JP2011125451A - 車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪を特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構を設けてなるから、車輪を座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置に容易に位置決めすることができ、車輪の位置決め作業性を高めることができ、使用の利便性を高めることができる。
【解決手段】フレーム1に座部2を配設すると共にフレームの左右両側部に円形状の車輪5を配設し、座部に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fにおいて円形状の車輪を車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分5aと特定部分を除いた残余部分5bとを分離可能とする車輪分離機構7を設け、車輪を特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構10を設けてなる。
【選択図】図1
【解決手段】フレーム1に座部2を配設すると共にフレームの左右両側部に円形状の車輪5を配設し、座部に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fにおいて円形状の車輪を車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分5aと特定部分を除いた残余部分5bとを分離可能とする車輪分離機構7を設け、車輪を特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構10を設けてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は例えば病院患者、身体障害者、介護老人などに用いられる車椅子に関するものである。
近年、この種の車椅子として、フレームに座部を配設すると共に該フレームの左右両側部に円形状の車輪を配設し、座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置において上記円形状の車輪を該車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分と特定部分を除いた残余部分とを分離可能とする車輪分離機構を設けた構造のものが知られている。
しかして、座部に対する乗り降りに際し、座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置において車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分を残余部分から分離し、座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するようにしている。
特許第4035730号
しかしながら上記従来構造の場合、扇形状の特定部分を残余部分から分離する特定の分離位置に車輪を確実に位置決めする必要があり、この分離位置を座部に対する目測により定めるには非常に手間の掛かることとなり、それだけ使用の利便性が低いことになるという不都合を有している。
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、フレームに座部を配設すると共に該フレームの左右両側部に円形状の車輪を配設し、該座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置において上記円形状の車輪を該車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分と該特定部分を除いた残余部分とを分離可能とする車輪分離機構を設けてなり、上記車輪を上記特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構を設けてなることを特徴とする車椅子にある。
又、請求項2記載の発明は、上記フレームに上記車輪を接地面より浮上させる浮上機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記車輪浮上時に上記位置決め機構を位置決め作動させると共に車輪接地時に上記位置決め機構を解除作動させる連動機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記特定の分離位置において該車輪の回転を阻止可能なロック機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記残余部分からの特定部分の分離時に上記ロック機構の解除を阻止すると共に上記残余部分と該特定部分との装着時に該ロック機構を解除可能な安全機構を設けてなることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、上記車輪を上記特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構を設けてなるから、車輪を座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置に容易に位置決めすることができ、車輪の位置決め作業性を高めることができ、使用の利便性を高めることができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記フレームに上記車輪を接地面より浮上させる浮上機構を設けてなるから、車輪を座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置に位置決めするに際し、車輪を接地面より浮上させることができ、車輪の接地面からの浮上により車輪は自由回転可能となり、車輪を手で容易に回転させることができ、位置決め機構による位置決め作業を容易に行うことができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記車輪浮上時に上記位置決め機構を位置決め作動させると共に車輪接地時に上記位置決め機構を解除作動させる連動機構を設けてなるから、車輪の浮上又は接地動作に連動して位置決め機構の位置決め動作又は解除動作を行うことができ、より一層位置決め機構による位置決め作業を容易に行うことができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記特定の分離位置において車輪の回転を阻止可能なロック機構を設けてなるから、車輪を座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置に確実に位置固定することができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記残余部分からの特定部分の分離時に上記ロック機構の解除を阻止すると共に上記残余部分と特定部分との装着時にロック機構を解除可能な安全機構を設けてなるから、特定の分離位置におけるロック機構の不測の解除を阻止することができ、特定部分が分離された状態における車輪の残余部分の回転を阻止することができ、それだけ、使用の安全性を高めることができる。
図1乃至図15は本発明の実施の形態例を示し、1はフレームであって、フレーム1の中央部に座部2、背当部3及び足載せ部4を配設し、フレーム1の左右両側部に円形状の車輪5・5を車軸Sにより回転自在に配設すると共に小の前輪6・6を配設して構成している。尚、フレームの左右両側部に跳ね上げ構造などの退避機構により退避可能な肘掛け部を備える構成とすることもある。
7は車輪分離機構であって、この場合、上記円形状の車輪5の外周の一部を含む扇形状の特定部分5aと特定部分5aを除いた残余部分5bとに分離形成し、残余部分5bと特定部分5aとを着脱自在な着脱機構8を設けてなり、更には、特定部分5aを円弧角度が約120度の扇形状に形成し、残余部分5bを円弧角度が約240度の円弧状に形成し、特定部分5aと残余部分5bとの突き合わせ面に係合凸部8a及び係合凹部8bを形成し、この係合凸部8a及び係合凹部8bの係合により特定部分5aと残余部分5bとを着脱自在に設け、残余部分5bは車軸Sに枢着され、上記座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fにおいて、特定部分5aの取り外しにより上記座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するように構成している。
9は浮上機構であって、この場合、図4及び図5の如く、上記フレーム1にベース板9aを取り付け、ベース板9aに左右一対の上リンク9b・9b及びL形状の脚リンク9c・9cの各基端部を支点ピン9d・9eにより枢着突設し、脚リンク9c・9cの先端部に脚部材9fをピン9gにより枢着し、一対の上リンク9b・9bの先端部を引動リンク9hの中程部にピン9iにより枢着すると共に引動リンク9hの先端部を脚リンク9c・9cの中程部にピン9jにより枢着し、フレーム1の前下部に操作リンク9kをピン9lにより枢着し、操作リンク9kの一方端部と引動リンク9hとを連結杆9mにより連結すると共に操作リンク9kの他方端部にハンドル9nを設けて構成している。
しかして、図7の車輪5の接地面Mへの接地状態において、ハンドル9nにより操作リンク9kを引き回動することにより引動リンク9hは起立回動し、上リンク9b・9b及びL形状の脚リンク9c・9cのリンク動作により脚リンク9c・9cは起立動作し、図5の如く、脚部材9fは接地面Mに接地して車輪5は接地面Mより浮上することになり、又、この車輪5の浮上時において、ハンドル9nにより操作リンク9kを押し回動することにより引動リンク9hは倒伏回動し、上リンク9b・9b及びL形状の脚リンク9c・9cのリンク動作により脚リンク9c・9cは倒伏動作し、図7の如く、脚部材9fは接地面Mから離反して車輪5は接地面Mに接地することになる。
10は位置決め機構であって、上記車輪5を上記座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fに位置決め可能な構造を備えてなり、この場合、上記車輪5浮上時に位置決め機構10を位置決め作動させると共に車輪5接地時に上記位置決め機構10を解除作動させる連動機構11が設けられてる。
この場合、図6の如く、上記フレーム1に取付片10aを取付け、取付片10aの車輪側に支持片10bを取り付けると共に外側にスライド片10cを車輪対向方向にスライド自在に取付け、支持片10bに支持筒10dを取付け、支持筒10d内にバネ10eにより車輪側に弾圧された位置決めピン10fを取付け、位置決めピン10fの基部をスライド片10cに係止し、上記脚リンク9cにカム板10gを取付けると共にスライド片10cに作動ロール10hを取付け、一方、車輪5の残余部分5bに上記特定の分離位置Fにおいて位置決めピン10fに対向する位置に受けピン10iを取り付け、受けピン10iに位置決めピン10fが突没嵌合可能な位置決め穴10jを形成し、しかして、図1、図6、図7の如く、脚部材9fの接地面Mからの離反による車輪5接地時において、作動ロール10hはカム板10gにより引動され、位置決めピン10fは位置決め穴10jから抜脱し、車輪5は自由に接地走行可能であり、そして、図2、図3、図4、図5の如く、脚部材9fの接地面Mへの接地による車輪5浮上時において、車輪5は自由回転可能となっていると共にカム板10gは作動ロール10hより離反し、位置決めピン10fはバネ10eにより車輪5側に突出することになり、この状態で、位置決め穴10jが位置決めピン10fに対向する位置に車輪5を回転させると、図4の如く、この対向位置において、受けピン10iの斜縁部を乗り越えた時点で位置決めピン10fは位置決め穴10jに挿入嵌合し、これにより車輪5は特定の分離位置Fに位置決め固定されることになる。
12はロック機構であって、上記特定の分離位置Fにおいて、車輪5の回転を阻止可能な構造となっており、この場合、図1、図8、図9、図10の如く、フレーム1に固定された車輪5のハブ部5cに旋回板12aを三個の三日月状の摺動穴12b及びこれに嵌合する三個の摺動ピン12cにより旋回自在に設け、旋回板12aに略扇形状の扇形板12dを固定し、扇形板12dに半円弧状のガイドレール12eを固定し、車輪5にガイドレール12eに内接するガイドロール12fを取り付け、これにより摺動穴12bと摺動ピン12cとの嵌合及びガイドレール12eとガイドロール12fとの摺接により旋回板12aを旋回自在に設け、かつ、車輪5に摺動筒12gを取付け、摺動筒12gにロックピン12hを摺動自在に設け、ロックピン12hを扇形板12dに弾圧可能なバネ12iを設け、一方、扇形板12dに摘み12jをもつ操作ピン12kを車輪5対向方向に摺動自在に設けると共に操作ピン12kを車輪側に弾圧可能なバネ12lを設け、車輪5の特定部分5aに特定部分5aと残余部分5bとの装着位置Dにおいて操作ピン12kが嵌合可能な位置決め穴12mをもつ受けピン12nを設け、車輪5の残余部分5bに特定部分5aと残余部分5bとの離反位置Eにおいて操作ピン12kが嵌合可能な位置決め穴12oをもつ受けピン12pを設け、ハブ部5cに固定盤5dを固定し、扇形板12dにロックピン12hを戻動させるレールカム12qを設け、固定盤5dにロックピン12hの基部が挿入嵌合するロック穴5eを形成してなり、しかして、図2、図8の如く、特定部分5aと残余部分5bとの装着位置Dにおいて操作ピン12kを位置決め穴12mに嵌合しておき、一方、図2、図8から図9の如く、上記特定の分離位置Fにおいて、摘み12jをもって操作ピン12kを引動して位置決め穴12mから抜脱した状態で扇形板12dを時計回りに旋回し、摘み12jをもって操作ピン12kをバネ12lにより受けピン12pの位置決め穴12oに嵌合して扇形板12dを位置決め固定し、この扇形板12dの旋回により図9、図10の如く、レールカム12qによりバネ12iに抗してロックピン12hは戻動し、この戻動によりロックピン12hはロック穴5eに嵌挿され、車輪5の回転は阻止され、又、摘み12jをもって操作ピン12kを引動して位置決め穴12oから離脱した状態で扇形板12dを反時計回りに旋回し、摘み12jをもって操作ピン12kをバネ12lにより受けピン12nの位置決め穴12mに嵌合して扇形板12dを位置決め固定し、この扇形板12dの旋回により図10から図8の如く、レールカム12qはロックピン12hから離反し、ロックピン12hはバネ12iにより扇形板12dに向けて前進摺動し、ロックピン12hはロック穴5eから抜脱し、このロックピン5eの抜脱により車輪5の回転は許容されることになる。
13は安全機構であって、上記残余部分5bからの特定部分5aの分離時に上記ロック機構12の解除を阻止すると共に上記残余部分5bと特定部分5aとの装着時にロック機構12を解除可能な構造となっている。
この場合、図9、図11、図12の如く、特定部分5aに押動板13aを取付け、残余部分5bに保持板13bを取付け、保持板13bに係止部材13cを上下摺動自在に設け、係止部材13cに摘み12jに形成した溝部12rに挿脱可能な係止溝部13dを形成し、係止部材13cの係止溝部13dを溝部12rに係止させる押上バネ13eを設け、しかして、図13、図14、図15、の如く、上記残余部分5bからの特定部分5aの分離時において、押動板13aは係止部材13cから離反し、係止部材13cの係止溝部13dは溝部12rに押上バネ13eにより係止し、これにより操作ピン12kの引動が阻止され、扇形板12dの旋回が阻止され、操作ピン12kの誤った引動操作によるロック穴5eからのロックピン12hの抜脱が阻止され、特定の分離位置Fにおけるロック機構12の不測の解除が阻止され、車輪5の不測の回転が阻止され、又、図9、図11、図12の如く、残余部分5bと特定部分5aとの装着時において、押動板13aは係止部材13cを押動し、係止部材13cは押上バネ13eに抗して押し下げられ、係止溝部13dは溝部12rから離反し、これにより操作ピン12kの引動が許容され、これにより扇形板12dの旋回が許容され、ロック穴5eからのロックピン12hの抜脱が許容され、ロック機構12を解除可能とすることになる。
この実施の形態例は上記構成であるから、上記座部2に対する使用者の乗り降り時において、車輪分離機構7で上記円形状の車輪5の外周の一部を含む扇形状の特定部分5aを残余部分5bから分離することにより乗り降りに必要な開放空間Kを形成することができ、車輪5が邪魔にならない状態で乗り降りをすることができ、車椅子使用時には分離した特定部分5aを残余部分5bに結合することができ、例えば患者、身体障害者、介護老人などの使用者は楽にスムーズに乗り降りをすることができる。
この際、上記車輪5を上記特定の分離位置Fに位置決め可能な位置決め機構10を設けてなるから、この場合、図2、図3、図4の如く、車輪5を特定の分離位置Fに回転させると、位置決め機構10のフレーム側の位置決めピン10fは車輪5側の位置決め穴10jに挿入嵌合し、これにより車輪5を特定の分離位置Fに位置決めすることができ、車輪5を座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fに容易に位置決めすることができ、車輪5の位置決め作業性を高めることができ、使用の利便性を高めることができる。
この場合、上記フレーム1に上記車輪5を接地面Mより浮上させる浮上機構9を設けてなるから、車輪5を座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fに位置決めするに際し、図7の車輪5の接地面Mへの接地状態において、ハンドル9nにより操作リンク9kを引き回動することにより脚部材9fは接地面Mに接地して車輪5を接地面Mより浮上させることができ、車輪5の接地面Mからの浮上により車輪5は自由回転可能となり、車輪5を手で容易に回転させることができ、位置決め機構10による位置決め作業を容易に行うことができ、又、この場合、上記車輪5浮上時に上記位置決め機構10を位置決め作動させると共に車輪5接地時に上記位置決め機構10を解除作動させる連動機構11を設けてなるから、図6の如く、車輪5接地時において、作動ロール10hはカム板10gにより引動され、位置決めピン10fは位置決め穴10jから抜脱し、車輪5浮上時において、図4の如く、カム板10gは作動ロール10hより離反し、特定の分離位置Fにおいて、位置決めピン10fは位置決め穴10jに挿入嵌合し、車輪5の浮上又は接地動作に連動して位置決め機構10の位置決め動作又は解除動作を行うことができ、より一層位置決め機構10による位置決め作業を容易に行うことができ、又、この場合、上記特定の分離位置Fにおいて車輪5の回転を阻止可能なロック機構12を設けてなるから、図10の如く、上記特定の分離位置Fにおいて、ロックピン12hはロック穴5eに嵌挿され、車輪5の回転を阻止することができ、車輪5を座部2に対する乗り降りに必要な開放空間Kを形成するための特定の分離位置Fに確実に位置固定することができ、又、この場合、上記残余部分5bからの特定部分5aの分離時に上記ロック機構12の解除を阻止すると共に上記残余部分5bと特定部分5aとの装着時にロック機構12を解除可能な安全機構13を設けてなるから、図14の如く、上記残余部分5bからの特定部分5aの分離時において、押動板13aは係止部材13cから離反し、係止部材13cの係止溝部13dは溝部12rに押上バネ13eにより係止し、これにより操作ピン12kの引動が阻止され、扇形板12dの旋回が阻止され、操作ピン12kの誤った引動操作によるロック穴5eからのロックピン12hの抜脱が阻止され、特定の分離位置Fにおけるロック機構12の不測の解除を阻止することができ、特定部分5aが分離された状態における車輪5の残余部分5bの回転を阻止することができ、それだけ、使用の安全性を高めることができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、フレーム1、座部2、車輪分離機構7、浮上機構9、位置決め機構10、連動機構11、ロック機構12、安全機構13の構造等は適宜変更して設計されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
K 開放空間
F 分離位置
M 接地面
1 フレーム
2 座部
5 車輪
5a 特定部分
5b 残余部分
7 車輪分離機構
9 浮上機構
10 位置決め機構
11 連動機構
12 ロック機構
13 安全機構
F 分離位置
M 接地面
1 フレーム
2 座部
5 車輪
5a 特定部分
5b 残余部分
7 車輪分離機構
9 浮上機構
10 位置決め機構
11 連動機構
12 ロック機構
13 安全機構
Claims (5)
- フレームに座部を配設すると共に該フレームの左右両側部に円形状の車輪を配設し、該座部に対する乗り降りに必要な開放空間を形成するための特定の分離位置において上記円形状の車輪を該車輪の外周の一部を含む扇形状の特定部分と該特定部分を除いた残余部分とを分離可能とする車輪分離機構を設けてなり、上記車輪を上記特定の分離位置に位置決め可能な位置決め機構を設けてなることを特徴とする車椅子。
- 上記フレームに上記車輪を接地面より浮上させる浮上機構を設けてなることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
- 上記車輪浮上時に上記位置決め機構を位置決め作動させると共に車輪接地時に上記位置決め機構を解除作動させる連動機構を設けてなることを特徴とする請求項2記載の車椅子。
- 上記特定の分離位置において該車輪の回転を阻止可能なロック機構を設けてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車椅子。
- 上記残余部分からの特定部分の分離時に上記ロック機構の解除を阻止すると共に上記残余部分と該特定部分との装着時に該ロック機構を解除可能な安全機構を設けてなることを特徴とする請求項4記載の車椅子。
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