JP2011154169A - レンズ鏡筒及び光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バリア羽根とレンズとの接触が防止されたレンズ鏡筒及びカメラを提供する。
【解決手段】本発明のレンズ鏡筒10は、撮影光学系L1,L2,L3の光軸OAと交差する方向に開閉するバリア羽根50と、前記光軸OAと交差する方向に備えられた第1面16Aaを有し、光学系L1を保持して前記バリア羽根50に対して光軸OAに沿った方向に相対移動可能な光学系保持枠16と、前記第1面16Aaに対して相対移動可能な第2面44Cdを有し、前記光軸OAを中心として回転することにより前記バリア羽根50を開閉させる連動板44とを含み、前記第1面16Aaは、前記バリア羽根50が開いた状態において、前記第2面44Cdと当接せず前記光軸OA方向の移動が可能であり、前記バリア羽根50が閉じた状態において、前記第2面44Cdと当接し前記光軸OA方向の移動が制限されることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒及び光学装置に関するものである。
従来、1群レンズとバリア羽根が光軸方向において独立して駆動するレンズ鏡筒がある(特許文献1参照)。このようなレンズ鏡筒は、収納状態と撮影状態とにおいてバリア羽根と1群レンズとの相対位置が変化する。すなわち、収納状態では、バリア羽根が閉じることができるように1群レンズは光軸方向の像側へ退避する。そして撮影状態では、レンズ鏡筒全体としての外径を大きくすることなく大きな画角を得ることができるように、1群レンズはバリア羽根側へ近接する。
特許第3533131号公報
近年においては、さらなるレンズの広角化のために、撮影状態において光軸方向におけるバリア羽根が配置された位置を超えて、1群レンズを前方に飛びさせる機構も採用されている。しかし、この機構の場合、レンズ鏡筒が撮影状態へ移行する際に、例えばバリア羽根が外力で押さえ付けられてバリア羽根が開かないと、バリア羽根に1群レンズ(光学系)が接触し、バリア羽根及び1群レンズが破損する可能性がある。
本発明の課題は、バリア羽根と光学系との接触が防止されたレンズ鏡筒及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3)の光軸(OA)と交差する方向に開閉するバリア羽根(50)と、前記光軸(OA)と交差する方向に備えられた第1面(16Aa)を有し、光学系(L1)を保持して前記バリア羽根(50)に対して光軸(OA)に沿った方向に相対移動可能な光学系保持枠(16)と、前記第1面(16Aa)に対して相対移動可能な第2面(44Cd)を有し、前記光軸(OA)を中心として回転することにより前記バリア羽根(50)を開閉させる連動板(44)とを含み、前記第1面(16Aa)は、前記バリア羽根(50)が開いた状態において、前記第2面(44Cd)と当接せず前記光軸(OA)方向の移動が可能であり、前記バリア羽根(50)が閉じた状態において、前記第2面(44Cd)と当接し前記光軸(OA)方向の移動が制限されることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、前記第2面(44Cd)は、前記第1面(16Aa)と平行に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、前記第1面(16Aa)及び前記第2面(44Cd)は、前記光軸(OA)と略直交する方向に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、前記バリア羽根(50)が開いた状態において、前記第1面(16Aa)は、前記第2面(44Cd)よりも像側の位置から、前記第2面(44Cd)よりも物体側の位置に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、撮影状態において、前記光学系保持枠(16)の前記光学系(L1)は、前記バリア羽根(50)よりも物体側の位置に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、前記第2面(44Cd)は、前記連動板(44)に間隔を隔てて複数個所備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、前記バリア羽根(50)と前記連動板(44)との光軸(OA)方向の位置を規定するバリア筒(15)と、前記バリア筒(15)を案内する第1カム溝(17B)、及び、前記光学系保持枠(16)を案内する第2カム溝(17C)を有するカム筒(17)とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載されたレンズ鏡筒(10)であって、収納状態と撮影状態との間における、前記バリア筒(15)の光軸(OA)方向の移動量は、前記光学系保持枠(16)の光軸(OA)方向の移動量よりも少ないことを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載のレンズ鏡筒(10)であって、前記カム筒(17)は前記光軸(OA)と平行な第3面(17E)を有し、前記連動板(44)は前記光軸(OA)と平行な第4面(44Cb)を有し、前記カム筒(17)の回転によって前記第3面(17E)が前記第4面(44Cb)を押圧することにより、前記バリア羽根(50)が開放することを特徴とするレンズ鏡筒(10)である。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒(10)を備える光学装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、バリア羽根とレンズとの接触が防止されたレンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
撮影待機状態のカメラの縦断面を概念的に示す図である。 レンズ鏡筒が沈胴状態にあるカメラの縦断面を概念的に示す図である。 レンズ鏡筒における前面側部分の分解斜視図である。 図3のD部拡大図である。 カム筒におけるバリア筒ヘリコイド溝およびレンズ室駆動カム溝を説明するカム筒周面の展開図である。 カム筒におけるバリア筒ヘリコイド溝およびレンズ室駆動カム溝の作用と、連動板による一群レンズ室の移動規制を説明する図であって、(a)は撮影待機状態を、(b)はロック状態を、(c)は沈胴状態を、それぞれ示す。 バリア枠とバリア羽根の分解斜視図である。 バリア羽根を結像面側から見た斜視図である。 バリア羽根を被写体側から見た図である。 図3のA−A矢視に相当するバリア羽根が開放状態の断面図である。 図3のB−B矢視に相当するバリア羽根が開放状態の断面図である。 図11と対応するバリア羽根が閉鎖状態の図である。 図3のC−C矢視に相当する連動板とバリア羽根とが組み合わされた状態の図であって、(a)はバリア羽根が開放状態を、(b)はバリア羽根が閉鎖状態を、それぞれ示す。 移動規制部と規制面の変形形態を示す図5と対応する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、撮影待機状態のカメラ1の縦断面を概念的に示す図である。図2は、レンズ鏡筒10が沈胴状態(レンズ鏡筒がカメラ本体に収納された状態、縮筒状態)にあるカメラ1の縦断面を概念的に示す図である。
なお、各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ1の位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
また、以下の説明では、特に言及しない限り、撮影光学系における固定光学系の光軸OAと平行な方向の移動を「直進」、光軸OA周りの移動を「回転」と称する。また、撮影光学系の光軸OAと平行な方向を「前後」とし、被写体側を「前面側」、結像面(撮像面)側を「背面側」とそれぞれ称する。
カメラ1は、ボディ部2とレンズ鏡筒10とから構成されたデジタルカメラある。
レンズ鏡筒10は、不使用時にはボディ部2に収納され、使用時にはボディ部2から突出すると共に焦点距離を変化(ズーミング)させることのできる、いわゆる沈胴式のズームレンズである。つまり、レンズ鏡筒10は、電力供給が停止している非影状態においては図2に示すようにボディ部2の内部に収縮収容され、電力が供給されると図1に示すようにボディ部2の前面側に突出して撮影待機状態となる。本実施形態の構成では、撮影待機状態はズームにおける広角端に設定されている。
ボディ部2は、ボディ筐体2Aの内部にセンサユニット3を備えている。
センサユニット3は、CCD等の撮像素子3Aを備えている。センサユニット3は、撮像素子3Aの撮像面がレンズ鏡筒10の光軸OAと直交する姿勢で、CCD台4に固定されている。撮像面は、所定縦横比の横長(Y軸方向の長さよりX軸方向の長さが長い)に設定されている。センサユニット3は、レンズ鏡筒10によって撮像素子3Aの撮像面に結像された画像を電気信号に変換して出力する。
レンズ鏡筒10は、前述したように、焦点距離が可変なズームレンズである。レンズ鏡筒10は、当該カメラ1における結像光学系を構成する3組のレンズ群(第1レンズ群L1,第2レンズ群L2および第3レンズ群L3)を備えている。これら3組のレンズ群は、被写体像をセンサユニット3における撮像素子3Aの撮像面に結像させる。レンズ鏡筒10は、レンズ群L1,L2,L3がそれぞれ光軸OA方向に移動して、焦点距離が変化する。また、第3レンズ群L3は、フォーカシングレンズ群であって、光軸OA方向に移動して結像位置を変化させる。
そして、カメラ1は、レンズ鏡筒10が備えるレンズ群(第1レンズ群L1,第2レンズ群L2および第3レンズ群L3)が被写体像光をセンサユニット3における撮像素子3Aの受光面に結像させ、撮影者による図示しないレリーズボタンの押圧操作によって、センサユニット3が電気信号に変換した被写体の画像情報を、図示しない記憶装置に記録(撮影)する。これら撮影を含むカメラ1における全ての動作制御は、図示しないカメラ1内の制御装置によって行われる。
つぎに、前述した図1および図2に加えて図3〜図7を参照し、レンズ鏡筒10について詳細に説明する。図3は、バリア筒15、1群レンズ室16、カム筒17およびバリア機構40部分の分解斜視図である。図4は、図3のD部拡大図である。図5は、カム筒17におけるバリア筒ヘリコイド溝17Bとレンズ室駆動カム溝17Cを説明するカム筒17周面の展開図である。図6は、カム筒17におけるバリア筒ヘリコイド溝17Bおよびレンズ室駆動カム溝17Cの作用とバリア機構40における連動板44による一群レンズ室16の移動規制を説明する図であって、(a)は撮影待機状態を、(b)はロック状態を、(c)は沈胴状態を、それぞれ示す。
図1及び2に示すように、レンズ鏡筒10は、ボディ筐体2Aと一体に構成された固定筒11の内部に、回転筒12、直進筒13、1群直進筒14、バリア筒15が、順次Y方向に小径化して多段式に配設されている。バリア筒15の内周側には1群レンズ室16が嵌合し、1群レンズ室16の内周側にカム筒17が配設されている。さらに、1群レンズ室16の内周側に第2レンズ枠18が配設され、第2レンズ枠18の背面側にシャッター機構20と、第3レンズ枠30とが配設されている。バリア筒15の前面側には、開閉するバリア羽根50を有し、当該バリア筒15を含めて構成されるバリア機構40が設けられている。
そして、レンズ鏡筒10は、図1に示すように固定筒11から回転筒12(直進筒13)および1群直進筒14が所定量突出した撮影待機状態と、図2に示すように回転筒12および1群直進筒14がほとんど固定筒11に収容された沈胴状態と、の間で収縮/伸長する。なお、図1に示す撮影待機状態は、ズーム範囲において最も広角側(焦点距離が短い側の端)であって、この状態から各レンズ群L1,L2,L3が光軸OA方向にさらに移動して長焦点側へズーミングするようになっている。
以下、レンズ鏡筒10における各構成要素を、順を追って説明する。
固定筒11は、光軸OA方向に所定長さの円筒状を呈しており、ボディ筐体2Aと一体に構成されている。
固定筒11の内周面には、回転筒12を移動駆動する回転筒駆動ヘリコイド溝11Aと、直進筒13の移動を案内する直進溝11Bとが形成されている。直進溝11Bと回転筒駆動ヘリコイド溝11Aとは、本実施形態では、例えば、それぞれ周方向に3条ずつ形成されている。
回転筒駆動ヘリコイド溝11Aは、光軸OAに対して所定の角度を有して(周方向において光軸OA方向の位置が変位する螺旋状に)形成されている。この回転筒駆動ヘリコイド溝11Aには、回転筒12の外周に突設された駆動ピン12Aが摺動移動可能に嵌合している。
直進溝11Bは、光軸OAと平行に(Z軸方向に)形成されている。この直進溝11Bには、後述する直進筒13における直進案内突起13Cが、摺動移動可能に嵌合している。
固定筒11の内周側には、回転筒12が配設されている。
回転筒12は、固定筒11の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成されている。
回転筒12の外周には、回転筒駆動ヘリコイド溝11Aに摺動移動可能に嵌合する駆動ピン12Aが突設されている。
回転筒12の背面側端部の外周には、駆動入力ギア12Bが形成されており、この駆動入力ギア12Bは、図示しないが沈胴・ズーム駆動モータとギアトレインを介して連繋している。これにより、回転筒12は、沈胴・ズーム駆動モータによって回転駆動されるようになっている。
また、回転筒12の内周面には、カム筒17を移動操作すると共にその移動を案内する直進連動溝12Cが形成されている。
直進連動溝12Cは、光軸OAと平行に形成されている。直進連動溝12Cには、後述するカム筒17に植設されたフォロアピン17Aが摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された回転筒12は、図示しない沈胴・ズーム駆動モータによって回転駆動されると、その駆動ピン12Aが嵌合する固定筒11回転筒駆動ヘリコイド溝11Aによって直進操作される。つまり、回転筒12は、回転しつつ直進移動するようになっている。
回転筒12の内周側には、直進筒13が配設されている。
直進筒13は、回転筒12の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成され、回転筒12に対して相対回転可能且つ直進方向には相対移動不能に構成されている。
直進筒13の内周には、直進溝13Aが光軸OAと平行に形成されている。この直進溝13Aには、後述する1群直進筒14の外周に突設された直進ガイド14Aが摺動移動可能に嵌合している。
また、直進筒13には、カム孔13Bが形成されている。カム孔13Bは、光軸OAに対して所定の角度を有して形成されており、当該直進筒13を径方向内外に貫通している。カム孔13Bには、後述するカム筒17のフォロアピン17Aが摺動移動可能に嵌合している。
さらに、直進筒13の背面側の端部には、直進案内突起13Cが外周側に突設されている。直進案内突起13Cは、固定筒11の直進溝11Bに摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された直進筒13は、その直進案内突起13Cが固定筒11の直進溝11B嵌合しているため、回転筒12が回転しつつ直進移動するのに伴って、回転することなく回転筒12と共に直進移動する。
直進筒13の内周側には、1群直進筒14が配設されている。
1群直進筒14は、直進筒13の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成されている。
1群直進筒14の外周には、直進ガイド14Aが形成されている。直進ガイド14Aは、直進筒13の直進溝13Aに摺動移動可能に嵌合している。
1群直進筒14の内周には、直進ガイド溝14Bが形成されている。直進ガイド溝14Bは、光軸OAと平行に形成されており、この直進ガイド溝14Bには、後述するバリア筒15の外周に突設されたガイド突起15Aが摺動移動可能に嵌合している。
また、1群直進筒14は、その背面側の端部において、後述するカム筒17と、光軸OA方向には移動不能且つ相対回転は可能に係合している。
上記のように構成された1群直進筒14は、後述するカム筒17に対して相対回転可能且つ光軸OA方向には移動不能に設けられており、その直進ガイド14Aが直進筒13の直進溝13Aに嵌合しているため、回転することなくカム筒17と共に直進移動する。
1群直進筒14の内周には、バリア筒15が配設されている。
バリア筒15は、1群直進筒14の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成されている。バリア筒15は、前述したように、開閉するバリア羽根を備えたバリア機構40の一部を構成している。
バリア筒15の外周には、ガイド突起15Aが突設されている。ガイド突起15Aは、1群直進筒14の直進ガイド溝14Bに摺動移動可能に嵌合している。
バリア筒15の内周には、レンズ案内溝15Bが光軸OAと平行に形成されている。このレンズ案内溝15Bには、後述する1群レンズ室16の外周に形成されたガイド突条16Bが摺動移動可能に嵌合している。
また、バリア筒15の内周背面側端部近傍には、被駆動キー15Cが突設されている。この被駆動キー15Cは、後述するカム筒17の外周に形成されたバリア筒ヘリコイド溝17Bに摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成されたバリア筒15は、そのガイド突起15Aが1群直進筒14の直進ガイド溝14Bに嵌合しているため、回転することなく、その被駆動キー15Cが嵌合するカム筒17のバリア筒ヘリコイド溝17Bによって操作され、カム筒17の回転に伴って直進移動する。
なお、このバリア筒15を含むバリア機構40については、後に詳述する。
バリア筒15の内周側には、1群レンズ室16が配設されている。
1群レンズ室16は、バリア筒15の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成されている。1群レンズ室16は、その前面側の内周側に突設された鍔状の支持部16Aによって第1レンズ群L1を支持している。
図4に示すように、支持部16Aには、後述するバリア機構40における連動板44の被操作・規制突起44Cが遊嵌する嵌挿孔16Dが、周方向に等間隔で3箇所(120°間隔で)形成されている。嵌挿孔16Dは、周方向に所定角度範囲の長孔となっている。支持部16Aの、前面側から見て嵌挿孔16Dの反時計回り前方側の縁と隣接する部位は、光軸OAと直交する平面の移動規制部16Aaとなっている。移動規制部16Aaの位置は、後述するバリア機構40における連動板44のレンズ規制突起部44Ccの規制面44Cdが、沈胴状態においては移動規制部16Aaに対向し、撮影待機時においては嵌挿孔16Dと対向するように設定されている。この移動規制部16Aaは、バリア羽根50の開放不具合発生時において後述するバリア機構40における連動板44の被操作・規制突起44C(レンズ規制突起部44Cc)と協働してバリア羽根50への第1レンズ群L1の当接を防ぐ。この作用については後に詳述する。
1群レンズ室16の外周には、ガイド突条16Bが光軸OAと平行に突設されている。このガイド突条16Bは、バリア筒15のレンズ案内溝15Bに摺動移動可能に嵌合している。
1群レンズ室16の内周には、カムフォロア16Cが突設されている。このカムフォロア16Cは、後述するカム筒17の外周に形成されたレンズ室駆動カム溝17Cに摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された1群レンズ室16は、そのカムフォロア16Cがカム筒17のレンズ室駆動カム溝17Cによって操作され、ガイド突条16Bがバリア筒15のレンズ案内溝15Bに嵌合しているために回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
ここで、1群レンズ室16に支持された第1レンズ群L1を前面側から見ると、第1レンズ群L1の前面部は、前述したセンサユニット3の撮像素子3Aにおける所定縦横比で横長の撮像面と対応して、第1レンズ群L1の上部と下部とがカットされた形状である(図4参照)。つまり、第1レンズ群L1の上下(Y軸方向両側)の縁は平行な直線状に形成され、第1レンズ群L1の左右(X軸方向両側)の縁は円弧状となっている(以下、この形状を樽形と呼ぶ)。また、所定XY平面における上述の樽形は、その所定XY平面上のX軸と平行かつ光軸OAと交わる直線を基準として対称形状である。この第1レンズ群L1における前面部の上下のカットは、当該第1レンズ群L1の上下に後述するバリア機構40におけるバリア羽根50を収容するための空間を形成するために行われている。
1群レンズ室16の内周側には、カム筒17が配設されている。
カム筒17は、1群レンズ室16の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成されている。
カム筒17の背面側端部近傍の外周には、フォロアピン17Aが突設されている。フォロアピン17Aは、直進筒13のカム孔13Bに摺動移動可能に嵌合してこれを貫通し、その先端が回転筒12の直進連動溝12Cに摺動移動可能に嵌合している。
また、カム筒17の外周には、カム筒17の外周面を展開して表した図5および図6に示すように、バリア筒ヘリコイド溝17Bと、レンズ室駆動カム溝17Cとが形成されている。バリア筒ヘリコイド溝17Bとレンズ室駆動カム溝17Cとは、本実施形態では、周方向にそれぞれ3条形成されている。バリア筒ヘリコイド溝17Bには、バリア筒15の被駆動キー15Cが摺動移動可能に嵌合しており、レンズ室駆動カム溝17Cには、1群レンズ室16のカムフォロア16Cが摺動移動可能に嵌合している。なお、バリア筒ヘリコイド溝17Bとレンズ室駆動カム溝17Cについては、後に詳述する。
さらに、カム筒17の内周には、第2レンズ枠駆動カム溝17Dが形成されている。第2レンズ枠駆動カム溝17Dは、光軸OAに対して所定の角度を有して形成されており、後述する第2レンズ枠18の外周に突設された第2レンズ枠カムフォロア18Aが摺動移動可能に嵌合している。
また、カム筒17の前面縁には、バリア操作面17Eが形成されている。バリア操作面17Eは、前面側から見て反時計回り前方側に向かう面であって、周方向に等間隔で3箇所(120°間隔で)形成されている。このバリア操作面17Eは、後述するバリア機構40における連動板44の被操作・規制突起44Cに当接して連動板44を回動操作する。
カム筒17は、回転筒12の回転によって、そのフォロアピン17Aが回転筒12の直進連動溝12Cによって回転操作されると共に、直進筒13のカム孔13Bによって直進操作される。つまり、カム筒17は、回転筒12の回転に伴って、回転しつつ直進移動する。
カム筒17は、その回転・直進移動により、バリア筒ヘリコイド溝17Bに嵌合した被駆動キー15Cを介してバリア筒15を移動操作し、また、レンズ室駆動カム溝17Cに嵌合したカムフォロア16Cを介して1群レンズ室16を移動操作し、さらに、第2レンズ枠駆動カム溝17Dに嵌合した第2レンズ枠カムフォロア18Aを介して第2レンズ枠18を移動操作する。
また、カム筒17は、バリア操作面17Eが後述するバリア機構40における連動板44の被操作・規制突起44Cに当接して回動操作し、バリア機構40におけるバリア羽根50を開閉駆動操作する。
カム筒17の内周側には、第2レンズ枠18が配設されている。
第2レンズ枠18は、カム筒17の内周に摺動移動可能に嵌合する円筒状であって、光軸OA方向に所定長さに形成され、その内周に、第2レンズ群L2を保持している。
第2レンズ枠18の外周には、第2レンズ枠カムフォロア18Aが突設されている。この第2レンズ枠カムフォロア18Aは、カム筒17の第2レンズ枠駆動カム溝17Dに摺動移動可能に嵌合している。
また、第2レンズ枠18の外周には、直進案内溝18Bが形成されている。この直進案内溝18Bには、後述する直進キー19のキー部19Bが摺動移動可能に嵌合している。
上記のように構成された第2レンズ枠18は、その第2レンズ枠カムフォロア18Aがカム筒17の第2レンズ枠駆動カム溝17Dによって操作され、直進案内溝18Bに直進キー19が嵌合していることから回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
直進キー19は、直進嵌合部19Aと、前面側に延設されたキー部19Bとを備えている。直進嵌合部19Aは、直進筒13に設けられた直進キー溝13D摺動移動可能に嵌合している。また、キー部19Bは、上述のように第2レンズ枠8の直進案内溝18Bに摺動移動可能に嵌合している。また、カム筒17に植設されたフォロアピン17Aの内径側には、カム側バヨネット凹部17Eが設けられ、一方、直進キー19にはそのカム側バヨネット凹部17Eとバヨネット結合するキー側凸部19Eが設けられている。そして、カム側バヨネット凹部17Eとキー側凸部19Eとはバヨネット結合している。このため、直進キー19はカム筒17とともに光軸方向に移動するが、直進キー溝13Dと直進嵌合部19Aとの嵌合により回転が防止されている。そして、第2レンズ枠18は、その第2レンズ枠カムフォロア18Aがカム筒17の第2レンズ枠駆動カム溝17Dによって操作され、直進案内溝18Bに直進キー19が嵌合しているので、回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
上記のように構成されたレンズ鏡筒10は、図示しない沈胴・ズーム駆動モータによって回転筒12が回転駆動されると、回転筒12は、その駆動ピン12Aが嵌合する固定筒11回転筒駆動ヘリコイド溝11Aによって直進操作される。つまり、回転筒12は、回転しつつ直進移動する。
直進筒13は、その直進案内突起13Cが固定筒11の直進溝11B嵌合しているため、回転することなく回転筒12と共に直進移動する。
また、回転筒12の回転によって、カム筒17は、そのフォロアピン17Aが回転筒12の直進連動溝12Cによって回転操作されると共に、直進筒13のカム孔13Bによって直進操作される。つまり、カム筒17は、回転筒12の回転に伴って、回転しつつ直進移動する。
1群直進筒14は、カム筒17に対して相対回転可能且つ光軸方向には移動不能に設けられており、その直進ガイド14Aが直進筒13の直進溝13Aに嵌合しているため、回転することなくカム筒17と共に直進移動する。
バリア筒15は、そのガイド突起15Aが1群直進筒14の直進ガイド溝14Bに嵌合しているため、回転することなく、その被駆動キー15Cが嵌合するカム筒17のバリア筒ヘリコイド溝17Bによって操作され、カム筒17の回転に伴って直進移動する。
1群レンズ室16は、そのカムフォロア16Cがカム筒17のレンズ室駆動カム溝17Cによって操作され、ガイド突条16Bがバリア筒15のレンズ案内溝15Bに嵌合しているために回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
第2レンズ枠18は、その第2レンズ枠カムフォロア18Aがカム筒17の第2レンズ枠駆動カム溝17Dによって操作され、直進案内溝18Bに直進キー19が嵌合していることから回転することなくカム筒17の回転に伴って直進移動する。
上記のような作用によって、レンズ鏡筒10は、図1に示すように固定筒11から回転筒12(直進筒13)および1群直進筒14が所定量突出した撮影待機状態と、図2に示すように回転筒12および1群直進筒14がほとんど固定筒11に収容された沈胴状態と、の間で収縮/伸長する。また、前述したように、図1に示す撮影待機状態から、各レンズ群L1,L2,L3が光軸OA方向にさらに移動して長焦点側へズーミングするようになっている。
図1に示す撮影待機状態では、回転筒12(直進筒13)は固定筒11から所定量突出し、さらに、1群直進筒14は回転筒12から所定量突出する。また、バリア筒15の前面側に設けられた後述するバリア機構40の前面は、1群直進筒14の前面と略一致し、バリア羽根50は開放状態となる。
図2に示す沈胴状態では、回転筒12(直進筒13)と1群直進筒14の前面は一致した状態で固定筒11の前面から所定量突出する。また、バリア機構40の前面もこれらと略一致し、バリア羽根50は閉鎖状態となる。
ここで、バリア筒15と1群レンズ室16とは、それぞれカム筒17によって移動駆動されるが、撮影待機状態と沈胴状態との間における両者の移動量は異なり、1群レンズ室16の方がバリア筒15より大きく移動する。つまり、1群レンズ室16が保持する第1レンズ群L1は、撮影待機状態と沈胴状態との間でバリア筒15に設けられたバリア羽根50に対して前後に相対移動する。
そして、図1に示す撮影待機状態では、1群レンズ室16が保持する第1レンズ群L1の前面が、バリア機構40における開放状態にあるバリア羽根50の内羽根(内上羽根52U,内下羽根52L)より前面側に突出する。一方、図2に示す沈胴状態では、第1レンズ群L1の前面はバリア羽根50の内羽根(内上羽根52U,内下羽根52L)より背面側に位置する。
これにより、撮影待機状態においては、第1レンズ群L1の前面がバリア羽根50よりも前面側に突出して広い写角が得られると共に、沈胴状態においてバリア羽根50の閉鎖が可能となっている。
このようなバリア筒15と1群レンズ室16の移動は、前述したように、バリア筒ヘリコイド溝17Bとレンズ室駆動カム溝17Cによって規定される。
つぎに、このバリア筒ヘリコイド溝17Bとレンズ室駆動カム溝17Cについて、図5および図6を参照して詳細に説明する。
バリア筒ヘリコイド溝17Bは、光軸OAと直交する前進駆動方向(図5および図6におけるカム筒17の伸長回転方向を示す矢印Eとは逆方向)に延びる沈胴伸縮操作部17Baと、この沈胴伸縮操作部17Baと連続して光軸OAに対して所定の角度を有して前面側に延びる伸長操作部17Bbと、を備えている。
このバリア筒ヘリコイド溝17Bには、バリア筒15の被駆動キー15Cが摺動移動可能に嵌合している。被駆動キー15Cは、図6(c)に示す沈胴状態から図6(a)に示す撮影待機状態との間では沈胴伸縮操作部17Baを移動し、さらに撮影待機状態より先のズーミングの際に伸長操作部17Bbを移動するように設定されている。つまり、バリア筒15は、沈胴状態から撮影待機状態の間では、カム筒17と共に前進移動するものの、カム筒17に対して前進移動はしない。撮影待機状態では、被駆動キー15Cは、図5および図6(a)に示すように、沈胴伸縮操作部17Baから伸長操作部17Bbに転向する部位に位置する。
レンズ室駆動カム溝17Cは、光軸OAと直交する前進駆動方向に延びる沈胴基部17Caと、沈胴基部17Caと連続してバリア筒ヘリコイド溝17Bにおける伸長操作部17Bbと平行に前面側に延びる沈胴伸長操作部17Cbと、この沈胴伸長操作部17Cbの先端と連続して光軸OAと直交する方向に延びる待機基部17Ccと、この待機基部17Ccから連続してバリア筒ヘリコイド溝17Bにおける伸長操作部17Bbと平行に前面側に延びるズーミング操作部17Cdと、を備えている。ズーミング操作部17Cdと伸長操作部17Bbとの間隔は、待機基部17Ccの長さ分、沈胴伸長操作部17Cbと伸長操作部17Bbとの間隔より広くなっている。
レンズ室駆動カム溝17Cには、1群レンズ室16のカムフォロア16Cが摺動移動可能に嵌合している。カムフォロア16Cは、図6(c)に示す沈胴状態から図6(a)に示す撮影待機状態との間では沈胴基部17Caから沈胴伸長操作部17Cbを移動し、撮影待機状態では待機基部17Ccに位置する。さらに撮影待機状態より先のズーミングの際には、カムフォロア16Cは、ズーミング操作部17Cdを移動するように設定されている。
つまり、カムフォロア16Cは、沈胴状態から撮影待機状態に至るまでに沈胴伸長操作部17Cbを移動するため、この沈胴伸長操作部17CbのX軸方向における変位分(図5中Xcで示す)、前面側に直進移動操作される。これにより、1群レンズ室16(第1レンズ群L1)は、沈胴状態から撮影待機状態の間で、カム筒17およびバリア筒15に対して前進移動する。
上記のように、沈胴状態から撮影待機状態に至るカム筒17の回転によって、バリア筒15はカム筒17に対して直進移動しないが、1群レンズ室16は沈胴伸長操作部17Cbによって直進移動操作される。これにより、1群レンズ室16はバリア筒15に対して前進する。その結果、前述したように、図2に示す沈胴状態では、1群レンズ室16が保持する第1レンズ群L1の前面はバリア羽根50の内羽根(内上羽根52U,内下羽根52L)より背面側に位置し、図1に示す撮影待機状態では、第1レンズ群L1の前面が開放状態にあるバリア機構40におけるバリア羽根50の内羽根(内上羽根52U,内下羽根52L)より前面側に突出するようになっている。
つぎに、前述した図1〜図6に加えて、図7〜図13を参照して、バリア機構40について詳細に説明する。
図7は、バリア枠41とバリア羽根50の分解図である。図8は外羽根51と、内羽根52を結像面側から見た斜視図であり、図9は外羽根51と、内羽根52を被写体側から見た図である。図10は、図3のA−A矢視に相当するバリア羽根50が開放状態の断面図である。図11は、図3のB−B矢視に相当するバリア羽根50が開放状態の断面図である。図12は、図11と対応するバリア羽根50が閉鎖状態の図である。図13は、図3のC−C矢視に相当する連動板44とバリア羽根50とが組み合わされた状態の図であって、(a)はバリア羽根50が開放状態を、(b)はバリア羽根50が閉鎖状態を、それぞれ示す。
バリア機構40は、図3に示すように、バリア筒15の前面側にバリア枠41が装着され、そのバリア筒15とバリア枠41の間に、バリア羽根50と、シート42と、バリア押さえ板43と、連動板44とが、重合状態で配置されて構成されている。また、バリア枠41の前面側には、飾り環45が被せられている。
バリア筒15の前面側にはスナップフィット部15Dが突出形成されており、このスナップフィット部15Dがバリア枠41の外周の係合部41Dに係合することで、バリア筒15の前面側にバリア枠41が装着一体化されている。
バリア筒15の内周側には、前述したように、1群レンズ室16が配設され、1群レンズ室16の内周側にカム筒17が配設されている。
また、カム筒17の前面側所定位置には、前述したように、バリア操作面17Eが形成されている。
バリア枠41は、図7に示すように、前面側に前面板41Aを備える円環状であって、光軸OA方向には所定厚さを有している。前面板41Aには、第1レンズ群L1の前面形状と対応する(僅かに小さい)樽形の開口部41Bが形成されている。また、バリア枠41の背面側には、後述する連動板44を回転付勢するための回転付勢バネ46の端部が係止される係止部41Cが突設されている。係止部41Cは、光軸OAを挟む対称位置に2箇所配設されている。
バリア羽根50は、外上羽根51Uと、外下羽根51Lと、内上羽根52Uと、内下羽根52Lとにより構成されている。外上羽根51Uと外下羽根51Lとは光軸OAを挟んで点対称となる形状に形成され、内上羽根52Uと内下羽根52Lとは光軸OAを挟んで点対称となる形状に形成されているため、以下の説明では、特に必要がある場合を除いて、外上羽根51Uと外下羽根51Lとを「外羽根51」とし、内上羽根52Uと内下羽根52Lとを「内羽根52」として説明する。また、外上羽根51Uと内上羽根52Uとを支持する羽根支持軸41Da及び、外下羽根51Lと内下羽根52Lとを支持する羽根支持軸41Dbも、特に必要がある場合を除いて合わせて羽根支持部41Dとして説明する。
外羽根51は、図7に示すようにバリア枠41の前面板41Aの背面側に隣接して配置されている。そして、図8及び図9に示すように外羽根51の周方向一方の端には、バリア枠41の羽根支持軸41Dに嵌合する穴51aが設けられている。この穴51aの外周側には、操作突起51bが形成されている。また、外羽根51の外側の縁の周方向略中央部背面側には、内羽根52によって操作される被操作突起51dが突設されている。
内羽根52は、図7に示すように外羽根51の背面側に、隣接して配置されている。そして、図8及び図9に示すように内羽根52の周方向一方の端には、バリア枠の羽根支持軸41Dに嵌合する穴52aが設けられている。穴52aの外周側には、当該内羽根52を揺動付勢する揺動付勢バネ47の端部が係止される係止・操作突起52bが、前後に所定量突出して形成されている。
図10〜図12に示すように、外上羽根51Uと内上羽根52Uとは、開口部41BのX軸プラス側に位置する羽根支持軸41Daにそれぞれ揺動可能に支持されている。一方、外下羽根51Lと内下羽根52Lとは、開口部41BのX軸マイナス側に位置する羽根支持軸41Dbにそれぞれ揺動可能に支持されている。そして、外上羽根51Uと内上羽根52Uとが羽根支持軸41Daを中心として揺動すると共に、外下羽根51Lと内下羽根52Lとが羽根支持軸41Dbを中心として揺動し、開口部41Bを開閉する。
図10および図11に示すように、バリア羽根50が、バリア枠41の開口部41Bを開放した状態(開放状態)では、外上羽根51Uと内上羽根52Uとが重なって、開口部41Bの上側(Y軸プラス側)の開口縁とバリア枠41の外周面との間に収容される。また、外下羽根51Lと内下羽根52Lとが重なって、開口部41Bの下側(Y軸マイナス側)の開口縁とバリア枠41の外周面との間に収容される。本実施形態では、このようにバリア羽根50が開口部41Bを開放した図10,図11および図13(a)に示す開放状態が基本的な状態であり、この開放状態から連動板44が操作されることで図12および図13(b)に示す閉鎖状態となる。
バリア羽根50が、バリア枠41の開口部41Bを閉鎖した状態(閉鎖状態)は、図11に示すように、外上羽根51Uと内上羽根52Uとでバリア枠41の開口部41Bの略上半分を覆い、外下羽根51Lと内下羽根52Lとで開口部41Bの略下半分を覆う。すなわち、内上羽根52Uと内下羽根52Lの内縁52cが合致して開口部41Bの中央を塞ぎ、内上羽根52Uと内下羽根52Lの外縁と開口部41Bの縁との間の隙間を、外上羽根51Uおよび外下羽根51Lが塞ぎ、これによって開口部41Bの全面を覆うようになっている。
内羽根52の内側(光軸OA側)の内縁52cは、図1に示すように撮影待機時において第1レンズ群L1における前面部の上下のカット辺より外側に位置し、当該内羽根52と干渉することなく、第1レンズ群L1の前面を外羽根51に近接させることができるように設定されている。
また、内羽根52の外側の縁の周方向略中央部には、外羽根51の被操作面51dを操作する操作凹部52dが形成されている。
バリア押さえ板43は、薄板状であって、バリア枠41と対応する形状に形成されている。バリア押さえ板43には、略X軸上の光軸OAを挟んで対称となる位置に、2箇所ビス穴が設けられている。その穴には図4に示すようにビス43Aが挿入され、そのビス43Aは、バリア枠41に設けられたビス受け41x(図5,9,10参照)に締結されている。
連動板44は、バリア枠41の内部に収まる略円環状であって、図13に示すように、回転付勢バネ46の端部が係止される係止ボス44Aと、バリア羽根50(内羽根52)を揺動付勢する揺動付勢バネ47の端部が固定される固定ボス44Bとを備えている。係止ボス44Aと固定ボス44Bとは、それぞれ光軸OAを挟む対称位置2箇所に配設されている。
また、連動板44の背面側所定位置には、被操作・規制突起44Cが周方向に等間隔(120°)で3箇所突設されている。
被操作・規制突起44Cは、図4および図5に示すように、被操作突起部44Caと、レンズ規制突起部44Ccとを備えている。
被操作突起部44Caは、角柱状であって、連動板44の背面側に所定高さに突出しており、連動板44を背面側から見て反時計回り前方側の面が、被操作面44Cbとなっている。この被操作突起部44Caは、沈胴状態において、1群レンズ室16における嵌挿孔16Dに嵌入して背面側に突出して、その被操作面44Cbがカム筒17のバリア操作面17Eによって押圧操作される。
レンズ規制突起部44Ccは、被操作突起部44Caの基端部から、連動板44を背面側から見て時計回り前方側所定範囲に、被操作突起部44Caより低い所定高さに形成され、その背面側に向かう光軸OAと直交する面が、規制面44Cdとなっている。レンズ規制突起部44Ccは、沈胴状態(バリア羽根50の閉鎖状態時)において、1群レンズ室16における支持部16Aの移動規制部16Aaと対向して位置する。
このレンズ規制突起部44Ccは、バリア羽根50の開放不具合発生時において1群レンズ室16の移動規制部16Aaと協働してバリア羽根50への第1レンズ群L1の当接を防ぐ。この作用については後に詳述する。
回転付勢バネ46は、一方の端部がバリア枠41の係止部41Cに係止され、他方の端部が連動板44の係止ボス44Aに係止されている。回転付勢バネ46は、光軸OAを挟んで対称位置に2箇所配設されている。回転付勢バネ46は、その弾性復帰力によって、連動板44をバリア枠41に対して図13中反時計回りに回転付勢している。
揺動付勢バネ47は、一方の端部が連動板44の固定ボス44Bに固定され、他方の端部が内羽根52の係止・操作突起52bに係止されている。揺動付勢バネ47は、2枚の内羽根52(内上羽根52Uおよび内下羽根52L)に対して、それぞれ設けられている。つまり、揺動付勢バネ47は、光軸OAを挟む対称位置に2箇所配設されている。揺動付勢バネ47は、その弾性復帰力によって、内羽根52を閉じ側に揺動付勢している。
揺動付勢バネ47によって閉じ側に揺動付勢された内羽根52は、連動板44の反時計回りの回転によって連動板44の端面44xが内羽根52の係止・操作突起52bを押し上げて内羽根52が反時計回りに回転し、この回転によって操作凹部52dが外羽根51の被操作突起51dを押圧し、外羽根51を開放状態側に揺動操作する。
その操作凹部52dで外羽根51の被操作面51bを押圧し、外羽根51を開放状態側に揺動操作する。
これにより、外羽根51と内羽根52とが重なって、開口部41Bの開口縁とバリア枠41の外周面との間に収容された開放状態となる。
上記のように構成されたバリア機構40では、連動板44は回転付勢バネ46の付勢力でその回転可能な範囲中の一方の端に位置(以下、これを連動板44の自由位置と呼ぶ)する。この自由位置では、外羽根51と内羽根52とが重なって開口部41Bの開口縁とバリア枠41の外周面との間に収容され、開口部41Bを開放する開放状態となる。
そして、連動板44が回転付勢バネ46の付勢力に抗して所定角度回動操作されると、下記のように作用して、バリア羽根50が閉鎖状態となる。
すなわち、開放状態から、回転付勢バネ46の付勢力に抗して連動板44が図13(a)において時計回り(図4中の矢印Fとは逆方向)に回動操作されると、外羽根51および内羽根52を支持する支持軸43Aに対して固定ボス44Bが移動する。これにより、固定ボス44Bと内羽根52の係止・操作突起52bとの間に架設された揺動付勢バネ47を介して内羽根52が閉鎖側に揺動操作される。内羽根52が閉鎖側に揺動すると、その係止・操作突起52bが外羽根51の被操作面51bを押圧して、外羽根51を閉鎖側に揺動操作する。その結果、図13(b)に示すように、外羽根51と内羽根52とが開口部41Bを閉ざした閉鎖状態となる。
連動板44の被操作・規制突起44Cに対する押圧操作が解除されると、連動板44は回転付勢バネ46の弾性復帰力によって回動して自由位置に戻る。連動板44が自由位置に戻ると、内羽根52は、係止・操作突起52bが接触しているので連動板44の端面44xの回転力によって押し上げられ、開放側に揺動する。内羽根52が開放側に揺動すると、内羽根52の操作凹部52dが外羽根51の被操作突起51dに当接し、外羽根51を開放側に揺動操作する。その結果、外羽根51と内羽根52とが重なって、開口部41Bを開放する開放状態となる。
前述したように、バリア機構40におけるバリア羽根50は、図1に示す撮影待機状態では開放状態となり、図2に示す沈胴状態では閉鎖状態となる。
この沈胴状態においてバリア羽根50を閉鎖状態とする連動板44の回動操作は、カム筒17のバリア操作面17Eによって行われる。
レンズ鏡筒10が伸長・収縮する際には、前述したように、カム筒17は回転しつつ直進移動するのに対し、バリア機構40を備えるバリア筒15は回転せずに直進移動する。つまり、レンズ鏡筒10の伸長・収縮に際しては、バリア機構40に対してカム筒17が相対回転する。
このバリア機構40に対するカム筒17の相対回転によって、カム筒17のバリア操作面17Eが、連動板44の被操作・規制突起44Cを、バリア羽根50が閉鎖状態となるように回動操作するようになっている。すなわち、撮影待機状態から沈胴状態に移行する場合には、カム筒17は連動板44に対して図13において時計回り(図4において矢印Eとは逆方向)に回動し、カム筒17のバリア操作面17Eが連動板44の被操作・規制突起44Cを時計回りに回動操作して、沈胴状態では図13(b)に示すようにバリア羽根50を閉鎖状態とする。
この状態では、図6(c)に示すように、連動板44における被操作・規制突起44Cの被操作突起部44Caは、1群レンズ室16における嵌挿孔16Dに嵌入して背面側に突出している。また、被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Ccは、1群レンズ室16における移動規制部16Aaと対向している。
一方、沈胴状態から撮影待機状態に移行する場合には、カム筒17は、連動板44に対して図13(b)に示す閉鎖状態から反時計回り(図4において矢印E方向)に回動し、そのバリア操作面17Eによる、連動板44の被操作・規制突起44Cに対する押圧操作を解除する。これにより、連動板44は回転付勢バネ46の弾性復帰力によって回動して自由位置に戻り、撮影待機状態ではバリア羽根50は図13(a)に示すように開放状態となる。
この状態では、図6(a)に示すように、連動板44における被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Ccは、連動板44の回動によって1群レンズ室16における嵌挿孔16Dと対向する位置となり、被操作・規制突起44Cの全体が嵌挿孔16Dに嵌入する。
ここで、沈胴状態から撮影待機状態への移行操作が行われているにも拘わらず、連動板44が自由状態に戻らない場合には、連動板44における被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Ccと、1群レンズ室16における移動規制部16Aaとが下記のように作用して、バリア筒15に対する1群レンズ室16の前進を規制する。
すなわち、沈胴状態から撮影待機状態への移行操作(カム筒17の図4中矢印E方向の回動操作)が行われているにも拘わらず、連動板44が自由状態に戻らない(連動板44が回転しない)と、1群レンズ室16と連動板44の回転方向における相対位置が変わらない。この状態では、図6(b)に示すように、バリア筒15に対して前進する1群レンズ室16の移動規制部16Aaが、被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Cc(規制面44Cd)に当接することとなる。これにより、バリア筒15に対する1群レンズ室16の前進が規制される。
つまり、沈胴状態から撮影待機状態への移行操作が行われてカム筒17が反時計回りに回動しているにも拘わらず連動板44が自由状態に戻らないということは、何らかの理由(たとえばバリア羽根50が押さえつけられている等)によってバリア羽根50が閉鎖状態から開放状態にならないことを意味する。図13(b)を用いて説明すると、端面44xが反時計方向に動くとき(閉じ→開き動作)、内羽根52が外力によって押さえつけられていた場合、内羽根52が固定されてしまうため、端面44xの回転が阻害され、端面44xは回転することができない。外羽根51が押さえつけられると、外羽根51と内羽根52は重なっているので、内羽根52も押さえつけられることになり、上記同様内羽根52が固定され、端面44xの回転を阻害する。このような状況において、1群レンズ室16がバリア筒15に対して前進すると、1群レンズ室16の保持する第1レンズ群L1の前面が、バリア機構40のバリア羽根50に接触して、傷付いてしまう虞がある。本構成では、バリア筒15に対する1群レンズ室16の前進を被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Ccが強制的に阻止し、このような不具合を防ぐ。
なお、連動板44が自由状態に戻れば、連動板44は1群レンズ室16に対して図4中矢印F方向に相対回動してそのレンズ規制突起部44Ccは1群レンズ室16の嵌挿孔16Dと対応する。これにより、レンズ規制突起部44Ccが1群レンズ室16の嵌挿孔16Dに嵌入してバリア筒15に対する1群レンズ室16の前進が許容され、沈胴状態から撮影待機状態への移行が可能となる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)レンズ鏡筒10は、沈胴状態ではバリア羽根50の背面側に位置する第1レンズ群L1の前面が、撮影待機状態では開放状態にあるバリア羽根50の内羽根52U,52Lより前面側に突出する。沈胴状態から撮影待機状態への移行操作が行われているにも拘わらず、バリア羽根50と連動する連動板44が自由位置に回動しないと、バリア筒15に対して前進する1群レンズ室16の移動規制部16Aaと、被操作・規制突起44Cのレンズ規制突起部44Cc(規制面44Cd)とが当接し、バリア筒15に対する1群レンズ室16の前進が規制される。
これにより、バリア羽根50が押さえ付けられている等の理由によってバリア羽根50が開放状態にならない場合には、バリア羽根50に対する第1レンズ群L1の相対的な前進を阻止し、第1レンズ群L1の前面がバリア羽根50に接触することを防ぐことができる。これにより、バリア羽根50に第1レンズ群L1の前面が当接してしまうことに起因する、第1レンズ群L1の前面の傷付きや、バリア羽根50の破損といった不具合を防ぐことができる。
(2)バリア機構40における連動板44の被操作・規制突起44Cは、一つの突出部に、カム筒17のバリア操作面17Eによって操作される被操作面44Cbと、1群レンズ室16の移動規制部16Aaに当接して移動を規制する規制面44Cdとの、双方を備えて構成されている。これにより、それぞれを独立して設ける構成に比較して単純で合理的に構成でき、小型化が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、レンズ鏡筒10において最も前面側に位置する第1レンズ群L1の前面は、撮影待機時においてバリア羽根50を構成する内羽根52より前面側で外羽根51より背面側に位置する。しかし、この状態は、撮影待機時に限るものではなく、第1レンズ群L1が最も突出する際にこのような状態になる設定のレンズ鏡筒にも適用可能な。また、第1レンズ群L1の前面が外羽根51より前面側に突出する構成としても良い。
(2)沈胴およびズーム機構は、上記実施形態において説明した構成に限らず、適宜変更可能である。
(3)上記実施形態では、バリア羽根50が不開放時に1群レンズ室16の移動を規制する、1群レンズ室16の移動規制部16Aaと、連動板44における被操作・規制突起44Cの規制面44Cdとは、それぞれ光軸OAと直交する平面となっている。しかし、これらは必ずしも光軸OAと直交する平面である必要はなく、図5と対応する図14に示すように、光軸OAに対して所定角度で傾斜した平面であっても良い。さらに、対応する形状であれば、曲面や凹凸面としても良い。なお、図14中の各構成要素には、図5と同符号を付してある。
(4)上記実施形態は、デジタルスチルカメラに本願発明を適用した例である。本願発明における光学機器は、これに限らず、フィルムを用いるいわゆる銀塩スチルカメラ、ビデオカメラ、撮影機能付きの携帯電話、望遠鏡等であっても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、3A:撮像素子、10:レンズ鏡筒、15:バリア筒、16:1群レンズ室、16A:支持部、16Aa:移動規制部、17:カム筒、17B:バリア筒ヘリコイド溝、17C:レンズ室駆動カム溝、17E:バリア操作面、20:シャッター機構、40:バリア機構、44:連動板、44C:被操作・規制突起、44Ca:被操作突起部、44Cb:被操作面、44Cc:レンズ規制突起部、44Cd:規制面、50:バリア羽根、51U:外上羽根、51L:外下羽根、52U:内上羽根、52L:内下羽根、L1:第1レンズ群、OA:光軸

Claims (10)

  1. 撮影光学系の光軸と交差する方向に開閉するバリア羽根と、
    前記光軸と交差する方向に備えられた第1面を有し、光学系を保持して前記バリア羽根に対して光軸に沿った方向に相対移動可能な光学系保持枠と、
    前記第1面に対して相対移動可能な第2面を有し、前記光軸を中心として回転することにより前記バリア羽根を開閉させる連動板とを含み、
    前記第1面は、前記バリア羽根が開いた状態において、前記第2面と当接せず前記光軸方向の移動が可能であり、前記バリア羽根が閉じた状態において、前記第2面と当接し前記光軸方向の移動が制限されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記第2面は、前記第1面と平行に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記第1面及び前記第2面は、前記光軸と略直交する方向に備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記バリア羽根が開いた状態において、前記第1面は、前記第2面よりも像側の位置から、前記第2面よりも物体側の位置に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒であって、
    撮影状態において、前記光学系保持枠の前記光学系は、前記バリア羽根よりも物体側の位置に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記第2面は、前記連動板に間隔を隔てて複数個所備えられていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒であって、
    前記バリア羽根と前記連動板との光軸方向の位置を規定するバリア筒と、
    前記バリア筒を案内する第1カム溝、及び、前記光学系保持枠を案内する第2カム溝を有するカム筒とを備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項7に記載されたレンズ鏡筒であって、
    収納状態と撮影状態との間における、前記バリア筒の光軸方向の移動量は、前記光学系保持枠の光軸方向の移動量よりも少ないことを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記カム筒は前記光軸と平行な第3面を有し、
    前記連動板は前記光軸と平行な第4面を有し、
    前記カム筒の回転によって前記第3面が前記第4面を押圧することにより、前記バリア羽根が開放することを特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載されたレンズ鏡筒を備える光学装置。
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