JPH11268651A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH11268651A
JPH11268651A JP10076082A JP7608298A JPH11268651A JP H11268651 A JPH11268651 A JP H11268651A JP 10076082 A JP10076082 A JP 10076082A JP 7608298 A JP7608298 A JP 7608298A JP H11268651 A JPH11268651 A JP H11268651A
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JP
Japan
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horn
horn plate
steering wheel
mounting bolt
plate mounting
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JP10076082A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Sano
禎信 佐野
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ホーンスイッチ機構のホーンプレートとその
支持片とのなす角度に、公差内におけるばらつきを生じ
ても、可動接点と固定接点との間隔がほとんど変ること
のないステアリングホイールを提供する。 【解決手段】 ホーンスイッチ機構30は、ボス部23
に固設されてなるホーンプレート取付ボルト9と、これ
に進退自在に軸支されてなると共にホーンパッド体22
を支持片4が保持してなるホーンプレート3と、ボス部
23に固設された固定接点11に接離自在なると共にホ
ーンプレート3のホーンプレート取付ボルト9の頭部フ
ランジ9a間を結ぶ接線32より内側の位置に配設され
てなる可動接点10と、ホーンプレート3及びホーンプ
レート取付ボルト9との間に介在されてなる絶縁部材1
3とよりなり、絶縁部材13のホーンプレート取付ボル
ト9の頭部フランジ9a間を結ぶ接線より内側の位置
に、前記ホーンプレート取付ボルト9の頭部フランジ9
aに接する突起部15を形成してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ール、特に、ホーンスイッチ機構を備えてなると共にエ
アバッグ装置を内蔵したステアリングホイールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車に搭載されるステ
アリングホイールとしては、ステアリングホイール本体
のボス部にホーンスイッチ機構を備えてなると共に、こ
のホーンスイッチ機構を介して、エアバッグ装置を内蔵
したホーンパッド体を前記ボス部に保持してなる構造の
ものが知られている(特開平8ー258720号公報参
照)。
【0003】前記ホーンスイッチ機構は、前記ステアリ
ングホイール本体のボス部としてのホーンスイッチ取付
部材に対してホーンプレートが進退自在なるよう弾性的
に設けられてなり、該ホーンプレートには前記ホーンス
イッチ取付部材に固設された固定接点に接触したり、該
接触した状態から離れたり(以下接離という)する可動
接点が設けられている。
【0004】また、ホーンパッド体には、エアバッグ装
置を内蔵していて、全体を押すと図示しないホーンが吹
鳴するようになっていて、可撓性の合成樹脂よりなる。
【0005】前記エアバッグ装置は、鉄板より形成され
てなるベースプレートと、該ベースプレートに支持され
且つ不活性ガスなどを噴射可能なるインフレータと、前
記ベースプレートに支持され且つ前記インフレータから
噴射されたガスによって膨張可能であると共に常時は折
り畳まれてなるバッグ本体とを少なくとも備えてなり、
自動車の衝突時などにより、衝撃を検知すると、前記イ
ンフレータからガスが噴出してバッグ本体が膨張し、ホ
ーンパッド体を破って、室内にバッグ本体が展開される
ようになっている。
【0006】図19乃至図21に示すように、前記ベー
スプレート1は、図示しないステアリングコラムポスト
が説明の便宜上垂直に配されているとして、該垂直に対
して直角、即ち水平な状態に一般部が保持されていて、
該ベースプレート1の一般部の端部から下側に直角に曲
げてそのまま延在された左右両側一対の取付片2を有す
る。前記ホーンプレート3は、同じく水平な状態に一般
部が保持されていて、前記ホーンプレート3の一般部の
端部から上側に直角に曲げてそのまま延在された左右両
側一対の支持片4を有する。
【0007】前記取付片2の外側に前記支持片4を重ね
て、ボルト5が両者の貫通穴を挿通して、取付片2に固
設されたナット6に締結することで、取付片2と支持片
4とが一体になるので、図示しないホーンパッド体は、
ステアリングホイール本体のボス部としてのホーンスイ
ッチ取付部材7に保持されることになる。
【0008】この状態で、ホーンパッド体を押圧する
と、エアバッグ装置を介してホーンプレート3が押さ
れ、ホーンプレート3の可動接点10が固定接点11に
接触して、図示しないホーンが吹鳴する。
【0009】尚、図21の符号13は、前記ホーンプレ
ート3の上面と後述するホーンプレート取付ボルト9の
頭部フランジ9aの下面とが直接的に接触しないように
介在されてなる合成樹脂製の第1絶縁部材である。ま
た、同図の符号14は、前記ホーンプレート3の下面と
後述するスプリング8の上端部とが直接的に接触しない
ように介在されてなる合成樹脂製の第2絶縁部材であ
る。尚、該ホーンプレート3は、ホーンスイッチ取付部
材7との間に介在されたスプリング8の付勢力によっ
て、ホーンプレート取付ボルト9の頭部フランジ9aの
下側に圧接されてなる。前記ホーンプレート取付ボルト
9は、ホーンスイッチ取付部材7の下に配されるナット
12に螺合されてなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ベースプレート1と、その
取付片2とのなす角度Θ1が一般公差でプラスマイナス
1度であり、同じようにホーンプレート3と、その支持
片4とのなす角度Θ2が一般公差でプラスマイナス1度
である。即ち、本来Θ1、Θ2は90度であるものが、
89度から91度までの変化が生じるおそれがある。
【0011】ところで、左右の前記ホーンプレート3の
支持片4、4は、前記ベースプレート1の取付片2、2
に保持されることで、前記角度の変化は支持片4側では
なくホーンプレート3側に変化が現れる。つまり、前記
ベースプレート1の取付片2、2を基準にして左右の前
記ホーンプレート3が傾くことになるから、前記ホーン
プレート3は、該ホーンプレート3を進退自在に軸支し
てなるホーンプレート取付ボルト9から大きなオーバー
ハング量を有する頭部フランジ9aの下側の一部にのみ
押しつけられることになり、該押しつけられた部位を支
点bとしてホーンプレート3は、傾いて保持されること
になる。このようにして、本来意図しない時にホーンが
吹鳴しないように確保されている可動接点10と固定接
点11との間隔h3が縮まり、意図しない不意のホーン
吹鳴を生じさせるおそれがある。
【0012】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、前記ホーンスイッチ機構のホ
ーンプレートとその支持片とのなす角度に、公差内にお
けるばらつきを生じても、可動接点と固定接点との間隔
がほとんど変ることのないステアリングホイールを提供
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ステアリングホイール本体と、該ステアリングホイ
ール本体のボス部に保持されてなるホーンスイッチ機構
と、該ホーンスイッチ機構を介してエアバッグ装置を内
蔵してなるホーンパッド体とよりなり、前記ホーンスイ
ッチ機構は、前記ボス部に対して上下に離間した位置に
それぞれ固設されてなるホーンプレート取付ボルトと、
該ホーンプレート取付ボルトの周面に進退自在に軸支さ
れてなると共に前記ホーンパッド体を支持片が保持して
なるホーンプレートと、前記ボス部に固設された固定接
点に接離自在なると共に前記ホーンプレートの前記ホー
ンプレート取付ボルトの頭部フランジ間を結ぶ接線より
内側の位置に配設されてなる可動接点と、前記ホーンプ
レート及び前記ホーンプレート取付ボルトとの間に介在
されてなる絶縁部材とよりなり、前記絶縁部材の前記ホ
ーンプレート取付ボルトの頭部フランジ間を結ぶ接線よ
り内側の位置に、前記ホーンプレート取付ボルトの頭部
フランジに接する突起部を形成してなることを特徴とす
る。
【0014】請求項1に記載の発明によれば、前記ホー
ンプレートの支持片の曲げ角度が直角でなくても、前記
絶縁部材に形成された突起部が、前記ホーンプレート取
付ボルトの頭部フランジに接するので、前記ホーンプレ
ートの傾きを是正し、可動接点と固定接点との間隔は、
適正なものとなる。従って、意図しない不意のホーン吹
鳴を生じさせるおそれがないことになる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリングホイールであって、前記絶縁部材の前記
ホーンプレート取付ボルトと前記可動接点とを結ぶ線上
の位置の何れかに、前記ホーンプレート取付ボルトの頭
部フランジに接する突起部を形成してなることを特徴と
する。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、前記ホー
ンプレートの支持片の曲げ角度が直角に対して曲げ公差
の範囲内での角度の変化があっても、前記絶縁部材に形
成された突起部が、前記ホーンプレート取付ボルトの頭
部フランジに接するので、前記ホーンプレートの傾きを
是正し、可動接点と固定接点との間隔は、適正なものと
なる。この場合、前記ホーンプレートが、前記ホーンプ
レート取付ボルト間を結ぶ一体のものでなくても良いこ
とになる。従って、意図しない不意のホーン吹鳴を生じ
させるおそれがないことになる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリングホイールであって、少なくとも一つのホ
ーンプレートのおける前記絶縁部材の前記ホーンプレー
ト取付ボルト間を結ぶ線上の位置の何れかに、前記ホー
ンプレート取付ボルトの頭部フランジに接する突起部を
形成してなることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、少なくと
も一つのホーンプレートの支持片の曲げ角度が直角に対
して曲げ公差の範囲内での角度の変化があっても、前記
絶縁部材に形成された突起部が、前記ホーンプレート取
付ボルトの頭部フランジに接するので、前記ホーンプレ
ートの傾きを是正し、可動接点と固定接点との間隔は、
適正なものとなる。従って、意図しない不意のホーン吹
鳴を生じさせるおそれがないことになる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3何れかに記載のステアリングホイールであって、
前記絶縁部材の位置決め突部の先端部は、可動接点を中
心とする円弧に形成してなることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、ホーンプ
レートが傾いても、該位置決め突部の先端部までの高さ
に変化が生じない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を、図面に基づいて説明する。
【0022】図1乃至図10は、この発明の第1の実施
形態を示す図である。尚、図1中矢印X方向は、左右方
向を示し、矢印Z方向は、上下方向を示す。
【0023】図1は、ステアリングホイール20を真っ
正面から見た図である。このステアリングホイール20
は、ステアリングホイール本体21と、ホーンパッド体
22とからなる。
【0024】前記ステアリングホイール本体21は、図
6に示すように、図示しないステアリングコラムポスト
に固設されて、該ステアリングコラムポストと共に回転
可能なる強度部材で形成されたボス部23と、該ボス部
23に一端部が固設されたスポーク部24と、該スポー
ク部24の他端部である自由端部に閉ループ状に支持さ
れてなるリム部25と、前記ボス部23及びスポーク部
24を覆うカバー部26とよりなる。
【0025】前記ボス部23には、図3、4に示すよう
に、ホーンスイッチ機構30が配されていて、該ホーン
スイッチ機構30は、ホーンスイッチ取付部材7と、ホ
ーンプレート取付ボルト9、9と、ホーンプレート3
と、可動接点10と、絶縁部材としての第1絶縁部材1
3と、第2絶縁部材14と、スプリング8とよりなる。
【0026】前記ホーンスイッチ取付部材7は、前記ボ
ス部23に図示しない周知の手段により取り付けられて
なり、前記ボス部23と一体をなすことで車体にアース
される電導性を有する部材よりなる。
【0027】前記ホーンプレート取付ボルト9は、前記
ホーンスイッチ取付部材7の下面に固設されたナット3
1に螺合され且つ、図6に示すように、前記ボス部23
に対して上下Z方向に離間した位置にそれぞれ配されて
なり、図7に示すように、ナット31への螺合量を規制
する段付き状に形成されてなる。
【0028】前記ホーンプレート3は、図3及び図7に
示すように、平板状をなし、前記ホーンプレート取付ボ
ルト9、9の周面9bに沿って進退自在に軸支されてな
ると共に該ホーンプレート3より上側に延在されてなる
支持片4により前記ホーンパッド体22を保持してな
る。
【0029】前記可動接点10は、図6及び図7に示す
ように、前記ボス部23のホーンスイッチ取付部材7に
固設され図示しない車体にアースされてなる固定接点1
1に対向した前記ホーンプレート3の両端部に支持され
てなる。
【0030】前記第1、第2絶縁部材13、14は、図
3及び図7に示すように、前記ホーンプレート3及び前
記ホーンプレート取付ボルト9との間に介在されてな
り、ペルプレンなど熱可塑性エラストマーよりなる。
【0031】前記スプリング8は、図3及び図7に示す
ように、前記ホーンスイッチ取付部材7及び前記第2絶
縁部材14との間に介在されて、前記ホーンプレート3
を前記ホーンスイッチ取付部材7から離れる方向、換言
すると、前記ホーンプレート3を前記ホーンプレート取
付ボルト9の頭部フランジ9a側に、常時押し込むよう
に付勢するコイル状に巻装されてなる。
【0032】前記可動接点10は、前記スプリング8の
付勢力に抗して当接することが可能なると共に前記スプ
リング8の付勢力によって前記固定接点11に対して常
時は離なれた位置に配されている。
【0033】前記絶縁部材としての第1絶縁部材13
は、ワッシャ部13aと、筒部13bと、突起部15
と、位置決め突部16とが一体に形成されてなる。
【0034】前記ワッシャ部13aは、略小判型をした
平板状をなし、図7に示すように、前記ホーンプレート
3の上面3aと、前記ホーンプレート取付ボルト9の頭
部フランジ9aの下面9dとの間に介在される。
【0035】前記筒部13bは、図7に示すように、前
記ホーンプレート取付ボルト9が挿通可能なるように前
記ホーンプレート3に形成されてなる貫通穴3bの縁部
と、前記ホーンプレート取付ボルト9の周面9bとの間
に介在されてなる。
【0036】前記突起部15は、図7に示すように、前
記ワッシャ部13aの前記ホーンプレート取付ボルト9
の頭部フランジ9a側に形成されてなり、詳細は後述す
る。
【0037】前記位置決め突部16は、前記可動接点1
0の上部に相当する位置に柱状に形成されてなり、その
先端部16aは、図7に示すように、円柱の頂部のよう
に水平に形成されているが、図12に示すように、可動
接点10を中心とする円弧Rに形成しても良い。かかる
場合、ホーンプレート3が傾いても、該位置決め突部1
6の先端部16aまでの高さHに変化が生じない。
【0038】前記第2絶縁部材14は、前記ホーンプレ
ート3の下面3cに接する平板状をなし、前記第1絶縁
部材13の筒部13bが挿入可能なる貫通穴14aが形
成されてなる。
【0039】前記突起部15は、図8に示すように、前
記第1絶縁部材13の前記ホーンプレート取付ボルト9
が挿入される中心位置17と前記可動接点10の上部に
相当する位置に配されてなる位置決め突部16の中心位
置18とを結ぶ線33上の位置に、前記ホーンプレート
取付ボルト9の頭部フランジ9aの下面9dに接するま
で突出して形成されてなり、その断面形状は、図9に示
すように、角状をなす。
【0040】前記ホーンパッド体22には、エアバッグ
装置27を内蔵していて、全体を押すと、前記位置決め
突部16に該押圧力が加わり、前記したようにホーンプ
レート3が押し下げられるので、可動接点10が移動し
て、固定接点11に接触し、図示しないホーンが吹鳴す
るようになっている。
【0041】前記エアバッグ装置27は、鉄板より形成
されてなるベースプレート1と、該ベースプレート1に
支持され且つ不活性ガスなどを噴射可能なる図示しない
インフレータと、前記ベースプレート1に支持され且つ
前記インフレータから噴射されたガスによって膨張可能
であると共に常時は折り畳まれてなるバッグ本体28と
を少なくとも備えてなり、自動車の衝突時などにより、
衝撃を検知すると、前記インフレータからガスが噴出し
てバッグ本体28が膨張し、ホーンパッド体22を破っ
て、室内にバッグ本体28が展開されるようになってい
る。
【0042】図5に示すように、前記ベースプレート1
は、図示しないステアリングコラムポストが説明の便宜
上垂直に配されているとして、該垂直に対して直角、即
ち水平な状態に一般部が保持されていて、該ベースプレ
ート1の一般部の端部から下側に直角に曲げてそのまま
延在された左右両側一対の取付片2を有することと、前
記ホーンプレート3は、同じく水平な状態に一般部が保
持されていて、前記ホーンプレート3の一般部の端部か
ら上側に直角に曲げてそのまま延在された左右両側一対
の支持片4を有することは、従来例と同じである。
【0043】また、前記取付片2の外側に前記支持片4
を重ねて、ボルト5が両者の貫通穴を挿通して、取付片
2に固設されたナット6に締結することで、取付片2と
支持片4とが一体になるので、ホーンパッド体22は、
ステアリングホイール本体21のボス部23のホーンス
イッチ取付部材7に保持されることになることも、従来
例と同じである。
【0044】以上の説明により、前記ホーンプレート3
の支持片4の曲げ角度が直角でなくても、前記第1絶縁
部材13に形成された突起部15が、前記ホーンプレー
ト取付ボルト9の頭部フランジ9aの下面9dに接する
ので、支点aを中心に前記ホーンプレート3の傾きを是
正し、図10に示すように、可動接点10と固定接点1
1との間隔h1は、適正なものとなる。従って、意図し
ない不意のホーン吹鳴を生じさせるおそれがないことに
なる。
【0045】また、前記ホーンプレート3の支持片4の
曲げ角度が直角に対して曲げ公差の範囲内での角度の変
化があっても、前記第1絶縁部材13に形成された突起
部15が、前記ホーンプレート取付ボルト9の頭部フラ
ンジ9aの下面9dに接するので、支点aを中心に前記
ホーンプレート3の傾きを是正し、図11に示すよう
に、可動接点10と固定接点11との間隔h2は、適正
なものとなる。従って、意図しない不意のホーン吹鳴を
生じさせるおそれがないことになる。
【0046】前記突起部15の断面形状は、図9に示す
ような角状の突起部15に限らず、図13に示すような
円弧状の突起部15aでも、図14に示すような三角形
状の突起部15bでも、良い。
【0047】また、前記突起部15が、図8に示すよう
なリブ状に限らず、図15及び図16に示すような点状
の突起部15cでも良いし、該点が一列或いは二列状に
断続的に形成されていても良い。
【0048】図17は、この発明の第2の実施形態を示
す図である。第1の実施形態と主に異なる点は、第1の
実施形態の突起部15、15a,15b,15cは、何
れも前記第1絶縁部材13の前記ホーンプレート取付ボ
ルト9が挿入される中心位置17と前記可動接点10の
上部に相当する位置に配されてなる位置決め突部16の
中心位置18とを結ぶ線33上の位置に、前記ホーンプ
レート取付ボルト9の頭部フランジ9aの下面9dに接
するまで突出して形成されてなるのに対し、この実施形
態は、前記ホーンプレート3の前記ホーンプレート取付
ボルト9、9が挿入される中心位置17間の双方の頭部
フランジ9aの外縁部9c、9c間を結ぶ第1接線3
2、32より内側の領域位置に突起部15dが配設され
てなり、必ずしも線33上の位置に突起部が設けられて
いるのではないことにある。
【0049】かかる実施形態によれば、前記ホーンプレ
ート3の支持片4の曲げ角度Θが直角に対して曲げ公差
の範囲内での角度の変化があっても、前記第1絶縁部材
13に形成された突起部15dが、前記ホーンプレート
取付ボルト9の頭部フランジ9aに接するので、前記ホ
ーンプレート3の傾きを是正し、可動接点10と固定接
点11との間隔h1,h2は、適正なものとなる。従っ
て、意図しない不意のホーン吹鳴を生じさせるおそれが
ないことになる。
【0050】図18は、この発明の第3の実施形態を示
す図である。第1、第2の実施形態と主に異なる点は、
第1、第2の実施形態のホーンプレート3の両端部に可
動接点10、10を有するものであるのに対し、この実
施形態は、ホーンプレート34が上下で分割されてい
て、そこに前記第1、第2実施形態の第1の絶縁部材1
3を保持したものである。
【0051】かかる実施形態によれば、エアバッグ装置
27の造形状の制約などで、前記ホーンプレート取付ボ
ルト9、9を結ぶ直線35上に可動接点10、10が設
けられない場合、直線35の内側に可動接点10、10
を設けることができる。
【0052】前記第1の実施形態の突起部15、15
a,15b,15cは、何れも前記第1絶縁部材13の
前記ホーンプレート取付ボルト9が挿入される中心位置
17と前記可動接点10の上部に相当する位置に配され
てなる位置決め突部16の中心位置18とを結ぶ線33
上の位置に、突出して形成されてなるものとして説明し
たが、これに限らず、前記ホーンプレート取付ボルト9
の外縁部9cの一方側と可動接点10の外縁部10aの
一方側とを結ぶ接線及び前記ホーンプレート取付ボルト
9の外縁部9cの他方側と可動接点10の外縁部10a
の他方側とを結ぶ接線との間の何れかに設けられても良
いし、前記ホーンプレート取付ボルト9の外縁部9cの
一方側と可動接点10の外縁部10aの他方側とを結ぶ
接線上に設けられても良い。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記ホ
ーンプレートの支持片の曲げ角度が直角でなくても、前
記絶縁部材に形成された突起部が、前記ホーンプレート
取付ボルトの頭部フランジに接するので、前記ホーンプ
レートの傾きを是正し、可動接点と固定接点との間隔
は、適正なものとなる。従って、意図しない不意のホー
ン吹鳴を生じさせるおそれがないことになる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、前記ホー
ンプレートの支持片の曲げ角度が直角に対して曲げ公差
の範囲内での角度の変化があっても、前記絶縁部材に形
成された突起部が、前記ホーンプレート取付ボルトの頭
部フランジに接するので、前記ホーンプレートの傾きを
是正し、可動接点と固定接点との間隔は、適正なものと
なる。この場合、前記ホーンプレートが、前記ホーンプ
レート取付ボルト間を結ぶ一体のものでなくても良いこ
とになる。従って、意図しない不意のホーン吹鳴を生じ
させるおそれがないことになる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、少なくと
も一つのホーンプレートの支持片の曲げ角度が直角に対
して曲げ公差の範囲内での角度の変化があっても、前記
絶縁部材に形成された突起部が、前記ホーンプレート取
付ボルトの頭部フランジに接するので、前記ホーンプレ
ートの傾きを是正し、可動接点と固定接点との間隔は、
適正なものとなる。従って、意図しない不意のホーン吹
鳴を生じさせるおそれがないことになる。
【0056】請求項4に記載の発明によれば、ホーンプ
レートが傾いても、該位置決め突部の先端部までの高さ
に変化が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るステアリング
ホイールの正面図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1のホーンスイッチ機構の分解斜視図。
【図4】図1からホーンパッド体を外した状態の正面
図。
【図5】図1のA−A線に沿う断面図。
【図6】図5の拡大断面図。
【図7】図4のB−B線に沿う断面図。
【図8】図7の第1絶縁部材の正面図。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図。
【図10】図4のD−D線に沿う断面図。
【図11】図10の異なる可動接点10と固定接点11
との間隔h2を示す断面図。
【図12】図4の位置決め突部の他の実施形態の断面
図。
【図13】図9の突起部の他の実施形態に係る断面図。
【図14】図9の突起部の更に他の実施形態に係る断面
図。
【図15】図8の他の実施形態に係る第1絶縁部材の正
面図。
【図16】図15のE−E線に沿う断面図。
【図17】図4のホーンプレートの関する他の実施形態
の正面図。
【図18】図17のホーンプレートに関する更に他の実
施形態に係る正面図。
【図19】従来例の図6相当断面図。
【図20】更に他の従来例の図6相当断面図。
【図21】従来例の図10相当断面図。
【符号の説明】
3 ホーンプレート 4 支持片 9 ホーンプレート取付ボルト 9a ホーンプレート取付ボルトの頭部フランジ 9b ホーンプレート取付ボルトの周面 10 可動接点 11 固定接点 13 絶縁部材としての第1絶縁部材 15 突起部 16 位置決め突部 20 ステアリングホイール 21 ステアリングホイール本体 22 ホーンパッド体 23 ボス部 27 エアバッグ装置 30 ホーンスイッチ機構 32 接線 33 線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、該ステア
    リングホイール本体のボス部に保持されてなるホーンス
    イッチ機構と、該ホーンスイッチ機構を介してエアバッ
    グ装置を内蔵してなるホーンパッド体とよりなり、 前記ホーンスイッチ機構は、前記ボス部に対して上下に
    離間した位置にそれぞれ固設されてなるホーンプレート
    取付ボルトと、該ホーンプレート取付ボルトの周面に進
    退自在に軸支されてなると共に前記ホーンパッド体を支
    持片が保持してなるホーンプレートと、前記ボス部に固
    設された固定接点に接離自在なると共に前記ホーンプレ
    ートの前記ホーンプレート取付ボルトの頭部フランジ間
    を結ぶ接線より内側の位置に配設されてなる可動接点
    と、前記ホーンプレート及び前記ホーンプレート取付ボ
    ルトとの間に介在されてなる絶縁部材とよりなり、 前記絶縁部材の前記ホーンプレート取付ボルトの頭部フ
    ランジ間を結ぶ接線より内側の位置に、前記ホーンプレ
    ート取付ボルトの頭部フランジに接する突起部を形成し
    てなることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングホイール
    であって、 前記絶縁部材の前記ホーンプレート取付ボルトと前記可
    動接点とを結ぶ線上の位置の何れかに、前記ホーンプレ
    ート取付ボルトの頭部フランジに接する突起部を形成し
    てなることを特徴とするステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のステアリングホイール
    であって、 少なくとも一つのホーンプレートのおける前記絶縁部材
    の前記ホーンプレート取付ボルト間を結ぶ線上の位置の
    何れかに、前記ホーンプレート取付ボルトの頭部フラン
    ジに接する突起部を形成してなることを特徴とするステ
    アリングホイール。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れかに記載のス
    テアリングホイールであって、 前記絶縁部材の位置決め突部の先端部は、可動接点を中
    心とする円弧に形成してなることを特徴とするステアリ
    ングホイール。
JP10076082A 1998-03-24 1998-03-24 ステアリングホイール Pending JPH11268651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1103431A3 (en) * 1999-11-23 2003-11-19 Dalphi Metal Espana, S.A. Device for positioning and fastening an airbag module cover

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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