JP2011144037A - 用紙折り装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り加工時の生産性を落とすことなく、且つ排紙トレイ又はスタッカー上に排出された折り加工後の用紙の整合を乱さないこと。
【解決手段】画像形成装置から排出されてきた用紙を導入する導入経路と、導入経路に配置されて用紙を搬送する搬送ローラ対と、搬送される用紙の中間部を挟圧して折り目を形成する第1乃至第4の折りローラと、搬送される用紙の適所と当接して他の部位を撓ませることにより撓み部を折りローラ対に挟圧させて搬送方向の折り位置を決定する第1乃至第3のストッパ手段と、を備え、4本の折りローラを構成する第1折りローラと第2折りローラは接触部に第1挟圧部を形成し、第2折りローラと第3折りローラは接触部に第2挟圧部を形成し、第3折りローラと第4折りローラは接触部に第3挟圧部を形成し、用紙に対する折り加工の種類に応じて、用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置から排出されてきた用紙を導入する導入経路と、導入経路に配置されて用紙を搬送する搬送ローラ対と、搬送される用紙の中間部を挟圧して折り目を形成する第1乃至第4の折りローラと、搬送される用紙の適所と当接して他の部位を撓ませることにより撓み部を折りローラ対に挟圧させて搬送方向の折り位置を決定する第1乃至第3のストッパ手段と、を備え、4本の折りローラを構成する第1折りローラと第2折りローラは接触部に第1挟圧部を形成し、第2折りローラと第3折りローラは接触部に第2挟圧部を形成し、第3折りローラと第4折りローラは接触部に第3挟圧部を形成し、用紙に対する折り加工の種類に応じて、用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機や印刷機等の画像形成装置等に内蔵され、又は画像形成装置等に併設されて画像形成された用紙を受け入れて、Z折り、二つ折り、三つ折りなどの所定の折り加工を行う用紙折り装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機や印刷機等の画像形成装置により画像が形成された用紙(記録紙)は、画像形成装置から排出された後に、画像形成装置に併設されている用紙折り装置によって種々の折り加工を施される場合がある。
図12は、用紙の折り加工形状について説明するための図である。図示するように、折り加工には、用紙の中間部を折り曲げる二つ折り、用紙の2箇所を互い違いに折り曲げてZ字状にする外三つ折り及びZ折り、用紙の2箇所を同一面側に折り曲げる内三つ折り等がある。外三つ折りでは2つの折り目の位置が2つの用紙端部と夫々ほぼ重なっているのに対し、Z折りでは、少なくとも一方の折り目が用紙端部と重なっておらず、用紙端部が折り山よりも突出しているという特徴がある。
Z折り加工した用紙を排紙トレイや折り装置内のスタッカーに排出する場合に、用紙の折り目が上になるように排出すると、先に排出された用紙の折り目の下に、後に排出された用紙が潜りこんでしまい、排出時に整合が乱れてしまうという問題があった。
この問題を解決すべく特許文献1のフィニッシャにおいては、用紙をZ折りする紙折り手段の用紙搬送方向上流側又は下流側に、用紙の表裏を反転させるスイッチバック手段を設けている。用紙をスイッチバック手段にて表裏反転させることにより、用紙の折り目が下になるように排出されるので、先の用紙の折り目の下に後の用紙が潜り込むことなく、用紙の整合が乱れないという特徴がある。
図12は、用紙の折り加工形状について説明するための図である。図示するように、折り加工には、用紙の中間部を折り曲げる二つ折り、用紙の2箇所を互い違いに折り曲げてZ字状にする外三つ折り及びZ折り、用紙の2箇所を同一面側に折り曲げる内三つ折り等がある。外三つ折りでは2つの折り目の位置が2つの用紙端部と夫々ほぼ重なっているのに対し、Z折りでは、少なくとも一方の折り目が用紙端部と重なっておらず、用紙端部が折り山よりも突出しているという特徴がある。
Z折り加工した用紙を排紙トレイや折り装置内のスタッカーに排出する場合に、用紙の折り目が上になるように排出すると、先に排出された用紙の折り目の下に、後に排出された用紙が潜りこんでしまい、排出時に整合が乱れてしまうという問題があった。
この問題を解決すべく特許文献1のフィニッシャにおいては、用紙をZ折りする紙折り手段の用紙搬送方向上流側又は下流側に、用紙の表裏を反転させるスイッチバック手段を設けている。用紙をスイッチバック手段にて表裏反転させることにより、用紙の折り目が下になるように排出されるので、先の用紙の折り目の下に後の用紙が潜り込むことなく、用紙の整合が乱れないという特徴がある。
しかしながら、特許文献1の発明のようにスイッチバック動作を加えると、スイッチバック動作の分だけ折り加工に時間を要し、用紙折り装置の生産性が大きく低下するという問題がある。このため、画像形成装置の画像形成速度を高めてもその速度を活かすことができないという問題がある。
また、従来の用紙折り装置においては、夫々の折り方に対する用紙の通過経路が1種類しか存在しなかった。そのため、例えば内三つ折り加工をする場合に、画像形成面が内側になるか外側になるかは、画像形成装置から排出される用紙の何れの面に画像が形成されているかに依存することとなり、折り加工された用紙の画像形成面を自由に選択することができないという問題があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、折り加工時の生産性を落とすことなく、且つ排紙トレイ又はスタッカー上に排出された折り加工後の用紙の整合を乱さない用紙折り装置を提供することを目的としている。また、折り加工された用紙の画像形成面を自由に設定可能な用紙折り装置を提供することを目的としている。
また、従来の用紙折り装置においては、夫々の折り方に対する用紙の通過経路が1種類しか存在しなかった。そのため、例えば内三つ折り加工をする場合に、画像形成面が内側になるか外側になるかは、画像形成装置から排出される用紙の何れの面に画像が形成されているかに依存することとなり、折り加工された用紙の画像形成面を自由に選択することができないという問題があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、折り加工時の生産性を落とすことなく、且つ排紙トレイ又はスタッカー上に排出された折り加工後の用紙の整合を乱さない用紙折り装置を提供することを目的としている。また、折り加工された用紙の画像形成面を自由に設定可能な用紙折り装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置から排出されてきた用紙を導入する導入経路と、該導入経路に配置されて該用紙を搬送する搬送ローラ対と、搬送される用紙の中間部を挟圧して折り目を形成する少なくとも4本の折りローラと、搬送される該用紙の適所と当接して他の部位を撓ませることにより該撓み部を該折りローラ対に挟圧させて搬送方向の折り位置を決定する複数のストッパ手段と、を備え、前記4本の折りローラを構成する第1折りローラと第2折りローラは接触部に第1挟圧部を形成し、前記第2折りローラと第3折りローラは接触部に第2挟圧部を形成し、前記第3折りローラと第4折りローラは接触部に第3挟圧部を形成し、前記第1・第2・第3の各挟圧部によって、前記用紙に対して、二つ折り、内三つ折り、外三つ折り、Z折りのいずれかの折り加工を施した上で、該用紙を排出部に向け排出する構成を備えた用紙折り装置において、前記第1折りローラは前記導入経路の下流側端部に配置され、該導入経路の下流側端部からは第1搬送路が延設され、該第1搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第1ストッパ手段が配置され、前記第2折りローラは、前記第1ストッパ手段により先端部を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第1折りローラとの間で挟圧して第1折り部を形成する位置に配置され、前記第1挟圧部の下流側には前記用紙の先端部又は前記第1折り部を導入する第2搬送路が形成され、該第2搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第2ストッパ手段が配置され、前記第3折りローラは、前記第2ストッパ手段により前記用紙の先端部又は前記第1折り部を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第2折りローラとの間で挟圧して第2折り部を形成する位置に配置され、前記第3折りローラの下流側には前記用紙の先端部、前記第1折り部又は前記第2折り部を導入可能な第3搬送路が形成され、該第3搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第3ストッパ手段が配置され、前記第4折りローラは、前記第3ストッパ手段により適所を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第3折りローラとの間で挟圧して第3折り部を形成する位置に配置され、前記第4折りローラの下流側には、前記排出部が配置されており、前記第1折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を進退し、該近接位置にあるときに前記導入経路から導入されてきた用紙の先端を前記第1挟圧部に導き、該離間位置にある時に用紙先端を前記第1搬送路に導く第1切替爪と、前記第2折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動し、該近接位置にあるときに前記第1挟圧部を通過した用紙を前記第2挟圧部に導き、該離間位置にある時に前記第1挟圧部を通過した用紙を前記第2搬送路に導く第2切替爪と、前記第3折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動し、該近接位置にあるときに前記第2挟圧部を通過した用紙を前記第3挟圧部に導き、該離間位置にある時に前記第2挟圧部を通過した用紙を前記第3搬送路に導く第3切替爪と、を備え、前記用紙に対する折り加工の種類に応じて前記第1乃至第3切替爪を移動させることにより、前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更するように構成した用紙折り装置を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記第1乃至第3切替爪を選択的に移動させて前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を切替え変更することにより、折り加工後の前記用紙の画像面の方向を内向き又は外向きの何れかに変更可能にした請求項1記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、折り加工前の前記用紙の画像面に応じて、前記第1乃至第3切替爪を移動させることにより、前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更するように構成した請求項1又は2記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記用紙に対する折り加工の種類が二つ折りと、内三つ折りと、外三つ折りと、Z折りと、からなる場合に、その折り加工の種類に応じて前記第1乃至第3ストッパ手段を進退移動させる請求項1乃至3の何れか一項記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記排出部として、折り加工後の用紙を装置外部に排出する排出路と、折り加工後の用紙を装置内部に載置するスタッカーと、を備え、前記第3折りローラ及び第4折りローラの外周面に近接した位置に配置され、第3折りローラに近接した排紙位置と第4折りローラに近接したスタック位置との間を移動し、前記排紙位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記排出路に導き、前記スタック位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記スタッカーに導く第4切替爪を備えた請求項1乃至4の何れか一項記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項6に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、請求項1乃至5の何れか一項記載の用紙折り装置と、を備えた画像形成装置を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、折り加工前の前記用紙の画像面に応じて、前記第1乃至第3切替爪を移動させることにより、前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更するように構成した請求項1又は2記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記用紙に対する折り加工の種類が二つ折りと、内三つ折りと、外三つ折りと、Z折りと、からなる場合に、その折り加工の種類に応じて前記第1乃至第3ストッパ手段を進退移動させる請求項1乃至3の何れか一項記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記排出部として、折り加工後の用紙を装置外部に排出する排出路と、折り加工後の用紙を装置内部に載置するスタッカーと、を備え、前記第3折りローラ及び第4折りローラの外周面に近接した位置に配置され、第3折りローラに近接した排紙位置と第4折りローラに近接したスタック位置との間を移動し、前記排紙位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記排出路に導き、前記スタック位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記スタッカーに導く第4切替爪を備えた請求項1乃至4の何れか一項記載の用紙折り装置を特徴とする。
請求項6に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、請求項1乃至5の何れか一項記載の用紙折り装置と、を備えた画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、折り目を形成する挟圧部を適宜選択して折り加工をするので、折り加工後の用紙排出先が装置外であってもスタッカーであっても、用紙Pを反転させる必要がなく、折り加工の生産性が低下することがない。
以下、本発明にかかる用紙折り装置の実施形態について説明する。なお、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。図1は、本発明に係る用紙折り装置の全体を示した概略構成図である。
本発明に係る用紙折り装置1は、用紙搬送方向上流側に併設された複写機や印刷機等の画像形成装置(不図示)から排出されてきた用紙Pを受け入れて、4本の折りローラ201乃至204によって用紙Pの中間部を挟圧して折り目を形成する装置である。
本発明に係る用紙折り装置1は、画像形成装置1000(図11参照)から排出されてきた用紙Pを略水平の状態にて受け入れる用紙受け入れ部IPと、用紙受け入れ部IPから導入された用紙Pを排出路EPと導いてそのまま排出する通過路PPと、を備えている。通過路PPの中間部からは、用紙Pを折りローラ201へ向けて搬送する導入経路100が分岐し、分岐部には搬送経路を通過路PP又は導入経路100の何れかに切り替える導入切替爪300が配置されている。
本発明に係る用紙折り装置1は、画像形成装置1000(図11参照)から排出されてきた用紙Pを略水平の状態にて受け入れる用紙受け入れ部IPと、用紙受け入れ部IPから導入された用紙Pを排出路EPと導いてそのまま排出する通過路PPと、を備えている。通過路PPの中間部からは、用紙Pを折りローラ201へ向けて搬送する導入経路100が分岐し、分岐部には搬送経路を通過路PP又は導入経路100の何れかに切り替える導入切替爪300が配置されている。
導入経路100は、用紙折り装置1内に略垂直方向に配置され、用紙受け入れ部IPから導入された用紙Pを略垂直方向に搬送する。導入経路100の中間部には、用紙Pを搬送する搬送ローラ対600が配置され、導入経路100の終端部には第1折りローラ201が配置されている。
導入経路100の終端部(下流側端部)には第1搬送路101が延設され、第1搬送路101内には搬送されてきた用紙Pの先端部と当接して他の部位を撓ませる第1ストッパ手段401が配置されている。第1ストッパ手段401は、用紙Pの搬送方向に進退移動することにより、用紙Pの搬送方向における撓み部の形成位置、すなわち用紙Pの折り位置を決定する。第1折りローラ201には搬送ローラ601が当接して挟圧部N0を形成しており、導入経路100内を搬送されてきた用紙Pを挟圧部N0にて挟圧しつつ第1搬送路101又は第1挟圧部N1へと搬送する。
第1折りローラ201には第2折りローラ202が接触して、該接触部分に第1挟圧部N1を形成している。第2折りローラ202は、第1ストッパ手段401により用紙Pの適所に形成された撓み部分を第1挟圧部N1にて挟圧して用紙Pに対して第1折り部を形成する位置に配置されている。
第1折りローラ201に近接した位置には、用紙Pを第1搬送路101又は第1挟圧部N1の何れかに搬送するように切り替える第1切替爪301が配置されている。第1切替爪301は、第1折りローラ201の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を進退移動するように構成され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第1挟圧部N1に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第1搬送路101に導く。
導入経路100の終端部(下流側端部)には第1搬送路101が延設され、第1搬送路101内には搬送されてきた用紙Pの先端部と当接して他の部位を撓ませる第1ストッパ手段401が配置されている。第1ストッパ手段401は、用紙Pの搬送方向に進退移動することにより、用紙Pの搬送方向における撓み部の形成位置、すなわち用紙Pの折り位置を決定する。第1折りローラ201には搬送ローラ601が当接して挟圧部N0を形成しており、導入経路100内を搬送されてきた用紙Pを挟圧部N0にて挟圧しつつ第1搬送路101又は第1挟圧部N1へと搬送する。
第1折りローラ201には第2折りローラ202が接触して、該接触部分に第1挟圧部N1を形成している。第2折りローラ202は、第1ストッパ手段401により用紙Pの適所に形成された撓み部分を第1挟圧部N1にて挟圧して用紙Pに対して第1折り部を形成する位置に配置されている。
第1折りローラ201に近接した位置には、用紙Pを第1搬送路101又は第1挟圧部N1の何れかに搬送するように切り替える第1切替爪301が配置されている。第1切替爪301は、第1折りローラ201の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を進退移動するように構成され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第1挟圧部N1に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第1搬送路101に導く。
第1挟圧部N1の下流側には、用紙Pの先端部又は第1折り部を導入する第2搬送路102が形成され、第2搬送路102内には、搬送されてきた用紙Pの先端部又は第1折り部と当接して他の部位を撓ませる第2ストッパ手段402が配置されている。第2ストッパ手段402は、用紙Pの搬送方向に進退移動することにより、用紙Pの搬送方向における撓み部の形成位置、すなわち用紙Pの折り位置を決定する。
第2折りローラ202には第3折りローラ203が接触して、該接触部分に第2挟圧部N2を形成している。第3折りローラ203は、第2ストッパ手段402により用紙Pに形成された撓み部分を第2挟圧部N2にて挟圧して用紙Pに対して第2折り部を形成する位置に配置されている。
第2折りローラ202に近接した位置には、用紙Pを第2搬送路102又は第2挟圧部N2の何れかに搬送するように切り替える第2切替爪302が配置されている。第2切替爪302は、第2折りローラ202の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動するよう回動自在に軸支され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第2挟圧部N2に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第2搬送路102に導く。
第2折りローラ202には第3折りローラ203が接触して、該接触部分に第2挟圧部N2を形成している。第3折りローラ203は、第2ストッパ手段402により用紙Pに形成された撓み部分を第2挟圧部N2にて挟圧して用紙Pに対して第2折り部を形成する位置に配置されている。
第2折りローラ202に近接した位置には、用紙Pを第2搬送路102又は第2挟圧部N2の何れかに搬送するように切り替える第2切替爪302が配置されている。第2切替爪302は、第2折りローラ202の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動するよう回動自在に軸支され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第2挟圧部N2に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第2搬送路102に導く。
第2挟圧部N2の下流側には、用紙Pの第1折り部又は第2折り部を導入する第3搬送路103が形成され、第3搬送路103内には、搬送されてきた用紙Pの第1折り部又は第2折り部と当接して他の部位を撓ませる第3ストッパ手段403が配置されている。第3ストッパ手段403は、用紙Pの搬送方向に進退移動することにより、用紙Pの搬送方向における撓み部の形成位置、すなわち用紙Pの折り位置を決定する。
第3折りローラ203には第4折りローラ204が接触して、該接触部分に第3挟圧部N3を形成している。第4折りローラ204は、第3ストッパ手段403により用紙Pに形成された撓み部分を第3挟圧部N3にて挟圧して用紙Pに対して第3折り部を形成する位置に配置されている。
第3折りローラ203に近接した位置には、用紙Pを第3搬送路103又は第3挟圧部N3の何れかに搬送するように切り替える第3切替爪303が配置されている。第3切替爪303は、第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動するように回動自在に軸支され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第3挟圧部N3に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第3搬送路103に導く。
第3折りローラ203には第4折りローラ204が接触して、該接触部分に第3挟圧部N3を形成している。第4折りローラ204は、第3ストッパ手段403により用紙Pに形成された撓み部分を第3挟圧部N3にて挟圧して用紙Pに対して第3折り部を形成する位置に配置されている。
第3折りローラ203に近接した位置には、用紙Pを第3搬送路103又は第3挟圧部N3の何れかに搬送するように切り替える第3切替爪303が配置されている。第3切替爪303は、第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動するように回動自在に軸支され、近接位置にあるときに用紙Pの先端部を第3挟圧部N3に導き、離間位置にあるときに用紙Pの先端部を第3搬送路103に導く。
第3挟圧部N3の下流側には、折り加工が終了した用紙Pの第1折り部又は第2折り部を導入して、排出路EPへと搬送する第4搬送路104、及び、用紙折り装置1内に配置されて折り加工後の用紙Pを集積するスタッカー500へと搬送する第5搬送路105が配置されている。第3挟圧部N3の下流側には、用紙Pを第4搬送路104又は第5搬送路105の何れかに搬送するように切り替える第4切替爪304が配置されている。第4切替爪304は、第3折りローラ203と第4折りローラ204との何れかに近接するように回動自在に軸支され、第3折りローラ203の外周面に近接した排紙位置にあるときに用紙Pを排出路EPへと導き、第4折りローラ204の外周面に近接したスタック位置にあるときに用紙Pをスタッカー500へと導く。
なお、第4搬送路104と第5搬送路105の中間部には、用紙Pを搬送する搬送ローラ対604と搬送ローラ対605が所定の間隔にて配置されている。
また、用紙折り装置1は、装置全体を制御する制御手段及びユーザーからの指示を受け付ける操作手段(いずれも不図示)を備えており、上述の各ストッパ手段及び各切替爪は、制御手段の制御に基づいて動作する。なお、用紙折り装置1に制御手段と操作手段の双方又は一方を備えずに、例えば画像形成装置1000等、外部からの制御信号に基づいて動作するように構成してもよい。
なお、第4搬送路104と第5搬送路105の中間部には、用紙Pを搬送する搬送ローラ対604と搬送ローラ対605が所定の間隔にて配置されている。
また、用紙折り装置1は、装置全体を制御する制御手段及びユーザーからの指示を受け付ける操作手段(いずれも不図示)を備えており、上述の各ストッパ手段及び各切替爪は、制御手段の制御に基づいて動作する。なお、用紙折り装置1に制御手段と操作手段の双方又は一方を備えずに、例えば画像形成装置1000等、外部からの制御信号に基づいて動作するように構成してもよい。
以上の構成を有する用紙折り装置1による用紙の折り加工について、以下詳細に説明する。最初にZ折り加工について説明し、続いて内三つ折り加工、外三つ折り加工及び二つ折り加工について説明する。
〔Z折り加工(装置外部へ排出する場合)〕
最初にZ折り加工について説明する。図2(a)乃至(d)は、Z折り加工後の用紙を装置外部へ排出する場合の加工工程について説明するための図である。なお、図2においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
〔Z折り加工(装置外部へ排出する場合)〕
最初にZ折り加工について説明する。図2(a)乃至(d)は、Z折り加工後の用紙を装置外部へ排出する場合の加工工程について説明するための図である。なお、図2においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、第1折りローラ201に近接する近接位置へと切り替えられた第1切替爪301により、用紙Pを第1挟圧部N1に案内する(図2(a))。第2切替爪302(不図示)は第2折りローラ202の外周面から離間した離間位置に切り替えられており、第1挟圧部N1を通過した用紙Pは第2搬送路102に案内される。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接すると、第2ストッパ手段402と第1挟圧部N1との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pの撓み部を第2挟圧部N2に導入する。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203の回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき1回目の折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成される(図2(b))。
さらに、用紙Pは第2挟圧部N2にて挟持されつつ、第2折り部から第3搬送路103に導入される(図2(c))。このとき第3切替爪303は、第3折りローラ203から離間した離間位置に切り替えられた状態である。第2折り部が第3ストッパ手段403に当接すると、第2折り部と第2挟圧部N2を通過した用紙Pとの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pの撓み部を第2挟圧部N2に導入する。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203の回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき1回目の折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成される(図2(b))。
さらに、用紙Pは第2挟圧部N2にて挟持されつつ、第2折り部から第3搬送路103に導入される(図2(c))。このとき第3切替爪303は、第3折りローラ203から離間した離間位置に切り替えられた状態である。第2折り部が第3ストッパ手段403に当接すると、第2折り部と第2挟圧部N2を通過した用紙Pとの中間部に撓み部が形成される。
第2折り部が第3ストッパ手段403に当接した状態にてさらに用紙Pを搬送すると、撓み部が第3折りローラ203と第4折りローラ204の回転により第3挟圧部N3に導かれる。このとき2回目の折り動作が行われて、第3挟圧部N3によって第3折り部が形成され、Z折り加工が終了する(図2(d))。最後に、第4切替爪304を、第3折りローラ203の外周面に近接した排紙位置に切り替えて、用紙Pを第4搬送路104へ案内し、用紙排出路EPから用紙折り装置1の外部に排出する。
用紙折り装置1から排出された用紙Pは、用紙折り装置1の下流側に併設されている用紙後処理装置(不図示)に導入されてさらなる後処理加工が施されるか、又は用紙集積部(不図示)に集積されることとなる。
なお、前述のように、Z折り加工の場合は、集積された用紙Pの整合性を乱さないために、用紙の折り目が下になるように排出する必要がある。またZ折りの場合、折り目のある方に画像面がくることが一般的である(図12参照)。従って、Z折りが選択された場合であって、排出先が用紙折り装置1の外部である場合には、用紙受け入れ部IPから受け入れる用紙Pの画像面を下側(図1参照)に限定する。
用紙折り装置1から排出された用紙Pは、用紙折り装置1の下流側に併設されている用紙後処理装置(不図示)に導入されてさらなる後処理加工が施されるか、又は用紙集積部(不図示)に集積されることとなる。
なお、前述のように、Z折り加工の場合は、集積された用紙Pの整合性を乱さないために、用紙の折り目が下になるように排出する必要がある。またZ折りの場合、折り目のある方に画像面がくることが一般的である(図12参照)。従って、Z折りが選択された場合であって、排出先が用紙折り装置1の外部である場合には、用紙受け入れ部IPから受け入れる用紙Pの画像面を下側(図1参照)に限定する。
〔Z折り加工(スタッカーへ排出する場合)〕
次に、Z折り加工後の用紙を用紙折り装置内部のスタッカー500へ排紙する場合について図3に基づいて説明する。図3(a)乃至(d)は、Z折り加工後の用紙をスタッカーへ排出する場合の加工工程について説明するための図である。なお、図3においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
まず、用紙受け入れ部IPから導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、用紙Pを第1搬送路101に案内する(図3(a))。このとき第1切替爪301は、第1折りローラ201から離間する離間位置へと切り替えられた状態である。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接すると、第1ストッパ手段401と挟圧部N0との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接した状態にて、さらに用紙Pを搬送すると、撓み部が第1折りローラ201と第2折りローラ202の回転により第1挟圧部N1に導かれる。このとき1回目の折り動作が行われ、第1挟圧部N1によって第1折り部が形成される(図2(b))。
次に、Z折り加工後の用紙を用紙折り装置内部のスタッカー500へ排紙する場合について図3に基づいて説明する。図3(a)乃至(d)は、Z折り加工後の用紙をスタッカーへ排出する場合の加工工程について説明するための図である。なお、図3においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
まず、用紙受け入れ部IPから導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、用紙Pを第1搬送路101に案内する(図3(a))。このとき第1切替爪301は、第1折りローラ201から離間する離間位置へと切り替えられた状態である。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接すると、第1ストッパ手段401と挟圧部N0との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接した状態にて、さらに用紙Pを搬送すると、撓み部が第1折りローラ201と第2折りローラ202の回転により第1挟圧部N1に導かれる。このとき1回目の折り動作が行われ、第1挟圧部N1によって第1折り部が形成される(図2(b))。
さらに、用紙は第1挟圧部N1にて挟持されつつ、第1折り部から第2搬送路102に導入される(図2(c))。このとき第2切替爪302(不図示)は第2折りローラ202の外周面から離間した離間位置に切り替えられた状態である。第1折り部が第2ストッパ手段402に当接すると、第2ストッパ手段402と第1挟圧部N1との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて第1折り部が第2ストッパ手段402に当接した状態にてさらに用紙Pを搬送すると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203との回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき2回目の折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成されて、Z折り加工が終了する(図2(d))。最後に第4切替爪304を第3折りローラ203の外周面から離間したスタック位置に切り替えて、用紙Pを第5搬送路105へ案内してスタッカー500に集積する。
なお、前述のように、Z折り加工の場合は、集積された用紙Pの整合性を乱さないために、用紙の折り目が下になるように排出する必要がある。またZ折りの場合、折り目のある方に画像面がくることが一般的である(図12参照)。従って、Z折りが選択された場合であって、排出先がスタッカー500である場合には、用紙受け入れ部IPから受け入れる用紙Pの画像面を上側(図1参照)に限定する。
続いて第1折り部が第2ストッパ手段402に当接した状態にてさらに用紙Pを搬送すると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203との回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき2回目の折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成されて、Z折り加工が終了する(図2(d))。最後に第4切替爪304を第3折りローラ203の外周面から離間したスタック位置に切り替えて、用紙Pを第5搬送路105へ案内してスタッカー500に集積する。
なお、前述のように、Z折り加工の場合は、集積された用紙Pの整合性を乱さないために、用紙の折り目が下になるように排出する必要がある。またZ折りの場合、折り目のある方に画像面がくることが一般的である(図12参照)。従って、Z折りが選択された場合であって、排出先がスタッカー500である場合には、用紙受け入れ部IPから受け入れる用紙Pの画像面を上側(図1参照)に限定する。
以上のように本発明によれば、同一形状の折り加工(ここではZ折り加工)をする場合に、折り目を形成する挟圧部を適宜選択して折り加工をするので、折り加工後の用紙排出先が装置外であってもスタッカーであっても、用紙Pを反転させることなく、折り目の位置が下になるように集積でき、折り加工の生産性が低下することがない。また、折り目の位置が下になるように集積できるので、先に排出された用紙Pの折り目の下に次に排出された用紙Pが潜りこむといった不具合を防止できる。
〔内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)〕
続いて、内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)をする場合について図4、図5に基づいて説明する。図4は、内三つ折り加工(画像面外側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。図5は、外三つ折り加工(画像面内側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。なお、図4、図5においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)の場合、用紙Pは図2の場合と同一の搬送路を通過するが、最終的な折り加工形状が異なる。従って、以下の説明においては、図2に示す折り加工と異なる点を中心に説明し、同一の点については説明を省略する。
内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)が図2に示すZ折り加工と異なる点は、図2に比べて第2ストッパ手段402が第1挟圧部N1及び第2挟圧部N2から遠方に配置されている点、第3ストッパ手段403が第2挟圧部N2及び第3挟圧部N3から遠方に配置されている点である。用紙Pに対して折り加工をする場合、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、用紙Pに形成する撓み部の位置を自在に変化させることができ、用紙の搬送方向における折り目の位置を変更することができる。従って、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、折り加工の際に同一の経路を通過する場合であっても、異なる折り形状とすることができる。
続いて、内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)をする場合について図4、図5に基づいて説明する。図4は、内三つ折り加工(画像面外側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。図5は、外三つ折り加工(画像面内側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。なお、図4、図5においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)の場合、用紙Pは図2の場合と同一の搬送路を通過するが、最終的な折り加工形状が異なる。従って、以下の説明においては、図2に示す折り加工と異なる点を中心に説明し、同一の点については説明を省略する。
内三つ折り加工(画像面外側)及び外三つ折り加工(画像面内側)が図2に示すZ折り加工と異なる点は、図2に比べて第2ストッパ手段402が第1挟圧部N1及び第2挟圧部N2から遠方に配置されている点、第3ストッパ手段403が第2挟圧部N2及び第3挟圧部N3から遠方に配置されている点である。用紙Pに対して折り加工をする場合、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、用紙Pに形成する撓み部の位置を自在に変化させることができ、用紙の搬送方向における折り目の位置を変更することができる。従って、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、折り加工の際に同一の経路を通過する場合であっても、異なる折り形状とすることができる。
また、内三つ折り及び外三つ折りの場合、図12に示すように、折り目と用紙Pの端部位置とが略一致していることから、用紙Pの集積時に、先に排出された用紙Pの折り目の下に次に排出された用紙Pが潜りこむことがない。従って、内三つ折り及び外三つ折りの場合は、折り加工が終了した後に第4切替爪304を排紙位置又はスタック位置に切り替えることにより、装置外部への排出とスタッカー500への排出を自由に選択することができる。
また、図4、図5においては、用紙Pの画像面を下側にして用紙折り装置1に受け入れる例を示しているが、画像面上側の状態にて用紙折り装置1に受け入れてもよい。この場合、折り加工後の用紙Pは画像面が内側となる内三つ折り又は画像面が外側となる外三つ折りとなり、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
また、図4、図5においては、用紙Pの画像面を下側にして用紙折り装置1に受け入れる例を示しているが、画像面上側の状態にて用紙折り装置1に受け入れてもよい。この場合、折り加工後の用紙Pは画像面が内側となる内三つ折り又は画像面が外側となる外三つ折りとなり、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
〔内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)〕
続いて、内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)をする場合について図6、図7に基づいて説明する。図6は、内三つ折り加工(画像面内側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。図7は、外三つ折り加工(画像面外側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。なお、図6、図7においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)の場合、用紙Pは図3の場合と同一の搬送路を通過するが、最終的な折り加工形状が異なるのは、図2に対する図4、図5の場合と同様である。
内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)が図3に示すZ折り加工と異なる点は、図3に比べて第1ストッパ手段401が第1挟圧部N1から遠方に配置されている点、第2ストッパ手段402が第1挟圧部N1及び第2挟圧部N2から遠方に配置されている点である。このように、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、折り加工の際に同一の経路を通過する場合であっても、異なる折り形状とすることができる。
また、折り加工が終了した後に第4切替爪304を排紙位置又はスタック位置に切り替えることにより、装置外部への排出とスタッカー500への排出を自由に選択することができる。
また、用紙Pを画像面上側の状態にて用紙折り装置1に受け入れてもよい。この場合、折り加工後の用紙Pは画像面が外側となる内三つ折り又は画像面が内側となる外三つ折りとなり、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
続いて、内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)をする場合について図6、図7に基づいて説明する。図6は、内三つ折り加工(画像面内側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。図7は、外三つ折り加工(画像面外側)をする場合の用紙の搬送経路を示す図である。なお、図6、図7においては便宜上、第2切替爪302の描画を省略してある。
内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)の場合、用紙Pは図3の場合と同一の搬送路を通過するが、最終的な折り加工形状が異なるのは、図2に対する図4、図5の場合と同様である。
内三つ折り加工(画像面内側)及び外三つ折り加工(画像面外側)が図3に示すZ折り加工と異なる点は、図3に比べて第1ストッパ手段401が第1挟圧部N1から遠方に配置されている点、第2ストッパ手段402が第1挟圧部N1及び第2挟圧部N2から遠方に配置されている点である。このように、各ストッパ手段の位置を進退移動させることにより、折り加工の際に同一の経路を通過する場合であっても、異なる折り形状とすることができる。
また、折り加工が終了した後に第4切替爪304を排紙位置又はスタック位置に切り替えることにより、装置外部への排出とスタッカー500への排出を自由に選択することができる。
また、用紙Pを画像面上側の状態にて用紙折り装置1に受け入れてもよい。この場合、折り加工後の用紙Pは画像面が外側となる内三つ折り又は画像面が内側となる外三つ折りとなり、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
〔二つ折り加工(画像面外側)〕
続いて、二つ折り加工(画像面外側)をする場合について図8に基づいて説明する。図8(a)、(b)は、二つ折り加工(画像面外側)をする場合の加工工程について説明するための図である。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、第1折りローラ201に近接する近接位置へと切り替えられた第1切替爪301により、用紙Pを第1挟圧部N1に案内する(図8(a))。第2切替爪302は第2折りローラ202の外周面から離間した離間位置に切り替えられており、第1挟圧部N1を通過した用紙Pは第2搬送路102に案内される。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接すると、第2ストッパ手段402と第1挟圧部N1との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pを撓み部から第2挟圧部N2に導入する。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203の回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成される(図8(b))。第3切替爪303は第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、用紙Pは第3挟圧部N3を経由して、第4搬送路104からスタッカー500へ集積される。
なお、二つ折りの場合も内三つ折り及び外三つ折の場合と同様、第4切替爪304を排紙位置に切り替えて、用紙排出路EPから用紙折り装置1の外部に排出されるようにしてもよい。また、用紙Pの画像面を上側にして用紙折り装置1に受け入れてもよく、この場合には、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
続いて、二つ折り加工(画像面外側)をする場合について図8に基づいて説明する。図8(a)、(b)は、二つ折り加工(画像面外側)をする場合の加工工程について説明するための図である。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、第1折りローラ201に近接する近接位置へと切り替えられた第1切替爪301により、用紙Pを第1挟圧部N1に案内する(図8(a))。第2切替爪302は第2折りローラ202の外周面から離間した離間位置に切り替えられており、第1挟圧部N1を通過した用紙Pは第2搬送路102に案内される。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接すると、第2ストッパ手段402と第1挟圧部N1との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pを撓み部から第2挟圧部N2に導入する。用紙Pの先端部が第2ストッパ手段402に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第2折りローラ202と第3折りローラ203の回転により第2挟圧部N2に導かれる。このとき折り動作が行われ、第2挟圧部N2によって第2折り部が形成される(図8(b))。第3切替爪303は第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、用紙Pは第3挟圧部N3を経由して、第4搬送路104からスタッカー500へ集積される。
なお、二つ折りの場合も内三つ折り及び外三つ折の場合と同様、第4切替爪304を排紙位置に切り替えて、用紙排出路EPから用紙折り装置1の外部に排出されるようにしてもよい。また、用紙Pの画像面を上側にして用紙折り装置1に受け入れてもよく、この場合には、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
〔二つ折り加工(画像面内側)〕
続いて、二つ折り加工(画像面内側)をする場合について図9に基づいて説明する。図9(a)、(b)は、二つ折り加工(画像面外側)をする場合の加工工程について説明するための図である。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、第1折りローラ201から離間する離間位置へと切り替えられた第1切替爪301により、用紙Pを第1搬送路101に案内する(図9(a))。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接すると、第1ストッパ手段401と挟圧部N0との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pを第1挟圧部N1に導入する。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第1折りローラ201と第2折りローラ202の回転により第1挟圧部N1に導かれる(図9(b))。このとき折り動作が行われ、第1挟圧部N1によって第1折り部が形成される。このとき第2切替爪302は、第2折りローラ202の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、第1挟圧部N1を通過した用紙Pは第2挟圧部N2に案内される。さらに、第3切替爪303は、第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、用紙Pは第3挟圧部N3を経由して、第4搬送路104からスタッカー500へ集積される。
なお、二つ折りの場合も内三つ折り及び外三つ折の場合と同様、第4切替爪304を排紙位置に切り替えて、用紙排出路EPから用紙折り装置1の外部に排出されるようにしてもよい。また、用紙Pの画像面を上側にして用紙折り装置1に受け入れてもよく、この場合には、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
続いて、二つ折り加工(画像面内側)をする場合について図9に基づいて説明する。図9(a)、(b)は、二つ折り加工(画像面外側)をする場合の加工工程について説明するための図である。
まず、用紙受け入れ部IPから画像面下側の状態にて導入された用紙Pを、導入切替爪300によって導入経路100へ案内する(図1参照)。
次に、第1折りローラ201から離間する離間位置へと切り替えられた第1切替爪301により、用紙Pを第1搬送路101に案内する(図9(a))。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接すると、第1ストッパ手段401と挟圧部N0との間に位置する用紙Pの中間部に撓み部が形成される。
続いて、用紙Pを第1挟圧部N1に導入する。用紙Pの先端部が第1ストッパ手段401に当接した状態にて用紙Pが搬送されると、撓み部が第1折りローラ201と第2折りローラ202の回転により第1挟圧部N1に導かれる(図9(b))。このとき折り動作が行われ、第1挟圧部N1によって第1折り部が形成される。このとき第2切替爪302は、第2折りローラ202の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、第1挟圧部N1を通過した用紙Pは第2挟圧部N2に案内される。さらに、第3切替爪303は、第3折りローラ203の外周面に近接した近接位置に切り替えられており、用紙Pは第3挟圧部N3を経由して、第4搬送路104からスタッカー500へ集積される。
なお、二つ折りの場合も内三つ折り及び外三つ折の場合と同様、第4切替爪304を排紙位置に切り替えて、用紙排出路EPから用紙折り装置1の外部に排出されるようにしてもよい。また、用紙Pの画像面を上側にして用紙折り装置1に受け入れてもよく、この場合には、折り加工後の画像面を入れ替えることができる。
図9に示す二つ折り加工では、第1挟圧部N1にて折り目を形成しているが、用紙Pに折り目を形成することなく第3搬送路103に導入すると共に、用紙Pの先端部を第3ストッパ手段403に当接させてできる撓み部を第3挟圧部N3にて挟圧して折り目を形成することも可能である。
以上のように本発明によれば、内三つ折り、外三つ折り、二つ折り加工においても、折り目を形成する挟圧部を適宜選択して折り加工をするので、用紙折り装置の内部で用紙を反転させることなく、折り加工後の画像面の方向が内向き又は外向きの何れかになるよう自由に制御することが可能となり、折り加工の生産性が低下することがない。
以上のように本発明によれば、内三つ折り、外三つ折り、二つ折り加工においても、折り目を形成する挟圧部を適宜選択して折り加工をするので、用紙折り装置の内部で用紙を反転させることなく、折り加工後の画像面の方向が内向き又は外向きの何れかになるよう自由に制御することが可能となり、折り加工の生産性が低下することがない。
〔折り加工と用紙の搬送経路との関係について〕
図10は、用紙の搬送経路を決定する手順の一例について説明するための図である。
本発明に係る用紙折り装置1は、少なくともZ折り、内三つ折り、外三つ折り、二つ折り加工を用紙に対して施すことができる。
例えば、折りモード選択701にて用紙に対して施す折り形状として「Z折り」が選択された場合は、排紙先を選択する(702)。排紙先として用紙折り装置1の外部が選択された場合、用紙折り装置1に導入されるときの用紙Pは下面画像の場合に固定され(703、704)、用紙Pの搬送経路は図2に示す経路となる。また、排紙先としてスタッカー500が選択された場合、用紙折り装置1に導入されるときの用紙Pは上面画像の場合に固定され(706、708)、用紙Pの搬送経路は図3に示す経路となる。
また例えば、折りモード選択701にて「内三つ折り」が選択された場合は、排紙先を選択する(709)。排紙先として用紙折り装置1の外部が選択された場合、用紙Pの折り加工完了時の画像面が内側であるか外側であるかを選択する(710)。外側が選択された場合(711)、用紙Pの搬送経路は図4の装置外排出経路となる。内側が選択された場合(712)、用紙Pの搬送経路は図5の装置外排出経路となる。排紙先としてスタッカー500が選択された場合、用紙Pの折り加工完了時の画像面が内側であるか外側であるかを選択する(713)。外側が選択された場合(714)、用紙Pの搬送経路は図4の経路となる。内側が選択された場合(715)、用紙Pの搬送経路は図5の経路となる。
図10は、用紙の搬送経路を決定する手順の一例について説明するための図である。
本発明に係る用紙折り装置1は、少なくともZ折り、内三つ折り、外三つ折り、二つ折り加工を用紙に対して施すことができる。
例えば、折りモード選択701にて用紙に対して施す折り形状として「Z折り」が選択された場合は、排紙先を選択する(702)。排紙先として用紙折り装置1の外部が選択された場合、用紙折り装置1に導入されるときの用紙Pは下面画像の場合に固定され(703、704)、用紙Pの搬送経路は図2に示す経路となる。また、排紙先としてスタッカー500が選択された場合、用紙折り装置1に導入されるときの用紙Pは上面画像の場合に固定され(706、708)、用紙Pの搬送経路は図3に示す経路となる。
また例えば、折りモード選択701にて「内三つ折り」が選択された場合は、排紙先を選択する(709)。排紙先として用紙折り装置1の外部が選択された場合、用紙Pの折り加工完了時の画像面が内側であるか外側であるかを選択する(710)。外側が選択された場合(711)、用紙Pの搬送経路は図4の装置外排出経路となる。内側が選択された場合(712)、用紙Pの搬送経路は図5の装置外排出経路となる。排紙先としてスタッカー500が選択された場合、用紙Pの折り加工完了時の画像面が内側であるか外側であるかを選択する(713)。外側が選択された場合(714)、用紙Pの搬送経路は図4の経路となる。内側が選択された場合(715)、用紙Pの搬送経路は図5の経路となる。
以下、外三つ折り、二つ折りの場合は内三つ折りと同様であるため、その説明を省略する。用紙Pの搬送経路が決定されたら、用紙折り装置1は、各切替爪及びストッパ手段を適宜移動させて、用紙Pの導入に備える。
なお、Z折りの場合には、用紙Pの折り加工完了時の画像面を選択することができない(710、713に相当するステップがない)のは、Z折りの場合、折り目のある方に画像面がくるように折り加工することが通常であるからである。また、内三つ折り、外三つ折り、二つ折りの場合に、用紙折り装置1に用紙Pを導入するときの画像面が下面であるか上面であるかを指定する(703や706に相当するステップを設ける)ようにしてもよい。
なお、Z折りの場合には、用紙Pの折り加工完了時の画像面を選択することができない(710、713に相当するステップがない)のは、Z折りの場合、折り目のある方に画像面がくるように折り加工することが通常であるからである。また、内三つ折り、外三つ折り、二つ折りの場合に、用紙折り装置1に用紙Pを導入するときの画像面が下面であるか上面であるかを指定する(703や706に相当するステップを設ける)ようにしてもよい。
〔画像形成装置〕
図11は、本発明に係る用紙折り装置を適用した画像形成装置を示す図である。画像形成装置1000は、内部に画像形成処理のための像担持体をはじめとした各装置が装備されており、画像形成処理を終えた用紙が排紙ローラ1000Aを介して用紙折り装置1の用紙受け入れ部IPに導入される。
後処理装置1001には、ステープル搬送路、ステープルトレイ、用紙のスイッチバック路を構成するプルーフ搬送路、綴じ処理装置および叩きコロさらには排紙トレイがそれぞれ設けられている。
画像形成装置1000から排出される用紙Pのうち、後処理が必要ない用紙は、用紙折り装置1内の導入経路100には導入されず、用紙折り装置1内の用紙受け入れ部IPから通過路PP及び排出路EPを通過してそのまま後処理装置1001内のストレート搬送路に導入されて排紙トレイに排出される。
図11は、本発明に係る用紙折り装置を適用した画像形成装置を示す図である。画像形成装置1000は、内部に画像形成処理のための像担持体をはじめとした各装置が装備されており、画像形成処理を終えた用紙が排紙ローラ1000Aを介して用紙折り装置1の用紙受け入れ部IPに導入される。
後処理装置1001には、ステープル搬送路、ステープルトレイ、用紙のスイッチバック路を構成するプルーフ搬送路、綴じ処理装置および叩きコロさらには排紙トレイがそれぞれ設けられている。
画像形成装置1000から排出される用紙Pのうち、後処理が必要ない用紙は、用紙折り装置1内の導入経路100には導入されず、用紙折り装置1内の用紙受け入れ部IPから通過路PP及び排出路EPを通過してそのまま後処理装置1001内のストレート搬送路に導入されて排紙トレイに排出される。
1…用紙折り装置、N0…挟圧部、N1…第1挟圧部、N2…第2挟圧部、N3…第3挟圧部、100…導入経路、101…第1搬送路、102…第2搬送路、103…第3搬送路、104…第4搬送路、105…第5搬送路、201…第1折りローラ、202…第2折りローラ、203…第3折りローラ、204…第4折りローラ、300…導入切替爪、301…第1切替爪、302…第2切替爪、303…第3切替爪、304…第4切替爪、401…第1ストッパ手段、402…第2ストッパ手段、403…第3ストッパ手段、500…スタッカー、600、604、605…搬送ローラ対、601…搬送ローラ、P…用紙、IP…用紙受け入れ部、PP…通過路、EP…排出路、1000…画像形成装置、1000A…排紙ローラ、1001…後処理装置
Claims (6)
- 画像形成装置から排出されてきた用紙を導入する導入経路と、該導入経路に配置されて該用紙を搬送する搬送ローラ対と、搬送される用紙の中間部を挟圧して折り目を形成する少なくとも4本の折りローラと、搬送される該用紙の適所と当接して他の部位を撓ませることにより該撓み部を該折りローラ対に挟圧させて搬送方向の折り位置を決定する複数のストッパ手段と、を備え、
前記4本の折りローラを構成する第1折りローラと第2折りローラは接触部に第1挟圧部を形成し、前記第2折りローラと第3折りローラは接触部に第2挟圧部を形成し、前記第3折りローラと第4折りローラは接触部に第3挟圧部を形成し、
前記第1・第2・第3の各挟圧部によって、前記用紙に対して、二つ折り、内三つ折り、外三つ折り、Z折りのいずれかの折り加工を施した上で、該用紙を排出部に向け排出する構成を備えた用紙折り装置において、
前記第1折りローラは前記導入経路の下流側端部に配置され、該導入経路の下流側端部からは第1搬送路が延設され、該第1搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第1ストッパ手段が配置され、
前記第2折りローラは、前記第1ストッパ手段により先端部を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第1折りローラとの間で挟圧して第1折り部を形成する位置に配置され、
前記第1挟圧部の下流側には前記用紙の先端部又は前記第1折り部を導入する第2搬送路が形成され、該第2搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第2ストッパ手段が配置され、
前記第3折りローラは、前記第2ストッパ手段により前記用紙の先端部又は前記第1折り部を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第2折りローラとの間で挟圧して第2折り部を形成する位置に配置され、
前記第3折りローラの下流側には前記用紙の先端部、前記第1折り部又は前記第2折り部を導入可能な第3搬送路が形成され、該第3搬送路内には停止位置を搬送方向に移動可能な第3ストッパ手段が配置され、
前記第4折りローラは、前記第3ストッパ手段により適所を停止されつつ搬送される用紙の撓み部を前記第3折りローラとの間で挟圧して第3折り部を形成する位置に配置され、
前記第4折りローラの下流側には、前記排出部が配置されており、
前記第1折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を進退し、該近接位置にあるときに前記導入経路から導入されてきた用紙の先端を前記第1挟圧部に導き、該離間位置にある時に用紙先端を前記第1搬送路に導く第1切替爪と、
前記第2折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動し、該近接位置にあるときに前記第1挟圧部を通過した用紙を前記第2挟圧部に導き、該離間位置にある時に前記第1挟圧部を通過した用紙を前記第2搬送路に導く第2切替爪と、
前記第3折りローラの外周面に近接した近接位置と離間した離間位置との間を移動し、該近接位置にあるときに前記第2挟圧部を通過した用紙を前記第3挟圧部に導き、該離間位置にある時に前記第2挟圧部を通過した用紙を前記第3搬送路に導く第3切替爪と、を備え、
前記用紙に対する折り加工の種類に応じて前記第1乃至第3切替爪を移動させることにより、前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更するように構成したことを特徴とする用紙折り装置。 - 前記第1乃至第3切替爪を選択的に移動させて前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を切替え変更することにより、折り加工後の前記用紙の画像面の方向を内向き又は外向きの何れかに変更可能にしたことを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
- 折り加工前の前記用紙の画像面に応じて、前記第1乃至第3切替爪を移動させることにより、前記用紙に対して折り目を形成する挟圧部を変更するように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙折り装置。
- 前記用紙に対する折り加工の種類が二つ折りと、内三つ折りと、外三つ折りと、Z折りと、からなる場合に、その折り加工の種類に応じて前記第1乃至第3ストッパ手段を進退移動させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の用紙折り装置。
- 前記排出部として、折り加工後の用紙を装置外部に排出する排出路と、折り加工後の用紙を装置内部に載置するスタッカーと、を備え、
前記第3折りローラ及び第4折りローラの外周面に近接した位置に配置され、第3折りローラに近接した排紙位置と第4折りローラに近接したスタック位置との間を移動し、前記排紙位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記排出路に導き、前記スタック位置にあるときに前記第3挟圧部を通過した用紙を前記スタッカーに導く第4切替爪を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の用紙折り装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成手段と、請求項1乃至5の何れか一項記載の用紙折り装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010008331A JP2011144037A (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | 用紙折り装置及び画像形成装置 |
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JP2011144037A true JP2011144037A (ja) | 2011-07-28 |
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ID=44459249
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104925578B (zh) * | 2014-03-17 | 2017-06-06 | 柯尼卡美能达办公系统研发(无锡)有限公司 | 折纸机构、纸张后处理装置、成册系统 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62201766A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 複写機等の用紙搬送装置 |
JPS63117869A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-21 | Canon Inc | シ−ト後処理装置 |
JP2001058758A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-03-06 | Minolta Co Ltd | 画像形成システム |
JP2009280335A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Ricoh Co Ltd | 用紙折り装置、用紙処理装置、画像形成装置及び用紙折り方法 |
-
2010
- 2010-01-18 JP JP2010008331A patent/JP2011144037A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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