JP2011154516A - ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理プログラム、ストレージ管理方法 - Google Patents

ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理プログラム、ストレージ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスに対して要求される即応性を向上させる。
【解決手段】ストレージ管理装置10は、複数のストレージグループ21a,21bを備えるストレージ群20に記憶される情報のアクセス要求に基づいて、情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部11と、各ストレージグループ21a,21bにそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部12と、各論理ボリュームの優先順位を記憶する優先順位記憶部13と、アクセス監視部12で複数の論理ボリュームが検出された場合には、優先順位記憶部13に記憶された優先順位に基づいて、複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう電源供給部30を制御する電源制御部14と、を有する。
【選択図】図1

Description

本件は、ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理プログラム、ストレージ管理方法に関する。
業務の電子化や法規制により、電子メールや資料、書類を全て管理保存するための情報記憶装置の需要が高まっている。この1つとして、大規模情報を扱える複数のストレージと、各ストレージに対する即応性のある情報の読み出し又は書き込みを行い、さらに、各ストレージへの電源の供給を制御するストレージ管理装置とを有するストレージシステムが存在する。このようなストレージシステムの各ストレージには、例えば、ハードディスク等の大容量化に適したストレージが用いられる場合がある。この場合、各ハードディスクは、省電力化の観点から、待機時はモーターをオフにする等の消費電力を低減するように制御されている。そして、ストレージ管理装置は、ストレージへのアクセスを検出すると、アクセス先のハードディスクのモーターをオンにして起動する等、通常の動作に復帰する。
このため、例えば、各モーターに電源を供給する電源供給部は、全てのハードディスクを同時に起動するケースを考慮し、全てのハードディスクのモーターを同時にオンするだけの電力を供給する能力が必要とされる。モーターをオンにするには、モーターのオンの完了後の定常状態と比べて、非常に大きな電力が必要とされるため、電源供給部に必要とされる電力供給能力は非常に大きいものであった。
しかしながら、このような非常に大きな電力供給能力を備える電源供給部を備えることは、省電力化、小型化、低コスト化の観点から不利なものであった。
これに対し、アクセスに伴い起動するハードディスクの数が、電源供給部の最大電力供給許容量を超える場合には、ハードディスクを複数の組に分けて、ハードディスクを起動するタイミングを組毎にずらすことが考えられる。
例えば、システム装置の電力要件及びシステムの電力供給能力に基づいて、一時に起動できる装置の最大数を計算し、計算された最大数の装置を起動する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ディスク群に電源を投入する際に、並列に記録再生を行うディスク群を幾つかの組とし、各組のディスクを回転させるための電源の投入の時間を起動電流が流れる時間ずつ、ずらす技術がある(例えば、特許文献2参照)。
また、複数のハードディスクの一部にスタートアップに必要な電力を供給し、残りのハードディスクにスタンバイ状態に必要な電力を供給し、一部のハードディスクのスタートアップが終了した後、残りのハードディスクにスタートアップに必要な電力を供給する技術がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−10678号公報 特開平4−78062号公報 特開2001−186655号公報
ストレージシステムの省電力処理では、ハードディスクの消費電力を低減することとアクセスに対する即応性を保障することの両立が必要となる。しかしながら、ハードディスクを複数の組に分けて、ハードディスクを起動するタイミングを組毎にずらす方法では、全てのアクセス処理が開始されるまでに多くの時間がかかってしまい、アクセスに対して要求される即応性を十分に満たすことができない可能性があった。
そして、このような問題は、ハードディスクに限らず、他の種類のストレージを用いたストレージシステムにも生じ得る。
このような点に鑑み、アクセスに対して要求される即応性を向上させたストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理プログラム、及び、ストレージ管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために以下のようなストレージ管理装置が提供される。
このストレージ管理装置は、1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部と、複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部と、複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶部と、アクセス監視部で複数の論理ボリュームが検出された場合には、優先順位記憶部に記憶された優先順位に基づいて、アクセス監視部で検出された複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する電源制御部と、を有する。
開示のストレージ管理装置によれば、アクセスに対して要求される即応性を向上させることが可能となる。
第1の実施の形態に係るストレージ管理装置の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムのハードウェアの一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るデバイスエンクロージャの一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの機能の一例を示したブロック図である。 第2の実施の形態に係るアクセス履歴記憶部が記憶する情報の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係る優先順位記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの処理手順の一例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの処理手順の一例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの処理手順の一例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る優先順位判定部の処理手順の一例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る優先順位判定部の処理手順の一例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るストレージ管理装置の一例を示した図である。
ストレージ管理装置10は、ストレージ群20と、ストレージ群20に電源を供給する電源供給部30と、ホスト装置40と接続されている。ストレージ管理装置10は、ホスト装置40から受信したアクセス要求に基づいて、ストレージ群20へのアクセス処理を行うとともに、電源供給部30を制御して、ストレージ群20への電源の供給を制御する。
ホスト装置40は、ストレージ群20に記憶された情報の読み出し又はストレージ群20への情報の書き込みのアクセス要求をストレージ管理装置10に対して行う。
ストレージ群20は、複数のストレージ20a,20b,20c,20dを有する。ストレージ群20は、ストレージ20a〜20dのうちの1つ又は複数によりそれぞれ構成された複数のストレージグループ21a,21bを有する。各ストレージグループ21a,21bは、情報をそれぞれ記憶する。ここで、ストレージ群20では、複数のストレージグループ21a,21bのそれぞれに対して論理ボリュームが設定されている。
電源供給部30は、ストレージ管理装置10による制御に応じて、各ストレージ20a〜20dへの電源の供給を制御する。各ストレージ20a〜20dは、起動、稼動、及び停止の各状態を取る。ここで、稼動とは、起動後の安定した状態を指し、この稼動状態において情報の書き込み又は読み出し処理が行われる。
次に、ストレージ管理装置10について説明する。ストレージ管理装置10は、入出力制御部11と、アクセス監視部12と、優先順位記憶部13と、電源制御部14とを有する。
入出力制御部11は、ホスト装置40からのアクセス要求を受信し、受信したアクセス要求に基づいて、ストレージ群20に記憶された情報の読み出し、又は、ストレージ群20への情報の書き込み処理を行う。また、入出力制御部11による読み出し又は書き込みの処理のタイミングは、アクセス監視部12により制御されている。
アクセス監視部12は、入出力制御部11を監視し、ホスト装置40からアクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出する。論理ボリュームの検出は、例えば、アクセス要求のあった情報と、その情報が属する論理ボリュームとが対応付けられたテーブルを参照することで行われる。さらに、アクセス監視部12は、各ストレージ20a〜20dの動作状態を監視する。
さらに、アクセス監視部12は、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出すると、検出した論理ボリュームに対応するストレージグループの動作状態を確認し、対応するストレージグループが稼動状態の場合は、入出力制御部11に情報の読み出し又は書き込み処理を進めさせる。
また、アクセス監視部12は、検出した論理ボリュームに対応するストレージグループが停止状態のときは、次の処理を行う。即ち、アクセス監視部12は、電源制御部14に、検出した論理ボリュームを通知するとともに、検出した論理ボリュームに対応するストレージグループを起動するように命令する。また、このとき、アクセス監視部12は、入出力制御部11に情報の読み出し又は書き込みの処理を進めないよう命令し、検出した論理ボリュームに対応するストレージグループが稼動状態に遷移したことを確認した後、入出力制御部11に処理を進めさせる。また、アクセス監視部12は、検出した論理ボリュームに対応するストレージグループが起動状態のときは、対応するストレージグループが稼動状態に遷移するのを待って、入出力制御部11に処理を進めさせる。
優先順位記憶部13は、各ストレージグループ21a,21bに設定された論理ボリュームそれぞれの優先順位情報を記憶している。優先順位は、対応するストレージグループ21a,21bの即応性に基づいて設定される。
電源制御部14は、アクセス監視部12からのストレージグループの起動命令に応じて電源供給部30を制御して、アクセス監視部12から通知された論理ボリュームに対応するストレージグループを起動する。
また、電源制御部14は、アクセス監視部12から複数の論理ボリュームが通知され、通知された論理ボリュームにそれぞれが対応する複数のストレージグループの起動命令があった場合、次の処理を行う。即ち、電源制御部14は、優先順位記憶部13を参照し、優先順位記憶部13に記憶された論理ボリュームの優先順位情報に基づいて、アクセス監視部12から通知された複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択する。そして、電源制御部14は電源供給部30を制御して、選択した一部の論理ボリュームに対応するストレージグループを先行して起動する。そして、選択したストレージグループの起動が完了して稼動状態に遷移した後、電源制御部14は電源供給部30を制御して、残りの論理ボリュームに対応したストレージグループを起動する。
次に、ストレージ管理装置10の動作について説明する。
ここでは、ストレージグループ21aに対応する論理ボリュームを第1の論理ボリュームとし、ストレージグループ21bに対応する論理ボリュームを第2の論理ボリュームとする。そして、ストレージグループ21a,21bが共に停止状態にあり、この状態で、ホスト装置40から第1の論理ボリュームと第2の論理ボリュームに属する情報の読み出し要求があった場合を例に説明する。
まず、アクセス監視部12が、ホスト装置40によるストレージ群20への情報の読み出し要求に伴い、読み出し要求のあった情報が属する第1及び第2の論理ボリュームを検出する。第1及び第2の論理ボリュームの検出は、例えば、アクセス要求のあった情報と、その情報が属する論理ボリュームとが対応付けられたテーブルを参照することで行われる。そして、アクセス監視部12は、検出した第1及び第2の論理ボリュームにそれぞれ対応するストレージグループ21a,21bの動作状態を確認する。
ストレージグループ21a,21bはいずれも停止状態にあるため、次に、アクセス監視部12は、電源制御部14に、読み出し要求のあった第1及び第2の論理ボリュームを通知するとともに、ストレージグループ21a,21bを起動するように命令する。また、このとき、アクセス監視部12は、入出力制御部11に情報の読み出し処理を進めないように命令する。
次に、電源制御部14が、アクセス監視部12からのストレージグループ21a,21bの起動命令に応じて、優先順位記憶部13を参照し、優先順位記憶部13に記憶された論理ボリュームの優先順位情報に基づいて、第1及び第2の論理ボリュームから1つの論理ボリュームを選択する。ここでは、第1の論理ボリュームが第2の論理ボリュームよりも優先順位が高く、電源制御部14は、第1の論理ボリュームを選択するものとする。
次に、電源制御部14は電源供給部30を制御して、選択した第1の論理ボリュームに対応するストレージグループ21aを先行して起動する。
そして、ストレージグループ21aの起動が完了して稼動状態に遷移すると、アクセス監視部12が、入出力制御部11に第1の論理ボリュームに属する情報の書き込み処理を進めさせる。また、ストレージグループ21aの起動が完了して稼動状態に遷移すると、電源制御部14が、電源供給部30を制御して、第2の論理ボリュームに対応するストレージグループ21bを起動する。そして、ストレージグループ21bの起動が完了して稼動状態に遷移すると、アクセス監視部12が、入出力制御部11に第2の論理ボリュームに属する情報の書き込み処理を進めさせる。
このように、ストレージ管理装置10は、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームの優先順位に基づいて、ストレージグループを段階的に起動させる。これによれば、複数のアクセス要求があった場合に、即応性が高く求められるアクセス要求を、優先して処理することが可能となる。これにより、アクセスに対して要求される即応性を向上させることが可能となる。
次に、ストレージ管理装置10を、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成するストレージ群を有するストレージシステムに適用した実施の形態を、第2の実施の形態として説明する。
図2は、第2の実施の形態に係るストレージシステムのハードウェアの一例を示した図である。
ストレージシステムは、ホストコンピュータ(HOST)400と、それぞれがストレージ群を実装する複数のデバイスエンクロージャ(DE:Device Enclosure)200a,200b,200cを備えるデバイスエンクロージャ群(DE群)200とを有する。さらに、ストレージシステムは、複数のコントローラモジュール(CM:Controller Module)100a,100b,100cが実装されたコントローラエンクロージャ(CE:Controller Enclosure)100を有する。なお、デバイスエンクロージャ200a〜200cには、例えば、ストレージ群の各ストレージがハードディスクで構成されたディスクエンクロージャ(Disk Enclosure)が用いられる。
ホストコンピュータ400は、複数のチャネル(CH)410を備え、各チャネル410はファイバチャネルを介して各コントローラモジュール100a〜100cとそれぞれ接続されている。各チャネル410と各コントローラモジュール100a〜100cとの接続はファイバチャネルスイッチ(FCスイッチ)420により制御されている。
なお、本実施の形態のコントローラエンクロージャ100は、図2の例では3つのコントローラモジュール(コントローラモジュール100a〜100c)を有するが、これに限らず、任意の個数のコントローラモジュールを有してもよい。
また、本実施の形態のストレージシステムは、3つのデバイスエンクロージャ(例えば、デバイスエンクロージャ200a〜200c)を有するが、これに限らず、任意の個数のデバイスエンクロージャを有してもよい。
次に、デバイスエンクロージャ200a〜200cについて説明する。ここでは、デバイスエンクロージャ200aを代表して説明する。
図3は、第2の実施の形態に係るデバイスエンクロージャの一例を示した図である。
デバイスエンクロージャ200aは、複数のストレージ211a,211b,211c,211d,211e,211f,211g,211hと、各ストレージ211a〜211hにそれぞれ電源経路221a,221bを介して電源を供給する複数の電源供給部231a,231bとを有する。さらに、デバイスエンクロージャ200aは、各ストレージ211a〜211hとそれぞれ入出力経路222a,222bを介して接続された複数のデバイス監視部230a,230bを有する。
各ストレージ211a〜211hには、電源供給部231a,231bの両方から電力が供給される。ここでは、各ストレージ211a〜211hには、モーターで動作するハードディスクが用いられている。しかし、これに限らず、各ストレージ211a〜211hには、例えば、Flash SSD(Solid State Drive)等の不揮発性半導体メモリやその他のデータの記憶が可能な記憶装置を用いてもよい。
電源供給部231a,231bは、通常の電力を供給する通常モードと、通常モードよりも多くの電力を供給する加増モードとを備える。さらに、電源供給部231a,231bは、それぞれが、デバイスエンクロージャ200aが備える全てのストレージ211a〜211hを同時に稼動し、また、全てのストレージ211a〜211hのうち所定の数のストレージを同時に起動するのに充分な電力を供給する能力を備えている。
ここで、各電源供給部231a,231bは、デバイスエンクロージャ200aが備える全てのストレージ211a〜211hを同時に起動する電力を供給する能力を備えていない。これにより、電源供給部231a,231bのコストを抑制することが可能となり、デバイスエンクロージャ200aの消費電力を低減することが可能となる。
デバイス監視部230a,230bは、各コントローラモジュール100a〜100cの制御に基づいて、次の処理を行う。即ち、デバイス監視部230a,230bは、各ストレージ211a〜211hに記憶される情報の読み出し又は書き込みを行う。さらに、デバイス監視部230a,230bは、各ストレージ211a〜211hを監視し、各ストレージ211a〜211hの動作状態(稼動、起動、停止)を検出する。さらに、デバイス監視部230a,230bは、各電源供給部231a,231bを監視し、各電源供給部231a,231bの動作モードの検出及び故障検出を行う。さらに、デバイス監視部230a,230bは、電源供給部231a,231bが供給可能な最大電力量と、電源供給部231a,231bの現在の電力使用量とを検出する。
なお、他のデバイスエンクロージャ200b,200cも、デバイスエンクロージャ200aと同様の構造を備えている。
このようなデバイスエンクロージャ200a〜200cを含むデバイスエンクロージャ群200は、各デバイスエンクロージャ200a〜200cが備えるストレージのうちの複数のストレージに、例えば、ユーザ情報等の情報を分割して記憶し、又は、それぞれ同じ情報を記憶するRAID構造を備える。
そして、デバイスエンクロージャ群200は、各デバイスエンクロージャ200a〜200cが備えるストレージのうち、1つ又は複数のストレージによりそれぞれ構成された複数のRAIDグループを有する。ここで、デバイスエンクロージャ群200では、各RAIDグループに論理ボリュームが設定されている。なお、ここでは、RAIDグループと論理ボリュームとは一致するが、これに限らず、1つの論理ボリュームが複数のRAIDグループを用いて設けられていてもよく、1つのRAIDグループ内に複数の論理ボリュームが設けられていてもよい。また、デバイスエンクロージャ200a〜200cは、8つのストレージ(ストレージ211a〜211h)を有するが、これに限らず、任意の個数のストレージを有してもよい。
次に、図2に戻り、コントローラモジュール100a〜100cについて説明する。ここでは、コントローラモジュール100aを代表して説明する。
コントローラモジュール100aは、CPU(Central Processing Unit)101,102により装置全体が制御されている。CPU101,102には、内部バスを介してメモリ103、チャネルアダプタ(CA)104,105、デバイスアダプタ(DA)106,107が接続されている。メモリ103には、CPU101,102に実行させるプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ103は共有メモリであり、CPU101,102による処理に必要な各種データが格納される。
チャネルアダプタ104,105は、FCスイッチ420を介してホストコンピュータ400の各チャネル410に接続され、CPU101,102の命令に応じて、各チャネル410との間でデータの送受信を行う。デバイスアダプタ106,107は、デバイスエンクロージャ群200の各デバイスエンクロージャ200a〜200cとそれぞれ接続され、CPU101,102の命令に応じて、各デバイスエンクロージャ200a〜200cとの間でデータの送受信を行う。
なお、他のコントローラモジュール100b、100cも、コントローラモジュール100aと同様の構造を備えている。
このようなハードウェア構成によって、各コントローラモジュール100a〜100cの処理機能を実現することができる。
次に、コントローラモジュール100a〜100cの機能について説明する。
図4は、第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの機能の一例を示すブロック図である。ここでは、コントローラモジュール100aを代表して説明する。コントローラモジュール100b,100cは、コントローラモジュール100aと同様の構造を備えている。
コントローラモジュール100aは、入出力制御部110と、アクセス監視部120と、優先順位記憶部130と、電源制御部140と、アクセス履歴記憶部150と、優先順位判定部160とを有する。
入出力制御部110は、ホストコンピュータ400からのアクセス要求を受信し、受信したアクセス要求に基づいて、デバイスエンクロージャ群200に記憶された情報の読み出し、又は、デバイスエンクロージャ群200への情報の書き込み処理を行う。また、入出力制御部110による読み出し又は書き込みの処理のタイミングは、アクセス監視部120により制御されている。
アクセス履歴記憶部150は、各RAIDグループに設定された論理ボリュームそれぞれに対するアクセス履歴情報を記憶している。
アクセス監視部120は、入出力制御部110を監視し、ホストコンピュータ400からアクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出する。論理ボリュームの検出は、例えば、アクセス要求のあった情報と、その情報が属する論理ボリュームとが対応付けられたテーブルを参照することで行われる。さらに、アクセス監視部120は、論理ボリュームの検出に基づいて、アクセス履歴記憶部150に記憶されている検出した論理ボリュームに対応するアクセス履歴情報を更新する。さらに、アクセス監視部120は、各デバイスエンクロージャ200a〜200cの各ストレージの動作状態を監視する。
さらに、アクセス監視部120は、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出すると検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループの動作状態を確認し、対応するRAIDグループが稼動状態の場合は、入出力制御部110に情報の読み出し又は書き込み処理を進めさせる。また、アクセス監視部120は、対応するRAIDグループが停止状態のときは、次の処理を行う。
即ち、アクセス監視部120は、電源制御部140に、検出した論理ボリュームを通知するとともに、検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループを起動するように命令する。また、このとき、アクセス監視部120は、入出力制御部110が情報の読み出し又は書き込みの処理を進めないよう制御し、検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループが稼動状態に遷移したことを確認した後、入出力制御部110に処理を進めさせる。また、アクセス監視部120は、検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループが起動状態のときは、対応するRAIDグループが稼動状態に遷移するのを待って、入出力制御部110に処理を進めさせる。入出力制御部110は、情報の読み出し又は書き込みの処理を進めるか否かを示すフラグを格納し、このフラグに基づいて処理を進める。このフラグをアクセス監視部120が更新することで、入出力制御部110が情報の読み出し又は書き込みの処理を進めるか否かが制御される。
優先順位記憶部130は、各RAIDグループに設定された論理ボリュームそれぞれに対する優先順位を示す優先順位情報と、RAIDグループを構成するストレージのタイプを示すストレージタイプ情報とを含む情報を記憶している。
優先順位判定部160は、アクセス履歴記憶部150が記憶しているアクセス履歴情報に基づいて、各論理ボリュームに対するアクセス頻度を算出する。さらに、優先順位判定部160は、優先順位記憶部130が記憶しているストレージタイプ情報を取得する。そして、優先順位判定部160は、算出したアクセス頻度及び取得したストレージタイプ情報を、論理ボリューム間で比較し、アクセス頻度が高く、且つ、即応性が高いストレージタイプの論理ボリュームが上位となるように、各論理ボリュームに対して順位付けを行う。そして、優先順位判定部160は、この順位により、優先順位記憶部130に記憶されている各論理ボリュームの優先順位を示す優先順位情報を更新する。
電源制御部140は、アクセス監視部120からのRAIDグループの起動命令に応じて、デバイスエンクロージャ群200の各デバイス監視部230a,230bを制御して、アクセス監視部120から通知された論理ボリュームに対応するRAIDグループを構成するストレージを起動する。
さらに、電源制御部140は、RAIDグループを起動する際、各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、起動対象のストレージの数と、通常の電力で起動可能なストレージの数とを比較し、その比較結果に基づいて、起動対象のストレージを通常の電力で起動できるかどうかを判定する。通常の電力とは、各デバイスエンクロージャ200a〜200cの電源供給部を全て通常モードにした状態で供給可能な電力を指す。そして、電源制御部140は、起動対象のストレージの数が通常の電力で起動可能なストレージの数以下であり、通常の電力でストレージを起動可能なデバイスエンクロージャ200a〜200cに対しては、電源供給部を通常モードに設定して、対象のRAIDグループを構成するストレージを起動する。また、電源制御部140は、起動対象のストレージの数が起動可能なストレージの数よりも多く、通常の電力ではストレージを起動できないデバイスエンクロージャ200a〜200cに対しては、必要に応じてデバイスエンクロージャ内の電源供給部の一方又は両方を加増モードに設定して、RAIDグループを構成するストレージを起動する。
また、電源制御部140は、アクセス監視部120から複数の論理ボリュームが通知され、通知された論理ボリュームにそれぞれが対応する複数のRAIDグループの起動命令があった場合、次の処理を行う。
即ち、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ群200のうち、通知された複数の論理ボリュームに対応する複数のRAIDグループが実装されている各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、デバイス監視部230a,230bにアクセスして起動可能なストレージの数を算出する。
対象の各デバイスエンクロージャ200a〜200cの起動可能なストレージの数(Y)の算出は、例えば、電源制御部140が、次の計算を行うことで求められる。
Y=(デバイスエンクロージャの最大電力量−デバイスエンクロージャの現在の電力使用量)/1つのストレージの起動電力
ここで、デバイスエンクロージャの最大電力量とは、デバイスエンクロージャ内に設けられた電源供給部が供給可能な最大電力量を指す。また、デバイスエンクロージャの最大電力量及びデバイスエンクロージャの現在の電力使用量については、電源制御部140が、対象のデバイスエンクロージャ200a〜200cの各デバイス監視部230a,230bにアクセスすることで求められる。
そして、電源制御部140は、算出した起動可能なストレージの数に応じて、アクセス対象の複数のRAIDグループを全て一括起動できるかどうかを判定する。なお、この判定は、予めストレージの最大起動可能数を決めておいて、各アクセス時に、現在のストレージの起動数とアクセスに応じた起動必要数とを用いて判断することで行ってもよい。一括起動できるときは、電源制御部140は、アクセス対象の複数のRAIDグループを全て一括起動する。全てのRAIDグループを一括起動できないときは、電源制御部140は、優先順位記憶部130を参照し、優先順位記憶部130に記憶された優先順位情報に基づいて、アクセス監視部120から通知された複数の論理ボリュームから優先順位の高い論理ボリュームを選択する。そして、電源制御部140は、選択した論理ボリュームに対応するRAIDグループを起動した後、残りの論理ボリュームに対応するRAIDグループを起動する。
さらに、電源制御部140は、RAIDグループを起動する際、デバイスエンクロージャ群200が有する全ての電源供給部のうち、加増モードで動作させる必要のある電源供給部の数を監視する。そして、電源制御部140は、加増モードで動作させる必要のある電源供給部の数が、上限数以下ではない場合、RAIDグループを起動させない。
加増モードで動作させる電源供給部の数の上限数(X)は、例えば、電源制御部140が、次の計算を行うことで求められる。
X=(デバイスエンクロージャ群200の最大電力量−デバイスエンクロージャ群200の現在の電力使用量)÷(各電源供給部の加増モードにおける最大電力量−各電源供給部の通常モードにおける電力量)
ここで、デバイスエンクロージャ群200の最大電力量とは、デバイスエンクロージャ群200内に設けられた電源供給部が供給可能な最大電力量を指す。また、デバイスエンクロージャ群200の現在の電力使用量については、電源制御部140が、デバイスエンクロージャ群200の各デバイス監視部230a,230bにアクセスすることで求められる。
次に、アクセス履歴記憶部150が記憶する情報について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係るアクセス履歴記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
アクセス履歴記憶部150には、RAIDグループ毎に設定された論理ボリュームRLU#0、#1、#2、#3、#4・・・について、30分毎のアクセスランクA〜Dが対応付けられたアクセス履歴情報を有するアクセス履歴テーブル150aが記憶されている。ここで、アクセスランクA〜Dは、アクセス要求のあった頻度を示し、頻度が高い順に、A、B、C、Dとなる。
アクセス履歴テーブル150aから、論理ボリュームRLU#0、RLU#2は、頻繁にアクセスがあることが伺え、論理ボリュームRLU#1は、アクセスが少ないことが伺える。さらに、アクセス履歴テーブル150aから、論理ボリュームRLU#3、RLU#4は、時間の経過とともにアクセス頻度が上昇していることが伺える。
次に、優先順位記憶部130が記憶する情報について説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る優先順位記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
優先順位記憶部130は、電源制御部140が論理ボリュームを選択する際に用いられるTier levelと、ストレージの起動、稼動、及び停止の制御に用いられるStatus,ECO Flag,Motor Statusと、優先順位判定部160が優先順位付けを行う際に用いられるTier Level(Base),Disk Typeとを記憶する。
優先順位記憶部130には、RAIDグループ毎に設定された論理ボリュームRLU#0、#1、#2、#3、#4・・・について、優先順位が対応付けられた、優先順位情報(Tier Level)を有する優先順位テーブル130aが記憶されている。Tier Levelは、優先順位が高い順に、0、1、2、3、4・・・と番号で示される。なお、Tier Levelは、優先順位判定部160により、Tier Level(Base)と論理ボリュームのアクセス頻度とに基づいて設定される。例えば、優先順位テーブル130aのRLU#0は、Tier Level(Base)が0であり、且つ、アクセス頻度も高い為、Tier Levelは0のままとなっている。RLU#0は、Tier Level(Base)が3であるが、アクセス頻度が低いため、優先順位が1つ下がり、Tier Levelは4となっている。
優先順位テーブル130aから、論理ボリュームRLU#0が一番優先順位が高く、次に、論理ボリュームRLU#2、RLU#3の優先順位が高いことが伺える。
優先順位テーブル130aは、各論理ボリュームRLU#0〜に対応付けて、対応するRAIDグループの状態(Status)、省電力対象の設定(ECO Flag)、対応するRAIDグループのモーターの稼働状態(Motor Status)を有している。さらに、優先順位テーブル130aは、各論理ボリュームRLU#0〜に対応付けて、基準優先順位情報(Tier Level(Base))、対応するRAIDグループを構成するストレージ(例えば、ストレージ211a〜211h)のタイプ情報(Disk Type)を有している。
Statusは、例えば、RAIDグループが正常状態の場合はAvailableとなり、RAIDグループに異常が発生するとBrokenとなり、RAIDグループに保守部品が組み込まれるとRebuildとなる。
ECO Flagは、例えば、省電力モード未使用の場合はOffとなり、省電力モード使用の場合はOnとなる。
Motor Statusは、例えば、モーターが稼働状態の場合はOnとなり、モーターが起動中の場合はOn Progressとなり、モーターが停止している場合はOffとなり、モーターが停止状態へ移行中の場合はOff Progressとなる。
Tier Level(Base)は、論理ボリュームの基準となる優先順位を示し、論理ボリューム設定時に対応するRAIDグループのストレージのタイプや運用形態をベースに設定される。Tier Level(Base)は、優先順位が高い順に、0、1、2、3、4・・・と番号で示される。即ち、即応性の高いストレージのタイプや運用形態のものほど、優先順位が高く設定される。
Disk Typeとしては、ここでは、例えば、SSD(Solid State Drive)、FC(Fibre Channel)/SAS(Serial Attached SCSI)、SATA(Serial ATA)の3タイプが示されている。Disk Typeは、Tier Level(Base)を設定する際に、論理ボリュームの即応性の判断に用いられる。即ち、即応性の高いDisk Typeの論理ボリュームは、Tier Level(Base)が高く設定される。
次に、コントローラモジュール100aの処理手順について説明する。
図7、図8、及び図9は、第2の実施の形態に係るコントローラモジュールの処理手順の一例を示したフローチャートである。
まず、図7を用いて説明を進める。
以下に示す処理は、ホストコンピュータ400からコントローラモジュール100aに対するアクセス要求が発生することで開始される。
[ステップS101]アクセス監視部120が、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出し、検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループが稼動しているかどうかを判定する。論理ボリュームの検出は、例えば、アクセス要求のあった情報と、その情報が属する論理ボリュームとが対応付けられたテーブルを参照することで行われる。検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループが稼動しているかどうかの判定は、例えば、論理ボリュームと対応するRAIDグループの稼動状況とが対応付けられたテーブルを参照することで行われる。RAIDグループが稼動していない場合は、処理をステップS102に進める。RAIDグループが稼動している場合は、処理をステップS108に進める。
[ステップS102]アクセス監視部120が、電源制御部140に、ステップS101で検出した論理ボリュームに対応するRAIDグループを起動するよう命令するとともに、検出した論理ボリュームを通知する。
[ステップS103]電源制御部140が、ステップS102でアクセス監視部120から通知された論理ボリュームが、複数存在するかどうかを判定する。この判定は、例えば、電源制御部140が、アクセス監視部120からの論理ボリュームの通知回数をカウントすることで行われる。通知された論理ボリュームが複数存在する場合は、処理をステップS104に進める。通知された論理ボリュームが複数存在しない場合は、処理をステップS107に進める。
[ステップS104]電源制御部140が、ステップS103で複数存在すると判定された複数の論理ボリュームに対応する複数のRAIDグループを構成するストレージが実装されている各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、その時点で起動可能なストレージの数を算出する。
[ステップS105]電源制御部140が、ステップS104で算出した起動可能なストレージの数に基づいて、ステップS103で判定された複数の論理ボリュームに対応する複数のRAIDグループを一括起動させることが可能かどうかを判定する。例えば、起動対象のストレージの数が起動可能なストレージの数以下であるときは、一括起動可能と判定され、起動対象のストレージの数が起動可能なストレージの数よりも多いときは、一括起動不可と判定される。複数のRAIDグループを一括起動可能な場合は、処理をステップS106に進める。複数のRAIDグループを一括起動できない場合は、処理を図8に示すステップS109に進める。
[ステップS106]電源制御部140が、ステップS105で一括起動可能と判定された複数のRAIDグループを一括起動させるために必要な加増モードで動作させる電源供給部の数が、上限数以下かどうかを判定する。この判定の前に、各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、加増モードを必要とするか否かの判定が行われ、さらに、加増モードを必要とするデバイスエンクロージャに対して、加増モードで動作させる必要のある電源供給部の数の判定が行われる。加増モードで動作させる必要のある電源供給部が上限数以下の場合、処理をステップS107に進める。加増モードで動作させる必要のある電源供給部が上限数以下ではない場合、処理を図8に示すステップS109に進める。
[ステップS107]電源制御部140が、ステップS105で一括起動可能と判定された複数のRAIDグループを、一括起動させる。
[ステップS108]アクセス監視部120が、入出力制御部110に、ステップS101で検出した論理ボリュームに属する情報の処理を実行させて処理を終了する。
ここからは、図8を用いて説明を進める。
[ステップS109]電源制御部140が、ステップS103で判定された複数の論理ボリュームから、優先順位記憶部130に記憶された優先順位情報(Tier Level)に基づいて、優先順位の高い一部の論理ボリュームを選択する。
ここでは、複数の論理ボリュームのうち、一番優先順位の低い論理ボリュームを除いた残りの論理ボリュームを選択する。即ち、例えば、論理ボリュームが3つ存在する場合には、優先順位の高い方から2つ分の論理ボリュームを選択する。
[ステップS110]電源制御部140が、ステップS109、ステップS113、又は、ステップS118で選択された論理ボリュームに対応するRAIDグループを一括起動させることが可能かどうかを判定する。なお、ステップS113及びステップS118の詳細については後述する。RAIDグループグループを一括起動可能な場合は、処理をステップS111に進める。RAIDグループグループを一括起動できない場合は、処理をS112に進める。
[ステップS111]電源制御部140が、ステップS110で一括起動可能と判定されたRAIDグループを一括起動させるために必要な加増モードで動作させる電源供給部の数が、上限数以下かどうかを判定する。この判定の前に、各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、加増モードを必要とするか否かの判定が行われ、さらに、加増モードを必要とするデバイスエンクロージャに対して、加増モードで動作させる必要のある電源供給部の数の判定が行われる。加増モードで動作させる電源供給部が上限数以下の場合、処理をステップS115に進める。加増モードで動作させる電源供給部が上限数以下ではない場合、処理をステップS112に進める。
[ステップS112]電源制御部140が、ステップS110で対応するRAIDグループを一括起動させることが可能かどうかが判定された論理ボリュームが、複数かどうかを判定する。論理ボリュームが複数の場合、処理をステップS113に進める。S110での判定対象となる論理ボリュームが複数ではない場合、処理をステップS114に進める。
[ステップS113]電源制御部140が、複数の論理ボリュームの中から、優先順位記憶部130に記憶された優先順位情報(Tier Level)に基づいて、優先順位の高い一部の論理ボリュームを選択する。ここでは、複数の論理ボリュームのうち、一番優先順位の低い論理ボリュームを除いたものを選択する。即ち、例えば、論理ボリュームが3つ存在する場合には、優先順位の高い方から2つ分の論理ボリュームを選択する。
[ステップS114]電源制御部140が、アクセス監視部120に処理を中止するよう命令し、アクセス監視部120が入出力制御部110に処理を中止させて情報の処理を終了する。同時にステップS119に進める。即ち、この場合、RAIDグループ単位でのストレージの同時起動ができない為、情報の処理を終了する。
[ステップS115]電源制御部140が、ステップS110で一括起動可能と判定されたRAIDグループを一括起動させる。
[ステップS116]アクセス監視部120が、入出力制御部110に、ステップS115で起動したRAIDグループに対応する論理ボリュームに属する情報の処理を実行させる。
[ステップS117]電源制御部140が、ステップS103で判定された複数の論理ボリュームから、ステップS116で処理されていない論理ボリュームがあるかどうかを判定する。処理されていない論理ボリュームがある場合は、処理をステップS118に進める。処理されていない論理ボリュームがない場合は、処理を終了する。
[ステップS118]電源制御部140が、ステップS103で判定された複数の論理ボリュームのうち、ステップS116で処理されていない論理ボリュームを全て選択する。
[ステップS119]電源制御部140が、ステップS114で情報の処理を終了した論理ボリュームのRAIDグループを段階起動させる。
次に、上記のステップS104における各デバイスエンクロージャ200a〜200cの起動可能ストレージ数を算出する手順について、図9を用いて説明する。
[ステップS201]電源制御部140が、起動対象となる各デバイスエンクロージャ200a〜200cの電源供給部に異常がないかを確認する。
[ステップS202]電源制御部140が、ステップS201で確認した電源供給部の異常を考慮して、対象となる各デバイスエンクロージャ200a〜200cの最大電力量をそれぞれ算出する。デバイスエンクロージャ200a〜200cの最大電力量とは、デバイスエンクロージャ200a〜200cに設けられた電源供給部が供給可能な最大電力量を指す。
[ステップS203]電源制御部140が、起動対象となる各デバイスエンクロージャ200a〜200cで現在使用されている電力使用量をそれぞれ算出する。
[ステップS204]電源制御部140が、各デバイスエンクロージャ200a〜200cに対して、ステップS202で算出された最大電力量から、ステップS203で算出された電力使用量を差し引き、さらに、その差分値を1つのストレージの起動電力量で割ることで、現時点で起動可能なストレージ数を算出する。
なお、上記説明では、ステップS202の実行後にステップS203を実行するが、ステップS203の実行後にステップS202を実行してもよく、ステップS202、S203を同時に実行してもよい。
次に、優先順位判定部160の処理手順について説明する。
図10及び図11は、第2の実施の形態に係る優先順位判定部の処理手順の一例を示したフローチャートである。
以下に示す処理は、予め設定された稼働時間の時間間隔毎で処理の実行が開始される。なお、これに限らず、電源制御部140から優先順位記憶部130へのアクセスがあったときに優先順位判定部の処理が開始されてもよい。
[ステップS301]優先順位判定部160が、アクセス履歴記憶部150に記憶されたアクセス履歴情報に基づいて、各論理ボリュームについてアクセスランクを算出する。なお、図5のアクセス履歴テーブル150aのOperational Rankは、所定の時間毎の単位アクセスランクを指す。即ち、アクセスランクは、これらの単位アクセスランクからランクの遷移状況を考慮して算出される。
[ステップS302]優先順位判定部160が、優先順位記憶部130を参照し、各論理ボリュームのストレージタイプ情報(Disk Type)を検出する。このとき、基準優先順位情報(Tier Level(Base))も併せて検出してもよい。基準優先順位情報(Tier Level(Base))は、優先順位判定の際、各論理ボリュームの優先順位の基準値として用いられる。
[ステップS303]優先順位判定部160が、ステップS301で算出したアクセスランクと、ステップS302で検出したストレージタイプ情報(Disk Type)とに基づいて、優先順位記憶部130に記憶されている各論理ボリュームの優先順位情報(Tier Level)を更新して処理を終了する。優先順位情報(Tier Level)の更新は、算出したアクセス頻度及び取得したストレージタイプ情報を、論理ボリューム間で比較し、アクセス頻度が高く、且つ、即応性が高いストレージタイプの論理ボリュームが上位となるように、各論理ボリュームに対して順位付けすることで行われる。
なお、上記説明では、ステップS301の実行後にステップS302を実行するが、ステップS302の実行後にステップS301を実行してもよく、ステップS301、S302を同時に実行してもよい。
次に、上記のステップS301における論理ボリューム毎にアクセスランクを算出する手順について、図11を用いて説明する。
次のステップS401〜ステップS415までの処理は論理ボリューム全てについて繰り返される。
[ステップS401]優先順位判定部160が、アクセス履歴記憶部150からアクセス履歴情報を取得する。
[ステップS402]優先順位判定部160が、ステップS401で取得したアクセス履歴情報から、点数化した各時間のアクセスランクを加算する。
[ステップS403]優先順位判定部160が、ステップS402で加点した点数の平均値を算出する。ここで、平均値とは、単位時間当たりの平均点数を指す。
[ステップS404]優先順位判定部160が、ステップS401で取得したアクセス履歴情報から、アクセスランク毎のアクセスランクの数を算出する。
[ステップS405]優先順位判定部160が、ステップS403で算出した平均値、及び、ステップS404で算出したアクセスランク毎の数に基づいて、論理ボリュームのアクセスランクを算出して処理を終了する。即ち、平均値が高く、且つ、上位のアクセスランクの数が多い論理ボリュームほど、上位のアクセスランクが付与される。
次に、ストレージシステムの動作について、下記のケースを例にして説明する。
図12〜図20は、第2の実施の形態に係るストレージシステムの動作の一例を示した図である。
なお、ここでは、各デバイスエンクロージャ200a〜200cが、電源供給部が通常モードのときに起動できるストレージの最大数を「3」とし、電源供給部が加増モードのときに起動できるストレージの最大数を「6」とする。なお、これらの数は一例であり、電源供給部が通常モードのときに起動できるストレージの最大数及び加増モードのときに起動できるストレージの最大数は、必要に応じて任意に設定することができる。
また、本実施の形態の電源供給部は、通常モード及び加増モードの2段階のモードで電力を供給する。しかし、これに限らず、起動できるストレージの最大数について3段階以上のモードで電源供給部が動作可能であってもよく、1段階のみで動作するものであってもよい。
(ケース1)
図12に示すように、ケース1は、デバイスエンクロージャ200a内の2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200b内の2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームA310に属する情報のアクセス要求があった場合である。
この場合、アクセス要求のあった論理ボリュームの数は1なので、電源制御部140は、アクセス要求のあった論理ボリュームに対応するRAIDグループを構成するストレージを一括起動する。このとき、各デバイスエンクロージャ200a,200bでそれぞれ起動するストレージの数は2であり、通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」以下なので、電源制御部140は、各デバイスエンクロージャ200a,200bの各電源供給部231a,231b,232a,232bを通常モードにしてRAIDグループを起動する。
(ケース2)
図13に示すように、ケース2は、次の2つの論理ボリュームに属する情報のアクセス要求があった場合である。1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームA310である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200aの4つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの4つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームB320である。
この場合、各デバイスエンクロージャ200a,200bでそれぞれ起動するストレージの数「6」は、それぞれ電源供給部が加増モードのときに起動できるストレージの最大数「6」以下なので、電源制御部140は、対応するRAIDグループを一括起動する。このとき、各デバイスエンクロージャ200a,200bがそれぞれ起動するストレージの数は6であり、各電源供給部が通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」を上回るため、電源制御部140は、各デバイスエンクロージャ200a,200bの各電源供給部231a,231b,232a,232bを加増モードにしてRAIDグループを起動する。
(ケース3)
図14に示すように、ケース3は、次の3つの論理ボリュームに属する情報のアクセス要求があった場合である。1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームA310である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200aの4つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの4つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームB320である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームC330である。ここで、各論理ボリュームの優先順位情報であるTier Levelは、論理ボリュームAがTier Level 3、論理ボリュームBがTier Level 2、論理ボリュームCがTier Level 1、であるとする。
この場合、各デバイスエンクロージャ200a,200bでそれぞれ起動するストレージの数「8」は、それぞれ電源供給部が加増モードのときに起動できるストレージの最大数「6」を上回るため、電源制御部140は、対応するRAIDグループを一括起動せずに、複数の論理ボリュームA310〜C330から優先順位の高い論理ボリュームを選択する。ここでは、優先順位が一番低い論理ボリュームA310を除いた論理ボリュームB320,C330を選択する。
論理ボリュームB320,C330に対応するRAIDグループを起動する場合、各デバイスエンクロージャ200a,200bでそれぞれ起動するストレージの数「6」は、それぞれ電源供給部が加増モードのときのストレージの最大数「6」以下なので、電源制御部140は、論理ボリュームB320,C330に対応するRAIDグループを一括起動する。このとき、各デバイスエンクロージャ200a,200bでそれぞれ起動するストレージの数は、電源供給部が通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」を上回るため、電源制御部140は、各デバイスエンクロージャ200a,200bの各電源供給部231a,231b,232a,232bを加増モードにしてRAIDグループを起動する。
次に、図15に示すように、電源制御部140は、残りの論理ボリュームA310に対応するRAIDグループを起動する。このとき、各デバイスエンクロージャ200a,200bがそれぞれ起動するストレージの数「2」は、通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」以下なので、電源制御部140は、各デバイスエンクロージャ200a,200bの各電源供給部231a,231b,232a,232bを通常モードにしてRAIDグループを起動する。
(ケース4)
図16に示すように、ケース4は、次の2つの論理ボリュームに属する情報のアクセス要求があった場合である。1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームA310である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200bの4つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームB320である。また、ケース4では、デバイスエンクロージャ200aの電源供給部231bに異常があり、デバイスエンクロージャ200aで通常モードのときに起動できるストレージの最大数を「1」とし、加増モードのときに起動できるストレージの最大数を「3」とする。
この場合、デバイスエンクロージャ200aで起動するストレージの数「2」は、加増モードのときに起動できるストレージの最大数「3」以下であり、デバイスエンクロージャ200bが起動するストレージの数「6」は、加増モードのときに起動できるストレージの最大数「6」以下なので、電源制御部140は、対応するRAIDグループを一括起動する。このとき、デバイスエンクロージャ200aが起動するストレージの数は2となり、通常モードのときにデバイスエンクロージャ200aで起動できるストレージの最大数「1」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200aの電源供給部231aを加増モードにしてRAIDグループを起動する。また、デバイスエンクロージャ200bが起動するストレージの数は6となり、通常モードのときにデバイスエンクロージャ200bで起動できるストレージの最大数「3」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200bの各電源供給部232a,232bを加増モードにしてRAIDグループを起動する。
(ケース5)
図17に示すように、ケース5は、次の3つの論理ボリュームに属する情報のアクセス要求があった場合である。1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームA310である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200bの4つのストレージから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームB320である。もう1つは、デバイスエンクロージャ200aの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージとから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームC330である。ここで、各論理ボリュームの優先順位情報であるTier Levelは、論理ボリュームAがTier Level 3、論理ボリュームBがTier Level 2、論理ボリュームCがTier Level 1、であるとする。
また、ケース5では、デバイスエンクロージャ200aの電源供給部231bに異常があり、デバイスエンクロージャ200aで通常モードのときに起動できるストレージの最大数を「1」とし、加増モードのときに起動できるストレージの最大数を「3」とする。
この場合、デバイスエンクロージャ200bで起動するストレージの数は「8」となり、加増モードのときにデバイスエンクロージャ200bで起動できるストレージの最大数「6」を上回るため、電源制御部140は、対応するRAIDグループを一括起動せずに、複数の論理ボリュームA310〜C330から優先順位の高い論理ボリュームを選択する。ここでは、優先順位が一番低い論理ボリュームA310を除いた論理ボリュームB320,C330を選択する。
論理ボリュームB320,C330に対応するRAIDグループを起動する場合、デバイスエンクロージャ200aで起動するストレージの数「2」は、加増モードのときに起動できるストレージの最大数「3」以下であり、デバイスエンクロージャ200bで起動するストレージの数「6」は、加増モードのときに起動できるストレージの最大数「6」以下であるため、電源制御部140は、論理ボリュームB320,C330に対応するRAIDグループを一括起動する。このとき、デバイスエンクロージャ200aで起動するストレージの数は「2」となり、通常モードのときに起動できるストレージの最大数「1」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200aの電源供給部231aを加増モードにしてRAIDグループを起動する。また、デバイスエンクロージャ200bで起動するストレージの数は「6」となり、通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200bの各電源供給部232a,232bを加増モードにしてRAIDグループを起動する。
次に、図18に示すように、電源制御部140は、残りの論理ボリュームA310に対応するRAIDグループを起動する。このとき、デバイスエンクロージャ200aで起動するストレージの数は「2」となり、通常モードのときに起動できるストレージの数の最大数「1」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200aの電源供給部231aを加増モードにしてRAIDグループを起動する。また、デバイスエンクロージャ200bで起動するストレージの数は「2」となり、通常モードのときに起動できるストレージの最大数が「3」以下なので、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200bの各電源供給部232a,232bを通常モードにしてRAIDグループを起動する。
(ケース6)
ケース6は、図19に示すように論理ボリュームA310,B320,C330に属する情報のアクセス要求に基づいてRAIDグループを起動している起動処理中の状態(初めの状態を示す開始状態とする)で、図20に示すように、論理ボリュームD340に属する情報のアクセス要求があった場合である。なお、ケース6では、全デバイスエンクロージャの電源供給部のうち、加増モードで動作可能な電源供給部の数の上限は4つとする。
図19に示すように、論理ボリュームA310は、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200cの2つのストレージとから構成されるRAIDグループに設定されている。論理ボリュームB320は、デバイスエンクロージャ200cの4つのストレージから構成されるRAIDグループに設定されている。論理ボリュームC330は、デバイスエンクロージャ200bの2つのストレージと、デバイスエンクロージャ200cの2つのストレージとから構成されるRAIDグループに設定されている。ここで、各論理ボリュームの優先順位情報であるTier Levelは、論理ボリュームA310がTier Level 3、論理ボリュームB320がTier Level 2、論理ボリュームC330がTier Level 1、である。
開始状態では、優先順位情報に基づいて論理ボリュームB320,C330が選択され、対応するRAIDグループが起動処理中である。論理ボリュームA310に対応するRAIDグループは起動していない。さらに、デバイスエンクロージャ200bの各電源供給部232a,232bは、通常モードであり、デバイスエンクロージャ200cの各電源供給部233a,233bは、加増モードである。
この開始状態から、図20に示すように、デバイスエンクロージャ200aの4つのストレージから構成される停止中のRAIDグループに設定された論理ボリュームD340に属する情報のアクセス要求が行われる。ここで、論理ボリュームD340のTier Levelは、Tier Level1である。
論理ボリュームD340に対応するRAIDグループを起動する場合、対象のデバイスエンクロージャ200aで起動するストレージの数「4」は、通常モードのときに起動できるストレージの最大数「3」を上回るため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200aの各電源供給部231a,232bを加増モードに設定する。このとき、各デバイスエンクロージャ200a〜200cで加増モードに設定される電源供給部の数は、4つとなる。これは、加増モードの上限数「4」以下であるため、電源制御部140は、デバイスエンクロージャ200aの各電源供給部231a,231bを加増モードにして、論理ボリュームD340に対応するRAIDグループを起動する。
このように、コントローラモジュール100aは、アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームの優先順位に基づいて、RAIDグループを段階的に起動させる。これによれば、複数のアクセス要求があった場合に、即応性が高く求められるアクセス要求の優先順位を高く設定することで、即応性が高く求められるアクセス要求が優先して処理されるので、アクセスに対して要求される即応性を向上させることが可能となる。
さらに、コントローラモジュール100aでは、論理ボリュームの優先順位がアクセス履歴に基づいて算出されているため、アクセス要求の頻度が優先順位に反映される。これにより、アクセス頻度が高いストレージが優先して起動されるので、アクセス全体の即応性をさらに向上させることが可能となる。
なお、各実施の形態で示した以上の処理は、コンピュータに所定のプログラムを実行させることで実現できる。その場合、実現すべき処理内容を記述したプログラムが提供される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc ? Read Only Memory)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上説明した第1の実施の形態及び第2の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部と、
前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部と、
前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶部と、
前記アクセス監視部で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶部に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視部で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する電源制御部と、
を有するストレージ管理装置。
(付記2) 前記ストレージ管理装置は、さらに、前記アクセス監視部が検出したアクセスのアクセス履歴情報を記憶するアクセス履歴記憶部と、
前記アクセス履歴記憶部に記憶された前記アクセス履歴情報に基づいて、前記複数の論理ボリューム毎にアクセスランクを算出し、前記算出したアクセスランクに基づいて、前記優先順位記憶部に記憶された前記優先順位を更新する優先順位判定部と、
を有することを特徴とする付記1記載のストレージ管理装置。
(付記3) 前記電源供給部は、前記複数のストレージに供給する電力の供給量を加増する加増モードを備え、
前記電源制御部は、前記加増モードを制御して前記複数のストレージに供給する電力の供給量を調整することを特徴とする付記1又は2記載のストレージ管理装置。
(付記4) 前記電源供給部は複数設けられ、
前記複数の電源供給部は、それぞれ前記加増モードを備え、
前記電源制御部は、前記複数の電源供給部のうち前記加増モードで動作中の電源供給部の数を監視し、その数が上限値を超えないように前記複数の電源供給部のそれぞれに対して前記加増モードで動作するかどうかを制御することを特徴とする付記3記載のストレージ管理装置。
(付記5) 前記電源制御部は、前記電源供給部の電力供給量に基づいて、選択する論理ボリュームの数を決定することを特徴とする付記1から4のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記6) 前記電源制御部は、前記電源供給部の最大電力供給量と電力使用量とに基づいて、前記電力供給量を算出することを特徴とする付記5記載のストレージ管理装置。
(付記7) 前記電源制御部は、前記最大電力供給量から電力使用量を差し引くことで、前記電力供給量を算出することを特徴とする付記6記載のストレージ管理装置。
(付記8) 複数の記憶部のそれぞれに、前記複数のストレージは含まれ、
前記電源供給部は、前記複数の記憶部に対してそれぞれ設けられていることを特徴とする付記7記載のストレージ管理装置。
(付記9) 前記ストレージグループは、RAIDグループであることを特徴とする付記1から8のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記10) 1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群と、
前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部と、
前記ストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部と、
前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部と、
前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶部と、
前記アクセス監視部で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶部に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視部で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記電源供給部を制御する電源制御部と、
を有するストレージシステム。
(付記11) コンピュータを、
1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御手段、
前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視手段、
前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶手段、
前記アクセス監視手段で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶手段に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視手段で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する電源制御手段、
として機能させることを特徴とするストレージ管理プログラム。
(付記12) コンピュータが、
1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行い、
前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出し、
前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶し、
複数の論理ボリュームが検出された場合には、記憶した優先順位に基づいて、検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する、
ことを特徴とするストレージ管理方法。
10 ストレージ管理装置
11 入出力制御部
12 アクセス監視部
13 優先順位記憶部
14 電源制御部
20 ストレージ群
20a,20b,20c,20d ストレージ
21a,21b ストレージグループ
30 電源供給部
40 ホスト装置

Claims (8)

  1. 1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部と、
    前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部と、
    前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶部と、
    前記アクセス監視部で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶部に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視部で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する電源制御部と、
    を有するストレージ管理装置。
  2. 前記ストレージ管理装置は、さらに、前記アクセス監視部が検出したアクセスのアクセス履歴情報を記憶するアクセス履歴記憶部と、
    前記アクセス履歴記憶部に記憶された前記アクセス履歴情報に基づいて、前記複数の論理ボリューム毎にアクセスランクを算出し、前記算出したアクセスランクに基づいて、前記優先順位記憶部に記憶された前記優先順位を更新する優先順位判定部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のストレージ管理装置。
  3. 前記電源供給部は、前記複数のストレージに供給する電力の供給量を加増する加増モードを備え、
    前記電源制御部は、前記加増モードを制御して前記複数のストレージに供給する電力の供給量を調整することを特徴とする請求項1又は2記載のストレージ管理装置。
  4. 前記電源供給部は複数設けられ、
    前記複数の電源供給部は、それぞれ前記加増モードを備え、
    前記電源制御部は、前記複数の電源供給部のうち前記加増モードで動作中の電源供給部の数を監視し、その数が上限値を超えないように前記複数の電源供給部のそれぞれに対して前記加増モードで動作するかどうかを制御することを特徴とする請求項3記載のストレージ管理装置。
  5. 前記電源制御部は、前記電源供給部の電力供給量に基づいて、選択する論理ボリュームの数を決定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
  6. 1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群と、
    前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部と、
    前記ストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御部と、
    前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視部と、
    前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶部と、
    前記アクセス監視部で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶部に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視部で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記電源供給部を制御する電源制御部と、
    を有するストレージシステム。
  7. コンピュータを、
    1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行う入出力制御手段、
    前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出するアクセス監視手段、
    前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶する優先順位記憶手段、
    前記アクセス監視手段で複数の論理ボリュームが検出された場合には、前記優先順位記憶手段に記憶された優先順位に基づいて、前記アクセス監視手段で検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する電源制御手段、
    として機能させることを特徴とするストレージ管理プログラム。
  8. コンピュータが、
    1つ又は複数のストレージを有するストレージグループを複数備えるストレージ群に記憶される情報の読み出し又は書き込みのアクセス要求に基づいて、前記情報の読み出し又は書き込みを行い、
    前記複数のストレージグループの各ストレージグループに対してそれぞれが設定された複数の論理ボリュームから、前記アクセス要求のあった情報が属する論理ボリュームを検出し、
    前記複数の論理ボリュームのそれぞれの優先順位を記憶し、
    複数の論理ボリュームが検出された場合には、記憶した優先順位に基づいて、検出された前記複数の論理ボリュームから一部の論理ボリュームを選択し、選択した前記一部の論理ボリュームに対応するストレージグループに先行して起動電源を供給するよう、前記ストレージ群に電源を供給する電源供給部を制御する、
    ことを特徴とするストレージ管理方法。
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