JP2011127282A - エアダンパー蝶番及び自動閉扉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障が少なく高い耐久性で、屋外で良好に使用することができるエアダンパー蝶番を提供する。
【解決手段】長手方向に沿ってエア流通溝31が形成されたシリンダー3と、シリンダー3内に配置された操作ロッド4と、操作ロッド4の外周に形成された傾斜部422を有するカム溝42と、シリンダー3内に収容配置された略有底円筒状のピストン5と、ピストン5から内側に突出して設けられ、カム溝42と係合する球体52と、シリンダー3内に設けられたエア制御部8と、エア溜まりSとエア流通溝31とを隔てる内筒34を備え、傾斜部422に対する球体52の移動に対応してピストン5が移動し、開動作によるピストン5の移動に応じて、吸込弁81によりシリンダー3内のエアをエア流通溝31を介してエア溜まりSに導入し、閉動作によるピストン5の移動に応じて、排出弁82によりエア溜まりSにあるエアを抑制しながらエア流通溝31を介してシリンダー3内に排出するエアダンパー蝶番。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアダンパーにより閉扉時の衝撃を緩衝するエアダンパー蝶番に係り、特に屋外での使用に適するエアダンパー蝶番及びこれを備える自動閉扉機構に関する。
従来、エアダンパーにより閉扉時の衝撃を緩衝するエアダンパー蝶番として、特許文献1のエアダンパー蝶番がある。特許文献1のエアダンパー蝶番は、一対の羽板の一方に設けられるシリンダー内にピストンを収容配置し、他方の羽板に上部を固定されている操作ロッドの下部をシリンダー内に配置し、操作ロッドの下部外周に傾斜部と水平部とからなるカム溝を形成し、ピストンに転動可能に配設され内周に突出する球体をカム溝に係合し、カム溝の傾斜部に対する球体の移動に対応してピストンが進退し、閉扉時のピストンの戻り動作によるシリンダー内のエアダンパー作用により閉扉時の衝撃を緩衝するものである。
前記エアダンパー蝶番では、シリンダーの下端にエア流入孔を設け、開扉動作によるピストンの上昇に応じて、外部のエアをエア流入孔からシリンダー内に流入させてエア溜まりを形成すると共に、開扉状態の開放によるピストンのエア溜まりの押圧によりバルブ板をエア流入孔に押し付けて閉塞し、シリンダー内のエアをネジ溝を通して抑制しながら外部に流出して、エアダンパー作用を得ている。
特開2002−303072号公報
ところで、特許文献1のエアダンパー蝶番は、シリンダー内に外部からエアを流入させ、外部にエアを流出させるものであるため、屋内で使用する場合には良いものの、屋外で使用する場合には問題を生ずる。即ち、屋外で使用した場合には、流入するエアの中に空気中の塵や雨水が含まれてしまい、シリンダー内に塵や雨水が入り込んでしまう。斯様なシリンダー内に入り込んだ塵や雨水は、エアダンパー蝶番の故障や耐久性の低下の原因となる。そのため、屋外で良好に使用することができるエアダンパー蝶番が求められている。
本発明は上記課題に鑑みて提案するものであり、故障が少なく高い耐久性で、屋外で良好に使用することができるエアダンパー蝶番及びこれを備える自動閉扉機構を提供することを目的とする。
本発明のエアダンパー蝶番は、一方の羽板側に設けられ、長手方向に沿ってエア流通溝が形成されているシリンダーと、他方の羽板から延設され、前記シリンダー内に配置されている操作ロッドと、前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有するカム溝と、前記シリンダー内に収容配置されている略有底円筒状のピストンと、前記ピストンの所定位置で内側に突出して設けられ、前記カム溝と係合する係合部と、前記シリンダー内に設けられるエア制御部と、前記エア制御部と前記ピストンの底部との間に形成されるエア溜まりと前記エア流通溝とを隔てる内筒とを備え、前記カム溝の傾斜部に対する前記係合部の移動に対応して前記ピストンが移動し、開動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の吸込弁により、前記シリンダー内のエアを前記エア流通溝を介して前記エア溜まりに導入し、閉動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の排出弁により、前記エア溜まりにあるエアを抑制しながら前記エア流通溝を介して前記シリンダー内に排出することを特徴とする。
前記構成では、シリンダーと外部のエアの流入出を行わずに、シリンダー内のエアのエア溜まりへの導入及びエア溜まりから抑制しながらのシリンダー内へのエアの排出を行い、外部とのエアの流入出を遮断することができる。従って、屋外で使用した場合にも、空気中の塵や雨水がシリンダー内に入り込むことがなく、エアダンパー蝶番の故障の防止や耐久性の向上を図ることができる。同時に、カム溝の傾斜部に対する係合部の移動に対応するピストンの移動や、エア溜まりから抑制しながらのシリンダー内へのエアの排出により、扉の緩衝されながらの良好な閉動作を行うことができる。また、前記構成は、簡単な構造で容易且つ低コストで製造することができると共に、小型化・軽量化を図ることができる。
本発明のエアダンパー蝶番は、前記吸込弁を、前記エア流通溝からのエアを導入する導入路と、前記導入路の前記ピストン側の端部に配置される弁板とから構成し、前記導入路の端部から前記弁板を浮き上がらせることにより、前記エア溜まりにエアを導入すると共に、前記エア排出時に前記導入路の端部に前記弁板を当接して、前記導入路からのエアの排出を不能にすることを特徴とする。
前記構成では、エア溜まりにスムーズにエアを導入することができると共に、エア排出時に導入路からのエアの排出を確実に規制し、エアの抑制排出によるエアダンパー作用を確実に得ることができる。
本発明のエアダンパー蝶番は、前記排出弁を、略有底円筒状の基体と、前記基体の周壁の所定位置に形成されているエア排出穴と、前記基体の底部の略中央に形成されているエア取入穴と、前記基体の周壁内面に螺合される螺子部の先端に設けられ、前記エア取入穴内に配置されるニードル部とから構成することを特徴とする。
前記構成では、ニードル部とエア取入穴との間の隙間から適度なエアを抑制排出し、閉扉動作での良好なエアダンパー作用を得ることができる。また、ニードル部を螺合される螺子部の先端に設けることにより、ニードル部のエア取入穴に対する挿入量を調整し、エアの排出量をより適切な量に簡単に調整することができる。
本発明のエアダンパー蝶番は、前記エア制御部を前記他方の羽板と逆側に配置すると共に、前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有する別のカム溝を前記カム溝に対して前記他方の羽板側に設け、前記シリンダー内の前記別のカム溝に対応する位置に略円筒状の別のピストンを収容配置し、前記別のカム溝を係合する別の係合部を前記別のピストンの所定位置で内側に突出して設け、前記カム溝の前記他方の羽板側に設けられるバネ受部と前記別のピストンとの間に弾性バネを配置し、開動作による前記別のカム溝の傾斜部に対する前記別の係合部の移動に対応して前記別のピストンが移動して、前記別のピストンの付勢で前記弾性バネが収縮し、前記弾性バネの復元による閉動作により前記別のピストンが移動して、前記別の係合部が前記別のカム溝と係合している前記操作ロッドが回動することを特徴とする。
前記構成では、単独の蝶番にエアダンパー作用と自動閉扉作用を担わせることができ、別の自動閉扉作用を有する蝶番を設けずとも、エアダンパーで緩衝される自動閉扉動作を行わせることができる高機能の蝶番にすることができる。
本発明のエアダンパー蝶番は、前記別のカム溝の傾斜部を、閉動作の中間期に対応する部分よりも閉動作の終期に対応する部分で急峻な角度に形成することを特徴とする。
前記構成では、弾性バネの復元力が低下する閉動作の終期に対応する部分でより少ない復元力で閉扉動作を行わせることができ、エアの抑制排出に抗して、確実に閉扉動作を持続することができる。
本発明のエアダンパー蝶番は、前記係合部を前記ピストンの周壁に形成されている穴に転動可能に配設される球体とする、又は前記係合部及び前記別の係合部を前記ピストン及び前記別のピストンの周壁に形成されている穴に転動可能に配設される球体とすることを特徴とする。
前記構成では、球体をカム溝と係合することにより、よりスムーズな扉の開閉動作を行うことができる。
本発明の自動閉扉機構は、一方の羽板側に設けられ、長手方向に沿ってエア流通溝が形成されているシリンダーと、他方の羽板から延設され、前記シリンダー内に配置されている操作ロッドと、前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有するカム溝と、前記シリンダー内に収容配置されている略有底円筒状のピストンと、前記ピストンの所定位置で内側に突出して設けられ、前記カム溝と係合する係合部と、前記シリンダー内に設けられるエア制御部と、前記エア制御部と前記ピストンの底部との間に形成されるエア溜まりと前記エア流通溝とを隔てる内筒とを備え、前記カム溝の傾斜部に対する前記係合部の移動に対応して前記ピストンが移動し、開動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の吸込弁により、前記シリンダー内のエアを前記エア流通溝を介して前記エア溜まりに導入し、閉動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の排出弁により、前記エア溜まりにあるエアを抑制しながら前記エア流通溝を介して前記シリンダー内に排出するエアダンパー蝶番と、一方の羽板側に設けられるシリンダー内の弾性バネの復元力により他方の羽板を閉扉方向に回動する自動閉扉蝶番とを具備することを特徴とする。
前記構成では、エアダンパー蝶番とは別に自動閉扉蝶番を設けることにおり、エア溜まりに流入出させるエアの量を増加させ、より大きな力の緩衝を行うことができると共に、独立した自動閉扉蝶番でより大きな力で自動閉扉動作を行うことができる。従って、大きな扉や重い扉に対応することができる。また、既存の自動閉扉蝶番と併せて用いることができるので、コスト低減も図ることができる。
本発明のエアダンパー蝶番或いは自動閉扉機構は、シリンダーと外部のエアの流入出を行わずに、シリンダー内のエアのエア溜まりへの導入及びエア溜まりから抑制しながらのシリンダー内へのエアの排出を行い、外部とのエアの流入出を遮断することができる。従って、屋外で使用した場合にも、空気中の塵や雨水がシリンダー内に入り込むことがなく、エアダンパー蝶番の故障の防止や耐久性の向上を図ることができる。同時に、カム溝の傾斜部に対する係合部の移動に対応するピストンの移動や、エア溜まりから抑制しながらのシリンダー内へのエアの排出により、扉の緩衝されながらの良好な閉動作を行うことができる。また、簡単な構造で容易且つ低コストで製造することができると共に、小型化・軽量化を図ることができる。
本発明による実施形態のエアダンパー蝶番の閉扉状態に対応する状態の縦断面図。 (a)は図1のエアダンパー蝶番のA−A線断面図、(b)は図1のエアダンパー蝶番のB―B線断面図。 図1のエアダンパー蝶番におけるエア制御部の周辺領域を示す縦断面図。 他方の羽板を除いた状態での図1のエアダンパー蝶番における別のカム溝の周辺領域を示す側面図。 図1のエアダンパー蝶番の開扉状態に対応する状態の縦断面図。
〔実施形態のエアダンパー蝶番〕
本発明による実施形態のエアダンパー蝶番について図面を参照して説明する。図1は実施形態のエアダンパー蝶番の閉扉状態に対応する状態の縦断面図、図2(a)は図1のエアダンパー蝶番のA−A線断面図、図2(b)は図1のエアダンパー蝶番のB―B線断面図、図3は図1のエアダンパー蝶番におけるエア制御部の周辺領域を示す縦断面図、図4は図1のエアダンパー蝶番における別のカム溝の周辺領域を示す側面図である。
本実施形態のエアダンパー蝶番は、図1に示すように、一方の羽板1側に設けられるシリンダー3と、他方の羽板2に固定されてシリンダー3内に延設され、シリンダー3内に配置されている操作ロッド4と、シリンダー3内に収容配置されている略有底円筒状のピストン5と、シリンダー3内の他方の羽板2側に収容配置されている略円筒状の別のピストン6と、ピストン5とピストン6との間に設けられている弾性バネ7と、エア制御部8を構成する吸込弁81及び排出弁82とを備える。
シリンダー3内には、図2に示すように、長手方向に沿って凹溝状のエア流通溝31が対向するように形成されており、エア流通溝31を介してシリンダー3内をエアが移動するようになっている。更に、図1に示すように、後述する操作ロッド4の大径部41の上側にはベアリング32が配設され、大径部41のスムーズな回転を確保すると共に、後述するカム溝42に対して他方の羽板2側に設けられるバネ受部33の台となっている。バネ受部33上には弾性バネ7が収容され、弾性バネ7は上端を略円筒状のピストン6の下端に当接するようにして、バネ受部33とピストン5との間に配置されている。また、シリンダー3内の略有底円筒状のピストン5に略対応する位置には内筒34が収容配置され、内筒34は、後述するエア制御部8とピストン5との間に形成されるエア溜まりSとエア流通溝31とを隔てている。
操作ロッド4は、図1に示すように、他方の羽板2と逆側に位置する先端側に大径部41を有し、大径部41の外周には対向する位置に一対のカム溝42・42が形成されている。カム溝42は、水平部421と、水平部421の一方の端部から下方に傾斜して連なる傾斜部422とから構成される。また、図4に示すように、操作ロッド4のシリンダー3内の上端部に対応する位置の外周には別のカム溝43が形成され、カム溝43はカム溝42に対して他方の羽板2側に設けられ、対向する位置に一対で形成されている。別のカム溝43は、水平部431と、水平部431の一方の端部から上方に傾斜して連なる第1傾斜部432と、第1傾斜部432の先端から更に急峻な傾斜角度で連なって上方に傾斜する第2傾斜部433とから構成される。カム溝43の傾斜部のうち第1傾斜部432は閉動作の中間期に対応する部分であり、第2傾斜部433は閉動作の終期に対応する部分である。
略有底円筒状のピストン5は、シリンダー3の長手方向に摺動可能に収容され、大径部41のカム溝42に対応する位置に設けられている。ピストン5の周壁の上部には穴51が形成され、穴51には球体52が転動可能に配置されており、球体52の略半分程度など一部は係合部として周壁内側に突出し、カム溝42と係合するようになっている。ピストン5の底部53の周囲には、ピストン5側でエア溜まりSのエア漏れを防ぐシーリング54が設けられ、内筒34と摺動可能に接触している。また、ピストン5の底部53には、シリンダー3の軸方向に貫通する貫通穴55が設けられ、貫通穴55の中間部に貫通穴55と連通する小穴が形成されているプレート56が配置されており、後述する排出弁82からのエアの排出に故障が生じた際等に、エア溜まりSからピストン5の内側にエアを逃がす機能を担うようになっている。更に、ピストン5の周壁から外側に突出するようにしてローラ57が設けられ、ローラ57をエア流通溝31内に転動可能に配置して、ピストン5の周方向の回転を防止している。
略円筒状の別のピストン6は、シリンダー3の長手方向に摺動可能に収容され、別のカム溝43に対応する位置に設けられている。別のピストンの6の周壁には穴61が形成され、穴61には球体62が転動可能に配置されており、球体62の略半分程度など一部は別の係合部として周壁内側に突出し、カム溝43と係合するようになっている。更に、ピストン6の周壁から外側に突出するようにしてローラ63が設けられ、ローラ63をエア流通溝31内に転動可能に配置して、ピストン6の周方向の回転を防止している。
吸込弁81と排出弁82とから構成されるエア制御部8は、シリンダー3内の他方の羽板2と逆側の端部に設けられ、シリンダー3内の他方の羽板2と逆側の端部に取付けられている本体83と、本体83の中心に軸方向に捻じ込まれているエア制御ボルト84と、エア流通溝31からシリンダー3の半径方向の中心に延びるように本体83に形成され、エア流通溝31と連通する流通穴85と、本体83の周囲に設けられ、エア制御部8側でエア溜まりSのエア漏れを防ぐシーリング86とを有する。
吸込弁81は、図1及び図3に示すように、流通穴85と連通し、エア流通溝31からのエアを流通穴85を介して導入するための導入路811と、導入路811のピストン5側に設けられ、エア溜まりSと一体的に通じている導入空間812と、導入路811のピストン5側の端部に配置されている環状の弁板813とから構成され、弁板813の内側部分は本体83のピストン5側の端面とエア制御ボルト84との間の隙間に配置されている。
排出弁82は、図1及び図3に示すように、略有底円筒状の基体821と、基体821の周壁の所定位置に形成され、流通穴85と連通するエア排出穴822と、他方の羽板2側に位置する基体821の底部の略中央に形成されているエア取入穴823とを有し、エア取入穴823はエア制御ボルト84の中心に軸方向に形成されているエア流通穴841と連通している。基体821の周壁内面には螺子部824が螺合され、螺子部824の先端に設けられているニードル部825がエア取入穴823内に挿入して配置されており、エア取入穴823とニードル部825との間の隙間からエアを排出可能になっている。また、螺子部824の頭部と基体821の底部との間には調整バネ826が配置され、螺子部824の螺合量を調整してエア取入穴823とニードル部825との間の隙間の大きさを調整する際に、調整バネ826の弾発力で微調整が可能になっている。
次に、本実施形態のエアダンパー蝶番を扉に取り付けた場合のエアダンパー蝶番の動作について説明する。図5は図1のエアダンパー蝶番の開扉状態に対応する状態の縦断面図である。
扉が閉扉状態におけるエアダンパー蝶番は、図1に示す状態にあり、開扉動作をすると図5の状態に移行する。開扉動作時には、操作ロッド4が回転してカム溝42、43が回転し、カム溝42の回転によってカム溝42と係合する球体52が傾斜部422の下端から水平部421に向かって移動し、ピストン5が他方の羽板2側に移動すると共に、カム溝43の回転によってカム溝42と係合する球体62が第2傾斜部433から第1傾斜部432を経て水平部431に向かって移動し、ピストン6が他方の羽板2と逆側に移動する。
ピストン5の他方の羽板2側への移動に伴い、エア溜まりSが減圧されて吸込弁81の弁板813が浮き上がり、シリンダー3内の図1の略上部にあるエアがエア流通溝31やエア流通溝31とローラ57との間の隙間、流通穴85、導入路811を介して導かれ、弁板813の浮き上がりによる導入路811の端部の開放により、導入空間812、エア溜まりSへとエアが流入し、エア溜まりSが大きくなる。尚、ごく僅かなエアは、エア取入穴823とニードル部825との間の隙間と、エア流通穴841からもエア溜まりSに流入する。また、ピストン6の他方の羽板2の逆側への移動に伴い、ピストン6の端部で押圧される弾性バネ7が収縮する。
更に、開扉動作が進行すると、球体52がカム溝42の水平部421に移動してピストン5の移動が停止し、エア溜まりSの増加が停止すると共に、球体62がカム溝43の水平部431に移動してピストン6が停止し、弾性バネ7の収縮が停止する。球体52、62が水平部421、431に位置すると、ピストン5、6はその位置で停止し、エアダンパー蝶番は図5に示す状態となり、開扉状態が維持される。
その後、エアダンパー蝶番が図5に示す状態、即ち開扉状態から閉扉動作を行うと、球体52は傾斜部422に移動し且つ球体62は第1傾斜部432に移動し、弾性バネ7の復元力でピストン6が他方の羽板2側に付勢される。このピストン6の付勢移動により、球体62が第1傾斜部432から第2傾斜部433に向かって移動し、これに伴って操作ロッド4が閉扉方向に回動して閉扉動作が行われる。また、この操作ロッド4の回動により、球体52が傾斜部422の他方の羽板2と逆側の端部に向かって移動し、ピストン5が他方の羽板2と逆側に移動する。
そして、ピストン5の他方の羽板2と逆側への移動時には、エア溜まりSの加圧により、弁板813が導入路811の端部に押圧されて当接し、導入路811を閉塞して導入路811からのエアの排出を不能にすると共に、エア溜まりSのエアが、エア制御ボルト84のエア流通穴841と、排出弁82のエア取入穴823とニードル部825との間の隙間、エア排出穴822からエア流通溝31にエアを排出する。この際、エア取入穴823とニードル部825との間の隙間が狭くなっていることにより、エア溜まりSのエアは抑制しながら排出され、操作ロッド4の閉扉方向への回動時におけるエアダンパー作用が得られる。エア流通溝31に排出されたエアは、エア流通溝31を通ってシリンダー3の図1の略上部に移動する。尚、前記抑制排出されるエアに対して極僅かなエアは、ピストン底部53の貫通穴55に設けられているプレート56の小穴からピストン5の他方の羽板2側に抜けるようになっている。
この際、カム溝43の閉動作の終期に対応する第2傾斜部433は第1傾斜部432よりも角度が急峻になっていることから、閉動作の終期における弾性バネ7の復元力の弱まりを補い、エア溜まりSのエアの弾発力に抗して、確実に閉扉動作を完了させることができる。尚、この第1傾斜部432の傾斜角度は水平方向から30°〜60°、第2傾斜部433の傾斜角度は水平方向から40°〜65°として第1傾斜部432よりも急な傾斜角度とすると好適である。
上記実施形態のエアダンパー蝶番は、シリンダー3内のエアのエア溜まりSへの導入及びエア溜まりSから抑制しながらのシリンダー3内へのエアの排出を行い、外部とのエアの流入出を遮断することができる。従って、屋外で使用した場合にも、空気中の塵や雨水がシリンダー3内に入り込むことがなく、エアダンパー蝶番の故障の防止や耐久性の向上を図ることができると同時に、扉の緩衝されながらの良好な閉扉動作を行うことができる。また、簡単な構造で容易且つ低コストで製造することができると共に、小型化・軽量化を図ることができる。
また、吸込弁81により、エア溜まりSにスムーズにエアを導入することができると共に、エア排出時に導入路811からのエアの排出を確実に規制し、エアの抑制排出によるエアダンパー作用を確実に得ることができる。また、排出弁82のニードル部825とエア取入穴823との間の隙間から適度なエアを抑制排出し、閉扉動作での良好なエアダンパー作用を得ることができる。また、ニードル部825を螺合される螺子部824の先端に設けることにより、ニードル部825のエア取入穴823に対する挿入量を調整し、エアの排出量をより適切な量に簡単に調整することができ、特に本実施形態では、調整バネ826により一層微妙な調整が可能である。また、単独の蝶番にエアダンパー作用と自動閉扉作用を担わせることができ、別の自動閉扉作用を有する蝶番を設けずとも、エアダンパーで緩衝される自動閉扉動作を行わせることができる高機能の蝶番にすることができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明には、各発明や実施形態等の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、下記のような変形例も包含される。
例えば係合部、別の係合部は球体52、62とすると、よりスムーズな扉の開閉動作を行うことができて好適であるが、これに限定されるものではなく、ピストン5、6の周壁から外側に軸を突出して前記軸にローラを回転可能に設け、このローラをカム溝42、43に係合する構成、或いはピストン5、6の周壁から外側に突出する突起を形成し、この突起をカム溝42、43に係合する構成など、本発明の趣旨の範囲内で適宜である。
また、エア制御部の吸込弁、排出弁の構成は、エア制御部8の吸込弁81、排出弁82とすると好適であるが、これに限定されず、例えば吸込弁81の弁板813に導入路811に通じる小穴を設け、この小穴を排出弁として用い、前記小穴及び導入路811を介してエアを抑制排出する構成とすることも可能である。
また、エアダンパー蝶番とは別に、一方の羽板側に設けられるシリンダー内の弾性バネの復元力により他方の羽板を閉扉方向に回動する自動閉扉蝶番とを設け、これらを組として用いる自動閉扉機構とすることも可能であり、例えば上記実施形態のエアダンパー蝶番からカム溝43、ピストン6、球体62、弾性バネ7を除去した構成のエアダンパー蝶番とし、特許文献1の図3に記載されているような自動閉扉蝶番と組み合わせて用いる構成等とすることが可能である。前記構成では、エア溜まりSとすることが可能な領域を拡げてエア溜まりSに流入出させるエアの量を増加させ、より大きな力の緩衝を行うことができると共に、独立した自動閉扉蝶番でより大きな力で自動閉扉動作を行うことができる。従って、大きな扉や重い扉に対応することができる。また、既存の自動閉扉蝶番と併せて用いることができるので、コスト低減も図ることができる。尚、本発明のエアダンパー蝶番には、単独では自動閉扉作用がないものも含まれる。
本発明は、例えば屋外の扉に設置されるエアダンパー蝶番として利用することができる。
1…一方の羽板 2…他方の羽板 3…シリンダー 31…エア流通溝 32…ベアリング 33…バネ受部 34…内筒 4…操作ロッド 41…大径部 42…カム溝 421…水平部 422…傾斜部 43…別のカム溝 431…水平部 432…第1傾斜部 433…第2傾斜部 5…ピストン 51…穴 52…球体 53…底部 54…シーリング 55…貫通穴 56…プレート 57…ローラ 6…別のピストン 61…穴 62…球体 63…ローラ 7…弾性バネ 8…エア制御部 83…本体 84…エア制御ボルト 841…エア流通穴 85…流通穴 86…シーリング 81…吸込弁 811…導入路 812…導入空間 813…弁板 82…排出弁 821…基体 822…エア排出穴 823…エア取入穴 824…螺子部 825…ニードル部 826…調整バネ S…エア溜まり

Claims (7)

  1. 一方の羽板側に設けられ、長手方向に沿ってエア流通溝が形成されているシリンダーと、
    他方の羽板から延設され、前記シリンダー内に配置されている操作ロッドと、
    前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有するカム溝と、
    前記シリンダー内に収容配置されている略有底円筒状のピストンと、
    前記ピストンの所定位置で内側に突出して設けられ、前記カム溝と係合する係合部と、
    前記シリンダー内に設けられるエア制御部と、
    前記エア制御部と前記ピストンの底部との間に形成されるエア溜まりと前記エア流通溝とを隔てる内筒とを備え、
    前記カム溝の傾斜部に対する前記係合部の移動に対応して前記ピストンが移動し、
    開動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の吸込弁により、前記シリンダー内のエアを前記エア流通溝を介して前記エア溜まりに導入し、
    閉動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の排出弁により、前記エア溜まりにあるエアを抑制しながら前記エア流通溝を介して前記シリンダー内に排出することを特徴とするエアダンパー蝶番。
  2. 前記吸込弁を、
    前記エア流通溝からのエアを導入する導入路と、
    前記導入路の前記ピストン側の端部に配置される弁板とから構成し、
    前記導入路の端部から前記弁板を浮き上がらせることにより、前記エア溜まりにエアを導入すると共に、
    前記エア排出時に前記導入路の端部に前記弁板を当接して、前記導入路からのエアの排出を不能にすることを特徴とする請求項1記載のエアダンパー蝶番。
  3. 前記排出弁を、
    略有底円筒状の基体と、
    前記基体の周壁の所定位置に形成されているエア排出穴と、
    前記基体の底部の略中央に形成されているエア取入穴と、
    前記基体の周壁内面に螺合される螺子部の先端に設けられ、前記エア取入穴内に配置されるニードル部とから構成することを特徴とする請求項1又は2記載のエアダンパー蝶番。
  4. 前記エア制御部を前記他方の羽板と逆側に配置すると共に、
    前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有する別のカム溝を前記カム溝に対して前記他方の羽板側に設け、
    前記シリンダー内の前記別のカム溝に対応する位置に略円筒状の別のピストンを収容配置し、
    前記別のカム溝を係合する別の係合部を前記別のピストンの所定位置で内側に突出して設け、
    前記カム溝の前記他方の羽板側に設けられるバネ受部と前記別のピストンとの間に弾性バネを配置し、
    開動作による前記別のカム溝の傾斜部に対する前記別の係合部の移動に対応して前記別のピストンが移動して、前記別のピストンの付勢で前記弾性バネが収縮し、
    前記弾性バネの復元による閉動作により前記別のピストンが移動して、前記別の係合部が前記別のカム溝と係合している前記操作ロッドが回動することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエアダンパー蝶番。
  5. 前記別のカム溝の傾斜部を、閉動作の中間期に対応する部分よりも閉動作の終期に対応する部分で急峻な角度に形成することを特徴とする請求項4記載のエアダンパー蝶番。
  6. 前記係合部を前記ピストンの周壁に形成されている穴に転動可能に配設される球体とする、
    又は前記係合部及び前記別の係合部を前記ピストン及び前記別のピストンの周壁に形成されている穴に転動可能に配設される球体とすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のエアダンパー蝶番。
  7. 一方の羽板側に設けられ、長手方向に沿ってエア流通溝が形成されているシリンダーと、他方の羽板から延設され、前記シリンダー内に配置されている操作ロッドと、前記操作ロッドの外周に形成されている傾斜部を有するカム溝と、前記シリンダー内に収容配置されている略有底円筒状のピストンと、前記ピストンの所定位置で内側に突出して設けられ、前記カム溝と係合する係合部と、前記シリンダー内に設けられるエア制御部と、前記エア制御部と前記ピストンの底部との間に形成されるエア溜まりと前記エア流通溝とを隔てる内筒とを備え、前記カム溝の傾斜部に対する前記係合部の移動に対応して前記ピストンが移動し、開動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の吸込弁により、前記シリンダー内のエアを前記エア流通溝を介して前記エア溜まりに導入し、閉動作による前記ピストンの移動に応じて、前記エア制御部の排出弁により、前記エア溜まりにあるエアを抑制しながら前記エア流通溝を介して前記シリンダー内に排出するエアダンパー蝶番と、
    一方の羽板側に設けられるシリンダー内の弾性バネの復元力により他方の羽板を閉扉方向に回動する自動閉扉蝶番と、
    を具備することを特徴とする自動閉扉機構。
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