JP2011133587A - レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で作業性に優れ且つコイルと給電端子との接続部における断線を防止できるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話を提供する。
【解決手段】レンズ支持体5の外周に巻回されたコイル19に通電して生じる電磁力によりレンズ支持体5を前後に移動するレンズ駆動装置1であって、コイル19は内周側を巻き始め層とし、最も外周側を巻き終わり層として、レンズ支持体5の径方向外側に向けて積層するように被覆導線Sを巻回してあり、コイル19の巻き始側部及びコイルの巻き終わり側部の少なくとも一方側部と給電端子27aとを熱を伴う接続手段により接続してあり、被覆導線Sの被覆材を接続手段の熱により溶融除去することにより、コイル19と給電端子27aとを電気的に接続してあることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話に関する。
特許文献1には、外周にコイルを巻回したレンズ支持体を一方及び他方のスプリングで移動自在に保持し、コイルの被覆導線の一端を一方のスプリングに接続し、コイルの被覆導線の他端を他方のスプリングに接続して、スプリングを介してコイルに電流を流すことが開示されている。
この特許文献1には、コイルの被覆導線の一端と他端をスプリングに接続する方法について具体的に開示されていないが、一般的には、被覆導線の巻き始め側端と、巻き終わり側端を引き出して、各被覆導線の端を各々スプリング(給電端子)に位置決めして、半田付け等により接続している。
特開2009−265210号公報
しかし、コイルの被覆導線は極めて細いことから取扱い難く、コイルの巻き始め端と巻き終わり端の被覆導線を引き出して、それらを手で押さえながら位置決めして、給電端子に半田付けする作業は手間がかかり、作業効率に劣るという問題があった。
また、コイルの被覆導線と給電端子との接続部では、被覆導線の線径が細い為、断線が生じ易いという問題があった。
そこで、本発明は、製造が容易で作業性に優れ且つコイルと給電端子との接続部における断線を防止できるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、外周にコイルが巻回され内周にレンズを設けたレンズ支持体と、レンズ支持体の外周側に配置されてコイルと対向するマグネットと、レンズ支持体を移動自在に保持するスプリングと、コイルに接続して電流を流す給電端子とを備え、コイルに通電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に沿って前後に移動するレンズ駆動装置であって、コイルは内周側を巻き始め層とし、最も外周側を巻き終わり層として、レンズ支持体の径方向外側に向けて積層するように被覆導線を巻回してあり、コイルの巻き始側部及びコイルの巻き終わり側部の少なくとも一方側部と給電端子とを熱を伴う接続手段により接続してあり、被覆導線の被覆材を接続手段の熱により溶融除去することにより、コイルと給電端子とを電気的に接続してあることを特徴とするレンズ駆動装置である。
熱を伴う接続手段(以下「熱接続手段」という)とは、半田付け、レーザ溶着、リフロー等の接続方法をいう。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、コイルは巻き始め側の層から巻き終わり側の層に向けて各層の端を順次ずらすことによりコイルの両端面を平行に傾斜してあり、給電端子は2つ設けてあり、最も径方向内側の巻き始め側層と最も径方向外側の巻き終わり側層とを各々給電端子に接続していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、スプリングは、2つに分割して設けてあり、各スプリングの分割部分に給電端子が一体に形成してあり、一方の給電端子はコイルの半径方向内周側に配置され、他方の給電端子はコイルの半径方向外周側に配置していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持体の外周面に配置した第1環状コイルと、レンズ支持体の外周面に周方向に90度の間隔をあけて配置した複数の第2環状コイルと、レンズ支持体を移動自在に支持するベースと、ベースに固定した第1マグネットと第2マグネットと、各コイルへの通電を制御する制御部とを備え、第1マグネットは第1環状コイルに対面して配置し、第2マグネットは各第2環状コイルに対面して配置してあり、制御部はレンズ支持体を光軸方向へ移動するときには第1環状コイルに電流を流し、レンズ支持体を光軸と直交するX―Y方向に移動するときには所定の第2環状コイルに電流を流すレンズ駆動装置であって、レンズ支持体にはその外周にリング状の給電端子が設けてあり、各環状コイルは巻き始め側部又は巻き終わり側部が給電端子に熱を伴う接続手段により接続してあり、コイルの被覆導線の被覆材を接続手段の熱により溶融除去することにより、コイルと給電端子とを電気的に接続してあることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体のレンズの結像側に設けた画像センサとを備えることを特徴とするオートフォーカスカメラである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話である。
請求項1に記載の発明によれば、被覆導線を巻いたコイルの巻き始め側部と巻き終わり側部との少なくとも一方側部は、被覆導線の端を引き出すことなく、コイル部分に給電端子を当てて熱接続手段による(以下「熱接続手段」という)で直接接続する。
従って、コイルの巻き始め側部と巻き終わり側部との少なくとも一方側部では、極めて細い被覆導線の端部を引き出して給電端子に位置決めする必要がないので、製造が容易であり、作業性に優れる。
コイルの巻き始め側部と巻き終わり側部との少なくとも一方側部では、被覆導線を引き出すことなくコイルに直接給電端子を熱接続するから従来生じていた被覆導線の断線を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、コイルの巻き始め側部と巻き終わり側部とを各々コイルの半径方向外側に露出できるので、コイルの巻き始め側部と巻き終わり側部との各々の部位でコイルの外側から熱接続ができ、コイルの巻き始め側部と巻き終わり側部との両方において被覆導線を引き出すことなく給電端子に接続できるので、更に作業性を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の作用効果を奏すると共に、レンズ支持体を支持するスプリングに給電端子を設けているので、スプリングを電流通路として利用する場合に、スプリングとコイルとの電気的接続が容易になり、更に製造が容易で作業性に優れる。
請求項4に記載の発明によれば、多数のコイルをレンズ支持体に設けるだけで、レンズ支持体の光軸方向への移動及びX―Y方向への移動を可能としていると共に、各コイルの給電端子への接続が、請求1記載の発明と同様に容易にでき、製造が容易であり、作業性に優れると共に各コイルの被覆導線の断線を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作用効果を奏するオートフォーカスカメラを提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の作用効果を奏するカメラ付き携帯電話を提供できる。
第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の図であり、(a)はレンズ支持体とスプリングとを抜き出して示す縦断面図であり、(b)は(a)に示すB部の拡大図であり、(c)は(a)に示すC部の拡大図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を図4に示すA―A位置で切断した断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の外観を示す斜視図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置の縦断面図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置において、レンズ支持体とスプリングとを抜き出して示す斜視面である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置を水平に切断した断面図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置の作用を説明する図である。 第1実施の形態の変形例に係るレンズ駆動装置の図であり、レンズ支持体とスプリングとを抜き出して示す縦断面図である。
以下に、添付図面の図1〜図4を参照して本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置である。
このレンズ駆動装置1は、図2に示すように、環状のヨーク3と、レンズ支持体5と、ヨーク3の光軸方向前側に配置される前側スプリング9と、ヨーク3の後側に配置されるベース8及び後側スプリング11とを備えており、後側スプリング11とヨーク3との間には後側スペーサ15が配置されている。
ヨーク3は前側から見て外周が平面視四角形であり、内周が平面視円形になっており、外周側壁3aと、内周側壁3bと、外周側壁3aと内周側壁3bとを間隔をあけて連結する連結壁3cとからなり、外周側壁3aと内周側壁3bと連結壁3cとで断面がコ字形状を成している。内周側壁3bには、後側端から前方に向けて切除部12が形成されている。切除部12は周方向に等間隔をあけて配置してあり、本実施の形態では、平面視四角形状の外周側壁3aにおいて、隣り合う角部14間(辺の部分)に対応する位置に設けてある。
ヨーク3の各角部14において、外周側壁3aの内周面にはマグネット17が固定されている。マグネット17は、角部14のみに設けてあり、内周側壁3bに形成された切除部12に対応する位置にはない。
レンズ支持体5は略円筒形状であり、その内周部にレンズ(図示せず)が装着されて、ヨーク3の内周側を光軸方向に移動自在に設けられている。レンズ支持体5の外周には環状のコイル19が装着されており、コイル19はレンズ支持体5に一体に設けたコイル固定部5aに接着固定されている。
図3に示すように、コイル19はヨーク3の外周側壁3aと内周側壁3bとの間に配置するが、マグネット13がある角部14ではマグネット13と内周側壁3bとの間に位置し、レンズ支持体5と共にヨーク3内を前後方向に移動するようになっている。
コイル19は、図1(c)に示すように、その内周側下端を被覆導線Sの巻き始め端19fとし、外周側上端を巻き終わり端19gとしてあり、最も内周側の第1層N1から順次外側に層を重ねて最も外周側を最終層Nnとしてある。本実施の形態では、第1層N1から最外層Nnまで順次下端を次第に上方にするようにずらしており、断面において下端と上端を傾斜させた略平行四辺形にしている。
尚、図1(c)に示す矢印Tは、被覆導線Sを巻くときの送り方向を示している。
図2に示すように、前側スプリング9は環状の板ばねであり、内周側部9aと外周側部9bとが設けてあり、内周側部9aはレンズ支持体5に取付けてあり、外周側部9bはヨーク3とフレーム6との間に挟持して固定されている。内周側部9aと外周側部9bとは弾性変形可能な腕部9cにより連結してある。
後側スプリング11は全体として環状の板ばねであるが、本実施の形態では、左右に分割した一方側部40と他方側部42とから構成されている。後側スプリング11の各外周側部11b、11bは、絶縁体(スペーサ)15を介してベース5とヨーク3との間に挟持されており、絶縁体15は後側スプリング11とヨーク3との間の電気的絶縁を図っている。各内周側部11a、11aは、レンズ支持体5の後端に取付けてある。後側スプリング11の各内周側部9aと外周側部9bとは弾性変形可能な腕部11cにより連結してある。
本実施の形態では、後側スプリング11を構成する一方側部40には電源端子43が形成されており、他方側部42には電源端子55が形成されて各端子43、45からスプリングに電流が供給されている。
一方側部40の内周側部11aには、コイル19側に向けて突設した第1給電端子27aが形成されている。他方側部42の内周側部11aにもコイル19側に向けて突設した第2給電端子27bが形成されている。第1給電端子27aは第2給電端子27bよりも半径方向外周側に位置し、図1(b)に示すように、第1給電端子27aはコイル19の外周側面に位置し、図1(c)に示すように、第2給電端子27bはコイル19の内周側面に位置するようになっている。
ここで、コイル19と各給電端子27a、27bとの接続について説明する。図1(b)に示すように、第1給電端子27aとコイル19の外周面とは半田付け28により接続し、図1(c)に示すように、第2給電端子27bとコイル19の内周側部とは、コイル19の下端を第2給電端子27aの外周側面に半田付け28をすることにより接続する。いずれの接続も半田付け28の熱によりコイル19の被覆導線Sの被覆材が溶融してコイル19と各給電端子27a、27bとが電気的に接続されている。
次に、第1実施の形態に係るレンズ駆動装置1の組み立て、作用及び効果について説明する。
レンズ駆動装置1の組立ては、図2に示すように、ベース8に、後側スプリング11、後側スペーサ15、コイル19を外周面に固定したレンズ支持体5、マグネット17を内周側面に固定したヨーク3、前側スプリング9及びフレーム7をこの順序で組み付けて固定する。
後側スプリング11とレンズ支持体5の組み付け時には、コイル19の外周側面に位置する第1給電端子27aを図1(b)に示すように半田付け28によりコイル19の外周面に接続する。一方、コイル19の内周側面に位置する第2給電端子27bは、コイル19の下端を半田付け28により接続する。第1及び第2給電端子27a、27bが接続されるコイル部分ではその被覆導線Sの被覆材が半田付けの熱により溶融除去され、コイル19と各給電端子27a、27bとが電気的に接続される。
レンズ駆動装置1の駆動は、電源端子43、45から第1及び第2給電端子27a、27bを介してコイル19に通電すると、コイル19に作用する電磁力で、レンズ支持体5は前側スプリング9及び後側スプリング11の付勢力に抗して移動し、スプリング9、11との力の釣り合う位置で停止する。
第1実施の形態によれば、被覆導線Sを巻いたコイル19の内周側にある巻き始め側部と、外周側にある巻き終わり側部とは、被覆導線Sを引き出すことなく、各々隣接配置された給電端子27a、27bに半田付けで直接接続する。従って、極めて細い被覆導線Sの端部を引き出して各給電端子27a、27bに位置決めする必要がないので、製造が容易であり、作業性に優れる。
被覆導線Sを引き出すことなくコイル19に直接給電端子を熱接続するから従来生じていた被覆導線の断線を防止できる。
コイル19は巻き始め側の第1層N1から巻き終わり側の最終層Nnに向けて各層の端を順次ずらして、コイル19の上端面と下端面を平行に傾斜しているので、コイル19の巻き始め側部と巻き終わり側部とを各々コイル19の半径方向外側に露出できるので、コイル19の内周側に配置した第2給電端子とコイル19の内周側に位置する巻き始め側部の接続がコイルの外周側から行うことができ、更に作業性を高めることができる。
後側スプリング11に設けた第1給電端子27aと第2給電端子27bがレンズ支持体5に組み付けたときにコイル19の半径方向内周側と外周側とに配置されるので、後側スプリング11とコイルとの電気的接続が容易で作業性に優れる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では、上述した第1実施の形態と主に異なる点について説明する。
図5〜図9を参照して、本発明の第2実施の形態を説明する。この第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置1は、光軸方向(Z方向)のほか光軸に直行する平面のX―Y方向にも移動可能に設けて、手振れ補正ができるようにしたものである。
この第2実施の形態では、ヨーク3は、四角筒形状であり、各角部には2つのマグネット17a及び17bからなる第1マグネット17部が固定されており、ヨーク3の4つの側面の内周には、各々第2マグネット18が固定されている。第2マグネット18部はヨークの各側面に形成された矩形の穴20に外周側から挿入されてヨーク3に固定されている。
第2マグネット部18は、図7に示すように、補助ヨーク18cとこの補助ヨーク18cを挟む左右に設けた左右のマグネット18a、18bとから構成されており、左右のマグネット18a、18cは補助ヨーク18cと反対側の面の磁極が互いに異なるようにしている。図7に一点鎖線で抜き出して示すように、例えば、左右の右側面の磁極をN極とし、左右の右側の磁極をS極としている。
図6及び図8に示すように、レンズ支持体5は、略円筒形状であり、その内周側にレンズ(図示せず)が固定されている。レンズ支持体5の外周面には周方向に等間隔をあけて4つの第1環状コイル19a、19b、19c、19dが設けてある。4つの第1環状コイル19a、19b、19c、19dは、レンズ支持体5の外周面に周囲方向に等間隔で取付けてあり、各々側面視矩形の環を成している。
各第1環状コイル19a〜19dの前側辺部21は第1マグネット部17の前側マグネット17aに対面し、後側辺部23は後側マグネット17bに対面している。
隣り合う第1環状コイル19a〜19d間には、第2環状コイル16a、16b、16c、16dが配置されている。各第2環状コイル16a〜16dは各々側面視矩形を成しており、図7に示すように、矩形の環の内側には第2マグネット部18が挿入されている。各第2環状コイル16a〜16dは、各々周方向の右側辺部24が第2マグネット18の右側マグネット18aに対面し、左側辺部26が左側マグネット18bに対面している。
各環状コイル19a〜19d及び16a〜16dは、各々内周側を被覆導線Sの巻き始め端としてあり、内周側から第1層を形成し外周側に順次層を重ねて環状コイルの最外層を巻き終わり端としてある。
図9に示すように、各第1環状コイル19a〜19dは、Z−θ駆動部32に接続されており、各第2各環状コイル16a〜16dはX―Y駆動部33に接続されており、各々駆動部32、33から所定値の電流が通電されるようになっている。各駆動部32、33は制御部(図示せず)から制御信号を受けて、各コイルに所定値の電流を流す。
尚、本実施の形態では、第1環状コイル19a〜19dには、各々個別に電流を流すが、第2環状コイル16a及び16cと、16b及び16dとが直列に接続されており、X方向及びY方向で共に2つの環状コイル16a及び16c、16b及び16dで同方向に駆動するようになっている。
本実施の形態では、例えば、ジャイロセンサの出力信号を受けると制御部では、手振れ量及びチルト量を演算出してZ−θ駆動部32及びX―Y駆動部33に出力信号を発するようになっている。そして、Z−θ駆動部32では、レンズ支持体5をフォーカス位置へ移動する場合には、フォーカス部35から各第1環状コイル16a〜16dに通電する電流Aを流し、チルト補正部37によりチルト補正をする場合には、対応する第1環状コイル19a、19b、19c、19dに電流Bを流す。尚、図6では符合A、Bは流した電流に基づいて生じる推力の方向と大きさを示している。
同様に、手振れ補正をする場合には、X―Y駆動部33では、第2環状コイル19a及び19cに電流Eを流してX方向にレンズ支持体を移動させ、第2環状コイル19b及び19dに電流Fを流してY方向にレンズ支持体を移動させる。これにより、レンズ支持体をX―Y方向に移動して手振れ補正を行う。X―Y駆動部33は、X方向の手振れ量に対しては、第2環状コイル19a及び19cに所定の電流Eを流し、Y方向の手振れ量に対しては所定の電流Fを流す。
この第2実施の形態では、図6及び図9に示すように、レンズ支持体5の外周面には第1環状コイル19a〜19bと第2環状コイル16a〜16dが配置してあるが、各コイルはその前端面(光軸方向の前端)の位置を同じにしてあり、図6に示すように、各コイルの前端面に隣接するようにリング状の給電端子(マイナス端子)36がレンズ支持体5に固定されている。尚、図9にはリング状の給電端子36は省略して示している。
そして、各第1環状コイル19a〜19bと第2環状コイル16a及び16bは各々外周側面にある巻き終わり側部を半田付け28により接続してある。
尚、第1環状コイル19a〜19dと第2環状コイル16c及び16dの巻き始め側部では被覆導線の巻き始め端を引き出して、各出力電源端子に接続している。
この第2実施の形態では、多数のコイル16a〜16d、19a〜19dをレンズ支持体に設けるだけで、レンズ支持体の光軸方向への移動及びX―Y方向への移動及びレンズ支持体の傾き(チルト)制御を可能としていると共に、各コイル16a〜16d、19a〜19dの給電端子への接続が、少なくともマイナス給電端子36との接続においては、上述した第1実施の形態と同様に、被覆導線Sの巻き終わり端を引き出さずにできるから、製造が容易であり、作業性に優れると共に各コイルの被覆導線の断線を防止できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した第1実施の形態において、図10に示すように、コイルは断面が矩形になるように被覆導線Sを巻いて、コイル19の内周側面と第2給電端子27bとの接続は、後側スプリング11の隙間から挿入したこてで半田付けするものであっても良い。
1 レンズ駆動装置
3 ヨーク(筺体)
5 レンズ支持体
11 後側スプリング(スプリング)
16a〜16d 第2環状コイル
17 マグネット
19 コイル
19a〜19d 第1環状コイル
27a 第1給電端子
27b 第2給電端子
28 半田(熱溶着手段)
36 給電端子

Claims (6)

  1. 外周にコイルが巻回され内周にレンズを設けたレンズ支持体と、レンズ支持体の外周側に配置されてコイルと対向するマグネットと、レンズ支持体を移動自在に保持するスプリングと、コイルに接続して電流を流す給電端子とを備え、コイルに通電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に沿って前後に移動するレンズ駆動装置であって、
    コイルは内周側を巻き始め層とし、最も外周側を巻き終わり層として、レンズ支持体の径方向外側に向けて積層するように被覆導線を巻回してあり、コイルの巻き始側部及びコイルの巻き終わり側部の少なくとも一方側部と給電端子とを熱を伴う接続手段により接続してあり、被覆導線の被覆材を接続手段の熱により溶融除去することにより、コイルと給電端子とを電気的に接続してあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. コイルは巻き始め側の層から巻き終わり側の層に向けて各層の端を順次ずらすことによりコイルの両端面を平行に傾斜してあり、給電端子は2つ設けてあり、最も径方向内側の巻き始め側層と最も径方向外側の巻き終わり側層とを各々給電端子に接続していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. スプリングは、2つに分割して設けてあり、各スプリングの分割部分に給電端子が一体に形成してあり、一方の給電端子はコイルの半径方向内周側に配置され、他方の給電端子はコイルの半径方向外周側に配置していることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持体の外周面に配置した第1環状コイルと、レンズ支持体の外周面に周方向に90度の間隔をあけて配置した複数の第2環状コイルと、レンズ支持体を移動自在に支持するベースと、ベースに固定した第1マグネットと第2マグネットと、各コイルへの通電を制御する制御部とを備え、第1マグネットは第1環状コイルに対面して配置し、第2マグネットは各第2環状コイルに対面して配置してあり、制御部はレンズ支持体を光軸方向へ移動するときには第1環状コイルに電流を流し、レンズ支持体を光軸と直交するX―Y方向に移動するときには所定の第2環状コイルに電流を流すレンズ駆動装置であって、
    レンズ支持体にはその外周にリング状の給電端子が設けてあり、各環状コイルは巻き始め側部又は巻き終わり側部が給電端子に熱を伴う接続手段により接続してあり、コイルの被覆導線の被覆材を接続手段の熱により溶融除去することにより、コイルと給電端子とを電気的に接続してあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体のレンズの結像側に設けた画像センサとを備えることを特徴とするオートフォーカスカメラ。
  6. 請求項5に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101243023B1 (ko) 2011-12-08 2013-03-12 엘지이노텍 주식회사 카메라 모듈
WO2018181168A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 アルプス電気株式会社 レンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法

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WO2018181168A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 アルプス電気株式会社 レンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法

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