JP2011133355A - 衝突予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比して衝突の誤判定を低減した衝突予測装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され、当該車両と障害物との衝突を予測する衝突予測装置であって、車両の周囲に電磁波を送信し、物体から反射された当該電磁波の反射波を受信することによって当該物体を検出する物体検出手段と、物体検出手段によって検出された物体が車両に衝突する可能性のある障害物であるか否か判定する障害物判定手段と、物体が障害物であると判定された場合、車両と当該障害物との衝突の危険性が高いか否かを判定する衝突判定手段と、車両の車体が上下方向に振動しているか否かを判定する振動判定手段と、車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて抑制する判定抑制手段とを備える、衝突予測装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、衝突予測装置に関し、より特定的には、車両に搭載され、障害物を検出し、当該車両と障害物とが衝突する危険性を予測する衝突予測装置に関する。
従来、車両の安全な走行を支援すべく、車両と衝突する可能性のある障害物を検出し、当該車両と当該障害物との衝突を予測する衝突予測装置が開発されている。
上記のような衝突予測装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される車両の走行安全装置は、レーダー装置によって継続的に検出していた障害物を見失った際に、当該障害物の現在位置を推定する。また、上記走行安全装置は、車両がピッチング運動しているか否かに応じて、障害物の現在位置の推定方法を変更することにより、不要な推定を抑制する。
特開平06−20506号公報
車両がピッチング運動をしている場合、車体とともにレーダー装置が電磁波を照射する範囲も上下方向に移動するため、路面上の段差や、道路上方に配置された看板など、車両と衝突する危険のない物体まで障害物として検出してしまう場合がある。
例えば、図7に示すように車両200が、所定距離毎に凹凸が形成された路面に配置された道路を走行している状況を想定する。なお、図7は、レーダー装置を備えた車両が凹凸のある路面を走行している様子を示す図である。領域SAは、車両200に搭載されたレーダー装置が物体を検出する領域を示す。車両200に搭載されるレーダー装置は、領域SAに電磁波を照射し、当該電磁波の反射波を受信することによって、領域SA内に存在する物体を検出する。図7のように、車両200の両輪が路面の凹部に接地し、車両200の車体が水平に保たれている場合、レーダー装置からの電磁波が略水平方向へ照射されるため、障害物が検出されることはない。一方、図8に示すように、車両200の後輪が凸部に乗り上げ、且つ車両200の前輪が凹部に位置している場合、車両200の車体が前方に傾斜するため、レーダー装置からの電磁波は車両の前下方、すなわち路面へ向けて照射される。そのため、レーダー装置は、凸部や路面を障害物として誤検出してしまう場合がある。なお、図8は、レーダー装置を備えた車両200の後輪が路上の凸部に乗り上げた様子を示す図である。
すなわち、車両がピッチング運動をしている場合は、障害物を見失い易いだけでなく、障害物として検出する必要のない物体を障害物として誤検出してしまうおそれがあった。そして、特許文献1に開示されるような走行安全装置では、このような誤検出によって障害物を検出してしまった場合、実際には当該障害物と自車両とが衝突する危険が無いにも拘わらず障害物と自車両とが衝突する危険性が高いと誤って予測してしまう場合があった。
本発明は上記の課題を鑑みて成されたものであり、従来に比して衝突の誤判定を低減した衝突予測装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、車両に搭載され、当該車両と障害物との衝突を予測する衝突予測装置であって、車両の周囲に電磁波を送信し、物体から反射された当該電磁波の反射波を受信することによって当該物体を検出する物体検出手段と、物体検出手段によって検出された物体が車両に衝突する可能性のある障害物であるか否か判定する障害物判定手段と、物体が障害物であると判定された場合、車両と当該障害物との衝突の危険性が高いか否かを判定する衝突判定手段と、車両の車体が上下方向に振動しているか否かを判定する振動判定手段と、車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて抑制する判定抑制手段とを備える、衝突予測装置である。
第2の発明は、第1の発明において、物体検出手段が物体を継続して検出している検出時間を測定する検出時間計測手段をさらに備え、障害物判定手段は、物体の検出時間が予め定められた障害物判定閾値以上である場合、当該物体が障害物であると判定し、判定抑制手段は、車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、障害物判定閾値の値を車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて大きな値に補正して、物体が障害物であると判定し難くすることによって、衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を抑制することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、物体検出手段によって物体が検出された場合、当該物体が静止物であるか否か判定する静止物判定手段をさらに備え、判定抑制手段は、(a)車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合、障害物判定閾値の値を第1設定値に設定し、(b)車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ物体が静止物でないと判定された場合、障害物判定閾値の値を第1設定値より大きな第2設定値に補正し、(c)車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ物体が静止物であると判定された場合、障害物判定閾値の値を第2設定値より大きな第3設定値に補正することによって、衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を抑制することを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、物体検出手段によって物体が検出された場合、当該物体が静止物であるか否か判定する静止物判定手段をさらに備え、判定抑制手段は、(a)車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合、障害物判定閾値の値を第1設定値に設定し、(b)車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ物体が静止物でないと判定された場合、障害物判定閾値の値を第1設定値より大きな第2設定値に補正し、(d)車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ物体が静止物であると判定された場合、衝突判定手段による判定を禁止することを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、物体が障害物であると判定された場合、当該障害物と車両とが衝突するまでに要すると予想される衝突予想時間を算出する衝突予想時間算出手段をさらに備え、衝突判定手段は、衝突予想時間が予め定められた衝突判定閾値以下である場合、車両と当該障害物とが衝突する危険性が高いと判定し、判定抑制手段は、車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、衝突判定閾値の値を車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて大きな値に補正することによって、衝突判定手段の判定感度を低減することを特徴とする。
第6の発明は、第1、3、4および5の少なくとも何れか1つの発明において、振動判定手段は、車両の車体が上下に振り子状に振動するピッチング運動をしているか否か判定し、少なくとも車両の車体がピッチング運動をしていると判定した場合、車両の車体が上下方向に振動していると判定することを特徴とする。
第7の発明は、6の発明において、振動判定手段は、車両の前方部における車高である前方車高を検出する前方車高検出手段と、車両の後方部における車高である後方車高を検出する後方車高検出手段と、前方車高および後方車高の差分値の単位時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上である場合、車両の車体がピッチング運動をしていると判定する総合判定手段とを含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、車両が上下に振動している状況下、すなわち、車両と衝突する危険性のない物体を障害物として検出し易い状況下においては、検出した障害物と車両とが衝突する危険性が高いと判定し難くすることができる。したがって、車両と衝突する危険性のない物体と、車両とが衝突する危険性が高いとする誤った判定を抑制することができる。故に、第1の発明によれば、従来に比して衝突の誤判定を低減することができる。
第2の発明によれば、車両が上下に振動している状況下において検出した物体の検出時間が所定の閾値より短い場合、当該物体を衝突判定の対象から除外し易くすることによって、衝突の誤判定を低減することができる。看板や路面の段差など、車体の上下振動が原因で障害物として検出され易い物体は、車体が振れた際に瞬間的に検出される場合が多い。一方、先行車等の、自車両との衝突の危険性を常時監視するべき物体は比較的長い時間、継続的に検出される。したがって、上記の通り検出時間が比較的短い物体を衝突判定の対象から除外し易くすることによって、衝突の危険性がない物体を衝突判定の対象から除外し易くすることによって、衝突の誤判定を低減することができるのである。
第3の発明によれば、車両が上下に振動している状況下において検出した物体が静止物である場合、当該物体が移動体である場合に比べて当該物体を衝突判定の対象から除外し易くすることによって、衝突の誤判定を低減することができる。看板や路面の段差など、車両と衝突する危険の無いにも拘わらず障害物として検出され易い物体は、静止物である場合が多いと考えられる。したがって、上記の通り静止物を衝突判定の対象から除外し易くすることによって、車両と衝突する危険の無い物体と車両との衝突判定を実行し難くして、当該衝突判定における誤判定を低減することができる。
第4の発明によれば、車両が上下に振動している状況下において検出した物体が静止物である場合、すなわち当該物体が車両と衝突する危険の無い物体である可能性が高い場合には、当該物体と車両との衝突判定が禁止される。したがって、車両と衝突する危険性のない物体と、車両とが衝突する危険性が高いとする誤った衝突判定を抑制することができる。
第5の発明によれば、自車両と障害物との衝突判定の感度を、閾値の大きさを変更する簡単な処理によって変更することができる。
第6の発明によれば、車両がピッチング運動している場合に、車両が上下に振動していると判定することができる。車両の上下振動がピッチング運動である場合は、特に、看板や路面の段差などの車両と衝突する危険性の無い物体を障害物として検出し易い。したがって、第6の発明によれば、特に車両と衝突する危険性の無い物体を障害物として検出し易い場合においてのみ、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制することができる。
第7の発明によれば、簡単な処理で容易に車両が上下に振り子状に振動(ピッチング運動)しているか否かを容易に判定することができる。
衝突予測装置1の構成を示すブロック図の一例 第1の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示すフローチャートの一例 前方車高HFおよび後方車高HRならびに差分値ΔHの定義を示す図 衝突判定処理の詳細を示すフローチャートの一例 第2の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示したフローチャートの一例 第3の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示したフローチャートの一例 レーダー装置を備えた車両が凹凸のある路面を走行している様子を示す図 レーダー装置を備えた車両の後輪が凸部に乗り上げた様子を示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る衝突予測装置1について説明する。先ず、図1を参照して衝突予測装置1のハードウェア構成について説明する。なお、図1は、衝突予測装置1の構成を示すブロック図の一例である。図1に示すように、衝突予測装置1は、レーダー装置11、前方車高センサ12、後方車高センサ13、衝突判定ECU20、および警報装置30を備える。なお、本実施形態においては、衝突予測装置1が自車両100に搭載される例について説明する。
レーダー装置11は、自車両100の周囲に存在する物体を検出する装置である。レーダー装置11は、自車両100の周囲に電磁波を送信し、当該電磁波が物体から反射して成る反射波を受信することによって当該物体を検出物として検出する。レーダー装置11は、電磁波の送受信アンテナ、A/D変換回路、情報処理装置、メモリなどの記憶装置等を備える。なお、本実施形態においては、レーダー装置11が、自車両100の前端に搭載され、自車両100の前方に存在する物体を検出する例について説明する。レーダー装置11は、例えば、自車両100のフロントグリル内やフロントバンパ内等に搭載される。
レーダー装置11は、物体を検出すると反射波の位相や周波数等の情報に基づいて当該検出物の位置や移動に関する情報を検出する。具体的には、レーダー装置11は、検出物の移動情報として、当該検出物の自車両100に対する検出物の相対速度VR(km/h)、および当該検出物から自車両100までの相対距離L(km)を検出する。また、レーダー装置11は、検出物が静止物であるか否かを反射波の位相や周波数等の情報に基づいて判定する。そして、レーダー装置11は、相対速度VR、相対距離L、および検出物が静止物であるか否かを示す静止フラグを示すデータを衝突判定ECU20へ送信する。以下では、相対速度VR、相対距離L、および静止フラグを総称して検出物情報と呼称する。なお、レーダー装置11が相対速度VR、相対距離Lを算出する方法、および検出物が静止しているか否かを判定する方法は、何れも従来周知の任意の手法を用いて良い。また、レーダー装置11は、複数の検出物を同時に検出した場合は、検出物各々についての検出物情報を衝突判定ECU20へ送信する。
前方車高センサ12は、自車両100の前方部における車高を検出するデバイスである。以下では、自車両100の前方部における車高を前方車高HFと呼称する。前方車高センサ12は、例えば、自車両100の前輪近傍に搭載され、図3に示すように路面から自車両100の車体までの距離を前方車高HFとして検出する。なお、図3は、前方車高HFおよび後方車高HRならびに差分値ΔHの定義を示す図である。前方車高センサ12は、検出した前方車高HFを示すデータを衝突判定ECU20へ送信する。なお、前方車高センサ12が前方車高HFを検出する方法は、従来周知の任意の手法を用いて良い。例えば、前方車高センサ12は、前輪の車軸と車体との間隔に基づいて前方車高HFを算出する等して良い。
後方車高センサ13は、自車両100の後方部における車高を検出するデバイスである。以下では、自車両100の後方部における車高を後方車高HRと呼称する。後方車高センサ13は、例えば、自車両100の後輪近傍に搭載され、路面から自車両100の車体までの距離を後方車高HRとして検出する(図3参照)。後方車高センサ12は、検出した前方車高HRを示すデータを衝突判定ECU20へ送信する。なお、後方車高センサ13が後方車高HRを検出する方法は、従来周知の任意の手法を用いて良い。
衝突判定ECU20は、典型的には、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)などの情報処理装置、メモリなどの記憶装置、およびインターフェース回路などを備える制御装置である。衝突判定ECU20は、レーダー装置11、前方車高センサ12、および後方車高センサ13から受信したデータに基づいて、自車両100と障害物とが衝突する危険性が高いか否か判定する。また、衝突判定ECU20は、自車両100と他車両とが衝突する危険性が高いと判定した場合、警報装置30を動作させる指示信号を警報装置30に送信する。なお、衝突判定ECU20の詳細な処理については後述する。
警報装置30は、自車両100のドライバーに対して、自車両100と障害物とが衝突する危険性が高い状況であることを報知する装置である。警報装置30は、衝突判定ECU20から受信する指示信号に応じて、警報を報知する。警報装置30は、典型的には、自車両100の車室内に備えられた音声出力装置である。警報装置30は、警報音を出力することによって、衝突の危険性をドライバーに報知する。
次いで、図2を参照して、衝突判定ECU20が実行する処理について説明する。図2は、第1の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示すフローチャートの一例である。衝突判定ECU20は、例えば、自車両100のIG電源がオンに設定された場合に、図2のフローチャートの処理を繰り返し実行する。なお、衝突判定ECU20は、自車両100のIG電源がオフに設定された場合に図2の処理を終了する。衝突判定ECU20は、図2のフローチャートの処理を開始すると、先ず、ステップA1の処理を実行する。
ステップA1において、衝突判定ECU20は、検出物が有るか否か判定する。具体的には、衝突判定ECU20は、レーダー装置11から検出物情報を受信したか否か判定する。衝突判定ECU20は、レーダー装置11から検出物情報を受信した場合、当該検出物情報を記憶装置に記憶する。そして、衝突判定ECU20は、レーダー装置11から検出物情報を受信した場合、検出物が有ると判定し、処理をステップA2へ進める。一方、衝突判定ECU20は、レーダー装置11から検出物情報を受信していない場合、検出物が無いと判定し、検出物情報を受信するまでステップA1の処理を繰り返して待機する。
ステップA2において、衝突判定ECU20は、検出物の1つを選択する。具体的には、ステップA1において検出物情報を取得した各検出物のうち、本ステップA2において未だ選択されていない検出物を選択する。以下、ステップA2において選択された検出物を選択検出物と呼称する。衝突判定ECU20は、ステップA2の処理を完了すると、処理をステップA3へ進める。
ステップA3において、衝突判定ECU20は、選択検出物の検出時間TDをカウントアップする。検出時間TDは、レーダー装置11が検出物を継続して検出している時間を示す値である。選択検出物の検出時間TDが記憶装置に未だ記憶されていない場合、衝突判定ECU20は、先ず、選択検出物の検出時間TDを記憶する領域を自身の記憶装置において確保し、当該選択検出物の検出時間TDを初期値に設定する初期設定処理を行う。なお、検出時間TDの初期値は、例えば0などの任意の定数であり、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶される。そして、選択検出物の検出時間TDが記憶装置に既に記憶されている場合、および上記初期設定処理を完了した場合、衝突判定ECU20は、選択検出物の検出時間TDに予め定められた任意の定数を加算し、加算後の検出時間TDの値を記憶装置に上書き記憶する。衝突判定ECU20は、ステップA3の処理を完了すると、処理をステップA4へ進める。
上記ステップA3の処理によれば、選択検出物が検出されている間、検出時間TDが繰り返しカウントアップされ、選択検出物を継続的に検出している時間が検出時間TDとして計測される。
ステップA4において、衝突判定ECU20は、自車両100の車体のピッチング運動を検知したか否か判定する。なお、ここで言う自車両100の車体のピッチング運動とは、自車両100の車体が上下方向に振り子状に振動する運動を意味する。具体的には、衝突判定ECU20は、前方車高センサ12から前方車高HFを、後方車高センサ13から後方車高HRを各々受信し、前方車高HFおよび後方車高HRの差分値ΔH(図3参照)を式(1)に基づいて算出する。
ΔH=|HR−HF| …(1)
次いで、衝突判定ECU20は、差分値ΔHの単位時間当たりの変化率ΔHVを算出する。例えば、衝突判定ECU20は、予め定められた時間内に繰り返し上述のように差分値ΔHを算出し、差分値ΔHの時間微分値を変化率ΔHVとして算出する。そして、衝突判定ECU20は、変化率ΔHVが予め定められたピッチング判定閾値ΔHVth以上であるか否か判定する。ピッチング判定閾値ΔHVthは、自車両100がピッチング運動しているか否かを判定するための閾値であり、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶された任意の定数値である。衝突判定ECU20は、変化率ΔHVが予め定められたピッチング判定閾値ΔHVth以上である場合、自車両100のピッチング運動を検知したと判定し、処理をステップA5へ進める。一方、衝突判定ECU20は、変化率ΔHVが予め定められたピッチング判定閾値ΔHVth未満である場合、自車両100のピッチング運動を検知していないと判定し、処理をステップA6へ進める。
上記ステップA4の処理によれば、自車両100がピッチング運動しているか否かを簡単な構成および処理によって判定することができる。また、自動的に車高を調整する機能(所謂、オートレベリングシステム)を備えた車両においては、上記前方車高センサ12や後方車高センサ13に相当するセンサが既に搭載されており、当該センサを流用して本発明に係る衝突予測装置を低コストで構成することができる。
ステップA5において、衝突判定ECU20は、選択検出物が静止物か否か判定する。具体的には、衝突判定ECU20は、ステップA1において記憶した選択検出物の静止フラグの内容がオンに設定されていたか否か判定する。衝突判定ECU20は、選択検出物の静止フラグの内容がオンに設定されている場合、選択検出物が静止物であると判定し、処理をステップA8へ進める。一方、衝突判定ECU20は、選択検出物の静止フラグの内容がオフに設定されている場合、選択検出物が静止物でないと判定し、処理をステップA7へ進める。
ステップA6において、衝突判定ECU20は、障害物判定閾値TDthを通常値αに設定する。障害物判定閾値TDthは、検出物が障害物であるか否かを判定するための閾値である。障害物判定閾値TDthは、衝突判定ECU20の記憶装置に予め記憶された任意の定数値である。通常値αは、障害物判定閾値TDthの初期値であり、衝突判定ECU20の記憶装置に予め記憶された任意の定数値である。衝突判定ECU20は、ステップA6の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
ステップA7において、衝突判定ECU20は、障害物判定閾値TDthを補正値βに設定する。補正値βは、通常値αより大きな任意の定数値である。補正値βは、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶される。衝突判定ECU20は、ステップA7の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
ステップA8において、衝突判定ECU20は、障害物判定閾値TDthを補正値γに設定する。補正値γは、補正値βより大きな任意の定数値である。補正値γは、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶される。衝突判定ECU20は、ステップA8の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
上記ステップA4からステップA8の処理によれば、自車両100の車体がピッチング運動しているか否か、および選択検出物が静止しているか否かに応じて障害物判定閾値TDthの値が補正される。具体的には、自車両100の車体がピッチング運動していないと判定された場合、障害物判定閾値TDthの値が通常値αに設定される。また、自車両100の車体がピッチング運動していると判定され、且つ選択検出物が静止物でないと判定された場合、障害物判定閾値TDthの値が通常値αより大きな補正値βに設定される。また、また、自車両100の車体がピッチング運動していると判定され、且つ選択検出物が静止物であると判定された場合、障害物判定閾値TDthの値が補正値βよりさらに大きな補正値γに設定される。
ステップA9において、衝突判定ECU20は、検出時間TDが障害物判定閾値TDth以上であるか否か判定する。衝突判定ECU20は、検出時間TDが障害物判定閾値TDth以上であると判定した場合、選択検出物が自車両100と衝突する可能性のある障害物であると判定し、処理をステップA10へ進めて当該選択検出物について衝突判定処理を実行する。一方、衝突判定ECU20は、検出時間TDが障害物判定閾値TDthより小さいと判定した場合、選択検出物が障害物でないと判定し、当該選択検出物について衝突判定処理をすることなく処理をステップA11へ進める。
上記ステップA9の処理によれば、選択検出物が自車両100と衝突する可能性のある障害物であるか否か検出時間TDおよび障害物判定閾値TDthに基づいた簡単な処理で判定することができる。
ステップA10において、衝突判定ECU20は、衝突判定処理を実行する。衝突判定処理は、選択検出物と自車両100とが衝突する危険性が高いか否かを判定する処理である。以下、図4を参照して、衝突判定処理の詳細について説明する。なお、図4は、衝突判定処理の詳細を示すフローチャートの一例である。衝突判定ECU20は、衝突判定処理を開始すると、先ずステップA101の処理を実行する。
ステップA101において、衝突判定ECU20は、衝突予想時間TTCを算出する。衝突予想時間TTCは、選択検出物と自車両100とが衝突するまでに要すると予想される時間である。衝突判定ECU20は、レーダー装置11から受信した選択検出物の検出物情報および式(2)に基づいて衝突予想時間TTCを算出する。
TTC=L/VR …(2)
衝突判定ECU20は、衝突予想時間TTCを算出すると、当該衝突予想時間TTCの値を記憶装置に記憶する。衝突判定ECU20は、ステップA101の処理を完了すると、処理をステップA102へ進める。
ステップA102において、衝突判定ECU20は、衝突予想時間TTCが衝突判定閾値TCth以下であるか否か判定する。衝突判定ECU20は、衝突予想時間TTCが衝突判定閾値TCth以下であると判定した場合、処理をステップA103へ進める。一方、衝突判定ECU20は、衝突予想時間TTCが衝突判定閾値TCthより大きいと判定した場合、衝突判定処理を完了し、処理を図2のステップA11へ進める。
ステップA103において、衝突判定ECU20は、警報を報知する。具体的には、衝突判定ECU20は、警報装置30へ警報を報知する指示信号を出力する。衝突判定ECU20は、ステップA103の処理を完了すると、衝突判定処理を完了し、処理を図2のステップA11へ進める。
なお、上記に説明した衝突判定処理は一例であり、衝突判定ECU20は、従来周知の任意の手法を用いて選択検出物と自車両100との衝突の危険性を判定して良い。また、衝突判定ECU20は、自車両100と選択検出物との衝突の危険性が高いと判定した場合、警報装置30を動作させるだけでなく、自車両100の走行状態を制御しても構わない。例えば、衝突判定ECU20は、自車両100と選択検出物との衝突の危険性が高いと判定した場合、自車両100のブレーキ装置を動作させて自車両100を自動的に減速させる等の処理を行っても良い。
ステップA11において、衝突判定ECU20は、全ての検出物を選択したか否か判定する。衝突判定ECU20は、ステップA1において検出された全ての検出物を選択したと判定した場合、処理をステップA1へ戻す。一方、衝突判定ECU20は、ステップA1において検出された検出物のうち未だ選択していない検出物があると判定した場合、処理をステップA2へ戻す。
上記衝突判定ECU20の処理によれば、自車両100がピッチング運動している場合には、上記ステップA4からステップA8の処理により、自車両100がピッチング運動していない場合に比べて障害物判定閾値TDthが大きな値に設定される。そのため、自車両100がピッチング運動している場合、検出時間TDが比較的短い選択検出物が障害物として認識され難くなる。すなわち、検出時間TDが比較的短い検出物は衝突判定処理の対象から除外され易くなる。ここで、看板や路面の段差などの、車体の上下振動が原因で障害物として検出され易い物体は、車体が振れた際に瞬間的に検出される場合が多いと考えられる。一方、常に衝突の危険性を判定するべき自車両100の先行車等の物体は比較的長い時間、継続的に検出される。したがって、自車両100がピッチング運動している際に検出時間TDが比較的短い検出物を後述の衝突判定処理の対象から除外することによって、衝突の危険の無い物体についての衝突判定処理の実行を抑制し、誤った衝突判定を防ぐことができる。
また、選択検出物が静止物である場合には、上記ステップA4からステップA8の処理により、選択検出物が移動体である場合に比べて障害物判定閾値TDthが大きな値に設定される。そのため、選択検出物が静止物である場合、当該選択検出物が障害物として認識され難くなる。すなわち、静止物は移動体に比べて衝突判定処理の対象から除外され易くなる。ここで、看板や路面の段差などの、車両と衝突する危険の無いにも拘わらず障害物として検出され易い物体は、静止物である場合が多いと考えられる。故に、上述衝突判定ECU20の処理によれば静止物を後述の衝突判定処理の対象から除外することによって、衝突の危険の無い物体についての衝突判定処理の実行を抑制し、誤った衝突判定を防ぐことができる。
以上に述べた通り、第1の実施形態に係る衝突予測装置によれば、車両が上下に振動している状況下、すなわち、車両と衝突する危険性のない物体を障害物として検出し易い状況下においては、検出物を障害物であると判定し難くして、障害物と車両とが衝突する危険性が高いとする判定を抑制することができる。したがって、従来に比して衝突の誤判定を低減することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態においては、衝突判定ECU20が障害物判定閾値TDthの値を補正することによって、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制する例について説明したが、衝突判定ECU20は、他のパラメータを制御することによって、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制しても構わない。例えば、衝突判定ECU20は、衝突判定閾値TCthの値を制御することによって、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制しても構わない。以下、第2の実施形態に係る衝突予測装置について説明する。なお、第2の実施形態に係る衝突予測装置のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る衝突予測装置1の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する(図1参照)。
以下、第2の実施形態に係る衝突判定ECU20の処理について図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示したフローチャートの一例である。なお、図4において、上述第1の実施形態に示した処理と同様の処理を実行するステップについては同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。第2の実施形態に係る衝突判定ECU20は、図2のステップA6からステップA8の処理に替えて、以下に示すステップB6からステップB8の処理を実行する。
ステップB6において、衝突判定ECU20は、衝突判定閾値TCthを通常値aに設定する。衝突判定閾値TCthは、検出物が障害物であるか否かを判定するための閾値である。衝突判定閾値TCthは、衝突判定ECU20の記憶装置に予め記憶された任意の定数値である。通常値aは、衝突判定閾値TCthの初期値であり、衝突判定ECU20の記憶装置に予め記憶された任意の定数値である。衝突判定ECU20は、ステップA6の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
ステップB7において、衝突判定ECU20は、衝突判定閾値TCthを補正値bに設定する。補正値bは、通常値aより小さな任意の定数値である。補正値bは、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶される。衝突判定ECU20は、ステップA7の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
ステップB8において、衝突判定ECU20は、衝突判定閾値TCthを補正値cに設定する。補正値cは、補正値bより小さな任意の定数値である。補正値cは、予め衝突判定ECU20の記憶装置に記憶される。衝突判定ECU20は、ステップA8の処理を完了すると、処理をステップA9へ進める。
上記第2の実施形態に係る衝突判定ECU20の処理によれば、自車両100の車体がピッチング運動しているか否か、および選択検出物が静止しているか否かに応じて衝突判定閾値TCthの値が補正される。具体的には、自車両100の車体がピッチング運動していないと判定された場合、衝突判定閾値TCthの値が通常値aに設定される。また、自車両100の車体がピッチング運動していると判定され、且つ選択検出物が静止物でないと判定された場合、衝突判定閾値TCthの値が通常値aより小さな補正値bに設定される。また、また、自車両100の車体がピッチング運動していると判定され、且つ選択検出物が静止物であると判定された場合、衝突判定閾値TCthの値が補正値bよりさらに小さな補正値cに設定される。
上記衝突判定ECU20の処理によれば、自車両100がピッチング運動している場合や選択検出物が静止物である場合、すなわち実際には衝突する危険性の無い選択検出物と自車両100とが衝突する危険性が高いと誤判定してしまう可能性が高い状況下においては衝突判定閾値TCthの値を比較的小さな値に補正される。ここで、衝突判定閾値TCthの値が小さいほど、自車両100と選択検出物とが衝突する危険性が高いと判定され難くなる。したがって、上記衝突判定ECU20の処理によれば、実際には衝突する危険性の無い選択検出物と自車両100とが衝突する危険性が高いと誤判定してしまう可能性が高い状況下において、障害物と車両とが衝突する危険性が高いとする判定を抑制することができる。
以上に述べた通り、第2の実施形態に係る衝突予測装置によれば、第1の実施形態に係る衝突予測装置と同様に、従来に比して衝突の誤判定を低減することができる。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態においては、衝突判定ECU20が障害物判定閾値TDthの値を補正することによって、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制する例について説明したが、衝突判定ECU20は、衝突判定処理の実行を禁止することによって、車両が衝突する危険性が高いとする判定を抑制しても構わない。
例えば、衝突判定ECU20は、図6に示すように、図2の処理におけるステップA5において選択検出物が静止物であると判定した場合、ステップA8からステップA10の処理を省略して処理をステップA11へ進めても構わない。なお、図6は、第3の実施形態に係る衝突判定ECU20が実行する処理の詳細を示したフローチャートの一例である。図6に示すフローチャートにおいて、上述第1の実施形態に示した処理と同様の処理を実行するステップについては同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
上記のような第3の実施形態に係る衝突判定ECU20の処理によれば、自車両100がピッチング運動しており、且つ選択検出物が静止物である場合、すなわち選択検出物が自車両100と衝突する危険性の無い物体である可能性が高い場合には、当該選択検出物についての衝突判定処理の実行を禁止することができる。したがって、自車両100と衝突する危険性の無い物体が自車両100と衝突する危険性が高いとする誤判定を抑制することができる。
以上に述べた通り、第3の実施形態に係る衝突予測装置によれば、第1の実施形態に係る衝突予測装置と同様に、従来に比して衝突の誤判定を低減することができる。
なお、上記各実施形態に係る衝突予測装置においては、衝突判定ECU20が前方車高センサ12および後方車高センサ13により自車両100がピッチング運動しているか否かを判定する例について説明したが、衝突予測装置は、上記手法に限らず従来周知の任意の手法を用いて自車両100がピッチング運動しているか否か判定しても構わない。例えば、衝突予測装置は、前方車高センサ12および後方車高センサ13に代えて、自車両100の鉛直方向の加速度Mを検出する加速度センサを備えるよう構成されていても良い。このような構成の場合、衝突判定ECU20は、加速度Mの値に基づいて自車両100がピッチング運動しているか否か判定する。具体的には、衝突判定ECU20は、加速度Mの時間微分値が予め定められた閾値を越えている場合、自車両100がピッチング運動していると判定する。
また、上記各実施形態において、衝突判定ECU20が自車両100の車体がピッチング運動しているか否かに応じて障害物判定閾値TDth等を補正する処理を実行する例について説明したが、衝突判定ECU20は、ピッチング運動に限らず自車両100の車体が全体的に上下方向に振動しているか否かに応じて障害物判定閾値TDth等を補正しても構わない。例えば、衝突判定ECU20は、前方車高HFまたは後方車高HRの何れか一方の単位時間当たりの変化量が所定の閾値以上である場合に、自車両100が上下に振動していると判定しても構わない。
本発明に係る衝突予測装置は、従来に比して衝突の誤判定を低減した衝突予測装置などとして有用である。
1 衝突予測装置
11 レーダー装置
12 前方車高センサ
13 後方車高センサ
20 衝突判定ECU
30 警報装置
100 自車両

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、当該車両と障害物との衝突を予測する衝突予測装置であって、
    前記車両の周囲に電磁波を送信し、物体から反射された当該電磁波の反射波を受信することによって当該物体を検出する物体検出手段と、
    前記物体検出手段によって検出された物体が前記車両に衝突する可能性のある障害物であるか否か判定する障害物判定手段と、
    前記物体が障害物であると判定された場合、前記車両と当該障害物との衝突の危険性が高いか否かを判定する衝突判定手段と、
    前記車両の車体が上下方向に振動しているか否かを判定する振動判定手段と、
    前記車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、前記衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を前記車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて抑制する判定抑制手段とを備える、衝突予測装置。
  2. 前記物体検出手段が物体を継続して検出している検出時間を測定する検出時間計測手段をさらに備え、
    前記障害物判定手段は、前記物体の前記検出時間が予め定められた障害物判定閾値以上である場合、当該物体が障害物であると判定し、
    前記判定抑制手段は、前記車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、前記障害物判定閾値の値を前記車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて大きな値に補正して、前記物体が障害物であると判定し難くすることによって、前記衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を抑制することを特徴とする、請求項1に記載の衝突予測装置。
  3. 前記物体検出手段によって物体が検出された場合、当該物体が静止物であるか否か判定する静止物判定手段をさらに備え、
    前記判定抑制手段は、(a)前記車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合、前記障害物判定閾値の値を第1設定値に設定し、(b)前記車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ前記物体が静止物でないと判定された場合、前記障害物判定閾値の値を前記第1設定値より大きな第2設定値に補正し、(c)前記車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ前記物体が静止物であると判定された場合、前記障害物判定閾値の値を前記第2設定値より大きな第3設定値に補正することによって、前記衝突判定手段による衝突の危険性が高いとする判定を抑制することを特徴とする、請求項2に記載の衝突予測装置。
  4. 前記物体検出手段によって物体が検出された場合、当該物体が静止物であるか否か判定する静止物判定手段をさらに備え、
    前記判定抑制手段は、(a)前記車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合、前記障害物判定閾値の値を第1設定値に設定し、(b)前記車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ前記物体が静止物でないと判定された場合、前記障害物判定閾値の値を前記第1設定値より大きな第2設定値に補正し、(d)前記車両の車体が上下方向に振動していると判定され、且つ前記物体が静止物であると判定された場合、前記衝突判定手段による判定を禁止することを特徴とする、請求項2に記載の衝突予測装置。
  5. 前記物体が前記障害物であると判定された場合、当該障害物と前記車両とが衝突するまでに要すると予想される衝突予想時間を算出する衝突予想時間算出手段をさらに備え、
    前記衝突判定手段は、前記衝突予想時間が予め定められた衝突判定閾値以下である場合、前記車両と当該障害物とが衝突する危険性が高いと判定し、
    前記判定抑制手段は、前記車両の車体が上下方向に振動していると判定された場合、前記衝突判定閾値の値を前記車両の車体が上下方向に振動していないと判定された場合に比べて大きな値に補正することによって、前記衝突判定手段の判定感度を低減することを特徴とする、請求項1に記載の衝突予測装置。
  6. 前記振動判定手段は、前記車両の車体が上下に振り子状に振動するピッチング運動をしているか否か判定し、少なくとも前記車両の車体が前記ピッチング運動をしていると判定した場合、前記車両の車体が上下方向に振動していると判定することを特徴とする、請求項1、3、4および5の少なくとも何れか1つに記載の衝突予測装置。
  7. 前記振動判定手段は、
    前記車両の前方部における車高を示す前方車高を検出する前方車高検出手段と、
    前記車両の後方部における車高を示す後方車高を検出する後方車高検出手段と、
    前記前方車高および前記後方車高の差分値の単位時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上である場合、前記車両の車体が前記ピッチング運動をしていると判定する総合判定手段とを含む、請求項6に記載の衝突予測装置。
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