JP2008064011A - モータファンのモータ冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ブレードを通過する空気流でモータを十分に冷却でき、モータの小型化及び耐久性の向上を実現できるモータファンのモータ冷却構造の提供。
【解決手段】 モータ8と、モータ8の回転軸9に固定された略有底円筒状のボス部4と、ボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレード5を備えるモータファンのモータ冷却構造において、モータ8へ向かう空気流を形成する導風手段を備えることとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 モータ8と、モータ8の回転軸9に固定された略有底円筒状のボス部4と、ボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレード5を備えるモータファンのモータ冷却構造において、モータ8へ向かう空気流を形成する導風手段を備えることとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、モータファンのモータ冷却構造に関する。
従来、モータと、このモータの回転軸に固定された略有底円筒状のボス部と、このボス部の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレードを備えるモータファンの技術が公知になっている。
また、このようなモータファンは、モータにブレードを通過する空気流を導入して冷却するように構成されている(特許文献1〜3参照)。
特開2003−328997号公報
特開2000−175847号公報
実開平7−28707号公報
また、このようなモータファンは、モータにブレードを通過する空気流を導入して冷却するように構成されている(特許文献1〜3参照)。
しかしながら、従来の発明にあっては、ブレードを通過する空気流を積極的にモータへ導く導風手段がないため、モータを十分に冷却できず、モータの大型化及び耐久性の低下を招くという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ブレードを通過する空気流でモータを十分に冷却でき、モータの小型化及び耐久性の向上を実現できるモータファンのモータ冷却構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、モータと、前記モータの回転軸に固定された略有底円筒状のボス部と、前記ボス部の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレードを備えるモータファンのモータ冷却構造において、前記モータへ向かう空気流を形成する導風手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、モータと、前記モータの回転軸に固定された略有底円筒状のボス部と、前記ボス部の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレードを備えるモータファンのモータ冷却構造において、前記モータへ向かう空気流を形成する導風手段を備えるため、ブレードを通過する空気流でモータを十分に冷却でき、モータの小型化及び耐久性の向上を実現できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のモータファンのモータ冷却構造が採用されたファン本体を示す正面図、図2は同斜視図、図3は図1のS3−S3線における断面図(一部省略)、図4はモータファンの車両搭載時を説明する図であり、作用を説明する図である。
図1は本発明の実施例1のモータファンのモータ冷却構造が採用されたファン本体を示す正面図、図2は同斜視図、図3は図1のS3−S3線における断面図(一部省略)、図4はモータファンの車両搭載時を説明する図であり、作用を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1〜3に示すように、本実施例1では、モータファン1のファン本体2が、底部に固定孔3を有して略有底円筒状に形成されるボス部4と、このボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数(本実施例1では9枚)のブレード5と、各ブレード5の先端部同士を結合するリング状のリング部6と、各ブレード5の略中間部同士を結合するリング状の導風リング部7とから構成され、これら各部が全て樹脂製で一体的に形成されている。
図1〜3に示すように、本実施例1では、モータファン1のファン本体2が、底部に固定孔3を有して略有底円筒状に形成されるボス部4と、このボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数(本実施例1では9枚)のブレード5と、各ブレード5の先端部同士を結合するリング状のリング部6と、各ブレード5の略中間部同士を結合するリング状の導風リング部7とから構成され、これら各部が全て樹脂製で一体的に形成されている。
また、導風リング部7は、車両後方側へ向かって縮径する形状に形成されている。
図4に示すように、このように構成されたファン本体2は車両搭載時において、ボス部4の固定孔3にモータ8の回転軸9が固定された状態でモータファンシュラウド10の後面から車両後方側へ円筒状に突出したファンリング部11内に収容される。
また、モータファンシュラウド10の車両前方側には、ラジエータやコンデンサ等の熱交換器12が配置され、これによって、ファン本体2と熱交換器12が対面した状態で配置される。
また、モータファンシュラウド10の車両前方側には、ラジエータやコンデンサ等の熱交換器12が配置され、これによって、ファン本体2と熱交換器12が対面した状態で配置される。
その他、図示を省略するが、モータは、その後端部の外周上の3箇所に設けられたフランジがモータファンシュラウド10のファン固定部にボルト締結されることによりモータファンシュラウド10に対して固定される。
次に、作用を説明する。
このように構成されたモータファン1は、図4に示すように、モータ8を駆動させてファン本体2を回転させることにより、熱交換器12の車両前方側の空気を吸引して空気流(破線矢印で図示)を発生させた後、ファンリング部11から車両後方のエンジン側へ排出することにより、ファンとして機能する。
このように構成されたモータファン1は、図4に示すように、モータ8を駆動させてファン本体2を回転させることにより、熱交換器12の車両前方側の空気を吸引して空気流(破線矢印で図示)を発生させた後、ファンリング部11から車両後方のエンジン側へ排出することにより、ファンとして機能する。
この際、各ブレード5におけるボス部4と導風リング部7との間を通過する空気流X1は、導風リング部7によってモータ8へ向かう空気流に変化してモータ8に当たり、これによってモータ8を冷却できる。
従って、本実施例1では、導風リング部7によって空気流X1をモータ8へ積極的に導風でき、これによって、モータ8を確実に冷却してモータ8の小型化及び耐久性の向上を実現できる。
また、モータ8の内部に設けられたマグネットの温度上昇による磁力低下も防止できるため、同サイズのモータでより大きな入力を許容でき、風量の増大を実現できる。
また、モータ8の内部に設けられたマグネットの温度上昇による磁力低下も防止できるため、同サイズのモータでより大きな入力を許容でき、風量の増大を実現できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1のモータファンのモータ冷却構造にあっては、モータ8と、モータ8の回転軸9に固定された略有底円筒状のボス部4と、ボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレード5を備えるモータファンのモータ冷却構造において、モータ8へ向かう空気流を形成する導風手段を備えるため、ブレード5を通過する空気流X1でモータ8を十分に冷却でき、モータ8の小型化及び耐久性の向上を実現できる。
以上、説明したように、本実施例1のモータファンのモータ冷却構造にあっては、モータ8と、モータ8の回転軸9に固定された略有底円筒状のボス部4と、ボス部4の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレード5を備えるモータファンのモータ冷却構造において、モータ8へ向かう空気流を形成する導風手段を備えるため、ブレード5を通過する空気流X1でモータ8を十分に冷却でき、モータ8の小型化及び耐久性の向上を実現できる。
また、導風手段を、各ブレード5同士を結合し、且つ、空気流X1の下流側へ向かって縮径するリング状の導風リング部7としたため、簡便な構造でもって空気流X1をモータ8へ積極的に導風できる。
以下、実施例2を説明する。
なお、本実施例2において実施例1と同一構成部材については同一の符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図5は本発明の実施例2のモータファンのモータ冷却構造が採用されたファン本体を示す正面図、図6は同斜視図、図7は図5のS7−S7線における断面図(一部省略)、図8は本実施例2のモータファンの車両搭載時を説明する図であり、作用を説明する図である。
図5〜7に示すように、本実施例2では、各ブレード5の長手方向略中間部同士を結合する同径の補強リング部20が形成される他、各ブレード5におけるボス部4との付け根から補強リング部20の間に車両後方側へ向かって傾斜する導風部21が形成されている点が実施例1と異なる。
なお、本実施例2において実施例1と同一構成部材については同一の符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図5は本発明の実施例2のモータファンのモータ冷却構造が採用されたファン本体を示す正面図、図6は同斜視図、図7は図5のS7−S7線における断面図(一部省略)、図8は本実施例2のモータファンの車両搭載時を説明する図であり、作用を説明する図である。
図5〜7に示すように、本実施例2では、各ブレード5の長手方向略中間部同士を結合する同径の補強リング部20が形成される他、各ブレード5におけるボス部4との付け根から補強リング部20の間に車両後方側へ向かって傾斜する導風部21が形成されている点が実施例1と異なる。
また、ボス部4の前端が、補強リング部20及びリング部6の前端よりも車両前方側に配置されることにより、各ブレード5の導風部21をより車両後方側へ傾斜させた状態で設けることができるようになっている。
また、各ブレード5における補強リング部20とリング部6との間は、実施例1と同様に形成されている。
従って、図8に示すように、各ブレード5におけるボス部4と補強リング部20との間を通過する空気流X2は、導風部21によってモータ8へ向かう空気流に変化してモータ8に当たり、これによってモータ8を冷却できるという効果を得られる。
即ち、各ブレード5の導風部21は、空気流X2をモータ8へ導くのに最適な形状及び傾斜角度を有して設けられている。
また、補強リング部20は、導風部21によって剛性が低下した各ブレード5の長手方向略中間部同士を結合して補強する役目を果たしている。
従って、本実施例2の発明では、導風手段を、各ブレード5におけるボス部4との付け根から補強リング部20の間に形成され、且つ、空気流X2の下流側へ向かって傾斜した導風部21としたため、より多くの空気流X2をモータ8に導風でき、好適となる。
なお、補強リング部20は実施例1で説明した導風リング部7を採用しても良いし、ブレード5の厚みを増やして補強すれば省略することもできる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、本実施例では各ブレード5の先端部同士をリング部6で結合した所謂リングファンを採用したが、リング部6を省略した一般的なファンとしても良い。
例えば、本実施例では各ブレード5の先端部同士をリング部6で結合した所謂リングファンを採用したが、リング部6を省略した一般的なファンとしても良い。
また、ブレード5の形成数やピッチ間隔等は適宜設定できる。同様に、導風リング部7(導風リング20)の径(形成位置)についても適宜設定できる。
X1、X2 空気流
1 モータファン
2 ファン本体
3 固定孔
4 ボス部
5 ブレード
6 リング部
7 導風リング部
8 モータ
9 回転軸
10 モータファンシュラウド
11 ファンリング部
12 熱交換器
13 フランジ
20 導風リング部
21 導風部
1 モータファン
2 ファン本体
3 固定孔
4 ボス部
5 ブレード
6 リング部
7 導風リング部
8 モータ
9 回転軸
10 モータファンシュラウド
11 ファンリング部
12 熱交換器
13 フランジ
20 導風リング部
21 導風部
Claims (3)
- モータと、
前記モータの回転軸に固定された略有底円筒状のボス部と、
前記ボス部の外周部から径方向外側へ突出した複数のブレードを備えるモータファンのモータ冷却構造において、
前記モータへ向かう空気流を形成する導風手段を備えることを特徴とするモータファンのモータ冷却構造。 - 請求項1記載のモータファンのモータ冷却構造において、
前記導風手段を、各ブレード同士を結合し、且つ、空気流の下流側へ向かって縮径するリング状の導風リング部としたことを特徴とするモータファンのモータ冷却構造。 - 請求項1または2記載のモータファンのモータ冷却構造において、
前記各ブレードの長手方向略中間部同士を結合する補強リング部を形成し、
前記導風手段を、各ブレードにおけるボス部との付け根から補強リング部の間に形成され、且つ、空気流の下流側へ向かって傾斜した導風部としたことを特徴とするモータファンのモータ冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006242203A JP2008064011A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | モータファンのモータ冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008064011A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015104731A1 (ja) * | 2014-01-07 | 2015-07-16 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
CN106762828A (zh) * | 2017-01-19 | 2017-05-31 | 梁耀文 | 风机扇叶环形多级叶片结构 |
CN108488099A (zh) * | 2018-03-28 | 2018-09-04 | 联想(北京)有限公司 | 风扇及电子设备 |
CN114526253A (zh) * | 2022-04-24 | 2022-05-24 | 佛山市南海九洲普惠风机有限公司 | 小型锅炉引风机 |
DE102016007651B4 (de) | 2015-06-29 | 2024-05-02 | Fanuc Corporation | Numerische Steuerung mit Funktion zur automatischen Auswahl eines Speicherungsziels für ein Bearbeitungsprogramm |
-
2006
- 2006-09-07 JP JP2006242203A patent/JP2008064011A/ja active Pending
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