JP2011148470A - 車輪独立駆動ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータと車輪との間における動力伝達経路が遮断されたことによる影響を特定することができる車輪独立駆動ユニットを提供する。
【解決手段】車輪1の内側に配置された電動モータ9と、この電動モータ9と車輪1とを接続した動力伝達装置とを有する車輪独立駆動ユニットにおいて、動力伝達装置と車輪1とがトルク伝達可能な嵌合状態で接続されており、動力伝達装置はトルク伝達可能な嵌合状態で接続された複数の部品19,24を有し、車輪1に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、動力伝達装置と車輪1との嵌合部位または、複数の部品19,24同士の嵌合部位のいずれか一方がトルク伝達不可能となるように、動力伝達装置と車輪との嵌合部位または、複数の部品19,24同士の嵌合部位が構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車輪の内側に電動モータが設けられており、車輪を電動モータにより独立して駆動することのできるユニットに関するものである。
車輪の内側に電動モータを配置し、その電動モータと車輪とを動力伝達可能に接続したインホイールモータが知られており、そのインホイールモータの一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたインホイールモータは、カップ型形状のホイールディスクを備えており、そのホイールディスクの外周にタイヤが取り付けられている。一方、ホイールディスクの内側にはケースが配置されており、そのケースの内部に電動モータが設けられている。この電動モータのロータには、プラネタリギヤ(減速機)のサンギヤが連結され、プラネタリギヤのリングギヤがケースに固定されている。また、サンギヤおよびリングギヤに噛合されたピニオンギヤが設けられており、そのピニオンギヤはキャリヤにより支持されており、そのキャリヤとホイールディスクとを連結するシャフトが設けられている。このシャフトの長さ方向における中間部分に設けられた湾曲部の直径は、その他の部分の直径よりも小さく構成されており、外部入力に対して変形しやすい曲げ強度となっている。この特許文献1に記載されたインホイールモータにおいては、ホイールが外力を受けて変形した場合はシャフトの湾曲部が破断することで、その外力がプラネタリギヤに伝達されることを緩和でき、プラネタリギヤを保護できるとされている。
国際公開WO2005/023575号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたインホイールモータにおいては、ホイールが外力を受けた際にシャフトが中途部位で破断して2つに分断されるため、破断部分のバリの発生、破断片の飛散、2つに分断されたシャフト自体の回転状態など、シャフトの破断による影響を特定することが困難であり、その点で改善の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、電動モータと車輪との間における動力伝達経路が遮断されたときの影響を特定することのできる車輪独立駆動ユニットを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、車輪の内側に配置された電動モータと、前記車輪と前記電動モータとを接続した動力伝達装置とを有する車輪独立駆動ユニットにおいて、前記動力伝達装置と前記車輪とがトルク伝達可能な嵌合状態で接続されており、前記動力伝達装置はトルク伝達可能な嵌合状態で接続された複数の部品を有し、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、前記動力伝達装置と前記車輪との嵌合部位または、前記複数の部品同士の嵌合部位のいずれか一方がトルク伝達不可能となるように、前記動力伝達装置と前記車輪との嵌合部位または、複数の部品同士の嵌合部位が構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記複数の部品同士は、前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に嵌合され、かつ、前記回転中心軸線を中心とする円周方向の固定力によりトルク伝達可能に接続されているとともに、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士の嵌合状態が維持されたまま円周方向の固定力が低下してトルク伝達不可能となるように構成されていることを特徴とする車輪独立駆動ユニットである。
請求項3の発明は、請求項1の構成に加えて、前記複数の部品同士は、前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に嵌合されてトルク伝達可能に接続されているとともに、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士が前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動して嵌合が解消されてトルク伝達不可能となるように構成されていることを特徴とする車輪独立駆動ユニットである。
請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記動力伝達装置は、トルク伝達可能に噛み合わされた一対のはす歯歯車を有しており、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、前記一対のはす歯歯車の噛み合い力により前記複数の部品同士を前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動させる分力が発生して前記複数の部品同士の嵌合が解消されるように構成されていることを特徴とする車輪独立駆動ユニットである。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの構成に加えて、前記電動モータを収納したケーシングが設けられており、そのケーシングの内部には、前記車輪が回転すると発熱または摺動する被潤滑部と、この被潤滑部を冷却または潤滑する潤滑油が溜められた潤滑油溜まりとが設けられており、前記動力伝達装置と前記車輪との接続部位または、前記複数の部品同士の接続部位のいずれか一方がトルク伝達不可能な状態となった後に、前記車輪と共に回転して前記潤滑油溜まりの潤滑油を掻き上げる掻き上げ部材を備えていることを特徴とする車輪独立駆動ユニットである。
請求項1の発明によれば、車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、動力伝達装置と車輪との嵌合部位または、複数の部品同士の嵌合部位のいずれか一方がトルク伝達不可能な状態となる。このため、接続部分のいずれか一方がトルク伝達不可能な状態になったことによる影響を特定することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士の嵌合状態が維持されたまま円周方向の固定力が低下して、トルク伝達不可能となる。したがって、複数の部品が設けられた箇所にそのまま留まる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士が電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動して嵌合が解消されてトルク伝達不可能となる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明と同様の効果を得られる他に、車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、一対のはす歯歯車の噛み合い力により複数の部品同士を電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動させる分力が発生して、複数の部品同士の嵌合が解消される。
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかの発明と同様の効果を得られる他に、動力伝達装置と車輪との接続部位または、複数の部品同士の接続部位のいずれか一方がトルク伝達不可能な状態となった後に、車輪と共に掻き上げ部材が回転して潤滑油溜まりの潤滑油を掻き上げることができる。
この発明における車輪独立駆動ユニットの第1具体例を示す模式図である。 この発明における車輪独立駆動ユニットの第2具体例を示す模式図である。 この発明における車輪独立駆動ユニットの第2具体例に潤滑系統を設けた模式図である。
この発明の車輪独立駆動ユニットは、複数の車輪毎に動力源となる電動モータを有しており、車輪の内側に電動モータが配置されたインホイールモータ形式の構造となっている。この発明においては、動力伝達装置を構成する複数の部品同士、または動力伝達装置と車輪とがトルク伝達可能な嵌合状態で接続されており、車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加わると、接続されている部品同士がその接続箇所で離脱、あるいは部品同士が嵌合されたまま相対回転が可能な状態となり、車輪と電動モータとの間の動力伝達経路が遮断される。以下、この発明の具体例を図面に基づいて説明する。
(第1具体例)
この発明の第1具体例を図1に基づいて説明する。この図1においては、車両の駆動輪となる複数の車輪のうち単独の車輪1が示されている。この車輪1はホイール2を有しているとともに、このホイール2は、円板形状部3と、その円板形状部3の外周に連続された円筒形状のリム部4とを有している。このリム部4の外周にタイヤ5が取り付けられている。また、リム部4の内側には中空のケーシング6が配置されており、このケーシング6は懸架装置7を介在させて車体8に取り付けられている。この懸架装置7は従来知られたものと同様に構成されており、例えば、ショックアブソーバ、スプリング、アームなどを有している。また、ケーシング6の内部には、前記車輪1に伝達するトルクを発生する電動モータ9が配置されており、車体8に設けられた電力供給装置(図示せず)と電動モータ9とが電気回路により接続されている。この電力供給装置は、バッテリまたはキャパシタまたは燃料電池のいずれでもよい。
さらに、車体8には電子制御装置(図示せず)が設けられており、電子制御装置に入力されるセンサの信号およびスイッチの信号、および電子制御装置に記憶されているデータやマップに基づいて、電動モータ9の出力、すなわち、回転数およびトルクを制御することができるように構成されている。このように、図1に示された車輪1は、電動モータ9がホイール2の内側に配置されたインホイールモータ形式である。このインホイールモータ形式の車輪1は、車両の前輪または後輪のいずれか一方、または車両の前輪および後輪の両方に設けることができる。
一方、電動モータ9の出力軸10は、ホイール2の円板形状部3に向けて突出するように設けられている。この出力軸10が軸受11,12により回転可能に支持されており、その出力軸10にはギヤ13が形成されている。また、ケーシング6内には、出力軸10と平行にカウンタ軸14が設けられており、そのカウンタ軸14が2個の軸受15,16により回転可能に支持されている。このカウンタ軸14にはギヤ17,18が形成されており、一方のギヤ17が前記ギヤ10と噛合されている。さらにケーシング6の内部には出力軸10と同軸に回転軸19が設けられている。この回転軸19は前記出力軸10の回転中心軸線に沿った方向で、ホイール2の円板形状部3と出力軸10との間に配置されている。この回転軸19は2個の軸受20,21により回転可能に支持されており、一方の軸受20の外輪はケーシング6により支持されており、他方の軸受21の外輪はホイール2の円板形状部3により支持されている。この回転軸19にはギヤ22が設けられており、そのギヤ22と前記ギヤ18とが噛合されている。前記ギヤ13,17,18,19により、電動モータ9の動力を回転軸19に伝達する際の減速機23が構成されており、電動モータ9の回転数よりも回転軸19が低回転数となるように、各ギヤの歯数が決定されている。前記減速機23は、回転軸19の軸線に沿った方向において、電動モータ9の出力軸10と円板形状部3との間に配置されている。
また、回転軸19の外周にはハブ24が動力伝達可能に接続されている。このハブ24は回転軸19の軸線に沿った方向において、ギヤ22とホイール2の円板形状部3との間に配置されているとともに、ハブ24の軸孔26に出力軸19が嵌合されている。具体的には、回転軸19とハブ24とが、スプライン、溶接、カシメ、圧入などの構造によりトルク伝達可能に接続されている。また、ハブ24と同軸に環状のボス部25が設けられており、ハブ24とボス部25とがスプライン結合されている。また、ボス部25は軸受27を介在させてケーシング6により回転可能に支持されているとともに、ボス部25とホイール2とがねじ部材(図示せず)により固定されている。前記ケーシング6の開口部6Aに軸受27が取り付けられている。このように、ホイール2とボス部25とが一体回転するように連結されている。
ところで、回転軸19とハブ24とがスプラインにより接続され、ハブ24とボス部25とがスプラインにより接続されるときは、ハブ24が回転軸19のギヤ22に近づく向きで移動しても、ハブ24とボス部25とのスプライン接続を維持できるように、回転軸19の長さ方向におけるハブ24とボス部25との結合長さが決定されている。このようにして、電動モータ24と車輪1とが動力伝達可能に接続されている。さらに、第1具体例においては、電動モータ4と車輪1との間の動力伝達経路のうち、前記回転軸19とハブ24との接続部分の機械的強度(ねじり荷重に対する強度)を最も弱くしてある。つまり、円周方向の固定力が弱められている。これは、予め定められた所定値以上のトルクが車輪1に加わったときに、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路を遮断するための構造である。
例えば、回転軸19とハブ24とをスプラインにより接続する場合は、回転軸19に外歯を形成し、ハブ24に内歯を形成する工程で、歯の一部を欠落させておくことにより、回転軸19とハブ24との接続部分の機械的強度を低下させることができる。また、回転軸19とハブ24とを溶接により結合する場合は、溶接長さ(幅)を相対的に短くすることにより、回転軸19とハブ24との接続部分の機械的強度を低下させることができる。また、回転軸19とハブ24とをカシメにより結合する場合は、回転軸19の半径方向における部材同士の食い込み量(変形量)を相対的に小さくすることにより、回転軸19とハブ24との接続部分の機械的強度を低下させることができる。また、ハブ24の軸孔26に回転軸19を圧入して固定する場合は、はめあい公差を相対的に小さくすることにより、回転軸19とハブ24との接続部分の機械的強度を低下させることができる。
この第1具体例において、電動モータ9に電力を供給し、その電動モータ9のトルクを減速機23を経由させて車輪1に伝達して駆動力を発生させているときに、車輪1に予め定められた所定値以上のトルクが加わると、回転軸19とハブ24との接続部分が破断もしくは変形する。その結果、回転軸19とハブ24とが相対回転してトルク伝達が不可能となる。また、電動モータ9と車輪1との間におけるトルク容量は低下するが、ハブ24の軸孔26に回転軸19が嵌合された状態に維持される。したがって、回転軸19とハブ24との接続部分が破断または破壊または変形したことによる影響を特定できる。具体的には、回転軸19およびハブ24が、それぞれ取り付けられた箇所に保持される。さらに、部品同士の干渉や、部品と構造物との接触を回避でき、部品の耐久性が低下することを防止できるため、車両の挙動に与える影響を相対的に少なくすることができ、運転者の違和感を回避できる。このように、第1具体例においては、回転軸19とハブ24との接続部分の破断または破壊あるいは変形の状況が、予め想定した範囲内のものになる。
この第1具体例は、請求項1、請求項2の発明に対応するものであり、第1具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、車輪1が、この発明の車輪に相当し、電動モータ9が、この発明の電動モータに相当し、出力軸10、カウンタ軸14、回転軸19、ギヤ13,17,18,22、ハブ24が、この発明の動力伝達装置に相当し、回転軸19およびハブ24が、この発明の複数の部品に相当する。また、ハブ24と回転軸19とがスプライン結合されて、円周方向の固定力が発生するように構成されている。
(第2具体例)
この発明の第2具体例を図2に基づいて説明する。この第2具体例と第1具体例とを比べると、電動モータ9と車輪1との間に形成された動力伝達装置の構成が相違する。以下、その相違点を説明する。電動モータ9の出力軸10にギヤ28が形成されており、このギヤ28にはギヤ29が噛合されている。このギヤ29は軸30に形成されており、その軸30は軸受31,32を介在させてケーシング6により回転可能に支持されている。また、ケーシング6内には回転軸51が設けられており、その回転軸51は軸受44,45により回転可能に支持されている。一方の軸受44の外輪はホイール2に嵌合され、他方の軸受45の外輪はケーシング6に嵌合されている。さらに、回転軸51は、軸受44の内輪および軸受45の内輪に対して軸線回転に沿った方向に相対移動可能に構成されている。この回転軸51にはギヤ33が形成されており、そのギヤ33と前記ギヤ29とが噛合されている。
さらに、回転軸51と車輪1との間の動力伝達経路に減速機34が設けられている。この減速機34は、電動モータ9のトルクを車輪1に伝達する過程で回転数を低下させるための機構であり、この減速機34は、回転軸51に形成されたサンギヤ52と、ケーシング6に固定されたリングギヤ46と、サンギヤ52およびリングギヤ46に噛合されたピニオンギヤ35を自転かつ公転可能に支持したキャリヤ36とを有している。このキャリヤ36は、回転軸51の回転中心軸線に沿った方向において、ピニオンギヤ35の両側に配置された環状のプレート37,38と、そのプレート37に形成された軸孔39およびプレート38に形成された軸孔40に嵌合された抜け止めピン41とを有している。ピニオンギヤ35は抜け止めピン41を中心として回転可能に構成されており、抜け止めピン41がプレート37,38に対して溶接またはカシメまたは圧入などの接続構造により固定されている。
このように、抜け止めピン41とプレート37との係合力により、キャリヤ36が全体として一体回転するように構成されている。また、2個のプレートのうち、ホイール2の円板形状部3に近い位置に配置されたプレート37には連結部材42が固定されている。さらに、連結部材42には環状のボス部25が接続されている。連結部材42とボス部25とは溶接、ねじ部材などにより固定されており、連結部材42およびボス部25が一体回転するように連結されている。ボス部25は軸受27を介在させてケーシング6により回転可能に支持されている。このボス部25とホイール2とが第1具体例と同様にねじ部材により固定されている。
そして、第2具体例においては、各ギヤ28,29,33がはす歯歯車により構成されており、電動モータ9から減速機34に対してトルクが伝達されたときに、回転軸51がホイール2から離れるような軸線方向の力が生じるように、各ギヤ28,29,33を構成するはす歯歯車のねじれ方向が決定されている。また、回転軸51からホイール2に至る動力伝達経路のうち、抜け止めピン41とプレート37との結合部分の機械的強度、より具体的には回転中心軸線に沿った方向の引っ張り強度が最も弱く構成されている。具体的には、抜け止めピン41とプレート37とを、溶接またはカシメにより接続するにあたり、第1具体例で説明したことと同様にして接続部分の機械的強度が低下されている。なお、第2具体例におけるその他の構成は第1具体例と同じであり、図1と同じ符号を付してある。また、第2具体例においても、第1具体例と同様にケーシング6が懸架装置を介して車体に支持されている一方、ホイール3にはタイヤが取り付けられているが、この図2においては、便宜上、懸架装置、車体、タイヤは省略してある。さらに、図2においては、便宜上、電動モータ9の左側にホイール2の円板形状部3が配置された状態で示されている。
この第2具体例において、電動モータ9に電力が供給されてトルクが出力されると、その電動モータ9のトルクがギヤ29を経由して回転軸33に伝達される。減速機34においては、回転軸51に形成されたサンギヤ52が入力要素となり、固定されているリングギヤ46が反力要素となり、キャリヤ36が出力要素となり、キャリヤ36のトルクが車輪1に伝達されて駆動力が発生する。このとき、サンギヤ52の回転数よりもキャリヤ36の回転数の方が低くなり、電動モータ9から車輪1に伝達されるトルクが増幅される。
ところで、電動モータ9から車輪1に至る経路においては、ギヤ28,29,33同士、つまり、はすば歯車同士の噛み合い力により回転中心軸線に沿った方向に回転軸51を引っ張るスラスト荷重が発生する。より具体的には、図2において回転軸51を円板形状部3から遠ざけるように右方向へ移動させる力が生じる。ここで、抜け止めピン41がプレート37の軸孔39に嵌合されていれば、電動モータ9と車輪1との間でトルク伝達がおこなわれる。これに対して、車輪1に予め定められた所定値以上のトルクが加わると、前記スラスト荷重が相対的に大きくなり、抜け止めピン41とプレート37との接続部分が破断して抜け止めピン41が軸孔39から抜け出し、動力伝達経路が遮断される。
この第2具体例においては、抜け止めピン41とプレート37との接続強度を他の部位に比べて最も弱くしてあるため、抜け止めピン41とプレート37との接続部分が破断する。また、電動モータ9と車輪1との間での動力伝達が遮断された後にも、回転軸51は軸受44,45により回転可能に支持され、ホイール2が軸受27,44により回転可能に支持されているため、各部品が取り付けられた箇所に留まる。したがって、第2具体例においても第1具体例と同様の効果を得ることができる。
つぎに、第2具体例において、潤滑系統の構成を加えた他の例を図3に基づいて説明する。この図3の例においてはケーシング6の内部に潤滑油溜まり48が形成されている。また、ボス部25の外周に羽根車47が形成されている。この羽根車47は軸受27よりもケーシング6の内部側に配置されている。この羽根車47は、潤滑油溜まり48のオイルを掻き上げるためのものである。また、ケーシング6の内部にはキャッチタンク49が設けられている。このキャッチタンク49は羽根車47により掻き上げられて空中に飛ばされたオイルを保持するためのものであり、そのキャッチタンク49から排出されたオイルを、被潤滑部としての軸受44に供給して潤滑および冷却する油路(図示せず)が形成されている。この油路は、ケーシング6の内面、回転軸51などに設けられている。さらに、電動モータ9から回転軸51に至る動力伝達経路にオイルポンプ50が動力伝達可能に接続されており、電動モータ9の動力がオイルポンプ50に伝達されて駆動されると、そのオイルポンプ50が潤滑油溜まり48のオイルを吸い込んで吐出するように構成されている。また、オイルポンプ50から吐出されたオイルを、被潤滑部としての軸受44に供給する油路(図示せず)が形成されている。
さらに、図3の例においては、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路が遮断されたことを検知するセンサ(図示せず)が設けられている。この図3の例においても、図2の例と同様に回転軸51が回転中心軸線に沿った方向に移動すると、抜け止めピン41とプレート37との接続部分が破断して、抜け止めピン41が軸孔39から抜け出し、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路が遮断される。そこで、回転中心軸線に沿った方向における回転軸51の位置をセンサにより検知し、そのセンサの信号が車体に設けられた電子制御装置(図示せず)に入力されるように構成されている。そして、回転中心軸線に沿った方向における回転軸51の位置に基づいて、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路が遮断されたか否かを、電子制御装置により間接的に判断する処理がおこなわれるように構成されている。なお、図3においてその他の構成部分は図2と同様に構成されている。
この図3においても、図2の例と同様に電動モータ9のトルクが回転軸51を経由して車輪1に伝達され、駆動力が発生する。一方、この図3の例においては、電動モータ9のトルクによりオイルポンプ50が駆動され、オイルポンプ50から吐出されたオイルにより軸受44が冷却および潤滑される。このように、潤滑油溜まり48のオイルがオイルポンプ50により掻き上げられて液面が相対的に低くなっているときには、羽根車47が潤滑油溜まり48には接触せず、羽根車47の回転により潤滑油溜まり48のオイルが掻き上げられることはない。
ところで、図3において、車輪1に所定値以上のトルクが加わると、図2の例と同様に回転軸51が回転中心軸線に沿った方向に移動して、抜け止めピン41とプレート37との接続部分が破断し、抜け止めピン41が軸孔39から抜け出して、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路が遮断される。ここで、他の車輪の駆動力、または惰力、あるいは他車両により自車両が牽引されている、などの理由により自車両が走行すると、車輪1が回転するため軸受44では摺動および発熱が生じる。一方、電動モータ9と車輪1との間の動力伝達経路が遮断されたことが電子制御装置により間接的に検知されると、電動モータ9を停止する制御がおこなわれ、オイルポンプ50が停止する。このため、オイルポンプ50から吐出されたオイルを軸受44に供給することはできなくなる。
このように、オイルポンプ50が停止されてオイルの吸入および吐出がおこなわれなくなると、オイル溜まり48の液面が相対的に高くなり、羽根車47が潤滑油溜まり48に接触する。このとき、他の車輪の駆動力、または惰力、あるいは他車両により自車両が牽引されている、などの理由により自車両が走行していると、車輪1と共に羽根車47が回転して潤滑油溜まり48のオイルが掻き上げられる。羽根車47により掻き上げられたオイルは空中を飛散してケーシング6の壁面に接触して落下し、キャッチタンク49に保持される。このキャッチタンク49から排出されたオイルが油路を経由して軸受44に供給され、軸受44がオイルにより冷却および潤滑される。
したがって、電動モータとの間の動力伝達経路が接続されている車輪の駆動力により車両を走行させる際に、軸受44の焼き付きを防止できる。また、車輪1と電動モータ9との間の動力伝達経路が接続されている状態では、オイルポンプ50が駆動されて液面が相対的に高くなっているため、羽根車47が潤滑油溜まり48には接触しない。したがって、車輪1と電動モータ9との間の動力伝達経路が接続されている状態において、「羽根車47が潤滑油溜まり48に接触したまま回転して動力損失が生じること」を回避できる。
この第2具体例は、請求項1、3、4、5に対応するものであり、第2具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、車輪1が、この発明の車輪に相当し、ケーシング6が、この発明のケーシングに相当し、電動モータ9が、この発明の電動モータに相当し、出力軸10、回転軸51、ギヤ28,33、減速機34が、この発明の動力伝達装置に相当し、プレート37および抜け止めピン41が、この発明における複数の部品に相当し、ギヤ29,33が、この発明における一対のはす歯歯車に相当し、潤滑油溜まり48が、この発明の潤滑油溜まりに相当し、軸受44が、この発明の被潤滑部に相当し、羽根車47が、この発明の掻き上げ部材に相当する。この第2具体例におけるその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、第1具体例の構成と、この発明の構成との対応関係と同じである。
前記第1具体例および第2具体例においては、いずれも動力伝達装置を構成する複数の部品同士の接続部分が破断または離脱することにより、電動モータと車輪との間の動力伝達経路が遮断されるように構成されているが、この発明においては、車輪と動力伝達装置との接続部分が破断するように、設計変更することもできる。例えば、図示はしていないが、第1具体例において、ボス部25とハブ24とを内外周に配置して嵌合させ、ボス部25とハブ24とをスプラインまたは接続または溶接により接続するのであれば、その接続部分の機械的強度を、他の接続部分の機械的強度よりも弱く構成しておけばよい。ボス部25とハブ24との接続部分の機械的強度を低下させる構造は、第1具体例で説明した構造と同じでよい。このように構成すると、車輪1に所定値以上のトルクが加わったときにボス部25とハブ24との接続部分が破断して、ボス部25とハブ24とが相対回転可能な状態となる。つまり、電動モータと車輪との間の動力伝達経路が遮断される。
一方、図示はしていないが、第2具体例において、ボス部25と連結部材42とを内外周に配置して嵌合させ、ボス部25と連結部材42とをスプラインまたは溶接により接続するのであれば、その接続部分の機械的強度を、他の接続部分の機械的強度よりも弱く構成しておけばよい。ボス部25と連結部材42との接続部分の機械的強度を低下させる構造は、第1具体例で説明した構造と同じでよい。このように構成すると、車輪1に所定値以上のトルクが加わったときにボス部25と連結部材42との接続部分が破断して、ボス部25と連結部材42とが相対回転可能な状態となる。つまり、電動モータと車輪との間の動力伝達経路が遮断される。このように、第1具体例および第2具体例において、車輪1に所定値以上のトルクが伝達されて破断される箇所を変更しても、その破断箇所および判断による影響を特定できる。さらに、図示はしないが、第1具体例において、ケーシング6の内部に潤滑油溜まりを形成するとともに、前記ハブ24に羽根車を取り付けて、その羽根車により潤滑油溜まりの潤滑油を掻き上げ、掻き上げられた潤滑油をキャッチタンクおよび油路を経由させて軸受21に供給するように構成することもできる。
1…車輪、 6…ケーシング、 9…電動モータ、 10…出力軸、 14…カウンタ軸、 13,17,18,22,28,29,33…ギヤ、 19,32…回転軸、 24…ハブ、 34…減速機、 37…プレート、 41…抜け止めピン、 44…軸受、 47…羽根車、 48…潤滑油溜まり。

Claims (5)

  1. 車輪の内側に配置された電動モータと、前記車輪と前記電動モータとを接続した動力伝達装置とを有する車輪独立駆動ユニットにおいて、前記動力伝達装置と前記車輪とがトルク伝達可能な嵌合状態で接続されており、前記動力伝達装置はトルク伝達可能な嵌合状態で接続された複数の部品を有し、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、前記動力伝達装置と前記車輪との嵌合部位または、前記複数の部品同士の嵌合部位のいずれか一方がトルク伝達不可能となるように、前記動力伝達装置と前記車輪との嵌合部位または、複数の部品同士の嵌合部位が構成されていることを特徴とする車輪独立駆動ユニット。
  2. 前記複数の部品同士は、前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に嵌合され、かつ、前記回転中心軸線を中心とする円周方向の固定力によりトルク伝達可能に接続されているとともに、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士の嵌合状態が維持されたまま円周方向の固定力が低下してトルク伝達不可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車輪独立駆動ユニット。
  3. 前記複数の部品同士は、前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に嵌合されてトルク伝達可能に接続されているとともに、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、複数の部品同士が前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動して嵌合が解消されてトルク伝達不可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車輪独立駆動ユニット。
  4. 前記動力伝達装置は、トルク伝達可能に噛み合わされた一対のはす歯歯車を有しており、前記車輪に予め定められた所定値以上のトルクが加えられると、前記一対のはす歯歯車の噛み合い力により前記複数の部品同士を前記電動モータの回転中心軸線に沿った方向に相対移動させる分力が発生して前記複数の部品同士の嵌合が解消されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車輪独立駆動ユニット。
  5. 前記電動モータを収納したケーシングが設けられており、そのケーシングの内部には、前記車輪が回転すると発熱または摺動する被潤滑部と、この被潤滑部を冷却または潤滑する潤滑油が溜められた潤滑油溜まりとが設けられており、前記動力伝達装置と前記車輪との接続部位または、前記複数の部品同士の接続部位のいずれか一方がトルク伝達不可能な状態となった後に、前記車輪と共に回転して前記潤滑油溜まりの潤滑油を掻き上げる掻き上げ部材を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車輪独立駆動ユニット。
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