JP6029945B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
近年、回転式の分散手段を採用した組合せ計量装置が広く普及している。例えば、特許文献1(特開2010−175408号公報)に開示されている組合せ計量装置は、偏心円錐形状を成すことにより急傾斜面と緩傾斜面とを有し上方から投入された物品を分散させる分散手段と、分散手段の周囲に円形配列された複数のヘッドと、複数のヘッドのうちホッパへの物品の供給が不足している不足ヘッドを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて分散手段を円周の左右双方向に駆動することにより、緩傾斜面が不足ヘッドを向くように分散手段を位置決めして停止させる制御手段とを備え、複数の不足ヘッドが存在する場合、制御手段は、分散手段の駆動量が最小となる順序で、複数の不足ヘッドに対して分散手段を順に位置決めする。
しかしながら、鶏肉のような[粘り気の強い物品]の重量を組合せ計量装置で計量する場合、分散手段の周囲に並べて配置されるホッパに対して[粘り気の強い物品]を偏りなく均等に供給することは容易ではなく、精度の高い組合せ計量の実現が困難であった。
本発明の課題は、被計量物の供給偏りを抑制し、計量精度の高い組合せ計量装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る組合せ計量装置は、被計量物の重量を計量するホッパを有する複数のヘッドが円周方向に並ぶ組合せ計量装置であって、分散テーブルと、その分散テーブルの回転を制御する制御部とを備えている。分散テーブルは、ヘッドそれぞれに向けて物品を送る分散機能を有し、分散機能に第1方向への物品供給を他の方向よりも多くする指向性を持たせている。制御部は、所定時間毎に繰り返し各ヘッドのホッパが空か否かを判定し、空と判定されたホッパに対応するヘッドに点数を付与して積算していき、点数の積算値が高いヘッドに第1方向が向くように分散テーブルを回転させる。さらに、制御部は、複数のヘッドのうち第1ヘッド及び第1ヘッドに隣接する第2ヘッドのいずれか一方のホッパに被計量物が投入されたとき、第1ヘッドの点数の積算値をリセットする。
この組合せ計量装置では、制御部が、被計量物を供給すべきホッパが在る方向を点数で把握して、その方向へ被計量物を向わせるので、被計量物の供給偏りが抑制される。その結果、計量精度が向上する。
また、[点数の積算値が高いヘッド]のホッパに被計量物が投入されるまでその積算値を放置しておくと、特定のヘッドの積算値が突出して高くなり、反って被計量物の供給先を偏らせる可能性があるが、この組合せ計量装置では、第1ヘッド及びそれに隣接する第2ヘッドのいずれか一方のホッパに被計量物が投入されたときに第1ヘッドの積算値をリセットするので、特定のホッパの積算値が突出して高くなることが回避される。
本発明の第2観点に係る計量装置は、第1観点に係る計量装置であって、上記所定時間が、被計量物の排出間隔の最短時間よりも短く設定されている。
例えば、各ヘッドのホッパが空か否かを判定するための所定時間が長くなると、空ではないと判定されたホッパから被計量物が排出されて空になったにもかかわらず、空ではないと判定されたままの誤判定状態が長く維持され、被計量物の供給先を偏らせる可能性がある。しかし、この組合せ計量装置では、上記所定時間は被計量物の排出間隔の最短時間よりも短いので、その分だけ誤判定状態が短くなる。その結果、被計量物の供給偏りが抑制され、計量精度が高まり生産性が向上する。
本発明の第3観点に係る組合せ計量装置は、第1観点又は第2観点に係る組合せ計量装置であって、制御部が、複数のヘッドのうちホッパが空であって点数が付与された所定ヘッドに対して、所定ヘッドに隣接するヘッドのホッパが空であるときにも点数を付与する。
回転式の分散テーブルは、被計量物をピンポイントで搬送するものではなく、搬送の方向にある程度のばらつきが生じることを考慮する必要がある。したがって、この組合せ計量装置では、隣接ホッパの空の情報を取り込んで点数の積算値を高めることによって、その積算値が高い方向に被計量物の投入待ちホッパが分布している状態が作り出され、搬送方向がばらついて仮に積算値が高いホッパから外れても、少なくとも投入待ちホッパのいずれかに被計量物が投入されることになる。
本発明の第観点に係る組合せ計量装置では、第1観点に係る組合せ計量装置であって、制御部が、積算値が高いヘッドに第1方向が向くように分散テーブルを回転させた後に分散テーブルを停止し、予め設定されている停止時間が経過した後にヘッドの積算値をリセットする。
例えば、[点数の積算値が高いヘッド]のホッパに被計量物が投入されるまでその積算値を放置しておくと、特定のヘッドの積算値が突出して高くなり、反って被計量物の投入先を偏らせる可能性がある。しかし、この組合せ計量装置では、予め設定されている停止時間が経過した後に第1方向が向いた先のヘッドの積算値をリセットするので、特定のヘッドの積算値が突出して高くなることが回避される。
本発明の第観点に係る組合せ計量装置は、第観点に係る組合せ計量装置であって、分散テーブルの停止時間が可変である。
被計量物の種類によって供給速度の切り替えが必要となるので、それにともなって分散テーブルの停止時間も変更する必要がある。この組合せ計量装置では、分散テーブルの停止時間が可変であるので、装置の使用者にとって使い勝手がよい。
本発明に係る組合せ計量装置では、制御部が、被計量物を供給すべきホッパが在る方向を点数で把握して、その方向へ被計量物を向わせるので、被計量物の供給偏りが抑制される。その結果、計量精度が向上する。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の側面図。 組合せ計量装置の平面図。 組合せ計量装置の制御ブロック図 物品の供給先を決定するまでの動作の制御フローチャート。 物品の供給先決定後の動作の制御フローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)組合せ計量装置1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置1の側面図である。また、図2は、組合せ計量装置1の平面図である。図1及び図2において、組合せ計量装置1は、分散テーブル2と、分散テーブル2の周囲に配列される複数のヘッドHと、集合排出シュート70と、制御部8(図3参照)とで構成されている。各ヘッドHは、供給部3、プールホッパ4、及び計量ホッパ5を有している。なお、本実施形態では、12個のヘッドHが配列された組合せ計量装置1を例に説明する。
被計量物(以下「物品M」とよぶ)は、搬送コンベア150によって分散テーブル2の上方まで搬送され、分散テーブル2上に投下される。物品Mは、例えば、鶏肉などの柔らかく、粘着性の高い物品Mである。
供給部3は物品Mを、供給部3の下流側に配置されたプールホッパ4に供給する。プールホッパ4には、ゲート41が設けられている。プールホッパ4は、供給部3から供給された物品Mを一時的に収容する。
プールホッパ4の下方には計量ホッパ5が設けられている。プールホッパ4から計量ホッパ5に投入された物品Mの重量はロードセル11によって検出される。計量ホッパ5には、ゲート51が設けられている。ゲート51の下方には集合排出シュート70が配置されており、ロードセル11で検出された物品Mの計量値を組み合わせることで、物品Mを一まとめにして目標値もしくは目標値に近い値とし、下流側の包装装置90に物品Mを落下させる。
(2)詳細構成
(2−1)分散テーブル2
分散テーブル2は、搬送コンベア150から供給された物品Mを供給部3に分散させる。分散テーブル2は、頂点Vが偏心した円錐状に形成されたテーブル部2aと、テーブル部2aを回転駆動する回転駆動部2bとを有している。回転駆動部2bの駆動源はすステッピングモータである。テーブル部2aは、頂点が偏心しているので、母線の長い緩傾斜面2fと母線の短い急傾斜面2eとを有し、母線の長い緩傾斜面2f上に回転中心が設定されている。
制御部8は、回転駆動部2bをON・OFF制御し、或いは所定定速で回転するように制御する。制御部8は、回転駆動部2bを介して物品Mの種別に応じて予め設定されている速度でテーブル部2aを回転させる。なお、テーブル部2aの回転速度は、物品Mの供給量に応じてその大小を制御してもよい。
物品Mは、回転するテーブル部2aの遠心力と傾斜により、傾斜した表面上を滑落し、供給部3に供給される。
(2−2)供給部3
供給部3は、トラフ31と、2個のスパイラル部材32,33と有している。トラフ31は、円筒のほぼ上半部が切り取られた形状を有している。したがって、トラフ31は、円筒の内面として規定される底面と、開口した上面とを有している。また、分散テーブル2の外周縁は供給部3の直上に位置しており、分散テーブル2の外周縁から排出される物品Mは供給部3に受け渡される。
また、トラフ31は、その内端部よりも外端部のほうが下方に位置するように、前傾姿勢で傾斜配置されている。これにより、トラフ31の底面はその内端部から外端部に向かって下りのスロープとなる。
スパイラル部材32,33はトラフ31の底面上に回動自在に配置されている。スパイラル部材32,33の各内端は回転軸34に固定されている。回転軸34がスパイラル部材回転駆動部30によって回転駆動されることにより、スパイラル部材32,33は、トラフ31内の物品Mをトラフ31の内端部から外端部に向けて押し出す方向に回転駆動される。
(2−3)プールホッパ4
プールホッパ4は、供給部3から供給された物品Mを一時的に収容する。プールホッパ4は、供給部3の下方で円形に配置される。各プールホッパ4は、等間隔に配置される。
プールホッパ4は、投入口と排出口とを有する筒形状に形成されている。投入口はプールホッパ4の上部に設けられ、排出口はプールホッパ4の下部に設けられる。各プールホッパ4の排出口にはゲート41が設けられており、プールホッパ4の排出口はゲート41によって開閉される。ゲート41による排出口は、ステッピングモータ42によって開閉され、制御部8によって開閉制御される。プールホッパ4は、ゲート41を開け、同一のヘッドHに属する計量ホッパ5に物品Mを供給する。
(2−4)計量ホッパ5
計量ホッパ5は、ロードセル11を用いて、プールホッパ4から供給された物品Mの重量を計量する。計量ホッパ5は、プールホッパ4のゲート41の下方に配置される。
計量ホッパ5は、投入口と排出口とを有している。投入口は計量ホッパ5の上部に設けられ、排出口は計量ホッパ5の下部に設けられている。計量ホッパ5の排出口にはゲート51が設けられており、計量ホッパ5の排出口はゲート51によって開閉される。ゲート51による排出口は、ステッピングモータ52によって開閉され、制御部8によって開閉制御される。計量ホッパ5は、ゲート51を閉状態で物品Mを保持し、ゲート51を開状態で物品Mを集合排出シュート70へ落下させる。
(2−5)集合排出シュート70
集合排出シュート70は、計量ホッパ5の下方に配置される。集合排出シュート70は、投入口71と、排出口72とを有する。投入口71は、集合排出シュート70の上部に設けられる。排出口72は、集合排出シュート70の下部に設けられる。排出口72の中心位置と、投入口71の中心位置とは一致する。集合排出シュート70は、計量ホッパ5から落下した物品Mを集合させ、その後、下流に配置されている包装装置90に向けて集合させた物品Mを排出する。
(2−6)制御部8
図3は、組合せ計量装置1の制御ブロック図である。図3において、制御部8は、CPU81とメモリ82とを搭載しており、搬送コンベア150、回転駆動部2b、ゲート41開閉用のステッピングモータ42、ゲート51開閉用のステッピングモータ52、各プールホッパ4に搭載されているロードセル10、各計量ホッパ5に搭載されているロードセル11、およびスパイラル部材回転駆動部30に接続されている。
制御部8には、ロードセル10から計量信号P10が入力される。また、制御部8には、ロードセル11から計量信号P11が入力される。
制御部8は、搬送コンベア150を駆動するための駆動信号P15を出力する。また、制御部8は、スパイラル部材32,33を駆動するための駆動信号P30を出力する。また、制御部8は、各ヘッドHのプールホッパ4のゲート41を開閉するための駆動信号P4を出力する。さらに、制御部8は、各ヘッドHの計量ホッパ5のゲート51を開閉するための駆動信号P5を出力する。
(3)分散テーブル2から各ヘッドHへの物品Mの排出動作
分散テーブル2は、回転中心Cを中心に回転する。搬送コンベア150から緩傾斜面2f上に物品Mが投入されたとき、物品Mは頂部から遠ざかる方向に向かって緩傾斜面2f上を滑落し、分散テーブル2から排出される。
このように、分散テーブル2の緩傾斜面2fが向いている方向によって、分散テーブル2から物品Mが排出される方向が概ね規定される。従って、所望のヘッドHに向けて物品Mが排出されるように、円周方向への駆動によって緩傾斜面2fの方向を決め、緩傾斜面2f上に物品Mを落下投入することにより、分散テーブル2からそのヘッドHの供給部3に対して物品Mを供給することができる。
組合せ計量装置1では、CW(時計回り)及びCCW(反時計回り)の双方向に分散テーブル2を駆動することが可能であり、また、緩傾斜面2fが任意のヘッドHを向くように分散テーブル2を位置決めすることができる。例えば、図2における緩傾斜面2fのポジションでは物品MはヘッドH10に供給される。
(4)組合せ計量装置1の動作
(4−1)基本動作
制御部8は、各プールホッパ4のロードセル10から入力された計量信号P10に基づいて、物品Mが貯留されていないプールホッパ4を特定する。
なお、以下の例では、説明の便宜上、物品Mが貯留されていないプールホッパ4として、ヘッドH1のプールホッパ4が特定されたものとする。
制御部8は、駆動信号P2によって分散テーブル2を駆動することにより、緩傾斜面2fがヘッドH1を向くように分散テーブル2を位置決めする。
制御部8は、駆動信号P15によって搬送コンベア150を駆動することによって、物品Mを排出する。物品Mは、緩傾斜面2f上に投下され、緩傾斜面2f上を滑落して分散テーブル2から排出されることにより、ヘッドH1の供給部3に供給される。
供給部3では、スパイラル部材32,33による後方からの押圧と、下りのスロープの滑落との相互作用によって、物品Mを効率的に搬送することができる。また、スパイラル部材32,33の回転駆動が停止された状態では、スパイラル部材32,33は、意図しない物品Mの滑落を停止するためのストッパとして機能する。したがって、プールホッパ4に物品Mが貯留されていないヘッドHの供給部3においてはスパイラル部材32,33を回転駆動し、プールホッパ4に物品Mが貯留されているヘッドHの供給部3においてはスパイラル部材32,33を回転駆動しないことにより、物品の供給が必要なプールホッパ4に対してのみ物品Mを供給することができる。
制御部8は、各ヘッドHのロードセル11から入力された計量信号P11に基づいて、物品Mが貯留されていない計量ホッパ5を特定する。そして、計量ホッパ5に物品Mが貯留されていないヘッドHを対象として、駆動信号P4によってゲート41を開くことにより、プールホッパ4内に貯留されている物品Mを計量ホッパ5に供給する。
各ヘッドH1〜H12のロードセル11は、計量ホッパ5内に貯留されている物品Mの重量を計量し、その計量結果である計量信号P11を出力する。計量信号P11は制御部8に入力され、制御部8は各ヘッドH1〜H12に対応付けて物品Mの計量値を記憶する。
制御部8は、物品Mを貯留している全ての計量ホッパ5のうち、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現する計量ホッパ5の組合せを演算によって求める。そして、その組合せに関わる計量ホッパ5に関して、駆動信号P5によってゲート51を開き、計量ホッパ5内に貯留されている物品Mを排出する。計量ホッパ5から排出された物品は、集合排出シュート70によって集合されて、包装装置90に向けて排出される。
(4−2)供給順序の決定とそれに基づく供給動作
上記の説明では、便宜上、物品Mが貯留されていないプールホッパ4として1個のプールホッパ4のみが特定された例について述べた。しかしながら、実際には複数個のプールホッパ4に物品Mが貯留されていない状態が発生するので、物品Mが貯留されていない複数個のプールホッパ4に対し、供給順序を求めて順に物品Mが供給される。
制御部8は、供給順序を求めるにあたって、所定時間T毎に繰り返し各ヘッドH1〜H12のプールホッパ4が空か否かを判定し、空と判定されたプールホッパ4に対応するヘッドHmに点数を付与して積算していき、点数の積算値が高いヘッドHjに物品Mが届けられるように分散テーブル2を回転させている。この動作によって、物品Mの供給を必要とするヘッドHが多く分布している領域へ物品Mの供給を優先することができる。以下、制御フロー図を参照しながら説明する。なお、所定時間Tとしては、組合せ計量サイクル開始信号間隔としてもよい。また、それに限定されるものではなく、ホッパ排出信号であっても良い。
図4Aは物品Mの供給先を決定するまでの動作の制御フローチャートであり、図4Bは供給先決定後の動作の制御フローチャートである。
(4−2−1)ステップS1〜S10の説明
先ず図4Aにおいて、制御部8は、ステップS1で分散テーブル2の位置を原点位置へ復帰させる。この動作は、前回の停止位置が原点位置であっても実施する。
次に、制御部8は、ステップS2において12個のヘッドH1〜H12それぞれの積算値を0に設定し、それらをメモリに記憶する。続いて、制御部8は、ステップS3において第1タイマーをオンにして計時を開始する。
制御部8は、ステップS4において、ステップS3の第1タイマーをオンにしてからの経過時間が所定時間Tに達したか否か判定し、その経過時間が所定時間Tに達したときはステップS5へ進み、その経過時間がまだ所定時間Tに達していないときは、ステップS4に待機して引き続きその経過時間を監視する。
なお、所定時間Tは、物品Mの排出間隔の最短時間よりも短く設定されている。なぜなら、各ヘッドH1〜H12のプールホッパ4が空か否かを判定するための所定時間が長くなると、空ではないと判定されたプールホッパ4から物品Mが排出されて空になったにもかかわらず、空ではないと判定されたままの誤判定状態が長く維持され、物品Mの供給先を偏らせる可能性があるからである。
しかしながら、本実施形態の組合せ計量装置1では、所定時間Tは物品Mの排出間隔の最短時間よりも短くすることによって、その分だけ誤判定状態が短くなり、その分だけ誤判定状態を短くすることができる。
制御部8は、ステップS5において空のプールホッパ4を有するヘッドHに点数1を与える。たとえば、m番のヘッドHmのプールホッパ4が空のとき、ヘッドHmの積算値は1となる。
制御部8は、ステップS6においてヘッドHmの隣のヘッドHm−1のプールホッパ4が空か否か判定し、ヘッドHm−1のプールホッパ4が空のときはステップS7に進み、空でないときはステップS71に進む。
制御部8は、ステップS7においてヘッドHmに点数1を与える。ヘッドHmの直前の積算値は1であったので、この加点によりヘッドHmの積算値は2となる。
制御部8は、ステップS8において、ヘッドHmの隣のヘッドHm+1のプールホッパ4が空か否か判定し、ヘッドHm+1のプールホッパ4が空のときはステップS9に進み、空でないときはステップS91に進む。
制御部8は、ステップS9において、ヘッドHmに点数1を与える。ヘッドHmの直前の積算値は2であったので、この加点によりヘッドHmの積算値は3となる。
制御部8は、ステップS10において、12個のヘッドH1〜H12の中から積算値が最大であるヘッドHjを特定する。
(4−2−2)ステップS6→ステップS71→ステップS8〜S10の説明
他方、制御部8がステップS6においてヘッドHmの隣のヘッドHm−1のプールホッパ4が空ではないと判定したとき、ステップS71へ進みヘッドHm−2,Hm−1,Hmの積算値をリセットし、次のステップS8へ進む。
制御部8は、ステップS8においてヘッドHmの隣のヘッドHm+1のプールホッパ4が空であると判定したとき、ステップS9へ進みヘッドHmに点数1を与える。ヘッドHmの直前の積算値はリセットされて0であったので、この加点によりヘッドHmの積算値は1となる。
そして、制御部8は、ステップS10において、12個のヘッドH1〜H12の中から積算値が最大であるヘッドHjを特定する。
(4−2−3)ステップS6〜S8→ステップS91→ステップS10の説明
制御部8は、ステップS6においてヘッドHmの隣のヘッドHm−1のプールホッパ4が空であると判定したとき、ステップS7に進みヘッドHmに点数1を与える。ヘッドHmの直前の積算値は1であったので、この加点によりヘッドHmの積算値は2となる。
制御部8は、ステップS8においてヘッドHmの隣のヘッドHm+1のプールホッパ4が空ではないと判定したとき、ステップS91に進みヘッドHm,Hm+1,Hm+2の積算値をリセットする。
そして、制御部8は、ステップS10において、12個のヘッドH1〜H12の中から積算値が最大であるヘッドHjを特定する。
(4−2−4)ステップS6→ステップS71→ステップS8→ステップS91→ステップS10の説明
制御部8がステップS6においてヘッドHmの隣のヘッドHm−1のプールホッパ4が空ではないと判定したとき、ステップS71へ進みヘッドHm−2,Hm−1,Hmの積算値をリセットし、次のステップS8へ進む。
制御部8は、ステップS8においてヘッドHmの隣のヘッドHm+1のプールホッパ4が空ではないと判定したとき、ステップS91に進みヘッドHm,Hm+1,Hm+2の積算値をリセットする。
そして、制御部8は、ステップS10において、12個のヘッドH1〜H12の中から積算値が最大であるヘッドHjを特定する。
(4−2−5)ステップS11〜ステップS19
制御部8は、ステップS11において、分散テーブル2の緩傾斜面2fがヘッドHjに向くように分散テーブル2を回転させる。分散テーブル2の回転駆動部2bの動力はステッピングモータであり、各ヘッドの位置が原点位置から起算してステッピングモータの駆動パルスの何パルス分に相当するのか、予めメモリに記憶されている。それゆえ、制御部8は、直前まで分散テーブル2の緩傾斜面2fが向いていた先のヘッダ位置からヘッドHj位置までの必要パルス数を算出することができる。
制御部8は、ステップS12において、分散テーブル2の緩傾斜面2fがヘッドHjに向いたか否かを判定する。この判定については、制御部8が直前まで分散テーブル2の緩傾斜面2fが向いていた先のヘッダ位置からヘッドHj位置までの必要パルス数を算出した後、その必要パルス数が回転駆動部2bのステッピングモータに全て出力されたか否かによって判定することができる。
制御部8は、分散テーブル2の緩傾斜面2fがヘッドHjに向いたと判定したときはステップS13に進み、分散テーブル2の緩傾斜面2fがヘッドHjに向いていないと判定したときは、ステップS12に待機して、分散テーブル2の緩傾斜面2fがヘッドHjに向いたか否かを引き続き監視する。
制御部8は、ステップS13において分散テーブル2の回転を停止し、次のステップS14に進む。続いて、制御部8は、ステップS14において第2タイマーをオンにして計時を開始する。
制御部8は、ステップS15において、ステップS14で第2タイマーをオンにしてからの経過時間が停止時間Sに達したか否か判定し、その経過時間が停止時間Sに達したときはステップS16へ進み、その経過時間がまだ停止時間Sに達していないときは、ステップS15に待機して引き続きその経過時間を監視する。
なお、本実施形態では、物品Mの供給速度の切り換えにともなう分散テーブル2の停止時間Sの変更に対応できるよう、分散テーブル2の停止時間を可変にしている。
制御部8は、ステップS16においてヘッドHjの積算値をリセットし、次のステップS17に進む。
制御部8は、ステップS17において第1タイマー及び第2タイマーをリセットし、次のステップS18に進む。制御部8は、ステップS18において運転停止指令の有無を判定し、運転停止指令がないと判定したときはステップS3まで戻って運転を継続し、運転停止指令があると判定したときはステップ19に進んで運転を停止する。
(5)特徴
(5−1)
組合せ計量装置1は、分散テーブル2と、その分散テーブル2の回転を制御する制御部8とを備えている。分散テーブル2には、緩傾斜面2fが形成されており、その緩傾斜面2fの方向への物品供給を他の方向よりも多くする指向性を持たせている。制御部8は、所定時間T毎に繰り返し各ヘッドH1〜H12のプールホッパ4が空か否かを判定し、空と判定されたプールホッパ4に対応するヘッドHmに点数を付与して積算していき、点数の積算値が高いヘッドHjに緩傾斜面2fの方向が向くように分散テーブル2を回転させる。制御部8は、物品Mを供給すべきプールホッパ4が多く分布する領域を点数で把握して、その方向へ物品Mを向わせることができるので、物品Mの供給偏りが抑制される。その結果、計量精度が向上する。
(5−2)
上記所定時間Tは、物品Mの排出間隔の最短時間よりも短く設定されているので、その分だけ「プールホッパ4が空であるにもかかわらず空ではないと判定されたままの誤判定状態」を短くすることができる。その結果、物品Mの供給偏りが抑制され、計量精度が高まり生産性が向上する。
(5−3)
制御部8は、隣接するプールホッパ4の空の情報を取り込んで点数の積算値を高めることによって、その積算値が高い方向に物品Mの投入待ちプールホッパ4が多く分布している状態が作り出され、分散方向がばらついて仮に積算値が高いヘッドHのプールホッパ4から外れても、少なくとも投入待ちプールホッパ4のいずれかに物品Mが投入されることになる。
(5−4)
制御部8は、特定のヘッドの点数の積算値が突出して高くなることを回避するために、プールホッパ4が空であるヘッドHmに隣接するヘッドHm+1のプールホッパ4に物品Mが投入されたときにもヘッドHmの積算値をリセットする。
(5−5)
また、制御部8は、特定のヘッドの点数の積算値が突出して高くなることを回避するために、積算値が高いヘッドHjに緩傾斜面2fの方向が向くように分散テーブル2を回転させた後に分散テーブル2を停止し、予め設定されている停止時間Sが経過した後にヘッドHjの積算値をリセットする。
(5−6)
物品Mの種類によって供給速度の切り換えが必要となり、それにともなって分散テーブル2の停止時間Sも変更する必要があるが、この組合せ計量装置では、分散テーブル2の停止時間Sが可変であるので、装置の使用者にとって使い勝手がよい。
(6)その他
上記実施形態では、所定時間Tとして組合せ計量サイクル開始信号間隔を採用してもよい。なぜなら、組合せ計量サイクル開始信号は、物品が排出されて空になる起点は連動信号や自発信号であり、その結果ホッパが空になることより、まず時間の基準を連動信号等の起点となるからである。
また、それに限定されるものではなく、ホッパ排出信号であっても良い。なぜなら、物品が排出されて空になる起点は排出信号でもあるからである。
さらに、所定時間Tは可変であってもよい。例えば、組合せ計量サイクル毎ではなく、組合せ計量サイクル開始信号が発生して一定時間後の次の組合せ計量サイクル開始信号の発生の後に、「各ヘッドHのプールホッパ4が空か否か」の判断をするのではなく、次々回の組合せ計量サイクル開始信号の発生の後に「各ヘッドHのプールホッパ4が空か否か」の判断をしてもよい。またそれが不定間隔であってもよい。
以上のように、本発明によれば、複数の供給先へ物品を供給する装置において、供給順序を決定する制御に有用である。
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル
2a 緩傾斜面2f(第1方向)
4 プールホッパ
8 制御部
H ヘッド
特開2010−175408号公報

Claims (5)

  1. 被計量物の重量を計量するホッパを有する複数のヘッドが円周方向に並ぶ組合せ計量装置であって、
    前記ヘッドそれぞれに向けて物品を送る分散機能を有し、前記分散機能に第1方向への物品供給を他の方向よりも多くする指向性を持たせた分散テーブルと、
    前記分散テーブルの回転を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、所定時間毎に前記各ヘッドの前記ホッパが空か否かを判定し、空と判定された前記ホッパに対応する前記ヘッドに点数を付与して積算していき、前記点数の積算値が高いヘッドに前記第1方向が向くように前記分散テーブルを回転させ
    さらに、前記制御部は、前記複数のヘッドのうち第1ヘッド及び前記第1ヘッドに隣接する第2ヘッドのいずれか一方の前記ホッパに前記被計量物が投入されたとき、前記第1ヘッドの前記点数の積算値をリセットする、
    組合せ計量装置。
  2. 前記所定時間は、被計量物の排出間隔の最短時間よりも短く設定されている、
    請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記制御部は、前記複数のヘッドのうち前記ホッパが空であって前記点数が付与された所定ヘッドに対して、前記所定ヘッドに隣接するヘッドの前記ホッパが空であるときにも前記点数を付与する、
    請求項1又は請求項2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記制御部は、前記積算値が高い前記ヘッドに前記第1方向が向くように前記分散テーブルを回転させた後に前記分散テーブルを停止し、予め設定されている停止時間が経過した後に前記ヘッドの前記積算値をリセットする、
    請求項1に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記分散テーブルの前記停止時間は可変である、
    請求項に記載の組合せ計量装置。
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