JP2011124931A - コンパレータ及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作モードに応じた短い応答時間及び低消費電力と、レイアウト面積の削減とを実現するコンパレータを提供する。
【解決手段】コンパレータは、第1の動作モードに対応した第1の電圧と、第2の動作モードに対応した第1の電圧より低い第2の電圧とのいずれか一方を基準電圧として選択される動作モードに応じて出力する基準電圧生成回路と、第1の動作モードに対応した第1の定電流と、第2の動作モードに対応した第1の定電流より低い第2の定電流とのいずれか一方を選択される動作モードに応じて供給する定電流回路と、定電流回路により電流が供給され、外部から入力される電圧と基準電圧生成回路が出力する基準電圧とを比較した比較結果を出力する差動増幅回路とを備え、差動増幅回路が出力する比較結果に応じて、第1及び第2の動作モードのいずれか一方が動作モードに選択される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンパレータ及び半導体装置に関する。
外部から供給される供給電源の電圧と、内部に備えられた回路の動作に要求される電圧が異なる半導体装置では、供給電源から内部回路の要求する電圧に昇圧又は降圧する内部電圧生成回路が用いられている。内部電圧生成回路の制御回路は、生成する電圧が内部回路の動作に要求される電圧を満たしているか否かに応じて内部電圧生成回路を動作させる安定制御を行っている。この安定制御は、2つの電圧値を設定し、設定した2つの電圧値と、内部電圧生成回路の出力電圧とをコンパレータで比較し、比較結果に基づいて内部電圧生成回路を動作させることにより、内部電圧生成回路の出力電圧を2つの電圧値の間にさせた安定した出力電圧により内部回路を動作させる制御である(特許文献1)。
内部電圧生成回路の安定制御において、2つの電圧値を、異なる動作モード、例えば、アクティブ動作モードと、スタンバイ動作モードとに対応させて制御を行うが、2つの動作モードそれぞれでコンパレータに要求される能力、例えば、応答時間や消費電力などが異なるため、動作モードごとに異なるコンパレータを使用することで、要求される能力を満たす設計が行われている。
図3は、内部電圧生成回路91を備える半導体装置9の構成を示す概略ブロック図である。半導体装置9は、外部から供給される電源電圧VCCを昇圧して出力する内部電圧生成回路91と、内部電圧生成回路91が供給する電圧により動作する内部回路92と、内部電圧生成回路91が出力する昇圧電圧VINTを基準電圧と比較するヒステリシスコンパレータ93と、ヒステリシスコンパレータ93の比較結果に応じて内部電圧生成回路91及にヒステリシスコンパレータ93の動作を制御する制御回路94とを具備している。
ヒステリシスコンパレータ93は、コンパレータ931、932と、インバータ933とを備えている。コンパレータ931は、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTの電圧と、第1の基準電圧Vref_actとを比較し、昇圧電圧VINTが第1の基準電圧Vref_actより低い場合、Hiレベル(例えば、電源電圧)の出力信号Vactを出力し、昇圧電圧VINTが第1の基準電圧Vref_act以上の場合、Loレベル(例えば、接地電圧)の出力信号Vactを出力する。
コンパレータ932は、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTと、第1の基準電圧Vref_actより低い第2の基準電圧Vref_stbとを比較し、昇圧電圧VINTが第2の基準電圧Vref_stb以上の場合、Hiレベルの出力信号Vstbを出力し、昇圧電圧VINTが第2の基準電圧Vref_stbより低い場合、Loレベルの出力信号Vstbを出力する。
また、コンパレータ931には、制御回路94が出力する活性化信号が入力され、コンパレータ932には、活性化信号をインバータ933で反転した信号が入力されている。これにより、制御回路94が出力する活性化信号に応じて、コンパレータ931、932のいずれか一方が上述の動作を行う活性化状態となり、他方が非活性化状態となる。非活性化状態が選択されたコンパレータ931、932は、Loレベルの信号を出力する。
制御回路94は、ヒステリシスコンパレータ93のコンパレータ931、932それぞれの出力信号Vact及びVstbに応じて、アクティブ動作モード及びスタンバイ動作モードのいずれか一方を選択する。具体的には、制御回路94は、出力信号VactがHiレベルからLoレベルに切換わると、スタンバイ動作モードを選択し、Loレベルの活性化信号を出力するとともに、内部電圧生成回路91の動作を停止させる非活性化状態にする。また、制御回路94は、出力信号VstbがLoレベルからHiレベルに切換わると、アクティブ動作モードを選択し、Hiレベルの活性化信号を出力するとともに、内部電圧生成回路91を動作させる活性化状態にする。
なお、制御回路94は、初期状態において、アクティブ動作モードを選択する。
図4は、図3の半導体装置9の動作を示すタイミングダイアグラムである。
同図において、横軸は時間を示し、縦軸は内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTの電圧、コンパレータ931、932のそれぞれの出力Vact、Vstbの出力レベルを示している。
半導体装置9は、動作を開始すると、制御回路94がアクティブ動作モードを選択することにより、内部電圧生成回路91及びコンパレータ931が活性化状態となり動作を開始する。内部電圧生成回路91は、外部から供給される電源電圧VCCを昇圧して出力し、コンパレータ931は、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTと、第1の基準電圧Vref_actとを比較して、Hiレベルの出力信号Vactを出力する。このとき、コンパレータ932には、活性化信号が反転された信号が入力され、非活性化状態となり動作しない(アクティブ動作モード)。
時刻t1において、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTが第1の基準電圧Vref_actに達すると、コンパレータ931の出力信号Vactが、HiレベルからLoレベルに変化し、制御回路94が、出力信号Vactの変化に応じて、活性化信号をLoレベルにするとともに、内部電圧生成回路91を非活性化状態にする。これにより、コンパレータ931が非活性化状態になり、一方、コンパレータ932が活性化状態になる。また、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTが低下し始める(スタンバイ動作モード)。
時刻t2において、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTが第2の基準電圧Vref_stbに達すると、コンパレータ932の出力信号VstbがHiレベルからLoレベルに変化し、制御回路94が、出力信号Vstbの変化に応じて、活性化信号Hiレベルにするとともに、内部電圧生成回路91を活性化状態にする。これにより、内部電圧生成回路91が動作することにより、昇圧電圧VINTが再び上昇し始める(アクティブ動作モード)。
時刻t3において、昇圧電圧VINTが第1の基準電圧Vref_actに達すると、時刻t1のときと同様に、出力信号VactがLoレベルに変化し、制御回路94が、内部電圧生成回路91及びコンパレータ931を非活性化状態にし、コンパレータ932を活性化状態にする。そして、昇圧電圧VINTが再び低下し始める(スタンバイ動作モード)。
時刻t4において、昇圧電圧VINTが第2の基準電圧Vref_stbに達すると、時刻t2のときと同様に、出力信号VstbがLoレベルに変化し、制御回路94が、内部電圧生成回路91及びコンパレータ931を活性化状態にし、コンパレータ932を非活性化状態にする。そして、昇圧電圧VINTが再び上昇し始める(アクティブ動作モード)。
以降、上述の動作が繰り返して行われ、昇圧電圧VINTの電圧値が第1の基準電圧Vref_actと、第2の基準電圧Vref_stbとの間に維持され、安定した電圧が内部回路92に供給される。
ところで、ヒステリシスコンパレータ93を設計及び実装する際には、回路規模、レイアウト面積の削減のために、1つの比較回路を用いた設計及び実装が行われる。以下に、図5を用いてヒステリシスコンパレータ93を1つの比較回路を用いた一構成例を説明する。
図5は、1つの比較回路(差動増幅回路)を用いてヒステリシスコンパレータ93と同等の機能を有するヒステリシスコンパレータ93aの一構成例を示す回路図である。同図に示すように、ヒステリシスコンパレータ93aは、基準電圧生成回路935と、差動増幅回路936と、定電流源937と、インバータINV1、INV2、出力端子938a、938bを備えている。
基準電圧生成回路935は、差動増幅回路936に基準電圧を供給する回路であり、差動増幅回路936の出力に応じて基準電圧の電圧を切り替える。差動増幅回路936は、内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTと、基準電圧生成回路935の出力する基準電圧と比較して、比較結果を出力する。定電流源937は、差動増幅回路936にテイル電流を供給する。インバータINV1は、差動増幅回路936の出力を増幅及び反転した出力信号Vstbを出力端子938aに出力するとともに、反転した信号を基準電圧生成回路935に出力する。インバータINV2は、インバータINV1の出力を更に反転した出力信号Vactを出力端子938bに出力する。
基準電圧生成回路935は、定電流源1351と、抵抗R1と、抵抗R2と、抵抗R3と、N型チャネルのNMOSトランジスタM1と、N型チャネルのNMOSトランジスタM2と、インバータINV3とを有している。抵抗R1は、一端が定電流源1351に接続され、他端が接続点Vrefを介して抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2は、他端が接続点J1を介して抵抗R3の一端に接続されている。
NMOSトランジスタM1は、ドレインが接続点J1に接続され、ソースが接地され、ゲートがインバータINV1の出力に接続されている。NMOSトランジスタM2は、ドレインが抵抗R3の他端に接続され、ソースが接地され、ゲートがインバータINV3の出力に接続されている。インバータINV3は、インバータINV1の出力を反転して出力する。なお、接続点Vrefの電圧は、基準電圧生成回路935が差動増幅回路936に供給する基準電圧である。ここで、抵抗R2、R3それぞれの抵抗値r2、r3は、第1の基準電圧Vref_act及び第2の基準電圧Vref_stbに応じて抵抗値が予め設定される。
上述の構成を有することにより、基準電圧生成回路935は、インバータINV1の出力がLoレベルの場合、r2・I1[V]より高い電圧(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧Vref_act)を出力し、インバータINV1の出力がHiレベルの場合、r2・I1[V](第2の基準電圧Vref_stb)を出力する。すなわち、基準電圧生成回路935は、インバータINV1の出力に応じて、差動増幅回路936に供給する基準電圧を切り替えて出力する。ここで、I1は、定電流源1351の出力する電流値[A]を表す。
差動増幅回路936は、CMOSカレントミラー型差動入力タイプの差動増幅回路であり、P型チャネルのPMOSトランジスタM3と、P型チャネルのPMOSトランジスタM4と、N型チャネルのNMOSトランジスタM5と、N型チャネルのNMOSトランジスタM6とを有している。
PMOSトランジスタM3、M4は、ソースがともに電源電圧VCCに接続され、ゲートが互いに接続されるとともにPMOSトランジスタM4のドレインに接続され、NMOSトランジスタM5、M6の負荷となるカレントミラー回路を構成している。NMOSトランジスタM5は、ドレインが接続点J2を介してPMOSトランジスタM3のドレインに接続され、ソースが定電流源937に接続され、ゲートに昇圧電圧VINTが印加されている。NMOSトランジスタM6は、ドレインがPMOSトランジスタM4のドレインに接続され、ソースが定電流源937に接続され、ゲートに基準電圧生成回路935が出力する基準電圧が印加されている。ここで、接続点J2の電圧が差動増幅回路936の出力となる。
上記の構成により、ヒステリシスコンパレータ93aにおいて、差動増幅回路936の昇圧電圧VINTの電圧と、基準電圧生成回路935から出力される基準電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を出力する。そして、差動増幅回路936が出力した電圧は、インバータINV1により増幅及び反転された出力信号Vstbが出力端子938aから出力される。また、出力信号Vstbは、インバータINV2により反転されて出力信号Vactとして出力端子938bから出力される。
具体的には、半導体装置9が動作し始めると、初期状態では、内部電圧生成回路91から出力される昇圧電圧VINTが第1の基準電圧及び第2の基準電圧のいずれより低いので、差動増幅回路936のNMOSトランジスタM5がオフとなり、インバータINV1に電源電圧VCCが入力されてインバータINV1の出力がLoレベルとなる。このとき、出力端子938aからLoレベルの出力信号Vstbが出力され、出力端子938bからHiレベルの出力信号Vactが出力される。これにより、基準電圧生成回路935は、(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧Vref_act)を差動増幅回路936に出力する(アクティブ動作モード)。
内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTが、(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧Vref_act)に達すると、差動増幅回路936の出力が接地電位となり、インバータINV1の出力がHiレベルに変化して、基準電圧生成回路935の出力する基準電圧が、r2・I1[V](第2の基準電圧Vref_stb)に切り替わる。このとき、出力端子938aからHiレベルの出力信号Vstbが出力され、出力端子938bからLoレベルの出力信号Vactが出力される(スタンバイ動作モード)。
内部電圧生成回路91の昇圧電圧VINTが低下し、r2・I1[V](第2の基準電圧Vref_stb)に達すると、差動増幅回路936の出力が電源電圧VCCとなり、基準電圧生成回路935が、(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧Vref_act)を差動増幅回路936に出力する(アクティブ動作モード)。
上記の動作が繰り返して行われることにより、ヒステリシスコンパレータ93aは、コンパレータを2つ備えなくとも、図3に示したヒステリシスコンパレータ93と同様のヒステリシス動作を実現することができる。
特開2003−375375号公報
しかしながら、半導体装置9において、スタンバイ動作モードで内部回路92が動作しない状態とする場合、消費電力が低くなるように設計が行われている。そのため、スタンバイ動作モードで動作するヒステリシスコンパレータ93a(93)にも低消費電力であることが要求される。一方、内部回路92が動作するアクティブ動作モードでは、ヒステリシスコンパレータ93a(93)に短い応答時間が要求される。そのため、図5に示したレイアウト面積を削減したヒステリシスコンパレータ93aでは、差動増幅回路936に対してスタンバイ動作モードにおける低消費電力と、アクティブ動作モードにおける短い応答時間との両立が困難であるという問題がある。すなわち、アクティブ動作モード及びスタンバイ動作モードそれぞれに要求される機能と、レイアウト面積の削減とを同時に満たすことが困難であるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、動作モードに応じた短い応答時間を満たすとともに消費電力を低減し、更に、レイアウト面積の削減を実現することのできるコンパレータ及びそれを用いた半導体装置を提供することにある。
(1)上記問題を解決するために、本発明は、外部から入力される入力電圧が、基準電圧に対して高い電圧であるか否かを検出して出力する差動増幅回路と、前記入力電圧が前記基準電圧以下の場合、予め定められた範囲の電圧の上限値を示す第1の電圧と、下限値を示す第2の電圧とのうち前記第1の電圧を前記差動増幅回路に前記基準電圧として出力し、前記入力電圧が前記基準電圧より高い場合、前記第2の電圧を前記差動増幅回路に前記基準電圧として出力する基準電圧生成回路と、前記入力電圧が前記基準電圧以下の場合、予め定められた第1の定電流を前記差動増幅回路に供給し、前記入力電圧が前記基準電圧より高い場合、前記第1の定電流より低い第2の定電流を前記差動増幅回路に供給する定電流回路とを備えることを特徴とするコンパレータである。
この構成により、基準電圧生成回路から差動増幅回路に出力される基準電圧が、入力電圧に応じて、予め定められた範囲の電圧の上限値又は下限値のいずれか一方を選択されることにより、差動増幅回路の出力が、入力電圧に対してヒステリシスを持って変化する。また、定電流回路が、入力電圧が基準電圧以下の場合、第1の定電流と第2の定電流のうち高い電流値の第1の定電流を差動増幅回路に供給し、入力電圧が基準電圧より高い場合、第2の定電流を供給される。
これにより、差動増幅回路は、入力電圧が基準電圧より高い場合に差動増幅回路の消費電力を下げ、一方、入力電圧が基準電圧以下の場合に応答速度を短縮することができ、入力電圧の電圧値に応じて定まる状態(動作モード)それぞれで求められる相反する特性を
1つの差動増幅回路(比較回路)で満たすことができる。
(2)また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1の定電流の電流値が、前記差動増幅回路に要求される応答時間に応じて予め定められ、前記第2の定電流の電流値が、前記差動増幅回路に要求される消費電力に応じて予め定められることを特徴とする。
入力電圧の電圧値に基づいて定まる2つの状態それぞれで求められる特性である応答速度及び消費電力に応じて、第1の定電流及び第2の定電流それぞれの電流値を定めることで、差動増幅回路の動作特性を切り替えることができる。
(3)また、本発明は、上記に記載の発明のコンパレータと、外部から供給される電圧を昇圧又は降圧して出力する内部電圧生成回路と、前記内部電圧生成回路が出力する電圧により動作する内部回路と、前記コンパレータの出力に応じて前記内部電圧生成回路を動作させるか否かを決定する制御回路とを具備することを特徴とする半導体装置である。
これにより、半導体装置は、内部電圧生成回路が出力する電圧が、予め定められた範囲の電圧に維持することができ、内部回路を判定して動作させることができる。
この発明によれば、動作モードに応じた、応答時間の短縮と、消費電力の低減とを図ることができ、更に、レイアウト面積の削減をすることができる。
本発明の本実施形態における半導体装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態のヒステリシスコンパレータ13の動作を示す波形図である。 内部電圧生成回路91を備える半導体装置9の構成を示す概略ブロック図である。 図3の半導体装置9の動作を示すタイミングダイアグラムである。 1つの比較回路(差動増幅回路)を用いてヒステリシスコンパレータ93と同等の機能を有するヒステリシスコンパレータ93aの一構成例を示す回路図である。
以下、本発明の一実施形態による半導体装置1及びヒステリシスコンパレータ13を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の本実施形態における半導体装置1の構成を示す概略ブロック図である。
同図に示すように、半導体装置1は、内部電圧生成回路11と、内部回路12と、ヒステリシスコンパレータ13と、制御回路14とを具備している。
内部電圧生成回路11は、外部から供給される電源電圧VCCを昇圧して昇圧電圧VINTを内部回路12に供給する。内部回路12は、内部電圧生成回路11が供給する電源電圧により動作する回路であり、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体記憶回路である。ヒステリシスコンパレータ13は、予め定められた2つの基準電圧のうち動作モードに応じたいずれか一方と、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTとを比較して比較結果を制御回路14に出力する。制御回路14は、ヒステリシスコンパレータ13の比較結果に応じて内部電圧生成回路11に昇圧動作をさせるか否かを制御する。
ここで、動作モードは、内部回路12が動作するアクティブ動作モードと、内部回路12の動作が停止するスタンバイ動作モードとである。また、それぞれの動作モードに対応した基準電圧が予め定められている。
ヒステリシスコンパレータ13は、基準電圧生成回路135と、差動増幅回路136と、定電流回路137と、インバータINV1とを備えている。
基準電圧生成回路135は、差動増幅回路136に基準電圧を供給する回路であり、差動増幅回路136の出力に応じて基準電圧の電圧値を切り替える。ここで、基準電圧生成回路135が供給する2つの電圧(第1の基準電圧Vref_actと、第2の基準電圧Vref_stb)は、内部回路11の動作に要求される電圧の上限と下限とに対応した電圧であり、予め定められた電圧である。
差動増幅回路136は、内部電圧生成回路11の出力する昇圧電圧VINTと、基準電圧生成回路135の供給する基準電圧とを比較して、比較結果を出力する。定電流回路137は、差動増幅回路136にテイル電流を供給する回路であり、予め定められた2つの電流値の電流I2及び電流I3のいずれか一方を、差動増幅回路136の出力に応じて切り替えて出力する。インバータINV1は、差動増幅回路136の出力を増幅及び反転した出力信号Coutを制御回路14に出力するとともに、基準電圧生成回路135及び定電流回路137に出力する。
基準電圧生成回路135は、図5に示した基準電圧生成回路135と同じ構成を有しており、該当する回路素子には同じ符号を付して、その説明を省略する。また、差動増幅回路136は、図5に示した差動増幅回路936と同じ構成を有しており、該当する回路素子には同じ符号を付して、その説明を省略する。
定電流回路137は、トランスファゲートT1、T2と、定電流源1371、1372とを備えている。トランスファゲートT1は、N型チャネルのNMOSトランジスタと、P型チャネルのPMOSトランジスタと有して構成され、それぞれのドレインが差動増幅回路136のNMOSトランジスタM5、M6のソースに接続され、それぞれのソースが定電流源1371に接続されている。また、トランスファゲートT1のPMOSトランジスタのゲートに出力信号Coutが印加され、トランスファゲートT1のNMOSトランジスタのゲートにインバータINV3で出力信号Coutが反転された信号が印加されている。
トランスファゲートT2は、N型チャネルのNMOSトランジスタと、P型チャネルのPMOSトランジスタと有して構成され、それぞれのドレインが差動増幅回路136のNMOSトランジスタM5、M6のソースに接続され、それぞれのソースが定電流源1372に接続されている。また、トランスファゲートT2のPMOSトランジスタのゲートにインバータINV3で出力信号Coutが反転された信号が印加され、トランスファゲートT2のNMOSトランジスタのゲートに出力信号Coutが印加されている。
定電流回路137は、上述の構成により、出力信号CoutがLoレベルの場合、定電流源1371の電流値I2の電流をテイル電流として差動増幅回路136に供給し、出力信号CoutがHiレベルの場合、定電流源1372の電流値I3の電流をテイル電流として差動増幅回路136に供給する。ここで、定電流源1371の電流値I2と、定電流源1372の電流値I3は、アクティブ動作モード及びスタンバイ動作モードにおいてヒステリシスコンパレータ13に要求される機能により予め定められる。本実施形態において、定電流源1371の電流値I2は、アクティブ動作モードにおいて要求される応答時間の特性により予め定められ、シミュレーションや、実測等に基づいて決定される。定電流源1372の電流値I3は、スタンバイ動作モードにおいて要求される消費電力の特性により予め定められ、シミュレーションや、実測等に基づいて決定される。この場合、電流値I3は、電流値I2より十分に低い電流値が設定される。
図2は、本実施形態のヒステリシスコンパレータ13の動作を示す波形図である。
同図において、横軸は時間を示し、縦軸は内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINT、基準電圧生成回路135が供給する基準電圧(接続点Vrefの電圧)、及び出力信号Coutのそれぞれの信号レベルを示している。波形aは、基準電圧生成回路135が供給する基準電圧を示している。波形bは、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTを示している。ここで、電圧Vref_actは、(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧)である。また、電圧Vref_stbは、r2・I1[V](第2の基準電圧)である。
半導体装置1が電源電圧VCCを供給され動作し始めたとき、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTの電圧が基準電圧生成回路135より供給される第1の基準電圧及び第2の基準電圧より低いので差動増幅回路136の出力は電源電圧VCCとなり、インバータINV1の出力がLoレベルとなり、Loレベルの出力信号Coutが制御回路14に出力される。制御回路14は、入力された出力信号Coutに応じて、内部電圧生成回路11に昇圧を開始させる(アクティブ動作モード)。
このとき、基準電圧生成回路135が供給する基準電圧は、(r2+r3)・I1[V](第1の基準電圧)である。また、定電流回路137において、トランスファゲートT1がオンになり、トランスファゲートT2がオフになることで、電流値I2のテイル電流が差動増幅回路136に供給される。
時刻t1において、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTが、電圧Vref_actに達すると、差動増幅回路136の出力が接地電位となり、インバータINV1の出力がHiレベルに変化し、Hiレベルの出力信号Coutが制御回路14に出力される。これにより、制御回路14が内部電圧生成回路11の動作を停止させる(スタンバイ動作モード)。
このとき、基準電圧生成回路135において、NMOSトランジスタM1がオンになり、NMOSトランジスタM2がオフになることで、基準電圧(接続点Vrefの電圧)がr2・I1[V](第2の基準電圧)に切り替わる。また、定電流回路137において、トランスファゲートT1がオフになり、トランスファゲートT2がオンになることで、電流値I3のテイル電流が差動増幅回路136に供給される。
時刻t2において、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTが、電圧Vref_stbに達すると、差動増幅回路136の出力が電源電圧VCCとなり、インバータINV1の出力がLoレベルに変化し、Loレベルの出力信号Coutが制御回路14に出力される。これにより、制御回路14が内部電圧生成回路11を動作させる(アクティブ動作モード)。
このとき、基準電圧生成回路135において、NMOSトランジスタM1がオンになり、NMOSトランジスタM2がオフになる。これにより、基準電圧が(r2+r3)・I1[V]に切り替わる。また、定電流回路137において、トランスファゲートT1がオンになり、トランスファゲートT2がオフになることで、電流値I2のテイル電流が差動増幅回路136に供給される。
時刻t3において、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTが、電圧Vref_actに達すると、時刻t1と同様に、Hiレベルの出力信号Coutが制御回路14に出力される。これにより、制御回路14が内部電圧生成回路11の動作を停止させる。また、基準電圧及びテイル電流も、時刻t1と同様に切り替わる。
時刻t4において、内部電圧生成回路11の昇圧電圧VINTが、電圧Vref_stbに達すると、時刻t2と同様に、Loレベルの出力信号Coutが制御回路14に出力される。これにより、制御回路14が内部電圧生成回路11を動作させる。また、基準電圧及びテイル電流も、時刻t2と同様に切り替わる。
以降、同様の動作を繰り返すことにより、内部電圧生成回路11の供給する昇圧電圧VINTは、電圧Vref_actと電圧Vref_stbとの間に保たれて内部回路12に供給される。
本実施形態のヒステリシスコンパレータ13は、上述のように、ヒステリシス動作を行うとともに、アクティブ動作モードでは、応答時間に応じて定められた電流値I2が差動増幅回路136にテイル電流として供給され、スタンバイ動作モードでは、電流値I2より十分に低い電流値I3がテイル電流として供給されるので、アクティブ動作モードに比べ低い消費電力により動作させることができる。
このように、ヒステリシスコンパレータ13は、定電流回路137に2つの定電流源1371、1372を備え、定電流源1371の電流値I2をアクティブ動作モードに要求される応答時間に応じた電流値とし、定電流源1372の電流値I3をスタンバイ動作モードに要求される低い消費電力に応じた電流値とし、動作モードに応じて定電流源1371、1372を自身の出力信号Coutに応じて切り替えて用いるようにした。これにより、外部からヒステリシスコンパレータ13を制御する信号を入力せずとも、相反する2つの特性を満たすヒステリシスコンパレータ13を1つの差動増幅回路136により実現することができる。
また、1つの基準電圧生成回路135と、1つの差動増幅回路136とにより、2つの動作モードに対応したヒステリシスコンパレータ13を構成することにより、動作モードごとにコンパレータを用意せずとも要求される動作特性を満たすことができるので、半導体装置1においてレイアウト面積の削減をすることができる。
なお、本実施形態において、基準電圧生成回路135及び定電流回路137に定電流源を用いた構成を示したが、これに限られることなく、電流源による電圧生成手段、あるいは、直流電源による抵抗分圧による電圧生成手段を用いて構成してもよい。
外部から供給される電圧を昇圧又は降圧して用いる半導体装置において、安定した電圧制御に適用することができる。
1、9…半導体装置
11、91…内部電圧生成回路
12、92…内部回路
13、93、93a…ヒステリシスコンパレータ
14、94…制御回路
135、935…基準電圧生成回路
136、936…差動増幅回路
137…定電流回路
931、932…コンパレータ
933…インバータ
937、1351、1371、1372…定電流源
938a、938b…出力端子
INV1、INV2、INV3…インバータ
R1、R2、R3…抵抗
T1、T2…トランスファゲート
M1、M2、M5、M6…NMOSトランジスタ
M3、M4…PMOSトランジスタ

Claims (3)

  1. 外部から入力される入力電圧が、基準電圧に対して高い電圧であるか否かを検出して出力する差動増幅回路と、
    前記入力電圧が前記基準電圧以下の場合、予め定められた範囲の電圧の上限値を示す第1の電圧と、下限値を示す第2の電圧とのうち前記第1の電圧を前記差動増幅回路に前記基準電圧として出力し、前記入力電圧が前記基準電圧より高い場合、前記第2の電圧を前記差動増幅回路に前記基準電圧として出力する基準電圧生成回路と、
    前記入力電圧が前記基準電圧以下の場合、予め定められた第1の定電流を前記差動増幅回路に供給し、前記入力電圧が前記基準電圧より高い場合、前記第1の定電流より電流値の低い第2の定電流を前記差動増幅回路に供給する定電流回路と
    を備えることを特徴とするコンパレータ。
  2. 前記第1の定電流の電流値が、前記差動増幅回路に要求される応答時間により定められ、
    前記第2の定電流の電流値が、前記差動増幅回路に要求される消費電力に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の前記コンパレータと、
    外部から供給される電圧を昇圧又は降圧して出力する内部電圧生成回路と、
    前記内部電圧生成回路が出力する電圧により動作する内部回路と、
    前記コンパレータの出力に応じて前記内部電圧生成回路を動作させるか否かを決定する制御回路と
    を具備することを特徴とする半導体装置。
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