JP2011148537A - 把手付き包装用紙箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】矩形台紙から必要な紙片を打ち抜いた残りの不要紙片の割合を小さくでき形状変形も容易な把手付き包装用紙箱を提供する。
【解決手段】矩形厚紙の一方の縦辺縁より他方の縦辺縁に向け矩形状の左前糊代板片、左前側板片、前側板片、右前側板片、右前糊代板片、右後糊代板片、右後側板片、後側板片、左後側板片、左後糊代板片の板片を横方向中央を通る縦折り目線に対称に形成し、それらの上下辺縁に蓋板片と底板片を上下対称に延出形成する。左右の前糊代板片、左右の後糊代板片の上辺縁を繋ぐ門型把手を形成して中央に縦切り目を入れて4個の逆L字形状の把手板片を形成する。全体を中央縦折り目線で山折りして重ね、各糊代板片、把手板片の接合面を糊付けし、前後の側板片を前後に広げて箱胴部を形成した上で底板片、蓋板片を折り曲げて箱底、箱蓋を形成し、糊付けした左右把手の重なり部分を糊付けして門型把手とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、菓子、チョコレート等を収納して販売するのに好適な把手付き包装用紙箱に関する。
この種の把手付き包装用紙箱の構成法については従来、多数の技術が開示されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。図9はその一つ(特許文献1参照)である把手付き包装用紙箱100の外形図である。この把手付き包装用紙箱100は図10の展開図に示すように、周壁を構成すべく順次連設された側壁111a、bおよび端壁112a、bと、側壁111a、bの上端に連設された上フラップ114a、bと、側壁111a、bおよび端壁112a、bの下端に連設された底フラップ113a、b、c、dと、上フラップ114a、bに連設されたハンドル片118a、bと、端壁112a、bの上端に連設された固定片115a、bから構成されている。
このような展開図で表される把手付き包装用紙箱100のブランクは、図中に示した1枚の四角形台紙101を打ち抜いて形成される。ところで図中に斜線で示した部分の紙片は不要紙片として廃棄処分される。廃棄処分する紙片の割合が高いと原材料費がかさみ、資源の無駄になる。従来の把手付き包装用紙箱100には、この不要となる紙片の割合が高いという問題があった。また、従来の把手付き包装用紙箱100は箱胴断面が矩形のものが殆どで包装用としては面白みに欠けるという問題もあった。
特開2003−200921号公報 特開平11−001222号公報 特開平11−208640号公報
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は四角形台紙から把手付き包装用紙箱の構成に必要な紙片を打ち抜き形成した残りの不要紙片の割合を小さくすることができ、且つ同じ設計思想により箱胴断面を四角形以外の面白みのある形状とすることが容易な把手付き包装用紙箱を提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、一枚の矩形厚紙から組み立てられる把手付き包装用紙箱であって、矩形厚紙の縦方向に伸びる一方の縦辺縁の中央部分より対向する他方の縦辺縁に向けて縦折り目線を介して横方向に順に連設した同一縦幅で矩形状の左前糊代板片、左前側板片、前側板片、右前側板片、右前糊代板片、右後糊代板片、右後側板片、後側板片、左後側板片、左後糊代板片の10個の側板片と、左前側板片、前側板片、右前側板片、右後側板片、後側板片、左後側板片の各板片の上縁から横折り目線を介して延出形成した左前蓋板片、前蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、後蓋板片、左後蓋板片の6個の蓋板片と、左前側板片、前側板片、右前側板片、右後側板片、後側板片、左後側板片の各板片の下縁から横折り目線を介して左前蓋板片、前蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、後蓋板片、左後蓋板片の各蓋板片を横折り目線回りに裏返した形状に延出形成した左前底板片、前底板片、右前底板片、右後底板片、後底板片、左後底板片の6個の底板片と、左前糊代板片、右前糊代板片、右後糊代板片、左後左糊代板片の各板片の上縁に折り目線を介することなく連設した左前把手板片、右前把手板片、右後把手板片、左後把手板片の逆L字形状の4個の把手板片とから構成され、右前糊代板片と右後糊代板片との間の縦折り目線を中央縦折り目線とするとき、右前把手板片と右後把手板片とは該中央縦折り目線の延長部折り目を介して連設してあり、逆L字形状の左前把手板片と右前把手板片は、その逆L字形状の屈曲内側周縁がそれぞれ左前蓋板片と前蓋板片、前蓋板片と右前蓋板片の周縁と切り目にて分離形成され、逆L字形状の屈曲外側周縁は右前把手板片と右後把手板片との連設部を除き前記矩形厚紙の周縁で形成され、逆L字形状における左前糊代板片、右前糊代板片に連設されてない側のそれぞれの端縁は縦方向の切り目を挟んで隣接した状態に形成してあり、中央縦折り目線よりも一方の縦辺縁側に配置された13個の板片と、他方の縦辺縁側に配置された13個の板片とはそれぞれの形状と配置とが中央縦折り目線に対して線対称に形成してあり、これら26個の板片にて箱を組み立てる際は、それらを形成した矩形厚紙を中央縦折り目線にて山折りして重ね合わせ、右前糊代板片と右後糊代板片、右前把手板片と右後把手板片、左前糊代板片と左後糊代板片、左前把手板片と左後把手板片の各接合面をそれぞれ糊付けし、次に左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に谷折りし、左前側板片と前側板片、前側板片と右前側板片、右後側板片と後側板片、後側板片と左後側板片とはそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に山折りして矩形断面の箱胴部を形成し、次に箱胴部の形成により生じる糊付けした左前把手板片と左後把手板片からなる左把手片と、右前把手板片と右後把手板片からなる右把手片との重なり部分の接合面を糊付けして門型把手を形成し、次に左後底板片、右後底板片、左前底板片、右前底板片の各底板片を横折り目線にて箱胴部の底側に山折りし、その上に後底板片、前底板片を順に山折りして重ね合わせて前底板片の周縁部を接着テープにて後側板片又は後底板片に固定して箱底を形成し、次に左後蓋板片、右後蓋板片、左前蓋板片、右前蓋板片の各蓋板片を横折り目線にて箱胴部の蓋側に山折りし、その上に後蓋板片、前蓋板片を順に山折りして重ね合わせて前蓋板片の周縁部を接着テープにて後側板片又は後蓋板片に固定して箱蓋を形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱である。
このような構成の把手付き包装用紙箱は素材である矩形厚紙のうち最終的に不要となる不要紙片の全体に占める割合を小さくすることができる。そのため素材を有効活用できて素材費を少なくできる利点を有する。また、門型把手の下端が左右の糊代板片に繋がり、その糊代板片は箱胴部の側面高さ方向全体に繋がって箱胴部を支持しているため吊り下げ強度が高い。従って、高さの高い箱や重い収容物を入れる箱も容易に製作できる利点を有する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の把手付き包装用紙箱において、左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に谷折りすることに代えて、90°を超える角度θに谷折りし、左前側板片と前側板片、前側板片と右前側板片、右後側板片と後側板片、後側板片と左後側板片とはそれぞれの間の縦折り目線にて角度θと等しい角度に山折りして箱胴部を断面六角形に形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱である。
このような構成の把手付き包装用紙箱も素材である矩形厚紙のうち最終的に不要となる不要紙片の全体に占める割合を小さくすることができる。そのため素材を有効活用できて素材費を少なくできる利点を有する。また、箱胴部の断面が六角形であるため断面矩形の箱よりも包装用として面白みがある。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の把手付き包装用紙箱において、前側板片と後側板片、それらの上下に延出形成された前蓋板片と前底板片、後蓋板片と後底板片の6個の板片を無くして左前側板片と右前側板片、右後側板片と左後側板片とをそれぞれ縦折り目線を介して連設した構成とし、左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度135°に谷折りし、左前側板片と右前側板片、右後側板片と左後側板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に山折りすることにより断面矩形の箱胴部を形成し、次に左後底板片、右前底板片、右後底板片、左前底板片の各底板片を横折り目線にて箱胴部の底側に順に山折りして重ね合わせて左前底板片の周縁部を接着テープにて右後側板片又は右後底板片に固定して箱底を形成し、次に左後蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、左前蓋板片の各底板片を横折り目線にて箱胴部の蓋側に順に山折りして重ね合わせて左前蓋板片の周縁部を接着テープにて右後側板片又は右後蓋板片に固定して箱蓋を形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱である。
このような構成の把手付き包装用紙箱も素材である矩形厚紙のうち最終的に不要となる不要紙片の全体に占める割合を小さくすることができる。そのため素材を有効活用できて素材費を少なくできる利点を有する。また、門型把手は矩形断面の箱胴部の角部を吊り下げる形に取り付けられているので包装用紙箱として面白みがある。
第1の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1の完成後の斜視図である。 第1の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1の展開平面図である。 第1の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1の組立途中の斜視図である。 第2の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1aの完成後の斜視図である。 第2の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1aの組立途中の斜視図である。 第3の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1bの完成後の斜視図である。 第3の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1bの展開平面図である。 第3の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1bの組立途中の斜視図である。 従来の把手付き包装用紙箱の外観の例である。 従来の把手付き包装用紙箱の展開平面図の例である。
以下、本発明に係る把手付き包装用紙箱の構成例を実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態に係る把手付き包装用紙箱1の組立て完成後の斜視図、図2はその展開平面図、図3はその組立途中の状態を示す斜視図である。把手付き包装用紙箱1は図2に示す一枚の矩形厚紙2を素材として組み立てられる。図2における矩形厚紙2の上下方向を縦方向、水平方向を横方向とし、その左右辺縁を縦辺縁と呼ぶ。左右の縦辺縁は完成後には把手付き包装用紙箱1の高さ方向に伸びる。
図2に示すように左側の縦辺縁3aの中央部分より対向する右側の縦辺縁3bに向けて左前糊代板片4a、左前側板片5a、前側板片6a、右前側板片7a、右前糊代板片8a、右後糊代板片8b、右後側板片7b、後側板片6b、左後側板片5b、左後糊代板片4bの10個の矩形側板片が、縦辺縁3aに平行な縦折り目線10a、11a、12a、13a、14、13b、12b、11b、10bを介して横方向に順に連設形成されている。10個の矩形側板片の縦方向幅は同一にしてある。
左前側板片5a、前側板片6a、右前側板片7a、右後側板片7b、後側板片6b、左後側板片5bの各側板片の上縁には直線状に並ぶ横折り目線16a、17a、18a、18b、17b、16bを介して左前蓋板片20a、前蓋板片21a、右前蓋板片22a、右後蓋板片22b、後蓋板片21b、左後蓋板片20bの6個の蓋板片が各側板片と同一横幅で縦方向に延出形成されている。
一方、左前側板片5a、前側板片6a、右前側板片7a、右後側板片7b、後側板片6b、左後側板片5bの各側板片の下縁には同じく直線状に並ぶ横折り目線16c、17c、18c、18d、17d、16dを介して左前底板片30a、前底板片31a、右前底板片32a、右後底板片32b、後底板片31b、左後底板片30bの6個の底板片が各側板片と同一横幅で縦方向に延出形成されている。それら下縁に延出形成された各底板片の延出形状は、同じ側板片の上縁に延出形成された蓋板片を横折り目線回りに裏返した形状にしてある。
更に、左前糊代板片4a、左前側板片5a、前側板片6a、右前側板片7a、右前糊代板片8aの各上方辺縁を繋いだ折れ線と、矩形厚紙2の左側縦辺縁3aと上側横辺縁3cとの間には左前把手板片35a、右前把手板片36aの2個の把手板片が形成してあり、右後糊代板片8b、右後側板片7b、後側板片6b、左後側板片5b、左後糊代板片4bの各上方辺縁を繋いだ折れ線と、矩形厚紙2の右側縦辺縁3bと上側横辺縁3cとの間には右後把手板片36b、左後把手板片35bの2個の把手板片が形成してある。
左前把手板片35aはL字を上下逆にした逆L字形状で、逆L字下側端縁は左前糊代板片4aの上縁に折り目線を介することなく繋がっている。右前把手板片36aの形状は左前把手板片35aとは前側板片6aの横幅中央を通る縦線に対して線対称にしてあり、二つの把手板片の逆L字上側端縁は前蓋板片21aの上縁の横幅中央から矩形厚紙2の上側横辺縁3cに向けて縦に設けた切り目40を挟んで分離されている。左前把手板片35aと右前把手板片36aとは矩形厚紙2上で門形を形成しており、2つの逆L字形状の屈曲内側周縁はそれぞれ左前蓋板片20aと前蓋板片21a、前蓋板片21aと右前蓋板片22aの周縁との間に切り目を設けて分離されている。
右前糊代板片13aと右後糊代板片13bとの間の縦折り目線を中央縦折り目線14とすると、中央縦折り目線14から左側縦辺縁3aの間に存在する13個の板片と、中央縦折り目線14から右側縦辺縁3bの間に存在する13個の板片は、全てその形状と配置が中央縦折り目線14に対してそれぞれ線対称に形成してある。右前把手板片36aと右後把手板片36bとは中央縦折り目線14を挟んで背中合わせに繋がっている。
次に、このような26個の板片を形成した矩形厚紙2から把手付き包装用紙箱1を組み立てる手順について説明する。最初に矩形厚紙2を中央縦折り目線14にて山折りして重ね合わせる。次に右前糊代板片8aと右後糊代板片8b、右前把手板片36aと右後把手板片36b、左前糊代板片4aと左後糊代板片4b、左前把手板片35aと左後把手板片35bの各接合面を糊付けで貼り合わせる。
次に左前糊代板片4aと左前側板片5a、右前側板片7aと右前糊代板片8a、右後糊代板片8bと右後側板片7b、左後側板片5bと左後糊代板片4bとをそれぞれの間の縦折り目線10a、13a、13b、10bにて角度90°に谷折りし、左前側板片5aと前側板片6a、前側板片6aと右前側板片7a、右後側板片7bと後側板片6b、後側板片6bと左後側板片5bとはそれぞれの間の縦折り目線11a、12a、12b、11bにて角度90°に山折りして矩形断面の箱胴部41を形成する。
箱胴部41を形成すると、糊付けした左前把手板片35aと左後把手板片35bからなる左把手片板35cと、同じく糊付けした右前把手板片36aと右後把手板片36bからなる右把手片36cとに重なり部分が生ずるので、その重なり部分の接合面を糊付けして門型把手42を形成する。
次に、箱の底を形成すべく左後底板片30b、右後底板片32b、左前底板片30a、右前底板片32aの各底板片を横折り目線16d、18d、16c、18cにて箱胴部41の底側に山折りし、その上に後底板片31b、前底板片31aを順に横折り目線17d、17dにて山折りして重ね合わせる。その状態で前底板片31aの延出端側辺縁部を接着テープにて後側板片6b又は後底板片31bに固定して箱底を完成させる。図3は箱底までの組み立てを終えた状態の箱1の斜視図である。
箱底が完成したならば開口した蓋部から収容物を箱内に収容して箱蓋の組立てに移る。箱蓋は箱底と同様にして組み立てる。まず、図3に示すように左後蓋板片20b、右後蓋板片22b、左前蓋板片20a、右前蓋板片22aの各蓋板片を横折り目線16b、18b、16a、18aにて箱胴部41の蓋側に山折りし、その上に後蓋板片21b、前蓋板片21aを順に横折り目線17b、17aにて山折りして重ね合わせる。その状態で前蓋板片21aの延出端側辺縁部を接着テープ45にて後側板片6b又は後蓋板片21bに固定して箱底を完成させる。以上の組立てにより図1に示す把手付き包装用紙箱1が完成する。
なお、箱胴部41の断面を矩形とするために左前側板片5a、右前側板片7a、右後側板片7b、左後側板片5bの横方向幅は同一幅に形成してある。また、箱1の底部及び蓋部がそれぞれ6個の底板片、6個の蓋板片で完全に塞がれるようにするには、前底板片31a、後底板片31b、前蓋板片21a、後蓋板片21bの側板片からの延出長さを左前側板片5a、右前側板片7a、右後側板片7b、左後側板片5bに共通の横方向幅の1〜2倍の範囲にしておく必要があり、強度的観点からは2倍が好ましい。また、完成後の門型把手42の強度を高めるため、逆L字形状の把手板片の屈曲内側角部は直角にせずに図1に示すような斜めコーナーにしたりR付きコーナーにしたりするとよい。
本実施形態の把手付き包装用紙箱1は、素材である矩形厚紙2のうち最終的に不要となる紙片が図1の斜線で示した部分のみであり、全体に占める割合が小さい。従って、素材を有効活用することができ素材費用を少なくできる利点を有する。また、門型把手42の下端が左右の糊代板片4a、4b、8a、8bに繋がり、その糊代板片は箱胴部41の側面の高さ方向全体に繋がって箱胴部41を支持しているため吊り下げ強度が高い。従って、高さの高い箱や重い収容物を入れる箱も容易に製作できる利点を有する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の把手付き包装用紙箱1では箱胴部41の断面形状を矩形に形成したが、本実施形態の把手付き包装用紙箱1aはその断面形状を六角形に形成したものである。図4はその把手付き包装用紙箱1aの組立て完成後の斜視図、図5はその箱蓋部の組み立て方を説明するための組立途中の斜視図である。
把手付き包装用紙箱1aの展開平面図は図2に示した第1の実施形態のものと同じである。異なるのは箱胴部41aと箱底、箱蓋の組み立て方である。箱胴部41aを組み立てる際、左前糊代板片4aと左前側板片5a、右前側板片7aと右前糊代板片8a、右後糊代板片8bと右後側板片7b、左後側板片5bと左後糊代板片4bとはそれぞれの間の縦折り目線10a、13a、13b、10bにて90°を超える角度θに谷折りする。左前側板片5aと前側板片6a、前側板片6aと右前側板片7a、右後側板片7bと後側板片6b、後側板片6bと左後側板片5bとはそれぞれの間の縦折り目線11a、12a、12b、11bにて谷折り角度θに等しい角度に山折りする。これにより前側板片6aと後側板片6bが平行な六角形断面の箱胴部41aが形成される。
次に門型把手42aを第1の実施形態の場合と同様にして糊付けで組立て、続いて箱底、箱蓋の組み立てに移る。箱底、箱蓋の組み立て方は同じであるので、図5を参照して箱蓋の組み立て方を説明する。開口した蓋部から収容物を箱内に収容した後、左後蓋板片20b、右後蓋板片22bを横折り目線16b、18bにて箱胴部41aの蓋側に山折りし、その上に左前蓋板片20a、右前蓋板片22aを横折り目線16a、18aにて箱胴部41aの蓋側に山折りする。その上に後蓋板片21bを横折り目線17bにて山折りして重ね合わせ、最後に前蓋板片21aを横折り目線17aにて山折りして重ね合わせる。その状態で前蓋板片21aの延出端側辺縁部を接着テープ45にて後側板片6b又は後蓋板片21bに固定する。以上の組立てにより図4に示す把手付き包装用紙箱1aが完成する。
なお、前蓋板片21aの延出端側辺縁部が後蓋板片21bを飛び越して蓋部から飛び出さないようにするため、前蓋板片21a(及び、後蓋板片21b、前底板片31a、後底板片31b)の延出長さは左前側板片5a、右前側板片7a、右後側板片7b、左後側板片5bに共通の横方向幅の2倍より短くしておく。
本実施形態の把手付き包装用紙箱1aは、第1の実施形態の把手付き包装用紙箱1と同様に素材である矩形厚紙2のうち不要となる紙片の全体に占める割合を小さくできる。従って、素材を有効活用することができ素材費用を少なくできる利点を有する。また、箱胴部41aの断面が六角形であるため断面矩形の箱よりも包装用として面白みがある。
(第3の実施形態)
本実施形態の把手付き包装用紙箱1bは第1の実施形態の把手付き包装用紙箱1の変形である。第1の実施形態の把手付き包装用紙箱1では門型把手42が矩形断面の箱胴部41の側板を吊り下げる形に取り付けてあったが、本実施形態の把手付き包装用紙箱1bでは矩形断面の角部を吊り下げる形に取り付ける。包装用紙箱の形状に更なる変化を与えて面白みを増すためである。
図6はその把手付き包装用紙箱1bの組立て完成後の斜視図、図7は展開平面図、図8はその箱蓋部の組み立て方を説明するための組立途中の斜視図である。図7に示す展開平面図は、図2に示した第1の実施形態に係る把手付き包装用紙箱1の展開平面図から前側板辺6a、後側板辺6bと、それら側板辺の上下に延出形成された前蓋板片21a、前底板片31a、後蓋板片21b、後底板片31bの6個の板辺を削除したものに等しい。左前側板片5a、右前側板片7a、右後側板片7b、左後側板辺5bは矩形断面の箱胴部41bを構成する板片であり幅広の等しい横幅に形成してある。
箱底、箱蓋の除く部分の組み立て方は第1の実施形態の場合と同じである。箱胴部41bの組み立ては、左前糊代板片4aと左前側板片5a、右前側板片7aと右前糊代板片8a、右後糊代板片8bと右後側板片7b、左後側板片5bと左後糊代板片4bとをそれぞれの間の縦折り目線10a、13a、13b、10bにて135°に谷折りし、左前側板片5aと右前側板片7a、右後側板片と左後側板片5bとをそれぞれの間の縦折り目線15a、15bにて90°に山折りして行なう。これにより矩形断面の箱胴部41bが形成される。
続いて箱底、箱蓋を組み立てるが、組み立て方は同じであるので図8を参照して箱蓋の組み立て方を説明する。開口した蓋部から収容物を箱内に収容した後、左後蓋板片20b、右前蓋板片22aを横折り目線16b、18aにて箱胴部41bの蓋側に山折りし、その上に右後蓋板片22bを横折り目線18bにて山折りして重ね合わせ、最後に左前蓋板片20aを横折り目線16aにて山折りして重ね合わせる。その状態で左前蓋板片20aの延出端側辺縁部を接着テープ45にて右後蓋板片22b又は右後側板片7bに固定する。以上の組立てにより図6に示す把手付き包装用紙箱1bが完成する。
本実施形態の把手付き包装用紙箱1bも素材である矩形厚紙2bのうち最終的に不要となる紙片は図7の斜線で示した部分のみであり全体に占める割合が小さい。従って、素材を有効活用することができ素材費用を少なくできる利点を有する。また、門型把手42bは矩形断面の箱胴部41bの角部を吊り下げる形に取り付けられているので包装用紙箱として変化があって面白みが増している。
図面中、1、1a、1bは把手付き包装用紙箱、2、2bは矩形厚紙、3a、3bは縦辺縁、4aは左前糊代板片、4bは左後糊代板片、5aは左前側板片、5bは左後側板片、6aは前側板片、6bは後側板片、7aは右前側板片、7bは右後側板片、8aは右前糊代板片、8bは右後糊代板片、10a、10b、11a、11b、12a、12b、13a、13bは縦折り目線、14は中央縦折り目線、16a、16b、16c、16d、17a、17b、17c、17d、18a、18b、18c、18dは横折り目線、20aは左前蓋板片、20bは左後蓋板片、21aは前蓋板片、21bは後蓋板片、22aは右前蓋板片、22bは右後蓋板片、30aは左前底板片、30bは左後底板片、31aは前底板片、31bは後底板片、32aは右前底板片、32bは右後底板片、35aは左前把手板片、35bは左後把手板片、35cは左把手片、36aは右前把手板片、36bは右後把手板片、36cは右把手片、40は切り目、41、41a、41bは箱胴部、42、42a、42bは門型把手、45は接着テープを示す。

Claims (3)

  1. 一枚の矩形厚紙から組み立てられる把手付き包装用紙箱であって、
    前記矩形厚紙の縦方向に伸びる一方の縦辺縁の中央部分より対向する他方の縦辺縁に向けて縦折り目線を介して横方向に順に連設した同一縦幅で矩形状の左前糊代板片、左前側板片、前側板片、右前側板片、右前糊代板片、右後糊代板片、右後側板片、後側板片、左後側板片、左後糊代板片の10個の側板片と、
    前記左前側板片、前側板片、右前側板片、右後側板片、後側板片、左後側板片の各板片の上縁から横折り目線を介して延出形成した左前蓋板片、前蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、後蓋板片、左後蓋板片の6個の蓋板片と、
    前記左前側板片、前側板片、右前側板片、右後側板片、後側板片、左後側板片の各板片の下縁から横折り目線を介して前記左前蓋板片、前蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、後蓋板片、左後蓋板片の各蓋板片を横折り目線回りに裏返した形状に延出形成した左前底板片、前底板片、右前底板片、右後底板片、後底板片、左後底板片の6個の底板片と、
    前記左前糊代板片、右前糊代板片、右後糊代板片、左後左糊代板片の各板片の上縁に折り目線を介することなく連設した左前把手板片、右前把手板片、右後把手板片、左後把手板片の逆L字形状の4個の把手板片とから構成され、
    前記右前糊代板片と右後糊代板片との間の縦折り目線を中央縦折り目線とするとき、前記右前把手板片と右後把手板片とは該中央縦折り目線の延長部折り目を介して連設してあり、
    前記逆L字形状の左前把手板片と右前把手板片は、その逆L字形状の屈曲内側周縁がそれぞれ前記左前蓋板片と前蓋板片、前蓋板片と右前蓋板片の周縁と切り目にて分離形成され、逆L字形状の屈曲外側周縁は前記右前把手板片と右後把手板片との連設部を除き前記矩形厚紙の周縁で形成され、逆L字形状における前記左前糊代板片、右前糊代板片に連設されてない側のそれぞれの端縁は縦方向の切り目を挟んで隣接した状態に形成してあり、
    前記中央縦折り目線よりも前記一方の縦辺縁側に配置された13個の板片と、前記他方の縦辺縁側に配置された13個の板片とはそれぞれの形状と配置とが前記中央縦折り目線に対して線対称に形成してあり、
    これら26個の板片にて箱を組み立てる際は、それらを形成した前記矩形厚紙を前記中央縦折り目線にて山折りして重ね合わせ、前記右前糊代板片と右後糊代板片、右前把手板片と右後把手板片、左前糊代板片と左後糊代板片、左前把手板片と左後把手板片の各接合面をそれぞれ糊付けし、
    次に前記左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に谷折りし、前記左前側板片と前側板片、前側板片と右前側板片、右後側板片と後側板片、後側板片と左後側板片とはそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に山折りして矩形断面の箱胴部を形成し、
    次に前記箱胴部の形成により生じる前記糊付けした左前把手板片と左後把手板片からなる左把手片と、右前把手板片と右後把手板片からなる右把手片との重なり部分の接合面を糊付けして門型把手を形成し、
    次に前記左後底板片、右後底板片、左前底板片、右前底板片の各底板片を横折り目線にて前記箱胴部の底側に山折りし、その上に前記後底板片、前底板片を順に山折りして重ね合わせて前底板片の周縁部を接着テープにて後側板片又は後底板片に固定して箱底を形成し、
    次に前記左後蓋板片、右後蓋板片、左前蓋板片、右前蓋板片の各蓋板片を横折り目線にて前記箱胴部の蓋側に山折りし、その上に前記後蓋板片、前蓋板片を順に山折りして重ね合わせて前蓋板片の周縁部を接着テープにて後側板片又は後蓋板片に固定して箱蓋を形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱。
  2. 請求項1に記載の把手付き包装用紙箱において、前記左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に谷折りすることに代えて、90°を超える角度θに谷折りし、前記左前側板片と前側板片、前側板片と右前側板片、右後側板片と後側板片、後側板片と左後側板片とはそれぞれの間の縦折り目線にて前記角度θと等しい角度に山折りして前記箱胴部を断面六角形に形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱。
  3. 請求項1に記載の把手付き包装用紙箱において、前記前側板片と後側板片、それらの上下に延出形成された前蓋板片と前底板片、後蓋板片と後底板片の6個の板片を無くして左前側板片と右前側板片、右後側板片と左後側板片とをそれぞれ縦折り目線を介して連設した構成とし、
    前記左前糊代板片と左前側板片、右前側板片と右前糊代板片、右後糊代板片と右後側板片、左後側板片と左後糊代板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度135°に谷折りし、前記左前側板片と右前側板片、右後側板片と左後側板片とをそれぞれの間の縦折り目線にて角度90°に山折りすることにより断面矩形の箱胴部を形成し、
    次に前記左後底板片、右前底板片、右後底板片、左前底板片の各底板片を横折り目線にて前記箱胴部の底側に順に山折りして重ね合わせて左前底板片の周縁部を接着テープにて右後側板片又は右後底板片に固定して箱底を形成し、
    次に前記左後蓋板片、右前蓋板片、右後蓋板片、左前蓋板片の各底板片を横折り目線にて前記箱胴部の蓋側に順に山折りして重ね合わせて左前蓋板片の周縁部を接着テープにて右後側板片又は右後蓋板片に固定して箱蓋を形成してあることを特徴とする把手付き包装用紙箱。
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