JP2011126201A - 折丁を重ね合せて製本するための方法及び折丁重ね合せ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
既存の紙折り機を介して形成された折丁を重ね合わせて製本するための新規な方法、及び当該重ね合わせのために用いる新規な重ね合せ装置の提供を図る。
【解決手段】
紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qを同時に供給することによって、当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせ、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すようにした折丁を重ね合せて製本するための方法。
【選択図】 図4
Description
本発明は、所要の紙折り機を介して形成された折丁を重ね合わせて製本するための方法、及び当該重ね合わせのために用いる重ね合せ装置に関する。
従来、カタログのような小冊子を製本する場合、図11に示すように、「中綴じ製本の対象とする紙葉Aに対して、その折半位置の上面の全体に亙って糊塗布用器具Bを介して細い帯状の糊塗布層Cを形成すると共に、当該糊塗布層Cを形成した複数枚の紙葉Aを順次重ね合わせ、然る後、その上方から紙折りナイフDを降下させて、各紙葉をその折半位置において一括して折り曲げることに依って折丁処理を行うと同時に、当該ナイフDの押圧力に基づくナイフ折り処理を施すことにより、各糊塗布層相互の接合に基づく綴じ処理を一括して行い」これにより完成された小冊子Eを得るようにするものであった。(例えば、特許文献1参照。)
すなわち、従来に於いては複数の紙葉を重ね合わせる場合、各紙葉を同一の方向(図面に示す矢印方向)から順次送ることによって重ね合わせ、このような重ね合わせ工程が完了した後に、紙折りナイフの降下に基づきこれを一括して折曲げるものであった。
特開2003−220774号
上述したように、各紙葉を同一の方向から順次送るような方式であると、最初の紙葉が送られて安定した後に、次の紙葉を送ると言う様な工程を採らざるを得ず、従って、高速的積み重ねと言う観点に於いて難点が生じることを余儀なくされた。 すなわち、当該送り間隔時間が早すぎた場合は、重ね合わせに齟齬が生じてしまうこととなり、反対に、この間隔時間を長くした場合は、生産性が劣化すると言うような問題が必然生じてしまうこととなる。
本発明は、カタログのような小冊子の場合、送る紙葉として、二つ折り、四つ折り、八つ折り等の折丁を用いることにより、2単位の紙葉の重ね合わせで、殆どの形成目的が達成されることに着眼し、これの送りを左右方向から同時に行うことにより、その積み重ね工程の時間的短縮化を図り、また、必要に応じて表紙の綴じ込みをも可能化する、と言うような、新規の「折丁を重ね合せて製本するための方法」及び「折丁重ね合せ装置」の提供を図り、もって、前記したような従来方法における問題点の解決化を図ったものである。
本発明は請求項1に記載のように、紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qを同時に供給することによって、当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせ、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すようにした折丁を重ね合せて製本するための方法に係る。
本発明は請求項2に記載のように、紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qの供給と、当該折丁P,Qの下位に位置させるための表紙用シートWの供給を同時的に行うことによって、これらを当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせると共に、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれらを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すことを特徴とする折丁を重ね合せて製本するための方法に係る。
本発明は請求項3に記載のように、対称的位置に既存の折り機M,Nを隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置Lであって、当該折丁重ね合せ装置Lは、上記折り機M,Nから夫々供給される折丁P,Qをその中央部で重ね合わせるように搬送するための搬送用ベルト機構と、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構とを具え、更に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布機構を、下側に位置させる折丁Pを供給するための折り機M側に設けるように構成した折丁重ね合せ装置に係る。
本発明は請求項4に記載のような構成、すなわち、無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2をセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置Lであって、両搬送ベルト1,2はそれぞれ反対方向に回転するものとし、当該下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の両端には、各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機M,Nを対称的に隣接させて配置し、一方の折り機Mから送られてくる折丁Pの停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qに対する通過を妨げないようにその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたストッパー兼ジャンプ用台3を、上記セット状搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、更に、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qの所定位置での停止を図るための受け止め用片4を、両搬送ベルト1,2とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機M,Nから送られてくる折丁P,Qが、両搬送ベルト1,2による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台3の垂直面3aと受け止め用片4間に重ね合わせた状態で位置させるように構成し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフRを設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分での綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 の形成用たる糊塗布用ヘッドmを、下側に位置させる折丁Qを供給するための折り機M側に設けるように構成した請求項3に記載の折丁重ね合せ装置を実施の態様とする。
本発明は請求項5に記載のように、対称的位置に既存の折り機M,Nを隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置であって、当該折丁重ね合せ装置は、上記折り機M,Nから夫々供給される折丁P,Qをその中央部で重ね合わせるように搬送するための下位側搬送ベルト1及び上位側搬送ベルト2と、当該両側搬送ベルト1,2の下方位置に架設すると共にその中央部分は下位側搬送ベルト1に対して表紙用シートの紙厚が通る程度の間隔に近接させた表紙搬送用ベルト5とを有し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構を具えると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布機構を、下位側に位置させる折丁Pを供給するための折り機M側に設けるように構成した折丁重ね合せ装置に係る。
本発明は請求項6に記載のような構成、すなわち、無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト1及び上位側搬送ベルト2と表紙用シート搬送用ベルト5との三者を一つのセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置であって、両搬送ベルト1,2はそれぞれ反対方向に回転するものとし、表紙用シート搬送用ベルト5は上位側搬送ベルト2と同一方向に回転するものとし、当該下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の両端には、各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機M,Nを対称的に隣接させて配置すると共に、表紙用シート搬送用ベルト5には既存の表紙送り機Vを配置し、下位側搬送ベルト1で送られてくる折丁Pの停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと上位側搬送ベルト2で送られてくる折丁Qに対する通過を妨げないようその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたストッパー兼ジャンプ用台3を、前記した三者セット状の搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、更に、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qの所定位置での停止を図るための受け止め用片4を、両搬送ベルト1,2とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機M,Nから送られてくる折丁P,Qを、両搬送ベルト1,2による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台3の垂直面3aと受け止め用片4間に重ね合わせた状態で位置させると共に、上記受け止め用片4の真下には、搬送される表紙用シートWを、上記重ね合わせ状態にある折丁P,Qの最下位での重ね合わせ状態で停止させるための第2受け止め用片6を垂設し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフRを設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布用ヘッドmを、下位側に位置させる折丁Qを供給するための折り機M側に設けるように構成した請求項6に記載の折丁重ね合せ装置を実施の態様とする。
本発明は、請求項7に記載のように、糊塗布用ヘッドを表紙送り専用の折り機Sに設けることにより、表紙用シートWの中央部分に綴じ用糊塗布層を形成するように構成した請求項5または請求項6の何れかに記載の折丁重ね合せ装置を実施の態様とする。
本発明は請求項1に記載のような方法、すなわち、紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qを同時に供給することによって、当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせ、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すようにしたから、折丁を重ね合せて製本するに際し、その製本速度が著しく高速化され、これにより生産性の向上と製造コストの低廉化が図られる。
すなわち、従来にあっては、各紙葉を同一の方向から順次送るような方式であるため、最初の紙葉が送られて安定した後に、次の紙葉を送ると言う様な工程を採らざるを得ず、従って、当該送り間隔時間が早すぎた場合、重ね合わせに齟齬が生じ、また、当該間隔時間を長くした場合は、生産性が劣化すると言うような問題が必然生じてしまうこととなるが、本発明にあっては、折丁を対称的な反対方向から同時に供給するように成したため、その重ね合わせ作業は著しく高速化され、生産性の向上と製造コストの低廉化が図られる。
本発明は請求項2に記載のような構成、すなわち、紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qの供給と、当該折丁P,Qの下位に位置させるための表紙用シートWの供給を同時的に行うことによって、これらを当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせると共に、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれらを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すようにしたから、請求項1に記載したのと同様の効果を奏すると同時に、表紙を具えた小冊子の自動的製造目的の達成が可能化される。
本発明は請求項3に記載のような構成、すなわち、対称的位置に既存の折り機M,Nを隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置Lであって、当該折丁重ね合せ装置Lは、上記折り機M,Nから夫々供給される折丁P,Qをその中央部で重ね合わせるように搬送するための搬送用ベルト機構と、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構とを具え、更に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布機構を、下側に位置させる折丁Pを供給するための折り機M側に設けるように構成したから、前記した請求項1に記載した方法の具体的実施を可能化させるための折丁重ね合せ装置の提供が図られる。
本発明は請求項4記載のような構成、すなわち、無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2をセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置Lであって、両搬送ベルト1,2はそれぞれ反対方向に回転するものとし、当該下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の両端には、各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機M,Nを対称的に隣接させて配置し、一方の折り機Mから送られてくる折丁Pの停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qに対する通過を妨げないようにその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたストッパー兼ジャンプ用台3を、上記セット状搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、更に、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qの所定位置での停止を図るための受け止め用片4を、両搬送ベルト1,2とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機M,Nから送られてくる折丁P,Qが、両搬送ベルト1,2による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台3の垂直面3aと受け止め用片4間に重ね合わせた状態で位置させるように構成し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフRを設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分での綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 の形成用たる糊塗布用ヘッドmを、下側に位置させる折丁Qを供給するための折り機M側に設けるように構成したから、前記した請求項1に記載の方法の具体的実施が図られることとなる。
また、一方の折り機Mから送られてくる折丁の停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと他方の折り機Nから送られてくる折丁Qに対する通過を妨げないようその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたストッパー兼ジャンプ用台3を、セット状搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付けるように構成したから、上位側に重ね合わせるための折丁Pは、折丁斜状上面3bで案内されて浮かされた状態で通過した後受け止め用片4に衝接して停止されるため、対向方向から送られる折丁Qに衝突することなく良好なる重ね合わせ状態に移行させることができる。
更に、折り機M,Nから送られる折丁を、各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で送ることにより、その送りの最中に開いてしまったりすることがないばかりでなく、ストッパー兼ジャンプ用台3の垂直面3aに対する衝接的停止、及び、受け止め用片4に対する衝接的停止が極めて円滑に行われ、衝接端部が開いてしまったり歪んでしまったりするような事態発生を皆無とする。
本発明は請求項5に記載のような構成、すなわち、対称的位置に既存の折り機M,Nを隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置であって、当該折丁重ね合せ装置は、上記折り機M,Nから夫々供給される折丁P,Qをその中央部で重ね合わせるように搬送するための下位側搬送ベルト1及び上位側搬送ベルト2と、当該両側搬送ベルト1,2の下方位置に架設すると共にその中央部分は下位側搬送ベルト1に対して表紙用シートの紙厚が通る程度の間隔に近接させた表紙搬送用ベルト5とを有し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構を具えると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布機構を、下位側に位置させる折丁Pを供給するための折り機M側に設けるように構成したから、請求項2に記載の方法の具体的実施が図られることとなる。
本発明は請求項6に記載のような構成、すなわち、無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト1及び上位側搬送ベルト2と表紙用シート搬送用ベルト5との三者を一つのセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置であって、両搬送ベルト1,2はそれぞれ反対方向に回転するものとし、表紙用シート搬送用ベルト5は上位側搬送ベルト2と同一方向に回転するものとし、当該下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の両端には、各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機M,Nを対称的に隣接させて配置すると共に、表紙用シート搬送用ベルト5には既存の表紙送り機Vを配置し、下位側搬送ベルト1で送られてくる折丁Pの停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと上位側搬送ベルト2で送られてくる折丁Qに対する通過を妨げないようその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたストッパー兼ジャンプ用台3を、前記した三者セット状の搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、更に、他方の折り機Nから送られてくる折丁Qの所定位置での停止を図るための受け止め用片4を、両搬送ベルト1,2とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機M,Nから送られてくる折丁P,Qを、両搬送ベルト1,2による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台3の垂直面3aと受け止め用片4間に重ね合わせた状態で位置させると共に、上記受け止め用片4の真下には、搬送される表紙用シートWを、上記重ね合わせ状態にある折丁P,Qの最下位での重ね合わせ状態で停止させるための第2受け止め用片6を垂設し、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフRを設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層p2 を形成するための糊塗布用ヘッドmを、下位側に位置させる折丁Qを供給するための折り機M側に設けるように構成することにより、請求項2に記載の方法の具体的実施が図られることとなる。
更に、無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト1及び上位側搬送ベルト2と表紙用シート搬送用ベルト5との三者を一つのセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有するように構成したから、小冊子の本文を成す折丁部分と、これを挟着する表紙部分との同時的供給が図られることとなる。 従って、当該小冊子の製造スピードが著しく向上化されることとなる。
本発明は請求項7に記載の構成、すなわち、糊塗布用ヘッドを表紙送り専用の折り機Sに設けることにより、表紙用シートWの中央部分に綴じ用糊塗布層を形成することにより、表紙用シートWも折丁P,Qと一緒に綴じられたような形態の小冊子の製造が可能化される。 換言すると、請求項5または請求項6に記載のような構成の場合、表紙用シートWは、折丁P,Qで構成される小冊子を挟み込む二つ折りされたファイルのような形態を呈するものであるが、請求項7に記載のような構成の採用に基づき、当該表紙部分も綴じられた状態にある小冊子の提供が図られることとなる。
本発明は、二つの折丁(二単位の折丁)を重ね合わせると共に二つ折りすることにより小冊子を製本することを第1の方法とし、これに表紙用シートも同時的に綴り込む様にすることを第2の方法とするものである。
図1乃至図3は本発明に係る第1の方法を表した説明用図面である。 そして、同図に示すように、主として後述するような本発明に係る第1の折丁重ね合せ装置を用いて、二つの折丁(二単位の折丁)を重ね合わせると共に、紙折り用ナイフを介して二つ折りし、然る後、綴り縁を除いた三辺に対する裁断処理を施すことにより、所望の小冊子の製本を行うようにしたものである。
図1は本発明に係る折丁を重ね合せて製本するための方法を表したブロック線図であって、本発明の技術的骨子は、同図に示すように、既存の折り機M,Nの中間部分に折丁重ね合わせ装置Lを配置し(図2のA参照)、当該左右の折り機M,Nを介して折丁された所定の折丁P,Qを、その各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で、上記折丁重ね合わせ装置Lに送り込むと共に、当該重ね合わせ装置Lの中央部所定位置に重合合致させることにある(図2のB参照)。 そして、当該重ね合わせ時に下位に位置する折丁Pの中央中心部には、綴じ用糊塗布層p2を形成しておき(図7参照)、このような積み重ね状態において、当該重ね合わせ装置Lに設けられている紙折り用ナイフRを介して二つ折り処理を行い(図2のB及びC参照)、 然る後、既存の三方トリマーSを用いて当該二つ折りした縁(綴り縁)を除いた自余の三辺に対して図3に示すように裁断処理Tを施すことにより、所望の小冊子製品Uの完成化を図るようにしたものである。
なお、上記した「折丁P,Qを、その各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で、上記折丁重ね合わせ装置Lに送り込むと」と言う送り込み折丁に関する「向き」の指定性であるが、これは後述するような構成を有する折丁重ね合わせ装置Lに対する折丁供給上の安定性を図るためであり、方法的にはこのような指定性(限定性)は存在しない。
本発明に係る第1方法は、前後または左右のような対称的な方向からの折丁の受入を可能とするようにした折丁重ね合わせ装置Lの両側部に、既存の折り機M,Nを配置して行うものである。 なお、当該折丁重ね合わせ装置Lは本発明独自のものであるが、折り機M,Nは通常方式、すなわち折丁の形成及びその供給が自動的に行われるという方式のものであれば如何なるものであっても転用利用可能とする。 すなわち、折り機M,Nは原則として既存の折り機の利用を可能とするものである。
なお、一方の折り機Mは糊塗布用ヘッドmを具えたものを用い(図7参照)、当該折り機Mを介して送り込まれる折丁Pの中央中心部に綴じ用糊塗布層p2が形成されるようにしてある。 なお、このような糊塗布層p2が形成されている折丁Pは、他方の折り機Nから送り込まれる折丁Qの下位に位置させることによって(糊塗布層p2が上面に位置させることによって)、紙折り用ナイフRによる二つ折り時の押圧力に基づきその糊塗布層p2が上位側の折丁Qの中央中心部に接着させられ、二つ折り完了時には両折丁P,Qが綴じられた状態となるようにしてある。
また、上記した二つ折りされかつその二つ折り部分で綴じられた折丁P,Qは、三方トリマーSを用いて当該二つ折りした縁(綴り縁)を除いた自余の三辺に対する裁断処理Tを施す(図3参照)。 これは整形的役割と、折丁自体が三つ折り、四つ折り等、複数の枚数に折畳んだものを一単位として用い、上記のようにこれを二単位重ね合わせた後の二つ折りに基づき形成されたものの場合、当該二つ折りした縁(綴り縁)を除いた自余の三辺を裁断することによって、折丁の綴り縁以外の折曲げ縁(連結縁)に対する切り離しが成され、各独立した頁が形成されることとなる。 なお、上記のように用いる三方トリマーSは既存の機械に属し、また、これによる上記のような裁断目的も従来から行われているものである。
すなわち、本発明方法の第1の特徴とするところは、既存の折り機を折丁重ね合わせ装置Lに対して対称的に配置した点にあり、そして、本発明方法の第2の特徴とするところは、当該対称的に配置した2台の折り機を介して所定の折丁P,Qを、折丁重ね合わせ装置Lに対して、両者同時に供給して重ね合わせるようにした点にある。 これにより、従来のように、同一の方向から折丁を順次に供給していた場合に比して、その供給速度の半減化を図ったことを特徴とするものである。
換言すると、本発明に係る方法の要旨とするところは、紙折り用ナイフRを具えた折丁重ね合わせ装置Lに対して、その対称的な方向から所定の折丁P,Qをその各折り縁p,q側を先端とするような形態で同時に供給することによって、当該紙折り用ナイフR部分の真下に位置するように重ね合わせ、当該紙折り用ナイフRの降下に基づきこれを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すことにある。
図4乃至図6は上記した第1の方法を実施するための装置、すなわち、本発明に係る第1の装置たる折丁重ね合せ装置Lを表したものである。 すなわち、同装置はその全長に亙って架設された下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2とを有し、両搬送ベルト1,2は両端が所要のプーリーで支承されて無端回転がなされるように架設してある。 そして、当該下位側搬送用ベルト1の上面側ベルト部分(無端ベルトを呈するベルトの上側部分)と、上位側搬送用ベルト2の下面側ベルト部分(無端ベルトを呈するベルトの下側部分)とは所定の間隙を保った対向状態となるようにして架設してある。
前記した下位側搬送用ベルト1は図示の状態に於いて左端側が後述する折丁Pの受入用端部とし、また、上位側搬送用ベルト2は同右端側が後述する折丁Qの受入用端部とするように構成してある。 すなわち、折丁Pと折丁Qとは対称的な位置(反対側の位置)から供給されるように構成してある。
上述した下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2は、当該両搬送用ベルト1,2 を対とする一つのセットとし、これを複数セット(図示の実施例にあっては四セット)所定間隔を保った並行状態で架設してある。 そして、各下位側搬送ベルト1は図示の状態に於いて左側から折丁を内方向に送り込むような回転(時計方向の回転)が、また、各上位側搬送ベルト2は図示の状態に於いて折丁を右側から内方向に送り込むような回転(反時計方向の回転)が成されるように構成してある。 なお、このような回転は所要の駆動装置を介して行われるものであるが、図面に於いては省略してある。
上記した下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の両端には、既存の折り機M,Nが対称的に隣接するように配置してある。 そして、当該折り機M,Nは、二つ折り、四つ折り、八つ折り等所定の形態に折られた折丁P,Qを、当該下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の各端部に送り込み、当該両搬送ベルト1,2の回動に基づきその中央方向に送られるように構成してある。
3は両搬送ベルト1,2の回転を妨げないように各搬送ベルトの並行間隔内に取付けたストッパー兼ジャンプ用台であって、図面において左側から送られてくる折丁Qに対する所定位置での停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面3aと、右側から送られてくる折丁Pが反対側から送られてくる折丁Qとの衝突を防ぐように当該折丁Pを浮かせた状態(ジャンプするようにやや浮かせた状態)に転化させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面3bとを具えたものである。
4は受け止め用片であって、両搬送ベルト1,2とは非接触状態を保つように浮かせた状態(図5及び図6参照)で支持するように架設してあり、図面に於いて右側方向から送られてくる折丁Qの所定位置での停止を図るためのものである。
そして、上述したストッパー兼ジャンプ台3の垂直面3aと、受け止め用片4の対向間隔は、定位置で積み重ねられた状態にある折丁P,Qの幅(送り方向の長さ寸法)と等しくなるように設定してあり、かつ、折丁重ね合せ装置の平面に於いて中央に位置するように設けることが好ましい。
Rは紙折り用ナイフであって、ストッパー兼ジャンプ台3の垂直面3aと受け止め用片4との対向間隔内に昇降自在に設けられている。 そして、当該紙折り用ナイフRは、当該ストッパー兼ジャンプ台3の垂直面3aと受け止め用片4との対向間隔内において積み重ねられた折丁P,Qを二つ折りすると共に、下方に落下排出させるためのものである。
なお、図面に於いては省略してあるが、当該ナイフRを降下させた際、折丁を二つ折りさせるような所定のスリットを形成しておくための折丁支持手段を有し、当該ナイフRの押し下げ力に基づき折丁の当該スリット内通過を図ることにより、その二つ折り作用が奏されるように構成してある。 なお、このような構成は既存の技術に属するものである。
上記したような落下排出作動と、これに伴う紙折り用ナイフRの復元作動に基づき、折丁重ね合わせ装置Lは次回の二つ折り作業に対する準備状態におかれることとなる。 従って、折丁の供給のタイミングと、紙折り用ナイフRの昇降運動のタイミングとは同期させておくことが必要である。
mは糊塗布用ヘッドであって、一方の折り機Mにセットされているものである。 すなわち、当該折り機Mから送られる折丁Pの中央中心部には図7に示すようにして綴じ用糊塗布層p2が形成され、当該折丁Pを、他側の折り機Nから送り込まれる折丁Qの下位に位置させることによって、上述した紙折り用ナイフRによる二つ折り時の押圧力に基づきその糊塗布層p2が上位側の折丁Qの中央中心部に接着させられ、二つ折り完了時には両折丁P,Qが接着に基づき綴じられた状態となるように構成してある。
ところで、当該糊塗布用ヘッドmはあくまでも上記したような二つ折り完了時に両折丁P,Qが綴じられた状態とするための接着を司るものである。 すなわち、折丁として四つ折、八つ折り等の場合、それぞれ所定の位置に綴じ用糊付け部を形成することを要するものであるが、これは折丁を形成する際の既存折り機自体に有する機能に属し、そのための構成は既存技術に属するため(例えば特許文献1に示されているような糊付け形態)これに対する説明は省略する。
換言すると、上記した糊塗布用ヘッドmは本発明の構成上必要とするために、二つある折り機M,Nのうち、下側に位置させるための折丁Pを送る方の折り機M側だけに取り付けるように構成したものである。
上記したような構成を有する本発明に係る第1の折丁重ね合せ装置は、次のような作動を呈することとなる。
図4に示すように、折丁重ね合せ装置Lの両側に対称的に隣接されている既存の折り機M,Nから同時に送られてくる折丁P,Qは、当該折丁重ね合せ装置Lの下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2を介して折丁重ね合せ装置Lの中央部分に重ね合わされた状態となるような送り込み作動が呈される。
すなわち、一方の折り機Mから送られる折丁Pは、下位側搬送用ベルト1上に乗せられてこれの回転(図示の実施例にあっては時計方向の回転)に伴い移動すると共に、ストッパー兼ジャンプ台3の垂直面3aに衝接した状態で停止する。
一方、反対側にある他方の折り機Nから送られる折丁Qは、上位側搬送用ベルト2上に乗せられてこれの回転(図示の実施例にあっては反時計方向の回転)に伴い移動するが、途中に存在するストッパー兼ジャンプ台3に対してはその上面に形成されている斜状上面3bで案内されて浮かされた状態で通過した後、受け止め用片4のストッパー部4aに衝接して停止される。 なお、当該受け止め用片4は、両搬送ベルト1,2とは既述したように非接触状態を保つように浮かせた状態で架設してあるため、これの存在が折丁Pの供給上の邪魔となることがない。
すなわち、上記した一方の折り機Mから送られる折丁Pと、これと反対側の折り機Nから送られる折丁Qは、上述したような送り作動に基づき、ストッパー兼ジャンプ台3の垂直面3aと受け止め用片4との間に積み重ね状態で位置することとなる。 そして、一方の折丁Pは下位側搬送用ベルト1上に乗せられて送られるために下段側に、これと反対側から送られる他方の折丁Qは上位側搬送用ベルト2上に乗せられ送られるために上段側に位置するような状態で積み重ねられることなる。
この状態で紙折り用ナイフRを降下させて、上記積み重ね状態にある折丁P,Qを二つ折りすれば、当該二つ折りのための押圧力に基づき、下位側に位置する折丁Pに設けられている糊塗布層p2を介して、両折丁P,Qは綴じられた状態に接着させられることとなる。
このような作動の最終工程として既存の三方トリマーSを用いて、上記二つ折り状態にある折丁P,Qに対して、その綴じ縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理Tを施すことにより(図3参照)小冊子等の製品Uが完成化される。
図8は本発明に係る第2の方法を表し、図9及び図10は同方法を実施するための第2の装置を表したものである。 そして、本発明に係る第2の方法は、前述した本発明に係る第1の方法に対して、表紙用シートの綴じ込みを付加したものである。
図9において、既存の折り機M,Nの中間部分に折丁重ね合わせ装置Lを配置することは既述した第1の方法と同様であるが、第2の方法はこれに加えて表紙送り専用の折り機Sを配置する(図9のA’参照)。
そして、第1の方法と同様に、当該左右の折り機M,Nを介して折丁された所定の折丁P,Qを、その各折り縁p1,q1側を先端とするような形態で、上記折丁重ね合わせ装置Lに送り込むと共に、当該重ね合わせ装置Lの中央部所定位置に重合合致させるわけであるが、これと同時的に、表紙送り機Vを介して表紙用シートWを送り込むことによって、上記のように重合合致化されている折丁P,Qの最下位に重ねて位置させる。(図2のB‘参照)。
この時、当該重ね合わせ時に下位に位置する折丁Pの中央中心部には、綴じ用糊塗布層p2を形成しておくこと(図7参照)は、第1の方法と同様であるが、第2の方法にあっては、前記した表紙用シートWの中央部分に綴じ用糊塗布層を形成しておく。 この糊塗布層の形成手段は、図7に示すものと同様にして行うものであるが、この場合、糊塗布用ヘッドmを表紙送り専用の折り機Sにセットしておくことにより行われる。 そして、当該表紙送り専用の折り機Sであるが、これは既存の折り機を用い、紙折りはせずにその供給作動を利用するようにしても良い。
上記したような三者の積み重ね状態において、当該重ね合わせ装置Lに設けられている紙折り用ナイフRを介して二つ折り処理を行い(図8のB’及びC’参照)、然る後、既存の三方トリマーSを用いて当該二つ折りした縁(綴り縁)を除いた自余の三辺に対して図3に示すように裁断処理Tを施すことにより、「おもて表紙」と「うら表紙」て挟まれた状態の小冊子製品の完成化が図られる。
なお、当該表紙用シートWは上記のような糊塗布層を形成しなかった場合は、綴じられた小冊子を挟み込むようなファイル表紙的なものとすることが出来る。 この場合は、当該表紙用シートW紙質をハードなものとすることが好ましい。 本発明に係る第2の方法はこのような形態で実施する場合もある。
図9及び図10は上記した第2の方法を実施するための第2の装置を表したものであっって、既述した第1の装置に対して、表紙専用の搬送用ベルトを付加したものである。 従って、第1の装置と同一部分は同装置と同一符号を付してあり、当該部分の構造は第1の装置で説明したものとほぼ同一であるため、これについての説明はここでは省略し、新たに付加された部分について説明する。 なお、第2の装置の場合、下位搬送用ベルト1の張設形態が、第1の装置を示す図4および図6に示すものとやや異なっているが、これは下記する表紙搬送用ベルト5を付加するためのスペース上の張設形態の変更であり、作用効果上においては全く同一である。
図9及び図10において、5は表紙搬送用ベルトであって、下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2の下位に位置するように架設すると共に、その中央部分は下位側搬送ベルト1と極めて接近した間隔(表紙用シートの紙厚が通る程度の間隔)臨まされている。 そして、第1の装置における受け止め用片4の真下に、搬送される表紙用シートWを停止させるためのストッパー部6aを有する第2受け止め用片6を垂設してある(両者を一体成形したものを架設するような形態でも良い)。 なお、当該第2受け止め用片6の存在が、表紙搬送用ベルト5の回転の邪魔とならないように、当該表紙搬送用ベルト5と非接触状態を保つように浮かせた状態で支持することは、受け止め用片4の場合と同様である。
上記したような構成を有する本発明に係る第2の折丁重ね合せ装置は、次のような作動を呈することとなる。
第1の装置において説明したように、折丁重ね合せ装置の両側に対称的に隣接されている既存の折り機M,Nから同時に送られてくる折丁P,Qは、当該折丁重ね合せ装置の下位側搬送ベルト1と上位側搬送ベルト2を介して折丁重ね合せ装置Lの中央部分に重ね合わされた状態となるような送り込み作動が呈されると共に、ストッパー兼ジャンプ台3及び受け止め用片4によって、中央所定位置で積み重ねられることとなる。 そして、これと同時に、表紙搬送用ベルト5を介して送られる表紙用シートWも、当該積み重ね状態にある折丁P,Qの真下に位置した際に第2受け止め用片6により停止され、これらの最下位に位置する状態で重ねられることとなる。
この状態で紙折り用ナイフRを降下させて、上記積み重ね状態にある折丁P,Q及び表紙用シートWを二つ折りすれば、当該二つ折りのための押圧力に基づき、下位側に位置する折丁Pに設けられている糊塗布層p2を介して、両折丁P,Qは綴じられた状態に接着させられることとなる。 そして、表紙用シートWにもこのような糊塗布層を設けておけば綴られた状態になり、また、当該糊塗布層を設けなかった場合は、両折丁P,Qを挟み込んだファイル的形態の表紙として機能することとなる。
このような作動の最終工程として既存の三方トリマーSを用いて、上記二つ折り状態にある折丁P,Qお呼び表紙用シートWに対して、その綴じ縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理Tを施すことにより図3に示すのと同様な小冊子等の製品が完成化される。
M 既存の折り機
m 糊塗布用ヘッド
N 既存の折り機
L 重ね合わせ装置
P 折丁
p1 折り縁
p2 糊塗布層
Q 折丁
q1 折り縁
R 紙折り用ナイフ
S 三方トリマー
T 裁断処理
U 製品
V 表紙送り機
W 表紙用シート
1 下位側搬送ベルト
2 上位側搬送ベルト
3 ストッパー兼ジャンプ用台
3a 垂直面
3b 斜状上面
4 受け止め用片
4a ストッパー部
5 表紙搬送用ベルト
6 第2受け止め用片
m 糊塗布用ヘッド
N 既存の折り機
L 重ね合わせ装置
P 折丁
p1 折り縁
p2 糊塗布層
Q 折丁
q1 折り縁
R 紙折り用ナイフ
S 三方トリマー
T 裁断処理
U 製品
V 表紙送り機
W 表紙用シート
1 下位側搬送ベルト
2 上位側搬送ベルト
3 ストッパー兼ジャンプ用台
3a 垂直面
3b 斜状上面
4 受け止め用片
4a ストッパー部
5 表紙搬送用ベルト
6 第2受け止め用片
Claims (7)
- 紙折り用ナイフ(R)を具えた折丁重ね合わせ装置(L)に対して、その対称的な方向から所定の折丁(P,Q)を同時に供給することによって、当該紙折り用ナイフ(R)部分の真下に位置するように重ね合わせ、当該紙折り用ナイフ(R)の降下に基づきこれを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すことを特徴とする折丁を重ね合せて製本するための方法。
- 紙折り用ナイフ(R)を具えた折丁重ね合わせ装置に対して、その対称的な方向から所定の折丁(P,Q)の供給と、当該折丁(P,Q)の下位に位置させるための表紙用シート(W)の供給を同時的に行うことによって、これらを当該紙折り用ナイフ(R)部分の真下に位置するように重ね合わせると共に、当該紙折り用ナイフ(R)の降下に基づきこれらを二つ折りし、然る後、その二つ折り縁を除いた自余の三辺に対する裁断処理を施すことを特徴とする折丁を重ね合せて製本するための方法。
- 対称的位置に既存の折り機(M,N)を隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置(L)であって、当該折丁重ね合せ装置(L)は、上記折り機(M,N)から夫々供給される折丁(P,Q)をその中央部で重ね合わせるように搬送するための搬送用ベルト機構と、当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構とを具え、更に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層(p2) を形成するための糊塗布機構を、下側に位置させる折丁(P)を供給するための折り機(M)側に設けるように構成した折丁重ね合せ装置。
- 無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト(1)と上位側搬送ベルト(2)をセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置(L)であって、
両搬送ベルト(1,2)はそれぞれ反対方向に回転するものとし、当該下位側搬送ベルト(1)と上位側搬送ベルト(2)の両端には、各折り縁(p1,q1)側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機(M,N)を対称的に隣接させて配置し、
一方の折り機(M)から送られてくる折丁(P)の停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面(3a)と、他方の折り機Nから送られてくる折丁(Q)に対する通過を妨げないようにその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面(3b)とを具えたストッパー兼ジャンプ用台(3)を、上記セット状搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、
更に、他方の折り機(N)から送られてくる折丁(Q)の所定位置での停止を図るための受け止め用片(4)を、両搬送ベルト(1,2)とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機(M,N)から送られてくる折丁(P,Q)が、両搬送ベルト(1,2)による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台(3)の垂直面(3a)と受け止め用片(4)間に重ね合わせた状態で位置させるように構成し、
当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ(R)を設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分での綴じ用接着を行うための糊塗布層(p2) の形成用たる糊塗布用ヘッド(m)を、下側に位置させる折丁(Q)を供給するための折り機(M)側に設けるように構成した請求項3に記載の折丁重ね合せ装置。 - 対称的位置に既存の折り機(M,N)を隣接させて用いるための折丁重ね合せ装置であって、当該折丁重ね合せ装置は、上記折り機(M,N)から夫々供給される折丁(P,Q)をその中央部で重ね合わせるように搬送するための下位側搬送ベルト(1)及び上位側搬送ベルト(2)と、当該両側搬送ベルト(1,2)の下方位置に架設すると共にその中央部分は下位側搬送ベルト(1)に対して表紙用シートの紙厚が通る程度の間隔に近接させた表紙搬送用ベルト(5)とを有し、
当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ機構を具えると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層(p2) を形成するための糊塗布機構を、下位側に位置させる折丁(P)を供給するための折り機(M)側に設けるように構成した折丁重ね合せ装置。 - 無端状にしてかつ回転自在に架設した下位側搬送ベルト(1)及び上位側搬送ベルト(2)と表紙用シート搬送用ベルト(5)との三者を一つのセットとし、これを複数セット所定間隔を保った並行状態で架設するような形態を有する折丁重ね合せ装置であって、
両搬送ベルト(1,2)はそれぞれ反対方向に回転するものとし、表紙用シート搬送用ベルト(5)は上位側搬送ベルト2と同一方向に回転するものとし、
当該下位側搬送ベルト(1)と上位側搬送ベルト(2)の両端には、各折り縁(p1,q1)側を先端とするような形態で折丁を送るための既存の折り機(M,N)を対称的に隣接させて配置すると共に、表紙用シート搬送用ベルト(5)には既存の表紙送り機Vを配置し、
下位側搬送ベルト(1)で送られてくる折丁(P)の停止を図るためのストッパーとしての役割を担う垂直面(3a)と上位側搬送ベルト(2)で送られてくる折丁(Q)に対する通過を妨げないようその上面側を滑らせて通過させるためのジャンプ用台としての役割を担う斜状上面(3b)とを具えたストッパー兼ジャンプ用台(3)を、前記した三者セット状の搬送ベルトのそれぞれの並行間隔内に取付け、
更に、他方の折り機(N)から送られてくる折丁(Q)の所定位置での停止を図るための受け止め用片(4)を、両搬送ベルト(1,2)とは非接触状態を保つように浮かせた状態で取り付けることによって、両折り機(M,N)から送られてくる折丁(P,Q)を、両搬送ベルト(1,2)による移動に基づき上記ストッパー兼ジャンプ用台(3)の垂直面(3a)と受け止め用片(4)間に重ね合わせた状態で位置させると共に、上記受け止め用片(4)の真下には、搬送される表紙用シート(W)を、上記重ね合わせ状態にある折丁(P,Q)の最下位での重ね合わせ状態で停止させるための第2受け止め用片(6)を垂設し、
当該重ね合わせ状態においてこれを二つ折りするための紙折り用ナイフ(R)を設けると共に、当該二つ折り状態において、両折丁の二つ折り部分で綴じ用接着を行うための糊塗布層(p2) を形成するための糊塗布用ヘッド(m)を、下位側に位置させる折丁(Q)を供給するための折り機(M)側に設けるように構成した請求項6に記載の折丁重ね合せ装置。 - 糊塗布用ヘッドを表紙送り専用の折り機(S)に設けることにより、表紙用シート(W)の中央部分に綴じ用糊塗布層を形成するように構成した請求項5または請求項6の何れかに記載の折丁重ね合せ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009288256A JP2011126201A (ja) | 2009-12-18 | 2009-12-18 | 折丁を重ね合せて製本するための方法及び折丁重ね合せ装置 |
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JP2009288256A Pending JP2011126201A (ja) | 2009-12-18 | 2009-12-18 | 折丁を重ね合せて製本するための方法及び折丁重ね合せ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107381198A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-11-24 | 傅贤贵 | 一种生产无线胶本的生产线 |
-
2009
- 2009-12-18 JP JP2009288256A patent/JP2011126201A/ja active Pending
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CN107381198A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-11-24 | 傅贤贵 | 一种生产无线胶本的生产线 |
CN107381198B (zh) * | 2017-08-01 | 2023-09-26 | 义乌联动机械股份有限公司 | 一种生产无线胶本的生产线 |
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