JP2011135513A - 情報処理装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理対象原稿の特定の領域について、記載内容をチェックするための処理指示書を複数枚読取った場合、読取った処理指示書から抽出した情報を基に、特定の処理を選択し新たに処理内容を決定する情報処理装置を提供する。
【解決手段】 処理対象原稿における処理対象領域が記載された原稿である処理指示書から処理対象領域についての情報が抽出され、該情報と前記処理領域に対する処理内容が認識可能な形式にコード化された画像が付加されたチケットを読取り、チケットに付加された情報から抽出された処理を行う情報処理装置であり、チケットを複数枚読取り、読取ったチケットから処理対象領域及び該領域に対する処理について認識し、認識した処理対象領域に対して認識された複数の処理内容を組合せ、処理対象領域に対する処理内容を決定し、この決定された処理内容を処理対象原稿に対して行うことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、原稿に付加された付加情報を抽出し、抽出結果に応じた処理を行う情報処理装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、スキャナによって帳票や回答用紙等の原稿を読取り、原稿に記載された記号や数字等を抽出する技術が知られている。この技術により、多数枚の原稿から抽出したデータを集計等の処理に容易に利用可能となる。
例えば、特許文献1は、処理対象の原稿に手書きで処理対象の領域と処理の内容とを示す処理指示情報を記入し、これをスキャナで読取ることにより、処理対象の領域と処理の内容とを特定し、処理指示書を作成する技術が示されている。処理指示書からの情報を抽出し、原稿に記入された処理対象の領域に対してどのような処理を行うかを、操作部を用いて決定することが示されている。
特開平8−307660号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では処理対象の原稿に処理の内容を記述するもので、処理対象の原稿とは別に処理指示書を作成する点は考えられていない。更に、作成した処理指示書を複数作成して、これら複数の処理指示内容を組合せてユーザに様々な処理の指示を容易に行わせる構成は検討されていない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スキャナで読取った複数の処理指示書から抽出された情報をもとに、複数の処理を組合せたり、特定の処理のみを選択し、新たに処理内容を決定することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明における情報処理装置は、処理対象原稿における処理対象領域が記載された原稿である処理指示書から前記処理対象領域についての情報が抽出され、該情報と前記処理領域に対する処理内容が認識可能な形式にコード化された画像が付加されたチケットを読取り、該チケットに付加された情報から抽出された処理を行う情報処理装置において、前記チケットを複数枚読取る読取り手段、前記読取り手段により読取られたチケットから処理対象領域及び該領域に対する処理について認識する認識手段、
前記認識手段により認識された処理対象領域に対して前記認識手段により認識された複数の処理内容を組合せ、該処理対象領域に対する処理内容を決定する決定手段、前記決定手段により決定された処理内容を前記処理対象原稿に対して行うことを特徴とする。
本発明によれば、スキャナで読取った複数の処理指示書から抽出された情報をもとに、複数の処理を組合せたり、特定の処理のみを選択することが可能になる。
情報処理装置の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。 処理対象の原稿の例を示す図である。 スキャンチケットを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 図2(b)〜(d)に示した処理指示書に基づき作成されたスキャンチケットの例を示す図である。 スキャンチケットを用いて原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。 操作部画面の例を示す図である。 操作部画面の例を示す図である。 操作部画面の例を示す図である。 スキャンチケットの組合せ処理の流れを示すフローチャートである。 処理項目の組合せ処理の流れを示すフローチャートである。
(実施例1)
図1は、本発明の情報処理装置の一例である画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施例における画像処理装置100は、コピー機能、スキャナ機能等各種機能を搭載した複合機を例に示すが、これらの機能を複数の装置を連携させて実現するようにしてもよい。
CPU11は、ROM19に格納されたプログラムを、RAM18にロードすることによって画像処理装置100全体の動作を制御する。また、CPU11は、バス12を介して画像処理装置100内の各構成と通信を行う。操作部16は、ユーザが指示を行うための複数のキー、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む。読取装置であるスキャナ15は、ユーザが原稿台にセットした原稿上の画像をカラー画像として読取り、これによって得た電子データ(画像データ)をHDD13、RAM18等に蓄積する。HDD13は、ハードディスクを含むハードディスクドライブであり、入力された各種情報を格納する。また、スキャナ15は、原稿給送装置を含み、原稿給送装置にセットされた複数枚の原稿を順次原稿台上に給送し、読取ることも可能である。印刷装置であるプリンタ14は、入力された画像データに基づく画像を、記録紙(シート)上に印刷する。ネットワークI/F17は、画像処理装置100をネットワーク20に接続し、ネットワーク上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。
なお、本実施例では、後述する処理に用いる画像データを、スキャナ15を介して入力するものを例に説明する。その他、例えば外部機器から送られてくる原稿の画像データを、ネットワークI/F17を介して入力しても同様に処理可能である。また、スキャナやプリンタが接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等においても同じように処理することが可能である。この場合、本実施例で用いるプログラムの全部または一部を、ネットワーク等を介してPCに提供したり、CD−ROM等の記憶媒体に格納してPCに提供したりすることが可能である。
次に、本実施形態にて用いる原稿の例について説明する。
図2(a)は、本実施形態にて用いる原稿のフォームの例を示した図である。本原稿は、ユーザが何も記入していない(後述する処理指示書が付加される前の)状態の見積書(フォーム原稿)である。この見積書には、作成日、型番、金額、合計、署名などの欄、部長、課長、担当者の印を押す領域などが設けられている。この見積書を正式に発行する時に、ユーザは各内容を記載することとなる。
本実施形態では、この見積書の各欄のうち、ユーザによって指定されたある欄には情報が追加されたか、別のある欄は空欄となっているか、などをチェックするものとする。
図2(b)〜(d)は、図2(a)の原稿に含まれる各項目のうち、チェック処理対象原稿のチェックを行うため、任意の処理対象領域をユーザが色ペンを用いて付加した例を示す図である。図2(b)〜(d)に示した原稿が処理指示書となる。
処理指示書は、作成した見積書をチェック処理するユーザが、チェック処理対象原稿である見積書と同一形式の用紙に後述する処理指示情報を書き込むことで作成される。つまり、図2(a)に示した見積書に処理指示情報が書き込まれたものが、処理指示書となる。本実施形態では、ユーザが処理対象とする領域を指定するために色ペン等で該当領域を矩形等の閉領域として囲む。
ここで、見積書(原稿)に書き込む処理指示情報(付加情報)について説明する。例えば、図2(b)において、領域21は赤色のペンで書き込んだ領域、領域22は青色のペンで書き込んだ領域である。同様に図2(c)において、領域23は緑色のペンで書き込んだ領域、領域24と領域25は赤色のペンで書き込んだ領域である。さらに図2(d)において、領域26は赤色のペンで書き込んだ領域とする。なお、ここに示した色以外の色を使うことも可能であり、また、3色に限らず、チェック内容に応じて色の種類を減らしたり、増やしたりしてもよい。また、ここではペンを用いているが色を付けられるものであればペンに限ることはない。
そして、ユーザは予め使用すべき処理指示情報の色の情報と処理内容とを、それぞれ対応付けて操作部16を用いてRAM18に登録する。即ち、赤色で囲まれた領域に対しては、その枠内に示された捺印があることをチェックすることをRAM18に登録する。青色で囲まれた領域に対しては、その枠内に文字列があることをチェックすることをRAM18に登録する。緑色で囲まれた領域に対しては、その枠内が空欄であることをチェックすることをRAM18に登録する。枠内に示された捺印の画像データは、予めHDD13に登録されているものとする。枠内の捺印部分を解析して、登録されている捺印の画像データと照合をする。ここで、枠内に登録されているデータに対応する捺印をしているが、登録されているデータとの照合ができれば、捺印に限定せず記号等を枠内に記入してもよい。また、予め捺印の画像データがHDD13に登録されていない場合は、枠内に捺印された画像をここで新たに登録してもよい。CPU11は、ここで登録された各色の色成分(例えば、色相等)を判定し、その内容をRAM18に記憶させる。なお、色の登録は、操作部16を用いて行うのに代えて、用紙に書き込んだものをスキャナ15によって読取らせて登録するものであってもよい。また、ユーザが登録するのに代えて、予めその画像処理装置100の装置メーカにより画像処理装置100に予め登録されているものとしてもよい。予め登録された内容に従う場合、ユーザは登録されている色と処理内容とに従って原稿に処理指示情報を付加する。
このように、使用すべき処理指示情報の色成分とそれに対応した処理内容を登録しておき、これに従った処理指示書を作成する。
この処理指示書を用いて、処理指示情報を抽出し、抽出結果に応じて処理内容を認識することで、画像処理装置100はチェック処理対象原稿に対して、原稿の処理対象領域に情報があるかどうか、空欄かどうか、印(捺印等)があるかどうか、等をチェックする。
本実施形態では、図2(b)〜(d)の処理指示書に付加された処理指示情報を抽出し、抽出結果に従い、処理対象の原稿に対して処理を行う。図2(b)の処理指示書は、領域22に文字列の記載があること、領域21に登録済みの該当する印があることをもって正常であると判定する。図2(c)の処理指示書は、領域23に記載がない、つまり空欄であること、領域24、領域25に登録済みの該当する印があることをもって正常である判定する。図2(d)の処理指示書は、領域26に登録済みの該当する印があることをもって正常である判定する。
次に、図2(b)〜(d)に示したような処理指示書に基づき、原稿の記載内容のチェックを実行させるためのスキャンチケットを作成する処理について説明する。ここで、スキャンチケットとは、図2(b)〜(d)の指示内容を認識し、チェック対象の原稿のチェック方法を画像処理装置100が認識可能な形式(例えば、QRコード)としたチケットである。スキャンチケットには、図2(b)〜(d)の原稿から認識した指示内容、この指示内容を適用する領域の位置情報などが含まれる。チェック対象の原稿のチェックを行う際は、スキャナ15によりスキャンチケットを読取って処理内容をCPU11により認識させたうえで、チェック対象である処理対象原稿をチェックさせる。
図3は、本実施形態におけるスキャンチケットを作成する際の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM18にロードして実行する処理の流れを示す。
ユーザにより操作部16を介してスキャンチケット作成の指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、CPU11は操作部16に、RAM18に登録されている処理指示情報の指示色(以下、単に指示色という)と処理内容の組合せを表示させる(ステップ501)。例えば、「赤色で囲まれた領域内に記述があればOKとします」などを表示する。さらに、CPU11は、操作部16に、ステップ501で表示した指示色と処理内容で良いかどうかをユーザに問合せる表示を行わせる(ステップ502)。
ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して否定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、指示色と処理内容の組合せの変更を行う旨の表示を操作部16に行わせる(ステップ505)。ここでは、いずれの色を変更するかを問合せる表示を行い、指示された色に代えて新たな色を提示するものでもいいし、ユーザが操作部16によって任意の色を指定するようにしてもよい。また、新たな色を提示するのではなく、単に色と処理内容の組合せを変更するだけでもよい。このときにCPU11は、同じ色で異なる処理内容の指示を行うことはできないので、1つの色に対して1つの処理内容となるように制御を行う。ステップ505で指示色あるいは処理内容、また、指示色と処理内容の両方の変更処理が行われると、CPU11は操作部16に対してステップ501の表示を行わせる。ここでは、ステップ505で変更処理を行った変更内容をユーザが確認できるように表示するものである。ステップ502の問合せに対し、ユーザから操作部16を介して肯定する旨の指示がなされたと判定すると、CPU11は、使用すべき処理指示情報の指示色と、それに対応する処理内容とを決定し、RAM18に登録する。
なお、ステップ502の判定は、ユーザに目視で原稿の内容(原稿に含まれている色)を確認させ、指示色の色成分と原稿に含まれる色成分とが類似していると判断される場合に、互いに異なるものとし、処理指示情報の抽出エラーを防止するものである。
また、ステップ502の確認の結果、原稿に含まれる色成分と指示色の色成分とが類似していると判定された場合、後述のように、原稿のモノクロコピーを行うようにしてもよい。この場合、CPU11は、原稿をセットするよう促す表示を操作部16に行わせ、これに対しユーザにより原稿がセットされたと判断するとモノクロコピーを実行する。このモノクロコピー上に指示色を用いて指示を行っても、有彩色の色ペンで処理指示情報を付加した場合の処理指示情報の抽出エラーを防止することができる。そして、このようにユーザへの確認結果に応じて判定することにより、原稿をスキャナで読取らせる回数を減らすことができる。
CPU11は、ステップ502において、指示色と処理内容がOKであったと判断したときには、ここで処理指示情報に用いる色成分を特定してRAM18に記憶する。続いて、CPU11は、ユーザの手許にはチェック対象原稿のみ存在しているかを問合せる表示を操作部16に行わせる(ステップ503)。これは、処理指示書を作るときにテンプレートとなる原稿が存在しているかを確認するものである。つまり、チェック対象原稿しかユーザの手許にないときに後述のようにチェック対象原稿から処理指示情報を書き込むための原稿を作成することができるようにするものである。ここでいうテンプレートとは正式なチェック対象原稿ではなく、ユーザが処理指示情報を書き加えることができるものを指す。CPU11は、ステップ503で操作部16を介して、チェック対象原稿のみ存在している(テンプレートとなる原稿が存在しない)との応答を受けるとステップ504でスキャナ15にチェック対象原稿をセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「チェック対象原稿の1枚をスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、原稿がセットされたことを認識するためにOKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとする。これ以外にも原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿がセットされたことを自動で認識するようにしてもよい。
CPU11は、ステップ504でOKボタンが押されと判断すると、ステップ506で、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読取らせる。引き続き、CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップ506では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたが、これに限ることはない。読取った原稿の画像の色を、指示色が含まれない他の色に変換してプリント14することも可能である。例えば、読取った原稿中の赤い文字を青い文字に変えて出力するなど色を変換して出力する。この他、RAM18に予め色変換をすべき色を登録しておき、その登録色と同じ色が読取った原稿にあった場合に変換するようにしてもよい。
ステップ507では、CPU11は、ステップ506でプリンタ14によって出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。ステップ503で、テンプレート原稿が存在する旨の応答があると、ステップ508で操作部16にテンプレートに処理指示情報が既に記載されているかどうかを問合せる表示を行う。この表示に対し、テンプレートに指示情報が記載されていないことを示すユーザからの応答を、操作部16を介して受けるとCPU11はステップ509に進む。そして、ここでスキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことをCPU11が認識するものとする。これ以外にも、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ509でOKボタンが押されると、ステップ510に進み、CPU11は、テンプレートの原稿上の画像をスキャナ15で読取らせる。これによって得た画像データに対してステップ511において、指示色と同じ色成分の色が含まれているか判定するための解析・認識処理を行う。色成分の解析・認識処理は、例えば赤色が含まれるかを解析・認識する場合、赤の色相抽出を行って解析・認識する。この色成分の解析・認識は公知の種々の方法を採用することが可能である。また、色相以外のパラメータを用いてもよいし、他のパラメータを組合せてもよい。
CPU11は、ステップ512にて、ステップ511で解析・認識した色にRAM18に登録された指示色と同じものが含まれているか判断をする。指示色とステップ511で解析・認識した色が同じであるかの判断は、完全一致のみでなく、ある範囲をもたせて同じと判断することも可能である。例えば、RGB値が256段階で表されている場合、指示色のRGB値と比較し、プラスマイナス20以内であれば同じと判断するようにしてもよい。なお、ここに示した以外の方法で同じ色と判断する方法を適用することも可能である。
ステップ512でRAM18に登録された指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていると判断されると、CPU11は、スキャナ15にテンプレートをセットすることを促す表示を操作部16に行わせる。ここでは、例えば「テンプレートをスキャナにセットしてください。セットしたらOKボタンを押してください」という案内表示と、OKボタンの表示を行う。ここでは、CPU11は、OKボタンが押されたことで原稿が置かれたことを認識するものとする。これ以外にも、原稿台の下部に設けたフォトインタラプタや、原稿給送装置の原稿センサ等を用いてスキャナ15に原稿が置かれたことを自動で認識するようにしてもよい。
ステップ513でOKボタンが押されると、ステップ514に進み、CPU11は、スキャナ15によってチェック対象の原稿上の画像を読取らせる。CPU11は、スキャナ15から入力された画像データを、モノクロ画像データに変換し、それをプリンタ14に出力して記録紙へのモノクロコピー出力を行わせる。なお、ステップS514では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ515では、CPU11は、ステップ514でプリンタ14によって出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ512でRAM18に登録されている指示色と同じ色がテンプレートの画像に含まれていないと判断すると、ステップ516で、CPU11は、テンプレート原稿に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ508では、CPU11は、操作部16にテンプレートには既に処理指示情報が記載済みかどうかを確認する表示を行わせる。これに対し、テンプレートに指示情報が記載済であることを示す応答を、操作部16を介して受けたと判断されると、ステップ517に進む。そしてここで、指示記載済テンプレートの原稿の画像をスキャナ15で読取らせる。ここでは、上述のモノクロコピー出力と同様の手順で原稿を読取らせる。即ち、操作部16に指示情報記載済みの原稿のセットを促す表示を操作部16に行う。そしてこれに対し、ユーザが原稿をセットした後にOKボタンが押されるとスキャナ15による原稿の読取りを行わせる。ただし、ここではスキャナ15で読取って得た画像データのモノクロ画像データへの変換は行わない。ここで得た画像データは、RAM18に記憶しておく。
次に、ステップ518で、スキャナ15から入力された画像データから処理指示情報の解析・認識処理を行う。ここでは、まず、ステップ502で決定された指示色が原稿のどこにあるかを解析して、その部分の色を認識することで、色毎に処理対象領域の位置を特定する。ここで特定される位置は、原稿上のどの位置にどの大きさの処理対象の領域が存在するかを判別可能なものである。例えば、位置は座標によって特定する。そして、ここで特定された位置と、ステップ502で決定した処理内容とを対応付けてRAM18に記憶する。
続いて、ステップ519で、CPU11は、ステップ518で解析・認識した結果を操作部16に表示させる。例えば、特定した処理指示情報に対応する領域の座標やその領域に対する処理内容を表示する。また、読取った原稿のサムネイル画像を表示し、その画像と対応させてどの位置に処理指示情報があり、その処理内容がどういったものかを識別可能に表示するようにしてもよい。そしてステップ520で、CPU11は、ステップ519で表示した内容で正しいかどうかをユーザに確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、ユーザから否定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ525に進み、CPU11は、ステップ517でスキャナ15により読取ったテンプレート画像をプリンタ14でモノクロ出力するか確認する表示を操作部16に行わせる。そして、これに肯定する応答を、操作部16を介して受け取るとステップ526に進む。そしてここで、ステップ517でスキャナ15により読取った原稿の画像をモノクロ画像データに変換し、プリンタ14でモノクロコピー出力を行わせる。即ち、正しく処理指示情報が抽出できなかった場合に、処理指示情報が付加された処理指示書をモノクロコピーする。これを用いて再び処理指示情報を付加させる。なお、ステップS526では、原稿をモノクロ化してプリンタ14で印刷するものとしたがこれに限ることはない。これに代わる処理は上述(ステップ506)のように種々の方法を採用することができる。
ステップ527では、CPU11は、ステップ526でプリンタ14によって出力された記録紙に、処理指示情報を書き込むことを促す表示を操作部16に行わせる。
ステップ528では、ステップS525でユーザからモノクロコピー出力を行わないことを示す指示を、操作部16を介して受けると、CPU11は、処理指示書を新たに作成するかを確認する表示を操作部16に行わせる。この確認に対し、新たに処理指示書を作成することを示す指示を、操作部16を介して受けると、ステップ529に進む。そして、CPU11は、新たに作成した処理指示書をスキャナにセットするように促す表示を操作部16に行わせる。一方、ステップ528の確認に対し、新たに処理指示書を作成しないことを示す指示を、操作部16を介して受けると本処理を終了させる。
ステップ527、ステップ529の表示に引き続き、ユーザが原稿をセットし、操作部16を介してOKボタンを押すなど、読取りの指示が行われると、先に説明したステップ517の処理を再び実行する。
そして、ステップ520で解析結果が正しかったことを示す応答を、操作部16を介して受け取ると、当該解析内容を処理指示情報の抽出結果としてRAM18に記憶する。続いて、ステップ521に進み、CPU11は、スキャンチケットを作成するか否か問合せる表示を、操作部16に行わせる。この表示に対し、肯定する応答を、操作部16を介して受けると、ステップ522に進み、CPU11は解析内容のコード化を行う。解析内容のコード化とは、ステップ519で表示した解析結果を、例えば2次元コード(例えばQRコード等)を使ってコード化することを指す。コード化される内容は、処理指示された領域とその領域に対する処理内容である。また、ここでは2次元コードを例に説明するがこれ以外の方法でコード化したものとしてもよく、画像処理装置100が解析・認識可能なものであればこれに限ることはない。ステップS523では、CPU11はステップS522で作成したコード化したものを画像としてプリンタ14で記録紙に出力させ印刷する。図2(b)〜(d)に示した処理指示書に基づき上記手順で作成されたそれぞれのスキャンチケットの例を図4(a)〜(c)に示す。
ここで印刷されたスキャンチケットを用いて、チェック対象である処理対象原稿のチェックを実行することが可能である。ただし、ステップ520で解析結果が正しいと判断された場合は、ステップ517でスキャナ15により読取らせた処理指示書は正しく認識されたことを示すので、ステップ521〜523の処理を行わず、この処理指示書をスキャンチケットとしてもよい。この場合、チェック時に処理指示書から処理内容等を認識するものとする。
また、ステップ521の問合せに対し、否定する応答を、操作部16を介して受けると、CPU11は、ステップ520で登録した解析内容を特定するためのIDを操作部16に表示させる。これはチェック原稿のチェックを行わせる際に、この解析内容を特定しROM19から読み出して利用するためである。このIDはCPU11が提示する以外、ユーザが所望のIDを操作部16から指定するものであってもよい。ここで決定したIDと解析内容とは対応付けられてRAM18に記憶される。その後、ステップ524に進む。
ステップ524では、以上のように認識した処理指示情報とそれに対応する処理内容に従ってチェック対象の原稿のチェックを行う。この処理の詳細は後述する。
以上の処理により、原稿に含まれる色成分を指示色の色成分と異ならせるよう変換して処理指示情報をユーザに付加させるための原稿を印刷させることができる。これにより、処理指示書に付加された処理指示情報を正しく認識することができるようにできる。即ち、処理指示情報の認識エラーを低減させることができる。また、その際の作業をユーザに対し適切に案内(例えば、モノクロコピー出力を促す案内の通知)することができるので、ユーザによる作業ミスを低減させることができる。なお、以上説明したフローチャートに示した処理は全てを実行する必要はなく、一部の処理のみ実行するようにしてもよい。
次に、以上の様に作成したスキャンチケットを用いて、抽出した処理指示情報に応じて、処理対象原稿に対して指示されたチェック処理を行う手順(ステップ524)について詳しく説明する。
図5は、スキャンチケットを用いてチェック対象である処理対象原稿のチェックを行う処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU11が、ROM19に格納されたプログラムをRAM18にロードして実行する処理の流れを示す。このフローは、図3のステップ521でスキャンチケットを作成することを指示した場合に実行される。
ユーザにより操作部16を介してチェック処理対象原稿のチェックの指示がなされると本フローが開始される。本フローが開始されると、CPU11は操作部16に対して、ステップ522でプリントしたスキャンチケットを1枚目にし、その後にチェック処理対象原稿を重ねて原稿給送装置にセットすることを促す表示を行わせる(ステップ601)。続いて、これらの原稿がセットされた後、操作部16のOKボタンが押されるなどして原稿の読取りが指示されると、ステップ602に進む。CPU11は、原稿給送装置にセットされた原稿を順次給送してスキャナ15による原稿の読取りを開始する。ここでは、まず原稿給送装置にセットされた原稿のうち1枚目であるスキャンチケットを給送して、スキャナ15によりスキャンチケットを読取らせる。それに引き続き、スキャンチケットに重ねてセットされたチェック処理対象原稿を順次読取らせる(ステップ602)。なお、チェック処理対象原稿は複数枚重ねてセット可能である。また、一連の原稿であることを操作部16から指定することにより、多数枚の原稿を複数束に分けて原稿給送装置にセットすることも可能である。
ここで、図2(b)〜(d)に示した処理指示書に基づき作成された3枚のスキャンチケット図4(a)〜(c)を、個別に使用する場合は、スキャンチケットは1枚なので、ステップ605に進む。ここで、スキャンチケットが2枚以上の場合は、後述のステップ604およびステップ606に進む。
ステップ605では、ステップ602において読取った1枚目の原稿、つまりスキャンチケットの画像の解析・認識処理を行う。ここでは、読取ったスキャンチケット内の2次元コード等を解析して、処理指示の対象となる処理対象領域(位置)と処理内容の認識を行う。認識した結果は、RAM18に格納する。ステップ609およびステップ610については、実施例3で説明する。
ここで、図2(b)〜(d)に示した処理指示書に基づき作成された3枚のスキャンチケット図4(a)〜(c)を個別に使用せず、3枚のスキャンチケット図4(a)〜(c)全てをチェック処理対象原稿と共にスキャンする場合について説明する。ステップ601およびステップ602は上述と同様の処理なので割愛する。ステップ603において、スキャンチケットは3枚なので、2枚以上と判断されるので、ステップ604へ進む。ステップ604では、ステップ602において読取った3枚のスキャンチケット図4(a)〜(c)の画像解析・認識処理を行う。ここでは、複数枚読取ったスキャンチケット内の2次元コード等を解析して、処理指示の対象となる処理対象領域(位置)と処理内容の認識を行う。認識した結果は、RAM18に格納する。
次に、ステップ606のスキャンチケットの組合せ処理について説明する。フローチャートを図9に示す。HDD13に予め設定されているルールに従い、CPU11は認識した処理内容を組合せる処理を行う。
同じ対象領域について、異なる処理内容が認識された場合は、チェック処理対象原稿に対して、それら全ての処理内容のうち、どれか1つが該当すれば正常であるとする解析・認識処理を行う(OR処理)こととして認識し、RAM18に格納する。
例えば、図2(c)の領域25、図2(d)の領域26は、同じ対象領域であり(ステップ901)、異なる処理内容であり(ステップ902)、異なる登録印をチェックすることは組合せ可能である。
このためステップ903へ進み、領域25で指示された登録印と、領域26で指示された登録印の2つのうち、どちらか一方が領域内にあるかを認識する解析・認識処理をRAM18に格納する(ステップ904)。
また、異なる対象領域についての処理内容については、それらの処理内容が全て該当すれば正常とする解析・認識処理を行う(AND処理)と、どれか1つが該当すれば正常であるとする解析・認識処理を行う(OR処理)の2つの処理がある。
どちらの処理を行うかは、HDD13に予め設定しておく(ステップ905)。
設定する際の操作部16の画面例を図6に示す。
この設定は、画像処理装置100の起動時に行ってもよいし、スキャンチケット読み取り時に毎回ユーザに設定させるよう操作部16に表示してもよい。
また、画像処理装置100にネットワークI/F17で接続されている外部機器からこの設定を行っても良い。この設定内容は、
例えばどれか1つの処理内容が該当すれば正常であるとする解析・認識処理を行う(OR処理)と設定されたとする。
すると、図2(b)の領域21、図2(c)の領域24は、異なる対象領域にあるため(ステップ901)、2つの処理内容(異なる登録印をチェックする)のどちらか1つが該当すれば正常であるとする解析・認識処理をRAM18に格納する(ステップ906)。
また、2つの処理内容(異なる登録印をチェックする)のどちらも該当すれば正常とする解析・認識処理を行う(AND処理)が設定されているとする。
この場合、2つの処理内容(異なる登録印をチェックする)のどちらも該当すれば正常であるとする解析・認識処理をRAM18に格納する(ステップ907)。
また、同じ対象領域について、処理内容を組合せることが不可能な場合は、処理内容の組合せは行わない。
例えば、図2(b)の領域22、図2(c)の領域23は、同じ対象領域である。しかし、図2(b)の領域22の処理内容は文字列の記載があること、図2(c)の領域23の処理内容は記載がない、つまり空欄であることである。よって、2つの処理内容が矛盾しているためどちらの処理内容も認識しないものとする(ステップ908)。
また、同じ対象領域で、処理内容も同じである場合は、その解析・認識処理をRAM18に格納する(ステップ909)。
以上のように、図4(a)〜(c)スキャンチケットの全てをチェック対象の原稿とともにスキャンさせ、スキャンチケットの組合せ処理を行う。すると、処理対象原稿の図2(c)の領域25(図2(d)の領域26も同じ領域である)に該当する領域に対しては、領域25で指示された登録印と、領域26で指示された登録印の2つのうち、どちらか一方が領域内にあるかを認識する解析・認識処理を行う。
また、図2(b)の領域21と図2(c)の領域24に該当する領域に対しては、2つの異なる登録印のどちらか1つが領域内にあるかを認識する解析・認識処理を行うことがRAM18に格納される。
次に、ステップ607においてCPU11はRAM18に格納された認識した結果を使ってチェック対象原稿に対して解析・認識処理を行う。例えば、スキャンチケットが図4(a)の1枚の場合であれば、領域21に該当の登録印、領域22に記載があれば正常であると認識する。
スキャンチケットが図4(a)〜(c)の3枚で組合せ処理を行った場合、図2(c)の領域25(図2(d)の領域26)に対しては、領域25又は領域26で指示された登録印のうち、どちらかが領域内にあれば正常であると認識する。また、図2(b)の領域21と図2(c)の領域24に対しては、2つの異なる登録印のどちらか1つが領域内にあれば正常であると認識する。ここでの認識は、例えば、領域22の画像に対して所定の閾値で2値化処理を行い、黒画素(画像がある)数が面積の20%以上ならば記載ありと認識する。上記の割合を示す数値は一例であり、他の数値であってもよいし、認識の方法も他のものを採用してもよい。
そしてCPU11はチェック対象の原稿のページ番号とそのページに対する認識結果を順次RAM18に蓄積する。ここでは、1枚のチェック対象の原稿に対して全ての認識結果が正常である場合にOKとし、1つでも正常と認識されなかった場合はNGとする。チェック対象原稿の全てについての認識処理が終了するとCPU11はRAM18に蓄積したすべての原稿に対する結果の集計を行う。結果の集計とは、例えば、チェックしたチェック対象原稿の総枚数、NGと判定された領域数、NGと判定された領域を含む原稿のページ番号などを集計することを指す。このページ番号はスキャナ15によって読み込んだ順番(原稿給送装置から給送させた順序)にスキャンチケットを除くチェック対象原稿の1枚目から1ページ目とする。ここに示した以外の情報もRAM18に蓄積した情報から識別し得るものがあれば、さらに集計するようにしてもよい。なお、ここではRAM18に蓄積することを説明したがHDD13に蓄積しても同じ処理が可能である。そして、ステップ608においてCPU11は操作部16にステップS607で行った集計結果を表示させる。
本実施例1により、スキャナで読取った複数の処理指示書から抽出された情報をもとに、複数の処理を組合せたり、特定の処理のみを選択したりするなど、新たに処理内容を決定することが可能になる。
(実施例2)
次に、ステップ606のスキャンチケットの組合せ処理について、ユーザにより詳細な組合せ設定が行われる例について説明する。
スキャンチケットとチェック処理対象原稿を重ねて原稿給送装置にセットするステップ601から、スキャンチケットの解析・認識処理をするステップ604までは実施例1と同様の流れなので割愛する。
図9は、複数のスキャンチケットの組合せを行う処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ606のスキャンチケットの組合せ処理において、実施例1では、図2(c)の領域25(図2(d)の領域26)に対しては、領域25又は、領域26で指示された登録印のうち、どちらかが領域内にあるかを認識する解析・認識処理を行った。また、図2(b)の領域21と図2(c)の領域24に対しては、2つの異なる登録印のどちらか1つが領域内にあるかを認識する解析・認識処理を行うことがRAM18に格納された。本実施例2では、これらの解析・認識処理をさらに詳細に組合せる(ステップ910)。図7は、本実施例の処理内容の組合せを設定する際の操作部16の画面である(ステップ911)。図2(b)の領域21に対しての処理内容は図7の領域71の“A”で表記されている。同様に図2(c)の領域24に対しての処理内容は図7の領域72の“B”で表記されている。そして、図2(c)の領域25(図2(d)の領域26も同じ領域である)に対しての処理内容は、図7の領域73の“C”で表記されている。
処理内容“A”、処理内容“B”、処理内容“C”の3つのうちのどれか1つがそれぞれの領域内にあるかを認識する解析・認識処理(OR処理)を行う設定をする場合、領域74にあるように“A”または“B”または“C”が選択される。そして、この解析・認識処理を行うことがRAM18に格納される。
ここで、処理内容“A”、処理内容“B”、処理内容“C”の3つ全てがそれぞれの領域内にあるかを認識する解析・認識処理(AND処理)を行う設定をする場合は、“A”かつ“B”かつ“C”が選択される。そして、この解析・認識処理を行うことがRAM18に格納される(ステップ912)。
CPU11がRAM18に格納された認識した結果を使ってチェック対象原稿に対して解析・認識処理を行うステップ607以降は実施例1と同様の流れなので割愛する。
本実施例2によって、スキャナで読取った複数の処理指示書から抽出された情報をもとに、複数の処理を組合せたり、特定の処理のみを選択したりするなど、新たに処理内容を決定することが可能になる。さらに、ユーザにより処理対象領域に対して、より詳細な処理の組合せについて設定を行うことができる。
(実施例3)
次に、ステップ609の処理項目組合せ処理について、自動的に組合せ候補を操作部に表示し、ユーザにより詳細な組合せ設定が行われる例について説明する。
スキャンチケットとチェック対象原稿を重ねて原稿給送装置にセットするステップ601は実施例1と同様の流れなので割愛する。
ステップ602において、図2(c)に示した処理指示書に基づき作成されたスキャンチケット図4(b)をチェック処理対象原稿とともにスキャンさせる。ここで、スキャンチケットの解析・認識処理をするステップ605までは実施例1と同様の流れなので割愛する。
図10は、スキャンチケットから認識された処理項目の組合せをユーザの指示に従って行う処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ609において、処理項目の組合せを行うと判断した場合は、ステップ610で処理項目の組合せ処理を行う。スキャンチケット図4(b)を解析・認識処理すると、図2(c)の領域24に該当する印があること、領域25に該当する印があること、領域23に記載がない(つまり空欄であること)を解析・認識処理する3つの処理項目が認識される(ステップ1001)。これらの処理項目の組合せ設定を行うための操作部画面を図8に示す。図2(c)の領域24に対しての処理内容は図8の領域81の“A”、図2(c)の領域25に対しての処理内容は図8の領域82の“B”、図2(c)の領域23に対しての処理内容は図8の領域83の“C”で表記されている。処理内容“A”、処理内容“B”、処理内容“C”の3つの処理内容の組合せ候補を領域84に表示する(ステップ1002)。表示した組合せ候補から選択された処理内容をRAM18に格納する(ステップ1003)。
CPU11がRAM18に格納された認識した結果を使ってチェック対象原稿に対して解析・認識処理を行うステップ607以降は実施例1と同様の流れなので割愛する。
本実施例3によって、スキャナで読取った1枚の処理指示書から抽出された情報をもとに、自動的に組合せ候補を操作部に表示し、ユーザにより詳細な組合せ設定が行われることが可能になる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. 処理対象原稿における処理対象領域が記載された原稿である処理指示書から前記処理対象領域についての情報が抽出され、該情報と前記処理領域に対する処理内容が認識可能な形式にコード化された画像が付加されたチケットを読取り、該チケットに付加された情報から抽出された処理を行う情報処理装置において、
    前記チケットを複数枚読取る読取り手段、
    前記読取り手段により読取られたチケットから処理対象領域及び該領域に対する処理について認識する認識手段、
    前記認識手段により認識された処理対象領域に対して前記認識手段により認識された複数の処理内容を組合せ、該処理対象領域に対する処理内容を決定する決定手段、
    前記決定手段により決定された処理内容を前記処理対象原稿に対して行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記認識手段により認識された処理内容を自動的に組合せることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は、ユーザからの指示を受けて処理内容を組合せることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記認識手段によって認識された処理対象領域が等しい場合に、前記認識手段により認識された複数の処理内容のうち、いずれか一つが該当すれば正常と処理するように処理内容を組合せることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記認識手段が認識する対象領域が異なる場合に、前記認識手段により認識された複数の処理内容のうち、いずれか一つが該当すれば正常と処理する処理内容、または全てが該当すれば正常とする処理内容のどちらかを、予め設定された設定に基づいて処理するように処理内容を組合せることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記認識手段が認識する対象領域が等しく、前記認識手段により認識された処理内容が異なる場合、該処理について認識しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 処理対象原稿における処理対象領域が記載された原稿である処理指示書から前記処理対象領域についての情報が抽出され、該情報と前記処理領域に対する処理内容が認識可能な形式にコード化された画像が付加されたチケットを読取り、該チケットに付加された情報から抽出された処理を行う情報処理装置の制御方法において、
    前記チケットを複数枚読取る読取りステップ、
    前記読取りステップにより読取られたチケットから処理対象領域及び該領域に対する処理について認識する認識ステップ、
    前記認識ステップにより認識された処理対象領域に対して前記認識ステップにより認識された複数の処理内容を組合せ、該処理対象領域に対する処理内容を決定する決定ステップ、
    前記決定ステップにより決定された処理内容を前記処理対象原稿に対して行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 前記決定ステップは、前記認識ステップにより認識された処理内容を自動的に組合せることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 前記決定ステップは、ユーザからの指示を受けて処理内容を組合せることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法。
  10. 前記決定ステップは、前記認識ステップによって認識された処理対象領域が等しい場合に、前記認識ステップにより認識された複数の処理内容のうち、いずれか一つが該当すれば正常と処理するように処理内容を組合せることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 前記決定ステップは、前記認識ステップが認識する対象領域が異なる場合に、前記認識ステップにより認識された複数の処理内容のうち、いずれか一つが該当すれば正常と処理する処理内容、または全てが該当すれば正常とする処理内容のどちらかを、予め設定された設定に基づいて処理するように処理内容を組合せることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  12. 前記決定ステップは、前記認識ステップが認識する対象領域が等しく、前記認識ステップにより認識された処理内容が異なる場合、該処理について認識しないことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータに、請求項7乃至12のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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