JP2011145245A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散テーブル上の滞留物品を効果的に排出し得る組合せ計量装置を得る。
【解決手段】組合せ計量装置1は、急傾斜面31Bと緩傾斜面31Aとを有する分散テーブル2と、分散テーブル2の周囲に円形配列され、分散テーブル2から供給された物品100を外側に向けて搬送する複数の搬送手段3と、各搬送手段3の外端部の下方に配置されたプールホッパ7と、複数のプールホッパ7のうち、物品100の供給が不足している不足ホッパを検出する計量手段10と、分散テーブル2の回転駆動を制御する制御部20とを備える組合せ計量装置であって、制御部20は、計量手段10の検出結果に基づいて分散テーブル2を第1の速度で回転駆動することにより、緩傾斜面31Aが不足ホッパに対応する搬送手段3を向いた状態で分散テーブル2を停止させ、所定の条件を満たした場合に、分散テーブル2を第1の速度より大きい第2の速度で回転駆動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
下記特許文献1には、背景技術に係る組合せ計量装置が開示されている。当該組合せ計量装置は、円錐形の分散テーブル(当該文献における「送り込み部の中央底部」)と、分散テーブルの周囲に円形配列された複数のトラフとを備えている。各トラフ内にはコアが配置されており、コアの外面には、らせん状の転送スクリューが巻装されている。モータによってコアを回転駆動することにより、転送スクリューも回転される。分散テーブルからトラフの内端部に供給された物品は、回転する転送スクリューに押されて、トラフの外端部に向かって搬送される。
特表2008−537099号公報
組合せ計量装置によって生の鶏肉等を処理する場合において、季節によって鶏肉の脂分が少ない場合や、鶏肉が乾燥している場合や、鶏肉のサイズが大きい場合等には、鶏肉が分散テーブル上を滑落しにくいため、分散テーブル上に多量の鶏肉が付着して滞留するという事態が生じ得る。多量の鶏肉が分散テーブル上に滞留すると、トラフやホッパへの物品の供給量が不足するため、適正重量の組合せが得られないミスサイクルが多発し、組合せ計量装置の稼働率が低下するという問題がある。
このような問題の対策として従来は、分散テーブル上に滞留している物品を、熊手のような器具を用いて掻き出すという手法が採られている。しかしながらこの手法によると、装置構成が複雑化及び大型化し、また、掻き出しの際に物品が損傷する可能性があり、さらに、掻き出しによって特定のヘッドのトラフに多量の物品が一度に供給されるために、当該トラフやその下流のホッパにおいて物品の詰まりが生じやすい。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、装置の複雑化・大型化を招くことなく、物品に損傷を与えることなく、特定のヘッドにおいて物品の詰まりを生じさせることなく、分散テーブル上に滞留している物品を効果的に排出することが可能な組合せ計量装置を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る組合せ計量装置は、偏心円錐の外形をなすことにより急傾斜面と緩傾斜面とを有し、上方から投入された物品を分散させる分散手段と、前記分散手段の周囲に円形配列され、前記分散手段から供給された物品を外側に向けて搬送する複数の搬送手段と、各前記搬送手段の外端部の下方に配置されたホッパと、複数の前記ホッパのうち、物品の供給が不足している不足ホッパを検出する検出手段と、前記分散手段の回転駆動を制御する制御手段とを備える組合せ計量装置であって、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記分散手段を第1の速度で回転駆動することにより、前記緩傾斜面が前記不足ホッパに対応する前記搬送手段を向いた状態で前記分散手段を停止させ、所定の条件を満たした場合に、前記分散手段を前記第1の速度より大きい第2の速度で回転駆動させることを特徴とするものである。
第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、制御手段は、所定の条件を満たした場合に、分散手段を第1の速度より大きい第2の速度で回転駆動させる。粘着性を有する物品を処理する場合には、物品が分散手段上に付着して多量の物品が分散手段上に滞留する状況が生じ得る。そこで、このような場合には分散手段を第2の速度で強制的に高速回転させることによって、分散手段上に滞留している物品を、高速回転に伴う遠心力によって分散手段上から振り落とすことができる。第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、分散手段上の滞留物品を熊手のような器具を用いて掻き出す装置と比較すると、当該器具及びその駆動機構が不要となるため、装置の複雑化・大型化を招くことがない。また、当該器具と物品との物理的接触がなくなるため、物品に損傷を与えることがない。さらに、分散手段から排出された滞留物品が供給されるヘッドはランダムとなるため、特定のヘッドにおいて物品の詰まりを生じさせることがない。
本発明の第2の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記所定の条件は、前記分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことであることを特徴とするものである。
第2の態様に係る組合せ計量装置によれば、分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことを条件として、第2の速度による分散手段の回転駆動が行われる。粘着性を有する物品を処理する場合において、分散手段の動作が一定時間以上連続して停止すると、物品が分散手段上に付着して多量の物品が分散手段上に滞留している可能性がある。そこで、分散手段の動作が一定時間以上連続して停止した場合に分散手段を高速回転させることによって、分散手段上の滞留物品を排出することができる。
本発明の第3の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記分散手段上にある物品の合計重量を計量する計量手段をさらに備え、前記所定の条件は、前記合計重量が所定値以上となったことであることを特徴とするものである。
第3の態様に係る組合せ計量装置によれば、分散手段上にある物品の合計重量が所定値以上となったことを条件として、第2の速度による分散手段の回転駆動が行われる。分散手段上にある物品の合計重量が所定値以上となったことにより、多量の物品が分散手段上に滞留していることを確実に検知できるため、この場合に分散手段を高速回転させることによって、分散手段上の滞留物品を排出することができる。
本発明の第4の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記分散手段上にある物品の合計重量を計量する計量手段をさらに備え、前記所定の条件は、前記合計重量が所定値以上となり、かつ、前記分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことであることを特徴とするものである。
第4の態様に係る組合せ計量装置によれば、分散手段上にある物品の合計重量が所定値以上となり、かつ、分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことを条件として、第2の速度による分散手段の回転駆動が行われる。分散手段上にある物品の合計重量が所定値以上となったことにより、多量の物品が分散手段上に滞留していることを確実に検知できるため、この場合に分散手段を高速回転させることによって、分散手段上の滞留物品を排出することができる。
本発明の第5の態様に係る組合せ計量装置は、第1〜第4のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記制御手段は、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を開始した後、所定時間が経過すると、前記第2の速度による前記分散手段の回転
駆動を停止することを特徴とするものである。
第5の態様に係る組合せ計量装置によれば、制御手段は、第2の速度による分散手段の回転駆動を開始した後、所定時間が経過すると、第2の速度による分散手段の回転駆動を停止する。従って、分散手段の高速回転が持続される所定時間を適切に設定することによって、分散手段上の滞留物品を高速回転によって効果的に排出することができる。
本発明の第6の態様に係る組合せ計量装置は、第1〜第4のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記制御手段は、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を開始した後、前記分散手段上にある物品の合計重量が所定値未満になると、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を停止することを特徴とするものである。
第6の態様に係る組合せ計量装置によれば、制御手段は、第2の速度による分散手段の回転駆動を開始した後、分散手段上にある物品の合計重量が所定値未満になると、第2の速度による分散手段の回転駆動を停止する。従って、分散手段上にある物品の合計重量が所定値未満になるまで分散手段の高速回転は継続されるため、分散手段上の滞留物品を高速回転によって効果的に排出することができる。
本発明の第7の態様に係る組合せ計量装置は、第1〜第6のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記分散手段へ物品を落下投入する投入手段をさらに備え、前記分散手段を前記第2の速度で回転駆動している間、前記投入手段は前記分散手段への物品の投入を停止することを特徴とするものである。
第7の態様に係る組合せ計量装置によれば、分散手段を第2の速度で回転駆動している間、投入手段は分散手段への物品の投入を停止する。従って、高速回転している分散手段上に物品が落下投入されることに起因する物品の飛散や損傷を回避することができる。
本発明の第8の態様に係る組合せ計量装置は、第1〜第7のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記物品は、粘着性を有する物品であることを特徴とするものである。
第8の態様に係る組合せ計量装置によれば、粘着性を有する物品は分散手段上に付着・滞留しやすいため、粘着性を有する物品が処理対象である組合せ計量装置において本発明を適用することによって、本発明の効果が顕著となる。
本発明によれば、装置の複雑化・大型化を招くことなく、物品に損傷を与えることなく、特定のヘッドにおいて物品の詰まりを生じさせることなく、分散テーブル上に滞留している物品を効果的に排出することが可能な組合せ計量装置を得ることが可能となる。
組合せ計量装置を模式的に示す上面図である。 組合せ計量装置を模式的に示す上面図である。 組合せ計量装置の全体構成を模式的に示す側面図である。 1個の搬送手段の構造を示す上面図である。 1個の搬送手段の構造を示す正面図である。 搬送手段の変形例を示す正面図である。 分散テーブルの構造を示す斜視図である。 分散テーブルの構造を示す側面図である。 分散テーブルの内部構造を示す側面図である。 分散テーブルのポジションの例を示す上面図である。 制御部に入出力される信号を示す図である。 組合せ計量装置の動作に関する第1の例を示すフローチャートである。 組合せ計量装置の動作に関する第2の例を示すフローチャートである。 組合せ計量装置の動作に関する第3の例を示すフローチャートである。 組合せ計量装置の動作に関する第4の例を示すフローチャートである。 組合せ計量装置の動作に関する第5の例を示すフローチャートである。 組合せ計量装置の動作に関する第6の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1,2は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1を模式的に示す上面図である。図2では、図1から分散テーブル2の図示を省略している。また、図3は、組合せ計量装置1の全体構成を模式的に示す側面図である。
図1,2に示すように、組合せ計量装置1は、分散テーブル2と、分散テーブル2の周囲に円形配列された複数のヘッドHとを備えて構成されている。本実施の形態では、組合せ計量装置1が12個のヘッドH1〜H12を備える例について説明するが、ヘッドHの個数はこれに限定されるものではなく、任意の複数であればよい。
図3に示すように、各ヘッドHは、搬送手段3、プールホッパ7、計量ホッパ8、及びブースタホッパ9を有している。搬送手段3の内端部は、分散テーブル2の外周縁の下方に位置している。プールホッパ7は、搬送手段3の外端部の下方に位置している。計量ホッパ8は、プールホッパ7の下方に位置している。ブースタホッパ9は、計量ホッパ8の下方に位置している。計量ホッパ8にはロードセル等の計量手段11が接続されており、計量ホッパ8内に貯留されている物品100の重量が計量手段11によって計量される。同様に、プールホッパ7にはロードセル等の計量手段10が接続されており、プールホッパ7内に貯留されている物品100の重量が計量手段10によって計量される。物品100は、粘着性を有する塊状物品であり、例えば生の鶏肉(ムネ肉やモモ肉等)である。
分散テーブル2の上方には、物品100を分散テーブル2上に落下投入するための任意の投入装置15(例えばベルトコンベア)が配設されている。また、組合せ計量装置1は、投入装置15を駆動するための駆動部18と、分散テーブル2を駆動するための駆動部16と、分散テーブル2上に載置されている物品100の合計重量を計量するための計量部17と、組合せ計量装置1の動作を制御するための制御部20とを備えている。
図4及び図5はそれぞれ、1個の搬送手段3の構造を示す上面図及び正面図である。図5においては、トラフ4の外端部側から内端部側を向いて、搬送手段3を眺めている。図4,5には示さない残りの搬送手段3も、図4,5と同様の構造を有している。図4,5に示すように、搬送手段3は、トラフ4と、複数個(図4,5の例では2個)のスパイラル部材5A,5Bとを備えて構成されている。スパイラル部材5A,5Bは、360度の分散周期を二等分(ほぼ二等分を含む。以下同様)する位置関係で配置されている。つまり、図5に示すように、スパイラル部材5A,5Bは、トラフ4の外端部に仮想的に規定される円周R(つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端25A,25Bの回転軌跡として規定される円周)を、スパイラル部材5A,5Bの外端25A,25Bによって二等分する位置関係で配置されている。なお、図1〜3では、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの区別の明確化のため、スパイラル部材5Aを実線で示し、スパイラル部材5Bを破線で示している。
スパイラル部材5A,5Bは、トラフ4の底面上に、回動自在に配置されている。スパイラル部材5A,5Bの各内端は、回転軸6に固定されている。図示しないモータによって回転軸6が回転駆動されることにより、スパイラル部材5A,5Bは、トラフ4内の物品100をトラフ4の内端部から外端部に向けて押し出す方向に回転駆動される。上記の通り、スパイラル部材5A,5Bは、360度の分散周期を二等分する位置関係で配置されている。そのため、図5を参照して、外端25Aがトラフ4の最下点に位置する状態から、回転軸6が180度回転することにより、外端25Bがトラフ4の最下点に位置することとなる。
トラフ4は、円筒のほぼ上半部が切り取られた形状を有している。従って、トラフ4は、円筒の内面として規定される底面と、開口した上面とを有している。また、分散テーブル2の外周縁は搬送手段3の直上にほぼ落差無く位置しており、これにより、分散テーブル2の外周縁から排出される物品100は、ほとんど落下することなく搬送手段3に受け渡される。
また、図3に示すように、トラフ4は、その内端部よりも外端部のほうが下方に位置するように、前傾姿勢で傾斜配置されている。これにより、トラフ4の底面は、その内端部から外端部に向かって、下りのスロープとして規定される。なお、スパイラル部材5A,5Bは円形の断面形状を有していることが望ましい。これにより、矩形の断面形状を有するスパイラル部材と比較して、清掃性を高めることができるとともに、物品100の損傷を回避又は抑制することができる。
図6は、搬送手段3の変形例を示す正面図である。図5では1個のトラフ4に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されたが、本変形例では、1個のトラフ4に対応して3個のスパイラル部材5A〜5Cが配置されている。スパイラル部材5A〜5Cは、360度の分散周期を三等分(ほぼ三等分を含む。以下同様)する位置関係で配置されている。つまり、図6に示すように、スパイラル部材5A〜5Cは、トラフ4の外端部に仮想的に規定される円周Rを、スパイラル部材5A,5B,5Cの外端25A,25B,25Cによって三等分する位置関係で配置されている。これにより、外端25Aがトラフ4の最下点に位置する状態から回転軸6が120度回転することにより、外端8Bがトラフ4の最下点に位置することとなり、外端8Bがトラフ4の最下点に位置する状態から回転軸6が120度回転することにより、外端8Cがトラフ4の最下点に位置することとなる。
なお、本実施の形態においては、1個のトラフ4に対して必ずしも複数個のスパイラル部材が配置されている必要はなく、1個のトラフ4に対して1個のスパイラル部材が配置されていてもよい。
図7及び図8はそれぞれ、分散テーブル2の構造を示す斜視図及び側面図である。また、図9は、図8に示した構造のうち斜面部31を透視することにより、分散テーブル2の内部構造を示す側面図である。図7〜9に示すように、分散テーブル2は、頂部カバー30、斜面部31、ロッド32、フレーム33、及びシャフト34を備えて構成されている。
斜面部31は、頂点の位置が開口底面の中心から偏心した、中空の偏心円錐の外形をなしている。フレーム33は円板状の外形をなしており、溶接等によってフレーム33の周縁が斜面部31の側面に内側から接合されることにより、フレーム33と斜面部31とが互いに固定されている。また、ロッド32の上端が斜面部31の頂部に固定され、ロッド32の下端がフレーム33に固定されることにより、フレーム33と斜面部31との固定
が補強されている。ロッド32の上端と斜面部31の頂部との固定部は、頂部カバー30によって覆われている。また、フレーム33の底面の中央部には、シャフト34の上端が固定されている。シャフト34の下端は、モータ等の駆動部16(図3参照)に連結されている。駆動部16によってシャフト34をフレーム33の円周方向に駆動することにより、その動力がシャフト34を介してフレーム33に伝達され、その結果、分散テーブル2が円周方向に駆動される。
図9を参照して、上下方向にロッド32を貫通する軸C1は、上下方向にシャフト34を貫通する軸C2に対して、距離Lだけ所定方向にずれている。つまり、本実施の形態に係る分散テーブル2において、斜面部31の頂点は、分散テーブル2の回転中心(斜面部31の開口底面の中心にほぼ等しい)に対して、所定方向に偏心している。これにより、図8に示すように、斜面部31には、傾斜角度が小さい緩傾斜面31Aと、傾斜角度が大きい急傾斜面31Bとが規定される。
図8を参照して、物品100は、矢印Y1で示すように分散テーブル2の回転中心(軸C2)の上方から緩傾斜面31A上に落下投入される。その後、物品100は、矢印Y2で示すように概ね斜面部31の頂部から遠ざかる方向に向かって緩傾斜面31A上を滑落し、分散テーブル2から排出される。このように、分散テーブル2のポジション(緩傾斜面31Aが向いている方向)によって、分散テーブル2から物品100が排出される方向が概ね規定される。従って、所望のヘッドHに向けて物品100が排出されるように、円周方向への駆動によって分散テーブル2のポジションを位置決めして停止させ、その後に緩傾斜面31A上に物品100を落下投入することにより、分散テーブル2からそのヘッドHの搬送手段3に対して物品100を供給することができる。
図10は、分散テーブル2のポジションの例を示す上面図である。本実施の形態に係る組合せ計量装置1では、左回り及び右回りの双方向に分散テーブル2を駆動することが可能であり、また、緩傾斜面31Aが任意のヘッドHを向くように分散テーブル2を位置決めすることが可能である。図10の(A)のポジションでは物品100はヘッドH10に供給され、図10の(B)のポジションでは物品100はヘッドH6に供給され、図10の(C)のポジションでは物品100はヘッドH2に供給される。
図11は、制御部20に入出力される信号を示す図である。制御部20には、各ヘッドHの計量手段10から計量信号S10が入力される。また、制御部20には、各ヘッドHの計量手段11から計量信号S11が入力される。また、制御部20には、計量部17から、分散テーブル2上に載置されている物品100の合計重量を示す計量信号S17が入力される。
一方、制御部20は、駆動部18によって投入装置15を駆動させるための駆動信号S18を出力する。また、制御部20は、各ヘッドHのプールホッパ7のゲート7Gを開閉するための駆動信号S7を出力する。また、制御部20は、各ヘッドHの計量ホッパ8のゲート8Gを開閉するための駆動信号S8を出力する。また、制御部20は、各ヘッドHのブースタホッパ9のゲート9Gを開閉するための駆動信号S9を出力する。また、制御部20は、各ヘッドHの回転軸6を回転駆動するための駆動信号S6を出力する。また、制御部20は、駆動部16によって分散テーブル2を駆動させるための駆動信号S16を出力する。
以下、図1,3,11を参照して、本実施の形態に係る組合せ計量装置1の動作(以下「通常運転」と称す)について説明する。まず制御部20は、各ヘッドHの計量手段10から入力された計量信号S10に基づいて、物品100が貯留されていない(あるいは貯留量が所定値から不足している)プールホッパ7を特定する。以下の例では、物品100
が貯留されていないプールホッパ7として、ヘッドH1のプールホッパ7が特定されたものとする。
次に制御部20は、駆動信号S16によって分散テーブル2を駆動することにより、緩傾斜面31AがヘッドH1を向くように分散テーブル2のポジションを位置決めする。なお、通常運転においては、分散テーブル2の回転速度は、比較的低速の第1の速度(任意に設定可能であり、例えば6回転/分)に設定されている。
次に制御部20は、駆動信号S18によって投入装置15を駆動することにより、投入装置15から物品100を排出する。排出された物品100は、緩傾斜面31A上に落下投入された後、緩傾斜面31A上を滑落して分散テーブル2から排出されることにより、ヘッドH1の搬送手段3の内端部に供給される。
次に制御部20は、駆動信号S6によってヘッドH1の回転軸6を回転駆動する。これにより、物品100は、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間(コアが存在しないため中空となっている)からトラフ4の底面上に落下した後、回転駆動されているスパイラル部材5A,5Bによって後方から押されながら下りのスロープを滑落することにより、トラフ4の底面上を内端部から外端部に向かって搬送される。なお、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間から物品100が落下しなかった場合は、その物品100はスパイラル部材5A,5B上を搬送されることとなる。いずれ物品100は搬送手段3の外端部から排出され、排出された物品100はヘッドH1のプールホッパ7に供給されて貯留される。
生の鶏肉等の物品は柔らかく、振動を吸収するため、振動によって物品を搬送するタイプの搬送手段(いわゆる振動フィーダ)によっては搬送が困難である。これに対して本実施の形態に係る搬送手段3では、スパイラル部材5A,5Bによる後方からの押圧と、下りのスロープの滑落との相互作用によって、物品100を効率的に搬送することができる。しかも、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、スパイラル部材5A,5Bは、意図しない物品100の滑落を停止するためのストッパとして機能する。従って、プールホッパ7に物品100が貯留されていないヘッドHの搬送手段3においてはスパイラル部材5A,5Bを回転駆動し、プールホッパ7に物品100が貯留されているヘッドHの搬送手段3においてはスパイラル部材5A,5Bを回転駆動しないことにより、物品の供給が必要なプールホッパ7に対してのみ物品100を供給することができる。
制御部20は、各ヘッドHの計量手段11から入力された計量信号S11に基づいて、物品100が貯留されていない(あるいは貯留量が所定値から不足している)計量ホッパ8を特定する。そして、計量ホッパ8に物品100が貯留されていないヘッドHを対象として、駆動信号S7によってゲート7Gを開くことにより、プールホッパ7内に貯留されている物品100を計量ホッパ8に供給する。
各ヘッドH1〜H12の計量手段11は、計量ホッパ8内に貯留されている物品100の重量を計量し、その計量結果である計量信号S11を出力する。計量信号S11は制御部20に入力され、制御部20は、各ヘッドH1〜H12に対応付けて物品100の計量値を記憶する。そして、ブースタホッパ9に物品100が貯留されていないヘッドHを対象として、駆動信号S8によってゲート8Gを開くことにより、計量ホッパ8内に貯留されている物品100をブースタホッパ9に供給する。
制御部20は、物品100を貯留している全てのブースタホッパ9のうち、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現するホッパの組合せを演算によって求める。そして、
その組合せに関わるブースタホッパ9に関して、駆動信号S9によってゲート9Gを開くことにより、ブースタホッパ9内に貯留されている物品100を排出する。ブースタホッパ9から排出された物品は、集合シュート12によって集合されて、下流機器(図示しない)に向けて組合せ計量装置1から排出される。なお、ブースタホッパ9に物品100が貯留されていないヘッドHに関しては、ゲート8G,9Gを同時に開くことによって、計量ホッパ8内に貯留されている物品100を集合シュート12に排出することができる。従って、この場合は計量ホッパ8も組合せの候補に含めることができる。また、ブースタホッパ9を介さず、計量ホッパ8から集合シュート12に直接的に物品100を排出する構成としてもよい。さらに、計量ホッパ8からの物品100の排出先として、ブースタホッパ9及び集合シュート12のいずれかを選択できる構成としてもよい。
以上の説明では、物品100が貯留されていないプールホッパ7として1個のプールホッパ7のみが特定された例について述べたが、複数個のプールホッパ7が特定された場合には、上記と同様の動作が繰り返されることにより、物品100が貯留されていない複数個のプールホッパ7に対して順に物品100が供給される。
例えば、物品100が貯留されていないプールホッパ7として、ヘッドH1,H3,H9の各プールホッパ7が特定されたものとする。また、分散テーブル2の現在のポジションは、緩傾斜面31AがヘッドH10を向くポジション(図1に示した状態)であるものとする。制御部20は、分散テーブル2の現在のポジションと、物品100の供給が必要なヘッドH1,H3,H9の位置関係とに基づいて、分散テーブル2の駆動量が最小となる供給順序を探索する。この例の場合は、H1→H3→H9、H1→H9→H3、H3→H1→H9、H3→H9→H1、H9→H1→H3、及びH9→H3→H1の6通りの候補が存在するが、現時点で緩傾斜面31AがヘッドH10を向いていることから、H9→H1→H3の供給順序を採用することによって分散テーブル2の駆動量が最小となる。従って、まず、現在のポジションから左回りに30度回転することによってヘッドH9に物品100を供給し、次に、そのポジションから右回りに120度回転することによってヘッドH1に物品100を供給し、次に、そのポジションから右回りに60度回転することによってヘッドH3に物品100を供給する。
また、制御部20は、供給順序を求めるにあたって、物品100の供給が必要なヘッドHが密集している領域のヘッドHを優先することもできる。例えば、物品100が貯留されていないプールホッパ7として、ヘッドH1〜H3,H6,H9,H10の各プールホッパ7が特定されたものとする。この例の場合、物品100の供給が必要なヘッドHの連続数は、ヘッドH1〜H3に関しては「3」、ヘッドH6に関しては「1」、ヘッドH9,H10に関しては「2」となる。制御部20は、物品100の供給が必要なヘッドHの連続数を比較することによって供給順序を決定する。この場合、まずヘッドH1〜H3に物品100を供給し、次にヘッドH9,H10に物品100を供給し、次にヘッドH6に物品100を供給する。
また、制御部20は、供給順序を求めるにあたって、各ヘッドHが備えるプールホッパ7、計量ホッパ8、及びブースタホッパ9のうち物品100が貯留されていないホッパの個数が多いヘッドHを優先することもできる。例えば、ヘッドH1に関しては計量ホッパ8のみに物品100が貯留されておらず、ヘッドH5に関してはプールホッパ7及び計量ホッパ8に物品100が貯留されておらず、ヘッドH9に関してはプールホッパ7、計量ホッパ8、及びブースタホッパ9の全てに物品100が貯留されていないものとする。この例の場合、物品100を貯留していないホッパの個数は、ヘッドH1に関しては「1」、ヘッドH5に関しては「2」、ヘッドH9に関しては「3」となる。制御部20は、物品100を貯留していないホッパの個数を比較することによって供給順序を決定する。この場合、まずヘッドH9に物品100を供給し、次にヘッドH5に物品100を供給し、
次にヘッドH1に物品100を供給する。
なお、制御部20は、上述した3つのアルゴリズム(つまり、分散テーブルの駆動量を優先するアルゴリズム、不足ヘッドの密集度を優先するアルゴリズム、及び不足ホッパの個数を優先するアルゴリズム)を任意に組み合わせて、最適な供給順序を決定することもできる。
ところで、組合せ計量装置1によって生の鶏肉等の物品100を処理する場合において、季節によって鶏肉の脂分が少ない場合や、鶏肉が乾燥している場合や、鶏肉のサイズが大きい場合等には、物品100が分散テーブル2上を滑落しにくいため、分散テーブル2上に多量の物品100が付着して滞留するという事態が生じ得る。そこで、本実施の形態に係る組合せ計量装置1においては、以下に述べる制御を行うことによって、分散テーブル2上の滞留物品を排出する。
図12は、組合せ計量装置1の動作に関する第1の例を示すフローチャートである。組合せ計量装置1の運転が開始されると、制御部20は駆動信号S16に基づいて分散テーブル2の動作を逐次監視し、ステップF1Aにおいて、分散テーブル2の回転動作が連続して停止する停止期間P1が、所定のしきい値TH1(任意に設定可能であり、例えば2秒)以上であるか否かを判定する。
停止期間P1がしきい値TH1未満である場合(つまりステップF1Aにおける判定の結果が「NO」である場合)は、次にステップF2において、上述した通常運転が行われる。組合せ計量装置1の運転を終了させるための終了命令が入力されるまで(つまりステップF3における判定の結果が「YES」となるまで)、ステップF1A,F2の動作が繰り返し実行される。
停止期間P1がしきい値TH1以上となった場合(つまりステップF1Aにおける判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップF4において制御部20は、駆動部18によって投入装置15を停止させることにより、投入装置15から分散テーブル2への新たな物品100の投入を停止する。
次にステップF5において制御部20は、比較的高速の第2の速度(任意に設定可能であり、例えば90回転/分)で、駆動部16によって分散テーブル2を回転駆動させる。分散テーブル2が高速回転することにより、分散テーブル2上に滞留している物品100は、高速回転に伴う遠心力によって分散テーブル2上から振り落とされる。
次にステップF6Aにおいて制御部20は、分散テーブル2が高速回転を開始してから所定時間P2(任意に設定可能であり、例えば1.5秒)が経過したか否かを判定する。
所定時間P2が経過していない場合(つまりステップF6Aにおける判定の結果が「NO」である場合)は、分散テーブル2の高速回転が継続される。
一方、所定時間P2が経過した場合(つまりステップF6Aにおける判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップF7において制御部20は、駆動部16によって分散テーブル2の高速回転を停止させる。その後、上述したステップF3に移行する。
図13は、組合せ計量装置1の動作に関する第2の例を示すフローチャートである。組合せ計量装置1の運転が開始されると、制御部20は計量信号S17に基づいて分散テーブル2上に載置されている物品100の合計重量W1を逐次監視し、ステップF1Bにおいて、合計重量W1が所定のしきい値TH2(任意に設定可能であり、例えば3000g
)以上であるか否かを判定する。
合計重量W1がしきい値TH2未満である場合(つまりステップF1Bにおける判定の結果が「NO」である場合)は、次にステップF2において、上述した通常運転が行われる。組合せ計量装置1の運転を終了させるための終了命令が入力されるまで(つまりステップF3における判定の結果が「YES」となるまで)、ステップF1B,F2の動作が繰り返し実行される。
合計重量W1がしきい値TH2以上となった場合(つまりステップF1Bにおける判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップF4において制御部20は、駆動部18によって投入装置15を停止させることにより、投入装置15から分散テーブル2への新たな物品100の投入を停止する。その後、図12に示したフローチャートと同様にステップF5,F6A,F7の動作が実行される。
図14は、組合せ計量装置1の動作に関する第3の例を示すフローチャートである。組合せ計量装置1の運転が開始されると、制御部20は、駆動信号S16に基づいて分散テーブル2の動作を逐次監視するとともに、計量信号S17に基づいて合計重量W1を逐次監視し、ステップF1Cにおいて、停止期間P1がしきい値TH1以上であり、かつ、合計重量W1がしきい値TH2以上であるか否かを判定する。
停止期間P1がしきい値TH1未満であり、又は、合計重量W1がしきい値TH2未満である場合(つまりステップF1Cにおける判定の結果が「NO」である場合)は、次にステップF2において、上述した通常運転が行われる。組合せ計量装置1の運転を終了させるための終了命令が入力されるまで(つまりステップF3における判定の結果が「YES」となるまで)、ステップF1C,F2の動作が繰り返し実行される。
停止期間P1がしきい値TH1以上となり、かつ、合計重量W1がしきい値TH2以上となった場合(つまりステップF1Cにおける判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップF4において制御部20は、駆動部18によって投入装置15を停止させることにより、投入装置15から分散テーブル2への新たな物品100の投入を停止する。その後、図12に示したフローチャートと同様にステップF5,F6A,F7の動作が実行される。
図15は、組合せ計量装置1の動作に関する第4の例を示すフローチャートである。ステップF1A,F2,F3,F4,F5の動作は、図12に示したフローチャートと同様である。
ステップF5に引き続き、ステップF6Bにおいて制御部20は、計量信号S17に基づいて、分散テーブル2上に載置されている物品100の合計重量W1が所定のしきい値TH3(しきい値TH2以下の範囲内で任意に設定可能である)未満であるか否かを判定する。
合計重量W1がしきい値TH3以上である場合(つまりステップF6Bにおける判定の結果が「NO」である場合)は、分散テーブル2の高速回転が継続される。
一方、合計重量W1がしきい値TH3未満である場合(つまりステップF6Bにおける判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップF7において制御部20は、駆動部16によって分散テーブル2の高速回転を停止させる。その後、上述したステップF3に移行する。
図16は、組合せ計量装置1の動作に関する第5の例を示すフローチャートである。ステップF1B,F2,F3,F4,F5の動作は、図13に示したフローチャートと同様である。
ステップF5に引き続き、ステップF6Bにおいて制御部20は、計量信号S17に基づいて合計重量W1がしきい値TH3未満であるか否かを判定する。
次に、図15に示したフローチャートと同様に、合計重量W1がしきい値TH3以上である場合は、分散テーブル2の高速回転が継続され、一方、合計重量W1がしきい値TH3未満である場合は、分散テーブル2の高速回転が停止される。
図17は、組合せ計量装置1の動作に関する第6の例を示すフローチャートである。ステップF1C,F2,F3,F4,F5の動作は、図14に示したフローチャートと同様である。
ステップF5に引き続き、ステップF6Bにおいて制御部20は、計量信号S17に基づいて合計重量W1がしきい値TH3未満であるか否かを判定する。
次に、図15に示したフローチャートと同様に、合計重量W1がしきい値TH3以上である場合は、分散テーブル2の高速回転が継続され、一方、合計重量W1がしきい値TH3未満である場合は、分散テーブル2の高速回転が停止される。
このように本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、制御部20は、所定の条件を満たした場合に、分散テーブル2を第1の速度より大きい第2の速度で回転駆動させる。粘着性を有する物品100を処理する場合には、物品100が分散テーブル2上に付着して多量の物品100が分散テーブル2上に滞留する状況が生じ得る。そこで、このような場合には分散テーブル2を第2の速度で強制的に高速回転させることによって、分散テーブル2上に滞留している物品100を、高速回転に伴う遠心力によって分散テーブル2上から振り落とすことができる。本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、分散テーブル上の滞留物品を熊手のような器具を用いて掻き出す装置と比較すると、当該器具及びその駆動機構が不要となるため、装置の複雑化・大型化を招くことがない。また、当該器具と物品との物理的接触がなくなるため、物品に損傷を与えることがない。さらに、分散テーブル2から排出された滞留物品が供給されるヘッドはランダムとなるため、特定のヘッドにおいて物品の詰まりを生じさせることがない。
また、図12,15に示した例によれば、分散テーブル2の動作が一定時間以上連続して停止したことを条件として、第2の速度による分散テーブル2の回転駆動が行われる。粘着性を有する物品100を処理する場合において、分散テーブル2の動作が一定時間以上連続して停止すると、物品100が分散テーブル2上に付着して多量の物品100が分散テーブル2上に滞留している可能性がある。そこで、分散テーブル2の動作が一定時間以上連続して停止した場合には、分散テーブル2を強制的に高速回転させることによって、分散テーブル2上に滞留している物品100を排出することができる。
また、図13,16に示した例によれば、分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値以上となったことを条件として、第2の速度による分散テーブル2の回転駆動が行われる。分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値以上となったことにより、多量の物品100が分散テーブル2上に滞留していることを確実に検知できるため、その場合には分散テーブル2を強制的に高速回転させることによって、分散テーブル2上の滞留物品を排出することができる。
また、図14,17に示した例によれば、分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値以上となり、かつ、分散テーブル2の動作が一定時間以上連続して停止したことを条件として、第2の速度による分散テーブル2の回転駆動が行われる。分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値以上となったことにより、多量の物品100が分散テーブル2上に滞留していることを確実に検知できる。そのため、この状態で分散テーブル2の動作が一定時間以上連続して停止した場合には、分散テーブル2を強制的に高速回転させることによって、分散テーブル2上の滞留物品を排出することができる。
また、図12〜14に示した例によれば、制御部20は、分散テーブル2の高速回転を開始した後、所定時間が経過すると、分散テーブル2の高速回転を停止する。従って、分散テーブル2の高速回転が持続される所定時間を適切に設定することによって、分散テーブル2上の滞留物品を高速回転によって効果的に排出することができる。
また、図15〜17に示した例によれば、制御部20は、分散テーブル2の高速回転を開始した後、分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値未満になると、分散テーブル2の高速回転を停止する。従って、分散テーブル2上にある物品100の合計重量が所定値未満になるまで分散テーブル2の高速回転は継続されるため、分散テーブル2上の滞留物品を高速回転によって効果的に排出することができる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、分散テーブル2を高速回転している間、投入装置15は分散テーブル2への物品100の投入を停止する。従って、高速回転している分散テーブル2上に物品100が落下投入されることに起因する物品100の飛散や損傷を回避することができる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、物品100は、生肉等の粘着性を有する塊状物品である。粘着性を有する物品100は分散テーブル2上に付着・滞留しやすいため、粘着性を有する物品100が処理対象である組合せ計量装置1において本発明を適用することによって、本発明の効果が顕著となる。
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル
3 搬送手段
7 プールホッパ
8 計量ホッパ
9 ブースタホッパ
10,11 計量手段
15 投入装置
16,18 駆動部
17 計量部
20 制御部
31A 緩傾斜面
31B 急傾斜面
100 物品
H1〜H12 ヘッド

Claims (8)

  1. 偏心円錐の外形をなすことにより急傾斜面と緩傾斜面とを有し、上方から投入された物品を分散させる分散手段と、
    前記分散手段の周囲に円形配列され、前記分散手段から供給された物品を外側に向けて搬送する複数の搬送手段と、
    各前記搬送手段の外端部の下方に配置されたホッパと、
    複数の前記ホッパのうち、物品の供給が不足している不足ホッパを検出する検出手段と、
    前記分散手段の回転駆動を制御する制御手段と
    を備える組合せ計量装置であって、
    前記制御手段は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記分散手段を第1の速度で回転駆動することにより、前記緩傾斜面が前記不足ホッパに対応する前記搬送手段を向いた状態で前記分散手段を停止させ、
    所定の条件を満たした場合に、前記分散手段を前記第1の速度より大きい第2の速度で回転駆動させることを特徴とする、組合せ計量装置。
  2. 前記所定の条件は、前記分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことである、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記分散手段上にある物品の合計重量を計量する計量手段をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記合計重量が所定値以上となったことである、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記分散手段上にある物品の合計重量を計量する計量手段をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記合計重量が所定値以上となり、かつ、前記分散手段の動作が一定時間以上連続して停止したことである、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を開始した後、所定時間が経過すると、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を停止する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を開始した後、前記分散手段上にある物品の合計重量が所定値未満になると、前記第2の速度による前記分散手段の回転駆動を停止する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
  7. 前記分散手段へ物品を落下投入する投入手段をさらに備え、
    前記分散手段を前記第2の速度で回転駆動している間、前記投入手段は前記分散手段への物品の投入を停止する、請求項1〜6のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
  8. 前記物品は、粘着性を有する物品である、請求項1〜7のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
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