JP2011129324A - 回路モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】回路素子を備えたコネクタの小型化を図ることができる回路モジュールを提供する。
【解決手段】回路モジュールとしての制御回路パッケージ6は回路素子としてのICチップ17を取り付けたアース部20とアース部20の周りに複数設けられかつICチップ17と接続される複数の導電性のパターン部21とそれぞれのパターン部21とアース部20とに接続したZD18とICチップ17とアース部20と複数のパターン部21のアース部20寄りの一端部27aを少なくとも埋設した樹脂封止体19とを備えている。アース部20はICチップ17が重ねられる素子載置部23と素子載置部23の外縁に連なっているとともにZD18と接続される複数の外縁接続部24とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、各種の回路素子を収容して、電線の接続等に使用される回路モジュールに関する。
移動体としての自動車には、エアコンやワイパー、パワーウィンドウなどを構成するモータなどの多種多様な電気機器が搭載される。前記電気機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、電線の端末に接続される端子金具を収容するコネクタとを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
前述したワイヤハーネスのコネクタとして、各種のアクチュエータなどの電子機器とコンピュータなどの制御装置とをデータ通信によるネットワークで接続するために、回路素子などを内蔵した電子部品内蔵コネクタ(例えば、特許文献1参照)が、用いられている。この種の電子部品内蔵コネクタは、回路素子などを実装したリードフレームをハウジング内に内蔵している。
前述した特許文献1に示された電子部品内蔵コネクタは、その回路素子を駆動するための電源が供給される。このため、前述した特許文献1に示された電子部品内蔵コネクタは、簡便な構成で確実に電源が供給されるために、電線の長手方向の中央部に取り付けられて、その幅方向の両端から電線が導出する格好で、前記電線と接続される。そして、電子部品内蔵コネクタは、前記電線の長手方向に沿って互いに間隔をあけて複数が取り付けられ、そして、各々が各種の電子機器に嵌合して、当該電子機器同士などをネットワークに接続する。
特開2003−134720号公報
前述した特許文献1に示された電子部品内蔵コネクタは、自動車に配索されるワイヤハーネスに一般的に用いられるコネクタと同様に取り扱うことが困難であるために、本発明の出願人は、かかる課題を解決する電子部品内蔵コネクタを提案している。本発明の出願人が提案する電子部品内蔵コネクタは、相手方のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに収容されかつ電線が取り付けられる電線接続部を有した回路モジュールとしての制御回路パッケージと、を備えている。
この電子部品内蔵コネクタの制御回路パッケージは、前記回路素子を取り付けたアース部と、前記アース部の周りに複数設けられかつ前記回路素子と接続される複数の導電性のパターン部と、それぞれの前記パターン部と前記アース部とに接続した保護素子と、前記回路素子と前記アース部と前記複数のパターン部の前記アース部寄りの端部を埋設した絶縁パッケージとを備えている。
アース部は、例えば、平面形状が正方形の素子取付部と、この素子取付部の外縁から延在しかつ前記電線接続部が接続された直線延在部とを備えている。素子取付部は、前記回路素子が重ねられて、半田により当該回路素子が固定される。なお、素子取付部即ちアース部と、回路素子とは電気的には接続していない。
パターン部は、それぞれ、アース部から離れる方向に延在した帯状である帯状部と、この帯状部のアース部寄りの先端に設けられかつ当該帯状部の一方の縁に連なって前記保護素子が取り付けられる素子パッド部とを備えている。帯状部は、周知のボンディングワイヤにより回路素子と電気的に接続される。複数のパターン部のうち一部のパターン部には、前記電線接続部が接続されているとともに、他のパターン部には、前述した相手方のコネクタの端子と接続する電気接触部が接続されている。
保護素子は、素子パッド部に重ねられて半田などにより当該素子パッド部に取り付けられている。保護素子は、素子パッド部即ちパターン部と電気的に接続している。また、保護素子は周知のボンディングワイヤによりアース部の素子取付部と電気的に接続される。絶縁パッケージは、絶縁性の合成樹脂からなり、当該合成樹脂が前記回路素子と前記アース部と前記複数のパターン部の前記アース部寄りの端部の周りをインサート成型により覆って形成される。
前述した制御回路パッケージは、アース部の素子取付部に半田などを用いて取り付けるとともに、当該素子取付部に保護素子をボンディングワイヤにより接続する。このために、前記素子取付部上に広がる半田をさけて、当該素子取付部に保護素子をボンディングワイヤにより接続する必要があるために、前記素子取付部が大型化してしまう。即ち、制御回路パッケージが大型化してしまう。
また、前述した制御回路パッケージは、保護素子の接続に用いるワイヤを一般的に用いられる寸法よりも長くすることが困難であるために、素子パッド部を帯状部の先端に設けている。このため、パターン部の帯状部同士の間隔を広げる必要が生じて、大型化してしまう。このように、従来提案されている制御回路パッケージは、大型化して、電子部品内蔵コネクタが大型化する傾向であった。
また、前述した制御回路パッケージは、合成樹脂で構成された絶縁パッケージにアース部やパターン部などを埋設している。即ち、互いに線膨張係数の異なる材料の中に他の材料を埋設して構成されている。このため、前述したワイヤハーネスの一部として自動車に搭載された際に、当該自動車の環境条件(温度条件)により、膨張収縮する際に、前記絶縁パケージとアース部やパターン部などとの膨張又は収縮する割合が異なることとなる。このため、自動車に搭載されて、自動車の走行時等の振動とともに膨張収縮が繰り返されると、これらの絶縁パケージとアース部やパターン部などとが互いに剥がれて、これらの間に隙間が生じるおそれがあった。
したがって、本発明の目的は、回路素子を備えたコネクタの小型化を図ることができる回路モジュールを提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の回路モジュールは、回路素子を取り付けたアース部と、前記アース部の周りに複数設けられかつ前記回路素子と接続される複数の導電性のパターン部と、それぞれの前記パターン部と前記アース部とに接続した保護素子と、前記回路素子と前記アース部と前記複数のパターン部の前記アース部寄りの一端部を少なくとも埋設した絶縁部と、を備えた回路モジュールにおいて、前記アース部は、前記回路素子が重ねられる素子載置部と、前記素子載置部の外縁に連なっているとともに前記保護素子と接続される複数の外縁接続部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電子部品内蔵コネクタは、請求項1に記載の回路モジュールにおいて、前記パターン部は、前記素子載置部から離れる方向に帯状に延在した帯状部と、前記帯状部の前記素子載置部寄りの一端部に設けられかつ当該帯状部の一方の縁に連なって前記保護素子が重ねられて当該保護素子が取り付けられる素子取付部と、を備え、複数のパターン部のうちの互いに隣り合うパターン部の前記素子取付部が前記帯状部の長手方向に互いに位置がずれた位置に配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明の回路モジュールによれば、アース部が回路素子が重ねられる素子載置部とこの素子載置部の外縁に連なって保護素子と接続される複数の外縁接続部とを備えているので、回路素子を取り付けるための半田が素子載置部の全体を覆うほど広がっても、保護素子を外縁接続部に接続することができる。
また、アース部が素子載置部とこの素子載置部の外縁に連なった外縁接続部とを備えているので、素子載置部の外縁から外縁接続部が外方向に突出した格好となる。このために、絶縁部内において、外縁接続部が当該絶縁部内に食い込んだ状態となる。
請求項2に記載の本発明の回路モジュールによれば、互いに隣り合うパターン部の帯状部の一方の縁に連なった素子取付部が互いに帯状部の長手方向に位置がずれて配置されているので、これらの互いに隣り合うパターン部の帯状部の間隔を狭くすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明は、回路素子を取り付けるための半田が素子載置部の全体を覆うほど広がっても、保護素子を外縁接続部に接続することができる。このために、アース部の素子載置部の大きさを小型化でき、アース部即ち電子部品内蔵コネクタの小型化を図ることができる。
また、絶縁部内において、外縁接続部が当該絶縁部内に食い込んだ状態となるので、絶縁部とアース部の線膨張係数が異なっていても、自動車に搭載された際に繰り返し振動や温度変化が作用する環境下であっても、絶縁部内に食い込んだ外縁接続部により絶縁部とアース部とがはがれ難くなり、これらの間に隙間が生じることを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、互いに隣り合うパターン部の帯状部の間隔を狭くすることができるので、パターン部の高密度化を図ることができ、電子部品内蔵コネクタの小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる制御回路パッケージを備えた電子部品内蔵コネクタと相手方のコネクタとを示す斜視図である。 図1に示されたコネクタ同士を嵌合した状態を示す斜視図である。 図1に示された電子部品内蔵コネクタの分解斜視図である。 図3に示された電子部品内蔵コネクタの制御回路パッケージの透視図である。 図4に示された制御回路パッケージの要部を目的に示す平面を示す透視図である。 図5中のVI部を拡大して示す透視図である。 図5中のVII−VII線に沿う断面図である。
本発明の一実施形態にかかる回路モジュールとしての制御回路パッケージ6を、図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態の制御回路パッケージ6は、図1及び図2に示す電子部品内蔵コネクタ(以下、単にコネクタと記す)1を構成する。
コネクタ1は、図1及び図2に示すように、相手方のコネクタ2と嵌合する。相手方のコネクタ2は、コネクタハウジング3と、図示しない外部端子としての端子金具とを備えている。コネクタハウジング3は、絶縁性の合成樹脂で構成され、扁平な箱状に形成されている。コネクタハウジング3は、端子金具を収容する。
端子金具は、複数設けられ、それぞれが芯線と該芯線を被覆した被覆部とを有した電線4が取り付けられる。端子金具は、取り付けられた電線4の芯線と電気的に接続する。相手方のコネクタ2の端子金具に取り付けられる電線4は、後述するように、自動車などに搭載される各種の電子機器としてのスイッチなどが接続されている。
コネクタ1は、図3に示すように、ハウジングとしてのアウタハウジング5と、制御回路パッケージ6とを備えている。アウタハウジング5は、扁平な箱状に形成されるとともに、ハウジング本体7と、カバー部8とを備えている。
ハウジング本体7は、絶縁性の合成樹脂で構成され、嵌合部としての筒状のフード部10と、該フード部10に連なった収容室11とを一体に備えている。フード部10は、内側に相手方のコネクタ2のコネクタハウジング3が進入して、当該相手方のコネクタ2と嵌合する。
収容室11は、フード部10の一つの壁面10aに連なった底壁11aと、当該底壁11aの両縁から立設し且つ互いに間隔をあけて相対しているとともにフード部10の他の壁面10aに連なった一対の側壁11bとを備えて、断面コ字形に形成されている。また、収容室11の図3中の上方には、開口12が設けられている。開口12は、勿論、収容室11の内外を連通している。
カバー部8は、絶縁性の合成樹脂で構成され、図3に示すように、平板状に形成されている。カバー部8は、前述した開口12を塞ぐようにハウジング本体7に取り付けられる。また、カバー部8は、制御回路パッケージ6の後述する圧接端子16に圧接される電線15を複数(図示例では、圧接端子16と同数の7つ)保持する。図示例では、これら複数の電線15のうちの図3中の手前から3つ目の一つの電線15は、自動車に搭載される図示しないアース回路と接続している。他の電線15は、自動車に搭載される電源やスイッチなどの各種の電子機器に接続している。
また、ハウジング本体7とカバー部8とには、互いに係合する係合部13a,13bが設けられている。
制御回路パッケージ6は、図4に示すように、リードフレーム14と、複数の圧接端子16と、回路素子としてのICチップ17と、複数の保護素子としてのツェナーダイオード(以下、ZDと記す)18と、絶縁部としての樹脂封止体19とを備えている。
リードフレーム14は、導電性の金属板が打ち抜かれるなどして構成されるとともに、図5に示すように、一つのアース部20と、複数の導電性のパターン部21と、回路パターン部22と、を備えている。アース部20は、図5及び図6に示すように、素子載置部23と、複数の外縁接続部24と、一つの端子接続部25とを一体に備えている。素子載置部23は、平面形状が四角形状に形成されかつその表面上にICチップ17が重ねられる。素子載置部23は、半田26によりICチップ17が取り付けられる(固定される)。
外縁接続部24は、素子載置部23の外縁に連なり当該外縁から突出した格好に形成されている。外縁接続部24は、図示例では、素子載置部23の各辺に間隔をあけて二つずつ設けられている。端子接続部25は、素子載置部23の一つの辺即ち外縁に連なり当該外縁から前述したアース回路に接続された電線15が圧接される圧接端子16に向かって延在した帯状に形成されている。
複数のパターン部21は、前記アース部20の素子載置部23の周りに当該アース部20を中心とした周方向に互いに間隔をあけて設けられている。図示例では、パターン部21は、16本設けられている。即ち、パターン部21は、アース部20の素子載置部23の各辺当たり4つずつ当該素子載置部23と間隔をあけて設けられている。
パターン部21は、図5に示すように、素子載置部23から離れる方向に帯状に延在した帯状部27と、この帯状部27の素子載置部23寄りの一端部27aに設けられた素子取付部28とを一体に備えている。なお、一端部27aは、パターン部21の一端部もなしている。前述した素子載置部23の端子接続部25が連なった一つの辺に間隔をあけて設けられた四つのパターン部21の帯状部27の他端部は、圧接端子16と1対1で対応しており、当該対応する圧接端子16の近傍まで延在して、樹脂封止体19内に埋設されている。
また、素子載置部23の残りの辺に間隔をあけて設けられた12つのパターン部21の帯状部27の他端部は、圧接端子16の逆側即ち相手方のコネクタ2に向かって延在して、樹脂封止体19外に突出してフード部10内に位置付けられて、当該相手方のコネクタ2の端子金具と接続する棒状の雄タブ29をなしている。これら複数の雄タブ29は、互いに平行に等間隔に設けられている。
素子取付部28は、帯状部27の前述した一端部27aの幅方向の一方の縁に連なって当該縁から突出した格好に形成されている。互いに隣り合う二つのパターン部21の素子取付部28のうち一方は、帯状部27の先端に連なっているとともに、他方は、先端よりも帯状部27の他端部寄りの位置に連なっている。こうして、互いに隣り合う二つのパターン部21の素子取付部28は、帯状部27の長手方向に互いに位置がずれた位置に配置されている。
回路パターン部22は、図示例では互いに間隔をあけて二つ設けられ、互いの間に抵抗30が掛け渡されている。各回路パターン部22は、複数の圧接端子16のうちの端に位置する二つの圧接端子16と1対1で対応しており、当該対応する圧接端子16の近傍に配置されている。抵抗30は、回路パターン部22に半田などにより取り付けられて、勿論回路パターン部22同士を電気的に接続している。また、回路パターン部22は、その全長に亘って樹脂封止体19内に埋設されている。
複数の圧接端子16は、導電性の板金が打ち抜かれるなどして得られ、平板部31と、この平板部31の先端から立設して電線15が圧接される圧接刃32とを一体に備えている。複数の圧接端子16は、平板部31が前述した素子載置部23の一つの辺と間隔をあけて相対しているとともに、当該平板部31と圧接刃32とが互いに間隔をあけて平行な状態で設けられている。圧接端子16は、回路パターン部22、端子接続部25及び素子載置部23の一つの辺と間隔をあけて相対する四つのパターン部21と1対1で対応している。
このため、図示例では、圧接端子16は、7つ設けられている。また、平板部31が樹脂封止体19内に埋設されかつ圧接刃32が樹脂封止体19外に突出した状態に設けられている。平板部31は、対応する回路パターン部22、端子接続部25及びパターン部21と機械的及び電気的に接続される。圧接刃20は、その中央にスリット33が設けられ、当該スリット33内に電線15が圧入されることで、当該電線15の被覆部を切り込んで、該電線15の芯線と接触する。このように、圧接刃20即ち圧接端子16は、電線15と圧接する。
ICチップ17は、図7に示すように、素子載置部23上に配置されて、半田26などにより当該素子載置部23に取り付けられている。なお、ICチップ17は、素子載置部23とは電気的に接続していない。また、ICチップ17は、図7に示すように、周知のボンディングワイヤ34によって、その表面に設けられた電極がパターン部21の帯状部27に電気的及び機械的に接続されている。ICチップ17は、当該ボンディングワイヤ34及びパターン部21の帯状部27を介して、圧接端子16と雄タブ29とを予め定められたパターンにしたがって電気的に接続している。このように、ICチップ17は、リードフレーム14に実装されている。
ZD18は、パターン部21と1対1で対応している。即ち、ZD18は、16個設けられている。ZD18は、対応するパターン部21の素子取付部28上に配置されて、半田などにより当該素子取付部28に取り付けられている。なお、ZD18は、勿論、対応するパターン部21と電気的に接続されている。また、ZD18は、図7に示すように、周知のボンディングワイヤ35によって、アース部20の外縁接続部24に電気的及び機械的に接続されている。
ZD18は、制御回路パッケージ6自体を組み立てる際やコネクタ1及び当該コネクタ1を備えたワイヤハーネスを組み立てる際に、各雄タブ29及び圧接端子16などに生じた静電気をアース部20の素子載置部23及び電線15などを介してアース回路に導いて、当該静電気によりICチップ17が破損することを防止する。
樹脂封止体19は、絶縁性の合成樹脂で構成され且つ扁平な箱状に形成されている。樹脂封止体19は、リードフレーム14及び圧接端子16を成形金型内に収容してモールド成型することで、前述した素子載置部23の一つの辺と間隔をあけて相対する四つのパターン部21、回路パターン部22及びアース部20を全長に亘って埋設し、かつ残りのパターン部21の前記一端部27aを埋設し、ICチップ17及びZD18の全体を埋設している。即ち、樹脂封止体19は、ICチップ17とアース部20と複数のパターン部21のうちの少なくとも一端部27aを埋設している。
前述した構成の制御回路パッケージ6は、以下のように組み立てられる。リードフレーム14を構成する板金に打ち抜き加工を施して、枠部と、この枠部の内側に設けられた素子載置部23、パターン部21及び回路パターン部22と、前記枠部、素子載置部23、パターン部21及び回路パターン部22を相互に連結した連結片とを備えた状態に成型する。
そして、素子載置部23にICチップ17を取り付け、素子取付部28にZD18を取り付け、ボンディングワイヤ34により帯状部27とICチップ17の電極を接続し、ボンディングワイヤ35によりZD18と素子載置部23とを接続する。そして、リードフレーム14に再度打ち抜き加工を施して、前記枠部と連結片とを除去し、リードフレーム14及び圧接端子16を成形金型内に収容してモールド成型を施して、樹脂封止体19を形成して、前述した構成の制御回路パッケージ6を得る。
そして、前述した構成のコネクタ1は、以下のように組み立てられる。まず、作業員がカバー部8に電線15を保持する。次に、開口12を通して、制御回路パッケージ6をハウジング本体7内に挿入する。このとき、勿論、雄タブ29をフード部10内に位置付け、圧接刃32を収容室11の底壁11aから立設した位置に位置付ける。
続いて、カバー部8を開口12に徐々に近づけて、電線15を圧接端子16の圧接刃32に圧接する。そして、係合部13a,13b同士を係合して、カバー部8で開口12を完全に塞いで、ハウジング本体7に取り付けられる。
こうして、前述した構成のコネクタ1が組み立てられる。こうして組み立てられたコネクタ1は、相手方のコネクタ2と嵌合して、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する。
本実施形態によれば、アース部20がICチップ17が重ねられる素子載置部23とこの素子載置部23の外縁に連なってZD18と接続される複数の外縁接続部24とを備えているので、ICチップ17を取り付けるための半田26が素子載置部23の全体を覆うほど広がっても、ZD18を外縁接続部24に接続することができる。このために、アース部20の素子載置部23の大きさを小型化でき、アース部20即ちコネクタ1の小型化を図ることができる。
また、アース部20が素子載置部23とこの素子載置部23の外縁に連なった外縁接続部24とを備えているので、素子載置部23の外縁から外縁接続部24が外方向に突出した格好となっている。このために、樹脂封止体19内において、外縁接続部24が当該樹脂封止体19内に食い込んだ状態となる。樹脂封止体19を構成する合成樹脂とアース部20を構成する金属の線膨張係数が異なっていても、自動車に搭載された際に繰り返し振動や温度変化が作用する環境下であっても、樹脂封止体19内に食い込んだ外縁接続部24により当該樹脂封止体19とアース部20とがはがれ難くなり、これらの間に隙間が生じることを防止できる。
特に、金属からなるリードフレーム14のみにICチップ17やZD18を取り付けるためにリフロー炉内に出し入れする際や、金属からなるリードフレーム14の周りに樹脂封止体19を成型する際に、リードフレーム14及び当該リードフレーム14の周りの樹脂封止体19の温度が急激に変化する際にも、前述した外縁接続部24が樹脂封止体19内に食い込んでいるので、これらがはがれ難くなっている。
互いに隣り合うパターン部21の帯状部27の一方の縁に連なった素子取付部28が互いに帯状部27の長手方向に位置がずれて配置されているので、これらの互いに隣り合うパターン部21の帯状部27の間隔を狭くすることができる。したがって、パターン部21の高密度化を図ることができ、制御回路パッケージ6即ちコネクタ1の小型化を図ることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
6 制御回路パッケージ(回路モジュール)
17 ICチップ(回路素子)
18 ZD(保護素子)
19 樹脂封止体(絶縁部)
20 アース部
21 パターン部
23 素子載置部
24 外縁接続部
27 帯状部
27a 一端部
28 素子取付部

Claims (2)

  1. 回路素子を取り付けたアース部と、前記アース部の周りに複数設けられかつ前記回路素子と接続される複数の導電性のパターン部と、それぞれの前記パターン部と前記アース部とに接続した保護素子と、前記回路素子と前記アース部と前記複数のパターン部の前記アース部寄りの一端部を少なくとも埋設した絶縁部と、を備えた回路モジュールにおいて、
    前記アース部は、前記回路素子が重ねられる素子載置部と、前記素子載置部の外縁に連なっているとともに前記保護素子と接続される複数の外縁接続部と、を備えたことを特徴とする回路モジュール。
  2. 前記パターン部は、前記素子載置部から離れる方向に帯状に延在した帯状部と、前記帯状部の前記素子載置部寄りの一端部に設けられかつ当該帯状部の一方の縁に連なって前記保護素子が重ねられて当該保護素子が取り付けられる素子取付部と、を備え、
    複数のパターン部のうちの互いに隣り合うパターン部の前記素子取付部が前記帯状部の長手方向に互いに位置がずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の回路モジュール。
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