JP6544039B2 - ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム - Google Patents

ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6544039B2
JP6544039B2 JP2015102369A JP2015102369A JP6544039B2 JP 6544039 B2 JP6544039 B2 JP 6544039B2 JP 2015102369 A JP2015102369 A JP 2015102369A JP 2015102369 A JP2015102369 A JP 2015102369A JP 6544039 B2 JP6544039 B2 JP 6544039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
storage
storage device
disk
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015102369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016218700A (ja
Inventor
敦弘 大▲高▼
敦弘 大▲高▼
明子 坂口
明子 坂口
佐藤 英俊
英俊 佐藤
隆広 湯本
隆広 湯本
晃 山▲嵜▼
晃 山▲嵜▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015102369A priority Critical patent/JP6544039B2/ja
Priority to US15/138,884 priority patent/US10346073B2/en
Publication of JP2016218700A publication Critical patent/JP2016218700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544039B2 publication Critical patent/JP6544039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1076Parity data used in redundant arrays of independent storages, e.g. in RAID systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステムに関する。
近年、ストレージ装置は、一層の大容量化が図られ、一般に多数のストレージデバイスを備える。また、ストレージ装置は、コストや性能に対するユーザニーズの多様化により、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの異なる種類のストレージデバイスを備えることがあり、同じストレージデバイスであっても記憶容量やアクセス速度が異なる場合がある。
さらに、ストレージ装置は、装置構成の拡張やメンテナンスなどに対応して、ストレージデバイスの種類が一層多様化する傾向にある。装置構成の拡張を容易にするために、ストレージ装置は、複数のストレージデバイスを収容するドライブエンクロージャを備えるものがある。
また、ストレージ装置は、ストレージデバイスの障害からデータを保護するために、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技術を採用する。ストレージ装置は、RAIDの設定をおこなう際に、RAIDを構成するストレージデバイスの選択を要し、自動または手動により設定操作が実行される。
特開2000−20245号公報 特開平9−6547号公報 米国特許第8782342号明細書
しかしながら、RAIDを構成するストレージデバイスの選択は、ストレージ装置に接続するストレージデバイスの構成がストレージデバイスの増加と多様化により複雑化していることから容易ならざるものとなっている。
また、RAIDを構成するストレージデバイスの選択は、ストレージデバイスの障害がストレージデバイス単位で生じる他、複数のストレージデバイスを収容するドライブエンクロージャなどのユニット単位で生じることも考慮することが求められる。
一側面では、本発明は、RAIDを構成する際に、安全性の高いストレージデバイスを容易に選択できるストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すようなストレージ制御装置を提供する。
ストレージ制御装置は、記憶部と、制御部と、を含む。記憶部は、RAIDを構成するストレージデバイスの選択条件に関する選択条件情報と、ストレージデバイスと、収容体に収容されるストレージデバイスにより収容体単位でグループ化された収容体グループ、および、制御装置の1のポートに通信可能に接続される複数の収容体によりポート単位でグループ化されたポートグループとを対応付けたグループ情報と、ストレージデバイス、収容体および制御装置の接続構成を示す接続情報と、を記憶する。制御部は、選択条件情報に合致するストレージデバイスを選択し、選択したストレージデバイスが所属する収容体グループと、当該収容体グループが所属するポートグループとの組合せをグループ情報に基づいて抽出し、接続情報に基づいて、ストレージデバイスに対して抽出した収容体グループおよびポートグループの組合せの選択優先順序を示すグループ単位優先順序を、抽出した組合せ対して付与し、抽出した組合せからグループ単位優先順序に従った1つの組合せの選択、および、当該1つの組合せに属する1つのストレージデバイスの選択を、選択されたストレージデバイスの数が所要数に達するまで繰り返し実行する。
一態様によれば、ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステムにおいて、RAIDを作成する際に、安全性の高いストレージデバイスを容易に選択できる。
第1の実施形態のストレージ装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージシステムの一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージ装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のCEとDEとの接続構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その1)。 第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その2)。 第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その3)。 第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その4)。 第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その5)。 第2の実施形態のディスク情報収集処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のDE優先順序付与処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の候補DEリストの一例を示す図である。 第2の実施形態の第1リストの一例を示す図である。 第2の実施形態の第2リストの一例を示す図である。 第2の実施形態の第3リストの一例を示す図である。 第2の実施形態の第4リストの一例を示す図である。 第3の実施形態のHSディスク選択処理のフローチャートを示す図である。 第3の実施形態のHS候補DEリストの一例を示す図である。 第3の実施形態の加点HS候補DEリストの一例を示す図である。 第3の実施形態のHS第1リストの一例を示す図である。 第3の実施形態のHS第2リストの一例を示す図である。 第3の実施形態のHS第3リストの一例を示す図である。 第3の実施形態のHS第4リストの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態のストレージ装置について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のストレージ装置の構成の一例を示す図である。
ストレージ装置1は、ストレージ制御装置2と、複数のストレージデバイス4a〜4hを含む。ストレージデバイスは、グループ(ストレージグループ)に所属する。ストレージグループは、たとえば、ストレージデバイスを収容する収容体であるDE(Drive Enclosure)に対応する。なお、ストレージグループは、ストレージデバイスに付与される属性として捉えることができる。ストレージグループは、ストレージグループをサブグループとする上位のストレージグループに所属できる。たとえば、DE単位のグループは、DEの接続先単位の上位グループに所属できる。DEの接続先単位の上位グループは、たとえば、DEが接続するポート単位のグループや、DEが接続するCM(Controller Module)単位のグループや、DEが接続するCE(Controller Enclosure)単位のグループである。
ストレージ装置1は、障害からデータを保護するために、RAID技術を採用する。RAIDグループを構成するストレージデバイスとは、RAIDグループを構成する場合に、データやデータに対するパリティ(冗長コード)を記憶するデバイスである。
RAIDグループを構成するストレージデバイスは、ストレージデバイス4a〜4hから選択される。ストレージデバイス4a〜4hは、種類、容量、アクセス速度などが異なる場合がある。ストレージデバイスの種類は、たとえば、HDDやSSDなどがある。ストレージデバイスの容量は、たとえば、500GBや10TBがある。ストレージデバイスの転送速度は、たとえば、8Gbit/sや12Gbit/sがある。
ストレージ制御装置2は、情報処理装置の1つであり、たとえば、ストレージ装置1に含まれるCMなどである。
ストレージ制御装置2は、記憶部6と制御部5とを含む。記憶部6は、選択条件情報7aと、グループ情報7bと、接続情報7c、グループ単位優先順序8を記憶可能であり、たとえば、HDDや各種メモリなどの記憶装置である。
選択条件情報7aは、RAIDグループを構成するストレージデバイスの選択条件に関する情報である。選択条件情報7aは、RAIDグループを構成するストレージデバイスの選択対象を絞り込む選択対象絞込条件や、RAIDグループを構成するストレージデバイスの選択対象から除外する選択対象除外条件を含む。
選択対象絞込条件は、たとえば、RAIDレベル、RAIDグループのサイズ、ストレージデバイスの識別情報などの指定を含む。選択対象除外条件は、たとえば、使用中のストレージデバイスの識別情報や故障中のストレージデバイスなどの指定を含む。
グループ情報7bは、ストレージデバイスとストレージグループの所属関係に関する情報である。グループ情報7bは、ストレージデバイスの識別情報と、ストレージグループの識別情報とを対応づけた情報を含む。たとえば、グループ情報7bは、ストレージデバイスの識別情報とストレージデバイスが所属するDEの識別情報とを対応づけた情報である。
接続情報7cは、ストレージデバイスの接続構成を示す情報である。たとえば、接続情報7cは、ストレージデバイスの識別情報と、ストレージデバイスの接続先となる機器の識別情報とを対応づけた情報を含む。ストレージデバイスの接続先となる機器は、たとえば、DEやCMやCEのポートなどがある。なお、ストレージデバイスの接続構成は、ストレージデバイスとストレージデバイスの接続先との接続関係を含み、さらにストレージデバイスの接続先相互の接続関係を含む。
制御部5は、ストレージデバイスから、RAIDグループを構成するストレージデバイスを以下のようにして選択する。
まず、制御部5は、選択条件情報7aに合致するストレージデバイスを選択する。たとえば、制御部5は、選択対象絞込条件と選択対象除外条件に合致するストレージデバイスを選択し、ストレージデバイス4a,4b,4c,4eを選択する。
制御部5は、選択したストレージデバイスが所属するストレージグループをグループ情報7bに基づいて抽出する。たとえば、制御部5は、ストレージデバイス4a,4bが所属するストレージグループ3aを抽出し、ストレージデバイス4cが所属するストレージグループ3bを抽出し、ストレージデバイス4eが所属するストレージグループ3cを抽出する。
制御部5は、接続情報7cに基づいてストレージグループ単位の選択優先順序を示すグループ単位優先順序8を、抽出したストレージグループに付与する。たとえば、制御部5は、グループ単位優先順序8の第1順序をグループ3a、第2順序をグループ3c、第3順序をグループ3bに付与する。
制御部5は、抽出したストレージグループからグループ単位優先順序8に従い所要数のストレージデバイスを1つずつ選択する。たとえば、2台のストレージデバイスを選択する場合、制御部5は、グループ3aから1台目のストレージデバイス4aを選択し、グループ3cから2台目のストレージデバイス4eを選択する。なお、3台のストレージデバイスを選択する場合、制御部5は、さらにグループ3bから3台目のストレージデバイス4cを選択する。
このようにして、制御部5は、抽出したストレージグループから1台ずつ所要数のストレージデバイスを選択できる。これにより、ストレージ装置1は、各ストレージグループから分散して、RAIDグループを構成するストレージデバイスを選択できる。
ストレージ装置1は、各ストレージグループから分散してストレージデバイスを選択することで、DE故障などにより同時に使用不可となるストレージデバイスの数を減少させることができる。
これにより、ストレージ装置1は、RAIDを作成する際に、安全性の高いストレージデバイスを容易に選択できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態のストレージシステムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のストレージシステムの一例を示す図である。
ストレージシステム10は、ホスト11と、ネットワーク12を介してホスト11と接続するストレージ装置13を含む。ストレージシステム10は、ホスト11が要求するI/O要求(入出力要求)に応じて、ストレージ装置13にデータを書き込み、あるいはストレージ装置13からデータを読み出す。なお、ストレージシステム10は、複数のホスト11と複数のストレージ装置13を備えてもよい。
次に、ストレージ装置13の構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のストレージ装置の構成の一例を示す図である。
ストレージ装置13は、CE20a,20bと、DE40a,40b,40c,40dとフロントエンドルータ14を含む。CEは、1以上のCMを収容するCM収容装置である。たとえば、CE20aは、CM30a,30bを含む。CE20bは、CM30c,30dを含む。DEは、1以上のストレージデバイスを収容するストレージデバイス収容装置(ストレージデバイス収容体)である。たとえば、DE40aは、HDD50を収容する。
CM30a,30b,30c,30dは、フロントエンドルータ14を介して相互に接続する。CM30a,30bは、DE40a,40bと接続し、CM30c,30dは、DE40c,40dと接続する。
CM30aは、制御ポート31aと、CA(Channel Adapter)32aと、メモリ33aと、CPU(Central Processing Unit)34aと、IOC(Input / Output Controller)35a,35bを含む。さらに、CM30aは、NTB(Non Transparent Bridge)36aと、EXP(Expander)37aと、HDD39aを含む。CM30bは、制御ポート31bと、CA32bと、メモリ33bと、CPU34bと、IOC35c,35dと、NTB36bと、EXP37bと、HDD39bを含む。なお、CM30c,30dは、CM30a,30bと同様の構成を有する。以下、CM30a,30b,30c,30dを代表して、CM30aの各構成について説明する。
CM30aは、CPU34aによって制御されている。CPU34aには、バスを介してメモリ33aと複数の周辺機器が接続されている。CPU34aは、2以上のプロセッサからなるマルチコアプロセッサであってもよい。
CPU34aは、たとえば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)であってもよい。
メモリ33aは、CM30aの主記憶装置として使用される。メモリ33aには、CPU34aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時格納される。また、メモリ33aには、CPU34aによる処理に必要な各種データが格納される。また、メモリ33aは、CPU34aのキャッシュメモリとして機能する。
バスに接続されている周辺機器としては、制御ポート31a、CA32a、HDD39a、IOC35a,35b、NTB36aがある。なお、EXP37aは、IOC35a,35bを介してバスに接続される構成を図示するが、バスに直接接続する構成であってもよい。
制御ポート31aは、ネットワーク12を介してホスト11との間でデータの送受信をおこなう。なお、CA32aによって、ネットワーク12を介してホスト11との間でデータの送受信をおこなってもよい。
HDD39aは、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しをおこなう。HDD39aは、CM30aの補助記憶装置として使用される。HDD39aには、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することができる。
IOC35a,35bは、DE40a,40bとのデータ入出力を制御する。NTB36aは、PCIe(PCI Express)インタフェースを用いて、フロントエンドルータ14を介し、CM30a,30b,30c,30d間で通信をおこなう。EXP37aは、ポート38aを含み、ポート38aを介してDE40a,40bとデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、CM30a,30b,30c,30dは、処理を分担してストレージ装置13の処理機能を実現することができる。また、CM30a,30b,30c,30dは、マスタCM(たとえば、CM30a)を定めて、ストレージ装置13の処理機能を実現することができる。
ストレージ装置13は、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、ストレージ装置13の処理機能を実現する。ストレージ装置13に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、ストレージ装置13に実行させるプログラムをHDDに格納しておくことができる。CPUは、HDD内のプログラムの少なくとも一部をメモリにロードし、プログラムを実行する。また、ストレージ装置13に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカードなどの可搬型記録媒体に記録しておくことができる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばCPUからの制御により、HDDにインストールされた後、実行可能となる。またCPUが、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することができる。
次に、CEとDEとの接続構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のCEとDEとの接続構成の一例を示す図である。
CEとDEとの接続構成を説明するにあたり、説明を簡略化するため、CE、DE、ポートについて符号に代えて識別情報を用いて表示する。なお、CE、DE、ポートの後の#nnは、CE、DE、ポートを一意に識別する識別情報である。
フロントエンドルータ14は、CE#00とCE#01を接続する。CE#00は、4つのポート(ポート#00からポート#03)を有する。CE#01は、4つのポート(ポート#04からポート#07)を有する。
ポート#00は、CE#00の近傍に接続された順に、DE#00、DE#01、DE#02、DE#03と接続する。ポート#01は、CE#00の近傍に接続された順に、DE#04、DE#05、DE#06、DE#07と接続する。ポート#02は、CE#00の近傍に接続された順に、DE#08、DE#09、DE#0A、DE#0Bと接続する。ポート#03は、CE#00の近傍に接続された順に、DE#0C、DE#0D、DE#0E、DE#0Fと接続する。
ポート#04は、CE#01の近傍に接続された順に、DE#10、DE#11、DE#12、DE#13と接続する。ポート#05は、CE#01の近傍に接続された順に、DE#14、DE#15、DE#16、DE#17と接続する。ポート#06は、CE#01の近傍に接続された順に、DE#18、DE#19、DE#1A、DE#1Bと接続する。ポート#07は、CE#01の近傍に接続された順に、DE#1C、DE#1D、DE#1E、DE#1Fと接続する。
ストレージデバイスは、ストレージデバイスを収容するDEを単位(収容体単位)とするストレージグループ(DEグループ)に所属する。たとえば、DE#00が収容する4つのHDDは、DE#00を単位とするDEグループに所属する。
また、CEが備えるポートは、複数のDEと通信可能に接続することから、DEグループに所属するストレージデバイスは、DEの接続先のポートを単位(接続系統単位)とするストレージグループ(ポートグループ)に所属する。たとえば、ポート#00と接続する4つのDE(DE#00からDE#03)が収容するストレージデバイスは、ポート#00を単位とするポートグループ60aに所属する。同様に、DE#04からDE#07が収容するストレージデバイスは、ポート#01を単位とするポートグループ60bに所属する。DE#08からDE#0Bが収容するストレージデバイスは、ポート#02を単位とするポートグループ60cに所属する。DE#0CからDE#0Fが収容するストレージデバイスは、ポート#03を単位とするポートグループ60dに所属する。DE#10からDE#13が収容するストレージデバイスは、ポート#04を単位とするポートグループ60eに所属する。DE#14からDE#17が収容するストレージデバイスは、ポート#05を単位とするポートグループ60fに所属する。DE#18からDE#1Bが収容するストレージデバイスは、ポート#06を単位とするポートグループ60gに所属する。DE#1CからDE#1Fが収容するストレージデバイスは、ポート#07を単位とするポートグループ60hに所属する。
また、CEは、制御対象となるDEを分担し、制御系統を分割することから、ポートグループに所属するストレージデバイスは、ポートが備えられるCEを単位(制御分担単位、あるいは制御系統単位)とするストレージグループ(CEグループ)に所属する。たとえば、ポートグループ60aからポートグループ60dに所属するストレージデバイスは、CE#00を単位とするCEグループ70aに所属する。同様に、ポートグループ60eからポートグループ60hに所属するストレージデバイスは、CE#01を単位とするCEグループ70bに所属する。なお、これらのグループの所属関係は一例にすぎず、グループが上位のグループに所属することもでき、グループが下位のグループを含むこともできる。また、グループの単位は、ストレージデバイスの接続関係に限られず、システム管理者がグループを設定してもよいし、その他の方法でグループの単位を定めてもよい。
次に、図5から図9を用いてRAIDグループ作成処理について説明する。図5は、第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その1)。図6は、第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その2)。図7は、第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その3)。図8は、第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その4)。図9は、第2の実施形態のRAIDグループ作成処理のフローチャートを示す図である(その5)。
RAIDグループ作成処理は、ストレージ装置13がRAIDグループを作成する処理である。ストレージ装置13の制御部(たとえば、マスタCMがCM30aのときCPU34a)は、ホスト11からRAIDグループを作成する指示を受け、RAIDグループ作成処理を実行する。
[ステップS11]制御部は、ホスト11からRAIDグループ作成条件を受信する。RAIDグループ作成条件は、RAIDグループの作成条件を指定する情報である。たとえば、RAIDグループ作成条件は、RAIDレベル(たとえば、RAID5など)、RAIDサイズ(たとえば、500TBなど)、ディスク(ストレージデバイス)種別(たとえば、HDDやSSDの区別など)、具体的なディスクなどの指定を含む。
[ステップS12]制御部は、ディスク情報(ストレージデバイス情報)を取得する。ディスク情報は、ストレージ装置13が有するディスクに関する情報であり、各CMで共有される情報である。ディスク情報は、ディスクが所属するDE、ディスクが使用中であるか未使用であるかの区別、ディスクが正常であるか故障中であるかの区別、ディスク種別、ディスクのサイズ(記憶容量)、ディスク数などを含む。
[ステップS13]制御部は、RAIDグループ作成条件とディスク情報と予め設定された情報から、RAIDグループ作成条件をディスク情報で具体化したRAIDグループ構成条件を生成する。RAIDグループ構成条件は、ディスクのサイズ、ディスク数、同一DEから取得可能なディスク数(同一DE取得ディスク数)などの情報を含む。
なお、制御部は、RAIDグループ作成条件においてRAIDレベルが未指定の場合、予め設定されたRAIDレベル優先順位に従いRAIDグループを決定する。RAIDレベル優先順位は、たとえば、第1順位がRAID1+0、第2順位がRAID1、第3順位がRAID5、第4順位がRAID6、第5順位がRAID6−FRなどである。また、制御部は、RAIDグループ作成条件でRAIDサイズが指定されている場合、RAIDレベルごとに推奨するディスクを用いてディスクサイズとディスク数を算出する。また、制御部は、RAIDグループ作成条件でRAIDサイズが未指定の場合、RAIDレベルごとに推奨するディスクを用いて、RAIDレベルごとに作成後のRAIDグループのサイズが最少となるディスク数を算出する。また、制御部は、RAIDグループ作成条件で具体的なディスクを未指定の場合、使用可能な全てのディスクがRAIDグループの作成対象となる。
[ステップS14]制御部は、ステップS13で算出したディスク数(必要ディスク数)のディスクがストレージ装置13に存在するか否かを判定し、必要ディスク数が存在する場合にステップS16にすすみ、存在しない場合にステップS15にすすむ。たとえば、制御部は、RAIDグループ作成条件により具体的に指定されたディスクであり、かつディスク情報に含まれる未使用のディスクを抽出する。制御部は、抽出した未使用のディスクから、RAIDグループ作成条件に含まれるディスクのサイズと同じサイズまたはそれ以上のサイズであるディスクの数を求める。制御部は、必要ディスク数が求めたディスク数以上であれば必要ディスク数が存在すると判定する。
[ステップS15]制御部は、ホスト11にRAIDグループ作成不可を応答し、RAIDグループ作成処理を終了する。
[ステップS16]制御部は、RAIDグループを作成するメンバディスクの候補となる候補ディスクとして構成条件を満たすディスクを決定し、ステップS17にすすむ。
[ステップS17]制御部は、設定されたディスク選択条件を取得し、ディスク選択条件のうちディスク選択第1条件を満たすディスクを候補ディスクから選択する。ディスク選択条件は、ディスク使用効率や性能効率の観点でRAIDグループを作成するディスクを選択する条件である。ディスク選択条件は、ディスク選択第1条件とディスク選択第2条件を含む。ディスク選択第1条件は、たとえば、HS(ホットスペア)ディスクを除外した未使用ディスク、かつ構成条件のディスクサイズと同サイズのディスクを選択する条件である。ディスク選択第2条件は、たとえば、ディスク選択第1条件に加え、構成条件のディスクサイズよりも大きいサイズのディスクを選択する条件である。
[ステップS18]制御部は、ステップS17で選択したディスクからディスク種別単位でディスクを抽出する。たとえば、制御部は、複数の種類のディスクがストレージ装置13に混在している場合、同じディスク種別ごとにディスクを抽出する。
[ステップS19]制御部は、設定されたディスク種別優先順位を取得し、優先順位が最上位のディスク種別に所属するディスクを収容するDEを、順序付与対象DEとする。順序付与対象DEは、DE優先順序付与処理の対象となるDEである。DE優先順序付与処理については、後述する。ディスク種別優先順位は、ディスクの種別ごとにRAIDグループを作成する優先順位を示す。ディスク種別優先順位は、たとえば、第1順位がOnline SAS(Serial Attached SCSI(SCSI:Small Computer System Interface))、第2順位がNearline SAS、第3順位がSSD、第4順位がOnline SAS SED(Self Encrypting Drives)である。
[ステップS20]制御部は、ディスク選択ループ回数の値を「1」に初期化する。ディスク選択ループ回数は、DE優先順序付与処理で付与するDE優先順序に従ってDE優先順序の最上位のDEから最下位のDEまでディスクを選択する回数である。
[ステップS21]制御部は、DE優先順序付与処理を実行する。DE優先順序付与処理は、RAIDグループを構成するディスク(メンバディスク)を選択するDEの優先順序(DE優先順序)を付与する処理である。DE優先順序付与処理は、後で図11を用いて説明する。
[ステップS22]制御部は、DE優先順序の最上位のDEを、RAIDグループを構成するメンバディスクを選択する対象のDE(選択対象DE)とする。
[ステップS23]制御部は、RAIDグループを構成するメンバディスクとして選択対象DEからディスクを1台選択する。
[ステップS24]制御部は、ステップS23においてディスクを1台選択できたか否かを判定する。制御部は、ディスクを1台選択できた場合はステップS25にすすみ、選択できなかった場合はステップS28にすすむ。
[ステップS25]制御部は、必要ディスク数のディスクを選択できたか否かを判定する。制御部は、必要ディスク数のディスクを選択できた場合はステップS26にすすみ、選択できなかった場合はステップS28にすすむ。
[ステップS26]制御部は、ステップS23で選択したディスクをメンバディスクとしてRAIDグループを構成する。
[ステップS27]制御部は、ホスト11にRAIDグループ作成完了を応答し、RAIDグループ作成処理を終了する。
[ステップS28]制御部は、選択対象DEがDE優先順序の最下位のDEか否かを判定する。制御部は、選択対象DEがDE優先順序の最下位のDEでない場合はステップS29にすすみ、最下位のDEである場合はステップS30にすすむ。
[ステップS29]制御部は、DE優先順序が次順のDEを選択対象DEとし、ステップS23にすすむ。
このように、制御部は、ディスク選択第1条件に基づいてディスクを抽出することで、異なるサイズのディスクが混在するストレージ装置13においても、同サイズのディスクでRAIDグループを構成できる。また、制御部は、同種ごとにディスクを抽出してDE優先順序付与処理の対象DEとすることで、異なる種別のディスクが混在するストレージ装置13においても同種のディスクでRAIDグループを構成できる。
[ステップS30]制御部は、ディスク選択ループ回数を「1」加算する。たとえば、制御部は、ディスク選択ループ回数の値が「1」であった場合、ディスク選択ループ回数の値を「2」とする。
[ステップS31]制御部は、ディスク選択ループ回数と同一DE取得ディスク数とを比較する。制御部は、ディスク選択ループ回数が同一DE取得ディスク数と同一または少ない場合にステップS32にすすみ、ディスク選択ループ回数が同一DE取得ディスク数よりも大きい場合にステップS33にすすむ。
[ステップS32]制御部は、DE優先順序の最上位のDEを選択対象DEとし、ステップS23にすすむ。
[ステップS33]制御部は、ディスク種別優先順位において、次に優先順位の高いディスク種別があるか否かを判定する。制御部は、次に優先順位の高いディスク種別がある場合にステップS34にすすみ、次に優先順位の高いディスク種別がない場合にステップS35にすすむ。
[ステップS34]制御部は、現在のディスク種別優先順位のディスク種別のディスクが所属するDEを対象外として選択対象DEから解除する。制御部は、選択対象DEを解除した後、ディスク種別優先順位が次順のディスク種別のディスクが所属するDEを、DE優先順序付与処理の新たな選択対象DEとしてステップS20にすすむ。
[ステップS35]制御部は、ディスク選択第1条件でディスクを選択したか否かを判定する。制御部は、ディスク選択第1条件でディスクを選択した場合にステップS36にすすみ、ディスク選択第1条件でディスクを選択していない場合にステップS37にすすむ。
[ステップS36]制御部は、ディスク選択第1条件で選択したディスクを対象外として選択から解除し、ディスク選択第2条件を満たすディスクを候補ディスクから選択してステップS18にすすむ。
[ステップS37]制御部は、ディスク選択第1条件で選択したディスクを対象外として選択から解除し、ディスク選択条件のうちディスク選択第2条件を満たすディスクを選択する。
[ステップS38]制御部は、選択したディスクのうちから、異なるディスク種別との混在を許容するディスク種別のディスクを抽出する。たとえば、制御部は、同一RAIDグループにおいてOnline SASとNearline SASの混在が許容されている場合、これら2種類のディスク種別のディスクを抽出する。
[ステップS39]制御部は、ステップS38で抽出したディスクが含まれるDEを、DE優先順序付与処理の選択対象DEとする。
[ステップS40]制御部は、ディスク選択ループ回数の値を「1」に初期化する。
[ステップS41]制御部は、DE優先順序付与処理を実行する。
[ステップS42]制御部は、DE優先順序が最上位のDEを選択対象DEとする。
[ステップS43]制御部は、RAIDグループを構成するメンバディスクとして選択対象DEからディスクを1台選択する。
[ステップS44]制御部は、ステップS43においてディスクを1台選択できたか否かを判定する。制御部は、ディスクを1台選択できた場合はステップS45にすすみ、選択できなかった場合はステップS48にすすむ。
[ステップS45]制御部は、必要ディスク数のディスクを選択できたか否かを判定する。制御部は、必要ディスク数のディスクを選択できた場合はステップS46にすすみ、選択できなかった場合はステップS48にすすむ。
[ステップS46]制御部は、ステップS43で選択したディスクをメンバディスクとしてRAIDグループを構成する。
[ステップS47]制御部は、ホスト11にRAIDグループ作成完了を応答し、RAIDグループ作成処理を終了する。
[ステップS48]制御部は、選択対象DEがDE優先順序の最下位のDEか否かを判定する。制御部は、選択対象DEがDE優先順序の最下位のDEでない場合はステップS49にすすみ、最下位のDEである場合はステップS50にすすむ。
[ステップS49]制御部は、DE優先順序が次順のDEを選択対象DEとし、ステップS43にすすむ。
このように、ストレージ装置13は、サイズや種別が異なるディスクが混在しても、これらのディスクを組み合わせてRAIDグループを構成できる。したがって、ストレージ装置13は、既存のディスクを大容量のディスクへ交換した場合や、既存のディスクを故障により新規のディスクへ交換した場合に、RAIDグループを容易に構成することができ、拡張性やメンテナンス性に優れる。
[ステップS50]制御部は、ディスク選択ループ回数を「1」加算する。たとえば、ディスク選択ループ回数が「1」であった場合、ディスク選択ループ回数を「2」とする。
[ステップS51]制御部は、ディスク選択ループ回数と同一DE取得ディスク数とを比較する。制御部は、ディスク選択ループ回数が同一DE取得ディスク数と同一または少ない場合にステップS52にすすみ、ディスク選択ループ回数が同一DE取得ディスク数よりも大きい場合にステップS53にすすむ。
[ステップS52]制御部は、DE優先順序の最上位のDEを選択対象DEとし、ステップS43にすすむ。
[ステップS53]制御部は、ホスト11にRAIDグループ作成不可を応答し、RAIDグループ作成処理を終了する。
次に、第2の実施形態のディスク情報収集処理について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態のディスク情報収集処理のフローチャートを示す図である。
ディスク情報収集処理は、ストレージ装置13がディスク情報を収集する処理である。ディスク情報収集処理は、ストレージ装置13の起動を契機として実行される場合と、ディスクの構成変更を契機として実行される場合と、CMの増設や交換や再起動を契機として実行される場合とがある。ストレージ装置13の起動を契機として実行される場合、ディスク情報収集処理は、ストレージ装置13に含まれる全てのCMの制御部(CPU)によって実行される。また、ディスクの構成変更(たとえば、増設、減設、交換など)を契機として実行される場合、ディスク情報収集処理は、構成変更されたディスクと接続するCMの制御部(CPU)によって実行される。また、ディスク情報収集処理は、CMの増設や交換や再起動を契機として実行される場合、増設や交換、再起動の対象となったCMの制御部(CPU)によって実行される処理である。また、ディスク情報収集処理は、CMの減設を契機として実行する場合、CMの減設を検知したCMの制御部(CPU)によって実行される処理である。
[ステップS61]制御部は、当該CMと接続するディスクを検知し、ディスク位置の情報を取得する。たとえば、制御部は、SASインタフェースなどで規定されているDiscover機能やBroadcastChange機能などによりディスクを検知し、ディスク情報を取得する。制御部は、ディスクを検知することにより、検知したディスクが収容されるDE、ストレージデバイスと接続するポート、ストレージデバイスと接続するCEなどの情報を取得できる。これにより、制御部は、DEグループ、ポートグループ、CEグループを生成できる。
[ステップS62]制御部は、検知したディスクに対しSCSIコマンドを発行し、ディスク種別、ディスクサイズを取得する。なお、ディスク種別やディスクサイズは、制御部が取得する情報の一例であり、ディスク故障の有無なども取得できる。
[ステップS63]制御部は、ステップS61およびステップS62で取得した情報を各CMに通知し、CM間で情報共有する。
[ステップS64]制御部は、ステップS61およびS62で取得した情報と予めCM間で共有した情報とから、ディスクの使用状態(ディスクの使用/未使用)を判別し、ディスクの使用状態を各CMに通知しCM間で情報共有する。たとえば、制御部は、RAIDグループを構成するメンバディスクや、HSディスクを特定可能な情報をCM間で共有することから、ディスクの使用状態を判別できる。
このように、ストレージ装置13は、接続構成の変更に応じてディスク情報を収集できる。これにより、ストレージ装置13は、構成変更に対応してRAIDグループを作成できる。
次に、第2の実施形態のDE優先順序付与処理について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態のDE優先順序付与処理のフローチャートを示す図である。
DE優先順序付与処理は、RAIDグループのメンバディスクを選択する際に、DE単位の優先順序(DE優先順序)を付与する処理である。DE優先順序付与処理は、RAIDグループ作成処理のステップS21とステップS41でストレージ装置13の制御部(たとえば、マスタCMがCM30aのときCPU34a)が、実行する処理である。
[ステップS71]制御部は、選択対象DEから候補DEリストを生成する。候補DEリストは、RAIDグループを構成するメンバディスクを取得する候補となるDEのリストである。候補DEリストは、全てのDEのうちから使用可能なディスクを収容するDEをリストアップした情報である。
[ステップS72]制御部は、候補DEリストに第1キーを付与して第1リストを作成する。第1キーは、候補DEリストにリストアップされているDE(DEグループ)に対し付与される。第1キーは、ポートグループごとにDEを、DEが収容する構成条件に合致するディスクの数が多い順に整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、「2」、「3」、…)である。
このようにして、制御部は、構成条件に合致するディスク数が多いDE順に第1キーを付与することで、構成条件に合致するディスク数が多いDEからディスクを選択する順位を高くすることができる。これにより、制御部は、多くのRAIDグループが作成され未使用のディスク数が少ない場合であっても、冗長性を考慮したディスク選択ができる。なお、制御部は、構成条件に合致するディスク数が同一のDEについては、接続順序がポートに近い順に第1キーを付与する。
[ステップS73]制御部は、第1リストに第2キーを付与して第2リストを作成する。第2キーは、候補DEリストにリストアップされているポート(ポートグループ)に対し付与される。第2キーは、CEグループごとにポートを、識別情報順に整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、「2」、「3」、…)である。
[ステップS74]制御部は、第2リストに第3キーを付与して第3リストを作成する。第3キーは、候補DEリストにリストアップされているCE(CEグループ)に対し付与される。第3キーは、識別情報順にCEグループを整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、「2」、「3」、…)である。
[ステップS75]制御部は、第1キー、第2キー、第3キーの順で第3リストを整列して第4リストを作成する。
[ステップS76]制御部は、第4リストにおけるリスト順に、DEにDE優先順序を付与する。
次に、第2の実施形態の候補DEリストについて図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の候補DEリストの一例を示す図である。
候補DEリスト300は、DE優先順序付与処理のステップS71で作成される情報である。候補DEリスト300は、DEが接続するCEと、DEが接続するポートと、ポートに対するDEの接続順序を特定可能にして、ストレージ装置13が備えるDEの一覧を示す。候補DEリスト300は、候補DEをハッチング無しで示し、非候補DEをハッチング有で示す。たとえば、DE#00は、CE#00に接続し、ポート#00に接続順「0」番で接続する候補DEである。また、DE#1Dは、CE#01に接続し、ポート#07に接続順「1」番で接続する非候補DEである。
次に、第2の実施形態の第1リストについて図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の第1リストの一例を示す図である。第1リスト301は、DE優先順序付与処理のステップS72で作成される情報である。第1リスト301は、第1キーが付与された候補DEを示す。第1リスト301は、候補DEの右欄に第1キーを[n]のように示す。第1キーは、ポート単位で候補DEに付される。
たとえば、ポート#00は、DE#00とDE#02を候補DEとして接続することから、DE#00の第1キーが[0]であり、DE#02の第1キーが[1]である。同様に、ポート#04は、DE#10とDE#12とDE#13を候補DEとして接続することから、DE#10の第1キーが[0]であり、DE#12の第1キーが[1]であり、DE#13の第1キーが[2]である。
次に、第2の実施形態の第2リストについて図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態の第2リストの一例を示す図である。第2リスト302は、DE優先順序付与処理のステップS73で作成される情報である。第2リスト302は、第2キーが付与されたポートを示す。第2リスト302は、ポートの右側に第2キーを(n)のように示す。第2キーは、CE単位でポートに付される。
たとえば、CE#00は、候補DEと接続する3つのポート(ポート#00、ポート#02、ポート#03)を有することから、ポート#00の第2キーが(0)であり、ポート#02の第2キーが(1)であり、ポート#03の第2キーが(2)である。同様に、CE#01は、候補DEと接続する4つのポート(ポート#04、ポート#05、ポート#06、ポート#07)を有する。したがって、ポート#04の第2キーは(0)であり、ポート#05の第2キーが(1)であり、ポート#06の第2キーが(2)であり、ポート#07の第2キーが(3)である。
次に、第2の実施形態の第3リストについて図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態の第3リストの一例を示す図である。第3リスト303は、DE優先順序付与処理のステップS74で作成される情報である。第3リスト303は、第3キーが付与されたCEを示す。第3リスト303は、CEの右側に第3キーを<n>のように示す。第3キーは、ストレージ装置単位でCEに付される。
たとえば、ストレージ装置13は、CE#00とCE#01を有することから、CE#00の第3キーが<0>であり、CE#01の第3キーが<1>である。
次に、第2の実施形態の第4リストについて図16を用いて説明する。図16は、第2の実施形態の第4リストの一例を示す図である。第4リスト304は、DE優先順序付与処理のステップS76で作成される情報である。第4リスト304は、第3リスト303を第1キーと、第2キーと、第3キーとで並べ替え、DE優先順序を昇順に付与した候補DEの一覧を示す。なお、第4リスト304において、第1キーと第2キーと第3キーに該当するDEが存在しない場合、候補DEとDE優先順序を「−」で示す。
ここで、ストレージ装置13が、第4リスト304を用いて、メンバディスクを選択する方法について説明する。たとえば、ストレージ装置13が、RAIDグループを構成するために16台のメンバディスクを必要とする場合について説明する。
ストレージ装置13は、DE優先順序「1」であるDE#00から1台目のディスクを選択する。次に、ストレージ装置13は、DE優先順序「2」であるDE#10から2台目のディスクを選択する。同様にして、ストレージ装置13は、DE優先順序「15」であるDE#17から15台目のディスクを選択する。ストレージ装置13は、DE優先順序が最下位「15」のDE#17からディスクを選択しても必要なディスク数に満たないため、DE優先順序が最上位「1」のDE#00から16台目のディスクを選択する。こうして、ストレージ装置13は、16台のメンバディスクをDE優先順序に従って選択できる。
仮に、ストレージ装置13が、ディスク選択過程において、DEの1つからディスクを選択できなかった場合、ディスクを選択できなかったDEの次のDE優先順序が付与されたDEからディスクを1台選択する。たとえば、ストレージ装置13は、DE優先順序「10」であるDE#16からディスクを1台選択できなかった場合、DE#16の次のDE優先順序「11」のDE#0Eからディスクを1台選択する。
このように、ストレージ装置13は、DEグループ、ポートグループ、CEグループそれぞれに対してDE優先順序を付与することから、同一のDE、同一のポートグループ、同一のCEグループに偏ることなく、冗長性を踏まえてRAIDグループを構成するメンバディスクを選択することができる。
また、ストレージ装置13は、複数のDEをグループに分け、ディスクを選択する優先順序を付与することから、ディスクをグループごとに分散して選択しやすくする。これにより、ストレージ装置13は、RAIDグループを構成する際に、同一のグループに偏ることなく、ディスクを選択できる。
仮に、ストレージ装置13が、同一のグループから集中してディスクを選択した場合、DE故障や機器接続ケーブルのI/Oエラーなどにより、同時に複数台のディスクが故障する確率が高くなる。このため、ストレージ装置13が同一のグループから集中してRAIDグループを構成するメンバディスクを選択すると、故障によりRAIDグループが受ける影響が大きくなる。
本実施例により、ストレージ装置13は、グループから分散してディスクを選択することで、故障による影響を軽減できる。
このようにして、ストレージ装置13は、RAIDグループを構成する際に、安全性の高いディスクを選択することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態のHSディスクを選択する方法について、図17から図23を用いて説明する。ストレージシステム10やストレージ装置13などの構成は、第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。なお、HSディスクは、RAIDグループを構成するメンバディスクが故障した場合に、予備のディスクとして用いられるディスクである。
まず、第3の実施形態のHSディスク選択処理について図17を用いて説明する。図17は、第3の実施形態のHSディスク選択処理のフローチャートを示す図である。
HSディスク選択処理は、ストレージ装置13がHSディスクを選択する処理である。HSディスク選択処理は、ストレージ装置13の制御部(CPU)が、実行する処理である。制御部は、RAIDグループを構成するメンバディスクの故障を検知した場合に処理を実行してもよいし、ホスト11からの指示により処理を実行してもよい。
[ステップS81]制御部は、メンバディスクの情報を取得する。制御部は、RAIDグループを構成するメンバディスクについて、故障ディスクか否かの情報を取得する。以下、故障したメンバディスクを、故障メンバディスクとし、故障していないメンバディスクを正常メンバディスクとする。制御部は、正常メンバディスクのディスクサイズ、ディスク種別などを取得する。
[ステップS82]制御部は、メンバディスクの情報に基づき、HS条件を決定する。HS条件は、HSディスクを選択する条件となる情報であり、複数の情報が含まれる。制御部は、正常メンバディスクのディスクサイズのうち最大容量を、HS条件のディスクサイズとする。制御部は、正常メンバディスクのディスク種別を、HS条件のディスク種別とする。なお、メンバディスクの種別に、Online SASとNearline SASが混在していた場合は、いずれか1つをHS条件のディスク種別として決定する。たとえば、正常メンバディスクに含まれるディスク種別でOnline SASが多い場合、Online SASをHS条件のディスク種別として決定できる。
[ステップS83]制御部は、HS条件に基づき、HS候補DEリストを作成する。HS候補DEリストは、HSディスクを取得する候補となるDE(HS候補DE)のリストである。HS候補DEリストは、HSディスクとして使用可能なディスクが含まれるDEを区別できる情報である。
[ステップS84]制御部は、HS候補DEリストに対し、メンバディスクの情報に基づき、DEに加点をする。制御部は、正常メンバディスクが含まれるDEについて、メンバディスクが含まれないDEよりも多く加点をする。
[ステップS85]制御部は、加点したHS候補DEリストにHS第1キーを付与してHS第1リストを作成する。HS第1キーは、HS候補DEリストにリストアップされているDE(DEグループ)に対し付与される。HS第1キーは、ポートグループごとに、加点が少ない順に整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、…)である。
制御部は、正常メンバディスクが含まれるDEについて他のDEよりも多く加点し、加点が少ない順に第1キーを付与することにより、正常メンバディスクが含まれるDEグループからHSディスクが選択される優先順位を下げることができる。また、制御部は、正常メンバディスクと同一のポートグループから、HSディスクを選択する優先順序を下げることができる。このようにして、制御部は、データの保全性が高まるようにしてHSディスクを選択できる。
[ステップS86]制御部は、HS第1リストにHS第2キーを付与してHS第2リストを作成する。HS第2キーは、HS第1リストにリストアップされているポート(ポートグループ)に対し付与される。HS第2キーはCEグループごとに、ポートを加点が少ない順に整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、…)である。
[ステップS87]制御部は、HS第2リストにHS第3キーを付与してHS第3リストを作成する。HS第3キーは、HS第2リストにリストアップされているCE(CEグループ)に対し付与される。HS第3キーは、加点が少ない順にCEグループを整列可能にする情報(たとえば、「0」、「1」、…)である。
[ステップS88]制御部は、HS第3リストを、HS第1キー、HS第2キー、HS第3キーで並べ替え、HS第4リストを作成する。
[ステップS89]制御部は、HS第4リストにおけるリスト順に、DEにHS優先順序を付与する。
[ステップS90]制御部は、HS優先順序が最上位のDEからHSディスクを選択する。なお、制御部は、複数台のHSディスクが必要である場合、HS優先順序に従ってHSディスクを選択する。
このようにして、ストレージ装置13は、ディスクが所属するグループの情報に基づきHS優先順序を付与することで、HSディスクを確保する候補となるDEを各グループに分散できる。このため、ストレージ装置13は、同一のグループに偏ることなく冗長性を踏まえ、HSディスクを選択することができる。
次に、第3の実施形態のHS候補DEリストについて図18を用いて説明する。図18は、第3の実施形態のHS候補DEリストの一例を示す図である。
HS候補DEリスト400は、HSディスク選択処理のステップS83で作成される情報である。HS候補DEリスト400は、DEが接続するCEと、DEが接続するポートと、ポートに対するDEの接続順序とディスク情報を特定可能にしてストレージ装置13が備えるDEの一覧を示す。
HS候補DEリスト400は、ディスク情報に対応する記号をHS候補DEに付与したものを示す。記号「Mn」は、正常メンバディスクを含むDEであることを示す。記号「Mb」は、故障メンバディスクを含むDEであることを示す。記号「A」は、メンバディスクを含まず、HS条件に合致するディスクを含むDEであることを示す。HS候補DEリスト400は、HS候補DEをハッチング無しで示し、非HS候補DEをハッチング有で示す。
たとえば、DE#00は、CE#00に接続し、ポート#00に接続順「0」番で接続し、正常メンバディスクを含むHS候補DEである。また、DE#12は、CE#01に接続し、ポート#04に接続順「2」番で接続し、メンバディスクを含まず、HS条件に合致するディスクを含むHS候補DEである。また、DE#14は、CE#01に接続し、ポート#05に接続順「0」番で接続し、故障メンバディスクを含む非HS候補DEである。
次に、第3の実施形態の加点HS候補DEリストについて図19を用いて説明する。図19は、第3の実施形態の加点HS候補DEリストの一例を示す図である。
加点HS候補DEリスト401は、HSディスク選択処理のステップS84で作成される情報である。加点HS候補DEリスト401は、加点が付与されたHS候補DEを示す。加点HS候補DEリスト401は、HS候補DEの右欄に、加点を「C=n」、「P=n」、「Mn=n」、「A=n」のように示す。
たとえば、DE#00は、正常メンバディスクを含むことから、「Mn=1」が加点される。またDE#02は、メンバディスクを含まずHS候補DEであることから、「A=0」が加点される。また、ポート#00は、接続したHS候補DEの加点(「Mn=1」、「A=0」)の合計値「P=1」が加点される。また、CE#00は、接続したポートの加点(「P=1」、「P=0」、「P=2」)の合計値「C=3」が加点される。
次に、第3の実施形態のHS第1リストについて図20を用いて説明する。図20は、第3の実施形態のHS第1リストの一例を示す図である。
HS第1リスト402は、HSディスク選択処理のステップS85で作成される情報である。HS第1リスト402は、第1キーが付与されたHS候補DEを示す。HS第1リスト402は、DEの加点の右欄に第1キーを[n]のように示す。第1キーは、ポートグループ単位でHS候補DEに付される。
たとえば、ポート#00は、DE#00とDE#02をHS候補DEとして接続する。また、DE#00の加点が「Mn=1」であり、DE#02の加点が「A=0」であることから、加点が少ない順に、DE#02の第1キーが[0]であり、DE#00の第1キーが[1]である。また、ポート#03は、DE#0CとDE#0Eの2台のHS候補DEとして接続する。2台とも加点が同点であるため、ポート#03の接続順に、DE#0Cの第1キーが[0]であり、DE#0Eの第1キーが[1]である。
次に、第3の実施形態のHS第2リストについて図21を用いて説明する。図21は、第3の実施形態のHS第2リストの一例を示す図である。
HS第2リスト403は、HSディスク選択処理のステップS86で作成される情報である。HS第2リスト403は、第2キーが付与されたHS第1リストを示す。HS第2リスト403は、ポートの加点の右欄に第2キーを(n)のように示す。第2キーは、CEグループ単位でHS候補DEが接続したポートに付与される。
たとえば、CE#00は、HS候補DEと接続する3つのポート(ポート#00、ポート#02、ポート#03)を有する。また、ポート#00の加点が「P=1」、ポート#02の加点が「P=0」、ポート#03の加点が「P=2」である。第2キーは、ポートの加点の少ない順に、ポート#02に(0)、ポート#00に(1)、ポート#03に(2)が付与される。
次に、第3の実施形態のHS第3リストについて図22を用いて説明する。図22は、第3の実施形態のHS第3リストの一例を示す図である。HS第3リスト404は、HSディスク選択処理のステップS87で作成される情報である。HS第3リスト404は、第3キーが付与されたCEを示す。HS第3リスト404は、CEの加点の右側に第3キーを<n>のように示す。第3キーは、加点が少ない順にCEに付与される。
たとえば、HS第3リスト404は、CE#00の加点が「C=3」で、CE#01の加点が「C=1」である。第3キーは、加点が少ない順に、CE#01に<0>、CE#00に<1>、が付与される。
次に、第3の実施形態のHS第4リストについて図23を用いて説明する。図23は、第3の実施形態のHS第4リストの一例を示す図である。HS第4リスト405は、HSディスク選択処理のステップS89で作成される情報である。HS第4リスト405は、第3リスト404を第1キーと、第2キーと、第3キーとで並べ替え、HS優先順序を昇順に付与したHS候補DEの一覧を示す。なお、第4リスト405において、第1キーと第2キーと第3キーに該当するDEが存在しない場合、HS候補DEとHS優先順序を「−」で示す。
ここで、ストレージ装置13が、HS優先順序を用いてHSディスクを選択する方法について説明する。たとえば、ストレージ装置13が、HSディスクを2台必要とする場合について説明する。ストレージ装置13は、1台目のHSディスクをHS優先順序「1」であるDE#16から選択し、2台目のHSディスクをHS優先順序「2」であるDE#0Aから選択する。
このようにして、ストレージ装置13は、ディスクを選択するグループに優先順序を付することができる。このため、ストレージ装置13は、同一のグループに偏ることなく、冗長性を踏まえてディスクを選択することができる。
また、ストレージ装置13は、HSディスクを選択するための条件に基づき、グループから分散して、HSディスクを確保することができる。このため、ストレージ装置13は、同一のグループに偏ることなく、メンバディスク情報と冗長性を踏まえ、HSディスクを選択することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、ストレージ装置1,13が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
1,13 ストレージ装置
2 ストレージ制御装置
3a,3b,3c,3d グループ
4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g,4h ストレージデバイス
5 制御部
6 記憶部
7a 選択条件情報
7b グループ情報
7c 接続情報
8 グループ単位優先順序
10 ストレージシステム
11 ホスト
12 ネットワーク

Claims (7)

  1. RAIDを構成するストレージデバイスの選択条件に関する選択条件情報と、
    前記ストレージデバイスと、収容体に収容される前記ストレージデバイスにより収容体単位でグループ化された収容体グループ、および、制御装置の1のポートに通信可能に接続される複数の前記収容体によりポート単位でグループ化されたポートグループとを対応付けたグループ情報と、
    前記ストレージデバイス、前記収容体および前記制御装置の接続構成を示す接続情報と、
    を記憶する記憶部と、
    前記選択条件情報に合致する前記ストレージデバイスを選択し、
    選択した前記ストレージデバイスが所属する収容体グループと、当該収容体グループが所属するポートグループとの組合せを前記グループ情報に基づいて抽出し、
    前記接続情報に基づいて、前記ストレージデバイスに対して抽出した収容体グループおよびポートグループの組合せの選択優先順序を示すグループ単位優先順序を、抽出した前記組合せ対して付与し、
    抽出した前記組合せから前記グループ単位優先順序に従った1つの前記組合せの選択、および、当該1つの前記組合せに属する1つの前記ストレージデバイスの選択を、選択された前記ストレージデバイスの数が所要数に達するまで繰り返し実行する、
    制御部と、
    を含むストレージ制御装置。
  2. 前記制御部は、
    選択した前記ストレージデバイスの数が前記所要数に満たない場合、抽出した前記組合せから前記グループ単位優先順序に従い前記ストレージデバイスをさらに1つずつ前記所要数に達するまで選択する、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  3. 前記制御部は、
    抽出した前記組合せのうち前記ストレージデバイスを選択できない前記組合せがあった場合、前記グループ単位優先順序が次順の前記組合せから前記ストレージデバイスを1つ選択する、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  4. 前記グループ情報は、前記ストレージデバイスと、前記ポートが属する制御装置単位で前記ストレージデバイスがグループ化された制御装置グループとの対応関係を含み、
    前記組合せの抽出では、前記グループ情報に基づいて、選択した前記ストレージデバイスが所属する収容体グループと当該収容体グループが所属するポートグループと当該ポートグループが所属する制御装置グループとの前記組合せを抽出する、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  5. 前記制御部は、
    抽出した前記組合せに前記グループ単位優先順序を付与する際に、
    前記選択条件に合致する前記ストレージデバイスを多く含む前記組合せに高位の優先順序を付す、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  6. コンピュータに、
    RAIDを構成するストレージデバイスの選択条件に関する選択条件情報に合致する前記ストレージデバイスを選択し、
    前記ストレージデバイスと、収容体に収容される前記ストレージデバイスにより収容体単位でグループ化された収容体グループ、および、制御装置の1のポートに通信可能に接続される複数の前記収容体によりポート単位でグループ化されたポートグループとを対応付けたグループ情報に基づいて、選択した前記ストレージデバイスが所属する収容体グループと、当該収容体グループが所属するポートグループとの組合せを抽出し、
    前記ストレージデバイス、前記収容体および前記制御装置の接続構成を示す接続情報に基づいて、前記ストレージデバイスに対して抽出した収容体グループおよびポートグループの組合せの選択優先順序を示すグループ単位優先順序を、抽出した前記組合せ対して付与し、
    抽出した前記組合せから前記グループ単位優先順序に従った1つの前記組合せの選択、および、当該1つの前記組合せに属する1つの前記ストレージデバイスの選択を、選択された前記ストレージデバイスの数が所要数に達するまで繰り返し実行する、
    処理を実行させるストレージ制御プログラム。
  7. ストレージ装置と、前記ストレージ装置を制御するストレージ制御装置とを含むストレージシステムにおいて、
    前記ストレージ制御装置は、
    RAIDを構成するストレージデバイスの選択条件に関する選択条件情報と、
    前記ストレージデバイスと、収容体に収容される前記ストレージデバイスにより収容体単位でグループ化された収容体グループ、および、制御装置の1のポートに通信可能に接続される複数の前記収容体によりポート単位でグループ化されたポートグループとを対応付けたグループ情報と、
    前記ストレージデバイス、前記収容体および前記制御装置の接続構成を示す接続情報と、
    を記憶する記憶部と、
    前記選択条件情報に合致する前記ストレージデバイスを選択し、
    選択した前記ストレージデバイスが所属する収容体グループと、当該収容体グループが所属するポートグループとの組合せを前記グループ情報に基づいて抽出し、
    前記接続情報に基づいて、前記ストレージデバイスに対して抽出した収容体グループおよびポートグループの組合せの選択優先順序を示すグループ単位優先順序を、抽出した前記組合せ対して付与し、
    抽出した前記組合せから前記グループ単位優先順序に従った1つの前記組合せの選択、および、当該1つの前記組合せに属する1つの前記ストレージデバイスの選択を、選択された前記ストレージデバイスの数が所要数に達するまで繰り返し実行する、
    制御部と、を含む、
    ストレージシステム。
JP2015102369A 2015-05-20 2015-05-20 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム Active JP6544039B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102369A JP6544039B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム
US15/138,884 US10346073B2 (en) 2015-05-20 2016-04-26 Storage control apparatus for selecting member disks to construct new raid group

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102369A JP6544039B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016218700A JP2016218700A (ja) 2016-12-22
JP6544039B2 true JP6544039B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57324795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015102369A Active JP6544039B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10346073B2 (ja)
JP (1) JP6544039B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170220282A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Dell Products L.P. Dynamic capacity expansion of raid volumes
US10620835B2 (en) * 2017-01-27 2020-04-14 Wyse Technology L.L.C. Attaching a windows file system to a remote non-windows disk stack
JP2020009202A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社日立製作所 ストレージ装置、ストレージシステム、および性能評価方法
CN111240583B (zh) * 2019-03-19 2020-12-08 陈俊龙 自适应大数据存储方法
US12045479B2 (en) * 2021-05-07 2024-07-23 EMC IP Holding Company LLC Raid storage system with a protection pool of storage units
JP2023100301A (ja) * 2022-01-06 2023-07-19 株式会社日立製作所 ストレージ装置及びその制御方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2960667B2 (ja) 1995-06-16 1999-10-12 株式会社日立製作所 情報処理装置および外部記憶装置の駆動方法
US6098119A (en) 1998-01-21 2000-08-01 Mylex Corporation Apparatus and method that automatically scans for and configures previously non-configured disk drives in accordance with a particular raid level based on the needed raid level
JP4426333B2 (ja) * 2004-02-18 2010-03-03 株式会社日立製作所 ディスクアレイ装置
JP4402565B2 (ja) * 2004-10-28 2010-01-20 富士通株式会社 仮想ストレージ管理プログラム、方法及び装置
US8438333B2 (en) 2008-02-11 2013-05-07 Dell Products L.P. Systems and methods for automatically generating a mirrored storage configuration for a storage array
JP5353732B2 (ja) * 2010-01-27 2013-11-27 富士通株式会社 ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理プログラム、ストレージ管理方法
JP5640572B2 (ja) * 2010-09-01 2014-12-17 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理プログラムおよびコピー処理方法
WO2013103005A1 (ja) * 2012-01-05 2013-07-11 株式会社日立製作所 計算機システムの管理装置及び管理方法
US9304713B2 (en) * 2013-02-24 2016-04-05 Infinidat Ltd. Storage system and a method for allocating disk drives to redundancy array of independent disks
WO2014184943A1 (ja) * 2013-05-17 2014-11-20 株式会社 日立製作所 ストレージ装置及びraidグループ構成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016218700A (ja) 2016-12-22
US20160342358A1 (en) 2016-11-24
US10346073B2 (en) 2019-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6544039B2 (ja) ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラムおよびストレージシステム
US9372707B2 (en) Computer, virtual machine deployment method and program
US7555600B2 (en) Storage apparatus and configuration setting method
US20130097377A1 (en) Method for assigning storage area and computer system using the same
US9547446B2 (en) Fine-grained control of data placement
US9971527B2 (en) Apparatus and method for managing storage for placing backup data into data blocks based on frequency information
US20160224274A1 (en) Storage device and storage system
US20220147365A1 (en) Accelerating Segment Metadata Head Scans For Storage System Controller Failover
JP6097845B2 (ja) 不揮発性キャッシュメモリにデータをバックアップするストレージシステム
EP2876542B1 (en) Storage control device, program, and control method
US20170075615A1 (en) Storage system and storage control method
JP5421201B2 (ja) 計算機システムを管理する管理システム及び管理方法
JP5730446B1 (ja) トライアル領域を備えた階層化ストレージシステム、ストレージコントローラ及びプログラム
US20240289038A1 (en) Data path functions for data storage
US12056362B2 (en) Non-volatile storage device offloading of host tasks
JP2019517063A (ja) ストレージ・クラスタ
JP2021064078A (ja) 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置
US20160224273A1 (en) Controller and storage system
JP5148664B2 (ja) 設定プログラム、および設定装置
US11201788B2 (en) Distributed computing system and resource allocation method
KR102387181B1 (ko) 컴퓨팅 디바이스 및 그것의 동작방법
US20210011640A1 (en) Scaling raid-based storage by redistributing splits
US20150067240A1 (en) Storage apparatus and its data processing method
JP2015215708A (ja) ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、およびストレージ制御方法
JP2013122691A (ja) 割り当て装置およびストレージ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6544039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150