JP2011143649A - 印刷用コンビネーションマスク版 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属材料で構成された版枠1と、版枠の内側に外周を接着固定して張設された網状体からなるスクリーン紗2と、スクリーン紗の印刷面側中央部に接着固定され、パターン孔が設けられた薄物のメタルマスク3とを備え、薄物のメタルマスクは、縦横方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、スクリーン紗の外周部を版枠に張った際に、メタルマスクの左右上下の全周に位置するスクリーン紗の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲となるようにした。
【選択図】図1
Description
図1はこの発明の実施例1における印刷用コンビネーションマスク版をスキージ面側から見た平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
先ず、この発明による改善後の印刷用コンビネーションマスク版は、版枠1が枠サイズ:736mm×736mm、メタルマスク3がメタルサイズ:620mm×620mm、板厚:25μm、スクリーン紗2がテンション:39N/cm、紗部幅(メタルマスク3の左右にそれぞれ位置するスクリーン紗2の幅領域):1.8cm(片側)×2=3.6cm、張力:3.9kg×3.6=16kgである。そして、メタルマスク3の伸び量は、メタルの中央部の離れた2点間の距離を、初日、1日後、2日後、3日後、6日後について実測することにした。なお、初日の実測値は343.9180mm、1日後の実測値は、343.9180mm、2日後の実測値は343.9230mm、3日後の実測値は343.9270mm、6日後の実測値は343.9280mmである。これから明らかなように、1日後の伸び量は0であった。また、2日後の伸び量は0.0050mm、3日後の伸び量は0.0090mm、6日後の伸び量は0.0100mmであった。この測定結果を図3の表に示す。
一方、従来の改善前の印刷用コンビネーションマスク版は、版枠1が枠サイズ:736mm×736mm、メタルマスクがメタルサイズ:460mm×460mm、板厚:25μm、スクリーン紗がテンション:39N/cm、紗部幅(メタルマスクの左右にそれぞれ位置するスクリーン紗の幅領域):9.8cm(片側)×2=19.6cm、張力:3.9kg×19.6=76.44kgである。そして、メタルマスクの伸び量は、メタルの中央部の離れた2点間の距離を、初日、1日後、2日後、3日後、6日後について実測することにした。なお、初日の実測値は343.9460mm、1日後の実測値は、343.9580mm、2日後の実測値は343.9720mm、3日後の実測値は343.9730mm、6日後の実測値は343.9750mmである。これから明らかなように、1日後の伸び量は0.0120mm、2日後の伸び量は0.0260mm、3日後の伸び量は0.0270mm、6日後の伸び量は0.0290mmであった。この測定結果を図4の表に示す。
なお、図5はこの発明による改善後の印刷用コンビネーションマスク版(実線で示す)と、従来の改善前の印刷用コンビネーションマスク版(点線で示す)の日数経過後の伸び量の変化を比較して示す特性図である。
上記実施例1では、薄物のメタルマスク3は、縦横方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、スクリーン紗2の外周部を版枠1に張った際に、メタルマスク3の左右上下の全周に位置するスクリーン紗2の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲(好ましくは、0.5〜1.9cmの範囲)となるようにしたが、この実施例2においては、図6に示すように、薄物のメタルマスク3は、横方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、スクリーン紗2の外周部を版枠1に張った際に、メタルマスク3の左右両側のみに位置するスクリーン紗2の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲(好ましくは、0.5〜1.9cmの範囲)となるようにしている。この場合、薄物のメタルマスク3に設けられるパターン孔4は、縦方向より横方向が長い横長の孔となる。なお、図6に示すものとは反対に、薄物のメタルマスク3は、縦方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、スクリーン紗2の外周部を版枠1に張った際に、メタルマスク3の上下両側のみに位置するスクリーン紗2の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲(好ましくは、0.5〜1.9cmの範囲)となるようにしても良い。この場合、薄物のメタルマスク3に設けられるパターン孔4は、横方向より縦方向が長い縦長の孔となる。
2 スクリーン紗
3 薄物のメタルマスク
4 パターン孔
Claims (5)
- 金属材料で構成された版枠と、
前記版枠の内側に外周を接着固定して張設された網状体からなるスクリーン紗と、
前記スクリーン紗の印刷面側中央部に接着固定され、パターン孔が設けられた薄物のメタルマスクとを備え、
前記薄物のメタルマスクは、縦横方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、前記スクリーン紗の外周部を前記版枠に張った際に、前記メタルマスクの左右上下の全周に位置するスクリーン紗の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲となるようにしたことを特徴とする印刷用コンビネーションマスク版。 - 金属材料で構成された版枠と、
前記版枠の内側に外周を接着固定して張設された網状体からなるスクリーン紗と、
前記スクリーン紗の印刷面側中央部に接着固定され、パターン孔が設けられた薄物のメタルマスクとを備え、
前記薄物のメタルマスクは、横方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、前記スクリーン紗の外周部を前記版枠に張った際に、前記メタルマスクの左右両側のみに位置するスクリーン紗の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲となるようにしたことを特徴とする印刷用コンビネーションマスク版。 - 金属材料で構成された版枠と、
前記版枠の内側に外周を接着固定して張設された網状体からなるスクリーン紗と、
前記スクリーン紗の印刷面側中央部に接着固定され、パターン孔が設けられた薄物のメタルマスクとを備え、
前記薄物のメタルマスクは、縦方向の長さを通常のサイズよりも大きくすることにより、前記スクリーン紗の外周部を前記版枠に張った際に、前記メタルマスクの上下両側のみに位置するスクリーン紗の幅領域が0.2〜3.5cmの範囲となるようにしたことを特徴とする印刷用コンビネーションマスク版。 - スクリーン紗の幅領域を0.5〜1.9cmの範囲にしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷用コンビネーションマスク版。
- 薄物のメタルマスクは板厚が50μ〜30μ以下であり、スクリーン紗は1cm当り3〜3.9kgの張力を持って張られていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷用コンビネーションマスク版。
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JP2010007105A JP2011143649A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | 印刷用コンビネーションマスク版 |
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2010
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