JP2011146170A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化及び効率向上が可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム1は、改質器と、改質器に一体に設けられたCO変成器12と、改質器11に一体に設けられると共にCO変成器12に対し同軸で且つ軸方向に沿って並置されたCO除去器13と、を備えている。また、燃料電池システム1は、軸方向におけるCO変成器12とCO除去器13との間を覆うように設けられ、CO変成器12からCO除去器13に改質ガスを導入するための導入流路52を画設する胴体部51を有している。よって、CO変成器12を改質器と一体化できるだけでなく、CO除去器13をも改質器と一体化でき、加えて、胴体部51による導入流路52でもってCO変成器12からCO除去器13に改質ガスを導入でき、かかる導入のための接続配管等が不要となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムとしては、灯油や液化石油ガス等の原燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、改質器で生成した改質ガスの一酸化炭素濃度を低下させるCO変成器と、CO変成器で低下させた改質ガスの一酸化炭素濃度をさらに低下させるCO除去器と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−187848号公報
ここで、近年、一般家庭への燃料電池システムの普及が益々進んでおり、そのため、上述したような燃料電池システムにおいては、さらなる小型化及び効率向上が強く望まれている。
そこで、本発明は、小型化及び効率向上が可能な燃料電池システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る燃料電池システムは、原燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、筒状を呈しその筒内に改質器が位置するように改質器に一体に設けられ、改質器で生成した改質ガスの一酸化炭素濃度を低下させるCO変成器と、筒状を呈しその筒内に改質器が位置するように改質器に一体に設けられると共に、CO変成器に対し同軸で且つ軸方向に沿って並置され、CO変成器で低下させた改質ガスの一酸化炭素濃度をさらに低下させるCO除去器と、を備え、軸方向におけるCO変成器とCO除去器との間を覆うように設けられ、CO変成器からCO除去器に改質ガスを導入するための導入流路を画設する胴体部を有することを特徴とする。
この燃料電池システムでは、CO変成器を筒状に構成して該CO変成器を改質器と一体化させているだけでなく、CO除去器をも筒状に構成して該CO除去器を改質器と一体化させている。加えて、胴体部による導入流路でもってCO変成器からCO除去器に改質ガスを導入させることができるため、かかる導入のための接続配管等が不要となる。従って、燃料電池システムの小型化が可能となる。さらに、このように接続配管等が不要になると、該接続配管等からの放熱を防止することができ、効率向上が可能となる。
また、胴体部は、CO変成器からの改質ガスを導入流路内に流入させる改質ガス流入口と、空気を導入流路内に流入させる空気流入口と、を含み、改質ガス流入口と空気流入口とは、互いに対向するように設けられていることが好ましい。この場合、胴体部において空気と改質ガスとの混合長(つまり、空気が改質ガスに流入されてから、これらがCO除去器に導入されるまでの距離)を増加させることができ、空気と改質ガスとの混合度を高めることが可能となる。その結果、CO除去器によって改質ガス中の一酸化炭素濃度を好適に低下させることができる。
また、胴体部には、空気が流入された改質ガスに圧力損失を付与する絞り部が設けられていることが好ましい。この場合、絞り部で付与された圧力損失によって、空気と改質ガスとの混合度を一層高めることが可能となる。
また、導入流路は、複数の区画を有することが好ましい。この場合、空気が流入された改質ガスは、複数の区画を通過することによって抵抗が付与されることとなり、その結果、空気と改質ガスとの混合度を一層高めることが可能となる。
また、CO除去器は、筒状の触媒部と、触媒部の径方向外側に設けられ改質ガスを流通させる流路と、を含み、CO除去器の径方向外側を覆うように設けられ、CO除去器を冷却する冷却ジャケットをさらに備えたことが好ましい。この場合、触媒部と冷却ジャケットとが流路を介して隣り合う(触媒部と冷却ジャケットとが直接隣り合わない)ことから、冷却ジャケットで触媒部が冷却され過ぎて該触媒部の寿命が低下するということを抑制できる。
本発明によれば、燃料電池システムの小型化及び効率向上が可能となる。
本発明に係る燃料電池システムの一実施形態を示すブロック図である。 図1の燃料電池システムにおけるFPSの一部を断面化した概略正面図である。 図2のFPSのプロセスフローを示す図である。 図2のFPSの一部を拡大した概略正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、「上」「下」の語は、鉛直方向の上下方向に対応するものである。
図1は、本発明に係る燃料電池システムの一実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、燃料電池システム1は、脱硫器2、FPS(燃料処理システム)3及び燃料電池4を備え、これらが筐体5に収容されている。この燃料電池システム1は、家庭用の電力供給源として利用されるものであり、原燃料として、液化石油ガス(LPG)が用いられる。
脱硫器2は、外部から導入された原燃料に対し、脱硫触媒によって脱硫を施して硫黄分を除去し、この硫黄分を除去した原燃料をFPS3へ供給する。FPS3は、原燃料及び改質水から改質ガスを生成し、この生成した改質ガスを燃料電池4へ供給する。また、FPS3は、燃料電池4で使用されなかったオフガス(燃料電池4では水素のみが消費されるために反応に使用されない残ガス)を利用し、改質ガスを生成する。
燃料電池4は、複数の電池セルが積層されたスタック構造として構成されている。各電池セルは、アノード、カソード、及びそれらの間に配置された高分子膜を有している。燃料電池4の各電池セルでは、アノードに供給された改質ガス中の水素とカソードに供給された空気中の酸素とが電気化学反応を起こして、直流の電力が発生する。燃料電池4で発生した電力は、コンバータ6及びインバータ7を介して、家庭に供給される。コンバータ6は、直流の電力を変圧し、インバータ7は、変圧された電力を直流から交流に変換する。
図2は、図1の燃料電池システムにおけるFPSの一部を断面化した概略正面図である。図2に示すように、FPS3は、改質器11、CO変成器12及びCO除去器13を備え、これらが一体で構成されている。
改質器11は、中心軸を軸Gとする円柱状の外形を呈しており、原燃料を水蒸気改質させる改質触媒14と、改質触媒14を加熱するための熱源としてのバーナ15と、を有している。この改質器11は、水素を含有する改質ガスを生成し、生成した改質ガスをCO変成器12へ供給する。
バーナ15は、改質器11の上端部に配設されている。このバーナ15の下部には、該バーナ15で生成される火炎を取り囲むように、軸Gを中心軸とする筒状の燃焼筒16が設けられている。改質触媒14は、軸Gを中心軸とする筒状を呈し、改質器11の軸方向中央部において燃焼筒16の径方向外側に配設されている。
バーナ15、燃焼筒16及び改質触媒14の径方向外側には、これらを覆うように断熱材17が設けられている。また、改質器11の改質触媒14の下方には、改質触媒14から導入された改質ガスと改質水との間で熱交換を行うものとして、円筒状の熱交換器18が配設されている。断熱材17の下方には、バーナ15による排気ガス(以下、単に「排気ガス」という)と改質水との間で熱交換を行うものとして、円筒状の熱交換器19が配設されている。
この改質器11は、断熱材17及び熱交換器19の径方向外側にて上下に延びる流路Lを有している。流路Lは、熱交換器19から導出された排気ガスを流通させる。流路Lを流通した後、排気ガスは、該排気ガスと改質水との間で熱交換を行う熱交換器21へ導入される。
CO変成器12は、中心軸を軸Gとする筒状を呈し、その筒内に改質器11が位置するように該改質器11に一体に設けられている。CO変成器12は、改質器11の外周の軸方向中央部から下端部近傍に亘る部分を囲繞するように配設されている。このCO変成器12は、改質器11から供給された改質ガスの一酸化炭素濃度(CO濃度)を低下させるため、改質ガスに含まれる一酸化炭素を水素シフト反応させて、水素及び二酸化炭素に転換する。そして、CO変成器12は、一酸化炭素濃度を低下させた改質ガスを、導入流路52を介してCO除去器13へ供給する(詳しくは、後述)。
このCO変成器12の下部には、CO変成器12に改質ガスを導入するための空間として、配管22を介して熱交換器19と接続された改質ガス導入部23が設けられている。この改質ガス導入部23は、熱交換器19の改質水の流路の一部と熱的に接しており、これにより、熱交換器19では、改質ガスと改質水との間の熱交換が可能となっている。
CO除去器13は、中心軸を軸Gとする筒状を呈し、その筒内に改質器11が位置するように該改質器11に一体に設けられている。CO除去器13は、CO変成器12に対し軸G方向に沿って並ぶように配置(並置)されている、すなわち、改質器11の外周の軸方向中央部から上端部近傍に亘る部分を囲繞するように配設されている。
このCO除去器13は、改質ガスの一酸化炭素濃度をさらに低下させるために、改質ガスに含まれる一酸化炭素とパイプPから導入される空気とを反応させ選択的に酸化して二酸化炭素に転換する。そして、CO除去器13は、一酸化炭素濃度をさらに低下させた改質ガスを、改質ガスと改質水との間で熱交換を行う熱交換器28へパイプP1(図4参照)を介して供給する。
また、FPS3は、CO変成器12及びCO除去器13を冷却する冷却手段として、CO変成器12の外周及びCO除去器13の外周を囲繞するように設けられた(装着された)円筒状の冷却ジャケット24a,24bを備えている。冷却ジャケット24bは、熱交換器21から導入された改質水をその内部にて流通させた後、この改質水を冷却ジャケット24aへと導出する。冷却ジャケット24aは、導入された改質水をその内部にて流通させた後、この改質水を熱交換器19へと導出する。
図3は、図2のFPSのプロセスフローを示す図である。図2,3に示すように、FPS3においては、空気と原燃料又はオフガスとがバーナ15に供給されて燃焼され、かかる燃焼によって改質触媒14が加熱される。このバーナ15の排気ガスR1は、熱交換器19へ導入されて冷却される。熱交換器19から導出された排気ガスR1は、流路Lを流通することでCO変成器12及びCO除去器13を加熱して昇温する。そして、排気ガスR1は、熱交換器21へ導入されて冷却された後、FPS3の外部へと排出される。
これと共に、熱交換器28で改質水R2が改質ガスR3により加熱され、この改質水R2が熱交換器21に導入されて排気ガスR1によりさらに加熱される。熱交換器21から導出された改質水R2は、冷却ジャケット24b,24aをこの順に流通し、CO除去器13及びCO変成器12により加熱される(CO除去器13及びCO変成器12を冷却する)。そして、熱交換器19に導入されて排気ガスR1により加熱される。
このとき、上述したように、熱交換器19では、改質水R2の流路の一部が改質ガス導入部23に接していることから、改質水R2が改質ガスR3によっても加熱される(改質ガスR3が改質水R2で冷却される)。その後、改質水R2は、熱交換器18に導入されて改質ガスR3により加熱され、最終的に気化され水蒸気となった状態で原燃料に混入される。
以上に併せ、原燃料が改質器11に導入されると共に、水蒸気となった改質水R2がこの原燃料に熱交換器18から混入される。そして、水蒸気を含む原燃料は、バーナ15で加熱された改質触媒14により水蒸気改質され、改質ガスR3として熱交換器18に導入される。
熱交換器18に導入された改質ガスR3は、改質水R2により冷却され、その後、配管22及び改質ガス導入部23を介してCO変成器12に導入される。このとき、改質ガス導入部23では、熱交換器19にて流通する改質水R2によっても改質ガスR3が冷却される。そして、改質ガスR3は、CO変成器12によってその一酸化炭素濃度が例えば数10%程度まで低下され、CO除去器13によってパイプPから導入された空気と反応してその一酸化炭素濃度が10ppm以下まで低下される。そして、改質ガスR3は、パイプP1(図4参照)を介して熱交換器28に導入されて改質水R2により冷却された後、後段の燃料電池4へ供給される。
ここで、本実施形態にあっては、軸G方向におけるCO変成器12とCO除去器13との間(繋ぎ部)を覆うように設けられた胴体部51を有している。
図4は、図2のFPSの一部を拡大した概略正面図である。なお、図中では、FPS3の上端外周部が拡大されて示されている。図4に示すように、胴体部51は、中心軸を軸Gとする筒状を呈し、その外周面が冷却ジャケット24a,24bの外周面と一致するように設けられている。つまり、胴体部51は、軸G方向における冷却ジャケット24a,24bの間を塞ぐよう設けられた外壁51xを有している。
この胴体部51は、CO変成器12からCO除去器13に改質ガスを導入するための空間である導入流路52を画設する。胴体部51は、CO変成器12からの改質ガスを導入流路52内に流入させる改質ガス流入口(改質ガス噴出口)53と、パイプPを介して空気を導入流路52内に流入させる空気流入口(空気投入口)54と、を含んでいる。改質ガス流入口53と空気流入口54とは、互いに近接する位置に設けられており、具体的には、互いに対向するように設けられている。
また、胴体部51には、空気が流入された改質ガスに圧力損失を付与する絞り部55a,55bが設けられている。絞り部55aは、導入流路52内の上流側に設けられ,55bは、導入流路52内の下流側に設けられている。これら絞り部55a,55bは、径方向外側に環状に突出するよう設けられている。これにより、導入流路52は、その流路における上流側の一部及び下流側の一部で流路面積が狭くなっている。
このような胴体部51の導入流路52は、複数の区画A1〜A3を、上流側から下流側に向かってこの順に有している。区画A1は、絞り部55aによって隔たれ構成され、区画A2は、絞り部55a,55bによって隔たれ構成され、区画A3は、絞り部55bによって隔たれ構成されている。また、区画A1には、上記改質ガス流入口53及び上記空気流入口54が形成されている。区画A3には、空気が流入された改質ガス(以下、「空気混合改質ガス」ともいう)をCO除去器13に供給するための混合ガス供給口58が形成されている。
また、本実施形態のCO除去器13にあっては、筒状の触媒部61と、触媒部61の径方向外側に設けられた流路63と、を含んで構成されている。流路63は、混合ガス供給口58から供給された空気混合改質ガスを、上下方向に流通させた後に触媒部61へ導入させる。
以上、本実施形態によれば、CO変成器12を改質器11と一体化することができるだけでなく、CO除去器13をも改質器11と一体化することができる。加えて、胴体部51による導入流路52でもってCO変成器12からCO除去器13に改質ガスを導入させることができ、かかる導入のための接続配管が不要となる。従って、FPS3の小型化、ひいては、燃料電池システム1の小型化が可能となる。
さらに、このように接続配管が不要になると、該接続配管からの放熱を防止することができ、効率向上が可能となる。さらに、例えばFPS3を覆うよう断熱材を設置するに際して、接続配管が邪魔になって作業効率が低下するのも抑制できる。
また、本実施形態では、上述したように、改質ガス流入口53と空気流入口54とが互いに対向するように設けられているため、胴体部51において空気混合改質ガスの混合長を増加させることができ、その混合度を高める(空気と改質ガスとを充分に混合させる)ことが可能となる。その結果、CO除去器13によって改質ガス中の一酸化炭素濃度を好適に低下させることができる。
また、本実施形態では、上述したように、胴体部51内に絞り部55a,55bが設けられているため、空気混合改質ガスに圧力損失を付与することができる。その結果、この圧力損失によって空気と改質ガスとの混合度を一層高めることが可能となる。
また、本実施形態においては、上述したように、導入流路52が区画A1〜A3を有していることから、空気混合改質ガスは、区画A1〜A3を通過することによって抵抗が付与される。その結果、空気と改質ガスとの混合度をより一層高めることが可能となる。すなわち、本実施形態では、空気混合改質ガスの混合度を高めるための混合部屋として、区画A1〜A3が導入流路52に設けられることとなる。
また、本実施形態では、冷却ジャケット24bがCO除去器13の径方向外側を覆うように設けられていることから、CO除去器13の触媒部61と冷却ジャケット24bとが流路63を介して隣り合う(触媒部61と冷却ジャケット24bとが直接隣り合わない)ことになる。よって、冷却ジャケット24bは空気混合改質ガスを介して触媒部61を冷却することができ、触媒部61が冷却され過ぎて寿命低下してしまうのを抑制することが可能となる。
なお、このように流路63と触媒部61とが隣接していると、流路63を流通する空気混合改質ガスが触媒部61の熱を自己熱回収しながら該触媒部61へ導入されるため、CO除去器13の熱を好適に利用することができ、燃料電池システム1の一層の効率向上が可能となるといえる。
ちなみに、本実施形態においては、冷却ジャケット24bの流量を制御する等によって空気混合改質ガスの冷却量を調整することができ、CO除去器13に導入される空気混合改質ガスの温度を例えば一様温度に制御することが可能となる。
また、本実施形態では、上述したように、CO変成器12、CO除去器13、冷却ジャケット24a,24b及び胴体部51が同軸で配置され、冷却ジャケット24a,24b及び胴体部51が等しい外径とされている、つまり、FPS3の外形が略円筒形状となっている。そのため、例えばFPS3を覆うよう断熱材を設置する場合、かかる設置を容易化することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係る燃料電池システムは、実施形態に係る上記燃料電池システム1に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、改質器11は、水蒸気改質するものに限定されず、部分酸化改質やオートサーマル改質するものであってもよく、原燃料として、灯油、天然ガス、都市ガス、メタノール或いはブタン等を用いるものであってもよい。
また、燃料電池4は、固体高分子形に限定されず、アルカリ電解質形、リン酸形、溶融炭酸塩形或いは固体酸化物形等であってもよい。
また、FPSの配置構成については、上記FPS3を上下反転したような配置構成としてもよい。つまり、FPSとして、例えばバーナ15が下部に設置されて構成されたFPSを採用してもよく、かかる配置構成は限定されるものではない。
ちなみに、上記の「筒状」とは、略円筒状だけでなく、略多角筒状を含むものである。また、略円筒状及び略多角筒状とは、円筒状及び多角筒状に概略等しいものや円筒状及び多角筒状の部分を含むもの等の広義の円筒状及び多角筒状を意味している。
1…燃料電池システム、11…改質器、12…CO変成器、13…CO除去器、24b…冷却ジャケット、51…胴体部、52…導入流路、53…改質ガス流入口、54…空気流入口、55a,55b…絞り部、61…触媒部、63…流路、A1〜A3…区画、R3…改質ガス。

Claims (5)

  1. 原燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    筒状を呈しその筒内に前記改質器が位置するように前記改質器に一体に設けられ、前記改質器で生成した前記改質ガスの一酸化炭素濃度を低下させるCO変成器と、
    筒状を呈しその筒内に前記改質器が位置するように前記改質器に一体に設けられると共に、前記CO変成器に対し同軸で且つ軸方向に沿って並置され、前記CO変成器で低下させた前記改質ガスの一酸化炭素濃度をさらに低下させるCO除去器と、を備え、
    前記軸方向における前記CO変成器と前記CO除去器との間を覆うように設けられ、前記CO変成器から前記CO除去器へ前記改質ガスを導入するための導入流路を画設する胴体部を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記胴体部は、前記CO変成器からの前記改質ガスを前記導入流路内に流入させる改質ガス流入口と、空気を前記導入流路内に流入させる空気流入口と、を含み、
    前記改質ガス流入口と前記空気流入口とは、互いに対向するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記胴体部には、空気が流入された前記改質ガスに圧力損失を付与する絞り部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池システム。
  4. 前記導入流路は、複数の区画を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の燃料電池システム。
  5. 前記CO除去器は、筒状の触媒部と、前記触媒部の径方向外側に設けられ前記改質ガスを流通させる流路と、を含み、
    前記CO除去器の径方向外側を覆うように設けられ、前記CO除去器を冷却する冷却ジャケットをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の燃料電池システム。
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