JP2011126296A - 航空機用の化粧室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図る上で有利なアテンダントシート取着用の取り付け部を備えた化粧室ユニットを提供すること。
【解決手段】化粧室ユニット10の側壁18に、アテンダントシート12を取着用の取り付け部26が設けられている。取り付け部26は、室内側取り付け板30と、室外側取り付け板32と、雌ねじ部材34とを含んで構成されている。室内側取り付け板30は、室内側凹部28Aに接着剤により取着され、室外側取り付け板32は、室外側凹部28Bに接着剤により取着されている。雌ねじ部材34は、側壁18をその厚さ方向に貫通し、室内側取り付け板30および室外側取り付け板32にそれぞれ側壁18の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ化粧室の外方向に移動不能に係止して配置されている。雌ねじ部材34に雌ねじ3408が軸方向に形成され、先端面3410に開口している。
【選択図】図3

Description

本発明は、航空機の機内に設置される化粧室ユニットに関し、より詳細には、アテンダントシートが取着される航空機用の化粧室ユニットに関する。
航空機の機内には、便器や洗面台を備える化粧室ユニットが設けられている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。そして、アテンダントシートが、この化粧室ユニットの側壁に取り付けられる場合がある。
アテンダントシートは客室乗務員が座る箇所であり、客室乗務員は事故の際に乗客を助けるなどの重要な任務があることから、客室乗務員を保護するためアテンダントシートは強固な構造で機内に設置されている。
従来、アテンダントシートが化粧室ユニットの側壁に取り付けられる場合、矩形枠状に組み立てた金属製フレームを側壁の内部に一体的に埋め込んでおき、アテンダントシートのフレームをこの金属製フレームに連結することが行なわれている。
特開2009−137511 特開2009−137510 特開2009−73311
しかしながら、このような従来技術では、側壁内部の矩形枠状の金属製フレームの重量が大きく、したがって、アテンダントシートが取着される化粧室ユニットは重量増となり、航空機の機内に設置される化粧室ユニットには軽量化が厳格に要求されていることから、何らかの改善が求められていた。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、軽量化を図る上で有利なアテンダントシート取着用の取り付け部を備えた化粧室ユニットを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、合成樹脂材からなるハニカム構造のコアと、前記コアの両面に取着された繊維強化プラスチックからなる表面板とから構成された側壁を有し、この側壁にアテンダントシートが取着される取り付け部が設けられた航空機用の化粧室ユニットであって、前記取り付け部は、前記化粧室ユニットの室内側と室外側に位置する前記コアの両面にそれぞれ設けられた凹部と、前記室内側に位置する前記凹部に接着剤により取着され、受けた荷重を前記側壁に分散する室内側取り付け板と、前記室外側に位置する前記凹部に接着剤により取着され、受けた荷重を前記側壁に分散する室外側取り付け板と、前記側壁の厚さ方向に貫通し、前記室内側取り付け板および前記室外側取り付け板にそれぞれ前記側壁の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ前記室外方向に移動不能に係止して設けられ、前記側壁の厚さ方向と直交する方向への荷重および前記室外方向への荷重を前記室内側取り付け板および前記室外側取り付け板に伝達する雌ねじ部材とを備え、前記雌ねじ部材には、アテンダントシート取り付け用のボルトが螺合される雌ねじが、該雌ねじ部材の軸方向に延在形成され、前記室外側に位置する前記表面板から露出する該雌ねじ部材の先端面に開口していることを特徴とする。
本発明では、アテンダントシートに荷重がかかった場合、その荷重は雌ねじ部材から室内側取り付け板、室外側取り付け板を介して側壁に分散される。そして、荷重伝達機能を発揮する雌ねじ部材は小形で足り、荷重分散機能を発揮する内側取り付け板と室外側取り付け板は、小さい面積でしかも薄い厚さで足りる。
したがって、側壁に設けられるアテンダントシート取り付け用の取り付け部を、それぞれ小形な室内側取り付け板、室外側取り付け板、雌ねじ部材で構成できるので、従来に比べ取り付け部の軽量化を大幅に図れ、化粧室ユニットの軽量化を格段と図る上で有利となる。
また、アテンダントシートに荷重がかかった場合、壁面表面材における応力集中の発生を抑制でき、化粧室ユニットの軽量化を図りつつアテンダントシートの取り付け強度を確保することが可能となる。
アテンダントシートが取り付けられた化粧室ユニットの斜視図である。 アテンダントシートのフレームが側壁に取り付けられた状態の説明図である。 アテンダントシートのフレームが側壁に取り付けられた状態の要部の拡大断面図である。 取り付け部の拡大断面図である。 取り付け部を備えた側壁の製造方法の説明図である。 (A)は室内側取り付け板の正面図、(B)は室内側取り付け板の断面側面図である。 (A)は室外側取り付け板の正面図、(B)は室外側取り付け板の断面側面図である。 (A)は雌ねじ部材の平面図、(B)は雌ねじ部材の断面正面図である。
本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1に示すように、航空機の機内に化粧室ユニット10が設けられ、化粧室ユニット10にアテンダントシート12が設けられている。
化粧室ユニット10は、従来公知の様々な構成によりシートトラックなどの機体側の部材に強固に結合されて設置されている。
化粧室ユニット10は、前壁14、機内の側壁に沿った背面壁16、左右の側壁18を有し、これら壁により化粧室ユニット10の内部に化粧室が仕切られている。化粧室には、便器や化粧台などが設けられ、前壁14に設けられたドア1402により化粧室に出入りできる構成となっている。
図4に示すように、側壁18は、合成樹脂材からなるハニカム構造のコア20と、コア20の両面に接着剤で取着された繊維強化プラスチックからなる表面板22とから構成されている。
化粧室ユニット10の側壁18の間隔をおいた複数箇所に、本例では4箇所に、アテンダントシート12のフレーム24(図1、図2、図3参照)が取着される取り付け部26が設けられている。
各取り付け部26は、凹部28と、室内側取り付け板30と、室外側取り付け板32と、雌ねじ部材34とを含んで構成されている。
凹部28は、コア20の両面にそれぞれ設けられている。すなわち、化粧室側に位置するコア20の面に室内側凹部28Aが設けられ、また、化粧室の外側に位置するコア20の面に室外側凹部28Bが設けられている。そして、室内側凹部28Aと室外側凹部28Bとが設けられたコア20の箇所は、他の箇所よりも厚さが薄く形成された薄肉部2002となっている。
それら室内側凹部28Aと室外側凹部28Bとは、後述する室内側取り付け板30と室外側取り付け板32とが収容される大きさで形成されている。
室内側取り付け板30は、強度、剛性を有しかつ軽量な材料からなり、このような材料として従来公知の様々な合成樹脂材料や金属材料が使用可能である。
室内側取り付け板30は、後述する雌ねじ部材34から荷重を受けた際に、この荷重を室内側取り付け板30の周囲の側壁18箇所に分散するもので、雌ねじ部材34の周囲の側壁18箇所での応力集中の発生を抑制する。したがって、室内側取り付け板30は、側壁18に荷重を分散し得る大きさで形成されている。この荷重分散機能を発揮する室内側取り付け板30の大きさは、小さい面積でしかも薄い厚さで足りる。
室内側取り付け板30は、室内側凹部28Aに接着剤により取着され、化粧室側に位置する表面板22で覆われて配置されている。
室内側取り付け板30は、室内側凹部28Aに取着された状態でコア20の化粧室側の面と同一面となるように設けられている。このように構成することで、室内側に突起が生じないようにし、化粧室内の意匠性を確保している。
図6に示すように、室内側取り付け板30には、1つまたは複数の雌ねじ部材挿通孔36が貫通形成されている。この例では、雌ねじ部材挿通孔36は2つ設けられている。
室外側取り付け板32は、強度、剛性を有しかつ軽量な材料からなり、このような材料として従来公知の様々な合成樹脂材料や金属材料が使用可能である。
室外側取り付け板32は、後述する雌ねじ部材34から荷重を受けた際に、この荷重を室外側取り付け板32の周囲の側壁18箇所に分散するもので、雌ねじ部材34の周囲の側壁18箇所での応力集中の発生を抑制する。したがって、室外側取り付け板32は、側壁18に荷重を分散し得る大きさで形成されている。この荷重分散機能を発揮する室外側取り付け板32の大きさは、小さい面積でしかも薄い厚さで足りる。
室外側取り付け板32は、室外側凹部28Bに接着剤により取着され、化粧室の外側に位置する表面板22で覆われて配置されている。
室外側取り付け板32は、室外側凹部28Bに取着された状態でコア20の化粧室の外側の面と同一面となるように設けられている。このように構成することで、室外側に突起が生じないようにし、化粧室ユニット10の意匠性を確保している。
図7に示すように、室外側取り付け板32には、1つまたは複数の雌ねじ部材挿通孔38が貫通形成されている。この例では、雌ねじ部材挿通孔38は2つ設けられている。
雌ねじ部材34は、強度、剛性を有しかつ軽量な材料からなり、このような材料として従来公知の様々な合成樹脂材料や金属材料が使用可能である。
雌ねじ部材34は、受けた荷重を室内側取り付け板30と室外側取り付け板32に伝達するものであり、したがって、雌ねじ部材34は、受けた荷重を室内側取り付け板30と室外側取り付け板32に伝達し得る大きさで形成され、この荷重伝達機能を発揮する雌ねじ部材34の大きさは小径な直径で足りる。
雌ねじ部材34は、側壁18をその厚さ方向に貫通し、より詳細には、両側の表面板22、室内側取り付け板30、コア20の薄肉部2002、室外側取り付け板32を貫通して設けられている。そして、雌ねじ部材34は、室内側取り付け板30および室外側取り付け板32にそれぞれ側壁18の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ化粧室の外方向に移動不能に係止して配置され、接着剤により室内側取り付け板30、コア20、室外側取り付け板32に接着されている。
図8に示すように、雌ねじ部材34は、頭部3402と、頭部3402から頭部3402よりも小さい直径で突出する中間軸部3404と、中間軸部3404の先端から中間軸部3404よりも小さい直径で突出する先端軸部3406とを有し、それら頭部3402と中間軸部3404と先端軸部3406とは同軸上に設けられている。
雌ねじ部材34には、雌ねじ3408が軸方向に形成され、この雌ねじ3408は、化粧室の外側に位置する表面板22から露出する先端面3410に開口し、先端軸部3406を通り頭部3402寄りの中間軸部3404の箇所まで延在している。
頭部3402と中間軸部3404との境に位置する頭部3402の箇所に中間軸部3404の周囲に延在する頭部側係止面3412が形成されている。この頭部側係止面3412は、中間軸部3404に近づくにつれて次第に小径となる円錐面で形成されている。
中間軸部3404と先端軸部3406との境に位置する中間軸部3404の箇所に先端軸部3406の周囲に延在する中間軸部側係止面3414が形成されている。この中間軸部側係止面3414は、環状の平坦面で形成されている。
図5(C)に示すように、両側の表面板22とコア20の薄肉部2002に、雌ねじ部材挿通孔36、38と同軸上に雌ねじ部材挿通孔が形成され、これら雌ねじ部材挿通孔により側壁18を貫通する雌ねじ部材挿通孔40が形成されている。雌ねじ部材挿通孔40は、その断面形状が雌ねじ部材34に対応した形状で形成されている。
より詳細には、雌ねじ部材挿通孔40は、化粧室側に位置する表面板22および室内側取り付け板30の箇所において、雌ねじ部材34の頭部3402が収容される凹部4001として形成されている。この凹部4001は、室内側取り付け板30の雌ねじ部材挿通孔36を含んで構成されている。そして、凹部4001は、頭部側係止面3412が係止する円錐面からなる係止面4002で形成され、係止面4002の内側は中間軸部3404を挿通させる孔となっている。
したがって、雌ねじ部材34の頭部3402が凹部4001に収容されることで、雌ねじ部材34は室内側取り付け板30に対して側壁18の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ室外方向に移動不能に係止される。
また、このように円錐面からなる係止面4002と係止面3412(図8参照)を雌ねじ部材34と室内側取り付け板30の双方に設けることで、室内側に突起が生じないようにし、化粧室内の意匠性を確保している。
図5(C)に示すように、雌ねじ部材挿通孔40は、薄肉部2002では中間軸部3404が挿通される孔で形成され、室外側取り付け板32では、先端軸部3406が挿通される雌ねじ部材挿通孔38で形成されている。したがって、室外側取り付け板32の化粧室側の面に、先端軸部3406が挿通される孔を中心とした環状の平坦面からなる係止面4004が位置し、この係止面4004に中間軸部側係止面3414が係止する。
したがって、雌ねじ部材34の中間軸部3404が薄肉部2002に挿通され、先端軸部3406が雌ねじ部材挿通孔38に挿通されることで、雌ねじ部材34は室外側取り付け板30に対して側壁18の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ室外方向に移動不能に係止される。
次に、このような取り付け部26を有する側壁18の製造方法について図5を参照して説明する。
図5(A)に示すように、まず、コア20に孔2010を開け、例えば、接着剤2012などを用いて薄肉部2002をコア20の孔2010に接着する。
次に、図5(B)に示すように、薄肉部2002が接着されることで形成されたコア20の両面の凹部28に、それぞれ室内側取り付け板30と室外側取り付け板32とを、例えば、接着剤2012などを用いて接着する。
次に、室内側取り付け板30と室外側取り付け板32とが接着されたコア20の両面に表面板22を、例えば、接着剤2012などを用いて接着し、側壁18を得る。
そして、図5(C)に示すように、側壁18に雌ねじ部材挿通孔40を形成する。
最後に、雌ねじ部材挿通孔40に雌ねじ部材34を挿通し、接着剤により接着する。
なお、薄肉部2002や室内側取り付け板30、室外側取り付け板32に予め雌ねじ部材挿通孔を形成しておくなど、製造方法は種々考えられる。
次に、化粧室ユニット10の側壁18にアテンダントシート12を取り付ける場合について説明する。
図1、図2に示すように、アテンダントシート12は、例えば、溝型鋼からなるフレーム24に、座席、背もたれなどが設けられたものである。
アテンダントシート12は、フレーム24に、複数箇所が取り付け部26に取り付けられることで側壁18に配置されている。
より詳細には、図2、図3に示すように、フレーム24の複数箇所においてそれぞれウェブ2402を挿通したボルト42の雄ねじ4202が、雌ねじ部材34の雌ねじ3408に螺合されることで、フレーム24と取り付け部26とが結合される。
次に、アテンダントシート12に荷重がかかった場合の作用について説明する。
アテンダントシート12に、化粧室ユニット10から離れる方向に荷重がかかった場合、この荷重は、ボルト42から雌ねじ部材34に伝達される。そして、係止面3412が係止面4002に係止し、また、係止面3414が係止面4004に係止し、この荷重は雌ねじ部材34から室内側取り付け板30と室外側取り付け板32に分散して伝達される。ここで室内側取り付け板30と室外側取り付け板32とは接着剤により側壁18と一体化されているので、この分散された荷重は、さらに分散されて側壁18に伝達される。したがって、アテンダントシート12に、化粧室ユニット10から離れる方向に荷重がかかった場合、応力集中が生じることなく取り付け部26の周囲の側壁18の箇所でこの荷重を分散して受ける。
また、アテンダントシート12に、化粧室ユニット10の側壁18に対して直交する方向に荷重がかかった場合、すなわち、側壁18の上下、左右方向に荷重がかかった場合、この荷重は、ボルト42から雌ねじ部材34に伝達される。そして、先端軸部3406が室外側取り付け板32の雌ねじ部材挿通孔38の内周面に係止し、この荷重は、主として、雌ねじ部材34から室外側取り付け板32に分散して伝達される。ここで室外側取り付け板32は接着剤により側壁18と一体化されているので、荷重は、分散されて側壁18に伝達される。したがって、化粧室ユニット10の側壁18に対して直交する方向に荷重がかかった場合、応力集中が生じることなく先端軸部3406の周囲の側壁18の箇所でこの荷重を分散して受ける。
また、アテンダントシート12に、化粧室ユニット10の室内方向に荷重がかかった場合、フレーム24が側壁18に押し当てられ、側壁18全体で荷重を分散して受ける。
本実施の形態によれば、側壁18の複数箇所にアテンダントシート12を取り付けるための取り付け部26が設けられ、各取り付け部26は、それぞれ小形な室内側取り付け板30、室外側取り付け板32、雌ねじ部材34で構成できるので、従来に比べ取り付け部26の軽量化を大幅に図れ、したがって、側壁18の大幅な軽量化、ひいては化粧室ユニット10の軽量化を格段と図る上で有利となる。
また、アテンダントシート12に荷重がかかった場合、応力集中の発生を抑制でき、化粧室ユニット10の軽量化を図りつつアテンダントシート12の取り付け強度を確保することが可能となる。
10……化粧室ユニット、12……アテンダントシート、18……側壁、20……コア、22……表面板、24……アテンダントシートのフレーム、26……取り付け部、28……凹部、30……室内側取り付け板、32……室外側取り付け板、34……雌ねじ部材。

Claims (6)

  1. 合成樹脂材からなるハニカム構造のコアと、前記コアの両面に取着された繊維強化プラスチックからなる表面板とから構成された側壁を有し、この側壁にアテンダントシートが取着される取り付け部が設けられた航空機用の化粧室ユニットであって、
    前記取り付け部は、
    前記化粧室ユニットの室内側と室外側に位置する前記コアの両面にそれぞれ設けられた凹部と、
    前記室内側に位置する前記凹部に接着剤により取着され、受けた荷重を前記側壁に分散する室内側取り付け板と、
    前記室外側に位置する前記凹部に接着剤により取着され、受けた荷重を前記側壁に分散する室外側取り付け板と、
    前記側壁の厚さ方向に貫通し、前記室内側取り付け板および前記室外側取り付け板にそれぞれ前記側壁の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ前記室外方向に移動不能に係止して設けられ、前記側壁の厚さ方向と直交する方向への荷重および前記室外方向への荷重を前記室内側取り付け板および前記室外側取り付け板に伝達する雌ねじ部材とを備え、
    前記雌ねじ部材には、アテンダントシート取り付け用のボルトが螺合される雌ねじが、該雌ねじ部材の軸方向に延在形成され、前記室外側に位置する前記表面板から露出する該雌ねじ部材の先端面に開口している、
    航空機用の化粧室ユニット。
  2. 前記室内側取り付け板が前記室内側に位置する前記凹部に接着剤により取着された状態で、前記室内側に位置する前記コアの面と前記室内側に位置する前記室内側取り付け板の面とは同一面上に位置し、前記室内側取り付け板は、前記室内側に位置する前記表面板で覆われ、
    前記室外側取り付け板が前記室外側に位置する前記凹部に接着剤により取着された状態で、前記室外側に位置する前記コアの面と前記室外側に位置する前記室外側取り付け板の面とは同一面上に位置し、前記室外側取り付け板は、前記室外側に位置する前記表面板で覆われている、
    請求項1記載の航空機用の化粧室ユニット。
  3. 前記雌ねじ部材は、頭部と、前記頭部から前記頭部よりも小さい直径で突出する中間軸部と、中間軸部の先端から前記中間軸部よりも小さい直径で突出する先端軸部とを有し、
    前記雌ねじは、前記先端軸部の先端面から前記先端軸部を通って前記中間軸部に至っており、
    前記頭部は、前記室内側取り付け板に形成された雌ねじ部材挿通孔に挿通され、
    前記中間軸部は前記コアに挿通され、
    前記中間軸部と前記先端軸部との境の箇所が前記室外側取り付け板の前記室内側の面に当接して前記先端軸部は、前記室外側取り付け板に形成された雌ねじ部材挿通孔に挿通され、
    前記雌ねじ部材が、前記室内側取り付け板に前記側壁の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止しかつ前記室外方向に移動不能に係止する箇所は、前記室内側取り付け板の前記雌ねじ部材挿通孔の内周面であり、
    前記雌ねじ部材が、前記室外側取り付け板に前記側壁の厚さ方向と直交する方向に移動不能に係止する箇所は、前記室外側取り付け板の前記雌ねじ挿通孔の内周面であり、
    前記雌ねじ部材が、前記室外側取り付け板に前記室外方向に移動不能に係止する箇所は、前記室外側取り付け板の前記室内側の面である、
    請求項1または2記載の化粧室ユニット。
  4. 前記頭部は、前記中間軸部に近づくにつれて次第に小径となる円錐面で形成され、
    前記室内側取り付け板の前記雌ねじ部材挿通孔は、前記円錐面に係止する円錐面で形成されている、
    請求項3記載の化粧室ユニット。
  5. 前記雌ねじ部材は、前記室内側取り付け板、前記コア、前記室外側取り付け板に接着剤で接着されて配設されている、
    請求項1乃至4に何れか1項記載の化粧室ユニット。
  6. 前記室内側取り付け板、前記室外側取り付け板、前記雌ねじ部材は、金属材料で形成されている、
    請求項1乃至5に何れか1項記載の化粧室ユニット。
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