JP2011151984A - 直流電源装置、これを備えた冷凍サイクル装置、並びに、これを搭載した空気調和機及び冷蔵庫 - Google Patents

直流電源装置、これを備えた冷凍サイクル装置、並びに、これを搭載した空気調和機及び冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】MOSFETの低オン抵抗の特性を最大限に利用することでダイオードにおける損失を低減し、高効率な直流電源装置、これを備えた冷凍サイクル装置、並びに、これを搭載した空気調和機及び冷蔵庫を得る。
【解決手段】制御手段11は、入力電流Isが正方向に流れ始めるタイミングでMOSFET3をゲートオン状態にさせ、入力電流Isが正方向に流れた後、入力電流Isが0となるタイミングでゲートオフ状態にさせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、交流を直流に変換する直流電源装置、これを備えた冷凍サイクル装置、並びに、これを搭載した空気調和機及び冷蔵庫に関し、特に、整流素子における損失を低減する整流器に関する。
従来の整流回路として、MOSFETの寄生ダイオードを用いて整流しつつ、ゲートに動作信号を加えてソース−ドレイン間に電流を流して整流するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、倍電圧整流回路構成とし、コンデンサへの充電電流を検出し、寄生ダイオードからMOSFETのオン抵抗を通じて整流を実施するものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、全波整流回路構成で、MOSFETを4つ用いて、寄生ダイオードの電圧降下よりも低いオン抵抗の電圧効果を利用した低損失な整流回路に関するものもある(例えば、特許文献3参照)。
さらに、電源周期λの1/8の期間において、トランジスタをオンさせて力率を改善し、従来の整流回路よりも電流経路にダイオードが少なく、高効率に整流を実施するものもある(例えば、特許文献4参照)。
特開昭60−162482号公報 特開昭63−190562号公報(第2頁、図1) 特開昭63−190561号公報(第2頁、図1) 特開2002−345250号公報
しかしながら、特許文献1で示される整流回路は、電源電圧が正極の時の全期間オンさせるため、直流電源装置に適用する場合、直流電圧が電源電圧よりも高くなった場合に、整流後の直流電圧側から電流が交流電源側へ逆流してしまうという問題点があった。
また、特許文献2の場合、コンデンサへの充電電流を検出するため、電流検出器が必要であり、しかもMOSFETをオンさせるタイミングは充電電流が流れ出したことを検出した後となるため、MOSFETの低オン抵抗の効果を完全には引き出せていないという問題点があった。
さらに、特許文献3の図3で示されるように、直流電圧から交流電圧への逆流を防止する技術が示されている。しかし、これも寄生ダイオードを介して流れたコンデンサの充電電流を検出してMOSFETをオンする構成であるため、特許文献2と同様の問題点を有する。
そして、特許文献4で示される整流回路は、ハーフブリッジ回路と呼ばれる回路構成において電源周期のλ/8の期間だけトランジスタをオンさせるというものである。その回路構成は、例えば、実開平1−50686号公報等で公知の回路構成であり、ワンショットパルスの制御について、例えば、特開平2−299470号公報に記載された公知技術であり、これを組み合わせただけの技術である。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、MOSFETの低オン抵抗の特性を最大限に利用することでダイオードにおける損失を低減し、高効率な直流電源装置、これを備えた冷凍サイクル装置、並びに、これを搭載した空気調和機及び冷蔵庫を得ることを目的とする。
本発明に係る直流電源装置は、交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換する整流手段と、前記交流電源と前記整流手段との間に接続されたリアクターと、前記整流手段から出力される前記直流電圧を平滑し、並列に負荷が接続される平滑手段と、前記交流電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記平滑手段の両端の直流電圧を検出する直流電圧検出手段と、前記電源電圧検出手段によって検出された前記交流電圧(以下、「検出交流電圧」という)、及び前記直流電圧検出手段によって検出された前記直流電圧(以下、「検出直流電圧」という)を受信する制御手段と、を備え、前記整流手段は、整流素子としてMOSFETを有し、前記制御手段は、前記検出交流電圧及び前記検出直流電圧に基づいて、前記MOSFETをON/OFF動作させることを特徴とする。
本発明によれば、整流器において、MOSFETを使用することによって、ダイオードを使用した場合よりも導通損失を低減することができ、電流センサレスによって同期整流動作を実現することができる直流電源装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る直流電源装置の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETの動作説明図である。 本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る直流電源装置が出力する直流電圧及び入力電流の波形を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る直流電源装置の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る直流電源装置の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る直流電源装置の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る直流電源装置におけるMOSFET及びスイッチング手段32のON/OFF動作を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る直流電源装置の回路ブロック図の別の例である。 本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置のブロック図である。
実施の形態1.
(直流電源装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る直流電源装置の回路ブロック図である。
図1で示されるように、本実施の形態に係る直流電源装置は、少なくとも、交流電源1、後述する整流器21の一方の入力端と交流電源1との間に挿入されたリアクター2、MOSFET3及びMOSFET4並びにダイオード5及びダイオード6によって構成された整流器21、この整流器21の出力端間に接続された平滑コンデンサー7、MOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作をさせる制御手段11、平滑コンデンサー7の両端電圧を検出する直流電圧検出手段12、並びに、交流電源1の電源電圧を検出する電源電圧検出手段13を備えている。また、平滑コンデンサー7の両端には負荷8が接続されている。
整流器21は、MOSFET3のソース側とMOSFET4のドレイン側とが接続されたMOSFET3とMOSFET4との直列回路と、ダイオード5のアノード側とダイオード6のカソード側とが接続されたダイオード5とダイオード6との直列回路とが並列に接続されて構成されている。このとき、MOSFET3とMOSFET4との接続点、及び、ダイオード5とダイオード6との接続点を整流器21の入力端とし、ダイオード5とダイオード6との直列回路の両端が整流器21の出力端となる。また、図1で示されるように、寄生ダイオード3a及び寄生ダイオード4aは、それぞれMOSFET3及びMOSFET4において構造的に形成される内蔵ダイオードである。また、一般的に、MOSFETはそのゲートに電荷が供給されると、単方向通流素子としてではなく、逆方向にも電流を流す性質がある。ここでいう逆方向とは、MOSFETの内部に形成される寄生ダイオードに電流が流れた場合の方向とする。交流電源1から供給される交流電圧は、この整流器21によって全波整流され直流電圧に変換される。
平滑コンデンサー7は、整流器21によって出力される直流電圧を平滑する。
制御手段11は、後述するように直流電圧検出手段12及び電源電圧検出手段13から受信した電圧情報に基づいて、MOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作をさせる。
直流電圧検出手段12は、負荷8へ供給される直流電圧、すなわち、平滑コンデンサー7の両端電圧を検出し、その電圧情報を制御手段11に送信する。
電源電圧検出手段13は、交流電源1の電源電圧を検出し、その電圧情報を制御手段11に送信する。
なお、上記の整流器21は、本発明の「整流手段」に相当し、MOSFET3及びMOSFET4並びにダイオード5及びダイオード6は、本発明の「整流素子」に相当し、そして、平滑コンデンサー7は、本発明の「平滑手段」に相当する。
(MOSFETの動作)
図2は、本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETの動作説明図である。以下、図2を参照しながら、MOSFETの動作について説明する。なお、ここでは、N型チャネルのMOSFETとする。
図2(a)及び図2(b)で示されるように、MOSFETのソース側が正となるように電圧が印加(以下、この状態を「逆電圧印加」という)されている。図2(a)は、MOSFETのゲートとソースとの間に電圧が印加されておらずOFFとなっている状態(以下、この状態を「ゲートオフ状態」という)を示しており、このゲートオフ状態においては、寄生ダイオードを経由して電流が流れる。
また、図2(b)は、MOSFETのゲートとソースとの間に電圧が印加されONとなっている状態(以下、この状態を「ゲートオン状態」という)を示している。このゲートオン状態においては、MOSFETのオン抵抗による電圧低下が寄生ダイオードの順方向電圧より低い場合、電流は寄生ダイオードではなくトランジスター側に流れる。この場合、ダイオードの導通損失よりもMOSFETのオン抵抗による導通損失の方が小さくなる。このような、MOSFETに対する逆電圧印加によって電流を逆方向に導通させることによって導通損失を低減させる技術は一般的に同期整流と呼ばれる公知の技術である。
図1で示される回路構成において、MOSFET3及びMOSFET4がゲートオフ状態であれば、整流器21は、MOSFET3の寄生ダイオード3a、及びMOSFET4の寄生ダイオード4aを介した全波整流回路となり、この場合、MOSFET3及びMOSFET4の代わりにダイオードを使用しても同動作が可能である。ここで、ダイオードとせず、MOSFET3及びMOSFET4を使用しているのは、前述の同期整流を適用し、MOSFET3及びMOSFET4における導通損失を低減するためである。このMOSFET3及びMOSFET4における同期整流の動作の詳細は後述する。
(直流電源装置の同期整流動作)
図3は、本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図であり、図4は、同直流電源装置が出力する直流電圧及び入力電流の波形を示す図である。
図3(a)は、交流電源1の電源電圧Vsの波形を示し、図1で示される電源電圧Vsの矢印の方向を正極とする。また、図3(b)は、交流電源1を流れる入力電流Isの波形を示し、図1で示される入力電流Isの矢印の方向を正方向とする。このとき、制御手段11は、図3(b)で示される入力電流Isに同期させて、MOSFET3を図3(c)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させる。すなわち、制御手段11は、入力電流Isが正方向に流れ始めるタイミングでMOSFET3をゲートオン状態にさせ、入力電流Isが正方向に流れた後、入力電流Isが0となるタイミングでゲートオフ状態にさせる。また、制御手段11は、図3(b)で示される入力電流Isに同期させて、MOSFET4を図3(d)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させる。すなわち、制御手段11は、入力電流Isが逆方向に流れ始めるタイミングでMOSFET4をゲートオン状態にさせ、入力電流Isが逆方向に流れた後、入力電流Isが0となるタイミングでゲートオフ状態にさせる。これによって、MOSFET3及びMOSFET4を流れる電流は、寄生ダイオード3a及び寄生ダイオード4aではなく、それぞれ、トランジスター側を流れるので、MOSFET3及びMOSFET4における導通損失を低減できる。
上記のように、制御手段11が、入力電流Isに同期するように、MOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作を制御するためには、入力電流Isを検出すれば容易に制御することが可能である。しかしながら、一般に、電流検出器は高価であり、さらに、入力電流Isの極性を判別する必要があるため、整流器21の入力側において交流電流を検出する必要があり、交流電流検出器となるとさらに高価なものとなる。本実施の形態においては、電流検出器を用いずに、高インピーダンス抵抗及びオペアンプ等によって構成できる前述の直流電圧検出手段12及び電源電圧検出手段13を用いることによって、同期整流動作を実現する。
以下、制御手段11が、この直流電圧検出手段12及び電源電圧検出手段13によって検出された電圧に基づいて、MOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作をさせるタイミングを検出する動作を説明する。
図4(a)において、直流電圧検出手段12によって検出された平滑コンデンサー7の両端電圧である直流電圧の波形を実線で示し、電源電圧検出手段13によって検出された交流電源1の電源電圧Vsを破線で示している。ここで、破線で示される電源電圧Vsは、便宜上、全波整流されたものとして示している。また、図4(b)は、交流電源1を流れる入力電流Isの波形を示し、便宜上、逆方向に流れる入力電流Isの波形を正方向側に反転して示している。
まず、入力電流Isは、交流電源1の電源電圧Vsの絶対値が、平滑コンデンサー7の両端電圧である直流電圧よりも高くなったときに、MOSFET3又はMOSFET4に電流が流れ始める。したがって、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出された電源電圧Vsの絶対値、及び、直流電圧検出手段12によって検出された直流電圧に基づいて、図4における入力電流Isが流れ始めるタイミング(i)を検出することができる。
次に、電源電圧検出手段13によって検出された電源電圧Vsの絶対値が、直流電圧検出手段12によって検出された直流電圧より低くなるタイミング(ii)以降、入力電流Isはすぐに0とはならず、しばらく電流が流れ続ける。これは、リアクター2に電流を流し続ける性質があるためである。
タイミング(ii)以降、流れていた入力電流Isは、図4におけるタイミング(iii)において0となる。このタイミング(iii)以降までMOSFET3又はMOSFET4がゲートオン状態となっていると、直流電圧によって、交流電源1側へ電流が逆流してしまい、回生状態となる。したがって、制御手段11は、タイミング(iii)でMOSFET3及びMOSFET4をゲートオン状態からゲートオフ状態へ確実に移行するように制御する必要があり、このタイミング(iii)を演算によって求めることによって、電流センサレスを実現できる。
整流後の直流電圧をVdc、そして、リアクター2のインダクタンスをLとすると、電源電圧Vs、直流電圧Vdc、入力電流Is、及びインダクタンスLの間には以下の式(1)のような関係式が成立する。なお、ここでは、リアクター2の抵抗成分、及び配線インピーダンスは0であるものと仮定している。
|Vs|−Vdc=L・(dIs/dt) (1)
この式(1)によって、入力電流Isは、(|Vs|−Vdc)/Lを積分することによって算出できる。また、リアクター2のインダクタンスLの値は既知であるので、制御手段11は、直流電圧検出手段12によって検出される直流電圧Vdc、及び、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsによって、入力電流Isを算出することができる。タイミング(i)からタイミング(ii)まで(|Vs|−Vdc)/Lの積分値は上昇するが、タイミング(ii)以降は、その積分値は低下し始め、タイミング(iii)において、積分値は0となる。制御手段11は、この積分値を算出及び監視することによって、タイミング(iii)を検出しMOSFET3又はMOSFET4をゲートオフ状態にする。
図5は、本発明の実施の形態1に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作の制御を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながら、前述したような制御手段11によるMOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作の制御について説明する。
(S1)
制御手段11は、直流電圧検出手段12によって検出される直流電圧Vdc、及び、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsに基づいてタイミング(i)を検出する。例えば、制御手段11は、Vdc<|Vs|となったか否かを判定し、Vdc<|Vs|となった場合、タイミング(i)を検出したものと判断すればよい。このタイミング(i)を検出した場合、ステップS2へ進む。一方、タイミング(i)を検出しない場合、ステップS6へ進む。
(S2)
制御手段11は、タイミング(i)を検出した後、(|Vs|−Vdc)/Lの積分演算を開始する。
(S3)
制御手段11は、積分値が0以下になったと判定した場合、入力電流Isが0となるタイミング(iii)を検出したものと判断し、ステップS4へ進む。一方、積分値が0より大きいと判定した場合、ステップS7へ進む。
(S4)
制御手段11は、積分値が0以下になったと判定した場合、積分演算を完了として、その演算を停止する。
(S5)
制御手段11は、ステップS4において演算完了とした積分値をリセットする。
(S6)
制御手段11は、MOSFET3及びMOSFET4をゲートオフ状態にする。その後、ステップS1へ戻る。
(S7)
制御手段11は、積分値が0より大きいと判定した場合、入力電流Isが流れ始めたものと判定し、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vs(交流電圧)の極性を判定する。この判定の結果、交流電圧の極性が正極である場合、ステップS8へ進む。一方、交流電圧の極性が負極である場合、ステップS9へ進む。
(S8)
制御手段11は、MOSFET3をゲートオン状態にし、かつ、MOSFET4をゲートオフ状態にする。そして、ステップS3へ戻り、引き続き積分値が0以下となったか否かを監視する。
(S9)
制御手段11は、MOSFET3をゲートオフ状態にし、かつ、MOSFET4をゲートオン状態にする。そして、ステップS3へ戻り、引き続き積分値が0以下となったか否かを監視する。
なお、図5においては、制御手段11は、ステップS3において、積分値が0以下であると判定した後、ステップS4、ステップS5、そして、ステップS6の順序で処理しているが、これに限定されるものではなく、例えば、積分値が0以下であると判定した後、ステップS6の処理をステップS4及びステップS5に先行して実施するものとしてもよい。
(実施の形態1の効果)
以上の構成及び動作のように、整流器21において、MOSFETを使用することによって、ダイオードを使用した場合よりも導通損失を低減することができる。
また、電流センサレスによって安価に同期整流動作を実現することができ、コストを低減できる。
そして、本実施の形態に係る直流電源装置は、MOSFETの低オン抵抗を利用することによって、従来のダイオードのみによって構成される整流器よりも高効率化を図るものであるが、電流が小さい状態で特にその効果は大きい。これは、MOSFETのゲートオン状態に流れる電流が増加すると、その電圧効果がそれに比例して増加し、MOSFET内部の寄生ダイオードにおける電圧降下の方が低くなるためである。
なお、図1で示される本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5、及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、全ての素子をMOSFETによって構成するものとしてもよい。この場合、制御手段11は、MOSFET3、及びダイオード6と置換するMOSFETのON/OFF動作を同期して動作、すなわち、双方を図3(c)で示される駆動信号によってON/OFF動作させればよい。また、制御手段11は、MOSFET4、及びダイオード5と置換するMOSFETのON/OFF動作を同期して動作、すなわち、双方を図3(d)で示される駆動信号によってON/OFF動作させればよい。このような構成とすることで、ダイオード5及びダイオード6における導通損失よりも損失を低減できるので、整流器21を構成する全ての素子において、その導通損失を低減させることができ、より高効率な直流電源装置を得ることができる。
また、上記のMOSFET3及びMOSFET4は、スーパージャンクション構造のMOSFETを用いるものとしてもよい。これによって、さらに低損失化を実現することができ、高効率な直流電源装置を得ることができる。ここで、スーパージャンクション構造とは、通常のMOSFETよりも深いP層を持つ構造であり、深いP層がN層と広く接することによって低オン抵抗でありながら高い耐電圧を有することが知られている。
また、MOSFET3及びMOSFET4は、GaN(窒素ガリウム)、SiC(シリコンカーバイド)又はダイヤモンド等のワイドバンドギャップ半導体によって構成されたものを使用するものとしてもよい。これによって、さらに低損失化を実現することができる。また、ワイドギャップ半導体によって構成されたMOSFETを用いることによって、耐電圧及び耐熱性が高くなり、許容電流密度も高くなるため、MOSFETの小型化が可能となり、これらを組み込んだ整流器の小型化が可能となる。
さらに、図1で示されるようにMOSFET3及びMOSFET4はN型チャネルのものとしているが、これに限定されるものではなく、P型チャネルのものを使用してもよいのは言うまでもない。
実施の形態2.
本実施の形態に係る直流電源装置について、実施の形態1に係る直流電源装置の動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る直流電源装置の回路構成は、図1で示される実施の形態1に係る直流電源装置の回路構成と同様である。
(直流電源装置の同期整流動作)
図6は、本発明の実施の形態2に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図である。
図6(a)は、交流電源1の電源電圧Vsの波形を示し、図1で示される電源電圧Vsの矢印の方向を正極とする。また、図6(b)は、交流電源1を流れる入力電流Isの波形を示し、図1で示される入力電流Isの矢印の方向を正方向とする。このとき、制御手段11は、図6(b)で示される入力電流Isに同期させて、MOSFET3を図6(c)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させ、MOSFET4を図6(d)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させる。
すなわち、まず、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsの極性が変化するタイミングを検出する。そして、制御手段11は、このタイミングにおいて、変化した極性において整流のためにゲートオン状態にさせるMOSFETとは異なる方のMOSFETをパルス状にゲートオン状態にさせる。このようにすることで、そのMOSFETがパルス状にゲートオン状態となっている間、交流電源1が短絡状態となり、短絡電流が強制的に流れる。このとき、制御手段11は、そのMOSFETがパルス状にゲートオン状態になっている間、他方のMOSFETはゲートオフ状態にしておく。これは、双方のMOSFETがゲートオン状態になっていると、平滑コンデンサー7が短絡状態となり破損する危険性があるからである。そして、制御手段11は、パルス状のゲートオン状態となっているMOSFETをゲートオフ状態にするのとほぼ同時に、他方のMOSFETをゲートオン状態にさせる。なお、制御手段11は、前述の理由により、双方のMOSFETがゲートオン状態となってしまう状態を回避するため、パルス状にゲートオン状態になっているMOSFETをゲートオフ状態としてから、双方のMOSFETがゲートオフ状態となっている状態(以下、「デッドオフ状態」という)の期間を経てから他方のMOSFETをゲートオン状態にさせる動作としてもよい。
具体的には、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが負極から正極に変化することを検出した場合、電源電圧Vsが正極側である場合に整流するためにゲートオン状態にさせるMOSFET3ではなく、MOSFET4をパルス状にゲートオン状態にさせる。これによって、MOSFET4がパルス状にゲートオン状態となっている間、交流電源1が短絡状態となり、交流電源1、リアクター2、MOSFET4、ダイオード6、そして交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、MOSFET4をゲートオフ状態にさせるのとほぼ同時に、MOSFET3をゲートオン状態にさせる。なお、前述のように、MOSFET3をゲートオン状態にさせる前に、デッドオフ状態を設けてもよい。その後、短絡電流と同方向の入力電流Isが流れ続け、制御手段11は、この入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET3をゲートオフ状態にさせる。
また、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが正極から負極に変化することを検出した場合、電源電圧Vsが負極側である場合に整流するためにゲートオン状態にさせるMOSFET4ではなく、MOSFET3をパルス状にゲートオン状態にさせる。これによって、MOSFET3がパルス状にゲートオン状態となっている間、交流電源1が短絡状態となり、交流電源1、ダイオード5、MOSFET3、リアクター2、そして、交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、MOSFET3をゲートオフ状態にさせるのとほぼ同時に、MOSFET4をゲートオン状態にさせる。なお、前述のように、MOSFET4をゲートオン状態にさせる前に、デッドオフ状態を設けてもよい。その後、短絡電流と同方向の入力電流Isが流れ続け、制御手段11は、この入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET4をゲートオフ状態にさせる。
以上のような動作のように、交流電源1の短絡のためのパルス状にMOSFET3又はMOSFET4をゲートオン状態にさせることによって、力率改善及び高調波電流低減用の新たなスイッチング素子等を追加することなく、安価に力率改善及び高調波電流低減を実現できる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作の制御を示すフローチャートである。以下、図7を参照しながら、前述したような制御手段11によるMOSFET3及びMOSFET4のON/OFF動作の制御について説明する。
(S21)
制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsに基づいて、その極性が変化したか否かを検出する。極性が変化したことを検出した場合、ステップS22へ進む。一方、極性が変化したことが検出されない場合、ステップS31へ進む。
(S22)
制御手段11は、直流電圧検出手段12によって検出される直流電圧Vdc、及び、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsに基づいて、(|Vs|−Vdc)/Lの積分演算を開始する。
(S23)
制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vs(交流電圧)の極性を判定する。この判定の結果、交流電圧の極性が正極である場合、ステップS24へ進む。一方、交流電圧の極性が負極である場合、ステップS26へ進む。
(S24)
制御手段11は、MOSFET3をゲートオフ状態のままとし、MOSFET4をパルス状にON動作及びOFF動作させる。
(S25)
制御手段11は、ステップS24において、MOSFET4をゲートオフ状態にさせたのとほぼ同時に、MOSFET3をゲートオン状態にさせる。
なお、MOSFET4をゲートオフ状態にさせてから、デッドオフ状態を設け、その経過後、MOSFET3をゲートオン状態にさせるものとしてもよい。
(S26)
制御手段11は、MOSFET4をゲートオフ状態のままとし、MOSFET3をパルス状にON動作及びOFF動作させる。
(S27)
制御手段11は、ステップS26において、MOSFET3をゲートオフ状態にさせたのとほぼ同時に、MOSFET4をゲートオン状態にさせる。
なお、MOSFET3をゲートオフ状態にさせてから、デッドオフ状態を設け、その経過後、MOSFET4をゲートオン状態にさせるものとしてもよい。
(S28)
制御手段11は、積分値が0以下になったと判定した場合、ステップS29へ進む。一方、積分値が0より大きいと判定した場合は、入力電流Isが流れ続けているものと判断し、引き続き、積分値が0以下になるまで待機する。
(S29)
制御手段11は、積分値が0以下になったと判定した場合、積分演算を完了として、その演算を停止する。
(S30)
制御手段11は、ステップS29において演算完了とした積分値をリセットする。
(S31)
制御手段11は、MOSFET3及びMOSFET4をゲートオフ状態にする。その後、ステップS21へ戻る。
なお、図7においては、制御手段11は、ステップS28において、積分値が0以下であると判定した後、ステップS29、ステップS30、そして、ステップS31の順序で処理しているが、これに限定されるものではなく、例えば、積分値が0以下であると判定した後、ステップS31の処理をステップS29及びステップS30に先行して実施するものとしてもよい。
(実施の形態2の効果)
以上の動作によって、実施の形態1における効果を有するのに加え、交流電源1の短絡のためのパルス状にMOSFET3又はMOSFET4をゲートオン状態にさせることによって、力率改善及び高調波電流低減用の新たなスイッチング素子等を追加することなく、安価に力率改善及び高調波電流低減を実現できる。
なお、本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、実施の形態1と同様に、図1で示されるように、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5、及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、全ての素子をMOSFETによって構成するものとしてもよい。この場合、制御手段11は、図6(c)で示されるMOSFET3のON/OFF動作と同期して、MOSFET4がパルス状にON動作してからOFF動作した直後のMOSFET3のON動作と共に、ダイオード6と置換するMOSFETをON動作させ、そして、MOSFET3のパルス状のON動作と共に、ダイオード5と置換するMOSFETをON動作させればよい。また、制御手段11は、図6(d)で示されるMOSFET4のON/OFF動作と同期して、MOSFET3がパルス状にON動作してからOFF動作した直後のMOSFET4のON動作と共に、ダイオード5と置換するMOSFETをON動作させ、そして、MOSFET4のパルス状のON動作と共に、ダイオード6と置換するMOSFETをON動作させればよい。このような構成とすることで、ダイオード5及びダイオード6における導通損失よりも損失を低減できるので、整流器21を構成する全ての素子において、その導通損失を低減させることができ、より高効率な直流電源装置を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態に係る直流電源装置について、実施の形態2に係る直流電源装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
(直流電源装置の構成)
図8は、本発明の実施の形態3に係る直流電源装置の回路ブロック図である。
図8で示されるように、本実施の形態に係る直流電源装置の回路構成は、図1で示される回路構成のうち整流器21を整流器21aに置換したものである。
整流器21aは、ダイオード6のアノード側とMOSFET4のドレイン側とが接続されたダイオード6とMOSFET4との直列回路と、ダイオード5のアノード側とMOSFET3のドレイン側とが接続されたダイオード5とMOSFET3との直列回路とが並列に接続されて構成されている。このとき、ダイオード6とMOSFET4との接続点、及び、ダイオード5とMOSFET3との接続点を整流器21aの入力端とし、ダイオード5とMOSFET3との直列回路の両端が整流器21aの出力端となる。
なお、本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21aは、図8で示されるものとしたが、これに限定されるものではなく、MOSFET3のソース側とダイオード5のカソード側とが接続されたMOSFET3とダイオード5との直列回路と、MOSFET4のソース側とダイオード6のカソード側とが接続されたMOSFET4とダイオード6との直列回路とが並列接続されて構成されているものとしてもよい。この場合、MOSFET3とダイオード5の接続点、及び、MOSFET4とダイオード6との接続点を整流器21aの入力端とし、MOSFET4とダイオード6との直列回路の両端が整流器21aの出力端とすればよい。
また、上記の整流器21aは、本発明の「整流手段」に相当する。
(直流電源装置の同期整流動作)
図9は、本発明の実施の形態3に係る直流電源装置におけるMOSFETのON/OFF動作を示す図である。
図9(a)は、交流電源1の電源電圧Vsの波形を示し、図8で示される電源電圧Vsの矢印の方向を正極とする。また、図9(b)は、交流電源1を流れる入力電流Isの波形を示し、図8で示される入力電流Isの矢印の方向を正方向とする。このとき、制御手段11は、図9(b)で示される入力電流Isに同期させて、MOSFET3を図9(c)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させ、MOSFET4を図9(d)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させる。
ここで、本実施の形態に係る直流電源装置は、図1で示される実施の形態2に係る直流電源装置とは異なり、MOSFET3及びMOSFET4を同時にゲートオン状態となっても平滑コンデンサー7が短絡状態となることはない。したがって、実施の形態2に係る直流電源装置のようにMOSFET3及びMOSFET4が同時にゲートオン状態とならないように制御する必要はなく、制御動作の信頼性が向上する。
まず、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsの極性が変換するタイミングを検出する。そして、制御手段11は、このタイミングにおいて、変化した極性において整流のためにゲートオン状態にさせるMOSFETをゲートオン状態とし、他方のMOSFETをパルス状にゲートオン状態にさせる。この他方のMOSFETがパルス状にゲートオン状態となっている間、双方のMOSFETがゲートオン状態となるが、平滑コンデンサー7は短絡状態とならず、破損することはない。そして、制御手段11は、入力電流Isが0となるタイミングで、変化した極性において整流のためにゲートオン状態にさせたMOSFETをゲートオフ状態にさせる。
具体的には、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが負極から正極に変化することを検出した場合、電源電圧Vsが正極側である場合に整流するためにゲートオン状態にさせるMOSFET3をゲートオン状態にさせ、MOSFET4をパルス状にゲートオン状態にさせる。これによって、MOSFET4がパルス状にゲートオン状態となっている間、交流電源1は短絡状態となり、交流電源1、リアクター2、MOSFET4、MOSFET3、そして交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、MOSFET4をゲートオフ状態にさせた後、入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET3をゲートオフ状態にさせる。
また、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが正極から負極に変化することを検出した場合、電源電圧Vsが負極側である場合に整流するためにゲートオン状態にさせるMOSFET4をゲートオン状態にさせ、MOSFET3をパルス状にゲートオン状態にさせる。これによって、MOSFET3がパルス状にゲートオン状態となっている間、交流電源1は短絡状態となり、交流電源1、MOSFET3、MOSFET4、リアクター2、そして交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、MOSFET3をゲートオフ状態にさせた後、入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET4をゲートオフ状態にさせる。
(実施の形態3の効果)
以上の動作によって、実施の形態2における効果を有するのに加え、その実施の形態2に係る直流電源装置のようにMOSFET3及びMOSFET4が同時にゲートオン状態とならないように制御する必要はなく、制御動作の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態に係る直流電源装置の構成において、制御手段11は、図9(c)及び図9(d)で示される駆動信号によって、MOSFET3及びMOSFET4をON/OFF動作させるものとしたが、これに限定されるものではなく、実施の形態1における図3(c)及び図3(d)、又は実施の形態2における図6(c)及び図6(d)で示される駆動信号によって、MOSFET3及びMOSFET4をON/OFF動作させるものとしてもよい。
また、本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21aは、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5、及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、全ての素子をMOSFETによって構成するものとしてもよい。
この場合、制御手段11は、図9(c)で示されるMOSFET3のON/OFF動作において、MOSFET4がパルス状にON動作すると共にMOSFET3がON動作した後、MOSFET4がOFF動作するのとほぼ同時に、ダイオード6と置換するMOSFETをON動作させ、その後、MOSFET3がOFF動作すると共に、ダイオード6と置換するMOSFETをOFF動作させる。このとき、MOSFET4、及び、ダイオード6と置換するMOSFETが同時にゲートオン状態となると平滑コンデンサー7を短絡してしまうことになる。この短絡状態を確実に回避するため、上記のMOSFET4のOFF動作と、ダイオード6と置換するMOSFETのON動作との間に所定時間のデッドオフ状態を設ける動作としてもよい。
また、制御手段11は、図9(d)で示されるMOSFET4のON/OFF動作において、MOSFET3がパルス状にON動作すると共にMOSFET4がON動作した後、MOSFET3がOFF動作するとほぼ同時に、ダイオード5と置換するMOSFETをON動作させ、その後、MOSFET4がOFF動作すると共に、ダイオード5と置換するMOSFETをOFF動作させる。このとき、MOSFET3、及び、ダイオード5と置換するMOSFETが同時にゲートオン状態となると平滑コンデンサー7を短絡してしまうことになる。この短絡状態を確実に回避するため、上記のMOSFET3のOFF動作と、ダイオード5と置換するMOSFETのON動作との間に所定時間のデッドオフ状態を設ける動作としてもよい。
このような構成とすることで、ダイオード5及びダイオード6における導通損失よりも損失を低減できるので、整流器21aを構成する全ての素子において、その導通損失を低減させることができ、より高効率な直流電源装置を得ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態に係る直流電源装置について、実施の形態1に係る直流電源装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
(直流電源装置の構成)
図10は、本発明の実施の形態4に係る直流電源装置の回路ブロック図である。
図10で示されるように、本実施の形態に係る直流電源装置の回路構成は、図1で示される実施の形態1に係る直流電源装置における平滑コンデンサー7を、平滑コンデンサー7aと平滑コンデンサー7bとの直列回路に置換し、この平滑コンデンサー7aと平滑コンデンサー7bとの接続点を、ダイオード5とダイオード6との接続点に接続したものである。このような回路構成によって、いわゆる倍電圧整流回路が構成される。
(直流電源装置の同期整流動作)
図10で示される本実施の形態に係る直流電源装置において、制御手段11は、実施の形態1における図3で示されるMOSFET3及びMOSFET4に対する駆動信号と同様の駆動信号に基づいて、ON/OFF動作を制御するものとすればよい。
次に、図4におけるタイミング(i)及びタイミング(iii)の検出動作について、図5で示されるフローチャートに基づいて、実施の形態1と相違する動作を説明する。
(S1)
制御手段11は、直流電圧検出手段12によって検出される直流電圧Vdc、及び、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsに基づき、直流電圧Vdcが電源電圧Vsの絶対値のピーク値の略2倍となることを考慮して、Vdc/2<|Vs|となったか否かを判定する。Vdc/2<|Vs|となった場合、タイミング(i)を検出したものと判断し、ステップS2へ進む。一方、Vdc/2<|Vs|とならない場合、ステップS6へ進む。
(S2)
制御手段11は、タイミング(i)を検出した後、(|Vs|−Vdc/2)/Lの積分演算を開始する。
その他のステップS3〜ステップS9の処理については、実施の形態1と同様である。
(実施の形態4の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態1における効果を有するのに加え、図10で示される倍電圧整流回路においても電流センサレスによって安価に同期整流動作を実現することができ、コストを低減できる。
なお、本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5、及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、全ての素子をMOSFETによって構成するものとしてもよい。
また、図10で示される本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、整流動作において、ダイオード5及びダイオード6に電流は流れることはないので、これらを除いた構成としてもよい。このようにすることで、整流器21の構成素子を減らすこともできる。
実施の形態5.
本実施の形態に係る直流電源装置について、実施の形態4に係る直流電源装置の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
(直流電源装置の構成)
図11は、本発明の実施の形態5に係る直流電源装置の回路ブロック図である。
図11で示されるように、本実施の形態に係る直流電源装置の回路構成は、図10で示される実施の形態4に係る直流電源装置に対し、整流器21の入力側に交流電源1の短絡手段を追加して設置したものである。その短絡手段として、例えば、図11で示されるように、ダイオード整流器31の入力端を整流器21の入力端に並列に接続し、そのダイオード整流器31の出力側に、IGBT等のスイッチング手段32を接続している。このスイッチング手段32は、制御手段11によってON/OFF動作が制御される。
なお、上記のダイオード整流器31及びスイッチング手段32は、本発明の「交流電源短絡手段」に相当する。
(直流電源装置の同期整流動作)
図12は、本発明の実施の形態5に係る直流電源装置におけるMOSFET及びスイッチング手段32のON/OFF動作を示す図である。
図10で示される実施の形態4に係る直流電源装置においては、実施の形態2における図6で示されるような交流電源1の短絡状態を形成するためのパルス上の駆動信号によりMOSFETをON/OFF動作させることによって力率を改善、かつ、高調波電流を低減させる動作を実施することができない。しかし、図11で示される本実施の形態に係る直流電源装置においては、以下で説明するように、力率改善及び高調波電流低減を実現する同期整流動作が可能である。以下、図12を参照しながら、この同期整流動作について説明する。
図12(a)は、交流電源1の電源電圧Vsの波形を示し、図11で示される電源電圧Vsの矢印の方向を正極とする。また、図12(b)は、交流電源1を流れる入力電流Isの波形を示し、図11で示される入力電流Isの矢印の方向を正方向とする。このとき、制御手段11は、図12(b)で示される入力電流Isに同期させて、MOSFET3を図12(c)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させ、MOSFET4を図12(d)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させ、さらに、スイッチング手段32を図12(e)で示されるような駆動信号によってON/OFF動作させる。
すなわち、まず、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsの極性が変化するタイミングを検出する。そして、制御手段11は、このタイミングにおいて、スイッチング手段32をパルス状にオン状態にさせる。このようにすることで、スイッチング手段32がパルス状にオン状態になっている間、交流電源1が短絡状態となり、短絡電流が強制的に流れる。このとき、制御手段11は、スイッチング手段32がパルス状にオン状態になっている間、MOSFET3及びMOSFET4はゲートオフ状態にしておく。これは、スイッチング手段32がオン状態の場合、MOSFET3をゲートオン状態とすると平滑コンデンサー7aが短絡状態となり、また、MOSFET4をゲートオン状態とすると平滑コンデンサー7bが短絡状態となり、それぞれ破損する危険性があるからである。そして、制御手段11は、パルス状のオン状態になっているスイッチング手段32をオフ状態にするのとほぼ同時に、その時点の交流電源1の極性において整流のためにゲートオン状態にさせるMOSFETをゲートオン状態にさせる。
なお、制御手段11は、前述の理由により、スイッチング手段32がオン状態になり、かつ、いずれかのMOSFETがゲートオン状態となってしまう状態を回避するため、パルス状にオン状態になっているスイッチング手段32をオフ状態とするタイミングと、いずれかのMOSFETをゲートオン状態とするタイミングとの間に、スイッチング手段32がオフ状態、及び、そのMOSFETがゲートオフ状態となっている状態(これについても以下、「デッドオフ状態」という)の期間を経てからそのMOSFETをゲートオン状態にさせる動作としてもよい。
具体的には、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが負極から正極に変化することを検出した場合、スイッチング手段32をパルス状にオン状態にさせる。これによって、スイッチング手段32がパルス状にオン状態になっている間、交流電源1が短絡状態となり、交流電源1、リアクター2、ダイオード整流器31、スイッチング手段32、ダイオード整流器31、そして交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、スイッチング手段32をオフ状態にさせるのとほぼ同時に、MOSFET3をゲートオン状態にさせる。なお、前述のように、MOSFET3をゲートオン状態にさせる前に、デッドオフ状態を設けてもよい。その後、短絡電流と同方向の入力電流Isが流れ続け、制御手段11は、この入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET3をゲートオフ状態にさせる。
また、制御手段11は、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsが正極から負極に変化することを検出した場合、スイッチング手段32をパルス状にオン状態にさせる。これによって、スイッチング手段32がパルス状にオン状態になっている間、交流電源1が短絡状態となり、交流電源1、ダイオード整流器31、スイッチング手段32、ダイオード整流器31、リアクター2、そして交流電源1の順で短絡電流が流れる。そして、制御手段11は、スイッチング手段32をオフ状態にさせるのとほぼ同時に、MOSFET4をゲートオン状態にさせる。なお、前述のように、MOSFET4をゲートオン状態にさせる前に、デッドオフ状態を設けてもよい。その後、短絡電流と同方向の入力電流Isが流れ続け、制御手段11は、この入力電流Isが0となるタイミングでMOSFET4をゲートオフ状態にさせる。
本実施の形態に係る直流電源装置は、交流電源1を短絡状態にすることによって、力率改善及び高調波電流低減を実現する同期整流動作を実施するので、実施の形態4に係る直流電源装置における図5で示される動作とは異なり、実施の形態2に係る直流電源装置における図7で示されるフローチャートに基づいて、同期整流動作の説明をする。なお、ここでは、実施の形態2に係る直流電源装置とは異なる動作部分について説明する。
(S22)
制御手段11は、直流電圧検出手段12によって検出される直流電圧Vdc、及び、電源電圧検出手段13によって検出される電源電圧Vsに基づいて、(|Vs|−Vdc/2)/Lの積分演算を開始する。
(S24)
制御手段11は、MOSFET3及びMOSFET4をゲートオフ状態のままとし、スイッチング手段32をパルス状にON動作及びOFF動作させる。
(S25)
制御手段11は、ステップS24において、スイッチング手段32をオフ状態にさせたのとほぼ同時に、MOSFET3をゲートオン状態にさせる。
なお、スイッチング手段32をオフ状態にさせてから、デッドオフ状態を設け、その経過後、MOSFET3をゲートオン状態にさせるものとしてもよい。
(S26)
制御手段11は、MOSFET3及びMOSFET4をゲートオフ状態のままとし、スイッチング手段32をパルス状にON動作及びOFF動作させる。
(S27)
制御手段11は、ステップS26において、スイッチング手段32をオフ状態にさせたのとほぼ同時に、MOSFET4をゲートオン状態にさせる。
なお、スイッチング手段32をオフ状態にさせてから、デッドオフ状態を設け、その経過後、MOSFET4をゲートオン状態にさせるものとしてもよい。
その他のステップS21、ステップS23、及び、ステップS28〜ステップS31の処理については、実施の形態2と同様である。
なお、図7においては、制御手段11は、ステップS23において、交流電源1の電源電圧Vsの極性を判定してから、ステップS24又はステップS26の処理を実施しているが、これに限定されるものではなく、本実施の形態においては、ステップS24及びステップS26の処理は同一なので、この処理を実施後、ステップS23による交流電源1の電源電圧Vsの極性の判定処理を実施し、正極である場合はステップS25、そして、負極である場合はステップS27の処理を実施するものとしてもよい。
また、図7においては、制御手段11は、ステップS28において、積分値が0以下であると判定した後、ステップS29、ステップS30、そして、ステップS31の順序で処理しているが、これに限定されるものではなく、例えば、積分値が0以下であると判定した後、ステップS31の処理をステップS29及びステップS30に先行して実施するものとしてもよい。
(実施の形態5の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態4における効果を有するのに加え、交流電源1の短絡のためのパルス状にスイッチング手段32をオン状態にさせることによって、力率改善及び高調波電流低減を実現できる。
なお、本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5、及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、全ての素子をMOSFETによって構成するものとしてもよい。
また、図11で示される本実施の形態に係る直流電源装置の整流器21は、MOSFET3、MOSFET4、ダイオード5及びダイオード6によって構成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、整流動作において、ダイオード5及びダイオード6に電流は流れることはないので、これらを除いた構成としてもよい。このようにすることで、整流器21の構成素子を減らすこともできる。
また、本実施の形態においては、図11で示されるような倍電圧整流回路としているが、これに限定されるものではなく、図13で示されるように、ダイオード5とダイオード6との接続点と、平滑コンデンサー7aと平滑コンデンサー7bとの接続点との間に設置された切替用スイッチング手段33を備える構成としてもよい。このとき、図13で示されるように、切替用スイッチング手段33は、制御手段11によってON/OFF動作が制御される構成としているが、外部からの切替によってON/OFF動作が実施されるものとしてもよい。このような構成によって、切替用スイッチング手段33のON/OFF動作によって、倍電圧整流回路として動作させるか否かを切り替えることができるので、利便性を向上させた直流電源装置を得ることができる。
なお、この切替用スイッチング手段33は、図11で示される実施の形態4に係る直流電源装置に備えるものとし、倍電圧整流回路として動作させるか否かを切り替える構成としてもよい。
また、上記の図11で示されるダイオード整流器31及びスイッチング手段32は、本実施の形態に係る直流電源装置のみではなく、実施の形態2又は実施の形態3に係る直流電源装置に備えられるものとしてもよい。この場合、制御手段11は、交流電源1を短絡するMOSFETをパルス状にゲートオン状態にさせる代わりに、このスイッチング手段32をパルス状にオン状態にさせ、交流電源1を短絡状態にさせるものとすればよい。
実施の形態6.
(冷凍サイクル装置の構成)
図14は、本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置のブロック図である。
図14で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、実施の形態4に係る直流電源装置において、負荷8の代わりにインバーター41が接続されている。そのインバーター41の出力側には圧縮機42が接続されている。この圧縮機42から、凝縮器43、膨張器44、そして、蒸発器45の順に冷媒配管によって環状に接続され、冷凍サイクルを形成している。
なお、図14で示される冷凍サイクル装置が備える直流電源装置として、実施の形態4に係る直流電源装置を備える構成としているが、これに限定されるものではなく、実施の形態1〜実施の形態3、又は、実施の形態5のいずれかに係る直流電源装置を備える構成としてもよいのは言うまでもない。
(冷凍サイクル装置の動作)
交流電源1からの電源電圧が直流電源装置によって整流及び平滑されて直流電圧に変換され、この直流電圧はインバーター41に入力される。インバーター41は、この直流電圧を高周波電圧に変換して出力する。このインバーター41から出力された高周波電圧によって、圧縮機42が回転駆動する。
圧縮機42が回転駆動することによって、圧縮機42内の冷媒が圧縮され、高温高圧の気体冷媒が吐出される。圧縮機42から吐出された気体冷媒は、凝縮器43に流入し、外部の空気と熱交換が実施されて凝縮される。この凝縮された冷媒は、膨張器44に流入し、膨張されて低圧低温の冷媒となる。膨張器44から流出した冷媒は、蒸発器45に流入し、外部の空気と熱交換が実施されて蒸発して気体冷媒となる。蒸発器45から流出した気体冷媒は、圧縮機42に吸入され、再び圧縮され高温高圧の気体冷媒となる。以後、この動作が繰り返される。
(実施の形態6の効果)
以上の構成及び動作によって、電流センサレスによって安価に同期整流動作を実現しコストを低減し、整流器における導通損失を低減した高効率な冷凍サイクル装置を得ることができる。
また、力率改善及び高調波電流の低減を実現した冷凍サイクル装置を得ることができる。
なお、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、例えば、空気調和機又は冷蔵庫等に搭載するものとしてもよい。空気調和機は、室内温度が使用者によって設定された温度に近づくと安定状態となり、圧縮機42が低速で回転するようにインバーター41が動作する。したがって、空気調和機における圧縮機42は低速回転状態が最も長時間継続される。また、冷蔵庫は、24時間常時運転し、低速回転における低電流状態での運転が長い。このような空気調和機又は冷蔵庫のように、低電流運転が支配的な機器に対して、その効果が最も大きく反映される。
本発明の活用例として、直流電圧によって電力消費を実施する負荷のための電源装置に利用可能である。特に、直流電源装置を必要とするインバーターの電源装置として利用でき、永久磁石電動機を駆動するインバーターに適用することによる省エネの実現し、安価でノイズの少ない直流電源装置の構成等によって、空気調和機、冷凍機、及び洗濯乾燥機のほか、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース、掃除機等、その他家電製品全般に適用可能である。さらに、ファンモーター、換気扇、手乾燥機、及び誘導加熱電磁調理器等への適用も可能である。
1 交流電源、2 リアクター、3 MOSFET、3a 寄生ダイオード、4 MOSFET、4a 寄生ダイオード、5、6 ダイオード、7、7a、7b 平滑コンデンサー、8 負荷、11 制御手段、12 直流電圧検出手段、13 電源電圧検出手段、21、21a 整流器、31 ダイオード整流器、32 スイッチング手段、33 切替用スイッチング手段、41 インバーター、42 圧縮機、43 凝縮器、44 膨張器、45 蒸発器。

Claims (20)

  1. 交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換する整流手段と、
    前記交流電源と前記整流手段との間に接続されたリアクターと、
    前記整流手段から出力される前記直流電圧を平滑し、並列に負荷が接続される平滑手段と、
    前記交流電圧を検出する電源電圧検出手段と、
    前記平滑手段の両端の直流電圧を検出する直流電圧検出手段と、
    前記電源電圧検出手段によって検出された前記交流電圧(以下、「検出交流電圧」という)、及び前記直流電圧検出手段によって検出された前記直流電圧(以下、「検出直流電圧」という)を受信する制御手段と、
    を備え、
    前記整流手段は、整流素子としてMOSFETを有し、
    前記制御手段は、前記検出交流電圧及び前記検出直流電圧に基づいて、前記MOSFETをON/OFF動作させる
    ことを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記整流手段は、4つの整流素子から構成されるブリッジ型整流回路であり、
    4つの前記整流素子のうち、少なくとも2つは前記MOSFETの直列回路によって構成され、残りの2つは該直列回路に並列接続された直列回路によって構成され、
    2つの前記直列回路のそれぞれの2つの前記整流素子の接続点は、前記整流手段の入力端を構成する
    ことを特徴とする請求項1記載の直流電源装置。
  3. 前記平滑手段は、2つの平滑コンデンサーが直列に接続されて構成され、
    2つの前記直列回路のうち、2つの前記MOSFETによって構成された前記直列回路でない方の前記直列回路における2つの前記整流素子の接続点が、2つの前記平滑コンデンサーの接続点に接続された
    ことを特徴とする請求項2記載の直流電源装置。
  4. 前記平滑手段は、2つの平滑コンデンサーが直列に接続されて構成され、
    2つの前記直列回路のうち、2つの前記MOSFETによって構成された前記直列回路でない方の前記直列回路における2つの前記整流素子の接続点と、2つの前記平滑コンデンサーの接続点との間に切替用スイッチング手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の直流電源装置。
  5. 前記整流手段は、4つの整流素子から構成されるブリッジ型整流回路であり、
    4つの前記整流素子のうち、少なくとも2つは前記MOSFETであり、残りの2つの前記整流素子のうち一方と、2つの前記MOSFETのうち一方のドレイン側とが接続された直列回路と、残りの2つの前記整流素子のうち他方と、2つの前記MOSFETのうち他方のドレイン側とが接続された直列回路とが並列接続され、
    2つの前記直列回路のそれぞれの前記整流素子及び前記MOSFETの接続点は、前記整流手段の入力端を構成する
    ことを特徴とする請求項1記載の直流電源装置。
  6. 前記整流手段は、4つの整流素子から構成されるブリッジ型整流回路であり、
    4つの前記整流素子のうち、少なくとも2つは前記MOSFETであり、この2つの前記MOSFETのうち一方のソース側と、残りの2つの前記整流素子のうち一方とが接続された直列回路と、2つの前記MOSFETのうち他方のソース側と、残りの2つの前記整流素子のうち他方とが接続された直列回路とが並列接続され、
    2つの前記直列回路のそれぞれの前記MOSFET及び前記整流素子の接続点は、前記整流手段の入力端を構成する
    ことを特徴とする請求項1記載の直流電源装置。
  7. 前記制御手段は、それぞれの前記MOSFETに内蔵された寄生ダイオードに電流が流れ始めたことを検出したときに、そのMOSFETをON動作させ、前記寄生ダイオードに流れる電流が停止したことを検出したときに、そのMOSFETをOFF動作させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の直流電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出交流電圧及び前記検出直流電圧に基づいて、前記MOSFETにおける前記寄生ダイオードに電流が流れ始めるタイミングを検出する
    ことを特徴とする請求項7記載の直流電源装置。
  9. 前記制御手段は、前記MOSFETにおける前記寄生ダイオードに電流が流れ始めたことを検出してから、前記検出交流電圧、前記検出直流電圧及び前記リアクターのインダクタンスに基づいた積分値の算出を開始し、該積分値が0になった場合に、前記寄生ダイオードに流れる電流が停止したものと判断する
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の直流電源装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記検出交流電圧に基づいて、前記交流電圧の極性の変化を検出し、
    その変化後の極性において前記寄生ダイオードに電流が流れ始める前記MOSFET(以下、「整流側MOSFET」という)ではない方の前記MOSFET(以下、「短絡側MOSFET」という)を、前記極性の変化を検出したタイミングから所定時間ON動作させ、
    前記短絡側MOSFETをOFF動作させた後、前記整流側MOSFETをON動作させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の直流電源装置。
  11. 前記制御手段は、前記交流電圧の極性の変化を検出してから、前記検出交流電圧、前記検出直流電圧及び前記リアクターのインダクタンスに基づいた積分値の算出を開始し、該積分値が0になった場合に、前記整流側MOSFETをOFF動作させる
    ことを特徴とする請求項10記載の直流電源装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記検出交流電圧に基づいて、前記交流電圧の極性の変化を検出し、
    前記極性の変化を検出したタイミングから、その変化後の極性において前記寄生ダイオードに電流が流れ始める前記MOSFET(以下、「整流側MOSFET」という)をON動作させ、かつ、他方の前記MOSFET(以下、「短絡側MOSFET」という)を所定時間ON動作させる
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の直流電源装置。
  13. 前記制御手段は、前記交流電圧の極性の変化を検出してから、前記検出交流電圧、前記検出直流電圧及び前記リアクターのインダクタンスに基づいた積分値の算出を開始し、該積分値が0になった場合に、前記整流側MOSFETをOFF動作させる
    ことを特徴とする請求項12記載の直流電源装置。
  14. 前記交流電源を短絡する交流電源短絡手段を備え、
    前記制御手段は、前記短絡側MOSFETを所定時間ON動作させる代わりに、前記交流電源短絡手段を所定時間短絡動作させる
    ことを特徴とする請求項10〜請求項13のいずれかに記載の直流電源装置。
  15. 前記整流手段を構成する前記整流素子がすべてMOSFETである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の直流電源装置。
  16. 前記MOSFETは、スーパージャンクション構造を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の直流電源装置。
  17. 前記MOSFETは、GaN(窒化ガリウム)、SiC(シリコンカーバイド)又はダイヤモンド等のワイドバンドギャップ半導体によって構成された
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の直流電源装置。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれかに記載の直流電源装置と、
    該直流電源装置の前記負荷として接続されたインバーターと、
    該インバーターによって駆動される圧縮機、凝縮器、膨張器、及び蒸発器が冷媒配管によって接続された冷凍サイクル回路と、
    を備えた
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  19. 請求項18記載の冷凍サイクル装置を備えた
    ことを特徴とする空気調和機。
  20. 請求項18記載の冷凍サイクル装置を備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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