JP2000283548A - ビルトイン型空気調和装置 - Google Patents

ビルトイン型空気調和装置

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JP2000283548A
JP2000283548A JP11086246A JP8624699A JP2000283548A JP 2000283548 A JP2000283548 A JP 2000283548A JP 11086246 A JP11086246 A JP 11086246A JP 8624699 A JP8624699 A JP 8624699A JP 2000283548 A JP2000283548 A JP 2000283548A
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duct
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正一 須田
Kazuhiro Higano
和広 日向野
Yoshihisa Tamura
▲吉▼久 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機一台分の設置スペースで大容量化
に対応できるようにすること。 【解決手段】 建屋31の天井空間34に設置され、熱
交換器及びファン56を収容して構成されたユニット本
体35に吹出ダクトが延設されたパネル仕様ビルトイン
型空気調和機30、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機
40を備えるビルトイン型空気調和装置100におい
て、同一容量のパネル仕様ビルトイン型空気調和機30
とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のそれぞれの
ユニット本体35が段積みされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋の天井部に設
置され、内部に熱交換器およびファンを備えたビルトイ
ン型空気調和機を有するビルトイン型空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建屋の天井空間に設置され、室
内熱交換器およびファンを収容して構成されたユニット
本体に、吹出ダクトが延設されたビルトイン型空気調和
機が知られている。このようなビルトイン型空気調和機
では、室内熱交換器にて熱交換された空気を、吹出ダク
トを介して室内の適宜位置へ導き室内に吹き出すことが
できるので、室内の美観を損なうことなく最適な空気調
和を実現できる。
【0003】従来、この種のビルトイン型空気調和機に
は、図7に示すように、パネル仕様ビルトイン型空気調
和機10とダクト仕様ビルトイン型空気調和機20とが
ある。パネル仕様ビルトイン型空気調和機10(図7
(A))は、ユニット本体11の下面に設けられて天井
板に設置される天井パネル12から室内空気を吸い込む
ものであり、また、電装箱がユニット本体11内部に配
設されている。一方、ダクト仕様ビルトイン型空気調和
機20(図7(B))は、ユニット本体21の背面に吸
込ダクト22を設けて、この吸込ダクト22を介し室内
空気を吸い込むものであり、電装箱23がユニット本体
21の側板の外面に設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パネル
仕様ビルトイン型空気調和機10、ダクト仕様ビルトイ
ン型空気調和機20の容量を増大させるためには、内蔵
した室内熱交換機やファンモータを大型化する必要があ
る。従って、これらの機器を収容するユニット本体1
1、21も大型化してしまう。このため、室内の例えば
照明のレイアウトなどに支障を来す場合がある。
【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、空気調和機一台分の設置スペースで
大容量化に対応できるビルトイン型空気調和装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建屋の天井部に設置され、熱交換器及びファンを収
容して構成されたユニット本体に吹出ダクトが延設され
たビルトイン型空気調和機を備えるビルトイン型空気調
和装置において、同一容量の上記ビルトイン型空気調和
機の上記ユニット本体が、複数段積みされることによっ
て構成されたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ビルトイン型空気調和機は、最下
段の上記ビルトイン型空気調和機が、吸込口を備えた天
井パネルをユニット本体の底部に設置したパネル仕様ビ
ルトイン型空気調和機であり、上段に位置する上記ビル
トイン型空気調和機が、ユニット本体の背面に吸込ダク
トを設置したダクト仕様ビルトイン型空気調和機である
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ビルトイン型空気調和機は、吸込
口を備えた天井パネルがユニット本体の底部に設置可能
なパネル仕様ビルトイン型空気調和機のみであり、最下
段の上記ビルトイン型空気調和機のユニット本体に上記
天井パネルが設置され、最上段以外の上記ビルトイン型
空気調和機におけるユニット本体の天板に開口が形成さ
れたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ビルトイン型空気調和機は、ユニ
ット本体の背面に吸込ダクトを設置したダクト仕様ビル
トイン型空気調和機のみであることを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、段積みされた複数の上記ダクト仕様ビ
ルトイン型空気調和機は、それらの吸込ダクトと吹出ダ
クトの少なくとも一方が一つにまとめて構成されたこと
を特徴とするものである。
【0011】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0012】同一容量のビルトイン型空気調和機のユニ
ット本体が複数段積みされたことから、ビルトイン型空
気調和機二台分以上の大容量化を実現できる。
【0013】また、複数段積みされた複数台のビルトイ
ン型空気調和機を個別に制御することにより、容量制御
を実現できる。
【0014】また、複数台のビルトイン型空気調和機の
ユニット本体が段積みされたことから、空気調和機一台
分の設置スペースで足りるので、例えば、照明などの取
り付けに支障がなく、室内における照度のばらつきを防
止できる。
【0015】更に、複数台のビルトイン型空気調和機が
段積みされたことから、ビルトイン型空気調和機一台分
の四本の吊りボルトで複数台のビルトイン型空気調和機
を懸吊でき、この結果、ビルトイン型空気調和装置の施
工を容易化できる。
【0016】また、複数台のビルトイン型空気調和機の
ユニット本体が段積みされたことから、冷媒配管やドレ
ン配管など同一種類の配管の接続口がそれぞれ同一の鉛
直面内に存在するので、これら同一種類の配管を一本に
まとめて施工できる。
【0017】更に、同一容量のビルトイン型空気調和機
のユニット本体を段積みして大容量化を実現できるの
で、大容量の空気調和機を新たに設計する必要がなく、
その大容量空気調和機の金型も不要となるので、コスト
を低減できる。
【0018】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0019】パネル仕様ビルトイン型空気調和機とダク
ト仕様ビルトイン型空気調和機のそれぞれの標準機を使
用して大容量化を実現できる。
【0020】また、各ビルトイン型空気調和機は、それ
ぞれ独自の吸込口を確保できるので、能力及び性能の低
下を引き起こすことがない。
【0021】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0022】最下段の上記ビルトイン型空気調和機のユ
ニット本体のみに天井パネルが設置されるので、装置全
体で天井パネルが一個となり、安価なイニシャルコスト
で大容量化を実現できる。
【0023】また、吸込口を備えた天井パネルが装置全
体で一個となるので、空気清浄用のフィルタを一個の天
井パネルまたはその近傍に配置でき、このため、フィル
タのメンテナンスを容易に実施できる。
【0024】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0025】ダクト仕様ビルトイン型空気調和機の標準
機を使用して大容量化を実現できる。
【0026】また、各ダクト仕様ビルトイン型空気調和
機は、それらの吸込口をそれぞれ独自に確保できるの
で、能力及び性能の低下を引き起こすことがない。
【0027】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0028】段積みされた複数のダクト仕様ビルトイン
型空気調和機の吸込ダクトが一つにまとめて構成された
ことから、空気清浄用のフィルタを一つの吸込ダクトに
対応して配置すればよく、このため、フィルタのメンテ
ナンスを容易に実施できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0030】[A]第一の実施の形態(図1〜図4) 図1は、本発明に係るビルトイン型空気調和装置の一実
施の形態を示す側面図である。
【0031】この図1に示すように、ビルトイン型空気
調和装置100は、建屋31の天井空間34に配置さ
れ、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30のユニット
本体35上にダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の
ユニット本体35が段積みされたものである。これらの
パネル仕様ビルトイン型空気調和機30とダクト仕様ビ
ルトイン型空気調和機40は、同一容量(能力)に構成
されている。
【0032】元来、これらのパネル仕様ビルトイン型空
気調和機30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40
は、それぞれ図2(A)、(B)に示すように、単独
で、建屋31の天井32と天井板33との間の天井空間
34内に懸吊して配設され、ユニット本体35、吹出ダ
クト36及び運転制御用の電装箱37を有して構成され
る。
【0033】上記ユニット本体35の箱体54は、互い
に対向配置されて四角枠形状に設けられた4枚の側板3
8の上縁部に天板39が、下縁部の一部にドレンパン押
え板46がそれぞれ固定されて構成される。これらの側
板38、天板39及びドレンパン押え板46の内外表面
または、内側もしくは外側表面(本実施の形態では外側
表面)に断熱材が貼着されている。
【0034】このユニット本体35の箱体54の側板3
8には吊り金具41が固着され、この吊り金具41が、
建屋31の天井32から垂下された吊りボルト42に止
着されて、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30、ダ
クト仕様ビルトイン型空気調和機40が建屋31の天井
32に懸吊可能に構成される。
【0035】このユニット本体35は箱体54の内部
に、図示しない室内熱交換器、ファン56(図1)およ
びファンモータが収容して構成される。上記室内熱交換
器は、図3及び図4に示す冷媒配管接続口43に接続さ
れた冷媒配管(ガス管)、及び冷媒配管接続口44に接
続された冷媒配管(液管)を用いて、図示しない室外機
に接続される。ユニット本体35の室内熱交換器55
は、室外機から導かれる冷媒の蒸発または凝縮により、
後述の如くユニット本体35内に吸い込まれた空気を冷
却し又は暖房する。
【0036】尚、図3、図4中の符号45Aはドレン配
管接続口を示し、符号45Bはドレン排出口を示す。
【0037】図2に示す上記吹出ダクト36は、通常、
複数本がユニット本体35から延設されている。吹出ダ
クト36のそれぞれは、ユニット本体35の箱体54の
一つの側板38Aに一体に設置された吹出口47(図
3、図4)に一端が嵌装され、他端に吹出グリル48が
取付けられる。この吹出グリル48は、天井板33の適
宜位置に設置される。ユニット本体35のファンの回転
により、後述の如くユニット本体35内に室内空気が吸
い込まれ、室内熱交換器により熱交換された空気が、吹
出ダクト36を経て吹出グリル48から室内へ吹き出さ
れる。
【0038】ところで、図2(A)及び図3に示すパネ
ル仕様ビルトイン型空気調和機30は、ユニット本体3
5の下部開口に天井パネル49が嵌装されたものであ
る。この天井パネル49は、中央位置に吸込板50を備
え、この吸込板50との吸込口としての隙間から室内空
気を吸い込み、ユニット本体35内へ導入する。
【0039】また、図2(B)及び図4に示すダクト仕
様ビルトイン型空気調和機40は、ユニット本体35の
箱体54の一つの側板38で、吹出口47が設置された
側板38Aに対向する側板(すなわちダクト仕様ビルト
イン型空気調和機40の背面側板38B)に、図示しな
い吸込開口が形成され、この側板38(背面側板38
B)に、例えばフィルタボックス51を介して、通常一
本の吸込ダクト52が連設されたものである。吸込ダク
ト52の一端部に吸込グリル53が嵌装され、この吸込
グリル53が、天井板33の適宜位置に設置される。こ
の吸込グリル53から室内空気が取り込まれ、吸込ダク
ト52を経てユニット本体35内へ吸い込まれる。
【0040】尚、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機4
0のユニット本体35の下部開口は、遮風板57により
閉じられる。本実施の形態では、この遮風板57の外側
にも断熱材が貼着されている。また、上記電装箱37
は、図1に示すように、ユニット本体35の側板38の
うち、吹出ダクト36または吸込ダクト52が配設され
ていない側板38Cに取付けられる。
【0041】図1に示すビルトイン型空気調和装置10
0では、上述の如く構成されたパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30のユニット本体35と、ダクト仕様ビル
トイン型空気調和機40のユニット本体35とが前述の
如く段積みされて、即ち鉛直方向に積み上げられて構成
される。パネル仕様ビルトイン型空気調和機30のユニ
ット本体35には天井パネル49から吸込空気が取り込
まれ、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のユニッ
ト本体35には吸込ダクト52から吸込空気が取り込ま
れる。
【0042】上記両ユニット本体35の段積み状態で
は、天井32から垂下された4本の吊りボルト42に、
パネル仕様ビルトイン型空気調和機30及びダクト仕様
ビルトイン型空気調和機40の各ユニット本体35にお
ける吊り金具41が止着される。つまり、パネル仕様ビ
ルトイン型空気調和機30とダクト仕様ビルトイン型空
気調和機40の両ユニット本体35は、4本の吊りボル
ト42によって懸吊される。
【0043】また、パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30及びダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の両ユ
ニット本体35の段積み状態では、両ユニット本体35
における冷媒配管接続口(ガス管側)43と冷媒配管接
続口(液管側)44とドレン配管接続口45Aとが、そ
れぞれ同一の鉛直面内に配置されている。そこで、パネ
ル仕様ビルトイン型空気調和機30とダクト仕様ビルト
イン型空気調和機40の冷媒配管接続口43同士が、U
字管58によって1本の冷媒配管59(ガス管)にまと
められ、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30とダク
ト仕様ビルトイン型空気調和機40の冷媒配管接続口4
4同士が、U字管60によって1本の冷媒配管61(液
管)にまとめられ、パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のドレン
配管接続口45A同士が、U字管62によって1本のド
レン配管63にまとめられる。
【0044】従って、上記実施の形態のビルトイン型空
気調和装置100によれば、次の効果(1)〜(8)を
奏する。
【0045】(1)同一容量のパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機4
0のそれぞれのユニット本体35が二段段積みされたこ
とから、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30とダク
ト仕様ビルトイン型空気調和機40の二台分の大容量化
を実現できる。
【0046】(2)二段段積みされたパネル仕様ビルト
イン型空気調和機30とダクト仕様ビルトイン型空気調
和機40とを個別に制御することにより、容量制御を実
現できる。
【0047】(3)パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のそれぞ
れのユニット本体35が二段段積みされたことから、空
気調和機のユニット本体35の一台分の設置スペースで
足りるので、例えば、照明などの取り付けに支障がな
く、室内における照度のバラツキを防止できる。
【0048】(4)パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の各ユニ
ット本体35が二段段積みされたことから、パネル仕様
ビルトイン型空気調和機30またはダクト仕様ビルトイ
ン型空気調和機40の一台分の4本の吊り金具41を用
いて、これらのパネル仕様ビルトイン型空気調和機30
とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40とを懸吊で
き、この結果、ビルトイン型空気調和装置100、20
0の施工を容易化できる。
【0049】(5)パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の各ユニ
ット本体35が二段段積みされたことから、パネル仕様
ビルトイン型空気調和機30とダクト仕様ビルトイン型
空気調和機40の冷媒配管接続口(ガス管側)43同
士、冷媒配管接続口(液管側)44同士、ドレン配管接
続口45A同士が、それぞれ同一の鉛直面内に存在する
ので、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30とダクト
仕様ビルトイン型空気調和機40との冷媒配管接続口4
3同士を冷媒配管59で、冷媒配管接続口44同士を冷
媒配管61で、ドレン配管接続口45A同士をドレン配
管63でそれぞれまとめて施工できる。
【0050】(6)同一容量のパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機4
0とのユニット本体35を二段段積みして大容量化を実
現できるので、大容量の空気調和機を新たに設計する必
要がなく、その大容量空気調和機の金型も不要となるの
で、コストを低減できる。
【0051】(7)パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30とダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のそれぞ
れの標準機を何ら変更せず、そのまま使用して大容量化
を実現できる。
【0052】(8)パネル仕様ビルトイン型空気調和機
30は天井パネル49から空気を取り込み、ダクト仕様
ビルトイン型空気調和機40は吸込ダクト52から空気
を取り込むので、それぞれ独自の吸込口を確保でき、こ
の結果、各パネル仕様ビルトイン型空気調和機30、ダ
クト仕様ビルトイン型空気調和機40は、能力及び性能
の低下を引き起こすことがない。
【0053】尚、最下段のパネル仕様ビルトイン型空気
調和機30のユニット本体35上にダクト仕様ビルトイ
ン型空気調和機40のユニット本体35を段積みし、更
に、このダクト仕様ビルトイン型空気調和機40のユニ
ット本体35上に、同一容量の他のダクト仕様ビルトイ
ン型空気調和機40のユニット本体35を段積みしても
良い。 [B]第二の実施の形態(図5) 図5は、本発明に係るビルトイン型空気調和装置の第二
の実施の形態を示す側面図である。この第二の実施の形
態において、前記第一の実施の形態と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0054】この第二の実施の形態のビルトイン型空気
調和装置200は、同一容量のパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30のみのユニット本体35を二段段積みし
たものである。下方に配置されたユニット本体35に天
井パネル49が配置される。更に、この下方に配置され
たユニット本体35の天板39に開口64が形成され
る。天井パネル49から吸い込まれた空気は、ファン5
6の作用で、下方配置のユニット本体35内に取り込ま
れると共に、開口64を経て上方配置のユニット本体3
5内にも取り込まれる。
【0055】従って、上記実施の形態のビルトイン型空
気調和装置200によれば、次の効果(9)〜(16)
を奏する。
【0056】(9)同一容量のパネル仕様ビルトイン型
空気調和機30のユニット本体35が二段段積みされた
ことから、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の二
台分の大容量化を実現できる。
【0057】(10)二段段積みされたパネル仕様ビル
トイン型空気調和機30を個別に制御することにより、
容量制御を実現できる。
【0058】(11)二台のパネル仕様ビルトイン型空
気調和機30のユニット本体35が二段段積みされたこ
とから、空気調和機のユニット本体35の一台分の設置
スペースで足りるので、例えば、照明などの取り付けに
支障がなく、室内における照度のバラツキを防止でき
る。
【0059】(12)二台のパネル仕様ビルトイン型空
気調和機30の各ユニット本体35が二段段積みされた
ことから、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の一
台分の4本の吊り金具41でこれらパネル仕様ビルトイ
ン型空気調和機30を懸吊でき、この結果、ビルトイン
型空気調和装置100の施工を容易化できる。
【0060】(13)二台のパネル仕様ビルトイン型空
気調和機30の各ユニット本体35が二段段積みされた
ことから、二台のパネル仕様ビルトイン型空気調和機3
0の冷媒配管接続口43(ガス管側)同士、冷媒配管接
続口(液管側)44同士、ドレン配管接続口45A同士
がそれぞれ同一の鉛直面内に存在するので、二台のパネ
ル仕様ビルトイン型空気調和機30の冷媒配管接続口4
3同士を冷媒配管59で、冷媒配管接続口44同士を冷
媒配管61で、ドレン配管接続口45A同士をドレン配
管63でまとめて施工できる。
【0061】(14)同一容量のパネル仕様ビルトイン
型空気調和機30のユニット本体35を二段段積みして
大容量化を実現できるので、大容量の空気調和機を新た
に設計する必要がなく、その大容量空気調和機の金型も
不要となるので、コストを低減できる。
【0062】(15)下段のパネル仕様ビルトイン型空
気調和機30のユニット本体35のみに天井パネル49
が設置されるので、ビルトイン型空気調和装置200全
体で天井パネル49が一個となり、安価なイニシャルコ
ストで大容量化を実現できる。
【0063】(16)吸込口を備えた天井パネル49が
ビルトイン型空気調和装置200全体で一個となるの
で、空気清浄用のフィルタ65を一個の天井パネル49
またはその近傍に配置でき、このため、フィルタ65の
メンテナンスを容易に実施できる。
【0064】尚、このビルトイン型空気調和装置200
においても、パネル仕様ビルトイン型空気調和機30の
ユニット本体35を三段以上段積みしても良い。
【0065】[C]第三の実施の形態(図6) 図6は、本発明に係るビルトイン型空気調和装置の第三
の実施の形態を示す側面図である。この第三の実施の形
態において、前記第一の実施の形態と同様な部分は、同
一符号を付すことにより説明を省略する。
【0066】この第三の実施の形態のビルトイン型空気
調和装置300は、同一容量のダクト仕様ビルトイン型
空気調和機40のみのユニット本体35を二段段積みし
たものである。各ダクト仕様ビルトイン型空気調和機4
0のユニット本体35には、それぞれの吸込ダクト52
を経て吸込空気が取り込まれる。
【0067】従って、上記実施の形態のビルトイン型空
気調和装置300によれば、次の効果(17)〜(2
4)を奏する。
【0068】(17)同一容量のダクト仕様ビルトイン
型空気調和機40のユニット本体35が二段段積みされ
たことから、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の
二台分の大容量化を実現できる。
【0069】(18)二段段積みされたダクト仕様ビル
トイン型空気調和機40を個別に制御することにより、
容量制御を実現できる。
【0070】(19)二台のダクト仕様ビルトイン型空
気調和機40のユニット本体35が二段段積みされたこ
とから、空気調和機のユニット本体35の一台分の設置
スペースで足りるので、例えば、照明などの取り付けに
支障がなく、室内における照度のバラツキを防止でき
る。
【0071】(20)二台のダクト仕様ビルトイン型空
気調和機40の各ユニット本体35が二段段積みされた
ことから、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の一
台分の4本の吊り金具41でこれらのダクト仕様ビルト
イン型空気調和機40を懸吊でき、この結果、ビルトイ
ン型空気調和装置300の施工を容易化できる。
【0072】(21)二台のダクト仕様ビルトイン型空
気調和機40の各ユニット本体35が二段段積みされた
ことから、二台のダクト仕様ビルトイン型空気調和機4
0の冷媒配管接続口(ガス管側)43同士、冷媒配管接
続口(液管側)44同士、ドレン配管接続口45A同士
がそれぞれ同一の鉛直面内に存在するので、二台のダク
ト仕様ビルトイン型空気調和機40の冷媒配管接続口4
3同士を冷媒配管59で、冷媒配管接続口44同士を冷
媒配管61で、ドレン配管接続口45A同士をドレン配
管63でそれぞれまとめて施工できる。
【0073】(22)同一容量のダクト仕様ビルトイン
型空気調和機40のユニット本体35を二段段積みして
大容量化を実現できるので、大容量の空気調和機を新た
に設計する必要がなく、その大容量空気調和機の金型も
不要となるので、コストを低減できる。
【0074】(23)ダクト仕様ビルトイン型空気調和
機40の標準機を何ら変更することなく、そのまま使用
して大容量化を実現できる。
【0075】(24)二台の各ダクト仕様ビルトイン型
空気調和機40は、それらの吸込ダクト52をそれぞれ
独自に確保できるので、能力及び性能の低下を引き起こ
すことがない。
【0076】尚、ビルトイン型空気調和装置300にお
いて、各ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の吸込
ダクト52を取り除いて、一個の集合吸込口66を各ダ
クト仕様ビルトイン型空気調和機40のユニット本体3
5に亘って装着することにより、この集合吸込口66を
介して、二台のユニット本体35に集合吸込角ダクト6
7を接続できる。このため、二台のダクト仕様ビルトイ
ン型空気調和機40において、集合吸込角ダクト67を
用いて吸込ダクトをまとめることができる。この場合に
は、次の効果(25)を奏する。
【0077】(25)段積みされた二台のダクト仕様ビ
ルトイン型空気調和機40の吸込ダクト52が、集合吸
込口66を介して集合吸込角ダクト67として一つにま
とめて構成されることから、空気清浄用のフィルタを一
つの集合吸込角ダクト67に対応して配置すれば良く、
このため、フィルタのメンテナンスを容易に実施でき
る。
【0078】また、ビルトイン型空気調和装置300に
おいては、各ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40の
ユニット本体35における吹出口47を取り除いて、一
個の集合吹出口68を各ダクト仕様ビルトイン型空気調
和機40のユニット本体35に亘って装着することによ
り、この集合吹出口68を介して、二台のユニット本体
35に、集合吹出角ダクト69を接続できる。このた
め、二台のダクト仕様ビルトイン型空気調和機40にお
いて、集合吹出角ダクト69を用いて吹出ダクトをまと
めることができる。
【0079】更に、ビルトイン型空気調和装置300に
おいて、ダクト仕様ビルトイン型空気調和機40を三段
以上段積みしても良い。
【0080】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るビルトイン
型空気調和装置によれば、同一容量のビルトイン型空気
調和機のユニット本体が段積みされたことから、空気調
和機一台分の設置スペースで大容量化に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビルトイン型空気調和装置の第一
の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1のビルトイン型空気調和機が単独で配置さ
れる場合を示し、(A)がパネル仕様ビルトイン型空気
調和機、(B)がダクト仕様ビルトイン型空気調和機の
それぞれ側面図である。
【図3】図2(A)におけるパネル仕様ビルトイン型空
気調和機のユニット本体を示す斜視図である。
【図4】図2(B)におけるダクト仕様ビルトイン型空
気調和機のユニット本体を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るビルトイン型空気調和装置の第二
の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明に係るビルトイン型空気調和装置の第三
の実施の形態を示す側面図である。
【図7】従来のビルトイン型空気調和機を示し、(A)
がパネル仕様ビルトイン型空気調和機、(B)がダクト
仕様ビルトイン型空気調和機のそれぞれ部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
30 パネル仕様ビルトイン型空気調和機 31 建屋 32 天井 34 天井空間 35 ユニット本体 36 吹出ダクト 39 天板 40 ダクト仕様ビルトイン型空気調和機 49 天井パネル 52 吸込ダクト 56 ファン 64 開口 67 集合吸込角ダクト 69 集合吹出角ダクト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の天井部に設置され、熱交換器及び
    ファンを収容して構成されたユニット本体に吹出ダクト
    が延設されたビルトイン型空気調和機を備えるビルトイ
    ン型空気調和装置において、 同一容量の上記ビルトイン型空気調和機の上記ユニット
    本体が、複数段積みされることによって構成されたこと
    を特徴とするビルトイン型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記ビルトイン型空気調和機は、最下段
    の上記ビルトイン型空気調和機が、吸込口を備えた天井
    パネルをユニット本体の底部に設置したパネル仕様ビル
    トイン型空気調和機であり、上段に位置する上記ビルト
    イン型空気調和機が、ユニット本体の背面に吸込ダクト
    を設置したダクト仕様ビルトイン型空気調和機であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のビルトイン型空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ビルトイン型空気調和機は、吸込口
    を備えた天井パネルがユニット本体の底部に設置可能な
    パネル仕様ビルトイン型空気調和機のみであり、最下段
    の上記ビルトイン型空気調和機のユニット本体に上記天
    井パネルが設置され、最上段以外の上記ビルトイン型空
    気調和機におけるユニット本体の天板に開口が形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン型空気
    調和装置。
  4. 【請求項4】 上記ビルトイン型空気調和機は、ユニッ
    ト本体の背面に吸込ダクトを設置したダクト仕様ビルト
    イン型空気調和機のみであることを特徴とする請求項1
    に記載のビルトイン型空気調和装置。
  5. 【請求項5】 段積みされた複数の上記ダクト仕様ビル
    トイン型空気調和機は、それらの吸込ダクトと吹出ダク
    トの少なくとも一方が一つにまとめて構成されたことを
    特徴とする請求項4に記載のビルトイン型空気調和装
    置。
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