JP2011156686A - 万年筆のインキ吸入機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ収容体内へインキを吸入させるための弁部材を当接させるインキ収容体内に形成した突起が、インキ収容体内のインキの動きを妨げることのない万年筆のインキ吸入機構とする。
【解決手段】インキ収容体6の内部に摺動可能に配した弁部材7を、インキ収容体6の外部に露出させた操作部材9を回転操作することにより、弁部材7を、当該弁部材7に連結し且つ外面に操作部材9の雌螺子部9bに噛み合う雄螺子部8bを設けた押棒8を介して前後動させて、インキ収容体6の内部にインキを吸入する構造の万年筆1のインキ吸入機構5であって、インキ収容体6の内面円周上に複数の突起6aを間隔を設けて形成し、弁部材7の前進を突起6aにて制止させる構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、インキ収容体の内部に配した弁部材を前後動させることにより、インキ収容体内にインキを吸入する構造の万年筆におけるインキ吸入機構である。
従来より、インキ収容体にインキを吸入する手段として、操作部材を回転操作することにより、インキ収容体の内部に配設した弁部材を前後動させインキの吸入を行なう構造のインキ吸入機構はよく知られている。尚、前記弁部材は、操作部材を回転操作することによって、操作部材の内部に配した押棒の雄螺子部を操作部材の内面に形成した雌螺子部に噛み合わせて前後動させ、押棒の先端に装着した弁部材によってインキ収容体の内部にインキを吸入させる構造のものがある。
尚、前述した構造では、操作部材の回転により弁部材を前後動させるのだが、弁部材を前進させた際に、押棒に形成した雄螺子部と操作部材に形成した雌螺子部との螺合状態が外れてしまわないように、インキ収容体の内面に円環状の突起を設け、前記雄螺子部と雌螺子部との螺合状態が外れる前に、円環状の突起に弁部材を当接させることにより弁部材の前進を規制することで、押棒の雄螺子部と操作部材の雌螺子部との螺合状態を維持させている。この様な万年筆の構造は、例えば特開2002−331790号公報にも開示されている。
前述の従来構造の万年筆について図を用いて詳述すると、従来構造の万年筆100は、ペン先200を上に向けた図6の状態から、ひっくり返して図7のようにペン先200を下に向けた状態にする際に、インキ収容体300内のインキ400が、インキ収容体300の内面に形成した円環状の突起500に当たることで、図7に示すようにインキ400がペン芯600側へ行かずに、インキ収容体300の後ろ側にとどまってしまう場合があった。この様に図7の状態になってしまうと、ペン芯600にインキ400が到達せずに、筆記の書き出しに不具合を発生させていた。また筆記時において、インキ400の減少に伴ってペン芯600からインキ収容体300内に入ってくる気泡が、円環状の突起500に接触することで、気泡がインキ収容体300の後方へ行かずに突起500で溜まって大きくなってしまい、インキ400の流出を阻害してしまう場合もあった。
特開2002−331790号公報
本発明はこうした問題点を解消するために、インキ収容体内へインキを吸入させるための弁部材を当接させるインキ収容体内に形成した突起が、インキ収容体内のインキの動きを妨げることのない万年筆のインキ吸入機構とすることを目的とした。
本発明は、
「インキ収容体の内部に摺動可能に配した弁部材を、前記インキ収容体の外部に露出させた操作部材を回転操作することにより、前記弁部材を、当該弁部材に連結し且つ外面に前記操作部材の雌螺子部に噛み合う雄螺子部を設けた押棒を介して前後動させて、前記インキ収容体の内部にインキを吸入する構造の万年筆のインキ吸入機構であって、前記インキ収容体の内面円周上に複数の突起を間隔を設けて形成し、前記弁部材の前進を前記突起にて制止させる構造としたことを特徴とする万年筆のインキ吸入式機構。」である。
本発明の万年筆のインキ吸入機構は、インキ収容体の内面の突起を円周上に間隔を設けて形成してあることから、突起によってインキの動きが阻害されることなく、突起の隙間を通ってインキがインキ収容体の後方から前方へ滑らかに移動することができるものとなった。また筆記時において、インキの減少に伴ってペン芯からインキ収容体内に入ってくる気泡が、突起の隙間を通ってインキ収容体の後方へ行くので、インキの流出が阻害されることがなくなった。
本実施例のインキ吸入機構を用いた万年筆の断面図である。 胴部を外してインキ吸入機構を露出させた状態の図である。 図2のK−K線断面図である。 インキ収容体にインキを収容した状態の万年筆のペン先を上方に向けた状態の図である。 インキ収容体にインキを収容した状態の万年筆のペン先を下方に向けた状態の図である。 従来構造で、ペン先を上方に向けた状態の図である。 従来構造で、ペン先を下方に向けた状態の図である。
次に図面を参照しながら、本発明の万年筆のインキ吸入機構について説明を行うが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。
図1に示すように本実施例の万年筆1は、軸筒2の前方にペン芯20を具備したペン先21を配設してある。また、軸筒2は首部3,胴部4,尾冠40から構成されており、尾冠40は胴部4に圧入嵌合して一体とし、首部3と胴部4は、双方に設けた螺子部(図示せず)により着脱可能に螺子嵌合してある。尚、軸筒2の内部には、インキ吸入機構5を設けてある。
また、図2にて詳細が示してあるように、インキ吸入機構5は、首部3に挿着した筒状のインキ収容体6の内部を前後動可能な弁部材7を配してあり、弁部材7に形成した孔部7aに押棒8の先端部8aを圧入して一体としてある。また、操作部材9の外側に形成した大径部9aの後端部を、インキ収容体6の後部に圧嵌した連結筒10の内向きの鍔部10aに当接させ、操作部材9の前端部を、連結筒10の内部に圧入および接着して固着させた回転規制部材11へ当接させることにより、インキ収容体6に対して操作部材9が前後に動かない状態で回転可能に配設してある。また押棒8は、操作部材9の回転に伴って回転しないように、図3に示すように、回転規制部材11に穿孔した長方形形状の貫通孔11aに対して、外形が長方形形状である押棒8を挿通させて回転を規制してある。
本実施例では、操作部材9の内面に雌螺子部9bを形成し、押棒8の外面に雄螺子部8bを形成し、操作部材9を回転操作することによって、図2に示すように弁部材7が前後動するようにしてあり、またインキ収容体6の内面円周上に複数の突起6aを間隔を設けて形成することで、弁部材7の前進を突起6aにて制止させる構造としてある。したがって、図2に示すように、操作部材9を回転操作することで突起6aの位置まで前進した弁部材7を、操作部材9の回転操作により後退させることで、インキ収容体6の内部に負圧を発生させ、インキ瓶(図示せず)にペン先21側を入れて、インキ(図示せず)をペン芯20を経由してインキ収容体6の内部に吸入できるようにしてある。
次に、図4,図5を用いて本実施例のインキ吸入機構を用いた万年筆の使用状態について説明を行う。図4はインキ収容体6の内部にインキ400が入った状態で、ペン先21を上方に向けることでインキ400がインキ収容体6の後方に寄った状態の図である。本実施例の万年筆1は、図4の状態から上下にひっくり返した場合、インキ収容体6の内面の突起6aが円周上に間隔を空けて形成してあることから、インキ400は突起6aに阻害されることなく、突起6aの隙間6bを通ってインキ収容体6の後方から前方へ移動することができ、問題なく筆記を開始することができた。また筆記時において、インキ400の減少に伴ってペン芯20からインキ収容体6内に入ってくる気泡(図示せず)が、突起6aの隙間6bを通ってインキ収容体6の後方へ行くので、インキ400の流出が阻害されることがなかった。
本発明の構造は、万年筆以外のマーキングペンや水性ボールペンなどの筆記具に採用することも可能である。
1…万年筆、2…軸筒、20…ペン芯、21…ペン先、
3…首部、4…胴部、40…尾冠、
5…インキ吸入機構、
6…インキ収容体、6a…突起、7…弁部材、7a…孔部、
8…押棒、8a…先端部、8b…雄螺子部、
9…操作部材、9a…大径部、9b…雌螺子部、
10…連結筒、10a…鍔部、
11…回転規制部材、11a…貫通孔、
400…インキ。

Claims (1)

  1. インキ収容体の内部に摺動可能に配した弁部材を、前記インキ収容体の外部に露出させた操作部材を回転操作することにより、前記弁部材を、当該弁部材に連結し且つ外面に前記操作部材の雌螺子部に噛み合う雄螺子部を設けた押棒を介して前後動させて、前記インキ収容体の内部にインキを吸入する構造の万年筆のインキ吸入機構であって、前記インキ収容体の内面円周上に複数の突起を間隔を設けて形成し、前記弁部材の前進を前記突起にて制止させる構造としたことを特徴とする万年筆のインキ吸入式機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013043285A (ja) * 2011-08-21 2013-03-04 Pilot Corporation インキ吸入具付の万年筆
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