JP2011123711A - 商品の販売管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】実店舗の陳列スペースを出品者の商品を販売するために所定期間貸し出す商品の販売管理システムにおいて、顧客が実店舗に実際に来店していない場合にも、陳列商品を知ることができ、実店舗と仮想店舗での販売処理を連携させて、購入者が実店舗に来店せずに、商品の購入が可能な販売システムを提供する。
【解決手段】出品者4に、実店舗2の陳列スペース21を貸し出し、商品情報を商品管理データベース12に登録する貸し出しプロセスP2と、陳列スペースに商品を陳列して商品を購入可能にし、ネットワークNを介して購入者が購入可能な仮想店舗3で商品の情報を公開して商品を購入可能にする商品を販売する販売プロセスP3を有し、販売プロセスは、実店舗と仮想店舗の何れかで、商品を購入する処理が行われていることをコンピュータが判定した結果、該商品を購入する処理が行われている間、コンピュータは、該商品を購入する他の処理を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、陳列スペースを貸与して商品を販売する販売管理システムであって、実店舗とネットワーク上に設置した陳列スペースの商品を連携させて販売管理するシステムに関する。
従来から、出品者に実店舗の陳列スペースを出品者の商品を販売するために所定期間の契約で貸し出す、所謂、棚貸し又はレンタルボックスと称される委託型販売システムが知られている。この委託型販売システムでは、予め出品者は、商品販売者側の実店舗の陳列スペースを契約して借りるとともに、該契約した実店舗の陳列スペースに、出品者の商品を陳列して、購入者が商品を見ることができる状態とする。
なお、このような委託型販売システムでは、通常、実店舗は、陳列スペースとして、出品者に、陳列棚の一部を所定の期間の契約で貸し出すとともに、出品者は、貸し出されたスペースに、貸し出し期限まで自由に商品を陳列して販売する。
購入者は、実店舗に来店して、陳列スペースの商品を吟味し、気に入った商品があれば、該店舗において清算することによって商品を購入する。
また、商品が購入者によって購入された場合には、出品者は、実店舗の手数料として、所定の料金が差し引かれた商品代金を受け取ることができる。すなわち、実店舗側は、陳列スペースの貸し出し期間に応じた賃貸料と、商品販売時の所定の手数料が利益となる。
また、陳列スペースが設置された実店舗に、未だ来店していない購入者を誘引するため、特許文献1には、上記販売システムにおいて、ネットワークを経由して顧客が視聴可能な映像通信により、上記陳列スペースに陳列された商品をネットワーク端末(例えばパーソナルコンピューターや携帯電話端末)で視聴可能にして、未来店の顧客に商品の存在を広告する方法が提案されている。
しかし、このような広告は、陳列スペースに陳列された商品の存在を知らしめるためのチラシや放送による広告に即時性を付加しているに過ぎず、商品を購入する場合には、商品の購入を希望する購入者が実店舗に来店する必要があった。
さらに、上記販売システムでは、同じ商品をどの程度在庫として用意するかは出品者の裁量に委ねられており、単品での販売となる場合が多い。このため、商品の存在を広告しても、その商品の購入を希望する購入者が実店舗へ移動している間に、他の購入希望者に購入されてしまい、商品が売り切れてしまう虞があった。
また、従来から、ネットワーク上に仮想的な店舗を設置して、該仮想的な店舗において、商品を販売する通信販売システムが知られているが、この場合には、購入者は、ネットワークを介して、任意のタイミングで商品の存在を知ることができるが、実店舗が存在しないため商品を実際に見ることができず、委託型販売システムには不向きとされていた。
このため、顧客が、実店舗に実際に来店していない場合にも、現実に陳列され販売されている商品を知ることができ、さらに、実店舗に来店する間に商品が売り切れてしまうような不都合をなくした販売システムの開発が望まれているが、現在、そのような販売システムは知られていない。
特開2006−74711号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされ、その目的は、出品者の商品を販売するために、出品者に実店舗の陳列スペースを所定期間の契約で貸し出す商品の販売管理システムにおいて、顧客が実店舗に来店していない場合にも、実際に陳列されている商品を知ることができ、さらに、実店舗と仮想店舗での販売処理を連携させて、購入者が実店舗に来店せずに、商品を購入することが可能な販売システムを提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明による商品の販売システムは、出品者に、商品販売者側の実店舗の陳列スペースを所定期間の貸し出し期間の契約で貸し出すとともに、商品を販売するための情報を商品管理データベースに登録する貸し出しプロセスと、貸し出した実店舗の陳列スペースに出品者の商品を陳列し、実店舗において購入者が商品を購入する処理を行なうことで商品を購入可能にし、ネットワークを介して購入者が購入可能な仮想店舗で、実店舗に陳列された商品の情報を公開し、仮想店舗において購入者が商品を購入する処理を行なうことで商品を購入可能にして、商品を販売する販売プロセスとを有し、該販売プロセスでは、実店舗と仮想店舗の何れかの店舗において、商品を購入する処理が行われていることをコンピュータが判定した結果、該商品を購入する処理が行われている間、コンピュータは、該商品を購入する他の処理を禁止するように設定されることを特徴とする商品の販売管理システムとしたことである。
この場合、実店舗において購入者が商品を購入する処理はPOS処理であり、仮想店舗で購入者が商品を購入する処理は決済処理であっても良い。。
また、前記販売プロセスは、POS処理または決済処理を禁止するように設定されている間に、他の購入者による該商品の購入の予約を受け付けて、該予約を受け付けた他の購入者を交渉待ちデータベースに登録し、該商品を購入する処理が完了しなかったことをコンピュータが判定した場合に、コンピュータは、交渉待ちデータベースを参照して、前記予約が受け付けられた他の購入者に所定の時間を割り当て、該所定の時間内に、前記予約が受け付けられた他の購入者のみがPOS処理または決済処理を行なって、商品を購入することが可能となるPOS・決済処理中モードとする処理を行ない、該他の購入者に該商品が購入可能であることを連絡する処理を行ない、前記他の購入者が、POS処理または決済処理を完了させるまでの間、または、前記他の購入者がPOS処理または決済処理を行なわずに、前記所定の時間が経過するまでの間を交渉中モードとする処理を行ない、前記POS・決済処理中および、交渉中モードの場合に、コンピュータは、新たな購入者による該商品の購入の予約を受け付ける処理を行なう場合もある。
さらに、POS・決済処理中モードとされている時間および、交渉中モードとされている時間によって、出品者に貸し出した実店舗の陳列スペースで商品が、予約が受け付けられた購入者以外に販売ができなかった時間をコンピュータが集計し、陳列スペースを貸し出す契約による所定期間に、前記販売ができなかった時間を付加して、貸し出し期間を延長する場合もある。
本発明によれば、出品者に実店舗の陳列スペースを出品者の商品を販売するために所定期間の契約で貸し出す商品の販売管理システムにおいて、顧客が実店舗に実際に来店していない場合にも、陳列されている商品を知ることができ、さらに、実店舗と仮想店舗での販売処理を連携させて、購入者が実店舗に来店せずに、商品を購入することが可能な販売システムを提供することにある。
本発明の実施例による商品の販売システムの構成を示す図。 本発明の実施例による商品の販売システムの動作フロー示す図。 顧客登録の処理を示すフロー図。 貸し出しの処理を示すフロー図。 販売の処理を示すフロー図。 商品の販売管理システムの処理の流れと、各モードとの関係を示す説明図であり、(a)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が完了した場合を示し、(b)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が開始されたもののPOS・決済処理がキャンセルされた場合であって、交渉待ちがない場合を示し、(c)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が開始されたもののPOS・決済処理がキャンセルされた場合であって、交渉待ちがある場合を示す。 陳列スペースの貸し出し期間延長の処理を示すフロー図。 顧客管理データベースの一例を示す説明図。 商品管理データベースの一例を示す説明図。 交渉待ちデータベースの一例を示す説明図。 陳列スペースの貸し出された棚に商品が陳列された状態を示す説明図。 仮想店舗に商品が公開された状態を示す説明図。
2 実店舗
3 仮想店舗
4 出品者
5 購入者
12 商品管理データベース
21 実店舗の陳列スペース
N ネットワーク
P2 貸し出しプロセス
P3 販売プロセス
P4 期間延長プロセス
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
本実施例による商品の販売管理システムは、前述したように、出品者に実店舗の陳列スペースを出品者が商品を販売するために所定期間の契約で貸し出す委託型販売システムにおいて、商品販売者側の実店舗で貸し出した陳列スペースの商品を商品販売者側の仮想店舗においても公開し、商品の販売の管理をコンピュータにおいて一元管理を行なう。
以下に、本実施例による商品の販売システムについて説明する。なお、図1には、本実施例による商品の販売管理システムの構成例が示され、図2には、商品の販売システムの各プロセスによる処理の一例が示されており、図3乃至図5には、各プロセスによる処理のフロー図が示され、図7乃至図10には、各データベースに登録されているデータの一例が示されている。
図1中左側の実店舗2には、陳列スペース21が設置されており、実店舗2で購入者5が商品を購入する場合には、実店舗2の店員がPOS(販売時点情報管理::Point Of sale System)22を使用して、商品代金の清算処理をする。なお、このPOS22は、販売管理データベース1に接続されており、商品の在庫管理や売上げのデータを随時参照して該データの更新をする。
また、図1中右側の仮想店舗3は、実店舗2の陳列スペース21に実際に陳列されている商品が、ネットワークNを介して購入可能な状態で公開されている。本実施例では、所謂ネットショップと称される電子決済による商品販売プログラムを採用したWebページ(ホームページ)をインターネット網(WWW:World Wide Web)において公開することが想定されている。このようなネットショップでは、当該Webページに、商品の写真と説明及び商品の価格を表示するように公開され、購入者5は、購入者5の端末32から、前記仮想店舗3にネットワークNを介してアクセスすることによって、仮想店舗3で公開されている商品を知ることができる。また、購入者5がネットワークNを介して商品を購入する場合には、端末32から決済処理をすることができる。
また、購入者5の端末32としては、ネットワークを介して情報を送受信可能な端末、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、PDA(携帯情報端末:Personal Digital Assistant)及びゲーム機などが適用可能である。なお、ネットワークNとして、上記インターネット網(WWW)の他に、コンピュータネットワーク、携帯電話や固定電話、IP電話の電話回線網や、電気通信提供会社などの社内通信網などを適用した場合であっても、本実施例の商品の販売管理システムは実現可能である。
また、販売管理データベース1は、実店舗2の陳列スペース21を貸し出される出品者4や、実店舗2や仮想店舗3で商品を購入する購入者5を顧客として登録管理する顧客管理データベース11、実店舗2の陳列スペース21や仮想店舗3で販売される商品の情報を管理する商品管理データベース12、商品管理データベース12によって参照される交渉待ちデータベース13などのほか、店舗の経営に必要なデータベース、例えば売上げデータベースなどによって構成される。
なお、販売管理データベース1は、前記実店舗2のPOS端末及び仮想店舗2の公開サーバ31と情報を送受信可能に接続されていれば、何処に設置されていても良い。例えば、実店舗2に設置されていても良いし、或いは、実店舗2以外のデータベースを維持管理する設備に設置されていても良い。
本実施例の商品の販売管理システムは、顧客登録プロセスP1、貸し出しプロセスP2、販売プロセスP3、期間延長プロセスP4とで構成されている。
なお、各プロセスは、コンピュータの記憶領域(例えばハードディスク)に格納されるともに、作業領域(例えばRAM(Random Access Memory )領域にロードされ、CPU(Central Processing Unit)によって実行される。
以下に、本実施例の商品の販売管理システムで処理される各プロセスについて説明する。
〔顧客登録プロセス〕
顧客登録プロセスP1は、商品を販売するために、実店舗2の陳列スペース21の貸し出しを希望する出品者4や、実店舗2の陳列スペース21や仮想店舗3で公開されている商品の購入を希望する購入者5が、予め、顧客管理データベース11(図9参照)に顧客として登録する際のプロセスである(図2中の符号100参照)。
なお、顧客管理データベース11には、出品者又は購入者(顧客)に一意(唯一無二)に割り当てられる「顧客コード」(符号11a)、出品者又は購入者(顧客)の「氏名」(符号11b)、「連絡先」(符号11c)、連絡先として「住所」(符号11d)、電話番号である「電話」(符号11e)、メールアドレスである「メール」(符号11f)などの登録項目を有している。
顧客登録プロセスP1の処理の流れを図3に示す顧客登録フロー100に従って以下に説明する。
まず、出品者又は購入者(顧客)は、実店舗2に来店するか、仮想店舗3の所定のフォームから、顧客登録の申し込みをする(フロー100中のステップ101)。
具体的には、実店舗2は、申し込んだ出品者4又は購入者5に対して、販売管理システムにおいて一意の顧客コードを割り当てるとともに、顧客管理データベース11に顧客のレコードを作成する。例えば、図8の顧客管理データベース11では、顧客コードの項目(符号11a)に、前記割り当てた顧客コードのデータとして「A0001」と「A0002」が登録されている。
次に、実店舗2は、顧客管理データベース11に作成された顧客のレコードに、申し込んだ出品者又は購入者の氏名11bを登録(フロー100中のステップ102)するほか、連絡先11cを登録(フロー100中のステップ104)する。なお、連絡先11cとして、例えば、郵便で連絡する場合に使用する住所や、電話で連絡する場合に使用する電話番号、電子メールで連絡する場合に使用するメールアドレスなどが登録される(図8の符号11c,符号11e,符号11f参照)。
〔貸し出しプロセス〕
貸し出しプロセスP2は、実店舗2の陳列スペース21(棚)を出品者に貸し出し、商品管理データベース12(図9参照)に、貸し出した陳列スペース21(棚)情報を登録し、実店舗2の陳列スペース21(棚)に、出品者4の商品を陳列するとともに、仮想店舗3に該商品を公開するプロセスである。
なお、商品管理データベース12は、商品に一意に割り当てられる管理番号である「管理No.」(符号12a)、商品が陳列される棚番号である「棚No.」(符号12b)、棚の貸し出し期間の期限日である「期限」(符号12c)、棚を貸し出された出品者4に割り当てられた「契約者コード」(符号12d)のほか、「商品名称」(符号12e)、「価格」(符号12f)、商品が販売済であるか否かである「販売」(符号12g)、商品の購入を交渉可能である購入者の顧客コードである「交渉者」(符号12h)および、商品の説明である「説明」(符号12k)などの項目を有している。
以下に、図4に示す貸し出しフロー200に従って、貸し出しプロセスP2の処理の流れを説明する。
まず、実店舗2は、出品者4が商品を持ち込むことにより、所定の手続を経て、陳列スペース21の貸し出しの申し込みを受け付ける。(フロー200中のステップ201)。このとき、実店舗2は、出品者4の個人情報(例えば氏名など)の提供を受け、その個人情報をもとに、顧客管理データベース11を検索して、出品者4に割り当てられた顧客コード(図8の符号11a)を調べる。また、出品者4に顧客コード11cが付与されていない場合、すなわち、前記検索によって、出品者4の顧客コードが見つからない場合には、前述の顧客登録プロセスP1によって、新たに、出品者4に顧客コードを割り当てて、顧客管理データベース11に登録する。
また、実店舗2は、出品者4が持ち込んだ商品に対して、一意の管理番号を割り当てるとともに、商品管理データベース12に商品のレコードを作成する(フロー200中のステップ202)。例えば、図9の商品管理データベース12では、商品管理データベース12の管理No.の項目(図9中の符号12a)に、管理番号のデータとして「00001」や「00002」を登録することによって、商品のレコードを作成している。
次に、実店舗2は、陳列スペース21のうち、出品者4に貸し出すスペース(棚)の棚番号を決定する(フロー200中のステップ203)。例えば、図9の商品管理データベース12では、管理番号「00001」のレコードには、棚No.の項目(図9中の符号12b)に、棚番号のデータとして「001A」が登録されている。
また、棚番号の決定とともに、該陳列スペース21の棚を貸し出す期間が設定される(フロー200中のステップ204)。例えば、図9の商品管理データベース12では、管理番号「00001」のレコードには、期限の項目(図9中の符号12c)に、貸し出し期間の期限日のデータとして「091225 15:30」」が登録されている。
また、商品管理データベース12には、上記、棚番号のデータ及び、貸し出し期間の期限日のデータの他に、当該棚の出品者4に割り当てられた契約者コードのデータが登録される。例えば、図9の商品管理データベース12では、管理番号「00001」のレコードには、当該棚の出品者4に割り当てられた契約者コードのデータ「A0001」が登録されている。
次に、実店舗2は、出品者4が持ち込んで販売する商品の情報を商品管理データベース12に登録する(フロー200中のステップ205)。
このとき、商品管理データベース12の前記商品のレコードには、商品を管理するための基本的な情報として、「棚No.」(符号12b)の項目に貸し出した棚番号、「期限」(符号12c)の項目に棚の貸し出し期間、「契約者コード」(12d)の項目に顧客コード、「商品名称」(符号12e)の項目に商品の名称、及び、「価格」(符号12f)の項目に商品の価格などを登録する。
さらに、この時点では、商品は未だ販売されていないので、「販売」(符号12g)の項目には「未」が登録され、販売当初は、どの購入者でも商品を購入可能であるので、「交渉者」(符号12h)の項目には「ALL」が登録され、POS処理も決済処理も処理中ではないので、「POS・決済処理中」(符号12i)の項目には「未処理」が登録されている。
また、商品の付加的な情報、例えば、商品の説明などがあれば、「説明」(12k)の項目に登録する。
例えば、図9の商品管理データベース12では、前記管理番号(管理No.「00001」)のレコード中に、棚No.の項目(図4中の符号12b)に貸し出した棚番号「001A」が登録され、期限の項目(図4中の符号12c)に、棚の貸し出し期間が満了する期限日時「091225 15:30」が登録され、顧客コードの項目(図4中の符号12d)に、前記顧客管理データベース11に登録されている出品者4の顧客コード「A0001」(図3中の符号11a)が登録され、商品名称の項目(図4中の符号12e)に、持ち込まれた商品の名称「マグカップ」が登録され、価格の項目(図4中の符号12f)に商品の価格「¥5,250」が登録される。
また、出品者4が既に陳列スペース21の棚を借りている場合、すなわち、商品管理データベース12のデータを出品者4の顧客コードで検索したときに、出品者4に貸し出し中であり、未だ貸し出し期限が満了していない棚No.のデータがあった場合には、新たに持ち込まれた商品は、既に貸し出している棚を使用することになる。
この場合には、棚No.の項目と、期限の項目及び契約者コードの項目には、既に貸し出している棚のレコードと同じデータが登録される。
例えば、図9の商品管理データベース12では、管理番号「0002」のレコードが、このような場合に該当する。この場合、契約者コード「A0001」の出品者4は、既に、管理番号「0001」の商品において、棚番号「001A」の棚を借りているので、棚No.の項目(図9中の符号12b)には、管理番号「0001」のレコードの棚No.の項目と同じデータ「001A」が登録される。また、貸し出している棚が同じであるので、期限の項目(図9中の符号12c)は、管理番号「0001」のレコードの期限の項目と同じデータ「091225 15:30」が登録される。さらに、出品者4も同一であるので、契約者コードの項目(図9中の符号12d)には、当該棚の出品者4に割り当てられた契約者コードのデータ「A0001」が登録されている。
また、商品名称の項目(図4中の符号12e)には、新たに持ち込んだ商品である「ティーカップ」が登録され、価格の項目(図4中の符号12f)には、商品ティーカップの価格である「¥2,125」が登録される。
各情報の登録を済ませた後には、実店舗2の陳列スペース21(棚)に、出品者4の商品を陳列(図11参照)するとともに、仮想店舗3に該商品が公開される(図12参照)。
〔販売プロセス〕
販売プロセスP3は、実店舗2の陳列スペース21(棚)に、出品者4の商品を陳列するとともに、仮想店舗3に該商品を公開して、実店舗2及び仮想店舗3で商品を販売するプロセスである。
販売プロセスP3の処理の流れを図5に示す販売フロー300に従って以下に説明する。
まず、実店舗2は、前記貸し出しプロセスP2で出品者4が持ち込んだ商品を、前記貸し出しプロセスP2で出品者4に貸し出した実店舗2の陳列スペース21(棚)に、出品者4の商品を陳列するとともに、その商品を仮想店舗3で公開する(フロー300中のステップ301)。
具体的には、例えば、図11に示すように、実店舗2では、実店舗2の陳列スペース21の出品者4に貸し出された棚21aには、棚番号を示す札21dが取り付けられる。さらに、出品者4が実店舗2に持ち込み、前記貸し出しプロセスP2で商品管理データベース12に登録した商品であるマグカップ21bとティーカップ21cが陳列される。また、該棚21aには、マグカップ21bの商品名と価格が記載された札21eと、ティーカップ21cの商品名と価格が記載された札21fが配されている。
また、例えば、図12に示すように、購入者5の端末32に表示される仮想店舗4のWebページ33には、実店舗2の陳列スペース21の出品者4に貸し出された棚21aの情報が表示されている。
具体的には、棚番号を示す表示3aが掲載されるとともに、上記実店舗2の棚21aに陳列したマグカップ21bの情報を表示する領域34と、ティーカップ21cの情報を表示する領域35とが表示される。
マグカップ21bの情報を表示する領域34には、マグカップ21bの画像情報34aと、マグカップ21bの商品名と価格の情報34bおよび、マグカップ21bの購入ボタン34cが配される。さらに、後述する、商品が交渉中であることの表示34dと、交渉の予約時に使用されるボタン34eとが表示されている。
また、ティーカップ21cの情報を表示する領域35には、ティーカップ21cの画像情報35aと、ティーカップ21cの商品名と価格の情報35bおよび、ティーカップ21cの購入ボタン35cが配される。
また、図示はされていないが、ティーカップ21cの情報を表示する領域35にも、商品の購入が無効とされた状態の場合には、商品が交渉中であることの表示34dと、交渉の予約時に使用されるボタン34eが表示される。
次に、購入者5が商品を購入する場合に、実店舗2では、該商品をPOS処理し、仮想店舗3では、該商品を決済する処理が行なわれる(フロー300中のステップ302)。
実店舗2で陳列された商品を購入者5が購入する場合には、実店舗2のレジにおいて、POS(図1中の符号22参照)による清算処理を受けて、商品代金を支払うことによって、商品を持ち帰ることができる。このとき、POS端末は、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「販売」(符号12g)の項目が「未」であること、および、「交渉者」(符号12h)の項目が「ALL」であるか、または、前記購入者5の顧客コードであること、および、「POS・決済処理中」(符号12i)の項目が「未処理」である場合にのみ、処理を開始する。
これにより、商品が販売済の場合(「販売」(符号12g)の項目が「済」である場合)や、商品の購入を交渉可能な購入者(交渉者)が限定されている場合(「交渉者」(符号12h)の項目が顧客コードである場合)や、POS処理または決済処理が行われている場合(「POS・決済処理中」(符号12i)の項目が「処理中」である場合)には、POS処理が禁止された状態となる。
また、商品が販売済みでなく、商品の購入を交渉可能な購入者(交渉者)が限定されておらず、その商品を購入するための実店舗2でのPOS処理や仮想店舗3での決済処理が行われていない場合には、未だ顧客コードが割り当てられていない、未登録の顧客であっても、実店舗2では商品を購入することができる。
また、仮想店舗3で公開された商品を購入者が購入する場合には、前記仮想店舗3において、クレジットカード等による決済処理の手続をすることにより、後日、商品の配送を受けることができる。
このとき、決済処理は、購入者5の顧客コードを要求するとともに、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「販売」(符号12g)の項目が「未」であること、及び、「交渉者」(符号12h)の項目が「ALL」であるか、または、前記購入者5の顧客コードであること、および、「POS・決済処理中」の項目が「未処理」である場合にのみ、処理を開始する。
これにより、商品が販売済の場合や、商品の購入を交渉可能な購入者が限定されている場合や、POS処理または決済処理が行われている場合には、決済処理が禁止された状態となる。
なお、仮想店舗3では、商品を購入者5のクレジットカード等による決済をする必要があることから、仮想店舗3での購入者5は、予め顧客登録を済ませているため、未だ顧客コードが割り当てられていない、未登録の顧客が商品を購入することはできない。
購入者5が商品を購入するために、実店舗2において清算処理を受けている場合、或いは、仮想店舗3において決済処理の手続をしている場合には、当該商品が他の購入希望者による当該商品の購入をすることができないように、「POS・決済処理中モード」とする処理がされる(フロー300中のステップ303)。
具体的には、実店舗2において商品を購入するために、POS処理が開始された場合や、仮想店舗3において商品を購入するために、決済処理の手続が開始されている場合には、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「POS・決済処理中」(符号12i)の項目が「処理中」に変更される。
これにより、購入者5がPOS処理や決済処理を行なっている間は、該商品を購入するための他のPOS・決済処理の開始が禁止されるので、POS・決済処理が重複することが防止される。
前記の仮想店舗3で該商品を購入するための他の決済処理の開始が禁止されている状態の場合には、公開サーバ31では、購入者5の端末32に表示される仮想店舗3のWebページの当該商品の情報(図12の左側の表示参照)に、商品が交渉中であることを示す表示34dと、商品の交渉を予約するボタン34eとを出現させる。また、商品を購入するボタン34cは、例えば、グレーの色の画像に変更されるなどとともに、その作用が無効となる。また、実店舗2では、他の購入希望者によるPOS12の処理が開始されないため、店員がこの商品が交渉中である旨の説明をする。
次に、購入者5によって進められているPOS・決済処理中に、他の購入希望者によって、その商品を購入することを予約する交渉待ちに登録する受け付け処理が開始される(フロー300中のステップ304)。
交渉待ちとして受け付けられた新たな購入希望者は、前記購入者5のPOS・決済処理が完了せずに、商品の購入がキャンセルされた場合に、前記交渉待ちに登録した購入希望者のみがその商品を購入するためのPOS・決済処理を開始することができるようになる。
具体的には、この処理は、仮想店舗3では、前記購入者5によるPOS・決済処理の間に、他の購入希望者が、Webページの当該商品の情報(図12の左側の表示参照)に出現している商品の交渉を予約するボタン34eを選択することで開始され、その他の購入希望者の顧客コードの要求とともに、交渉待ちデータベース13(図10参照)の当該商品のレコードに登録される。
交渉待ちデータベース13は、商品の交渉を予約した購入希望者の顧客コードを、予約の順番ととも、商品の管理番号に紐づけて登録したデータベースである。例えば、図10の交渉待ちデータベース13では、管理番号「0001」(管理NO.の項目(符号13a))のレコードの交渉待ちの項目(符号13b)には、予約待ちとして、1番の項目(符号13c)に、最初に予約が受け付けられた顧客の顧客コード「A0002」が登録され、2番の項目(符号13d)に、2番目に予約が受け付けられた顧客の顧客コード「A0003」が登録され、3番の項目(符号13e)に、3番目に予約が受け付けられた顧客の顧客コード「A0004」が登録されている。
また、実店舗2では、他の購入希望者のPOS処理が無効とされた場合に、交渉待ちとして受け付けて欲しい旨を店員に申し出ることにより、店員によって、例えば、店員用モニター装置などが操作されることによって、前記仮想店舗3の処理に準じた処理が行なわれる。なお、他の購入希望者が未だ顧客登録を済ませておらず、顧客コードが割り当てられていない場合には、このときに、前記顧客登録プロセスP1によって、顧客登録を済ませる。
交渉待ちを受け付ける処理は、商品がPOS・決済の処理が完了して販売済みとなるか、あるいは、交渉待ちの購入者が無くなるまで継続される。
次に、POS処理または決済処理が完了して商品が購入者によって購入された場合と、POS処理または決済処理が開始されたものの、処理が途中でキャンセルされた場合とに分けて処理する(フロー300中のステップ305)。
POS処理または決済処理が完了された場合には、商品を販売済みとする処理がされる(フロー300中のステップ307)。具体的には、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「販売」(符号12g)の項目が「済」に変更されるとともに、出品者4に商品が販売されたことを連絡する。これにより、前記POS・決済処理の開始が禁止されるので、販売済みの商品が他の購入希望者に販売されてしまうことが防止される。
なお、出品者4への連絡は、顧客管理データベース11の出品者4のレコードの連絡先11cの項目(住所(符号11c)、電話(符号11e)、メール(符号11f)の各項目のデータ)が参照される。また、交渉待ちデータベース13を調べて、交渉待ちがあれば、交渉を待っている顧客コード(交渉待ちデータベース13の符号13c,13d,13e)から、顧客管理データベース11の当該顧客コード(顧客管理データベース11の符号11a)のレコードの連絡先の11cの項目を参照して、交渉を待っている顧客に商品が販売されたことを連絡する。
次に、POS処理または決済処理が開始されたものの、処理が途中でキャンセルされた場合には、次のステップ(フロー300中のステップ306)に進む。
フロー300中のステップ306では、交渉待ちがある場合と交渉待ちが無い場合とに分けて処理する。交渉待ちがある場合には、商品が交渉中の処理として「交渉中モード」にする交渉中モード設定処理(フロー300中のステップ308)が行われ、交渉待ちがなければ、前記ステップ303で設定された「POS・決済処理中モード」または、後述するステップ308で設定された「交渉中モード」を解除とする処理がされる(フロー300中のステップ311)とともに、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「交渉者」(符号12h)の項目が「ALL」に変更される。
以下に、交渉待ちがある場合と交渉待ちが無い場合とに分けて説明する。
<交渉待ちがある場合>
交渉待ちがある場合に処理される交渉中モード設定処理(ステップ308)は、交渉待ちデータベース13の交渉待ちの項目(符号13b)に登録されている顧客コードの購入希望者(新たな購入者5)だけが、所定の時間内に当該商品を購入可能とする処理と、「交渉中モード」とされた時間をカウントする処理と、該新たな購入者5に対して、当該商品を購入可能に処理された旨の連絡をする処理とが行われる。
また、交渉中モード設定処理によって、POS・決済処理中モードから「交渉中モード」に切り替えられる。この場合、前記POS・決済処理中モードで、仮想店舗3において表示するように設定された「交渉中モード」と表示する処理および、商品の交渉を予約するボタン34eにより交渉待ちを受け付ける処理が継続され、実店舗2においても、交渉待ちの受け付けが継続される。また、商品管理データベース12の当該商品のレコードの「POS・決済処理中」(符号12i)の項目が「未処理」に変更される。
前記新たな購入者5だけが、所定の時間内に当該商品を購入可能とする処理では、具体的には、交渉待ちデータベース13の交渉待ちの項目(符号13b)であって、その1番目の項目(符号13c)に登録されている顧客コードを調べて、その顧客コード(図10では「A0002」の顧客コード)を前記商品管理データベース12の交渉者の項目(符号12h)にセット(登録)するとともに、所定の時間(例えば24時間)の計測を開始する。
さらに、前記、交渉待ちデータベース13の交渉待ちの項目(符号13b)であって、2番目の項目13d以降に登録されている顧客コード(例えば、図10では、2番目の項目13dに登録されている顧客コード「A0003」と3番目の項目13eに登録されている顧客コード「A0004」)の順位を1番ずつ若い順位にずらして変更登録する。これにより、次回の同処理においては、次点の購入希望者である顧客コード「A0003」が購入可能としてセットされることとなる。
また、本ステップの処理において当該商品を購入可能とされた新たな購入者5(例えば、顧客コード「A0003」)には、顧客管理データベース11の当該新たな購入者5(例えば、顧客コード「A0003」)のレコードの連絡先の項目(符号11c)を参照して、その連絡先に、当該商品が購入可能となった旨の連絡(例えばメール(符号11f)の送信)をする。
さらに、前記交渉中モード設定処理(ステップ308)において所定の時間の計測が開始された結果、計測された時間が、所定の時間(例えば24時間)となったか否かを判別する処理(ステップ309)が行われる。
本ステップにおいて、所定の時間となったと判別された場合、すなわち、前記新たな購入者5が所定の時間内に商品を購入しなかった場合には、前記ステップ306の処理へと戻される。また、本ステップにおいて、所定の時間となっていないと判別された場合には、POS・決済処理の要求があったか否かを判別する処理(ステップ310)が行われる。
ステップ310において、POS・決済処理の要求があったと判別された場合には、前記ステップ302の処理へと戻され、POS・決済処理が行われる。また、POS・決済処理が行われるとともに、前記交渉中モードとされている時間の計測を終了する。
なお、このとき、商品管理データベース12の交渉者12hの項目には、前記ステップ308において、新たな購入者5の顧客コード(例えば、顧客コード「A0002」)が登録されているので、当該顧客コードが割り当てられている新たな購入者5のみが、当該商品を購入するためのPOS・決済処理を開始することができる。言い換えれば、当該顧客コードが割り当てられている新たな購入者5以外は、当該商品を購入するためのPOS・決済処理が禁止される。
また、ステップ310において、POS・決済処理の要求がなかったと判別された場合には、前記ステップ309の処理へと戻す。
<交渉待ちが無い場合>
交渉待ちがない場合には、POS・決済処理中モードまたは、交渉中モードを解除する各モード解除処理(ステップ311)が行なわれる。
各モード解除処理(ステップ311)では、「POS・決済処理中モード」または「交渉中モード」が解除されるとともに、前記商品管理データベース12の交渉者の項目(符号12h)を「ALL」に変更登録して、ステップ302の処理へと戻され、新たな購入者の出現を待ち受ける状態となる。
また、「POS・決済処理中モード」または「交渉中モード」が解除されるので、交渉待ちの受け付けは終了する。
なお、このとき、前記交渉中モードとされている時間の計測を終了する。
ここで、前記「POS・決済処理中モード」と「交渉中モード」の関係について、図6を参照しつつ説明する。
図6(a)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が完了した場合を示す。
この場合には、商品の陳列・公開からPOS・決済処理までが「モード無し(販売可能な状態)」であり、POS・決済処理からPOS・決済処理の完了までが「POS・決済処理中モード」であり、POS・決済処理が完了した後は販売済みとされる。
図6(b)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が開始されたもののPOS・決済処理がキャンセルされた(完了しなかった)場合であって、交渉待ちがない場合を示す。
この場合には、商品の陳列・公開からPOS・決済処理までが「モード無し(販売可能な状態)」であり、POS・決済処理からPOS・決済処理の完了までが「POS・決済処理中モード」であり、POS・決済処理がキャンセルされた後は再び「モード無し(販売可能な状態)」とされる。
図6(c)は、商品が陳列・公開され、POS・決済処理が開始されたもののPOS・決済処理がキャンセルされた(完了しなかった)場合であって、交渉待ちがある場合を示す。
この場合には、商品の陳列・公開からPOS・決済処理までが「モード無し(販売可能な状態)」であり、POS・決済処理からPOS・決済処理の完了までが「POS・決済処理中モード」であり、POS・決済処理がキャンセルされた後から、POS・決済処理が開始されるまで、または、モードが解除されるまでが「交渉中モード」とされる。
また、「POS・決済処理中モード」および「交渉中モード」の間は、交渉待ちの受け付けが継続されている。
〔期間延長プロセス〕
期間延長プロセスP4は、前記販売プロセスP3において「交渉中モード」となった場合に、該商品が陳列されている陳列スペース21の貸し出し期間を、前記「交渉中モード」とされていた期間の延長をするプロセスである。
期間延長プロセスP4の処理の流れを図7に示す期間延長フロー400に従って以下に説明する。
期間延長プロセスP4では、まず、前記販売プロセスP3において、商品が「交渉中モード」とされた時から、POS・決済処理が行われるか、または、所定時間が経過して計測を終了までの時間を集計する(期間延長フロー400のステップ401)。
また、前記時間の集計は、前記前記販売プロセスP3において、商品管理番号(商品管理データベース12中の管理No.の項目(符号12a))が割り当てられた全ての商品毎に行なわれるとともに、その商品が陳列された棚21a毎(商品管理データベース中の棚No.の項目(符号12b)毎)に集計される。すなわち、棚21aに複数の商品が陳列されていた場合、夫々の商品が「交渉中モード」とされた期間が時系列で重なった場合には、その商品が「交渉中モード」とされた期間が個別に加算されることなく、棚21aとして「交渉中モード」の商品があった期間として集計される。
次に、前記ステップ401で棚21a毎に集計された、「交渉中モード」の商品があった期間を棚21aで商品の販売ができなかった時間として、出品者4に対して補償する処理を行なう(ステップ402)。
具体的には、前記「交渉中モード」の商品があった期間が、出品者4に貸し出された陳列スペース21の棚21aの貸し出し期間の延長期間として加算され、これにより、貸し出し期間が延長される(ステップ402)。
また、貸し出し期間が延長された場合には、延長された貸し出し期間の満了する日時データを商品管理データベース12の期限の項目(符号12c)に変更登録するとともに、顧客管理データベース11を参照して、出品者4の連絡先(符号11c)を調べて、該延長された旨の連絡をする。
なお、本ステップの処理が行なわれるタイミングは、随時であっても、所定期間毎であっても良く、陳列スペース21を出品者4に貸し出す期間の長さや、陳列スペース21の規模に応じて自由に設定すればよい。例えば本実施例では、陳列スペース21の棚21aの貸出期間中の毎月末に行なわれることを想定している。
また、貸し出し期間が延長には、最大延長期間が定められていても良い。例えば、陳列スペース21の棚21aの貸し出し期間(例えば1年間)に対して、30日間を最大の延長期間と定め、それ以上の「交渉中モード」の期間については、期間延長の対象としないようにしても良い。また、その場合には、実店舗2の陳列スペース21の棚21aの貸し出し期間を、仮想店舗3による商品の公開よりも早く終了するようにして、実店舗2の陳列スペース21の棚21aの貸し出し期間に最大の延長期間を定めても良い。
また、実店舗2と仮想店舗3の数は、それぞれ複数あっても良い。この場合であっても、本実施例による販売管理システムで一元管理することができる。
商品の販売管理システムを本実施例のように構成すれば、実店舗2の陳列スペース21の棚21aに陳列された商品が、仮想店舗3においても公開され、実店舗2と仮想店舗3の双方の店舗において購入可能となる。これにより、商品が購入される機会が増加する。
また、購入者5が来店できない場合であっても、仮想店舗3において、実店舗2で販売されている商品を購入することができるので、商品を購入するために購入者5が来店する手間を省くことができる。これにより、購入者5は商品を購入し易くなった。
また、実店舗2と仮想店舗3のいずれか店舗で商品を購入するために、POS・決済処理を行なわれている間は、該商品を購入するための他のPOS・決済処理が禁止されるので、実際には販売済みとなる商品を誤って販売してしまうことがなくなった。これにより、商品販売時のトラブルを未然に防ぐことができる。
また、購入者5が商品を購入するために、POS・決済処理を行なっている間に、他の購入者が商品を購入することの予約をすることができるので、他の購入者は、商品が購入可能な状態となるまで実店舗2や仮想店舗3で待ち続ける必要がなくなった。これにより、購入者5の便宜を図り、商品を購入し易くなった。
また、交渉待ちの購入者が複数あった場合にも、交渉待ちの購入者の順位に従って商品を購入する機会が与えられる。これにより、購入者の利益増大を図ることができるようになった。
さらに、交渉待ちによって、商品を販売することができなかった時間を陳列スペース21の棚21aの貸し出し期間に加えて延長することができるので、出品者2と購入者5の双方の利益増大を図ることができるようになった。
また、本実施例では、販売管理システムは、顧客登録プロセスP1、貸し出しプロセスP2、販売プロセスP3、期間延長プロセスP4とを有している場合を説明したが、期間延長プロセスP4を除外した場合であっても、本発明の範囲内である。この場合には、交渉待ちのために、陳列スペース21の棚21aで商品の販売ができなかった時間が、陳列スペース21の貸し出し期間に追加して延長されずに、当初の契約による貸し出し期間の満了日時が有効となる。
また、本実施例では、商品の販売管理システムの販売プロセスP3において、POS・決済処理中に、他の購入者による交渉待ちを受け付ける処理を含む一例をもって説明したが、この交渉待ちを受け付ける処理を含まない場合であっても、本発明の範囲内である。
この場合には、販売フロー300中の、交渉待ち受け付け開始処理(ステップ304)と、ステップ306からステップ310の交渉中モードの処理を除外すれば良い。

Claims (4)

  1. 出品者の商品を販売するために、出品者に、商品販売者側の実店舗の陳列スペースを所定期間の貸し出し期間の契約で貸し出すとともに、商品を販売するための情報を商品管理データベースに登録する貸し出しプロセスと、
    貸し出した実店舗の陳列スペースに出品者の商品を陳列し、実店舗において購入者が商品を購入する処理を行なうことで商品を購入可能にし、
    ネットワークを介して購入者が購入可能な仮想店舗で、実店舗に陳列された商品の情報を公開し、仮想店舗において購入者が商品を購入する処理を行なうことで商品を購入可能にして、商品を販売する販売プロセスと、
    を有し、
    該販売プロセスでは、実店舗と仮想店舗の何れかの店舗において、商品を購入する処理が行われていることをコンピュータが判定した結果、該商品を購入する処理が行われている間、コンピュータは、該商品を購入する他の処理を禁止するように設定されることを特徴とする商品の販売管理システム。
  2. 実店舗において購入者が商品を購入する処理はPOS処理であり、
    仮想店舗で購入者が商品を購入する処理は決済処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品の販売管理システム。
  3. 販売プロセスは、POS処理または決済処理を禁止するように設定されている間に、他の購入者による該商品の購入の予約を受け付けて、該予約を受け付けた他の購入者を交渉待ちデータベースに登録し、
    該商品を購入する処理が完了しなかったことをコンピュータが判定した場合に、コンピュータは、交渉待ちデータベースを参照して、前記予約が受け付けられた他の購入者に所定の時間を割り当て、
    該所定の時間内に、前記予約が受け付けられた他の購入者のみがPOS処理または決済処理を行なって、商品を購入することが可能となるPOS・決済処理中モードとする処理を行ない、
    該他の購入者に該商品が購入可能であることを連絡する処理を行ない、
    前記他の購入者が、POS処理または決済処理を完了させるまでの間、または、前記他の購入者がPOS処理または決済処理を行なわずに、前記所定の時間が経過するまでの間を交渉中モードとする処理を行ない、
    前記POS・決済処理中および、交渉中モードの場合に、コンピュータは、新たな購入者による該商品の購入の予約を受け付ける処理を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品の販売管理システム。
  4. POS・決済処理中モードとされている時間および、交渉中モードとされている時間によって、出品者に貸し出した実店舗の陳列スペースで商品が、予約が受け付けられた購入者以外に販売ができなかった時間をコンピュータが集計し、陳列スペースを貸し出す契約による所定期間に、前記販売ができなかった時間を付加して、貸し出し期間を延長する
    ことを特徴とする請求項2に記載の商品の販売管理システム。
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