JP2011142188A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】光電変換部の暗電流を低減し、SN比を高める。
【解決手段】固体撮像素子は、P型の半導体52にN型の電荷蓄積層55が形成された光電変換部13と、アクティブ領域R1’とを備える。アクティブ領域R1’は、P型の半導体52に形成された分離領域によって囲まれたものである。アクティブ領域R1’には、トランジスタのソース又はドレインとなるN型の第1の拡散領域48と、P型の半導体52よりも不純物濃度が高く、P型の半導体52に電位を供給するためのP型の第2の拡散領域71とが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像素子に関するものである。
下記特許文献1に開示された固体撮像素子では、各画素が光電変換部としてのフォトダイオードを有している。各フォトダイオードは、P型ウエル内に形成されたN型の電荷蓄積層と、前記P型ウエルの一部(前記電荷蓄積層の下側部分)とから構成されている。各フォトダイオードのアノードは接地されている。各フォトダイオードのアノードを接地するためには、前記P型ウエルにグランド電位を印加することになる。
特許文献1に開示される固体撮像素子では、前記P型ウエル内の表面側に、前記P型ウエルよりも不純物濃度が高いP型拡散領域(以下、「P型ウエルコンタクト拡散領域」と呼ぶ。)を形成し、このP型ウエルコンタクト拡散領域にグランド電位を印加することで、P型ウエルコンタクト拡散領域を介して前記P型ウエルにグランド電位を印加する。P型ウエルコンタクト拡散領域は、画素に対して1対1あるいは他の所定の割合(例えば、2対1、3対1など)で設けられ、その割合で選択された画素の付近に配置される。
そして、従来は、各P型ウエルコンタクト拡散領域の周囲全体には、LOCOSによる厚いシリコン酸化膜などの素子分離部が形成されていた。換言すると、各P型ウエルコンタクト拡散領域が形成されたアクティブ領域(活性領域又は能動領域と呼ばれる場合もある。)には、当該P型ウエルコンタクト拡散領域のみが形成されていた。
特開2004−247647号公報
しかしながら、本発明者の研究の結果、前述したようなP型ウエルコンタクト拡散領域を有する従来の固体撮像素子では、P型ウエルコンタクト拡散領域に関する構造に起因して、光電変換部の暗電流が増大していることが判明した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、光電変換部の暗電流を低減することができ、これによりSN比を高めることができる固体撮像素子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様による固体撮像素子は、第1導電型の半導体に第2導電型の電荷蓄積領域が形成された光電変換部と、アクティブ領域とを備えたものである。前記アクティブ領域は、前記第1導電型の半導体に形成された分離領域によって囲まれたものである。前記アクティブ領域には、トランジスタのソース又はドレインとなる第2導電型の第1の拡散領域と、前記第1導電型の半導体よりも不純物濃度が高く、前記第1導電型の半導体に電位を印加するための第1導電型の第2拡散領域とが形成されている。
第2の態様による固体撮像素子は、前記第1の態様において、前記第1の拡散領域は、前記第1及び第2の拡散領域間に存するPN接合に逆方向バイアスが加わるような電位が印加される領域であるものである。
第3の態様による固体撮像素子は、前記第1又は第2の態様において、電荷を受け取って前記電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する転送部と、前記電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタと、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部と、前記増幅トランジスタを選択してその出力を信号線に供給する選択トランジスタと、を備え、前記第1の拡散領域は、前記増幅トランジスタのドレイン又は前記選択トランジスタのドレインであるものである。
第4の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記第2の拡散領域よりも不純物濃度が低い前記第1導電型の第3の拡散領域、又は前記第1導電型の半導体の一部が、前記第2の拡散領域と隣接するように、前記第1及び第2の拡散領域間に介在したものである。
第5の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記第1の拡散領域よりも不純物濃度が低い前記第2導電型の第4の拡散領域が、前記第1の拡散領域と隣接するように、前記第1及び第2の拡散領域間に介在したものである。
第6の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域とが隣接したものである。
本発明によれば、光電変換部の暗電流を低減することができ、これによりSN比を高めることができる固体撮像素子を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による固体撮像素子を示す回路図である。 図1に示す固体撮像素子の、隣接する2個の画素を模式的に示す概略平面図である。 図2中のA−B線に沿った概略断面図である。 比較例による固体撮像素子の、隣接する2個の画素を模式的に示す概略平面図である。 図4の中C−D線に沿った概略断面図である。 図1に示す固体撮像素子の各変形例の要部を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態による固体撮像素子の、隣接する2個の画素を模式的に示す概略平面図である。
以下、本発明による固体撮像素子について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による固体撮像素子1を示す回路図である。図1では、3×3個の画素11を有するものとして示しているが、画素数はこれに限られるものではない。
固体撮像素子1は、2次元状に配置された複数の画素11と、画素11の出力を選択するための垂直走査回路4及び水平走査回路5と、画素11のカラム毎に設けられ画素11から出力される画素信号を受け取る垂直信号線32と、各垂直信号線32に対応して設けられ対応する垂直信号線32の信号をゲート電極(図示せず)に受け取って当該信号に応じたカラム信号を出力するMOSトランジスタからなるカラムアンプ35と、対応するカラムアンプ35からの信号について相関二重サンプリング処理を行うCDS回路36と、CDS回路36の出力を水平スイッチトランジスタ37を介して受け取る水平信号線31と、水平信号線31の信号をゲート電極(図示せず)に受け取って当該信号に応じた出力信号を出力するMOSトランジスタからなる出力アンプ38と、を備えている。
各画素11は、図1に示すように、光電変換部13と、光電変換部13から後述のフローティング拡散部に電荷を転送する転送部としての転送トランジスタ14と、フローティング拡散部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタ15と、増幅トランジスタ15を選択してその出力を垂直信号線32に供給する選択トランジスタ16と、フローティング拡散部の電位をリセットするリセット部としてのリセットトランジスタ17とを有している。ここでは、転送トランジスタ14、増幅トランジスタ15、選択トランジスタ16、リセットトランジスタ17のいずれも、NMOSトランジスタである。
転送トランジスタ14は、そのゲートが配線21によって行方向に共通に接続され、垂直走査回路4の駆動信号φTG(n,n+1)に従って動作する。選択トランジスタ16は、そのゲートが配線22によって行方向に共通に接続され、垂直走査回路4の駆動信号φL(n,n+1)に従って動作する。また、リセットトランジスタ17は、そのゲートが配線23によって行方向に共通に接続され、垂直走査回路4の駆動信号φRS(n,n+1)に従って動作する。増幅トランジスタ15のドレインとリセットトランジスタ17のドレインは、全画素共通に接続され、配線24を介して第2の電位としての電源電圧VDDに接続されている。増幅トランジスタ15のソースは選択トランジスタ16のドレインと接続され、選択トランジスタ16のソースは垂直信号線32と列方向(カラム方向)に共通に接続されている。
各垂直信号線32の一方の端部には定電流源33と、垂直信号線32をリセットする垂直信号線リセットトランジスタ34が配置される。定電流源33には一定電圧VCSが、垂直信号線リセットトランジスタ34には一定電圧VRVが印加される。ここでは、VCS、VRVの両方とも接地電位(グランド電位)としている。垂直信号線リセットトランジスタ34のゲートには駆動信号φRVが印加され、この駆動信号φRVに従って垂直信号線32がリセットされる。
各垂直信号線32の他方の端部は、カラムアンプ35、CDS回路36、水平スイッチトランジスタ37を介して水平信号線31に接続されている。水平信号線31には、出力アンプ38が接続されている。水平スイッチトランジスタ37のゲート電極は、配線25と接続されている。水平スイッチトランジスタ37は、水平走査回路5からの駆動信号φHによって動作する。
なお、図示されていないが、水平信号線31には水平信号線31をリセットする水平リセットトランジスタが実際には配置され、信号が読み出されるたびに水平信号線31を一定電位にリセットする。
CDS回路36は、相関二重サンプリングを行う。増幅トランジスタ15から出力される電気信号には、固定パターンノイズやリセットノイズなど(以下、単にノイズと記載する)に対応するダークレベルが含まれている。ダークレベルは、増幅トランジスタ15のゲート電位をリセットするごとに変化する。そこで、まず、リセット直後のノイズに対応する電気信号(ダークレベル)を画素11から出力し、CDS回路36に一旦蓄積させる。次いで、光電変換部13に蓄積されている光電荷を増幅トランジスタ15のゲートに転送しノイズと重畳した光電荷に対応する電気信号を画素からCDS回路36に出力し、両者を差し引いて光電荷に対応する真の電気信号を水平スイッチトランジスタ37を介して水平信号線31に出力する。相関二重サンプリングの手法は周知技術であり、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態による固体撮像素子1では、前述した各駆動信号が所定のタイミングで出力されることにより、信号の読み出し駆動が行われる。ここで、この信号の読み出し駆動に関して、簡単に説明する。
露光が開始され所定時間経過したのち、選択行の選択トランジスタ16がオン状態とされ、ソースフォロワ読み出しが開始される。それと同時に、選択行のリセットトランジスタ17がオン状態とされる。これにより、フローティング拡散部及び増幅トランジスタ15のゲートは、電源電圧VDDの電圧にリセットされる。次いで、リセットトランジスタ17はオフ状態とされるが、フローティング拡散部及び増幅トランジスタ15のゲートは、リセット時の電位を保持する。
この動作と並行して、ソースフォロワ読み出しが行われ、選択トランジスタ16を介して増幅トランジスタ15から、上記のリセット時の電位に対応する信号(以下暗信号と称す)が垂直信号線32に出力されCDS回路36に保持される。
CDS回路36では、明信号から暗信号を減算処理し、リセット時のノイズが除去された真の信号を、水平スイッチトランジスタ37を介して出力アンプ38に供給する。出力アンプ38は、CDS回路36から水平スイッチトランジスタ37を介して受け取った信号を増幅して、外部へ出力する。
ここで、図1に示す固体撮像素子1の各画素11の構造について、図2乃至図3を参照して説明する。図2は、図1に示す固体撮像素子1の、隣接する2個の画素11を模式的に示す概略平面図である。図3は、図2中のA−B線に沿った概略断面図である。実際には、光電変換部13の上部にはカラーフィルタやマイクロレンズなどが配置されるが、ここでは省略する。また、図3では配線等を省略し、図2においても一部の配線32,47しか図示していない。
本実施の形態では、N型シリコン基板51上にP型の半導体としてのP型ウエル52を設け、P型ウエル52中に光電変換部13などの画素部における各素子を配置させている。P型ウエル52に代えて、例えば、P型エピタキシャル成長層を用いてもよい。各画素11は、素子分離部としてのLOCOSによる厚いシリコン酸化膜56によって、分離されている。素子分離部としての厚いシリコン酸化膜56が形成された領域が素子分離領域であり、素子分離領域に囲まれた領域がアクティブ領域である。必要に応じて、シリコン酸化膜56の下に分離拡散領域を形成してもよい。また、LOCOS分離に代えて、例えば、STI(shallow trench isolation)分離等を採用してもよい。
図2において、符号41、42、48、49及び50は、前述した各トランジスタの一部となっている不純物濃度の高いN型不純物拡散領域であり、P型ウエル52内の表面側に形成されている。符号43、44、45及び46は、ポリシリコンによる各トランジスタのゲート電極である。なお、符号48は、配線24(図1参照。図2及び図3では省略。)を介して電源電圧VDDが印加される電源拡散部である。符号48aは、配線24と拡散領域(第1の拡散領域)48とのコンタクトである。符号41、42は、電荷を受け取って前記電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部としてのフローティング拡散部である。また、電極43、44、46は、配線21、23、22(図1参照。図2では省略。)とそれぞれ接続されており、垂直走査回路4から出力される駆動信号φTG、φRS、φLがそれぞれ印加される。
光電変換部13は、P型ウエル52内に形成されたN型の電荷蓄積層55と、その表面側に配置されたP型の空乏化防止層54と、P型ウエル52の一部(P型ウエル52における電荷蓄積層55の下側部分)とを有する埋め込み型フォトダイオードである。しかし、光電変換部13は、埋め込みフォトダイオードに代えて、空乏化防止層54の無いフォトダイオードにしても良い。
光電変換部13は、入射する光を光電変換し、生じた電荷を電荷蓄積層55に蓄積する。光電変換部13の電荷蓄積層55に蓄積された電荷は、転送トランジスタ14がオン状態とされることによってフローティング拡散部41、42に転送される。
転送トランジスタ14は、光電変換部13の電荷蓄積層55をソース、一方のフローティング拡散部41をドレインとしたMOSトランジスタである。転送トランジスタ14は、そのゲート43(以下、転送ゲートと称す)に印加される駆動信号φTGにより駆動される。
フローティング拡散部41、42は、転送ゲート43と隣接配置される第1のフローティング拡散部41と、第1のフローティング拡散部41とは素子分離部によって隔てられた第2のフローティング拡散部42とを有し、それらは配線47によって電気的に接続されている。また、フローティング拡散部41、42は、配線47によって増幅トランジスタ15のゲート45と電気的に接続されている。符号41a,42a,45aは、配線47と第1のフローティング拡散部41、第2のフローティング拡散部42及びゲート45とのコンタクトをそれぞれ示している。
増幅トランジスタ15は、電源拡散部48をドレイン、拡散領域49をソースとするMOSトランジスタである。上記のように、増幅トランジスタ15のゲート電極45は、フローティング拡散部41、42(転送トランジスタ14のドレイン)に接続されている。そして、増幅トランジスタ15は、そのゲート電極45の電圧に応じた電気信号を出力する。したがって、増幅トランジスタ15は、光電変換部13で生成・蓄積された電荷の量に応じた電気信号(画素信号)を出力する。
選択トランジスタ16は、拡散領域49をソース、拡散領域50をドレインとするMOSトランジスタである。選択トランジスタ16は、オン状態にされることで、増幅トランジスタ15の出力を垂直信号線32に出力する。すなわち、増幅トランジスタ15と選択トランジスタ16によって、ソースフォロワによる読み出しが可能となっている。なお、符号50aは、垂直信号線32と拡散領域50とのコンタクトである。
リセットトランジスタ17は、電源拡散部48をドレイン、第2のフローティング拡散部42をソースとするMOSトランジスタである。リセットトランジスタ17は、オン状態にされることで、フローティング拡散部41、42に蓄積されている電荷をリセットする。
本実施の形態では、図2及び図3に示すように、各画素11の付近に、P型ウエル52に第1の電位としてのグランド電位を印加するためのP型の拡散領域(第2の拡散領域。以下、「ウエルコンタクト拡散領域」と呼ぶ。)71が、それぞれ設けられている。このように、本実施の形態では、ウエルコンタクト拡散領域71は、画素11に対して1対1に設けられている。もっとも、本発明では、ウエルコンタクト拡散領域71は、画素11に対して他の所定の割合(例えば、2対1、3対1など)で設けてもよい。
ウエルコンタクト拡散領域71の不純物濃度は、P型ウエル52の不純物濃度よりも高い。各ウエルコンタクト拡散領域71は、対応する画素11のN型の電源拡散部(第1の拡散領域)48と同じアクティブ領域R1’内において、P型ウエル52の表面側に形成されている。アクティブ領域R1’は、素子分離領域56に囲まれる領域である。本実施の形態では、各画素11において、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間には素子分離部(本実施の形態では、厚いシリコン酸化膜56)が形成されておらず、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48とは同じアクティブ領域R1’内で隣接し、両者がPN接合している。各ウエルコンタクト拡散領域71は、グランド電位を供給する配線(図示せず。以下、「GND配線」と呼ぶ。)に接続されている。符号71aは、GND配線とウエルコンタクト拡散領域71とのコンタクトである。
本実施の形態では、N型の電源拡散部(第1の拡散領域)48には第2の電位としての電源電圧VDDが印加され、P型のウエルコンタクト拡散領域71には第1の電位としてのグランド電位が印加されるので、電源拡散部48とウエルコンタクト拡散領域71との間のPN接合に逆バイアスが加わり、両者の間が電気的に分離される。換言すれば、第1の拡散領域48は、第1の拡散領域48とウエルコンタクト拡散領域71との間に存するPN接合に逆バイアスが加わるような大小関係であって第1の電位(ウエルコンタクト拡散領域71に印加される電位であって、本実施の形態では、グランド電位)に対する大小関係を有する第2の電位(本実施の形態では、電源電圧)が、印加される拡散領域となっている。また、第1の拡散領域48は、先の説明からわかるように、増幅トランジスタ15のドレインとなっている。
ここで、本実施の形態による固体撮像素子1と比較される比較例による固体撮像素子について説明する。図4は、この比較例による固体撮像素子の、隣接する2個の画素11を模式的に示す概略平面図であり、図2に対応している。図5は、図4の中C−D線に沿った概略断面図であり、図3に対応している。この比較例は、前述した従来技術に相当している。図4及び図5において、図2及び図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
この比較例が本実施の形態と異なる所は、この比較例では、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間に素子分離部(厚いシリコン酸化膜56)が形成され、ウエルコンタクト拡散領域71は、電源拡散部48が形成されているアクティブ領域R1とは異なるアクティブ領域R2内に形成されている点のみである。ウエルコンタクト拡散領域71の周囲全体には、素子分離部(厚いシリコン酸化膜56)が形成されている。アクティブ領域R2には、ウエルコンタクト拡散領域71のみが形成されている。
ウエルコンタクト拡散領域71はP型不純物を高濃度にイオン注入して形成されるので、電荷の発生中心となる結晶欠陥を多く含む。ウエルコンタクト拡散領域71で発生した正孔・電子対のうち、正孔はGND配線に流れ込み、電子はP型ウエル52中を拡散して、その一部の電子100は光電変換部13の電荷蓄積層55に流れ込む。この流れが光電変換部13の暗電流となる。即ち、ウエルコンタクト拡散領域71は光電変換部13の暗電流発生源となっている。
これに対し、本実施の形態では、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間には素子分離部(厚いシリコン酸化膜56)が形成されておらず、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48とは同じアクティブ領域R1’内で隣接し、両者がPN接合している。
したがって、本実施の形態では、前記比較例と比べて、ウエルコンタクト拡散領域71で発生した電子は、P型ウエル52を介して光電変換部13の電荷蓄積層55に拡散するよりも、同じアクティブ領域R1’内にあるN型の電源拡散部48に吸収され易くなる。このため、本実施の形態では、前記比較例と比べて、ウエルコンタクト拡散領域71で発生した電子が、光電変換部13の電荷蓄積層55に流れ込む割合が低下し、N型の電源拡散部48に吸収される割合が増加する。このようにウエルコンタクト拡散領域71で発生した電子の光電変換部13への拡散が抑えられる。よって、本実施の形態によれば、ウエルコンタクト拡散領域71を発生源とする光電変換部13の暗電流が低減される。これにより、SN比が高まる。
[第1の実施の形態の変形例]
本発明では、前記第1の実施の形態による固体撮像素子1を、図6に示すように種々に変形させてもよい。図6は、本実施の形態による固体撮像素子1の各変形例の要部を示す概略断面図であり、図3に対応している。図6において、図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
図6(a)に示す変形例では、P型のウエルコンタクト拡散領域(第2の拡散領域)71とN型の電源拡散部(第1の拡散領域)48との間に、ウエルコンタクト拡散領域71よりも不純物濃度が低いP型の第3の拡散領域72、及び、電源拡散部48よりも不純物濃度が低いN型の第4の拡散領域73が、介在されている。P型の第3の拡散領域72は、ウエルコンタクト拡散領域71と隣接している。N型の第4の拡散領域73は、電源拡散部48と隣接している。拡散領域72と拡散領域73とがPN接合されている。本例では、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間に存するPN接合は、拡散領域72,73間のPN接合となっている。
本例によれば、前記第1の実施の形態と同様の利点を得ることができるとともに、拡散領域72,73によって、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間の耐圧が前記第1の実施の形態に比べて高まるという利点も得られる。なお、図6(a)に示す変形例の場合は、拡散領域72の不純物濃度をP型ウエル52の不純物濃度と異なる濃度に設定することができる。
図6(b)に示す変形例は、図6(a)に示す変形例において、拡散領域72の部分をP型ウエル52の一部のままにしたものである。本例によっても、図6(a)に示す変形例と同様の利点が得られる。
図6(c)に示す変形例では、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間に、電源拡散部48よりも不純物濃度が低いN型の拡散領域73のみを介在させている。本例によっても、図6(a)に示す変形例と同様の利点が得られる。
図6(d)に示す変形例では、ウエルコンタクト拡散領域71と電源拡散部48との間に、ウエルコンタクト拡散領域71よりも不純物濃度が低いP型の拡散領域72のみを介在させている。本例によっても、図6(a)に示す変形例と同様の利点が得られる。
図6(e)に示す変形例は、図6(d)に示す変形例において、拡散領域72の部分をP型ウエル52の一部のままにしたものである。本例によっても、図6(a)に示す変形例と同様の利点が得られる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態による固体撮像素子の、隣接する2個の画素11を模式的に示す概略平面図であり、図2に対応している。図7において、図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。なお、図7中の破線71A,71B,71Cは、本実施の形態の後述する変形例を説明するためのものであり、本実施の形態の説明では無視されたい。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、前記第1の実施の形態では、ウエルコンタクト拡散領域71が電源拡散部48と同じアクティブ領域R1’内において形成され、ウエルコンタクト拡散領域71が電源拡散部48とPN接合されていたのに対し、本実施の形態では、ウエルコンタクト拡散領域71がN型拡散領域42と同じアクティブ領域内において形成され、ウエルコンタクト拡散領域71がN型拡散領域42とPN接合されている点のみである。
N型拡散領域42は電源拡散部48と異なり常時電源電圧が印加されているわけではないので、第1の実施の形態においてウエルコンタクト拡散領域71で発生した電子が電源拡散部48に吸収され易くなる程ではないが、本実施の形態においても、前記比較例と比べて、ウエルコンタクト拡散領域71で発生した電子は、P型ウエル52を介して光電変換部13の電荷蓄積層55に拡散するよりも、同じアクティブ領域内にあるN型拡散領域42に吸収され易くなる。よって、本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態ほどではないが、ウエルコンタクト拡散領域71を発生源とする光電変換部13の暗電流が低減される。
本実施の形態のようにウエルコンタクト拡散領域71をN型拡散領域42と同じアクティブ領域内において形成する代わりに、ウエルコンタクト拡散領域71を図7中の破線71A,71B又は71Cで示す位置に配置してN型拡散領域50,49又は41と同じアクティブ領域内に形成してもよい。これらの変形例の場合にも、本実施の形態と同様の利点が得られる。
なお、本発明では、第1の実施の形態を変形して図6(a)〜(e)の変形例を得たのと同様の手法で、本実施の形態及びその前記変形例を変形してもよい。
以上、本発明の各実施の形態及びそれら変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前述した各導電型は逆導電型としてもよいことは、言うまでもない。
また、前記各実施の形態では、各画素11において、電源電圧VDD側に増幅トランジスタ15が接続され、垂直信号線32側に選択トランジスタ16が接続されている。本発明では、それとは逆の順序で、電源電圧VDD側に選択トランジスタ16を接続し、垂直信号線32側に増幅トランジスタ15を接続してもよい。この場合、選択トランジスタ16のドレインに電源電圧VDDが印加されることになる。この場合、ウエルコンタクト拡散領域71は、選択トランジスタのドレインをなすN型拡散領域と同じアクティブ領域内に形成してもよい。
さらに、前記各実施の形態及びその変形例による固体撮像素子は画素を2次元状に配置したものであったが、本発明は、画素を1次元状に配置した固体撮像素子にも適用することができる。
13 光電変換部
48 電源拡散部(第1の拡散領域)
52 P型ウエル(半導体層)
55 電荷蓄積層
71 ウエルコンタクト拡散領域
R1’ アクティブ領域

Claims (6)

  1. 第1導電型の半導体に第2導電型の電荷蓄積領域が形成された光電変換部と、
    前記第1導電型の半導体に形成された分離領域によって囲まれており、トランジスタのソース又はドレインとなる第2導電型の第1の拡散領域と、前記第1導電型の半導体よりも不純物濃度が高く、前記第1導電型の半導体に電位を印加するための第1導電型の第2拡散領域とが形成されたアクティブ領域と、
    を備えることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記第1の拡散領域は、前記第1及び第2の拡散領域間に存するPN接合に逆方向バイアスが加わるような電位が印加される領域であることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 電荷を受け取って前記電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する転送部と、
    前記電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタと、
    前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部と、
    前記増幅トランジスタを選択してその出力を信号線に供給する選択トランジスタと、
    を備え、
    前記第1の拡散領域は、前記増幅トランジスタのドレイン又は前記選択トランジスタのドレインであることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像素子。
  4. 前記第2の拡散領域よりも不純物濃度が低い前記第1導電型の第3の拡散領域、又は前記第1導電型の半導体の一部が、前記第2の拡散領域と隣接するように、前記第1及び第2の拡散領域間に介在したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像素子。
  5. 前記第1の拡散領域よりも不純物濃度が低い前記第2導電型の第4の拡散領域が、前記第1の拡散領域と隣接するように、前記第1及び第2の拡散領域間に介在したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固体撮像素子。
  6. 前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域とが隣接したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像素子。
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