JP2011153748A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧パネル側電装部品の電装品箱内の基板への接続作業を容易にすることが可能な空気調和装置の室内機を提供する。
【解決手段】
空気調和装置1の室内ユニット4は、天井に設置され、室内機本体11、電装品箱80、および、化粧パネル構造体12を備えている。電装品箱80は、内部に室内制御基板81を有しており、室内機本体11の下面側に配置される。化粧パネル構造体12は、フラップ駆動モータ用配線75aが延び出しているフラップ駆動モータ75を有しており、室内機本体11および電装品箱80の下面側を覆う。電装品箱80は、フラップ駆動モータ用配線75aを通過させる化粧パネル用開口84、および、化粧パネル用開口84を塞ぐ小蓋85を有している。そして、電装品箱80は、小蓋85が閉じた状態では、化粧パネル用開口84の縁と小蓋85の縁との間にフラップ駆動モータ用配線75aが通過可能な隙間Sが存在する。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置の室内機に関する。
従来より、天井近傍に設置されるタイプの空気調和装置については、電装部品と制御基板との接続作業の容易化が望まれている。
例えば、特許文献1(特開2008−275232号公報)の記載によると、外側端部近傍でヒンジ固定された電装品箱を有する空気調和装置が提案されている。そして、この電装品箱は、ヒンジ固定部分を支点として姿勢を変化させることができるように構成されており、施工時およびメンテナンス時において電装品箱内部のアクセス性が向上する姿勢にできるようになっている。
このような従来の電装品箱は、空気調和装置の外側端部近傍に設けられているため、施工時の最終段階においても配線接続作業が容易に行われる。
これに対して、電装品箱を、空気調和装置の端部近傍ではなく、空気調和装置の内部に位置させることがある。このような空気調和装置には、例えば、電装品箱の外側に電装部品を内蔵した化粧パネル構造体を取り付けて構成されるものがある。
このような空気調和装置は、電装品箱の外側から化粧パネル構造体を取り付ける際に、電装品箱内の基板を剥き出し状態にしていると、基板に埃が付着しがちになる。他方で、埃が入り込まないように電装品箱が完成された状態になっている場合には、配線接続するために電装品箱を一度本体から取り外す作業が必要になってしまい、煩雑である。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、化粧パネル構造体に設けられた電装部品を本体側に設けられた電装品箱内の基板に接続する作業を容易化できる空気調和装置の室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和装置の室内機は、空気調和装置の室内機において、室内機本体、電装品箱、および、取り付け部材を備えている。電装品箱は、内部に基板を有している。取り付け部材は、取り付け部材側電装部品を有しており、室内機本体に取り付けられる。取り付け部材側電装部品からは、基板に接続するための配線が延び出している。電装品箱は、基板の接続先に対応する位置に設けられており配線を通過させる開口、および、開口を塞ぐ蓋を有している。この電装品箱は、蓋が閉じた状態では開口の縁と蓋の縁との間に配線が通過可能な隙間が存在する。
この空気調和装置の室内機では、室内機本体および電装品箱が固定された状態で、後から取り付け部材を取り付けて施工する場合であっても、取り付け部材側電装部品から延び出る配線は、電装品箱に設けられた蓋を開けることで容易に接続作業を行うことができる。さらに、この蓋が覆っている開口は、基板における接続先に対応する位置に設けられているため、作業者が蓋を開けた状態では、そのすぐ近くに接続先が位置しており、開口の奥まで配線を入れ込む必要がなく、接続作業が容易になっている。そして、この接続作業を終えた後は、蓋を閉じることで、電装品箱の基板に対する埃の付着を抑制することができる。さらに、蓋の縁と開口の縁との間に配線が通過可能な隙間が存在しているため、埃の付着を抑制するために蓋を閉めた状態であっても、配線の接続状態を維持させることができる。
したがって、取り付け部材に設けられた取り付け部材側電装部品を室内機本体に設けられた電装品箱内の基板に接続する作業を容易化させることができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置の室内機は、第1観点に係る空気調和装置の室内機において、電装品箱は、室内機本体の下面側に設けられ、一面側が開口した電装品箱本体、および、開口を覆う面部材を有している。取り付け部材には、室内機本体を下面側から覆う化粧パネルが含まれている。配線を通過させる開口の少なくとも一部は、電装品箱の下方に設けられている。
この空気調和装置の室内機では、電装品箱本体の開口が面部材によって覆われるため、基板のうち取り付け部材側電装部品の接続部分以外の部分をこの面部材で覆うことができる。そして、室内機本体に対して下方から取り付け部材を取り付ける場合には、作業者は下方側から取り付け部品側電装部品の接続作業を行うことになるが、このとき、面部材を電装品箱本体から取り外すことなく、蓋を開閉するだけで作業を終えることができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置の室内機は、第2観点に係る空気調和装置の室内機において、面部材は、電装品箱の下面側に設けられている。蓋は、電装品箱本体または面部材のいずれか一方に取り付けられている。
面部材が電装品箱の下面側に設けられており、この電装品箱の下側から基板にアクセスして配線接続作業を行う場合には、作業者は上を向いて作業することになるため、面部材を取り外す作業が難しくなりがちである。
これに対して、この空気調和装置の室内機では、このように上を向いて配線接続作業を行う場合であっても、作業者は、面部材を取り外す作業を行う必要が無く、蓋を開けるだけで対応する接続先が現れるため、より容易に接続作業を行うことができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置の室内機は、第2観点または第3観点に係る空気調和装置の室内機において、蓋は、面部材にヒンジを介して取り付けられている。この蓋は、開いた状態でもヒンジを介することで面部材から脱落しない。
この空気調和装置の室内機では、取り付け部材側電装部品の接続作業を天井近傍において行う際に、開けた蓋を別の場所に置いておく必要がない。しかも、接続作業中を通じて、蓋は、脱落することなく、開口の傍に存在しているため、蓋を閉める作業も容易に行うことができる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置の室内機は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空気調和装置の室内機において、配線は、線状部材、および、線状部材の一端近傍に設けられており蓋を閉じた状態で電装品箱の内側に配置される抜け防止部材を有している。蓋が閉じた状態で開口の縁と蓋の縁との間に生じる隙間は、線状部材を通過させるが、抜け防止部材は通過させない大きさである。
この空気調和装置の室内機では、抜け防止部材が隙間を通過できないため、配線と基板の接続箇所に負担がかかりにくくなる。
本発明の第1観点に係る空気調和装置の室内機では、取り付け部材に設けられた取り付け部材側電装部品を室内機本体に設けられた電装品箱内の基板に接続する作業を容易化させることができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置の室内機では、基板のうち取り付け部材側電装部品の接続部分以外の部分を面部材で覆ったままの状態にでき、下方から接続作業を行う場合であっても蓋を開閉するだけで容易に作業を終えることができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置の室内機では、上を向いて配線接続作業を行う場合であっても、容易に接続作業を行うことができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置の室内機では、開けた蓋を別の場所に置いておく必要がない。
本発明の第5観点に係る空気調和装置の室内機では、抜け防止部材が電装品箱から抜け落ちることを抑制できる。
本実施形態の室内ユニットを備える空気調和装置の冷媒回路図である。 室内ユニットの外観斜視図である。 室内ユニットの側面視における内部概略配置構成図である。 室内ユニットの上面視における内部概略配置構成図である。 室内ユニットの下面視の外観構成図である。 室内機本体の下面視の概略構成図である。 電装品箱の外観概略構成図である。 電装品箱の小蓋部分の要部概略図である。 大蓋を取り除いた状態の電装品箱および室内制御基板の上面視概略図である。 室内機本体が施工された後に化粧パネル構造体を施工する様子を示す側面視概略構成図である。 小蓋を開けた状態を示す外観概略図である。 小蓋を閉じた状態を示す外観概略図である。
<第1実施形態>
(1)全体構成
図1に、本発明の一実施形態が採用された室内ユニット4を有する空気調和装置1の概略構成図を示す。
空気調和装置1の室内ユニット4は、天井に設置されるタイプであり、8つの吹出口を有し、そのうち4つの吹出口からの吹き出し角度をそれぞれ独立制御可能な機能を有している。この室内ユニット4を有する空気調和装置1は、スプリットタイプの空気調和装置であり、主として、前述の室内ユニット4、室外ユニット2、室外ユニット2と室内ユニット4とを接続する液冷媒連絡管5およびガス冷媒連絡管6、および、制御部7を有しており、蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成している。
(2)詳細構成
(2−1)室外ユニット2
室外ユニット2は、室外等に設置されており、主として、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、膨張弁24、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26、室外ファン27、室外温度センサ28、および、室外制御基板29を有している。
圧縮機21は、低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して高圧のガス冷媒とした後に吐出するための圧縮機である。
四路切換弁22は、冷房と暖房との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁である。四路切換弁22は、冷房時には、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを接続するとともにガス側閉鎖弁26と圧縮機21の吸入側とを接続することが可能である(図1における四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房時には、圧縮機21の吐出側とガス側閉鎖弁26とを接続するとともに室外熱交換器23のガス側と圧縮機21の吸入側とを接続することが可能である(図1における四路切換弁22の破線を参照)。
室外熱交換器23は、冷房時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、その液側が膨張弁24に接続されており、ガス側が四路切換弁22に接続されている。
膨張弁24は、冷房時には室外熱交換器23において凝縮された高圧の液冷媒を室内熱交換器42(後述)に送る前に減圧し、暖房時には室内熱交換器42において凝縮された高圧の液冷媒を室外熱交換器23に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。
液側閉鎖弁25およびガス側閉鎖弁26は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管5およびガス冷媒連絡管6)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、膨張弁24に接続されている。ガス側閉鎖弁26は、四路切換弁22に接続されている。
室外ファン27は、室外ユニット2の内部に配置され、室外空気を吸入して、室外熱交換器23に室外空気を供給した後に、ユニット外に排出する空気の流れを生じさせる。このため、室外熱交換器23は、室外空気を冷却源又は加熱源として冷媒を凝縮や蒸発させる機能を有している。
室外温度センサ28は、室外ユニット2の内部に配置されており、室外温度を検出し、室外制御基板29を介して制御部7に伝える。
室外制御基板29は、室外ユニット2の内部に配置されており、制御部7からの指令を受けて、室外ユニット2の構成機器の駆動制御を行う。
(2−2)室内ユニット4
図2に、室内ユニット4の外観斜視図を示す。図3に、室内ユニット4の側面視の内部概略配置構成図を示す。図4に、室内ユニット4の上面視の内部概略配置構成図を示す。図5に、室内ユニット4の下面視の外観構成図を示す。図6に、室内ユニット4の室内機本体11の下面視平面図を示す。
室内ユニット4は、図3に示すように、室内機本体11と、化粧パネル構造体12と、を有している。
(2−2−1)室内機本体11
室内機本体11は、図3に示すように、室内ユニット4の上方部分を構成しており、本体ケーシング31、室内ファン41、室内熱交換器42、ドレンパン40、ベルマウス45、電装品箱80、室内温度センサ43、ドレンポンプ46、ドレン排出管47、フロートスイッチ48等を有している。
本体ケーシング31は、図2および図4に示すように、その平面視において、長辺と短辺とが交互に繰り返し配置された略8角形状の箱状体である。この本体ケーシング31は、板金製であり、下面側が開口している。この本体ケーシング31は、略8角形状の天板33a、および、天板33aの周縁部から下方に延びる側板34を有している。側板34は、天板33aの長辺に対応する側板34a、34b、34c、34dと、天板33aの短辺に対応する側板34e、34f、34g、34hとから構成されている。
なお、図1、図4および図5に示すように、実内ユニット4には、下方中央の吸込口35、および、この吸込口35の周囲を一周している吹出口36が設けられている。そして、室内機本体11および化粧パネル構造体12の両方をまたぐようにして、吸込口35から吹出口36に向かう空気流路が設けられている。この空気流路は、吸込口35から本体ケーシング31内部に室内空気を取り込むための吸込流路35aと、調和空気を室内に吹き出すための各吹出流路51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aがある。
室内ファン41は、本体ケーシング31の内部に配置された、遠心送風機であるターボファンによって構成されている。室内ファン41は、室内の空気を吸込口35を通じて本体ケーシング31内に吸入し、吹出口36を通じて本体ケーシング31外へ吹き出す空気の流れを生じさせる。室内ファン41は、本体ケーシング31の天板33aの中央に設けられたファンモータ41aと、ファンモータ41aに連結されて回転駆動される羽根車41bとを有している。羽根車41bは、ターボ翼を有する羽根車であり、下方から羽根車41bの内部に空気を吸入し、平面視における羽根車41bの外周側に向かって吹き出すことができる。なお、ファンモータ41aからは、図7に示すように、電装品箱80の室内制御基板81に接続するための室内ファン用配線41dが延びている。
室内熱交換器42は、図4に示すように、平面視における室内ファン41の周囲を囲むように曲げられて本体ケーシング31の内部に配置されたフィンチューブ型熱交換器である。より具体的には、室内熱交換器42は、所定間隔を空けて配置された多数の伝熱フィンと、これらの伝熱フィンを板厚方向に貫通した状態で設けられた複数の伝熱管とを有するクロスフィン型と呼ばれる熱交換器である。
室内熱交換器42の液側は、上記のように、液側接続管5aを介して液冷媒連絡管5に接続されている。室内熱交換器42のガス側は、ガス側接続管6aを介してガス冷媒連絡管6に接続されている。そして、室内熱交換器42は、冷房時には、冷媒の蒸発器として、暖房時には、冷媒の凝縮器として機能するようになっている。これにより、室内熱交換器42は、室内ファン41から吹き出された空気と熱交換を行って、冷房時には空気を冷却し、暖房時には空気を加熱することができるようになっている。なお、液冷媒連絡管5やガス冷媒連絡管6に接続するための液側接続管5aやガス側接続管6aは、側板34hを貫通して本体ケーシング31の外側に延び出している。
ドレンパン40は、図3および図4に示すように、室内熱交換器42の下側に配置され、室内熱交換器42において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けとる。このドレンパン40は、本体ケーシング31内の下方位置に装着されている。このドレンパン40には、図3に示すように、吹出開口部40aと、吸入開口部40bと、ドレン水受け溝40cが形成されている。吹出開口部40aは、吹出口36に連通するように各所に形成されており、各吹出流路51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aの一部を構成している。吸入開口部40bは、吸込口35に連通するように形成されており、吸込流路35aの一部を構成している。ドレン水受け溝40cは、室内熱交換器42の下側において、ドレン水を保持できるように下方に凹んで形成されている。
ベルマウス45は、図3および図4に示すように、径方向外側がドレンパン40の吸入開口部40bの内側に沿うように配置されており、吸込口35から吸入される空気を室内ファン41の羽根車41bへと導く。
ドレンポンプ46は、ドレンパン40内部に溜まったドレン水を室内機本体11の外部へ排水させるためのポンプである。このドレンポンプ46による排水は、ドレン排出管47を通じて行われる。なお、ドレンポンプ46からは、図7に示すように、電装品箱80の室内制御基板81に接続するためのドレンポンプ用配線46aが延びている。
フロートスイッチ48は、ドレンパン40の内部に溜まるドレン水の水位を検出し、制御部7を通じてドレンポンプ46を作動させる。なお、このフロートスイッチ48についても、図7に示すように、電装品箱80の室内制御基板81に接続するためのフロートスイッチ用配線48aが延びている。
室内温度センサ43は、本体ケーシング31の内部であって、室内熱交換器42に対して空気流れ方向下流側に配置されており、室内温度の検出を行う。なお、この室内温度センサ43からも、図7に示すように、電装品箱80の室内制御基板81に接続するための室内温度センサ用配線43aが延びている。
電装品箱80は、図3および図6に示すように、室内機本体11の内部下方であって、ベルマウス45の下面側であり、ドレンパン40の径方向内側に配置されている。この電装品箱80は、内部に、後述する室内制御基板81が収容されている。電装品箱80の下面は、ドレンパン40の下面とともに、室内機本体11の下面を構成している。この電装部品のうち、室内機本体11に内蔵された電装部品としては、室内ファン41(ファンモータ41a)、室内温度センサ43、ドレンポンプ46およびフロートスイッチ48等がある。また、化粧パネル構造体12に内蔵された電装部品としては、後述する掃除機構部18、人検知センサ44および風向調節部70がある。このため、内部に収容された室内制御基板81は、図9に示すように、室内機本体11側の電装部品を接続するための対象接続部分11ac、および、化粧パネル構造体12側の電装部品を接続するための対象接続部分44ac、75acを有している。なお、電装品箱80の詳細は、後述する。
(2−2−2)化粧パネル構造体12
化粧パネル構造体12は、図3に示すように、室内ユニット4の下方部分を構成しており、天井に設置されている室内機本体11に対して取り付けられる。この化粧パネル構造体12は、化粧パネル本体32およびフラップ駆動部15を有している。
(化粧パネル本体32)
化粧パネル本体32は、図3に示すように、室内ユニット4の下面を構成する略4角形状のパネルである。この化粧パネル本体32は、図1および図5に示すように、吸込グリル32a、内枠パネル37、および、外枠パネル38によって構成されている。
吸込グリル32aは、室内ユニット4の下面中央に配置された、略四角形状のパネルであり、吸込口35を有している。この吸込口35の空気流路下流側には、上述した吸込流路35aが繋がっている。
内枠パネル37は、吸込口35を周囲から覆うようにして室内ユニット4の下面のうち吸込口35と吹出口36との間を覆っている。
外枠パネル38は、吹出口36の外側において、室内ユニット4の下面を覆っている。
この内枠パネル37と外枠パネル38との間に設けられている吹出口36は、図5に示すように、長辺吹出口50と短辺吹出口60とが交互に並べられながら略環状に形成されている。
長辺吹出口50は、吸込口35の略四角形状における各辺に対応する位置に設けられた第1長辺吹出口50a、第2長辺吹出口50b、第3長辺吹出口50c、および、第4長辺吹出口50dの4つの吹出口から構成されている。なお、第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53および第4長辺吹出口54には、それぞれ第1長辺吹出流路51a、第2長辺吹出流路52a、第3長辺吹出流路53a、第4長辺吹出流路54aが繋がっており、室内ファン41が駆動することでそれぞれ空気流れF51、F52、F53、F54が生じる。
短辺吹出口60は、吸込口35の略四角形状における角部分に対応する位置に設けられた第1短辺吹出口61、第2短辺吹出口62、第3短辺吹出口63、および、第4短辺吹出口64の4つの吹出口から構成されている。なお、第1短辺吹出口61、第2短辺吹出口62、第3短辺吹出口63および第4短辺吹出口64には、それぞれ第1短辺吹出流路61a、第2短辺吹出流路62a、第3短辺吹出流路63a、第4短辺吹出流路64aが繋がっており、室内ファン41が駆動することでそれぞれ空気流れF61、F62、F63、F64が生じる。
なお、第4長辺吹出流路54aと、第4短辺吹出流路64aとは、下流側において分岐しており、図6に示すように、上流側においては繋がって一体となっている。
(フラップ駆動部15)
フラップ駆動部15は、図3に示すように、化粧パネル本体32の上方であって、室内機本体11の下方に位置しており、エアフィルタ39、掃除機能部18、人検知センサ44、および、風向調節部70等を有している。
エアフィルタ39は、吸込流路35aの途中におけるベルマウス45の内側開口に対向する位置に設けられており、室内空間から室内機本体11に取り込む空気をフィルタリングする。
掃除機構部18は、吸込流路35aの途中において、エアフィルタ39に対する空気流れ方向上流側(室内空間側)に配置されており、エアフィルタ39に付着した埃等を掻き集める機能を有している。なお、この掃除機構部18からも室内制御基板81への接続用の配線が延び出しているが、説明を省略する。
人検知センサ44は、空調対象空間である室内に滞在しているユーザの位置を検出する赤外線センサである。この人検知センサ44からは、上述した室内機本体11の電装品箱80内部の室内制御基板81に接続するための人検知センサ用配線44aが延びている。室内制御基板81と人検知センサ44とがこの人検知センサ用配線44aを介して接続されることにより、制御部7は、人検知センサ44による検知結果を用いた制御が可能になっている。この人検知センサ用配線44aは、図9に示すように、コード部分44aaと、コード部分44aaの外径よりも大きな形状の接続端子44abを有している。
風向調節部70は、図2、図3、および、図5に示すように、4つのフラップ71、72、73、74、および、これらのフラップ71、72、73、74の傾斜角度を変更させるフラップ駆動モータ75を有している。4つのフラップ71、72、73、74は、各吹出流路51a、52a、53a、54aを形成している第1長辺吹出口50a、第2長辺吹出口50b、第3長辺吹出口50cおよび第4長辺吹出口50dの4つの吹出口の位置にそれぞれ配置されている。フラップ駆動モータ75からは、上述した室内機本体11の電装品箱80内部の室内制御基板81に接続するためのフラップ駆動モータ用配線75aが延びている。このフラップ駆動モータ用配線75aは、図9に示すように、コード部分75aaと、コード部分75aaの外径よりも大きな形状の接続端子75abを有している。室内制御基板81とフラップ駆動モータ75とがこのフラップ駆動モータ用配線75aを介して接続されることにより、制御部7は、フラップ駆動モータ75の動作を制御してフラップ71、72、73、74の傾斜角度を独立して調節することが可能になる。
なお、図9に示すように、人検知センサ用配線44aのコード部分44aaと、フラップ駆動モータ用配線75aのコード部分75aaと、は抜け防止部材としてのナイロンクランプ19によってまとめられた状態で、室内制御基板81の対象接続部分44ac、75acに接続されている。このナイロンクランプ19によってまとめられた部分は、その接続状態において、電装品箱80の内部に入っており、図7に示すように、後述する化粧パネル用開口88を小蓋85で塞いだ状態で残る隙間Sを通過できない大きさとなっているため、抜け防止のストッパとしての機能を有している。これにより、人検知センサ用配線44aやフラップ駆動モータ用配線75aの抜け落ちを防ぎつつ、引っ張られた際に接続端子44ab、75abにかかる負荷を小さくすることができる。
(3)制御部7
制御部7は、図1に示すように、室内制御基板81、室外制御基板29、および、コントローラ7aが接続されることで構成されている。この制御部7は、室内制御基板81、室外制御基板29、および、コントローラ7aの間で情報や各種指令を相互にやり取りすることで、空気調和装置1の運転制御を行っている。
なお、コントローラ7aには、4つのフラップ71、72、73、74の傾斜状態を調節する風向調節制御モードを行うことについて、ユーザからの指示を受け付ける機能が設けられている。なお、コントローラ7aは、さらに、4つのフラップ71、72、73、74について、個別のスイング運転の設定等も受け付けることができる。この風向調節制御モードの指示を受け付けると、制御部7は、フラップ駆動モータ75の作動制御を行い、4つのフラップ71、72、73、74の傾斜角度をそれぞれ独立に制御する。
(4)電装品箱80の詳細構造
図7の外観概略図および図9の内部構成概略図において示すように、電装品箱80は、電装品箱本体83、大蓋86および小蓋85を有している。
電装品箱本体83は、下面側が大きく開口した板金製の箱形状であって、内部に上述した室内制御基板81を収容している。
電装品箱本体83には、本体用切り欠き83aが設けられている。本体用切り欠き83aは、室内機本体11側の電装部品である室内ファン41、室内温度センサ43、ドレンポンプ46およびフロートスイッチ48からそれぞれ延びている室内ファン用配線41d、室内温度センサ用配線43a、ドレンポンプ用配線46aおよびフロートスイッチ用配線48aを通過させるための切り欠きである。この本体用切り欠き83aは、電装品箱本体83の長手方向の一端側である側板34c側(図4および図6参照)に設けられている。このため、側板34c側には、液側接続管5a、ガス側接続管6a、上記各種配線41d、43a、46a、48a、および、各機器41、43、46、48が集中して配置されており、メンテナンスを行いやすくなっている。
電装品箱本体83には、長手方向において本体用切り欠き83aが設けられている側とは反対側に、さらに、化粧パネル用切り欠き83bが設けられている。この化粧パネル用切り欠き83bは、化粧パネル構造体12側から延びているフラップ駆動モータ用配線75aや人検知センサ用配線44aを通過させるための切り欠きである。
大蓋86は、電装品箱本体83の下面側に大きく開いた開口に対応する形状を有しており、この開口を塞ぐように電装品箱本体83に固定される板金製部材である。大蓋86は、図示しない螺着によって電装品箱本体83に固定される。この大蓋86には、図7に示すように、電装品箱本体83に螺着固定された状態で、電装品箱本体83側の化粧パネル用切り欠き83bに対応する位置に、大蓋切り欠き86aが形成されている。
このように大蓋86が電装品箱本体83に螺着固定された状態で、図7に示すように、本体用切り欠き83aの縁と大蓋86の縁との間において、本体用開口87が形成されるようになっている。これにより、大蓋86を電装品箱本体83に螺着固定した状態でも、本体用開口87が塞がれないように構成されている。
また、大蓋86が電装品箱本体83に螺着固定された状態で、化粧パネル用切り欠き83bの縁と大蓋86の大蓋切り欠き86aの縁との間において、化粧パネル用開口88(図7の点線で縁取った部分)が形成されるようになっている。この化粧パネル用開口88のうち大蓋86側の部分は下面側を向いて開口しており、電装品箱本体83側の部分は内側(吸込流路35a側)を向いて開口している。このため、化粧パネル用開口88全体としては、内側および下方を向いて開口している。そして、電装品箱80の上方の面にはドレンパン40の下面が広がっているため、電装品箱80の化粧パネル用開口88に対して水平方向に真横からアクセスする際には、上下方向の作業スペースを確保しにくいが、下方の内側に向けて開口しているため、アクセスが容易になり、作業者が接続作業を行いやすくなっている。
小蓋85は、大蓋86に対してヒンジ85aを介して回動可能に支持されており、大蓋86の大蓋切り欠き86aに対して嵌め込んで閉じることができる黒い樹脂製部材である。この小蓋85は、ヒンジ85aとは反対側端部において固定部85bを有している。小蓋85が閉じられた状態では、この固定部85bが電装品箱本体83側に引っかかるようになっている。
なお、小蓋85は、電装品箱本体83に対して大蓋86が螺着固定された状態で形成される化粧パネル用開口88を、図7に示すような隙間Sを残しつつ塞ぐことができる形状を有している。具体的には、小蓋85は、閉じた状態では、大蓋86の面上において大蓋切り欠き86a部分については全体を覆っており、電装品箱本体83の化粧パネル用切り欠き83bの部分については化粧パネル用切り欠き83bの縁部との間に鉛直方向に広がる隙間Sが残るように覆っている。これにより、大蓋86を電装品箱本体83に螺着固定した状態でも、化粧パネル用開口88が完全には塞がれないように構成されている。
小蓋86のうち、化粧パネル用切り欠き83b側を覆っている部分は、複数段形状を有している。具体的には、小蓋85は、化粧パネル用切り欠き83bの縁部との間が最も広い一番目の辺と、2番目に広い二番目の辺と、最も狭い三番目の辺と、を有している。小蓋85は、この一番目の辺と二番目の辺との間に第1段差85cを有しており、二番目の辺と三番目の辺との間に第2段差85dを有している。これによって、隙間Sの幅が異なる部分を設けることができるため、太さの異なる配線を複数本通過させる場合には、太さに応じた幅の位置に配線を設けてやることができる。
室内制御基板81は、電装部品から延びる配線が接続される対象接続部分11ac、44ac、75acを有している。図7および図9に示すように、これらの対象接続部分11ac、44ac、75acのうち、室内機本体11側の電装部品から延びる配線(室内ファン用配線41d、ドレンポンプ用配線46a、フロートスイッチ用配線48a、および、室内温度センサ用配線43a)が接続される室内制御基板81上の対象接続部分11acは、本体用開口87近傍に位置するように配置されている。また、化粧パネル構造体12側の電装部品から延びる配線(人検知センサ用配線44aおよびフラップ駆動モータ用配線75a)が接続される室内制御基板81上の対象接続部分44ac、75acは、化粧パネル用開口88が設けられている位置に対応する位置に設けられている。すなわち、電装品箱80内部に室内制御基板81が設置されて固定されたい状態で、室内制御基板81の対象接続部分44ac、75acは、電装品箱80の化粧パネル用開口88の位置に対応する位置であって、化粧パネル用開口88の近傍に設けられている。
(5)室内ユニット4の天井への施工
室内ユニット4の天井への施工には、室内機本体11の施工ステップと、化粧パネル構造体12の施工ステップとの、主として2つの施工ステップがある。なお、施工を開始する前の段階で、化粧パネル構造体12の電装部品の接続作業以外については、室内機本体11自体、および、化粧パネル構造体12自体については完成した状態になっている。
(室内機本体11の施工ステップ)
作業者は、まず、天井に対して、室内機本体11を固定する。この室内機本体11の天井への固定作業が終了すると、室内側からの下面視の状態は、図6に示した状態となる。この状態では、室内機本体11側の電装部品はいずれも室内制御基板81に接続された状態となっており、化粧パネル構造体12側の電装部品が未だ接続されていない状態である。
(化粧パネル構造体12の施工ステップ)
そして、次に、図10に示すように、化粧パネル構造体12を、既に天井に固定されている室内機本体11に対して下側から固定する。この際に、図10に示すように、化粧パネル構造体12の電装部品であるフラップ駆動モータ75から延びるフラップ駆動モータ用配線75aや、人検知センサ44から延びる人検知センサ用配線44a(図10中では図示を省略している)を電装品箱80内の室内制御基板81に接続する作業を行う。
このフラップ駆動モータ用配線75aおよび人検知センサ用配線44aの接続作業では、図11に示すように、電装品箱80の小蓋85を開けた状態にする。ここで、小蓋85を開けた場合であっても、図11に示すように、ヒンジ85aを介して小蓋85が電装品箱80の大蓋86に支持されているため、作業者は小蓋85を開けた場合に他の場所に小蓋85置く必要がない。
このように、小蓋85が開いた状態で、作業者は、図9に示すように、フラップ駆動モータ用配線75aの接続端子75abを室内制御基板81の対象接続部分75acに接続する。また、人検知センサ用配線44aの接続端子44abも同様に、室内制御基板81の対象接続部分44acに接続する。
そして、作業者は、小蓋85を閉じる。なお、この小蓋85を閉じる時には、小蓋85は大蓋86から吊り下げられて支持された状態であるため、配線接続作業が終わった後で容易に小蓋85を閉じることができる。このように、小蓋85を閉じた状態では、隙間Sには、フラップ駆動モータ用配線75aのコード部分75aaや人検知センサ用配線44aコード部分44aaは通過させるが、フラップ駆動モータ用配線75aおよび人検知センサ用配線44aをまとめたナイロンクランプ19の通過は許容しない幅しか残らない。このため、接続端子75ab、44abが抜け落ちることを抑制でき、接続端子75ab、44abにかかる引っ張り負荷を抑制できる。
また、このようにして小蓋85を閉じて配線接続作業が終了した状態では、図12に示すように、フラップ駆動モータ用配線75aおよび人検知センサ用配線44aは、小蓋85と電装品箱本体83の化粧パネル用切り欠き83bとの間に挟み込まれることなく、隙間Sを通過して、良好な接続状態を維持することができている。
(6)特徴
(6−1)
上記実施形態の室内ユニット4は、電装品箱80が、室内ユニット4の内部に配置されており、その外側である室内側に電装部品を有する化粧パネル構造体12が施工される。
そして、化粧パネル構造体12の施工前までは、電装品箱80の小蓋85を閉じた状態にすることができるため、化粧パネル構造体12の施工前の段階で、電装品箱80内の室内制御基板81に埃が付着することを抑制できる。さらに、このように室内制御基板81への埃の付着を抑制しつつ、化粧パネル構造体12の電装部品の配線接続作業時には、小蓋85を開けだけで、フラップ駆動モータ用配線75aや人検知センサ用配線44aの接続に必要な部分だけを容易に確保できる。そして、配線接続作業が終わってこの小蓋85を閉じたとしても隙間Sが残ることで配線接続を良好に維持しつつ、しかも、埃の室内制御基板81への付着をできるだけ抑えることができる。
このように、室内制御基板81への埃の付着をできるだけ抑えつつ、化粧パネル構造体12の電装部品の配線接続作業を容易に行うことができる。
(6−2)
化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業を行う場合には、作業者は、小蓋85を開けるだけでよく、螺着固定されている大蓋86を開けて取り外す必要がない。
このため、室内機本体11が完成している状態であって、天井に施工される前から、大蓋86が電装品箱本体83に螺着固定された状態を維持でき、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業を行う際においても大蓋86を閉じた状態に維持できるため、室内制御基板81への埃の侵入を抑制させることができている。
(6−3)
電装品箱80の小蓋85は、板金製の電装品箱本体83や大蓋86とは異素材である樹脂によって成形されている。このため、板金と比較して柔らかく、撓ませることができるため、小蓋85の開閉が容易にできるようになっている。化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業は天井近傍で上方を向いた難しい作業であるため、このように小蓋85の開閉が容易であることは、特に、作業者の作業負担を軽減させることができている。
特に、化粧パネル用開口88は、内側下方に向けて開口しているため、作業者は、ドレンパン40やベルマウス45の下面に邪魔されることなくアクセスがしやすくなっている。このため、よりいっそう、作業者の作業負担を軽減させることができている。
(6−4)
上記実施形態の室内ユニット4において、小蓋85は、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業を行う際に開けた状態であっても、ヒンジ85aを介して大蓋86に支持される。このため、配線作業中に小蓋85を取り外して他の場所に置いておく必要が無い。また、小蓋85の紛失も防ぐことができる。
(6−5)
上記実施形態の室内ユニット4では、隙間Sには、フラップ駆動モータ用配線75aのコード部分75aaや人検知センサ用配線44aコード部分44aaは通過させるが、フラップ駆動モータ用配線75aの接続端子75abや人検知センサ用配線44aの接続端子44abは通過を許容しない幅しか残らない。このため、接続端子75ab、44abが抜け落ちることを抑制できる。
(6−6)
上記実施形態の室内ユニット4では、電装品箱80に、室内機本体11側の電装部品の配線接続のための本体用開口87と、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続のための化粧パネル用開口88と、が別々に設けられている。このため、室内機本体11側の電装部品の配線接続作業と、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業とを別々に行うことができ、同時に作業する必要がない。
また、室内機本体11側の電装部品の配線接続作業を行うための室内ユニット4内の位置と、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業を行うための室内ユニット4の内の位置とを分けることができる。このため、それぞれの配線接続作業に適した位置を選んで、本体用開口87と化粧パネル用開口88とを設けておくことが可能になる。
(6−7)
上記実施形態の室内ユニット4では、電装品箱80は、エアフィルタ39の下流側ではあるが、吸込流路35aの途中に配置されている。そして、電装品箱80の化粧パネル用開口88は、電装品箱80における吸込流路35a側に配置されている。このため、エアフィルタ39で取り切れなかった埃が電装品箱80内の室内制御基板81に付着してしまうことも考えられる。
しかし、この室内ユニット4の電装品箱80では、仮に、エアフィルタ39で取り切れなかった埃が電装品箱80の周囲に流れ込んだとしても、配線接続作業が終わった後に小蓋85を閉じられると、フラップ駆動モータ用配線75aのコード部分75aaや人検知センサ用配線44aのコード部分44aaが通過できる程度の隙間Sしか開いていない。このため、配線接続作業を容易にしつつ、室内制御基板81への埃の付着も抑制できる。
(6−8)
上記実施形態の室内ユニット4では、化粧パネル構造体12側の電装部品の配線接続作業を行う際に、小蓋85を開けると、化粧パネル用開口88のすぐ近傍に対象接続部分75ac、対象接続部分44acが設けられている。このため、小蓋85を開けた後、作業者は容易に対象接続部分を見つけ出すことができる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記実施形態では、室内機本体11側の電装部品が電装品箱80に予め接続されている場合について例に挙げて説明した。
しかし、上記実施形態で説明した室内機本体11側の電装部品の配線接続作業についても、室内機本体11を天井に施工した後に行うようにしてもよい。
(7−2)変形例B
上記実施形態では、小蓋85が黒い樹脂製である場合について例に挙げて説明した。
しかし、小蓋85は、透明で電装品箱80内部を視認できるような透明な材質によって構成されていてもよい。また、この透明な材質が、小蓋85の全体ではなく、一部のみにおいて用いられていてもよい。
このように小蓋85に透明な部分を設けることで、小蓋85を開けることなく電装品箱80の内部を視認できる。このため、配線接続状態の確認や、室内制御基板81にLED等が実装されている場合の点灯等の確認作業を容易に行うことができる。
(7−3)変形例C
上記実施形態では、室内機本体11に対して後から取り付けられる部材として、化粧パネル構造体12を例に挙げて説明した。
しかし、このように電装品箱80を有する室内機本体11側に後から取り付けられるものは、上記実施形態で示した化粧パネル構造体12に限られるものではなく、例えば、何らかの電装部品を備えた取り付け部材であってもよい。例えば、駆動対象を駆動制御させる電装部品を内蔵した取り付け部品を、後から付ける場合に、この電装部品から延びる配線を、室内機本体11側の電装品箱80内の室内制御基板81に接続する場合であっても上述と同様の作用効果を奏することができる。
(その他)
なお、上記実施形態およびその変形例は、いずれも本発明の一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱せずに本願出願時の技術常識を用いて当業者によって実現可能な範囲で、上記実施形態およびその変形例を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明に当然に含まれる。
本発明の空気調和装置の室内機は、化粧パネル側電装部品の電装品箱内の基板への接続作業を容易にすることができるため、特に、本体側の電装品箱に対して配線接続する必要のある電装部品を化粧パネル側において有している空気調和装置の室内機として用いた場合に有用である。
1 空気調和装置
4 室内ユニット(室内機)
11 室内機本体
12 化粧パネル構造体(取り付け部材)
19 ナイロンクランプ(抜け防止部材)
39 エアフィルタ(フィルタ)
41 室内ファン(ファン、本体側電装部品)
41d 室内ファン用配線(配線)
43 室内温度センサ(本体側電装部品)
43a 室内温度センサ用配線(配線)
44 人検知センサ(取り付け部材側電装部品)
44a 人検知センサ用配線(配線)
44aa コード部分(線状部材)
44ab 接続端子
46 ドレンポンプ(本体側電装部品)
46a ドレンポンプ用配線(配線)
48 フロートスイッチ(本体側電装部品)
48a フロートスイッチ用配線(配線)
75 フラップ駆動モータ(取り付け部材側電装部品)
75a フラップ駆動モータ用配線(配線)
75aa コード部分(線状部材)
75ab 接続端子
75ac 対象接続部分(接続先)
80 電装品箱
81 室内制御基板(基板)
82 本体側通過口
83 電装品箱本体
86 面部材
84 化粧パネル用開口(配線を通過させる開口)
85 小蓋(開口を塞ぐ蓋)
85a ヒンジ
S 隙間
特開2008−275232号公報

Claims (5)

  1. 空気調和装置(1)の室内機(4)において、
    室内機本体(11)と、
    内部に基板(81)を有している電装品箱(80)と、
    取り付け部材側電装部品(75)を有しており、前記室内機本体に取り付けられる取り付け部材(12)と、
    を備え、
    前記取り付け部材側電装部品からは、前記基板に接続するための配線(75a)が延び出しており、
    前記電装品箱は、前記基板の接続先(75ac)に対応する位置に設けられており配線を通過させる開口(84)、および、前記開口を塞ぐ蓋(85)を有しており、前記蓋が閉じた状態では前記開口の縁と前記蓋の縁との間に前記配線が通過可能な隙間(S)が存在する、
    空気調和装置の室内機。
  2. 前記電装品箱は、前記室内機本体の下面側に設けられ、一面側が開口した電装品箱本体(83)、および、前記開口を覆う面部材(86)を有しており、
    前記取り付け部材には、前記室内機本体を下面側から覆う化粧パネル(32)が含まれ、
    前記配線を通過させる開口の少なくとも一部は、前記電装品箱の下方に設けられている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記面部材は、前記電装品箱の下面側に設けられており、
    前記蓋は、前記電装品箱本体または前記面部材のいずれか一方に取り付けられている、
    請求項2に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記蓋は、前記面部材にヒンジ(85a)を介して取り付けられており、開いた状態でも前記ヒンジを介することで前記面部材から脱落しない、
    請求項2又は3に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記配線は、線状部材(44aa、75aa)、および、前記線状部材の一端近傍に設けられており前記蓋を閉じた状態で前記電装品箱の内側に配置される抜け防止部材(19)を有しており、
    前記蓋が閉じた状態で前記開口の縁と前記蓋の縁との間に生じる前記隙間は、前記線状部材を通過させるが、前記抜け防止部材は通過させない大きさである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置の室内機。
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