JP2011152862A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ周方向に対し実質的に90°をなす角度で延びるコードの少なくとも1プライからなるカーカスと、そのクラウン部の外周側に配設され、タイヤ周方向に対し傾斜して延びる複数本のコードを配列してなる1層の傾斜スチールベルト層と、その外周側に配設され、タイヤ周方向に対し実質的に平行に複数本のコードを配列してなる少なくとも1層の周方向スチールベルト層と、を備える空気入りラジアルタイヤである。周方向スチールベルト層のコード20が、引張強さ2700N/mm2以上のスチールフィラメント21の複数本を撚り合わせてなり、かつ、タイヤ幅方向断面から見たときのコードの断面形状が、スチールフィラメント間の一部に開口部22を有するC形を呈する。
【選択図】図3
Description
前記周方向スチールベルト層のコードが、引張強さ2700N/mm2以上のスチールフィラメントの複数本を撚り合わせてなり、かつ、タイヤ幅方向断面から見たときの該コードの断面形状が、該スチールフィラメント間の一部に開口部を有するC形を呈することを特徴とするものである。
図1に、本発明の空気入りラジアルタイヤの一例の幅方向断面図を示す。図示するように、本発明の空気入りラジアルタイヤは、タイヤ周方向に対し実質的に90°をなす角度で延びるコードの少なくとも1プライからなるカーカス1と、そのクラウン部の外周側に配設され、タイヤ周方向に対し傾斜して延びる複数本のコードを配列してなる1層の傾斜スチールベルト層2と、その外周側に配設され、タイヤ周方向に対し実質的に平行に複数本のコードを配列してなる少なくとも1層、図示例では1層の周方向スチールベルト層3と、を備えている。図2に、かかる本発明の空気入りラジアルタイヤにおけるクラウン部の補強構造の説明図を示す。傾斜スチールベルト層2と少なくとも1層の周方向スチールベルト層3とからなる補強構造を用いることで、従来のベルト補強層が不要となるため、タイヤ軽量化を実現することができる。
図1に示すような、1層のカーカス1(材質:ポリエステル)と、そのクラウン部の外周側に順次配置された、タイヤ周方向に対し40度の角度をなす1層の傾斜スチールベルト層2と、1層の周方向スチールベルト層3とを備える空気入りラジアルタイヤを、下記表中に示す周方向スチールベルト層のコード条件に従い、タイヤサイズ225/50R17にて作製した。得られた各供試タイヤにつき、下記に従い評価を行った。
各供試タイヤをリムサイズ7.5×17のリムに組んで、内圧200kPaを充填し、2500ccの後輪駆動車の全輪に装着して、前席に2名が乗車する荷重条件にて、決められたコースを周回した後の周方向スチールベルト層におけるコード折れ本数を計測した。装着した4本のタイヤについて、各タイヤでの折れ本数をカウントし、合計した。
各供試タイヤをドラム径1707mmのドラム試験機に装着して、JIS−D4230に規定される高速耐久性試験を行い、さらに30分毎に10km/時加速して、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。測定結果は、比較例1のタイヤの走行距離を100とする指数にて表した。指数値が大きいほど耐久性が高く、良好であることを示す。
各供試タイヤの製造性につき、カーカスのクラウン部の外周側に金属コードからなる2層の傾斜ベルト層と有機繊維コードからなる周方向補強層(キャップ)とが配設されてなる従来一般的な構造のタイヤ用の製造設備を用いて、無改造で成型できる場合を○、小規模の改造および条件変更で成型できる場合を△、専用設備でなければ成型できない場合を×として評価した。
各供試タイヤの総合評価として、周方向スチールベルト層におけるコード折れ本数が10本以下、高速耐久性指数が100以上、製造性が○、の3条件を満足する場合を○、どれか1つでも満たさない場合を×として評価した。
これらの結果を、下記の表中に併せて示す。
2 傾斜スチールベルト層
3 周方向スチールベルト層
4 ビードコア
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
20 コード
21 スチールフィラメント
22 開口部
Claims (4)
- タイヤ周方向に対し実質的に90°をなす角度で延びるコードの少なくとも1プライからなるカーカスと、該カーカスのクラウン部の外周側に配設され、タイヤ周方向に対し傾斜して延びる複数本のコードを配列してなる1層の傾斜スチールベルト層と、該傾斜スチールベルト層の外周側に配設され、タイヤ周方向に対し実質的に平行に複数本のコードを配列してなる少なくとも1層の周方向スチールベルト層と、を備える空気入りラジアルタイヤにおいて、
前記周方向スチールベルト層のコードが、引張強さ2700N/mm2以上のスチールフィラメントの複数本を撚り合わせてなり、かつ、タイヤ幅方向断面から見たときの該コードの断面形状が、該スチールフィラメント間の一部に開口部を有するC形を呈することを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。 - 前記開口部のコード中心角が、30〜100度である請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記周方向スチールベルト層のコードの直径D2が、前記スチールフィラメントの線径D1の4〜8倍である請求項1または2記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記スチールフィラメントの、線径D1が0.1〜0.3mm、撚り本数が5〜20本である請求項3記載の空気入りラジアルタイヤ。
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JP2010015892A JP2011152862A (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | 空気入りラジアルタイヤ |
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ID=44539123
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0261188A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-03-01 | Kanai Hiroyuki | スチールコードおよびタイヤ |
JPH0585897U (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-19 | 東京製綱株式会社 | スチールコード |
JPH1016511A (ja) * | 1996-07-01 | 1998-01-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 新交通システム用空気入りタイヤ |
JP2002019414A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-23 | Bridgestone Corp | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
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2010
- 2010-01-27 JP JP2010015892A patent/JP2011152862A/ja active Pending
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