JP2011135704A - 無接触給電設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電力損失を減少でき、電力の伝送効率を向上させることができる無接触給電設備を提供することを目的としたものである。
【解決手段】給電側は、給電装置11と給電ユニット12から構成され、受電側は受電ユニット13から構成され、給電装置11は、直流電流が供給されるセンタータップ付き一次コイル23、二次コイル24、および三次コイル25からなる絶縁トランス26と、一次コイル23に接続される、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30を備え、トランジスタ29,30を駆動する回路として、一次コイル23に接続される立ち上げ回路91,92と、三次コイル25に接続される駆動回路93および進み回路94を備え、二次コイル24より給電ユニット12へ高周波電流を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無接触給電設備、特に誘導線路または誘導コイルに交流電流を供給する電源装置に関するものである。
従来の上記誘導線路に交流電流を供給する電源装置の一例が、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている電源装置は、AC/DCコンバータを形成する回路と、この回路から直流電流が供給されるDCチョークと、DCチョークを介して直流電流がセンタータップに供給される一次コイルおよび前記誘導線路が接続される二次コイルからなる高周波トランスと、高周波トランスの一次コイルの両端に並列に接続されたコンデンサと、高周波トランスの一次コイルの一端と直流電源のマイナス出力端子との間に接続された第1スイッチと、高周波トランスの一次コイルの他端と直流電源のマイナス出力端子との間に接続された第2スイッチから構成されている。
また高周波トランスの一次コイルと二次コイル、誘導線路、およびコンデンサは、所定周波数で共振する共振回路を形成するように選定されており、この所定周波数で二次コイルに電流が流れるように、スイッチングコントローラにより第1スイッチと第2スイッチは交互に180゜ずれてスイッチングされる。なお、誘導線路へ流れる電流と電圧を所定の値にするために、高周波トランスの二次側に只1つの巻線のみを配置する構成としている。
上記構成により、高周波トランスにより直流電源とは絶縁されて、所定周波数の正弦波形の大電流が誘導線路に供給される。
また、AC/DCコンバータを形成する回路を使用しないで、交流電流を直接用いる電源装置の一例が特許文献2に開示されている。
この特許文献2に開示されている電源装置は、単相電源から単相電力をユーティリティ電源周波数で受け取るための入力変圧器およびコンデンサを備えた単相入力部と、この単相入力部において、単相入力が前記入力変圧器に供給され、前記コンデンサによって分割されて供給される全波整流ブリッジと、全波整流ブリッジの出力が送出される、非常に容量が小さく(電源の1kW定格当たり約3μF)ユーティリティ電源周波数でフィルタリング効果がほとんどないコンデンサ、およびインバータ(高周波を作り出す回路)を有しており、インバータの出力は、LCLフィルタを形成する、小さい静電容量のコンデンサおよび絶縁変圧器等を通過して、誘導線路へ電力供給されている。前記インバータは、適切なスイッチングデバイスおよび逆並列ダイオードを含み、出力する交流の振幅が変化するように、入力される交流の振幅を前記ユーティリティ電源周波数に対して変調し、前記ユーティリティ電源周波数よりも高い動作周波数(代表的には、10〜40kHz)に交換して交流電流を出力する。
このように、交流電源(単相電源)から供給されるユーティリティ電源周波数の交流電流を直接用いて、一旦直流に変換することなく、インバータを用いて、ユーティリティ電源周波数よりも高い動作周波数の高周波電流を誘導線路へ供給する電源装置が実現されている。
特許第2667054号公報(図6) 特表2009−528812号公報(図1)
しかし、従来の特許文献1に開示されている無接触給電設備の一次側給電装置では、商用電源をAC/DCコンバータを形成する回路により一旦、直流に変換しているために、すなわちトランスにより降圧し、整流器により整流し、DCコンデンサにより平滑化して直流としているために、このAC/DC変換による電力の損失が生じていた。
またDCコンデンサが使用されているため、このDCコンデンサにより無接触給電設備の寿命が限定され(短く規定され)、かつ商用電源の投入時にDCコンデンサによって突入電流が生じるという問題があった。
一方、従来の特許文献1に開示されている無接触給電設備の一次側給電装置に、AC/DCコンバータを形成する回路を使用しないで、特許文献2に開示されているように交流電流を直接用いる場合には、上記第1スイッチおよび第2スイッチ、例えばトランジスタの駆動回路として安定した駆動信号を得る為の高周波発振回路が必要となり、前記高周波発振回路をなくしては、高周波トランスの2次コイルに接続される誘導線路とコンデンサによる共振周波数で回路を作動させ得なかった。一方、高周波トランスの2次コイルに接続される誘導線路とコンデンサによる共振周波数での作動を目的として、高周波トランスの1次コイルに発生する電圧をトランジスタの駆動に用いようとすると、スイッチングに用いるトランジスタの駆動に適切でない高い電圧を調整してトランジスタに印加する必要があるために、降圧用・電流制限用の抵抗素子等が必要となり、そのため前記トランジスタのゲートの電荷のチャージに大きな遅延が生じ、よってスイッチング動作に遅延が生じ、回路の動作に支障をきたすという問題が生じる。
そこで、本発明は、電力損失の原因となるAC/DCコンバータまたは同等の回路を設けることなく、誘導線路、または誘導コイルへ商用電源から電力を供給でき、誘導線路、または誘導コイルに並列に接続されたコンデンサからなる並列共振回路の共振周波数を用いて、電力の伝送効率を向上させることができる無接触給電設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、移動体の移動経路に沿って配置され、交流電流が供給される誘導線路、または装置が留まる所定位置に配置され、交流電流が供給される誘導コイルを備え、前記移動体に、前記誘導線路に発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを設け、または前記装置に、前記誘導コイルに発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを設けた無接触給電設備であって、商用電源から供給される交流電流を整流する整流器と、前記整流器のプラス出力端子に一端が接続されたDCチョークと、前記DCチョークの他端にセンタータップが接続されたセンタータップ付き一次コイルと、前記誘導線路または誘導コイルに接続された二次コイルと、前記整流器のマイナス出力端子にセンタータップが接続されたセンタータップ付き三次コイルからなる絶縁トランスと、前記二次コイルと並列に接続され、前記誘導線路または誘導コイルと所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサと、前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記整流器のマイナス出力端子との間に接続されたトランジスタから形成される第1スイッチング素子と、前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記整流器のマイナス出力端子との間に接続されたトランジスタから形成される第2スイッチング素子と、前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続され、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第1立ち上げ回路と、前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続され、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第2立ち上げ回路と、前記センタータップ付き三次コイルの両端に接続され、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートと、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ交互に電荷を供給する駆動回路とを備え、前記センタータップ付き三次コイルの両端電圧は、前記センタータップ付き一次コイルの両端電圧よりも低い電圧に設定され、前記第1立ち上げ回路または第2立ち上げ回路により、前記第1スイッチング素子または前記第2スイッチング素子はオン状態とされ、以後、前記駆動回路により、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子は、前記二次コイルに前記所定周波数で交流電流が流れるように、交互に駆動されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、商用電源から整流器、DCチョークを介して、センタータップ付き一次コイルに直流電流が供給され、前記センタータップ付き一次コイルより第1立ち上げ回路または第2立ち上げ回路のいずれかに直流電流が供給されることにより、第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに電荷が供給され、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子のいずれかがオン状態とされ、以後、センタータップ付き一次コイルから前記オン状態とされた第1スイッチング素子または第2スイッチング素子へ流れる電流によって、センタータップ付き一次コイルに発生する磁束により前記センタータップ付き三次コイルに降圧された起電力が発生し、この起電力によりセンタータップ付き三次コイルから流れる電流によって、駆動回路を介して、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに電荷が供給され、前記第1スイッチング素子または前記第2スイッチング素子は、前記二次コイルに前記所定周波数で交流電流が流れるように、交互に駆動される。このように駆動回路を設けることにより、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子が同時にオフ状態となる可能性が低減され、スイッチング動作の安定性が確保される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記第1立ち上げ回路は、アノードが、前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続された第1定電流ダイオードと、カソードが、前記第1定電流ダイオードのカソードおよび前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに接続され、アノードが、前記整流器のマイナス出力端子に接続された第1ツェナーダイオードと、アノードが、前記第1定電流ダイオードのカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続された第1切換えダイオードから形成され、前記第2立ち上げ回路は、アノードが、前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続された第2定電流ダイオードと、カソードが、前記第2定電流ダイオードのカソードおよび前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに接続され、アノードが、前記整流器のマイナス出力端子に接続された第2ツェナーダイオードと、アノードが、前記第2定電流ダイオードのカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続された第2切換えダイオードから形成されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、センタータップ付き一次コイルに直流電流が供給されると、その直流電流は、第1定電流ダイオードまたは第2定電流ダイオードを介して、第1ツェナーダイオードまたは第2ツェナーダイオードへ供給され、第1ツェナーダイオードまたは第2ツェナーダイオードのツェナー電圧が、時間遅れが少なく第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに印加されることにより第1スイッチング素子または第2スイッチング素子がオン状態とされ、回路が立ち上げられる。また第1スイッチング素子が駆動しているときは、第2切換えダイオードを介して、第2スイッチング素子のゲートの電荷が放電され、第2スイッチング素子が駆動しているときは、第1切換えダイオードにより、第1スイッチング素子のゲートの電荷が放電される。これにより、スイッチング動作の安定性が確保される。
また請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記駆動回路は、前記センタータップ付き三次コイルの一端より、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートヘ電荷を供給する第1駆動回路と、前記センタータップ付き三次コイルの他端より、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第2駆動回路から構成され、前記第1駆動回路は、前記センタータップ付き三次コイルの一端に一端が接続された第1乗換え抵抗、およびアノードが前記第1乗り換え抵抗の他端に接続され、カソードが前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1乗換えダイオード、あるいはアノードが前記センタータップ付き三次コイルの一端に接続され、カソードが前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1乗換え定電流ダイオードを備え、前記第2駆動回路は、前記センタータップ付き三次コイルの他端に一端が接続された第1乗換え抵抗、およびアノードが前記第2乗り換え抵抗の他端に接続され、カソードが前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2乗換えダイオード、あるいはアノードが前記センタータップ付き三次コイルの他端に接続され、カソードが前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2乗換え定電流ダイオードを備えていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子がオン状態となると、センタータップ付き三次コイルの一端又は他端から第1駆動回路または第2駆動回路に電流が流れ、第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに電荷が供給され、第2スイッチング素子または第1スイッチング素子がオン状態となり、続いてセンタータップ付き三次コイルの他端または一端から第2駆動回路または第1駆動回路に電流が流れ、第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに電荷が供給され、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子がオン状態となる。
これにより、第1スイッチング素子のゲートと第2スイッチング素子のゲートに、スイッチングのタイミング時に安定して電荷が供給されることから、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子が同時にオフ状態となる可能性が低減され、スイッチング動作の安定性が確保される。
また請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明であって、前記第1駆動回路は、さらに前記センタータップ付き三次コイルの一端に、一端が接続された第1進み抵抗と、一端が前記第1進み抵抗の他端に接続された第1進みコンデンサと、アノードが、前記第1進みコンデンサの他端に接続され、カソードが、前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1進みダイオードと、前記第1進みダイオードのアノードと前記整流器のマイナス出力端子との間に接続された第1抵抗を備え、前記第2駆動回路は、さらに前記センタータップ付き三次コイルの他端に、一端が接続された第2進み抵抗と、一端が前記第2進み抵抗の他端に接続された第2進みコンデンサと、アノードが、前記第2進みコンデンサの他端に接続され、カソードが、前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2進みダイオードと、前記第2進みダイオードのアノードと前記整流器のマイナス出力端子との間に接続された第2抵抗を備えたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子がオン状態のとき、センタータップ付き三次コイルに起電力が発生し、センタータップ付き三次コイルの一端または他端から第1駆動回路または第2駆動回路に電流が流れると、その電流は、第1進み抵抗、第1進みコンデンサ、第1抵抗、三次コイルのセンタータップまたは第2進み抵抗、第2進みコンデンサ、第2抵抗、三次コイルのセンタータップと流れ、第1の閉ループまたは第2の閉ループが形成され、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子がオフ状態となると、第1の閉ループまたは第2の閉ループから第1進みダイオードまたは第2進みダイオードを介して第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートまたは第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ急速に電荷が供給される。
これにより、第1スイッチング素子のゲートと第2スイッチング素子のゲートに、スイッチングのタイミング時に急速に安定して電荷が供給されることから、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子が同時にオフ状態となる可能性がさらに低減され、スイッチング動作の安定性がさらに確保される。
また請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記第1スイッチング素子との間に挿入される、アノードが前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記第2定電流ダイオードのアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタに接続された第1ダイオードと、前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記第2スイッチング素子との間に挿入される、アノードが前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記第1定電流ダイオードのアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタに接続された第2ダイオードと、アノードが、前記第1定電流ダイオードのカソードと前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートとの接続点に接続され、カソードが、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタとの接続点に接続された第1放電ダイオードと、アノードが、前記第2定電流ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートとの接続点に接続され、カソードが、前記第1ダイオードのカソードと前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタとの接続点に接続された第2放電ダイオードを備えたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、第1スイッチング素子が駆動している時は、第2放電ダイオードを介して、第2スイッチング素子のゲートの電荷が放電され、第2スイッチング素子が駆動しているときは、第1放電ダイオードにより、第1スイッチング素子のゲートの電荷が放電される。このような放電により、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のゲートの電圧は急速に低下し、スイッチング動作の安定性がさらに確保される。
また請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明であって、前記整流器を半波整流器とし、前記移動体または前記装置に、バッテリーと、前記受電コイルに並列に接続され、受電コイルとともに前記所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサとを設け、前記共振回路より、前記バッテリーに対して充電を行う構成としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、共振回路により所定周波数で、移動体または装置のバッテリーに対して充電が行われる。このとき、バッテリーには所定電流未満では充電は実行されず、さらに整流器を半波整流器とすることにより、商用周波数の半サイクルで充電が実行されることにより、バッテリーに対する充電がパルス充電方式となり、よってバッテリーの急速充電ができ、さらに寿命を延長することができる。
本発明の無接触給電設備は、商用電源に直接接続しても、絶縁トランス、第1立ち上げ回路、第2立ち上げ回路、駆動回路の作用により、第1スイッチング素子または第2スイッチング素子は、遅れることなく、二次コイルに所定周波数で交流電流が流れるよう、交互に駆動されるために、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子が同時にオフ状態となる可能性が低減され、スイッチング動作の安定性が確保され、電力の伝送効率を向上させることができる、という効果を有している。
本発明の実施の形態1における無接触給電設備の回路図である。 同無接触給電設備の誘導コイルと受電コイルを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は誘導コイルと受電コイルを構成するフェライト部材の要部構成図である。 同無接触給電設備の誘導コイルと受電コイルの平面図である。 同無接触給電設備の回路の特性図である。 本発明の実施の形態2における無接触給電設備の回路図である。 本発明の実施の形態3における無接触給電設備の回路図である。 同無接触給電設備の回路の特性図である。 本発明の実施の形態4における無接触給電設備の回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1における無接触給電設備の回路図である。
図1に示すように、一次側(給電側)は、給電装置11と、給電ユニット12から構成され、二次側(受電側)は、受電ユニット13から構成されている。前記給電ユニット12は、前記受電ユニット13を備えた装置14が移動し、留まる所定位置に配置されている。図1には、一点鎖線により装置14の移動経路15を示している。
前記給電装置11は、
交流の商用電源10に接続され、交流電流を直流電流へと全波整流し、全波整流した直流電流を供給する整流器21と、
整流器21のプラス出力端子21aに一端が接続され、整流器21より直流電流が供給されるDCチョーク22と、
DCチョーク22の他端にセンタータップ23aが接続されたセンタータップ付き一次コイル23、給電ユニット12の誘導コイル54a,54b(後述する)に接続された二次コイル24、および整流器21のマイナス出力端子21bにセンタータップ25aが接続されたセンタータップ付き三次コイル25からなる絶縁トランス26と、
前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第1トランジスタ29と、
前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第2トランジスタ30と、 アノードが、前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cに接続された第1定電流ダイオード31と、
カソードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードおよび前記第1トランジスタ29のゲートに接続され、アノードが、前記整流器21のマイナス出力端子21bに接続された第1ツェナーダイオード33と、 アノードが、前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bに接続された第2定電流ダイオード32と、
カソードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードおよび前記第2トランジスタ30のゲートに接続され、アノードが、前記整流器21のマイナス出力端子21bに接続された第2ツェナーダイオード34と、
アノードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cに接続された第1切換えダイオード65aと、
アノードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bに接続された第2切換えダイオード65bと、
トランジスタ29,30のゲートへ電荷を供給する駆動回路93と、トランジスタ29,30のゲートへ急速に電荷を供給する進み回路94と、これら部品が配置された空冷用の冷却フィン(図示せず)とから構成されている。
前記絶縁トランス26のセンタータップ付き一次コイル23と、二次コイル24と、センタータップ付三次コイル25の巻線比は、センタータップ付き一次コイル23の両端電圧がAC200Vとなる時、二次コイル24の両端電圧が、例えば、AC480V、センタータップ付き三次コイル25の両端電圧が大きく降圧するように、例えば48Vとなるように設定されている。 第1トランジスタ29のゲートに電圧を印加し、第1トランジスタ29をオン(導通)状態にする第1立ち上げ回路91は、前記第1定電流ダイオード31と、前記第1ツェナーダイオード33から構成され、
第2トランジスタ30のゲートに電圧を印加し、第2トランジスタ30をオン(導通)状態にする第2立ち上げ回路92は、前記第2定電流ダイオード32と、前記第2ツェナーダイオード34から構成されている。
また前記駆動回路93は、前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bより、第1トランジスタ29のゲートヘ電荷を供給する第1駆動回路93aと、前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cより、前記第2トランジスタ30のゲートへ電荷を供給する第2駆動回路93bより構成される。
また前記第1駆動回路93aは、
前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに、一端が接続された第1乗換え抵抗37と、
アノードが、前記第1乗換え抵抗37の他端に接続され、カソードが、第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1乗換えダイオード39とから構成され、
前記第2駆動回路93bは、
前記センタータップ付き三次コイル25の他端に、一端が接続された第2乗換え抵抗38と、
アノードが、前記第2乗換え抵抗38の他端に接続され、カソードが、第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2乗換えダイオード40から構成される。
また前記進み回路94は、
前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに、一端が接続された第1進み抵抗41と、
一端が前記第1進み抵抗41の他端に接続された第1進みコンデンサ43と、
アノードが、前記第1進みコンデンサ43の他端に接続され、カソードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1進みダイオード47と、
前記第1進みダイオード47のアノードと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第1抵抗45と、
前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cに、一端が接続された第2進み抵抗42と、
一端が前記第2進み抵抗42の他端に接続された第2進みコンデンサ44と、
アノードが、前記第2進みコンデンサ44の他端に接続され、カソードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2進みダイオード48と、
前記第2進みダイオード48のアノードと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第2抵抗46とから構成される。
また上記給電ユニット12は、図1〜図3に示すように、一対の誘導コイル54a,54bからなる給電部62と、絶縁トランス26の二次コイル24と直列に接続され、給電ユニット12の誘導コイル54a,54bと所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサ53から構成されている。給電部62は、平板状のフェライトコア部材71a,71c,71dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第1フェライト72と、前記第1フェライト72に対向して配置され、平板状のフェライトコア部材71a,71c,71dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第2フェライト73と、平板状のフェライトコア部材71bにより構成され、前記第1フェライト72の両側の各凸部を形成するフェライト72c,72dの底部にそれぞれ位置するフェライト72a,72bと前記第2フェライト73の両側の各凸部を形成するフェライト73c,73dの底部にそれぞれ位置するフェライト73a,73bとの間をそれぞれ結合する第3フェライト74(74a,74b)と、前記第1フェライト72の両側の各凸部を形成するフェライト72c,72dに巻かれた前記誘電コイル54aと、前記誘電コイル54aと直列接続され、前記誘電コイル54aとは逆極性となるように、前記第2フェライト73の両側の各凸部を形成するフェライト73c,73dに巻かれた前記誘導コイル54bとから形成されている。この給電部62の第1フェライト72と第2フェライト73は、アルミ製の床材75上に装置14の移動経路15に沿った方向へ並列に並ぶように配置されている。
上記給電ユニット12の構成により、誘導コイル54a,54bに給電されると、給電部62より磁束が発生し、その磁束経路16は、図2に示すように、
第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72b−第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72a−第1フェライト72の一方側の凸部のフェライト72c−第1フェライト72の他方側の凸部のフェライト72d−第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72bと、
第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72a−第1フェライト72の一方側の凸部のフェライト72c−第2フェライト73の一方側の凸部のフェライト73c−第2フェライト73の一方側の底部のフェライト73a−第3フェライト74a−第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72aと、
第2フェライト73の一方側の底部のフェライト73a−第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73b−第2フェライト73の他方側の凸部のフェライト73d−第2フェライト73の一方側の凸部のフェライト73c−第2フェライトの一方側の底部のフェライト73aと、
第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73b−第2フェライト73の他方側の凸部のフェライト73d−第1フェライト72の他方側の凸部のフェライト72d−第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72b−第3フェライト74b−第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73bと
の4通りに形成され、フェライトコア部材71における磁束の飽和の発生が最小限となることから、給電部62から後述する受電部63へ飛ぶ磁束を最大とすることができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
また上記受電ユニット13は、図1〜図3に示すように、一対の受電コイル55a,55bからなる受電部63と、受電コイル53a,53bとともに後述する周波数を共振周波数とする共振回路を形成する共振コンデンサ56から構成され、受電ユニット13より、装置14の負荷(モーター等)に給電されている。
上記受電ユニット13の受電部63は、平板上のフェライトコア部材81a,81c,81dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第1フェライト82と、第1フェライト82に対向して配置され、平板上のフェライトコア部材81a,81c,81dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第2フェライト83と、平板状のフェライトコア部材81cにより構成され、第1フェライト82の両側の各凸部を形成するフェライト82c,82dの底部にそれぞれ位置するフェライト82a,82bと第2フェライト83の両側の各凸部を形成するフェライト83c,83dの底部にそれぞれ位置するフェライト83a,83bをそれぞれ結合する第3フェライト84(84a,84b)と、第1フェライト82の両側の各凸部を形成するフェライト82c、82dに巻かれた受電コイル55aと、受電コイル55aと並列接続され、受電コイル55aとは逆極性となるように、第2フェライト83の両側の各凸部を形成するフェライト83c,83dに巻かれた誘導コイル54bから形成されている。この受電部63の第1フェライト82と第2フェライト83は、アルミ製の床材85上に装置14の移動経路15へコ字状の空間が直列に並ぶように配置されて構成されている。
そして、図2に示すように、受電部63(受電コイル55a,55b)は、受電部63の凸部の先端に配置された4つのフェライトコア部材81が、給電部62の4つの凸部の先端に配置されたフェライトコア部材71に対向するように移動される。
上記構成による動作を図4を用いて説明する。
1.給電装置11が商用電源10(図4の入力電圧)に接続されると、交流電流が整流器21へ供給され、整流器21で整流された直流電流が給電装置11のDCチョーク22に供給される。この状態では、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30ともにオフ(非導通)状態にある。
2.DCチョーク22に供給された直流電流は、部品の定格が同じでも、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30の特性のバラツキなどで電流の流れやすさに差が出る。ここで、センタータップ付き一次コイル23の他端23cから第1定電流ダイオード31を介して第1ツェナーダイオード33に電流が流れて、第1トランジスタ29のゲート電圧が、閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29が先にオン(導通)状態となるものとする(図4の第1トランジスタ29のゲートがオンの状態)。
第1トランジスタ29がオン(導通)状態となると、一次コイル23の一端23bから第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bと電流が流れる。
すると、センタータップ付き一次コイルの一端と第1トランジスタ29のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイルの一端と第1トランジスタ29のコレクタの接続点へと流れ、放電され、第2トランジスタ30は完全にオフ(非導通)状態となり、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
3.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の一端23bから第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の他端25cから第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2抵抗46、三次コイル25のセンタータップ25aと流れ、第2の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の他端25cから、第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2進みダイオード48、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイルの一端と第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の他端25cから、第2乗換え抵抗38、第2乗換えダイオード40、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイルの一端と第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
4.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第1トランジスタ29の電流は、二次コイル24を通じて、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の他端23cの電圧が一端23bの電圧より、低くなる。
5.そうすると、第1トランジスタ29のゲートの電荷は、第1切換えダイオード65a、一次コイル23の他端23cへと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第1トランジスタ29がオフ(非導通)状態となり、同時に、前記第2の閉ループの第2進みコンデンサ44に蓄えられた電荷は、第2進みダイオード48を介して、急激に第2トランジスタ30のゲートへ流れ、同時に、第2乗換え抵抗38、第2乗換えダイオード40を介して、第2トランジスタ30のゲートと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第2トランジスタ30がオン(導通)状態となる(図4に示すコンデンサ−ダイオード間の電圧および第2トランジスタ30のゲートがオンの状態)。
第2トランジスタ30がオン(導通)状態となると、一次コイル23の他端23cから第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bと電流が流れる。
すると、センタータップ付き一次コイルの他端と第2トランジスタ30のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第1トランジスタ29のゲートの電荷は第1切換ダイオード65aを介して、センタータップ付き一次コイルの他端と第2トランジスタ30のコレクタの接続点へと流れ、放電され、第1トランジスタ29は完全にオフ(非導通)状態となり、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
6.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の他端23cから第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の一端25bから第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1抵抗45、三次コイル25のセンタータップ25aと流れ、第1の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の一端25bから、第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1進みダイオード47、第1切換ダイオード65aを介して、センタータップ付き一次コイルの他端と第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
7.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第2トランジスタ30の電流は、二次コイル24を通じて、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の一端23bの電圧が他端23cの電圧より、低くなる。
8.そうすると、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換えダイオード65b、一次コイル23の一端へと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第2トランジスタ30がオフ(非導通)状態となると同時に、前記第1の閉ループの第1進みコンデンサ43に蓄えられていた電荷は、第1進みダイオード47を介して、急激に第1トランジスタ29のゲートへ流れ、同時に、第1乗換え抵抗37、第1乗換えダイオード39を介して、第1トランジスタ29のゲートと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29がオン(導通)状態となる。
以上の動作を繰り返すことにより発振する。
このように、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が交互にオン(導通)状態となり、その毎に一次コイル23に流れる電流の向きは逆になる。
9.これに伴い、二次コイル24に交互に逆向きの電流が流れ、給電ユニット12の共振コンデンサ53と、互いに極性を逆にした2つの誘導コイル54a,54bからなる共振回路の周波数が、共振周波数(例えば、12kHz)のときに最も良く電流が良く流れることから、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30は、前記共振周波数で交互に180゜ずれてスイッチングされる。すなわち、給電ユニット12の共振コンデンサ53と互いに極性を逆にした2つの誘導コイル54a,54bからなる回路の共振周波数で自己発振し、この共振周波数の交流電流が誘導コイル54a,54bに供給される。よって、電力損失の原因となるAC/DCコンバータを設けることなく、誘導コイル54a,54bへ商用電源10から電力を供給でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
10.給電ユニット12に対向して装置14の受電ユニット13が位置されると、誘導コイル54a,54bに発生する磁束により、誘導コイル54a,54bの周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電ユニット13に接続された負荷(モーター等)に給電される。また、このとき、受電コイル55a,55bの存在により、給電側の共振コンデンサ53に接続される回路のインピーダンスが増加するので、誘導コイル54a,54bに流れる交流電流の周波数は前記所定周波数(共振コンデンサ53と誘導コイル54a,54bからなる回路の共振周波数)より低下し(例えば、10kHzに低下し)、自己発振する周波数もこれに伴い低下する。受電ユニット13の受電コイル55a,55bと共振コンデンサ56は、この低下する周波数(例えば、10kHz)を共振周波数とするように、選定されている。
以上のように本実施の形態1によれば、交流の商用電源10に直接接続しても、第1立ち上げ回路91、第2立ち上げ回路92、駆動回路93の作用により、第1トランジスタ29または第2トランジスタ30は、二次コイル24に所定周波数で交流電流が流れるように、遅れることなく安定して交互に駆動されるために、前記第1トランジスタ29と前記第2トランジスタ30が同時にオフ(非導通)状態となる可能性が低減され、スイッチング動作の安定性を確保でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
また本実施の形態1では、センタータップ付き一次コイル23に直流電流が供給されると、その直流電流は、立ち上げ回路91,92の第1定電流ダイオード31または第2定電流ダイオード32により定電流(例えば、10mA)とされて第1ツェナーダイオード33または第2ツェナーダイオード34へ供給されている。前記ツェナーダイオード33,34は、例えば10mA流れるようにするとツェナー電圧は安定し、トランジスタ29,30のゲート電圧は安定し、閾値電圧に到達する。
もし、立ち上げ回路を、定電流ダイオード31,32に代えて抵抗(電流制限抵抗)とすると、従来のように入力電源がDC24Vである場合は、抵抗値Rは、4.8kΩとなり、電流が流れて、トランジスタ29,30のゲートをチャージしようとするが、トランジスタ29,30のゲートには、コンデンサ容量Cがあって、ゲートをチャージしようとしても、チャージに時間がかかり、すぐにはオン(導通)状態とはならない。トランジスタ29,30のゲート電圧の遅れ時定数Tは、
T=CR
で表される。したがって、トランジスタ29,30がオン(導通)状態となるのが遅れて、180゜毎にオン(導通)状態となることを繰り返すことができなくなり、両方ともオフ(非導通)状態となる瞬間が生じることとなる。したがって、抵抗値Rを小さくし、電流を急速に流そうとしても、本実施の形態のように、AC200Vのときでは、10mAを確保するためには、抵抗値Rは、20kΩと大きくなリ、ゲート電圧が閾値電圧に到達するまでの時間はさらに遅れて、自己発振ができなくなる。
本実施の形態1によれば、抵抗(電流制限抵抗)の代わりに、立ち上げ回路91,92に10mAに電流を一定とする定電流ダイオード31,32を採用することにより、遅れを改善することができ、高い電圧が印加された場合にも、回路の動作に支障をきたすことなく回路を立ち上げることができる。
また本実施の形態によれば、立ち上げ回路91,92だけでは、やはりトランジスタ29,30のゲート(コンデンサ容量C)のチャージに時間がかかり、なお遅れが生じることは避けることはできないので、駆動回路93により改善を図っている。すなわち、まず、絶縁トランス26に3次コイル25を設けて、端部の電圧を低下させておいて、第1乗換え抵抗37または第2乗換え抵抗38で電流値を下げて、電流を直接、トランジスタ29,30のゲートに流し込む回路を形成することにより、電荷を早めにゲートへ供給することができ、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの時間遅れを改善でき、スイッチング動作の安定性を確保することができる。
また本実施の形態1によれば、駆動回路93に、さらに進み回路94を備え、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの遅れ時間の改善をさらに図っている。すなわち、一方のトランジスタ29,30の駆動回路93は、他方のトランジスタ30,29がオフ(非導通)状態となってからしか、一方のトランジスタ29,30のゲート(コンデンサ容量C)のチャージを開始できないことから、他方のトランジスタ30,29がオフ(非導通)状態となる手前から、事前にチャージする準備をしておき、他方のトランジスタ30,29がオン(導通)状態でなくなると、すぐに一方のトランジスタ29,30のゲートが立ち上がるようするために、進み抵抗41,42と抵抗45,46との間に、進みコンデンサ43、44を入れて、進みコンデンサ43,44に電荷を充電し、この電荷を、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージに使用する回路を形成することにより、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの遅れをさらに改善でき、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態1によれば、給電ユニット12において発生する磁束の経路は、上記のように4通りに形成されることにより、給電ユニット12の誘導コイル54a,54bから受電ユニット13の受電コイル55a,55bに交差する磁束を最大にでき、またフェライトコア部材71内における磁束の飽和の発生を最小限とすることができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
[実施の形態2]
以下、実施の形態2を図5に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同じ回路構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
相違点は以下の通りである。
(イ).センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタとの間に、アノードが前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bと前記第2定電流ダイオード32のアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第1トランジスタ29に接続された第1ダイオード27を挿入する。
また、センタータップ付き一次コイル23の他端23cと第2トランジスタ30のコレクタとの間に、アノードが前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cと前記第1定電流ダイオード31のアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第2トランジスタ30に接続された第2ダイオード28を挿入する。
(ロ).第1ツェナーダイオード33のカソードと第1トランジスタ29のベースとの間に第1ゲート抵抗35を挿入する。
また第2ツェナーダイオード34のカソードと第2トランジスタ30のベースとの間に第2ゲート抵抗36を挿入する。
(ハ).一方のトランジスタ29,30がオン(導通)状態となった際に、他方のトランジスタ30,29のゲートの電荷を放電する放電回路95を設ける。
放電回路95は、
アノードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードと前記第1トランジスタ29のゲートとの接続点に接続された第1放電ダイオード49と、一端が第1放電ダイオード49のカソードに接続され、他端が、前記第2ダイオード28のカソードと前記第2トランジスタ30との接続点に接続された第1放電抵抗51と、
アノードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードと前記第2トランジスタ30のゲートとの接続点に接続された第2放電ダイオード50と、一端が第2放電ダイオード50のカソードに接続され、他端が、前記第1ダイオード27のカソードと前記第1トランジスタ29との接続点に接続された第2放電抵抗52とにより構成する。
(ニ).第1駆動回路93aを、第1乗換え抵抗37および第1乗換えダイオード39に代えて、アノードが、前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに接続され、カソードが、第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1乗換え定電流ダイオード39’により構成する。
また第2駆動回路93bを、第2乗換え抵抗38および第2乗換えダイオード40に代えて、アノードが、前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cに接続され、カソードが、第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2乗換え定電流ダイオード40'により構成する。
(ホ).給電ユニット12に代えて、二次コイル24に移動体14'の移動経路17に沿って敷設した誘導線路64を接続する。
このとき、受電ユニット13は移動体14'に搭載され、誘導線路64から受電される。なお、誘導線路64から複数の受電ユニット13に給電されるとき、受電ユニット13に接続される負荷の電力により、給電装置11の二次コイル24に接続される回路のインピーダンスが増減し、共振周波数が変化することから、受電ユニット13に誘起される起電力が変化する。移動体14'側は、周波数が変わって起電力が変化しても負荷に給電できる定格にしておく必要がある。
上記構成による動作を図5を用いて説明する。
1.給電装置11が商用電源10(図4の入力電圧)に接続されると、交流電流が整流器21へ供給され、整流器21で整流された直流電流が給電装置11のDCチョーク22に供給される。この状態では、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30ともにオフ(非導通)状態にある。
2.DCチョーク22に供給された直流電流は、部品の定格が同じでも、第1ダイオード27、第2ダイオード28の順方向電圧、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30の特性のバラツキ、第1ゲート抵抗35、第2ゲート抵抗36の抵抗値誤差などで電流の流れやすさに差が出る。ここで、センタータップ付き一次コイル23の他端23cから第1定電流ダイオード31を介して第1ツェナーダイオード33に電流が流れて、第1トランジスタ29のゲート電圧が、閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29が先にオン(導通)状態となるものとする(図4の第1トランジスタ29のゲートがオンの状態)。
第1トランジスタ29がオン(導通)状態となると、一次コイル23の一端23bから第1ダイオード27、第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bと電流が流れる。
すると、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2ゲート抵抗36、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52へと放電され、第2トランジスタ30は完全にオフ(非導通)状態となり、また第2定電流ダイオード32から流れ込む電流も第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
3.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の一端23bから第1ダイオード27、第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の他端25cから第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2抵抗46、三次コイル25のセンタータップ25aと流れ、第2の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の他端25cから、第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2進みダイオード48、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の他端25cから、第2乗換え定電流ダイオード40'、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
4.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第1トランジスタ29の電流は、二次コイル24を通じて、誘導線路64及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導線路64及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の他端23cの電圧が一端23bの電圧より、低くなる。
5.そうすると、第1トランジスタ29のゲートの電荷は、第1切換えダイオード65a、一次コイル23の他端23cへと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第1トランジスタ29がオフ(非導通)状態となり、同時に、前記第2の閉ループの第2進みコンデンサ44に蓄えられた電荷は、第2進みダイオード48、第2ゲート抵抗36を介して、急激に第2トランジスタ30のゲートへ流れ、同時に、第2乗換え定電流ダイオード40'、第2ゲート抵抗36を介して、第2トランジスタ30のゲートと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第2トランジスタ30がオン(導通)状態となる(図4に示すコンデンサ−ダイオード間の電圧および第2トランジスタ30のゲートがオンの状態)。
第2トランジスタ30がオン(導通)状態となると、一次コイル23の他端23cから第2ダイオード28、第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bと電流が流れる。
すると、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第1トランジスタ29のゲートの電荷は第1ゲート抵抗35、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51へと放電され、第1トランジスタ29は完全にオフ(非導通)状態となり、また第1定電流ダイオード31から流れ込む電流も第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
6.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の他端23cから第2ダイオード28、第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の一端25bから第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1抵抗45、三次コイル25のセンタータップ25aと流れ、第1の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の一端25bから、第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1進みダイオード47、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の一端25bから、第1乗換え定電流ダイオード39’、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
7.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第2トランジスタ30の電流は、二次コイル24を通じて、誘導線路64及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導線路64及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の一端23bの電圧が他端23cの電圧より、低くなる。
8.そうすると、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換えダイオード65b、一次コイル23の一端へと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第2トランジスタ30がオフ(非導通)状態となると同時に、前記第1の閉ループの第1進みコンデンサ43に蓄えられていた電荷は、第1進みダイオード47、第1ゲート抵抗35を介して、急激に第1トランジスタ29のゲートへ流れ、同時に、第1乗換え定電流ダイオード39’、第1ゲート抵抗35を介して、第1トランジスタ29のゲートと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29がオン(導通)状態となる。
以上の動作を繰り返すことにより発振する。
このように、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が交互にオン(導通)状態となり、その毎に一次コイル23に流れる電流の向きは逆になる。
9.これに伴い、二次コイル24に交互に逆向きの電流が流れ、誘導線路64の共振コンデンサ53からなる共振回路の周波数が、共振周波数(例えば、12kHz)のときに最も良く電流が良く流れることから、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30は、前記共振周波数で交互に180゜ずれてスイッチングされる。すなわち、誘導線路64の共振コンデンサ53の共振周波数で自己発振し、この共振周波数の交流電流が誘導線路64に供給される。よって、電力損失の原因となるAC/DCコンバータを設けることなく、誘導線路64へ商用電源10から電力を供給でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
10.誘導線路64に対向して移動体14’の受電ユニット13が位置されると、誘導線路64に発生する磁束により、誘導線路64の周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電ユニット13に接続された負荷(モーター等)に給電される。
以上のように、本実施の形態2によれば、ダイオード27,28と、放電回路95と、ゲート抵抗35,36を回路に挿入することにより、スイッチング動作の安定性を図ることができる。すなわち、第1トランジスタ29が駆動している時は、第2放電ダイオード50を介して、第2トランジスタ30のゲートの電荷を放電し、第2トランジスタ30が駆動しているときは、第1放電ダイオード49により、第1トランジスタ29のゲートの電荷を放電することにより、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30のゲートの電圧を急速に低下させることができ、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態2によれば、第1駆動回路93aを第1乗換え定電流ダイオード39’により構成し、第2駆動回路93bを第2乗換え定電流ダイオード40'により構成することにより、第1トランジスタ29のゲートと第2トランジスタ30のゲートに、スイッチングのタイミング時に安定して電荷を供給でき、よって、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が同時にオフ(非導通)状態となる可能性をさらに低減でき、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態2によれば、二次コイル24に移動体14'の移動経路17に沿って敷設した誘導線路64を接続することにより、1台の給電装置11から移動経路17に沿って移動する複数の移動体14’に対して、電力を供給することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3では、図6に示すように、上記実施の形態1における整流器21を半波整流器21’に代え、上記装置14には、負荷として、バッテリー61を設けている。これに伴い、装置14には、受電ユニット13の共振コンデンサ56に並列に接続された一次コイル57と、二次コイル58からなる絶縁トランス59と、絶縁トランス59の二次コイル58より出力される共振電流を直流電流に全波整流する整流器60と、DCチョーク66を備え、整流器60によって整流された直流電流により充電されるバッテリー61を充電している。この際、前記一次コイル57と二次コイル58の巻線比は、バッテリー61に定格電圧が印加されるように設定されている。
上記実施の形態3の構成によれば、給電ユニット12に対向して装置14の受電ユニット13が位置されると、誘導コイル54a,54bに発生する磁束により、誘導コイル54a,54bの周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電コイル55a,55bに並列に接続された絶縁トランス59の一次コイル57に交流電流が流れ、一次コイル57に発生する電圧に対して巻線数の比により絶縁トランス59の二次コイル58に降圧された電圧が発生し、交流電流が流れる。この交流電流は装置14の整流器60へ供給され、DCチョーク66を介して、整流器60で整流された直流電流により整流器60に接続されたバッテリー61に充電される。このとき、図7に示すように、二次コイル58の両端に発生される電圧の波形は、給電装置11の半波整流器21’によって半波整流が行われる商用周波数の波形と略等しい振幅で、共振周波数で発振する波形となり、バッテリー61に印加される電圧はDCチョーク66の作用により、半波整流器21’の半波整流後の電圧と略同様の休止する商用周波数の半サイクルの波形となり、一方、バッテリー61には一定電流以上の電流のときしか充電は実行されず、商用周波数の半サイクルで充電されることにより、バッテリー61に対する充電がパルス充電となる。このようにパルス充電方式となることにより、バッテリー61の急速充電ができ、さらに寿命を延長することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4では、図8に示すように、上記実施の形態2における整流器21を半波整流器21’に代え、上記移動体14’には、負荷として、バッテリー61を設けている。これに伴い、移動体14’には、受電ユニット13の共振コンデンサ56に並列に接続された一次コイル57と、二次コイル58からなる絶縁トランス59と、絶縁トランス59の二次コイル58より出力される共振電流を直流電流に全波整流する整流器60と、DCチョーク66を備え、整流器60によって整流された直流電流により充電されるバッテリー61を充電している。この際、前記一次コイル57と二次コイル58の巻線比は、バッテリー61に定格電圧が印加されるように設定されている。
上記実施の形態4の構成によれば、誘導線路64に対向して移動体14’の受電ユニット13が位置されると、誘導線路64に発生する磁束により、誘導線路64の周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電コイル55a,55bに並列に接続された絶縁トランス59の一次コイル57に交流電流が流れ、一次コイル57に発生する電圧に対して巻線数の比により絶縁トランス59の二次コイル58に降圧された電圧が発生し、交流電流が流れる。この交流電流は装置14の整流器60へ供給され、この整流器60で整流された直流電流により整流器60に接続されたバッテリー61に充電される。このとき、図7に示すように、二次コイル58の両端に発生される電圧の波形は、給電装置11の半波整流器21’によって半波整流が行われる商用周波数の波形と略等しい振幅で、共振周波数で発振する波形となり、バッテリー61に印加される電圧はDCチョーク66の作用により、半波整流器21’の半波整流後の電圧と略同様の休止する商用周波数の半サイクルの波形となり、一方、バッテリー61には一定電流以上の電流のときしか充電は実行されず、商用周波数の半サイクルで充電されることにより、バッテリー61に対する充電がパルス充電となる。このようにパルス充電方式となることにより、バッテリー61の急速充電ができ、さらに寿命を延長することができる。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態4では、受電ユニット13の受電部63を、第1フェライト82と、第3フェライト84と、受電コイル55a,55bとから形成しているが、受電部63を、第1フェライト82と、受電コイル55aのみで形成するようにしてもよい。
このような受電部63の構成であっても、給電ユニット12の給電部62は、給電されると、上述したように、4通りの磁束経路を形成し、第1フェライト72と第2フェライト73間に磁束の間隙は生じないために、上記受電部が、給電部62に対向しながら移動する際に、途切れることなく給電を行うことができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
10 商用電源
11 給電装置
12 給電ユニット
13 受電ユニット
14 装置
14' 移動体
21 整流器
21' 半波整流器
22 DCチョーク
23 センタータップ付き一次コイル
24 二次コイル
25 センタータップ付き三次コイル
26 絶縁トランス
27,28 ダイオード
29,30 トランジスタ
31,32 定電流ダイオード
33,34 ツェナーダイオード
37,38 乗換え抵抗
39,40 乗換えダイオード
39',40' 乗換え定電流ダイオード
43,44 進みコンデンサ
47,48 進みダイオード
51,52 放電抵抗
53 共振コンデンサ
54a,54b 誘導コイル
55a,55b 受電コイル
56 共振コンデンサ
57 一次コイル
58 二次コイル
59 絶縁トランス
60 整流器
61 バッテリー
64 誘導線路
65a,65b 切換えダイオード
72,82 第1フェライト
73,83 第2フェライト
74,84 第3フェライト
91,92 立ち上げ回路
93 駆動回路
94 進み回路
95 放電回路

Claims (6)

  1. 移動体の移動経路に沿って配置され、交流電流が供給される誘導線路、または装置が留まる所定位置に配置され、交流電流が供給される誘導コイルを備え、
    前記移動体に、前記誘導線路に発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを設け、または前記装置に、前記誘導コイルに発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを設けた無接触給電設備であって、
    商用電源から供給される交流電流を整流する整流器と、
    前記整流器のプラス出力端子に一端が接続されたDCチョークと、
    前記DCチョークの他端にセンタータップが接続されたセンタータップ付き一次コイルと、前記誘導線路または誘導コイルに接続された二次コイルと、前記整流器のマイナス出力端子にセンタータップが接続されたセンタータップ付き三次コイルからなる絶縁トランスと、
    前記二次コイルと並列に接続され、前記誘導線路または誘導コイルと所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサと、
    前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記整流器のマイナス出力端子との間に接続されたトランジスタから形成される第1スイッチング素子と、
    前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記整流器のマイナス出力端子との間に接続されたトランジスタから形成される第2スイッチング素子と、
    前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続され、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第1立ち上げ回路と、
    前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続され、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第2立ち上げ回路と、
    前記センタータップ付き三次コイルの両端に接続され、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートと、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ交互に電荷を供給する駆動回路と
    を備え、
    前記センタータップ付き三次コイルの両端電圧は、前記センタータップ付き一次コイルの両端電圧よりも低い電圧に設定され、
    前記第1立ち上げ回路または第2立ち上げ回路により、前記第1スイッチング素子または前記第2スイッチング素子はオン状態とされ、以後、前記駆動回路により、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子は、前記二次コイルに前記所定周波数で交流電流が流れるように、交互に駆動されること
    を特徴とする無接触給電設備。
  2. 前記第1立ち上げ回路は、
    アノードが、前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続された第1定電流ダイオードと、
    カソードが、前記第1定電流ダイオードのカソードおよび前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに接続され、アノードが、前記整流器のマイナス出力端子に接続された第1ツェナーダイオードと、
    アノードが、前記第1定電流ダイオードのカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイルの他端に接続された第1切換えダイオード
    から形成され、
    前記第2立ち上げ回路は、
    アノードが、前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続された第2定電流ダイオードと、
    カソードが、前記第2定電流ダイオードのカソードおよび前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートに接続され、アノードが、前記整流器のマイナス出力端子に接続された第2ツェナーダイオードと、
    アノードが、前記第2定電流ダイオードのカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイルの一端に接続された第2切換えダイオード
    から形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の無接触給電設備。
  3. 前記駆動回路は、
    前記センタータップ付き三次コイルの一端より、前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートヘ電荷を供給する第1駆動回路と、
    前記センタータップ付き三次コイルの他端より、前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートへ電荷を供給する第2駆動回路
    から構成され、
    前記第1駆動回路は、
    前記センタータップ付き三次コイルの一端に一端が接続された第1乗換え抵抗、およびアノードが前記第1乗り換え抵抗の他端に接続され、カソードが前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1乗換えダイオード、あるいはアノードが前記センタータップ付き三次コイルの一端に接続され、カソードが前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1乗換え定電流ダイオード
    を備え、
    前記第2駆動回路は、
    前記センタータップ付き三次コイルの他端に一端が接続された第1乗換え抵抗、およびアノードが前記第2乗り換え抵抗の他端に接続され、カソードが前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2乗換えダイオード、あるいはアノードが前記センタータップ付き三次コイルの他端に接続され、カソードが前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2乗換え定電流ダイオード
    を備えていること
    を特徴とする請求項2に記載の無接触給電設備。
  4. 前記第1駆動回路は、さらに
    前記センタータップ付き三次コイルの一端に、一端が接続された第1進み抵抗と、
    一端が前記第1進み抵抗の他端に接続された第1進みコンデンサと、
    アノードが、前記第1進みコンデンサの他端に接続され、カソードが、前記第1定電流ダイオードのカソードに接続された第1進みダイオードと、
    前記第1進みダイオードのアノードと前記整流器のマイナス出力端子との間に接続された第1抵抗
    を備え、
    前記第2駆動回路は、さらに
    前記センタータップ付き三次コイルの他端に、一端が接続された第2進み抵抗と、
    一端が前記第2進み抵抗の他端に接続された第2進みコンデンサと、
    アノードが、前記第2進みコンデンサの他端に接続され、カソードが、前記第2定電流ダイオードのカソードに接続された第2進みダイオードと、
    前記第2進みダイオードのアノードと前記整流器のマイナス出力端子との間に接続された第2抵抗
    を備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の無接触給電設備。
  5. 前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記第1スイッチング素子との間に挿入される、アノードが前記センタータップ付き一次コイルの一端と前記第2定電流ダイオードのアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタに接続された第1ダイオードと、
    前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記第2スイッチング素子との間に挿入される、アノードが前記センタータップ付き一次コイルの他端と前記第1定電流ダイオードのアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタに接続された第2ダイオードと、
    アノードが、前記第1定電流ダイオードのカソードと前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートとの接続点に接続され、カソードが、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタとの接続点に接続された第1放電ダイオードと、
    アノードが、前記第2定電流ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子を形成するトランジスタのゲートとの接続点に接続され、カソードが、前記第1ダイオードのカソードと前記第1スイッチング素子を形成するトランジスタとの接続点に接続された第2放電ダイオード
    を備えたこと
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の無接触給電設備。
  6. 前記整流器を半波整流器とし、
    前記移動体または前記装置に、
    バッテリーと、
    前記受電コイルに並列に接続され、受電コイルとともに前記所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサと
    を設け、
    前記共振回路より、前記バッテリーに対して充電を行う構成としたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の無接触給電設備。
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