JP2011127578A - インジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタ1の開弁動作において、弁体3に対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すとともに、閉弁動作において、燃料圧の付勢力が弁体3を閉弁側に駆動できる状態を作り出す。
【解決手段】アウターニードル24の内周径(摺動軸部42の径)φD2を、シート部30の径φD1に等しくするとともに、膨出部37の後端面40(第2スプリング室39の燃料圧の受圧面)の径φD3を摺動軸部42の径φD2よりも大きくする。これにより、インジェクタ1の開弁動作において、弁体3に対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すとともに、閉弁動作において、燃料圧の付勢力が弁体3を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに燃料を噴射供給するインジェクタに関する。
従来から、インジェクタでは、電磁吸引力により弁体を直接的に駆動して開弁するものが公知となっている。
すなわち、従来のインジェクタは、先端に噴孔を有する弁ボディと、軸方向に摺動自在に支持されて噴孔を開閉する弁体とを備える。そして、インジェクタは、ソレノイドコイルへの通電により、燃料圧の付勢力およびスプリングの付勢力に抗して弁体を電磁吸引して軸方向後方へ移動させ噴孔を開放する。
ところで、近年の噴射圧の高圧化は、必然的にインジェクタ内の燃料圧の高圧化を伴う。このため、噴射圧の高圧化に伴って、弁体を確実に開弁側に駆動するためにソレノイドコイルを高能力化する必要があり、インジェクタの体格が大型化したり、エネルギー消費量が多くなったりしてしまう。
そこで、ソレノイドコイルを高能力化しなくても、弁体を確実に開弁側に駆動できるようにするため、様々な技術的検討が行われている。例えば、特許文献1には、開弁動作において、弁体に対して開弁側に作用する燃料圧と閉弁側に作用する燃料圧とが打ち消し合い、燃料圧全体として弁体に作用する付勢力がゼロとなる構造が開示されている。このため、特許文献1のインジェクタによれば、電磁吸引力はスプリングの付勢力に抗して弁体を移動させることができる程度の大きさで充分となり、噴射圧の高圧化に関わりなく、ソレノイドコイルを高能力化しなくてもよくなる。
しかし、特許文献1のインジェクタによれば、閉弁動作においても燃料圧全体として弁体に作用する付勢力がゼロとなってしまい、弁体はスプリングの付勢力のみで閉弁側に駆動される。このため、弁体の閉弁応答性が低下してしまい、噴射量の指令値が微小である場合に対応できなくなってしまう。
特開2005−264822号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、インジェクタの開弁動作において、弁体に対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すとともに、閉弁動作において、燃料圧の付勢力が弁体を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のインジェクタは、先端に噴孔を有する弁ボディと、軸方向に摺動自在に支持されて噴孔を開閉する弁体とを備え、ソレノイドコイルへの通電により弁体を電磁吸引して軸方向後方へ移動させ開弁するものである。
また、弁体は、ソレノイドコイルへの通電により電磁吸引されて軸方向後方に移動するとともに、第1スプリングにより軸方向先方に付勢される筒状のアウターニードルと、アウターニードルの内周側で軸方向に摺動自在に支持されて、アウターニードルの後方に突出するとともに、第2スプリングにより軸方向先方に付勢される棒状のインナーニードルとを有する。
ここで、インナーニードルは、アウターニードルの後方に突出する部分において、径方向に膨出する膨出部を有し、膨出部は、軸方向先方に向かう燃料圧および第2スプリングにより付勢されて所定の係合部と係合する。
そして、インジェクタは、アウターニードルの先端部に設けられたシート部が軸方向後方に移動して弁ボディに設けられたシート面から離座することで開弁するとともに、シート部が軸方向先方に移動してシート面に着座することで閉弁する。
また、インナーニードルは、開弁動作において、軸方向後方に移動を開始したアウターニードルに係合されて、膨出部と係合部との係合を解除するとともに、アウターニードルに遅れて軸方向後方に移動を開始し、閉弁動作において、アウターニードルとの係合状態を保って軸方向先方に移動を開始した後、膨出部と係合部との係合により軸方向先方への移動を停止する。
また、アウターニードルの先端部には、シート部がシート面から離座しているときに、インナーニードルに対し軸方向後方に燃料圧が作用するように、アウターニードルの内周側に燃料を導く開口部が設けられている。
また、膨出部は、軸方向先方に向かって作用する燃料圧の方が軸方向後方に向かって作用する燃料圧よりも大きくなるように組み込まれている。
そして、シート部の有効径をφD1、インナーニードルの一部であってアウターニードルにより摺動自在に支持される摺動軸部の有効径をφD2、膨出部において軸方向先方に向かって作用する燃料圧の受圧面の有効径をφD3とすると、φD1、φD2およびφD3は、φD1=φD2<φD3の関係を満たす。
これにより、アウターニードルでは、開弁側(軸方向後方)に作用する燃料圧と閉弁側(軸方向先方)に作用する燃料圧とが開弁動作および閉弁動作を問わず、常時、打ち消し合う。また、インナーニードルは、開弁動作においてアウターニードルと係合して移動を開始するまでの間、電磁吸引力に関わりなく静止している。このため、開弁動作においてインナーニードルが移動を開始するまでの間、アウター、インナーニードルに軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すことができる。
また、閉弁動作において、アウター、インナーニードルは互いに係合したまま移動を開始するが、アウター、インナーニードルに対し軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力は、膨出部において閉弁側に作用する燃料圧の付勢力と開弁側に作用する燃料圧の付勢力との差分に起因する部分だけ閉弁側に作用する。このため、閉弁動作において、燃料圧の付勢力がアウター、インナーニードル全体を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことができる。
以上により、インジェクタの開弁動作において、弁体に対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すとともに、閉弁動作において、燃料圧の付勢力が弁体を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことができる。
この結果、噴射圧の高圧化に伴ってソレノイドコイルを高能力化しなくても、弁体を確実に開弁側に駆動することができる。また、弁体の閉弁応答性が低下しないので、噴射量の指令値が微小である場合にも確実に対応できるようになる。
なお、開弁動作において、インナーニードルが移動を開始した後は、アウター、インナーニードルは互いに係合しているため、アウター、インナーニードルに対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力は、閉弁動作におけるのと同様の理由により閉弁側に作用する。このため、開弁動作において、インナーニードルが移動を開始した後は、閉弁側に燃料圧の付勢力が作用してしまう。しかし、インナーニードルが移動を開始する時点では、アウターニードルのコア部とステータとの距離が充分に縮小して電磁吸引力が大きくなっているので、支障なくアウター、インナーニードル全体を開弁側に駆動することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のインジェクタは、アウターニードルのコア部と軸方向に対向するように固定され、ソレノイドコイルへの通電によりコア部を電磁吸引することでアウターニードルを軸方向後方へ移動させるステータを備える。そして、ソレノイドコイルへの通電によりアウターニードルが軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードルに係合するまでのアウターニードルの軸方向の移動量をh1、コア部とステータとの間の軸方向ギャップをh2とすると、h1およびh2は、h1<h2の関係を満たす。
これにより、インナーニードルは、開弁動作において確実にアウターニードルに遅れて開弁側に移動を開始することができる。
閉弁状態のインジェクタの全体構成図である。 インナーニードルが開弁側への移動を開始するとき、またはインナーニードルが閉弁側への移動を停止したときのインジェクタの全体構成図である。 アウター、インナーニードルが開弁側への移動を停止したとき、またはアウター、インナーニードルが閉弁側への移動を開始するときのインジェクタの全体構成図である。
実施形態のインジェクタは、先端に噴孔を有する弁ボディと、軸方向に摺動自在に支持されて噴孔を開閉する弁体とを備え、ソレノイドコイルへの通電により弁体を電磁吸引して軸方向後方へ移動させ開弁するものである。
また、弁体は、ソレノイドコイルへの通電により電磁吸引されて軸方向後方に移動するとともに、第1スプリングにより軸方向先方に付勢される筒状のアウターニードルと、アウターニードルの内周側で軸方向に摺動自在に支持されて、アウターニードルの後方に突出するとともに、第2スプリングにより軸方向先方に付勢される棒状のインナーニードルとを有する。
ここで、インナーニードルは、アウターニードルの後方に突出する部分において、径方向に膨出する膨出部を有し、膨出部は、軸方向先方に向かう燃料圧および第2スプリングにより付勢されて所定の係合部と係合する。
ここで、インナーニードルは、アウターニードルの後方に突出する部分において、径方向に膨出する膨出部を有し、膨出部は、軸方向先方に向かう燃料圧により付勢されて所定の係合部と係合する。
そして、インジェクタは、アウターニードルの先端部に設けられたシート部が軸方向後方に移動して弁ボディに設けられたシート面から離座することで開弁するとともに、シート部が軸方向先方に移動してシート面に着座することで閉弁する。
また、インナーニードルは、開弁動作において、軸方向後方に移動を開始したアウターニードルに係合されて、膨出部と係合部との係合を解除するとともに、アウターニードルに遅れて軸方向後方に移動を開始し、閉弁動作において、アウターニードルとの係合状態を保って軸方向先方に移動を開始した後、膨出部と係合部との係合により軸方向先方への移動を停止する。
また、アウターニードルの先端部には、シート部がシート面から離座しているときに、インナーニードルに対し軸方向後方に燃料圧が作用するように、アウターニードルの内周側に燃料を導く開口部が設けられている。
また、膨出部は、軸方向先方に向かって作用する燃料圧の方が軸方向後方に向かって作用する燃料圧よりも大きくなるように組み込まれている。
そして、シート部の有効径をφD1、インナーニードルの一部であってアウターニードルにより摺動自在に支持される摺動軸部の有効径をφD2、膨出部において軸方向先方に向かって作用する燃料圧の受圧面の有効径をφD3とすると、φD1、φD2およびφD3は、φD1=φD2<φD3の関係を満たす。
また、インジェクタは、アウターニードルのコア部と軸方向に対向するように固定され、ソレノイドコイルへの通電によりコア部を電磁吸引することでアウターニードルを軸方向後方へ移動させるステータを備える。そして、ソレノイドコイルへの通電によりアウターニードルが軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードルに係合するまでのアウターニードルの軸方向の移動量をh1、コア部とステータとの間の軸方向ギャップをh2とすると、h1およびh2は、h1<h2の関係を満たす。
〔実施例1の構成〕
実施例1のインジェクタ1の構成を、図面を用いて説明する。
インジェクタ1は、例えば、ガソリンエンジン(図示せず)の各気筒に搭載されて、燃焼室(図示せず)に直接的に燃料を噴射するものである。また、インジェクタ1は、例えば、20MPaもの高圧の燃料を燃焼室に噴射して燃料噴霧を形成する。そして、燃焼室に形成された燃料噴霧は、火花放電により燃焼して出力を発生する。
インジェクタ1は、図1に示すように、燃料を噴射するノズル部2と、ノズル部2の弁体3を駆動するための電磁吸引力を発生させる電磁ソレノイド部4とを備え、後端から噴射圧相当(例えば、20MPa)に加圧された高圧の燃料を受け入れるとともに、受け入れた燃料を先端の噴孔5に導き、弁体3を駆動することにより噴孔5を通じて噴射する。
ノズル部2は、噴孔5を開閉する弁体3、先端に噴孔5を有する弁ボディ7、ソレノイドコイル8への通電により励磁されるステータ9および可動コア10等を有し、弁体3、弁ボディ7、ステータ9および可動コア10等がホルダパイプ11内に収容されて構成されている。
ここで、ホルダパイプ11は、先端側が縮径するように設けられており、ホルダパイプ11の先端開口は弁ボディ7により封鎖され、後端開口は、燃料フィルタ13を支持して収容するコネクタ14により封鎖されている。また、可動コア10は、ステータ9の軸方向先端側に収容されており、ステータ9は、可動コア10と軸方向に対向するようにホルダパイプ11に固定されている。そして、可動コア10は、ソレノイドコイル8への通電によりステータ9の方に向かって軸方向後方に電磁吸引される。また、弁体3は、可動コア10およびステータ9を軸方向に貫通して先端側に突出するように収容される。
また、ステータ9はコネクタ14の軸方向先端側で固定されており、コネクタ14とステータ9との間には燃料フィルタ13を通過した噴射圧相当の燃料が流入する燃料室16が形成されている。
また、ステータ9と可動コア10との間にも燃料室17が形成されており、燃料室16と燃料室17との間は、ステータ9を軸方向に貫通する燃料通路18により連通している。このため、燃料室17の燃料圧も噴射圧相当となっている。
さらに、可動コア10と弁ボディ7との間にも燃料室19が形成されており、燃料室17と燃料室19との間は、可動コア10を軸方向に貫通する燃料通路20、およびホルダパイプ11と可動コア10との間に形成される筒状の燃料通路21により連通している。このため、燃料室19の燃料圧も噴射圧相当となっている。
弁体3は、筒状のアウターニードル24と、棒状のインナーニードル25とからなり、インナーニードル25は、アウターニードル24の内周側で軸方向に摺動自在に支持されて、アウターニードル24の後方に突出している。
アウターニードル24は、可動コア10に圧入されて可動コア10と一体化されており、可動コア10とともに軸方向に移動する。つまり、可動コア10は、アウターニードル24の一部分をなす。また、ステータ9と可動コア10との間には、軸方向先方に向かって可動コア10を付勢する第1スプリング26がセットされており、第1スプリング26によって可動コア10を含むアウターニードル24全体が軸方向先方に付勢されている。
なお、可動コア10において、第1スプリング26の先端を支持する内周部27は、軸方向後端に向かって隆起しており、ソレノイドコイル8への通電によりアウターニードル24が軸方向後方に移動したときにステータ9の先端に当接する。つまり、アウターニードル24は、内周部27がステータ9の先端に当接するまで電磁吸引力により駆動されて軸方向後方に移動する。
また、アウターニードル24の先端部28は、先端に向かってテーパ状に縮径しており、最先端は、弁ボディ7に設けられたテーパ状のシート面29に対して離着するシート部30をなす。
ここで、噴孔5は、シート面29よりも先端側に設けられている。また、弁ボディ7は、弁体3の先端部全体を収容するように有底の筒状に設けられており、底部に噴孔5が設けられている。また、弁ボディ7は、弁体3の先端部全体を収容することで、アウターニードル24との間に燃料室31を形成する。そして、燃料室31は燃料室19と連通しており、燃料室31の燃料は噴射圧相当の燃料圧を示す。
このため、シート部30が軸方向後方に移動してシート面29から離座すると、噴孔5が燃料室31に対して開放されるので、噴射圧相当の燃料が噴孔5を通じて筒内に噴射される。また、シート部30が軸方向先方に移動してシート面29に着座すると、噴孔5が燃料室31に対して閉鎖されるので、噴孔5を通じての燃料噴射が停止される。
また、アウターニードル24の先端部28は、アウターニードル24が電磁吸引されて軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードル25の先端に係合する係合部として機能する(図2参照)。そして、先端部28は、インナーニードル25の先端に係合することで電磁吸引力をインナーニードル25に伝達し、アウター、インナーニードル24、25は、一体となって電磁吸引されて軸方向後方に移動する。
さらに、アウターニードル24の先端部28には、シート部30がシート面29から離座しているときに(つまり、噴孔5が開放されているときに)、インナーニードル25に対し軸方向後方に燃料圧が作用するように、アウターニードル24の内周側に燃料を導く開口部32が設けられている。
すなわち、アウターニードル24の先端部28は、インナーニードル25の先端との間に所定の空間33を形成しており、シート部30がシート面29から離座することにより、空間33には、開口部32を介して噴射圧相当の燃料圧を示す燃料が流入する。これにより、インナーニードル25は、空間33の燃料圧によって軸方向後方に付勢されるようになる。なお、空間33の容積は、アウターニードル24のインナーニードル25に対する軸方向の相対的な位置に応じて可変する。そして、空間33の圧力は、噴孔5が閉鎖されているときには筒内圧と同様の圧力を示す。
インナーニードル25は、アウターニードル24の後方に突出する後端において、径方向に膨出する膨出部37をなしている。また、膨出部37とコネクタ14との間には、軸方向先方に向かってインナーニードル25を付勢する第2スプリング38がセットされている。
また、膨出部37の外周面は、ステータ9の後端部分の内周面に摺接するように組み込まれており、膨出部37はステータ9の後端部分により摺動自在に支持される。そして、膨出部37とステータ9の後端部分とは、第2スプリング38を収容する第2スプリング室39を形成する。
なお、第2スプリング室39は燃料室16と連通しているため、第2スプリング室39の燃料は噴射圧相当の燃料圧を示す。このため、膨出部37には、後端面40を受圧面として、軸方向先方に向かって噴射圧相当の燃料圧が作用する。そして、膨出部37は、第2スプリング室39の燃料圧および第2スプリング38により付勢されて所定の係合部41と係合する。
ここで、係合部41は、ステータ9の内周側に設けられてステータ9の一部をなしており、膨出部37は、円環状の先端面が係合部41の後端面に当接した状態で係合部41に係合する。なお、係合部41は、先端において第1スプリング26の後端を支持し、自身の内周面がインナーニードル25の外周面に摺接することによりインナーニードル25を摺動自在に支持する。
ここで、インナーニードル25の膨出部37以外の部分は、同一径に設けられており、膨出部37寄りの部分が係合部41により軸方向に摺動自在に支持され、先端側の大部分が、アウターニードル24に対し軸方向に摺動自在に支持されている。つまり、インナーニードル25において、膨出部37以外の部分は、同一径に設けられて、係合部41やアウターニードル24により摺動自在に支持される摺動軸部42をなす。
また、インナーニードル25は、開弁動作において、軸方向後方に移動を開始したアウターニードル24に係合されて、膨出部37と係合部41との係合を解除するとともに、アウターニードル24に遅れて軸方向後方に移動を開始する。そして、アウター、インナーニードル24、25が軸方向後方に移動するのに伴い、膨出部37と係合部41との間には、係合部41の先端側に形成される燃料室(以下、第1スプリング26が収容されているので、第1スプリング室43と呼ぶ。)から燃料が漏れ込む燃料室44(図3参照)が形成される。
なお、第1スプリング室43は燃料室17と連通しているため、第1スプリング室43の燃料は噴射圧相当の燃料圧を示している。そして、第1スプリング室43の燃料が係合部41とインナーニードル25の摺動軸部42との間に形成される摺動クリアランスを通過して燃料室44に漏れ込むことで、燃料室44の燃料圧は第1スプリング室43の燃料圧に比べて大きく降下している。このため、燃料室44の燃料圧は、噴射圧相当の第1、第2スプリング室43、39の燃料圧よりも低くなっている。
以上により、膨出部37は、軸方向先方に向かって作用する燃料圧の方が軸方向後方に向かって作用する燃料圧よりも大きくなるように組み込まれている。
また、インナーニードル25は、ソレノイドコイル8への通電停止後の閉弁動作において、アウターニードル24との係合状態(つまり、アウターニードル24の先端部28とインナーニードル25の先端とが係合した状態)を保って軸方向先方に移動を開始した後、膨出部37と係合部41との係合により軸方向先方への移動を停止する(図2参照)。
なお、インナーニードル25の先端部分にはシールリング47が装着されており、シールリング47は、噴孔5から空間33に浸入した筒内ガスがさらに後端側に浸入するのを阻止するとともに、第1スプリング室43および燃料室17から先端側への燃料リークを阻止している。
電磁ソレノイド部4は、円筒状の樹脂製ボビンにコイル素線を多数回巻回することで設けられたソレノイドコイル8、ソレノイドコイル8の先端側、後端側および外周側を覆って磁束を通すヨーク48等により構成されている。そして、ソレノイドコイル8への通電は、ターミナル49を介して車載電源(図示せず)から電力の供給を受けることで実行される。
なお、ソレノイドコイル8への通電により形成される磁気回路は、例えば、ヨーク48→ホルダパイプ11→可動コア10→ステータ9→ホルダパイプ11→ヨーク48の順序で磁束を受け渡す。このため、ホルダパイプ11の一部は非磁性化されて非磁性部50をなしており、ホルダパイプ11が可動コア10とステータ9との間での磁束の受け渡しの妨げにならないように設けられている。
また、ソレノイドコイル8への通電開始および通電停止は、車両に搭載された所定の電子制御装置からの指令に応じて行われる。
以上のような構成を備えるインジェクタ1において、シート部30の径をφD1、インナーニードル25の摺動軸部42の径をφD2、膨出部37の後端面40の径をφD3とすると、φD1、φD2およびφD3は、φD1=φD2<φD3の関係を満たす。
また、ソレノイドコイル8への通電によりアウターニードル24が軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードル25の先端にアウターニードル24の先端部28が係合するまでのアウターニードル24の軸方向の移動量をh1、可動コア10の内周部27とステータ9との間の軸方向ギャップをh2とすると、h1およびh2は、h1<h2の関係を満たす。
〔実施例1の作用〕
実施例1のインジェクタ1の作用を、図1〜図3を用いて説明する。
ソレノイドコイル8への通電が開始されると、アウターニードル24は可動コア10とステータ9との間に作用する電磁吸引力により軸方向後方(開弁側)に移動を開始する。これにより、シート部30がシート面29から離座して、噴孔5から噴射圧相当の燃料が噴射されるようになる。
ここで、アウターニードル24の内周径、つまり摺動軸部42の径φD2は、シート部30の径φD1に等しい。このため、アウターニードル24に対して開弁側に作用する燃料圧と、軸方向先方(閉弁側)に作用する燃料圧とが打ち消し合い、燃料圧全体としてアウターニードル24に対し軸方向に作用する付勢力がゼロとなる。
なお、アウターニードル24に対して開弁側に作用する燃料圧とは、燃料室19、31の燃料がシート部30よりも外周側のアウターニードル24に対して軸方向後方に向かって及ぼす燃料圧である。また、アウターニードル24に対して閉弁側に作用する燃料圧とは、燃料室17の燃料がアウターニードル24に対して軸方向先方に向かって及ぼす燃料圧である。
また、アウターニードル24が開弁側に移動を開始した後、サック室51は燃料室31と連通状態となり、サック室51の燃料圧は噴射圧相当となる。そして、噴射圧相当の燃料圧を示すサック室51の燃料が開口部32を通じて空間33に導かれる。このため、アウターニードル24の先端部28においてシート部30よりも内周側の部分に関しても、開弁側に作用する燃料圧と閉弁側に作用する燃料圧とが打ち消し合う。このため、アウターニードル24が開弁側に移動を開始した後も、アウターニードル24に対し軸方向に作用する燃料圧全体としての付勢力はゼロとなる。
この結果、アウターニードル24は、第1スプリング26の付勢力のみに抗して、電磁吸引力により開弁側に移動する。
この間、インナーニードル25は、開弁側に作用する付勢力と閉弁側に作用する付勢力とが釣り合っているので全く移動しない。ここで、インナーニードル25に対し開弁側に作用する付勢力とは、空間33の燃料圧による付勢力と係合部41が膨出部37に与える抗力との合力である。また、インナーニードル25に対し閉弁側に作用する付勢力とは、第2スプリング室39の燃料圧による付勢力と第2スプリング38の付勢力との合力である。
そして、アウターニードル24の開弁側への移動量がh1に達してアウターニードル24の先端部28がインナーニードル25の先端に係合すると、インナーニードル25が開弁側への移動を開始し、アウター、インナーニードル24、25は一体となって開弁側へ移動する。
また、インナーニードル25が開弁側への移動を開始すると、膨出部37と係合部41との係合が解除されて膨出部37と係合部41との間に燃料室44が形成され(図3参照)、燃料室44の燃料は、噴射圧相当の燃料圧よりも低圧の燃料圧を示すようになる。これにより、係合部41から膨出部37に抗力が作用しなくなるとともに、膨出部37に作用する燃料圧は、軸方向先方に作用する燃料圧(第2スプリング室39の燃料圧)の方が、軸方向後方に作用する燃料圧(燃料室44の燃料圧)よりも大きくなる。
ここで、膨出部37の後端面40(つまり、第2スプリング室39の燃料圧の受圧面)の径φD3は摺動軸部42の径φD2よりも大きい。このため、インナーニードル25に対し開弁側に作用する燃料圧と、閉弁側に作用する燃料圧とが完全に打ち消し合わず、インナーニードル25に軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力は、インナーニードル25に対し閉弁側に作用するようになる。
すなわち、インナーニードル25に対し開弁側に作用する燃料圧とは、サック室51の燃料がシート部30よりも内周側のアウター、インナーニードル24、25の先端部に対して軸方向後方に向かって及ぼす燃料圧、および燃料室44の燃料が膨出部37に対し軸方向後方に向かって及ぼす燃料圧である。また、インナーニードル25に対して閉弁側に作用する燃料圧とは、第2スプリング室39の燃料が膨出部37に対し軸方向先方に向かって及ぼす燃料圧である。
このため、膨出部37の後端面40の面積と摺動軸部42の断面積との差分に、第2スプリング室39の燃料圧(噴射圧相当の燃料圧)と燃料室44の燃料圧との差分を乗じた大きさの付勢力がインナーニードル25に対し閉弁側に作用する。
このように、インナーニードル25が開弁側への移動を開始すると、インナーニードル25に軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力が閉弁側に作用するようになる。このため、アウター、インナーニードル24、25全体として開弁側への移動が妨げられる虞が懸念される。
しかし、可動コア10の内周部27とステータ9との間の軸方向距離がh2からh2−h1まで減少しており(図2参照)、電磁吸引力は、内周部27とステータ9との間の軸方向距離の2乗に反比例して増強されている。このため、インナーニードル25に軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力が閉弁側に作用するようになっても、増強された電磁吸引力により、アウター、インナーニードル24、25は一体となって開弁側に移動を続けることができる。
そして、アウター、インナーニードル24、25は、内周部27がステータ9に当接することで開弁側への移動を停止する。
やがて、ソレノイドコイル8への通電が停止されると、アウター、インナーニードル24、25は、第1、第2スプリング26、38の付勢力とともに、第2スプリング室39の燃料圧と燃料室44の燃料圧との差分に起因して発生する付勢力(上記の差分同士の積により求まる大きさの付勢力)により閉弁側に駆動されて移動を開始する。
そして、膨出部37が係合部41に係合すると、インナーニードル25は閉弁側への移動を停止し(図2参照)、アウターニードル24の先端部28とインナーニードル25の先端との係合が解除され、アウターニードル24のみが第1スプリング26の付勢力により閉弁側に移動を続ける。やがて、シート部30がシート面29に着座してインナーニードル25が移動を停止するとともに、噴孔5からの燃料噴射が停止される(図1参照)。
〔実施例1の効果〕
実施例1のインジェクタ1によれば、アウターニードル24の内周径、つまり摺動軸部42の径φD2は、シート部30の径φD1に等しく、膨出部37の後端面40(つまり、第2スプリング室39の燃料圧の受圧面)の径φD3は摺動軸部42の径φD2よりも大きい。
これにより、アウターニードル24では、開弁側(軸方向後方)に作用する燃料圧と閉弁側(軸方向先方)に作用する燃料圧とが開弁動作および閉弁動作を問わず、常時、打ち消し合う。また、インナーニードル25は、開弁動作においてアウターニードル24と係合して移動を開始するまでの間、電磁吸引力に関わりなく静止している。このため、開弁動作においてインナーニードル25が移動を開始するまでの間、アウター、インナーニードル24、25に軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すことができる。
また、閉弁動作において、アウター、インナーニードル24、25は互いに係合したまま移動を開始するが、アウター、インナーニードル24、25に対し軸方向に作用する燃料圧全体の付勢力は、膨出部37において閉弁側に作用する第2スプリング室39の燃料圧と開弁側に作用する燃料室44の燃料圧との差分に起因する分だけ閉弁側に作用する。このため、閉弁動作において、燃料圧の付勢力がアウター、インナーニードル24、25全体を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことができる。
以上により、インジェクタ1の開弁動作において、弁体3に対し軸方向に作用する燃料圧の付勢力が電磁吸引力に抗しない状態を作り出すとともに、閉弁動作において、燃料圧の付勢力が弁体3を閉弁側に駆動できる状態を作り出すことができる。
この結果、噴射圧の高圧化に伴ってソレノイドコイル8を高能力化しなくても、弁体3を確実に開弁側に駆動することができる。また、弁体3の閉弁応答性が低下しないので、噴射量の指令値が微小である場合にも確実に対応できるようになる。
なお、開弁動作において、インナーニードル25が移動を開始した後は、アウター、インナーニードル24、25は互いに係合しているため、アウター、インナーニードル24、25に作用する燃料圧全体の付勢力は、閉弁動作におけるのと同様の理由により閉弁側に作用する。このため、開弁動作において、インナーニードル25が移動を開始した後は、閉弁側に燃料圧の付勢力が作用してしまう。
しかし、インナーニードル25が移動を開始する時点では、可動コア10の内周部27とステータ9との距離が充分に縮小して電磁吸引力が大きくなっているので、支障なくアウター、インナーニードル24、25全体を開弁側に駆動することができる。
また、ソレノイドコイル8への通電によりアウターニードル24が軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードル25に係合するまでのアウターニードル24の軸方向の移動量をh1、ステータ9と可動コア10との間の軸方向ギャップをh2とすると、h1およびh2は、h1<h2の関係を満たす。
これにより、インナーニードル25は、開弁動作において確実にアウターニードル24に遅れて開弁側に移動を開始することができる。
なお、インジェクタ1の態様は、請求項1の手段と同様の作用効果、または、請求項1、2の手段と同様の作用効果を奏する限り、実施例に限定されない。
1 インジェクタ
3 弁体
5 噴孔
7 弁ボディ
8 ソレノイドコイル
9 ステータ
10 可動コア(コア部)
24 アウターニードル
25 インナーニードル
28 先端部(アウターニードルの先端部)
29 シート面
30 シート部
32 開口部
37 膨出部
40 後端面(膨出部において軸方向先方に向かって作用する燃料圧の受圧面)
41 係合部
42 摺動軸部
φD1 シート部の有効径
φD2 摺動軸部の有効径
φD3 膨出部において軸方向先方に向かって作用する燃料圧の受圧面の有効径
h1 ソレノイドコイルへの通電によりアウターニードルが軸方向後方に移動を開始した後、インナーニードルに係合するまでのアウターニードルの軸方向の移動量
h2 コア部とステータとの間の軸方向ギャップ

Claims (2)

  1. 先端に噴孔を有する弁ボディと、軸方向に摺動自在に支持されて前記噴孔を開閉する弁体とを備え、ソレノイドコイルへの通電により前記弁体を電磁吸引して軸方向後方へ移動させ開弁するインジェクタにおいて、
    前記弁体は、
    前記ソレノイドコイルへの通電により電磁吸引されて軸方向後方に移動するとともに、第1スプリングにより軸方向先方に付勢される筒状のアウターニードルと、
    このアウターニードルの内周側で軸方向に摺動自在に支持されて、前記アウターニードルの後方に突出するとともに、第2スプリングにより軸方向先方に付勢される棒状のインナーニードルとを有し、
    このインナーニードルは、前記アウターニードルの後方に突出する部分において、径方向に膨出する膨出部を有し、
    この膨出部は、軸方向先方に向かう燃料圧および前記第2スプリングにより付勢されて所定の係合部と係合し、
    前記アウターニードルの先端部に設けられたシート部が軸方向後方に移動して前記弁ボディに設けられたシート面から離座することで開弁するとともに、前記シート部が軸方向先方に移動してシート面に着座することで閉弁し、
    前記インナーニードルは、
    開弁動作において、軸方向後方に移動を開始した前記アウターニードルに係合されて、前記膨出部と前記係合部との係合を解除するとともに、前記アウターニードルに遅れて軸方向後方に移動を開始し、
    閉弁動作において、前記アウターニードルとの係合状態を保って軸方向先方に移動を開始した後、前記膨出部と前記係合部との係合により軸方向先方への移動を停止し、
    前記アウターニードルの先端部には、前記シート部が前記シート面から離座しているときに、前記インナーニードルに対し軸方向後方に燃料圧が作用するように、前記アウターニードルの内周側に燃料を導く開口部が設けられ、
    前記膨出部は、軸方向先方に向かって作用する燃料圧の方が軸方向後方に向かって作用する燃料圧よりも大きくなるように組み込まれ、
    前記シート部の有効径をφD1、前記インナーニードルの一部であって前記アウターニードルにより摺動自在に支持される摺動軸部の有効径をφD2、前記膨出部において軸方向先方に向かって作用する燃料圧の受圧面の有効径をφD3とすると、φD1、φD2およびφD3は、φD1=φD2<φD3の関係を満たすことを特徴とするインジェクタ。
  2. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記アウターニードルのコア部と軸方向に対向するように固定され、前記ソレノイドコイルへの通電により前記コア部を電磁吸引することで前記アウターニードルを軸方向後方へ移動させるステータを備え、
    前記ソレノイドコイルへの通電により前記アウターニードルが軸方向後方に移動を開始した後、前記インナーニードルに係合するまでの前記アウターニードルの軸方向の移動量をh1、前記コア部と前記ステータとの間の軸方向ギャップをh2とすると、h1およびh2は、h1<h2の関係を満たすことを特徴とするインジェクタ。
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