JP2011155594A - 画像読取方法、および、画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正確な光量レベルの測定値に基づいて光量補正処理が行われてしまうことを回避可能な技術を提供する。
【解決手段】ユーザからの原稿の読取指示が受け付けられると、まず、開閉検知センサにより透明板を開閉自在に覆うカバーの開閉状態を検知し、カバーが閉状態にあると検知された場合にのみ、光量レベル測定処理部341が光源の光量レベルを測定する。光量レベル測定処理部341が光量レベルを測定した場合には、当該取得された測定値に基づく光量補正処理が実行される。
【選択図】図5

Description

この発明は、読取対象物を読み取って画像データを生成する技術に関する。
一般的な画像読取装置においては、RGBの発光ダイオード(LED)などにより構成される光源から、プラテンガラスと呼ばれる透明板を介して原稿へ光を照射し、原稿から得られる反射光を撮像素子により電気信号に変換することによって、原稿の読み取りを行う。
ところで、原稿を適正に読み取るためには、光源が常に定められた光量で発光していることが必要であるが、光源の光量は、一般に、経年劣化の影響を受けて変動する。また、使用態様により光源が一時的に温度上昇している場合にも光源の光量は変動する。経年劣化などの影響により光源13の光量が低下することにより、生成される画像データの明暗の調子が適正値よりも暗いものとなってしまう。
そこで、従来から、原稿を読み取る前に光源の光量レベルを測定し、光量レベルが既定範囲からずれていることが認められた場合には、そのずれを補うための処理(光量補正処理)を行う、ということがなされている。例えば、特許文献1に開示の技術では、光量レベルが既定値からずれている場合には、光源の出力を上げることによってそのずれを補償し、常に適正な光量で読み取りが行われるように担保している。
特開2006−311316号公報
光源の光量レベルの変動を適切に補って適切な画像データを生成するためには、当然の事ながら、光源の光量レベルを正確に測定することが必要である。不正確な測定によって実際の光源の光量レベルよりも例えば高い測定値が得られてしまうと、この誤った測定値に基づいて光源の出力が下げられてしまい、適正値よりも暗い光量で原稿が読み取られてしまう。その結果、生成される画像データの明暗の調子が適正値よりも暗いものとなってしまう。
光量レベルの測定が正確に行われない原因は様々に考えられるが、最も大きな原因と考えられるのは、外乱光の影響である。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、外乱光の影響を受けた不正確な光量レベルの測定値に基づいて光量補正処理が行われてしまうことを回避可能な技術を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、透明板を介して光源から原稿へ光を照射し、前記原稿からの反射光を電気信号に変換して前記原稿の読取データを取得する画像読取方法であって、a)ユーザからの原稿の読取指示を受け付けた場合に、前記透明板を開閉自在に覆うカバーの開閉状態を検知する工程と、b)前記a)工程において前記カバーが閉状態にあると検知される場合にのみ、前記光源の光量レベルを測定する工程と、c)前記b)工程を実行した場合に、当該b)工程により取得された測定値に基づいて光量レベルの変動を補うための光量補正処理を実行する工程、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像読取方法であって、d)前記b)工程を実行しない場合に、過去の原稿の読取動作において実行された前記b)工程のうち、最後に行われた前記b)工程により取得された測定値に基づいて、前記光量補正処理を実行する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像読取方法であって、前記d)工程において、前記b)工程を実行しない場合であって、前記b)工程が過去の原稿の読取動作においても一度も実行されていない場合は、前記光量補正処理を実行しない。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取方法であって、e)前記原稿の読取データに対してシェーディング補正を行う工程、を備え、前記光源の光量レベルの測定値に基づいて修正されたシェーディングデータを用いて前記シェーディング補正が行われることによって、前記光量補正処理が実行される。
請求項5の発明は、画像読取装置であって、透明板を介して光源から原稿へ光を照射し、前記原稿からの反射光を電気信号に変換して前記原稿の読取データを取得する画像読取手段と、前記透明板を開閉自在に覆うカバーと、前記カバーの開閉状態を検知するセンサと、前記光源の光量レベルを測定する光量レベル測定手段と、前記光量レベル測定手段により取得された測定値に基づいて光量レベルの変動を補うための光量補正処理を実行する光量補正処理手段と、前記画像読取装置の各部を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段が、ユーザからの原稿の読取指示を受け付けた場合に、前記カバーの開閉状態を前記センサに検知させ、前記カバーが閉状態にあると検知された場合にのみ、前記光量レベル測定手段に前記光源の光量レベルを測定させる。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像読取装置であって、前記光量補正処理手段が、前記原稿の読取データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記光量レベル測定手段により取得された測定値に基づいて前記シェーディング補正に用いられるシェーディングデータを修正する修正シェーディングデータ取得手段と、を備え、前記シェーディング補正手段が、前記修正シェーディングデータ取得手段により修正されたシェーディングデータを用いて前記シェーディング補正を行うことによって、前記光量補正処理が実行される。
請求項1、5の発明によると、カバーが開状態にある場合には光源の光量レベルを測定せず、カバーが閉状態にある場合にのみこれを測定する。したがって、外乱光の影響を受けた不正確な測定値が取得されることがなく、取得される光量レベルの測定値は常に正確なものとなっている。このため、不正確な光量レベルの測定値に基づいて光量補正処理が行われてしまうことを回避することができる。また、無駄な測定動作が行われないので、処理効率を高めることができる。
請求項2の発明によると、ユーザからの原稿の読取指示を受け付けた場合に、光源の光量レベルを測定しない場合には、過去の原稿の読取動作において実行された光量レベルの測定のうち、最後に行われた測定により取得された測定値に基づいて光量補正処理が実行される。最後に行われた測定により取得された測定値(すなわち、最新の測定値)は、現時点の実際の光量レベルとの差が比較的小さい可能性が高いため、このような測定値に基づいて光量補正を行うことによって、適切な光量補正処理を行うことができる。
請求項4、6の発明によると、光源の光量レベルの測定値に基づいて修正されたシェーディングデータを用いてシェーディング補正が行われることによって光量補正処理が実行される。この構成によると、シェーディング補正と同時に光量補正処理が実行されるので、処理効率を高めることができる。
画像読取装置の全体構成を示すブロック図である。 画像読取部の構成を示す斜視図である。 画像読取部の構成を示す斜視図である。 画像読取部の構成を示す断面図である。 画像読取部の機能構成を示すブロック図である。 画像処理装置において実行される処理の流れを示す図である。 画像処理装置において実行される処理の流れを示す図である。 画像処理装置において実行される処理の流れを示す図である。
<1.全体構成>
図1は、この発明の実施形態に係る画像処理装置1の全体構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能およびコピー機能を有するデジタル複合機(MFP;Multi Function Peripherals)である。
図1に示すように、画像処理装置1は、MPU(マイクロプロセッサ;MicroProcessor Unit)101、ROM102およびRAM103を備える。MPU101、ROM102およびRAM103によって実現されるコンピュータは、画像処理装置1の制御部100として機能する。すなわち、制御部100は、ROM102に格納されたプログラムを実行することにより、画像処理装置1の各構成を統括制御し、画像処理装置1の各種機能を実現する。
また、画像処理装置1は、画像データなどの格納に用いられる画像データ格納メモリ104を備える。
また、画像処理装置1は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部105を備える。画像読取部105は、読み取り対象物となる原稿に光を照射して得られる反射光を電気信号に変換して読取データを取得する。さらに、読取データに所定の処理を施して、原稿の画像データを生成する。画像読取部105が生成した画像データは、画像データ格納メモリ104に一時的に記憶される。なお、この実施の形態に係る画像読取部105は、ADF(Automatic Document Feeder)方式、または、FBS(Flat Bed Scanner)方式により原稿を読み取ることができる。画像読取部105の構成については、後にさらに具体的に説明する。
また、画像処理装置1は、画像データに基づく画像を記録媒体上に記録する画像記録部106を備える。画像記録部106は、画像データに基づく画像を、電子写真方式により記録用紙等の記録媒体に視認可能に記録(プリント)して排出する。
また、画像処理装置1は、ユーザインターフェースとして、操作部107および表示部108を備える。操作部107は、スタートボタン1071等の操作者の操作を検出可能な部材を含んで構成され、表示部108は、液晶ディスプレイ等の表示用の部材を含んで構成される。なお、表示部108を液晶タッチパネルディスプレイ等で構成して、表示部108が操作部107の一部又は全部の機能を兼ね備えるようにしてもよい。
また、画像処理装置1は、各種の通信インターフェースを備える。ネットワークインターフェース109は、例えば、イーサネット(登録商標)により、画像処理装置1をネットワーク30に接続する。これにより、画像処理装置1は、ネットワーク30に接続されたSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ20を利用して、電子メールを送信することができる。
NCU(網制御装置;Network Control Unit)110およびMODEM(モデム;MOdulator DEModulator)111は、一般公衆電話網を経由した画像データの送受信に用いられる。NCU110は、一般公衆電話網への接続を制御する。NCU110は、通信先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能および着信を検出する機能を備える。MODEM111は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30にしたがったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等にしたがった送信データの変調および受信データの復調を行う。もしくは、MODEM111は、これらに加えて、V.34にしたがった送信データの変調および受信データの復調を行う。MODEM111によって変調された送信データは、NCU110を経由して一般公衆電話網へ送出される。また、MODEM111が復調を行う受信データは、NCU110を経由して一般公衆電話網から与えられる。
上述の構成により、画像処理装置1は、一般公衆電話網を経由して送信原稿に係る送信原稿データ(画像データ)を送信データとして送信するG3ファクシミリ装置として機能する。また、ネットワーク30を経由して送信原稿に係る送信原稿データを電子メールに添付して送信するインターネットファクシミリ装置としても機能する。なお、送信原稿データの送信先は、画像処理装置1をG3ファクシミリ装置として機能させる場合は電話番号で指定し、画像処理装置1をインターネットファクシミリ装置として機能させる場合は電子メールアドレスで指定することになる。
<2.画像読取部>
<2−1.全体構成>
図2および図3を参照する。図2および図3は、画像読取部105の構成を示す斜視図であり、図2がカバー121を閉じた状態の斜視図に相当し、図3がカバー121を開いた状態の斜視図に相当する。
画像読取部105は、原稿の読取面となるガラス板122を備える。ガラス板122は、平坦な透明ガラス板であり、筐体120の内部であってガラス板122の下方に設けられた光源13(図4参照)から、ガラス板122の上の原稿への照射光を透過する。また、ガラス板122の上の原稿から、筐体120の内部であってガラス板122の下方に設けられたCCDイメージセンサ12(図4参照)への反射光を透過する。なお、ガラス板122は、一般に「プラテンガラス」と呼ばれるものであり、透明な板であればどのような素材で形成されてもよい。例えば、ガラスではなく樹脂から形成されてもよい。
画像読取部105は、ガラス板122として、FBS方式による原稿の読取面となるFBS用ガラス板1221と、ADF方式による原稿の読取面となるADF用ガラス板1222とを備える。FBS方式の場合、画像読取部105は、FBS用ガラス板1221に載置された原稿を読み取って画像データを生成する。また、ADF方式の場合、画像読取部105は、ADF126の原稿トレイ127に準備された原稿を1枚ずつ取り込んでADF用ガラス板1222まで給送し、給送される原稿を読み取って画像データを生成する。
また、画像読取部105は、ガラス板122を開閉自在に覆うカバー121を備える。カバー121には、その開閉状態を検知するセンサ(開閉検知センサ)1211が設けられている。
開閉検知センサ1211は、カバー121の下面に、カバー121の下面に対して出没自在に設けられた突起部と、この突起部がカバー121に対して押し込められているか否かを検知するセンサとから構成される。カバー121の傾斜角度が所定値になると突起部が筐体120の上面に当接し、さらに傾斜角度が小さくなると突起部が押し込められる。突起部が押し込められたことをセンサが検知した場合、カバー121が閉状態となったと判断される。
続いて、図4を参照する。図4は、画像読取部105の構成を示す断面図である。
画像読取部105は、原稿へ光を照射し、その原稿からの反射光を電気信号に変換して原稿の読取データを取得する読取ユニット10を備える。読取ユニット10は、所謂、縮小光学系のCCD(Charge Coupled Device)読取ユニットであり、原稿を露光走査する露光走査光学系11と、露光走査された読取対象の画像を光電変換するライン走査方式の光電変換手段(例えば、CCDイメージセンサ、以下、単に「CCD」と記す)12とを主として備える。
露光走査光学系11は、読取面を照明する光源(ランプ)13と、読取面からの反射光を伝達するミラー群141,142,143と、レンズブロック15とを主として備える。光源13と第1ミラー141とは第1走行体(キャリッジ)161に搭載され、第2ミラー142と第3ミラー143とは第2キャリッジ162に搭載される。
また、露光走査光学系11は、各キャリッジ161,162を左右方向に進退移動させる移動機構17を備える。移動機構17は、一対の大径プーリ1711の間に掛装された第1ベルト1721と、一対の小径プーリ1712の間に掛装された第2ベルト1722とを備える。ただし、大径プーリ1711と小径プーリ1712とは前後に離隔して配置されている。第1キャリッジ161は、第1ベルト1721にまたがって連結され、第2キャリッジ162は、第2ベルト1722にまたがって連結されている。
なお、図4には、第1キャリッジ161のホームポジション(読取動作を行わない間にキャリッジが待機する待機位置)300が仮想線で示されている。ここに示されるように、第1キャリッジ161のホームポジション300は、ADF用ガラス板1222の下方、具体的には、第1キャリッジ161に搭載された光源13が、ADF用ガラス板1222の下方にくるような位置とされる。ホームポジション300がこのような位置に規定されることによって、後述するADF方式による読取動作を、第1キャリッジ161をホームポジション300から移動させることなく行うことが可能となる。これにより、無駄な移動を省いて速やかに読み取り処理を開始することが可能となる。
露光走査光学系11は、読取面の露光位置を定速で移動させながら、一定の結像条件で露光位置の像をCCD12の受光面(センサ素子列)上に入射させるように動作する。
すなわち、FBS方式の場合、露光走査光学系11は、第1キャリッジ161を原稿を載置するFBS用ガラス板1221の下面に沿って原稿の一端から他端に向けて走行させ、第2キャリッジ162を第1キャリッジ161と所定の位置関係を保つように走行させる。これにより、第1ミラー141により反射偏向された読取面からの光が、第2キャリッジ162に搭載された2個のミラー142,143により反射されて、レンズブロック15に向けて折り返されることになる。このように、FBS方式の場合、露光走査光学系11は、露光位置を移動させつつ一定の周期で読取ラインを移動させながら読取面を面走査(ラスタ走査)する。
一方、ADF方式の場合、露光走査光学系11は、キャリッジ161,162をホームポジション300に定置させたまま移動させず、この位置で、ADF126により給送されてADF用ガラス板1222の上方を通過する原稿に向けて光源13からの光を照射する。読取面からの反射光は、第1ミラー141により反射偏向され、さらに、2個のミラー142,143により反射されて、レンズブロック15に向けて折り返される。このように、ADF方式の場合、静止した露光走査光学系11に対して原稿が移動することによって露光位置が移動し、これによって一定の周期で読取ラインが移動されることになる。
CCD12は、結像された読取面の画像をセンサ素子列の配列方向(図4において、紙面に垂直な方向)に走査して、電気信号に変換する。
以上の通り、読取ユニット10においては、露光走査光学系11によって原稿が1ラインずつ読み取られ、読み取られた各ラインがCCD12により順番に画素信号に変換される。これにより、ライン毎の画素信号(ラインデータ)が次々と出力されることになる。
<2−2.機能構成>
画像読取部105の機能構成について、図5を参照して説明する。図5は、画像読取部105の機能構成を示すブロック図である。
<撮像部20>
上述したとおり、読取ユニット10においては、露光走査光学系11によって原稿が1ラインずつ読み取られ、読み取られた各ラインがCCD12により順番に電気信号に変換される。
画像読取部105は、さらに、CCD12から出力された電気信号のゲインを調整するAFE(Analog Front-End)21と、AFE21からの出力をA/D変換(Analog Digital Conversion)するA/D変換部22とを備える。また、CCD12における走査タイミングを決定するクロックを出力するクロック発生回路23を備える。
読取ユニット10、AFE21、A/D変換部22、および、クロック発生回路23により、原稿を1ラインずつ読み取って、各ラインの読取データ(ラインデータ)を取得する機能部(撮像部20)が構成される。
<画像処理部30>
また、画像読取部105は、A/D変換部22によりA/D変換された各ラインデータに対して各種の画像処理を施す画像処理部30を備える。
画像処理部30は、ラインデータに対して各種の補正処理を行う各種の回路(この実施の形態では、例えば、シェーディング補正回路31、ガンマ補正回路32)を備える。また、補正処理用のデータなどを記憶したメモリ33を備える。この他にも、補正処理が施されたラインデータに対して色調の変換を行う二値化回路、誤差拡散回路などを更に備える構成としてもよい。
シェーディング補正回路31は、メモリ33に記憶されたシェーディングデータ(基準シェーディングデータ50、あるいは、修正シェーディングデータ51)を用いて、撮像部20より出力される各ラインデータに対して、画素間の感度バラツキを除くシェーディング補正を施す。シェーディング補正は、具体的には、画像データにおける画素間のバラツキ(むら)を表したデータであるシェーディングデータでラインデータを除算して、ラインデータのむらを調整する補正処理である。なお、画素間のバラツキは、光源13の各位置での照度のバラツキ、CCD12の各画素の感度バラツキなどが原因となって現れる。
基準シェーディングデータ50は、光源13が、一様な反射光が得られる反射板(シェーディング用白基準板)に対して、基準となる光量レベル(以下に説明する「基準光量レベル」)で光を照射したときに得られる反射光をCCD12が受光した際に得られるラインデータである。この実施の形態においては、基準シェーディングデータ50は、装置の製造時に取得されて予めメモリ33に記憶されている。一方、修正シェーディングデータ51は、後述する修正シェーディングデータ算出部342が基準シェーディングデータ50を修正することにより得られるシェーディングデータである。
シェーディング補正回路31は、メモリ33に修正シェーディングデータ51が記憶されている場合には、修正シェーディングデータ51を用いてシェーディング補正を実行する。一方、メモリ33に修正シェーディングデータ51が記憶されていない場合には、基準シェーディングデータ50を用いてシェーディング補正を実行する。
ガンマ補正回路32は、メモリ33に記憶されたガンマ補正用のデータテーブルを参照して、シェーディング補正が施されたラインデータに対してガンマ補正を施す。メモリ33に記憶されるデータテーブルは、CCD21のガンマ特性に基づいたガンマカーブを表すデータである。ガンマ補正回路32は、このデータテーブルを参照することで、シェーディング補正が施されたラインデータに対してガンマ補正を施し、データの階調を調整する。
画像処理部30は、さらに、メモリ33に記憶された基準シェーディングデータ50を、光源13の光量レベルに応じて修正して修正シェーディングデータ51を取得するシェーディングデータ修正処理部34を備える。
シェーディングデータ修正処理部34は、光源13の光量レベルを測定する光量レベル測定処理部341と、光量レベル測定処理部341が取得した測定値に基づいて修正シェーディングデータ51を算出する修正シェーディングデータ算出部342とを備える。また、基準となる光量レベル(基準光量レベル)60を記憶したメモリ343を備える。
基準光量レベル60は、工場出荷時の光源13の光量レベルである。この実施の形態においては、基準光量レベル60は、装置の製造時に取得されて、予めメモリ343に記憶されている。
光量レベル測定処理部341は、一様な反射光が得られる反射板(光量測定用白基準板)210(図3、図4参照)に対して光源13から光を照射させ、その反射光を受光したCCD12から得られる出力値を、光源13の光量レベルとして取得する。
光量レベルの測定に用いられる光量測定用白基準板210は、その配置位置に該当する領域を白色に塗装することによって、あるいは、当該領域に白色テープを貼り付けることによって形成されている。この実施の形態においては、光量測定用白基準板210は、筐体120の天板の裏面側であって、ADF用ガラス板1222の長尺側方向について隣接する位置に設けられる(図3、図4参照)。特に、ADF用ガラス板1222に対して、カバー121のヒンジ部側に設けることが好ましい。上述したとおり、第1キャリッジ161のホームポジション300はADF用ガラス板1222の下方位置である。光量測定用白基準板210がADF用ガラス板1222の長尺方向について隣接する位置に配置されることによって、キャリッジ161,162をホームポジション300から移動させずに光量レベルを測定することが可能となる。
修正シェーディングデータ算出部342は、光量レベル測定処理部341が取得した光量レベルの測定値に基づいて、基準シェーディングデータ50を修正する。具体的には、取得された光量レベルの測定値が基準光量レベル60からどれだけずれているかを算出し、そのずれ分を基準シェーディングデータ50に反映させたものを修正シェーディングデータ51として取得する。例えば、光量レベル測定処理部341が取得した測定値が基準光量レベル60の80%であった場合、基準シェーディングデータ50に含まれる各データ値を一律に0.8倍したデータを、修正シェーディングデータ51として取得する。
また、修正シェーディングデータ算出部342は、算出した修正シェーディングデータ51を、メモリ33に格納する。この際、過去に算出された修正シェーディングデータ51がメモリ33に既に格納されている場合には、当該過去のデータに、新しく算出したデータを上書きする。したがって、メモリ33には、常に最新の修正シェーディングデータ51のみが記憶されることになる。
修正シェーディングデータ51は、光源13の光量レベルの測定値が反映されたものとなっている。したがって、シェーディング補正回路31が、修正シェーディングデータ51によりシェーディング補正を行うことによって、光源13の光量レベルの変動が補償され、適正な画像データが生成される。すなわち、シェーディング補正回路31、メモリ33、修正シェーディングデータ算出部342、および、メモリ343により、光源13の光量レベルの変動を補うための処理(光量補正処理)を行う機能部(光量補正処理部40)が実現される。
<3.処理の流れ>
画像処理装置1において実行される処理の流れについて、図6〜図8を参照しながら説明する。図6〜図8は当該処理の流れを示す図である。以下に説明する処理は、制御部100の制御下で画像処理装置1の備える各機能部が所定の動作を実行することにより実現される。
図6を参照する。ユーザがFBS用ガラス板1221上に原稿を載置してスタートボタン1071を押下した場合(ステップS1でYES)、制御部100は、開閉検知センサ1211からの出力に基づいて、カバー121が閉じているか否かを判断する(ステップS2)。
<A.カバー121が閉じている場合>
カバー121が閉じていると判断された場合(ステップS2でYES)に実行される処理の流れについて、図7を参照しながら説明する。
この場合、まず、光量レベル測定処理部341が、光源13の光量レベルを測定する(ステップS11)。具体的には、光源13に光量測定用白基準板210に対して光を照射させ、その反射光を受光したCCD12から得られる出力値を、光源13の光量レベルとして取得する。
光源13の光量レベルの測定が実行されると、続いて、修正シェーディングデータ算出部342が、ステップS11で取得された光量レベルの測定値に基づいて修正シェーディングデータ51を算出する(ステップS12)。具体的には、ステップS11で取得された光量レベルの測定値が、メモリ343に記憶されている基準光量レベル60からどれだけずれているかを算出し、そのずれ分を、メモリ33に記憶されている基準シェーディングデータ50に反映させたものを修正シェーディングデータ51として取得する。
続いて、修正シェーディングデータ算出部342は、ステップS12で算出した修正シェーディングデータ51をメモリ33に格納する(ステップS13)。なお、過去に算出された修正シェーディングデータ51がメモリ33に既に格納されている場合は、当該過去のデータにステップS14で算出された新しいデータを上書きする。
続いて、画像読取部105が原稿の読み取り処理を実行する。具体的には、撮像部20が、原稿を1ラインずつ読み取って、各ラインの読取データ(ラインデータ)を取得する(ステップS14)。
ラインデータが取得されると、画像処理部30が、取得されたラインデータに対して所定の画像処理を施す(ステップS15〜ステップS16)。
すなわち、はじめに、シェーディング補正回路31が、ステップS13でメモリ33に記憶された修正シェーディングデータを用いて、ステップS14で取得されたラインデータに対してシェーディング補正を施す(ステップS15)。
ステップS15において、ステップS11で取得された光量レベルの測定値に基づいて算出された修正シェーディングデータ51を用いてシェーディング補正が行われることによって、当該測定値に基づく光量補正処理が実行されることになる。したがって、光源13の光量レベルが出荷時の光量レベル(基準光量レベル60)から変動している場合であっても、シェーディング補正においてこの変動が補われ、適切な画像データが生成されることになる。
続いて、ガンマ補正回路32が、メモリ33に記憶されたガンマ補正用のデータテーブルを参照して、シェーディング補正が施されたラインデータに対してガンマ補正を施す(ステップS16)。
所定の画像処理が施されたラインデータは、原稿の画像データとして画像データ格納メモリ104に格納される(ステップS17)。画像データ格納メモリ104に格納された画像データは、例えば、画像記録部106により記録用紙上に記録される。あるいは、通信インターフェースを介して外部装置にファクシミリ送信される。あるいは、電子メールに添付されて外部装置に送信される。
<B.カバー121が開いている場合>
カバー121が閉じていると判断されなかった場合(ステップS2でNo)に実行される処理の流れについて、図8を参照しながら説明する。
この場合、光量レベル測定処理部341は、光源13の光量レベルを取得しない。したがって、上述したステップS11〜ステップS13の処理は行われず、メモリ33に格納された修正シェーディングデータ51は更新されない。
すなわち、この場合、画像読取部105が直ちに原稿の読み取り処理を実行する。具体的には、撮像部20が、原稿を1ラインずつ読み取って、各ラインの読取データ(ラインデータ)を取得する(ステップS21)。
ラインデータが取得されると、画像処理部30が、取得されたラインデータに対して所定の画像処理を施す(ステップS22〜ステップS25)。
すなわち、はじめに、シェーディング補正回路31が、ステップS21で取得されたラインデータに対してシェーディング補正を施す。ただしここで、シェーディング補正回路31は、シェーディング補正を実行する前に、メモリ33に修正シェーディングデータが記憶されているか否かを判断する(ステップS22)。
メモリ33に修正シェーディングデータ51が記憶されている場合には(ステップS22でYES)、シェーディング補正回路31は、その修正シェーディングデータ51を用いて、ステップS21で取得されたラインデータに対してシェーディング補正を施す(ステップS23)。
ステップS23において、メモリ33に記憶されている修正シェーディングデータ51を用いてシェーディング補正が行われることによって、最新の測定値(すなわち、過去の原稿の読取動作において実行された光量レベルの測定のうち、最後に行われた測定により取得された測定値)に基づく光量補正処理が実行されることになる。光量レベルは時間とともに連続的に変動するため、最新の測定値と現時点の実際の光量レベルとは大きくは相違しない。少なくとも、最新の測定値と現時点の実際の光量レベルとの差分は、基準光量レベルと現時点の実際の光量レベルとの差分に比べて非常に小さい値となっている可能性が高い。したがって、光源13の光量レベルが基準光量レベル60から変動している場合であっても、シェーディング補正においてこの変動がある程度補われ、適切な画像データが生成されることになる。
一方、メモリ33に修正シェーディングデータ51が記憶されてない場合には(ステップS22でNO)、シェーディング補正回路31は、基準シェーディングデータ50を用いて、ステップS21で取得されたラインデータに対してシェーディング補正を施す(ステップS24)。
ステップS24において、基準シェーディングデータ50を用いてシェーディング補正が行われるということは、光量補正が行われない(補正値ゼロで光量補正が行われる、ともいえる)ことを意味している。修正シェーディングデータ51が記憶されていないということは、光量レベルの測定が過去の原稿の読取動作においてもまだ一度も行われていないことを意味している。したがって、装置の出荷時からあまり時間が経過していない可能性が高く、基準光量レベルと現時点の実際の光量レベルとの差分も無視できる程度に小さい可能性が高い。したがって、この場合には、光量補正処理が行われなくとも、適切な画像データが生成されることになる。
続いて、ガンマ補正回路32が、メモリ33に記憶されたガンマ補正用のデータテーブルを参照して、シェーディング補正が施されたラインデータに対してガンマ補正を施す(ステップS25)。
所定の画像処理が施されたラインデータは、原稿の画像データとして画像データ格納メモリ104に格納される(ステップS26)。
<4.効果>
カバー121が開いている状態で光源13の光量レベルを測定した場合、得られた測定値は不正確である可能性が非常に高い。というのも、カバー121が開いている状態でADF用ガラス板1222の下方位置で光源13を光らせた場合、CCD12により受光される光には、光量測定用白基準板210からの光源13の反射光だけでなく、ガラス板122を介して進入する外乱光も含まれているからである。つまり、カバー121が開いている状態で取得された光量レベルの測定値は、外乱光の影響のために、光源13の正確な光量レベルを表していない。不正確な測定値に基づいて光量補正が行われてしまうと、生成される画像データの明暗の調子が適正値から外れたものとなってしまう。
上記の実施の形態によると、カバー121が開状態にある場合には光源13の光量レベルを測定せず、カバー121が閉状態にある場合にのみこれを測定する。したがって、外乱光の影響を受けた不正確な測定値が取得されることがなく、取得される光量レベルの測定値は常に正確なものとなっている。このため、不正確な光量レベルの測定値に基づいて不適切な光量補正が行われてしまうことを回避することができる。また、無駄な測定動作が行われないので、処理効率を高めることができる。
また、上記の実施の形態によると、光源13の光量レベルを測定しない場合には、最後に行われた測定により取得された測定値に基づいて光量補正処理を実行する。最後に行われた測定により取得された測定値(すなわち、最新の測定値)は、現時点の実際の光量レベルとの差が比較的小さい可能性が高いため、このような測定値に基づいて光量補正を行うことによって、適切な光量補正処理を行うことができる。
また、上記の実施の形態によると、シェーディング補正に用いられるシェーディングデータを、光源13の光量レベルの測定値に基づいて修正し、当該修正されたシェーディングデータを用いてシェーディング補正が行われることによって光量補正処理が実行される。この構成によると、シェーディング補正と同時に光量補正処理が実行されるので、処理効率を高めることができる。
<5.その他の実施の形態>
上記の実施の形態によると、光量補正処理は、シェーディング補正に用いられるシェーディングデータに光量レベルの測定値を反映させることによって行われていたが、光量補正処理の態様はこれに限らない。例えば、ガンマ補正に用いられるガンマ補正用のデータテーブルに光量レベルの測定値を反映させる構成としてもよい。また、光量レベルの測定値に応じて光源13への出力を調整する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態に係る開閉検知センサ1211は、カバー121が完全に閉じられていなくとも、ある程度の外乱光を遮ることができる状態となった時点で、閉じられたと判断する構成であることが望ましい。例えば、カバー121の傾斜角が所定値a(a>0)以下となった時点で、カバー121が閉じられたと判断する構成であることが望ましい。そして、この所定値aの値は、光量測定用白基準板210の配置位置に応じて規定することが好ましい。例えば、光量測定用白基準板210が外乱光の影響を比較的受けにくい位置に配置されている場合には、所定値aは比較的大きな値(例えば、6°以上)とすることができる。一方、光量測定用白基準板210が外乱光の影響を比較的受けやすい位置に配置されている場合には、所定値aは比較的小さな値(例えば、6°以下)とすることが望ましい。
なお、一般的な画像処理装置においては、原稿のサイズを特定するためにカバーの開閉を検知する必要があり、このためにセンサが設けられることがある。この原稿のサイズを特定するために必要となるセンサと、上述した開閉検知センサ1211とは、別個に設ける構成としもよいし、1個のセンサに両方の役割を担わせる構成としてもよい。
また、上記の実施の形態に係る開閉検知センサ1211は、上記に説明した構成に限らない。例えば、筐体120の上面に、筐体120の上面に対して出没自在に設けられた突起部と、この突起部が筐体120に対して押し込められているか否かを検知するセンサとから構成してもよい。この場合、カバー121の傾斜角度が所定値になると突起部がカバー121の下面に当接し、さらに傾斜角度が小さくなると突起部が押し込められる。突起部が押し込められたことをセンサが検知した場合、カバー121が閉状態となったと判断される。また例えば、磁気近接センサを用いて、カバー121の側縁と筐体120の上面との離間距離を検出することによって、カバー121が開状態にあるか否かを判断する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態において、画像処理装置1の画像読取部105において実現される各機能部は、回路的(ハードウェア的)に実現されてもよいし、画像処理装置1の制御部100がプログラムを実行することにより実現されてもよい。
1 画像処理装置
10 読取ユニット
13 光源
30 画像処理部
34 シェーディングデータ修正処理部
40 光量補正処理部
50 基準シェーディングデータ
51 修正シェーディングデータ
100 制御部
105 画像読取部
110 画像記録部
121 ブックカバー
311 シェーディング補正回路
341 光量レベル取得処理部
342 修正シェーディングデータ算出部
1211 開閉検知センサ

Claims (6)

  1. 透明板を介して光源から原稿へ光を照射し、前記原稿からの反射光を電気信号に変換して前記原稿の読取データを取得する画像読取方法であって、
    a)ユーザからの原稿の読取指示を受け付けた場合に、前記透明板を開閉自在に覆うカバーの開閉状態を検知する工程と、
    b)前記a)工程において前記カバーが閉状態にあると検知される場合にのみ、前記光源の光量レベルを測定する工程と、
    c)前記b)工程を実行した場合に、当該b)工程により取得された測定値に基づいて光量レベルの変動を補うための光量補正処理を実行する工程、
    を備える画像読取方法。
  2. 請求項1に記載の画像読取方法であって、
    d)前記b)工程を実行しない場合に、過去の原稿の読取動作において実行された前記b)工程のうち、最後に行われた前記b)工程により取得された測定値に基づいて、前記光量補正処理を実行する画像読取方法。
  3. 請求項2に記載の画像読取方法であって、
    前記d)工程において、
    前記b)工程を実行しない場合であって、前記b)工程が過去の原稿の読取動作においても一度も実行されていない場合は、前記光量補正処理を実行しない画像読取方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像読取方法であって、
    e)前記原稿の読取データに対してシェーディング補正を行う工程、
    を備え、
    前記光源の光量レベルの測定値に基づいて修正されたシェーディングデータを用いて前記シェーディング補正が行われることによって、前記光量補正処理が実行される画像読取方法。
  5. 画像読取装置であって、
    透明板を介して光源から原稿へ光を照射し、前記原稿からの反射光を電気信号に変換して前記原稿の読取データを取得する画像読取手段と、
    前記透明板を開閉自在に覆うカバーと、
    前記カバーの開閉状態を検知するセンサと、
    前記光源の光量レベルを測定する光量レベル測定手段と、
    前記光量レベル測定手段により取得された測定値に基づいて光量レベルの変動を補うための光量補正処理を実行する光量補正処理手段と、
    前記画像読取装置の各部を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段が、
    ユーザからの原稿の読取指示を受け付けた場合に、前記カバーの開閉状態を前記センサに検知させ、前記カバーが閉状態にあると検知された場合にのみ、前記光量レベル測定手段に前記光源の光量レベルを測定させる画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置であって、
    前記光量補正処理手段が、
    前記原稿の読取データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    前記光量レベル測定手段により取得された測定値に基づいて前記シェーディング補正に用いられるシェーディングデータを修正する修正シェーディングデータ取得手段と、
    を備え、
    前記シェーディング補正手段が、前記修正シェーディングデータ取得手段により修正されたシェーディングデータを用いて前記シェーディング補正を行うことによって、前記光量補正処理が実行される画像読取装置。
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