上である。
この条件は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(5) 方向指示器が作動した(例えばターンシグナルスイッチがオンされた)。
この条件は、方向指示器が作動した場合には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
この条件は、方向指示器が作動した場合には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
(6) ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる。
この条件は、ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる場合には、実行中の異常診断が途中で停止されたり、実行前の異常診断を開始できなくなるため、ニュートラル走行へ移行しない方が良いと判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
この条件は、ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる場合には、実行中の異常診断が途中で停止されたり、実行前の異常診断を開始できなくなるため、ニュートラル走行へ移行しない方が良いと判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
(7) 車両が所定勾配以上の下り坂を走行している。
この条件は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
この条件は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行への移行を禁止するためのものである。
上記(1) 〜(7) の条件のうちのいずれか1つを満たせば、移行禁止条件が成立するが、上記(1) 〜(7) の条件を全て満たさなければ、移行禁止条件が不成立となる。
このステップ105で、移行禁止条件が不成立であると判定された場合には、ステップ106に進み、車両の減速走行中(アクセルOFFでの走行中)に自動変速機42をニュートラル状態にするニュートラル走行を実行する。
このステップ105で、移行禁止条件が不成立であると判定された場合には、ステップ106に進み、車両の減速走行中(アクセルOFFでの走行中)に自動変速機42をニュートラル状態にするニュートラル走行を実行する。
これに対して、上記ステップ105で、移行禁止条件が成立していると判定された場合には、ステップ107に進み、アクセルOFFの期間が所定期間T以上継続していても、ニュートラル走行への移行を禁止して、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に維持する。この場合、ステップ105、107の処理が特許請求の範囲でいう移行禁止手段としての役割を果たす。
[ニュートラル走行停止制御ルーチン]
図4に示すニュートラル走行停止制御ルーチンは、ECU50の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうニュートラル走行停止制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、ニュートラル走行の実行中であるか否かを判定する。
図4に示すニュートラル走行停止制御ルーチンは、ECU50の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうニュートラル走行停止制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、ニュートラル走行の実行中であるか否かを判定する。
このステップ201で、ニュートラル走行の実行中ではないと判定された場合には、ステップ204に進み、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に維持して、ニュートラル走行を実行しない。
一方、上記ステップ201で、ニュートラル走行の実行中であると判定された場合には、ステップ202に進み、所定の実行停止条件が成立しているか否かを判定する。ここで、実行停止条件は、例えば、次の(1) 〜(7) の条件のうちのいずれか1つを満たすことである。
(1) 自車両と先行車両との車間距離が所定値以下である。
この条件は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
この条件は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合には、先行車両との車間距離が短いため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、自車両の車速又は先行車両に対する自車両の相対速度に応じて変更しても良い。
(2) アクセルONされた(アクセルペダルが踏み込まれた)。
この条件は、アクセルONされた場合には、運転者が加速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジン11の動力を車輪側に伝達可能な状態にする必要があると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
この条件は、アクセルONされた場合には、運転者が加速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジン11の動力を車輪側に伝達可能な状態にする必要があると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
(3) ステアリング操作量(ステアリングホイールの操作量)が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上である。
この条件は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が車両の向きを変化させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(4) 車速が所定速度以上でブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏込量)が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上である。
この条件は、車速が所定速度以上でブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、車速が所定速度以上でブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合には、運転者が急減速を要求しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(5) ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上である。
この条件は、ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上の場合には、アクセルOFFであるにも拘らず加速しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
この条件は、ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上の場合には、アクセルOFFであるにも拘らず加速しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。この場合、所定値は、一定値としても良いが、車速に応じて変更しても良い。
(6) 車両が所定勾配以上の下り坂を走行している。
この条件は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
この条件は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合には、車両が急な下り坂を走行しているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻してエンジンブレーキを効かせた方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
(7) 方向指示器が作動した(例えばターンシグナルスイッチがオンされた)。
この条件は、方向指示器が作動した場合には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
この条件は、方向指示器が作動した場合には、運転者が車両を車線変更又は右折又は左折させようとしているため、自動変速機42を非ニュートラル状態に戻して操縦安定性を確保した方が安全であると判断して、ニュートラル走行を停止するためのものである。
上記(1) 〜(7) の条件のうちのいずれか1つを満たせば、実行停止条件が成立するが、上記(1) 〜(7) の条件を全て満たさなければ、実行停止条件が不成立となる。
このステップ202で、実行停止条件が不成立であると判定された場合には、ステップ203に進み、自動変速機42をニュートラル状態に維持して、ニュートラル走行を継続する。
これに対して、上記ステップ202で、実行停止条件が成立していると判定された場合には、ステップ204に進み、自動変速機42を非ニュートラル状態(例えば車両の運転状態に応じた変速段に切り換えた状態)に戻して、ニュートラル走行を停止する。
以上説明した本実施例では、車両の走行中にアクセルオフの期間が所定期間以上継続したときに、自動変速機42をニュートラル状態にするニュートラル走行を許可するようにしたので、車両の減速走行中(アクセルオフオフでの走行中)にニュートラル走行を実行してエンジン11の負荷を軽減することができ、燃費を効果的に向上させることができる。しかも、アクセルオフの期間が所定期間以上継続するまでは、自動変速機42を非ニュートラル状態に維持してエンジンブレーキを効かすことができるため、車速を適度に減速してから、ニュートラル走行に移行することができ、運転者にあまり違和感を与えないようにできる。
尚、上記実施例では、車両の走行中にアクセルオフの期間が所定期間以上継続したときにニュートラル走行を許可するようにしたが、これに限定されず、車両の走行中にスロットルオフ(スロットル開度が全閉位置)の期間が所定期間以上継続したときにニュートラル走行を許可するようにしても良い。
その他、本発明は、図2に示すような吸気ポート噴射式エンジンを搭載した車両に限定されず、筒内噴射式エンジンや、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁と筒内噴射用の燃料噴射弁の両方を備えたデュアル噴射式のエンジンを搭載した車両にも適用して実施できる。
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、16…スロットルバルブ、21…燃料噴射弁、42…自動変速機、45…車輪、46…アクセルセンサ、47…ブレーキセンサ、48…車速センサ、50…ECU(ニュートラル走行制御手段,移行禁止手段,ニュートラル走行停止制御手段)
Claims (18)
- 内燃機関の動力を変速機を介して車輪側に伝達する車両の制御装置において、
車両の走行中にアクセルオフ又はスロットルオフの期間が所定期間以上継続したときに前記変速機をニュートラル状態にするニュートラル走行を許可するニュートラル走行制御手段を備えていることを特徴とする車両の制御装置。 - 前記ニュートラル走行制御手段は、車速に応じて前記所定期間を変更することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行の実行前に所定の移行禁止条件が成立した場合に前記ニュートラル走行への移行を禁止する移行禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、内燃機関の燃料カット実行中又は燃料カット開始から燃料カット終了後所定期間が経過するまでの期間の場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、ブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、方向指示器が作動した場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、前記ニュートラル走行を実行することで所定の異常診断実行条件が不成立となる場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記移行禁止手段は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合に前記移行禁止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 内燃機関の動力を変速機を介して車輪側に伝達する車両の制御装置において、
車両の走行中に前記変速機をニュートラル状態にするニュートラル走行の実行中に所定の実行停止条件が成立した場合に前記変速機を非ニュートラル状態に戻して前記ニュートラル走行を停止するニュートラル走行停止制御手段を備えていることを特徴とする車両の制御装置。 - 前記ニュートラル走行停止制御手段は、自車両と先行車両との車間距離が所定値以下の場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11に記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、アクセルオンされた場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、ステアリング操作量が所定値以上又はステアリング操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、車速が所定速度以上でブレーキ操作量が所定値以上又はブレーキ操作量の単位時間当りの変化量が所定値以上の場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、前記ニュートラル走行開始後の車速の増加量が所定値以上又は車速の単位時間当りの増加量が所定値以上の場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、車両が所定勾配以上の下り坂を走行している場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の車両の制御装置。
- 前記ニュートラル走行停止制御手段は、方向指示器が作動した場合に前記実行停止条件が成立したと判定する手段を有することを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載の車両の制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010022756A JP2011158079A (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 車両の制御装置 |
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ID=44590198
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JP2010022756A Pending JP2011158079A (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 車両の制御装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015119157A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | いすゞ自動車株式会社 | 車両走行制御装置 |
US9162676B2 (en) | 2011-12-16 | 2015-10-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control device |
JP2016070465A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | マツダ株式会社 | 車両駆動ユニットの制御装置 |
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2010
- 2010-02-04 JP JP2010022756A patent/JP2011158079A/ja active Pending
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