JP2011122645A - 駆動装置の冷却ファン及びその冷却ファン構造 - Google Patents

駆動装置の冷却ファン及びその冷却ファン構造 Download PDF

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Abstract

【課題】減速機などの駆動装置を効果的に冷却して、駆動装置の熱定格を向上可能とする。
【解決手段】軸受ケーシング104と本体ケーシング106を冷却するために入力軸102に取付られる減速機100の冷却ファン110であって、入力軸102の回転により入力軸102の半径方向外側に向かう空気の流れを生じさせる複数のブレード112と、ブレード112と交差する方向に幅を有し、且つ、入力軸102の中心に対して半径方向外側に向けて延在されるとともに、複数のブレード112の1つ1つを補強するリブ114と、を備え、リブ114の先端部114Cが軸受ケーシング104と本体ケーシング106の側に向けられており、且つ、リブ114の半径方向内側に内側ブレード部114Aが存在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置の冷却ファン及びその冷却ファン構造に関する。
特許文献1においては、図7に示す如く、減速機1に冷却ファン10を設ける冷却構造が提案されている。ここでの冷却ファン10は、高速で回転する入力軸2(回転軸)に一体的に取付られている。冷却ファン10は、ブレード12とリブ14とを有する。ブレード12は、回転により空気の動きを生じさせる。リブ14は、ブレード12より減速機側に配置され、ブレード12と一体形成されている。また、リブ14は、冷却ファン取付部材16を介してブレード12を入力軸2に固定している。
冷却ファン10のブレード12の設置角度は、軸方向Oと平行となるように(ブレード12の軸方向Oに対する傾きはゼロ)されている。これは、減速機1においては、入力軸2が正逆回転を行う場合があり、いずれの回転方向であっても冷却ファン10の冷却能力を一致させておくことが望ましいからである。このため、減速機1に用いられる冷却ファン10の冷却能力を向上させることは、回転方向が1方向のみの場合(扇風機など)に比べて容易ではなかった。
実際、特許文献1に示すような冷却ファン10は、図6に示すようにファンフード8を用いて使用される。即ち、冷却ファン10で生じる風は、冷却ファン10の回転により減速機の入力軸102の半径方向外側に押し出される(白抜き矢印W5)。そして、冷却ファン10を覆うように設けられたファンフード8の内側8Aに、当該入力軸102の半径方向外側に送られる風(白抜き矢印W5)が当てられ、風の向きが変えられる(白抜き矢印W6)。このような構成により、冷却ファン10は、(いずれの回転方向であっても)減速機の機構部(入力軸102を除く本体ケーシング106や軸受ケーシング104を含む減速機の構成部分)側に風を送るようにされていた。
特開2003−322224号公報
しかしながら、たとえ冷却ファン10から半径方向外側に送られる風量が多く風速が速くても、ファンフード8で風の向きが変更されることで、その風量と風速が弱くなっていた。加えて、冷却ファン10から減速機の本体ケーシング106までの距離d2も長くなってしまい、減速機の本体ケーシング106に届く段階では更に風量が少なく且つ風速も弱いものとなっていた。このため、従来の冷却ファン10では減速機1等を冷却する能力を十分に得ることが困難で、減速機1等の熱定格を向上させるのが困難であった。なお、冷却する能力の向上のために、冷却ファン10を大型化することも考えられるが、いたずらにファンフードを含む駆動装置全体を大型化させてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、減速機などの駆動装置を効果的に冷却して、駆動装置の熱定格を向上可能とする駆動装置の冷却ファンおよびその冷却ファン構造を提供することを課題とする。
本発明は、機構部を冷却するために回転軸に取付られる駆動装置の冷却ファンであって、前記回転軸の回転により該回転軸の半径方向外側に向かう空気の流れを生じさせる複数のブレードと、該ブレードと交差する方向に幅を有し、且つ、該回転軸の中心に対して前記半径方向外側に向けて延在されるとともに、前記複数のブレードの1つ1つを補強するリブと、を備え、該リブの先端が前記機構部側に向けられており、且つ、該リブの前記半径方向内側に前記各ブレードの少なくとも一部が存在していることにより、上記課題を解決したものである。
本発明の冷却ファンは、複数のブレードと、該ブレードと交差する方向に幅を有し、且つ、該回転軸の中心に対して半径方向外側に向けて延在されるとともに、前記複数のブレードの1つ1つを補強するリブと、を備えている。そして、リブの先端が機構部側に向けられており、且つ、該リブの前記半径方向内側に各ブレードの少なくとも一部が存在している。このため、回転軸が回転することで、リブの半径方向内側に存在しているブレードにより、従来のブレードと同様に回転軸の半径方向外側に向かって空気が流れる。このとき、リブは、ブレードと交差する方向に幅を有しているので、ブレードによって半径方向外側に向かう空気は、リブによって方向付けられることとなる。リブの先端は機構部側に向けられている。このため、前記半径方向外側に向かう空気は、結局機構部側に流れる風となる。即ち、リブの半径方向内側に存在しているブレードによって発生した風は、従来のファンフードを要することなく、機構部側に直接的に送られる。このため、風量や風速が弱まることなく機構部を冷却することができる。なお、リブは、ブレードと交差する方向に幅を有して、複数のブレードの1つ1つを補強している。このため、高い剛性を持った冷却ファンが実現され、冷却ファンの回転負荷が大きくても変形や破損のおそれを少なくでき、冷却ファンを長寿命化することができる。
本発明によれば、減速機などの駆動装置を効果的に冷却して、駆動装置の熱定格の向上が可能となる。
本発明の実施形態に係る冷却ファンを適用した減速機の一例の一部を示す断面図 同じく冷却ファン単体の斜視図 同じく冷却ファン単体の正面図(A)と側断面図(B) 図1で示した構成に更にカップリング機構を組み合わせた断面図 従来の冷却ファンを適用した減速機にさらにカップリング機構を組み合わせた断面図 従来の冷却ファンを適用した減速機の一例の一部を示す断面図 従来の冷却ファンを適用した減速機を示す断面図
以下本発明の実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る冷却ファンを適用した減速機の一例の一部を示す断面図である。
この減速機(駆動装置)100は、図示せぬモータ(駆動軸)と連結されて使用される。減速機100は、モータからの動力をキー101を介して受け取る入力軸(回転軸)102と入力軸102を支持する軸受のほか、複数の軸受、複数の歯車を備えている。これらのうち、入力軸102を支持する軸受は軸受ケーシング104に、他は本体ケーシング106に収容されている。なお、減速機100において、入力軸102を除く構成(軸受ケーシング104や本体ケーシング106など)を機構部と総称する。
軸受ケーシング104は、本体ケーシング106からモータ側に突出した状態で形成されている。入力軸102は高速で回転するため、軸受ケーシング104内の軸受は摩擦による温度上昇が大きく、熱負荷上厳しい状態に置かれている。
入力軸102には、減速機100の機構部を冷却するための冷却ファン110が一体回転可能に取付られている。冷却ファン110は、複数(図2、図3では12個)のブレード112と、リブ114と、を備えて、冷却ファン取付部材116に保持される。
ブレード112の設置角度は、入力軸102の軸方向Oと平行となるように向けられている。そのため、ブレード112は、入力軸102の回転によりその半径方向外側に向かう空気の流れを生じさせる。
リブ114は、ブレード112と交差する方向に幅を有し、且つ、入力軸102の中心に対して半径方向外側に延在されるとともに、複数のブレード112の1つ1つを補強している。リブ114の先端は機構部側に向けられており、且つ、(リブ114の先端が機構部側に向けられたことで設けられた)リブ114の半径方向内側に各ブレード112の少なくとも一部が存在している。
ここで、ブレード112とリブ114とについて、図2、図3も用いて更に詳しく説明する。
図2、図3は、冷却ファン取付部材116を除いた冷却ファン単体の斜視図、正面図、及び側断面図である。
ブレード112は、内側ブレード部112Aと外側ブレード部112Bとを備える。内側ブレード部112Aはリブ114の半径方向内側に、外側ブレード部112Bはリブ114の半径方向外側に、それぞれ存在している。内側ブレード部112Aと外側ブレード部112Bは、いずれも同一平面上にある。図1の位置Qにおいて、内側ブレード部112Aを含むブレード112は、その半径方向で入力軸102を支持する軸受ケーシング104の外周を囲むように設けられている。
リブ114は、リング部114Aと延在部114Bと先端部114Cとを備える。リング部114Aは内側に円形開口110Aを有し、そこに冷却ファン取付部材116が固定される(なお、図2、図3では、冷却ファン取付部材116に固定するためのボルト穴がリング部114Aから省略されている)。延在部114Bは、継ぎ目なく形状に連続性を保ってリング部114Aと一体形成されている。延在部114Bは、図3(B)に示す如く、ブレード112と交差する方向に幅を有する。そして、リング部114Aの近傍では、延在部114Bが、互いに継ぎ目なく形状に連続性を保って一体となり円環形状とされている。その延在部114Bは、リング部114Aを基準とした場合、その基準面Pから減速機100の機構部側に僅かに傾き角(角度θ)を有して半径方向外側に向いて延在されている。そして、延在部114Bは、先端にいくに従ってその幅(ブレード112と交差する方向の幅)が狭くなっている。同時に、延在部114Bは、先端にいくに従って機構部側に湾曲されている。その延在部114Bの湾曲された先に、先端部114Cが継ぎ目なく形状に連続性を保って一体形成されている。先端部114Cもブレード112と交差する方向に幅を有し、且つほぼ軸方向Oと平行となるように向けられている。即ち、この実施形態では、リブ114が曲げ角度が90度を越えない角度で湾曲して、リブ114の先端部114Cが入力軸102の軸方向Oと平行となるように、減速機100の機構部側に向けられている。
ブレード112とリブ114とは、互いに交差する態様で一体形成されている。このため、リブ114がブレード112を補強する役目を果たすので、ブレード112の厚みが薄くても、高い剛性の冷却ファン110を実現することができる。
冷却ファン110は、入力軸102に取付られている。より具体的には、冷却ファン110のリブ114は、ボルト(保持部分)118を介して冷却ファン取付部材(入力軸102と一体に回転する部材)116に保持されている。そして、冷却ファン110の複数ブレード112は、冷却ファン110のボルト118での保持位置よりも軸方向Oで減速機100の機構部側に存在している。
また、減速機100の本体ケーシング106には、この冷却ファン110の外側に配置され軸受ケーシング104を覆うファンフード108が、ボルト(図示略)等によって取付けられている。ここで、図1に示す如く、各外側ブレード部112Bの半径方向外側の形状112Cは、ファンフード108の内周108Aの形状にほぼ平行となる形状、即ち沿う形状とされている。
次に、この実施形態に係る減速機100の作用を説明する。
図示せぬモータのモータ軸が回転すると、キー101を介して該モータ軸と連結されている入力軸102が回転する。入力軸102が回転すると、図示せぬ複数の歯車を介して出力軸が回転する。
このとき、入力軸102の回転に伴って冷却ファン110が該入力軸102と一体的に回転する。すると、リブ114の半径方向内側に存在している内側ブレード部112Aにより、入力軸102の半径方向外側に向かって空気が流れる。このとき、リブ114は、ブレード112と交差する方向に幅を有しているので、内側ブレード部112Aによって半径方向外側に向かう空気は、リブ114によって方向付けられることとなる。リブ114の先端部114Cは機構部側に向けられている。このため、前記半径方向外側に向かう空気は、結局機構部側に流れる風となる。即ち、リブ114の半径方向内側に存在している内側ブレード部112Aで発生した風(白抜き矢印W1)は、ファンフードを要することなく、機構部側に直接的に送られる。このため、風量や風速が弱まることなく機構部を冷却することができる。なお、リブ114はブレード112と交差する方向に幅を有して、複数のブレード112の1つ1つを補強している。このため、高い剛性を持った冷却ファン110が実現され、冷却ファン110の回転負荷が大きくても変形や破損のおそれを少なくでき、冷却ファン110を長寿命化することができる。
同時に、図1の位置Qで示す如く、リブ114の半径方向内側に存在している複数の内側ブレード部112Aが、入力軸102を支持する軸受を収容する軸受ケーシング104の外周を囲むように設けられている。このため、軸受ケーシング104に対しても直接的に風(白抜き矢印W2)を送ることができる。更に、軸受ケーシング104は、本体ケーシング106からモータ側に突出した状態とされている。このため、放熱面積を非常に大きく確保できて、且つ冷却ファン110から軸受ケーシング104までの距離d3も短くできるので、効果的に軸受ケーシング104を冷却することができる。同時に、ブレード112の面積も機構部側に大きくでき、且つブレード112と機構部(本体ケーシング106)との距離d1を短くできるので、風量と風速とが弱まることなく機構部(本体ケーシング106)に風を送ることができる。
さらに、リブ114の半径方向外側にも外側ブレード部112Bが存在している、即ち、リブ114がブレード112の半径方向最外周とはなっていない。このため、リブ114とファンフード108の内周108Aとの間を広くとることができるので、モータ側から冷却ファン110への空気の吸い込み量を多く確保できる。結果として機構部側への風量をより増大させることができる。なお、リブ114の半径方向外側の外側ブレード部112Bによって半径方向外側に向かう空気(図1の白抜き矢印W3)は、ファンフード108を用いることで、機構部への風(図1の白抜き矢印W4)とすることができる。このため、リブ114の半径方向内側の内側ブレード部112Aで生じる風(白抜き矢印W1)とリブ114の半径方向外側の外側ブレード部112Bで生じる風(白抜き矢印W4)とにより、より多くの風量を機構部に送ることができる。
また、複数のブレード112の外周を覆うファンフード108を備え、各外側ブレード部112Bの半径方向外側の形状112Cがファンフード108の内周108Aの形状に沿う形状とされている。このため、空気の流路の幅の変化が少なく、冷却ファン110の回転によって生じる振動を低減することができる。また同時に、ファンフード108にぶつかることによる風の流れのロスを従来よりも少なくすることもできる。また、ブレード112の半径方向外側の形状112Cをファンフード108に合わせるので、従来のファンフード108をそのままで使用することができる。即ち、現状の減速機のシリーズに冷却ファン110だけを変更して冷却性能を向上させることが可能である。
なお、減速機の据付けを上下反転可能とすることにより、相手機械の仕様変更に対応させる場合がある。この場合においては、従来技術であれば対応が困難である。しかし、潤滑油の量を標準よりも多くすることで、軸受などの潤滑が必要な箇所への潤滑油の供給を確保して対応させることが考えられる。ここで、潤滑油の量が多くなることで減速機内の図示せぬ歯車等が潤滑油に浸る量が多くなると、該歯車による攪拌で潤滑油の油温が上昇する。このため、その分を冷却ファンでより強力に冷却しなければならない。しかし、従来の冷却ファンでは、冷却能力が十分ではなく、減速機の熱定格が冷却ファンの性能によって規定されてしまうことが多々あった。本実施形態に係る冷却ファン110を用いることで、潤滑油の油量を増やして上下反転での使用を可能とし、且つ、減速機100の熱定格を向上させることが可能となる。
なお、複数のブレード112は、冷却ファン110のボルト118での保持位置よりも軸方向Oで機構部側に存在しているので、冷却ファン110を冷却ファン取付部材116に保持する際に、ブレード112が邪魔にならず、迅速に取付保持することができる。
ここで、モータ軸を、カップリング機構を用いて入力軸102にカップリングする場合を想定する。図4に示す如く、カップリング機構120は、例えば、減速機100の入力軸102に取付けられる減速機側部材122と、モータ軸に取付けられるモータ側部材124と、減速機側部材122とモータ側部材124とを一体・固定させるボルト126と、を備える。減速機側部材122とモータ側部材124は、取付孔122A、124Aに図示せぬピンなどを用いて、それぞれ減速機100の入力軸102とモータ軸とに固定される。
図5に示す如く、従来の冷却ファン10を減速機100に適用したときには、冷却ファン10のブレード12が、減速機側部材122の取付孔122Aと、ボルト126を固定するためのナット126Aの近傍に位置することとなる。この場合、取付孔122Aへのピンの取付やナット126Aの締結スペースが狭くなるので、カップリング機構120の取付・取り外し及びカップリング作業が極めて困難となる。これに対して、本実施形態の冷却ファン110であれば、複数のブレード112は冷却ファン110のボルト118での保持位置よりも軸方向Oで機構部側に存在している。即ち、図4に示す如く、ブレード112がボルト118での保持位置からモータ側に出ていないので、取付孔122Aやナット126Aとブレード112の後端との距離を長くすることができる。このため、取付孔122Aへのピンの取付やナット126Aの締結スペースを広く確保できるので、カップリング作業を容易に行うことができる。
なお、本発明における減速機は、その減速形態については特に限定されない。
また、上記実施形態においては、冷却ファン110を取付ける回転軸として入力軸102が選択されていたが、本発明においては取付け対象となる回転軸は特に入力軸に限定されない。また、必ずしも軸受ケーシングが入力軸側に突出している必要もない。
また、上記実施形態においては、リブ114の半径方向外側に外側ブレード部112Bが存在していたが、本発明においては特にこれに限定されず、リブの半径方向内側にのみにブレードが存在していてもよい。この場合には、より効率的に意図した方向に風を送ることができる。
また、上記実施形態においては、減速機を駆動装置としていたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、駆動装置がモータなどの駆動源であってもよく、継手部分等であってもよい。
また、上記実施形態では、ファンフードが用いられていたが、本発明ではリブが従来のファンフードの機能を有するため、必ずしもファンフードを必要とするものではない。また、上記実施形態では、ファンフードをケーシングとは別個に用いられていたが、それに限られるものでもない。冷却ファンがケーシングに内蔵されている場合などにおいては、ケーシングがファンフードの機能(主に風の向きを変える機能)を有し、それに対して各ブレードの半径方向外側の形状等が定められていてもよい。
また、上記実施形態では、ブレード112の設置角度が軸方向Oと平行となるように向けられていたが、本発明はこれに限定されず、ブレードの設置角度が軸方向と平行でなくてもかまわない。その場合には、特に、回転方向が定まっている用途や逆回転がまれにしか行われない用途のときにも適用することができる。
また、リブ114は、リング部114Aを必ずしも備えている必要はなく、また延在部114Bに円環形状とされた部分がなくてもよい。また、ブレードが冷却ファン取付部材に直接保持されている態様であってもよい。あるいは、ブレードの外周部が円周方向で一体形成されたリング形状とされていてもよい。
また、上記実施形態では、冷却ファン110(のリブ114)が保持部材であるボルト118を介して冷却ファン取付部材116に保持されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、保持部材はボルトに限られるものではない。また、冷却ファンが保持部材を介して直接的に入力軸に保持されていてもよい。
更に、上記実施形態では、ブレード112とリブ114とが直交する形で一体とされていたが、平行でない角度を有して交差している状態であればよい。角度を有して交差する状態であればリブがブレードを補強することとなるからである。
本発明は、熱負荷の厳しい環境・配置或いは潤滑油量の増減を含めた運転条件の下で使用される減速機やモータなどの駆動装置に適用可能である。
1、100…減速機
2、102…入力軸
8、108…ファンフード
10、110…冷却ファン
12、112…ブレード
14、114…リブ
16、116…冷却ファン取付部材
101…キー
104…軸受ケーシング
106…本体ケーシング
108A…ファンフードの内周
112A…内側ブレード部
112B…外側ブレード部
112C…ブレードの半径方向外側の形状
114A…リング部
114B…延在部
114C…先端部
118、126…ボルト
120…カップリング機構
122…減速機側部材
124…モータ側部材

Claims (5)

  1. 機構部を冷却するために回転軸に取付られる駆動装置の冷却ファンであって、
    前記回転軸の回転により該回転軸の半径方向外側に向かう空気の流れを生じさせる複数のブレードと、
    該ブレードと交差する方向に幅を有し、且つ、該回転軸の中心に対して前記半径方向外側に向けて延在されるとともに、前記複数のブレードの1つ1つを補強するリブと、を備え、
    該リブの先端が前記機構部側に向けられており、且つ、
    該リブの前記半径方向内側に前記各ブレードの少なくとも一部が存在している
    ことを特徴とする駆動装置の冷却ファン。
  2. 請求項1において、
    前記リブの前記半径方向外側にも前記ブレードが存在している
    ことを特徴とする駆動装置の冷却ファン。
  3. 請求項1又は2に記載の冷却ファンを備え、
    該冷却ファンは、保持部材を介して前記回転軸または回転軸と一体に回転する部材に保持されており、
    該冷却ファンの前記複数のブレードは、当該冷却ファンの前記保持部材での保持位置よりも軸方向で前記機構部側に存在している
    ことを特徴とする駆動装置の冷却ファン構造。
  4. 請求項3において、
    前記複数のブレードの少なくとも一部が、前記回転軸を支持する軸受を収容する軸受ケーシングの外周を囲むように設けられている
    ことを特徴とする駆動装置の冷却ファン構造。
  5. 請求項3又は4において、更に、
    前記複数のブレードの外周を覆うファンフードを備え、各ブレードの半径方向外側の形状が該ファンフードの内周形状に沿う形状とされている
    ことを特徴とする駆動装置の冷却ファン構造。
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