JP2011148478A - 自動車用ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の走行に伴う振動が加わっても、該ホーンスイッチ自体が揺動するおそれのない自動車用ステアリングホイールを提供する。
【解決手段】ボスに一対形成された位置決めピン受け部33には、ホーンスイッチに突出形成された位置決めピン31が嵌合支持されてなり、位置決めピン受け部33は、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部44と、該第1テーパー部44の最深部に形成されてなると共に位置決めピン31を受容係止可能なる開口部45とよりなり、位置決めピン31は、柱状に形成されてなるメーンスタッドと、該メーンスタッドが第1テーパー部44から開口部45に案内するようメーンスタッドの先端部に複数形成されてなるガイド部と、メーンスタッドに対して溝部を介してメーンスタッド及びガイド部から離れた位置に立設されてなると共に位置決めピン受け部33の開口部45に圧接可能なる弾性片とよりなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車用ステアリングホイール、特に、ホーンを吹鳴し得るホーンスイッチを備えた自動車用ステアリングホイールに関するものである。
従来の自動車用ステアリングホイール、特に、エアバッグモジュールを兼ねたホーンを吹鳴し得るホーンスイッチをワンタッチで組み付けられる自動車用ステアリングホイールとしては、ホーンスイッチの基板に固定子スタッドを一対突設してなり、該固定子スタッドに斜めに外延する撓み可能な保持用かかり部を備え、ステアリングホイール本体には、前記固定子スタッドを受容可能なスタッド受容開口を備えているもの(先行技術文献1)が、従来技術として知られている。
実用新案登録第3047360号公報
しかしながら、かかる従来技術は、固定子スタッドに斜めに外延する撓み可能な保持用かかり部を備えているので、自動車の走行に伴う振動によりホーンスイッチ自体が揺動するおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ホーンスイッチ自体をワンタッチで取り付けられる機能を維持しつつ、自動車の走行に伴う振動が加わっても、該ホーンスイッチ自体が揺動するおそれのない自動車用ステアリングホイールを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1記載の自動車用ステアリングホイールは、ステアリングシャフトの上端部に支持可能なるボスと、該ボスに配されたホーンスイッチとより少なくとも構成されてなり、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか一方に少なくとも一対形成された位置決めピン受け部には、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか他方に突出形成された位置決めピンが嵌合支持されてなるものであって、前記位置決めピン受け部は、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部と、該第1テーパー部の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピンを受容係止可能なる開口部とよりなり、前記位置決めピンは、柱状に形成されてなるメーンスタッドと、該メーンスタッドが前記第1テーパー部から前記開口部に案内可能なるよう前記メーンスタッドの先端部に複数形成されてなるガイド部と、前記メーンスタッドに対して溝部を介して前記メーンスタッド及び前記ガイド部から離れた位置に立設されてなると共に前記位置決めピン受け部の開口部に圧接可能なる弾性片とよりなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の自動車用ステアリングホイールは、請求項1記載の前記位置決めピン受け部には、前記位置決めピンが該位置決めピン受け部の開口部に係合した状態で前記位置決めピンのガイド部に干渉しない傾きの第2テーパー部が形成されてなることを特徴とする。
更に、本発明の請求項3記載の自動車用ステアリングホイールは、請求項1又は請求項2記載の前記位置決めピンの弾性片は、前記ホーンスイッチの荷重を受け得る位置に少なくとも形成されてなることを特徴とする。
更に、本発明の請求項4記載の自動車用ステアリングホイールは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の前記位置決めピン受け部の一方は、略真円状に形成され、その他方は、前記一方と結ぶ方向に長穴状に形成されてなることを特徴とする。
更に、本発明の請求項5記載の自動車用ステアリングホイールは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の前記位置決めピン受け部の前記位置決めピンをガイドする第1テーパー部の上方には、前記位置決めピンの離脱の際に、前記位置決めピンを離脱し易い切欠部を形成してなることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか一方に形成された位置決めピン受け部には、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか他方に突出形成された位置決めピンが嵌合支持されてなるものであって、前記位置決めピン受け部は、該第1テーパー部の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピンを受容係止可能なる開口部とよりなり、前記位置決めピンには、前記位置決めピン受け部の開口部に係合した状態で、圧接可能なる弾性片を有するため、自動車の走行に伴う振動が加わっても、前記位置決めピン受け部の開口部に前記位置決めピンの弾性片が圧接されてなるので、前記ホーンスイッチ自体が確実に支持されてなり、ラフロード走行などで前記ホーンスイッチ自体が揺動するおそれがない。該弾性片は、前記位置決めピン受け部の開口部に係合する前は、適度に撓むことにより、開口部に圧接した際に、メーンスタッドが曲がらずに支持できる。また、前記位置決めピン受け部の第1テーパー部が、すり鉢状に形成されてなるため、前記ボスに前記ホーンスイッチを組み付ける際、前記ホーンスイッチの向こう側に形成されていることで隠れて見えない前記ピン受け部及び前記位置決めピンであるにもかかわらず、前記位置決めピンが前記ピン受け部の第1テーパー部によって、開口部側に案内され、ホーンスイッチ自体をワンタッチで取り付けられる機能を維持出来る。更に、前記位置決めピン受け部及び前記位置決めピンは、少なくとも一対有するため、概略の位置に前記ホーンスイッチを配すれば、それだけで、組み立てが容易となる、などの効果を奏する。
また、請求項2記載の発明によれば、前記位置決めピン受け部には、前記位置決めピンが該位置決めピン受け部の開口部に係合した状態で前記位置決めピンのガイド部に干渉しない傾きの第2テーパー部が形成されてなるため、ホーンスイッチを押し込むホーンストローク中において、第2テーパー部により前記位置決めピン受け部に干渉せず、ホーン操作荷重が重くなるようなことがない、という効果を奏する。
また、請求項3記載の発明によれば、前記位置決めピンの弾性片は、前記ホーンスイッチの荷重を受け得る位置に少なくとも形成されてなるため、前記ホーンスイッチ内にエアバッグモジュールなど比較的重量のある装置を組み込んでも、軸芯の落ち込みが生じにくいことになる、という効果を奏する。
また、請求項4記載の発明によれば、前記位置決めピン受け部の一方は、略真円状に形成され、その他方は、前記一方と結ぶ方向に長穴状に形成されてなるため、前記位置決めピン間の寸法に多少の誤差が生じても、長穴状の部分で、誤差を吸収して、組み付けが可能となる、という効果を奏する。
また、請求項5記載の発明によれば、前記位置決めピン受け部の前記位置決めピンをガイドする第1テーパー部の上方には、前記位置決めピンの離脱の際に、前記位置決めピンを離脱し易い切欠部を形成してなるため、前記位置決めピン受け部から前記位置決めピンを離脱させる際、ホーンスイッチがスライドさせるだけで外れるので、自動車用ステアリングホイールのベースから容易に離脱できる、などの効果を奏する。
本発明の実施例1に係るホーンスイッチを搭載した自動車用ステアリングホイールの斜視図。 図1のSA−SA線に沿った拡大断面図。 図1のSB−SB線に沿った拡大断面図。 図2のC部を拡大して示した断面図。 図4のD部を拡大して示した断面図。 図3のエアバッグモジュールの裏面から見た正面図。 図6の斜視図。 図3のエアバッグモジュール支持部の正面図。 図8の上側から見た斜視図。 図6の位置決めピンを真上から見た上面図。 図10のSE−SE線に沿った断面図。 図10の斜視図。 本発明の実施例2に係るホーンスイッチを搭載した自動車用ステアリングホイールの断面図。 図13の自動車用ステアリングホイールの位置決めピン受け部を上方から見た斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明において、ホーンスイッチ自体をワンタッチで取り付けられる機能を維持しつつ、自動車の走行に伴う振動が加わっても、該ホーンスイッチ自体が揺動するおそれのない自動車用ステアリングホイールを提供するという目的を、ステアリングシャフトの上端部に支持可能なるボスと、該ボスに配されたホーンスイッチとより少なくとも構成されてなり、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか一方に少なくとも一対形成された位置決めピン受け部には、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか他方に突出形成された位置決めピンが嵌合支持されてなるものであって、前記位置決めピン受け部は、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部と、該第1テーパー部の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピンを受容係止可能なる開口部とよりなり、前記位置決めピンは、柱状に形成されてなるメーンスタッドと、該メーンスタッドが前記第1テーパー部から前記開口部に案内可能なるよう前記メーンスタッドの先端部に複数形成されてなるガイド部と、前記メーンスタッドに対して溝部を介して前記メーンスタッド及び前記ガイド部から離れた位置に立設されてなると共に前記位置決めピン受け部の開口部に圧接可能なる弾性片とよりなることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例1に係る構造を、図1〜図12を用いて説明する。この実施例1の自動車用ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2の上端部に支持可能な金属製のボス3と、図示しない運転者が握持して操舵可能なるリム6と、前記ボス3及び前記リム6間に形成されてなるカバー状のホーンスイッチ27と、該ホーンスイッチ27内に常時折り畳まれて配置されてなると共にインフレータ14からのガスにより膨張することで図示しない運転者を保護可能なるエアバッグ17を備えてなり且つ前記ボス3に支持されたエアバッグモジュール支持部4に着脱自在に支持されてなるエアバッグモジュール5とより少なくとも構成されてなる。ここで、「少なくとも」というのは、ホーンスイッチ27を除く各種スイッチ類など自動車用ステアリングホイール1に組み込まれた構成部材は、この実施例1に示すもの以外の構成部材が様々あるからである。図1に示す符号7は、前記ボス3と前記リム部6とを連結したスポークである。
前記ホーンスイッチ27は、カバー状としているが、カバー全体の何処を押しても、後述するように図示しないホーンが吹鳴可能であると共に、前記エアバッグ17が膨張した際には、開裂して、前記エアバッグ17により乗員を保護可能としているが、周知のため、説明を割愛する。
前記エアバッグモジュール支持部4は、図8、図9に示すように、前記ボス3に連結した金属製のベース部8と、上側に金属により斜面状をなす第1案内部20、20を左右に対状に配してなる第1フック部材25,25と、下側、即ち、前記第1案内部20,20間を直線で結ぶ線(図8に具体的な線として示していない。)とは交差しない位置に配されてなる金属により斜面状をなす第2案内部10を有する第2フック部材26とよりなる。
符号12は、前記第1フック部材25,25それぞれ及び前記第2フック部材26並びに後述する固定部材13、13間に介在されてなる非金属製のインシュレータで、後述する第2支持体11と、前記第1フック部材25,25及び前記第2フック部材26とが直接接触しないようにしている。前記インシュレータ12は、前記エアバッグモジュール支持部4を前記ステアリングシャフト2側から覆うバックカバー9と一体に形成されてなる。
符号23は、前記前記第1フック部材25,25と、前記第2フック部材26に設けた貫通孔25a、26aに挿通してなる緩衝ポールであり、前記バックカバー9と一体に形成されてなる。
前記エアバッグモジュール5は、図6及び図7に示すように、裏側から見ると、真ん中に配されてなるインフレータ14と、図6の上側の左右端部に一対になって設けられ且つ同図の下側の左右真ん中に1個、合計3個設けられてなるガラス入りナイロン製の固定部材13と、該固定部材13の内、図6の上側の二つの固定部材13、13により保持されてなる第1支持体22、22と、前記固定部材13の内、図6の下側の一つの固定部材13により保持されてなる第2支持体11と、前記固定部材13の内、図6の上側の二つの固定部材13、13の底面それぞれに保持されてなるコイル状のスプリング15,15とを有する。該スプリング15は、図8,図9に示すように、ベース部8の第1フック部材25,25の近傍に形成されているスプリング受け35,35に支持されている。符号16は、前記エアバッグモジュール5の表側のカバー部材である。前記固定部材13それぞれの中間には、前記第1支持体22、22及び第2支持体11が露出する切欠部13aが形成されてなる。該切欠部13aから露出した前記第1支持体22、22の他端部22b、22bと、前記第2支持体11の他端部11bとが、前記第1案内部20、20及び前記第2案内部10により撓み位置から係止位置まで案内可能である。符号22a、22aは、前記第1支持体22、22の一端部であり、符号11aは、前記第2支持体11の一端部である。
前記第1支持体22及び第2支持体11は、前記エアバッグモジュール5の底面に配され且つ第1支持体22、22の他端部22b、22b及び前記第1フック部材25,25の係合部19(図3参照)と、第2支持体11の他端部11b及び前記第2フック部材26の係合部18(図3参照)との間に、上下高さ幅Hの差がある。
前記エアバッグモジュール5を前記エアバッグモジュール支持部4に乗せると、前記第1支持体22、22及び前記第2支持体11の他端部22b、11bが、第1案内部20と第2案内部10とに止まっているが、前記エアバッグモジュール5を押し込むと、一端部22a、11aがそのまま下がり、他端部22b、11bが撓み、固定部材13内に入り込むことが出来る。
前記エアバッグモジュール5を前記エアバッグモジュール支持部4から外す場合は、まず、前記第1支持体22、22の他端部22b、22bを撓ませて、前記第1フック部材25,25双方から離脱させる。すると、スプリング15、15の付勢力により、図2の白抜き矢印Lの方向に、前記エアバッグモジュール5が持ち上げられる。
前記第1支持体22、22の他端部22b、22b及び前記第1フック部材25,25の係合部19(図3参照)と、第2支持体11の他端部11b及び前記第2フック部材26の係合部18(図3参照)との間に、上下高さ幅Hの差があるので、前記第2フック部材26の係合部、即ち第2案内部10と固定部材13とがインシュレータ12を介して係合している部位を支点として、前記エアバッグモジュール5の回転が可能となることにより、前記第2フック部材26との係合部から離脱可能となる。
前記第1支持体22、22及び前記第2支持体11は、一端部22a,11aに対して、他端部22b、11bが撓み位置から係止位置に復帰可能なバネ鋼材より略U字状に形成されてなる。
前記カバー部材16は、図2に示すように、前記エアバッグモジュール5を内部に備え、囲繞部材49により周囲を囲繞している。該囲繞部材49の底部に相当する前記固定部材13に、図2及び図6に示すように、位置決めピン31が、左右に一対垂下されてなる。即ち、位置決めピン31,31の間隔が、130mmを為すように形成されてなる。
前記ボス3には、位置決めピン受け部33が、少なくとも一対形成されてなる。即ち、位置決めピン受け部33、33の間隔が、130mmを為すように形成されてなる。前記ホーンスイッチ27には、位置決めピン31が突出形成されてなり、該位置決めピン31が、前記位置決めピン受け部33に嵌合支持されてなる。
前記位置決めピン受け部33は、図4及び図5に示すように、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部44と、該第1テーパー部44の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピン31を受容係止可能なる開口部45とよりなる。
前記位置決めピン31は、図10乃至図12に示すように、円柱状に形成されてなるメーンスタッド38と、前記第1テーパー部44から前記開口部45に前記メーンスタッド38を案内可能なるよう前記メーンスタッド38の先端部38aに3方に形成されてなるガイド部37,37,37と、前記メーンスタッド38に対して溝部41を介して前記メーンスタッド38及び前記ガイド部37から離れた位置に立設されてなる爪板部39及び前記位置決めピン受け部33の開口部45に圧接可能なる爪40の先端部42を有する弾性片48,48,48とよりなる。該弾性片48の上端に形成される爪40の最も外側は、前記メーンスタッド38の中心Oに対して10.8mmに形成されている。
前記位置決めピン受け部33には、前記位置決めピン31が該位置決めピン受け部33の開口部45に係合した状態で前記位置決めピン31のガイド部37に干渉しない角度θ1の傾きの第2テーパー部46が形成されてなる。ガイド部37に干渉しない角度θ1とは、前記メーンスタッド38の中心Oに対して30度である。前記位置決めピン受け部33の開口部45に係合後の前記位置決めピン31のガイド部37の上辺50が干渉しない寸法だけ逃げた後に、前記角度θ1の6分の1の角度θ2で第3テーパー部47が形成されてなる。つまり、角度θ2とは、前記メーンスタッド38の中心Oに対して5度である。前記ガイド部37の最も外側は、前記メーンスタッド38の中心Oに対して10.0mmに形成されている。
前記位置決めピン31の弾性片48は、前記エアバッグモジュール5を含む前記ホーンスイッチ27の荷重を受け得る位置である下側に少なくとも形成されてなる。
前記位置決めピン受け部33の一方33aは、10.6mmの略真円状に形成され、その他方33bは、前記一方33aと結ぶ方向に長穴状、つまり、縦方向は10.6mmに対して横方向は11.4mmの長穴に形成されてなる。従って、前記位置決めピン受け部33に対して、片方0.1mmずつラップしていることになる。
前記カバー部材16の囲繞部材49には、可動接点32が張り出していて、前記ベース部8に固設された固定接点34に対して、前記スプリング15により常時所定の位置に離間している。図2に二点鎖線で示す可動接点32は、固定接点34に前記スプリング15の付勢力により離間している位置を示す。前記カバー部材16を押し下げると、前記スプリング15が撓んで、前記可動接点32が前記固定接点34に接続し、電気的に導通することで、周知のホーンが吹鳴する。前記カバー部材16を押し下げ量(ホーンストローク)は、1.3mmであり、前記カバー部材16を押し下げると、前記位置決めピン31も下側に移動するが、位置決めピン受け部33の開口部45と弾性片48の先端部42との圧接状態は変わらないので、ガタが生じないことになる。
前記開口部45の詳細について説明する。第1テーパー部44と第2テーパー部46との間に、図5に示すように、型割れ部PLができるが、金型製作誤差により型割れ部PLが一致せず、ずれた分、成形品に不用な段差が生じても、また、生じたバリを削除しても開口部45の直径Mの寸法精度が確保されるように、前記型割れ部PLからHa分だけずらした位置にぐいち43を形成している。
次に、この実施例1の作用を説明する。
前記位置決めピン受け部33の第1テーパー部44が、すり鉢状に形成されてなるため、前記ボス3に前記ホーンスイッチ27を組み付ける際、前記ホーンスイッチ27の向こう側に形成されていることで隠れて見えない前記位置決めピン受け部33及び前記位置決めピン31であるにもかかわらず、前記位置決めピン31が前記位置決めピン受け部33の第1テーパー部44によって、開口部45側に案内され、ホーンスイッチ27自体をワンタッチで取り付けられる機能を維持出来る、などの効果を奏する。
前記位置決めピン受け部33には、前記位置決めピン31が嵌合支持されてなるものであって、前記位置決めピン受け部33の開口部45は、第1テーパー部44の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピン31を受容係止可能なるものであって、前記位置決めピン31には、前記開口部45に係合した状態で、圧接可能なる弾性片48を有するため、自動車の走行に伴う振動が加わっても、前記開口部45に前記位置決めピン31の弾性片48が圧接されてなるので、前記ホーンスイッチ27自体が確実に支持されてなり、ラフロード走行などで前記ホーンスイッチ27自体が揺動するおそれがない、などの効果を奏する。
前記弾性片48は、前記位置決めピン受け部33の開口部45に係合する前は、適度に撓むことにより、開口部45に圧接した際に、メーンスタッド38が曲がらずに支持できる。また、更に、前記位置決めピン受け部33及び前記位置決めピン31は、少なくとも一対有するため、概略の位置に前記ホーンスイッチ27を配すれば、それだけで、組み立てが容易となる、などの効果を奏する。
また、前記位置決めピン受け部33には、前記位置決めピン31が該位置決めピン受け部33の開口部45に係合した状態で前記位置決めピン31のガイド部37に干渉しない傾きの第2テーパー部46が形成されてなるため、ホーンスイッチ27を押し込むホーンストローク中において、第2テーパー部46により前記位置決めピン受け部33に干渉せず、ホーン操作荷重が重くなるようなことがない、という効果を奏する。
また、前記位置決めピン31の弾性片48は、前記ホーンスイッチ27の荷重を受け得る位置に少なくとも形成されてなるため、前記ホーンスイッチ27内にエアバッグモジュール5など比較的重量のある装置を組み込んでも、軸芯の落ち込みが生じにくいことになる、という効果を奏する。
また、前記位置決めピン受け部33の一方は、略真円状に形成され、その他方は、前記一方と結ぶ方向に長穴状に形成されてなるため、前記位置決めピン31間の寸法に多少の誤差が生じても、長穴状の部分で、誤差を吸収して、組み付けが可能となる、という効果を奏する。
本発明の実施例2に係る構造を、図13〜図14を用いて説明する。この実施例2の自動車用ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2の上端部に支持可能な金属製のボス3と、図示しない運転者が握持して操舵可能なるリム6(図1参照)と、前記ボス3及び前記リム6間に形成されてなるカバー状のホーンスイッチ27と、該ホーンスイッチ27内に常時折り畳まれて配置されてなると共にインフレータ14からのガスにより膨張することで図示しない運転者を保護可能なるエアバッグ17(図3参照)を備えてなり且つ前記ボス3に支持されたエアバッグモジュール支持部4(図8参照)に着脱自在に支持されてなるエアバッグモジュール5とより少なくとも構成されてなることは、実施例1と同じである。
前記ボス3には、位置決めピン受け部51が、少なくとも一対形成されてなる。即ち、位置決めピン受け部51、51の間隔が、130mmを為すように形成されてなる(図8参照)。前記ホーンスイッチ27には、位置決めピン31が突出形成されてなり、該位置決めピン31が、前記位置決めピン受け部51に嵌合支持されてなる。
前記位置決めピン受け部51は、図13及び図14に示すように、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部52と、該第1テーパー部52の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピン31を受容係止可能なる開口部53と、前記位置決めピン31をガイドする第1テーパー部52の上方には、前記位置決めピン31の離脱の際に、前記位置決めピン31を離脱し易い切欠部54を形成してなる。
前記位置決めピン受け部51の左右方向の一方(図示省略)は、10.6mmの略真円状に形成され、左右方向の他方(図示省略)は、前記一方(図示省略)と結ぶ方向に長穴状、つまり、縦方向は10.6mmに対して横方向は11.4mmの長穴に形成されてなる(図8参照)。従って、前記位置決めピン受け部51に対して、片方0.1mmずつラップしていることになることは、実施例1と同じである。
次に、この実施例2の作用を説明する。
前記位置決めピン受け部51の前記位置決めピン31をガイドする第1テーパー部52の上方には、前記位置決めピン31の離脱の際に、前記位置決めピン31を離脱し易い切欠部54を形成してなるため、前記位置決めピン受け部51から前記位置決めピン31を離脱させる際、ホーンスイッチ27をスライドさせるだけで外れるので、自動車用ステアリングホイール1のベース部8から容易に離脱できる、などの効果を奏する。
前記実施例では、前記ボス3に位置決めピン受け部33、51を形成し、前記ホーンスイッチ27に位置決めピン31を形成する例として説明したが、之に限定せず、前記ボス3に位置決めピン31を形成し、前記ホーンスイッチ27に位置決めピン受け部33、51を形成しても良い。
前記実施例では、前記位置決めピン31の弾性片48は、前記エアバッグモジュール5を含む前記ホーンスイッチ27の荷重を受け得る位置である下側に少なくとも形成されてなるものとして、3個の弾性片48が形成されてなる例として説明したが、之に限定せず、上下2個であっても良い。また、一対の弾性片48のうち、左右のうち、何れか一方が3個の弾性片48、何れか他方が上下2個の弾性片48でも良い。
1 自動車用ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ボス
4 エアバッグモジュール支持部
5 エアバッグモジュール
27 ホーンスイッチ
31 位置決めピン
32 可動接点
33、51 位置決めピン受け部
34 固定接点
37 ガイド部
38 メーンスタッド
41 溝部
44、52 第1テーパー部
45 開口部
46 第2テーパー部
48 弾性片

Claims (5)

  1. ステアリングシャフトの上端部に支持可能なるボスと、該ボスに配されたホーンスイッチとより少なくとも構成されてなり、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか一方に少なくとも一対形成された位置決めピン受け部には、前記ボス及び前記ホーンスイッチの何れか他方に突出形成された位置決めピンが嵌合支持されてなる自動車用ステアリングホイールであって、
    前記位置決めピン受け部は、すり鉢状に形成されてなる第1テーパー部と、該第1テーパー部の最深部に形成されてなると共に前記位置決めピンを受容係止可能なる開口部とよりなり、前記位置決めピンは、柱状に形成されてなるメーンスタッドと、該メーンスタッドが前記第1テーパー部から前記開口部に案内可能なるよう前記メーンスタッドの先端部に複数形成されてなるガイド部と、前記メーンスタッドに対して溝部を介して前記メーンスタッド及び前記ガイド部から離れた位置に立設されてなると共に前記位置決めピン受け部の開口部に圧接可能なる弾性片とよりなることを特徴とする自動車用ステアリングホイール。
  2. 請求項1記載の自動車用ステアリングホイールであって、
    前記位置決めピン受け部には、前記位置決めピンが該位置決めピン受け部の開口部に係合した状態で前記位置決めピンのガイド部に干渉しない傾きの第2テーパー部が形成されてなることを特徴とする自動車用ステアリングホイール。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動車用ステアリングホイールであって、
    前記位置決めピンの弾性片は、前記ホーンスイッチの荷重を受け得る位置に少なくとも形成されてなることを特徴とする自動車用ステアリングホイール。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動車用ステアリングホイールであって、
    前記位置決めピン受け部の一方は、略真円状に形成され、その他方は、前記一方と結ぶ方向に長穴状に形成されてなることを特徴とする自動車用ステアリングホイール。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用ステアリングホイールであって、
    前記位置決めピン受け部の前記位置決めピンをガイドするガイド部の上方には、前記位置決めピンの離脱の際に、前記位置決めピンを離脱し易い切欠部を形成してなることを特徴とする自動車用ステアリングホイール。
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