JP2011149988A - レーザー定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙サイズが変わってもレーザー素子をブロック毎に分割して駆動制御が可能であり、また個々のレーザー光源素子の特性差を吸収して安定した照射を可能とするレーザー定着装置を提供する。
【解決手段】レーザー発生手段101には複数個の半導体レーザーLD1、LD2、LD3、…、LDnが内包されている。LD1〜LD3までをブロック化し、各ブロック単位で「ON−OFF」の照射駆動が可能なようにスイッチ108が設けられている。各ブロックの長さはその照射能力に応じて、各使用紙サイズの幅に対応している。定着制御部214は、スイッチ108を制御することにより、ブロック単位でレーザー照射の「ON−OFF」制御が可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、レーザー光を照射して記録紙上のトナー画像を定着するレーザー定着装置に関し、特にレーザー光源素子を配列したレーザーアレイの構成に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置(例えばプリンタ)には、用紙上に形成された未定着トナー像を熱溶融することによって用紙上に定着させる定着装置が備えられている。この定着装置の一例として、トナー画像に光を照射して、非接触でそのトナー画像を記録紙に定着させる電子写真方式の画像形成装置が知られている。この定着方式では、非接触で加熱されるため、従来の接触加熱方式であるローラ定着方式に比べ、ウォームアップが不必要であるといった特徴を有する。
このように光により非接触で定着する画像形成装置として、特許文献1にあるようなレーザーパワーを利用してトナーを定着させる定着装置が提案されている。
特許文献1によれば、低出力の半導体レーザーを複数用いて、複数のレーザー光の光源と光源から発光された各々のレーザー光を同一領域のトナー像に焦点を重ねることで、パワー不足を補いトナーを溶かし定着を行うことが記載されている。これにより、低出力で安価な半導体レーザーを使うことが可能な為、装置全体も簡単なものにできると記載されている。
又、特許文献2には、レーザー定着装置ではないが、ラインヘッドへの多階調データ入力法(64階調)として64個毎にブロック分割されたサーマルヘッドを駆動する手法が提案されている。従って、レーザーを分割してブロック毎に駆動し、駆動回路を簡易化することも考えられる。
特開2005−55516号公報 特開平8−300711号公報
特許文献1では、個々のレーザー素子を駆動するのみであり、並列回路にて個々のレーザー素子毎に駆動回路を用意する必要があり、コスト高であり、電源の容量も大きくなっていた。また、個々のレーザーには製造バラツキがある為、この特性差により安定した照射ができない場合もあった。
又、特許文献2の内容から、レーザー素子をブロック駆動するものが考えられるが、用紙サイズを考慮したブロック分割はされていなければ、結局はブロック単位で定着できない部分は、個々のレーザー素子毎に駆動しなければならなくなってしまい、特許文献1とおなじ課題を有してしまう。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、用紙サイズが変わってもレーザー素子をブロック毎に分割して駆動制御が可能であり、また個々のレーザー光源素子の特性差を吸収して安定した照射を可能とするレーザー定着装置を提供することを目的とする。
本発明は、搬送された記録紙上の未定着トナー画像を、レーザー光の照射によりトナーを溶融して定着を行うレーザー定着装置において、レーザー素子を複数個直列配置してアレイブロック化し、更に前記アレイブロックを前記記録紙の搬送幅方向に複数個直列配置したレーザー発生手段と、前記アレイブロック単位でレーザー照射の駆動制御を行なう定着制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、個々のレーザー素子毎に駆動回路を用意する必要がなく、全体の電源の容量も小さく出来るのでコストダウンが可能である。
また、本発明における前記レーザー発生手段は、前記アレイブロックを、使用する各用紙サイズの搬送幅方向の長さに対応する長さだけ複数ブロック個設けて直列配置することを特徴とする。
これにより、用紙サイズに応じて個々のレーザー素子毎に駆動回路を用意する必要がなく、ブロック単位で制御すれば良いので回路がシンプルになり、コストダウンが可能である。
また、本発明における前記用紙サイズは、A系、B系、インチ系であり、前記レーザー発生手段は、前記アレイブロックを、各系の用紙サイズの幅に対応して配置したことを特徴とする。
これにより、用紙サイズに合わせてアレイを規格化することにより、大量生産が図れ、コストダウンが期待出来る。
また、本発明におけるレーザー定着装置は、前記アレイブロックの近傍に設けて、照射されたレーザー光の強度を検出する検出手段と、予め個々のレーザー素子の出力特性のバラツキデータを記憶する記憶手段と、前記検出手段による検出値と前記記憶手段に記憶したバラツキ値とに基づいて、バラツキを修正するレーザー出力制御値を求めてフィードバック制御するフィードバック手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、個々の素子の持つ固有のレーザー出力のバラツキを吸収することにより、安定したレーザー照射が得られるので、最適な定着特性、劣化のない画像を得ることが出来る。
また、本発明における前記フィードバック制御は、電流値制御であることを特徴とする。
これにより、レーザー素子のI−V(電流―電圧)特性は一般に電圧制御を行うとある値で急激に電流値が変化するので、電圧値がわずかでも変動すると制御する上で好ましくない。レーザー照射を安定制御することで、最適な定着特性、劣化のない画像を得ることが出来る。
また、本発明における前記レーザー素子には、スイッチングトランジスタが併設されており、前記フィードバック手段は、前記スイッチングトランジスタにより、各レーザー素子の照射ON−OFFのタイミングをずらせることを特徴とする。
これにより、個々のレーザー素子の特性バラツキを吸収することが可能となり、レーザー照射を安定制御することで、最適な定着特性、劣化のない画像を得ることが出来る。
また、本発明における前記レーザー素子は、すべて同一の出力仕様のものを用いて構成したことを特徴とする。
これにより、同一規格とすることで生産が容易となり、大量生産によるコストダウンが期待出来る。又、製造バラツキも少なく出来る。
また、本発明における前記レーザー素子は、異なる出力のものを組み合わせて構成したことを特徴とする。
これにより、出力規格が異なるレーザー素子であっても、フィードバック回路を設けることで特性差を吸収出来るので、余分な在庫が償却出来、製造コストダウンが期待出来る。
また、本発明における前記アレイブロックは、ブロックごとにモジュール化されており、前記アレイブロックが搭載されているベース部材から交換可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、モジュール化することでトラブル時の交換が容易であるだけでなく、レーザーユニット全体を交換せずに故障したモジュールのみを交換すれば良いので経済的である。
本発明によれば、個々のレーザー素子毎に駆動回路を用意する必要がなく、全体の電源の容量も小さく出来るのでコストダウンが可能である。又、個々のレーザー素子の製造バラツキによる特性差を吸収するのが容易である。
乾式電子写真方式のカラー画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 レーザー定着装置の紙搬送方向から見た図である。 透過型センサの概略図である。 レーザー定着装置の紙搬送方向に対して垂直方向から見た図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 レーザー定着装置を示すブロック図である。 レーザー定着装置の他の実施例を示すブロック図である。 レーザー素子の電流―電圧特性を示した図である。 レーザー素子の出力―電流特性を示した図である。 レーザー定着装置のさらに他の実施例を示すブロック図である。 レーザー素子の駆動タイミングを示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の一実施形態について図1に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、乾式電子写真方式のカラー画像形成装置の内部構造を示す概略図である。
この画像形成装置は、例えばネットワーク上の各端末装置から送信される画像データ等に基づいて、所定の記録部材(記録紙)に対して多色又は単色の画像を形成する。
上記画像形成装置1は、可視像形成ユニット50(50Y・50M・50C・50B)、記録紙搬送手段30、定着装置40、供給トレイ20を備えている。
上記画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色に対応して、4つの可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bが並設されている。つまり、可視像形成ユニット50Yは、イエロー(Y)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Mは、マゼンダ(M)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Cは、シアン(C)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Bは、ブラック(B)のトナーを用いて画像形成を行う。具体的な配置としては、記録紙Pの供給トレイ20と定着装置40とを繋ぐ記録紙の搬送路に沿って4組の可視像形成ユニット50を配設した、所謂タンデム式である。
可視像形成ユニット50は、それぞれ実質的に同一の構成を有し、すなわち、それぞれに、感光体ドラム51、帯電器52、レーザー光照射手段53、現像器54、転写ローラ55、クリーナユニット56、が設けられており、搬送される記録紙Pに各色トナーを多重転写する。
ここで、上記感光体ドラム51は、F方向に回転して、形成される画像を担持するものである。上記帯電器52は、感光体ドラム51表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。レーザー光照射手段53は、画像形成装置1に入力された画像データに応じて、帯電器52によって帯電した感光体ドラム51表面を露光して、該感光体ドラム51表面に静電潜像を形成する。上記現像器54は、感光体ドラム51表面に形成された静電潜像を、各色のトナーによって顕像化する。転写ローラ55は、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されており、後述する記録紙搬送手段30により搬送された記録紙Pに、形成されたトナー像を転写させている。クリーナユニット56は、現像器54での現像処理、及び、感光体ドラム51に形成された画像の転写後に、感光体ドラム51表面に残留したトナーを、除去・回収する。以上のような、記録紙Pに対するトナー像の転写は、4色について4回繰り返される。
上記記録紙搬送手段30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32、搬送ベルト33からなり、記録紙Pに可視像形成ユニット50にてトナー像が形成されるように、記録紙PをZ方向に搬送するものである。駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、無端状の搬送ベルト33を架張するものであり、駆動ローラ31が所定の周速度に制御されて回転することで、無端状の搬送ベルト33を回転させている。搬送ベルト33は、外側表面に静電気を発生させており、記録紙Pを静電吸着させながら、上記記録紙Pを搬送している。
上記記録紙Pは、このようにして、搬送ベルト33に搬送されながらトナー像を転写されたあと、駆動ローラ31の曲率により搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。
レーザー定着装置40は、記録紙Pに適度な熱を与えて、トナーを溶解して記録紙Pに固定することで、堅牢な画像を形成する。
ここで、上記定着装置40について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、レーザー定着装置の紙搬送方向から見たときの図である。
定着装置40は、レーザー光を照射するレーザー照射部100と、記録紙Pを搬送する記録紙搬送装置110とから構成されている。
レーザー照射部100は、レーザー発生手段101、コリメートレンズ102、集光レンズ103、透過型センサ104から構成されている。レーザー発生手段101から発射されたレーザー光は、コリメートレンズ102により平行光になり、集光レンズ112により紙表面位置で焦点があうように、集光される。破線により光路を示す。
記録紙搬送装置110は、2本のテンションローラ111、及び112と、耐熱性の無端ベルト113から構成されており、記録紙Pは、ベルト113上を搬送される。2本のテンションローラ111、及び112は、図示しない軸芯が図示しないベアリングと接続されており、テンションローラ111は、図示しないギアを介して図示しない駆動部と接続されている。
記録紙搬送ベルト113は、ポリカーボネート、フッ化ビニリデン、ポリアミドイミド、ポリイミド(PI)などの樹脂にカーボンなどの導電性部材を分散させた素材から構成されており、記録紙搬送ベルト113の内面に接続された電源114によってバイアス電圧を印加することで、記録紙搬送ベルト113の表面(外周面)は、記録紙Pを静電吸着させる構成となっている。記録紙Pを記録紙搬送ベルト113に静電吸着させることによって、記録紙搬送ベルト113と記録紙Pが密着し、紙の浮きを防ぐことができる。紙の浮きを防ぐことで、透過型センサ104を紙面上近傍に近づけ、より早い検知が可能である。
透過型センサ104は、手前側に発光部105、奥手側に受光部106を設置している。このとき透過型センサ104は、紙搬送方向と垂直な方向で、さらに紙面と平行であって、紙両端よりも外側に配置されており、発光部105は、光照射スポットの集光領域内と集光領域内の近傍の集光領域外の紙面上近傍を光が通過するように発光し、受光部106は、それに対応した領域を受光できるように配置されている。
紙面上近傍を検知できるように透過型センサ104を配置することで、紙が燃え煙が発生したら瞬時に透過型センサ104が検知することができ、燃え広がりを防止することができる。また、紙近傍に設置することで、紙がジャムしたとき等のジャム検知も瞬時に行うことができる。
透過型センサとしては、例えば、キーエンス製LV−H300等のものが知られている。これは、発光部が660nmのレーザーダイオードとなっており、受光部では、この波長(660nm)のみを検知し、検知した光量を電圧に変換し信号が出力される。このとき、電圧の変化量を読取ることで、センサ上での透過率の変化を読取ることが可能である。
図3に透過型センサの概略図を示し、(a)は透過型センサの側面図、(b)は受光部の正面図を示す。
受光部106の受光面は、発光部105から発光する光の光軸と垂直な面であり、受光面121の側面(上下左右の4面)は遮蔽部材122を配置して、発光部105からの光以外は、検知しないように配置されている。遮蔽部材122は、光軸方向以外からの光の入光を防ぐことができる構成であればよい。また、遮蔽部材122は、アルミ等の金属部材に、受光部106が検知する波長(ここでは例えば660nm)が吸収できるような光吸収膜もしくは、反射防止膜(例えば、黒体塗装)等が塗付されていることが望ましい。
図4は、図2におけるレーザー定着装置40の紙搬送方向に対して垂直方向から見たときの図を示しており、レーザー発生手段101は、レーザー素子LD1〜LDnのn個を、紙搬送方向に対して垂直方向(記録紙搬送ベルト113の幅方向)に複数並べている(レーザーアレイ)。
例えば、一つのレーザー素子で、記録紙全面を光照射する場合、記録紙Pの搬送方向以外に記録紙搬送方向と垂直方向(記録紙搬送ベルト113の幅方向)にレーザー光をスキャンさせる必要があり、定着プロセスに時間がかかるため、高速機等の定着速度が速い場合には定着不良が発生する場合がある。又、レーザー光をスキャンさせるには、定着装置の複雑化、コストアップになる。
一方、紙搬送方向と垂直方向(記録紙搬送ベルト113の幅方向)にレーザー素子を上述のようにライン状に並べることで、紙搬送方向と垂直方向にレーザーをスキャンさせる必要がなく、必要最低限のスペースで定着装置を構成することができ、更に、高速で定着させることが可能になる。
透過型センサ104は、発光部105及び受光部106がレーザーが並べられた方向と一致するように配置され、かつ配列されたレーザー素子LD1〜LDnよりも外側に設置されている。
図5は、本実施例に係る画像形成装置の制御ブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、スキャナ201と、プリンタ202と、周辺機器203とを備えた複合機である。スキャナ201は、原稿画像を読み取る読取部211を備えている。プリンタ202は、読み取った原稿画像を適正な電気信号に変換して画像データを生成する画像処理部212、生成された画像データを印刷出力する画像形成部213、図示しない定着部のレーザー光照射や定着部の駆動を制御する定着制御部214、プリンタ202全体を制御する制御部215を備えている。また、スキャナ201とプリンタ202の両方に跨って、操作部である入力部216と表示部217を備えている。周辺機器203は、後処理装置であるフィニッシャーやソーターなどを制御する周辺機器制御部218を備えている。
制御部215は、画像処理部212から受信した画像情報の印字位置情報(印刷ジョブに対して、1ページ毎のどの位置に印字するかといった信号を指す)を定着制御部214へ送信し、定着制御部214は、制御部215から受信した印字位置情報に基づいて各レーザー定着装置40を駆動してレーザー光を照射する制御を行う。制御部215は、印字情報を元に、印字開始と判断して、紙搬送装置110の図示しない第二駆動部によるベルトの回転制御を行う。
図6に、レーザー定着装置のブロック図を示す。
レーザー発生手段101には複数個の半導体レーザー(レーザー素子)LD1、LD2、LD3、…、LDnが内包されている。この半導体レーザーは図4で説明したように配列されている。そしてこれらは、例えばLD1〜LD3までをブロック化し(レーザーアレイブロックBK1)、各ブロック単位で「ON−OFF」の照射駆動が可能なようにスイッチ108が設けられている。こうしたレーザーアレイブロックが、全体としてBKNブロックまでN個用意されている。尚、図ではLD1〜LD3までをブロック化して説明したが、これに限定されるものではなく使用する素子の性能に応じて3個以外であっても問題ない。
又、各ブロックの長さはその照射能力に応じて、各使用紙サイズの幅に対応している。例えば、BK1までON駆動してそれ以外をOFF駆動の場合がはがきサイズ、BK1+BK2までON駆動してそれ以外をOFF駆動の場合がB5Rサイズ、BK1+BK2+BK3までON駆動してそれ以外をOFF駆動の場合がA4Rサイズといった具合である。
なお、図示はしないが、インチ系用紙を使用する場合でも同様の方式である。
こうして定着制御部214は、スイッチ108を制御することにより、ブロック単位でレーザー照射の「ON−OFF」制御が可能となる。従って、並列回路にて個々のレーザー素子毎に駆動回路を用意する必要がなくなるので、シンプルな駆動回路で済み、電源の容量を小さく出来る。又、用紙サイズに合わせて規格化することにより、大量生産が図れ、コストダウンが期待出来るというメリットもある。
図7にレーザー定着装置の他の実施例のブロック図を示す。
前記レーザー照射ブロックBK1からレーザー光221が照射される。レーザー発生手段101の近傍にはフォトダイオード(検出手段)222があって、レーザー光221の強度をモニターする機能を有している。フォトダイオード222にはフィードバック回路223、及びメモリー回路224が接続されており、更に定着制御部214へと接続されている。
個々のレーザー素子には製造バラツキがあり、厳密にはそれぞれ特性がわずかに変わるのが普通である。メモリー回路224には予め個々の素子の標準入力に対する出力バラツキ値が記憶している。定着制御部214からの制御信号によって、各ブロックでレーザーが照射されると、各レーザー素子は、特性に応じて出力がばらつく。メモリー回路224には各レーザー素子の出力バラツキ値は記憶されているので、図7に示すように、ブロックBK1からのレーザー光のモニター値から、各レーザー素子のバラツキ解消のための制御値が求まり、フィードバック回路223により電流値の制御を行なう。
上述の電流値を制御する理由は、図8に示すが、レーザー素子のI−V(電流―電圧)特性は一般にグラフの如くであり、例えば1mWの出力を得るのに電圧制御を行うとある値で急激に電流値が変化するので制御する上で好ましくない。そこで電流値で制御を行うことになる。
尚、電流値とレーザー出力との関係は、図9の如く、比例関係にあり、この関係に基づいてレーザー出力を一定に保つように電流制御を行なう。
図7では、BK1の近傍にフォトダイオード222を配しており、このブロックからのレーザー出力を検出してフィードバック制御を行なっている。しかし、この例に限定されるものではなく、別のブロックの近傍に設けてもよいし、別のレーザー素子の位置でも良いし、複数個設けても良い。
図10にレーザー定着装置のさらに他の実施例のブロック図を示す。
レーザー発生手段101aの個々のレーザー素子LD1、LD2、LD3、…、LDnには、スイッチングトランジスタCh1、Ch2、…、Chnが併設されている。当然ながら、このレーザー素子LD1、LD2、LD3、…、LDnは、それぞれブロック(BK1〜BKN)ごとに分割されている。前述したように個々のレーザー素子には製造バラツキがあり、厳密にはそれぞれ特性がわずかに変わるのが普通である。そこでそれらの特性を吸収する為、図11の如く、スイッチングトランジスタCh1、Ch2、…、Chnにて、レーザー照射のON−OFFタイミングをずらせるような構成とした。このタイミングの設定方法としては、前述したようなメモリー回路224aには予め個々の素子の標準入力に対する出力バラツキ値が記憶してあり、フォトダイオード222aによるモニター値と比較することにより、フィードバック回路223aと定着制御部214aによりON−OFFタイミングを制御する。
フィードバック回路223aは、全レーザー素子の共通のドライバーとして動作するよう設定されているので、回路がシンプルとなり、コストダウンが図れる。
以上述べてきたレーザー素子はすべて同一出力仕様として説明した。同一仕様にした方が製造も容易であるし、製造バラツキも小さく出来るのでコストダウンが図れるからである。
しかしながら、出力仕様が異なる素子であっても前述のフィードバック回路223を用いることで、アレイブロックとして出力を最適化出来るので、用いることは可能である。こうすることで、余分な素子の在庫を持つことも少なくなり、製造コストを下げることも出来る。
又、前記用紙サイズに応じた長さに分割されたアレイブロックは、ブロックごとにモジュール化されており、前記アレイブロックが搭載されているベース部材から容易に交換可能となっている。こうすることでトラブル時の交換が容易であるだけでなく、レーザーユニット全体を交換せずに故障したモジュールのみを交換すれば良いので経済的である。
40 レーザー定着装置
50 可視像形成ユニット
51 感光体ドラム
52 帯電器
53 レーザー光照射手段
54 現像器
55 転写ローラ
56 クリーナユニット
100 レーザー照射部
101 レーザー発生手段
102 コリメートレンズ
103 集光レンズ
104 透過型センサ
105 発光部
106 受光部
108 スイッチ
110 記録紙搬送装置
111 テンションローラ
112 集光レンズ
113 記録紙搬送ベルト
114 電源
121 受光面
122 遮蔽部材
221 レーザー光
222 フォトダイオード
223 フィードバック回路
224 メモリー回路

Claims (9)

  1. 搬送された記録紙上の未定着トナー画像を、レーザー光の照射によりトナーを溶融して定着を行うレーザー定着装置において、
    レーザー素子を複数個直列配置してアレイブロック化し、更に前記アレイブロックを前記記録紙の搬送幅方向に複数個直列配置したレーザー発生手段と、
    前記アレイブロック単位でレーザー照射の駆動制御を行なう定着制御手段と、
    を備えたことを特徴とするレーザー定着装置。
  2. 前記レーザー発生手段は、前記アレイブロックを、使用する各用紙サイズの搬送幅方向の長さに対応する長さだけ複数ブロック個設けて直列配置することを特徴とする請求項1に記載のレーザー定着装置。
  3. 前記用紙サイズは、A系、B系、インチ系であり、前記レーザー発生手段は、前記アレイブロックを、各系の用紙サイズの幅に対応して配置したことを特徴とする請求項2に記載のレーザー定着装置。
  4. 前記アレイブロックの近傍に設けて、照射されたレーザー光の強度を検出する検出手段と、
    予め個々のレーザー素子の出力特性のバラツキデータを記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記定着制御手段は、前記検出手段による検出値と前記記憶手段に記憶したバラツキ値とに基づいて、バラツキを修正するレーザー出力制御値を求めてフィードバック制御するフィードバック手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレーザー定着装置。
  5. 前記フィードバック制御は、電流値制御であることを特徴とする請求項4に記載のレーザー定着装置。
  6. 前記レーザー素子には、スイッチングトランジスタが併設されており、
    前記フィードバック手段は、前記スイッチングトランジスタにより、各レーザー素子の照射ON−OFFのタイミングをずらせることを特徴とする請求項4に記載のレーザー定着装置。
  7. 前記レーザー素子は、すべて同一の出力仕様のものを用いて構成したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレーザー定着装置。
  8. 前記レーザー素子は、異なる出力のものを組み合わせて構成したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレーザー定着装置。
  9. 前記アレイブロックは、ブロックごとにモジュール化されており、前記アレイブロックが搭載されているベース部材から交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1から8に記載のレーザー定着装置。
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