JP2011133145A - 空調機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤードリモコンが故障した場合、他の室内機と連動動作を行うことで、故障した室内機リモコンを修理するまで故障した室内機リモコンに接続された室内機本体を他の室内機リモコンにより運転する。
【解決手段】室内機リモコン12aが故障した室内機12は、他の室内機のうち1台の室内機のアドレス(例えば室内機13のアドレス#3)を特定アドレスとして記憶し、同特定アドレスの室内機13が送信する通信データを受信し、同通信データ内に含まれる操作指示Aに対応する運転を行う。室内機12は環境的に近い同じ空調グループ内にある室内機のアドレスから1つを選択して特定アドレスとして記憶する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の室内機を備えた空調機システムに係わり、より詳細には、室内機と対応するリモコンが故障した場合の室内機運転制御に関する。
従来、空調機システムは図5に示すものが開示されている。
図5において、91はマルチ型空気調和装置の室外機、92は、室内機であって、該室内機92にはそれぞれリモコン93がワイヤレスで接続されている。上記室外機91は、各室内機92に渡り線94を介して接続されており、該室内機92との間で空調負荷等の制御データを送受信している。
また、上記室内機92は、図示しないアドレス設定スイッチを備えている。該アドレス設定スイッチは、ディップスイッチなどで構成されており、各室内機92毎のユニットアドレスを設定するように構成されており、例えば、“#0”、“#1”及び“#2”の各アドレスを設定することになる。
リモコン93は、選択可能な上記室内機92のユニットアドレスと、全室内機92がリモコンの情報信号を取込むフリーアドレスとを記憶するするように構成されている。そして、該フリーアドレスは、ユニットアドレス以外の適宜なアドレスが予め設定されており、例えば、“#11”に設定されている。室内機92はリモコンからの光信号を受信すると、記憶されているユニットアドレスとフリーアドレスとの何れかに一致しているか否かを判定するように構成されており、アドレス一致を判定すると、受信した情報信号のデータ取込みと共に、受信音を発するようになっている。
一方、上記リモコン93は、入力キーより入力された設定温度等の制御データに基づいて情報信号を生成するように構成され、各種制御データを情報信号として光信号で室内機92に送信する構成となっている。
更に、上記リモコン93は、図示しないアドレス設定スイッチと表示部とを備えている。該アドレス設定スイッチは、上記各室内機92毎に異なるユニットアドレス又は全室内機92が共通して情報信号を取込むフリーアドレスの何れかの送信アドレスを設定する構成となっている。そして入力キーによる操作者の指示に従って各種制御データにユニットアドレス又はフリーアドレスの何れかの送信アドレスを付加して情報信号を光信号で室内機92に送信する構成となっている。
従って、リモコン93のアドレス設定スイッチの設定値と、室内ユニット92のユニットアドレス値とを、1対1で対応させ、かつ、室内ユニット92のユニットアドレス値が異なるように設定すれば、特定のリモコン93はこれと対応する特定の室内ユニット92のみを制御することができる。そして、特定のリモコン93が故障した場合は他のリモコン93のうち、少なくとも1台をフリーアドレスに設定することにより、この故障した特定のリモコン93と対応する室内ユニット92を制御することが可能になる構成にしている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、フリーアドレスで代替リモコンを動作させることは赤外線リモコンでは可能であるが、室内機と配線で接続されているワイヤードリモコンには適用できない問題があった。
特開平6−34191号公報(第3−4頁、図2)
本発明は以上述べた問題点を解決し、ワイヤードリモコンが故障した場合、他の室内機と連動動作を行うことで、故障した室内機リモコンを修理するまで故障した室内機リモコンに接続された室内機本体を他の室内機リモコンにより運転することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に係わる発明は、操作指示を入力するワイヤード式の室内機リモコンを備えた複数の室内機と、室外機と、同室内機と同室外機とを管理する管理装置とを備え、これらの機器には各機器固有の通信用のアドレスが割り当てられ、同アドレスを用いて相互に通信するように通信線で接続されており、前記室内機は、同室内機に割り当てられたアドレスと前記操作指示に対応するデータを含む操作通信データを前記通信線を介して送信する空調機システムであって、
前記室内機は、同室内機に設けられた室内機リモコンが故障した場合、同室内機以外の他の室内機のアドレスのうち、前記室内機に予め記憶された室内機のアドレスからなる特定アドレス、もしくは、前記室内機リモコンが故障した以降に特定して記憶した室内機のアドレスからなる特定アドレスのいずれかに対応する室内機が送信する前記操作通信データを前記通信線を介して受信し、同操作通信データ内に含まれる前記操作指示に従って運転を行うことを特徴とする。
請求項2に係わる発明は、複数の室内機と、同室内機のうち対応する前記室内機の操作指示を入力する室内機リモコンと、室外機と、前記室内機と前記室外機と前記室内機リモコンとを管理する管理装置とを備え、これらの機器には各機器固有の通信用のアドレスが割り当てられ、同アドレスを用いて相互に通信するように通信線で接続されており、前記室内機は、同室内機に割り当てられたアドレスと前記操作指示に対応するデータを含む操作通信データを前記通信線を介して送信する空調機システムであって、
前記室内機は、同室内機に設けられた室内機リモコンが故障した場合、同室内機以外の他の室内機のアドレスのうち、前記室内機に予め記憶された室内機のアドレスからなる特定アドレス、もしくは、前記室内機リモコンが故障した以降に特定して記憶した室内機のアドレスからなる特定アドレスのいずれかに対応する室内機が送信する前記操作通信データを前記通信線を介して受信し、同操作通信データ内に含まれる前記操作指示に従って運転を行うことを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空調機システムによれば、
請求項1に係わる発明は、特定の室内機専用に配線接続されている室内機リモコンが故障して使用不能になった場合、他の室内機と連動動作を行うことで、故障した室内機リモコンを修理するまで故障した室内機リモコンに接続された室内機本体を他の室内機リモコンにより運転することができる。
請求項2に係わる発明は、特定の室内機専用に関連付けが行われ、通信線に接続された室内機リモコンが故障して使用不能になった場合、他の室内機と連動動作を行うことで、故障した室内機リモコンを修理するまで故障した室内機リモコンに接続された室内機本体を他の室内機リモコンにより運転することができる。
本発明による空調機システムの実施例を示すシステム図である。 本発明によるの室内機を説明するブロック図である。 本発明による空調器システムの動作を説明する説明図である。 本発明による空調器システムの動作を示すフローチャートである。 従来の空調器システムを示すシステム図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空調機システムを説明するブロック図である。
ホテル1( ビル) 内に本発明による空調機システムが配置された場合を示しており、この空調機システムは、管理装置4と、冷媒系統5と冷媒系統6とにそれぞれ配置された複数の室内機や室外機が備えられている。各冷媒系統はほぼ同じ構成となっているため、ここでは1つの冷媒系統を説明する。なお、冷媒の配管については本発明と直接関係ないため図示と説明とを省略する。
冷媒系統5は、表示部11bを備えた室内機リモコン11aを接続した室内機11と、表示部12bを備えた室内機リモコン12aを接続した室内機12と、表示部13bを備えた室内機リモコン13aを接続した室内機13と、親室外機15と、これに接続された子室外機16とを備えており、以上の各機器は通信線7を介して相互に通信できるようになっている。
このように各機器が通信線7と管理装置4を通信可能に接続されているため、室内機リモコン11aを操作して室内機11や親室外機15を制御するだけでなく、管理装置4から室内機11〜室内機13、親室外機15や子室外機16を制御するようにしている。
一方、冷媒系統6には室内機リモコン11aを接続した室内機11と、室内機リモコン13aを接続した室内機13と、親室外機15と、これに接続された子室外機16とを備えており、以上の各機器は通信線7を介して相互に通信できるようになっている。
また、冷媒系統6には室内機リモコン31が通信線7に接続され、また、この室内機リモコン31の指示でのみ動作する室内機30が通信線7に接続されている。
なお、通信線7に接続された機器には、各機器専用の通信アドレスが割り当てられており、このアドレスを用いて互いに識別し、相互に通信可能になっている。
この空調器システムの室内機や室外機の各機器にはマイコンが搭載されている。さらに、管理装置4は、CPUを備えたパソコンやサーバであり、これらのマイコンやCPUが各機器内のプログラムを実行することで各種の処理を行い、種々の機能や手段を実現する構成になっている。
従って、後述する各機器毎の処理説明フローチャートにおける各機能は、これらのマイコンやCPUが処理手順に従って所定のプログラムステップを実行することで実現される。
なお、この実施例では室内機と室内機リモコンとを区別しているが、室内機リモコンは室内機の一部として機能しており、特に指定のない限り『室内機』とはこの2つを合わせたものを示す。また、図1に示すように空調グループ2は、室内機11〜13が、また、空調グループ3は、室内機11と室内機13とが、それぞれ1つの空調グループとして管理装置4で管理されるようになっている。このような空調グループは、ホテル1内のテナントや事務所、部門毎にまとめて複数の室内機を管理するために設定されている。従って、多くの場合、1つの部屋やフロアをまとめてグループ化する。この空調グループに属する室内機のアドレスは管理装置4の内部で記憶されている。
図2は室内機12のブロック図である。このブロック図は他の室内機11や室内機13と同じ構成であるため、他の室内機についての説明は省略する。
図2に示すように室内機12は、図示しない赤外線リモコンから送信される赤外線信号を受信するリモコン受信部21と、室内の温度を検知する室温センサ27と、室温センサ27の検知信号を入力する室温センサ入力部25と、入力した指示に従ってブザー音や合成された音声を発生する報知部22と、送風ファンモータ23と、上下風向板の角度調節を行うステッピングモータ24と、押している間だけ短絡する連動運転ボタン12cのON/OFF状態をスイッチ状態信号に変換して出力するキー入力部28と、通信線7を介して他の機器と通信を行う通信部29と、操作者のキー操作を受け付ける室内機リモコン12aと、これらを制御する制御手段である室内機制御部26とを備えている。なお室内機制御部26は接続線12dを介して室内機リモコン12aと通信を行うようになっている。
なお、この実施例では室内機リモコン12aは、接続線12dで室内機制御部2bと接続されたワイヤードリモコンであるが、このワイヤードリモコンに代替して図示しない赤外線リモコンを用いても室内機を制御できるようになっている。この場合、室内機の設置、初期設定において、ワイヤードリモコンか赤外線リモコンかを選択的に使用するように設定されており、本実施例ではワイヤードリモコンを使用する構成となっている。
また、初期設定においてワイヤードリモコン選択されると、室温センサ27で検知される室温に代替して、室内機リモコン12a内部に備えられた室温センサで検知した室温のデータが室内機制御部26へ送信され、室内機制御部26はこの室温データに基づいて空調制御を行うようになっている。
室内機リモコン12aは、定期的に室内の室温データを、また、室内機リモコン12aに備えられたキーが操作される毎に操作されたキーと対応する制御データを、それぞれ室内機制御部26へ送信しており、室内機制御部26はこの制御データに従って、室内機12を制御している。
室内機制御部26では、図示しない赤外線リモコン、もしくは、室内機リモコン12a( ワイヤードリモコン) で設定された運転モードと設定温度とに従って室内機本体を制御する一方、キー入力部28を介して連動運転ボタン12cのON/OFF状態を監視しており、運転中か運転停止中かに係わらず、連動運転ボタン12cが押下された時にはリモコン受信部21と室内機リモコン12aからの信号受付を停止し、近接する他の室内機の動作と同じ動作を行う連動運転で動作する。
図3は本発明による空調器システムの動作を説明する説明図であり、前述した空調グループ2を抜き出したものである。
1つの室内に設置された3台の室内機11〜13には、それぞれ対応する室内機リモコン11a〜13aが接続されており、さらに、各室内機のパネル面には前述した連動運転ボタン11c〜13cがそれぞれ設けられている。また、各室内機は通信線7に接続されている。そして、各室内機は、予め空調機システム内で固有のアドレスが設定されており、このアドレスが室内機制御部26内部に記憶されている。室内機11〜13には、#1、#2、#3のアドレスがそれぞれ対応して記憶されている。
次に操作者の操作とこれに対応する室内機の動作について説明する。例えば室内機11の場合、操作者は室内機11の運転開始(指示B)のために室内機リモコン11aを操作する。すると、この操作に対応する信号が室内機11へ送信され、これを受けた室内機11は、指示された運転を開始すると共に、指示された内容も含む運転データ、例えば、宛先(管理装置のアドレス)、自機のアドレス(#1)、指示Bの内容(電源オン)、設定温度(28℃)、風量(中)、風向・・・・・などの一連のデータを操作通信データとして通信線へ送出する。
このデータは宛先のアドレスが管理装置4であるため、管理装置4のみがこれを取り込んで所定の処理(内部の室内機管理テーブルの更新)を行う。一方、このデータは通信線7を介して、これに接続されている全ての機器に伝えられるが、宛先のアドレスが自分のアドレスでないため、管理装置4以外の機器はこのデータを受信しても何の処理も行わない。各室内機リモコンが正常に動作していれば、室内機12、室内機13も同様の処理を行っている。
次に室内機12の室内機リモコン12aが何らかの理由で故障したとする。前述したように室内機リモコン12aと室内機制御部26とは定期的に室温データの通信を行っており、この通信が途絶えた場合や、受信したデータ内容が予め規定された範囲を越えた場合、室内機リモコン12a内部で異常や故障が発生していると考えられる。このような場合、室内機制御部26は室内機リモコン12aが故障したと認識する。室内機リモコン12aは室内機12の専用リモコンであり、これが故障した場合、室内機12の電源オン/オフも含め全ての操作ができなくなる。
一方、故障の要因として室内機リモコン12aの図示しないキーの故障も考えられる。この場合このキーが故障しているのか、または、キーが押下されなかったのか室内機リモコン12a側では判別できない。従ってこのキーの故障を認識できるのは操作者だけである。
このため、操作者が室内機リモコン12aが故障したと認識した場合、これを室内機12に指示するために連動運転ボタン12cを押下する。連動運転ボタン12cは本発明による室内機の連動運転の起動に使用されるだけでなく、例えばこのボタンの長押しにより試運転モードや工場での検査モードに切り替えることもできるように、一般的に備えられているボタンである。なお、室内機が連動運転を行っている時にこの連動運転ボタン12cが押下されると、連動運転が解除され、再度室内機リモコン12aの指示に従う通常の運転へ復帰する。
室内機制御部26は連動運転ボタン12cの押下をキー入力部28を介して認識するか、もしくは、前述したように室内機リモコン12aと室内機制御部26との通信が異常である場合、室内機リモコン12aが故障したと判断し、室内機リモコン12aからのデータを受付ないで、これから説明する室内機の連動運転で動作する。なお以下の説明において、室内機リモコンが故障した室内機を『リモコン故障室内機』と呼称する。
この連動運転とは、リモコン故障室内機が、操作者の操作を受けた他の室内機と同じ運転内容で連動して運転することである。例えばリモコン故障室内機の隣に位置する室内機と同じ動作を行うことである。前述したように、3台の室内機11〜13は1つの室内に配置され、同じ空調グループに属している。従ってこれらの3台の室内機はほぼ同じ環境にあると言える。このため、図3において例えば室内機12の室内機リモコン12aが故障した場合、室内機12は室内機リモコン12aからの操作指示に代替して室内機リモコン13aの操作による室内機13の運転と同じ運転を行う。
どの室内機の運転に従うのかは事前に決定しておけばよい。例えば、リモコン故障室内機である室内機12のアドレス(#2)のひとつ後のアドレス#3、つまり、室内機13にするとか、故障した室内機12のアドレス(#2)のひとつ前のアドレス#1、つまり、室内機11にするとかの方法があり、この従うべき室内機のアドレスが特定アドレスである。もしくは、空調グループが設定された時に、室内機の室内機リモコンが故障した時に代替の操作指示を受け付けるべき室内機のアドレスを、個々の室内機毎に決定し、室内機制御部26内に特定アドレスとして記憶させておいてもよい。
また、故障した室内機12から管理装置4に空調グループ2に所属する各室内機のアドレスを問い合わせ、得た情報、例えば空調グループ2の場合、#1、#2、#3のアドレスの中から故障した室内機12の自分のアドレス#2を除外して、残りアドレス#1、#3の中から1つを特定のアドレスとして選択してもよい。
管理装置4はその内部に各機器の管理テーブルを記憶しており、各機器の種別(室内機/室外機)、通信用のアドレス、グループ名、設定温度、室温、運転種別(冷房/暖房)、運転状況(運転中/停止中)、・・・・などの情報が各機器毎に記憶され、管理者の指示により、運転状況の変更や設定温度の変更などの指示データを各機器へ送信する。一方、各機器からの送信データを受信し、これに従って管理テーブルを更新する。この管理テーブルは管理装置4の表示部4aに表示され、管理者はこの表示内容によって空調器システムを監視・管理することができる。
そして、管理装置4は、室内機から『自室内機のグループに属する室内機のアドレス問い合わせ』送信データを受信すると、送信元のアドレス、例えば、空調グループ2の室内機12(アドレス#2)からこの問い合わせが送信された場合、管理テーブルを検索し、アドレス#2が所属する空調グループ名を検索し、このグループ名を持つ室内機を検索する。この結果、空調グループ2の名称を持つアドレス#1、#2、#3が抽出され、この情報を送信元のアドレス#2、つまり、空調グループ2の室内機12へ返信する。そして、空調グループ2の室内機12は#2を除外した#1、#3のいずれかを、自室内機が従うべき室内機のアドレスとする。
次に図3を用いて室内機リモコン12aが故障した場合の室内機12の動作と、通信線7へ送出される通信データについて説明する。
前述したように、室内機リモコン12aが故障した場合、室内機12の室内機制御部26は、連動運転ボタン12cが押下されたか、もしくは、室内機制御部26と室内機リモコン12aとの通信が異常であると認識すると連動運転を開始する。連動運転では室内機リモコン12aからの操作指示信号を受け付けず、指定されたアドレスの室内機、ここでは、アドレス#3の室内機13の運転動作と同じ動作を行う。
このため室内機12の室内機制御部26は通信線7における通信データを監視し、室内機13の室内機制御部26から送信された通信データを取り込む。この通信データは前述したように、宛先(管理装置のアドレス)、自機のアドレス(#3)、指示Aの内容(電源オン)、設定温度(28℃)、風量(中)、風向・・・・・などの一連のデータである。
従って室内機12の室内機制御部26は、室内機12から見れば特定アドレスである『自機のアドレス(#3)』の通信データを確認したらこのデータを取り込み、この中の『指示Aの内容(電源オン)』を抽出し、これを室内機12に対する操作指示として実行することで連動運転が行われる。また、室内機12の室内機制御部26は、この指示Aで運転したことを管理装置4へ伝えるため、宛先(管理装置のアドレス)、自機のアドレス(#2)、指示Aの内容(電源オン)、設定温度(28℃)、風量(中)、風向・・・・・などの一連のデータを送信する。
一方、室内機13や室内機12から送信されたデータは室内機11へも伝わるが、室内機11の室内機制御部26は、宛先が自分(アドレスが#1)でないため、このデータを受付ないで無視する。このようにして、故障した室内機12は自らの判断、もしくは操作者の指示により連動運転開始する。この場合、他の室内機は室内機12の故障による特別な動作は行わない。通常と異なる連動運転を行う室内機は故障した室内機12だけである。
以上説明したように、特定の室内機12専用に配線接続されている室内機リモコン12aが故障して使用不能になった場合、他の室内機、例えば室内機13と連動運転を行うことで、故障した室内機リモコン12aを修理するまで故障した室内機リモコン12aに接続された室内機12本体を他の室内機リモコン13aで指定した条件で運転することができる。
次に図4のフローチャートを用いて本発明による空調機システムの動作を説明する。図4(A)は室内機の制御を示し、図4(B)は管理装置の制御を示す。
また、図4において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を示す。また、図4中の『Y』はYesを、『N』はNoをそれぞれ示している。
図4(A)において室内機制御部26は、連動運転ボタンの押下を確認する(ST1)。連動運転ボタンの押下が無ければ(ST1−N)、次に室内機リモコンが故障しているか確認する(ST2)。これは前述のように室内機本体と室内機リモコンとの通信が途絶えた、または室内機リモコンが異常なデータを送信したことなどで判定できる。
室内機リモコンが故障していない場合(ST2−N)、室内機は室内機リモコンの指示に従って室内機を運転する(ST3)。そしてST1へジャンプする。
連動運転ボタンの押下がある場合(ST1−Y)と室内機リモコンが故障している場合(ST2−Y)、故障した室内機リモコンに代替する指示を受け付ける室内機のアドレスを抽出する(ST4)。抽出方法は前述した幾つかの方法があるが、この例では管理装置4へ自室内機と同じ空調グループに存在する室内機のアドレスを問い合わせる方式を使用する。
管理装置4へ問い合わせのデータ送信を行うと後述するように、管理装置4から自室内機と同じ空調グループに属する室内機のアドレスが送られてくる。この中から1つのアドレスを抽出する。なお、この時、故障した室内機の報知部22から『連動運転中です』などの音声出力やその旨を伝えるブザー音を鳴動又は表示させてもよい。
次に、通信線7で送受信される通信データを監視し、代替指示を受け付けるべき室内機からの指示通信が有るか確認する(ST5)。代替指示を受け付けるべき室内機からの指示通信が有る場合(ST5−Y)、この指示の内容に従って自室内機の運転内容を変更する(ST6)。次に連動運転ボタンの押下を確認する(ST7)。
一方、代替指示を受け付けるべき室内機からの指示通信が無い場合(ST5−N)、ST7へジャンプする。
そして、連動運転ボタンの押下が無ければ(ST7−N)、次に室内機リモコンが故障から復帰しているか確認する(ST8)。これは前述のように室内機本体と室内機リモコンとの通信が可能となった、または室内機リモコンが正常なデータを送信したことなどで判定できる。そして、室内機リモコンが故障から復帰していない場合(ST8−N)、ST5へジャンプする。
一方、連動運転ボタンの押下が有る場合(ST7−Y)、または、室内機リモコンが故障から復帰している場合(ST8−Y)、ST1へジャンプする。つまり、自室内機リモコンの指示による運転へ復帰することになる。
本実施例の説明では特定の室内機12専用に配線接続されている室内機リモコン12aが故障して使用不能になった場合について説明しているが、これに限るものでない。例えば図1において、室内機30が専用の室内機リモコン31でのみ操作できるような構成であっても、同様の効果を得ることができる。
この構成の場合、室内機リモコン31が故障した室内機30は、空調機システム内の他の室内機のうち1台の室内機のアドレスを特定アドレスとして記憶し、同特定アドレスの室内機が送信する操作通信データを受信し、同操作通信データ内に含まれる操作指示に対応する運転を行うことにより、故障した室内機リモコン31を修理するまで故障した室内機リモコン31に接続された室内機30を他の室内機リモコンで指定した細かい条件で運転することができる。
1 ホテル(ビル)
2 空調グループ
3 空調グループ
4 管理装置
4a 表示部
7 通信線
11 室内機
11a 室内機リモコン
11b 表示部
11c 連動運転ボタン
12 室内機
12a 室内機リモコン
12b 表示部
12c 連動運転ボタン
12d 接続線
13 室内機
13a 室内機リモコン
13b 表示部
13c 連動運転ボタン
15 親室外機
16 子室外機
21 リモコン受信部
22 報知部
23 送風ファンモータ
24 ステッピングモータ
25 室温センサ入力部
26 室内機制御部
27 室温センサ
28 キー入力部
29 通信部
30 室内機
31 室内機リモコン

Claims (2)

  1. 操作指示を入力するワイヤード式の室内機リモコンを備えた複数の室内機と、室外機と、同室内機と同室外機とを管理する管理装置とを備え、これらの機器には各機器固有の通信用のアドレスが割り当てられ、同アドレスを用いて相互に通信するように通信線で接続されており、前記室内機は、同室内機に割り当てられたアドレスと前記操作指示に対応するデータを含む操作通信データを前記通信線を介して送信する空調機システムであって、
    前記室内機は、同室内機に設けられた室内機リモコンが故障した場合、同室内機以外の他の室内機のアドレスのうち、前記室内機に予め記憶された室内機のアドレスからなる特定アドレス、もしくは、前記室内機リモコンが故障した以降に特定して記憶した室内機のアドレスからなる特定アドレスのいずれかに対応する室内機が送信する前記操作通信データを前記通信線を介して受信し、同操作通信データ内に含まれる前記操作指示に従って運転を行うことを特徴とする空調機システム。
  2. 複数の室内機と、同室内機のうち対応する前記室内機の操作指示を入力する室内機リモコンと、室外機と、前記室内機と前記室外機と前記室内機リモコンとを管理する管理装置とを備え、これらの機器には各機器固有の通信用のアドレスが割り当てられ、同アドレスを用いて相互に通信するように通信線で接続されており、前記室内機は、同室内機に割り当てられたアドレスと前記操作指示に対応するデータを含む操作通信データを前記通信線を介して送信する空調機システムであって、
    前記室内機は、同室内機に設けられた室内機リモコンが故障した場合、同室内機以外の他の室内機のアドレスのうち、前記室内機に予め記憶された室内機のアドレスからなる特定アドレス、もしくは、前記室内機リモコンが故障した以降に特定して記憶した室内機のアドレスからなる特定アドレスのいずれかに対応する室内機が送信する前記操作通信データを前記通信線を介して受信し、同操作通信データ内に含まれる前記操作指示に従って運転を行うことを特徴とする空調機システム。
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