JP5451909B2 - 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備 - Google Patents

給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備 Download PDF

Info

Publication number
JP5451909B2
JP5451909B2 JP2013000758A JP2013000758A JP5451909B2 JP 5451909 B2 JP5451909 B2 JP 5451909B2 JP 2013000758 A JP2013000758 A JP 2013000758A JP 2013000758 A JP2013000758 A JP 2013000758A JP 5451909 B2 JP5451909 B2 JP 5451909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
transistor
coil
ferrite
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013000758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013123371A (ja
Inventor
修三 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Contec Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Contec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd, Contec Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2013000758A priority Critical patent/JP5451909B2/ja
Publication of JP2013123371A publication Critical patent/JP2013123371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5451909B2 publication Critical patent/JP5451909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

本発明は、給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備に関し、特に誘導線路または誘導コイルに交流電流を供給する電源装置に関するものである。
従来の上記誘導線路に交流電流を供給する電源装置の一例が、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている電源装置は、AC/DCコンバータを形成する回路と、この回路から直流電流が供給されるDCチョークと、DCチョークを介して直流電流がセンタータップに供給される一次コイルおよび前記誘導線路が接続される二次コイルからなる高周波トランスと、高周波トランスの一次コイルの両端に並列に接続されたコンデンサと、高周波トランスの一次コイルの一端と直流電源のマイナス出力端子との間に接続された第1スイッチと、高周波トランスの一次コイルの他端と直流電源のマイナス出力端子との間に接続された第2スイッチから構成されている。
また高周波トランスの一次コイルと二次コイル、誘導線路、およびコンデンサは、所定周波数で共振する共振回路を形成するように選定されており、この所定周波数で二次コイルに電流が流れるように、スイッチングコントローラにより第1スイッチと第2スイッチは交互に180°ずれてスイッチングされる。なお、誘導線路へ流れる電流と電圧を所定の値にするために、高周波トランスの二次側に只1つの巻線のみを配置する構成としている。
上記構成により、高周波トランスにより直流電源とは絶縁されて、所定周波数の正弦波形の大電流が誘導線路に供給される。
また、AC/DCコンバータを形成する回路を使用しないで、交流電流を直接用いる電源装置の一例が特許文献2に開示されている。
この特許文献2に開示されている電源装置は、単相電源から単相電力をユーティリティ電源周波数で受け取るための入力変圧器およびコンデンサを備えた単相入力部と、この単相入力部において、単相入力が前記入力変圧器に供給され、前記コンデンサによって分割されて供給される全波整流ブリッジと、全波整流ブリッジの出力が送出される、非常に容量が小さく(電源の1kW定格当たり約3μF)ユーティリティ電源周波数でフィルタリング効果がほとんどないコンデンサと、インバータ(高周波を作り出す回路)と、を有しており、インバータの出力は、LCLフィルタを形成する、小さい静電容量のコンデンサおよび絶縁変圧器等を通過して、誘導線路へ電力供給されている。前記インバータは、適切なスイッチングデバイスおよび逆並列ダイオードを含み、出力する交流の振幅が変化するように、入力される交流の振幅を前記ユーティリティ電源周波数に対して変調し、前記ユーティリティ電源周波数よりも高い動作周波数(代表的には、10〜40kHz)に交換して交流電流を出力する。
このように、交流電源(単相電源)から供給されるユーティリティ電源周波数の交流電流を直接用いて、一旦直流に変換することなく、インバータを用いて、ユーティリティ電源周波数よりも高い動作周波数の高周波電流を誘導線路へ供給する電源装置が実現されている。
特許第2667054号(図6) 特表2009−528812号公報(図1)
本発明は、電力の伝送効率を向上させることができる給電ユニットおよび無接触給電設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、交流電流が供給され、磁束を発生する誘導コイルを備えた給電ユニットであって、四角枠形状のフェライトを備え、前記誘導コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各コーナー上に配置されており、それら4つの前記誘導コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各対角線上の2つの前記誘導コイルの極性が同極性となるように直列接続されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、直列接続された4つの誘導コイルに電流が流れると、四角枠形状のフェライトの一方の対角線上に配置された2つの誘導コイルの先端から、それぞれ、その四角枠形状のフェライトの各辺に沿って、他方の対角線上に配置された2つの誘導コイルの先端へ磁束が飛ぶ4通りの磁束経路が形成される。このように4通りの磁路経路が形成されることにより、給電ユニットから途切れることなく給電を行うことができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記四角枠形状のフェライトの各コーナーから垂直方向へ突出する4つのフェライトをさらに備え、4つの前記誘導コイルが、それら突出する4つのフェライトにそれぞれ巻かれていることを特徴とするものである。
また請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記誘導コイルに電流が流れるとき、前記突出するフェライトにおいて磁束線が通過する断面の面積が、前記四角枠形状のフェライトにおいて磁束線が通過する断面の面積よりも広いことを特徴とするものである。
上記構成によれば、四角枠形状のフェライトの各コーナーから垂直方向へ突出する各フェライトにおける磁束の飽和の発生が最小限となるので、給電ユニットから飛ぶ磁束を最大とすることができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
また請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の給電ユニットを備えた無接触給電設備であって、前記給電ユニットに対向して配置されることにより、前記給電ユニットから発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを備えた受電ユニットを備え、前記受電ユニットは、前記受電コイルに並列に接続され、前記受電コイルとともに共振回路を形成する共振コンデンサと、四角枠形状のフェライトと、を備え、前記受電コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各コーナー上に配置されており、それら4つの前記受電コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各対角線上の2つの前記受電コイルの極性が同極性となるように直列接続されており、前記受電コイルと前記共振コンデンサにより形成される共振回路は、前記給電ユニットの誘導コイルを流れる電流の周波数に共振することを特徴とするものである。
上記構成によれば、給電ユニットに対向して受電ユニットが位置されると、給電ユニットの誘導コイルを流れる電流の周波数に共振する共振回路により、受電コイルに大きな起電力が発生する。
また請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明であって、前記給電ユニットに対向して前記受電ユニットが位置されるとき、前記受電ユニットの4つの前記受電コイルの先端が、前記給電ユニットの4つの前記誘導コイルの先端に対向するように位置されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、給電ユニットにおいて発生する磁束の経路が、上記のように4通りに形成されることにより、給電ユニットの誘導コイルから受電ユニットの受電コイルに交差する磁束が最大となる。
また請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の発明であって、前記受電ユニットの共振回路により、バッテリーに対して充電を行うことを特徴とするものである。
上記構成によれば、バッテリーに対して共振回路により充電が行われる。
本発明の給電ユニットは、四角枠形状のフェライトの一方の対角線上に配置された2つの誘導コイルの先端から、それぞれ、その四角枠形状のフェライトの各辺に沿って、他方の対角線上に配置された2つの誘導コイルの先端へ磁束が飛ぶ4通りの磁束経路を形成できる。このように4通りの磁路経路が形成されることにより、電力の伝送効率を向上させることができるという効果を奏することができる。
また、本発明の無接触給電設備は、上記本発明の給電ユニットの効果に加えて、給電ユニットの誘導コイルを流れる電流の周波数に共振する共振回路により、受電コイルに大きな起電力を発生させることができるという効果を有している。
本発明の実施の形態1における無接触給電設備の回路図である。 同無接触給電設備の誘導コイルと受電コイルを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は誘導コイルと受電コイルを構成するフェライト部材の要部構成図である。 同無接触給電設備の誘導コイルと受電コイルの平面図である。 同無接触給電設備の回路の特性図である。 本発明の実施の形態2における無接触給電設備の回路図である。 本発明の実施の形態3における無接触給電設備の回路図である。 同無接触給電設備の回路の特性図である。 本発明の実施の形態4における無接触給電設備の回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1における無接触給電設備の回路図である。
図1に示すように、一次側(給電側)は、給電装置11と、給電ユニット12から構成され、二次側(受電側)は、受電ユニット13から構成されている。前記給電ユニット12は、前記受電ユニット13を備えた装置14が移動し、留まる所定位置に配置されている。図1には、一点鎖線により装置14の移動経路15を示している。
前記給電装置11は、
交流の商用電源10に接続され、交流電流を直流電流へと全波整流し、全波整流した直流電流を供給する整流器21と、
整流器21のプラス出力端子21aに一端が接続され、整流器21より直流電流が供給されるDCチョーク22と、
DCチョーク22の他端にセンタータップ23aが接続されたセンタータップ付き一次コイル23、給電ユニット12の誘導コイル54a,54b(後述する)に接続された二次コイル24、および整流器21のマイナス出力端子21bにセンタータップ25aが接続されたセンタータップ付き三次コイル25からなる絶縁トランス26と、
前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第1トランジスタ29と、
前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第2トランジスタ30と、
アノードが、前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cに接続された第1定電流ダイオード31と、
カソードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードおよび前記第1トランジスタ29のゲートに接続され、アノードが、前記整流器21のマイナス出力端子21bに接続された第1ツェナーダイオード33と、
アノードが、前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bに接続された第2定電流ダイオード32と、
カソードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードおよび前記第2トランジスタ30のゲートに接続され、アノードが、前記整流器21のマイナス出力端子21bに接続された第2ツェナーダイオード34と、
アノードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cに接続された第1切換えダイオード65aと、
アノードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードに接続され、カソードが、前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bに接続された第2切換えダイオード65bと、
トランジスタ29,30のゲートへ電荷を供給する駆動回路93と、
トランジスタ29,30のゲートへ急速に電荷を供給する進み回路94と、
これらの部品が配置された空冷用の冷却フィン(図示せず)と、
から構成されている。
前記絶縁トランス26のセンタータップ付き一次コイル23と、二次コイル24と、センタータップ付三次コイル25の巻線比は、センタータップ付き一次コイル23の両端電圧がAC200Vとなる時、二次コイル24の両端電圧が、例えば、AC480V、センタータップ付き三次コイル25の両端電圧が大きく降圧するように、例えば48Vとなるように設定されている。
第1トランジスタ29のゲートに電圧を印加し、第1トランジスタ29をオン(導通)状態にする第1立ち上げ回路91は、前記第1定電流ダイオード31と、前記第1ツェナーダイオード33から構成され、第2トランジスタ30のゲートに電圧を印加し、第2トランジスタ30をオン(導通)状態にする第2立ち上げ回路92は、前記第2定電流ダイオード32と、前記第2ツェナーダイオード34から構成されている。
また前記駆動回路93は、前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bより、第1トランジスタ29のゲートヘ電荷を供給する第1駆動回路93aと、前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cより、前記第2トランジスタ30のゲートへ電荷を供給する第2駆動回路93bより構成される。
また前記第1駆動回路93aは、
前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに、一端が接続された第1乗換え抵抗37と、
アノードが、前記第1乗換え抵抗37の他端に接続され、カソードが、第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1乗換えダイオード39と、
から構成される。
前記第2駆動回路93bは、
前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cに、一端が接続された第2乗換え抵抗38と、
アノードが、前記第2乗換え抵抗38の他端に接続され、カソードが、第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2乗換えダイオード40と、
から構成される。
また前記進み回路94は、
前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに、一端が接続された第1進み抵抗41と、
一端が前記第1進み抵抗41の他端に接続された第1進みコンデンサ43と、
アノードが、前記第1進みコンデンサ43の他端に接続され、カソードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1進みダイオード47と、
前記第1進みダイオード47のアノードと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第1抵抗45と、
前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cに、一端が接続された第2進み抵抗42と、
一端が前記第2進み抵抗42の他端に接続された第2進みコンデンサ44と、
アノードが、前記第2進みコンデンサ44の他端に接続され、カソードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2進みダイオード48と、
前記第2進みダイオード48のアノードと前記整流器21のマイナス出力端子21bとの間に接続された第2抵抗46と、
から構成される。
また上記給電ユニット12は、図1〜図3に示すように、一対の誘導コイル54a,54bからなる給電部62と、絶縁トランス26の二次コイル24と直列に接続され、給電ユニット12の誘導コイル54a,54bと所定周波数で共振回路を形成する共振コンデンサ53から構成されている。給電部62は、平板状のフェライトコア部材71a,71c,71dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第1フェライト72と、前記第1フェライト72に対向して配置され、平板状のフェライトコア部材71a,71c,71dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第2フェライト73と、平板状のフェライトコア部材71bにより構成され、前記第1フェライト72の両側の各凸部を形成するフェライト72c,72dの底部にそれぞれ位置するフェライト72a,72bと前記第2フェライト73の両側の各凸部を形成するフェライト73c,73dの底部にそれぞれ位置するフェライト73a,73bとの間をそれぞれ結合する第3フェライト74(74a,74b)と、前記第1フェライト72の両側の各凸部を形成するフェライト72c,72dに巻かれた前記誘導コイル54aと、前記誘導コイル54aと直列接続され、前記誘導コイル54aとは逆極性となるように、前記第2フェライト73の両側の各凸部を形成するフェライト73c,73dに巻かれた前記誘導コイル54bとから形成されている。この給電部62の第1フェライト72と第2フェライト73は、アルミ製の床材75上に装置14の移動経路15に沿った方向へ並列に並ぶように配置されている。
上記給電ユニット12の構成により、誘導コイル54a,54bに給電されると、給電部62より磁束が発生し、その磁束経路16は、図2に示すように、
第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72b−第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72a−第1フェライト72の一方側の凸部のフェライト72c−第1フェライト72の他方側の凸部のフェライト72d−第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72bと、
第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72a−第1フェライト72の一方側の凸部のフェライト72c−第2フェライト73の一方側の凸部のフェライト73c−第2フェライト73の一方側の底部のフェライト73a−第3フェライト74a−第1フェライト72の一方側の底部のフェライト72aと、
第2フェライト73の一方側の底部のフェライト73a−第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73b−第2フェライト73の他方側の凸部のフェライト73d−第2フェライト73の一方側の凸部のフェライト73c−第2フェライトの一方側の底部のフェライト73aと、
第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73b−第2フェライト73の他方側の凸部のフェライト73d−第1フェライト72の他方側の凸部のフェライト72d−第1フェライト72の他方側の底部のフェライト72b−第3フェライト74b−第2フェライト73の他方側の底部のフェライト73bと、
の4通りに形成され、フェライトコア部材71における磁束の飽和の発生が最小限となることから、給電部62から後述する受電部63へ飛ぶ磁束を最大とすることができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
また上記受電ユニット13は、図1〜図3に示すように、一対の受電コイル55a,55bからなる受電部63と、受電コイル53a,53bとともに後述する周波数を共振周波数とする共振回路を形成する共振コンデンサ56から構成され、受電ユニット13より、装置14の負荷(モーター等)に給電されている。
上記受電ユニット13の受電部63は、平板上のフェライトコア部材81a,81c,81dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第1フェライト82と、第1フェライト82に対向して配置され、平板上のフェライトコア部材81a,81c,81dの組み合わせにより構成された断面がコ字状の第2フェライト83と、平板状のフェライトコア部材81bにより構成され、第1フェライト82の両側の各凸部を形成するフェライト82c,82dの底部にそれぞれ位置するフェライト82a,82bと第2フェライト83の両側の各凸部を形成するフェライト83c,83dの底部にそれぞれ位置するフェライト83a,83bをそれぞれ結合する第3フェライト84(84a,84b)と、第1フェライト82の両側の各凸部を形成するフェライト82c、82dに巻かれた受電コイル55aと、受電コイル55aと並列接続され、受電コイル55aとは逆極性となるように、第2フェライト83の両側の各凸部を形成するフェライト83c,83dに巻かれた受電コイル55bから形成されている。この受電部63の第1フェライト82と第2フェライト83は、アルミ製の床材85上に装置14の移動経路15へコ字状の空間が直列に並ぶように配置されて構成されている。
そして、図2に示すように、受電部63(受電コイル55a,55b)は、受電部63の凸部の先端に配置された4つのフェライトコア部材81が、給電部62の4つの凸部の先端に配置されたフェライトコア部材71に対向するように移動される。
上記構成による動作を図4を用いて説明する。
1.給電装置11が商用電源10(図4の入力電圧)に接続されると、交流電流が整流器21へ供給され、整流器21で整流された直流電流が給電装置11のDCチョーク22に供給される。この状態では、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30ともにオフ(非導通)状態にある。
2.DCチョーク22に供給された直流電流は、部品の定格が同じでも、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30の特性のバラツキなどで電流の流れやすさに差が出る。ここで、センタータップ付き一次コイル23の他端23cから第1定電流ダイオード31を介して第1ツェナーダイオード33に電流が流れて、第1トランジスタ29のゲート電圧が、閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29が先にオン(導通)状態となるものとする(図4の第1トランジスタ29のゲートがオンの状態)。
第1トランジスタ29がオン(導通)状態となると、一次コイル23の一端23bから第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bヘと電流が流れる。
すると、センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へと流れ、放電され、第2トランジスタ30は完全にオフ(非導通)状態となり、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
3.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の一端23bから第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bヘと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の他端25cから第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2抵抗46、三次コイル25のセンタータップ25aヘと流れ、第2の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の他端25cから、第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2進みダイオード48、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の他端25cから、第2乗換え抵抗38、第2乗換えダイオード40、第2切換ダイオード65bを介して、センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
4.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第1トランジスタ29の電流は、二次コイル24を通じて、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の他端23cの電圧が一端23bの電圧より、低くなる。
5.そうすると、第1トランジスタ29のゲートの電荷は、第1切換えダイオード65a、一次コイル23の他端23cへと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第1トランジスタ29がオフ(非導通)状態となり、同時に、前記第2の閉ループの第2進みコンデンサ44に蓄えられた電荷は、第2進みダイオード48を介して、急激に第2トランジスタ30のゲートへ流れ、同時に、第2乗換え抵抗38、第2乗換えダイオード40を介して、第2トランジスタ30のゲートヘ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第2トランジスタ30がオン(導通)状態となる(図4に示すコンデンサ−ダイオード間の電圧および第2トランジスタ30のゲートがオンの状態)。
第2トランジスタ30がオン(導通)状態となると、一次コイル23の他端23cから第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bヘと電流が流れる。
すると、センタータップ付き一次コイル23の他端23cと第2トランジスタ30のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第1トランジスタ29のゲートの電荷は第1切換ダイオード65aを介して、センタータップ付き一次コイル23の他端23cと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へと流れ、放電され、第1トランジスタ29は完全にオフ(非導通)状態となり、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
6.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の他端23cから第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bへと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の一端25bから第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1抵抗45、三次コイル25のセンタータップ25aへと流れ、第1の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の一端25bから、第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1進みダイオード47、第1切換ダイオード65aを介して、センタータップ付き一次コイル23の他端23cと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
7.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第2トランジスタ30の電流は、二次コイル24を通じて、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導コイル54a,54b及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の一端23bの電圧が他端23cの電圧より、低くなる。
8.そうすると、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換えダイオード65b、一次コイル23の一端23bへと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第2トランジスタ30がオフ(非導通)状態となると同時に、前記第1の閉ループの第1進みコンデンサ43に蓄えられていた電荷は、第1進みダイオード47を介して、急激に第1トランジスタ29のゲートへ流れ、同時に、第1乗換え抵抗37、第1乗換えダイオード39を介して、第1トランジスタ29のゲートへ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29がオン(導通)状態となる。
以上の動作を繰り返すことにより発振する。
このように、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が交互にオン(導通)状態となり、その毎に一次コイル23に流れる電流の向きは逆になる。
9.これに伴い、二次コイル24に交互に逆向きの電流が流れ、給電ユニット12の共振コンデンサ53と、互いに極性を逆にした2つの誘導コイル54a,54bからなる共振回路の周波数が、共振周波数(例えば、12kHz)のときに最も良く電流が流れることから、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30は、前記共振周波数で交互に180°ずれてスイッチングされる。すなわち、給電ユニット12の共振コンデンサ53と互いに極性を逆にした2つの誘導コイル54a,54bからなる回路の共振周波数で自己発振し、この共振周波数の交流電流が誘導コイル54a,54bに供給される。よって、電力損失の原因となるAC/DCコンバータを設けることなく、誘導コイル54a,54bへ商用電源10から電力を供給でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
10.給電ユニット12に対向して装置14の受電ユニット13が位置されると、誘導コイル54a,54bに発生する磁束により、誘導コイル54a,54bの周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電ユニット13に接続された負荷(モーター等)に給電される。また、このとき、受電コイル55a,55bの存在により、給電側の共振コンデンサ53に接続される回路のインピーダンスが増加するので、誘導コイル54a,54bに流れる交流電流の周波数は前記所定周波数(共振コンデンサ53と誘導コイル54a,54bからなる回路の共振周波数)より低下し(例えば、10kHzに低下し)、自己発振する周波数もこれに伴い低下する。受電ユニット13の受電コイル55a,55bと共振コンデンサ56は、この低下する周波数(例えば、10kHz)を共振周波数とするように、選定されている。
以上のように本実施の形態1によれば、交流の商用電源10に直接接続しても、第1立ち上げ回路91、第2立ち上げ回路92、駆動回路93の作用により、第1トランジスタ29または第2トランジスタ30は、二次コイル24に所定周波数で交流電流が流れるように、遅れることなく安定して交互に駆動されるために、前記第1トランジスタ29と前記第2トランジスタ30が同時にオフ(非導通)状態となる可能性が低減され、スイッチング動作の安定性を確保でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
また本実施の形態1では、センタータップ付き一次コイル23に直流電流が供給されると、その直流電流は、立ち上げ回路91,92の第1定電流ダイオード31または第2定電流ダイオード32により定電流(例えば、10mA)とされて第1ツェナーダイオード33または第2ツェナーダイオード34へ供給されている。前記ツェナーダイオード33,34は、例えば10mA流れるようにするとツェナー電圧は安定し、トランジスタ29,30のゲート電圧は安定し、閾値電圧に到達する。
もし、立ち上げ回路91,92を、定電流ダイオード31,32に代えて抵抗(電流制限抵抗)とすると、従来のように入力電源がDC24Vである場合は、抵抗値Rは、4.8kΩとなり、電流が流れて、トランジスタ29,30のゲートをチャージしようとするが、トランジスタ29,30のゲートには、コンデンサ容量Cがあって、ゲートをチャージしようとしても、チャージに時間がかかり、すぐにはオン(導通)状態とはならない。トランジスタ29,30のゲート電圧の遅れ時定数Tは、
T=CR
で表される。したがって、トランジスタ29,30がオン(導通)状態となるのが遅れて、180°毎にオン(導通)状態となることを繰り返すことができなくなり、両方ともオフ(非導通)状態となる瞬間が生じることとなる。したがって、抵抗値Rを小さくし、電流を急速に流そうとしても、本実施の形態のように、AC200Vのときでは、10mAを確保するためには、抵抗値Rは、20kΩと大きくなり、ゲート電圧が閾値電圧に到達するまでの時間はさらに遅れて、自己発振ができなくなる。
本実施の形態1によれば、抵抗(電流制限抵抗)の代わりに、立ち上げ回路91,92に電流を10mAで一定とする定電流ダイオード31,32を採用することにより、遅れを改善することができ、高い電圧が印加された場合にも、回路の動作に支障をきたすことなく回路を立ち上げることができる。
また本実施の形態1によれば、立ち上げ回路91,92だけでは、やはりトランジスタ29,30のゲート(コンデンサ容量C)のチャージに時間がかかり、なお遅れが生じることは避けることはできないので、駆動回路93により改善を図っている。すなわち、まず、絶縁トランス26に3次コイル25を設けて、端部の電圧を低下させておいて、第1乗換え抵抗37または第2乗換え抵抗38で電流値を下げて、電流を直接、トランジスタ29,30のゲートに流し込む回路を形成することにより、電荷を早めにゲートへ供給することができ、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの時間遅れを改善でき、スイッチング動作の安定性を確保することができる。
また本実施の形態1によれば、駆動回路93に、さらに進み回路94を備え、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの遅れ時間の改善をさらに図っている。すなわち、一方のトランジスタ29,30の駆動回路93は、他方のトランジスタ30,29がオフ(非導通)状態となってからしか、一方のトランジスタ29,30のゲート(コンデンサ容量C)のチャージを開始できないことから、他方のトランジスタ30,29がオフ(非導通)状態となる手前から、事前にチャージする準備をしておき、他方のトランジスタ30,29がオン(導通)状態でなくなると、すぐに一方のトランジスタ29,30のゲートが立ち上がるようにするために、進み抵抗41,42と抵抗45,46との間に、進みコンデンサ43、44を入れて、進みコンデンサ43,44に電荷を充電し、この電荷を、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージに使用する回路を形成することにより、ゲート(コンデンサ容量C)のチャージの遅れをさらに改善でき、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態1によれば、給電ユニット12において発生する磁束の経路は、上記のように4通りに形成されることにより、給電ユニット12の誘導コイル54a,54bから受電ユニット13の受電コイル55a,55bに交差する磁束を最大にでき、またフェライトコア部材71内における磁束の飽和の発生を最小限とすることができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
[実施の形態2]
以下、実施の形態2を図5に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同じ回路構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
相違点は以下の通りである。
(イ).センタータップ付き一次コイル23の一端23bと第1トランジスタ29のコレクタとの間に、アノードが前記センタータップ付き一次コイル23の一端23bと前記第2定電流ダイオード32のアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第1トランジスタ29に接続された第1ダイオード27を挿入する。
また、センタータップ付き一次コイル23の他端23cと第2トランジスタ30のコレクタとの間に、アノードが前記センタータップ付き一次コイル23の他端23cと前記第1定電流ダイオード31のアノードとの接続点に接続され、カソードが前記第2トランジスタ30に接続された第2ダイオード28を挿入する。
(ロ).第1ツェナーダイオード33のカソードと第1トランジスタ29のベースとの間に第1ゲート抵抗35を挿入する。また第2ツェナーダイオード34のカソードと第2トランジスタ30のベースとの間に第2ゲート抵抗36を挿入する。
(ハ).一方のトランジスタ29,30がオン(導通)状態となった際に、他方のトランジスタ30,29のゲートの電荷を放電する放電回路95を設ける。
放電回路95は、
アノードが、前記第1定電流ダイオード31のカソードと前記第1トランジスタ29のゲートとの接続点に接続された第1放電ダイオード49と、
一端が第1放電ダイオード49のカソードに接続され、他端が、前記第2ダイオード28のカソードと前記第2トランジスタ30との接続点に接続された第1放電抵抗51と、
アノードが、前記第2定電流ダイオード32のカソードと前記第2トランジスタ30のゲートとの接続点に接続された第2放電ダイオード50と、
一端が第2放電ダイオード50のカソードに接続され、他端が、前記第1ダイオード27のカソードと前記第1トランジスタ29との接続点に接続された第2放電抵抗52と、
により構成する。
(ニ).第1駆動回路93aを、第1乗換え抵抗37および第1乗換えダイオード39に代えて、アノードが、前記センタータップ付き三次コイル25の一端25bに接続され、カソードが、第1定電流ダイオード31のカソードに接続された第1乗換え定電流ダイオード39’により構成する。
また第2駆動回路93bを、第2乗換え抵抗38および第2乗換えダイオード40に代えて、アノードが、前記センタータップ付き三次コイル25の他端25cに接続され、カソードが、第2定電流ダイオード32のカソードに接続された第2乗換え定電流ダイオード40’により構成する。
(ホ).給電ユニット12に代えて、二次コイル24に移動体14’の移動経路17に沿って敷設した誘導線路64を接続する。
受電ユニット13は移動体14’に搭載され、誘導線路64から受電される。なお、誘導線路64から複数の受電ユニット13に給電されるとき、受電ユニット13に接続される負荷の電力により、給電装置11の二次コイル24に接続される回路のインピーダンスが増減し、共振周波数が変化することから、受電ユニット13に誘起される起電力が変化する。移動体14’側は、周波数が変わって起電力が変化しても負荷に給電できる定格にしておく必要がある。
上記構成による動作を図5を用いて説明する。
1.給電装置11が商用電源10(図4の入力電圧)に接続されると、交流電流が整流器21へ供給され、整流器21で整流された直流電流が給電装置11のDCチョーク22に供給される。この状態では、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30ともにオフ(非導通)状態にある。
2.DCチョーク22に供給された直流電流は、部品の定格が同じでも、第1ダイオード27、第2ダイオード28の順方向電圧、第1トランジスタ29、第2トランジスタ30の特性のバラツキ、第1ゲート抵抗35、第2ゲート抵抗36の抵抗値誤差などで電流の流れやすさに差が出る。ここで、センタータップ付き一次コイル23の他端23cから第1定電流ダイオード31を介して第1ツェナーダイオード33に電流が流れて、第1トランジスタ29のゲート電圧が、閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29が先にオン(導通)状態となるものとする(図4の第1トランジスタ29のゲートがオンの状態)。
第1トランジスタ29がオン(導通)状態となると、一次コイル23の一端23bから第1ダイオード27、第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bへと電流が流れる。
すると、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2ゲート抵抗36、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52へと放電され、第2トランジスタ30は完全にオフ(非導通)状態となり、また第2定電流ダイオード32から流れ込む電流も第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
3.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の一端23bから第1ダイオード27、第1トランジスタ29、整流器21のマイナス出力端子21bへと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の他端25cから第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2抵抗46、三次コイル25のセンタータップ25aへと流れ、第2の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の他端25cから、第2進み抵抗42、第2進みコンデンサ44、第2進みダイオード48、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の他端25cから、第2乗換え定電流ダイオード40’、第2放電ダイオード50、第2放電抵抗52を介して、第1ダイオード27のカソードと第1トランジスタ29のコレクタの接続点へ流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
4.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第1トランジスタ29の電流は、二次コイル24を通じて、誘導線路64及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導線路64及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の他端23cの電圧が一端23bの電圧より、低くなる。
5.そうすると、第1トランジスタ29のゲートの電荷は、第1切換えダイオード65a、一次コイル23の他端23cへと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第1トランジスタ29がオフ(非導通)状態となり、同時に、前記第2の閉ループの第2進みコンデンサ44に蓄えられた電荷は、第2進みダイオード48、第2ゲート抵抗36を介して、急激に第2トランジスタ30のゲートへ流れ、同時に、第2乗換え定電流ダイオード40’、第2ゲート抵抗36を介して、第2トランジスタ30のゲートへと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第2トランジスタ30がオン(導通)状態となる(図4に示すコンデンサ−ダイオード間の電圧および第2トランジスタ30のゲートがオンの状態)。
第2トランジスタ30がオン(導通)状態となると、一次コイル23の他端23cから第2ダイオード28、第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bへと電流が流れる。
すると、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点の電圧は略0Vとなるため、第1トランジスタ29のゲートの電荷は第1ゲート抵抗35、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51へと放電され、第1トランジスタ29は完全にオフ(非導通)状態となり、また第1定電流ダイオード31から流れ込む電流も第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を越えることはない。
6.さらに、このとき、三次コイル25には、一次コイル23の他端23cから第2ダイオード28、第2トランジスタ30、整流器21のマイナス出力端子21bへと流れる電流によって一次コイル23に発生する磁束により起電力が発生し、極性が逆なことから、一次コイル23に流れる電流とは逆方向の誘導電流が流れ、この誘導電流は、三次コイル25の一端25bから第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1抵抗45、三次コイル25のセンタータップ25aへと流れ、第1の閉ループが形成され、同時に三次コイル25の一端25bから、第1進み抵抗41、第1進みコンデンサ43、第1進みダイオード47、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、さらに三次コイル25の一端25bから、第1乗換え定電流ダイオード39’、第1放電ダイオード49、第1放電抵抗51を介して、第2ダイオード28のカソードと第2トランジスタ30のコレクタの接続点へ流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が閾値電圧を超えることはない。
7.次に、センタータップ付き一次コイル23に流れる第2トランジスタ30の電流は、二次コイル24を通じて、誘導線路64及び共振コンデンサ53に電流を供給し、誘導線路64及び共振コンデンサ53は、所定の周波数で共振を開始し、二次コイル24の両端の電圧は、一定時間の後に逆転するので、これによってセンタータップ付き一次コイル23の一端23bの電圧が他端23cの電圧より、低くなる。
8.そうすると、第2トランジスタ30のゲートの電荷は、第2切換えダイオード65b、一次コイル23の一端23bへと流れ、第2トランジスタ30のゲート電圧が閾値電圧を下回ると、第2トランジスタ30がオフ(非導通)状態となると同時に、前記第1の閉ループの第1進みコンデンサ43に蓄えられていた電荷は、第1進みダイオード47、第1ゲート抵抗35を介して、急激に第1トランジスタ29のゲートへ流れ、同時に、第1乗換え定電流ダイオード39’、第1ゲート抵抗35を介して、第1トランジスタ29のゲートへと流れ、第1トランジスタ29のゲート電圧が、急速に閾値電圧以上となり、第1トランジスタ29がオン(導通)状態となる。
以上の動作を繰り返すことにより発振する。
このように、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が交互にオン(導通)状態となり、その毎に一次コイル23に流れる電流の向きは逆になる。
9.これに伴い、二次コイル24に交互に逆向きの電流が流れ、誘導線路64の共振コンデンサ53からなる共振回路の周波数が、共振周波数(例えば、12kHz)のときに最も良く電流が流れることから、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30は、前記共振周波数で交互に180°ずれてスイッチングされる。すなわち、誘導線路64の共振コンデンサ53の共振周波数で自己発振し、この共振周波数の交流電流が誘導線路64に供給される。よって、電力損失の原因となるAC/DCコンバータを設けることなく、誘導線路64へ商用電源10から電力を供給でき、電力の伝送効率を向上させることができる。
10.誘導線路64に対向して移動体14’の受電ユニット13が位置されると、誘導線路64に発生する磁束により、誘導線路64の周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電ユニット13に接続された負荷(モーター等)に給電される。
以上のように、本実施の形態2によれば、ダイオード27,28と、放電回路95と、ゲート抵抗35,36を回路に挿入することにより、スイッチング動作の安定性を図ることができる。すなわち、第1トランジスタ29が駆動している時は、第2放電ダイオード50を介して、第2トランジスタ30のゲートの電荷を放電し、第2トランジスタ30が駆動しているときは、第1放電ダイオード49により、第1トランジスタ29のゲートの電荷を放電することにより、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30のゲートの電圧を急速に低下させることができ、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態2によれば、第1駆動回路93aを第1乗換え定電流ダイオード39’により構成し、第2駆動回路93bを第2乗換え定電流ダイオード40’により構成することにより、第1トランジスタ29のゲートと第2トランジスタ30のゲートに、スイッチングのタイミング時に安定して電荷を供給でき、よって、第1トランジスタ29と第2トランジスタ30が同時にオフ(非導通)状態となる可能性をさらに低減でき、スイッチング動作の安定性をさらに確保することができる。
また本実施の形態2によれば、二次コイル24に移動体14’の移動経路17に沿って敷設した誘導線路64を接続することにより、1台の給電装置11から移動経路17に沿って移動する複数の移動体14’に対して、電力を供給することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3では、図6に示すように、上記実施の形態1における整流器21を半波整流器21’に代え、上記装置14には、負荷として、バッテリー61を設けている。これに伴い、装置14は、受電ユニット13の共振コンデンサ56に並列に接続された一次コイル57、および二次コイル58からなる絶縁トランス59と、絶縁トランス59の二次コイル58より出力される共振電流を直流電流に全波整流する整流器60と、DCチョーク66と、を備え、整流器60によって整流された直流電流によりバッテリー61を充電する。この際、前記一次コイル57と二次コイル58の巻線比は、バッテリー61に定格電圧が印加されるように設定されている。
上記実施の形態3の構成によれば、給電ユニット12に対向して装置14の受電ユニット13が位置されると、誘導コイル54a,54bに発生する磁束により、誘導コイル54a,54bの周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電コイル55a,55bに並列に接続された絶縁トランス59の一次コイル57に交流電流が流れ、一次コイル57に発生する電圧に対して巻線数の比により絶縁トランス59の二次コイル58に降圧された電圧が発生し、交流電流が流れる。この交流電流は装置14の整流器60へ供給され、DCチョーク66を介して、整流器60で整流された直流電流によりバッテリー61が充電される。このとき、図7に示すように、二次コイル58の両端に発生する電圧の波形は、給電装置11の半波整流器21’によって半波整流が行われる商用周波数の波形と略等しい振幅で、共振周波数で発振する波形となり、バッテリー61に印加される電圧はDCチョーク66の作用により、半波整流器21’の半波整流後の電圧と略同様の休止する商用周波数の半サイクルの波形となり、一方、バッテリー61には一定電流以上の電流のときしか充電は実行されず、商用周波数の半サイクルで充電されることにより、バッテリー61に対する充電がパルス充電となる。このようにパルス充電方式となることにより、バッテリー61の急速充電ができ、さらに寿命を延長することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4では、図8に示すように、上記実施の形態2における整流器21を半波整流器21’に代え、上記移動体14’には、負荷として、バッテリー61を設けている。これに伴い、移動体14’は、受電ユニット13の共振コンデンサ56に並列に接続された一次コイル57、および二次コイル58からなる絶縁トランス59と、絶縁トランス59の二次コイル58より出力される共振電流を直流電流に全波整流する整流器60と、DCチョーク66と、を備え、整流器60によって整流された直流電流によりバッテリー61を充電する。この際、前記一次コイル57と二次コイル58の巻線比は、バッテリー61に定格電圧が印加されるように設定されている。
上記実施の形態4の構成によれば、誘導線路64に対向して移動体14’の受電ユニット13が位置されると、誘導線路64に発生する磁束により、誘導線路64の周波数に共振する受電コイル55a,55bに大きな起電力が発生する。この起電力により受電コイル55a,55bに並列に接続された絶縁トランス59の一次コイル57に交流電流が流れ、一次コイル57に発生する電圧に対して巻線数の比により絶縁トランス59の二次コイル58に降圧された電圧が発生し、交流電流が流れる。この交流電流は装置14の整流器60へ供給され、この整流器60で整流された直流電流によりバッテリー61が充電される。このとき、図7に示すように、二次コイル58の両端に発生する電圧の波形は、給電装置11の半波整流器21’によって半波整流が行われる商用周波数の波形と略等しい振幅で、共振周波数で発振する波形となり、バッテリー61に印加される電圧はDCチョーク66の作用により、半波整流器21’の半波整流後の電圧と略同様の休止する商用周波数の半サイクルの波形となり、一方、バッテリー61には一定電流以上の電流のときしか充電は実行されず、商用周波数の半サイクルで充電されることにより、バッテリー61に対する充電がパルス充電となる。このようにパルス充電方式となることにより、バッテリー61の急速充電ができ、さらに寿命を延長することができる。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態4では、受電ユニット13の受電部63を、第1フェライト82と、第2フェライト83と、第3フェライト84と、受電コイル55a,55bとから形成しているが、受電部63を、第1フェライト82と、受電コイル55aのみで形成するようにしてもよい。
このような受電部63の構成であっても、給電ユニット12の給電部62は、給電されると、上述したように、4通りの磁束経路を形成し、第1フェライト72と第2フェライト73間に磁束の間隙は生じないために、上記受電部が、給電部62に対向しながら移動する際に、途切れることなく給電を行うことができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
10 商用電源
11 給電装置
12 給電ユニット
13 受電ユニット
14 装置
14’ 移動体
21 整流器
21’ 半波整流器
22 DCチョーク
23 センタータップ付き一次コイル
24 二次コイル
25 センタータップ付き三次コイル
26 絶縁トランス
27,28 ダイオード
29,30 トランジスタ
31,32 定電流ダイオード
33,34 ツェナーダイオード
37,38 乗換え抵抗
39,40 乗換えダイオード
39’,40’ 乗換え定電流ダイオード
43,44 進みコンデンサ
47,48 進みダイオード
51,52 放電抵抗
53 共振コンデンサ
54a,54b 誘導コイル
55a,55b 受電コイル
56 共振コンデンサ
57 一次コイル
58 二次コイル
59 絶縁トランス
60 整流器
61 バッテリー
64 誘導線路
65a,65b 切換えダイオード
72,82 第1フェライト
73,83 第2フェライト
74,84 第3フェライト
91,92 立ち上げ回路
93 駆動回路
94 進み回路
95 放電回路

Claims (6)

  1. 交流電流が供給され、磁束を発生する誘導コイルを備えた給電ユニットであって、四角枠形状のフェライトを備え、前記誘導コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各コーナー上に配置されており、それら4つの前記誘導コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各対角線上の2つの前記誘導コイルの極性が同極性となるように直列接続されていることを特徴とする給電ユニット。
  2. 前記四角枠形状のフェライトの各コーナーから垂直方向へ突出する4つのフェライトをさらに備え、4つの前記誘導コイルが、それら突出する4つのフェライトにそれぞれ巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の給電ユニット。
  3. 前記誘導コイルに電流が流れるとき、前記突出するフェライトにおいて磁束線が通過する断面の面積が、前記四角枠形状のフェライトにおいて磁束線が通過する断面の面積よりも広いことを特徴とする請求項2に記載の給電ユニット。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の給電ユニットを備えた無接触給電設備であって、
    前記給電ユニットに対向して配置されることにより、前記給電ユニットから発生する磁束により起電力が誘起される受電コイルを備えた受電ユニットを備え、
    前記受電ユニットは、
    前記受電コイルに並列に接続され、前記受電コイルとともに共振回路を形成する共振コンデンサと、
    四角枠形状のフェライトと、
    を備え、
    前記受電コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各コーナー上に配置されており、それら4つの前記受電コイルが、前記四角枠形状のフェライトの各対角線上の2つの前記受電コイルの極性が同極性となるように直列接続されており、
    前記受電コイルと前記共振コンデンサにより形成される共振回路は、前記給電ユニットの誘導コイルを流れる電流の周波数に共振する
    ことを特徴とする無接触給電設備。
  5. 前記給電ユニットに対向して前記受電ユニットが位置されるとき、前記受電ユニットの4つの前記受電コイルの先端が、前記給電ユニットの4つの前記誘導コイルの先端に対向するように位置されることを特徴とする請求項4に記載の無接触給電設備。
  6. 前記受電ユニットの共振回路により、バッテリーに対して充電を行うことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無接触給電設備。
JP2013000758A 2013-01-08 2013-01-08 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備 Active JP5451909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000758A JP5451909B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000758A JP5451909B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009293599A Division JP5366090B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 無接触給電設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013123371A JP2013123371A (ja) 2013-06-20
JP5451909B2 true JP5451909B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=48775011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000758A Active JP5451909B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5451909B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6003853B2 (ja) * 2013-09-11 2016-10-05 トヨタ自動車株式会社 車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013123371A (ja) 2013-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5455078B2 (ja) 無接触給電設備
CN100525036C (zh) 开关电源装置
JP6669387B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
US9312778B2 (en) Power supply device
KR102098094B1 (ko) 일체형 변압기
JP2005524375A (ja) Llcハーフブリッジコンバータ
US9570225B2 (en) Magnetoelectric device capable of storing usable electrical energy
US8933662B2 (en) Charging apparatus for lead storage battery
JP5454781B2 (ja) 鉛蓄電池の充電装置
JP4124814B2 (ja) 入出力絶縁型dcーdcコンバータ
JP5451909B2 (ja) 給電ユニットおよびその給電ユニットを備えた無接触給電設備
TWI608694B (zh) Static magnetoresistive magnetic amplifying device
JP5441418B2 (ja) フォワードコンバータ
JP5176767B2 (ja) スイッチング電源
JP5366090B2 (ja) 無接触給電設備
JP5992820B2 (ja) コンバータ及び双方向コンバータ
JP2008048484A (ja) 直流交流変換装置の駆動方法
KR101787991B1 (ko) 자기유도 픽업장치
JP7351281B2 (ja) 電力変換装置
JP2006287987A (ja) 無接触給電設備の2次側受電回路
JP2007288823A (ja) スイッチング電源回路
JP2001135531A (ja) トランス、スイッチング電源回路
JP2007074781A (ja) スイッチング電源回路
JP5550137B2 (ja) 無接触給電設備
JP2009207272A (ja) 直流昇圧回路

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5451909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250