JP5910128B2 - 仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法 - Google Patents

仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法 Download PDF

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    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems

Description

本発明は、仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法に関する。
仮想テープシステムは、テープライブラリと、仮想テープ装置とを有する。テープライブラリは、データを格納する磁気テープなどの物理ボリューム(Physical Volume、以下PVと記す)を有する。仮想テープ装置は、TVC(Tape Volume Cache)を有し、ホストとテープライブラリとの間に設けられる。なお、TVCは、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)により実現される。
そして、仮想テープ装置は、テープライブラリが有するPVから読出したデータを論理ボリューム(Logical Volume、以下LVと記す)としてTVCにキャッシュする。このようにして、仮想テープシステムは、TVCにLVのデータをキャッシュし、テープライブラリによるPVのマウント処理やPVのアンマウント処理などの動作を減らすことで、ホストによるデータへのアクセスを高速化する。
また、仮想テープ装置は、ホストからLVへのアクセスを受付けた際に、TVC上にLVが存在しない場合、オフキャッシュ状態のLVをオンキャッシュにするリコール処理を実行する。この場合、ディスクキャッシュがフル状態ならば、仮想テープ装置は、新たに対象のLVをディスクキャッシュ上に展開するための領域を確保する。
例えば、仮想テープ装置は、オンキャッシュとなっているLVの中からアクセスされた時刻が最も古いLVから順次オフキャッシュとすることでディスクキャッシュに空き領域を作成する。そして、仮想テープ装置は、作成した空き領域を新たにオンキャッシュとするLVに割り当てる。
特開2011−123834号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、リコール処理の時間が長くなる場合があるという課題がある。
仮想テープ装置は、LVをリコールする際に、リコール対象のLVを格納するPVがテープライブラリにある物理テープドライブにマウントされていない場合、リコール対象のLVを格納するPVを物理テープドライブにマウントすることになる。
そして、PVを物理テープドライブにマウントする場合、テープライブラリでは、ロボット操作により以下の処理が行われる。まず、ロボットは、現在マウント中のPVを巻き戻してからアンマウントする。続いて、ロボットは、リコール対象のLVを格納するPVを格納用スロットから取り出して、物理テープドライブのいずれかにマウントする。そして、ロボットは、リコール対象のLVが書き込まれた位置までテープヘッドを移動する。
また、リコール対象のLVが複数あり、それぞれのLVが異なるPVに格納されている場合には、テープライブラリでは、上述した処理と同様のロボット操作が繰り返し行われることになる。
1つの側面では、リコール処理の時間を短縮することができる仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法を提供することを目的とする。
本件の仮想テープ装置は、記憶部に論理ボリューム情報を記憶する。論理ボリューム情報には、論理ボリュームの識別子と、論理ボリュームの更新時間と、論理ボリュームがキャッシュ部に割り当てられているか否かを示す情報とが対応付けられる。さらに、論理ボリューム情報には、論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、物理ボリュームが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とが対応付けられる。また、仮想テープ装置は、論理ボリュームをキャッシュ部にキャッシュする要求を受付けた場合に、キャッシュ部に空き容量がないとき、以下の処理を実行する。すなわち、仮想テープ装置は、論理ボリューム情報に基づいて、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが存在するか否かを判定する。続いて、仮想テープ装置は、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが複数存在すると判定した場合、以下の処理を実行する。すなわち、仮想テープ装置は、論理ボリューム情報を参照し、複数の論理ボリュームの中から更新時刻が最も古い論理ボリュームを選択し、該選択した論理ボリュームがキャッシュ部からのオフキャッシュを禁止する所定の期間内であるか否かを判定する。そして、仮想テープ装置は、所定の期間内ではない場合に、該選択した論理ボリュームをキャッシュ部からオフキャッシュするオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択する。そして、仮想テープ装置は、選択したオフキャッシュ対象論理ボリュームをキャッシュ部からオフキャッシュする。
リコール処理の時間を短縮することができる。
図1は、実施例1に係る仮想テープシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施例1に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、実施例1に係る論理ボリューム情報テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。 図4は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、実施例1に係る仮想テープ装置によるリコール時間を短縮する一例を示す図である。 図6Aは、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生する一例を示す図である。 図6Bは、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生する別の一例を示す図である。 図7は、実施例2に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図8は、実施例2に係る対象外期間テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。 図9は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間の一例を示す図である。 図10は、実施例2に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例3に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図12は、実施例3に係るオフキャッシュ優先理論テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。 図13は、実施例3に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施例4に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図15Aは、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作を示す図ある。 図15Bは、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作を示す図ある。 図15Cは、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作を示す図ある。 図15Dは、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作を示す図ある。 図16は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVがアンマウントされた場合の処理動作を示す図である。 図17は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理の処理手順を示すフローチャートである。 図18は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVがアンマウントされた場合の処理の処理手順の別例を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する仮想テープ装置及び仮想テープ装置の制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1では、仮想テープ装置を含んだ仮想テープシステムを例にする。また、以下では、図1から図6を用いて、仮想テープシステムの構成、仮想テープ装置による処理動作、仮想テープ装置による処理手順などについて説明する。
[実施例1に係る仮想テープシステムの構成]
図1を用いて、実施例1に係る仮想テープシステムの構成について説明する。図1は、実施例1に係る仮想テープシステムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る仮想テープシステム10は、物理テープライブラリ装置20及び物理テープライブラリ装置30と、仮想テープ装置40とを有する。
仮想テープシステム10では、仮想テープ装置40は、物理テープライブラリ装置20及び物理テープライブラリ装置30と接続される。なお、物理テープライブラリの数は、図示に限定されるものではなく、変更可能である。また、図1に示すように、仮想テープシステム10では、仮想テープ装置40は、ホスト1及び2と接続される。なお、ホストの数は、図示に限定されるものではなく、変更可能である。
ホスト1及びホスト2は、例えば、メインフレームであり、仮想テープ装置40に対して、論理ボリューム(Logical Volume、以下LVと記す)のマウントを要求する。そして、ホスト1及び2は、仮想テープ装置40に対して、マウントされたLVの読出し及びLVの書込みを要求する。また、ホスト1及び2は、仮想テープ装置40に対して、LVのアンマウントを要求する。
物理テープライブラリ装置20は、物理テープ格納用スロット21(以下、スロット21と記す)と、物理テープドライブ22及び物理テープドライブ23と、物理テープ移動用ロボット24(以下、ロボット24と記す)とを有する。なお、物理テープライブラリ装置20が有するスロット、物理ドライブ、ロボットの数は図示したものに限定されるものではなく、変更可能である。
スロット21は、物理テープを格納する。例えば、物理テープは、LTO(Linear Tape Open)カートリッジなどの磁気テープである。なお、以下の説明では、物理テープを物理ボリューム(Physical Volume、以下PVと記す)と適宜記載する。
物理テープドライブ22及び物理テープドライブ23は、セットされた各PVに対してデータの書込みや、セットされた各PVを走行させて格納されるデータの読み出しを行う。ロボット24は、スロット21内に格納されているPVを取り出し、物理テープドライブ22または物理テープドライブ23のいずれかにセットする。
物理テープライブラリ装置30は、物理テープ格納用スロット31(以下、スロット31と記す)と、物理テープドライブ32及び物理テープドライブ33と、物理テープ移動用ロボット34(以下、ロボット34と記す)とを有する。スロット31は、スロット21と等価である。また、物理テープドライブ32及び物理テープドライブ33は、物理テープドライブ22及び物理テープドライブ23と等価である。また、ロボット34は、ロボット24と等価である。
仮想テープ装置40は、TVC(Tape Volume Cache)41、ICP(Integrated Channel Processor)42及びICP43、IDP(Integrated Device Processor)44及びIDP45、VLP(Virtual Library Processor)46を有する。なお、仮想テープ装置が有するTVC、ICP、IDP、VLPの数は図示に限定されるものではない。
TVC41は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)ストレージとファイルシステムとを有し、複数のLVを保存する。
ICP42は、CPU(Central Processing Unit)と主記憶装置とを有する。ICP42は、チャネルインターフェースカードを搭載し、FCLINK(登録商標)やOCLINK(登録商標)などのストレージ接続インターフェースを用いてホスト1と接続される。
ICP42は、ホスト1からLVのマウント要求を受付ける。ここで、ICP42は、要求されたLVがTVC41に存在する場合、ホスト1にマウント完了を通知する。また、ICP42は、要求されたLVがTVC41に存在しない場合、後述するVLP46に、物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30からLVの読出しを要求する。
ICP42は、TVC41にキャッシュされたLVを読出す要求やTVC41にLVを書込む要求をホスト1から受付ける。また、ICP42は、ホスト1から要求されたLVの書込みが終了後、LVのアンマウントを受付けた場合、VLP46に物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30へLVの書込みを依頼する。
また、ICP43は、CPUと主記憶装置とを有する。ICP43は、チャネルインターフェースカードを搭載し、FCLINK(登録商標)やOCLINK(登録商標)などのストレージ接続インターフェースを用いてホスト2と接続される。
ICP43は、ホスト2からLVのマウント要求を受付ける。ここで、ICP43は、要求されたLVがTVC41に存在する場合、ホスト2にマウント完了を通知する。また、ICP43は、要求されたLVがTVC41に存在しない場合、後述するVLP46に、物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30からLVの読出しを要求する。
ICP43は、TVC41にキャッシュされたLVを読出す要求やTVC41にLVを書込む要求をホスト2から受付ける。また、ICP43は、ホスト2から要求されたLVの書込みが終了後、LVのアンマウントを受付けた場合、VLP46に物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30へLVの書込みを依頼する。
IDP44は、CPUと主記憶装置とを有する。IDP44は、物理テープライブラリ装置20の物理テープドライブ22及び物理テープドライブ23に対するデータパスを有する。IDP44は、PVのマウント処理やアンマウント処理を後述するVLP46から受け付けた場合、ロボット24を制御してPVのマウント処理やアンマウント処理を実行する。
また、IDP44は、マウントしたPVからLVの読み出しをVLP46から受け付けた場合、物理テープドライブ22または物理テープドライブ23のいずれかを制御して各PVに格納されているLVを読み出す。そして、IDP44は、読み出したLVをTVC41に書き込む。言い換えると、IDP44は、LVをTVC41にオンキャッシュにする。また、IDP44は、マウントしたPVへのLVの書込みをVLP46から受け付けた場合、物理テープドライブ22または物理テープドライブ23のいずれかを制御して各PVにLVを書き込む。
IDP45は、CPUと主記憶装置とを有する。IDP45は、物理テープライブラリ装置30の物理テープドライブ32及び物理テープドライブ33に対するデータパスを有する。IDP45は、PVのマウント処理やアンマウント処理を後述するVLP46から受け付けた場合、ロボット34を制御してPVのマウント処理やアンマウント処理を実行する。
また、IDP45は、マウントしたPVからLVの読み出しをVLP46から受け付けた場合、物理テープドライブ32または物理テープドライブ33のいずれかを制御して各PVに格納されているLVを読み出す。そして、IDP45は、読み出したLVをTVC41に書き込む。言い換えると、IDP45は、LVをTVC41にオンキャッシュにする。また、IDP45は、マウントしたPVへのLVの書込みをVLP46から受け付けた場合、物理テープドライブ32または物理テープドライブ33のいずれかを制御して各PVにLVを書き込む。
VLP46は、CPUと主記憶装置とを有する。VLP46は、物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30からLVを読出す要求をICP42またはICP43から受付けた場合、以下の処理を実行する。すなわち、VLP46は、IDP44またはIDP45に、PVのマウント処理やマウントしたPVからLVを読み出す処理を依頼する。
また、VLP46は、物理テープライブラリ装置20または物理テープライブラリ装置30へLVを書込む要求をICP42またはICP43から受付けた場合、以下の処理を実行する。すなわち、VLP46は、IDP44またはIDP45に、PVのマウント処理、マウントしたPVへLVを書込む処理、PVのアンマウント処理を依頼する。
また、VLP46は、記憶部に論理ボリューム情報テーブルを有する。この論理ボリューム情報テーブルは、LVの識別子と、LVの更新時間と、LVがTVC41に割り当てられているか否かを示す情報とを対応付けた情報を記憶する。また、この論理ボリューム情報テーブルは、LVを格納するPVの識別子と、PVが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた情報を記憶する。そして、VLP46は、LVをTVC41にキャッシュする要求を受付けた場合に、TVC41に空き容量がないとき、以下の処理を実行する。すなわち、VLP46は、論理ボリューム情報テーブルに基づいて、物理テープドライブにマウントされているPVに対して更新済みであり、かつ、TVC41に割り当てられたLVが存在するか否かを判定する。そして、VLP46は、判定結果に基づいて、LVをTVC41からオフキャッシュするオフキャッシュ対象LVとして選択する。そして、VLP46は、選択したオフキャッシュ対象論理ボリュームをTVC41からオフキャッシュする。
このようにして、仮想テープ装置40において、VLP46は、リコール要求が発生した場合でも、現在使用中のPVにリコール対象のLVが存在する確率を高める。この結果、仮想テープ装置40は、リコール処理の時間を短縮することができる。
[実施例1に係るVLPの機能構成]
次に図2を用いて、実施例1に係るVLPの機能構成について説明する。図2は、実施例1に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。実施例1に係るVLP46は、記憶部110と制御部120とを有する。
記憶部110は、例えば、半導体メモリ素子などの記憶装置であり、論理ボリューム情報テーブル111を有する。論理ボリューム情報テーブル111は、LVの識別子と、LVの更新時間と、LVがTVC41に存在するか否かを示す情報と、LVとしてデータを格納するPVの識別子と、PVが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた情報を記憶する。
図3を用いて、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する情報を説明する。図3は、実施例1に係る論理ボリューム情報テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。例えば、論理ボリューム情報テーブル111は、図3に示すように、「LV」と「書込み時刻」と「有効」と「PV」と「マウント」と「オフキャッシュ優先度」とを対応付けて記憶する。
ここで、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「LV」は、LVの識別子を示す。例えば、「LV」には、「A」、「B」などが格納される。なお、以下の説明では、「A」で識別されるLVのことを、例えば、LV(A)として表記する。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「書込み時刻」は、LVが最終更新された時間を示す。例えば、「書込み時刻」には、LVが最終更新された年月日と日時と時刻として「2010/10/12 12:54:38」、「2011/07/22 20:42:54」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「有効」は、LVがTVC41にキャッシュされているか否かを示す。例えば、「有効」には、LVがTVC41にキャッシュされていることを示す「1」、LVがTVC41にキャッシュされていないことを示す「0」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「PV」は、LVのデータを格納するPVの識別子を示す。例えば、「PV」には、「PV(A)」、「PV(B)」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「マウント」は、PVが物理テープドライブにマウントされているか否を示す。例えば、「マウント」には、PVが物理テープドライブにマウントされていることを示す「1」、PVが物理ドライブにマウントされていないことを示す「0」などが格納される。
また、論理ボリューム情報テーブル111が記憶する「オフキャッシュ優先度」は、TVC41からオフキャッシュにするLVの優先順位を示す。例えば、「オフキャッシュ優先度」には、「1」、「2」などが格納される。なお、TVC41にキャッシュされていないLVについては、オフキャッシュ優先度の対象外であることを示す「0」が格納される。
一例を挙げると、図3は、「A」で識別されるLVは、「2010年10月12日12時54分38秒」に最終更新されており、TVC41にはキャッシュされていないことを示す。また、「A」で識別されるLVは、「PV(A)」で識別されるPVに格納されており、このPV(A)がマウントされていることを示す。また、この「A」で識別されるLVは、オフキャッシュ優先度の値が「0」であるので、対象外であることを示す。
同様に、図3は、「A2」で識別されるLVは、「2011年7月22日18時38分19秒」に最終更新されており、TVC41にキャッシュされていることを示す。また、「A2」で識別されるLVは、「PV(A)」で識別されるPVに格納されており、このPV(A)がマウントされていることを示す。また、この「A2」で識別されるLVは、のオフキャッシュ優先度は「3」であることを示す。
図2に戻り、制御部120は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路であり、キャッシュ判定部121と、選択部122と、キャッシュ制御部123と、マウント制御部124とを有する。
キャッシュ判定部121は、LVをTVC41にキャッシュする要求をホスト1またはホスト2から受付けた場合に、要求されたLVがTVC41上に存在するか否かを判定する。ここで、キャッシュ判定部121は、要求されたLVがTVC41上に存在すると判定した場合、処理を終了する。
また、キャッシュ判定部121は、要求されたLVがTVC41上に存在しないと判定した場合、TVC41上に空きがあるか否かを判定する。ここで、キャッシュ判定部121は、TVC41上に空きがあると判定した場合、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされているか否かをマウント制御部124に判定させる。
また、キャッシュ判定部121は、TVC41上に空きがないと判定した場合、以下の処理を実行する。すなわち、キャッシュ判定部121は、論理ボリューム情報テーブル111に基づいて、物理テープドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVが存在するか否かを判定する。
図3に示す論理ボリューム情報テーブル111を例にすると、キャッシュ判定部121は、物理ドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVとして、「D、E、A2、B1、C1」が存在すると判定する。そして、キャッシュ判定部121は、判定結果を選択部122に出力する。
選択部122は、キャッシュ判定部121により、物理テープドライブにマウントされているPVに対して、更新済みであり、かつ、TVC41割り当てられたLVが存在すると判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、選択部122は、該LVをTVC41からオフキャッシュするオフキャッシュ対象LVとして選択する。なお、以下の説明では、選択部122がオフキャッシュ対象LVとして、物理テープドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41存在するLVを選択する論理のことを「PV内LVオフキャッシュ優先論理」と称して説明する。
ここで、選択部122は、キャッシュ判定部121により物理テープドライブにマウントされている同一のPVに対して、更新済みであり、かつ、TVC41に割り当てられたLVが複数存在すると判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、選択部122は、論理ボリューム情報テーブル111を参照し、該複数のLVの中から更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。
図3に示す論理ボリューム情報テーブル111を例にすると、選択部122は、「D、E、A2、B1、C1」で識別されるLVのうち、更新時刻が最も古いLVである「D」をオフキャッシュ対象LVに選択する。
選択部122は、キャッシュ判定部121により物理テープドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVが存在しないと判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、選択部122は、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。
キャッシュ制御部123は、ホスト1またはホスト2から要求されたLVを読み込んでTVC41上に展開する旨をIDP44またはIDP45に依頼する。また、キャッシュ制御部123は、選択部122により選択されたオフキャッシュ対象LVをTVC41からオフキャッシュする旨をIDP44またはIDP45に依頼する。
マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされているか否かを判定する。ここで、マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされていないと判定した場合、要求されたLVを格納するPVを物理テープドライブにマウントする旨をIDP44またはIDP45に依頼する。
また、マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされていると判定した場合、または、要求されたLVを格納するPVを物理テープドライブにマウント完了後、以下の処理を実行する。すなわち、マウント制御部124は、キャッシュ制御部123にホスト1またはホスト2から要求されたLVを読み込んでTVC41上に展開させる。
また、マウント制御部124は、TVC41上で更新されたLVをPVに書込む旨をIDP44またはIDP45に依頼する。また、マウント制御部124は、PVの空き容量がなくなった場合には、新たなPVをマウントする旨をIDP44またはIDP45に依頼する。すなわち、マウント制御部124は、空き容量がなくなったPVをアンマウントし、新たなPVをマウントする旨をIDP44またはIDP45に依頼する。
[実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順]
次に、図4を用いて、実施例1に係る仮想テープ装置40による処理の処理手順を説明する。図4は、実施例1に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、仮想テープ装置40は、ホスト1またはホスト2からLVを読出す要求であるLVのマウント要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。
キャッシュ判定部121は、要求されたLVがTVC41上に存在するか否かを判定する(ステップS101)。ここで、キャッシュ判定部121は、要求されたLVがTVC41上に存在すると判定した場合(ステップS101、Yes)、処理を終了する。
一方、キャッシュ判定部121は、要求されたLVがTVC41上に存在しないと判定した場合(ステップS101、No)、TVC41上に空きがあるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、キャッシュ判定部121は、TVC41上に空きがあると判定した場合(ステップS102、Yes)、ステップS107に移行する。
一方、キャッシュ判定部121は、TVC41上に空きがないと判定した場合(ステップS102、No)、以下の処理を実行する。すなわち、キャッシュ判定部121は、論理ボリューム情報テーブル111に基づいて、物理テープドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVが存在するか否かを判定する(ステップS103)。
キャッシュ判定部121により物理テープドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVが存在すると判定された場合(ステップS103、Yes)、選択部122は、以下の処理を実行する。すなわち、選択部122は、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、該論理ボリュームをTVC41からオフキャッシュするオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS104)。
一方、キャッシュ判定部121により物理ドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVが存在しないと判定された場合(ステップS103、No)、選択部122は、以下の処理を実行する。すなわち、選択部122は、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS105)。
ステップS104、またはステップS105の処理の終了後、キャッシュ制御部123は、選択部122により選択されたオフキャッシュ対象論理ボリュームをTVC41からオフキャッシュする(ステップS106)。
ステップS107では、マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされているか否かを判定する(ステップS107)。ここで、マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされていないと判定した場合(ステップS107、No)、要求されたLVを格納するPVを物理テープドライブにマウントさせる(ステップS108)。
マウント制御部124は、要求されたLVを格納するPVが物理テープドライブにマウントされていると判定した場合(ステップS107、Yes)、ステップS109に移行する。
ステップS109では、キャッシュ制御部123は、LVを読み込んでTVC41上に展開する(ステップS109)。このステップS109の処理が終了後、仮想テープ装置40は、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係る仮想テープ装置は、現在物理ドライプにマウントされているPV内にLVの最終更新データが存在するものを優先してオフキャッシュの対象とする。これによって、実施例1に係る仮想テープ装置は、リコール要求が発生した場合でも、現在使用中のPVにリコール対象のLVデータが存在する確率を高くする。
次に、図5を用いて、仮想テープ装置が、現在使用中のPVにリコール対象のLVデータが存在する確率を高くすることにより得られる効果について説明する。図5は、実施例1に係る仮想テープ装置によるリコール時間を短縮する一例を示す図である。なお、図5では、仮想テープシステム10が、ホスト1からLVのマウント要求を受付ける場合を例に説明する。
仮想テープシステム10において、仮想テープ装置40は、ホスト1からLVのマウント要求を受付ける(ステップS121)。そして、仮想テープ装置40は、LVのリコールを要求する(ステップS122)。ここで、仮想テープシステム10では、現在使用中のPVにリコール対象のLVが存在する確率が高くなっている。すなわち、仮想テープシステム10では、リコール対象のLVを格納するPVをスロットから取り出さなくてもよい。
このため、仮想テープ装置40は、現在使用中のPVからリコール対象のLVをTVC41にキャッシュする(ステップS123)。続いて、ホスト1は、仮想テープ装置40からLVを読み出す(ステップS124)。このようにして、実施例1に係る仮想テープ装置は、リコール時間を短縮することができる。
また、現在物理ドライブにマウントされているPV内に最終更新データが存在するLVは、比較的最近使用されたLVである。これらをオフキャシュ状態とするとかえって頻繁にキャッシュの入れ替えが発生し、トータルでのリコール時間を増やしてしまう可能性がある。
図6A及び図6Bを用いて、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生する一例を説明する。図6Aは、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生する一例を示す図であり、図6Bは、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生する別の一例を示す図である。
図6Aでは、スロット21に、PV(B)、PV(C)が格納されており、物理テープドライブ22にPV(A)がマウントされている場合を例に示す。また、図6Aに示す例では、PV(A)からLV(A)、LV(B)、LV(C)の順でTVC41にオンキャッシュして使用するものとする。
図6Aに示すように、LV(B)をオンキャッシュにする場合には、LV(A)がオフキャッシュされる。また、LV(C)をオンキャッシュにする場合には、LV(B)がオフキャッシュされる。このように、直前に使用したLVがオフキャッシュ対象LVになってしまう。
また、図6Bでは、TVC41がキャッシュフル状態であり、PV内にあるLV(A)とLV(B)とを交互にアクセスする場合を例に説明する。図6Bに示すように、LV(A)にアクセスした後、LV(B)にアクセスする場合には、LV(A)がオフキャッシュされる。また、LV(B)にアクセスした後、LV(A)にアクセスする場合には、LV(B)がオフキャッシュされる。このように、直前に使用したLVがオフキャッシュ対象LVになることが繰り返し発生してしまう危険性がある。すなわち、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生してしまう。
これに対して、実施例1に係る仮想テープ装置は、同一PV内に最終更新データが存在するLVが複数存在した場合、それらの中から最もタイムスタンプが古いものからオフキャッシュの対象とする。これにより、実施例1に係る仮想テープ装置は、現在使用されていないLVがオフキャッシュになる確率を上げ、リコールの発生率を下げる。すなわち、実施例1に係る仮想テープ装置は、頻繁にキャッシュの入れ替えが発生することを防止できる。
ところで、仮想テープ装置において、直近に使われたLVが読み出しのみで更新が行われずにアンマウントされてしまった場合や、PV内に直近にアクセスしたLVしか存在しなかった場合は、使用頻度が高いLVがオフキャッシュ対象とされる場合がある。この結果、仮想テープ装置では、使用頻度が高いLVのリコールが多発する可能性が発生する場合もある。
このようなことから、仮想テープ装置は、使用頻度の高いLVについては、所定の期間オフキャッシュ対象LVとして選択しないようにしてもよいものである。そこで、実施例2では、仮想テープ装置は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間を設け、使用頻度の高いLVのリコールの多発を抑止する例について説明する。
[実施例2に係る仮想テープシステムの構成]
実施例2に係る仮想テープシステムの構成は、VLPの機能構成が一部異なる点を除いて、実施例1に係る仮想テープ装置の構成と同様である。このため、実施例2では、実施例1に係るVLP46をVLP46aに置き換えて説明する。
[実施例2に係るVLPの機能構成]
次に、図7を用いて、実施例2に係るVLP46aの機能構成を説明する。図7は、実施例2に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。実施例2に係るVLP46aは、記憶部210と制御部220とを有する。なお、ここでは、図2に示した各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すことにしてその詳細な説明を省略する。
記憶部210は、半導体メモリ素子などの記憶装置であり、論理ボリューム情報テーブル111と対象外期間テーブル211とを有する。対象外期間テーブル211は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間を記憶する。
図8を用いて、対象外期間テーブル211が記憶する情報を説明する。図8は、実施例2に係る対象外期間テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。例えば、対象外期間テーブル211は、図8に示すように、「LV」と「マウント時刻」と「アンマウント時刻」と「対象外期間」とを対応付けて記憶する。
ここで、対象外期間テーブル211が記憶する「LV」は、LVの識別子を示す。例えば、「LV」には、「A」、「B」などが格納される。
また、対象外期間テーブル211が記憶する「マウント時刻」は、LVがTVC41にマウントされた時刻を示す。言い換えると、「マウント時刻」は、LVが使用され始めた時刻を示す。例えば、「マウント時刻」には、「2011/08/22 01:10:25」、「2011/0822 01:10:26」などが格納される。
また、対象外期間テーブル211が記憶する「アンマウント時刻」は、LVがTVC41にマウントされる前にアンマウントされた時刻を示す。言い換えると、「アンマウント時刻」は、LVの使用が終了した時刻を示す。例えば、「アンマウント時刻」には、「2011/04/18 01:10:25」、「2011/04/18 01:10:26」などが格納される。
また、対象外期間テーブル211が記憶する「対象外期間」は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間を示す。例えば、「対象外期間」には、「20min」などが格納される。なお、「対象外期間」が設定されていない場合には、「−」が格納される。
一例をあげると、図8は、「A」で識別されるLVは、「2011年4月18日1時10分25秒」にアンマウントされた後に、「2011年8月22日1時10分25秒」にマウントされたことを示す。なお、「A」で識別されるLVには、「対象外期間」が設定されていないことを示す。
同様に、図8は、「C」で識別されるLVは、「2011年8月22日18時28分19秒」にアンマウントされた後に、「2011年8月22日18時38分19秒」にマウントされたことを示す。また、「C」で識別されるLVの「対象外期間」は、「20min」であることを示す。
図7に戻り、制御部220は、CPUやMPUなどの電子回路であり、キャッシュ判定部121と、選択部222と、キャッシュ制御部123と、設定部221と、マウント制御部124とを有する。
設定部221は、TVC41からのオフキャッシュを禁止する所定の対象外期間を設定する。図9を用いて、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間について説明する。図9は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間の一例を示す図である。
図9に示すように、設定部221は、LVが最後にマウントされたときのアンマウントからの時間t1を記録する。そして、設定部221は、この時間の例えば倍の時間t2をこのLVに対するPV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間として対象外期間テーブル211の「対象外期間」に設定する。例えば、対象のLVが最後にマウントされたときのアンマウントからマウントまでの時間が10分であった場合、設定部221は、アンマウントから20分間をPV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間に設定する。なお、「対象外期間」は、t1の2倍に限定されるものではない。例えば、「対象外期間」は、t1の3倍に設定されてもよく、また、t1に所定の時間を加算した時間に設定されてもよい。
また、設定部221は、マウントからアンマウントまでの時間が一定でない場合、平均値を算出して、対象外期間を設定するようにしてもよい。また、殆ど使用されていないLVの場合はアンマウントからマウントまでの時間が非常に長くなる。このため、設定部221は、オフキャッシュ優先処理対処外時間の最大値を例えば24h(1日)などに設定してもよい。
選択部222は、実施例1に係る選択部122が有する機能に加えて、以下の機能を有する。すなわち、選択部222は、「PV内LVオフキャッシュ優先論理」に基づいて選択したオフキャッシュ対象LVが対象外期間内であるか否かを更に判定する。図8に示す例では、選択部222は、「PV内LVオフキャッシュ優先論理」に基づいて選択したオフキャッシュ対象LVがLV(C)あった場合、LV(C)のアンマウント後、20分を経過したか否かを判定する。
ここで、選択部222は、オフキャッシュ対象LVが対象外期間内ではない場合に、このLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。一方、選択部222は、オフキャッシュ対象LVが対象外期間内である場合に、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。
[実施例2に係る仮想テープ装置による処理の処理手順]
次に、図10を用いて、実施例2に係る仮想テープ装置40による処理の処理手順を説明する。図10は、実施例2に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、仮想テープ装置40は、ホスト1またはホスト2からLVのマウント要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。なお、ここでは、図4に示した実施例1に係る仮想テープ装置による処理のうち、ステップS104からステップS106までの処理において異なる処理についてのみ説明する。
選択部222は、物理ドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVをPV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、オフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS201)。ここで、選択部222は、オフキャッシュ対象LVが複数存在する場合、オフキャッシュ対象LVのうち更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。続いて、選択部222は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の対象外期間内であるか否かを判定する(ステップS202)。
選択部222は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の対象外期間内ではないと判定した場合(ステップS202、No)、このLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS203)。
一方、選択部222は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の対象外期間内であると判定した場合(ステップS202、Yes)、以下の処理を実行する。すなわち、選択部222は、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS204)。
続いて、キャッシュ制御部123は、オフキャッシュ対象LVをオフキャッシュする(ステップS205)。ステップS205の処理が終了後、仮想テープ装置は、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る仮想テープ装置は、PV内LVオフキャッシュ優先論理の対象外期間を設けることで、使用頻度の高いLVのリコールの多発を抑止することができる。
また、実施例2に係る仮想テープ装置は、複数存在するオフキャッシュ対象LVのうち、更新時刻が最も古いLVが対象外期間内である場合、複数存在するオフキャッシュ対象LVのうち対象外期間内ではないLVを選択するようにしてもよい。
ところで、仮想テープ装置において、オフキャッシュ優先論理に基づいてLVのオフキャッシュ処理をした場合、現在物理テープドライブにマウントされているPV内に無いLVで、オンキャッシュ状態のまま使用されないLVが発生する場合が起こりうる。
また、オフキャッシュ優先処理論理によってオフキャッシュされたLVが、再度リコールされるケースが多い場合には、現在使用されているPVにデータが無いLVの中でオンキャッシュ状態のLVをオフキャッシュにしたほうが有効な場合もある。
そこで、実施例3では、仮想テープ装置は、オフキャッシュ優先処理論理によってオフキャッシュされたLVが、再度リコールされるケースが多い場合には、オンキャッシュ状態のまま使用されなくなっているLVをオフキャッシュにする場合を説明する。
[実施例3に係る仮想テープシステムの構成]
実施例3に係る仮想テープシステムの構成は、VLPの機能構成が一部異なる点を除いて、実施例1及び実施例2に係る仮想テープ装置の構成と同様である。このため、実施例3では、実施例1に係るVLP46をVLP46bに置き換えて説明する。
[実施例3に係るVLPの機能構成]
次に、図11を用いて、実施例3に係るVLP46bの機能構成を説明する。図11は、実施例3に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。実施例3に係るVLP46bは、記憶部310と制御部320とを有する。なお、ここでは、図2または図7に示した各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すことにしてその詳細な説明を省略する。
記憶部310は、半導体メモリ素子などの記憶装置であり、論理ボリューム情報テーブル111と対象外期間テーブル211とオフキャッシュ優先理論テーブル311とを有する。
図12を用いて、実施例3に係るオフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する情報を説明する。図12は、実施例3に係るオフキャッシュ優先理論テーブルが記憶する情報の一例を示す図である。例えば、オフキャッシュ優先理論テーブル311は、図12に示すように、「要求ID」と「要求LV」と「オンキャッシュ状態のLV」とを対応付けて記憶する。また、オフキャッシュ優先理論テーブル311は、図12に示すように、「物理テープドライブにマウントされたPV」と「物理テープドライブにマウントされたPVに格納されているLV」と「リコール回数」とを対応付けて記憶する。
ここで、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「要求ID」は、ホストからLVのマウント要求がされた順序を示す。例えば、「要求ID」には、1番目にLVのマウント要求がされたことを示す「1」、2番目にLVのマウント要求がされたことを示す「2」などが格納される。
また、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「要求LV」は、ホストからオンキャッシュを要求されたLVの識別子を示す。例えば、「LV」には、「N1」、「A1」などが格納される。
また、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「オンキャッシュ状態のLV」は、TVC41上に存在するLVの識別子を示す。例えば、「オンキャッシュ状態のLV」には、「B1」、「A1」などが格納される。なお、ここでは、左から右への順に、タイムスタンプが古いものから新しいものへとLVの識別子が格納されるものとする。
また、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「物理テープドライブにマウントされたPV」は、物理テープドライブにマウントされているPVの識別子を示す。例えば、「物理テープドライブにマウントされたPV」には、「PV(A)」などが格納される。
また、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「物理テープドライブにマウントされたPVに格納されているLV」は、物理テープドライブにマウントされているPVに格納されるLVの識別子を示す。例えば、「物理テープドライブにマウントされたPVに格納されているLV」には、「A1」、「A2」などが格納される。
また、オフキャッシュ優先理論テーブル311が記憶する「リコール回数」は、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて選択されたオフキャッシュ対象LVが、オフキャッシュされた後に、リコールされた回数を示す。例えば、「リコール回数」には、「1」、「2」などが格納される。例えば、図12に示す要求IDが「3」で、LV「A1」が要求される。この「A1」は、要求IDが「1」でオフキャッシュされたものである。すなわち、要求IDが「3」に対応するリコール回数に「1」が格納される。
一例をあげると、図12は、1番目にオンキャッシュ要求されたLVは、N1で識別されるLVであり、TVC41には、「B1、B2、A1、A2、A3、A4、A5、A6」で識別されるLVが存在することを示す。また、図12は、PV(A)がマウントされており、このPV(A)には、「A1、A2、A3、A4、A5、A6」で識別されるLVが格納されることを示す。
また、図12は、2番目にオンキャッシュ要求されたLVは、N2で識別されるLVであり、TVC41には、「B1、B2、A2、A3、A4、A5、A6、N1」で識別されるLVが存在することを示す。また、図12は、PV(A)がマウントされており、このPV(A)には、「A1、A2、A3、A4、A5、A6、N1」で識別されるLVが格納されることを示す。さらに、図12は、1番目にオンキャッシュ要求されたN1で識別されるLVをオンキャッシュする際に、TVC41からA1で識別されるLVがオフキャッシュされたことを示す。
図11に戻り、制御部320は、例えば、CPUやMPUなどの電子回路であり、キャッシュ判定部21と、読出判定部321と、選択部322と、キャッシュ制御部123と、設定部221と、マウント制御部124とを有する。
読出判定部321は、PVが物理ドライブからアンマウントされることなく、かつ、PVからLVが所定の回数TVC41に読出されたか否かを判定する。例えば、読出判定部321は、オフキャッシュ優先理論テーブル311を参照して、「PV内LVオフキャッシュ優先論理」に基づいて選択したオフキャッシュ対象LVが、オフキャッシュされた後に、所定の回数を超えてリコールされたか否かを判定する。
図12に示す例において、所定の回数が3回に設定されているものとして説明する。読出判定部321は、要求IDが「5」である場合、リコール回数が3回であるので、所定の回数を超えてリコールされていないと判定する。また、読出判定部321は、要求IDが「6」である場合、リコール回数が4回であるので、所定の回数を超えてリコールされたと判定する。そして、読出判定部321は、判定結果を選択部322に出力する。
選択部322は、実施例2に係る選択部222が有する機能に加えて、以下の機能を有する。例えば、選択部322は、読出判定部321によりPVが物理ドライブからアンマウントされることなく、かつ、PVからLVが所定の回数TVC41に読出されたと判定された場合、以下の処理を実行する。すなわち、選択部322は、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する。図12に示す例において、要求IDが「6」である場合、選択部322は、例えば、「オンキャッシュ状態のLV」のうち、タイムスタンプが最も古い「B1」をオフキャッシュ対象LVとして選択する。
なお、選択部322は、読出判定部321によりPVが物理ドライブからアンマウントされることなく、かつ、PVからLVが所定の回数TVC41に読出されていないと判定された場合、以下の処理を実行する。選択部322は、オフキャッシュ対象LVとして選択したLVが所定の禁止期間内であるか否かを判定する。
[実施例3に係る仮想テープ装置による処理の処理手順]
次に、図13を用いて、実施例3に係る仮想テープ装置40による処理の処理手順を説明する。図13は、実施例3に係る仮想テープ装置による処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、仮想テープ装置40は、ホスト1またはホスト2からLVのマウント要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。なお、ここでは、図10に示した実施例2に係る仮想テープ装置による処理のうち、ステップS201からステップS204までの処理において異なる処理についてのみ説明する。
選択部322は、物理ドライブにマウントされているPV内に更新済みであり、かつ、TVC41に存在するLVをTVC41からオフキャッシュするオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS301)。
続いて、読出判定部321は、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、同一のPVからN回連続でリコールが動作したか否かを判定する(ステップS302)。ここで、選択部322は、読出判定部321によりPV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、同一のPVからN回連続でリコールが動作したと判定された場合(ステップS302、Yes)、ステップS305に移行する。
読出判定部321によりPV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、同一のPVからN回連続でリコールが動作していないと判定された場合(ステップS302、No)、選択部322は、以下の処理を実行する。すなわち、選択部322は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の禁止期間内であるか否かを判定する(ステップS303)。
選択部322は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の禁止期間内ではないと判定した場合(ステップS303、No)、オフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS304)。
一方、選択部322は、選択したオフキャッシュ対象LVが所定の禁止期間内であると判定した場合(ステップS303、Yes)、ステップS305に移行する。すなわち、選択部322は、TVC41に存在するLVの中で更新時刻が最も古いLVをオフキャッシュ対象LVとして選択する(ステップS305)。
続いて、キャッシュ制御部123は、オフキャッシュ対象LVをオフキャッシュする(ステップS306)。ステップS306の処理が終了後、仮想テープ装置は、処理を終了する。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3に係る仮想テープ装置は、ディスクキャッシュをより有効に使用することができる。
ところで、仮想テープ装置において、PVがフル状態になったことでPVが切り替わる場合がある。このような場合、仮想テープ装置における「PV内LVオフキャッシュ優先論理」に基づいたリコール性能の優位性は失われてしまう。すなわち、仮想テープ装置は、リコール処理に時間が掛かる状態になってしまう。
このようなことから、仮想テープ装置は、PVがフル状態になる前に、マウント中のPVに格納されるLVのうち使用予定のLVについては、予めTVC41にキャッシュしておいてもよいものである。そこで、実施例4では、仮想テープ装置が、PVがフル状態になる前に、使用予定のLVをホストに要求し、使用予定のLVをTVC41にキャッシュする場合について説明する。
[実施例4に係る仮想テープシステムの構成]
実施例4に係る仮想テープシステムの構成は、VLPの機能構成が一部異なる点を除いて、実施例1に係る仮想テープ装置の構成と同様である。このため、実施例4では、実施例1に係るVLP46をVLP46cに置き換えて説明する。
[実施例4に係るVLPの機能構成]
次に、図14を用いて、実施例4に係るVLPの機能構成を説明する。図14は、実施例4に係るVLPの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。実施例4に係るVLP46cは、記憶部410と制御部420とを有する。なお、ここでは、図2に示した各部と同様の役割を果たす機能部については、同一符号を付すことにしてその詳細な説明を省略する。
記憶部410は、半導体メモリ素子などの記憶装置であり、論理ボリューム情報テーブル111と閾値テーブル411とを有する。
閾値テーブル411は、物理ドライブにマウントされているPVがフル状態に近づいていると判定するPVの使用量を記憶する。言い換えると、閾値テーブル411は、PVの空き容量が所定の閾値を下回ったことを示す値を記憶する。例えば、閾値テーブル411には、「80%」が記憶される。なお、この値は一例であり、変更可能である。
図14に戻り、制御部420は、例えば、CPUやMPUなどの電子回路であり、キャッシュ判定部121と、選択部122と、マウント制御部124と、閾値判定部421と、要求部422と、受信部423と、キャッシュ制御部424とを有する。
閾値判定部421は、物理ドライブにマウントされているPVの空き容量が所定の閾値を下回ったか否かを判定する。例えば、閾値判定部421は、現在の物理ドライブにマウントされているPVの使用量を読出して、読出したPVの使用量が閾値テーブル411に記憶される閾値を超えたか否かを判定する。
例えば、閾値判定部421は、読出したPVの使用量が閾値テーブル411に記憶される閾値を超えていた場合、PVの空き容量が所定の閾値を下回ったと判定する。そして、閾値判定部421は、PVの空き容量が所定の閾値を下回った旨を要求部422に通知する。
要求部422は、閾値判定部421により、PVの空き容量が所定の閾値を下回ったと判定された場合、ホスト1またはホスト2に対して、PVが格納するLVのうちTVC41にオンキャッシュにさせるLVを示すオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する。なお、オンキャッシュ情報には、オンキャッシュさせるLVの識別子が含まれる。
また、要求部422は、更に、物理ドライブにマウントされているPVがアンマウントされた場合、ホスト1またはホスト2に対してオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する。例えば、要求部422は、アンマウントされたPVに格納されたLVのうち、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、オフキャッシュにしたLVが存在する場合、ホスト1またはホスト2に対してオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する。
受信部423は、ホスト1またはホスト2からオンキャッシュ情報を受信する。受信部423は、受信したオンキャッシュ情報をキャッシュ制御部424に出力する。
キャッシュ制御部424は、実施例1に係るキャッシュ制御部123が有する機能に加えて、以下の機能を有する。すなわち、キャッシュ制御部123は、PVが格納するLVうち、オンキャッシュ情報に指定されたLVをオンキャッシュにする。
[実施例4に係る仮想テープ装置による処理動作]
次に、図15Aから図15D及び図16を用いて、実施例4に係る仮想テープ装置40による処理動作を説明する。図15Aから図15Dは、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作を示す図ある。また、図16は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVがアンマウントされた場合の処理動作を示す図である。
(PVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理動作)
図15Aから図15Dでは、仮想テープシステム10が、ホスト1からLVのマウント要求を受付ける場合を例に説明する。図15Aに示すように、仮想テープシステム10では、閾値判定部421は、マウント状態のPVの閾値を下回ったと判定する(ステップS401)。そして、要求部422は、PVの閾値が超えた旨をホスト1に通知し、TVC41にオンキャッシュにさせるLVを示すオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する(ステップS402)。
続いて、図15Bに示すように、ホスト1は、仮想テープ装置40の状態を取得する(ステップS403)。例えば、ホスト1は、仮想テープ装置40に対し、現在のオンキャッシュ状態のLVの情報やPVに対する書き込み状況を取得するためのコマンドを発行し、仮想テープ装置の状態を把握する。すなわち、ホスト1は、TVC41にオンキャッシュであるLVの識別子を取得する。続いて、ホスト1は、オンキャッシュで使用予定のLVのリストと取得したTVC41にオンキャッシュであるLVとを比較する(ステップS404)。
そして、図15Cに示すように、ホスト1は、オンキャッシュで使用予定のLVのリストのうち、TVC41にオンキャッシュではないLVを示すオンキャッシュ情報を仮想テープ装置40に通知する(ステップS405)。そして、仮想テープ装置40では、受信部423がオンキャッシュ情報を受信する。続いて、キャッシュ制御部424は、PVが格納するLVのうち、オンキャッシュ情報に指定されたLVをオンキャッシュにする(ステップS406)。
その後、図15Dに示すように、仮想テープシステム10では、PVが入れ替えられる(ステップS407)。そして、ホスト1は、オンキャッシュ状態である使用予定のLVにアクセスする(ステップS408)。このように、ホスト1は、PVが入れ替えられた場合でも、使用予定のLVがオンキャッシュ状態であるので、アクセスを継続できる。
なお、ホスト1は、オンキャッシュで使用予定のLVのリストをオンキャッシュ情報として仮想テープ装置に送信するようにしてもよい。この場合、仮想テープ装置は、オンキャッシュ情報に指定されたLVがオンキャッシュであるか否かを判定し、オンキャッシュではないLVをリコールする。
(PVがアンマウントされた場合の処理動作)
図16に示すように、仮想テープシステム10では、マウント制御部124が、LV(A)、LV(B)、LV(C)の格納されるPV(A)をアンマウントする(ステップS411)。続いて、仮想テープシステム10では、マウント制御部124が、PV(B)をマウントする(ステップS412)。
また、仮想テープシステム10は、要求部422は、LV(A)、LV(B)、LV(C)がTVC41からオフキャッシュされていると判定する(ステップS413)。そして、要求部422は、ホストに対してオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する(ステップS414)。
[実施例4に係る仮想テープ装置による処理の処理手順]
次に、図17から図18を用いて、実施例4に係る仮想テープ装置40による処理の処理手順を説明する。図17は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理の処理手順を示すフローチャートである。図18は、実施例4に係る仮想テープ装置によるPVがアンマウントされた場合の処理の処理手順の別例を示すフローチャートである。
(PVの空き容量が所定の閾値を下回った場合の処理手順)
仮想テープ装置40は、ホスト1またはホスト2からマイグレーション要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。なお、ここでは、仮想テープ装置がオンキャッシュ情報に指定されたLVがオンキャッシュであるか否かを判定し、オンキャッシュではないLVをリコールする場合を例に説明する。また、マイグレーション要求とは、LVをPVへ書込む要求のことである。
マウント制御部124は、TVC41上で更新されたLVをPVに書込む(ステップS421)。そして、閾値判定部421は、物理ドライブにマウントされている物理ボリュームの空き容量が所定の閾値を下回ったか否かを判定する(ステップS422)。ここで、閾値判定部421は、物理ドライブにマウントされている物理ボリュームの空き容量が所定の閾値を下回っていないと判定した場合(ステップS422、No)、処理を終了する。
ここで、閾値判定部421により物理ドライブにマウントされているPVの空き容量が所定の閾値を下回ったと判定された場合(ステップS422、Yes)、要求部422は、以下の処理を実行する。すなわち、要求部422は、ホストに対して、PVが格納するLVのうち、TVC41にオンキャッシュにさせるLVを示すオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する(ステップS423)。
続いて、受信部423は、ホストからオンキャッシュ情報を受信する(ステップS424)。そして、キャッシュ制御部424は、オンキャッシュ情報に指定されたLVがオンキャッシュであるか否かを判定する(ステップS425)。ここで、キャッシュ制御部424は、オンキャッシュ情報に指定されたLVがオンキャッシュであると判定した場合(ステップS425、Yes)、ステップS427に移行にする。
一方、キャッシュ制御部424は、オンキャッシュ情報に指定されたLVがオンキャッシュでないと判定した場合(ステップS425、No)、指定されたLVをオンキャッシュにする(ステップS426)。続いて、マウント制御部124は、PVを切り替える(ステップS427)。ステップS427の処理が終了後、仮想テープ装置は、処理を終了する。
(PVがアンマウントされた場合の処理手順)
仮想テープ装置40は、ホスト1またはホスト2からPVのアンマウント要求を受付けた場合に、以下の処理を実行する。図18に示すように、マウント制御部124は、PVを切り替える(ステップS501)。
そして、要求部422は、アンマウントされたPVに格納されたLVのうち、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、オフキャッシュにしたLVが存在するか否かを判定する(ステップS502)。ここで、要求部422は、アンマウントされたPVに格納されたLVのうち、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、オフキャッシュにしたLVが存在しないと判定した場合(ステップS502、No)、ステップS507に移行する。
要求部422は、アンマウントされたPVに格納されたLVのうち、PV内LVオフキャッシュ優先論理に基づいて、オフキャッシュにしたLVが存在すると判定した場合(ステップS502、Yes)、以下の処理を実行する。すなわち、要求部422は、ホストに対してオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する(ステップS503)。
続いて、受信部423は、ホストからオンキャッシュ情報を受信する。そして、キャッシュ制御部424は、オンキャッシュ情報に指定されたLVをリコールしてオンキャッシュにする(ステップS504)。このステップS504の処理の後、マウント制御部124は、物理ドライブ内のPVを元のPVに入れ替える(ステップS505)。
そして、仮想テープ装置は、ステップS506において、切り替えられる前のPVで処理を継続して実行する(ステップS506)。また、仮想テープ装置は、ステップS507において、切り替えられた後のPVで処理を継続して実行する(ステップS507)。なお、ステップS506、ステップS507の処理の終了後、仮想テープ装置は、処理を終了する。
[実施例4の効果]
上述してきたように、実施例4に係る仮想テープ装置は、現在物理テープドライブにマウントされているPVがLVの更新データによってフル状態になり、PVの切り替えが発生する場合、この切り替えを閾値テーブル411に基づいて予め予測する。そして、仮想テープ装置は、PVがフル状態となる手前で、ホストに対してオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する。続いて、仮想テープ装置は、オンキャッシュ情報に指定されたLVをオンキャッシュにする。このため、PV切り替え時にはオンキャッシュ状態が維持される。
例えば、実施例4に係る仮想テープ装置は、PV切り替え時にホストに割り込むことによって、重要度が高いLVをそのLVの最終更新データを持つPVがマウントされている間にリコール処理を行わせる。この結果、実施例4に係る仮想テープ装置は、PV切り替え前と同じようにリコールに対して優位な状態で処理が継続することができる。
また、実施例4に係る仮想テープ装置は、割り込みをPV切り替え後に発行することで、ホスト側が要求するLVがオンキャッシュ状態に無ければ、再度対象のLVをオンキャッシュ状態にするためにマウント指示またはプリロードが行われる。このため、一旦アンマウント状態となったPVが再び物理テープドライブにマウントされ、PV切り替え前と同じようにリコールに対して優位な状態で処理が継続することができる。
また、ホスト1またはホスト2は、プリロード機能により対象のLVをオンキャッシュ状態に移行させ、一部のデータを更新させて対象のLVのタイムスタンプを更新させるようにしてもよい。なお、この処理によりPVに対象LVの最終更新データが最新のタイムスタンプで書き込まれるが、無駄な書き込みを行いたくない場合は、タイムスタンプのみを更新させオフキャッシュの優先度のみを落とすコマンドを追加してもよい。このような処理により、オンキャッシュ状態になったLVは、タイムスタンプが最新となる。このため、PV切り替え時にはオンキャッシュ状態が維持される。そして、次に対象のLVが更新されると、新たにマウント状態となったPVに最終更新データが書き込まれる。このため、以降はそのPV内のLVとして処理を継続できる。
ところで、本発明は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例5では、本発明に含まれる他の実施例について説明する。
(システム構成等)
本実施例において説明した各処理のうち自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した記憶部が格納する情報は一例に過ぎず、必ずしも図示のごとく情報が格納される必要はない。また、図示した各構成部は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のごとく構成されていることを要しない。例えば、VLP46では、選択部122とキャッシュ制御部123とが統合されてもよい。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
1、2 ホスト
10 仮想テープシステム
20、30 物理テープライブラリ装置
21、31 物理テープ格納用スロット
22、23、32、33 物理テープドライブ
24、34 物理テープ移動用ロボット
40 仮想テープ装置
41 TVC
42、43 ICP
44、45 IDP
46 VLP
110 記憶部
111 論理ボリューム情報テーブル
120 制御部
121 キャッシュ判定部
122 選択部
123 キャッシュ制御部
124 マウント制御部

Claims (5)

  1. 論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームの更新時間と、前記論理ボリュームがキャッシュ部に割り当てられているか否かを示す情報と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記物理ボリュームが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する記憶部と、
    前記キャッシュ部からのオフキャッシュを禁止する所定の期間を設定する設定部と、
    論理ボリュームを前記キャッシュ部にキャッシュする要求を受付けた場合に、前記キャッシュ部に空き容量がないとき、前記論理ボリューム情報に基づいて、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが存在するか否かを判定するキャッシュ判定部と、
    前記キャッシュ判定部により物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが複数存在すると判定された場合、前記論理ボリューム情報を参照し、該複数の論理ボリュームの中から更新時刻が最も古い論理ボリュームを選択し、該選択した論理ボリュームが前記所定の期間内であるか否かを判定し、前記所定の期間内ではない場合に、該選択した論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたオフキャッシュ対象論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするキャッシュ制御部と、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  2. 論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームの更新時間と、前記論理ボリュームがキャッシュ部に割り当てられているか否かを示す情報と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記物理ボリュームが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する記憶部と、
    論理ボリュームを前記キャッシュ部にキャッシュする要求を受付けた場合に、前記キャッシュ部に空き容量がないとき、前記論理ボリューム情報に基づいて、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが存在するか否かを判定するキャッシュ判定部と、
    物理ボリュームが前記物理ドライブからアンマウントされることなく、かつ、前記物理ボリュームから論理ボリュームが所定の回数前記キャッシュ部に読出されたか否かを判定する読出判定部と、
    前記キャッシュ判定部の判定結果に基づいて、該論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択し、前記読出判定部により、物理ボリュームが前記物理ドライブからアンマウントされることなく、かつ、該選択したオフキャッシュ対象論理ボリュームが前記物理ボリュームから所定の回数前記キャッシュ部に読出されたと判定された場合、前記キャッシュ部に存在する論理ボリュームの中で更新時刻が最も古い論理ボリュームをオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたオフキャッシュ対象論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするキャッシュ制御部と、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  3. 論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームの更新時間と、前記論理ボリュームがキャッシュ部に割り当てられているか否かを示す情報と、前記論理ボリュームのデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記物理ボリュームが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶する記憶部と、
    論理ボリュームを前記キャッシュ部にキャッシュする要求を受付けた場合に、前記キャッシュ部に空き容量がないとき、前記論理ボリューム情報に基づいて、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが存在するか否かを判定するキャッシュ判定部と、
    前記キャッシュ判定部の判定結果に基づいて、該論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択する選択部と、
    物理ドライブにマウントされている物理ボリュームの空き容量が所定の閾値を下回ったか否かを判定する閾値判定部と、
    前記閾値判定部により、前記物理ボリュームの空き容量が所定の閾値を下回ったと判定された場合、情報処理装置に対して、前記物理ボリュームが格納する論理ボリュームのうち、前記キャッシュ部にオンキャッシュにさせる論理ボリュームを示すオンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する要求部と、
    前記情報処理装置から前記オンキャッシュ情報を受信する受信部と、
    前記選択部により選択されたオフキャッシュ対象論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするとともに、前記物理ボリュームが格納する論理ボリュームのうち、前記オンキャッシュ情報に指定された論理ボリュームをオンキャッシュにするキャッシュ制御部と、
    を有することを特徴とする仮想テープ装置。
  4. 前記要求部は、更に、物理ドライブにマウントされている物理ボリュームがアンマウントされた場合、ホストに対して前記オンキャッシュ情報を自装置に送信する旨を要求する
    ことを特徴とする請求項に記載の仮想テープ装置。
  5. 仮想テープ装置が、
    データをキャッシュ部にキャッシュする要求を受付けた場合に、前記キャッシュ部に空き容量がないとき、論理ボリュームの識別子と、前記論理ボリュームの更新時間と、前記論理ボリュームがキャッシュ部に割り当てられているか否かを示す情報と、前記論理ボリュームとしてデータを格納する物理ボリュームの識別子と、前記物理ボリュームが物理ドライブにマウントされているか否を示す情報とを対応付けた論理ボリューム情報を記憶部から読出し、前記論理ボリューム情報に基づいて、物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられている論理ボリュームが存在するか否かを判定し、
    物理ドライブにマウントされている物理ボリューム内に更新済みである論理ボリュームで、かつ、前記キャッシュ部に割り当てられた論理ボリュームが複数存在すると判定した場合、前記論理ボリューム情報を参照し、該複数の論理ボリュームの中から更新時刻が最も古い論理ボリュームを選択し、該選択した論理ボリュームが前記キャッシュ部からのオフキャッシュを禁止する所定の期間内であるか否かを判定し、前記所定の期間内ではない場合に、該選択した論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュするオフキャッシュ対象論理ボリュームとして選択し、
    選択したオフキャッシュ対象論理ボリュームを前記キャッシュ部からオフキャッシュする
    各処理を含んだことを特徴とする仮想テープ装置の制御方法。
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