JP2008225772A - ストレージシステム及び省電力化のための管理情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【解決課題】ストレージ装置の消費電力を抑制する。
【解決手段】ストレージシステムにおいて、ホスト計算機の監視部は、記憶領域の管理のために記憶領域に関する情報を取得するときに、記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルに基づいて、記憶領域の電源状態がオン状態であるか否かを判定し記憶領域の電源状態がオン状態でないときは記憶領域情報テーブルから第2の情報を取得する。
【選択図】図18
【解決手段】ストレージシステムにおいて、ホスト計算機の監視部は、記憶領域の管理のために記憶領域に関する情報を取得するときに、記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルに基づいて、記憶領域の電源状態がオン状態であるか否かを判定し記憶領域の電源状態がオン状態でないときは記憶領域情報テーブルから第2の情報を取得する。
【選択図】図18
Description
本発明は、ストレージシステム及びストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法に関し、特に、ストレージシステムの省電力化技術に適用しても好適なものである。
近年、企業や個人の利用するデータの量は急激に増加している。そこで、ストレージ装置やホスト計算機をスイッチやハブで接続し、柔軟なデータ管理を可能にするSAN(Storage Area Network)や、NAS(Network Attached Storage)といった技術を利用したストレージシステムが広く利用されている。
さらに最近ではストレージ装置の大規模化、高性能化に伴い、ストレージ装置の消費電力がますます増加しており、ストレージ装置の省電力化の重要性が高まっている。
ストレージ装置の省電力化を実現する技術として、ストレージ装置の記憶領域(以下「ボリューム」と呼ぶ)を利用するホスト計算機からボリュームへのアクセスが一定時間無かった場合に、ボリュームを構成する物理ディスクの電源をオフまたは省電力状態(以下、両者を併せて「スリープ状態」と呼ぶ)に設定し、ボリュームへのアクセスが生じた際に物理ディスクのスリープ状態を解除して通常の電力状態に回復することで、ストレージ装置の消費電力を抑える技術がある。
例えば特開2005−157710号公報では、ストレージ装置に接続された計算機からの指示に基づいて、ストレージ装置が提供するボリュームを構成する物理ディスクの電源のON/OFFの制御を行なう技術を開示している(特許文献1参照)。
特開2005−157710号公報
一般に、ストレージシステムの運用においては、ホスト計算機上にホスト計算機が利用しているボリュームの情報を監視するエージェントプログラムを用意し、定期的に情報を取得するシステム構成がある。このシステム構成に対して従来技術を適用した場合、ストレージ装置が有する物理ディスクの電源をスリープ状態に設定した際に、物理ディスクがスリープ状態であることをホスト計算機上のエージェントプログラムが認識することができない。そのためエージェントプログラムは物理ディスクの電源状態に関わらず、定期的に物理ディスクにアクセスを行い、ボリュームの情報を取得する。
しかし、物理ディスクがスリープ状態の間はボリュームの情報は変化することがない。そのため従来技術の方法では、ホスト計算機上のエージェントプログラムが、変化のない情報を取得するために定期的に物理ディスクにアクセスを行なう結果、頻繁に物理ディスクのスリープ状態が解除されてしまうことで、ストレージ装置の消費電力を増加させてしまうという課題がある。
そこで、本発明は、物理ディスクの電源状態がスリープ状態の間は物理ディスクへのアクセスが発生しなくなるため、物理ディスクのスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置の消費電力を抑制するストレージシステム及びストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法を提供しようとするものである。
本発明は、1以上の物理デバイスと、前記物理デバイスから構成される記憶領域と、前記物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、前記ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部を有するホスト計算機と、前記電源制御部に対して前記物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、前記物理デバイスの電源状態の変更を前記ホスト計算機に通知する通知部と、を有する管理計算機と、を備、、前記ホスト計算機は、前記記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに前記記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルを有し、前記監視部は、前記記憶領域の管理のために情報を取得するときに、その記憶領域の電源状態がオン状態であるときは前記記憶領域を用いて第2の情報を取得し、前記記憶領域の電源状態がオン状態でないときは前記記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得することを特徴とするストレージシステムである。
すなわち、1以上の物理デバイスと、物理デバイスから構成される記憶領域と、物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部を有するホスト計算機と、電源制御部に対して物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、記憶領域の電源状態の変更をホスト計算機に通知する通知部と、を有する管理計算機と、を備えるストレージシステムにおいて、監視部は、記憶領域の管理のために情報を取得するときに、記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルに基づいて、記憶領域の電源状態がオン状態であるか否かを判定し、記憶領域の電源状態がオン状態であるときは記憶領域を用いて第2の情報を取得し、記憶領域の電源状態がオン状態でないときは記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得することにより、電源状態がオン状態でない記憶領域へのアクセスを防止することができる。
本発明によれば、物理ディスクの電源状態がスリープ状態の間は物理ディスクへのアクセスが発生しなくなるため、物理ディスクのスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置の消費電力を抑制することができる。
以下では、本発明のストレージシステム及び省電力化のための管理情報取得方法をデータ処理システムに適用した場合について説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)システムの構成
図1は、本発明の一実施形態であるデータ処理システムの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900は1つ以上のホスト計算機100と、管理計算機200及びストレージ装置300を有している。
(1−1)システムの構成
図1は、本発明の一実施形態であるデータ処理システムの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900は1つ以上のホスト計算機100と、管理計算機200及びストレージ装置300を有している。
ホスト計算機100と管理計算機200はLAN(Local Area Network)510で接続されている。ホスト計算機100とストレージ装置300はSAN(Storage Area Network)530で接続されている。管理計算機200とストレージ装置300はMN(管理用ネットワーク)520で接続されている。
ホスト計算機100はCPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、LAN510との接続のためのI/F(Network Interface)(A)190と、SAN530との接続のためのI/F(B)191と、を有している。これらの構成要素はバス180を通じて接続されている。
ホスト計算機100の機能はCPU110がメモリ120に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。メモリ120はCPU110が用いるプログラムとデータとを記憶する。メモリ120は例えば、プログラムとしてエージェントプログラム121と、データとして最終アクセス時刻を含むボリューム情報テーブル122を記憶している。なお、ボリューム情報テーブル122については後述する。
エージェントプログラム121は、CPU110によって実行されるプログラムであり、ストレージ装置300から提供されるボリューム330にアクセスを行い、ボリューム330に関する情報を取得する処理を行なうプログラムである。なお、本第1実施形態ではボリューム330に関する情報として、ファイルシステム使用率を用いるが、ボリューム330に関する情報は必ずしもファイルシステム使用率でなくても良い。
ホスト計算機100は他に、ホスト計算機100のユーザがデータを入力するための入力装置や、ホスト計算機100のユーザに情報を提示する出力装置を有しているが、本特許とは直接関係がないため、図示及び説明を省略する。
管理計算機200は、CPU210と、メモリ220と、LAN510との接続のためのI/F(A)290と、MN520との接続のためのI/F(C)291と、を有している。これらの構成要素はバス280を通じて接続されている。
管理計算機200の機能はCPU210がメモリ220に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。メモリ220はCPU210が用いるプログラムとデータを記憶する。メモリ220は例えば、プログラムとしてストレージ管理プログラム221と、電源制御指示プログラム223及び通知プログラム224、データとして最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222を記憶している。なお、ボリューム管理テーブル222については、後述する。
ストレージ管理プログラム221はCPU210によって実行されるプログラムであり、ストレージ装置300を管理する処理を行なうプログラムである。
電源制御指示プログラム223はCPU210によって実行されるプログラムであり、ストレージ装置300がメモリ320上に持つ電源制御プログラム321に対して、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定することと、スリープ状態を解除することと、を指示するプログラムである。
通知プログラム224はCPU210によって実行されるプログラムであり、ホスト計算機100に対して、ボリューム330の電源状態の変化の通知を行なうプログラムである。
管理計算機200は他に、管理計算機200のユーザがデータを入力するための入力装置や、管理計算機200のユーザに情報を提示するための出力装置を有しているが、本特許とは直接関係ないため、図示及び説明を省略する。
ストレージ装置300は、制御装置305と、ボリューム330と、物理ディスク340と、電源装置350と、SAN530との接続のためのI/F(B)390とMN520との接続のためのI/F(C)391と、を有している。
ここで、ボリューム330とは、1つ以上の物理ディスク340によって提供される物理リソースから構成され、ホスト計算機100がデータを格納するためにストレージ装置300から提供される論理的な記憶領域のことを表している。図1においては、ボリューム330が4つ(ボリューム331、332、333、334)、物理ディスク340が6つ(物理ディスク341、342、343、344、345、346)存在しているがこの限りではなく、1つ以上存在すればよい。
また、図1においては、ボリューム331が物理ディスク341、342、343、344から構成され、ボリューム332が物理ディスク345から構成され、ボリューム333が物理ディスク346内のパーティション3461から構成され、ボリューム334が物理ディスク346のパーティション3462から構成されているが、この限りではなく、ボリュームと物理ディスクまたはパーティションとの関係は1以上対1以上の関係であれば良い。
制御装置305は、CPU310と、メモリ320と、を有している。これらの構成要素はバス380を通じて接続されている。CPU310がメモリ320に記憶されたプログラムを実行することにより、ストレージ装置3000を制御する機能を実現する。メモリ320はCPU310が用いるプログラムとデータを記憶する。メモリ320は例えば、プログラムとして電源制御プログラム321と、データとして電源制御テーブル322を記憶している。なお、電源制御テーブル322については後述する。
電源制御プログラム321はCPU310によって実行されるプログラムであり、電源装置350と、物理ディスク340と、制御装置305と、を制御することによって物理ディスク340や制御装置305への電力供給量を制御するプログラムである。ただし、電源制御プログラム321が電力供給量を制御する対象は物理ディスク340と制御装置305とに限らない。
ストレージ装置300は他に、ストレージ装置300のユーザがデータを入力するための入力装置や、ストレージ装置300のユーザに情報を提示するための出力装置を有していても良いが、本特許とは直接関係ないため、図示及び説明を省力する。
図2は、最終アクセス時刻を含むボリューム情報テーブル122を示す図である。ボリューム情報テーブル122は、図2に示すように、ホスト計算機100に割り当てられているボリューム330の情報を示すテーブルである。
ボリューム情報テーブル122は、ボリューム330の識別番号であるロジカルユニット番号(Logical Unit Number)LUN1220と、ボリューム330のマウントポイント1221と、ボリューム330の電源状態1222と、ボリューム330上のファイルシステム使用率1223と、ホスト計算機100からボリューム330への最終アクセス時刻1224及びボリュームを提供するストレージ装置を管理している管理計算機を識別するためのIPアドレス1225を有している。
ボリューム情報テーブル122には、図2に示すように、例えば、LUN1220には「0」、マウントポイント1221には「/dev/sd0」、電源状態1222「1」、ファイルシステム使用率1223には「30」、最終アクセス時刻1224には「2006/11/10/16:12:30」及び管理計算機IPアドレス1225には「192.168.0.10」という情報が記憶される。
なお、図2の電源状態1222では電源オン状態を1、電源オフ状態または省電力稼動状態(両者を併せてスリープ状態と呼ぶ)を0で表現しているが必ずしもこの方法で表現しなくてもよい。また、ボリューム330に関する情報としてファイルシステム使用率1223を図示しているが、ボリューム330に関する情報は必ずしもファイルシステム使用率でなくてもよい。さらに、管理計算機を識別する情報は必ずしもIPアドレスでなくてもよい。また、ボリューム情報テーブル122に、ボリュームを制御する制御装置305の電源状態も含めるようにしても良い。
図3は、最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222を示す図である。ボリューム管理テーブル222は、図3に示すように、ホスト計算機100を識別するためのホストWWN2220と、ボリューム330を提供するストレージ装置300を識別するための装置ID2221と、ボリューム330の識別番号であるロジカルユニット番号(Logical Unit Number)LUN2222と、ボリューム330を構成する1つ以上の物理ディスク340を識別するためのディスクID2223と、物理ディスク340内のパーティションを特定するためのパーティション番号2224と、ストレージ装置のIPアドレス2225及びホスト計算機のIPアドレス2226を有する。
ボリューム管理テーブル222には、図3に示すように、例えば、ホスト2220には「10:00:34...」、装置ID2221には「USP.149」、LUN2222には「0」、ディスクID2223には「0,1,2,3」、パーティション番号2224には「−」、装置IPアドレス2225には「172.16.100.1」及びホストIPアドレス2226には「192.168.0.20」という情報が記憶される。
ただしホスト計算機100を識別する情報はホストWWN2220に限らず、ホスト計算機100を一意に識別できる情報であればどのような形態でもよい。また、装置ID2221と、LUN2222と、ディスクID2223と、パーティション番号2224も同様に、ストレージ装置300と、ボリューム330と、物理ディスク340及び物理ディスク340内のパーティションと、をそれぞれ一意に識別できる情報であれば、図中の表現に限らず、どのような形態でもよい。さらに、ボリューム330と、ボリューム330を構成する物理ディスク340との対応関係も、図3に示した形態に限らず、1つ以上対1つ以上の関係であればよい。
図4は、電源制御テーブル322を示す図である。電源制御テーブル322は図4に示すように、ボリューム330の識別番号であるロジカルユニット番号(Logical Unit Number)LUN3220と、ボリューム330を構成する物理ディスク340を識別するためのディスクID3221と、物理ディスク内のパーティションを特定するためのパーティション番号及び物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定可能か否かをパーティション毎に示す電源制御フラグ3223を有する。
電源制御テーブル322には、図4に示すように、例えば、LUN3220には「0」、ディスクID3221には「0,1,2,3」、パーティション番号3222には「−」及び電源制御フラグ3223には「−」という情報が記憶される。
図4の電源制御フラグ3223では、物理ディスク340に含まれる全てのパーティションの電源制御フラグが1になると、該物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定可能であるということを示しているが、必ずしもこの方法で表現しなくてもよい。
図5は、物理ディスク340内に記憶されているファイルシステムに関する情報の一例を示す図である。図5においては、物理ディスク内に記憶されているファイルシステムの情報の一例を、16ビットで折り返して表現している。
図5に示すように、ファイルの情報は第1のファイル情報、第2のファイル情報のようにファイル毎に記憶される。各ファイルの情報は、ファイルを所有するユーザを特定するための所有者IDと、ファイルの所有者が属しているグループを特定するためのグループIDと、通常ファイルやディレクトリなどファイルの種類を示す型と、ファイル操作に対する振る舞いを制御するフラグと、ファイルの所有者やグループに対するファイルへのアクセス権限と、ファイルに最後にアクセスした時刻と、ファイルを最後に変更した時刻と、ファイルに対して張られているリンクの数及びファイルの大きさを示すサイズを有している。
(1−2)データ処理手順の説明
図6,図13は、管理計算機200、ホスト計算機100及びストレージ装置300間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。図7から図12は、図6における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートであり、図14から図17は、図7における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートである。
図6,図13は、管理計算機200、ホスト計算機100及びストレージ装置300間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。図7から図12は、図6における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートであり、図14から図17は、図7における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートである。
図6は、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1101において、CPU110は、ホスト計算機100から一定時間アクセスの無いボリューム330を特定し、該ボリュームに対してリードアクセスを行なう。なお、ボリューム330をスリープ状態に設定する誘因は、一定時間ボリューム330にアクセスがないことに限定しない。
このステップS1101の処理の詳細は、図7のサブフローチャートに示している。先ずステップS1111において、ホスト計算機100のCPU110は、ボリューム情報テーブル122の最終アクセス時刻1224と現在時刻とを比較して、ホスト計算機100から一定時間アクセスのないボリューム330を識別し、LUN1220を特定する。次にステップS1112において、CPU110は、ボリューム情報テーブル122を参照し、ボリューム330のマウントポイント1221を特定する。次にステップS1113において、CPU110は、マウントポイント1221を通じてストレージ装置300上のボリューム330にリードアクセスし、ボリューム330上のファイルシステムの情報を読み込む。このようにしてステップS1101の処理が行われる。
次に、ステップS1102において、ホスト計算機100のCPU110からのリードアクセスに基づいて、ストレージ装置300のCPU310は、ボリューム330にリードアクセスを行なう。つまり、CPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスクにリードアクセスし、ファイルシステムの情報を取得する。この取得したファイルシステムの情報は、ホスト計算機100に送信される。
次に、ステップS1103において、ホスト計算機100のCPU110は、取得したファイルシステムの情報に基づいて、ボリューム330のファイルシステム使用率を算出し(S1121)、その算出したファイルシステム使用率をボリューム情報テーブル122に登録する(S1122)。なお、図8は、ステップS1103の処理を詳細に示すサブフローチャートである。また、本実施形態では、図5に示すファイルシステムに関する情報自体の大きさと、全てのファイルのファイルサイズを合計した値が、ボリューム330の容量に占める割合をファイルシステム使用率とする。
次に、ステップS1104において、ホスト計算機100のCPU110は、管理計算機200に対して、該ボリュームをスリープ状態にするように指示を依頼する。
このステップS1104の処理の詳細は、図9のサブフローチャートに示している。CPU110は、ステップS1131において、ボリューム情報テーブル122から該ボリュームを管理している管理計算機のIPアドレスを特定する。そして、ステップS1132において、CPU110は、特定された管理計算機200に、ストレージ装置300に対して、該ボリュームの電源状態をスリープ状態にする指示を依頼する。このようにしてステップS1104の処理が行なわれる。
次に、ステップS1105において、管理計算機200のCPU210はストレージ装置300に対して、該ボリュームをスリープ状態にするように指示する。
このステップS1105の処理の詳細は、図10のサブフローチャートに示している。ステップS1141において、CPU210は、電源制御指示プログラム223を実行しボリューム管理テーブル222から該ボリュームを提供しているストレージ装置のIPアドレスを取得する。そして、CPU210は、ステップS1142において、ストレージ装置300に対して、該ボリュームの電源状態をスリープ状態に設定するように指示する。このようにしてステップS1105の処理が行なわれる。
次に、ステップS1106において、ストレージ装置300のCPU310が該ボリューム330を構成する全ての物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定する。この設定が終了したことを示す情報は、CPU310から管理計算機200に対して送信される。
このステップS1106の処理の詳細は、図11のサブフローチャートに示している。ステップS1151において、CPU310は、電源制御テーブル322を参照して、該ボリューム330が物理ディスク340内のパーティションから構成されているか否かを判断する。
そして、該ボリューム330がパーティションから構成されている場合は(S1151:YES)、ステップ1152において、CPU310は、電源制御テーブル322を参照して、該ボリューム330を構成するパーティションに対応する電源制御フラグ3223を1に設定する。
そして、ステップS1153において、CPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスク340の全てのパーティションに対して、電源制御テーブル322の電源制御フラグ3223を参照する。
そして、ステップS1154において、CPU310は、電源制御フラグ3223が全て1か否かを判断する。該電源制御フラグ3223が全て1の場合は(S1154:YES)、ステップS1155において、CPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定する。電源制御フラグ3223が1つでも0の場合は(S1154:NO)、物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定しない。
ステップS1151において、該ボリューム330がパーティションから構成されていない場合は(S1151:NO)、ステップS1156において、CPU310は、電源制御テーブル322を参照して、該ボリューム330を構成する物理ディスク340を特定し、ステップS11555にて、該ボリューム330を構成する物理ディスク340の電源状態をスリープ状態に設定する。このようにしてステップS1106の処理が行なわれる。
次に、ステップS1107において、管理計算機200のCPU210は、該ボリュームがスリープ状態になったことをホスト計算機100に対して通知する。この処理は、管理計算機200上の通知プログラム224がCPU210によって実行されて行なわれる。
このステップS1107の詳細な処理は、図12のサブフローチャートに示している。CPU310は、ステップS1161において、ボリューム管理テーブル222を参照し、ホスト計算機100のIPアドレスを特定する。そして、ステップS1162において、CPU210は、該ボリュームがスリープ状態になったことをホスト計算機100に対して通知する。このようにしてステップS1107の処理が行なわれる。
次に、ステップS1108において、ホスト計算機100のCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。
このように図6から図12を参照して説明した処理が行われることにより、管理計算機200、ホスト計算機100及びストレージ装置300間におけるボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定することが可能となる。
図13は、ボリューム330のスリープ状態を解除する際の、各装置間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。
ステップS1201において、ホスト計算機100上のエージェントプログラム121をCPU110が実行することにより、CPU110は、ボリューム330のスリープ状態を解除して、通常の電源状態に回復することを決定する。なお、ボリューム330のスリープ状態を解除する理由については特に限定しない。
次に、ステップS1202において、CPU110は管理計算機200に対して、該ボリューム330のスリープ状態を解除するようにストレージ装置300に指示するように依頼する。
このステップS1202の処理の詳細は、図14のサブフローチャートに示している。ステップS1211において、CPU110は、ボリューム情報テーブル122から該ボリュームを管理している管理計算機200のIPアドレスを特定する。そして、ステップS1212において、CPU110は、特定された管理計算機200に、ストレージ装置300に対して該ボリュームのスリープ状態を解除する指示を依頼する。このようにしてステップS1202の処理が行なわれる。
次に、ステップS1203において、ステップS1202の指示を受信すると、管理計算機200のCPU210は、ストレージ装置300に対して、該ボリューム330のスリープ状態を解除するように指示する。
ステップS1203の処理の詳細は、図15のサブフローチャートに示している。ステップS1221において、CPU210は、ボリューム管理テーブル222から該ボリュームを提供しているストレージ装置300のIPアドレスを特定する。ステップS1222において、CPU210は、ストレージ装置300に対して該ボリュームをスリープ状態に設定するように指示をする。このようにしてステップS1203の処理が行なわれる。
次に、ステップS1204において、ステップS1203の指示を受信すると、ストレージ装置300のCPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスク340のスリープ状態を解除する。
ステップS1204の処理の詳細は、図16のサブフローチャートに示している。CPU310は、ステップS1231において、ストレージ装置300上の電源制御プログラム321が電源制御テーブル322を参照し、該ボリューム330を構成する物理ディスクを特定する。そして、ステップS1232において、CPU310は、該ボリューム330を構成する全ての物理ディスク340のスリープ状態を解除する。そして、ステップS1233において、CPU310は、該ボリューム330が物理ディスク340内のパーティションから構成されているか否かを判断する。
該ボリューム330がパーティションから構成されている場合は(S1233:YES)、ステップS1234にて、CPU310は電源制御テーブル322を参照し、該物理ディスク340に含まれる全てのパーティションの、電源制御フラグ3223を0に設定する。なお、該ボリューム330がパーティションから構成されていない場合は(S1233:NO)、ステップS1234の処理はパスされる。このステップS1231からS1234の処理が実行されることにより、該ボリューム330を構成する物理ディスクのスリープ状態が解除される。このようにしてステップS1204の処理が行なわれる。
次に、ステップS1205において、管理計算機200のCPU210は、ホスト計算機100に対して、該ボリューム330のスリープ状態が解除されたことを通知する。
ステップS1205の処理の詳細は、図17のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS1241において、ボリューム管理テーブル222を参照し、該ボリューム330を割り当てられているホスト計算機100のIPアドレスを特定する。そして、ステップS1242において、CPU210は、特定されたホスト計算機100に対して、該ボリューム330のスリープ状態が解除されたことを通知する。このようにしてステップS1205の処理が行なわれる。
次に、ステップS1206において、ホスト計算機100のCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。
次に、ホスト計算機100のCPU110が、ホスト計算機100に割り当てられているボリューム330のファイルシステム使用率を取得する際の処理シーケンスについて説明する。図18は、ファイルシステム使用率を取得する際の処理シーケンスを示すフローチャートである。
ホスト計算機100のCPU110は、ステップS1301において、ボリューム情報テーブル122を参照し、ファイルシステム使用率を取得する対象のボリューム330の電源状態を取得する。そして、次に、ステップS1302において、CPU110は、該ボリューム330の電源状態がスリープ状態か否かを判断する。該ボリューム330の電源状態がスリープ状態でなかった場合は(S1302:NO)、ステップS1303において、CPU110は、ストレージ装置300内の該ボリューム330に対してリードアクセスを行なう。
ステップS1303によるCPU110のリードアクセスが行なわれると、ステップS1304において、ストレージ装置300のCPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスク340にリードアクセスを行い、ボリューム330のファイルシステムに関する情報を取得して、ホスト計算機100に送信する。
そして、ステップS1304において、CPU110は、ストレージ装置300から送信された情報に基づいて、ファイルシステム使用率を算出する。また、ステップS1302において、該ボリューム330の電源状態がスリープ状態であった場合は(S1302:YES)、ステップS1306にて、CPU110は、ボリューム情報テーブル122を参照し、該ボリューム330のファイルシステム使用率を取得する。
以上のようにホスト計算機100のCPU110は、ボリューム330のいずれかのボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリュームがスリープ状態の間はホスト計算機100からボリューム330へのアクセスが発生しなくなる。このため、ボリューム330のスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置300の消費電力を抑制することができる。
(2)第2実施形態
(2−1)システムの構成
図19は、第2実施形態におけるデータ処理システム900Bの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Bは、1つ以上のホスト計算機100Bと、管理計算機200B及びストレージ装置300を有している。なお、データ処理システム900Bの構成の大部分は第1実施形態のデータ処理システム900の構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Bとデータ処理システム900との差異のみを説明する。
(2−1)システムの構成
図19は、第2実施形態におけるデータ処理システム900Bの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Bは、1つ以上のホスト計算機100Bと、管理計算機200B及びストレージ装置300を有している。なお、データ処理システム900Bの構成の大部分は第1実施形態のデータ処理システム900の構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Bとデータ処理システム900との差異のみを説明する。
データ処理システム900Bと図1に示すデータ処理システム900との差異は、ホスト計算機100Bがメモリ120上に、最終アクセス時刻を含まないボリューム情報テーブル122を有することと、管理計算機200Bがメモリ220上に、最終アクセス時刻を含むボリューム管理テーブル222有すること、である。
図20に示す最終アクセス時刻を含まないボリューム情報テーブル122と、図2に示す最終アクセス時刻を含むボリューム情報テーブル122との差異は、最終アクセス時刻を含まないボリューム情報テーブル122が、ホスト計算機100からボリューム330への最終アクセス時刻を有していないことだけである。
図21に示す最終アクセス時刻を含むボリューム管理テーブル222と、図3に示す最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222との差異は、最終アクセス時刻を含むボリューム管理テーブル222が、ホスト計算機100からボリューム330への最終アクセス時刻を有していることだけである。
(2−2)データ処理手順の説明
本実施形態の動作の大部分は第1実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第1実施形態では、ホスト計算機100上のCPU110がエージェントプログラム121を実行することにより、ボリュームの電源状態を変更するタイミングを決定するが、本第2実施形態では、管理計算機200BのCPU210がストレージ管理プログラム221を実行することにより、ボリューム330の電源状態を変更するタイミングを決定する。
本実施形態の動作の大部分は第1実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第1実施形態では、ホスト計算機100上のCPU110がエージェントプログラム121を実行することにより、ボリュームの電源状態を変更するタイミングを決定するが、本第2実施形態では、管理計算機200BのCPU210がストレージ管理プログラム221を実行することにより、ボリューム330の電源状態を変更するタイミングを決定する。
図22,図26は、管理計算機200B、ホスト計算機100B及びストレージ装置300間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。図23から図25は、図22における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートであり、図27及び図28は、図26における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートである。
図22はストレージ装置300内のボリューム330をスリープ状態に設定する際のシーケンスを表している。
ステップS2101において、管理計算機200BのCPU210は、ホスト計算機100Bから一定時間アクセスの無いボリューム330を特定し、該ボリューム330をスリープ状態に設定することを決定する。なお、ボリューム330をスリープ状態に設定する誘因は、一定時間ボリューム330にアクセスがないことに限定しない。
このステップS2101の処理の詳細は、図23のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS2121において、ボリューム管理テーブル222の最終アクセス時刻と、現在時刻とを比較し、一定時間アクセスのないボリュームのLUNを特定する。そして、CPU210は、ステップS2122において、ボリューム管理テーブル222から該ボリューム330を利用しているホスト計算機を特定する。このようにして、一定時間アクセスのないボリュームが特定される。このようにしてステップS2101の処理は行なわれる。
次に、ステップS2102において、CPU210は、該ボリューム330を利用しているホスト計算機100bが存在するか否かを判断する。該ホスト計算機100Bが存在する場合は(S2102:YES)、CPU210は、ステップS2103において、ホスト計算機100Bに対し、該ボリューム上のファイルシステム使用率の取得を要求する。
このステップS2103の処理の詳細は、図24のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS2131において、ボリューム管理テーブル222を参照し、該ホスト計算機100BのIPアドレスを特定する。そして、CPU210は、このIPドレスで特定される該ホスト計算機100Bに、ボリューム330上のファイルシステム使用率の取得を要求する。このステップS2131及びS2132の処理が行われることにより、ファイル使用率の取得が要求される。このようにしてステップS2103の処理は行なわれる。
このようにファイルシステム使用率の取得が要求されると、ステップS2104において、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリュームに対してリードアクセスを行なう。なお、この処理の詳細な説明は、上記ステップS1112及びS1113と同様な処理であるため省略する。
次に、ステップS2105において、CPU110のリードアクセスに基づいて、ストレージ装置300のCPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスク340にリードアクセスを行い、ファイルシステムの情報を取得する。この取得されたファイルシステムの情報は、ホスト計算機100Bに送信される。
次に、ステップS2106において、ストレージ装置300から送信されたファイルシステムの情報を用いて、ホスト計算機100BのCPU110は、ファイルシステム使用率を算出し、ボリューム情報テーブル122に登録する。なお、この処理の詳細な説明は、上記ステップS1103と同様な処理であるため省略する。
次に、ステップS2107において、管理計算機200BのCPU210は、ストレージ装置300に対して、該ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定するように指示する。なお、この処理の詳細な説明は、上記ステップS1105と同様な処理であるため省略する。
次に、ステップS2108において、ストレージ装置300のCPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスク340をスリープ状態に設定する。なお、このステップS208の処理の詳細な説明は、上記ステップS1106と同様な処理であるため省略する。
次に、ステップS2109において、管理計算機200BのCPU210は、ボリューム管理テーブル222を参照し、該ボリューム330を利用するホスト計算機100Bが存在するか否かを判断する。該ホスト計算機100Bが存在しない場合は(S2109:NO)、処理を終了する。
該ホスト計算機100Bが存在する場合は(S2109:YES)、ステップS2110において、管理計算機200BのCPU210は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリュームのスリープ状態が解除されたことを通知する。
このステップS2203の処理の詳細は、図25のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS2141において、ボリューム管理テーブル222を参照し、ホスト計算機100BのIPアドレスを特定する。そして、CPU210は、ホスト計算機100Bに対して、ステップS2142において、その特定されたIPアドレスを用いて該ボリュームのスリープ状態が解除されたことを通知する。このようにしてステップS2203の処理は行なわれる。
次に、ホスト計算機100BのCPU210は、この通知を受け取るとステップS2211において、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。このS2211の処理は、上記ステップS1108と同様な処理のため詳細な説明は省略する。
図25は、ストレージ装置300内のボリューム330のスリープ状態を解除する際のシーケンスを表している。
ステップS2201において、管理計算機200BのCPU210は、ボリューム330のスリープ状態を解除、つまり、通常の電源状態に回復することを決定し、LUNを特定し、該ボリューム330のスリープ状態解除を指示する。ボリューム330のLUNを特定する。なお、ボリューム330のスリープ状態を解除する理由については特に限定しない。
このステップS2201の処理の詳細は、図26のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS2211において、スリープ状態を解除するボリューム330を決定し、LUNを特定する。そして、CPU210は、ステップS2212において、ボリューム管理テーブル222から該ボリューム330を提供しているストレージ装置のIPアドレスを取得する。そして、ステップS2213において、CPU210は、取得したIPアドレスで特定されるストレージ装置に対して、該ボリューム330をスリープ状態に設定するように指示する。このようにしてステップS2201の処理は行なわれる。
次に、この指示を受信すると、ストレージ装置300のCPU310は、ステップS2202において、該ボリューム330のスリープ状態を解除する。なお、このステップS2202の処理は、上記ステップS1204と同様な処理であるため詳細な説明は省略する。
次に、ステップS2203において、管理計算機200BのCPU210は、ボリューム管理テーブル222を参照し、該ボリューム330を割り当てられているホスト計算機100Bが存在するか否かを判断する。該ホスト計算機100Bが存在しない場合は(S2203:NO)、処理を終了する。
該ホスト計算機100Bが存在する場合は(S2203:YES)、管理計算機200BのCPU210は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリュームのスリープ状態が解除されたことを通知する。
このステップS2203の処理の詳細は、図27のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS2221において、ボリューム管理テーブル222を参照し、ホスト計算機100BのIPアドレスを特定する。そして、CPU210は、ホスト計算機100Bに対して、ステップS2222において、その特定されたIPアドレスを用いて該ボリュームのスリープ状態が解除されたことを通知する。このようにしてステップS2203の処理は行なわれる。
次に、ステップS2204において、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。
本第2実施の形態によると、ボリューム330のいずれかのボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリュームがスリープ状態の間はホスト計算機100Bからボリューム330へのアクセスが発生しなくなる。このため、ボリューム330のスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置300の消費電力を抑制することができる。
(3)第3実施形態
(3−1)システムの構成
図29は、第3実施形態におけるデータ処理システム900Cの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Cは、1つ以上のホスト計算機100C及びストレージ装置300Cを有している。なお、データ処理システム900Cの構成の大部分は第1実施形態のデータ処理システム900の構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Cとデータ処理システム900との差異のみを説明する。
(3−1)システムの構成
図29は、第3実施形態におけるデータ処理システム900Cの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Cは、1つ以上のホスト計算機100C及びストレージ装置300Cを有している。なお、データ処理システム900Cの構成の大部分は第1実施形態のデータ処理システム900の構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Cとデータ処理システム900との差異のみを説明する。
図1に示すデータ処理システム900との差異は、データ処理システム900Cが管理計算機200と、MN520と、を有していないことと、ホスト計算機100Cとストレージ装置300Cの構成が、ホスト計算機100とストレージ装置300の構成と異なること、である。
ホスト計算機100とホスト計算機100Cとの差異は、ホスト計算機100Cがメモリ120上に電源制御指示プログラム223を有していることである。
ストレージ装置300とストレージ装置300Cとの差異は、ストレージ装置300Cが、MN520との接続のためのI/F(C)391と通知指示プログラム323を有していないことと、ストレージ装置300cがメモリ320上に、ストレージ管理プログラム221と、最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222と、通知プログラム224と、を有していること、である。
(3−2)データ処理手順の説明
本第3実施形態の動作の大部分は第1実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第1実施形態では、管理計算機200が電源制御指示プログラム223を有しており、ホスト計算機100上のエージェントプログラム121が管理計算機200上の電源制御指示プログラム223に対して、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したり、スリープ状態を解除したりすることをストレージ装置300に指示するように要求する。本実施形態では、ホスト計算機100Cが電源制御指示プログラム123を有しており、ホスト計算機100C上の電源制御指示プログラム123がストレージ装置300に対して、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したり、スリープ状態を解除したりするように指示する。
本第3実施形態の動作の大部分は第1実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第1実施形態では、管理計算機200が電源制御指示プログラム223を有しており、ホスト計算機100上のエージェントプログラム121が管理計算機200上の電源制御指示プログラム223に対して、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したり、スリープ状態を解除したりすることをストレージ装置300に指示するように要求する。本実施形態では、ホスト計算機100Cが電源制御指示プログラム123を有しており、ホスト計算機100C上の電源制御指示プログラム123がストレージ装置300に対して、ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したり、スリープ状態を解除したりするように指示する。
図30,図31は、管理計算機、ホスト計算機及びストレージ装置間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。
図30は、
ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ホスト計算機100CのCPU110は、ステップS3101において、一定時間アクセスのないボリューム330を特定すると、ステップS3102において、該ボリューム330に対してリードアクセスを行なう。このステップS3101の処理は上記ステップS1111と同様な処理であり、ステップS3102の処理はステップS1112及びS1113と同様な処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、ステップS3103において、ストレージ装置300CのCPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクにリードアクセスを行なう。このステップS3103の処理は、上記ステップS1102の処理と同様な処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、ホスト計算機100CのCPU110は、ステップS3104において、ファイルシステム使用率を算出し、ボリューム情報テーブルに登録する。なお、ステップS3104の処理は上記ステップS1103と同様な処理であり、詳細な説明は省略する。
次に、ステップS3105において、CPU110はストレージ装置300Cに対して、該ボリューム330をスリープ状態にするように、指示する。なおストレージエリアネットワークSAN530を通じて前記指示を行なう方法は、SCSIプロトコルを拡張したプロトコルを用いる方法や、専用のプロトコルを用いる方法があるが、特に限定しない。
次に、ステップS3106において、ストレージ装置300CのCPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクをスリープ状態に設定する。なお、ステップS3106の処理は上記ステップS1106と同様な処理であるため詳細な説明は省略する。そして、ステップS3107において、ホスト計算機100CのCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。
図31はボリューム330のスリープ状態を解除する際の、各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ホスト計算機100CのCPU110は、ステップS3201において、ボリューム330のスリープ状態を解除して、LUNを特定し、通常の電源状態に回復することを決定する。なお、ボリューム330のスリープ状態を解除する理由については特に限定しない。そして、ステップS3202において、CPU110は、ストレージ装置300Cに対して、該ボリューム330のスリープ解除を指示する。なお、ステップS3202の処理は、上記ステップS1203と同様な処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、ストレージ装置300CのCPU310は、ステップS3203において、該ボリューム330を構成する物理ディスクをスリープ状態に解除する。このステップS3203の処理は、上記ステップS1204の処理と同様な処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、ホスト計算機100CのCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122に登録する。
本第3実施の形態によると、ホスト計算機100BのCPU110は、ボリューム330のいずれかのボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリュームがスリープ状態の間はホスト計算機100Bからボリューム330へのアクセスが発生しなくなる。このため、ボリューム330のスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置300の消費電力を抑制することができる。
(4)第4実施形態
(4−1)システムの構成
図32は、第4実施形態におけるデータ処理システム900Dの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Dは、1つ以上のホスト計算機100Bと、管理計算機200D及びストレージ装置300Dを有している。なお、データ処理システム900Dの構成の大部分は第2実施形態のデータ処理システム900Bの構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Dとデータ処理システム900Bとの差異のみを説明する。
(4−1)システムの構成
図32は、第4実施形態におけるデータ処理システム900Dの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Dは、1つ以上のホスト計算機100Bと、管理計算機200D及びストレージ装置300Dを有している。なお、データ処理システム900Dの構成の大部分は第2実施形態のデータ処理システム900Bの構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Dとデータ処理システム900Bとの差異のみを説明する。
図19に示すデータ処理システム900Bとの差異は、管理計算機200Dがメモリ220上に電源制御指示プログラム223を持たないことと、管理計算機200Dがメモリ220上に最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222を持つことと、ストレージ装置300Dがメモリ320上に最終アクセス時刻を含む電源制御テーブル322dと、通知指示プログラム323と、通知指示テーブル324とを持つこと、である。
図4に示す電源制御テーブル322と、図33に示す最終アクセス時刻を含む電源制御テーブル322dとの違いは、電源制御テーブル322dがホスト計算機100Bからボリューム330への最終アクセス時刻3224dを有していることだけである。
通知指示プログラム323はCPU310によって実行されるプログラムであり、管理計算機200Dに対して、ホスト計算機100bにボリューム上のファイルシステム使用率の取得を要求することと、ホスト計算機100bに電源状態の変化を通知することを、指示するプログラムである。
通知指示テーブル324は図34に示すように、ボリューム330の識別番号であるロジカルユニット番号(Logical Unit Number)LUN3240と、ボリューム330を管理している管理計算機200DのIPアドレス3241と、を有している。本実施形態では、IPアドレス3241は、管理計算機200D上のストレージ管理プログラム221が、ストレージ装置300dに対してボリュームの生成処理を行なう際に登録するものとするが、この方法に限定しない。
(4−2)データ処理手順の説明
本実施形態の動作の大部分は第2実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第2実施形態では、管理計算機200上のストレージ管理プログラム221が、ボリューム330に対するスリープ状態の設定やスリープ状態の解除のタイミングを決定するが、本実施形態ではストレージ装置300c上の電源制御プログラム321が、スリープ状態の設定やスリープ状態の解除のタイミングを決定する。
本実施形態の動作の大部分は第2実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第2実施形態では、管理計算機200上のストレージ管理プログラム221が、ボリューム330に対するスリープ状態の設定やスリープ状態の解除のタイミングを決定するが、本実施形態ではストレージ装置300c上の電源制御プログラム321が、スリープ状態の設定やスリープ状態の解除のタイミングを決定する。
図35,図40は、管理計算機、ホスト計算機及びストレージ装置間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。図36から図39は、図35における所定の処理を詳細に示すサブフローチャートである。
図35はボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ステップS4101において、ストレージ装置300DのCPU310は、電源制御プログラム321を実行し、一定時間アクセスのないボリュームを特定し、該ボリューム上のファイルシステム使用率の取得を要求する。
この処理の詳細は、図36のサブフローチャートに示している。CPU310は、ステップS4121において、電源制御テーブルの最終アクセス時刻と、現在時刻とを比較し、一定時間アクセスのないボリュームのLUNを特定する。そして、ステップS4122において、CPU310は、通知指示ボリュームを参照し、該ボリューム330を管理している管理計算機のIPアドレスを特定する。そして、ステップS4123において、CPU310は、該ボリューム330上のファイルシステム使用率の取得をホスト計算機100Dに要求するように指示する。このようにしてステップS4101の処理は行なわれる。
次に、ステップS4102において、管理計算機200DのCPU210は、ストレージ装置300Dからの指示に基づいて、ボリューム管理テーブル222から該ボリューム330を利用しているホスト計算機を特定する。
次に、ステップS4103において、CPU210は、ボリューム330を利用しているホスト計算機が存在するか否かを判断する。ホスト計算機が存在しないと判断した場合は(S4103:NO)、処理はステップS4108へ進む。
一方、CPU210は、ホスト計算機が存在すると判断した場合は(S4103:YES)、CPU210は、ステップS4104において、ホスト計算機100Bに対して、ボリュームに関する情報の取得を要求する。このステップS4104の処理の詳細は、図37のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS4131において、ボリューム管理テーブル222を参照し、ホスト計算機のIPアドレスを特定する。そして、CPU210は、その特定されたホスト計算機に、ボリュームに関する情報の取得を要求する。このようにしてステップS4104の処理は行われる。
次に、ステップS4105において、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリューム330に対してリードアクセスを行なう。そして、ステップS4106において、ストレージ装置300DのCPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクにリードアクセスし、ファイルシステムの情報を取得する。そして、ホスト計算機100BのCPU110は、ファイルシステム使用率を算出し、ボリューム情報テーブル122bに登録する。なお、ステップS4105〜S4106の処理は、上記ステップS2104〜S2106の処理と同様な処理のため、詳細な説明は省略する。
次に、ステップS4108において、管理計算機200DのCPU210は、該ボリューム330に関する情報の取得が終了したことを通知する。このステップS4108の処理の詳細は、図38のサブフローチャートに示している。CPU210は、ステップS4141において、ボリューム管理テーブル222を参照し、該ボリュームを管理しているストレージ装置のIPアドレスを特定する。そして、ステップS4142において、CPU210はストレージ装置300Dに対して、該ボリュームに関する情報の取得が終了したことを通知する。このようにしてステップS4108の処理が行われる。
次に、ステップS4109において、ストレージ装置300DのCPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスクをスリープ状態に設定する。なお、このステップS4109の処理の詳細な説明は、上記ステップS2108の処理と同様であるため省略する。
次に、ステップS4110において、CPU310は、該ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したことをホスト計算機100Bに通知するように指示する。このステップS4110の処理の詳細は、図39のサブフローチャートに示している。CPU310は、ステップS4151において、通知指示テーブル324を参照し、該ボリュームを管理している管理計算機200DのIPアドレスを特定する。そして、ステップS4152において、該ボリュームの電源状態をスリープ状態に設定したことをホスト計算機100Bに通知するように指示する。このようにして、ステップS4110の処理は行われる。
次に、ステップS4111において、管理計算機200DのCPU210は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリュームがスリープ状態になったことを通知する。
次に、ステップS4112において、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリュームの電源状態をボリューム情報テーブル122bに登録する。
図40は、ボリューム330のスリープ状態を解除する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ステップS4201において、ストレージ装置300DのCPU310は、電源制御プログラム321を実行し、ボリューム330のスリープ解除を決定し、LUNを特定する。次に、ステップS4202において、CPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクのスリープ状態を解除する。そして、ステップS4203において、CPU310は、管理計算機200Dに対して、該ボリュームのスリープ状態が解除されたことをホスト計算機100Bに通知するように指示する。
次に、ステップS4204において、ストレージ装置300DからステップS4203の通知を受信すると、管理計算機200DのCPU210は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリュームのスリープ状態が解除されたことを通知する。
次に、ステップS4205において、管理計算機200DからステップS4204の通知を受信すると、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリューム330の電源状態をボリューム情報テーブル122bに登録する。
本第4実施の形態によると、ホスト計算機100BのCPU110は、ボリューム330のいずれかのボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリュームがスリープ状態の間はホスト計算機100Bからボリューム330へのアクセスが発生しなくなる。このため、ボリューム330のスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置300の消費電力を抑制することができる。
(5)第5実施形態
(5−1)システムの構成
図41は、第5実施形態におけるデータ処理システム900Eの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Eは、1つ以上のホスト計算機100b及びストレージ装置300Eを有している。なお、データ処理システム900Eの構成の大部分は第4実施形態のデータ処理システム900Dの構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Eとデータ処理システム900Dとの差異のみを説明する。
(5−1)システムの構成
図41は、第5実施形態におけるデータ処理システム900Eの構成を示す説明図である。このデータ処理システム900Eは、1つ以上のホスト計算機100b及びストレージ装置300Eを有している。なお、データ処理システム900Eの構成の大部分は第4実施形態のデータ処理システム900Dの構成と同等であるため、同一の部分には同一の符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。以下では、データ処理システム900Eとデータ処理システム900Dとの差異のみを説明する。
図32に示すデータ処理システム900Dとの差異は、データ処理システム900Eが管理計算機200Dと、MN520と、を有していないことと、ストレージ装置300Eの構成がストレージ装置300Dの構成と異なること、である。
ストレージ装置300Eとストレージ装置300Dとの差異は、ストレージ装置300Eが、MN520との接続のためのI/F(C)391と通知指示プログラム323を有していないことと、ストレージ装置300Eが、ストレージ管理プログラム221と、最終アクセス時刻を含まないボリューム管理テーブル222と、通知プログラム224と、を有していること、である。
(5−2)データ処理手順の説明
本実施形態の動作の大部分は第4実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第4実施形態では、管理計算機200Cがストレージ管理プログラム221と、ボリューム管理テーブル222Cと、通知プログラム224と、を有しており、管理計算機200Cがボリュームの電源状態の変化をホスト計算機100に通知する。第5実施形態では、ストレージ装置300Eがストレージ管理プログラム221と、ボリューム管理テーブル222と、通知プログラム224と、を有しており、ストレージ装置300Eがボリュームの電源状態の変化をホスト計算機100Bに通知する。
本実施形態の動作の大部分は第4実施形態の動作と同じであるため、以降は差分のみを説明する。第4実施形態では、管理計算機200Cがストレージ管理プログラム221と、ボリューム管理テーブル222Cと、通知プログラム224と、を有しており、管理計算機200Cがボリュームの電源状態の変化をホスト計算機100に通知する。第5実施形態では、ストレージ装置300Eがストレージ管理プログラム221と、ボリューム管理テーブル222と、通知プログラム224と、を有しており、ストレージ装置300Eがボリュームの電源状態の変化をホスト計算機100Bに通知する。
図42,図43は、ホスト計算機100B及びストレージ装置300E間の処理シーケンスの概要を示すフローチャートである。
図33はボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ステップS5101において、ストレージ装置300EのCPU310は、ホスト計算機100Bから一定時間アクセスのないボリューム330を特定する。
次にステップS5102において、CPU310は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリューム330上のファイルシステム使用率を取得するように要求する。第3実施形態と同様に、ストレージエリアネットワークSAN530上で前記要求を行なう方法は、特に限定しない。
次に、ステップS5103において、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリューム330に対して、リードアクセスを行なう。そして、ステップS5104において、ストレージ装置300EのCPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクにリードアクセスし、ファイルシステムの情報を取得する。そして、ホスト計算機100BのCPU110は、ファイルシステム使用率を算出し、ボリューム情報テーブル122bに登録する。そして、ステップS5106において、ストレージ装置300EのCPU310は、該ボリュームを構成する物理ディスクをスリープ状態に設定する。なお、ステップS5103〜S5106の処理は、上記ステップS4105〜S4107及びS4109とそれぞれ同様な処理であるため詳細な説明は省略する。
次に、ステップS5107において、CPU310は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリューム330の電源状態をスリープ状態に設定したことを通知する。なお、SAN530上で前記通知を行なう方法は、特に限定しない。
次に、ステップS5108において、ホスト計算機100BのCPU110は、ステップS5107の通知を受信すると、該ボリュームの電源状態をボリューム情報テーブル122bに登録する。
図43はボリューム330のスリープ状態を解除する際の各装置間の処理シーケンスの概要を示している。
ステップS5201において、ストレージ装置300EのCPU310は、電源制御プログラム321を実行し、ボリューム330のスリープ解除を決定し、LUNを特定する。次に、ステップS5202において、CPU310は、該ボリューム330を構成する物理ディスクのスリープ状態を解除する。そして、ステップS5203において、CPU310は、ホスト計算機100Bに対して、該ボリュームのスリープ状態が解除されたことをホスト計算機100Bに通知する。
次に、ステップS5204において、ストレージ装置300EからステップS5203の通知を受信すると、ホスト計算機100BのCPU110は、該ボリュームの電源状態をボリューム情報テーブル122bに登録する。
本第5実施形態によると、ホスト計算機100BのCPU110は、ボリューム330のいずれかのボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリュームがスリープ状態の間は、ボリューム330へのアクセスが発生しなくなる。このため、ボリューム330のスリープ状態を不要に解除することが無くなり、ストレージ装置300Eの消費電力を抑制することができる。
また、上記第1実施形態においては、ホスト計算機100がストレージ装置300からボリュームに関する情報を取得する際に、そのボリューム330がスリープ状態の場合は、ホスト計算機100からストレージ装置300にアクセスしないため、管理計算機200の処理の軽減を図ることができるとともにSAN530のトラフィックを軽くすることができる。なお、第2から第5実施形態においても、第1実施形態と同様に、SAN530のトラフィックを軽くすることができる。
なお、上記実施の形態においては、本発明のストレージシステムを図1のように構成されたデータ処理システム900A、図19のように構成されたデータ処理システム900B、図29のように構成されたデータ処理システム900C、図32のように構成されたデータ処理システム900D及び図41のように構成されたデータ処理システム900Eに適用するようにして説明した場合について述べたが、本発明はこれに限られず、この他種々の構成のストレージシステムに広く適用することができる。
例えば、上記第1実施形態では、1以上の物理ディスク340と、物理ディスク340から構成されるボリューム330と、物理ディスク340の電源状態を制御する電源制御部(電源制御プログラム321を実行するCPU310)と、を有するストレージ装置300と、ストレージ装置300から割り当てられたボリューム330及びそのボリューム330の管理のための情報を取得する監視部(エージェントプログラム121を実行するCPU110)を有するホスト計算機100と、電源制御部に対して物理デバイス340の電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部(電源制御指示プログラム223を実行するCPU210)と、物理デバイス340の電源状態の変更をホスト計算機100に通知する通知部(通知プログラム224を実行するCPU210)と、を有する管理計算機200と、を備えるデータ処理システム900Aにおいて、監視部は、ボリューム330の管理のために例えばファイルシステム使用率を示す情報を取得するときに、ボリューム330の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともにボリューム330に関するファイルシステム使用率を示す第2の情報を記憶するボリューム情報テーブル122に基づいて、ボリューム330の電源状態がオン状態であるか否かを判定し、ボリューム330の電源状態がオン状態であるときはボリューム330を用いて例えばファイルシステム使用率を示す第2の情報を取得し、ボリューム330の電源状態がオン状態でないときはボリューム情報テーブル122に記憶された例えばファイルシステム使用率を示す第2の情報を取得することとしたが、本発明はこれに限られものではない。
また、例えば、上記第3実施形態では、1以上の物理ディスク340と、物理ディスク340から構成されるボリューム330と、物理ディスク340の電源状態を制御する電源制御部(電源制御プログラム321を実行するCPU310)と、を有するストレージ装置300と、ストレージ装置300から割り当てられたボリューム330及びそのボリュームの管理のための情報を取得する監視部(エージェントプログラム121を実行するCPU110)と、電源制御部に対して物理デバイス340の電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部(電源制御指示プログラム223を実行するCPU110)と、を有するホスト計算機100Cと、を備えるデータ処理システム900Cにおいて、ホスト計算機100Cは、ボリューム330の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともにボリューム330に関するファイルシステム使用率を示す第2の情報を記憶するボリューム情報テーブル122を備え、監視部は、ボリューム330の管理のために情報を取得するときに、そのボリューム330の電源状態がオン状態であるときはボリューム330を用いて例えばファイルシステム使用率を示す第2の情報を取得し、ボリューム330の電源状態がオン状態でないときはボリューム情報テーブル122に記憶された例えばボリューム330に関するファイルシステム使用率を示す第2の情報を取得することとしたが、本発明はこれに限られものではない。
本発明は、種々のストレージシステムに広く適用することができる。
100、100B、100C:ホスト計算機
110:ホスト計算機のCPU
120:ホスト計算機のメモリ
121:エージェントプログラム
122、122b:ボリューム情報テーブル
180:ホスト計算機のバス
190、191:ホスト計算機のインタフェース
200、200B、200D:管理計算機
210:管理計算機のCPU
220:管理計算機のメモリ
221:ストレージ管理プログラム
222、222b:ボリューム管理テーブル
223:電源制御指示プログラム
224:通知プログラム
280:管理計算機のバス
290、291:管理計算機のインタフェース
300、300C、300D、300E:ストレージ装置
305:ストレージ装置の制御装置
310:ストレージ装置のCPU
320:ストレージ装置のメモリ
321:電源制御プログラム
322、322d:電源制御テーブル
330、331、332、333、334、:ストレージ装置のボリューム
340、341、342、343、344、345、346:ストレージ装置の物理ディスク
3461、3462:物理ディスクのパーティション
350:ストレージ装置の電源装置
380:ストレージ装置のバス
390、391:ストレージ装置のインタフェース
510:ローカルエリアネットワーク(LAN)
520:管理用ネットワーク(MN)
530:ストレージエリアネットワーク(SAN)
900、900B、900C、900D、900E:データ処理システム
110:ホスト計算機のCPU
120:ホスト計算機のメモリ
121:エージェントプログラム
122、122b:ボリューム情報テーブル
180:ホスト計算機のバス
190、191:ホスト計算機のインタフェース
200、200B、200D:管理計算機
210:管理計算機のCPU
220:管理計算機のメモリ
221:ストレージ管理プログラム
222、222b:ボリューム管理テーブル
223:電源制御指示プログラム
224:通知プログラム
280:管理計算機のバス
290、291:管理計算機のインタフェース
300、300C、300D、300E:ストレージ装置
305:ストレージ装置の制御装置
310:ストレージ装置のCPU
320:ストレージ装置のメモリ
321:電源制御プログラム
322、322d:電源制御テーブル
330、331、332、333、334、:ストレージ装置のボリューム
340、341、342、343、344、345、346:ストレージ装置の物理ディスク
3461、3462:物理ディスクのパーティション
350:ストレージ装置の電源装置
380:ストレージ装置のバス
390、391:ストレージ装置のインタフェース
510:ローカルエリアネットワーク(LAN)
520:管理用ネットワーク(MN)
530:ストレージエリアネットワーク(SAN)
900、900B、900C、900D、900E:データ処理システム
Claims (20)
- 1以上の物理デバイスと、前記物理デバイスから構成される記憶領域と、前記物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、
前記ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部を有するホスト計算機と、
前記電源制御部に対して前記物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、前記物理デバイスの電源状態の変更を前記ホスト計算機に通知する通知部と、を有する管理計算機と、
を備え、
前記ホスト計算機は、
前記記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに前記記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルを有し、
前記監視部は、前記記憶領域の管理のために情報を取得するときに、その記憶領域の電源状態がオン状態であるときは前記記憶領域を用いて第2の情報を取得し、前記記憶領域の電源状態がオン状態でないときは前記記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得する、
ことを特徴とするストレージシステム。 - 前記記憶領域に関する情報は、ファイルシステム使用率であることを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
- 前記電源状態がオン状態でないときは、電源状態がオフ状態であるか、又は省電力状態であることを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
- 前記監視部は、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持した後で、前記電源制御指示部に対し、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定することを指示するように依頼し、
前記電源制御指示部は、前記依頼に基づいて、前記電源制御部に前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する指示をする、
ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。 - 前記通知部は、前記電源制御指示部が前記電源制御部に前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する指示をする前に、前記指示を行なうことを前記監視部に通知し、
前記監視部は、前記通知を受け取ったときに、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持する、
ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。 - 前記ストレージ装置は、前記記憶領域の電源状態の変更を前記ホスト計算機に通知するように依頼する通知依頼部を備え、
前記通知依頼部は、前記電源制御部が前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する前に、前記設定を行なうことを前記ホスト計算機に通知するように前記通知部に依頼し、
前記監視部は、前記依頼に基づいて、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持する、
ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。 - 前記記憶領域情報テーブルは、前記記憶領域の電源状態に加え、前記記憶領域を制御する制御部の電源状態も含むことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
- 1以上の物理デバイスと、前記物理デバイスから構成される記憶領域と、前記物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、
前記ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部と、前記電源制御部に対して前記物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、を有するホスト計算機と、
を備え、
前記ホスト計算機は、
前記記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに前記記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルを有し、
前記監視部は、前記記憶領域の管理のために情報を取得するときに、その記憶領域の電源状態がオン状態であるときは前記記憶領域を用いて第2の情報を取得し、前記記憶領域の電源状態がオン状態でないときは前記記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得する、
ことを特徴とするストレージシステム。 - 前記電源制御指示部は、前記監視部が前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持した後で、前記電源制御部に対し、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定することを指示し、
前記電源制御部は、前記指示に基づいて、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する、
ことを特徴とする請求項8記載のストレージシステム。 - 前記通知部は、前記電源制御部が前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する前に、前記ホスト計算機に通知をおこなったときに前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持し、
前記電源制御部は、前記指示に基づいて、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する、
ことを特徴とする請求項8記載のストレージシステム。 - 1以上の物理デバイスと、前記物理デバイスから構成される記憶領域と、前記物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、
前記ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部を有するホスト計算機と、
前記電源制御部に対して前記物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、前記物理デバイスの電源状態の変更を前記ホスト計算機に通知する通知部と、を有する管理計算機と、
を備えるストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法において、
前記監視部は、前記記憶領域の管理のために情報を取得するときに、前記記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに前記記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルに基づいて、前記記憶領域の電源状態がオン状態であるか否かを判定し、
前記記憶領域の電源状態がオン状態であるときは前記記憶領域を用いて第2の情報を取得し、
前記記憶領域の電源状態がオン状態でないときは前記記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得する、
ことを特徴とするストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記記憶領域に関する情報は、ファイルシステム使用率であることを特徴とする請求項11記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。
- 前記電源状態がオンでない状態は、電源状態がオフ状態であるか、又は省電力状態であることを特徴とする請求項11記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。
- 前記監視部は、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持した後で、前記電源制御指示部に対して、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定することを指示するように依頼し、
前記電源制御指示部は、前記依頼に基づいて、前記電源制御部に前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する指示をする、
ことを特徴とする請求項11記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記通知部は、前記電源制御指示部が前記電源制御部に前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する指示をする前に、前記指示を行なうことを前記監視部に通知し、
前記監視部は、前記通知を受け取ったときに、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持する、
ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記ストレージ装置は、前記記憶領域の電源状態の変更を前記ホスト計算機に通知するように依頼する通知依頼部を備え、
前記通知依頼部は、前記電源制御部が前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する前に、前記設定を行なうことを前記ホスト計算機に通知するように前記通知部に依頼し、
前記監視部は、前記依頼に基づいて、前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持する、
ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記記憶領域情報テーブルは、前記記憶領域の電源状態に加え、前記記憶領域を制御する制御部の電源状態も含むことを特徴とする請求項1記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。
- 1以上の物理デバイスと、前記物理デバイスから構成される記憶領域と、前記物理デバイスの電源状態を制御する電源制御部と、を有するストレージ装置と、
前記ストレージ装置から割り当てられた記憶領域及びその記憶領域の管理のための情報を取得する監視部と、前記電源制御部に対して前記物理デバイスの電源状態をオンか否かに変更する指示をする電源制御指示部と、を有するホスト計算機と、
を備えるストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法において、
前記監視部は、前記記憶領域の管理のために情報を取得するときに、前記記憶領域の電源状態がオン状態か否かの電源状態を示す第1の情報とともに前記記憶領域に関する第2の情報を記憶する記憶領域情報テーブルに基づいて、前記記憶領域の電源状態がオン状態であるか否かを判断し、
前記記憶領域の電源状態がオン状態であるときは前記記憶領域を用いて第2の情報を取得し、
前記記憶領域の電源状態がオン状態でないときは前記記憶領域情報テーブルに記憶された第2の情報を取得する、
ことを特徴とするストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記電源制御指示部は、前記監視部が前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持した後で、前記電源制御部に対し、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定することを指示し、
前記電源制御部は、前記指示に基づいて、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する、
ことを特徴とする請求項18記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。 - 前記通知部は、前記電源制御部が前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する前に、前記ホスト計算機に通知をおこなったときに前記記憶領域に入出力を行って前記第2の情報を取得して前記記憶領域情報テーブルに保持し、
前記電源制御部は、前記指示に基づいて、前記記憶領域の電源状態をオンでない状態に設定する、
ことを特徴とする請求項18記載のストレージシステムにおける省電力化のための管理情報取得方法。
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