JP2011141616A - ドキュメント閲覧システム及びドキュメント配信装置 - Google Patents

ドキュメント閲覧システム及びドキュメント配信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメントファイルにコメントを付加できるようにした際にも、ドキュメントファイル及びコメントからの情報漏洩を適切に防止できるようにする。
【解決手段】ドキュメント閲覧システム2は、ドキュメント配信サーバ3と携帯電話4とで構成されている。ドキュメント配信サーバ3は、画像変換部13を備えている。画像変換部13は、任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイル30を画像データに変換してドキュメント画像32を生成するとともに、ドキュメントファイル30に付加されたコメントの内容を示すコメントデータ31を画像データに変換してコメント画像33を生成する。ドキュメント配信サーバ3は、ドキュメント画像32とコメント画像33とを携帯電話4に配信することにより、これらを介してドキュメントファイル30及びコメントの内容を閲覧させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイルの閲覧を行うドキュメント閲覧システム、及びこのドキュメント閲覧システムに用いられるドキュメント配信装置に関する。
社内で作成されたドキュメントファイル(文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどのアプリケーションソフトウェアで作成された電子ファイル)を携帯端末に配信することにより、社内のドキュメントファイルを社外でも閲覧できるようにするドキュメント閲覧システムが、例えば、特許文献1などで知られている。近年では、企業のコンプライアンス意識の高まりにともない、配信したデータが携帯端末に残らないようにすることによって機密情報の漏洩を防ぐ、いわゆるシンクライアントなシステムの技術開発が盛んになっている。
こうしたシンクライアントなドキュメント閲覧システムでは、ドキュメントファイルをページ毎の画像ファイルに変換して配信し、この画像ファイルに対応する画像(以下、ドキュメント画像と称す)を表示させることにより、ドキュメント画像を介してドキュメントファイルの内容を閲覧させる方法が、よく用いられている。画像ファイルでは、テキスト(文字又は文字列)や図表などの情報を編集することができないため、上記のようにドキュメント画像を閲覧させるようにすれば、これらの情報がコピーされ、携帯端末に残ってしまうことを防止することができる。
また、ドキュメント閲覧システムでは、ドキュメントファイルの任意の位置にコメントを付加できるようにすることが、例えば、特許文献2などで提案されている。このように、コメントを付加できるようにすれば、コメント内のテキストを検索キーとすることで、サーバ内の所望のドキュメントファイルや閲覧中のドキュメントファイルの所望の箇所が、より容易に検索できるようになる。
特開2009−134651号公報 特公平7−58486号公報
しかしながら、特許文献2では、ドキュメントファイルやコメントデータを直接配信しており、これらからの情報漏洩について何ら考慮がなされていない。一方で、特許文献1には、ドキュメントファイルをドキュメント画像に変換して配信することは記載されているが、ドキュメントファイル及びドキュメント画像にコメントを付加することについて何ら考慮がなされていない。すなわち、ドキュメント閲覧システムでは、ドキュメントファイル本文からの情報漏洩を防止する手法は考案されているものの、コメントからの情報漏洩を防止する手法は考案されていないというのが現状である。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ドキュメントファイルにコメントを付加できるようにした際にも、ドキュメントファイル及びコメントからの情報漏洩を適切に防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイルを保管するドキュメント配信装置と、ネットワークを介して前記ドキュメント配信装置と接続されるドキュメント閲覧装置とで構成され、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じて前記ドキュメント配信装置からデータを配信することにより、前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を前記ドキュメント閲覧装置で閲覧できるようにするドキュメント閲覧システムにおいて、前記ドキュメントファイルを保管するドキュメントファイル保管手段と、前記コメントの内容を示すコメントデータを保管するコメントデータ保管手段と、前記ドキュメントファイルを画像データに変換するドキュメント画像変換手段と、前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換するコメント画像変換手段と、前記ドキュメント画像変換手段と前記コメント画像変換手段との変換結果に基づく画像データを前記ドキュメント閲覧装置に配信する配信制御手段と、を前記ドキュメント配信装置に設け、前記ドキュメント配信装置から受信した画像データを表示部に表示させることにより、画像データを介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させる表示制御手段を前記ドキュメント閲覧装置に設けたことを特徴とする。
前記配信制御手段は、前記ドキュメント画像変換手段が前記ドキュメントファイルを画像データに変換することによって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段が前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換することによって生成されるコメント画像とを配信し、前記表示制御手段は、前記ドキュメント画像を表示部に表示させるとともに、前記ドキュメント画像の上に前記コメント画像を重ねて表示させることにより、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させることが好ましい。
前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像を保管するドキュメント画像保管手段を有し、前記配信制御手段は、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じた前記ドキュメント画像が前記ドキュメント画像保管手段に保管されている場合、そのドキュメント画像を前記ドキュメント画像保管手段から読み出して配信することが好ましい。
前記ドキュメント配信装置は、前記コメント画像を保管するコメント画像保管手段を有し、前記配信制御手段は、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じた前記コメント画像が前記コメント画像保管手段に保管されている場合、そのコメント画像を前記コメント画像保管手段から読み出して配信することが好ましい。
前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像変換手段によって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段によって生成されるコメント画像とを基に、これらの差分からなる差分コメント画像を生成する差分コメント画像生成手段を有し、前記配信制御手段は、前記ドキュメント画像と前記差分コメント画像とを配信し、前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメント画像と前記差分コメント画像とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像を生成する画像合成手段を有し、前記表示制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を表示部に表示させることにより、前記コメント付きドキュメント画像を介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させる構成としてもよい。
前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像変換手段によって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段によって生成されるコメント画像とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像を生成する画像合成手段を有し、前記配信制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を配信し、前記表示制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を表示部に表示させることにより、前記コメント付きドキュメント画像を介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させる構成としてもよい。
前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに対して新たな前記コメントを追加するためのコメント追加手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントが付加された領域に表示領域を移動させることを指示するための移動指示手段を有し、前記表示制御手段は、前記移動指示手段からの指示に応じて、前記コメントが付加された領域を表示部に表示させることが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに付加された前記コメントの削除を指示するためのコメント削除指示手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに付加された前記コメントを編集するためのコメント編集手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントの表示・非表示の切り替えを指示するためのコメント表示切替指示手段を有し、前記表示制御手段は、前記コメントの表示が指示された場合には、前記ドキュメントファイルと前記コメントとの内容を閲覧させ、前記コメントの非表示が指示された場合には、前記ドキュメントファイルの内容のみを閲覧させることが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、画像データによって表される画像の全体が表示部に収まっていない状態で、現在表示されている領域の周辺に前記コメントが付加されている場合に、周辺に前記コメントが存在していることを通知するコメント通知手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメントファイルが複数のページからなる場合に、前記コメントが付加されたページのみの表示を指示するためのコメントページ表示指示手段を有し、前記表示制御手段は、前記コメントページ表示指示手段からの指示に応じて、前記コメントが付加されたページに対応する画像データのみを表示部に表示させることが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、画像データの拡大表示及び縮小表示を指示するための拡大・縮小表示指示手段を有し、前記表示制御手段は、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて画像データを拡大表示又は縮小表示させることが好ましい。
前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを同じ倍率で拡大表示又は縮小表示させることが好ましい。
前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像のみを拡大表示又は縮小表示させ、前記コメント画像は、常に同じサイズで表示させてもよい。
前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記コメント画像が一定のサイズに達するまでは、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを同じ倍率で拡大表示又は縮小表示させ、前記コメント画像が一定のサイズに達したら、前記ドキュメント画像のみを拡大表示又は縮小表示させてもよい。
前記配信制御手段は、前記コメントの閲覧を複数のユーザで共有するか、所定のユーザのみに制限するかを切り替える閲覧権限設定機能を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記ネットワークに接続された印刷装置に対して前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルの印刷を指示するためのドキュメント印刷指示手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメントファイルが複数のページからなる場合に、前記ネットワークに接続された印刷装置に対して前記コメントが付加されたページのみの印刷を指示するためのコメントページ印刷指示手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルを添付ファイルとして設定した電子メールを送信するメール送信手段を有することが好ましい。
前記ドキュメント閲覧装置は、電子メールの閲覧を行うためのメール閲覧手段と、前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルが前記電子メールに添付ファイルとして設定されている際に、その添付ファイルの保存を指示するための保存指示手段とを有し、前記ドキュメント配信装置は、前記保存指示手段によって前記添付ファイルの保存が指示された際に、その添付ファイルに対応する前記ドキュメントファイルと前記コメントデータとを、それぞれ前記ドキュメントファイル保管手段と前記コメントデータ保管手段とに保管する保管制御手段を有することが好ましい。
また、本発明は、ネットワークを介してドキュメント閲覧装置と接続され、任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイルを保管するとともに、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じてデータを配信することにより、前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を前記ドキュメント閲覧装置で閲覧できるようにするドキュメント配信装置において、前記ドキュメントファイルを保管するドキュメントファイル保管手段と、前記コメントの内容を示すコメントデータを保管するコメントデータ保管手段と、前記ドキュメントファイルを画像データに変換するドキュメント画像変換手段と、前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換するコメント画像変換手段と、前記ドキュメント画像変換手段と前記コメント画像変換手段との変換結果に基づく画像データを前記ドキュメント閲覧装置に配信する配信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、ドキュメント画像変換手段とコメント画像変換手段との変換結果に基づく画像データをドキュメント閲覧装置に配信し、その画像データをドキュメント閲覧装置の表示部に表示させることにより、画像データを介してドキュメントファイル及びコメントの内容を閲覧させるようにしたので、ドキュメントファイル及びコメントからの情報漏洩を適切に防止することができる。
ドキュメント閲覧システムの構成を示す説明図である。 ドキュメント管理テーブルの一例を示す説明図である。 コメント管理テーブルの一例を示す説明図である。 携帯電話の構成を示すブロック図である。 ドキュメント画像の閲覧手順を示す説明図である。 新規コメントの追加機能を説明するための説明図である。 コメント間移動機能を説明するための説明図である。 コメントの削除機能を説明するための説明図である。 コメントの編集機能を説明するための説明図である。 コメントの表示・非表示の切替機能を説明するための説明図である。 コメントの通知機能を説明するための説明図である。 コメントページの表示機能を説明するための説明図である。 拡大・縮小表示機能を説明するための説明図である。 ドキュメント画像及びコメント画像の閲覧手順を示すフローチャートである。 ドキュメント画像及びコメント画像の閲覧手順を示す説明図である。 ドキュメント画像のみを拡大する例を示す説明図である。 コメント画像が一定のサイズになったらドキュメント画像のみを拡大する例を示す説明図である。 差分コメント画像を配信する場合のドキュメント閲覧システムの構成を示す説明図である。 差分コメント画像の生成手順を示す説明図である。 差分コメント画像を配信する場合の携帯電話の構成を示すブロック図である。 コメント付きドキュメント画像の生成手順を示す説明図である。 差分コメント画像を配信する場合の閲覧手順を示すフローチャートである。 差分コメント画像を配信する場合の閲覧手順を示す説明図である。 ドキュメントの印刷を行う場合のドキュメント閲覧システムの構成を示す説明図である。 印刷の指示方法の一例を示す説明図である。 ドキュメントの印刷を行う場合の手順を示すフローチャートである。 ドキュメントの印刷を行う場合の手順を示す説明図である。 コメントが付加されたページのみを印刷する場合の指示方法の一例を示す説明図である。 ドキュメントを電子メールで送信する場合のドキュメント閲覧システムの構成を示す説明図である。 新規メールの作成手順を示す説明図である。 受信メールの閲覧手順を示す説明図である。 ドキュメントを電子メールで送信する場合の手順を示すフローチャートである。 ドキュメントを電子メールで送信する場合の手順を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、ドキュメント閲覧システム2は、ドキュメント配信サーバ(ドキュメント配信装置)3と、携帯電話(ドキュメント閲覧装置)4とで構成されている。携帯電話4は、基地局5と無線通信し、基地局5を介してインターネット6にアクセスすることにより、インターネット6を介してドキュメント配信サーバ3と接続される。これにより、ドキュメント配信サーバ3と携帯電話4とは、公衆ネットワークであるインターネット6を介して相互に通信を行うことができる。
ドキュメント配信サーバ3は、企業のネットワーク内に設置された、いわゆるファイルサーバであり、当該企業の社内で作成された種々の情報を保管するとともに、保管した情報を要求に応じて携帯電話4に配信する。このように、ドキュメント閲覧システム2は、ドキュメント配信サーバ3に保管された情報を携帯電話4に配信することにより、社内で作成された情報を社外でも閲覧できるようにするものである。
ドキュメント配信サーバ3は、制御部(配信制御手段、保管制御手段)10と、データ記憶部11と、ネットワークインタフェース(I/F)12と、画像変換部(ドキュメント画像変換手段、コメント画像変換手段)13とを備えている。これらの各部は、バス14を介して互いに接続されている。制御部10は、CPUや各種のメモリなどによって構成され、予め記憶されたプログラムを読み出して逐次処理することにより、ドキュメント配信サーバ3の各部を統括的に制御する。
データ記憶部11には、ドキュメントファイル保管部20と、コメントデータ保管部21と、ドキュメント画像保管部22と、コメント画像保管部23と、ユーザ管理テーブル24と、ドキュメント管理テーブル25と、コメント管理テーブル26とが設けられている。
ドキュメントファイル保管部20には、社内で作成された種々のドキュメントファイル30が保管されている。これらの各ドキュメントファイル30は、任意の位置にコメントが付加できるように構成されている。また、ドキュメントファイル30に対するコメントの付加は、社内のPCからでも携帯電話4からでも行うことができるようになっている。
コメントデータ保管部21には、ドキュメントファイル30に付加されたコメントの内容を示すコメントデータ31が保管されている。ドキュメント画像保管部22には、ドキュメントファイル30をページ毎の画像データに変換することによって生成されたドキュメント画像32が保管されている。コメント画像保管部23には、コメントデータ31によって表されるコメントを画像データに変換することによって生成されたコメント画像33が保管されている。
ユーザ管理テーブル24は、各ユーザのユーザIDとユーザ名とを関連付けて記憶している。これにより、携帯電話4からドキュメントファイル30の閲覧が要求された際に、ユーザIDを基にユーザ管理テーブル24を参照することで、閲覧を要求したユーザの識別を行うことができる。
図2に示すように、ドキュメント管理テーブル25は、ドキュメントIDと、ドキュメントファイル30のファイル名と、ドキュメント画像32のファイル名と、ドキュメントファイル30を作成したユーザのユーザ名である作成者名とを関連付けて記憶している。ドキュメントIDは、各ドキュメントファイル30を一意に識別するために付けられた識別情報であり、所定数の数字あるいは文字列からなる。ドキュメントID、及びこれに連なる各種の情報は、ドキュメントファイル保管部20に新たなドキュメントファイル30が保管される毎に制御部10によって生成される。これにより、ドキュメント管理テーブル25を参照することによって、ドキュメントファイル30に対応したドキュメント画像32、及びそのドキュメントファイル30を作成したユーザを識別することができる。
なお、図2では、1つのドキュメントファイル30に1つのドキュメント画像32が関連付けられているが、ドキュメントファイル30が複数のページを有する場合には、1つのドキュメントファイル30に各ページに対応する複数のドキュメント画像32が関連付けられる。また、ドキュメント画像32のファイル名の項目は、対応するドキュメント画像32が生成されていない場合には空欄になり、生成された時点で、そのドキュメント画像32のファイル名が書き込まれる。
図3に示すように、コメント管理テーブル26は、コメントを一意に識別するためのコメントIDと、コメントが付加されたドキュメントファイル30のドキュメントIDと、コメントのドキュメントファイル30上での位置と、コメントの内容と、コメントを作成したユーザのユーザ名である作成者名と、コメントの閲覧権限と、対応するコメント画像33のファイル名とを関連付けて記憶している。コメントID、及びこれに連なる各種の情報は、コメントデータ保管部21に新たなコメントデータ31が保管される毎に制御部10によって生成される。また、生成されたコメントIDは、コメントデータ31のヘッダ部にも対応付けられて記憶される。これにより、コメント管理テーブル26を参照することで、所定のドキュメントファイル30に付加されたコメントの数、それらの各コメントに対応するコメント画像33のファイル名などを知ることができる。
閲覧権限の項目には、複数のユーザでコメント画像33の閲覧を共有することを示す「public」と、コメントを作成したユーザのみに閲覧を制限することを示す「secret」とのどちらかが書き込まれる。閲覧権限の項目に「secret」が書き込まれているコメント画像33は、作成者名の項目に書き込まれたユーザ名と、閲覧を要求したユーザのユーザ名とが一致した場合にのみ閲覧可能になる。すなわち、「secret」が書き込まれたコメント画像33は、対応するコメントの作成者のみが閲覧することができる。一方、閲覧権限の項目に「public」が書き込まれているコメント画像33は、作成者に関わりなく、全てのユーザが閲覧することができる。このように、閲覧権限の項目は、コメントの閲覧を複数のユーザで共有するか、コメントを作成したユーザのみに制限するかを切り替える閲覧権限設定機能を実現するためのものである。
図1に戻って、ネットワークI/F12は、周知のモデムやルータなどであり、ドキュメント配信サーバ3をインターネット6に接続する。
画像変換部13は、制御部10からの指示に応じてドキュメントファイル30を仮想印刷することにより、ドキュメントファイル30からページ毎のドキュメント画像32を生成し、生成したドキュメント画像32をドキュメント画像保管部22に保管する。この際、画像変換部13は、ドキュメントファイル30が1ページである場合には、当該ドキュメントファイル30と同じファイル名でドキュメント画像32を生成する(図2参照)。一方、画像変換部13は、ドキュメントファイル30が複数のページを有する場合には、当該ドキュメントファイル30と同じファイル名に、ページに対応した通し番号を付与してページ毎の各ドキュメント画像32を生成する。
また、画像変換部13は、制御部10からの指示に応じてコメントデータ31からコメント画像33を生成する処理を行う。画像変換部13は、例えば、コメントデータ31に基づいて対応するコメントを構成し、そのコメントを所定の画像データ形式で保存することによってコメント画像33を生成する。この際、画像変換部13は、生成したコメント画像33のヘッダ部に、対応するコメントのドキュメントファイル30上での位置を示す位置情報と、対応するコメントのコメントIDとを書き込む。そして、画像変換部13は、コメント画像33を生成した後、そのコメント画像33をコメント画像保管部23に保管する。
図4に示すように、携帯電話4は、CPU(表示制御手段)40と、システムメモリ41と、操作部42と、液晶ディスプレイ(表示部)43と、液晶ドライバ44と、無線通信部45とを備えている。CPU40、システムメモリ41、液晶ドライバ44、無線通信部45は、バス46を介して互いに接続されている。
システムメモリ41には、携帯電話4を制御するための各種のプログラムやデータを記憶したROM領域と、制御の過程で生じた種々のデータを一時的に記憶するRAM領域とが設けられている。CPU40は、システムメモリ41から各種のプログラムを読み出し、これを逐次処理することによって携帯電話4の各部を統括的に制御する。
CPU40には、ユーザが携帯電話4に各種の操作指示を入力するための操作部42が接続されている。操作部42は、携帯電話4の外面に露呈して設けられた複数の操作入力部材からなり、ユーザの操作指示を検知して、その検知結果をCPU40に入力する。これにより、ユーザからの操作指示が操作部42を介してCPU40に入力される。なお、操作部42の各操作入力部材には、例えば、押しボタンスイッチ、スライドスイッチ、十字キー、ジョグダイヤルなどといった周知の入力装置が用いられる。
液晶ドライバ44は、CPU40からの制御信号に応じて種々の画像データをシステムメモリ41から読み出し、その画像データをアナログのコンポジット信号に変換して液晶ディスプレイ43に出力する。これにより、液晶ディスプレイ43に各種の画像が表示される。無線通信部45は、基地局5との間で無線通信を行い、基地局5と各種のデータを送受信する。
システムメモリ41には、ドキュメント閲覧システム2に対応するクライアントアプリケーションであるビューアがインストールされている。ユーザは、携帯電話4を介してドキュメントファイル30の閲覧を行う場合、まず操作部42を操作してビューアを起動させる。CPU40は、ユーザからの指示に応じてビューアを起動させると、当該ユーザのユーザIDや当該携帯電話4のIPアドレスなどからなるアクセス開始情報をドキュメント配信サーバ3に送信し、ドキュメント配信サーバ3へのアクセスを開始する。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、アクセス開始情報を受信すると、ユーザ管理テーブル24を参照し、アクセス開始情報に含まれるユーザIDが登録されているか否かを確認する。制御部10は、ユーザIDが登録されていることを確認したら、ドキュメントファイル保管部20を参照し、これに保管されている各ドキュメントファイル30のファイル名を読み出す。そして、読み出した各ファイル名を基に、これらの各ファイル名を一覧表示するリスト情報を生成する。この後、制御部10は、アクセス開始情報に含まれるIPアドレスを基にアクセス元の携帯電話4を特定し、その携帯電話4に生成したリスト情報を配信する。一方、制御部10は、ユーザIDが登録されていないことを確認した場合には、リスト情報の配信を行うことなく、当該携帯電話4からのアクセスを拒否する。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3からのリスト情報を受信すると、このリスト情報を基に、図5(a)に示す選択画面48を構成し、その選択画面48を液晶ディスプレイ43に表示させる。選択画面48には、ドキュメントファイル保管部20に保管されている各ドキュメントファイル30のファイル名がリスト形式で表示されている。また、CPU40は、選択画面48を表示させた場合、これとともに画面上で選択を行うためのカーソル50を液晶ディスプレイ43に表示させる。カーソル50は、操作部42を操作することで、液晶ディスプレイ43の画面上を移動する。
ユーザは、選択画面48が表示された後、操作部42を操作してカーソル50を移動させ、所望のドキュメントファイル30を選択する。CPU40は、ドキュメントファイル30が選択されると、そのファイル名をドキュメント配信サーバ3に送信することによって、選択されたドキュメントファイル30の閲覧をドキュメント配信サーバ3に要求する。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4からドキュメントファイル30の閲覧が要求されると、ドキュメント管理テーブル25を参照し、そのドキュメントファイル30に対応するドキュメント画像32を特定する。この後、制御部10は、特定したドキュメント画像32をドキュメント画像保管部22から読み出し、そのドキュメント画像32を要求元の携帯電話4に配信する。
また、制御部10は、ドキュメント画像32の配信を行うとともに、コメント管理テーブル26を参照し、そのドキュメントファイル30に対応するコメント画像33の有無を確認する。そして、対応するコメント画像33がある場合には、そのコメント画像33をコメント画像保管部23から読み出し、ドキュメント画像32とともに要求元の携帯電話4に配信する。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3から配信されたドキュメント画像32を受信すると、図5(b)に示すように、そのドキュメント画像32を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、ドキュメント画像32を介してドキュメントファイル30の内容が閲覧できるようになる。
また、CPU40は、ドキュメント配信サーバ3からコメント画像33を受信すると、そのコメント画像33のヘッダ部に記憶された位置情報を基に、ドキュメント画像32上におけるコメント画像33の位置を特定し、図5(c)に示すように、その位置にコメント画像33を重ねて表示させる。これにより、携帯電話4でもドキュメントファイル30に付加されたコメントの内容が閲覧できるようになる。
ビューアは、上記のようにドキュメント画像32及びコメント画像33の閲覧機能を有するとともに、新規コメントの追加機能と、コメント間移動機能と、コメントの削除機能と、コメントの編集機能と、コメントの表示・非表示の切替機能と、コメントの通知機能と、コメントページの表示機能と、拡大・縮小表示機能とを有している。
新規コメントの追加機能は、閲覧中のドキュメント画像32の上に新たなコメント画像33を追加する機能である。ユーザは、新たなコメント画像33を追加したい場合、操作部42を操作することにより、図6(a)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「新規コメントの追加」を選択する。
CPU40は、ユーザから新規コメントの追加が指示されると、図6(b)に示すように、メニュー51を非表示にしてカーソル50を表示させ、新たにコメント画像33を追加したい位置をユーザに指定させる。そして、CPU40は、ユーザがカーソル50を移動させてドキュメント画像32上の任意の位置をクリックしたことに応答して、図6(c)に示すように、新たなコメントを入力するための入力用ウィンドウ52を表示させる。
入力用ウィンドウ52には、コメントを共有するか否かを指示するためのチェックボックス52aと、入力完了を指示するためのOKボタン52bとが設けられている。チェックボックス52aは、これをクリックしてボックス内にチェックマークを表示させた状態でコメントが「secret」に設定され、チェックマークが表示されていない状態で「public」に設定されるように構成されている。
ユーザは、入力用ウィンドウ52が表示された後、コメントとしたい所望の文字列の入力、及びコメントの共有の設定を行う。そして、カーソル50を介してOKボタン52bをクリックし、コメントの入力を完了させる。
CPU40は、ユーザから入力完了が指示されると、入力された各種の情報を基に、新たなコメントが追加されたことを示す新規コメント情報58(図15参照)を生成し、その新規コメント情報58をドキュメント配信サーバ3に送信する。新規コメント情報58は、例えば、ユーザが指定したドキュメント画像32上での位置情報、入力用ウィンドウ52に入力された文字列、コメントの共有の設定情報、及びドキュメント画像32のドキュメントIDなどから構成される。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4から新規コメント情報58を受信すると、その新規コメント情報58を基にコメントデータ31を生成し、そのコメントデータ31をコメントデータ保管部21に保管する。また、制御部10は、コメントデータ31を生成したら、これに対応する新たなコメントIDを生成し、そのコメントIDを対応するコメントデータ31のヘッダ部に記憶させるとともに、そのコメントIDを各種の情報と合わせてコメント管理テーブル26に記憶させる。この後、制御部10は、新たに生成したコメントデータ31に基づくコメント画像33を画像変換部13に生成させ、そのコメント画像33をコメント画像保管部23に保管するとともに、新規コメント情報58を送信した携帯電話4にそのコメント画像33を配信する。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3からコメント画像33を受信すると、そのコメント画像33をドキュメント画像32に重ねて表示させる。これにより、図6(d)に示すように、ユーザが新たに追加したコメントに対応するコメント画像33が表示される。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメント追加手段が構成される。
コメント間移動機能は、コメント画像33、及びこれが付加されたドキュメント画像32の領域を選択的に表示するための機能である。ユーザは、所定のコメント画像33を閲覧したい場合、操作部42を操作することにより、図7(a)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「次のコメントへ移動」を選択する。
CPU40は、ユーザから次のコメントへの移動が指示されると、図7(b)に示すように、まずドキュメント画像32の先頭に一番近いコメント画像33を選択し、そのコメント画像33が付加されたドキュメント画像32の領域を液晶ディスプレイ43の上部に表示させる。また、この際、CPU40は、選択しているコメント画像33に対して周知の色変換処理を施し、他のコメント画像33と色を変えることにより、選択しているコメント画像33を強調表示する。
CPU40は、所定のコメント画像33を選択した状態で、ユーザからさらに次のコメントへの移動が指示された場合、図7(c)に示すように、現在選択しているコメント画像33の次に付加されているコメント画像33を選択し、そのコメント画像33が付加されたドキュメント画像32の領域を液晶ディスプレイ43の上部に表示させる。
これにより、ユーザは、コメント画像33、及びこれが付加されたドキュメント画像32の領域を選択的に閲覧することができる。また、図示は省略するが、メニュー51から「前のコメントへ移動」を選択することで、次のコメント画像33のみならず、前に付加されたコメント画像33も選択的に閲覧することができる。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載の移動指示手段が構成される。
コメントの削除機能は、閲覧中のドキュメント画像32に付加されたコメント画像33を削除する機能である。ユーザは、所定のコメント画像33を削除したい場合、操作部42を操作することにより、図8(a)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「コメントの削除」を選択する。
CPU40は、ユーザからコメントの削除が指示されると、図8(b)に示すように、メニュー51を非表示にしてカーソル50を表示させ、削除したいコメント画像33をユーザに指定させる。そして、CPU40は、ユーザがカーソル50を移動させて所定のコメント画像33をクリックしたことに応答して、図8(c)に示すように、そのコメント画像33を非表示にし、そのコメント画像33をメモリから消去する。
また、CPU40は、ユーザによって削除するコメント画像33が指定されると、そのコメント画像33の削除が指示されたことを示すコメント削除情報を生成し、そのコメント削除情報をドキュメント配信サーバ3に配信する。コメント削除情報は、例えば、コメントの削除を指示するためのコマンド情報や、削除が指示されたコメント画像33のコメントIDなどから構成される。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4からコメント削除情報を受信すると、このコメント削除情報に含まれるコメントIDを基に、コメントデータ保管部21から対応するコメントデータ31を削除するとともに、コメント画像保管部23から対応するコメント画像33を削除する。さらに、制御部10は、コメントIDを基にコメント管理テーブル26を参照し、このコメントIDに関連する各情報をコメント管理テーブル26から削除する。これにより、ユーザが指定したコメント画像33及びこれに関連する各情報が、ドキュメント配信サーバ3からも削除される。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメント削除指示手段が構成される。
コメントの編集機能は、閲覧中のドキュメント画像32に付加されたコメント画像33の内容を編集する機能である。ユーザは、所定のコメント画像33の内容を編集したい場合、操作部42を操作することにより、図9(a)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「コメントの編集」を選択する。
CPU40は、ユーザからコメントの編集が指示されると、図9(b)に示すように、メニュー51を非表示にしてカーソル50を表示させ、編集したいコメント画像33をユーザに指定させる。そして、CPU40は、ユーザがカーソル50を移動させて所定のコメント画像33をクリックしたことに応答して、図9(c)に示すように、コメントを編集するための編集用ウィンドウ53を表示させる。
編集用ウィンドウ53には、入力用ウィンドウ52と同様に、コメントを共有するか否かを指示するためのチェックボックス53aと、編集完了を指示するためのOKボタン53bとが設けられている。
ユーザは、編集用ウィンドウ53が表示された後、編集したい所望の文字列を編集用ウィンドウ53に入力するとともに、必要に応じてコメントの共有の設定を行う。そして、カーソル50を介してOKボタン53bをクリックし、コメントの編集を完了させる。
CPU40は、ユーザから編集完了が指示されると、編集された各種の情報を基に、コメントが編集されたことを示すコメント編集情報を生成し、そのコメント編集情報をドキュメント配信サーバ3に送信する。コメント編集情報は、例えば、編集用ウィンドウ53に入力された文字列、コメントの共有の設定情報、及び指定されたコメント画像33のコメントIDなどから構成される。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4からコメント編集情報を受信すると、このコメント編集情報に含まれるコメントIDを基にコメントデータ保管部21を参照し、対応するコメントデータ31をコメント編集情報に合わせて編集する。さらに、制御部10は、コメントIDを基にコメント管理テーブル26を参照し、このコメントIDに関連する各情報をコメント編集情報に合わせて編集する。この後、制御部10は、編集後のコメントデータ31に基づくコメント画像33を画像変換部13に生成させ、そのコメント画像33をコメント画像保管部23に保管するとともに、編集前のコメント画像33をコメント画像保管部23から削除する。そして、コメント編集情報を送信した携帯電話4に生成した編集後のコメント画像33を配信する。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3から編集後のコメント画像33を受信すると、図9(d)に示すように、編集前のコメント画像33を非表示にした後、同じ位置に編集後のコメント画像33を表示させる。これにより、ユーザが指定したコメント画像33が編集される。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメント編集手段が構成される。
コメントの表示・非表示の切替機能は、ドキュメント画像32をコメント画像33が付加された状態で閲覧するか、付加されていない状態で閲覧するかを切り替える機能である。ユーザは、表示・非表示を切り替える場合、操作部42を操作することにより、図10(a)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「コメントの表示・非表示切替」を選択する。
CPU40は、ユーザからコメントの表示・非表示の切り替えが指示されると、図9(b)に示すように、メニュー51を非表示にするとともに、ドキュメント画像32に重ねて表示された各コメント画像33を非表示にする。また、CPU40は、コメント画像33を非表示にした状態でユーザからコメントの表示・非表示の切り替えが指示されたら、これに応答してコメント画像33を再びドキュメント画像32に重ねて表示させる。これにより、ユーザは、コメント画像33が付加された状態でも付加されていない状態でもドキュメント画像32を閲覧することができる。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメント表示切替指示手段が構成される。
コメントの通知機能は、液晶ディスプレイ43の画面内にドキュメント画像32の全体が収まっていない状態で、ドキュメント画像32の現在表示されている領域の周辺にコメント画像33が付加されている場合に、周辺にコメント画像33が存在していることをユーザに通知する機能である。
CPU40は、例えば、現在表示されている領域を縦横に20%増分させた領域内にコメント画像33が付加されている場合に、周辺にコメント画像33が存在していると判断する。CPU40は、周辺にコメント画像33が存在していると判断したら、図11(a)に示すように、矢印54を表示させ、そのコメント画像33が付加されている方向をユーザに通知する。そして、CPU40は、図11(b)に示すように、ユーザが画面をスクロールさせ、対応するコメント画像33が表示されたことに応じて矢印54を非表示にする。
これにより、ユーザは、現在表示されている領域の周辺に他のコメント画像33が付加されていることを知ることができる。なお、図11では、下方向を指し示すように矢印54を表示させているが、CPU40は、上方向、左右方向、及び斜め方向など、コメント画像33が付加されている方向に応じて、その方向を指し示すよう矢印54を表示させる。また、ユーザへの通知方法は、矢印54に限ることなく、例えば、メッセージ(テキスト)を表示させることによって通知してもよい。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43、矢印54などによって、請求項記載のコメント通知手段が構成される。
コメントページの表示機能は、閲覧を要求したドキュメントファイル30が複数のページからなり、ドキュメントファイル30の各ページに合わせて複数のドキュメント画像32を連続的に表示させる場合に、コメント画像33が付加されているドキュメント画像32のみを表示させる機能である。
ユーザは、図12(a)に示すように、複数のドキュメント画像32が連続的に表示されている状態で、コメント画像33が付加されたドキュメント画像32のみを閲覧したい場合、操作部42を操作することにより、図12(b)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「コメントページの表示」を選択する。
CPU40は、ユーザからコメントページの表示が指示されると、図12(c)に示すように、メニュー51を非表示にするとともに、コメント画像33が付加されていないドキュメント画像32を非表示にし、コメント画像33が付加されたドキュメント画像32のみを表示させる。例えば、図12に示す例では、1ページ目に対応するドキュメント画像32にはコメント画像33が付加されているが、2ページ目に対応するドキュメント画像32にはコメント画像33が付加されていない。このため、ユーザがコメントページの表示を指示すると、2ページ目に対応するドキュメント画像32が非表示になり、1ページ目に対応するドキュメント画像32のみが表示される。
これにより、ユーザは、複数のドキュメント画像32の中からコメント画像33が付加されたものだけを閲覧することができる。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメントページ表示指示手段が構成される。一般的に、コメント画像33が付加されている箇所は、ユーザにとって重要な内容であることが多い。従って、上記のように、コメント画像33が付加されたドキュメント画像32のみを表示すれば、ドキュメント画像32が多数に及ぶ場合にも、ユーザにとって重要な部分だけを効率よく閲覧させることができる。
拡大・縮小表示機能は、閲覧中のドキュメント画像32を拡大・縮小表示させる機能である。CPU40は、ビューアを起動させた場合、操作部42に含まれる任意の2つの番号キーの機能を、それぞれ拡大表示の指示用、縮小表示の指示用として予め割り当てる。ユーザは、閲覧中のドキュメント画像32を拡大表示させる場合には、拡大表示用として割り当てられた番号キーを操作することにより、ドキュメント画像32の拡大表示を指示する。反対に、閲覧中のドキュメント画像32を縮小表示させる場合には、縮小表示用として割り当てられた番号キーを操作することにより、ドキュメント画像32の縮小表示を指示する。
CPU40は、ユーザから拡大表示が指示されると、ドキュメント画像32と、これに重ねて表示されたコメント画像33とを、予め決められた倍率で拡大する処理を行い、処理後の各画像32、33に液晶ディスプレイ43の表示を切り替える。同様に、CPU40は、ユーザから縮小表示が指示されると、ドキュメント画像32と、これに重ねて表示されたコメント画像33とを、予め決められた倍率で縮小する処理を行い、処理後の各画像32、33に液晶ディスプレイ43の表示を切り替える。
例えば、図13(a)に示す状態で拡大表示を指示すると、各画像32、33が同じ倍率で拡大された図13(b)の状態に、液晶ディスプレイ43の表示が切り替えられる。反対に、図13(b)に示す状態で縮小表示を指示すると、各画像32、33が同じ倍率で縮小された図13(a)の状態に、液晶ディスプレイ43の表示が切り替えられる。このように、ユーザは、所定の番号キーを操作して拡大・縮小表示を指示することにより、各画像32、33を拡大・縮小表示させて閲覧することができる。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載の拡大・縮小表示指示手段が構成される。
次に、図14に示すフローチャート、及び図15に示す説明図を参照しながら、上記構成によるドキュメント閲覧システム2の作用について説明する。ユーザは、携帯電話4を介してドキュメントファイル30の閲覧を行う場合、ビューアを起動させることによって液晶ディスプレイ43に表示される選択画面48から所望のドキュメントファイル30を選択する。CPU40は、ドキュメントファイル30が選択されると、そのファイル名をドキュメント配信サーバ3に送信することによって、選択されたドキュメントファイル30の閲覧をドキュメント配信サーバ3に要求する(図15の※1)。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4からドキュメントファイル30の閲覧が要求されると、閲覧要求とともに受信したファイル名を基にドキュメント管理テーブル25を参照し、対応するドキュメント画像32が生成されているか否かを確認する。
制御部10は、ドキュメント画像32のファイル名の項目が空欄で、対応するドキュメント画像32が生成されていないことを確認した場合、閲覧が要求されたドキュメントファイル30をドキュメントファイル保管部20から読み出す(図15の※2)。制御部10は、ドキュメントファイル30を読み出したら、そのドキュメントファイル30を画像変換部13に入力し、これに対応するドキュメント画像32を画像変換部13に生成させる(図15の※3、※4)。この後、制御部10は、生成されたドキュメント画像32をドキュメント画像保管部22に保管させるとともに、ドキュメント管理テーブル25の対応する箇所に生成されたドキュメント画像32のファイル名の情報を書き込む。
一方、制御部10は、ドキュメント管理テーブル25を参照して対応するドキュメント画像32が生成されていることを確認した場合、そのドキュメント画像32をドキュメント画像保管部22から読み出す(図15の※5)。
制御部10は、画像変換部13に生成させるか、あるいはドキュメント画像保管部22から読み出すことによって、対応するドキュメント画像32を取得したら、そのドキュメント画像32を要求元の携帯電話4に配信する(図15の※6)。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3からドキュメント画像32を受信したら、そのドキュメント画像32を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、ドキュメント画像32を介してドキュメントファイル30の内容が閲覧できるようになる。また、このようにドキュメント画像32を介してドキュメントファイル30の内容を閲覧させるようにすれば、ドキュメントファイル30に含まれるテキスト情報などがコピーされ、携帯電話4に残ってしまうことに起因する情報漏洩を防ぐことができる。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、ドキュメント画像32の配信を行った後、コメント管理テーブル26を参照することにより、要求元のユーザが閲覧可能なコメントがドキュメントファイル30に付加されているか否かを確認する。
制御部10は、まずコメント管理テーブル26のドキュメントIDの項目を参照することにより、閲覧が要求されたドキュメントファイル30にコメントが付加されているか否かを確認する。制御部10は、コメントが付加されていることを確認した場合、続いてコメント管理テーブル26の閲覧権限の項目を参照し、そのコメントの閲覧権限が「public」であるか「secret」であるかを確認する。制御部10は、閲覧権限が「public」である場合に、そのコメントをユーザが閲覧可能なコメントと判断する。
一方、制御部10は、閲覧権限が「secret」である場合、コメント管理テーブル26の作成者名の項目を参照し、閲覧を要求したユーザのユーザ名と作成者のユーザ名とが一致するか否かを確認する。そして、制御部10は、これらの各ユーザ名が一致する場合に、そのコメントをユーザが閲覧可能なコメントと判断し、一致しない場合に、そのコメントをユーザが閲覧不可能なコメントと判断する。なお、閲覧を要求したユーザのユーザ名は、例えば、ユーザ管理テーブル24を参照してアクセス開始情報に含まれるユーザIDが登録されているか否かを確認した際に、ユーザ管理テーブル24から予め取得しておけばよい。
例えば、図3に示すコメント管理テーブル26では、ドキュメントID「1番」のドキュメントファイル30に、2つのコメントが付加されている。この際、閲覧を要求したユーザが当該ドキュメントファイル30の作成者である場合には、制御部10は、これら2つのコメントをユーザが閲覧可能なコメントであると判断する。
制御部10は、閲覧可能なコメントが付加されていないことを確認した場合、これ以降の処理を行うことなく、ドキュメント画像32のみをユーザに閲覧させる。一方、制御部10は、閲覧可能なコメントが付加されていることを確認した場合、コメント管理テーブル26のコメント画像のファイル名の項目を参照し、対応するコメント画像33が生成されているか否かを確認する。
制御部10は、コメント画像33のファイル名の項目が空欄で、対応するコメント画像33が生成されていないことを確認した場合、コメントIDに基づいて対応するコメントデータ31をコメントデータ保管部21から読み出す(図15の※7)。制御部10は、コメントデータ31を読み出したら、そのコメントデータ31を画像変換部13に入力し、これに対応するコメント画像33を画像変換部13に生成させる(図15の※8、※9)。この後、制御部10は、生成されたコメント画像33をコメント画像保管部23に保管させるとともに、コメント管理テーブル26の対応する箇所に生成されたコメント画像33のファイル名の情報を書き込む。
一方、制御部10は、コメント管理テーブル26を参照して対応するコメント画像33が生成されていることを確認した場合、そのコメント画像33をコメント画像保管部23から読み出す(図15の※10)。
制御部10は、画像変換部13に生成させるか、あるいはコメント画像保管部23から読み出すことによって、対応するコメント画像33を取得したら、そのコメント画像33を要求元の携帯電話4に配信する(図15の※11、※12)。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3からコメント画像33を受信したら、そのコメント画像33のヘッダ部に記憶された位置情報を基に、ドキュメント画像32上におけるコメント画像33の位置を特定し、その位置にコメント画像33を重ねて表示させる。これにより、携帯電話4でもドキュメントファイル30に付加されたコメントの内容が閲覧できるようになる。また、このようにコメント画像33を介してドキュメントファイル30に付加されたコメントの内容を閲覧させるようにすれば、コメントからの情報漏洩も適切に防止することができる。
ユーザは、ドキュメント画像32及びコメント画像33が表示された後、メニュー51から所定の機能を選択したり、所定の番号キーを操作したりすることにより、新規コメントの追加やコメントの編集、及び各画像32、33の拡大・縮小表示などを行うことができる。
例えば、閲覧中のドキュメント画像32の上に新たなコメントを追加する場合には、メニュー51から「新規コメントの追加」を選択し、入力用ウィンドウ52に所定の情報を入力してOKボタン52bをクリックする。CPU40は、ユーザから入力完了が指示されると、入力された各種の情報を基に、新規コメント情報58を生成し、その新規コメント情報58をドキュメント配信サーバ3に送信する(図15の※13)。
ドキュメント配信サーバ3の制御部10は、携帯電話4から新規コメント情報58を受信すると、その新規コメント情報58を基にコメントデータ31を生成し、そのコメントデータ31をコメントデータ保管部21に保管する(図15の※14)。この後、制御部10は、新たに生成したコメントデータ31を画像変換部13に入力し、これに対応するコメント画像33を画像変換部13に生成させる(図15の※15、※16)。そして、そのコメント画像33をコメント画像保管部23に保管する(図15の※17)とともに、新規コメント情報58を送信した携帯電話4にそのコメント画像33を配信する(図15の※18)。
携帯電話4のCPU40は、ドキュメント配信サーバ3からコメント画像33を受信すると、そのコメント画像33をドキュメント画像32に重ねて表示させる。これにより、ユーザが新たに追加したコメントに対応するコメント画像33が表示される。
上記実施形態では、ユーザからの指示に応じてドキュメント画像32とコメント画像33とを同じ倍率で拡大・縮小表示させるようにしたが、これに限ることなく、例えば、図16に示すように、ドキュメント画像32のみを拡大・縮小表示させ、コメント画像33は、常に同じサイズで表示するようにしてもよい。
さらには、図17に示すように、コメント画像33が一定のサイズに達するまでは、ドキュメント画像32とコメント画像33とを同じ倍率で拡大表示させ、コメント画像33が一定のサイズに達したら、ドキュメント画像32のみを拡大表示させるようにしてもよい。同様に、コメント画像33が一定のサイズに達するまでは、ドキュメント画像32とコメント画像33とを同じ倍率で縮小表示させ、コメント画像33が一定のサイズに達したら、ドキュメント画像32のみを縮小表示させるようにしてもよい。
上記実施形態では、コメント管理テーブル26の閲覧権限の項目に「public」または「secret」を書き込むことにより、当該コメントの閲覧対象となるユーザを全てのユーザとするか作成者のみに制限するかを設定できるようにしたが、閲覧対象となるユーザの設定の仕方は、これに限るものではない。例えば、閲覧権限の項目にグループ名を書き込むことによって、そのグループに属するユーザのみを閲覧対象に設定できるようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と機能・構成上同一のものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。図18に示すように、本実施形態のドキュメント閲覧システム60は、上記第1の実施形態と同様に、ドキュメント配信サーバ61と携帯電話62とで構成されている。ドキュメント配信サーバ61には、制御部10、データ記憶部11、ネットワークI/F12、画像変換部13、バス14の他に、差分コメント画像生成部64が設けられている。
差分コメント画像生成部64は、制御部10からの指示に応じて、ドキュメント画像32とコメント画像33とを基に、これらの差分からなる差分コメント画像72(図19参照)を生成する処理を行う。制御部10は、差分コメント画像生成部64に差分コメント画像72を生成させる場合、ドキュメント画像32と、これに付加されるコメント画像33とを差分コメント画像生成部64に入力し、そのコメント画像33に対応する差分コメント画像72を生成させる。
差分コメント画像生成部64は、制御部10から差分コメント画像72の生成が指示されると、図19(a)に示すように、まずドキュメント画像32からコメント画像33が付加される領域32aを付加領域画像70として抽出する。差分コメント画像生成部64は、ドキュメント画像32から付加領域画像70を抽出したら、図19(b)に示すように、コメント画像33の各画素の画素値から、これに対応する付加領域画像70の画素(ドキュメント画像32にコメント画像33を付加した際に、互いに重なり合う画素)の画素値を減算する処理を行うことにより、その処理後のコメント画像33を差分コメント画像72として生成する。
また、差分コメント画像生成部64は、差分コメント画像72を生成したら、基になったコメント画像33のヘッダ部に書き込まれている位置情報とコメントIDとを、その差分コメント画像72のヘッダ部に書き込む。なお、差分コメント画像生成部64は、ドキュメント画像32に複数のコメント画像33が付加されている場合には、当然それらの各コメント画像33のそれぞれに対応する差分コメント画像72を生成する。
制御部10は、ユーザから閲覧が要求されたドキュメントファイル30に当該ユーザが閲覧可能なコメントが付加されていることを確認した場合に、これに対応するドキュメント画像32及びコメント画像33を差分コメント画像生成部64に入力し、差分コメント画像72の生成を指示する。そして、制御部10は、差分コメント画像生成部64に差分コメント画像72を生成させたら、その差分コメント画像72をコメント画像33に代えて要求元の携帯電話4に配信する。
図20に示すように、携帯電話62には、CPU40、システムメモリ41、操作部42、液晶ディスプレイ43、液晶ドライバ44、無線通信部45、バス46の他に、画像合成部65が設けられている。画像合成部65は、CPU40からの指示に応じて、ドキュメント画像32と差分コメント画像72とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像74(図21参照)を生成する処理を行う。CPU40は、ドキュメント配信サーバ61からドキュメント画像32と差分コメント画像72とを受信した際に、これらを画像合成部65に入力し、コメント付きドキュメント画像74の生成を指示する。
画像合成部65は、CPU40からコメント付きドキュメント画像74の生成が指示されると、まず差分コメント画像72のヘッダ部に記憶されている位置情報を基に、ドキュメント画像32から差分コメント画像72が付加される領域32aを特定する。画像合成部65は、領域32aを特定したら、図21に示すように、領域32a内の各画素の画素値に、これに対応する差分コメント画像72の各画素の画素値を加算することで、これらを合成する処理を行う。これにより、画像合成部65は、その処理後のドキュメント画像32をコメント付きドキュメント画像74として生成する。
差分コメント画像72は、コメント画像33の各画素からドキュメント画像32の対応する画素の画素値を差し引いたものであるから、上記のように差分コメント画像72の各画素の画素値を領域32a内の各画素の画素値に加算するようにすれば、ドキュメント画像32の上にコメント画像33を重ねた状態を1つの画像に合成したものとしてコメント付きドキュメント画像74が生成される。
次に、図22に示すフローチャート、及び図23に示す説明図を参照しながら、上記構成によるドキュメント閲覧システム60の作用について説明する。上記第1の実施形態と同様に、ドキュメント配信サーバ61の制御部10は、ユーザからの閲覧要求に応答してドキュメント画像32の取得、及びそのドキュメント画像32の配信を行うとともに、当該ユーザが閲覧可能なコメントに対応するコメント画像33の取得を行う(図23の※1〜10)。
制御部10は、コメント画像33を取得したら、そのコメント画像33、及びドキュメント画像32を差分コメント画像生成部64に入力し、これらに基づく差分コメント画像72を差分コメント画像生成部64に生成させる(図23の※11、※12)。この後、制御部10は、生成した差分コメント画像72を要求元の携帯電話4に配信する(図23の※13、※14)。
携帯電話62のCPU40は、ドキュメント配信サーバ61から差分コメント画像72を受信すると、その差分コメント画像72とドキュメント画像32とを画像合成部65に入力し、コメント付きドキュメント画像74を画像合成部65に生成させる。そして、CPU40は、画像合成部65にコメント付きドキュメント画像74を生成させたら、そのコメント付きドキュメント画像74を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、ドキュメントファイル30、及びこれに付加されたコメントの内容が、コメント付きドキュメント画像74を介して携帯電話62でも閲覧できるようになる。
また、差分コメント画像72は、コメント画像33の各画素からドキュメント画像32の対応する画素の画素値を差し引いたものであるから、コメント画像33とは異なり、それ単独で閲覧してもコメントの内容を把握することはできない。従って、上記のように、差分コメント画像72を配信するようにすれば、通信経路上で差分コメント画像72が不正に取得されてしまった場合(いわゆる盗聴)にも、コメントの内容を知られてしまうことが防がれ、コメントからの情報漏洩のリスクをより適切に抑えることができる。
なお、上記のように、コメント付きドキュメント画像74を表示させるようにした際に、コメントの表示・非表示を切り替える場合には、コメント付きドキュメント画像74からコメント部分を消去するためのコメント消去用画像を用い、このコメント消去用画像とコメント付きドキュメント画像74とを画像合成部65に合成させることによって、これらの各画像からドキュメント画像32を生成するようにすることが好ましい。
例えば、コメント付きドキュメント画像74を表示させた後、ユーザからコメントの非表示が指示されたことに応答して携帯電話62からドキュメント配信サーバ61にコメント消去用画像を要求する。ドキュメント配信サーバ61は、対応する差分コメント画像72の各画素の画素値の正負を反転させることによってコメント消去用画像を生成し、そのコメント消去用画像を要求元の携帯電話62に配信する。携帯電話62のCPU40は、コメント消去用画像を受信すると、そのコメント消去用画像と表示中のコメント付きドキュメント画像74とを画像合成部65に入力し、ドキュメント画像32の生成を画像合成部65に指示する。画像合成部65は、コメント付きドキュメント画像74を生成する場合と同様に、コメント付きドキュメント画像74の対応する領域の各画素の画素値にコメント消去用画像の各画素の画素値を加算することで、ドキュメント画像32を生成する。CPU40は、このドキュメント画像32を液晶ディスプレイ43に表示させることで、コメントが非表示になった状態に切り替える。
このように、コメント消去用画像を用いれば、同じアルゴリズムでドキュメント画像32とコメント付きドキュメント画像74とを生成することができるので、携帯電話62の処理負荷やプログラム容量を抑えることができる。
なお、コメント付きドキュメント画像74を表示させる場合のコメントの表示・非表示を切り替え方法は、上記に限ることなく、例えば、生成時と反対にコメント付きドキュメント画像74から差分コメント画像72を差し引くことによってドキュメント画像32を復元するようにしてもよいし、ドキュメント画像32をシステムメモリ41に記憶させておき、ユーザからコメントの非表示が指示されたことに応答してシステムメモリ41からドキュメント画像32を読み出すようにしてもよい。
上記実施形態では、コメント画像33の各画素の画素値と、これに対応する付加領域画像70の各画素の画素値との差を求めることによって差分コメント画像72を生成するとともに、差分コメント画像72の各画素の画素値と、領域32a内の各画素の画素値との和を求めることによってコメント画像33を復元するようにしたが、差分コメント画像72の生成方法、及びコメント画像33の復元方法は、これに限定されるものではない。例えば、コメント画像33と付加領域画像70との排他的論理和を求めることによって差分コメント画像72を生成し、差分コメント画像72と領域32a内の各画素との排他的論理を求めることによってコメント画像33を復元するようにしてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図24に示すように、本実施形態のドキュメント閲覧システム80は、ドキュメント配信サーバ81と携帯電話82とプリンタ(印刷装置)83とで構成されている。プリンタ83は、インターネット6に接続され、インターネット6を介して送信されたドキュメントファイル30などの電子データを紙などの媒体に印刷する、いわゆるネットワークプリンタである。
ドキュメント配信サーバ81には、制御部10、データ記憶部11、ネットワークI/F12、画像変換部13、バス14の他に、画像合成部85が設けられている。画像合成部85は、制御部10からの指示に応じて、ドキュメント画像32とコメント画像33とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像74を生成する処理を行う。画像合成部85は、コメント画像33のヘッダ部に記憶された位置情報を基に、ドキュメント画像32上におけるコメント画像33の位置を特定し、その位置にコメント画像33を重ねる。そして、その状態を所定の画像データ形式で保存することにより、コメント付きドキュメント画像74を生成する。
制御部10は、ユーザから閲覧が要求されたドキュメントファイル30に当該ユーザが閲覧可能なコメントが付加されていることを確認した場合に、これに対応するドキュメント画像32及びコメント画像33を画像合成部85に入力し、コメント付きドキュメント画像74の生成を指示する。そして、制御部10は、画像合成部85にコメント付きドキュメント画像74を生成させたら、そのコメント付きドキュメント画像74を要求元の携帯電話82に配信する。
携帯電話82は、上記第1の実施形態の携帯電話4と同等に構成されている。この携帯電話82のビューアは、上記の各機能に加え、閲覧中のドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74の印刷をプリンタ83に指示するための印刷指示機能を有している。ユーザは、閲覧中のドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74を印刷したい場合、操作部42を操作することにより、図25に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「印刷」又は「印刷(コメント有り)」を選択する。すなわち、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のドキュメント印刷指示手段が構成される。
CPU40は、ユーザが「印刷」又は「印刷(コメント有り)」のいずれかを選択したら、これに応答して印刷が指示されたこと示す印刷指示情報86(図27参照)を生成し、その印刷指示情報86をドキュメント配信サーバ81に送信する。印刷指示情報86は、例えば、ドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74に対応するドキュメントファイル30のドキュメントIDや、コメントの有無を示す情報などから構成される。CPU40は、ユーザが「印刷」を選択した場合には、ドキュメントIDとコメント無しを示す情報とを含む印刷指示情報86を生成し、その印刷指示情報86をドキュメント配信サーバ81に送信する。一方、CPU40は、ユーザが「印刷(コメント有り)」を選択した場合には、ドキュメントIDとコメント有りを示す情報とを含む印刷指示情報86を生成し、その印刷指示情報86をドキュメント配信サーバ81に送信する。
ドキュメント配信サーバ81の制御部10は、携帯電話82から印刷指示情報86を受信すると、その印刷指示情報86を基に、プリンタ83の形式に対応した印刷用データ87(図27参照)を生成し、その印刷用データ87をプリンタ83に送信することにより、プリンタ83に印刷を指示する。制御部10は、印刷指示情報86を受信すると、その印刷指示情報86に含まれるドキュメントIDを基に印刷対象を特定する。この後、制御部10は、印刷指示情報86に含まれるコメントの有無を示す情報を参照し、コメントの有無を確認する。制御部10は、コメント無しであることを確認した場合、印刷対象に該当するドキュメント画像32を基に印刷用データ87を生成し、その印刷用データ87をプリンタ83に送信する。一方、制御部10は、コメント有りであることを確認した場合、印刷対象に該当するコメント付きドキュメント画像74を基に印刷用データ87を生成し、その印刷用データ87をプリンタ83に送信する。
次に、図26に示すフローチャート、及び図27に示す説明図を参照しながら、上記構成によるドキュメント閲覧システム80の作用について説明する。ドキュメント配信サーバ81の制御部10は、ユーザからの閲覧要求に応答してドキュメント画像32の取得を行う(図27の※1〜5)。制御部10は、ドキュメント画像32を取得したら、コメント管理テーブル26を参照することにより、要求元のユーザが閲覧可能なコメントがドキュメントファイル30に付加されているか否かを確認する。
制御部10は、閲覧可能なコメントが付加されていないことを確認した場合、取得したドキュメント画像32を要求元の携帯電話82に配信する。携帯電話82のCPU40は、ドキュメント配信サーバ81からドキュメント画像32を受信したら、そのドキュメント画像32を液晶ディスプレイ43に表示させる。
一方、制御部10は、閲覧可能なコメントが付加されていることを確認した場合、そのコメントに対応するコメント画像33の取得を行う(図27の※6〜9)。制御部10は、コメント画像33を取得したら、そのコメント画像33、及びドキュメント画像32を画像合成部85に入力し、これらに基づくコメント付きドキュメント画像74を画像合成部85に生成させる(図27の※10、※11)。この後、制御部10は、生成したコメント付きドキュメント画像74を要求元の携帯電話82に配信する(図27の※12)。
携帯電話82のCPU40は、ドキュメント配信サーバ81からコメント付きドキュメント画像74を受信すると、そのコメント付きドキュメント画像74を液晶ディスプレイ43に表示させる。
ユーザは、ドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74が液晶ディスプレイ43に表示された後、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「印刷」又は「印刷(コメント有り)」を選択することにより、ドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74の印刷を指示する。
CPU40は、ユーザが「印刷」又は「印刷(コメント有り)」のいずれかを選択したら、これに応答して印刷が指示されたこと示す印刷指示情報86を生成し、その印刷指示情報86をドキュメント配信サーバ81に送信する(図27の※13)。
ドキュメント配信サーバ81の制御部10は、携帯電話82から印刷指示情報86を受信すると、その印刷指示情報86を基に、プリンタ83の形式に対応した印刷用データ87を生成し、その印刷用データ87をプリンタ83に送信することにより、プリンタ83に印刷を指示する(図27の※14)。
プリンタ83は、ドキュメント配信サーバ81から印刷用データ87を受信すると、その印刷用データ87に応じて印刷を実行する。これにより、ユーザからの指示に応じてドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74がプリンタ83で印刷される。このように、プリンタ83に対するドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74の印刷の指示を携帯電話82から行えるようにするとともに、ドキュメント画像32とコメント付きドキュメント画像74とを選択的に印刷できるようにすることで、ドキュメント閲覧システム80の利便性をより高めることができる。
上記実施形態では、ドキュメント画像32とコメント付きドキュメント画像74とを選択的に印刷できるようにしたが、これに加えてさらに、閲覧を要求したドキュメントファイル30が複数のページを有し、複数のドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74が連続的に携帯電話82の液晶ディスプレイ43に表示されている状態のときに、コメントが付加されたページのみを選択的に印刷できるようにしてもよい。
例えば、図28に示すように、メニュー51に「印刷(コメント付きのページのみ)」の項目を設ける。ユーザが「印刷(コメント付きのページのみ)」を選択した場合、CPU40は、ドキュメントIDとコメント付きのページのみを印刷することを示す情報とを含む印刷指示情報86を生成し、その印刷指示情報86をドキュメント配信サーバ81に送信する。この際、さらにコメントの有無を選択できるようにしてもよい。すなわち、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のコメントページ印刷指示手段が構成される。
制御部10は、印刷指示情報86を受信すると、その印刷指示情報86に含まれるドキュメントIDを基に対象となるドキュメントファイル30を特定するとともに、これらのうちコメントが付加されたページのみを印刷対象として決定する。制御部10は、印刷対象を決定したら、その印刷対象に該当するコメント付きドキュメント画像74を基に印刷用データ87を生成し、その印刷用データ87をプリンタ83に送信する。
これにより、コメントが付加されたページに該当するコメント付きドキュメント画像74がプリンタ83から印刷される。このように、コメントの有無を利用してコメントが付加されたページのみを印刷できるようにすれば、ドキュメント閲覧システム80の利便性をさらに高めることができる。さらには、印刷指示用のコメントを予め用意しておき、この印刷指示用のコメントが付加されたページのみを選択的に印刷できるようにしてもよい。
上記実施形態では、1台のプリンタ83のみがインターネット6に接続されている例を示したが、プリンタ83は、複数台インターネット6に接続されていてもよい。この場合には、携帯電話82のビューアの設定やメニュー51などから出力先のプリンタ83をユーザが任意に指定できるようにしておけばよい。
上記実施形態では、ユーザから印刷が指示された際に、携帯電話82からドキュメント配信サーバ81に印刷指示情報86を送信し、ドキュメント配信サーバ81で印刷用データ87を生成することにより、ユーザがドキュメント画像32とコメント付きドキュメント画像74とのどちらを閲覧している場合でも、これらの各画像32、74を選択的に印刷できるようにしたが、プリンタ83に対する印刷指示の方法は、これに限ることなく、例えば、ユーザが閲覧している画像32、74を印刷する場合には、携帯電話82で印刷用データ87を生成してプリンタ83に送信することにより、携帯電話82から直接プリンタ83に印刷を指示するようにしてもよい。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図29に示すように、本実施形態のドキュメント閲覧システム100は、ドキュメント配信サーバ101と携帯電話102とで構成されている。ドキュメント配信サーバ101には、上記各実施形態と同様に構成された制御部10、データ記憶部11、ネットワークI/F12、画像変換部13、バス14、画像合成部85が設けられている。このドキュメント配信サーバ101は、ドキュメント閲覧システム100を利用する各ユーザの間で電子メールを送受するためのwebメール機能を有している。
データ記憶部11には、ドキュメントファイル保管部104、コメントデータ保管部105、メール保管部106、及び上記各実施形態と同様の各テーブル24〜26が記憶されている。ドキュメントファイル保管部104には、ユーザ毎に用意されたフォルダ110が設けられている。ドキュメントファイル保管部104は、このフォルダ110内に各ドキュメントファイル30を保管することにより、各ドキュメントファイル30をユーザ毎に管理する。
同様に、コメントデータ保管部105には、ユーザ毎に用意されたフォルダ111が設けられている。コメントデータ保管部105は、このフォルダ111内に各コメントデータ31を保管することにより、各ドキュメントファイル30に対応する各コメントデータ31をユーザ毎に管理する。
各フォルダ110、111には、ユーザIDが関連付けられており、ユーザIDによって、どのユーザのフォルダ110、111であるかが識別できるようになっている。また、制御部10は、ユーザIDが一致するユーザしかこれらの各フォルダ110、111にアクセスすることができないように、アクセス制限を行う。
メール保管部106には、ユーザ毎に用意されたメールボックス112が設けられている。メール保管部106は、このメールボックス112内に各電子メール114を保管することにより、各電子メール114をユーザ毎に管理する。各メールボックス112には、対応するユーザのユーザIDとメールアドレスとが関連付けられており、これらによって、どのユーザのメールボックス112であるかが識別できるようになっている。なお、電子メール114は、例えば、送信者のメールアドレス、送信者のユーザ名、受信者のメールアドレス、受信者のユーザ名、受信日時、件名、本文、及び添付ファイルのファイル名などの各情報から構成される。
携帯電話102は、上記第1の実施形態の携帯電話4と同等に構成されている。この携帯電話102のビューアは、上記の各機能に加え、ドキュメント配信サーバ101を介して電子メール114を送受するための電子メール送受信機能を有している。ユーザは、新たな電子メール114の作成を行う場合、操作部42を操作することにより、図30(a)に示すように、液晶ディスプレイ43に新規メール作成画面116を表示させる。携帯電話102のCPU40は、ユーザから新規メール作成画面116の表示が指示されると、これに応答して新規メール作成画面116を液晶ディスプレイ43に表示させるとともに、この新規メール作成画面116の上にカーソル50を表示させる。
新規メール作成画面116には、宛先のメールアドレスを入力するための宛先入力欄116a、件名を入力するための件名入力欄116b、添付ファイルのファイル名を入力するための添付ファイル入力欄116c、本文を入力するための本文入力欄116d、作成した電子メール114の送信を指示するための送信ボタン116e、電子メール114の作成を中止するためのキャンセルボタン116fが設けられている。
ユーザは、新たな電子メール114を作成する場合、新規メール作成画面116を表示させた後、まず宛先入力欄116a、件名入力欄116b、本文入力欄116dの各欄に対応する情報を入力する。この後、当該電子メール114にファイルを添付したい場合には、カーソル50を移動させ、添付ファイル入力欄116cをクリックする。
CPU40は、添付ファイル入力欄116cがクリックされたことを検知すると、これに応答してドキュメント配信サーバ101にアクセスし、当該ユーザのフォルダ110に保管されている各ドキュメントファイル30のファイル名を示すリスト情報の配信をドキュメント配信サーバ101に要求する。この際、CPU40は、リスト情報の配信要求に当該ユーザのユーザIDや当該携帯電話102のIPアドレスなどを含める。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102からリスト情報の配信が要求されると、その要求に含まれるユーザIDを基に配信を要求したユーザを特定する。この後、制御部10は、ドキュメントファイル保管部104を参照し、当該ユーザのフォルダ110から各ドキュメントファイル30のファイル名を読み出す。
制御部10は、各ドキュメントファイル30のファイル名を読み出したら、続いてコメント管理テーブル26を参照し、それらの各ドキュメントファイル30に要求元のユーザが閲覧可能なコメントが付加されているか否かを確認する。制御部10は、各ドキュメントファイル30のコメントの有無を確認したら、各ドキュメントファイル30のファイル名、及びそのコメントの有無を示す情報を一覧表示するリスト情報を生成し、そのリスト情報を要求元の携帯電話102に配信する。
携帯電話102のCPU40は、ドキュメント配信サーバ101からリスト情報を受信すると、このリスト情報を基に、図30(b)に示す添付ファイル選択画面117を構成し、その添付ファイル選択画面117を液晶ディスプレイ43に表示させる。添付ファイル選択画面117には、ドキュメントファイル保管部104の当該ユーザのフォルダ110に保管されている各ドキュメントファイル30のファイル名がリスト形式で表示されている。また、CPU40は、この添付ファイル選択画面117の上にもカーソル50を表示させる。
ユーザは、添付ファイル選択画面117が表示された後、カーソル50を移動させ、所望のファイル名をクリックすることにより、そのファイル名のドキュメントファイル30を添付ファイルとして選択する。
CPU40は、所定のファイル名がクリックされたことを検知すると、リスト情報に含まれるコメントの有無を示す情報を参照し、対応するドキュメントファイル30にコメントが付加されているか否かを確認する。CPU40は、コメントが付加されていることを確認すると、図30(c)に示すように、添付ファイルにコメントを付加するか否かを確認するための確認画面118を液晶ディスプレイ43に表示させるとともに、この確認画面118の上にカーソル50を表示させる。
確認画面118には、添付ファイルにもコメントを付加することを指示するための「はい」ボタン118aと、添付ファイルにはコメントを付加しないことを指示するための「いいえ」ボタン118bとが設けられている。ユーザは、確認画面118が表示された場合、カーソル50を移動させ、「はい」ボタン118aと「いいえ」ボタン118bとのどちらか一方をクリックすることにより、添付ファイルに対するコメントの有無を指示する。
CPU40は、「はい」ボタン118aと「いいえ」ボタン118bとのどちらか一方がクリックされたことを検知すると、図30(d)に示すように、対応するドキュメントファイル30のファイル名を添付ファイル入力欄116cに入力して、再び新規メール作成画面116を液晶ディスプレイ43に表示させる。
一方、CPU40は、コメントが付加されていないことを確認した場合には、確認画面118を表示させることなく、添付ファイル入力欄116cにファイル名が入力された状態の新規メール作成画面116を表示させる。
CPU40は、新規メール作成画面116を再び表示させた後、ユーザが送信ボタン116eをクリックしたことに応答して、入力された各情報、及びコメントの有無を示す情報からなる電子メール114を生成し、その電子メール114をドキュメント配信サーバ101に送信する。このように、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のメール送信手段が構成される。
なお、コメントの有無を示す情報は、確認画面118で「はい」ボタン118aがクリックされた際にコメント有り示し、確認画面118で「いいえ」ボタン118bがクリックされた際、及びコメントが付加されていないと確認された際にコメント無しを示すように構成される。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から電子メール114を受信すると、宛先のメールアドレスを参照し、そのメールアドレスに該当するユーザのメールボックス112に、受信した電子メール114を保管する。
ユーザは、自身のメールボックス112に保管された電子メール114、すなわち受信メールを閲覧する場合、操作部42を操作することにより、図31(a)に示すように、液晶ディスプレイ43に受信メール選択画面120を表示させる。
CPU40は、ユーザから受信メール選択画面120の表示が指示されると、これに応答してドキュメント配信サーバ101にアクセスし、当該ユーザのメールボックス112に保管されている各電子メール114の件名を一覧表示する受信メール一覧情報の配信をドキュメント配信サーバ101に要求する。この際、CPU40は、受信メール一覧情報の配信要求に当該ユーザのユーザIDや当該携帯電話102のIPアドレスなどを含める。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から受信メール一覧情報の配信が要求されると、その要求に含まれるユーザIDを基に配信を要求したユーザを特定する。この後、制御部10は、メール保管部106を参照し、当該ユーザのメールボックス112から各電子メール114の件名の情報を読み出す。制御部10は、各電子メール114の件名の情報を読み出したら、それらを一覧表示する受信メール一覧情報を生成し、その受信メール一覧情報を要求元の携帯電話102に配信する。
携帯電話102のCPU40は、ドキュメント配信サーバ101から受信メール一覧情報を受信すると、この受信メール一覧情報を基に、受信メール選択画面120を構成し、その受信メール選択画面120を液晶ディスプレイ43に表示させる。受信メール選択画面120には、当該ユーザのメールボックス112に保管されている各電子メール114の件名がリスト形式で表示されている。また、CPU40は、この受信メール選択画面120の上にカーソル50を表示させる。
ユーザは、受信メール選択画面120が表示された後、カーソル50を移動させ、所望の件名をクリックすることにより、その件名の電子ファイル114の閲覧を要求する。CPU40は、所定の件名がクリックされたことを検知すると、その件名を含む情報をドキュメント配信サーバ101に送信することにより、その件名に該当する電子メール114の閲覧を要求する。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から電子メール114の閲覧が要求されると、この要求に含まれる件名を基に対象となる電子メール114を特定し、その電子メール114を当該ユーザのメールボックス112から読み出す。そして、読み出した電子メール114を要求元の携帯電話102に配信する。
携帯電話102のCPU40は、電子メール114を受信すると、図31(b)に示すように、その電子メール114から受信メール表示画面121を構成し、その受信メール表示画面121、及びカーソル50を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、ユーザが受信メールを閲覧することができる。すなわち、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載のメール閲覧手段が構成される。
受信メール表示画面121には、送信元のメールアドレスを表示する送信元表示欄121a、件名を表示する件名表示欄121b、添付ファイルのファイル名を表示する添付ファイル表示欄121c、本文を表示する本文表示欄121dが設けられている。ユーザは、受信メール表示画面121が表示された後、添付ファイルを閲覧したい場合には、カーソル50を移動させ、添付ファイル表示欄121cをクリックする。CPU40は、添付ファイル表示欄121cがクリックされたことを検知すると、その添付ファイルの閲覧をドキュメント配信サーバ101に要求する。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から添付ファイルの閲覧が要求されると、先ずその電子メール114に含まれる添付ファイルのファイル名に基づいて、これに対応するドキュメントファイル30を特定するとともに、その電子メール114のコメントの有無を示す情報を参照することにより、送信元のユーザが添付ファイルにもコメントを付加すると設定したか否かを確認する。
制御部10は、送信元のユーザが添付ファイルにもコメントを付加すると設定したことを確認した場合、ドキュメントファイル保管部104にアクセスし、送信元のユーザのフォルダ110から添付ファイルに対応するドキュメントファイル30を読み出す。この後、制御部10は、コメント管理テーブル26を参照して当該ドキュメントファイル30に対応するコメントデータ31を特定し、そのコメントデータ31を送信元のユーザのフォルダ111から読み出す。
制御部10は、ドキュメントファイル30とコメントデータ31とを読み出したら、これらを画像変換部13に入力し、これらに基づくドキュメント画像32とコメント画像33とを画像変換部13に生成させる。制御部10は、ドキュメント画像32とコメント画像33とを生成させたら、続いてこれらを画像合成部85に入力し、これらに基づくコメント付きドキュメント画像74を画像合成部85に生成させる。制御部10は、コメント付きドキュメント画像74を生成させたら、そのコメント付きドキュメント画像74を要求元の携帯電話102に配信する。
一方、制御部10は、送信元のユーザが添付ファイルにはコメントを付加しないと設定したことを確認した場合、添付ファイルに対応するドキュメントファイル30の読み出し、及びドキュメント画像32の生成のみを行い、そのドキュメント画像32を要求元の携帯電話102に配信する。
携帯電話102のCPU40は、コメント付きドキュメント画像74を受信すると、図31(c)に示すように、そのコメント付きドキュメント画像74を液晶ディスプレイ43に表示させる。同様に、CPU40は、ドキュメント画像32を受信すると、そのドキュメント画像32を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、添付ファイルとして設定されたドキュメントファイル30の内容をドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74を介して閲覧することができる。
また、携帯電話102のビューアは、添付ファイルの保存機能を有している。ユーザは、ドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74を閲覧した後、これに対応するドキュメントファイル30を保存したい場合には、操作部42を操作することにより、図31(d)に示すように、液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「保存」を選択する。CPU40は、ユーザから添付ファイルの保存が指示されると、これに応答してユーザID、ドキュメントID、及びコメントの有無を示す情報からなる添付ファイル保存要求情報を生成し、この添付ファイル保存要求情報をドキュメント配信サーバ101に送信することにより、添付ファイルの保存をドキュメント配信サーバ101に要求する。すなわち、本例では、CPU40、操作部42、液晶ディスプレイ43などによって、請求項記載の保存指示手段が構成される。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から添付ファイル保存要求情報を受信すると、この添付ファイル保存要求情報に含まれるドキュメントIDを基に、対応するドキュメントファイル30を送信元のユーザのフォルダ110から読み出す。制御部10は、ドキュメントファイル30を読み出したら、添付ファイル保存要求情報に含まれるユーザIDを基に、受信者であるユーザのフォルダ110を特定し、そのフォルダ110にドキュメントファイル30のコピーを保管する。この後、制御部10は、添付ファイル保存要求情報に含まれるコメントの有無を示す情報を参照し、コメントの有無を確認する。そして、コメント有りである場合には、対応するコメントデータ31を送信元のユーザのフォルダ111から読み出し、そのコメントデータ31のコピーを受信者のユーザのフォルダ111に保管する。
これにより、添付ファイルとして設定されたドキュメントファイル30及びコメントデータ31が、受信者のユーザのフォルダ110、111に保存される。従って、受信者のユーザは、これ以降、電子メール114を介することなく、自身のフォルダ110、111にアクセスすることで、対応するドキュメント画像32又はコメント付きドキュメント画像74が閲覧できるようになる。
次に、図32に示すフローチャート、及び図33に示す説明図を参照しながら、ユーザがコメント有りの添付ファイルを設定した場合を例に、上記構成によるドキュメント閲覧システム100の作用について説明する。ユーザは、新たな電子メール114の作成を行う場合、操作部42を操作することにより、液晶ディスプレイ43に新規メール作成画面116を表示させる。ユーザは、新規メール作成画面116が表示されたら、宛先入力欄116a、件名入力欄116b、本文入力欄116dの各欄に対応する情報を入力し、添付ファイル入力欄116cをクリックする。
添付ファイル入力欄116cをクリックすると、液晶ディスプレイ43の表示が新規メール作成画面116から添付ファイル選択画面117に切り替えられる。ユーザは、添付ファイル選択画面117が表示されたら、所望のファイル名をクリックすることにより、そのファイル名のドキュメントファイル30を添付ファイルとして選択する。
所望のファイル名をクリックして添付ファイルを選択すると、液晶ディスプレイ43の表示が添付ファイル選択画面117から確認画面118に切り替えられる。ユーザは、コメント有りに設定する場合、確認画面118が表示された後、「はい」ボタン118aをクリックする。「はい」ボタン118aクリックすると、対応するドキュメントファイル30のファイル名が添付ファイル入力欄116cに入力された状態で、再び新規メール作成画面116が液晶ディスプレイ43に表示される。
ユーザは、宛先入力欄116a、件名入力欄116b、本文入力欄116dの各欄への情報の入力、及び添付ファイルの設定を終えたら、送信ボタン116eをクリックし、当該電子メール114の送信を指示する。ユーザが送信を指示すると、CPU40によって電子メール114が生成され、その電子メール114がドキュメント配信サーバ101に送信される(図33の※1)。ドキュメント配信サーバ101に送信された電子メール114は、宛先のメールアドレスに該当するユーザのメールボックス112に保管される(図33の※2)。
ユーザは、受信メールを閲覧する場合、操作部42を操作することにより、液晶ディスプレイ43に受信メール選択画面120を表示させる。この後、ユーザは、所望の件名をクリックすることにより、その件名の電子ファイル114の閲覧を要求する。ユーザが所定の件名をクリックすると、これに応答して当該電子メール114の閲覧要求がCPU40からドキュメント配信サーバ101に送信される(図33の※3)。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から電子メール114の閲覧が要求されると、この要求に含まれる件名を基に対象となる電子メール114を特定し、その電子メール114を当該ユーザのメールボックス112から読み出す(図33の※4)。そして、読み出した電子メール114を要求元の携帯電話102に配信する(図33の※5)。
携帯電話102のCPU40は、電子メール114を受信すると、その電子メール114から受信メール表示画面121を構成し、その受信メール表示画面121、及びカーソル50を液晶ディスプレイ43に表示させる。ユーザは、受信メール表示画面121を介して受信メールの内容を確認した後、添付ファイルを閲覧したい場合には、カーソル50を移動させ、添付ファイル表示欄121cをクリックする。CPU40は、添付ファイル表示欄121cがクリックされたことを検知すると、その添付ファイルの閲覧をドキュメント配信サーバ101に要求する(図33の※6)。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から添付ファイルの閲覧が要求されると、添付ファイルに対応するドキュメントファイル30を特定するとともに、このドキュメントファイル30に対応するコメントデータ31を特定する。そして、それらを送信元のユーザのフォルダ110、111からそれぞれ読み出す(図33の※7、※8)。
制御部10は、ドキュメントファイル30とコメントデータ31とを読み出したら、これらを画像変換部13に入力し、これらに基づくドキュメント画像32とコメント画像33とを画像変換部13に生成させる(図33の※9〜※12)。制御部10は、ドキュメント画像32とコメント画像33とを生成させたら、続いてこれらを画像合成部85に入力し、これらに基づくコメント付きドキュメント画像74を画像合成部85に生成させる(図33の※13、※14)。制御部10は、コメント付きドキュメント画像74を生成させたら、そのコメント付きドキュメント画像74を要求元の携帯電話102に配信する(図33の※15)。
携帯電話102のCPU40は、コメント付きドキュメント画像74を受信すると、そのコメント付きドキュメント画像74を液晶ディスプレイ43に表示させる。これにより、添付ファイルとして設定されたドキュメントファイル30の内容が、コメント付きドキュメント画像74を介して閲覧できるようになる。
ユーザは、コメント付きドキュメント画像74を閲覧した後、これに対応するドキュメントファイル30を保存したい場合には、操作部42を操作することによって液晶ディスプレイ43にメニュー51を表示させ、このメニュー51から「保存」を選択する。ユーザがメニュー51から「保存」を選択すると、CPU40によって添付ファイル保存要求情報が生成され、その添付ファイル保存要求情報がドキュメント配信サーバ101に送信される(図33の※16)。
ドキュメント配信サーバ101の制御部10は、携帯電話102から添付ファイル保存要求情報を受信すると、添付ファイルに対応するドキュメントファイル30のコピーを受信者のユーザのフォルダ110に保管する(図33の※17)とともに、そのドキュメントファイル30に対応するコメントデータ31のコピーを受信者のユーザのフォルダ111に保管する(図33の※18)。
このように、電子メール114の添付ファイルとしてコメント付きドキュメント画像74を閲覧できるようにするとともに、添付ファイルとして閲覧したコメント付きドキュメント画像74に対応するドキュメントファイル30及びコメントデータ31を自身のフォルダ110、111保管できるようにすれば、ドキュメント閲覧システム100の利便性をより高めることができる。
上記各実施形態では、ドキュメント閲覧装置として携帯電話4を示したが、ドキュメント閲覧装置は、これに限ることなく、例えば、PHSやPDA、スマートフォンなどの他の携帯型の端末でもよいし、さらには、携帯型の端末に限ることなく、LANなどの有線のネットワークを介して接続されるパーソナルコンピュータなどでもよい。
上記各実施形態では、ドキュメント配信装置を1台のドキュメント配信サーバ3で構成したが、これに限ることなく、複数台のサーバを組み合わせてドキュメント配信装置を構成してもよい。
2、60、80、100 ドキュメント閲覧システム
3、61、81、101 ドキュメント配信サーバ(ドキュメント配信装置)
4、62、82、102 携帯電話(ドキュメント閲覧装置)
6 インターネット(ネットワーク)
10 制御部(配信制御手段、保管制御手段)
13 画像変換部(ドキュメント画像変換手段、コメント画像変換手段)
20 ドキュメントファイル保管部(ドキュメントファイル保管手段)
21 コメントデータ保管部(コメントデータ保管手段)
22 ドキュメント画像保管部(ドキュメント画像保管手段)
23 コメント画像保管部(コメント画像保管手段)
30 ドキュメントファイル
31 コメントデータ
32 ドキュメント画像
33 コメント画像
40 CPU(表示制御手段)
42 操作部
43 液晶ディスプレイ(表示部)
64 差分コメント画像生成部(差分コメント画像生成手段)
65 画像合成部(画像合成手段)
72 差分コメント画像
74 コメント付きドキュメント画像
83 プリンタ(印刷装置)
85 画像合成部(画像合成手段)

Claims (23)

  1. 任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイルを保管するドキュメント配信装置と、
    ネットワークを介して前記ドキュメント配信装置と接続されるドキュメント閲覧装置とで構成され、
    前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じて前記ドキュメント配信装置からデータを配信することにより、前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を前記ドキュメント閲覧装置で閲覧できるようにするドキュメント閲覧システムにおいて、
    前記ドキュメントファイルを保管するドキュメントファイル保管手段と、
    前記コメントの内容を示すコメントデータを保管するコメントデータ保管手段と、
    前記ドキュメントファイルを画像データに変換するドキュメント画像変換手段と、
    前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換するコメント画像変換手段と、
    前記ドキュメント画像変換手段と前記コメント画像変換手段との変換結果に基づく画像データを前記ドキュメント閲覧装置に配信する配信制御手段と、を前記ドキュメント配信装置に設け、
    前記ドキュメント配信装置から受信した画像データを表示部に表示させることにより、画像データを介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させる表示制御手段を前記ドキュメント閲覧装置に設けたことを特徴とするドキュメント閲覧システム。
  2. 前記配信制御手段は、前記ドキュメント画像変換手段が前記ドキュメントファイルを画像データに変換することによって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段が前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換することによって生成されるコメント画像とを配信し、
    前記表示制御手段は、前記ドキュメント画像を表示部に表示させるとともに、前記ドキュメント画像の上に前記コメント画像を重ねて表示させることにより、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させることを特徴とする請求項1記載のドキュメント閲覧システム。
  3. 前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像を保管するドキュメント画像保管手段を有し、
    前記配信制御手段は、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じた前記ドキュメント画像が前記ドキュメント画像保管手段に保管されている場合、そのドキュメント画像を前記ドキュメント画像保管手段から読み出して配信することを特徴とする請求項2記載のドキュメント閲覧システム。
  4. 前記ドキュメント配信装置は、前記コメント画像を保管するコメント画像保管手段を有し、
    前記配信制御手段は、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じた前記コメント画像が前記コメント画像保管手段に保管されている場合、そのコメント画像を前記コメント画像保管手段から読み出して配信することを特徴とする請求項2又は3記載のドキュメント閲覧システム。
  5. 前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像変換手段によって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段によって生成されるコメント画像とを基に、これらの差分からなる差分コメント画像を生成する差分コメント画像生成手段を有し、
    前記配信制御手段は、前記ドキュメント画像と前記差分コメント画像とを配信し、
    前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメント画像と前記差分コメント画像とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像を生成する画像合成手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を表示部に表示させることにより、前記コメント付きドキュメント画像を介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させることを特徴とする請求項1記載のドキュメント閲覧システム。
  6. 前記ドキュメント配信装置は、前記ドキュメント画像変換手段によって生成されるドキュメント画像と、前記コメント画像変換手段によって生成されるコメント画像とを基に、これらを合成してコメント付きドキュメント画像を生成する画像合成手段を有し、
    前記配信制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を配信し、
    前記表示制御手段は、前記コメント付きドキュメント画像を表示部に表示させることにより、前記コメント付きドキュメント画像を介して前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を閲覧させることを特徴とする請求項1記載のドキュメント閲覧システム。
  7. 前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに対して新たな前記コメントを追加するためのコメント追加手段を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  8. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントが付加された領域に表示領域を移動させることを指示するための移動指示手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記移動指示手段からの指示に応じて、前記コメントが付加された領域を表示部に表示させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  9. 前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに付加された前記コメントの削除を指示するためのコメント削除指示手段を有していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  10. 前記ドキュメント閲覧装置は、画像データを介して閲覧している前記ドキュメントファイルに付加された前記コメントを編集するためのコメント編集手段を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  11. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントの表示・非表示の切り替えを指示するためのコメント表示切替指示手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記コメントの表示が指示された場合には、前記ドキュメントファイルと前記コメントとの内容を閲覧させ、前記コメントの非表示が指示された場合には、前記ドキュメントファイルの内容のみを閲覧させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  12. 前記ドキュメント閲覧装置は、画像データによって表される画像の全体が表示部に収まっていない状態で、現在表示されている領域の周辺に前記コメントが付加されている場合に、周辺に前記コメントが存在していることを通知するコメント通知手段を有していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  13. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメントファイルが複数のページからなる場合に、前記コメントが付加されたページのみの表示を指示するためのコメントページ表示指示手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記コメントページ表示指示手段からの指示に応じて、前記コメントが付加されたページに対応する画像データのみを表示部に表示させることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  14. 前記ドキュメント閲覧装置は、画像データの拡大表示及び縮小表示を指示するための拡大・縮小表示指示手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて画像データを拡大表示又は縮小表示させることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  15. 前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを同じ倍率で拡大表示又は縮小表示させることを特徴とする請求項14記載のドキュメント閲覧システム。
  16. 前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像のみを拡大表示又は縮小表示させ、前記コメント画像は、常に同じサイズで表示させることを特徴とする請求項14記載のドキュメント閲覧システム。
  17. 前記表示制御手段は、前記配信制御手段から前記ドキュメント画像と前記コメント画像とが配信される場合、前記コメント画像が一定のサイズに達するまでは、前記拡大・縮小表示指示手段からの指示に応じて、前記ドキュメント画像と前記コメント画像とを同じ倍率で拡大表示又は縮小表示させ、前記コメント画像が一定のサイズに達したら、前記ドキュメント画像のみを拡大表示又は縮小表示させることを特徴とする請求項14記載のドキュメント閲覧システム。
  18. 前記配信制御手段は、前記コメントの閲覧を複数のユーザで共有するか、所定のユーザのみに制限するかを切り替える閲覧権限設定機能を有していることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  19. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記ネットワークに接続された印刷装置に対して前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルの印刷を指示するためのドキュメント印刷指示手段を有することを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  20. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記ドキュメントファイルが複数のページからなる場合に、前記ネットワークに接続された印刷装置に対して前記コメントが付加されたページのみの印刷を指示するためのコメントページ印刷指示手段を有することを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  21. 前記ドキュメント閲覧装置は、前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルを添付ファイルとして設定した電子メールを送信するメール送信手段を有することを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  22. 前記ドキュメント閲覧装置は、電子メールの閲覧を行うためのメール閲覧手段と、前記コメントが付加された状態の前記ドキュメントファイルが前記電子メールに添付ファイルとして設定されている際に、その添付ファイルの保存を指示するための保存指示手段とを有し、
    前記ドキュメント配信装置は、前記保存指示手段によって前記添付ファイルの保存が指示された際に、その添付ファイルに対応する前記ドキュメントファイルと前記コメントデータとを、それぞれ前記ドキュメントファイル保管手段と前記コメントデータ保管手段とに保管する保管制御手段を有することを特徴とする請求項1から21のいずれか1項に記載のドキュメント閲覧システム。
  23. ネットワークを介してドキュメント閲覧装置と接続され、任意の位置にコメントを付加することができるドキュメントファイルを保管するとともに、前記ドキュメント閲覧装置からの要求に応じてデータを配信することにより、前記ドキュメントファイル及び前記コメントの内容を前記ドキュメント閲覧装置で閲覧できるようにするドキュメント配信装置において、
    前記ドキュメントファイルを保管するドキュメントファイル保管手段と、
    前記コメントの内容を示すコメントデータを保管するコメントデータ保管手段と、
    前記ドキュメントファイルを画像データに変換するドキュメント画像変換手段と、
    前記コメントデータによって表される前記コメントを画像データに変換するコメント画像変換手段と、
    前記ドキュメント画像変換手段と前記コメント画像変換手段との変換結果に基づく画像データを前記ドキュメント閲覧装置に配信する配信制御手段と、を備えたことを特徴とするドキュメント配信装置。
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