JP2011124764A - 回り込みキャンセラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回り込みキャンセラは、キャンセル信号生成部10と、受信信号にキャンセル信号を加算する加算器7とを備える。キャンセル信号生成部10では、LPF12が多チャンネルのOFDM信号の中から1チャンネル分のOFDM信号を抽出し、ダウンサンプリング部14がダウンサンプリングし、離散フーリエ変換部16、伝達関数算出部18、逆数算出部20、及び逆離散フーリエ変換部22が、遅延プロファイルを算出し、係数算出部24、アップサンプリング部26及びFIRフィルタ28が、その算出された1チャンネル分の遅延プロファイルから、回り込み信号除去用のキャンセル信号を生成する。
【選択図】図1
Description
(a)OFDM信号に同期復調時の振幅位相基準として挿入されるSP信号(Scattered Pilot Signal)等の基準信号を用いて伝送路の伝達関数を推定し、その推定した伝送路の伝達関数の逆数を逆離散フーリエ変換することで遅延プロファイルを測定する方法。
(b)受信したOFDM信号を離散フーリエ変換することで、受信帯域内のスペクトルを抽出し、各スペクトルを時間的に平均化して、その逆数を逆離散フーリエ変換する方法(詳しくは、特許文献2参照)。
(c)上記(b)と同様にOFDM信号の周波数軸上の各スペクトルを時間的に平均化し、その時間平均値から各スペクトルの振幅特性を求めて、最小位相条件等を用いて伝送路の伝達関数を推定し、その推定した伝送路の伝達関数の逆数を逆離散フーリエ変換することで遅延プロファイルを測定する方法。
前記受信アンテナにて受信した複数チャンネルのOFDM信号の中から、予め設定された1チャンネル分のOFDM信号を抽出する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号の遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段と、
該遅延プロファイル算出手段にて算出されたOFDM信号の遅延プロファイルに基づき、前記受信アンテナにて受信された全チャンネルのOFDM信号に対する回り込み除去信号を生成する除去信号生成手段と、
を備え、前記除去信号生成手段にて生成された回り込み除去信号に基づき、前記受信アンテナにて受信された各チャンネルのOFDM信号から回り込み信号を除去することを特徴とする。
前記遅延プロファイル算出手段は、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号を離散フーリエ変換することで当該OFDM信号の周波数軸上のスペクトルを抽出する離散フーリエ変換部と、
該離散フーリエ変換部にて抽出されたスペクトルに基づき前記送信アンテナから前記受信アンテナに至る伝送路の伝達関数を算出する伝達関数算出部と、
該伝達関数算出部にて算出された伝達関数の逆数を算出する逆数算出部と、
該逆数算出部からの出力を逆離散フーリエ変換することで前記遅延プロファイルを導出する逆離散フーリエ変換部と、
を備えたことを特徴とする。
図1は、本発明が適用された中継装置全体の構成を表すブロック図である。
本実施形態の中継装置は、地上デジタルテレビ放送の放送電波を受信アンテナ2で受信し、その受信信号を増幅装置3にて増幅した後、送信アンテナ4から再送信するものである。
図1に示すように、このデジタル処理回路は、ローパスフィルタ(LPF)12、ダウンサンプリング部14、離散フーリエ変換部16、伝達関数算出部18、逆数算出部20、逆離散フーリエ変換部22、係数算出部24、アップサンプリング部26、及び、FIRフィルタ28にて構成されている。
ここで、1波当たりのサンプリング数N′は、次式(2)の通りである。
サンプリング数N′=213×2m …(2)
(但し、m=0,1,2,3・・・)
また、所定値jは、波数が2以上で、しかも「2のべき乗値」の場合は、j=波数(例えば、波数=4の場合:j=22 、波数=8の場合:j=23 )となり、波数が2以上で、しかも「2のべき乗値」ではない場合は、j=波数より大きい直近の「2のべき乗値」(例えば、波数=3の場合:j=22 、波数=5,6,7の場合:j=23 )となる。
=8192×8
=65536
また、本実施形態では、LPF12において、A/D変換部6にてA/D変換(サンプリング)されたOFDM信号(多波)の中から、OFDM信号1波を抽出し、その抽出したOFDM信号に基づき遅延プロファイルを算出する。
1 ≦ 所定数(n)
所定数(n)≦ 総サンプリング数N /「基本サンプリング数」
そして、本実施形態では、ダウンサンプリング部14でダウンサンプリングする際の所定値(n)を値8(=23 )とすることで、LPF12から入力されるOFDM信号1波分のデータ(サンプリング数N:65536)を、1/8にダウンサンプリングし、そのダウンサンプリング後のデータ(サンプリング数:8192)を離散フーリエ変換部16に出力することで、遅延プロファイルを算出し、更に、アップサンプリング部26で、係数算出部24から出力されるフィルタ係数(サンプリング数:8192)を8倍することで、フィルタ係数をダウンサンプリングされる前のデータ数となるよう拡張し、FIRフィルタ28にて多波のOFDM信号に対応したキャンセル信号を生成できるようにしている。
・総サンプリング数N、1波当たりのサンプリング数N′、ダウンサンプリングサイズ、アップサンプリングサイズ等は、すべて「2のべき乗値」とする。
・複数のチャンネルを受信するための総サンプリング数Nは、「基本サンプリング数」(例えば、213)から求めた1波当たりのサンプリング数N′(213×2m )に、受信する波数に応じて決まる所定値jを乗じて決める。
但し、「基本サンプリング数」は、必ずしも「213」以上にする必要はなく、本発明が適用される中継装置による中継信号(OFDM信号)に応じて適宜設定すればよい。
(実験例)
一方、本実施形態のように、受信したOFDM信号1チャンネル分の遅延プロファイルを用いて、受信した全チャンネルの回り込み信号を除去できるのは、中継装置が、固定局として用いられるSFN方式の中継装置であるためである。
まず、この実験は、図2に示すように、地上デジタルテレビ放送で利用されているOFDM信号を3波、連続する隣接チャンネルとして入力し、その一部を、送信アンテナ4から受信アンテナ2に至る伝送路に相当する遅延器で遅延させて、入力信号と混合し、上述の離散フーリエ変換部16、伝達関数算出部18、逆数算出部20及び逆離散フーリエ変換部22からなる遅延プロファイル算出部にて、遅延プロファイルを算出することにより行った。
なお、図3は、図2に示した各条件で実際に遅延プロファイルを測定(シミュレーション)した測定結果を表しており、この測定結果からも、OFDM信号を複数波一括して処理した場合に得られる遅延プロファイル(図3(a)参照)と、OFDM信号を一波ずつ処理した場合に得られる遅延プロファイル(図3(b)〜(d)参照)とで、略一致していることが判る。
Claims (2)
- 多チャンネルのOFDM信号を受信アンテナにて受信し、該受信信号を送信アンテナから再送信する中継装置において、前記送信アンテナからの送信電波が前記受信アンテナに回り込むことにより前記受信信号に重畳された回り込み信号を除去する回り込みキャンセラであって、
前記受信アンテナにて受信した複数チャンネルのOFDM信号の中から、予め設定された1チャンネル分のOFDM信号を抽出する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号の遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段と、
該遅延プロファイル算出手段にて算出されたOFDM信号の遅延プロファイルに基づき、前記受信アンテナにて受信された全チャンネルのOFDM信号に対する回り込み除去信号を生成する除去信号生成手段と、
を備え、前記除去信号生成手段にて生成された回り込み除去信号に基づき、前記受信アンテナにて受信された各チャンネルのOFDM信号から回り込み信号を除去することを特徴とする回り込みキャンセラ。 - 前記遅延プロファイル算出手段は、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号を離散フーリエ変換することで当該OFDM信号の周波数軸上のスペクトルを抽出する離散フーリエ変換部と、
該離散フーリエ変換部にて抽出されたスペクトルに基づき前記送信アンテナから前記受信アンテナに至る伝送路の伝達関数を算出する伝達関数算出部と、
該伝達関数算出部にて算出された伝達関数の逆数を算出する逆数算出部と、
該逆数算出部からの出力を逆離散フーリエ変換することで前記遅延プロファイルを導出する逆離散フーリエ変換部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の回り込みキャンセラ。
Priority Applications (1)
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JP2009280458A JP2011124764A (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 回り込みキャンセラ |
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