JP2011149222A - コンクリートスラブの施工方法、及びコンクリートスラブ - Google Patents

コンクリートスラブの施工方法、及びコンクリートスラブ Download PDF

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Abstract

【課題】温度収縮によるコンクリートスラブのひび割れ、亀裂を抑制することを目的とする。
【解決手段】型枠等によって区画されたコンクリート打設領域に、主筋52及び配力筋54を配筋し、コンクリート(スラブコンクリート)を打設する(第1打設工程)。次に、各区画に打設されたコンクリートが硬化したスラブブロック40を、気温の低下を待って所定値以上温度収縮させる(収縮工程)。次に、目地空間42の下にある高力ボルト46を本締めすると共に、ブラケット32のフランジ32Bと梁部材34のフランジ32Bを溶接し、ブラケット32と梁部材34とを接合する。その後、温度収縮させたスラブブロック40の間の目地空間42に充填材44を充填し、収縮したスラブブロック40同士を一体してコンクリートスラブ22を構築する(第2打設工程)。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンクリートスラブの施工方法、及びコンクリートスラブに関する。
コンクリートスラブのひび割れ対策としては、コンクリートに膨張剤、収縮低減剤を添加する方法や、コンクリートスラブを先打ち領域と後打ち領域に区画し、先打ち領域に打設されたコンクリートの乾燥収縮を待ってから後打ち領域にコンクリートを打設することにより、コンクリートの乾燥収縮を低減する方法が知られている(例えば、非特許文献1)。
また、特許文献1には、大面積の土間スラブを構築する施工方法において、土間スラブを複数の領域に区画し、普通コンクリートと、膨張剤が添加されたコンクリートとを交互に打設することにより、区画間の継ぎ目地のひび割れを防止している。
ここで、コンクリートには乾燥収縮と温度収縮(気温の低下に伴う収縮)があるところ、非特許文献1及び特許文献1は、コンクリートの乾燥収縮に対する対策であり、温度収縮は考慮されていない。通常規模のコンクリートスラブであれば、乾燥収縮のみを考慮すれば十分であるが、コンクリートスラブの収縮量は規模(面積)に応じて増加するため、大規模(大面積)なコンクリートスラブでは、乾燥収縮に対する対策だけでは不十分となる場合がある。特に、免震構造物では、免震装置の直上階に構築されたコンクリートスラブが収縮すると、免震装置の上に立設された柱等がコンクリートスラブに追従して水平移動し、免震装置が水平変形(せん断変形)する。従って、免震装置の直上階に構築されたコンクリートスラブの収縮量が大きくなると、免震装置の水平変形量が、常時における免震装置の常時許容水平変形量を超えてしまい、免震装置が所定の性能を発揮できなくなる恐れがある。
鉄筋コンクリート造のひび割れ対策(設計・施工)指針・同解説 第3版版 日本建築学会
特開2007−107186号公報
本発明は、上記の事実を考慮し、温度収縮によるコンクリートスラブのひび割れ、亀裂を抑制することを目的とする。
請求項1に記載のコンクリートスラブの施工方法は、複数の区画に、スラブコンクリートを打設する第1打設工程と、前記スラブコンクリートが硬化したスラブブロックを、温度収縮又は加圧収縮させる収縮工程と、隣接する前記スラブブロックの間に充填材を充填し、収縮した前記スラブブロック同士を一体化する第2打設工程と、を備えている。
上記の方法によれば、先ず、第1打設工程において、複数の区画にスラブコンクリートを打設する。次に、収縮工程において、スラブコンクリートが硬化したスラブブロックを温度収縮又は加圧収縮させる。その後、第2打設工程において、隣接するスラブブロックの間に充填材を充填し、収縮したスラブブロック同士を一体化する。
ここで、コンクリートの収縮には、乾燥収縮と温度収縮がある。乾燥収縮はコンクリートの乾燥よって生じる収縮であり、一般的に初期において大きく収縮した後、徐々に収縮が進み、コンクリートを打設してから2〜3年程度で収縮しなくなる。一方、コンクリートは、気温の変化に伴って収縮と膨張を繰り返す。具体的には、気温が低下するとコンクリートが収縮し、気温が上昇するとコンクリートが膨張する。温度収縮とは、この気温の低下に伴う収縮を意味する。そして、これらの乾燥収縮と温度収縮が重なると、コンクリートの収縮量が過大となり、コンクリートのひび割れや亀裂の原因となる。特に、大規模なスラブでは外周部の変形量が設計値を超えてしまう場合がある。
この対策として、本発明の一の態様では、収縮工程において、スラブコンクリートが硬化したスラブブロックを温度収縮させてから、第2打設工程において、隣接するスラブブロック同士の間に充填材を充填して一体化する。従って、隣接するスラブブロックが一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブに発生する温度収縮量が減少する。従って、コンクリートスラブのひび割れや亀裂が抑制されると共に、収縮によるコンクリートスラブの外周部の変形量が低減される。
また、本発明の他の態様では、収縮工程において、スラブコンクリートが硬化したスラブブロックを加圧収縮により強制的に収縮させてから、隣接するスラブブロック同士の間に充填材を充填して一体化する。即ち、将来的に発生する温度収縮を見越して、各スラブブロックを予め加圧収縮することにより、実際の温度収縮を待たずに、隣接するスラブブロック同士の間に充填材を充填して一体化する。この加圧収縮によって、実際の温度収縮が相殺され、隣接するスラブブロックが一体化されて面積が大きくなったコンクリートスラブに発生する温度収縮量が減少する。従って、コンクリートスラブのひび割れや亀裂が抑制されると共に、収縮によるコンクリートスラブの外周部の変形量が低減される。
請求項2に記載のコンクリートスラブの施工方法は、請求項1に記載のコンクリートスラブの施工方法において、隣接する前記スラブブロックを支持する梁同士を前記収縮工程以前に接合せず、該収縮工程後に接合する。
上記の方法によれば、隣接するスラブブロックを支持する梁同士を、収縮工程後に接合する。ここで、スラブブロックを支持する梁がスラブブロックの収縮に追従して、梁に軸力等の応力が導入される場合がある。従って、収縮工程以前に、隣接するスラブブロックを支持する梁同士を接合すると、梁の接合部に作用する応力が大きくなる恐れがある。本発明では、収縮工程以前に梁同士を接合しないため、梁の接合部に作用する応力が低減される。
請求項3に記載のコンクリートスラブの施工方法は、請求項2に記載のコンクリートスラブの施工方法において、前記梁が架設された柱が、免震装置に支持され、一体化された前記スラブブロックの収縮量が、前記免震装置の常時許容水平変形量以下となるように、前記収縮工程にて前記スラブブロックを温度収縮又は加圧収縮させる。
上記の構成によれば、梁が架設された柱が免震装置に支持されている。従って、一体化されたスラブブロックの収縮に梁及び柱が追従すると、柱を支持する免震装置が水平変形(せん断変形)する。この免震装置の水平変形量が、常時許容水平変形量を越えると、免震装置が所定の性能を発揮できなくなる恐れがある。この対策として、本発明では、隣接するスラブブロックが一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブの収縮量が、免震装置の常時許容水平変形量以下となるように、収縮工程にてスラブブロックを温度収縮又は加圧収縮させる。従って、免震装置において、所定の免震性能が確保される。
なお、常時許容水平変形量とは、軸力がかかった状態で、地震時ではなく、常時に許容される免震装置の水平変形量であり、用いられる免震装置ごとに規定されている。
請求項4に記載のコンクリートスラブの施工方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載のコンクリートスラブの施工方法において、前記第2打設工程を冬季に行う。
上記の方法によれば、第2打設工程を冬季に行う。前述したように、コンクリートは、気温の低下に伴って収縮する。従って、冬季では、一年を通してスラブブロックの温度収縮量が最大となる。この冬季に第2打設工程を行うことにより、スラブブロックが一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブに生じる温度収縮量が、更に低減される。従って、コンクリートスラブのひび割れや亀裂が抑制される。
請求項5に記載のコンクリートスラブは、請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリートスラブの施工方法によって施工されている。
上記の構成によれば、請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリートスラブの施工方法を用いることで、隣接するスラブブロックが一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブのひび割れや亀裂が抑制される。従って、外観、耐久性等が向上されたコンクリートスラブを構築することができる。
本発明は、上記の構成としたので、温度収縮によるコンクリートスラブのひび割れ、亀裂を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法で施工されたコンクリートスラブを備えた免震構造物を示す、立面図である。 第1実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法によって施工されたコンクリートスラブを示す、平面図である。 (A)〜(C)は、第1実施形態に係るコンクリートスラブの施工手順を説明する図2の2−2線断面図に相当する図である。 (A)〜(C)は、第1実施形態に係るスラブブロックの接合部の施工手順を説明する、図3(A)〜図3(C)の拡大図である。 一般的なコンクリートスラブの気温の変化に伴う収縮、膨張サイクルを示す、グラフである。 従来のコンクリートスラブの施工手順を説明する、図2の2−2線断面図に相当する図である。 (A)及び(B)は、第1実施形態に係るスラブブロックの接合部の変形例を示す、図4(A)に相当する図である。 (A)は、第1実施形態に係るスラブブロックの接合部の変形例を示す、図4(A)に相当する図であり、(B)は、図8(A)の平面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係る収縮工程の施工手順を説明する、図4(A)及び図4(C)に相当する図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係る収縮工程の変形例の施工手順を説明する、図3(A)、図3(C)に相当する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
先ず、第1実施形態について説明する。
<免震構造物の構成>
図1及び図2には、免震構造物10が示されている。免震構造物10は、基礎構造12と、基礎構造12の上に構築された上部構造体14と、基礎構造12と上部構造体14との間に設けられ、上部構造体14を支持する免震装置16と、を備えている。
基礎構造12は、地盤18上に敷設された基礎スラブ20と、地盤18に埋設され、基礎スラブ20に接続された杭24を備えている。基礎スラブ20は、地盤18を掘り下げて形成された免震層に構築され、また、基礎スラブ20の外周部には、擁壁26が立設されている。この基礎スラブ20に、積層ゴム支承からなる免震装置16が設置されている。
上部構造体14は複数階(複数層)からなり、角形鋼管からなる複数の柱28と、柱28の間に架設された複数の梁30を備えたラーメン構造とされている。各柱28は免震装置16の上に立設され、当該免震装置16で支持されている。また、上部構造体14の各階の梁30の上には、コンクリートスラブ22が構築されている。
図3(C)及び図4(C)に示されるように、梁30は、柱28に接合されたブラケット32と、ブラケット32の間に設けられ、両端部がブラケット32に接合される梁部材34と、を備えている。ブラケット32及び梁部材34はH形鋼からなり、接合プレート36を介して連結されている。
なお、柱28は角形鋼管に限らず、丸形鋼板、H形鋼、クロスI形鋼、CFT等でも良い。また、梁30もH形鋼に限らず、I形鋼、C形鋼、CFT等でも良い。更に、柱28は鉄骨造に限らず、コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨コンクリート造でも良い。
<コンクリートスラブの構成>
上部構造体14の各階に構築されたコンクリートスラブ22は全て同じ構成であるため、以下、免震装置16の水平変形に対し、最も影響を与える上部構造体14の最下階のコンクリートスラブ22について説明し、他階のコンクリートスラブ22の説明は省略する。
図2に示されるように、コンクリートスラブ22は、複数(本実施形態では、6つ)のスラブブロック40を備えている。隣接するスラブブロック40の間には目地空間42が形成されており、この目地空間42に充填されたコンクリート、グラウト、モルタル等の充填材44によって隣接するスラブブロック40が接合(一体化)されている(コンストラクション・ジョイント)。なお、スラブブロック40の数や配置は、適宜変更可能である。
図4(C)に示されるように、目地空間42は、ブラケット32と梁部材34の接合部の上方に設けられており、当該目地空間42に充填材44が充填されている。ブラケット32のウェブ32A及び梁部材34のウェブ34Aには接合プレート36がそれぞれ重ねられ、高力ボルト46で摩擦接合されている。また、ブラケット32のフランジ32Bと梁部材34のフランジ34Bとは溶接で接合されている。
なお、ブラケット32に接合される接合プレート36の端部に形成されたボルト孔48は、梁30の材軸方向(矢印A方向)に延びる長孔とされ、当該ボルト孔48に沿って高力ボルト46が梁30の材軸方向に移動可能となっている。即ち、ブラケット32と梁部材34とは、高力ボルト46が本締めされるまで、ボルト孔48が許容する範囲内で梁30の材軸方向へ相対移動可能となっている。
なお、梁部材34に接合される接合プレート36の端部に形成されたボルト孔(不図示)を梁30の材軸方向に延びる長孔とし、ブラケット32と梁部材34とを梁30の材軸方向へ相対変位可能に連結しても良い。
梁30で支持されたスラブブロック40には、主筋52及び配力筋54が埋設されている。主筋52は、隣接するスラブブロック40からそれぞれ突出し、その端部同士が充填材44内で重ねられている(重ね継手)。この主筋52を介して隣接するスラブブロック40の間で、せん断力、曲げモーメント等の応力が伝達可能となっている。
なお、スラブブロック40とブラケット32及び梁部材34とは、ブラケット32及び梁部材34のフランジ32B、34Bに突設されたスタッド(不図示)によって適宜接合され、スラブブロック40の収縮に、ブラケット32及び梁部材34が追従するようになっている。
次に、第1実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法の例について説明する。
図3(A)及び図4(A)に示されるように、型枠等によって区画されたコンクリート打設領域に、主筋52及び配力筋54を配筋し、コンクリート(スラブコンクリート)を打設する(第1打設工程)。なお、目地空間42の下にあるブラケット32と接合プレート36とを接合する高力ボルト46は本締めせずに仮留めにし、ブラケット32と梁部材34とを梁30の材軸方向(矢印A方向)に相対変位可能にしておく。
次に、図3(B)及び図4(B)に示されるように、気温の低下を待って、各区画に打設されたコンクリートが硬化したスラブブロック40を所定値以上温度収縮させる(収縮工程)。この際、隣接するスラブブロック40の収縮に、ブラケット32及び梁部材34がそれぞれ追従し、ブラケット32と梁部材34とが梁30の離れる方向(図4(B)において、矢印B方向)へ相対変位する。この結果、ブラケット32と梁部材34を仮留めする高力ボルト46が、接合プレート36のボルト孔48内を移動する。
次に、図3(C)及び図4(C)に示されるように、目地空間42の下にある高力ボルト46を本締めすると共に、ブラケット32のフランジ32Bと梁部材34のフランジ32Bを溶接し、ブラケット32と梁部材34とを接合する。その後、スラブブロック40の間の目地空間42に充填材44を充填し、温度収縮させたスラブブロック40同士を一体してコンクリートスラブ22を構築する(第2打設工程)。
ここで、図5には、一般的なコンクリートスラブの気温の変化に伴う収縮、膨張サイクルが示されている。図5から判るように、コンクリートスラブは、気温が低下する夏から冬にかけて収縮(以下、「温度収縮」という場合がある)し、逆に気温が上昇する冬から夏にかけて膨張(以下、「温度膨張」という場合がある)する。これとは別に、コンクリートスラブは乾燥収縮によっても収縮する。従って、例えば、夏に打設されたコンクリートスラブでは、乾燥収縮量に温度収縮量が加算され、コンクリートスラブ全体の収縮量が大きくなる。一方、冬に打設されたコンクリートスラブでは、乾燥収縮量から温度膨張量が減算されるため、コンクリートスラブ全体の収縮量が小さくなる。
このように、乾燥収縮量に温度収縮量が加算され、コンクリートスラブの収縮量が大きくなると、ひび割れや亀裂の原因となる。特に、コンクリートスラブの収縮量は面積に応じて増加するため、大面積のコンクリートスラブでは収縮量が過大となり、ひび割れや亀裂の問題が顕著となる。
更に、図6(A)に示される比較例としてのコンクリートスラブ102を例に具体的に説明すると、夏に打設されたコンクリートスラブ102では、気温が低下する夏から冬にかけて乾燥収縮量に温度収縮量が加算され、図6(B)に示されるように、コンクリートスラブ102の収縮量Sp1、Sp2が大きくなる。従って、コンクリートスラブ102のひび割れや亀裂が発生する恐れがある。また、コンクリートスラブ102の収縮に梁30及び柱28が追従するため、コンクリートスラブ102を支持する柱28及び免震装置16の水平変形量(せん断変形量)Tp1、Tp2が大きくなる。この免震装置16の水平変形量Tp1、Tp2が常時許容水平変形量を越えると、免震装置16が所定の免震性能を発揮できなくなる恐れがある。
なお、常時許容水平変形量とは、軸力がかかった状態で、地震時ではなく、常時に許容される免震装置の水平変形量であり、用いられる免震装置ごとに規定されている。積層ゴム支承の場合、社団法人日本免震協会編の「免震建物の維持管理基準−2007−」に準拠して、例えば、積層ゴム厚の25%等に設定される。なお、コンクリートスラブ22が収縮した場合、通常、コンクリートスラブ22の中央部を支持する免震装置16よりもコンクリートスラブ22の外周部を支持する免震装置16の水平変形量が大きくなるため、コンクリートスラブ22の外周部を支持する免震装置16の水平変形量を基準に設計される。
これに対して、本実施形態では、図3(B)及び図3(C)に示されるように、隣接するスラブブロック40を一体化した後のコンクリートスラブ22の収縮量Sm1、Sm2が、免震装置16の常時許容水平変形量以下となるように、隣接するスラブブロック40を一体化する前に、各スラブブロック40を所定値以上温度収縮させる。これにより、各スラブブロック40の温度収縮が目地空間42で吸収される。従って、隣接するスラブブロック40が充填材44で一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブ22に発生する温度収縮量が減少する。従って、コンクリートスラブ22のひび割れや亀裂が抑制される。
また、コンクリートスラブ22の収縮量に応じて、柱28を支持する免震装置16の水平変形量Tm1、Tm2が小さくなる(図3(C)参照)。従って、免震装置16において、所定の免震性能が確保される。更に、コンクリートに添加する膨張剤や収縮低減剤等の添加剤を用いることなく若しくはその量を減らしても、コンクリートスラブ22の収縮を低減できるため、材料コストを削減することができる。
なお、コンクリートスラブ22では、気温の変化に伴って温度膨張と温度圧縮を繰り返すが、この温度収縮量は、隣接するスラブブロック40を一体化した直後にコンクリートスラブ22に発生する温度収縮量を超えることはない。換言すれば、隣接するスラブブロック40を一体化した後に発生するコンクリートスラブ22の温度収縮によって、免震装置16の水平変形量が常時許容水平変形量を超えることはない。ただし、コンクリートスラブ22では、コンクリートを打設してから約2〜3年の間は乾燥収縮が徐々に進むため、当該乾燥収縮を考慮し、収縮工程においてスラブブロック40を温度収縮させる温度収縮量を設定することが望ましい。
なお、前述したように、スラブブロック40の温度収縮量は、冬において最も大きくなる。従って、冬季に充填材44を充填することで、隣接するスラブブロック40が一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブ22に発生する温度収縮量をゼロ若しくは最小限に抑えることができる。よって、充填材44は、冬季に充填することが望ましい。
なお、ここで云う冬季とは、具体的には、1年のうちで月平均気温が小さくなる期間(例えば、11月〜2月)や、寒中コンクリートが適用される期間を意味する。ここで、寒中コンクリートは、日平均気温が4℃以下となったときに施工されるコンクリート(コンクリート標準示方書 土木学会)、又はコンクリート打込み後の養生期間にコンクリートが凍結するおそれのある場合に施工されるコンクリートであって、コンクリート打込み後、材齢28日までの積算温度Mが370°D・D(平均外気温3.2℃)以下となる期間に施工されるコンクリート(建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事 日本建築学会)として定義され、これらの何れの期間を用いても良い。
また、本実施形態では、気温の低下を待ってスラブブロック40を温度収縮させたが、窒素ガス等の冷気でスラブブロック40を冷却し、温度収縮を促進させても良い。
また、本実施形態では、隣接するスラブブロック40の主筋52の端部同士を重ね継手で接続したが、これに限らない。例えば、主筋52の端部同士の間に隙間を設ける空き重ね継手としても良いし、図7(A)に示されるように、主筋52の端部に、それぞれに添え筋56を重ねる添え継手としても良い。この場合、収縮工程において、スラブブロック40を所定値以上温度収縮させた後に、隣接するスラブブロック40の主筋52同士を添え筋56で接続する。
更に、図7(B)に示されるように、主筋52の端部同士をスプライススリーブ等の機械式継手58で接続しても良い。この場合は、収縮工程において、スラブブロック40を所定値以上温度収縮させた後に、機械式継手58内にグラウド等を充填し、隣接するスラブブロック40の主筋52同士を接続する。
また、本実施形態では、ブラケット32のフランジ32Bと梁部材34のフランジ34Bを溶接で接合したが、図8(A)及び図8(B)に示されるように、ブラケット32及び梁部材34のフランジ32B、34Bにスプライスプレート60をそれぞれ重ね、高力ボルト62及びナット64で摩擦接合しても良い。
なお、ブラケット32と接合されるスプライスプレート60の端部に形成されたボルト孔66は、梁30の材軸方向(矢印A方向)に延びる長孔とされ、当該ボルト孔66に沿って高力ボルト62が梁30の材軸方向に移動可能となっている。この高力ボルト62は、収縮工程においてスラブブロック40を所定値以上温度収縮させた後に、本締めされる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものは同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。
第2実施形態では、隣接するスラブブロック40を一体化する前の収縮工程において、各スラブブロック40を強制的に加圧収縮する。具体的には、図9(A)に示されるように、目地空間42に配置された加圧手段としてのジャッキ68で、隣接するスラブブロック40を押圧し、隣接するスラブブロック40が一体化され、面積が大きくなった後のコンクリートスラブ22の収縮量Sm1、Sm2(図3(C)参照)が、免震装置16の常時許容水平変形量以下となるように、隣接するスラブブロック40を所定値以上加圧収縮させる(収縮工程)。なお、図示を省略するが、ジャッキ68は各目地空間42(図2参照)に配置されており、少なくとも2つのジャッキ68で、一つスラブブロック40を両側から押圧する。
その後、図9(B)に示されるように、隣接するスラブブロック40の間の目地空間42に、充填材44を充填し、隣接するスラブブロック40を一体化してコンクリートスラブ72を構築する(第2打設工程)。
このように、将来的に発生する温度収縮を見越して、各スラブブロック40をジャッキ68で予め所定値以上加圧収縮することにより、実際にスラブブロック40に発生する温度収縮を待たずに、隣接するスラブブロック40同士の間に充填材44を充填して一体化することができる。この加圧収縮によって、実際の温度収縮が相殺され、隣接するスラブブロック40が一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブ72に発生する温度収縮量が減少する。従って、コンクリートスラブ72のひび割れや亀裂が抑制される。
また、コンクリートスラブ72の収縮量に応じて、柱28を支持する免震装置16の水平変形量Tm1、Tm2が小さくなる(図3(C)参照)。従って、免震装置16の破損、損傷が抑制される。更に、実際にスラブブロック40に発生する温度収縮を待たずに、隣接するスラブブロック40同士を一体化できるため、工期の短縮化を図ることができる。
なお、ジャッキ68には図示せぬ送りネジが設けられており、当該送りネジの捻じ込み量によって、ジャッキ68が伸縮するように構成されている。また、本実施形態では、ジャッキ68を充填材44内に埋設したが(図9(B)参照)、充填材44を充填する前にジャッキ68を撤去しても良い。
また、本実施形態では、加圧手段としてジャッキ68を用いたがこれに限らない。加圧手段は、スラブブロック40を圧縮可能であれば良く、例えば、スラブブロック40、若しくはスラブブロック40を支持する柱28や梁30をPC鋼材で、内側へ引っ張ることにより、スラブブロック40を圧縮しても良い。
具体的には、図10(A)及び図10(B)に示されるように、対向する梁30のブラケット32の間には、ターンバックル74で接続された2本のPC鋼材(PC鋼線、PC鋼棒等)76が張り渡されている。各PC鋼材76の一端はブラケット32のウェブ32Aをそれぞれ貫通し、当該一端のネジ部に取り付けられたナット78によってウェブ32Aに固定されている。各PC鋼材76の他端は、ターンバックル74のフック74Aにそれぞれ引っ掛けられている。これらのPC鋼材76及びターンバックル74によって、加圧手段が構成されている。
ここで、ターンバックル74でPC鋼材76に張力を付与することにより、対向するブラケット32の間隔が狭くなり、梁30で支持されたスラブブロック40が圧縮される。即ち、本実施形態では、スラブブロック40が一体化され、面積が大きくなったコンクリートスラブ82の収縮量Sm1、Sm2(図3(C)参照)が、免震装置16の常時許容水平変形量以下となるように、ターンバックル74で、隣接するスラブブロック40を所定値以上加圧収縮させる(収縮工程)。その後、図9(B)に示されるように、隣接するスラブブロック40の間の目地空間42に、充填材44を充填し、隣接するスラブブロック40を一体化してコンクリートスラブ82を構築する(第2打設工程)。これにより、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第1、第2実施形態において、スラブブロック40のコンクリート(スラブコンクリート)や充填材44に、乾燥収縮剤、膨張剤等の添加剤を添加し、コンクリートスラブ22、72の収縮量を更に低減しても良い。また、スラブブロック40には、軽量コンクリートや、繊維補強コンクリート等の種々のコンクリートを用いることができる。
また、上記第1実施形態では、上部構造体14の各階にコンクリートスラブ22を構築したがこれに限らず、上部構造体14の特定の階にのみコンクリートスラブ22を構築しても良い。ただし、免震構造物10では、少なくとも免震装置16の直上階にコンクリートスラブ22を構築することが望ましい。免震装置16の直上階のコンクリートスラブ22の収縮が、免震装置16の水平変形に対して最も影響を与えるためである。一方、上部構造体14の上層階では、コンクリートスラブ22の収縮が、柱28等の変形によって吸収されるため、免震装置16の水平変形に対する影響は小さくなる。第2実施形態についても同様である。
また、上記第1、第2実施形態は、いわゆる地下基礎免震の免震構造物10を例に説明したが、中間免震の免震構造物にも適用可能である。
更に、上記第1、第2実施形態では、収縮工程において、スラブブロック40を温度収縮又は加圧収縮させる収縮量を、免震装置16の常時許容水平変形量に基づいて設定したが、これに限らない。例えば、コンクリートスラブ22、72、82の許容圧縮量に基づいてスラブブロック40を温度収縮又は加圧収縮させる収縮量を設定しても良いし、柱28の移動量や梁30の許容軸力に基づいて、スラブブロック40を温度収縮又は加圧収縮させる収縮量を設定しても良い。
更にまた、上記第1、第2実施形態では、免震構造物に限らず、耐震構造物、制振構造物等の種々の構造物に適用することができる。第1、第2実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法によってコンクリートスラブを構築することで、コンクリートスラブのひび割れや亀裂を抑制することができる。
以上、本発明の第1、第2実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、第1、第2実施形態を組み合わせて用いてもよいし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
12 基礎構造
14 上部構造体
16 免震装置
22 コンクリートスラブ
28 柱
30 梁
40 スラブブロック
44 充填材
72 コンクリートスラブ
82 コンクリートスラブ

Claims (5)

  1. 複数の区画に、スラブコンクリートを打設する第1打設工程と、
    前記スラブコンクリートが硬化したスラブブロックを、温度収縮又は加圧収縮させる収縮工程と、
    隣接する前記スラブブロックの間に充填材を充填し、収縮した前記スラブブロック同士を一体化する第2打設工程と、
    を備えるコンクリートスラブの施工方法。
  2. 隣接する前記スラブブロックを支持する梁同士を前記収縮工程以前に接合せず、該収縮工程後に接合する請求項1に記載のコンクリートスラブの施工方法。
  3. 前記梁が架設された柱が、免震装置に支持され、
    一体化された前記スラブブロックの収縮量が、前記免震装置の常時許容水平変形量以下となるように、前記収縮工程にて前記スラブブロックを温度収縮又は加圧収縮させる請求項2に記載のコンクリートスラブの施工方法。
  4. 前記第2打設工程を冬季に行う請求項1〜3の何れか1項に記載のコンクリートスラブの施工方法。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリートスラブの施工方法によって施工されたコンクリートスラブ。
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