JP2011150673A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気温度に影響を受けずに商品を予め決められた目標温度を含む所定の常温域に調整して収容することができる自動販売機を提供すること。
【解決手段】商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫3の内部空気を冷却する一方、商品収容庫3の庫内温度が目標温度以下となる場合には冷却を停止する圧縮機21及び制御部50と、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫3の内部空気を加熱する一方、商品収容庫3の庫内温度が目標温度以上となる場合には加熱を停止するヒータH及び制御部50とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に調整して販売する自動販売機に関するものである。
従来、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機として、断熱筐体である本体キャビネットの内部に、商品を収容する商品収容庫が配設されているのが一般的である。この種の自動販売機においては、商品を常温にて収容する商品収容庫、いわゆる常温庫を備えたものが知られている。
かかる常温庫を備えた自動販売機においては、商品を冷却した状態で収容する商品収容庫(冷却庫)の冷却された空気を必要に応じて常温庫に送出して当該常温庫の庫内温度を所望の温度範囲となるように調整している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−258785号公報
ところが、上述した自動販売機では、冷却庫の冷却された空気を必要に応じて常温庫に送出して、該常温庫の庫内温度を所望の温度範囲となるように調整していたために、外気温度が例えば15℃程度の春季や秋季、あるいは外気温度が30℃以上となる夏季等においては、常温庫の庫内温度を所望の温度範囲に調整することは可能であるが、外気温度が例えば5℃程度の冬季では、常温庫の庫内温度を所望の温度範囲に調整することが困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、外気温度に影響を受けずに商品を予め決められた目標温度を含む所定の常温域に調整して収容することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、商品を予め決められた目標温度を含む常温域に調整して収容する商品収容庫を備えた自動販売機において、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度を下回る場合には冷却を停止する冷却手段と、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度を超える場合には加熱を停止する加熱手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、商品を予め決められた目標温度を含む常温域に調整して収容する商品収容庫を備えた自動販売機において、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記許容上限温度以下となる場合には冷却を停止する冷却手段と、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記許容下限温度以上となる場合には加熱を停止する加熱手段と、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高く、かつ前記許容上限温度よりも低い第1動作温度を超える場合、あるいは該庫内温度が前記目標温度よりも低く、かつ前記許容下限温度よりも低い第2動作温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を送風する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記第1動作温度以下となる場合、あるいは該庫内温度が前記第2動作温度以上となる場合には駆動を停止する庫内送風手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、冷却手段が、商品収容庫の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、商品収容庫の庫内温度が目標温度以下となる場合には冷却を停止し、加熱手段が、商品収容庫の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、商品収容庫の庫内温度が目標温度以上となる場合には加熱を停止するので、外気温度に影響を受けずに商品を予め決められた目標温度を含む所定の常温域に調整して収容することができるという効果を奏する。
本発明の自動販売機によれば、冷却手段が、商品収容庫の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、商品収容庫の庫内温度が許容上限温度以下となる場合には冷却を停止し、加熱手段が、商品収容庫の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、商品収容庫の庫内温度が許容下限温度以上となる場合には加熱を停止し、庫内送風手段が、商品収容庫の庫内温度が目標温度よりも高く、かつ許容上限温度よりも低い第1動作温度を超える場合、あるいは該庫内温度が前記目標温度よりも低く、かつ前記許容下限温度よりも低い第2動作温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を送風する一方、商品収容庫の庫内温度が第1動作温度以下となる場合、あるいは該庫内温度が第2動作温度以上となる場合には駆動を停止するので、冷却手段及び庫内送風手段が駆動する温度域、加熱手段及び庫内送風手段が駆動する温度域、庫内送風手段のみが駆動する温度域及びいずれも駆動させない温度域を形成することができる。そして、庫内送風手段のみが駆動する温度域を設けたことで、庫内温度が許容上限温度を超える回数、並びに庫内温度が許容下限温度を下回る回数を低減させることができ、これにより冷却手段及び加熱手段の駆動回数を低減させることができ、消費電力量の低減化を図りながら、外気温度に影響を受けずに商品を予め決められた目標温度を含む所定の常温域に調整して収容することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1である自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。 図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示す断面側面図である。 図3は、本発明の実施の形態1である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図4は、制御部が実施する常温域制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態2である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図6は、制御部が実施する常温域制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1である自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット1には、その内部に例えば2つの断熱仕切板2によって仕切られた3つの独立した商品収容庫3が左右に並んだ態様で設けてある。この商品収容庫3は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのもので、断熱構造を有している。
図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示す断面側面図である。かかる図2に示すように、本体キャビネット1の前面には、外扉4及び内扉5が設けてある。外扉4は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉5は、商品収容庫3の前面を開閉するためのものである。この内扉5は、上下に分割してあり、上側の扉5aは商品を補充する際に開閉するものである。
上記商品収容庫3には、商品収納ラック6、搬出機構7及び搬出シュータ8が設けてある。商品収納ラック6は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けてあり、この商品収納ラック6に収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ搬出するためのものである。搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品を外扉4に設けられた商品取出口4aに導くためのものである。
そして搬出シュータ8の下方域には蒸発器24及びヒータHが配設してある。蒸発器24は背面ダクトDの前面側に配設してあり、機械室9に配設された圧縮機21、凝縮器22、キャピラリーチューブ23と冷媒配管25を通じて順次接続されて冷凍サイクル20を形成している。圧縮機21は、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高温高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。凝縮器22は、通過する冷媒を凝縮させるものである。より詳細に説明すると、圧縮機21で圧縮され、かつ吐出口から吐出されて冷媒配管25を通じて送出された冷媒を周囲空気と熱交換させて凝縮させるものである。キャピラリーチューブ23は、通過する冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。
これら冷凍サイクル20で冷媒を循環させることにより、圧縮機21で圧縮された冷媒が凝縮器22で凝縮され、その後にキャピラリーチューブ23で断熱膨張されて蒸発器24を通過する。冷媒が蒸発器24を通過する際に、該蒸発器24が配設された商品収容庫3の内部空気との間で熱交換が行われて、自身が蒸発して内部空気を冷却する。蒸発した冷媒は圧縮機21に吸引される。
冷却された内部空気は庫内送風ファンF1の駆動により商品収容庫3の内部を移動し、これにより該商品収容庫3の商品収納ラック6に収納された商品は所望の温度(例えば5℃)に冷却されることになる。
ヒータHは、蒸発器24の前面側に配設してある。このヒータHは通電状態となることにより周囲空気を加熱するものである。
ヒータHにより加熱された空気は、庫内送風ファンF1の駆動により商品収容庫3の内部を移動し、これにより該商品収容庫3の商品収納ラック6に収納された商品は所望の温度(例えば55℃)に加熱されることになる。
図3は、本発明の実施の形態1である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。この図3に示すように、自動販売機は、庫内温度センサS1及び制御部30を備えている。
庫内温度センサS1は、各商品収容庫3の内部にそれぞれ配設されており、自身が配設された商品収容庫3の庫内温度を検知して、その検知信号を制御部30に出力するものである。
制御部30は、メモリ40に予め記憶されたプログラムやデータにしたがって各商品収容庫3の庫内温度を制御するものである。尚、この制御部30は、自動販売機の基本動作を制御する主制御部(図示せず)に組み込まれていても良いし、該主制御部とは独立して設けてあっても良い。ここでメモリ40には種々の情報が記憶してあり、本発明の特徴的なものとしては、常温域温度情報が記憶してある。常温域温度情報は、上記商品収容庫3のうち収容する商品を常温域に調整する商品収容庫(常温庫)3での目標温度及び許容上下限温度を含むものである。一例を示すと、目標温度が例えば25℃で、許容上限温度が目標温度よりも例えば5℃高い30℃、許容下限温度が目標温度よりも例えば5℃低い20℃である。
制御部30は、入力処理部31、比較部32、圧縮機駆動処理部33及びヒータ駆動処理部34を備えている。
入力処理部31は、庫内温度センサS1からの温度信号を入力処理するものである。比較部32は、入力処理部31を通じて入力処理された庫内温度と、メモリ40から読み出した目標温度及び許容上下限温度のいずれかとを比較するものである。圧縮機駆動処理部33は、圧縮機21に駆動指令、あるいは駆動停止指令を与えて駆動、あるいは駆動停止させるものである。ヒータ駆動処理部34は、ヒータHに駆動、あるいは駆動停止指令を与えて、通電状態、あるいは非通電状態にさせるものである。
図4は、制御部が実施する常温域制御処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる処理内容を説明しながら本実施の形態1である自動販売機の動作について説明する。ここでは、一つの商品収容庫3が常温庫として設定されているものとし、かかる商品収容庫3の温度制御について説明する。
常温域制御処理における制御部30は、圧縮機21が駆動している状態で入力処理部31を通じて当該常温庫3の庫内温度を入力処理した場合(ステップS101:Yes,ステップS102:Yes)、比較部32を通じてメモリ40より目標温度を読み出して、かかる目標温度と庫内温度とを比較する(ステップS103)。
庫内温度が目標温度以下となる場合には(ステップS103:Yes)、制御部30は、圧縮機駆動処理部33を通じて圧縮機21に駆動停止指令を与えて圧縮機21を駆動停止させ(ステップS104)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、常温域にあり、その後上昇する方向に推移する。
庫内温度が目標温度を超える場合には(ステップS103:No)、制御部30は、圧縮機21の駆動を維持させ(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、低下する方向に推移する。
圧縮機21が駆動停止し、かつヒータHが駆動している状態で入力処理部31を通じて当該常温庫3の庫内温度を入力処理した場合(ステップS101:No,ステップS106:Yes,ステップS107:Yes)、制御部30は、比較部32を通じてメモリ40より目標温度を読み出して、かかる目標温度と庫内温度とを比較する(ステップS108)。
庫内温度が目標温度以上となる場合には(ステップS108:Yes)、制御部30は、ヒータ駆動処理部34を通じてヒータHに駆動停止指令を与えてヒータHを駆動停止させ(ステップS109)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、ヒータHが非通電状態になるので常温域にあってその後に低下する方向に推移する。
庫内温度が目標温度を下回る場合には(ステップS108:No)、制御部30は、ヒータHの駆動を維持させ(ステップS110)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、上昇する方向に推移する。
圧縮機21及びヒータHが駆動停止している状態で入力処理部31を通じて当該常温庫3の庫内温度を入力処理した場合(ステップS101:No,ステップS106:No,ステップS111:Yes)、制御部30は、比較部32を通じてメモリ40より許容上限温度及び許容下限温度を読み出して、かかる目標温度と、許容上限温度、あるいは許容下限温度とを比較する。
庫内温度が許容上限温度を超える場合には(ステップS112:Yes)、制御部30は、圧縮機駆動処理部33を通じて圧縮機21に駆動指令を与えて圧縮機21を駆動させ(ステップS113)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、低下する方向に推移する。
庫内温度が許容下限温度を下回る場合には(ステップS112:No,ステップS114:Yes)、制御部30は、ヒータ駆動処理部34を通じてヒータHに駆動指令を与えてヒータHを駆動させ(ステップS115)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、上昇する方向に推移する。
一方、庫内温度が許容下限温度以上であって許容上限温度以下の場合(ステップS112:No,ステップS114:No)、すなわち庫内温度が常温域にある場合には、制御部30は、処理を行うことなく現状を維持し、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このように本実施の形態1である自動販売機においては、制御部30は、該当する商品収容庫(常温庫)3の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には圧縮機21を駆動させて該常温庫3の内部空気を冷却する一方、該常温庫3の庫内温度が目標温度以下となる場合には圧縮機21を駆動停止させて該常温庫3の内部空気の冷却を停止する。また、制御部30は、該当する常温庫3の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、ヒータHを通電状態にして該常温庫3の内部空気を加熱する一方、該常温庫3の庫内温度が目標温度以上となる場合にはヒータHを非通電状態にして加熱を停止する。
つまり、冷凍サイクル20(特に圧縮機21及び蒸発器24)、並びに制御部30が、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫3の内部空気を冷却する一方、商品収容庫3の庫内温度が目標温度以下となる場合には冷却を停止する冷却手段を構成しており、ヒータH及び制御部30が、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫3の内部空気を加熱する一方、商品収容庫3の庫内温度が目標温度以上となる場合には加熱を停止する加熱手段を構成している。
以上説明したように本実施の形態1である自動販売機によれば、制御部30が、該当する商品収容庫(常温庫)3の庫内温度が許容上限温度を超える場合には圧縮機21を駆動させて該常温庫3の内部空気を冷却する一方、該常温庫3の庫内温度が目標温度以下となる場合には圧縮機21を駆動停止させて該常温庫3の内部空気の冷却を停止し、かつ、該当する常温庫3の庫内温度が許容下限温度を下回る場合には、ヒータHを通電状態にして該常温庫3の内部空気を加熱する一方、該常温庫3の庫内温度が目標温度以上となる場合にはヒータHを非通電状態にして加熱を停止するので、外気温度に影響を受けずに該当する商品収容庫3に収容する商品を所望の温度域、すなわち常温域に調整することができる。
また、上記自動販売機によれば、該当する商品収容庫3の庫内温度が許容上限温度を超える場合に圧縮機21を駆動させ、当該庫内温度が目標温度以下となる場合に圧縮機21を駆動停止させており、当該庫内温度が許容下限温度を下回る場合にヒータHを駆動させ、当該庫内温度が目標温度以上となる場合にヒータHを駆動停止させているので、圧縮機21の駆動を行う時点と、ヒータHの駆動停止を行う時点との間には、該当する商品収容庫3の庫内温度が目標温度から許容上限温度に推移するのに要する時間に相当する分だけ時間差があり、また圧縮機21の駆動停止を行う時点と、ヒータHの駆動を行う時点との間には、該当する商品収容庫3の庫内温度が目標温度から許容下限温度に推移するのに要する時間に相当する分だけ時間差がある。そのため、チャタリング等が生じてしまうことを抑制することができる。
<実施の形態2>
図5は、本発明の実施の形態2である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。尚、上述した実施の形態と同一の構成を有するものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
この図5に示すように、自動販売機は、庫内温度センサS1及び制御部50を備えている。
庫内温度センサS1は、各商品収容庫3の内部にそれぞれ配設されており、自身が配設された商品収容庫3の庫内温度を検知して、その検知信号を制御部50に出力するものである。
制御部50は、メモリ60に予め記憶されたプログラムやデータにしたがって各商品収容庫3の庫内温度を制御するものである。尚、この制御部50は、自動販売機の基本動作を制御する主制御部(図示せず)に組み込まれていても良いし、該主制御部とは独立して設けてあっても良い。ここでメモリ60には種々の情報が記憶してあり、本発明の特徴的なものとしては、常温域温度情報が記憶してある。常温域温度情報は、上記商品収容庫3のうち収容する商品を常温域に調整する商品収容庫(常温庫)3での目標温度、許容上下限温度及び動作温度を含むものである。一例を示すと、目標温度が例えば25℃で、許容上限温度が目標温度よりも例えば5℃高い30℃、許容下限温度が目標温度よりも例えば5℃低い20℃であり、第1動作温度が目標温度よりも例えば3℃高く、かつ許容上限温度よりも2℃低い28℃、第2動作温度が目標温度よりも3℃低く、かつ許容下限温度よりも2℃高い22℃である。
制御部50は、入力処理部51、比較部52、圧縮機駆動処理部53、ヒータ駆動処理部54及びファン駆動処理部55を備えている。
入力処理部51は、庫内温度センサS1からの温度信号を入力処理するものである。比較部52は、入力処理部51を通じて入力処理された庫内温度と、メモリ60から読み出した目標温度、許容上下限温度及び動作温度(第1動作温度、第2動作温度)のいずれかとを比較するものである。圧縮機駆動処理部53は、圧縮機21に駆動指令、あるいは駆動停止指令を与えて駆動、あるいは駆動停止させるものである。ヒータ駆動処理部54は、ヒータHに駆動、あるいは駆動停止指令を与えて、通電状態、あるいは非通電状態にさせるものである。ファン駆動処理部55は、庫内送風ファンF1に駆動指令、あるいは駆動停止指令を与えて、所望の回転数で駆動、あるいは駆動停止させるものである。
図6は、制御部が実施する常温域制御処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる処理内容を説明しながら本実施の形態2である自動販売機の動作について説明する。ここでは、一つの商品収容庫3が常温庫として設定されているものとし、かかる商品収容庫3の温度制御について説明する。
常温域制御処理における制御部50は、入力処理部51を通じて当該常温庫3の庫内温度を入力処理した場合(ステップS201:Yes)、比較部52を通じてメモリ60より第1動作温度を読み出して、かかる第1動作温度と庫内温度とを比較する(ステップS202)。
庫内温度が第1動作温度を上回る場合には(ステップS202:Yes)、制御部50は、比較部52を通じてメモリ60より許容上限温度を読み出し、かかる許容上限温度と庫内温度とを比較する(ステップS203)。
庫内温度が許容上限温度を上回っている場合には(ステップS203:Yes)、次の処理を行う。すなわち、庫内送風ファンF1が駆動しているか否かを判断し(ステップS204)、庫内送風ファンF1が駆動していない場合には(ステップS204:No)、ファン駆動処理部55を通じて庫内送風ファンF1に駆動指令を与えて駆動させ(ステップS205)、その後に圧縮機駆動処理部53を通じて圧縮機21に駆動指令を与えて圧縮機21を駆動させる(ステップS206)。
また、上記ステップS204において庫内送風ファンF1が駆動している場合には(ステップS204:Yes)、制御部は、上記ステップS206の処理を行い、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、低下する方向に推移する。
一方、上記ステップS203において庫内温度が許容上限温度以下である場合(ステップS203:No)、すなわち庫内温度が第1動作温度を上回っていて、かつ許容上限温度以下である場合、制御部は、ファン駆動処理部55を通じて庫内送風ファンF1に駆動指令を与えて駆動させ(ステップS207)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、第1動作温度より高く、かつ許容上限温度以下の範囲を推移しながら、徐々に上昇することとなる。
庫内温度が第1動作温度以下の場合には(ステップS202:No)、制御部50は、比較部52を通じてメモリ60より第2動作温度を読み出し、かかる第2動作温度と庫内温度とを比較する(ステップS208)。
庫内温度が第2動作温度を下回る場合には(ステップS208:Yes)、制御部50は、比較部52を通じてメモリ60より許容下限温度を読み出し、かかる許容下限温度と庫内温度とを比較する(ステップS209)。
庫内温度が許容下限温度を下回っている場合には(ステップS209:Yes)、次の処理を行う。すなわち、庫内送風ファンF1が駆動しているか否かを判断し(ステップS210)、庫内送風ファンF1が駆動していない場合には(ステップS210:No)、ファン駆動処理部55を通じて庫内送風ファンF1に駆動指令を与えて駆動させ(ステップS211)、その後にヒータ駆動処理部53を通じてヒータHに駆動指令を与えてヒータHを駆動させ(ステップS212)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
また、上記ステップS210において庫内送風ファンF1が駆動している場合には(ステップS210:Yes)、制御部は、上記ステップS212の処理を行い、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、上昇する方向に推移する。
一方、上記ステップS209において庫内温度が許容下限温度以上である場合(ステップS209:No)、すなわち庫内温度が許容下限温度以上であって、第2動作温度未満である場合、制御部は、ファン駆動処理部55を通じて庫内送風ファンF1に駆動指令を与えて駆動させ(ステップS213)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、当該常温庫3の庫内温度は、第2動作温度より低く、かつ許容下限温度以上の範囲を推移しながら、徐々に下降することとなる。
また、ステップS201で入力した庫内温度が第2動作温度以上であって第1動作温度以下の場合(ステップS202:No,ステップS208:No)、制御部は、庫内送風ファンF1、圧縮機21、ヒータHを駆動させないで、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このように本実施の形態2である自動販売機においては、制御部50は、該当する商品収容庫(常温庫)3の庫内温度が許容上限温度を超える場合には圧縮機21を駆動させるとともに庫内送風ファンF1を駆動させて該常温庫3の内部空気を冷却し、該常温庫3の庫内温度が許容上限温度以下となる場合には圧縮機21を駆動停止させて該常温庫3の内部空気の冷却を停止する。この際、庫内温度が第1動作温度を超える場合には、庫内送風ファンF1の駆動を継続し、庫内温度が第1動作温度以下となる場合に庫内送風ファンF1の駆動を停止させる。
また、制御部50は、該当する常温庫3の庫内温度が許容下限温度を下回る場合には、ヒータHを通電状態にするとともに庫内送風ファンF1を駆動させて該常温庫3の内部空気を加熱し、該常温庫3の庫内温度が許容下限温度以上となる場合にはヒータHを非通電状態にして加熱を停止する。この際、庫内温度が第2動作温度を下回る場合には、庫内送風ファンF1の駆動を継続し、庫内温度が第2動作温度以上となる場合に庫内送風ファンF1の駆動を停止させる。
以上説明したように本実施の形態2である自動販売機によれば、制御部50が、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、圧縮機21を駆動させるとともに庫内送風ファンF1を駆動させて該商品収容庫3の内部空気を冷却する一方、商品収容庫3の庫内温度が許容上限温度以下となる場合には圧縮機21の駆動を停止し、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、ヒータHを駆動させるとともに庫内送風ファンF1を駆動させて該商品収容庫3の内部空気を加熱する一方、商品収容庫3の庫内温度が許容下限温度以上となる場合にはヒータHの駆動を停止し、商品収容庫3の庫内温度が目標温度よりも高く、かつ許容上限温度よりも低い第1動作温度を超える場合、あるいは該庫内温度が前記目標温度よりも低く、かつ前記許容下限温度よりも低い第2動作温度を下回る場合には、庫内送風ファンF1を駆動させる一方、商品収容庫3の庫内温度が第1動作温度以下となる場合、あるいは該庫内温度が第2動作温度以上となる場合には庫内送風ファンF1の駆動を停止するので、圧縮機21及び庫内送風ファンF1が駆動する温度域、ヒータH及び庫内送風ファンF1が駆動する温度域、庫内送風ファンF1のみが駆動する温度域及びいずれも駆動させない温度域を形成することができる。そして、庫内送風ファンF1のみが駆動する温度域を設けたことで、庫内温度が許容上限温度を超える回数、並びに庫内温度が許容下限温度を下回る回数を低減させることができ、これにより圧縮機21及びヒータHの駆動回数を低減させることができ、消費電力量の低減化を図りながら、外気温度に影響を受けずに商品を予め決められた目標温度を含む所定の常温域に調整して収容することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1及び実施の形態2では、ヒータHを用いて商品収容庫3の内部空気を加熱していたが、本発明においては、ヒータHによる加熱に限られず、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器を該当する商品収容庫の内部に配設することにより内部空気の加熱を行ってもよい。すなわちヒートポンプ運転を適用してもよい。
1 本体キャビネット
3 商品収容庫
20 冷凍サイクル
21 圧縮機
24 蒸発器
30 制御部
31 入力処理部
32 比較部
33 圧縮機駆動処理部
34 ヒータ駆動処理部
40 メモリ
H ヒータ
S1 庫内温度センサ

Claims (2)

  1. 商品を予め決められた目標温度を含む常温域に調整して収容する商品収容庫を備えた自動販売機において、
    前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度以下となる場合には冷却を停止する冷却手段と、
    前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度以上となる場合には加熱を停止する加熱手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 商品を予め決められた目標温度を含む常温域に調整して収容する商品収容庫を備えた自動販売機において、
    前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高い許容上限温度を超える場合には、該商品収容庫の内部空気を冷却する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記許容上限温度以下となる場合には冷却を停止する冷却手段と、
    前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも低い許容下限温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を加熱する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記許容下限温度以上となる場合には加熱を停止する加熱手段と、
    前記商品収容庫の庫内温度が前記目標温度よりも高く、かつ前記許容上限温度よりも低い第1動作温度を超える場合、あるいは該庫内温度が前記目標温度よりも低く、かつ前記許容下限温度よりも低い第2動作温度を下回る場合には、該商品収容庫の内部空気を送風する一方、前記商品収容庫の庫内温度が前記第1動作温度以下となる場合、あるいは該庫内温度が前記第2動作温度以上となる場合には駆動を停止する庫内送風手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
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